JP6566808B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
ファクシミリ装置は、そのほとんどが公衆回線網(PSTN;Public Switched Telephone Network)に直接接続することが想定されている。そのため、ファクシミリ装置は、PSTN所定の技術基準に適合するように、厳しく管理されている。
一方、情報通信機器の発達によって、DSL回線や光回線等の広帯域な伝送路を有するIPネットワークを使用し、VoIP(ボイス・オーバ・インターネット・プロトコル)技術を用いて音声データの送受信を行う通信装置が普及している。DSLは、Digital Subscriber Lineを示す。
例えば、PSTN用のファクシミリ装置に接続された電話機でVoIP技術を用いて音声通信を行う場合には、当該ファクシミリ装置から出力される音声信号を、IPネットワークに適合した形式の信号に変換する必要がある。このため、当該ファクシミリ装置は、この信号変換用のインタフェースとして機能する例えばVoIPアダプタを介してIPネットワークに接続される。このようなファクシミリ装置に接続されるVoIPアダプタは、一般的にターミナルアダプタという名称で呼ばれ、ビジネスフォンシステム等のさまざまな通信形態の装置が知られている。近年のビジネスフォンシステムの主装置には、PSTN用の電話機あるいはファクシミリ装置を接続するためのインタフェースが設けられており、上述のターミナルアダプタとして機能する。
これらターミナルアダプタは、PSTNに直接接続されることがないため、PSTNに接続するために必要とされる所定の技術基準を厳格に満たす必要はなく、ターミナルアダプタにとって都合の良い以下のような独自仕様で構成されることがしばしばある。
例えば、回線上に配される交換機は、CI(Call Indicator)信号を送出し、ファクシミリ装置のオフフック状態を検知すると、当該CI信号の送出を停止することが要求される。しかし、近年、このCI信号の送出をすぐに停止しないターミナルアダプタが市場に出現してきた。
また、ファクシミリ装置は、オフフックする際、所定の負荷インピーダンスになるよう調整を行うが、回線上に配される交換機には、この負荷インピーダンスに応じたオフフック電流を供給することが要求されている。しかし、近年、動作電力を削減するために一定の電流しか供給できないように制限する定電流動作のターミナルアダプタが市場に出現してきた。定電流動作のターミナルアダプタは、バッテリー駆動を行う等の目的でオフフック電流を最小限に制限するよう構成したものであるが、本来、PSTNに接続するために必要とされる所定の技術基準にこのような規定はない。
このような定電流動作のターミナルアダプタに接続されるファクシミリ装置は、オフフックする際、ターミナルアダプタが制限する一定のオフフック電流になるようインピーダンス調整を行うことになる。ところで、上述の定電流動作では、ターミナルアダプタが動作可能なオフフック電流と、動作するためには十分ではないオフフック電流との電流差が小さい。これは、定電流動作のターミナルアダプタが動作可能なオフフック電流範囲が狭いということを意味している。つまり、このような定電流動作のターミナルアダプタに接続されるファクシミリ装置は、この狭いオフフック電流範囲になるよう、インピーダンス調整を行わなければならないということになる。
また、極端な例として、ターミナルアダプタの供給するオフフック電流がファクシミリ装置のオフフックの負荷インピーダンスに対し十分でない場合、ターミナルアダプタが回線閉結を認識しないケースもあり得る。このようなケースでは、ターミナルアダプタが出力するCI信号を検知してファクシミリ装置がオフフック動作を行っても、ターミナルアダプタは延々とCI信号を出力してくることになる。
図16は、ファクシミリ自動受信時にターミナルアダプタが回線閉結を認識しない場合の様子を表すタイミングチャートである。
例えば、国内の公衆回線PSTNにおいては、回線開放時の回線電圧はDC48〔V〕で、CI信号は周波数16Hz、電圧75〔Vrms〕の交流信号が1秒オン、2秒オフの繰り返しパターン(以後ケーデンスと呼ぶ)である。ここではターミナルアダプタの回線開放時の回線条件は、公衆回線PSTNと同じものとする。
ファクシミリ装置は、自動受信モードで待機しているときに、ターミナルアダプタが出力するCI信号のON状態を2回検知した後のCI信号OFF状態で、オフフック動作を行う。ファクシミリ装置がオフフック動作を行うと、入力インピーダンスが低くなりターミナルアダプタより供給される回線電流が流れ、電流量に応じて回線電圧が電圧降下する。しかし、この回線電流はターミナルアダプタが回線閉結を認識するのに十分な回線電流ではないため、送信元が通信を切るまでターミナルアダプタは延々とCI信号を出力してしまうことになる。
特許文献1,2には、従来のファクシミリ装置において、回線閉結中に回線側から遅れて出力されるCI信号(残留CI信号)から、ファクシミリ装置の回路を保護する技術が提案されている。
特開2012−249196号公報 特開2012−49827号公報
上述のように、定電流動作のターミナルアダプタに接続されるファクシミリ装置は、オフフックする際、ターミナルアダプタの予め決められた一定のオフフック電流に制限を受けながらインピーダンス調整を行うことになる。しかし、従来のファクシミリ装置は、このような一定のオフフック電流を供給するというターミナルアダプタの特性を考慮したインピーダンス調整を行っていない。オフフック電流は、電流制限を受けた電流値にほぼ等しくなるが、ターミナルアダプタが動作するのに必要な電流値になっているか、すなわち十分小さいインピーダンスに調整されているかは、従来のファクシミリ装置では判断することができない。つまり、ファクシミリ装置に一定のオフフック電流が供給されているにもかかわらず、ターミナルアダプタの定電流特性に必要なオフフック電流に不足している場合があり、実際はターミナルアダプタが動作しない可能性があった。
また、特許文献1,2は、ファクシミリ装置のオフフック動作によって回線側が回線閉結を正常に認識することを前提にしたものであり、ファクシミリ装置がオフフック動作を行っても回線側が回線閉結を認識しないケースについては考慮がされていない。よって、従来のファクシミリ装置では、ファクシミリ自動受信において回線側(ターミナルアダプタ側)が回線閉結を認識しないと受信動作ができない可能性があった。また、場合によっては延々と入力されるCI信号によってファクシミリ装置の回路がダメージを受けてしまう可能性もあった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、一定のオフフック電流を供給する定電流特性を有するターミナルアダプタ等に接続される場合でも、通信装置の誤動作を防止する仕組みを提供することである
本発明は、オフフックに従って回線を捕捉する通信装置であって、前記オフフックの検出に従って第1のインピーダンス調整を行う第1の調整手段と、回線電流とダイヤルトーン信号を検出する検出手段と、前記第1の調整手段によって前記第1のインピーダンス調整が行われた後に前記検出手段によって前記ダイヤルトーン信号が検出されないときに前記回線電流に基づく第2のインピーダンス調整を行う第2の調整手段と、を有し、前記第2のインピーダンス調整は、前記第1のインピーダンス調整で調整されたインピーダンスよりも低いインピーダンスになるように調整を行い、前記検出手段によって前記ダイヤルトーン信号が検出されない期間、前記第2の調整手段は、予め設定されたインピーダンスの下限値に達するまで第2のインピーダンス調整を繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、一定のオフフック電流を供給する定電流特性を有するターミナルアダプタ等に接続される場合でも、通信装置の誤動作を防止することを可能にすることができる
本発明の通信装置の一実施例を示すファクシミリ装置の構成を例示する図 ターミナルアダプタの一例を示すビジネスフォンシステムを説明する図 PSTN接続時の直流捕捉回路の動作を説明する図 PSTN接続時における直流捕捉回路による直流インピーダンス調整とDC−VI特性の関係を示す図 ターミナルアダプタ接続時における直流捕捉回路の動作を説明する図 ターミナルアダプタ接続時における直流捕捉回路による直流インピーダンス調整とDC−VI特性の関係を示す図 モデム内のレジスタの内容を説明する図 実施例1のファクシミリ装置の動作を例示するフローチャート SOCのプログラム展開動作を例示するフローチャート 実施例2のファクシミリ装置の動作を例示するフローチャート 実施例3のファクシミリ装置の特徴的な構成を例示するブロック図 実施例3のファクシミリ装置の自動受信動作を例示するフローチャート 実施例4のファクシミリ装置の特徴的な構成を例示するブロック図 実施例4のファクシミリ装置の自動受信動作を例示するフローチャート ターミナルアダプタが回線閉結を認識した場合のタイミングチャート ターミナルアダプタが回線閉結を認識しない場合のタイミングチャート
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の通信装置の一実施例を示すファクシミリ装置の構成を例示するブロック図である。
まず、実施例1及び実施例2の概要について説明する。
図1に示すファクシミリ装置100では、例えば、FAX送信や回線捕捉を行うため、ユーザが操作パネル118上に表示されるFAX送信キーやオフフックキーを押下して、オンフックからオフフックの起動をかける。これに応じて、ファクシミリ装置100は、オフフック動作を行う。このとき、ファクシミリ装置100は、オフフック動作の過程で行われた第一の直流インピーダンス調整後の回線電流と回線信号を検出し、検出結果に基づいて回線状態のチェックを行う。ファクシミリ装置100は、その回線状態のチェック結果に基づき、回線電流に応じた所定の第二の直流インピーダンス調整を行う(詳細は後述する)。なお、オンフックおよびオフフックとは、オンフックおよびオフフックしている状態のことを意味する。オフフック動作とは、オフフックの起動がかかってから直流インピーダンス調整を行うまでの一連の処理動作を意味する。
実施例1では、上述の回線状態のチェックにおいて、オフフック時の回線電流を検知し、さらに回線信号であるダイアルトーン信号を検知する。この回線状態のチェックの結果、所定の電流を検出するも、あるべきダイアルトーン信号を検出できない場合には、ファクシミリ装置100は、第二の直流インピーダンス調整を行う。
また、実施例2では、上述の回線状態のチェックにおいて、オフフック時の回線電流を検知し、さらに回線信号である通信信号を検知する。この回線状態のチェックの結果、所定の電流を検出するも、あるべき通信信号を検出できない場合には、ファクシミリ装置100は、第二の直流インピーダンス調整を行う。
以下、図1を参照して、本発明の通信装置(ここでは、ファクシミリ装置を例に説明する)100のブロック構成について説明する。
ファクシミリ装置100において、システム・オン・チップ(SOC)101は、ファクシミリ装置100のシステム全体を制御する。ファクシミリ装置100におけるCPUは、CPU200としてSOC101上に実装されている。
SOC101に接続されたメモリ140は、主記憶装置であり、SOC101のCPUのシステムワークメモリ、本発明の処理を実行するための制御プログラムを格納するメモリとして機能する。また、メモリ140は、ファクシミリ送信又はファクシミリ受信等の際に、画像データや各種情報を一時的に記憶するためのメモリとしても機能する。また、メモリ140は、ユーザが設定した情報を格納する。
SDAAプログラム202は、SOC101を介してモデム102に転送され、RAM204に展開された後に、DSP(Digital Signal Processor)205で実行されるプログラムである。
SOC101には、操作パネル118、読み取り部121、記録部122、インタフェース(IF)部123が接続されている。操作パネル118は、表示器119及びキーボード(KEY)類120を備え、これらはユーザ・インタフェースとして機能する。表示器119は、装置の状態やメニューに関する表示を行う。また、キーボード類120は、ユーザからの各種の指示の入力を受け付けるボタンやテンキー等のキーボードである。ユーザがこのキーボード類120を用いて、ユーザ設定情報を入力することが可能である。
読み取り部121は、原稿から画像を読み取って、画像データを生成する。生成された画像データは、通信回線130を介して相手側装置に対してファクシミリ送信されてもよいし、記録部122で印刷されてもよい。
インタフェース部123は、各種の情報機器が外部から接続される場合のインタフェースとして機能する。
モデム102は、SOC101に接続されており、SOC101による制御に基づいて動作する変復調器である。モデム102は、ファクシミリ送信の対象となる、読み取り部121で読み取られた画像データを用いた変調処理と、通信回線130を介して受信した信号の復調処理を行う。モデム102は、絶縁素子103を介してSDAA(シリコン・データ・アクセス・アレンジメント)104と接続されている。
モデム102において、ROM203は、RAM204に展開されてDSP205に実行されるプログラムを格納しているものである。RAM204は、ホストすなわちSOC101から転送されるSDAAプログラム202とROM203の内容を展開し、DSP205に実行させるためのものである。DSP205は、RAM204の内容に基づいてモデム102の動作を行う。レジスタ206は、SDAA104の状態を格納、あるいは、SOC101からの指示を格納するためのものである。
SDAA104は、網制御装置の一例であって、半導体NCU(ネットワーク制御ユニット)である。SDAA104は、直流捕捉回路152等を介して通信回線130と接続されており、ファクシミリ装置100と外部の公衆回線(通信回線)130や図2において後述するターミナルアダプタとのインタフェースとして機能する。また、SDAA104は、通信回線130を介して相手側装置との間で通信を行う際に、回線の接続(捕捉)状態を制御する。
通信回線130には、ファクシミリ装置100に外付けされた電話機128も接続される。電話機128は、Hリレー110を介して通信回線130に接続されており、SDAA104は、電話機128と並列に通信回線130に接続されている。SDAA104は、ファクシミリ送受信を行う場合に、回線を捕捉してその通信を制御するだけでなく、電話機128が通信回線130を介して相手側装置との間で音声通信を行う場合にも、回線の捕捉状態を制御する。SDAA104は、これらの制御をSOC101の制御に基づいて実行する。
SDAA104は、回線捕捉部105を使用して回線の直流捕捉状態を制御する。この回線捕捉部105により直流捕捉される場合の直流インピーダンスは可変である。このインピーダンスは、予め設定された、直流的な電圧に対する電流特性(以下、DC―VI特性)により制御されることにより得られる。
電圧検知部150は、回線上の電圧をモニタする手段である。電流検知部151は、回線上の電流をモニタする手段である。DT検出部157は、回線上のダイアルトーン信号をモニタする手段である。ACフィルタ部201は、電圧検知部150あるいは電流検知部151の前段に接続され、電圧検知部150あるいは電流検知部151でDC電圧あるいは、電流を検知する場合に、AC成分による誤検知を防ぐためのものである。
直流捕捉回路152は、トランジスタなどの電流源により構成されるSDAA104の周辺回路であり、電流源の電流を調整することにより、直流捕捉を行いながら、SDAA104の制御で直流インピーダンスの調整を行うことに供される回路である。直流捕捉回路152は、回線開放状態を作り出したり、回線に対する選択信号の一種であるダイヤルパルス送出にも使用される。
整流回路155は、ダイオードブリッジ等からなり、回線からの信号を整流してSDAA104側へと伝えるものである。受信IF回路153は、通信回線130を介して受信されるファクシミリの受信信号などを受信するためのインタフェース回路である。交流インピーダンス整合回路154は、通信中の交流インピーダンスを合わせるための回路である。例えば日本の場合は、交流インピーダンス整合回路154は、交流インピーダンスを600オームに合わせる。
ノイズ除去回路156は、通信回線130からの雷サージ、電磁ノイズなどを抑制し、逆に通信回線130を介して、ファクシミリ装置100のノイズが送出されることを防ぐ回路である。
CI検知回路108は、通信回線130に接続されており、通信回線から受信した呼び出し信号(以下では、「CI信号」)を検知する。CI検知回路108は、通信回線からのCI信号を検知すると、そのことを示すCI検知信号109をSOC101に対して送信する。SOC101は、CI検知信号109に基づいて、通信回線からCI信号の着信があったか否かを判断することができる。
Hリレー110は、フック検知回路117を介して接続される外付けの電話機128をDC電源113あるいは通信回線130に接続するための回路である。Hリレー110は、外付けの電話機128を通信回線130へ接続した接続状態と、通信回線130から切断した切断状態との間の切り替えを行う手段の一例である。また、Hリレー110は、Hリレー駆動信号111を用いて、SOC101によって制御される。なお、図1に示すようにHリレー110で電話機がPSTN回線130から切り離されている場合、CI着信しても電話機は鳴動しない。この場合、いわゆるファクシミリ装置100の無鳴動着信状態となる。
DC電源113は、フック検知回路117に対して電流を供給する回路である。フック検知回路117は、電話機128と接続されており、電話機128のオフフック又はオンフックを検知する回路の一例である。フック検知回路117は、電話機128のオフフック又はオンフックの検知結果を、フック検知信号114を用いてSOC101へ伝達する。SOC101は、フック検知信号114に基づいて、電話機128におけるフックの状態を判定することができる。フック検知回路117は、Hリレー110によって、通信回線130に直接接続された場合、及びDC電源113に接続された場合の何れも、電話機128に流れる電流を検知する。これによって、電話機128におけるオフフック又はオンフックの状態を検知する。
擬似CI送出回路116は、擬似CI信号を電話機128に対して送出する回路である。擬似CI信号とは、通信回線130を介して相手側装置からのCI着信があった場合に、回線から切断された状態にある電話機128を鳴動させるために、電話機128に対して送られる信号である。擬似CI送出回路116は、SOC101からの擬似CI駆動信号115による送出指示に応じて、擬似CI信号を電話機128に対して送出する。
210は、公衆回線網(PSTN)である。220は、相手FAX(ファクシミリ装置100の通信相手となり得るファクシミリ装置)である。230は、ヒューズ等で構成される電流保護素子である。
図2は、ターミナルアダプタ(TA)の一例を示すビジネスフォンシステムを説明するための図である。
2001は、光ネットワークである。2002は回線終端装置で、光信号をLANなどの電気信号に変更するユニットである。2003は、ビジネスフォンシステムの主装置である。
2006は、専用のビジネスフォンを接続するための接続ユニット(ビジネスフォン接続ユニット)である。2004は、専用のビジネスフォンである。2009は、専用のビジネスフォン2004と接続ユニット2006を接続するための信号線である。
2007は、PSTN用のファクシミリあるいは電話機を接続するための接続ユニット(FAX/TEL接続ユニット)である。2005は、PSTN用のファクシミリ装置(FAX)であり、例えば、図1に示したファクシミリ装置100に対応する。2010は、FAX/TEL接続ユニット2007とファクシミリ装置2005を接続するための信号線である。
信号線2010からの電流は、PSTNの技術基準に基づく場合、約20mA〜120mAの範囲で制限されているが、ターミナルアダプタにとって都合の良い以下のような独自仕様で構成されることがしばしばあることは前述した通りである。すなわち、図2に示すターミナルアダプタは、動作電力を削減するために電流に制限を加えるもので、例えば約20mAで電流制限を行い、この一定の電流でのみ動作が可能なターミナルアダプタである。
図3は、PSTN接続時の直流捕捉回路152の動作を説明するための図である。
公衆回線網(PSTN)210は、局側交換機の電圧源3002と内部の直流抵抗3003で構成され、通信回線130で接続された直流捕捉回路152に対して48〔V〕の直流電圧が直流抵抗3003を介して供給される。
直流捕捉回路152は、内部は電流値が可変できる電流源3001を有し、SDAA104の制御によりPSTN210より供給される電流値Iを調整する。直流捕捉回路152は、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう電流Iを調整することで、直流捕捉回路152の直流インピーダンスZ(V/I)の調整を行うことが可能となる。このとき、電圧Vは、電圧源3002の48〔V〕から直流抵抗3003における電圧降下であるZ0×Iを減じた電圧と等しくなる。よって、電圧Vと電流Iは関係式「V=48−Z0×I」で表すことができる。
図4は、PSTN接続時における直流捕捉回路152による直流インピーダンス調整とDC−VI特性の関係を示す図である。各グラフは、縦軸に電圧値を示し、横軸に電流値を示す。
図4において、4001は、例えばファクシミリ通信をするために選択される、直流捕捉を行う場合の直流の電圧−電流特性を表わすDC−VI特性カーブの一例である。ここでは、回線電流が少ない時にはインピーダンスが高く、回線電流が大きい時にはインピーダンスが低くなるDC−VI特性例である。例えば、回線電流が20〔mA〕の時には、直流抵抗は見かけ上約900〔Ω〕になるが、回線電流が120〔mA〕の時には、見かけ上の直流抵抗は約167〔Ω〕になる。
4002は、図3で説明した直流インピーダンス調整が行われた際の電圧Vと電流Iの関係を表す関係式(V=48−Z0×I)である。電流Iが0〔A〕の時は、電圧Vは48〔V〕を示し、電流が48/Z0〔A〕の時は、電圧Vは0〔V〕を示す。例えば、直流抵抗3003が200〔Ω〕の時は、回線電流Iが約240〔mA〕で電圧Vは0〔V〕を示す。
このようにして、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性4001に適合するよう電流Iを調整するが、しかも電圧Vと電流Iは4002の直線上を変化するため、4001と4002の交点Aに収束してインピーダンスZが決定される。
図5は、ターミナルアダプタ接続時における直流捕捉回路152の動作を説明するための図である。
ターミナルアダプタ2003は、48〔V〕の電圧源5002と電流源5003で構成され、通信回線2010で接続された直流捕捉回路152に対して、予め設定された定電流I0を供給する。
直流捕捉回路152は、直流インピーダンスが可変できる直流インピーダンスZ5001を有し、SDAA104の制御により、ターミナルアダプタ2003より供給される定電流値I0に応じて、直流インピーダンスを調整する。予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう電圧Vを調整することで、直流捕捉回路152の直流インピーダンスZ(V/I)の調整を行うことが可能となる。このとき、電圧Vは、電流源5003の定電流I0が直流インピーダンスZ5001に流れることにより発生するため、電圧Vと電流I0は関係式「V=Z×I0」で表すことができる。
図6は、ターミナルアダプタ接続時における直流捕捉回路152による直流インピーダンス調整とDC−VI特性の関係を示す図である。各グラフは、縦軸に電圧値を示し、横軸に電流値を示す。
図6において、6001および6002は各々、例えばファクシミリ通信をするために選択される、直流捕捉を行う場合の直流の電圧−電流特性の上限および下限の調整範囲を表わすDC−VI特性カーブの一例である。
6003は、図5で説明した直流インピーダンス調整が行われた際の電圧Vと電流
I0の関係を表す。電流I0は、前述したように、理想的には一定の電流値(この例では20〔mA〕)となるが、実際にはターミナルアダプタの定電流特性に起因し、6003に示すように、直流インピーダンスZに応じて20〔mA〕近傍で若干ではあるが電流が変化する。
直流インピーダンス調整は、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性である上限6001と下限6002の調整範囲に適合するよう行われる。しかも、ターミナルアダプタの特性により電圧Vと電流Iは6003の直線上を変化するため、6001と6002との交点AとBの直線上に収束してインピーダンスZが決定される。
ここにおいて、直流インピーダンス調整が収束した結果、直線BC上の範囲6005にあるとき、ターミナルアダプタが正常に動作するため必要な電流値を有している。すなわち、この例では300〔Ω〕より十分小さい直流インピーダンスになっている。
しかし、直流インピーダンス調整が収束した結果、直線AC上の範囲6004にあるときはターミナルアダプタの定電流特性に必要な電流に不足している場合であり、実際はターミナルアダプタが正常に動作していないインピーダンス調整が行われたことになる。
図7は、レジスタ206の内容を説明する図である。
回線電流モニタ値7002は、SDAA104で検知した電流値を保持するレジスタである。回線電圧モニタ値7003は、SDAA104で検知した電圧値を保持するレジスタである。ダイアルトーン検出フラグ7004は、SDAA104でダイアルトーン(DT)を検知したか否かを示すフラグである。
電話回線切断表示フラグ7005は、SDAA104が回線切断すなわちオンフックに移行したことを示すフラグである。オフフック/オンフック指示フラグ7006は、ホストすなわちSOC101からの指示で、SDAA104が直流捕捉すなわちオフフックに移行するか、もしくは、回線切断すなわちオンフックに移行するかを指示する設定フラグである。
インピーダンス調整変更指示フラグ7007は、回線状態のチェックを行い、その結果に基づき回線電流に応じた所定の第二の直流インピーダンス調整への移行を指示するフラグである。
図8は、実施例1のファクシミリ装置100の動作を例示するフローチャートであり、主にファクシミリ装置100から操作した場合の動作例に対応する。このフローチャートに示す処理は、DSP205がRAM204に展開されたプログラムを実行することにより実現されるものである。なお、DSP205が実行するプログラムは、後述する図9で詳述するが、SOC101のCPU200により、ROM203からRAM204に展開されたプログラムや、メモリ140から転送されてRAM204に展開されたプログラム等に対応する。
操作パネル118上に表示されるFAX送信キーやオフフックキーが押下されたことに応じて、SOC101が、オフフック設定をオフフック/オンフック指示フラグ7006に設定する。DSP205は、ホストすなわちSOC101からオフフック/オンフック指示フラグ7006にオフフック設定が設定されたことを検知すると(S801)、S802において、SDAA104を制御して、オフフック動作を開始する。
S803において、DSP205は、SDAA104を制御して、直流捕捉回路152により第一の直流インピーダンスZ(V/I)調整を行う。
S804において、DSP205は、第一の直流インピーダンス調整を行っている間、回線上のDC電圧およびDC電流を電圧検知部150および電流検知部151を使って検知する。
S805において、DSP205は、上記S804で検知したDC電圧およびDC電流が、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう調整されたかどうか判断する。
そして、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう調整されていないと判定した場合(S805でNOの場合)、DSP205は、S812に処理を進める。
S812において、DSP205は、上記S802で開始したオフフック動作を中止するか否かを判断する。例えば、DSP205は、第一の直流インピーダンス調整を、予め決められた回数行っていない場合にはオフフック動作を中止しないと判断し、既に予め決められた回数行った場合にはオフフック動作を中止すると判断する。また、DSP205は、SOC101からオフフック/オンフック指示フラグ7006に回線切断、すなわちオンフック設定されたことを検知した場合にも、オフフック動作を中止すると判断する。
そして、オフフック動作を中止しないと判断した場合(S812でNOの場合)、DSP205は、S803に処理を戻し、再度、第一の直流インピーダンスZ(V/I)調整を行うように制御する。
一方、オフフック動作を中止すると判断した場合(S812でYESの場合)、DSP205は、オンフック移行を完了し(S813)、本フローチャートの動作を終了する(S814)。
一方、上記S805において、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう調整されたと判定した場合(S805でYesの場合)、DSP205は、S806に処理を進める。
S806において、DSP205は、上記S804で検知したDC電圧を回線電圧モニタ値7003にセットする。S807において、DSP205は、上記S804で検知したDC電流を回線電流モニタ値7002にセットする。
S808において、DSP205は、SDAA104を制御して、DT検出部157を使ってダイアルトーンの検出(DT検出)を行う。
次に、S809において、DSP205は、回線電流モニタ値7002により所定のDC電流が検知されたか否か、及び、ダイアルトーン検出フラグ7004によりSDAA104でダイアルトーンが検知されたか否かを判定する。これにより、DSP205は、オフフック動作が正常であるかどうかを判断する。
そして、DSP205は、DC電流が検知されなかった、又は、ダイアルトーンが検出されなかったと判定した場合(S809でNOの場合)、オフフック動作が正常でないと判断し、S815に処理を進める。
S815において、DSP205は、オフフック動作が正常ではないため、第一の直流インピーダンス調整よりも低い直流インピーダンスになるように収束する回線電圧を変更する指示を、インピーダンス調整変更指示フラグ7007にセットする。このステップは、第一の直流インピーダンス調整の結果、図6のACの直線上6004に収束し、例えば回線電圧モニタ値7003が6〔V〕以上の値に収束していた場合、収束する回線電圧を例えば1〔V〕に変更するためのステップである。これにより、図6のACの直線上のB点に収束するよう調整されるため、その結果、第一の直流インピーダンス調整よりも低い直流インピーダンスに収束させることが可能となる。なお、本実施例では、電流値が約20〔mA〕の場合を説明したが、これに限定されるものではなく、電流値に応じて図6のBC6005上の動作電圧範囲が変わるため、収束する回線電圧も異なってくる。すなわち、定電流動作の電流値に応じた回線電圧に変更する必要がある。
S816において、DSP205は、SDAA104を制御して、直流捕捉回路152により第二の直流インピーダンスZ(V/I)調整を行う。
そして、S817において、DSP205は、第二の直流インピーダンス調整を行っている間、回線上のDC電圧およびDC電流を電圧検知部150および電流検知部151を使って検知する。
次に、S818において、DSP205は、上記S817で検知したDC電圧およびDC電流が、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう調整されたかどうか判断する。
そして、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう調整されていないと判定した場合(S818でNOの場合)、DSP205は、S819に処理を進める。
S819において、DSP205は、上記S802で開始したオフフック動作を中止するか否かを判断する。例えば、DSP205は、第二の直流インピーダンス調整を、予め決められた回数行っていない場合にはオフフック動作を中止しないと判断し、既に予め決められた回数行った場合にはオフフック動作を中止すると判断する。また、DSP205は、SOC101からオフフック/オンフック指示フラグ7006に回線切断、すなわちオンフック設定されたことを検知した場合にも、オフフック動作を中止すると判断する。
そして、オフフック動作を中止しないと判断した場合(S819でNOの場合)、DSP205は、S816に処理を戻し、再度、第二の直流インピーダンスZ(V/I)調整を行うように制御する。
一方、オフフック動作を中止すると判断した場合(S819でYESの場合)、DSP205は、オンフック移行を完了し(S820)、本フローチャートの動作を終了する(S821)。
一方、上記S818において、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう調整されたと判定した場合(S818でYesの場合)、DSP205は、S806に処理を進める。この場合、DSP205は、S806において、上記S817で検知したDC電圧を回線電圧モニタ値7003にセットし、また、S807において、上記S817で検知したDC電流を回線電流モニタ値7002にセットする。以降、DSP205は、S808においてDT検出を行い、S809の判断を行い、上述した動作を繰り返す。なお、上記S809の判断でNOの間、DSP205は、第二の直流インピーダンス調整を、予め設定された、回線電流に応じて許容されたインピーダンスあるいは電圧の下限値になるまで繰り返すように構成してもよい。そして、回線電流に応じて許容されたインピーダンスあるいは電圧の下限値になっても、S809の判断でNOとなる場合には、DSP205は、オンフック移行を完了し、本フローチャートの動作を終了するようにしてもよい。
上記S809において、DSP205は、DC電流が検知された且つダイアルトーンが検出されたと判定した場合(S809でYESの場合)、オフフック動作が正常であると判断し、S810に処理を進める。S810において、DSP205は、オフフック移行を完了し、本フローチャートの動作を終了する(S811)。
図9は、SOC101のプログラム展開動作を例示するフローチャートである。このフローチャートの処理は、SOC101のCPU200が、メモリ140に格納されるプログラムを実行することにより実現されるものである。
S901において、ファクシミリ装置100のメイン電源(不図示)がONされると、S902において、SOC101は、RAM204に対してプログラムを展開する処理(モデム内DSPのプログラムRAM展開・書き込み処理)をスタートする。
まず、S903において、SOC101は、ROM203に格納されたプログラムを、RAM204に展開する。
次に、S904において、SOC101は、メモリ140から転送したSDAAプログラム202を、RAM204に展開する。
次に、S905において、SOC101は、RAM204に展開されたプログラムをDSP205により実行開始させる。これにより、図8に示した処理が実行可能となる。
本実施例では、図8のS809でオフフック動作が正常であるかどうかを判断する場合に、回線電流モニタ値7002により、所定のDC電流が検知されること、すなわちDC電流が流れていることを判断の一つとしている。
しかし、直流インピーダンス調整を行う過程で、SDAA104を制御して回線電流モニタ値7002を定期的に監視することにより、電流変化が少ない場合に定電流動作を検出できる。従って、所定のDC電流が検知されるという代りにこの定電流動作をしていることを、図8のS809の判断の一つにしてもよく、正常動作を行っていないことの理由を、より精度よく判断することが可能となる。
本実施例では、回線状態のチェックを行い、その結果に基づき回線電流に応じた所定の第二の直流インピーダンス調整へ自動的に移行するようプログラムを実行している。ここにおいて、自動的に第二の直流インピーダンス調整が行われた場合、その調整結果をメモリ140に保持しておき、それ以後は、第一の直流インピーダンス調整を行うことなく保持した調整結果により第二の直流インピーダンス調整を行うようにしてもよい。
また、回線状態のチェックを行い第二の直流インピーダンス調整に移行する際、自動ではなく、その旨を操作パネル118の表示部119に表示してユーザに通知し、ユーザが操作パネル118を操作して手動で実行するようにしてもよい。さらには、手動で第二の直流インピーダンス調整が行われた場合、その調整結果をメモリ140に保持し、それ以後は、第一の直流インピーダンス調整を行うことなく保持した調整結果により第二の直流インピーダンス調整を行うようにしてもよい。これらの処理動作の変更は、140に格納されたSDAAプログラム202を変更し、この変更されたSDAAプログラム202をRAM204に展開することで、上述の処理動作の変更を実行することができる。
以上のように、実施例1では、TAとファクシミリ装置を接続する場合、オフフック動作の過程で行われた第一の直流インピーダンス調整後に回線状態のチェックを行い、その結果に基づき回線電流に応じた第二の直流インピーダンス調整を行っている。このため、ファクシミリ装置は、接続されているTAが一定のオフフック電流を供給する定電流特性を有している場合でも、TAが動作するのに必要な電流値すなわち十分小さいインピーダンスに調整して回線捕捉することができ、誤動作を防止できる。例えば、オフフックできない等の誤動作を防止できる。
上述した実施例1の図8では、送信時あるいは電話をかける際、ユーザがファクシミリ装置100を操作することによりオフフック動作を開始する場合の処理を例に説明した。しかし、実施例2では、それらに限られることなく、受信時にオフフック動作を開始する場合も適用することができる。以下、実施例2について詳細に説明する。
図10は、実施例2のファクシミリ装置100の動作を例示するフローチャートである。なお、図8と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。このフローチャートに示す処理は、DSP205がRAM204に展開されたプログラムを実行することにより実現されるものである。なお、DSP205が実行するプログラムは、後述する図9で詳述するが、SOC101のCPU200により、ROM203からRAM204に展開されたプログラムや、メモリ140から転送されてRAM204に展開されたプログラム等に対応する。
CI検知回路108が通信回線からCI信号の着信を検知したことによりCI検知信号109がSOC101に入力されると、SOC101が、オフフック設定をオフフック/オンフック指示フラグ7006に設定する。DSP205は、ホストすなわちSOC101からオフフック/オンフック指示フラグ7006にオフフック設定が設定されたことを検知すると(S801)、S802において、SDAA104を制御して、オフフック動作を開始する。なお、図10のS801は、図8のS801で説明したようにホストであるSOC101からのオフフック指示を検出し、S802でオフフックを開始する点は同じである。しかし、その指示要因は、通信回線からCI信号の着信があったことに起因している。
なお、図10のS1001及びS1002は、図8のS808及びS809のステップと異なっているが、その他のステップは図8と同じであるため説明を省略する。
S807の後、DSP205は、S1001において、後述する通信信号検出部で、SDAA104を制御して、通信信号の検出を行う。ところで、通信信号検出部とは、例えば、T.30通信シーケンスの、本来受信すべき通信信号(あるべき通信信号)を検出するものである。また、本来受信すべき通信信号には、例えば以下のようなものがある。オートダイヤルのFAXであることを示すCNG信号や、相手にモードを指定して受信させるDCS信号や、受信機のモデムの受信状態を調整するために送るトレーニング信号や、DCSで指定したモデムを使って送信するTCF信号等である。これら通信信号の検出は、SDAA104を制御して検出することも可能であるが、T.30通信シーケンスを司るモデム102で検出することも可能である。即ち、上述の通信信号検出部は、SDAA104やモデム102等に対応する。
次に、S1002において、DSP205は、回線電流モニタ値7002により所定のDC電流が検知されか否か、及び、上述の通信信号検出部により上述の通信信号か検出されたか否かを判定することにより、オフフック動作が正常であるかどうかを判断する。このステップは、オフフック時の回線電流を検知し、さらにS1001で回線信号である通信信号を検知するが、その結果、所定の電流を検出するも、あるべき通信信号を検出できない場合に第二の直流インピーダンス調整を行うためのものである。
そして、DSP205は、DC電流が検知されなかった、又は、上述の通信信号が検出されなかったと判定した場合(S1002でNOの場合)、オフフック動作が正常でないと判断し、S815に処理を進める。
一方、DSP205は、DC電流が検知された且つ上述の通信信号が検出されたと判定した場合(S1002でYESの場合)、オフフック動作が正常であると判断し、S810に処理を進める。以降の処理は、図8と同じであるため説明を省略する。
実施例2によれば、ファクシミリ装置は、接続されているTAが一定のオフフック電流を供給する定電流特性を有する場合でも、TAが動作するのに必要な電流値すなわち十分小さいインピーダンスに調整して回線捕捉することができ、誤動作を防止できる。例えば、オフフックできない等の誤動作を防止できる。
実施例3では、ファクシミリ装置100の自動受信動作制御について説明する。
図11は、実施例3のファクシミリ装置の特徴的な構成を例示するブロック図であり、図1,図2と同一のものには同一の符号を付してある。
図12は、実施例3のファクシミリ装置の自動受信動作を例示するフローチャートである。
図15は、ファクシミリ自動受信時にターミナルアダプタが回線閉結を認識した場合の様子を表すタイミングチャートである。
以下、図12のフローチャートに沿って本実施例3のファクシミリ装置の自動受信動作を説明する。なお、図12のフローチャートに示すSOC101による処理は、SOC101がメモリ140に格納されたプログラムを実行することにより実現されるものである。また、モデム102による処理は、DSP205がRAM204に展開されたプログラムを実行することにより実現されるものである。なお、DSP205が実行するプログラムは、図9で示したように、SOC101のCPU200により、ROM203からRAM204に展開されたプログラムや、メモリ140から転送されてRAM204に展開されたプログラム等に対応する。
S1は、ファクシミリ装置100が、CI信号検知を待っているステップである。具体的には、CI検知回路108によりターミナルアダプタ2003から出力されるCI信号が検知されると、CI検知信号109がSOC101に出力される。これに基づいて、SOC101は、図15のタイミングチャートに表わすように規定回数2回のCI信号のケーデンスが発生したか否かを判定する。この際、SOC101は、CI検知信号109に基づいて、検知されたCI信号のCI信号オフの時間も計測する。
S1において、SOC101は、規定回数のCI信号ケーデンスの発生を確認した場合、CI信号を検知したと判定し(S1でYesと判定し)、S2に処理を進める。
S2は、ファクシミリ装置100が、上記S1で規定回数のCI信号ケーデンス判定を確認した場合に、CI信号オフのタイミングでオフフック(OFF HOOK)動作を行うステップである。具体的には、SOC101が、モデム102を介してSDAA104の回線捕捉部105にオフフック動作指示を行う。この指示に応じて、回線捕捉部105が、直流捕捉回路152の入力インピーダンスを制御してオフフック状態を形成する。ファクシミリ装置100がオフフック状態になると、整流回路155を通じて正電圧信号190と直流捕捉回路152と負電圧信号191で回線電流ループを形成する。
S3は、ファクシミリ装置100がNカウンタ値を0クリア処理するステップである。具体的には、Nカウンタ値は、SOC101で管理されており、後述するS11のオフフック中の過電圧検知ステップで過電圧を検知した回数を示す変数であるSOC101は、このNカウンタ値を「0」で初期化する。
S4は、ファクシミリ装置100が、送信元ファクシミリ装置から送信されてくるCNG信号の検知を判断するステップである。具体的には、ターミナルアダプタ2003がファクシミリ装置100のオフフック動作により正常に回線閉結を認識すると呼が確立し、SDAA104を介してモデム102によってCNG信号が検知される。呼によっては送信元がファクシミリ装置ではなく人による通話の場合もあるが、本発明の主旨とは関係ないので本フローチャートにおいては省略している。
モデム102によりCNG信号が検知された場合(S4でYesの場合)、S5に移行する。
S5は、ファクシミリ装置100がCNG信号を検知したことに対応して、CED信号を返信するステップである。具体的には、モデム102が、所定手順でCED信号を出力し、SDAA104とターミナルアダプタ2003とを介して送信元のファクシミリ装置に応答する。その後、フローチャートには明示していないが、モデム102は、送信元ファクシミリ装置との間で細かいネゴシエーションを行う。
S6は、ファクシミリ装置100が、送信元ファクシミリ装置から送られてくる画像信号を受信するステップである。具体的には、モデム102は、音声信号で受信する画像信号を復調してデジタルデータとしてSOC101に出力する。
S7は、ファクシミリ装置100が、画像信号の受信が終了したか否かを判定するステップである。具体的には、モデム102が送信元ファクシミリ装置から送信されるDCN信号を受信したら、SOC101に受信終了であることを伝える。SOC101は、モデム102から受信終了の通知を受けると、画像受信終了と判断し(S7でYesと判断し)、S8に処理を進める。
S8は、ファクシミリ装置100がオンフック動作(回線開放)を行うステップである。具体的には、SOC101は、モデム102を介してSDAA104の回線捕捉部105にオンフック(ON HOOK)動作指示を行う。これに応じて、回線捕捉部105は、直流捕捉回路152の入力インピーダンスを制御してオンフック状態を形成し回線開放する。
また、上記S4において、SOC101が、モデム102によってCNG信号が検知されないと判定した場合(S4でNoの場合)、S10に移行する。
S10は、ファクシミリ装置100がCI信号オフの時間を計測・待機するステップである。具体的には、SOC101が、上記S1で計測済みのCI信号オフ時間(CI OFF時間)だけ待機し(S10でYes)、S11に処理を進める。
S11は、ファクシミリ装置100が回線の過電圧を検知するステップである。具体的には、ファクシミリ装置100では、SDAA104内の電圧検知部150によって正電圧信号190と負電圧信号191の間の電圧を監視している。ターミナルアダプタ2003が回線閉結を認識していない場合、通常音声信号レベルの電圧を超えるCI信号が印加される。SOC101は、電圧検知部150により所定の閾値以上の電圧(過電圧)が検知されたか否かを判定する。
そして、SOC101が、電圧検知部150により所定の閾値以上の電圧(過電圧)が検知されていないと判定した場合(S11でNoの場合)、S4に処理を移行する。
一方、SOC101が、電圧検知部150により所定の閾値以上の電圧が検知されたと判定した場合(S11でYesの場合)、ターミナルアダプタ2003が回線閉結を認識していないと判断し、S12に処理を進める。
S12は、ファクシミリ装置100がNカウンタ値2以上か否かを判定する。具体的には、SOC101がNカウンタ値判定処理を行う。なお、判定値は必ず「2」である必要はなく、適宜他の数値に設定することは可能である。
そして、Nカウンタ値が2未満と判定した場合(S12でNoの場合)、SOC101は、S13に処理を進める。
S13は、ファクシミリ装置100が直流捕捉回路152のインピーダンスを所定量だけ低く設定するステップである。具体的には、SOC101が、モデム102を介してSDAA104内の回線捕捉部105を制御して、直流捕捉回路152のインピーダンスを所定量だけ低く設定する。
S14は、ファクシミリ装置100がNカウンタ値をインクリメントするステップである。具体的には、SOC101がNカウンタ値インクリメント処理を行い、S4に処理を移行する。
また、上記S12において、SOC101が、Nカウンタ値が2以上と判定した場合(S12でYesの場合)、SOC101は、S9に処理を進める。
S9は、ファクシミリ装置100がNカウンタ値が2以上である場合にエラーとして記録を残すステップである。具体的には、SOC101がエラー記録処理を行い、S8において、オンフック(ON HOOK)動作を行う。オンフック動作の後、フローチャートには示していないが、SOC101は、さらに、記録部122からエラーレポート出力する、又は、表示器119にエラーメッセージを表示するなどの処理を行う。すなわち、ファクシミリ装置100のSOC101は、本実施例の場合、2段階まで直流捕捉回路152のインピーダンスを下げる処理を行うが、それでもCI信号入力が検知されるような状況ではエラーとして処理する制御を行う。
以上のように、実施例3では、ファクシミリ装置100のオフフック後にCI信号入力を検知すると、回線電流を増やすように回線捕捉部105と直流捕捉回路152を制御することによって、ターミナルアダプタとの呼を確立させる構成を有する。これにより、ファクシミリ装置の自動受信においてオフフック状態になった時、回線側から十分な電流を得られず回線側が回線閉結を認識しない場合でも、回線電流を増加させて、回線側に回線閉結を認識させ受信動作を行うことができる。よって、一定のオフフック電流を供給する定電流特性を有するTAに接続されるファクシミリ装置によって、ファクシミリを自動受信することが可能になる。
本実施例4は、上述の実施例3の構成や制御を含んでいるため、共通する点については説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図13は、実施例4のファクシミリ装置の特徴的な構成を例示するブロック図であり、図11と同一のものには同一の符号を付してある。
図13において、192は直流重畳回路であり、直流捕捉回路152に直列に接続されている。直流重畳回路192は、ファクシミリ装置100の内部DC電源(内部電源)を電源として、SDAA104の回線捕捉部105の制御によって、所定の直流電流を正電圧信号190に重畳する。
図14は、実施例4のファクシミリ装置の自動受信動作を例示するフローチャートであり、図12と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
以下、図14のフローチャートに沿って本実施例4のファクシミリ装置の自動受信動作を説明する。なお、図14のフローチャートに示すSOC101による処理は、SOC101がメモリ140に格納されたプログラムを実行することにより実現されるものである。また、モデム102による処理は、DSP205がRAM204に展開されたプログラムを実行することにより実現されるものである。なお、DSP205が実行するプログラムは、図9で示したように、SOC101のCPU200により、ROM203からRAM204に展開されたプログラムや、メモリ140から転送されてRAM204に展開されたプログラム等に対応する。
実施例4では、SOC101が、S12において、Nカウンタ値が2未満と判定した場合(S12でNoの場合)、S15に処理を進める。
S15は、ファクシミリ装置100が直流重畳回路192の重畳電流を所定量だけ高く設定するステップである。具体的には、SOC101が、モデム102を介してSDAA104内の回線捕捉部105を制御して、直流重畳回路192の重畳電流を所定量だけ高く設定する。
以上のように、実施例4では、ファクシミリ装置100のオフフック後にCI信号入力を検知すると回線電流を増やすように、回線捕捉部105と直流重畳回路192を制御することによってターミナルアダプタとの呼を確立させる構成を有する。これにより、ファクシミリ装置の自動受信においてオフフック状態になった時、回線側から十分な電流を得られず回線側が回線閉結を認識しない場合でも、回線電流を増加させて、回線側に回線閉結を認識させ受信動作を行うことができる。よって、一定のオフフック電流を供給する定電流特性を有するTAに接続されるファクシミリ装置によって、ファクシミリを自動受信することが可能になる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されていてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 SOC
102 モデム
104 SDAA
105 回線捕捉部
152 直流捕捉回路
202 SDAAプログラム
204 RAM
205 DSP
206 レジスタ

Claims (8)

  1. オフフックに従って回線を捕捉する通信装置であって、
    前記オフフックの検出に従って第1のインピーダンス調整を行う第1の調整手段と、
    回線電流とダイヤルトーン信号を検出する検出手段と、
    前記第1の調整手段によって前記第1のインピーダンス調整が行われた後に前記検出手段によって前記ダイヤルトーン信号が検出されないときに前記回線電流に基づく第2のインピーダンス調整を行う第2の調整手段と、を有し、
    前記第2のインピーダンス調整は、前記第1のインピーダンス調整で調整されたインピーダンスよりも低いインピーダンスになるように調整を行い、前記検出手段によって前記ダイヤルトーン信号が検出されない期間、前記第2の調整手段は、予め設定されたインピーダンスの下限値に達するまで第2のインピーダンス調整を繰り返すことを特徴とする通信装置。
  2. 前記第2のインピーダンス調整は、前記第1のインピーダンス調整時の回線電圧よりも低い回線電圧になるように調整を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2の調整手段は、前記検出手段によって前記ダイヤルトーン信号が検出されていない間は、予め設定された回線電圧の下限値になるまで前記第2のインピーダンス調整を繰り返すことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. オフフックの過程で回線電流が所定の定電流特性を有しているかどうかを判断するための判断手段を有し、
    前記判断手段によって前記所定の定電流特性を有していないと判断された場合、前記第1の調整手段により、再度、前記第1のインピーダンス調整を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第2のインピーダンス調整が行われた場合、その調整結果を保持し、それ以後、前記第1のインピーダンス調整を行うことなく前記保持した調整結果により前記第2のインピーダンス調整を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. オフフックに従って回線を捕捉する通信装置であって、
    前記オフフックの検知に従って第1のインピーダンス調整を行う第1の調整手段と、
    回線電流とダイヤルトーン信号を検出する検出手段と、
    前記第1の調整手段によって前記第1のインピーダンス調整が行われた後に前記検出手段によって前記ダイヤルトーン信号が検出されないときに前記回線電流に基づいて第2のインピーダンス調整を行う第2の調整手段と、を有し、
    前記第2のインピーダンス調整は、前記第1のインピーダンス調整によって得られる回線電圧より低い回線電圧を得るために行われ、
    前記検出手段によって前記ダイヤルトーン信号が検出されない期間、前記第2の調整手段は、予め設定された電圧の下限値に達するまで第2のインピーダンス調整を繰り返すことを特徴とする通信装置。
  7. オフフックに従って回線を捕捉する通信装置の制御方法であって、
    前記オフフックの検出に従って第1のインピーダンス調整を行う第1の調整工程と、
    回線電流とダイヤルトーン信号を検出する検出工程と、
    前記第1の調整工程において前記第1のインピーダンス調整が行われた後に前記検出工程において前記ダイヤルトーン信号が検出されないときに前記回線電流に基づく第2のインピーダンス調整を行う第2の調整工程と、を有し、
    前記第2のインピーダンス調整は、前記第1のインピーダンス調整で調整されたインピーダンスよりも低いインピーダンスになるように調整を行い、前記検出工程おいて前記ダイヤルトーン信号が検出されない期間、前記第2の調整工程において、予め設定されたインピーダンスの下限値に達するまで第2のインピーダンス調整を繰り返すことを特徴とする通信装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の通信装置の制御方法をコンピュータにより実行させるためのプログラム。
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