JP6586857B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、同一箇所に付される複数の電子付箋をまとめて取り扱うことで電子付箋の貼付又は閲覧を容易にすることを目的とし、電子付箋管理装置は、電子文書中にユーザーによって付された複数の電子付箋について、各電子付箋が付された前記電子文書中の箇所を示す位置情報を取得する位置取得手段と、前記位置情報に基づいて、付された箇所が同一又は近傍である複数の電子付箋を電子付箋束としてグループ化するグループ化手段と、前記電子付箋束毎に、当該電子付箋束に含まれる複数の電子付箋を、当該複数の電子付箋が付されていた箇所付近に、予め定められた規則にしたがって整理して配置して、当該電子付箋束を表示する表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記電子付箋束に含まれる複数の電子付箋を重ね合わせて前記電子付箋束を表示し、前記表示手段には、ユーザー指示に基づいて前記複数の電子付箋の重なり順を順次変更する改ページ手段が含まれることが開示されている。
特許文献2には、オブジェクト移動操作において、ユーザーが行う操作を減らすことでユーザーの利便性を向上させることが可能な表示入力装置を提供することを課題とし、表示入力装置では、液晶表示部は、タッチパネル部の複数点を同時にタッチする多点タッチ操作の後、表示中のオブジェクトのうち移動対象のオブジェクトを移動させるための操作がタッチパネル部に対して行われたとき、多点タッチ操作時にタッチされた複数点のうちの2点間の距離が予め定められた閾値距離以上であれば、全ての移動対象のオブジェクトを一括して移動させることが開示されている。
特許第4385770号公報 特開2014−225291号公報
特許文献1に記載の技術では、付された箇所が同一又は近傍である複数の電子付箋(電子カード等ともいわれる。以下、単に付箋という)を電子付箋束としてグループ化することが行われている。また、特許文献2に記載の技術では、多点タッチ操作時にタッチされた複数点のうちの2点間の距離が予め定められた閾値距離以上であれば、全ての移動対象のオブジェクトを一括して移動させることが行われている。
しかし、これらの技術では、付箋の移動に際して、その付箋だけを移動するのか、その付箋と関連する他の付箋を含めた複数の付箋群を移動するのかを特定することはできない。
そこで、本発明は、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合、その第1の付箋と関連する第2の付箋を移動することができるようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合は、該第1の付箋に関連する第2の付箋を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された第2の付箋を、前記第1の付箋とともに移動する移動手段を有し、前記移動手段は、前記第2の付箋が複数ある場合、そのうちの1枚の付箋を移動し、該付箋の移動が確定した後に、他の付箋を移動する、情報処理装置である。
請求項の発明は、前記移動手段は、前記第2の付箋を移動した後に、該第2の付箋を選択する動作が行われなかった場合は、該第2の付箋の移動を取り消す、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項の発明は、前記抽出手段は、第1の付箋の内容又は属性と類似する付箋、第1の付箋からの距離が予め定められた閾値未満又は以下である位置に貼り付けられている付箋、又はこれらの組み合わせ、を第2の付箋として抽出する、請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項の発明は、前記第2の付箋の移動が確定するまでは、該第2の付箋が前記第1の付箋と関係があることを示す表示を行う表示手段をさらに有する請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項の発明は、前記抽出手段は、前記表示手段によって第1の付箋と関係があることを示す表示に対する操作があった場合、該関係のある第2の付箋を移動対象からはずす、請求項に記載の情報処理装置である。
請求項の発明は、コンピュータを、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合は、該第1の付箋に関連する第2の付箋を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された第2の付箋を、前記第1の付箋とともに移動する移動手段として機能させ、前記移動手段は、前記第2の付箋が複数ある場合、そのうちの1枚の付箋を移動し、該付箋の移動が確定した後に、他の付箋を移動する、情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合、その第1の付箋と関連する第2の付箋を移動することができる。また、第2の付箋が複数ある場合、そのうちの1枚の付箋を移動し、その付箋の移動が確定した後に、他の付箋を移動させることができる。
請求項の情報処理装置によれば、第2の付箋を移動した後に、その第2の付箋を選択する動作が行われなかった場合は、その第2の付箋の移動を取り消すことができる。
請求項の情報処理装置によれば、第1の付箋に関連する第2の付箋として、第1の付箋の内容又は属性と類似する付箋、第1の付箋からの距離が予め定められた閾値未満又は以下である位置に貼り付けられている付箋、又はこれらの組み合わせを用いることができる。
請求項の情報処理装置によれば、操作者は、第2の付箋の移動が確定するまで、その第2の付箋が第1の付箋と関係があることがわかることとなる。
請求項の情報処理装置によれば、第1の付箋と関係があることを示す表示に対する操作があった場合、その関係のある第2の付箋を移動対象からはずすことができる。
請求項の情報処理プログラムによれば、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合、その第1の付箋と関連する第2の付箋を移動することができる。また、第2の付箋が複数ある場合、そのうちの1枚の付箋を移動し、その付箋の移動が確定した後に、他の付箋を移動させることができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 本実施の形態が使用される会議室等の例、共有付箋情報処理装置、付箋情報処理装置の使用例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合、付箋をグループ化する操作なしに、その第1の付箋と関連する第2の付箋を移動するものであって、図1の例に示すように、付箋受付モジュール105、付箋操作受付モジュール110、付箋表示モジュール115、付箋制御モジュール120、付箋属性管理モジュール125、付箋情報記憶モジュール130、複数移動判定モジュール135を有している。
情報処理装置100は、付箋を用いて、議事進行役であるファシリテーター(一般的には一人)と複数人の参加者によって行われる会合(ワークショップ、会議、アイデア抽出会、検討会等)で利用される。参加者は参加者用端末としての端末装置(後述する付箋情報処理装置210)を用いて、アイデア等が記載された付箋を作成する。一般的に、図3の例に示すように、付箋情報処理装置210として、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B等(以下、代表して付箋情報処理装置210という)があり、付箋情報処理装置210は複数ある。そして、共有付箋情報処理装置200は、付箋情報処理装置210から付箋を受け取って、台紙上にその付箋を貼り付ける。ファシリテーターは共有付箋情報処理装置200の表示装置である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋の位置を決定又は変更したり、付箋をまとめたり(第1の付箋と第2の付箋を関連付けること、グループ形成等ともいわれる)、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。なお、本実施の形態において、参加者には、ファシリテーターを含む。
付箋情報処理装置210は、例えば、タッチパネル方式の表示装置及び入力装置を有しており、参加者の指、ペン等を用いた操作を受け付けて、付箋情報の作成等が行われる。また、タッチパネル以外にも、キーボード、マウスを用いた入力、マイクを用いた音声入力、カメラを用いた画像入力等であってもよい。付箋は、カード型の情報を管理し得るデータ構造であればよく、その内容は、例えば、テキスト情報、手書き文字、図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせであってもよい。
共有付箋情報処理装置200は、付箋情報処理装置210から送信されてきた付箋を台紙上に貼り付けて表示し、その付箋に対する処理を行うものである。付箋に対する処理を指示する者として、ファシリテーター、共有付箋情報処理装置200の操作者がいる。
付箋受付モジュール105は、付箋制御モジュール120、付箋情報記憶モジュール130と接続されている。付箋受付モジュール105は、付箋を受け付ける。例えば、他の装置(付箋情報処理装置210等)から付箋を受け付けるようにしてもよいし、付箋操作受付モジュール110によって受け付けられた付箋の作成操作にしたがって作成された付箋を受け付けてもよい。
付箋操作受付モジュール110は、付箋制御モジュール120と接続されている。付箋操作受付モジュール110は、情報処理装置100のキーボード、マウス、タッチパネル等のユーザーインタフェースを用いた操作を受け付ける。例えば、付箋の作成操作、付箋の移動操作等がある。具体的には、移動操作としては、付箋を選択し、選択した状態でその付箋を移動させる操作である。
付箋表示モジュール115は、付箋制御モジュール120と接続されている。付箋表示モジュール115は、情報処理装置100の液晶ディスプレイ等の表示装置に、台紙、付箋を表示する。特に、後述するように第1の付箋と第2の付箋が関係あることを示す表示を行う。
付箋制御モジュール120は、付箋受付モジュール105、付箋操作受付モジュール110、付箋表示モジュール115、付箋属性管理モジュール125、複数移動判定モジュール135と接続されている。付箋制御モジュール120は、付箋に対する操作にしたがった処理を行う。特に、複数移動判定モジュール135の判定結果にしたがって、第1の付箋だけを移動する処理と、第1の付箋とその第1の付箋に関連する第2の付箋を移動する処理を行う。
付箋属性管理モジュール125は、付箋制御モジュール120、付箋情報記憶モジュール130、複数移動判定モジュール135と接続されている。付箋属性管理モジュール125は、付箋の属性に関する処理を行う。例えば、属性の付与、変更、削除等を行う。
付箋情報記憶モジュール130は、付箋受付モジュール105、付箋属性管理モジュール125と接続されている。付箋情報記憶モジュール130は、付箋に関する情報を記憶する。例えば、付箋情報テーブル700を記憶している。図7は、付箋情報テーブル700のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル700は、付箋ID欄710、貼付位置欄715、サイズ欄720、作成日時欄725、作成者欄730、貼付日時欄735、色欄740、枠線形状欄745、枠線色欄750、枠線太さ欄755、所属グループ欄760、内容種別欄765、内容欄770を有している。付箋ID欄710は、付箋を、本実施の形態において一意に識別するための情報(付箋ID:IDentification)を記憶している。貼付位置欄715は、その付箋が貼り付けられている位置を記憶している。つまり、台紙上の位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。具体的には、付箋制御モジュール120によって特定された位置である。サイズ欄720は、その付箋のサイズを記憶している。例えば、表示する付箋が矩形である場合は、幅と高さを記憶している。作成日時欄725は、その付箋が作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者欄730は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(共有付箋情報処理装置200又は付箋情報処理装置210の機器ID)を記憶してもよい。貼付日時欄735は、その付箋が台紙に貼付された日時を記憶している。色欄740は、その付箋の表示色を記憶している。枠線形状欄745は、その付箋の表示における枠線の形状(実線、点線、破線、波線、二重線等)を記憶している。枠線色欄750は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。枠線太さ欄755は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。所属グループ欄760は、その付箋が所属しているグループに関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループに属しているか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループに属している場合は、グループIDやそのグループに属している他の付箋ID等を記憶していてもよい。内容種別欄765は、その付箋の内容種別(テキスト情報、手書き文字又は図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせを示す情報)を記憶している。内容欄770は、その付箋に書き込まれている内容を記憶している。なお、付箋が台紙に貼り付けられていない状態では、貼付位置欄715等は空白(NULL)であってもよいし、予め定められた値(デフォルト値)としてもよい。
複数移動判定モジュール135は、付箋操作量判定モジュール140、グループ移動対象付箋判定モジュール145を有しており、付箋制御モジュール120、付箋属性管理モジュール125と接続されている。複数移動判定モジュール135は、第1の付箋(1つの付箋)の移動操作が、その第1の付箋だけの移動なのであるか、複数の付箋(第1の付箋とその第1の付箋に関連する第2の付箋)の移動なのであるかを判定する。
付箋操作量判定モジュール140は、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合するか否かを判定する。ここで「移動の操作量」として、移動の距離(移動前の元の位置から、移動後の位置までの距離であって、直線距離であってもよいし、実際に移動した距離であってもよい)、移動の速度、移動の際の加速度、移動にかけた時間、圧力等、又はこれらの組み合わせがある。以下、移動の距離を例示して説明する。なお、圧力は、圧力を検知できるタッチパネルを利用し、第1の付箋を選択又は移動しているときの指又はペンの圧力を検知すればよい。また、圧力を用いる場合は、第1の付箋を選択したときの圧力を用いるようにしてもよいし、その付箋を移動している間も含めた統計値(平均値、最大値、最小値、最頻値、中央値等)であってもよい。例えば、移動している間も一定の圧力を掛けることは困難であるので、第1の付箋を選択したときの圧力だけを用いるようにしてもよい。また、複数の付箋を動かしていることを意識してもらうために、その付箋を移動している間も含めて圧力の最小値が予め定められた閾値よりも大きい又は以上であることを条件としてもよい。
また、「予め定めた条件」として、予め定められた閾値より大きい又は以上であること、を用いるようにしてもよい。例えば、移動距離が予め定められた閾値より大きい又は以上である場合は、第2の付箋も移動させるように判定するとしてもよい。移動量が大きい場合には、複数の付箋を移動するのに、付箋を1つずつ移動操作する場合に比べて、操作が容易になるからである。また、複数の操作量の組み合わせを条件とする場合は、各操作量の条件を論理演算(論理和、論理積、排他的論理和等)で結合したものとしてもよい。
グループ移動対象付箋判定モジュール145は、付箋操作量判定モジュール140によって第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合すると判定された場合は、その第1の付箋に関連する第2の付箋を抽出する。
もちろんのことながら、付箋操作量判定モジュール140によって第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合しないと判定された場合は、その第1の付箋に関連する第2の付箋を抽出することを行う必要はない。結果として、第1の付箋以外の第2の付箋は移動せず、第1の付箋だけが移動することになる。
グループ移動対象付箋判定モジュール145の抽出処理によって、複数の付箋を選択することなしに、選択した1つの付箋(第1の付箋)とともに移動する付箋を抽出することができる。
そして、付箋制御モジュール120は、グループ移動対象付箋判定モジュール145が抽出した第2の付箋を、第1の付箋とともに移動する。第2の付箋は、第1の付箋の近傍に移動させる。
また、付箋制御モジュール120は、第2の付箋が複数ある場合、そのうちの1枚の付箋を移動し、その付箋(第2の付箋のうちの1つ)の移動が確定した後に、他の付箋(第2の付箋のうちの1つであって、既に移動が確定した付箋は除く)を移動するようにしてもよい。この処理を、移動が取り消されるまで、又は移動の対象となる付箋がなくなるまで繰り返す。ここで「第2の付箋のうちの1枚の付箋(B)の移動が確定する」とは、操作者がその付箋(B)を選択する操作を行った場合である。
また、付箋制御モジュール120は、第2の付箋を移動した後に、その第2の付箋を選択する動作が行われなかった場合は、その第2の付箋の移動を取り消すようにしてもよい。第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合するが、第2の付箋は移動させたくない場合に、操作者は、前述の移動を確定させる操作(付箋(B)を選択する操作)を行わない。つまり、第2の付箋を選択する動作を行わずに、台紙の部分(付箋がない部分)、第2の付箋以外の付箋等を選択した場合は、第2の付箋の移動を取り消す(キャンセルする)。
また、グループ移動対象付箋判定モジュール145は、第1の付箋の内容又は属性と類似する付箋、第1の付箋からの距離が予め定められた閾値未満又は以下である位置に貼り付けられている付箋、又はこれらの組み合わせ、を第2の付箋として抽出するようにしてもよい。ここで「類似」には、同一であるものを含む。したがって、第1の付箋と同じグループに属している付箋は、第2の付箋となり得る。ここで「グループ」とは、付箋の属性の1つであって、操作者の操作によって、付箋のグループ分けが施された結果を示している。
類似判定に用いられる付箋の内容として、前述の付箋情報テーブル700の内容欄770内の値を用いればよい。また、類似判定に用いられる付箋の属性として、付箋情報テーブル700内の作成日時欄725〜内容種別欄765内の値を用いればよい。類似か否かは、両者の差分が予め定められた範囲内であるか否かによって判定してもよいし、予め定められた類似関数に両者を代入して、類似か否かを示す計算結果で判定するようにしてもよい。
また付箋表示モジュール115は、第2の付箋の移動が確定するまでは、その第2の付箋が第1の付箋と関係があることを示す表示を行うようにしてもよい。ここで「関係があることを示す表示」として、例えば、第1の付箋と第2の付箋を結ぶ線を描くこと、第2の付箋を囲む線を描くこと、第2の付箋の表示形態を変更すること(例えば、色を反転させること、大きさを変更すること、形状を変更すること、フラッシュ表示させること、第1の付箋と同等の表示形態にすること等)がある。
また、この表示は、第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合すると判断された後(判断された時、判断された直後を含む)に行う。また、この表示の解除は、第2の付箋の移動が確定した後に行う。
また、グループ移動対象付箋判定モジュール145は、付箋表示モジュール115によって第1の付箋と関係があることを示す表示に対する操作があった場合、その関係のある第2の付箋を移動対象からはずすようにしてもよい。この操作として、例えば、第1の付箋と第2の付箋を結ぶ線を選択する操作(切り離す操作)等がある。なお、第1の付箋と第2の付箋を結ぶ線は、第1の付箋を移動している間も表示しているが、その移動操作に用いている手とは異なる手で、線を選択する操作を行えばよい。
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。共有付箋情報処理装置200は、一般的に大画面の表示装置を備えており、ファシリテーターによって操作される。この表示装置は、参加者全員が見ることができるものである。各付箋情報処理装置210は、会合における参加者によって操作され、一般的には、各参加者が1台ずつ所持している。例えば、付箋情報処理装置210として、タブレット型端末等が使用される。
図2(a1)の例では、共有付箋情報処理装置200が、情報処理装置100を有している。そして、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210C、付箋情報処理装置210D、付箋情報処理装置210Eは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。通信回線299は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。この場合、情報処理装置100は、共有付箋情報処理装置200の画面に表示される台紙、付箋に対する処理を行う。そして、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各付箋情報処理装置210に送信し、各付箋情報処理装置210でそれを表示する。
図2(a2)の例では、情報処理装置100、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210C、付箋情報処理装置210D、付箋情報処理装置210Eは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。この場合、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210が、通信回線299を介して、情報処理装置100を利用する。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
図2(a3)の例では、共有付箋情報処理装置200と各付箋情報処理装置210が、情報処理装置100を有している。共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210C、付箋情報処理装置210D、付箋情報処理装置210Eは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。この場合、各情報処理装置100が、それぞれの付箋情報処理装置(共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210)の画面に表示される台紙、付箋に対する処理を行う。
図2(b)の例では、会議室280には、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cが設置されており、会合が行われる。共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。付箋情報記憶装置294は、付箋情報記憶モジュール130を有している。
そして、情報処理装置100、付箋情報記憶装置294、会議室280は、通信回線298を介してそれぞれ接続されている。通信回線298は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100、付箋情報記憶装置294による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。この場合、共有付箋情報処理装置200が情報処理装置100を利用して、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各付箋情報処理装置210に送信し、各付箋情報処理装置210でそれを表示するようにしてもよい。また、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210のそれぞれが、情報処理装置100を利用するようにしてもよい。情報処理装置100は、付箋情報記憶装置294と通信を行い、その付箋情報記憶装置294内の付箋情報記憶モジュール130を用いて処理を行う。
図3は、本実施の形態が使用される会議室等の例、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210の使用例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は付箋情報処理装置210Aを利用し、参加者312は付箋情報処理装置210Bを利用する。一般的に、端末装置(付箋情報処理装置210A等)は参加者一人に1個付与されており、図3(c)の例に示す付箋情報処理装置210のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)等であってもよい。
図3(a)の例に示す共有付箋情報処理装置200xは、プロジェクターであって、台紙を表示する。また、共有付箋情報処理装置200yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと、規則の作成等の操作を受け付けるものである。例えば、共有付箋情報処理装置200yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が共有付箋情報処理装置200yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、共有付箋情報処理装置200yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。
また、共有付箋情報処理装置200は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、付箋情報処理装置210の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210を有する付箋システムによって、紙の付箋を用いた作業に比べて、複数名での作業における付箋の作成、貼り付け作業効率が向上した。
一方で紙の付箋では、会議室を目いっぱい使って付箋ワークを実施することが可能であるのに対して、ディスプレイ等の表示装置上で扱う電子付箋では、付箋を直接見て扱える領域はディスプレイ平面上に限定される。このため、大きな平面の仮想空間を用意することはできても、付箋システムでは貼り付けた付箋を移動しなければならないケースは紙よりも多くなる。
このため、一旦配置した複数の付箋をまとめて別の場所に動かすようなケースで、1枚ずつ操作をしなくても済むような支援が求められる。例えば、複数の付箋をまとめて一つのグループにする機能により、グループを指定して動かすことができるようになっている。
しかしながらその場合、移動する付箋の数が多い少ない、移動距離が遠い近いに関わらず、まとめて動かす付箋をグループとして指定する手間が必要となる。
本実施の形態は、1つの付箋の移動操作によって、複数の付箋の移動を行えるようにしている。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、操作者の操作にしたがって、付箋(A)を選択して移動する。
ステップS404では、移動の操作量が閾値を超えたか否かを判断し、超えた場合「Y」はステップS406へ進み、それ以外の場合「N」は処理を終了する(ステップS499)。ステップS404で「N」と判断された場合は、選択した付箋(A)のみ移動処理することになる。
ステップS406では、移動対象候補となる他の付箋(B)が抽出できたか否かを判断し、抽出できた場合「Y」はステップS408へ進み、それ以外の場合「N」は処理を終了する(ステップS499)。ステップS406の最初の処理で、「N」と判断された場合は、選択した付箋(A)のみ移動処理することになる。
ステップS408では、選択した付箋(A)の移動先の近傍に、移動候補の付箋(B)を表示する。移動元にある付箋(B)の表示を消去するようにしてもよい。この場合、ステップS414(付箋(B)の移動をキャンセルした場合)で、移動元に付箋(B)を再度表示する。つまり、付箋(B)を元の位置に戻す表示を行う。なお、移動元の付箋(B)の表示を消去しない場合は、移動元と移動先の2箇所で付箋(B)が表示されている状況となるが、ステップS412で移動元の付箋(B)の表示を消去すればよい。
ステップS410では、移動候補の付箋(B)を選択したか否かを判断し、選択した場合「Y」はステップS412へ進み、それ以外の場合「N」はステップS414へ進む。
ステップS412では、移動候補の付箋(B)の移動を確定し、ステップS406へ戻る。
ステップS414では、移動先の付箋(B)の表示を消去する。付箋(B)の移動をキャンセル(取り消す)こととなる。
図5は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。操作量として、移動距離の例を示している。以下、図6、図9の例の説明でも同じである。そして、付箋512に対する移動距離が予め定めた閾値を超えない場合を示している。つまり、付箋512だけを移動する場合を示している。
図5(a)の例では、画面500に12枚の付箋が貼り付けられた状態となっている。付箋512、付箋514、付箋516は同じグループであり、付箋514、付箋516は付箋512に関連する付箋である。
ここで、操作者の操作手590によって付箋512が移動のために選択される。
そして、図5(b)の例では、移動操作580(例えば、ドラッグ)によって、付箋512が図に示す位置に移動される。この移動距離は、予め定めた閾値を超えないので、付箋512に関連する付箋である付箋514、付箋516の移動は行われない。
図6は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。付箋612に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合を示している。つまり、付箋612に関連する付箋(付箋614、付箋616)を移動対象とする場合を示している。
図6(a)の例は、図5(a)の例で示した状態と同じであり、画面600に12枚の付箋が貼り付けられた状態となっている。付箋612、付箋614、付箋616は同じグループであり、付箋614、付箋616は付箋612に関連する付箋である。
ここで、操作者の操作手690によって付箋612が移動のために選択される。
そして、図6(b)の例では、移動操作680によって、付箋612が図に示す位置に移動される。この移動距離は、予め定めた閾値を超えているので、付箋612に関連する複数の付箋のうち付箋614を付箋612の近傍に移動する(移動処理682)。ただし、この付箋614の移動は確定していない。なお、移動対象として複数の付箋(付箋614、付箋616)があるが、移動元の付箋612からの距離が近い順に移動対象として選択している。
次に、図6(c)の例に示すように、操作者の操作手690によって付箋614が選択される。ここで、この付箋614の移動が確定する。そして、次に、付箋612に関連する付箋616を付箋614の近傍に移動する(移動処理684)。ただし、この付箋616の移動は確定していない。以下、同様に、この状態で操作手690が付箋616を選択すると、付箋616の移動が確定する。このように、付箋612の移動操作前に、付箋614、付箋616を移動対象とする操作なしで、付箋612の移動操作だけで、付箋614、付箋616を移動させることができる。また、移動距離が、図5の例に示すように短い場合は、付箋612(図5の例では付箋512)だけを移動させることができるようになる。
また、図6(b)の例の状況から、図6(d)の例に示すように、操作者の操作手690によって台紙(付箋614以外の箇所)が選択された場合は、付箋614の移動は取り消され、付箋614は元の位置(図6(a)で示した付箋614の位置)に戻る。このように、移動させた付箋612と関連がある付箋であっても、操作者が移動させたくない場合は、関連する付箋の移動を取り消すことができる。
なお、付箋612と付箋614、付箋612と付箋616を結ぶ線を描画してもよい。描画するタイミングは、付箋612に対する操作量が予め定められた条件に適合したと判断したときであってもよいし、付箋612を選択したときであってもよい。
図8は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。関連する付箋が複数ある場合、図4の例に示した処理では、1枚ずつ移動を確定させたが、図8の例に示す処理では、関連する複数の付箋全てを、1回の操作で移動させるものである。
ステップS802では、操作者の操作にしたがって、付箋(A)を選択して移動する。
ステップS804では、移動の操作量が閾値を超えたか否かを判断し、超えた場合はステップS806へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS899)。
ステップS806では、移動対象候補となる他の付箋(B)が抽出できたか否かを判断し、抽出できた場合はステップS808へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS899)。
ステップS808では、選択した付箋(A)の移動先の近傍に、移動候補の付箋(B)を表示する。なお、ここでの表示は、関連する付箋(B)全てを表示する。
ステップS810では、移動候補の付箋(B)を選択したか否かを判断し、選択した場合はステップS812へ進み、それ以外の場合はステップS814へ進む。ここでの選択する付箋は、付箋(B)が複数ある場合、そのうちのいずれか1つの付箋でよい。
ステップS812では、移動候補の付箋(B)の移動を確定する。
ステップS814では、移動先の付箋(B)の表示を消去する。
図9は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。付箋912に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合を示している。つまり、付箋912に関連する付箋(付箋914、付箋916)を移動対象とする場合を示している。
図9(a)の例は、図5(a)の例で示した状態と同じであり、画面900に12枚の付箋が貼り付けられた状態となっている。付箋912、付箋914、付箋916は同じグループであり、付箋914、付箋916は付箋912に関連する付箋である。
ここで、操作者の操作手990によって付箋912が移動のために選択される。
そして、図9(b)の例では、移動操作980によって、付箋912が図に示す位置に移動される。この移動距離は、予め定めた閾値を超えているので、付箋912に関連する複数の付箋の付箋914、付箋916を付箋912の近傍に移動する(移動処理982、移動処理984)。ただし、この付箋914、付箋916の移動は確定していない。なお、複数の付箋は、移動元のそれらの位置関係と同等の位置関係で移動先に配置する。
次に、図9(c)の例に示すように、操作者の操作手990によって付箋914が選択される。ここで、付箋914、付箋916の移動が確定する。このように、付箋912の移動操作前に、付箋914、付箋916を移動対象とする操作なしで、付箋912の移動操作だけで、付箋914、付箋916を一度に移動させることができる。また、移動距離が、図5の例に示すように短い場合は、付箋912(図5の例では付箋512)だけを移動させることができるようになる。
また、図9(b)の例の状況から、図9(d)の例に示すように、操作者の操作手990によって台紙(付箋914と付箋916以外の箇所)が選択された場合は、付箋914、付箋916の移動は取り消され、付箋914、付箋916は元の位置(図9(a)で示した付箋914、付箋916の位置)に戻る。このように、移動させた付箋912と関連がある付箋であっても、操作者が移動させたくない場合は、関連する付箋の移動を取り消すことができる。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図10に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1001を用い、記憶装置としてRAM1002、ROM1003、HD1004を用いている。HD1004として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。付箋受付モジュール105、付箋操作受付モジュール110、付箋表示モジュール115、付箋制御モジュール120、付箋属性管理モジュール125、複数移動判定モジュール135、付箋操作量判定モジュール140、グループ移動対象付箋判定モジュール145等のプログラムを実行するCPU1001と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1002と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1003と、付箋情報記憶モジュール130としての機能を有する補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD1004と、キーボード、マウス、タッチパネル、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1006と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1005と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1007、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1008により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図10に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図10に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図10に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
また、前述の実施の形態の説明において、比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい(超える)」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい(超える)」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…付箋受付モジュール
110…付箋操作受付モジュール
115…付箋表示モジュール
120…付箋制御モジュール
125…付箋属性管理モジュール
130…付箋情報記憶モジュール
135…複数移動判定モジュール
140…付箋操作量判定モジュール
145…グループ移動対象付箋判定モジュール
200…共有付箋情報処理装置
210…付箋情報処理装置
294…付箋情報記憶装置

Claims (6)

  1. 第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合は、該第1の付箋に関連する第2の付箋を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された第2の付箋を、前記第1の付箋とともに移動する移動手段
    を有し、
    前記移動手段は、前記第2の付箋が複数ある場合、そのうちの1枚の付箋を移動し、該付箋の移動が確定した後に、他の付箋を移動する、
    情報処理装置。
  2. 前記移動手段は、前記第2の付箋を移動した後に、該第2の付箋を選択する動作が行われなかった場合は、該第2の付箋の移動を取り消す、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記抽出手段は、第1の付箋の内容又は属性と類似する付箋、第1の付箋からの距離が予め定められた閾値未満又は以下である位置に貼り付けられている付箋、又はこれらの組み合わせ、を第2の付箋として抽出する、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の付箋の移動が確定するまでは、該第2の付箋が前記第1の付箋と関係があることを示す表示を行う表示手段
    をさらに有する請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記抽出手段は、前記表示手段によって第1の付箋と関係があることを示す表示に対する操作があった場合、該関係のある第2の付箋を移動対象からはずす、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    第1の付箋に対する移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合は、該第1の付箋に関連する第2の付箋を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段によって抽出された第2の付箋を、前記第1の付箋とともに移動する移動手段
    として機能させ
    前記移動手段は、前記第2の付箋が複数ある場合、そのうちの1枚の付箋を移動し、該付箋の移動が確定した後に、他の付箋を移動する、
    情報処理プログラム。
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