JP6662196B2 - 乗物用シートのバックフレーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、飛行機、船、電車等の乗物に搭載される乗物用シートのバックフレーム構造に関する。
乗物用シートのバックフレーム構造の1つとして、シートバックの骨格となる枠形状のバックフレームを形成するに当たり、サイドフレームの上端部間にアッパフレームを架け渡し状に連結する構造が下記特許文献1に記載されている。このバックフレームは、3点式シートベルト内蔵型の乗物用シート用のものである。特許文献1に記載されたバックフレーム構造においては、シートベルトから印加される荷重に対抗すべくアッパフレームを横断面が略矩形状の閉断面として、上下方向にあけた貫通孔にヘッドレストサポートを保持するホルダを配設している。すなわち、アッパフレームの全体を閉断面としてねじり剛性を確保している。
特開2015−101285号公報
上述の構造においては、アッパフレームが軽合金の押出し成形等により形成された全体が閉断面の部材であるため所定のねじり剛性を確保するために必要でない部分においても一部の面部を省くことができず軽量化が図りにくいという問題があった。そこで、全体が閉断面のアッパフレームに軽減孔をあけるという方法も考えられるがそれは加工工程が増加してコスト増につながりがちであった。
このような問題に鑑み本発明の課題は、閉断面部を有するアッパフレームを備えた乗物用シートのバックフレーム構造において、ねじり剛性を確保しながら重量の増加を抑制できる構造を提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シートのバックフレーム構造であって、上下方向に延びる一対のサイドフレームと、該サイドフレームの上端部側の間を架け渡し状に連結するアッパフレームと、を有し、該アッパフレームが、下方に開口する略逆U字状の横断面を有する本体部と、該本体部の横断面における開口端部側のうち少なくとも一部を塞ぐように取付けられた蓋部材と、を有することを特徴とする。
第1発明によれば、アッパフレームが、下方に開口する略逆U字状の横断面を有する本体部に対し、本体部の横断面における開口端部側のうち少なくとも一部を塞ぐように蓋部材が取付けられて形成されている。これによって、アッパフレームは所定のねじり剛性を確保するのに必要な部分にのみ蓋部材を取付ければよいので全体を閉断面にする場合に比べて軽量化を図ることができる。すなわち、アッパフレームのねじり剛性を確保しながらバックフレーム重量の増加を抑制できる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記蓋部材は前記アッパフレームに対するヘッドレストサポートの取付部に配設されて、該取付部における前記本体部と前記蓋部材には、前記ヘッドレストサポートが挿入されて支持される貫通孔が形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、ヘッドレストサポートの取付部に蓋部材が配設されているので、蓋部材はアッパフレームのねじり剛性確保だけでなく、ヘッドレストサポートの支持強度確保にも寄与する。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記ヘッドレストサポートは前記貫通孔の周縁部に固定された筒状のホルダに対して取付けられていることを特徴とする。
第3発明によれば、ヘッドレストサポートは所定の長さに渡り筒状のホルダで支持されるのでアッパフレームによるヘッドレストサポートの支持強度が高まる。
本発明の第4発明は、上記第3発明において、前記ホルダは前記蓋部材又は前記本体部に一体的に形成されていることを特徴とする。
第4発明によれば、アッパフレームの組み付けにおいて、本体部に対して蓋部材を取付けるだけでよいので組付け作業性がよい。
本発明の第5発明は、上記第2発明ないし上記第4発明のいずれかにおいて、前記本体部及び/又は前記蓋部材の前記貫通孔の前記周縁部に前記ヘッドレストサポート又は前記ホルダを支持する上下方向に延びる立ち壁部が設けられていることを特徴とする。
第5発明によれば、立ち壁部をホルダとして使用しホルダの使用を止めることで軽量化及び部品点数の削減を図ることもできるし、ホルダを使用する場合においてはホルダの支持強度を高められる。
本発明の第6発明は、上記第1発明ないし上記第5発明のいずれかにおいて、前記本体部及び/又は前記蓋部材は、繊維強化複合樹脂製又は軽合金製であることを特徴とする。
第6発明によれば、上記第1発明ないし上記第5発明のいずれかの作用効果に加えて、本体部及び/又は蓋部材は、繊維強化複合樹脂製又は軽合金製であるのでさらに軽量化を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかるバックフレームの斜視図である。 上記実施形態のバックフレームの分解斜視図である。 図1のIII−III矢視線端面図である。 図1のIV−IV矢視線端面図である。 図1のV−V矢視線端面図である。 図5のVI−VI矢視線端面図である。 図5のVII−VII矢視線端面図である。
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は、自動車用シートのバックフレーム(以下、単にバックフレームという)に本発明を適用した例である。各図中、矢印によりバックフレームを取付けた自動車用シートを自動車のフロアに取付けた時の自動車及び自動車用シートの各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1および図2に示すように、本実施形態のバックフレーム10は、シートベルト内蔵タイプの自動車用シートのバックフレームであってシートベルト装置のウェビング巻取り装置(図示しない)を取付け可能なものである。バックフレーム10は、上下方向に延びる右サイドフレーム11と、上下方向に延びる左サイドフレーム12と、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の上端部側同士を連結するアッパフレーム13と、下端部側同士を連結するロアフレーム14と、を有する。ここで、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12が、特許請求の範囲の「サイドフレーム」に相当する。
右サイドフレーム11は、図3に示す断面形状を有するアルミニウム合金の押出し材をベースに作られている。図3において、右サイドフレーム11の横断面は変形七角形をしており、右側面部11aと、左側面部11bと、前面部11cと、後面部11dと、前左面取り部11eと、後左面取り部11fと、後右面取り部11gと、を有する。右側面部11aと左側面部11bとは、シート前後方向に対してわずかに左方(シート内側方向)に傾いて互いに平行に延びている。前面部11cと後面部11dとは、シート左右方向に対してわずかに後方に傾いて互いに平行に延びている。前左面取り部11eは、前面部11cの左端部と左側面部11bの前端部とを結んで延びる部分であり、左側面部11bに対して約45度の傾き角度を有している。後左面取り部11fは、後面部11dの左端部と左側面部11bの後端部とを結んで延びる部分であり、左側面部11bに対して約30度の傾き角度を有している。後右面取り部11gは、後面部11dの右端部と右側面部11aの後端部とを結んで延びる部分であり、右側面部11aに対して約5度の傾き角度を有している。
左サイドフレーム12は、図3に示す断面形状を有するアルミニウム合金の押出し材をベースに作られている。図3において、左サイドフレーム12の横断面は変形七角形をしており、左側面部12aと、右側面部12bと、前面部12cと、後面部12dと、前右面取り部12eと、後右面取り部12fと、後左面取り部12gと、を有する。左側面部12aと右側面部12bとは、シート前後方向に対してわずかに右方(シート内側方向)に傾いて互いに平行に延びている。前面部12cと後面部12dとは、シート左右方向に対してわずかに後方に傾いて互いに平行に延びている。前右面取り部12eは、前面部12cの右端部と右側面部12bの前端部とを結んで延びる部分であり、右側面部12bに対して約45度の傾き角度を有している。後右面取り部12fは、後面部12dの右端部と右側面部12bの後端部とを結んで延びる部分であり、右側面部12bに対して約30度の傾き角度を有している。後左面取り部12gは、後面部12dの左端部と左側面部12aの後端部とを結んで延びる部分であり、左側面部12aに対して約5度の傾き角度を有している。
図3に示すように、右サイドフレーム11の横断面形状の外形線と左サイドフレーム12の横断面形状の外形線とは、バックフレーム10の左右方向中心線CLに関して線対称の関係にある。また、右サイドフレーム11の右側面部11a及び左側面部11bの肉厚と、左サイドフレーム12の左側面部12a及び右側面部12bの肉厚と、はほぼ等しい。一方、右サイドフレーム11の前面部11c及び後面部11dの肉厚は、左サイドフレーム12の前面部12c及び後面部12dの肉厚のほぼ2倍程度である。これは、右サイドフレーム11の上部にシートベルトをガイドするベルトガイド部23bが配設され左サイドフレーム12よりも前後方向に大きな曲げ荷重が印加されるのに対抗するため断面二次モーメントが大きくなるように形成されているためである。図1及び図2に示すように、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12は、一定断面の押出し材が上下方向の中央部付近で前方に向って凸形状となるように折り曲げられて形成されている。また、右サイドフレーム11の下端部側には、鉄製のプレス部品であるアッパアーム15が取付けられている。アッパアーム15は、2部品が最中状に組み合わされて1部品として形成された部品で、その上側部は水平方向の断面の内形線が右サイドフレーム11の横断面形状の外形線に対応するようにサイドフレーム連結部15aとして形成されている。また、その下側部は平板状のリクライナ連結部15bとして形成されリクライナ連結孔15b1が設けられている。右サイドフレーム11の下端部側をアッパアーム15のサイドフレーム連結部15aに挿入した状態で、4本のリベットRで締結されて連結されている。左サイドフレーム12の下端部側には前面部12cが前方に向って押し広げられるとともに左側面部12aにリクライナを取付けるリクライナ連結孔12a1が設けられたリクライナ連結部12hが形成されている。
図1、図2、図4〜図7に示すように、アッパフレーム13は下方に向って開口した横断面が略逆U字状の本体部20と、本体部20の下方開口側の中央部に開口を覆うように取付けられる蓋部材30と、を有する。本体部20は、積層した複数枚のカーボン繊維織物をエポキシ樹脂のマトリクス樹脂で固めた繊維強化複合樹脂成形品であり、前壁部21、後壁部22、上壁部23、右壁部24、左壁部25を有する。
上壁部23は、左右方向中央に位置する中央部23aと、右端部側に位置するベルトガイド部23bと、左端部側に位置する台座部23cと、を有する。中央部23aは、バックフレーム10がクッションフレームの後部に対して起立した標準状態において略水平方向であって、後述するホルダ部32に対して略垂直な方向に延びている面部である。中央部23aには、左右方向中心面に関して左右対称な位置に一対のホルダ挿入孔23dが上下方向に貫通して設けられている。ホルダ挿入孔23dの周縁部の中央部23aには、主としてホルダ部32の前面部側を支持する前立ち壁部23d1が下方に向けて立設され、主としてホルダ部32の後面部側を支持する後立ち壁部23d2が上方に向けて立設されている。詳しくは、前立ち壁部23d1は、ホルダ挿入孔23dの周縁部の前辺部から両側辺部にかけて上面視で略U字状に配設され、後立ち壁部23d2は、ホルダ挿入孔23dの周縁部の後辺部から両側辺部にかけて上面視で略U字状に配設されている。ベルトガイド部23bは、上方に向かって***した左右方向に右下方に向かって傾斜する稜線を有する山形の部分である。ベルトガイド部23bは、シートバック内部に配設されたウェビング巻取り装置(図示せず)から繰り出されたシートベルト装置のウェビング(図示せず)をバックフレーム10の背面から着座乗員の上体前面に向けてガイドする機能を果たす。台座部23cは、中央部23aに対しわずかに上方に向かって***した台状の部分でシートバックの肩部の形状を形成するためのものである。ここで、ホルダ挿入孔23dが、特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。また、前立ち壁部23d1と後立ち壁部23d2が、特許請求の範囲の「立ち壁部」に相当する。
前壁部21は、上壁部23の中央部23aに対して鈍角をなして前下方に向って延びている。また、前壁部21は、アッパフレーム13を右サイドフレーム11及び左サイドフレーム12に連結したとき、右サイドフレーム11及び左サイドフレーム12の上部において前面部11c及び前面部12cとほぼ平行になるように延びている。前壁部21の下端部には、端末部の剛性を高めるための厚肉部21aが設けられている。後壁部22は、アッパフレーム13を右サイドフレーム11及び左サイドフレーム12に連結したとき、右サイドフレーム11及び左サイドフレーム12の上部において後面部11d及び後面部12dとほぼ平行になるように延びている。すなわち、前壁部21と後壁部22とは、互いに略平行に前下方に向って延びている。後壁部22において、上壁部23の中央部23aに対応する部分においては、その下側部が上壁部23に対して略垂直に下方に向って延びて後述する蓋部材30の後壁面部31cを連結する連結面部22bが形成されている。後壁部22の下端部には、端末部の剛性を高めるための厚肉部22aが設けられている。上壁部23、前壁部21、後壁部22の右側端部は右壁部24で連結され、上壁部23、前壁部21、後壁部22の左側端部は左壁部25で連結されて、下方に開口した略箱状の本体部20として形成されている。
図2、図4〜図7に示すように、蓋部材30はアルミニウムのダイキャスト成形品である。蓋部材30は、上面視で略矩形状のベース部31と、ベース部31の左右端部後側に立設された一対の角筒状のホルダ部32と、を有する。ベース部31は、上壁面部31aと、前壁面部31bと、後壁面部31cと、を有する。上壁面部31aには、左右方向中央部に凹面部31a1が設けられ、凹面部31a1の左右両側にはそれぞれ台状に***した凸面部31a2が設けられている。凸面部31a2の後側にはホルダ部32が立設されホルダ部32の内筒部分は上下に貫通してヘッドレストサポート40を差込可能とされている。ホルダ部32の前面部と凸面部31a2との間にはホルダ部32を凸面部31a2に対して安定して保持するための筋交い壁32aが設けられている。ここで、ホルダ部32が、特許請求の範囲の「ホルダ」に相当する。
図2、図4〜図7に示すように、蓋部材30は一対のホルダ部32の上端部側を本体部20の一対のホルダ挿入孔23dに、それぞれ下方から挿入した状態で本体部20に対し組み付けられる。具体的には、ホルダ部32の上端部から上下方向長さの1/3程度が中央部23aの上面から露出した状態で本体部20の前壁部21の下端部側と蓋部材30の前壁面部31bとを当接させて2本のリベットRで締結固定する。また、同一の状態で、本体部20の後壁部22の連結面部22bと蓋部材30の後壁面部31cとを当接させて2本のリベットRで締結固定する。これによって、本体部20の上壁部23の中央部23aに対応する前壁部21及び後壁面部31cに対して蓋部材30が固定され、その部分が閉断面構造となる。このとき、蓋部材30の一対のホルダ部32は、それぞれ本体部20の前立ち壁部23d1と後立ち壁部23d2によって、主として前後から支持される。
図1及び図2に示すように、ロアフレーム14は前面視で略U字状をしており、積層した複数枚のカーボン繊維織物をエポキシ樹脂のマトリクス樹脂で固めた繊維強化複合樹脂成形品である。ロアフレーム14は、メイン部14aと、メイン部14aの右側に配設され右サイドフレーム11の下端部側及びアッパアーム15との連結部である右連結部14bと、左サイドフレーム12の下端部側との連結部である左連結部14cと、を有する。メイン部14aには図示しないリブが設けられて剛性が高められている。右連結部14bは、水平面で切った断面が前方に開口する略U字状に形成され、右サイドフレーム11の後右面取り部11g、後面部11d、後左面取り部11fにそれぞれ対応する右面部14b1、後面部14b2、左面部14b3を有する。左連結部14cは、水平面で切った断面が前方に開口する略U字状に形成され、左サイドフレーム12の後左面取り部12g、後面部12d、後右面取り部12fにそれぞれ対応する左面部14c1、後面部14c2、右面部14c3を有する。
図1〜図3、図7に示すように、右サイドフレーム11と左サイドフレーム12の上端部側には、上方からアッパフレーム13が被せつけられる。この状態で、アッパフレーム13の右壁部24と、左壁部25とが、それぞれ、右サイドフレーム11の右側面部11a及び後右面取り部11gと、左サイドフレーム12の左側面部12a及び後左面取り部12gとに当接されて4本のリベットRで締結固定される。次に、右サイドフレーム11の下端部側にはアッパアーム15が取付けられた状態で、後方からロアフレーム14の右連結部14bが被せつけられ、右サイドフレーム11の後右面取り部11gとロアフレーム14の右面部14b1とが当接されて4本のリベットRで締結固定される。また、同一の状態で、右サイドフレーム11の後左面取り部11fとロアフレーム14の左面部14b3とが当接されて3本のリベットRで締結固定される。次に、左サイドフレーム12の下端部側には後方からロアフレーム14の左連結部14cが被せつけられ、左サイドフレーム12の後左面取り部12gとロアフレーム14の左面部14c1とが当接されて3本のリベットRで締結固定される。また、同一の状態で、左サイドフレーム12の後右面取り部12fとロアフレーム14の右面部14c3とが当接されて3本のリベットRで締結固定される。これによって、左サイドフレーム12、右サイドフレーム11、アッパフレーム13、ロアフレーム14が連結されて前面視で略矩形状のバックフレーム10が形成される。なお、バックフレーム10はアッパアーム15のリクライナ連結部15bと、左サイドフレーム12のリクライナ連結部12hと、がそれぞれリクライナ(図示せず)を介してシートクッションフレーム(図示せず)の後端部側に取付けられる。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。アッパフレーム13が、下方に開口する略逆U字状の横断面を有する本体部20の開口端部側の一部である上壁部23の中央部23aに対応する部分に蓋部材30が取付けられて形成されている。これによって、アッパフレーム13は所定のねじり剛性を確保するのに必要な部分にのみ蓋部材30が取付けられているので、左右方向の全体に渡って蓋部材を取付け閉断面にする場合に比べて軽量化を図ることができる。すなわち、アッパフレーム13のねじり剛性を確保しながらバックフレーム10の重量増加を抑制できる。また、蓋部材30にヘッドレストサポート40を支持するホルダ部32が一体形成されるとともにホルダ部32の上端部側が本体部20のホルダ挿入孔23dに挿入されて支持されている。これによって、蓋部材30はアッパフレーム13のねじり剛性を確保だけでなく、ホルダ部32の支持強度確保を通じてヘッドレストサポート40の支持強度確保にも寄与する。また、蓋部材30にホルダ部32が一体形成されているのでアッパフレーム13に別途ホルダを取付ける場合に比べて組付け作業性がよい。さらに、本体部20のホルダ挿入孔23dの周縁部には前立ち壁部23d1と後立ち壁部23d2が設けられているのでさらにホルダ部32の支持強度が高められる。加えて、アッパフレーム13の本体部20は、カーボン繊維強化複合樹脂製であり、蓋部材30はアルミニウム製であるのでさらに軽量化を図ることができる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態では、アッパフレーム13において本体部20の上壁部23の中央部23aに対応する部分に蓋部材30を取付けた。しかし、これに限らず、アッパフレーム13に要求されるねじり剛性の大きさに合わせてこれより左右方向の長さが短いものとしてもよいし長いものとしてもよい。また、複数に分離されていてもよい。
2.上記実施形態では、ホルダ部32を蓋部材30に一体形成したが、これに限らず、別体として本体部20及び蓋部材30に設けた貫通孔に通して連結するように構成してもよい。また、本体部20及び/又は蓋部材30に設けた貫通孔の周縁部に筒状の立ち壁部を形成してホルダ部32の代替とすることもできる。
3.上記実施形態では、本体部20を繊維強化複合樹脂製とし蓋部材30をアルミニウム製とした。しかし、これに限らず、本体部20をアルミニウムやマグネシウム等の軽合金製としてもよいし、蓋部材30をカーボンやガラス等の繊維強化複合樹脂製としてもよい。さらに、本体部20、蓋部材30とも鉄製にすることも妨げられない。
4.上記実施形態では、本発明を自動車のシートに適用したが、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
10 バックフレーム
11 右サイドフレーム(サイドフレーム)
12 左サイドフレーム(サイドフレーム)
13 アッパフレーム
20 本体部
23d ホルダ挿入孔(貫通孔)
23d1 前立ち壁部(立ち壁部)
23d2 後立ち壁部(立ち壁部)
30 蓋部材
32 ホルダ部(ホルダ)
40 ヘッドレストサポート

Claims (3)

  1. 乗物用シートのバックフレーム構造であって、
    上下方向に延びる一対のサイドフレームと、該サイドフレームの上端部側の間を架け渡し状に連結するアッパフレームと、を有し、
    該アッパフレームが、下方に開口する略逆U字状の横断面を有する本体部と、該本体部の横断面における開口端部側のうち少なくとも一部を塞ぐように取付けられた蓋部材と、を有しており、
    前記蓋部材は前記アッパフレームに対するヘッドレストサポートの取付部に配設されて、該取付部における前記本体部と前記蓋部材には、前記ヘッドレストサポートが挿入されて支持される貫通孔が形成されており、
    前記ヘッドレストサポートは前記貫通孔の周縁部に固定された筒状のホルダに対して取付けられており、
    前記本体部における前記周縁部の前側には前記ホルダを支持する下方向に延びる前立ち壁部が設けられており、
    前記本体部における前記周縁部の後側には前記ホルダを支持する上方向に延びる後立ち壁部が設けられている乗物用シートのバックフレーム構造。
  2. 請求項1において、前記ホルダは前記蓋部材に一体的に形成されている乗物用シートのバックフレーム構造。
  3. 請求項1又は請求項2において、前記本体部及び/又は前記蓋部材は、繊維強化複合樹脂製又は軽合金製である乗物用シートのバックフレーム構造。


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