JP6571459B2 - 後席用サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、後席用サイドエアバッグ装置に関する。
特許文献1には、後席のシートバックの車両幅方向外側にサイドエアバッグ及びインフレータを含むエアバッグモジュールが設けられた構造が開示されている。ここで、エアバッグモジュールは、ケースに収容されており、このケースは、一対の側壁と底壁とを含んで車両上方から見た断面形状が車両前方側に開放された略U字状とされている。また、インフレータから車両後方側へスタッドボルトが突設されており、このスタッドボルトを介してケースの底壁にインフレータが締結されている。
一方、特許文献2には、サイドエアバッグ装置のインフレータから車両幅方向内側へスタッドボルトが突設された構造が開示されている。そして、スタッドボルトを介してシートバックフレームにインフレータが締結されている。
特開2006−088774号公報 特開2009−143379号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、インフレータから車両後方側へスタッドボルトが突設されているので、このスタッドボルトがエアバッグモジュールの車両後方側に設けられたホイルハウスなどのボデーと干渉する虞がある。一方、上記特許文献2に記載された技術では、エアバッグモジュールをケースに組み付ける場合、スタッドボルトがケースの側壁と当たらないようにケースの車両幅方向の長さ(幅)を広くする必要があり、省スペース化の観点から改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、インフレータから車両幅方向に突設されたスタッドボルトを介してケースにエアバッグモジュールが締結された構成において、省スペース化を図ることができる後席用サイドエアバッグ装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る後席用サイドエアバッグ装置は、後席のシートバックの車両幅方向外側に配置されたサイドガーニッシュ内に設けられ、車両平面視で車両幅方向に延在された底壁と、該底壁の車両幅方向両端部から車両前方へ延出された一対の側壁とを含んで構成されると共に、一方の前記側壁が他方の前記側壁よりも車両前後方向の長さが短く形成されたケースと、前記ケースに収納され、衝突時に乗員の側部で展開されるサイドエアバッグと、該サイドエアバッグへガスを供給すると共に車両幅方向に突設されたスタッドボルトを備え、該スタッドボルトを介して一方の前記側壁又は他方の前記側壁に締結されたインフレータとを含んで構成されたエアバッグモジュールと、を有し、前記ケースは、車両幅方向内側の前記側壁が車両幅方向外側の前記側壁よりも車両前後方向の長さが短く形成され、前記インフレータは、車両幅方向外側に突設された前記スタッドボルトを介して車両幅方向外側の前記側壁に締結され、車両平面視で一対の前記側壁における前端同士を結ぶ線分の長さを開口長とし、車両平面視で前記エアバッグモジュールにおける車両後端側かつ車両幅方向一端側の角部と車両前端側かつ車両幅方向他端側の角部とを結ぶ対角線の長さを対角長としたときに、前記開口長の方が前記対角長よりも長く形成されている
請求項1に記載の本発明に係る後席用サイドエアバッグ装置では、ケースは、車両平面視で車両幅方向に延在された底壁と、この底壁の車両幅方向両端部から車両前方へ延出された一対の側壁とを含んで構成されている。そして、ケースを構成する一対の側壁のうち、一方の側壁が他方の側壁よりも車両前後方向の長さが短く形成されている。また、ケースにはエアバッグモジュールが組み付けられている。エアバッグモジュールは、サイドエアバッグとインフレータとを含んで構成されている。また、インフレータは、車両幅方向に突設されたスタッドボルトを備えており、このスタッドボルトを介してケースの側壁にインフレータが締結されている。ここで、ケースの側壁の車両前後方向の長さを変えることにより、エアバッグモジュールをケースに組み付ける際に、エアバッグモジュールをケースに対して斜めに挿入させることができる。この結果、スタッドボルトの長さ分だけケース幅が拡張された構造よりもケース幅を狭く形成することができる。
また、乗員に近い車両幅方向内側の側壁の車両前後方向の長さが短く形成されている。これにより、側面衝突などの衝突時に乗員が後席用サイドエアバッグ装置側に慣性移動した場合であっても、乗員とケースとの干渉を回避又は抑制することができる。
また、側面衝突などの衝突時に乗員が後席用サイドエアバッグ装置側に慣性移動した場合であっても、乗員とスタッドボルトとの干渉を回避又は抑制することができる。
また、開口長が対角長よりも長く形成されている。このため、エアバッグモジュールをケースに対して斜めに挿入させる際に、エアバッグモジュールの角部がケースの開口縁に当たらずに済む。この結果、開口長が対角長よりも短い構造と比較して、エアバッグモジュールを容易にケースに組み付けることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の後席用サイドエアバッグ装置によれば、インフレータから車両幅方向に突設されたスタッドボルトを介してケースにエアバッグモジュールが締結された構成において、省スペース化を図ることができるという優れた効果を有する。
また、側突時における乗員の保護性能を向上させることができるという優れた効果を有する。
さらに、エアバッグモジュールをケースに組み付ける組付作業の作業効率を向上させることができるという優れた効果を有する。
実施形態に係る後席用サイドエアバッグ装置が適用された後席を示す正面図である。 図1の2−2線に沿って切断した状態を拡大して示す拡大断面図である。 実施形態に係る後席用サイドエアバッグ装置を構成するケースを拡大して示す拡大斜視図である。 車両の側面衝突時における乗員の軌跡を説明するための図2に対応する拡大断面図である。 後席用サイドエアバッグ装置の変形例を示す、図2に対応する拡大断面図である。 図5のケース及びエアバッグモジュールを拡大して示す要部拡大断面図であり、エアバッグモジュールをケースに組み付ける前の状態を示す図である。
実施形態に係る後席用サイドエアバッグ装置について、図面を参照して説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印RHは進行方向を向いた場合の車両右側を示している。また、以下の説明で特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、進行方向を向いた場合の左右を示すものとする。
図1には、本実施形態に係る後席用サイドエアバッグ装置10が適用された後席12を車両正面側から見た正面図が示されている。また、図1には、保護すべき乗員のモデルとして衝突試験用のダミー(人形)が後席12のシートクッション14に着座した状態を図示している。ダミーは、例えばWorldSID(国際統一側面衝突ダミー:World Side Impact Dummy)のAM50(米国人成人男性の50パーセンタイル)である。このダミーは、衝突試験法で定められた標準的な着座姿勢で着座しており、後席12は、当該着座姿勢に対応した基準設定位置に位置している。以下、説明を分かり易くするために、ダミーを「乗員D」と称する。
図1に示されるように、後席12は、シートクッション14とシートバック16とを含んで構成されており、シートバック16の上端部には乗員Dの頭部を支持するためのヘッドレスト18が設けられている。
ここで、後席12のシートバック16の車両幅方向両側には、サイドガーニッシュ20が設けられており、このサイドガーニッシュ20には、後席用サイドエアバッグ装置10が組み付けられている。なお、図1ではシートバック16の車両右側のサイドガーニッシュ20及び後席用サイドエアバッグ装置10のみを図示しているが、シートバック16の車両左側にも同様にサイドガーニッシュ20及び後席用サイドエアバッグ装置10が設けられている。また、車両右側の後席用サイドエアバッグ装置10と車両左側の後席用サイドエアバッグ装置10とは左右対称であるため、以下の説明では車両右側の後席用サイドエアバッグ装置10についてのみ説明する。さらに、図1では、説明の便宜上、乗員を拘束するためのシートベルト(ウェビング)の図示を省略している。
図2に示されるように、サイドガーニッシュ20は、シートバック16とホイルハウス22との間に設けられており、樹脂によって形成されている。また、サイドガーニッシュ20における車両右側(車両幅方向外側)の端部には、後席用サイドエアバッグ装置10が組み付けられている。後席用サイドエアバッグ装置10については後述する。
ホイルハウス22は、内板を構成するホイルハウスインナパネル24と、外板を構成するホイルハウスアウタパネル26とを含んで構成されている。また、ホイルハウスインナパネル24は、後席用サイドエアバッグ装置10の車両右側の側部に沿って車両前後方向へ延びており、後席用サイドエアバッグ装置10よりも車両後方側で車両左側(車両幅方向内側)へ膨出されている。また、ホイルハウスインナパネル24の前端部にはインナ側フランジ24Aが形成されている。
ホイルハウスアウタパネル26は、ホイルハウスインナパネル24の車両右側を車両前後方向に延在されており、ホイルハウスインナパネル24との間に閉断面を構成している。また、ホイルハウスアウタパネル26の前端部には、インナ側フランジ24Aに沿ってアウタ側フランジ26Aが形成されている。そして、インナ側フランジ24Aとアウタ側フランジ26Aとが接合されており、ドアオープニングの後縁を構成している。また、インナ側フランジ24Aとアウタ側フランジ26Aとの接合部分にウェザーストリップ28が取り付けられている。
ホイルハウス22よりも車両前方には、リアサイドドア30が配置されている。リアサイドドア30は、内板を構成するドアインナパネル32と、外板を構成するドアアウタパネル34とを含んで構成されている。そして、ドアインナパネル32の周縁に形成されたインナ側フランジ32Aとドアアウタパネル34の周縁に形成されたアウタ側フランジ34Aとが接合されている。また、ドアインナパネル32の車両左側には、内装部品である樹脂製のドアトリム36が取り付けられている。
ここで、図1に示されるように、ドアトリム36には、車両左側へ張り出されたアームレスト36Aが設けられており、このアームレスト36Aは、車両正面側から見てサイドガーニッシュ20の一部及び後席用サイドエアバッグ装置10の一部と重なっている。
図2に示されるように、後席用サイドエアバッグ装置10は、エアバッグモジュール38と、ケース40と、エアバッグドアガーニッシュ42(以下、適宜「エアバッグドア42」と称する。)とを含んで構成されている。また、エアバッグモジュール38は、衝突時に乗員Dの側部で膨張展開される袋体であるサイドエアバッグ50と、サイドエアバッグ50へガスを供給するためのインフレータ52とを含んで構成されており、ケース40に収容されている。エアバッグモジュール38の詳細については後述する。
図3に示されるように、エアバッグモジュール38を収容するケース40は、車両前方側が開口された箱状に形成されており、車両正面視で車両上下方向を長手方向とする略矩形状とされている。また、ケース40は、上壁40Aと、下壁40Bと、側壁40C及び側壁40Dと、底壁40Eとを含んで構成されており、車両上方から見た断面形状が車両前方側に開放された略U字状とされている。
上壁40A及び下壁40Bは、ケース40の上面及び下面を構成しており、車両平面視で車両左側を上底とし車両右側を下底とする略台形状に形成されている。また、底壁40Eは、上壁40A及び下壁40Bの後端部同士を車両上下方向に繋いでおり、図2に示されるように、車両平面視で車両幅方向に延在されている。
側壁40C及び側壁40Dは、底壁40Eの車両幅方向両端部から車両前方へ延出されており、車両幅方向に間隔をあけて対向して配置されている。また、車両右側(車両幅方向外側)の側壁40Cよりも車両左側(車両幅方向内側)の側壁40Dの方が車両前後方向の長さが短く形成されている。
図3に示されるように、側壁40C及び側壁40Dには複数の係止爪40Fが形成されている。本実施形態では、側壁40C及び側壁40Cにそれぞれ係止爪40Fが3つずつ形成されており、それぞれの係止爪40Fは、側壁40C及び側壁40Dの前端縁から外側へ延びて、さらに車両後方へ屈曲されている。このため、係止爪40Fは車両平面視で略L字状に形成されている。
図2に示されるように、係止爪40Fがエアバッグドア42に係止されることで、ケース40がエアバッグドア42に組み付けられている。また、ケース40の底壁40Eにおける車両後方側の面にはL字ブラケット44が接合されている。一方、ホイルハウスインナパネル24にもL字ブラケット45が接合されており、ケース40側のL字ブラケット44とホイルハウスインナパネル24側のL字ブラケット45とがボルト46及びナット48を介して締結されている。これにより、ケース40がホイルハウス22に固定されている。
ケース40が組み付けられたエアバッグドア42は、車両平断面視で車両幅方向に延在された横壁部42Aと、横壁部42Aから車両後方側へ延出された縦壁部42B及び縦壁部42Cとを含んで構成されている。
横壁部42Aは、サイドガーニッシュ20とホイルハウスインナパネル24との間を車両幅方向に延在されている。また、横壁部42Aは、車両正面視で車両上下方向を長手方向とする略矩形状に形成されている(図1参照)。
縦壁部42Bと縦壁部42Cとは、車両幅方向に対向して配置されており、縦壁部42Bは横壁部42Aの車両幅方向中央部分よりも車両右側から車両後方へ延出されている。一方、縦壁部42Cは横壁部42Aの車両幅方向中央部分よりも車両左側から車両後方へ延出されている。また、縦壁部42Cは、縦壁部42Bよりも車両後方まで延在されている。
ここで、縦壁部42Bには係止孔42B1が形成されており、この係止孔42B1にケース40の側壁40Cに形成された係止爪40Fが係止されている。また、縦壁部42Cには係止孔42C1が形成されており、この係止孔42C1にケース40の側壁40Dに形成された係止爪40Fが係止されている。
また、横壁部42Aにおける縦壁部42Cの根元部分には、肉薄とされたティア部42Dが形成されている。このティア部42Dは、後述するサイドエアバッグ50の膨張圧により破断する破断予定部となっている。さらに、横壁部42Aにおける縦壁部42Bの根元部分には、肉薄とされたヒンジ部42Eが形成されている。このヒンジ部42Eは、ティア部42Dよりも厚みが厚く形成されている。そして、サイドエアバッグ50の膨張展開時にティア部42Dが破断すると、ヒンジ部42Eがヒンジとなり、横壁部42Aにおけるティア部42Dとヒンジ部42Eとの間の部分がヒンジ部42Eを中心に車両前方へ開くようになっている。
次に、エアバッグモジュール38について説明する。エアバッグモジュール38は、ケース40に収容されており、前端部がケース40の開口よりも車両前方側に突出されている。また、エアバッグモジュール38は、袋状のサイドエアバッグ50を備えており、このサイドエアバッグ50は、一例として蛇腹状に折り畳まれた状態で、容易に破断するラップ材51に包まれている。なお、サイドエアバッグ50の折り方は蛇腹状に限らず、他の折り方で折り畳んでもよい。例えばロール状に折り畳んでもよい。また、折り畳まずに収容してもよい。
ラップ材51には、サイドエアバッグ50と共にインフレータ52が包まれている。インフレータ52は、燃焼式又はコールドガス式のものが採用され、作動されることで発生したガスをサイドエアバッグ50内に供給するようになっている。本実施形態では、インフレータ52は、シリンダ型のインフレータとされ、車両上下方向を長手方向として配置されている。また、インフレータ52は、制御部である図示しないECU(Electronic Control Unit)と電気的に接続されており、このECUによって車両の衝突時に作動される。
ここで、インフレータ52は、車両右側へ突設されたスタッドボルト54を備えており、このスタッドボルト54は、ラップ材51よりも外側まで突出されている。そして、エアバッグモジュール38がケース40に収容された状態では、スタッドボルト54がケース40の側壁40Cに形成された図示しないボルト孔に挿通されてナット56に捩じ込まれている。このようにして、インフレータ52がケース40の側壁40Cに締結されている。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態に係る乗員拘束制御装置の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、インフレータ52から車両右側へスタッドボルト54が突設されており、このスタッドボルト54を介してケース40の側壁40Cにインフレータ52が締結されている。これにより、ケース40とホイルハウスインナパネル24との間の車両前後方向の隙間が狭い場合であっても、スタッドボルト54がホイルハウス22と干渉するのを抑制することができる。
すなわち、インフレータ52から車両後方側へスタッドボルト54が突設された構造では、スタッドボルト54を介してケース40の底壁40Eにインフレータ52が締結されるので、スタッドボルト54が底壁40Eから車両後方側へ突出される。このため、この構造では、ケース40とホイルハウスインナパネル24との間の車両前後方向の隙間が狭い場合にスタッドボルト54がホイルハウス22と干渉することがあり、後席用サイドエアバッグ装置10を所定の位置に組み付けることができない場合がある。
これに対して、本実施形態のように、インフレータ52から車両幅方向(車両右側又は車両左側)にスタッドボルト54が突設された構造では、エアバッグモジュール38の車両前後方向の長さに拘わらずにスタッドボルト54がホイルハウス22と干渉するのを抑制することができる。また、スタッドボルト54とホイルハウス22との干渉を考慮せずに済むため、ケース40の底壁40Eをよりホイルハウス22に近づけることができる。この結果、サイドガーニッシュ20をコンパクトにでき、車内空間を広げることができる。
また、本実施形態では、ケース40を構成する側壁40C及び側壁40Dの長さを異なる長さとすることで、エアバッグモジュール38をケース40に組み付ける際に、エアバッグモジュール38を斜めに挿入させることができる。この結果、スタッドボルト54の長さ分だけケース40の車両幅方向の長さ(幅)が拡張された構造と比較して、ケース40の幅を狭くすることができる。すなわち、省スペース化を図ることができる。
また、本実施形態では、スタッドボルト54が乗員Dとは反対側の車両右側に突設されている。これにより、図4に示されるように、側面衝突などの衝突時に乗員Dが後席用サイドエアバッグ装置10側に慣性移動した場合であっても、乗員Dとスタッドボルト54との干渉を回避又は抑制することができる。
さらに、本実施形態では、ケース40における車両左側の側壁40Cを短く形成している。これにより、側面衝突などの衝突時に乗員Dが後席用サイドエアバッグ装置10側に慣性移動した場合であっても、乗員Dとケース40との干渉を回避又は抑制することができる。ここで、エアバッグドア42は、ケース40よりも軟質の熱可塑性エラストマーなどで形成されているため、このエアバッグドア42の縦壁部42Cに乗員Dが接触した場合、縦壁部42Cが変形して衝撃が吸収される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施形態では、エアバッグモジュール38の前端部がケース40から車両前方へ突出された状態とされていたが、これに限定されず、図5及び図6に示される変形例のような構造としてもよい。
(変形例)
図5に示されるように、変形例に係る後席用サイドエアバッグ装置60では、エアバッグモジュール38の車両前後方向の長さが図2のエアバッグモジュール38よりも短く形成されている。ここで、図6に示されるように、ケース40において、車両平面視で側壁40C及び側壁40Dの前端同士を結ぶ線分の長さが開口長Aとされている。一方、車両平面視でエアバッグモジュール38における車両後端側かつ車両左側の角部38Aと、車両前方側かつ車両右側の角部38Bとを結ぶ対角線の長さが対角長Bとされている。このとき、本変形例では、開口長Aの方が対角長Bよりも長く形成されている。
本変形例によれば、ケース40の開口長Aがエアバッグモジュール38の対角長Bよりも長く形成されている。これにより、エアバッグモジュール38をケース40に対して斜めに挿入させる際に、角部38A及び角部38Bがケース40の開口縁に当たらずに済む。この結果、開口長Aが対角長Bよりも短い構造と比較して、エアバッグモジュール38を容易にケース40に組み付けることができ、エアバッグモジュール38をケース40に組み付ける組付作業の作業効率を向上させることができる。
なお、上記実施形態及び変形例では、車両平面視で略矩形状のエアバッグモジュール38を用いたが、これに限定されず、他の形状のエアバッグモジュールを用いてもよい。また、上記実施形態及び変形例では、インフレータ52に突設されたスタッドボルト54をケース40における車両右側の側壁40Cに締結したが、これに限定されない。例えば、インフレータ52から車両左側へスタッドボルト54を突設させて、ケース40における車両左側の側壁40Dに締結させた構造としてもよい。
さらに、上記実施形態及び変形例では、エアバッグドア42における車両右側にヒンジ部42Eを備え、車両左側にティア部42Dを備えているが、これに限定されない。例えば、エアバッグドア42における車両右側にティア部42Dを備え、車両左側にヒンジ部42Eを備えた構造としてもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、インフレータ52からスタッドボルト54を突設した構造を示したが、これに限定されない。例えば、インフレータ52の周囲にガスを整流させるディフューザを取り付け、このディフューザにスタッドボルトを突設させた構造を用いてもよい。
10 後席用サイドエアバッグ装置
12 後席
16 シートバック
38 エアバッグモジュール
40 ケース
40C 側壁
40D 側壁
40E 底壁
50 サイドエアバッグ
52 インフレータ
54 スタッドボルト
60 後席用サイドエアバッグ装置
A 開口長
B 対角長
D 乗員

Claims (1)

  1. 後席のシートバックの車両幅方向外側に配置されたサイドガーニッシュ内に設けられ、車両平面視で車両幅方向に延在された底壁と、該底壁の車両幅方向両端部から車両前方へ延出された一対の側壁とを含んで構成されると共に、一方の前記側壁が他方の前記側壁よりも車両前後方向の長さが短く形成されたケースと、
    前記ケースに収納され、衝突時に乗員の側部で展開されるサイドエアバッグと、該サイドエアバッグへガスを供給すると共に車両幅方向に突設されたスタッドボルトを備え、該スタッドボルトを介して一方の前記側壁又は他方の前記側壁に締結されたインフレータとを含んで構成されたエアバッグモジュールと、
    を有し、
    前記ケースは、車両幅方向内側の前記側壁が車両幅方向外側の前記側壁よりも車両前後方向の長さが短く形成され、
    前記インフレータは、車両幅方向外側に突設された前記スタッドボルトを介して車両幅方向外側の前記側壁に締結され、
    車両平面視で一対の前記側壁における前端同士を結ぶ線分の長さを開口長とし、
    車両平面視で前記エアバッグモジュールにおける車両後端側かつ車両幅方向一端側の角部と車両前端側かつ車両幅方向他端側の角部とを結ぶ対角線の長さを対角長としたときに、前記開口長の方が前記対角長よりも長く形成されている後席用サイドエアバッグ装置。
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