JP2017091328A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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和典 堀切
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雄介 狩野
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友紀 中盛
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Abstract

【課題】第1の付箋が指定された後に、受け付けられた第2の付箋をグループ化することができる情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置の指定手段は、着目すべき付箋である第1の付箋を指定し、受付手段は、前記第1の付箋が指定された後に、該第1の付箋に関連する第2の付箋を受け付け、グループ化手段は、前記第1の付箋と前記第2の付箋との親子関係の関連を設定することによって、該第1の付箋と該第2の付箋をグループ化する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、同一箇所に付される複数の電子付箋をまとめて取り扱うことで電子付箋の貼付又は閲覧を容易にし、複数の電子付箋が同一の電子文書をリンク先として示している場合に、これらの電子付箋をまとめて取り扱うことで貼付又は閲覧を容易にすることを課題とし、電子付箋管理装置は、電子文書中にユーザーによって付された複数の電子付箋について、各電子付箋が付された前記電子文書中の箇所を示す位置情報を取得する位置取得手段と、前記位置情報に基づいて、付された箇所が同一又は近傍である複数の電子付箋を電子付箋束としてグループ化するグループ化手段と、前記電子付箋束毎に、当該電子付箋束に含まれる複数の電子付箋を、当該複数の電子付箋が付されていた箇所付近に、予め定められた規則にしたがって整理して配置して、当該電子付箋束を表示する表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記電子付箋束に含まれる複数の電子付箋を重ね合わせて前記電子付箋束を表示し、前記表示手段には、ユーザー指示に基づいて前記複数の電子付箋の重なり順を順次変更する改ページ手段が含まれることが開示されている。
特許文献2には、オブジェクト移動操作において、ユーザーが行う操作を減らすことでユーザーの利便性を向上させることが可能な表示入力装置を提供することを課題とし、表示入力装置では、液晶表示部は、タッチパネル部の複数点を同時にタッチする多点タッチ操作の後、表示中のオブジェクトのうち移動対象のオブジェクトを移動させるための操作がタッチパネル部に対して行われたとき、多点タッチ操作時にタッチされた複数点のうちの2点間の距離が予め定められた閾値距離以上であれば、全ての移動対象のオブジェクトを一括して移動させることが開示されている。
特許第4385770号公報 特開2014−225291号公報
特許文献1には、電子付箋(電子カード等ともいわれる。以下、単に付箋という)が付された箇所が同一又は近傍である複数の付箋を付箋束としてグループ化すること、特許文献2には、多点タッチ操作時にタッチされた複数点のうちの2点間の距離が予め定められた閾値距離以上であれば、全ての移動対象のオブジェクトを一括して移動させること、が記載されている。
しかし、これらの技術では、付箋をグループ化するために、複数の付箋を互いに近傍の位置に移動すること、又は、タッチパネル部の複数点を同時にタッチする多点タッチ操作が必要である。
そこで、本発明は、第1の付箋が指定された後に、受け付けられた第2の付箋をグループ化することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、着目すべき付箋である第1の付箋を指定する指定手段と、前記第1の付箋が指定された後に、該第1の付箋に関連する第2の付箋を受け付ける受付手段と、前記第1の付箋と前記第2の付箋との親子関係の関連を設定することによって、該第1の付箋と該第2の付箋をグループ化するグループ化手段を有する情報処理装置である。
請求項2の発明は、前記グループ化手段によって設定された関連にしたがって、前記第1の付箋と前記第2の付箋の関連を示す表示を行う表示手段をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3の発明は、選択された第3の付箋と親子関係にある付箋のうち、該第3の付箋の子孫にあたる第4の付箋を抽出する抽出手段と、前記第3の付箋の移動とともに、前記第4の付箋を移動する移動手段をさらに有する請求項1又は2に記載の情報処理装置である。
請求項4の発明は、前記表示手段は、第1の付箋と最初の第2の付箋との位置関係にしたがって、次の第2の付箋の位置を決定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置である。
請求項5の発明は、コンピュータを、着目すべき付箋である第1の付箋を指定する指定手段と、前記第1の付箋が指定された後に、該第1の付箋に関連する第2の付箋を受け付ける受付手段と、前記第1の付箋と前記第2の付箋との親子関係の関連を設定することによって、該第1の付箋と該第2の付箋をグループ化するグループ化手段として機能させるための情報処理プログラムである。
請求項1の情報処理装置によれば、第1の付箋が指定された後に、受け付けられた第2の付箋をグループ化することができる。
請求項2の情報処理装置によれば、第1の付箋と第2の付箋の関連を示す表示を行うことができる。
請求項3の情報処理装置によれば、第3の付箋の移動とともに、その第3の付箋の子孫にあたる第4の付箋を移動することができる。
請求項4の情報処理装置によれば、第1の付箋と最初の第2の付箋との位置関係にしたがって、次の第2の付箋の位置を決定することができる。
請求項5の情報処理プログラムによれば、第1の付箋が指定された後に、受け付けられた第2の付箋をグループ化することができる。
本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。 共有付箋情報処理装置、付箋情報処理装置の使用例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 本実施の形態による処理例を示す説明図である。 付箋情報テーブルのデータ構造例を示す説明図である。 本実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
本実施の形態である情報処理装置100は、複数の付箋の親子関係(木構造)を構築(グルーピング、グループ化)するものであって、図1の例に示すように、着目付箋指定モジュール105、表示モジュール110、移動付箋選択モジュール115、付箋移動モジュール120、関連付箋処理モジュール125、付箋情報記憶モジュール150を有している。関連付箋処理モジュール125は、関連付箋受付モジュール130、関連付箋配置モジュール135、グループ処理モジュール140、関連付箋抽出モジュール145を有している。台紙(電子白板等ともいわれる)に対する「貼り付け」の行為を契機(トリガー)として、グループ化を行う。より具体的には、例えば、着目すべき付箋である第1の付箋が、操作者の操作によって指定され、その後に、受け付けた第2の付箋を、第1の付箋を親とした子の付箋として、グループ化する。
情報処理装置100は、付箋を用いて、議事進行役であるファシリテーター(一般的には一人)と複数人の参加者によって行われる会合(ワークショップ、会議、アイデア抽出会、検討会等)で利用される。参加者は参加者用端末としての端末装置(後述する付箋情報処理装置210)を用いて、アイデア等が記載された付箋を作成する。一般的に、図3の例に示すように、付箋情報処理装置210として、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B等(以下、代表して付箋情報処理装置210という)があり、付箋情報処理装置210は複数ある。そして、共有付箋情報処理装置200は、付箋情報処理装置210から付箋を受け取って、台紙上にその付箋を貼り付ける。ファシリテーターは共有付箋情報処理装置200の表示装置である共有画面を用いて、その台紙上で、付箋の位置を決定又は変更したり、付箋の編集をしたり、付箋をまとめたり(第1の付箋と第2の付箋を関連付けること、グループ形成等ともいわれる)、自らも付箋情報の作成等を行って、その会合を進行させる。なお、本実施の形態において、参加者には、ファシリテーターを含む。
付箋情報処理装置210は、例えば、タッチパネル(タッチスクリーンともいわれる)方式の表示装置及び入力装置を有しており、参加者の指、ペン等を用いた操作を受け付けて、付箋情報の作成等が行われる。また、タッチパネル以外にも、キーボード、マウスを用いた入力、マイクを用いた音声入力、カメラを用いた画像入力等であってもよい。付箋は、カード型の情報を管理し得るデータ構造であればよく、その内容は、例えば、テキスト情報、手書き文字、図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせであってもよい。
共有付箋情報処理装置200は、付箋情報処理装置210から送信されてきた付箋を台紙上に貼り付けて表示し、その付箋に対する処理を行うものである。付箋に対する処理を指示する者として、ファシリテーター、共有付箋情報処理装置200の操作者がいる。
共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210によって構成される付箋システムは、従来の紙の付箋による作業に比べて、複数名での作業における付箋の作成、貼り付け作業等の効率が向上している。
一方で紙の付箋では、注目すべき付箋を手で取り上げて議論したり、会議室を目いっぱい使って付箋を配置したり、といったことが可能である。これに対して、ディスプレイ等の表示装置上で扱う付箋では、その付箋を扱う空間がディスプレイ平面上という制約がある。このため、電子的に大きな平面の仮想空間を用意したとしても、貼り付けた付箋を移動しなければならないケースは紙よりも多くなることがある。
したがって、いったん配置した複数の付箋をまとめて別の場所に動かすようなケースで、1枚ずつ操作をしなくても済むように支援する機能を実装することが求められている。例えば、複数の付箋をまとめて1つのグループにする機能が該当する。
しかしながら、その場合、グループに属する付箋を全体で指定する必要があるため、移動する付箋の数が多い少ない、移動距離が遠い近いに関わらず、所定の手間が必要となる。
本実施の形態は、付箋のグループ化、同じグループに属していることを示すための表示、そのグループに属している付箋群の移動に関する処理を行う。より具体的には、実際の議論においては、特定の付箋に着目した上で、関連する付箋を作成し配置するというサイクルを持つという性質を利用して、グループ化等の処理を行う。
着目付箋指定モジュール105は、着目すべき付箋である第1の付箋を指定する。ここでの指定は、操作者の操作にしたがった指定であってもよいし、予め定められたルール(規則)にしたがった指定であってもよい。予め定められたルールとして、例えば、台紙内の予め定められた領域に貼り付けられた付箋を第1の付箋として指定することとしてもよいし、議論の中での予め定められたステージ(ステップ、モード等ともいわれ、具体的には、着目すべき付箋を選択するための議論を行う期間)で、操作者の操作によって選択された付箋を第1の付箋として指定することとしてもよい。
表示モジュール110は、情報処理装置100が備えている液晶ディスプレイ等の表示装置に、台紙、付箋を表示する。そして、情報処理装置100は、グループ処理モジュール140によって設定された関連にしたがって、第1の付箋と第2の付箋の関連を示す表示を行う。ここでの表示は、その付箋が関連を有していること、そして、いずれが親で、いずれが子であるかを分からせるための表示である。例えば、第1の付箋と第2の付箋との間を線で結ぶ表示を行うこと、また、その線は、例えば、矢印になっており、いずれが親であるか(又は子であるか)を判別できるようにしている。
移動付箋選択モジュール115は、操作者の操作にしたがって、台紙上にある移動対象の第3の付箋を選択する。そして、その選択された第3の付箋がグループに属している場合は、関連付箋抽出モジュール145に第3の付箋とともに移動する対象となる第4の付箋を抽出させるように制御を行う。
付箋移動モジュール120は、操作者の操作にしたがって、移動付箋選択モジュール115によって選択された第3の付箋を移動する。そして、関連付箋抽出モジュール145によって、第4の付箋が抽出されている場合は、第3の付箋とともに第4の付箋を移動する。
関連付箋処理モジュール125は、付箋群に対してグループ化処理を行う。
関連付箋受付モジュール130は、着目付箋指定モジュール105によって第1の付箋が指定された後に、その第1の付箋に関連する第2の付箋を受け付ける。ここでの付箋の受け付けは、情報処理装置100を含む付箋処理装置(例えば、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210)で作成された付箋を受け付けることであってもよいし、その情報処理装置100以外の付箋処理装置から送信されてきた付箋を受信することであってもよい。また、第2の付箋としての受け付けは、第1の付箋が指定された後(直後を含む)であれば、その後の予め定められた期間であってもよいし、操作者の操作によって第2の付箋の受け付けの終了が決定されるまでの期間であってもよいし、新しい付箋の受け付けがない期間が予め定められた期間より長い又は以上である場合に、第2の付箋としての受け付けを終了するとしてもよい。
関連付箋配置モジュール135は、第1の付箋と最初の第2の付箋との位置関係にしたがって、次の第2の付箋の配置位置を決定する。そして、表示モジュール110は、その決定された配置にしたがって、以降の第2の付箋を表示する。また、第1の付箋の周囲の空白状況(付箋を貼り付けることができる余白の領域)にしたがって、配置位置を決定するようにしてもよい。
グループ処理モジュール140は、着目付箋指定モジュール105によって指定された第1の付箋と関連付箋受付モジュール130によって受け付けられた第2の付箋との親子関係の関連を設定することによって、その第1の付箋とその第2の付箋をグループ化する。
関連付箋抽出モジュール145は、移動付箋選択モジュール115によって選択された第3の付箋と親子関係にある付箋のうち、その第3の付箋の子孫にあたる第4の付箋を抽出する。
また、移動付箋選択モジュール115は、第3の付箋の移動とともに、関連付箋抽出モジュール145によって抽出された第4の付箋を移動する。なお、ここでの移動には、台紙上での付箋群の移動の他に、共有付箋情報処理装置200と付箋情報処理装置210との間の移動、付箋情報処理装置210と他の付箋情報処理装置210との間の移動を含む。
付箋情報記憶モジュール150は、情報処理装置100内の各モジュールが利用する付箋に関する情報を記憶している。したがって、各モジュールは、付箋情報記憶モジュール150から付箋に関する情報を読み込み、また、処理結果を付箋情報記憶モジュール150に書き込む。付箋情報記憶モジュール150は、例えば、付箋情報テーブル1300を記憶している。図13は、付箋情報テーブル1300のデータ構造例を示す説明図である。付箋情報テーブル1300は、付箋ID欄1310、貼付位置欄1315、サイズ欄1320、作成日時欄1325、作成者欄1330、貼付日時欄1335、色欄1340、枠線形状欄1345、枠線色欄1350、枠線太さ欄1355、所属グループ欄1360、選択回数欄1365、接続付箋数欄1370、接続付箋ID欄1375、接続方向欄1380、内容種別欄1390、内容欄1395を有している。付箋ID欄1310は、付箋を、本実施の形態において一意に識別するための情報(付箋ID:IDentification)を記憶している。貼付位置欄1315は、その付箋が貼り付けられている位置を記憶している。つまり、台紙上の位置を記憶している。例えば、台紙のXY座標系における座標である。具体的には、表示モジュール110又は関連付箋配置モジュール135によって特定された位置である。サイズ欄1320は、その付箋のサイズを記憶している。例えば、表示する付箋が矩形である場合は、幅と高さを記憶している。作成日時欄1325は、その付箋が作成された日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。作成者欄1330は、その付箋の作成者(作成者ID)を記憶している。又は、その付箋が作成された情報処理装置(共有付箋情報処理装置200又は付箋情報処理装置210の機器ID)を記憶してもよい。貼付日時欄1335は、その付箋が台紙に貼り付けられた日時を記憶している。色欄1340は、その付箋の表示色を記憶している。枠線形状欄1345は、その付箋の表示における枠線の形状(実線、点線、破線、波線、二重線等)を記憶している。枠線色欄1350は、その付箋の表示における枠線の色を記憶している。枠線太さ欄1355は、その付箋の表示における枠線の太さを記憶している。所属グループ欄1360は、その付箋が所属しているグループに関する情報を記憶している。例えば、その付箋がグループに属しているか否かを示す情報を記憶していてもよいし、グループに属している場合は、グループIDやそのグループに属している他の付箋ID(例えば、その付箋の親となる付箋の付箋ID)等を記憶していてもよい。選択回数欄1365は、操作者の操作によってその付箋が選択された回数を記憶している。接続付箋数欄1370は、その付箋に対して接続された付箋の数を記憶している。その数の分だけ、次の接続付箋ID欄1375と接続方向欄1380が繰り返される。接続付箋ID欄1375は、その付箋に対して接続された付箋の付箋IDを記憶している。接続方向欄1380は、その付箋と直前の接続付箋ID欄1375の付箋との接続方向を記憶している。その付箋(又は、直前の接続付箋ID欄1375の付箋)が、上流(接続元、親の付箋であること)、下流(接続先、子の付箋であること)のいずれかであることを示す情報であってもよいし、上流(又は、下流)にある付箋の付箋IDであってもよい。また、無方向の接続(親子関係がない接続又は親子関係が定まる前の状態)である場合は、空白(NULL)であってもよいし、接続方向欄1380そのものがなくてもよい。内容種別欄1390は、その付箋の内容種別(テキスト情報、手書き文字又は図形等を示すベクトルデータ、音声情報、写真等の静止画像情報、動画情報等、又はこれらの組み合わせを示す情報)を記憶している。内容欄1395は、その付箋に書き込まれている内容を記憶している。なお、付箋が台紙に貼り付けられていない状態では、貼付位置欄1315等は空白(NULL)であってもよいし、予め定められた値(デフォルト値)としてもよい。
図2は、本実施の形態を利用した付箋システムの構成例を示す説明図である。共有付箋情報処理装置200は、一般的に大画面の表示装置を備えており、ファシリテーターによって操作される。この表示装置は、参加者全員が見ることができるものである。各付箋情報処理装置210は、会合における参加者によって操作され、一般的には、各参加者が1台ずつ所持している。例えば、付箋情報処理装置210として、タブレット型端末等が使用される。
図2(a1)の例では、共有付箋情報処理装置200が、情報処理装置100を有している。そして、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。通信回線299は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。この場合、情報処理装置100は、共有付箋情報処理装置200の画面に表示される台紙、付箋に対する処理を行う。そして、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各付箋情報処理装置210に送信する。
図2(a2)の例では、情報処理装置100、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。この場合、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210が、通信回線299を介して、情報処理装置100を利用する。情報処理装置100の制御にしたがって、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210の画面に台紙、付箋を表示する。また、情報処理装置100による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
図2(a3)の例では、共有付箋情報処理装置200と各付箋情報処理装置210のそれぞれが、情報処理装置100を有している。共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。この場合、各情報処理装置100が、それぞれの付箋情報処理装置(共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210)の画面に表示される台紙、付箋に対する処理を行う。
図2(b)の例では、会議室280には、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cが設置されており、会合が行われる。共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210Cは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。
そして、情報処理装置100、付箋情報記憶装置294、会議室280内の機器は、通信回線298を介してそれぞれ接続されている。通信回線298は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100、付箋情報記憶装置294による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。付箋情報記憶装置294は、付箋情報記憶モジュール150を有している。情報処理装置100は、付箋情報記憶装置294内の付箋情報記憶モジュール150を用いて処理を行う。この場合、共有付箋情報処理装置200が情報処理装置100を利用して、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各付箋情報処理装置210に送信し、各付箋情報処理装置210の画面にそれを表示するようにしてもよい。また、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210のそれぞれが、情報処理装置100を利用するようにしてもよい。
図3は、本実施の形態が使用される会議室等の例、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210の使用例を示す説明図である。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は付箋情報処理装置210Aを利用し、参加者312は付箋情報処理装置210Bを利用する。一般的に、端末装置(付箋情報処理装置210A等)は参加者一人に1個付与されており、図3(c)の例に示す付箋情報処理装置210のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)等であってもよい。
図3(a)の例に示す共有付箋情報処理装置200xは、プロジェクターであって、台紙及び付箋を表示する。また、共有付箋情報処理装置200yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと等の操作を受け付けるものである。例えば、共有付箋情報処理装置200yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が共有付箋情報処理装置200yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、共有付箋情報処理装置200yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。
また、共有付箋情報処理装置200は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、付箋情報処理装置210の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
図4は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS402では、着目付箋指定モジュール105が、着目する付箋を受け付ける。
ステップS404では、表示モジュール110が、その付箋の表示形態を変更する。例えば、その付箋の大きさ、色、枠線等を変更させてもよいし、ハイライト表示、点滅表示させるようにしてもよい。
ステップS405では、グループ処理モジュール140が、着目する付箋に対して子の付箋を追加する処理を開始する。
ステップS406では、関連付箋受付モジュール130が、関連付箋の受付を開始する。ここでの関連付箋は、ステップS402で受け付けた付箋を親の付箋とする付箋(子の付箋)である。
ステップS408では、関連付箋受付モジュール130が、関連付箋を受け付ける。
ステップS410では、表示モジュール110が、受け付けた付箋を表示する。
ステップS412では、グループ処理モジュール140が、着目する付箋と受け付けた付箋との関係を設定する。ここでの関係とは、着目付箋を親とし、関連付箋を子とする親子関係である。
ステップS414では、表示モジュール110が、設定された関係を示す表示を行う。例えば、着目付箋と関連付箋との間を線で結ぶ等の表示を行う。
ステップS416では、関連付箋受付モジュール130が、関連する付箋の受付は終了か否かを判断し、終了の場合はステップS418へ進み、それ以外の場合はステップS408へ戻る。
ステップS418では、グループ処理モジュール140が、グループ化の後処理(例えば、グループ化の処理結果のデータ反映処理等)を行う。そして、グループ化の処理結果を付箋情報記憶モジュール150(付箋情報テーブル1300の所属グループ欄1360等)に記憶させ、グループ化処理を終了する。
図5は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図5(a)の例に示す状態では、画面500に付箋502、付箋504、付箋506、付箋508、付箋510の5枚の付箋が貼り付けられている。付箋502の下には、他の付箋は貼り付けられておらず、空白の状態であるとする。
図5(b)の例に示す状態は、図5(a)の例に示す状態から、操作者の操作にしたがって操作手550によって付箋502が第1の付箋として選択された状態を示している。具体的には、ファシリテーターが着目する付箋を参加者に指示又は開示する操作が行われたことを示している。その後、参加者は、選択された付箋に対して、新たな付箋を生成して、送信することが行われる。選択後の着目付箋502aとして、選択前の付箋502の枠線を太くする等の表示形態を変更する。ここで、操作者は、これから着目付箋502aに書かれている内容について、議論を行いたい等の意図を有しており、この選択の後に、作成された付箋(又は情報処理装置100が受信した付箋)は、着目付箋502aと関連があるものとなる。
図5(c)の例に示す状態は、図5(b)の例に示す状態から、3枚の付箋(関連付箋522、関連付箋524、関連付箋526)が作成され、画面500に貼り付けた状態を示している。着目付箋502aを親として、関連付箋522、関連付箋524、関連付箋526を子とした親子関係を形成する。これによって、操作者の意図に沿ったグループ化処理を行うことができるようになる。
そして、着目付箋502aから関連付箋522、着目付箋502aから関連付箋524、着目付箋502aから関連付箋526への矢印線(矢印の向いている先の付箋が子の付箋)を描画する。この表示によって、グループ化された付箋群、その付箋間の関係をユーザーは把握できるようになる。
図6は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
ステップS602では、移動付箋選択モジュール115が、付箋の選択操作を受け付ける。
ステップS604では、関連付箋抽出モジュール145が、選択された付箋と親子関係にある付箋を抽出する。
ステップS606では、関連付箋抽出モジュール145が、選択された付箋の子孫にあたる付箋を抽出する。つまり、親の付箋と兄弟の付箋は、移動対象としない。
ステップS608では、付箋移動モジュール120が、選択された付箋の移動にあわせて、子孫の付箋を移動する。
ステップS610では、付箋移動モジュール120が、選択された付箋と親の付箋との親子関係を解消するか否かを判断し、解消する場合はステップS612へ進み、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS699)。ここでの判断として、移動の操作量が予め定めた条件に適合する場合は、親子関係を解消するとしてもよい。ここで「移動の操作量」として、移動の距離(移動前の元の位置から、移動後の位置までの距離であって、直線距離であってもよいし、実際に移動した距離であってもよい)、移動の速度、移動の際の加速度、移動にかけた時間、圧力等、又はこれらの組み合わせがある。以下、移動の距離を例示して説明する。なお、圧力は、圧力を検知できるタッチスクリーンを利用し、移動対象の付箋(第3の付箋)を選択又は移動しているときの指又はペンの圧力を検知すればよい。また、圧力を用いる場合は、移動対象の付箋を選択したときの圧力を用いるようにしてもよいし、その付箋を移動している間も含めた統計値(平均値、最大値、最小値、最頻値、中央値等)であってもよい。例えば、移動している間も所定の圧力を掛けることは困難であるので、移動対象の付箋を選択したときの圧力だけを用いるようにしてもよい。
また、「予め定めた条件」として、予め定められた閾値より大きい又は以上であること、を用いるようにしてもよい。例えば、移動距離が予め定められた閾値より大きい又は以上である場合は、親子関係を解消させるように判断するとしてもよい。移動量が大きい場合には、親の付箋との関係がなくなっているとする意図が多いからである。また、移動した後に、親子関係を解消させる操作を行わなければならない場合に比べて、操作が容易になる。また、複数の操作量の組み合わせを条件とする場合は、各操作量の条件を論理演算(論理和、論理積、排他的論理和等)で結合したものとしてもよい。
ステップS612では、グループ処理モジュール140が、選択された付箋と親の付箋との親子関係を解消する設定を行う。
図7は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。親の付箋を移動した場合に、その付箋を親としている子の付箋群を一緒に移動させる例を示している。
図7(a)の例に示す状態では、図5(c)の例に示した状態と同等であり、画面700に移動選択付箋702a、関連付箋722、関連付箋724、関連付箋726、付箋704、付箋706、付箋708、付箋710の8枚の付箋が貼り付けられている。そして、移動選択付箋702aを親として、それぞれ関連付箋722、関連付箋724、関連付箋726が子としてグループ化されている。
この状態で、移動選択付箋702aを移動するための操作として、操作手750で移動選択付箋702aを選択する。
図7(b)の例に示す状態では、移動選択付箋702aを右に移動させると、その状態のまま(親子関係を有している位置関係を保ったまま)、関連付箋722、関連付箋724、関連付箋726も移動する。
図7(c)の例に示す状態では、図7(b)の例に示す状態から移動選択付箋722aを移動した場合の例を示したものである。移動選択付箋722aには子となる付箋がないので、移動選択付箋722aだけを移動しており、親となる関連付箋702と兄弟となる関連付箋724、関連付箋726は移動していない。
図8は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。画面800に付箋802、付箋804、付箋806、付箋808、付箋812、付箋814、付箋816、付箋818、付箋822、付箋824、付箋826、付箋828の12枚の付箋が貼り付けられている。そして、付箋822を親として、それぞれ付箋804、付箋814、付箋824が子として、さらに、付箋824を親として付箋826を子として、付箋826を親として付箋828を子として、グループ化されている。これらは1つのグループを形成している。
この状態で、付箋824を移動するための操作として、操作手850で付箋824を選択する。
図8(b)の例に示す状態では、付箋824の移動にしたがって、その子孫の付箋である付箋826、付箋828も移動している。そして、その移動距離は、予め定められた閾値以下であるので付箋822と付箋824の親子関係を維持したままである。
図8(c)の例に示す状態では、付箋824の移動にしたがって、その子孫の付箋である付箋826、付箋828も移動している。ただし、その移動距離は、予め定められた閾値より長いので付箋822と付箋824の親子関係を解消している。したがって、ここでは2つのグループ(付箋822と付箋804と付箋814のグループ、付箋824と付箋826と付箋828のグループ)に分かれることになる。
図9は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。付箋の配置に関する処理であって、第1の付箋と最初の第2の付箋との位置関係にしたがって、次の第2の付箋の位置を決定するものである。この処理は、表示モジュール110によって行われる。
ステップS902では、親と子の付箋の位置を抽出する。
ステップS904では、親と子の付箋の位置関係のパターンを設定する。位置関係のパターンについては、図10、図11に示す例を用いて後述する。
ステップS906では、新たな子の付箋を受け付ける。
ステップS908では、パターンにしたがって、新たな付箋の位置を設定する。
ステップS910では、新たな付箋はあるか否かを判断し、ある場合はステップS906へ戻り、それ以外の場合は処理を終了する(ステップS999)。
図10は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。
図10(a)の例に示す状態は、画面1000に、付箋1002が貼り付けられており、付箋1002が第1の付箋として選択され、付箋1004が第2の付箋として貼り付けられたので、付箋1002を親として付箋1004を子としたグループが形成されたことを示している。付箋1004は、付箋1002の下の位置に配置される。操作者の操作によって、この配置が行われてもよいし、予め定められた規則(例えば、親の付箋の直下の位置に配置する)にしたがって配置を行うようにしてもよい。ここで、次の付箋を受け付けた場合の配置パターンは、第2の付箋の右隣とするものである。つまり、配置パターンとして、付箋1002の予め定められた位置(例えば、中心)と付箋1004の予め定められた位置(例えば、中心)とでなす線分に対して直角に交わる方向であって、余白のある方向に、次の付箋を配置するパターンを設定している。
図10(b)の例に示す状態は、図10(a)の例に示す状態から、付箋1006、付箋1008が、貼り付けられたことを示している。付箋1006は、付箋1002の子である。付箋1008は、付箋1002の子である。そして、前述の配置パターンにしたがって、付箋1004と隣り合う位置に、付箋1006、付箋1008を配置している。
なお、もちろんのことながら、付箋1004が付箋1002の右隣に配置された場合は、付箋1006、付箋1008は、付箋1004の下に配置されることになる。
なお、前述の例は、親と第1子の付箋の配置によって、それ以後の第2子、第3子の付箋の位置を決定しているが、親と第1子と第2子の付箋の配置によって、それ以後の第3子、第4子の付箋の位置を決定する配置パターンとしてもよい。また、親と第1子の付箋の配置によって、孫の付箋(第1子の付箋のさらに子の付箋)の位置を決定する配置パターンとしてもよい。
図11は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。図10の例に示す配置パターンは、配置する余白がある場合の例を示している。図11の例では、周囲の余白領域にしたがって、配置パターンを設定するものである。
図11(a)の例に示す状態は、画面1100に、付箋1102、付箋1112、付箋1114、付箋1116、付箋1118が貼り付けられており、付箋1102が第1の付箋として選択され、付箋1106が第2の付箋として貼り付けられたので、付箋1102を親として付箋1106を子としたグループが形成されたことを示している。ただし、付箋1106の左隣及び右隣には付箋を貼り付けるだけの余白領域はない状態である。ここで、次の付箋を受け付けた場合の配置パターンは、第2の付箋の下とするものである。つまり、配置パターンとして、付箋1102の予め定められた位置(例えば、中心)と付箋1106の予め定められた位置(例えば、中心)とでなす線分に対して直角に交わる方向に、付箋を貼り付けるだけの余白がない場合は、付箋1106の下に次の付箋を配置するパターンを設定している。
図11(b)の例に示す状態は、図11(a)の例に示す状態から、付箋1108、付箋1110が、貼り付けられたことを示している。付箋1108は、付箋1102の子である。付箋1110は、付箋1102の子である。そして、前述の配置パターンにしたがって、付箋1106の下の位置に、付箋1108、付箋1110を配置している。
なお、付箋を貼り付ける余白がない場合は、余白領域がある位置まで、グループ内の付箋全部を移動するようにしてもよい。また、操作者の操作による指示(配置位置を決定する指示)を得るようにしてもよい。
図12は、本実施の形態による処理例を示す説明図である。既に貼り付けられた付箋間で親子関係を形成する例を示したものである。
図12(a)の例に示す状態は、画面1200に、付箋1202、付箋1204、付箋1206が貼り付けられている状態である。
図12(b)の例に示す状態は、付箋1202を操作手1250aで選択し、そのまま画面をなぞって(つまり、画面1200から指を離さずに)、付箋1204の位置(図では操作手1250bの位置)まで操作手1250aを移動させることによって、付箋1202を親とし、付箋1204を子とした親子関係を形成している。
図12(c)の例に示す状態は、付箋1202を操作手1250aで選択し、そのまま画面をなぞって、付箋1206の位置(図では操作手1250cの位置)まで操作手1250aを移動させることによって、付箋1202を親とし、付箋1206を子とした親子関係を形成している。
また、逆の操作(つまり、子の付箋を指定した後に、親の付箋まで操作手1250aを移動させる操作)で、親子関係を形成するようにしてもよい。
なお、本実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図14に例示するように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。つまり、具体例として、処理部(演算部)としてCPU1401を用い、記憶装置としてRAM1402、ROM1403、HD1404を用いている。HD1404として、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)を用いてもよい。着目付箋指定モジュール105、表示モジュール110、移動付箋選択モジュール115、付箋移動モジュール120、関連付箋処理モジュール125、関連付箋受付モジュール130、関連付箋配置モジュール135、グループ処理モジュール140、関連付箋抽出モジュール145等のプログラムを実行するCPU1401と、そのプログラムやデータを記憶するRAM1402と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM1403と、補助記憶装置(フラッシュメモリ等であってもよい)であるHD1404と、キーボード、マウス、タッチスクリーン、マイク等に対する利用者の操作に基づいてデータを受け付ける受付装置1406と、CRT、液晶ディスプレイ、スピーカー等の出力装置1405と、ネットワークインタフェースカード等の通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース1407、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス1408により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
前述の実施の形態のうち、コンピュータ・プログラムによるものについては、本ハードウェア構成のシステムにソフトウェアであるコンピュータ・プログラムを読み込ませ、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働して、前述の実施の形態が実現される。
なお、図14に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図14に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに図14に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
100…情報処理装置
105…着目付箋指定モジュール
110…表示モジュール
115…移動付箋選択モジュール
120…付箋移動モジュール
125…関連付箋処理モジュール
130…関連付箋受付モジュール
135…関連付箋配置モジュール
140…グループ処理モジュール
145…関連付箋抽出モジュール
150…付箋情報記憶モジュール
200…共有付箋情報処理装置
210…付箋情報処理装置

Claims (5)

  1. 着目すべき付箋である第1の付箋を指定する指定手段と、
    前記第1の付箋が指定された後に、該第1の付箋に関連する第2の付箋を受け付ける受付手段と、
    前記第1の付箋と前記第2の付箋との親子関係の関連を設定することによって、該第1の付箋と該第2の付箋をグループ化するグループ化手段
    を有する情報処理装置。
  2. 前記グループ化手段によって設定された関連にしたがって、前記第1の付箋と前記第2の付箋の関連を示す表示を行う表示手段
    をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 選択された第3の付箋と親子関係にある付箋のうち、該第3の付箋の子孫にあたる第4の付箋を抽出する抽出手段と、
    前記第3の付箋の移動とともに、前記第4の付箋を移動する移動手段
    をさらに有する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示手段は、第1の付箋と最初の第2の付箋との位置関係にしたがって、次の第2の付箋の位置を決定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. コンピュータを、
    着目すべき付箋である第1の付箋を指定する指定手段と、
    前記第1の付箋が指定された後に、該第1の付箋に関連する第2の付箋を受け付ける受付手段と、
    前記第1の付箋と前記第2の付箋との親子関係の関連を設定することによって、該第1の付箋と該第2の付箋をグループ化するグループ化手段
    として機能させるための情報処理プログラム。
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