JP2009143379A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

サイドエアバッグ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009143379A
JP2009143379A JP2007322404A JP2007322404A JP2009143379A JP 2009143379 A JP2009143379 A JP 2009143379A JP 2007322404 A JP2007322404 A JP 2007322404A JP 2007322404 A JP2007322404 A JP 2007322404A JP 2009143379 A JP2009143379 A JP 2009143379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side airbag
bag body
skin
airbag bag
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007322404A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Saito
正光 齋藤
Mitsuyoshi Ono
光由 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007322404A priority Critical patent/JP2009143379A/ja
Publication of JP2009143379A publication Critical patent/JP2009143379A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

【課題】サイドエアバッグ袋体の展開方向にシートベルトが存在していても、該シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することを目的とする。
【解決手段】車両用シート18におけるシートバック22の側端部24に配設され、サイドエアバッグ袋体14の膨張展開時に、該サイドエアバッグ袋体14の展開領域を通るシートベルト38と該サイドエアバッグ袋体14との間に介在する誘導布16(展開誘導手段)を有している。側面衝突が生じるとインフレータ12が作動して、サイドエアバッグ袋体14にガスが供給され、該サイドエアバッグ袋体14が所定方向に展開する。サイドエアバッグ袋体14の展開領域にシートベルト38が通っている場合、誘導布16が該シートベルト38と該サイドエアバッグ袋体14との間に介在して、該シートベルト14を押し退ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、サイドエアバッグ装置に関する。
エアバッグ装置を備えた車両用シートとして、シートバックフレームにおけるサイドフレームのフランジからドア側へ延設されたフェルトの前方側延設部に、シートパッドの一般部より硬く、かつエアバッグ袋体の膨張圧で変形してエアバッグ袋体を所定方向に案内する樹脂プレスフェルトを配設した構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2000−168485号公報
しかしながら、上記した従来例は、サイドエアバッグ袋体の展開時のシートパッドの変形によるエネルギーロスを抑制するためになされたものであって、サイドエアバッグ袋体の展開方向にシートベルトが存在する場合については特に考慮されていない。
本発明は、上記事実を考慮して、サイドエアバッグ袋体の展開方向にシートベルトが存在していても、該シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することを目的とする。
請求項1の発明は、側面衝突時にガスを噴出可能なインフレータと、車両用シートにおけるシートバックの側端部に折畳み状態で配設され、前記インフレータからのガスの供給を受けて所定方向に膨張展開可能なサイドエアバッグ袋体と、前記側端部に配設され、前記サイドエアバッグ袋体の膨張展開時に、該サイドエアバッグ袋体の展開領域を通るシートベルトと該サイドエアバッグ袋体との間に介在する展開誘導手段と、を有している。
請求項1に記載のサイドエアバッグ装置では、側面衝突が生じるとインフレータが作動して、サイドエアバッグ袋体にガスが供給され、該サイドエアバッグ袋体が所定方向に展開する。このとき、サイドエアバッグ袋体の展開領域にシートベルトが通っていたとしても、展開誘導手段が該シートベルトと該サイドエアバッグ袋体との間に介在して、該シートベルトを押し退ける。このため、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記展開誘導手段として、前記サイドエアバッグ袋体の外周を、該サイドエアバッグ袋体の展開側から包むように配設された誘導布を有することを特徴としている。
請求項2に記載のサイドエアバッグ装置では、展開誘導手段として、サイドエアバッグ袋体の外周を、該サイドエアバッグ袋体の展開側から包むように配設された誘導布を有しているので、サイドエアバッグ袋体の展開時には、該誘導布が該サイドエアバッグ袋体と共に展開して行く。ここで、サイドエアバッグ袋体の展開領域にシートベルトが通っていた場合、誘導布がシートベルトとサイドエアバッグ袋体との間に介在し、該シートベルトを押し退ける。これにより、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のサイド表皮側に延び、前記サイドエアバッグ袋体の展開側に位置する、前記サイド表皮とフロント表皮との縫合部に共縫いされる第1力布と、前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のフロント表皮側に延び前記縫合部に共縫いされる第2力布と、を有し、前記展開誘導手段として、前記第2力布に設けられ、前記縫合部の内側を跨いで前記第1力布の内側に沿って延びる延長力布を有することを特徴としている。
請求項3に記載のサイドエアバッグ装置では、シートバックフレームからサイド表皮側に延びる第1力布と、該シートバックフレームからフロント表皮側に延びる第2力布とを有しており、サイドエアバッグ袋体の展開初期に、該サイドエアバッグ袋体の膨張圧が第1力布及び第2力布を介して、サイド表皮とフロント表皮との縫合部に作用する。これにより該縫合部が効率的に開裂することで、サイドエアバッグ袋体が円滑にシートバック外へ膨出して、所定方向へ展開して行く。ここで、サイドエアバッグ袋体の展開領域にシートベルトが通っていた場合、第2力布に設けられサイド表皮とフロント表皮との縫合部の内側を跨いで第1力布の内側に沿って延びる延長力布が、シートベルトとサイドエアバッグ袋体との間に介在して、該シートベルトを押し退ける。これにより、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のサイド表皮側に延び、前記サイドエアバッグ袋体の展開側に位置する、前記サイド表皮とフロント表皮との縫合部に共縫いされる第1力布と、前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のフロント表皮側に延び前記縫合部に共縫いされる第2力布と、を有し、前記展開誘導手段として、前記第1力布に設けられ、前記縫合部の内側を跨いで前記第2力布の内側に沿って延びる延長力布を有することを特徴としている。
請求項4に記載のサイドエアバッグ装置では、シートバックフレームからサイド表皮側に延びる第1力布と、該シートバックフレームからフロント表皮側に延びる第2力布とを有しており、サイドエアバッグ袋体の展開初期に、該サイドエアバッグ袋体の膨張圧が第1力布及び第2力布を介して、サイド表皮とフロント表皮との縫合部に作用する。これにより該縫合部が効率的に開裂することで、サイドエアバッグ袋体が円滑にシートバック外へ膨出して、所定方向へ展開して行く。ここで、サイドエアバッグ袋体の展開領域にシートベルトが通っていた場合、展開誘導手段としての延長力布がシートベルトとサイドエアバッグ袋体との間に介在して、該シートベルトを押し退ける。これにより、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる。
請求項5の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記展開誘導手段として、前記側端部のサイド表皮及びフロント表皮の一方に設けられ、前記サイドエアバッグ袋体の展開側に位置する、該サイド表皮とフロント表皮との縫合部の内側を跨いで他方の表皮の内側に沿って延びる延長表皮を有することを特徴としている。
請求項5に記載のサイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグ袋体の展開初期に、該サイドエアバッグ袋体の膨張圧が、シートバックの側端部におけるサイド表皮とフロント表皮との縫合部に作用することで、該縫合部が開裂して、サイドエアバッグ袋体がシートバックの外へ膨出し、所定方向へ展開して行く。ここで、サイドエアバッグ袋体の展開領域にシートベルトが通っていた場合、展開誘導手段としての延長表皮がシートベルトとサイドエアバッグ袋体との間に介在して、該シートベルトを押し退ける。これにより、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる。
請求項6の発明は、請求項1に記載のサイドエアバッグ装置において、前記展開誘導手段として、前記側端部におけるシート表皮とシートパッドとの間において、該シート表皮におけるサイド表皮とフロント表皮との縫合部の内側を跨いで配設された誘導板を有することを特徴としている。
請求項6に記載のサイドエアバッグ装置では、サイドエアバッグ袋体の展開初期に、該サイドエアバッグ袋体の膨張圧が、シートバックの側端部におけるサイド表皮とフロント表皮との縫合部に作用することで、該縫合部が開裂して、サイドエアバッグ袋体がシートバックの外へ膨出し、所定方向へ展開して行く。ここで、サイドエアバッグ袋体の展開領域にシートベルトが通っていた場合、展開誘導手段としての誘導板がシートベルトとサイドエアバッグ袋体との間に介在して、該シートベルトを押し退ける。これにより、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のサイドエアバッグ装置によれば、サイドエアバッグ袋体の展開方向にシートベルトが存在していても、該シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載のサイドエアバッグ装置によれば、展開誘導手段としての誘導布により、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載のサイドエアバッグ装置によれば、展開誘導手段としての延長力布により、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載のサイドエアバッグ装置によれば、展開誘導手段としての延長力布により、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載のサイドエアバッグ装置によれば、展開誘導手段としての延長表皮により、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項6に記載のサイドエアバッグ装置によれば、展開誘導手段としての誘導板により、シートベルトの影響を低減して、サイドエアバッグ袋体の展開性を確保することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図2において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置10は、例えばインフレータ12と、サイドエアバッグ袋体14と、展開誘導手段の一例たる誘導布16とを有している。
ここで、サイドエアバッグ装置10が設けられる車両用シート18の構成について簡単に説明する。図1に示されるように、車両用シート18は例えば後席であり、シートバック22の側端部24にサイドエアバッグ装置10が設けられるようになっている(図2も参照)。シートバック22の側端部24の前方側には、例えば非走行時において非装着状態とされたシートベルト38が、該側端部24に沿って車両上下方向に通されている。
このシートベルト38の一端は、車両用シート18の下方の例えばフロアパネルに設けられたベルトアンカ(図示せず)に固定されている。またシートベルト38の他端は、車両用シート18の車両後方等に配設されたリトラクタ(図示せず)に巻き取られている。リトラクタは、通常時において、シートベルト38を巻取り方向に付勢しているため、非装着時のシートベルト38は、余長分がリトラクタに巻き取られて、シートバック22の側端部24に沿った状態となる。シートベルト38には、該シートベルト38の装着時にバックル装置(図示せず)に差し込まれるタングプレート42が取り付けられているが、リトラクタによって該シートベルト38に適度な張力を付与することで、該タングプレート42の余分な動きを抑制できるようになっている。
図2に示されるように、シートバック22内には、該シートバック22の骨格となるシートバックフレーム26が設けられ、該シートバックフレーム26は所定形状に成形されたシートパッド28で被覆されている。このシートパッド28には、インフレータ12やサイドエアバッグ袋体14等を搭載するためのスペースが設けられている。またシートパッド28には、サイドエアバッグ袋体14の展開初期におけるシートパッド28の開裂を促すための切欠き部28Aが、該シートパッド28におけるサイドエアバッグ袋体14の展開側、即ちシート前方側に形成されている。
シートパッド28は、更にシート表皮32により覆われている。シートバック22の側端部24では、シート表皮32としてフロント表皮36及びサイド表皮34が配置されている。具体的には、フロント表皮36は側端部24の主として前面に配置され、サイド表皮34は側端部24の主として側面に配置されている。そしてサイド表皮34とフロント表皮36とは、サイドエアバッグ袋体14の展開側、即ち側端部24の前部の縫合部54において縫合されている。
図2において、インフレータ12は、側面衝突時にガスを噴出可能なガス供給手段であって、例えばサイドエアバッグ袋体14内に配置され、該サイドエアバッグ袋体14と共にモジュールケース44内に収納されている。またインフレータ12には、例えば一対のスタッドボルト46が立設されており、該スタッドボルト46は、サイドエアバッグ袋体14、モジュールケース44及び後述する誘導布16を貫通して突出している(図3も参照)。モジュールケース44にインフレータ12及びサイドエアバッグ袋体14を収容してなるエアバッグモジュール52は、このスタッドボルト46とナット48とによってシートバックフレーム26の外側面に装着されている。
インフレータ12は、図示しないエアバッグECUからの作動電流を受けて作動するように構成され、エアバッグECUは、図示しない側突センサからの信号に基づいて側面衝突を判定した際に、インフレータ12に対して作動電流を流すように構成されている。
インフレータ12としては、ガス発生剤封入タイプのものを用いてもよいし、高圧ガス封入タイプのものを用いてもよい。インフレータ12の構成例について簡単に説明すると、前者のタイプの場合には、周面に複数のガス噴出口が形成された有底円筒形のハウジングと、このハウジング内に配設され燃焼することによりガスを発生するガス発生剤と、このガス発生剤の燃焼後の砕片を除去するフィルタと、ハウジングの開口側の端部に装着されてガス発生剤を燃焼させる電気着火式の点火装置と、を含んで構成されている。
一方、後者のタイプの場合には、有底円筒形のハウジングと、このハウジング内に配設された圧力隔壁と、この圧力隔壁及びハウジングによって隔成された室内に封入されたアルゴン・ヘリウム等の混合ガスと、圧力隔壁の近傍に移動可能に配置され移動することにより圧力隔壁を破断させる移動部材と、ハウジングの開口側の端部に装着されて移動部材を移動させる電気着火式の点火装置と、を含んで構成されている。
なお、いずれのタイプのインフレータを用いたとしても、点火装置は側突センサによって作動させられる。また、サイドエアバッグ装置10では、後述するサイドエアバッグ袋体14が比較的小さくガス容量も少なくてよいことから、高圧ガス封入タイプのインフレータが用いられる場合が多い。
次に、サイドエアバッグ袋体14は、車両用シート18におけるシートバック22の側端部24に折畳み状態で配設され、インフレータ12からのガスの供給を受けて所定方向に膨張展開可能に構成されている。具体的には、サイドエアバッグ袋体14は、インフレータ12を含んだ状態で、モジュールケース44内におけるインフレータ12の前方に、例えば蛇腹折りにより折り畳まれている。なお、サイドエアバッグ袋体14の折畳み方はこれに限られるものではなく、例えばロール折りであってもよい。
図2,図3において、誘導布16は、サイドエアバッグ袋体14の膨張展開時に、該サイドエアバッグ袋体14の展開領域を通るシートベルト38と該サイドエアバッグ袋体14との間に介在する部材であり、車両用シート18におけるシートバック22の側端部24において、サイドエアバッグ袋体14の外周を、該サイドエアバッグ袋体14の展開側から包むように配設されている。
具体的には、誘導布16は、折畳み状態におけるサイドエアバッグ袋体14の高さ寸法と比較して幅狭に構成された帯状体であり、一端16Aがモジュールケース44の内側面44Aにおける高さ方向の略中央部に固定されている。誘導布16は、モジュールケース44における内側面44Aから前面44B及び外側面44Cへ順に巻き付けられている。即ち、誘導布16は、モジュールケース44をサイドエアバッグ袋体14の展開側から包むように配設されている。
図2において、誘導布16の他端16Bは、インフレータ12の側方付近に位置しているが、他端16Bの位置は誘導布16の長さにより異なる。誘導布16の長さについては、折畳み状態のサイドエアバッグ袋体14から、シートバック22の側端部24の前方を通るシートベルト38までの距離を考慮して設定される。具体的には、誘導布16の長さは、サイドエアバッグ袋体14の展開時に、該サイドエアバッグ袋体14とシートベルト38との間に該誘導布16が介在できるように設定される。
誘導布16の一端16Aは、インフレータ12から延びる一対のスタッドボルト46により、モジュールケース44におけるシート幅方向内側の側面44Aに固定されている。また誘導布16のうち、モジュールケース44の内側面44Aに沿う部分は、スタッドボルト46及びナット48によりエアバッグモジュール52をシートバックフレーム26に締結固定することで、該シートバックフレーム26とモジュールケース44との間に挟持固定されている。誘導布16のうち、モジュールケース44の前面44Bに沿う部分と、外側面44Cに沿う部分は、例えば夫々シートパッド28とモジュールケース44との間に挟持されている。なお、誘導布16をシートパッド28とモジュールケース44との間に挟まずに、該誘導布16をモジュールケース44に対して接着等の手段を用いて仮止め状態としておき、サイドエアバッグ袋体14の展開時に、その膨張圧によりモジュールケース44から剥離するように構成してもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図2において、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、側突センサからの信号に基づいてエアバッグECUが側面衝突の発生を判定すると、該エアバッグECUからインフレータ12に対して点火電流が流される。インフレータ12は、該点火電流により作動して多量のガスを噴出する。インフレータ12から噴出したガスがサイドエアバッグ袋体14へと供給されることで、該サイドエアバッグ袋体14が膨張展開し始める。このサイドエアバッグ袋体14の膨張圧によりモジュールケース44の前部が開くことで、該サイドエアバッグ袋体14が所定方向、即ちシートバック22の前方へ向けて膨張展開して行く。またこのとき、サイドエアバッグ袋体14の外周を、該サイドエアバッグ袋体14の展開側から包むように配設された誘導布16が、サイドエアバッグ袋体14と共に展開して行く。
図4において、モジュールケース44の前部が開くと、サイドエアバッグ袋体14の膨張圧がシートパッド28に作用して、該シートパッド28が切欠き部28Aを起点として破断する。またサイドエアバッグ袋体14の膨張圧がサイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54に作用することで、該縫合部54が開裂する。サイドエアバッグ袋体14は、該縫合部54が開裂することで形成される開口部72から、シートバック22の前方へ膨出する。
ここで、側面衝突が例えば非走行時において生じていて、非装着状態とされたシートベルト38がサイドエアバッグ袋体14の展開領域に通っている場合(図1を参照)、誘導布16がシートベルト38とサイドエアバッグ袋体14との間に介在して、該シートベルト38をシート幅方向内側に押し退ける。このため、図5に示されるように、サイドエアバッグ袋体14は、シートベルト38が通っていた領域に容易に展開することができる。このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置10では、サイドエアバッグ袋体14の展開方向にシートベルト38が存在していても、該シートベルト38の影響を低減して、サイドエアバッグ袋体14の展開性を確保することができる。
[第2実施形態]
図6において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置20は、第1力布61と、第2力布62と、展開誘導手段の一例たる延長力布64とを有している。
第1力布61は、シートバックフレーム26側に一端61Aが連結されて側端部24のサイド表皮34側に延びる帯状体である。第1力布61の他端61Bは、サイドエアバッグ袋体14の展開側に位置する、サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54に共縫いされている。図7において、この第1力布61は、シート表皮32よりも伸び難い材質の帯状体であり、折畳み状態におけるサイドエアバッグ袋体14の高さ寸法と比較して幅狭に構成されている。
図6に示されるように、シートバックフレーム26の後部には、ボルト66及びナット68を用いて、例えば略断面ハット形の固定金具70が締結固定されており、第1力布61の一端61Aは、該固定金具70におけるシート幅方向外側のフランジ部70Aに連結されている。第1力布61は、該一端61Aからサイド表皮34の内側に沿ってシートバック22の側端部24の前方へ延び、縫合部54に共縫いされている。
図6において、第2力布62は、シートバックフレーム26側に一端62Aが連結されて側端部24のフロント表皮36側に延び、縫合部54に共縫いされている。図7において、この第2力布62は、シート表皮32よりも伸び難い材質の帯状体であり、折畳み状態におけるサイドエアバッグ袋体14の高さ寸法と比較して、例えば第1力布61と同等に幅狭に構成されている。
具体的には、図6に示されるように、第2力布62の一端62Aは、該固定金具70におけるシート幅方向内側のフランジ部70Bに連結されている。第2力布62は、該一端62Aからシートパッド28を貫通してシートバック22の側端部24の前方へ延び、更にフロント表皮36の内側に沿ってシート幅方向外側へ延び、他端62Bにおいて縫合部54に共縫いされている。
図6,図7において、延長力布64は、例えば縫合部54における第2力布62に一体的かつ連続して設けられ、縫合部54の内側を跨いで第1力布61の内側に沿って延びている。即ち、延長力布64は、第2力布62の余長部である(図8も参照)。第2力布62の幅寸法は、延長力布64を含めて、例えば均一に設定されている。延長力布64は、第1力布61の内側に重ねられるようにして、該第1力布61とシートパッド28との間に収められている。
この延長力布64の後端64Bは、例えばインフレータ12の側方付近に位置しているが、該後端64Bの位置は延長力布64の長さにより異なる。延長力布64の長さについては、サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54から、シートバック22の側端部24の前方を通るシートベルト38までの距離を考慮して設定される。具体的には、延長力布64の長さは、サイドエアバッグ袋体14の展開時に、該サイドエアバッグ袋体14とシートベルト38との間に該延長力布64が介在できるように設定される。
なお、図17においては、第1力布61及び第2力布62がエアバッグモジュール52の下部の前方に配設されているが、該第1力布61及び第2力布62の高さ位置はこれに限られるものではなく、例えばエアバッグモジュール52の高さ方向の略中央部の前方に配設してもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図6において、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置20では、第1実施形態と同様に、側面衝突時に、インフレータ12から噴出したガスがサイドエアバッグ袋体14へと供給されることで、該サイドエアバッグ袋体14が膨張展開し始め、該サイドエアバッグ袋体14の膨張圧によりモジュールケース44の前部が開くことで、該サイドエアバッグ袋体14が所定方向、即ちシートバック22の前方へ向けて膨張展開して行く。
図9において、モジュールケース44の前部が開くと、サイドエアバッグ袋体14の膨張圧がシートパッド28に作用して、該シートパッド28が切欠き部28Aを起点として破断する。またサイドエアバッグ袋体14の展開初期に、該サイドエアバッグ袋体14の膨張圧が、第1力布61及び第2力布62を介して、サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54に集中的に作用することで、該縫合部54が効率的に開裂する。サイドエアバッグ袋体14は、縫合部54が開裂することにより形成される開口部72からシートバック22外へ膨出して、所定方向へ円滑に展開して行く。このサイドエアバッグ袋体14の展開に伴い、フロント表皮36及び第2力布62も展開して行く。また第2力布62の展開に伴い、第2力布62に一体的かつ連続的に設けられている延長力布64も展開して行く。
ここで、側面衝突が例えば非走行時において生じていて、非装着状態とされたシートベルト38がサイドエアバッグ袋体14の展開領域に通っている場合(図1を参照)、延長力布64がシートベルト38とサイドエアバッグ袋体14との間に介在して、該シートベルト38をシート幅方向内側に押し退ける。このため、図10に示されるように、サイドエアバッグ袋体14は、シートベルト38が通っていた領域に容易に展開することができる。このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置20では、展開誘導手段としての延長力布64により、サイドエアバッグ袋体14の展開方向にシートベルト38が存在していても、該シートベルト38の影響を低減して、サイドエアバッグ袋体14の展開性を確保することができる。
なお本実施形態において、延長力布64が第2力布62に一体的かつ連続的に設けられていることとしたが、延長力布64の構成はこれに限られるものではない。例えば図11に示されるように、縫合部54付近におけるフロント表皮36の端部36Bに、別体の延長力布64の前端64Aを連結するように構成してもよい。また図12に示されるように、第2力布62の一般部に、別体の延長力布64の前端64Aを連結するように構成してもよい。
[第3実施形態]
図13において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置30は、展開誘導手段の一例たる延長表皮74を有している。
延長表皮74は、シートバック22における側端部24のサイド表皮34及びフロント表皮36の一方、例えばフロント表皮36の端部36Bに、該フロント表皮36の余長部として設けられている。この延長表皮74は、サイドエアバッグ袋体14の展開側に位置する、該サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54の内側を跨いで他方の表皮、即ちサイド表皮34の内側に沿って延びている。延長表皮74の幅寸法は、サイドエアバッグ袋体14の高さ寸法に対応して適宜定められる。
延長表皮74の後端74Bは、例えばインフレータ12の側方付近に位置しているが、該後端74Bの位置は延長表皮74の長さにより異なる。延長表皮74の長さについては、サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54から、シートバック22の側端部24の前方を通るシートベルト38までの距離を考慮して設定される。具体的には、延長表皮74の長さは、サイドエアバッグ袋体14の展開時に、該サイドエアバッグ袋体14とシートベルト38との間に該延長表皮74が介在できるように設定される。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。本実施形態に係るサイドエアバッグ装置30において、側面衝突時にインフレータ12が作動してサイドエアバッグ袋体14が膨張展開し始め、サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54が開裂するまでの作用については、第1実施形態と同様であるので、その後の作用について説明する。
サイドエアバッグ袋体14が展開して行く状態についての図示は省略するが、サイドエアバッグ袋体14は、縫合部54が開裂することにより形成される開口部からシートバック22外へ膨出して、所定方向へ円滑に展開して行く。このサイドエアバッグ袋体14の展開に伴い、フロント表皮36及び延長表皮74も展開して行く。
ここで、側面衝突が例えば非走行時において生じていて、非装着状態とされたシートベルト38がサイドエアバッグ袋体14の展開領域に通っている場合(図1を参照)、延長表皮74がシートベルト38とサイドエアバッグ袋体14との間に介在して、該シートベルト38をシート幅方向内側に押し退ける。このため、サイドエアバッグ袋体14は、シートベルト38が通っていた領域に容易に展開することができる。このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置30では、展開誘導手段としての延長表皮74により、サイドエアバッグ袋体14の展開方向にシートベルト38が存在していても、該シートベルト38の影響を低減して、サイドエアバッグ袋体14の展開性を確保することができる。
なお本実施形態では、延長表皮74がフロント表皮36の余長部として設けられているものとしたが、これに限られず、フロント表皮36に対して別体の帯状体を延長表皮として該フロント表皮36に連結するようにしてもよい。また延長表皮は、サイド表皮34側に設けてもよい。この場合、延長表皮は、サイド表皮34とフロント表皮36とのエアバッグモジュール52を跨いでフロント表皮36の内側に沿って延びるように配設される。
[第4実施形態]
図14において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置40は、第2実施形態における延長力布64を、第1力布61に設けて構成されている。
具体的には、延長力布64は、例えば縫合部54における第2力布61の他端61Bに一体的かつ連続して設けられ、縫合部54の内側を跨いで第2力布62の内側に沿って延びている。即ち、延長力布64は、第1力布61の余長部である。第1力布61の幅寸法は、延長力布64を含めて、例えば均一に設定されている。延長力布64は、第2力布62の内側に重ねられるようにして、該第2力布62とシートパッド28との間に収められている。
この延長力布64の後端64Bの位置は、図示の例には限られず、該延長力布64の長さにより異なる。延長力布64の長さについては、サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54から、シートバック22の側端部24の前方を通るシートベルト38までの距離を考慮して設定される。具体的には、延長力布64の長さは、サイドエアバッグ袋体14の展開時に、該サイドエアバッグ袋体14とシートベルト38との間に該延長力布64が介在できるように設定される。
他の部分については、第1実施形態又は第2実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。本実施形態に係るサイドエアバッグ装置40において、側面衝突時にインフレータ12が作動してサイドエアバッグ袋体14が膨張展開し始め、サイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54が開裂するまでの作用については、第2実施形態と同様であるので、その後の作用について説明する。
図15において、サイドエアバッグ袋体14は、縫合部54が開裂することにより形成される開口部72からシートバック22外へ膨出して、所定方向へ円滑に展開して行く。このサイドエアバッグ袋体14の展開に伴い、サイド表皮34及び第1力布61も展開して行く。また第1力布61の展開に伴い、該第1力布61に一体的かつ連続的に設けられている延長力布64も展開して行く。
ここで、側面衝突が例えば非走行時において生じていて、非装着状態とされたシートベルト38がサイドエアバッグ袋体14の展開領域に通っている場合(図1を参照)、延長力布64がシートベルト38とサイドエアバッグ袋体14との間に介在して、該シートベルト38をシート幅方向外側に押し退ける。このため、サイドエアバッグ袋体14は、シートベルト38が通っていた領域に容易に展開することができる。このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置40では、展開誘導手段としての延長力布64により、サイドエアバッグ袋体14の展開方向にシートベルト38が存在していても、該シートベルト38の影響を低減して、サイドエアバッグ袋体14の展開性を確保することができる。
なお本実施形態において、延長力布64が第1力布61に一体的かつ連続的に設けられていることとしたが、延長力布64の構成はこれに限られるものではない。図示は省略するが、例えば第1力布61の他端を縫合部54付近に設定し、該他端に延長力布64を連結するように構成してもよい。また、同様に第1力布61の他端を縫合部54付近に設定し、該第1力布61の一般部に延長力布64を連結するように構成してもよい。
[第5実施形態]
図16において、本実施の形態に係るサイドエアバッグ装置50は、展開誘導手段の一例たる誘導板76を有して構成されている(図17も参照)。
誘導板76は、シートバック22の側端部24におけるシート表皮32とシートパッド28との間において、該シート表皮32におけるサイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54の内側を跨いで配設されている。この誘導板76は、シートパッド28の前面に対して、例えば接着により固定されている。
誘導板76は、例えばシートパッド28のうちシート幅方向に対してシート中央側向きに傾斜したサイドサポート部28Bから、エアバッグモジュール52の内側を跨ぎ、シートパッド28のシート幅方向外側端部まで延びて終端している。具体的には、誘導板76は、シートパッド28におけるサイドサポート部28Bに沿う内側部76Aと、該内側部76Aのシート幅方向外側端部から例えばシート幅方向外側に延びる外側部76Bとを有しており、該外側部76Bと内側部76Aとで断面V字形に形成されている。
誘導板76の外側部76Bのうち、シートパッド28の切欠き部28Aの前方に位置する部位と、該シートパッド28の前面との間には、間隙78が設けられている。シート幅方向において切欠き部28Aサイドエアバッグ袋体14の膨張圧がシートパッド28に作用した際における該シートパッド28の開裂性を確保するためである。この間隙78は、例えば縫合部54の内側から切欠き部28Aを跨いでシート幅方向外側に延び、該シートパッド28の側方に開口している。
なお、図17においては、誘導板76がエアバッグモジュール52の下部の前方に配設されているが、誘導板76の高さ位置はこれに限られるものではなく、例えばエアバッグモジュール52の高さ方向の略中央部の前方に配設してもよい。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。本実施形態に係るサイドエアバッグ装置50において、側面衝突時にインフレータ12が作動してサイドエアバッグ袋体14が膨張展開し始めるまでの作用については、第1実施形態と同様であるので、その後の作用について説明する。
図18において、サイドエアバッグ袋体14の膨張圧によりモジュールケース44の前部が開くと、サイドエアバッグ袋体14の膨張圧がシートパッド28に作用して、該シートパッド28が切欠き部28Aを起点として破断する。このとき、図16に示されるように、誘導板76の外側部76Bのうち、シートパッド28の切欠き部28Aの前方に位置する部位とシートパッド28との間には、間隙78が設けられているので、誘導板76の存在にかかわらず、シートパッド28は円滑に破断することができる。
続いて、サイドエアバッグ袋体14の膨張圧がサイド表皮34とフロント表皮36との縫合部54に作用することで、該縫合部54が開裂する。サイドエアバッグ袋体14は、該縫合部54が開裂することで形成される開口部72から、シートバック22の前方へ膨出する。このサイドエアバッグ袋体14の展開に伴い、誘導板76及びフロント表皮36も展開して行く。
ここで、側面衝突が例えば非走行時において生じていて、非装着状態とされたシートベルト38がサイドエアバッグ袋体14の展開領域に通っている場合(図1を参照)、誘導板76がシートベルト38とサイドエアバッグ袋体14との間に介在して、該シートベルト38をシート幅方向内側に押し退ける。このため、図19に示されるように、サイドエアバッグ袋体14は、シートベルト38が通っていた領域に容易に展開することができる。このように、本実施形態に係るサイドエアバッグ装置50では、サイドエアバッグ袋体14の展開方向にシートベルト38が存在していても、該シートベルト38の影響を低減して、サイドエアバッグ袋体14の展開性を確保することができる。
なお本実施形態では、誘導板76がシートパッド28の前面のうち、主として切欠き部28Aよりシート中央側に固定され、サイドエアバッグ袋体14の展開時にはフロント表皮36と共に展開するものとしたが、誘導板76の配置はこれに限られない。例えば誘導板76を、シートパッド28のうち、主として切欠き部28Aよりもシート幅方向外側に固定し、サイドエアバッグ袋体14の展開時にはサイド表皮34と共に展開するように構成してもよい。この場合、サイドエアバッグ袋体14の展開領域を通るシートベルト38は、シート幅方向外側に押し退けられる。
なお、図面においては、車両用シートにおけるシートバック22の側端部24が、該シートバック22の一部として描かれているが、側端部24の構成はこれに限られない。この側端部24には、シートバック22と別体として配置されるサイドシート(図示せず)も含まれる。
また車両用シート18を後席として説明したが、これに限られず、車両用シート18は前席(図示せず)であってもよい。
図1から図5は、第1実施形態に係り、図1は、サイドエアバッグ装置が設けられた車両用シートを示す斜視図である。 サイドエアバッグ装置を示す断面図である。 エアバッグモジュール及び誘導布の斜視図である。 サイドエアバッグ袋体が膨張展開して行く際に、誘導布が該サイドエアバッグ袋体とシートベルトとの間に介在して、該シートベルトを押し退けている状態を示す断面図である。 サイドエアバッグ袋体の展開が完了した状態を示す断面図である。 図6から図12は、第2実施形態に係り、図6は、サイドエアバッグ装置を示す断面図である。 エアバッグモジュール、第1力布、第2力布及び延長力布を示す斜視図である。 サイド表皮とフロント表皮との縫合部に共縫いされた第1力布及び第2力布と、該第2力布に設けられた延長力布を示す拡大断面図である。 サイドエアバッグ袋体が膨張展開して行く際に、誘導力布が該サイドエアバッグ袋体とシートベルトとの間に介在して、該シートベルトをシート幅方向内側に押し退けている状態を示す断面図である。 サイドエアバッグ袋体の展開が完了した状態を示す断面図である。 第2力布の他端を縫合部付近に設定し、該他端に延長力布を連結した変形例を示す断面図である。 第2力布の他端を縫合部付近に設定し、該第2力布の一般部に延長力布を連結した変形例を示す断面図である。 第3実施形態に係るサイドエアバッグ装置を示す断面図である。 図14及び図15は、第4実施形態に係り、図14は、サイドエアバッグ装置を示す断面図である。 サイドエアバッグ袋体が展開し、誘導力布が該サイドエアバッグ袋体とシートベルトとの間に介在して、該シートベルトをシート幅方向外側に押し退けている状態を示す断面図である。 図16から図19は、第5実施形態に係り、図16は、サイドエアバッグ装置を示す断面図である。 エアバッグモジュール及び誘導板を示す斜視図である。 サイドエアバッグ袋体が膨張展開して行く際に、誘導板が該サイドエアバッグ袋体とシートベルトとの間に介在して、該シートベルトをシート幅方向内側に押し退けている状態を示す断面図である。 サイドエアバッグ袋体の展開が完了した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 サイドエアバッグ装置
12 インフレータ
14 サイドエアバッグ袋体
16 誘導布(展開誘導手段)
18 車両用シート
20 サイドエアバッグ装置
22 シートバック
24 側端部
26 シートバックフレーム
28 シートパッド
30 サイドエアバッグ装置
32 シート表皮
34 サイド表皮
36 フロント表皮
38 シートベルト
40 サイドエアバッグ装置
50 サイドエアバッグ装置
54 縫合部
61 第1力布
61A 一端
62 第2力布
62A 一端
64 延長力布(展開誘導手段)
74 延長表皮(展開誘導手段)
76 誘導板(展開誘導手段)

Claims (6)

  1. 側面衝突時にガスを噴出可能なインフレータと、
    車両用シートにおけるシートバックの側端部に折畳み状態で配設され、前記インフレータからのガスの供給を受けて所定方向に膨張展開可能なサイドエアバッグ袋体と、
    前記側端部に配設され、前記サイドエアバッグ袋体の膨張展開時に、該サイドエアバッグ袋体の展開領域を通るシートベルトと該サイドエアバッグ袋体との間に介在する展開誘導手段と、
    を有することを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記展開誘導手段として、前記サイドエアバッグ袋体の外周を、該サイドエアバッグ袋体の展開側から包むように配設された誘導布を有することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のサイド表皮側に延び、前記サイドエアバッグ袋体の展開側に位置する、前記サイド表皮とフロント表皮との縫合部に共縫いされる第1力布と、
    前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のフロント表皮側に延び前記縫合部に共縫いされる第2力布と、を有し、
    前記展開誘導手段として、前記第2力布に設けられ、前記縫合部の内側を跨いで前記第1力布の内側に沿って延びる延長力布を有することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のサイド表皮側に延び、前記サイドエアバッグ袋体の展開側に位置する、前記サイド表皮とフロント表皮との縫合部に共縫いされる第1力布と、
    前記シートバックフレーム側に一端が連結されて前記側端部のフロント表皮側に延び前記縫合部に共縫いされる第2力布と、を有し、
    前記展開誘導手段として、前記第1力布に設けられ、前記縫合部の内側を跨いで前記第2力布の内側に沿って延びる延長力布を有することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  5. 前記展開誘導手段として、前記側端部のサイド表皮及びフロント表皮の一方に設けられ、前記サイドエアバッグ袋体の展開側に位置する、該サイド表皮とフロント表皮との縫合部の内側を跨いで他方の表皮の内側に沿って延びる延長表皮を有することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  6. 前記展開誘導手段として、前記側端部におけるシート表皮とシートパッドとの間において、該シート表皮におけるサイド表皮とフロント表皮との縫合部の内側を跨いで配設された誘導板を有することを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
JP2007322404A 2007-12-13 2007-12-13 サイドエアバッグ装置 Pending JP2009143379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007322404A JP2009143379A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 サイドエアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007322404A JP2009143379A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 サイドエアバッグ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009143379A true JP2009143379A (ja) 2009-07-02

Family

ID=40914544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007322404A Pending JP2009143379A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 サイドエアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009143379A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068198A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Mazda Motor Corp エアバッグ装置を備えた車両用シート
JP2011183942A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Toyota Boshoku Corp サイドエアバッグ付き乗物用シート
JP2012136155A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Honda Motor Co Ltd サイドエアバッグ及びサイドエアバッグ装置
WO2012165539A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 芦森工業株式会社 エアバッグ装置
JP2013169954A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Ts Tech Co Ltd エアバッグモジュール装備シート
JP2013177057A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Ts Tech Co Ltd 取付部構造,取付部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP2013180700A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Ts Tech Co Ltd 取付部構造,取付部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP2013189140A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Ts Tech Co Ltd エアバッグモジュール装備シート及び取付部材
JP2013193563A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Ts Tech Co Ltd エアバッグモジュール装備シート
JP2014184805A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toyota Motor Corp 自動車用サイドエアバッグ装置
WO2015011958A1 (ja) * 2013-07-22 2015-01-29 株式会社タチエス サイドエアバッグ内蔵の車両用シート
WO2017022678A1 (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 テイ・エス テック株式会社 サイドエアバッグ装置
CN106394477A (zh) * 2015-07-30 2017-02-15 丰田自动车株式会社 用于车辆的乘员保护装置
US9616791B2 (en) 2011-05-18 2017-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Seat configuration member and vehicle seat employing the seat configuration member
JP2017087949A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2017087948A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
US9738197B2 (en) 2011-11-29 2017-08-22 Ts Tech Co., Ltd. Mounting member and airbag module-equipped seat
US9796353B2 (en) 2015-09-11 2017-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Side airbag device for rear seat
US9925947B2 (en) 2015-09-04 2018-03-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rear seat side-airbag device
JP2018069877A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 トヨタ自動車株式会社 車室の後部構造
US9994183B2 (en) 2015-09-04 2018-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rear seat side airbag device
JP2018090251A (ja) * 2018-03-08 2018-06-14 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2019156172A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 テイ・エス テック株式会社 サイドエアバッグ装置
US10449926B2 (en) 2014-08-06 2019-10-22 Ts Tech Co., Ltd. Seatbelt assist device and vehicle seat
WO2019228735A1 (de) * 2018-05-30 2019-12-05 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug
KR20210149965A (ko) * 2020-06-02 2021-12-10 현대자동차주식회사 차량 시트에어백 검사장치 및 검사방법
US12024117B2 (en) 2014-08-06 2024-07-02 Ts Tech Co., Ltd. Seatbelt assist device and vehicle seat

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011068198A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Mazda Motor Corp エアバッグ装置を備えた車両用シート
JP2011183942A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Toyota Boshoku Corp サイドエアバッグ付き乗物用シート
JP2012136155A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Honda Motor Co Ltd サイドエアバッグ及びサイドエアバッグ装置
US9616791B2 (en) 2011-05-18 2017-04-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Seat configuration member and vehicle seat employing the seat configuration member
WO2012165539A1 (ja) * 2011-06-01 2012-12-06 芦森工業株式会社 エアバッグ装置
US10569682B2 (en) 2011-11-29 2020-02-25 Ts Tech Co., Ltd. Mounting member and airbag module-equipped seat
US9738197B2 (en) 2011-11-29 2017-08-22 Ts Tech Co., Ltd. Mounting member and airbag module-equipped seat
JP2013169954A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Ts Tech Co Ltd エアバッグモジュール装備シート
JP2013177057A (ja) * 2012-02-28 2013-09-09 Ts Tech Co Ltd 取付部構造,取付部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP2013180700A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Ts Tech Co Ltd 取付部構造,取付部材及びエアバッグモジュール装備シート
JP2013189140A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Ts Tech Co Ltd エアバッグモジュール装備シート及び取付部材
JP2013193563A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Ts Tech Co Ltd エアバッグモジュール装備シート
JP2014184805A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toyota Motor Corp 自動車用サイドエアバッグ装置
US9067558B2 (en) 2013-03-22 2015-06-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle side airbag device
WO2015011958A1 (ja) * 2013-07-22 2015-01-29 株式会社タチエス サイドエアバッグ内蔵の車両用シート
US9688230B2 (en) 2013-07-22 2017-06-27 Tachi-S Co., Ltd. Vehicle seat incorporating side airbag
US10933840B2 (en) 2014-08-06 2021-03-02 Ts Tech Co., Ltd. Seatbelt assist device and vehicle seat
US12024117B2 (en) 2014-08-06 2024-07-02 Ts Tech Co., Ltd. Seatbelt assist device and vehicle seat
US11639152B2 (en) 2014-08-06 2023-05-02 Ts Tech Co., Ltd. Seatbelt assist device and vehicle seat
US10449926B2 (en) 2014-08-06 2019-10-22 Ts Tech Co., Ltd. Seatbelt assist device and vehicle seat
US10668893B2 (en) 2014-08-06 2020-06-02 Ts Tech Co., Ltd. Seatbelt assist device and vehicle seat
CN106394477A (zh) * 2015-07-30 2017-02-15 丰田自动车株式会社 用于车辆的乘员保护装置
JPWO2017022678A1 (ja) * 2015-08-06 2018-05-24 テイ・エス テック株式会社 サイドエアバッグ装置
WO2017022678A1 (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 テイ・エス テック株式会社 サイドエアバッグ装置
US9994183B2 (en) 2015-09-04 2018-06-12 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rear seat side airbag device
US9925947B2 (en) 2015-09-04 2018-03-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Rear seat side-airbag device
US9796353B2 (en) 2015-09-11 2017-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Side airbag device for rear seat
JP2017087948A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2017087949A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2018069877A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 トヨタ自動車株式会社 車室の後部構造
JP2018090251A (ja) * 2018-03-08 2018-06-14 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
JP2019156172A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 テイ・エス テック株式会社 サイドエアバッグ装置
JP7203501B2 (ja) 2018-03-13 2023-01-13 テイ・エス テック株式会社 サイドエアバッグ装置
WO2019228735A1 (de) * 2018-05-30 2019-12-05 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug
CN112203908A (zh) * 2018-05-30 2021-01-08 宝马股份公司 机动车
US11427149B2 (en) 2018-05-30 2022-08-30 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Motor vehicle
KR20210149965A (ko) * 2020-06-02 2021-12-10 현대자동차주식회사 차량 시트에어백 검사장치 및 검사방법
KR102369340B1 (ko) 2020-06-02 2022-03-03 현대자동차주식회사 차량 시트에어백 검사장치 및 검사방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009143379A (ja) サイドエアバッグ装置
JP5149383B2 (ja) エアバッグ装置
JP6783874B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP4760533B2 (ja) エアバッグ装置
US9849858B2 (en) Airbag device
JP5518707B2 (ja) 車両用カーテンエアバッグ装置
JP5003299B2 (ja) サイドエアバッグ装置
WO2015166774A1 (ja) 車両用サイドエアバッグ装置
JP4962185B2 (ja) サイドエアバッグ装置
JP6508038B2 (ja) サイドエアバッグ装置付き車両用シート
US20090295135A1 (en) Passenger airbag apparatus
JP6214787B2 (ja) カーテンエアバッグ装置
JP2014037159A (ja) 車両用カーテンエアバッグ装置
JP2009023494A (ja) サイドエアバッグ装置
JP2007030614A (ja) エアバッグ装置
JP4841399B2 (ja) エアバッグ及びエアバッグの折畳方法
WO2009144971A1 (ja) 頭部拘束エアバッグ装置
JP2007045262A (ja) サイドエアバッグ装置を備えた車両用シート
JP2009255706A (ja) 車両用乗員保護装置
WO2013146076A1 (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP2010083240A (ja) エアバッグ及びエアバッグ装置
WO2020036048A1 (ja) サイドエアバッグ装置
JP2002104126A (ja) 頭部保護用エアバッグ装置
JP6017270B2 (ja) エアバッグ装置
JP6379444B2 (ja) エアバッグ装置