JP6627592B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、台紙に付箋の貼り付けを行うと新着付箋としての表示を行う場合にあって、その新着付箋の状態が変化したにもかかわらず新着付箋としての表示を続けることを抑制するようにした情報処理装置を提供することを課題とし、情報処理装置の受付手段は、台紙に貼り付ける付箋を示す付箋情報を受け付け、表示手段は、前記受付手段によって受け付けられた付箋情報を新着付箋として台紙上に表示し、検知手段は、前記新着付箋の状態が変化したことを検知し、変更手段は、前記検知手段によって検知された新着付箋の表示を非新着付箋の表示へと変更させることが開示されている。
特許文献2には、第1の端末から送信されてきた第1の付箋情報を、第2の端末における台紙に貼り付ける処理を行うにあたって、有効とした作業用領域内に第1の付箋情報が送られてきたことを示すようにした情報処理装置を提供することを課題とし、情報処理装置の第1の受付手段は、第1の端末から、少なくとも第1の付箋情報を受け付け、第2の受付手段は、付箋情報を台紙に貼り付ける処理を行うための操作を受け付ける第2の端末から、第1の付箋情報を貼り付けるための作業を行う領域である作業用領域を有効とするための操作を受け付け、作成手段は、第2の受付手段が作業用領域を有効とする操作を受け付けた場合は、作業用領域に第1の付箋情報を貼り付けたことを示す画像を表示するための表示情報を作成することが開示されている。
特許文献3には、多拠点間で物理付箋と電子付箋を用いて情報共有する場合、電子付箋で表示している端末側で電子付箋を更新すると、物理付箋で表示している端末側は同期できないことを課題とし、クライアント端末であって、物理付箋の情報を取得して当該物理付箋に対応する電子付箋を生成する、もしくはユーザーから入力された情報にしたがって電子付箋を生成する生成手段と、他のクライアント端末と通信し、電子付箋の同期を行うデータ同期手段と、電子付箋を表示部により表示させる表示手段と、電子付箋に対応する物理付箋と自クライアント端末とが同じ拠点に位置するか否かを判定する判定手段とを有し、前記表示手段は、前記判定手段により電子付箋に対応する物理付箋と自クライアント端末とが同じ拠点に位置しないと判定した場合、当該電子付箋に対する操作を許可しない旨を前記表示部により表示させることが開示されている。
特開2015−087789号公報 特開2014−222435号公報 特開2014−119924号公報
前述の特許文献に記載の技術では、電子付箋(電子カード等ともいわれる。以下、単に付箋という)に記入した後に、その付箋を台紙に貼り付けることが行われている。
ところで、会合の進め方又は参加者の思考によっては、付箋の位置を確保した上で、付箋の記入を行いたい場合がある。しかし、付箋の位置を確保した際と実際に貼り付ける際とで周囲の状況が異なった場合は、その位置がふさわしいとは限らない。
そこで、本発明は、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置を指定した場合に、指定された際と貼り付ける際の他の付箋の状態を比較して、警告を提示するようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、画面に表示される台紙、付箋の処理を行う情報処理装置であって、台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段を有し、前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍における他の第2の付箋が、前記貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したことである、情報処理装置である。
請求項2の発明は、画面に表示される台紙、付箋の処理を行う情報処理装置であって、台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段を有し、前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍になかった第2の付箋が、前記貼り付ける際においてあることである、情報処理装置である。
請求項3の発明は、画面に表示される台紙、付箋の処理を行う情報処理装置であって、台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段を有し、前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置に付箋を貼り付けたならば、該付箋と重なる第2の付箋が、前記貼り付ける際では重ならないことである、情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記指定を行う操作者と前記第2の付箋に対する操作を行った操作者とは異なる者である、請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、画面に表示される台紙、付箋の処理を行うコンピュータを、台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段として機能させ、前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍における他の第2の付箋が、前記貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したことである、情報処理プログラムである。
請求項6の発明は、画面に表示される台紙、付箋の処理を行うコンピュータを、台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段として機能させ、前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍になかった第2の付箋が、前記貼り付ける際においてあることである、情報処理プログラムである。
請求項7の発明は、画面に表示される台紙、付箋の処理を行うコンピュータを、台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段として機能させ、前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置に付箋を貼り付けたならば、該付箋と重なる第2の付箋が、前記貼り付ける際では重ならないことである、情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置を指定した場合に、指定された際と貼り付ける際の他の付箋の状態を比較して、警告を提示することができる。また、予め定められた条件として、指定された際の位置の近傍における他の第2の付箋が、貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したことを用いることができる。
請求項2の情報処理装置によれば、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置を指定した場合に、指定された際と貼り付ける際の他の付箋の状態を比較して、警告を提示することができる。また、予め定められた条件として、指定された際の位置の近傍になかった第2の付箋が、貼り付ける際においてあることを用いることができる。
請求項3の情報処理装置によれば、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置を指定した場合に、指定された際と貼り付ける際の他の付箋の状態を比較して、警告を提示することができる。また、予め定められた条件として、指定された際の位置に付箋を貼り付けたならば、その付箋と重なる第2の付箋が、貼り付ける際では重ならないことを用いることができる。
請求項4の情報処理装置によれば、指定を行う操作者とは異なる操作者が第2の付箋に対する操作を行った場合にも対応することができる。
請求項5の情報処理プログラムによれば、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置を指定した場合に、指定された際と貼り付ける際の他の付箋の状態を比較して、警告を提示することができる。また、予め定められた条件として、指定された際の位置の近傍における他の第2の付箋が、貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したことを用いることができる。
請求項6の情報処理プログラムによれば、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置を指定した場合に、指定された際と貼り付ける際の他の付箋の状態を比較して、警告を提示することができる。また、予め定められた条件として、指定された際の位置の近傍になかった第2の付箋が、貼り付ける際においてあることを用いることができる。
請求項7の情報処理プログラムによれば、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置を指定した場合に、指定された際と貼り付ける際の他の付箋の状態を比較して、警告を提示することができる。また、予め定められた条件として、指定された際の位置に付箋を貼り付けたならば、その付箋と重なる第2の付箋が、貼り付ける際では重ならないことを用いることができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態が使用される会議室等の例と、共有付箋情報処理装置、電子付箋端末の使用例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 台紙情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 履歴テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である電子付箋制御装置100と電子付箋端末150は、会合において用いられる付箋に関する処理を行うものであって、図1の例に示すように、電子付箋制御装置100と電子付箋端末150は通信回線199によって接続されている。
電子付箋制御装置100は、具体的には、付箋を用いて、ファシリテーター(一般的には1人)と複数人の参加者によって行われる会合(ワークショップ、会議、アイデア抽出会、検討会等)で利用される。参加者は参加者用端末としての電子付箋端末150を用いて、アイデア等が記載された付箋を作成する。一般的に、図3の例に示すように、電子付箋端末150として、各参加者が所持する電子付箋端末150A、電子付箋端末150B等(以下、代表して電子付箋端末150という)のように複数ある。そして、電子付箋制御装置100は、電子付箋端末150から付箋を受け取って、台紙(又は背景)上にその付箋を貼り付ける。ファシリテーターは電子付箋制御装置100の表示装置である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋の位置を決定又は変更したり、付箋をまとめたり(第1の付箋と第2の付箋を関連付けること、グループ形成等ともいわれる)、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。なお、本実施の形態において、参加者には、ファシリテーターを含む。
一般に、記入が済んだ付箋を台紙に貼り付けることが行われる。つまり、付箋の記入が先に行われ、台紙への貼り付けはその後である。
しかし、会合の進め方又は参加者の思考によっては、付箋の貼り付け位置を確保した上で、付箋の記入を行いたい場合がある。例えば、ある付箋Aの内容によって刺激を受けて発想した場合に、時間を要する記入よりも先に、その付箋Aに近い位置に貼り付けたい付箋Bがあることを表明したい場合がある。つまり、付箋Aと付箋B(ただし未記入の状態である付箋)を関連付けておきたい場合である。例えば、付箋Aが移動させられてしまい(実際、付箋が貼り付けられた後に、移動させられることは頻繁に発生する)、付箋Bを記入した後では、移動後の付箋Aの位置を探さなければならないというような場合が発生するからである。このような場合、付箋B自体は記入がされていない状態であるが、付箋Bの貼り付け位置だけを確保したいということになる。
また、記入が済んだ付箋を台紙に貼り付けることのみを許す付箋システム(つまり、付箋を貼り付ける位置を決める操作とその付箋を実際に貼る付ける処理を同時に行うことだけができる付箋システム)では、ファシリテーターにとっては、実際に以下のような要望がある。なお、メインファシリテーター、サブファシリテーターがいるとする。そして、メインファシリテーターは、参加者から送られてくる付箋を整理することを行い、サブファシリテーターは、付箋の内容を理解しながら、幾つかの付箋を代表するグループ付箋を作成し、適切な位置に貼り付けることを行っている。
参加者同士の話の流れに合わせてタイミングよく台紙に付箋を貼り付けたいが、そのような付箋システムでは、付箋を書いて送信して台紙上で位置を決定する必要があるので、付箋を書いた状態で端末(電子付箋端末150に相当)に蓄積する必要がある。一方、付箋を書いたその場で貼り付け位置を決めないと、付箋作成者は「付箋を何処に貼るか」を覚えておく必要があり、そのような付箋が複数枚できると混乱してしまう。このため、付箋の作成と貼り付け位置を決める作業はその場でしたいという要望がある。なお、ここでの付箋の作成とは、新規な付箋(白紙付箋)の作成であって、内容の記載(付箋の完成)までは含めなくてもよい。
電子付箋制御装置100は、データ送受信モジュール105、共有画面表示モジュール110、付箋操作処理モジュール115、共有画面付箋制御モジュール120、共有画面操作履歴記録モジュール125、近傍付箋判定モジュール130、付箋移動判定モジュール135を有している。電子付箋制御装置100は、付箋を貼り付ける位置を決める操作(予約)と、その付箋を実際に貼る付ける処理は、別個に行うことができるものである。そのため、予約から実際に貼る付ける処理までの期間が発生し、その期間内に、元の付箋の移動等が行われる可能性がある。つまり、予約した時点の台紙上の付箋の状況と実際に貼る付ける時点の付箋の状況が異なることがあり得る。
データ送受信モジュール105は、共有画面付箋制御モジュール120と接続されており、また、通信回線199を介して電子付箋端末150のデータ送受信モジュール155と接続されている。データ送受信モジュール105は、電子付箋端末150との通信を行う。例えば、電子付箋端末150から付箋に関する情報、付箋の貼り付け位置の予約等を受け付ける。例えば、付箋に関する情報として、付箋情報テーブル600を受け付ける。図6は、付箋情報テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル600は、付箋ID欄610、貼付位置欄615、サイズ欄620、作成日時欄625、作成者欄630、貼付日時欄635、色欄640、枠線形状欄645、枠線色欄650、枠線太さ欄655、所属グループ欄660、内容種別欄665、内容欄670を有している。付箋ID欄610は、付箋を、本実施の形態において一意に識別するための情報(付箋ID:IDentification)を記憶している。貼付位置欄615は、その付箋が貼り付けられる位置を記憶している。つまり、台紙上の貼り付け位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。サイズ欄620は、その付箋のサイズを記憶している。例えば、表示する付箋が矩形である場合は、幅と高さを記憶している。作成日時欄625は、その付箋が作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者欄630は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(電子付箋端末150又は電子付箋制御装置100の機器ID)を記憶してもよい。貼付日時欄635は、その付箋が台紙に貼り付けられた日時を記憶している。色欄640は、その付箋の表示色を記憶している。枠線形状欄645は、その付箋の表示における枠線の形状(実線、点線、破線、波線、二重線等)を記憶している。枠線色欄650は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。枠線太さ欄655は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。所属グループ欄660は、その付箋が所属しているグループに関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループに属しているか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループに属している場合は、グループIDやそのグループに属している他の付箋ID等を記憶していてもよい。内容種別欄665は、その付箋の内容種別(テキスト情報、手書き文字又は図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせを示す情報)を記憶している。内容欄670は、その付箋に書き込まれている内容を記憶している。
ここで、データ送受信モジュール105が受け付ける「付箋の貼り付け位置の予約」とは、台紙に付箋を貼り付ける前に行う、その付箋を貼り付ける位置の指定である。つまり、実際に付箋を貼り付けるのではなく、将来的に付箋の貼り付けを行うに際して、その貼り付け位置を指定するものである。例えば、付箋情報テーブル600内の付箋ID欄610、貼付位置615によって構成されたデータを受信し、その受信した日時を「付箋の貼り付け位置が指定された日時」としてもよい。また、付箋情報テーブル600内の付箋ID欄610、貼付位置615、作成日時欄625によって構成されたデータを受信し、作成日時欄625内の日時を「付箋の貼り付け位置が指定された日時」としてもよい。
また、データ送受信モジュール105は、電子付箋端末150に対して、共有画面表示モジュール110が表示している共有画面(付箋が貼り付けられている台紙)の縮小画像(サムネイル)等を、電子付箋端末150に送信してもよい。
なお、データ送受信モジュール105が、付箋の貼り付け位置の予約を受け付けるのは、電子付箋端末150においてその予約が行われたときであってもよいし、電子付箋端末150から完成された付箋を受信し、予約はその付箋に付加されていてもよい。前者である場合は、その予約位置に将来的に付箋が貼り付けられるということを示す図形を台紙上に表示するようにしてもよい。この場合、他の参加者も将来的に、その位置に付箋が貼り付けられることを知ることができる。また、後者である場合であっても、電子付箋端末150の操作者(参加者)は、付箋の貼り付けておく位置を覚えておく必要が減少すること(覚えておく必要がないことを含む)となる。
共有画面表示モジュール110は、共有画面付箋制御モジュール120と接続されている。共有画面表示モジュール110は、電子付箋制御装置100に接続されている液晶ディスプレイ(特に大型液晶ディスプレイ)等の表示装置への表示を制御する。ファシリテーター等の操作を反映したり、電子付箋端末150から送信されてきた付箋を表示したりする。
付箋操作処理モジュール115は、共有画面付箋制御モジュール120と接続されている。付箋操作処理モジュール115は、ファシリテーター等による付箋の操作を受け付け、その操作にしたがった処理を行う。ここで操作として、例えば、付箋の移動、拡大・縮小、付箋の属性(例えば、色等)の変更、グループ化等がある。
共有画面付箋制御モジュール120は、データ送受信モジュール105、共有画面表示モジュール110、付箋操作処理モジュール115、共有画面操作履歴記録モジュール125、近傍付箋判定モジュール130、付箋移動判定モジュール135と接続されている。共有画面付箋制御モジュール120は、台紙に貼り付けられた付箋の制御を行う。例えば、付箋情報テーブル700を用いて付箋を制御する。図7は、付箋情報テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル700は、付箋ID欄710、貼付位置欄715、サイズ欄720、作成日時欄725、作成者欄730、貼付日時欄735、更新中欄740、更新者欄745、色欄750、枠線形状欄755、枠線色欄760、枠線太さ欄765、所属グループ欄770、選択回数欄775、接続付箋数欄780、接続付箋ID欄785、接続方向欄790、内容種別欄795、内容欄797を有している。付箋情報テーブル700は、付箋情報テーブル600に更新中欄740、更新者欄745、選択回数欄775、接続付箋数欄780、接続付箋ID欄785、接続方向欄790を付加したものである。付箋ID欄710は、付箋を、本実施の形態において一意に識別するための情報(付箋ID)を記憶している。貼付位置欄715は、その付箋が貼り付けられている位置を記憶している。つまり、台紙上の位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。具体的には、付箋操作処理モジュール115の移動処理によって特定された位置である。サイズ欄720は、その付箋のサイズを記憶している。例えば、表示する付箋が矩形である場合は、幅と高さを記憶している。作成日時欄725は、その付箋が作成された日時を記憶している。作成者欄730は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(電子付箋端末150又は電子付箋制御装置100の機器ID)を記憶してもよい。貼付日時欄735は、その付箋が台紙に貼り付けられた日時を記憶している。更新中欄740は、その付箋が更新中であるか否かを示す情報(フラグ)を記憶している。更新者欄745は、その更新を行っている更新者(ユーザーID)を記憶している。更新者は、1人であってもよいし、複数人であってもよい。色欄750は、その付箋の表示色を記憶している。例えば、更新中であることを示す表示色がある。枠線形状欄755は、その付箋の表示における枠線の形状(実線、点線、破線、波線、二重線等)を記憶している。例えば、更新中であることを示す枠線形状がある。枠線色欄760は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。例えば、更新中であることを示す枠線色がある。枠線太さ欄765は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。例えば、更新中であることを示す枠線太さがある。所属グループ欄770は、その付箋が所属しているグループに関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループに属しているか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループに属している場合は、グループIDやそのグループに属している他の付箋ID等を記憶していてもよい。選択回数欄775は、その付箋が選択された回数を記憶している。例えば、議題選択操作による選択回数としてもよい。接続付箋数欄780は、その付箋に対して接続された付箋の数を記憶している。その数の分だけ、次の接続付箋ID欄785と接続方向欄790が繰り返される。接続付箋ID欄785は、その付箋に対して接続された付箋の付箋IDを記憶している。接続付箋IDは、例えば、対象となっている付箋と関連している第2の付箋を抽出するのに用いられる。接続方向欄790は、その付箋と直前の接続付箋ID欄785の付箋との接続方向を記憶している。その付箋(又は、直前の接続付箋ID欄785の付箋)が、上流(接続元)、下流(接続先)のいずれかであることを示す情報であってもよいし、上流(又は、下流)にある付箋の付箋IDであってもよい。また、無方向の接続である場合は、空白(NULL)であってもよいし、接続方向欄790そのものがなくてもよい。接続方向は、例えば、更新対象となっている付箋と関連している第2の付箋との位置関係を示していることになり、その第2の付箋が移動した場合は、この位置関係を保持したまま移動することになる。内容種別欄795は、その付箋の内容種別(テキスト情報、手書き文字又は図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせを示す情報)を記憶している。内容欄797は、その付箋に書き込まれている内容を記憶している。なお、付箋が台紙に貼り付けられていない状態では、貼付位置欄715等は空白(NULL)であってもよいし、予め定められた値(デフォルト値)としてもよい。
また、共有画面付箋制御モジュール120は、台紙の制御を行う。例えば、台紙情報テーブル800を用いて台紙を制御する。図8は、台紙情報テーブル800のデータ構造例を示す説明図である。台紙情報テーブル800は、台紙ID欄810、台紙パターン欄815、作成日時欄820、作成者欄825を有している。台紙ID欄810は、本実施の形態において、台紙を一意に識別するための情報(台紙ID)を記憶している。台紙パターン欄815は、背景となる台紙パターンを記憶している。例えば、白紙、表形式のパターン等がある。作成日時欄820は、その台紙の作成日時を記憶している。作成者欄825は、その台紙の作成者を記憶している。
共有画面付箋制御モジュール120は、電子付箋端末150から、データ送受信モジュール105を介して、台紙に付箋を貼り付ける前に、その付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける。
そして、共有画面付箋制御モジュール120は、指定された位置に付箋を貼り付ける場合に、指定された際のその位置の近傍における他の付箋の状態とその貼り付ける際のその位置の近傍における他の付箋の状態との比較結果が予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する。つまり、位置の予約が行われたとき(過去)と、実際に付箋を貼り付けるとき(現在)の状態を比較し、変化があった場合は、その位置に貼り付けることに対して注意を促す警告を提示する。警告の提示として、例えば、表示装置に警告文を表示すること、スピーカー等の音声出力装置から警告音声を出力すること、振動等、電子付箋端末150への通知等、これらの組み合わせがある。したがって、警告の提示を電子付箋制御装置100が行ってもよいし、その付箋を送信してきた電子付箋端末150に警告の提示を行わせるようにしてもよいし、その両方であってもよい。
また、警告として、付箋の貼り付け位置の候補を提示してもよい。貼り付け位置の候補は、予約した位置以外の位置であり、例えば、移動した付箋の位置の近傍としてもよい。
「予め定められた条件(A)」として、位置が指定された際のその位置の近傍における他の付箋が、貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したことであってもよい。具体的には、付箋の作成を開始した際(位置予約した際)は、付箋Aの近傍に近い位置に貼り付けることを前提としていたにもかかわらず、実際に貼り付ける前にその付箋Aが移動した場合が該当する。ただし、微小な移動(予め定められた距離以下又は未満)では警告を提示する必要はないようにしている。
また、「予め定められた条件(B)」として、指定された際のその位置の近傍になかった付箋が、貼り付ける際においてあることであってもよい。前述の場合と逆の場合であって、具体的には、付箋の作成を開始した際(位置予約した際)は、空白又は付箋Bと離れている位置に貼り付けることを前提としていたにもかかわらず、実際に貼り付ける前に空白ではなくなった場合、又は付箋Bが近くになった場合が該当する。
また、「予め定められた条件(C)」として、指定された際のその位置に付箋を貼り付けたならば、その付箋と重なる付箋が、貼り付ける際では重ならないことであってもよい。具体的には、付箋の作成を開始した際(位置予約した際)は、付箋Cの上に重複させることを前提としていたにもかかわらず、実際に貼り付ける前に付箋Cが移動してしまった場合が該当する。
「指定された際のその位置の近傍における他の付箋の状態」は、共有画面操作履歴記録モジュール125から抽出する。つまり、「他の付箋の状態」は、台紙における過去(付箋を貼り付ける位置の指定が行われたとき)の操作履歴から判断すればよい。
また、近傍の付箋については、近傍付箋判定モジュール130による処理結果を用いる。ここで「近傍」とは、対象としている付箋(位置指定された付箋)と他の付箋(台紙に貼り付けられている付箋)との距離が予め定められた距離以内であることをいう。ここで、付箋間の距離は、付箋内の予め定められた位置間の距離(例えば、両付箋の中心間の距離、両付箋の右上角間の距離等)であってもよいし、付箋間の最も短い空白の距離であってもよい。また、両付箋が重なっていることを含めてもよい。
また、過去(付箋を貼り付ける位置の指定が行われたとき)の状態と現在(実際に付箋を貼り付けるとき)の状態との比較は、付箋移動判定モジュール135による処理結果を用いる。
共有画面操作履歴記録モジュール125は、共有画面付箋制御モジュール120と接続されている。共有画面操作履歴記録モジュール125は、電子付箋制御装置100で行われた操作者(例えば、ファシリテーター等)の操作の履歴を記憶する。例えば、履歴テーブル900を記憶する。図9は、履歴テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。履歴テーブル900は、ID欄910、日時欄915、操作欄920、操作対象欄925を有している。ID欄910は、履歴のIDを記憶している。日時欄915は、操作が行われた日時を記憶している。操作欄920は、操作を記憶している。操作対象欄925は、操作対象(具体的には、付箋ID等)を記憶している。
近傍付箋判定モジュール130は、共有画面付箋制御モジュール120と接続されている。近傍付箋判定モジュール130は、対象としている付箋(位置指定された付箋)の近傍の領域の状態を抽出する。例えば、その領域内にある付箋を抽出する。共有画面付箋制御モジュール120の制御によって、過去である位置予約した際の近傍の領域の状態と、現在である付箋を貼り付ける際の近傍の領域の状態を抽出する。したがって、その状態の差分を抽出することによって、領域外に移動した付箋、領域内に移動してきた付箋(過去の時点では存在していなかったが、現在の時点ではその領域内に貼り付けられている付箋を含む)を抽出することができる。
付箋移動判定モジュール135は、共有画面付箋制御モジュール120と接続されている。付箋移動判定モジュール135は、近傍付箋判定モジュール130によって抽出された付箋の移動距離を算出する。前述した「予め定められた距離」との比較に用いられ、共有画面付箋制御モジュール120によって警告を提示するか否かの判断に用いられることになる。
電子付箋端末150は、データ送受信モジュール155、共有画面表示モジュール160、付箋操作処理モジュール165、付箋作成モジュール170、端末付箋制御モジュール175、端末付箋位置指定記録モジュール180、共有画面貼り付け位置確定処理モジュール185を有している。
データ送受信モジュール155は、端末付箋制御モジュール175と接続されており、また、通信回線199を介して電子付箋制御装置100のデータ送受信モジュール105と接続されている。データ送受信モジュール155は、電子付箋制御装置100との通信を行う。例えば、付箋に関する情報(付箋情報テーブル600)、付箋の貼り付け位置の予約等を電子付箋端末150に送信する。具体的には、前述したように、付箋に関する情報として付箋情報テーブル600があり、付箋の貼り付け位置の予約として、付箋情報テーブル600内の付箋ID欄610、貼付位置615、作成日時欄625がある。また、電子付箋制御装置100から共有画面の縮小画像等を受け付ける。
共有画面表示モジュール160は、端末付箋制御モジュール175と接続されている。共有画面表示モジュール160は、データ送受信モジュール105が受信した共有画面の縮小画像を、電子付箋端末150の液晶ディスプレイ等の表示装置に表示する。そして、この共有画面の縮小画像は、「付箋の貼り付け位置の指定」に用いられる。つまり、共有画面の縮小画像上で、「付箋の貼り付け位置の指定」を行う。
付箋操作処理モジュール165は、端末付箋制御モジュール175と接続されている。付箋操作処理モジュール165は、ユーザーの操作にしたがって付箋に関する処理が行われる。例えば、付箋の移動指示、付箋の属性変更指示等が行われる。
付箋作成モジュール170は、端末付箋制御モジュール175と接続されている。付箋作成モジュール170は、ユーザーの操作にしたがって付箋の作成処理を行う。
端末付箋制御モジュール175は、データ送受信モジュール155、共有画面表示モジュール160、付箋操作処理モジュール165、付箋作成モジュール170、端末付箋位置指定記録モジュール180、共有画面貼り付け位置確定処理モジュール185と接続されている。端末付箋制御モジュール175は、ユーザーの操作にしたがって付箋に関する処理を行い、電子付箋制御装置100に処理結果(指定等)を送信する。
端末付箋位置指定記録モジュール180は、端末付箋制御モジュール175と接続されている。端末付箋位置指定記録モジュール180は、付箋を作成するにあたって、ユーザーの操作にしたがって、その付箋の貼り付け位置を予め決めておくもの(位置の予約)である。前述したように付箋の貼り付け位置の予約として、付箋情報テーブル600内の付箋ID欄610、貼付位置615、作成日時欄625を用いた場合の貼付位置615を設定するものである
共有画面貼り付け位置確定処理モジュール185は、端末付箋制御モジュール175と接続されている。共有画面貼り付け位置確定処理モジュール185は、端末付箋位置指定記録モジュール180によって「付箋の貼り付け位置の予約」が行われた日時を記録する。前述したように付箋の貼り付け位置の予約として、付箋情報テーブル600内の付箋ID欄610、貼付位置615、作成日時欄625を用いた場合の作成日時欄625を設定するものである
図2は、本実施の形態を利用した付箋システムの構成例を示す説明図である。共有付箋情報処理装置200は、一般的に大画面の表示装置を備えており、ファシリテーターによって操作される。この表示装置は、参加者全員が見ることができるものである。各電子付箋端末150は、会合における参加者によって操作され、一般的には、各参加者が1台ずつ所持している。例えば、電子付箋端末150として、タブレット型端末等が使用される。
図2(a1)の例では、共有付箋情報処理装置200が、電子付箋制御装置100を有している。そして、共有付箋情報処理装置200、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B、電子付箋端末150Cは、通信回線199を介してそれぞれ接続されている。通信回線199は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。この場合、電子付箋制御装置100は、共有付箋情報処理装置200の画面に表示される台紙、付箋に対する処理を行う。そして、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各電子付箋端末150に送信する。
図2(a2)の例では、電子付箋制御装置100、共有付箋情報処理装置200、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B、電子付箋端末150Cは、通信回線199を介してそれぞれ接続されている。この場合、共有付箋情報処理装置200、各電子付箋端末150が、通信回線199を介して、電子付箋制御装置100を利用する。電子付箋制御装置100の制御にしたがって、共有付箋情報処理装置200、各電子付箋端末150の画面に台紙、付箋を表示する。また、電子付箋制御装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
図2(b)の例では、会議室280には、共有付箋情報処理装置200、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B、電子付箋端末150Cが設置されており、会合が行われる。共有付箋情報処理装置200、電子付箋端末150A、電子付箋端末150B、電子付箋端末150Cは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。そして、電子付箋制御装置100、付箋情報記憶装置294、会議室280内の機器は、通信回線199を介してそれぞれ接続されている。また、電子付箋制御装置100、付箋情報記憶装置294による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
付箋情報記憶装置294は、付箋に関する情報を記憶しており、電子付箋制御装置100は、付箋情報記憶装置294を用いて処理を行う。この場合、共有付箋情報処理装置200が電子付箋制御装置100を利用して、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各電子付箋端末150に送信し、各電子付箋端末150の画面にそれを表示するようにしてもよい。また、共有付箋情報処理装置200、各電子付箋端末150のそれぞれが、電子付箋制御装置100を利用するようにしてもよい。
図3は、本実施の形態が使用される会議室等の例、共有付箋情報処理装置200、電子付箋端末150の使用例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は電子付箋端末150Aを利用し、参加者312は電子付箋端末150Bを利用する。一般的に、端末装置(電子付箋端末150A等)は参加者一人に1個付与されており、図3(c)の例に示す電子付箋端末150のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)等であってもよい。
図3(a)の例に示す共有付箋情報処理装置200xは、プロジェクターであって、台紙及び付箋を表示する。また、共有付箋情報処理装置200yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙(表)に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと等の操作を受け付けるものである。例えば、共有付箋情報処理装置200yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が共有付箋情報処理装置200yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、共有付箋情報処理装置200yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。
また、共有付箋情報処理装置200は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、電子付箋端末150の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、参加者の操作にしたがって、電子付箋端末150で付箋を作成する。
ステップS404では、参加者の操作にしたがって、電子付箋端末150でその付箋の貼り付け位置を指定する。
ステップS406では、電子付箋端末150から電子付箋制御装置100に付箋貼り付けを指定(送信)する。
ステップS408では、共有画面付箋制御モジュール120は、貼り付け位置を指定した際(貼り付け位置の予約時点)において、付箋の貼り付け位置の近傍に付箋があったか否かを判断し、あった場合はステップS410へ進み、それ以外の場合はステップS414へ進む。
ステップS410では、共有画面付箋制御モジュール120は、ステップS408で抽出した付箋(近傍にあった付箋)は予め定めた距離以上の移動があったか否かを判断し、あった場合はステップS412へ進み、それ以外の場合はステップS414へ進む。つまり、貼り付け位置の予約時点と現在における付箋(近傍にあった付箋)の移動距離が警告を提示すべきものであるか否かを判断している。
ステップS412では、共有画面付箋制御モジュール120は、指定位置への貼り付けに対する警告を表示する。
ステップS414では、共有画面付箋制御モジュール120は、指定された位置に付箋を貼り付ける。
図5は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。共有付箋情報処理装置200は、画面510を表示する。また、電子付箋端末150内に画面590aと画面590bがあることを示しているが、これは、電子付箋端末150の画面に画面590aを表示した後に、画面590bを表示することを示している。また、電子付箋端末150の画面に画面590aと画面590bの両方を表示してもよい。画面590aには、共有付箋情報処理装置200の画面510の縮小画面を表示しており、最初は台紙上に付箋556b、付箋558b、付箋560bが貼り付けられている状態である。
ステップS502では、参加者の操作によって、電子付箋端末150は付箋を作成する。なお、ここでの作成は、新規作成であって、内容までの作成までは含まなくてもよい。つまり、付箋の完成までは不要である。図5の例では、付箋作成領域554内で、付箋552を作成している。この時点での日時が、端末付箋位置指定記録モジュール180によって記録される。
ステップS504では、付箋の貼り付け位置を指定する。なお、この時点では、共有付箋情報処理装置200の画面510上にはまだ付箋は貼り付けられていない。図5の例では、画面590a内で付箋552を貼り付ける。この例では、付箋556b、付箋558b、付箋560bに囲まれている位置である。この後、付箋552の内容を作成し、付箋552を完成させる。
ステップS506では、参加者の操作にしたがって、画面590b内の保存一覧から付箋を送信する。なお、画面590bは、電子付箋端末150で作成された付箋で、共有付箋情報処理装置200に送信可能な付箋の一覧を表示している。
ステップS508では、付箋を貼り付ける際に以下を判定し、判定結果にしたがって変化をユーザーに知らせる。
(1)ステップS504で指定された貼り付け位置の近傍(図5では点線の楕円内)にある付箋の変化の有無を判定する。
(2)変化の量が予め定められた値以上か否かを判定する。
例えば、ステップS504の時点では、ステップS504で指定された貼り付け位置の近傍には、付箋556a、付箋558a、付箋560aの3つの付箋があったが、現在では付箋556a、付箋558aだけとなっており、付箋560aは付箋560cの位置へと移動している。
図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。画面510は共有付箋情報処理装置200の画面であり、画面590は電子付箋端末150の画面である。
図10(a)の例では、画面510内に5つの付箋(付箋1054a、付箋1056a、付箋1058a、付箋1060a、付箋1062a)を表示していることを示している。
図10(b)の例では、参加者の操作にしたがって、その5つのコメントを代表する付箋1052(例えば、「グループ名」付箋)を、電子付箋端末150で作成し、操作指1082を用いて、貼り付け位置を指定していることを示している。共有付箋情報処理装置200の画面510で付箋1052を貼り付ける前に、その付箋1052の貼り付ける位置を指定していることの一例を示している。なお、図10(b)の例では、画面590は、画面510の縮小画面を表示しており、貼り付け位置の指定は、その縮小画面上で行われている。つまり、画面590には、画面510に対応して、5つの付箋(付箋1054b、付箋1056b、付箋1058b、付箋1060b、付箋1062b)が表示されている。
図10(c)の例では、その後、共有付箋情報処理装置200の画面510上で、既に貼られている付箋(図10(a)の例に示す付箋1054a、付箋1056a)の移動(移動1072、移動1074)が発生したことを示している(図10(c)の例に示す付箋1054a、付箋1056a)。
図10(d)の例では、付箋1052(「グループ名」付箋)を、共有付箋情報処理装置200に送信する操作を示している。具体的には、送信可能な付箋1064、付箋1066、付箋1052を表示し、その下にはチェックボックスが付されており、操作指1084によって付箋1052が選択され、「選択した付箋を送信」ボタン1080が押下される。
図10(e)の例では、新規な付箋1052aが貼り付けられたら、貼り付け位置の既定範囲内の付箋状態変化量を判定することを示している。具体的には、付箋1052aを図10(b)の例で示した位置に貼り付ける。そして、付箋1052aの近傍である判定範囲1090内において、予約時点(図10(b)の例の時点)から移動した付箋(付箋1054a、付箋1056a)を抽出し、その移動距離(移動距離(a)1092、移動距離(b)1094)を算出する。
図10(f)の例では、予め定められた閾値以上の距離の移動(変化)があると判断した場合、その変化をユーザーに知らせる。例えば、付箋1052aの周辺を点滅表示し、付箋1054a、付箋1056aも点滅表示し、さらにその移動軌跡を表示する。もちろんのことながら、この表示は例示であって、警告文(予約時点から変更があった旨)の表示、色の変更、警告音の出力等であってもよい。
図11は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。図5の例に示したフローチャートにステップS1110を付加したものである。
ステップS1102では、参加者の操作にしたがって、電子付箋端末150で付箋を作成する。
ステップS1104では、参加者の操作にしたがって、電子付箋端末150でその付箋の貼り付け位置を指定する。
ステップS1106では、電子付箋端末150から電子付箋制御装置100に付箋貼り付けを指定(送信)する。
ステップS1108では、共有画面付箋制御モジュール120は、貼り付け位置を指定した際(貼り付け位置の予約時点)において、付箋の貼り付け位置の近傍に付箋があったか否かを判断し、あった場合はステップS1112へ進み、それ以外の場合はステップS1110へ進む。
ステップS1110では、現在の付箋貼り付け位置近傍には、貼り付け指定された時点と比べて、新たな付箋があるか否かを判断し、ある場合はステップS1114へ進み、それ以外の場合はステップS1116へ進む。つまり、付箋の貼り付け位置の近傍に付箋が新しく貼り付けられた場合は警告を提示することになる。
ステップS1112では、共有画面付箋制御モジュール120は、ステップS1108で抽出した付箋(近傍にあった付箋)は予め定めた距離以上の移動があったか否かを判断し、あった場合はステップS1114へ進み、それ以外の場合はステップS1110へ進む。
ステップS1114では、共有画面付箋制御モジュール120は、指定位置への貼り付けに対する警告を表示する。
ステップS1116では、共有画面付箋制御モジュール120は、指定された位置に付箋を貼り付ける。
図12(a)の例では、画面510a上で、付箋1262aが貼り付けられており、この時点で付箋1252の貼り付け予約が行われたことを示している。その後、付箋1262aが、移動1272し、図12(b)の例に示すように付箋1262bの位置に移動した。つまり、貼り付け予約した時点では他の付箋と重複する位置を指定していたが、重複していた付箋(実際は、予約時点では貼り付けられていないので重複そのものは発生していないが、予約時点で貼り付けを行ったならば重複していた付箋)が移動した場合を示している。この場合は、警告を提示するケースに該当する。
図13(a)の例では、画面510a上で、付箋1362a、付箋1364が貼り付けられており、この時点で付箋1352の貼り付け予約が行われたことを示している。その後、付箋1362aが、移動1372し、図13(b)の例に示すように付箋1362bの位置に移動した。つまり、貼り付け予約した時点では他の複数の付箋と重複する位置を指定していたが、重複していた付箋が移動した場合を示している。この場合は、警告を提示するケースに該当する。
図14(a)の例では、画面510a上で、付箋1462a、付箋1464が貼り付けられており、この時点で付箋1452の貼り付け予約が行われたことを示している。その後、付箋1462aが、移動1472し、図14(b)の例に示すように付箋1462bの位置に移動した。つまり、貼り付け予約した時点では他の付箋と重複しない位置を指定していたが、近傍にある付箋が移動した場合を示している。この場合は、移動1472の距離が、予め定められた距離以上である場合は、警告を提示するケースに該当する。
ただし、図12から図14の例で示した状態で警告を提示することが好ましいか、好ましくないかは以下に依存する。
A)ユーザーが、新たに作成した付箋の位置として、縦線の付箋(付箋1262a、付箋1362a、付箋1462a)の近くを意図したか。
B)新たに作成した付箋と縦線の付箋(付箋1262a、付箋1362a、付箋1462a)の位置関係が著しく変化したか(距離の変化)。
図12から図14に示した例では、前記Bが同じ変化であっても、前記Aの意図は異なると考えるのが自然である。このため、警告を提示するか否かの判断は、近傍と判断する距離にある全て(又はその一部)の付箋の状態で判断することがより好ましい。
そこで、「予め定められた条件(A’)」として、指定された際の予約位置の近傍における他の付箋が複数ある場合は、予め定められた割合(例えば、50%)より多い又は以上の付箋が、貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したこととしてもよい。
また、「予め定められた条件(B’)」として、貼り付ける際において予約位置の近傍における他の付箋数に対して、指定された際にはなかった付箋の割合が予め定められた割合(例えば、50%)より多い又は以上であることとしてもよい。
また、「予め定められた条件(C’)」として、指定された際の予約位置に付箋を貼り付けたならば、その付箋と重なる付箋数に対して、貼り付ける際では重ならない付箋が予め定められた割合(例えば、50%)より多い又は以上であることとしてもよい。
これらによって、前述の警告を提示する条件(A、B、C)を満たす付箋の割合が予め定められた割合より多い又は以上でないと、警告を提示しないことになる。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータ(電子付箋制御装置100、電子付箋端末150)のハードウェア構成は、図15に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1501を用い、記憶装置としてRAM1502、ROM1503、HD1504を用いている。HD1504として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。データ送受信モジュール105、共有画面表示モジュール110、付箋操作処理モジュール115、共有画面付箋制御モジュール120、共有画面操作履歴記録モジュール125、近傍付箋判定モジュール130、付箋移動判定モジュール135、データ送受信モジュール155、共有画面表示モジュール160、付箋操作処理モジュール165、付箋作成モジュール170、端末付箋制御モジュール175、端末付箋位置指定記録モジュール180、共有画面貼り付け位置確定処理モジュール185等のプログラムを実行するCPU1501と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1502と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1503と、付箋情報テーブル600、付箋情報テーブル700、台紙情報テーブル800、履歴テーブル900等を記憶する補助記憶装置(フラッシュ・メモリ等であってもよい)であるHD1504と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1506と、CRT、液晶ディスプレイ、プロジェクター、スピーカー等の出力装置1505と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1507、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1508により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図15に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図15に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図15に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…電子付箋制御装置
105…データ送受信モジュール
110…共有画面表示モジュール
115…付箋操作処理モジュール
120…共有画面付箋制御モジュール
125…共有画面操作履歴記録モジュール
130…近傍付箋判定モジュール
135…付箋移動判定モジュール
150…電子付箋端末
155…データ送受信モジュール
160…共有画面表示モジュール
165…付箋操作処理モジュール
170…付箋作成モジュール
175…端末付箋制御モジュール
180…端末付箋位置指定記録モジュール
185…共有画面貼り付け位置確定処理モジュール
199…通信回線
200…共有付箋情報処理装置
280…会議室
294…付箋情報記憶装置
299…通信回線
311…参加者
312…参加者
321…ファシリテーター

Claims (7)

  1. 画面に表示される台紙、付箋の処理を行う情報処理装置であって、
    台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、
    前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段
    を有し、
    前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍における他の第2の付箋が、前記貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したことである、
    情報処理装置。
  2. 画面に表示される台紙、付箋の処理を行う情報処理装置であって、
    台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、
    前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段
    を有し、
    前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍になかった第2の付箋が、前記貼り付ける際においてあることである、
    情報処理装置。
  3. 画面に表示される台紙、付箋の処理を行う情報処理装置であって、
    台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、
    前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段
    を有し、
    前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置に付箋を貼り付けたならば、該付箋と重なる第2の付箋が、前記貼り付ける際では重ならないことである、
    情報処理装置。
  4. 前記指定を行う操作者と前記第2の付箋に対する操作を行った操作者とは異なる者である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 画面に表示される台紙、付箋の処理を行うコンピュータを、
    台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、
    前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段
    として機能させ
    前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍における他の第2の付箋が、前記貼り付ける際において予め定められた距離より遠く又は以上に移動したことである、
    情報処理プログラム。
  6. 画面に表示される台紙、付箋の処理を行うコンピュータを、
    台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、
    前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段
    として機能させ
    前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置の近傍になかった第2の付箋が、前記貼り付ける際においてあることである、
    情報処理プログラム。
  7. 画面に表示される台紙、付箋の処理を行うコンピュータを、
    台紙に付箋を貼り付ける前に、該付箋を貼り付ける位置の指定を受け付ける受付手段と、
    前記位置に付箋を貼り付ける場合に、前記指定された際の該位置の近傍における他の付箋の状態と該貼り付ける際の該位置の近傍における他の付箋の状態とが予め定められた条件に合致する場合は、警告を提示する警告手段
    として機能させ
    前記予め定められた条件として、前記指定された際の前記位置に付箋を貼り付けたならば、該付箋と重なる第2の付箋が、前記貼り付ける際では重ならないことである、
    情報処理プログラム。
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