JP2019110463A - 通信装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

通信装置及びその制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の電話機が外付けされる通信装置において、当該複数の電話機のそれぞれのフック状態を、より簡易な構成で判定する技術を提供する。【解決手段】FAX装置100(通信装置)において、電話機2と接続端子との間に抵抗401を接続し、当該抵抗についてショート状態と非ショート状態とを切り替え可能なショート回路402を設ける。SOC101は、鳴動着信モードにおいて、SDAA104を用いて通信回線の回線電圧を検知する。SOC101は、抵抗401についてショート回路402によりショート状態と非ショート状態との切り替えが行われた際にSDAA104によって検知される電圧の変化に基づいて、電話機1及び2のうちでオフフックされた電話機を判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の外付けの電話機を接続可能な通信装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
複数の外付けの電話機を接続可能なファクシミリ装置等の通信装置では、それぞれの電話機のオフフックを検知できる必要がある。例えば、選択信号の送信機能を有する、通常の電話機と、当該送信機能を有しない、ハンドセット等の電話機とで、オフフックされた場合の通信装置の動作を変えるために、このようなオフフックの検知が行われる。特許文献1では、複数の電話機のそれぞれに対して設けられたフォトカプラを用いて、それぞれの電話機のオフフックを検知する技術が提案されている。
特開2007−166235号公報
しかし、上述の従来技術のように、フォトカプラ等の特定の部品を用いて電話機のオフフックを検知する場合、電話回線(通信回線)の規格を満たすために、特別な仕様の部品を使用する必要がある。この場合、部品の調達コストや、部品の製造期間が終了した場合の対処が問題となりうる。
このような絶縁と電話機のオフフックの検知のために、例えば、フォトカプラのような特定の回路素子が使用される。しかし、回路素子に対する要求条件に起因して、装置コストが上昇する場合がある。このため、通信回線側とコントローラ側との絶縁を実現しながら、より簡易な構成で電話機のフック状態を判定できることが望まれる。
本発明は、上述の問題に鑑みて成されたものである。本発明は、複数の電話機が外付けされる通信装置において、当該複数の電話機のそれぞれのフック状態を、より簡易な構成で判定する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る通信装置は、複数の外付けの電話機を接続可能な通信装置であって、通信回線に接続された接続部であって、前記通信装置に接続された複数の電話機が、前記接続部を介して前記通信回線に接続される、前記接続部と、前記複数の電話機に含まれる第1及び第2電話機のうち、前記第2電話機と前記接続部との間に接続された抵抗と、前記抵抗をショートしたショート状態と、前記抵抗をショートしていない非ショート状態とを切り替え可能なショート手段と、前記接続部に対して前記複数の電話機と並列に接続されており、前記通信回線の回線電圧を検知する第1検知手段と、前記抵抗について前記ショート手段により前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えが行われた際に前記第1検知手段によって検知される電圧の変化に基づいて、前記複数の電話機のうちでオフフックされた電話機を判定する第1判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の電話機が外付けされる通信装置において、当該複数の電話機のそれぞれのフック状態を、より簡易な構成で判定することが可能になる。
FAX装置100の構成例を示すブロック図。 フック検知部350の構成の変形例を示すブロック図。 FAX装置100の動作モードごとに異なる抵抗を使用するためのFAX装置100の一部の構成例を示すブロック図。 ショート回路の構成例を示す図。 電話機1及び2の構成例を示すブロック図。 FAX装置100におけるフック検知処理の手順を示すフローチャート。 FAX装置100における操作画面の例を示す図。 FAX装置100における操作画面の例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1実施形態]
<FAX装置の構成>
図1は、第1実施形態に係る通信装置であるファクシミリ(FAX)装置100全体の構成を示すブロック構成図である。FAX装置100は、複数の外付けの複数の電話機を接続可能な通信装置の一例である。本実施形態では、図1に示すように、2つの外付けの電話機1及び2が、モジュラーケーブルを介してFAX装置100に接続される。FAX装置100は、FAX装置100と電話機1及び2とをそれぞれ接続するためのモジュラーケーブルが装着されるモジュラージャックコネクタMJ1及びMJ2を備える。FAX装置100は、通信回線130に接続された接続部として接続端子351を備える。FAX装置100に接続された複数の電話機(電話機1及び2)は、信号線L1及びL2を介して接続端子351に接続され、当該接続端子を介して外部の通信回線130に接続される。
後述するように、FAX装置100は、外付けされた電話機1及び2に対する動作モード(着信モード)として、「鳴動着信モード」及び「無鳴動着信モード」を有する。鳴動着信モードは、外部装置からの呼び出し信号(以下では「CI信号」と称する。)の着信時に電話機1及び2を鳴動させる動作モードであり、無鳴動着信モードは、外部装置からのCI信号の着信時に電話機1及び2を鳴動させない動作モードである。なお、FAX装置100は、無鳴動着信モードにおいて、必要に応じて、スピーカ回路250から擬似的な電話機の鳴動音(擬似ベル音)を出力させることが可能である。
FAX装置100は、システム・オン・チップ(SOC)101と、SOC101に接続された、操作パネル118、読取部121、記録部122、インタフェース(IF)部123、メモリ140、及びスピーカ回路250とを備える。SOC101にはCPU200が実装されている。SOC101(CPU200)は、FAX装置100のシステム全体を制御する。
メモリ140は、主記憶装置であり、SOC101に含まれるCPU200のシステムワークメモリ、及び後述する各種処理を実行するための制御プログラムを格納するメモリとして機能する。メモリ140は、FAX送信又はFAX受信等の処理が行われる際に、画像データ又は各種情報を一時的に格納するとともに、ユーザによる設定情報を格納するメモリとしても機能する。
操作パネル118は、表示器(表示部)119及び入力器120を備え、これらはユーザ・インタフェースとして機能する。表示器119は、例えば、FAX装置100の状態を示す画面又はユーザによる操作が可能な操作画面を表示する。入力器120は、例えば、ボタン又はテンキー等のキーボード及び表示器119上に設けられたタッチパネルの少なくともいずれかで構成され、ユーザからの各種指示又は設定情報の入力を受け付けるために用いられる。
読取部121は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。読取部121によって生成された画像データは、FAX送信の対象となる相手側装置(FAX装置220)へ送信されてもよいし、記録部122によるシートへの画像の印刷に用いられてもよい。IF部123は、各種の情報機器が外部接続される場合のインタフェースとして機能する。スピーカ回路250は、公衆電話交換回線網(PSTN)210からCI信号(呼び出し信号)が受信された際に、上述のように、疑似ベル音を出力するために使用可能である。
FAX装置100は、更に、モデム102、絶縁素子103、SDAA(シリコンDAA)104、CI検知回路108、Hリレー110、直流捕捉回路152、受信IF回路153、インピーダンス整合回路154、整流回路155、ノイズ除去回路156、及びフック検知部350を備える。本実施形態では、フック検知部350(オフフック検知回路)は、直流印加回路253、DC/AC変換回路254、整流/平滑回路256、及び平滑回路260で構成される。また、FAX装置100は、更に、Hリレー110とMJ2との間に設けられた抵抗(抵抗素子)401と、抵抗401の両端間に(抵抗401と並列に)接続されたショート回路402とを備える。これらのデバイスのうち、モデム102、CI検知回路108、フック検知部350、及びショート回路402は、SOC101に接続されている。
モデム102は、SOC101による制御に基づいて動作する変復調器である。モデム102は、読取部121によって生成され、かつ、FAX送信の対象となる画像データを用いた、通信回線130を介して送信される信号の変調処理、及び通信回線130を介して受信された信号の復調処理を行う。モデム102は、ROM203、RAM204、DSP205及びレジスタ206を含み、絶縁素子103を介してSDAA104と接続されている。
ROM203には、モデム102の動作を制御するための制御プログラムが予め格納される。DSP205は、ROM203に格納されたプログラムをRAM204に展開して実行することで、上述の処理を実行する。また、DSP205は、SOC101から転送されるSDAAプログラムをRAM204に展開して実行することによって、SDAA104の動作を制御する。レジスタ206には、SDAA104の状態を示す情報、及びSOC101からの指示が格納される。
SDAA104は、半導体NCU(ネットワーク制御ユニット)であり、FAX装置100と外部の通信回線130との間のインタフェースとして機能する、通信回線130を介した通信(FAX通信)を制御する網制御装置である。SDAA104は、信号線L1及びL2を介して接続端子351に接続され、当該接続端子を介して外部の通信回線130と接続される。SDAA104と接続端子351との間には、直流捕捉回路152、整流回路155及びノイズ除去回路156が直列に接続されている。また、直流捕捉回路152に対して並列に、受信IF回路153及びインピーダンス整合回路154が接続されている。SDAA104は、通信回線130を介して相手側装置(FAX装置220)との間で通信を行う際に、回線の接続(捕捉)状態を制御する。
通信回線130には、FAX装置100に外付けされた電話機1及び2も接続される。電話機1及び2は、それぞれ、MJ1及びMJ2を介してHリレー110に接続され、更に、Hリレー110、ノイズ除去回路156、及び接続端子351を介して、通信回線130に接続される。このようにして、電話機1及び2は、FAX装置100を介して通信回線130に接続される。
SDAA104は、接続端子351に対して電話機1及び2と並列に接続されており、即ち、通信回線130に対して電話機1及び2と並列に接続されている。SDAA104は、FAX通信を行う際に、回線捕捉を行ってFAX通信を制御するだけでなく、電話機1及び2が通信回線130を介して相手側装置と音声通信を行う際にも、回線の捕捉状態を制御する。SDAA104は、このような制御を、SOC101による制御に従って実行する。
SDAA104は、回線捕捉部105、CI検知部108、電圧検知部150、電流検知部151、ACフィルタ部201、及び選択信号発生部202を含む。SDAA104は、回線捕捉部105を使用して、回線の直流捕捉状態を制御する。この回線捕捉部105によって直流捕捉が行われる場合の直流インピーダンスは可変である。このインピーダンスは、予め設定された直流電圧に対する電流特性(DC−VI特性)を用いた制御により得ることが可能であってもよい。
電圧検知部150は、通信回線130上の電圧(回線電圧)をモニタし、電流検知部151は、通信回線130を流れる電流をモニタする。ACフィルタ部201は、電圧検知部150又は電流検知部151の前段に接続されており、電圧検知部150又は電流検知部151により検知される電圧又は電流に対して交流(AC)成分のフィルタリングを行う。これにより、電圧検知部150又は電流検知部151により直流(DC)電圧又は電流の検知が行われる場合に、AC成分による誤検知を防いでいる。選択信号発生部202は、選択信号であるDTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号又はDP(Dial Pulse)信号を発生させ、通信回線130へ送信する。
直流捕捉回路152は、トランジスタ等の回路素子で構成される、SDAA104の周辺回路であり、直流捕捉を行いながら、SDAAによる制御に従って直流インピーダンスの調整を行う。直流捕捉回路152は、回線解放状態を作り出すためにも使用され、また、回線に対する選択信号の1種であるダイヤルパルスの送信にも使用される。信号線230には、PSTN210からSDAA104へ流れ込む電流が流れる。信号線240には、SDAA104からPSTN210へ帰還する電流が流れる。SDAA104は、信号線230又は信号線240の電流値と、信号線230と信号線240と間の電圧値を、電圧検知部150及び電流検知部151により検知可能である。
整流回路155は、ダイオードブリッジ等の回路素子で構成され、通信回線130から受信した信号を整流し、整流後の信号をSDAA104側へ出力する。受信IF回路153は、通信回線130を介してFAX信号等の信号を受信するためのインタフェース回路である。インピーダンス整合回路154は、通信中の交流インピーダンスを合わせるための回路であり、例えば、日本の場合、交流インピーダンスを600[Ω]に合わせる。ノイズ除去回路156は、通信回線130からの雷サージや電磁ノイズ等のノイズを抑制するとともに、FAX装置100から通信回線130へノイズが出力されることを抑制するための回路である。
CI検知回路108は、接続端子351を介して通信回線130に接続されており、通信回線130を介して受信されるCI信号を検知する。CI検知回路108は、通信回線130を介して受信されるCI信号を検知すると、CI信号を受信したことを示すCI検知信号109をSOC101へ送信する。SOC101は、CI検知信号109に基づいて、PSTN210から通信回線130を介してCI信号の着信があったか否かを判定できる。CI検知回路108は、高電圧で駆動されるPSTN210側と、低電圧で駆動されるSOC101側との間の絶縁のための絶縁素子を備えている。
Hリレー110は、切替手段の一例であり、電話機1及び2を通信回線130に接続した接続状態と、電話機1及び2を通信回線130から切断した切断状態(通信回線130に接続しない非接続状態)との間の切り替えを行う。SOC101は、FAX装置100の動作モード(着信モード)に基づいて、Hリレー駆動信号251を用いてHリレー110を制御する。
図1において実線で示すように、Hリレー110内で、接点111aと接点111bとが接続され、接点112aと接点112bとが接続された場合、電話機1及び2は通信回線130に接続されている状態にある。一方、図1において点線で示すように、Hリレー110内で、接点111aと接点111cとが接続され、接点112aと接点112cとが接続された場合、電話機1及び2は通信回線130に接続されていない(通信回線130から切断された)状態にある。この場合、電話機1及び2は、Hリレー110を介してフック検知部350(整流/平滑回路256)に接続される。
このように、Hリレー110は、SOC101からのHリレー駆動信号251に従って、電話機1及び2を、通信回線130とフック検知部350(整流/平滑回路256)とのいずれかに接続する。なお、Hリレー110によって電話機1及び2が通信回線130に接続されていない場合、PSTN210からCI信号の着信があっても、当該CI信号は電話機1及び2へ到達せず、電話機1及び2が鳴動しない。即ち、FAX装置100は、無鳴動着信状態となる。
本実施形態では、鳴動着信モードにおいては、電話機1及び2のフック検知(オンフック又はオフフックの検知)は、後述するように、SDAA104及びモデム102によって行われる。一方、無鳴動着信モードにおいては、電話機1及び2のフック検知は、後述するように、フック検知信号257に基づいて、SOC101によって行われる。
<鳴動着信モードにおけるフック検知>
FAX装置100が鳴動着信モードである場合、SOC101からのHリレー駆動信号251によって、Hリレー110内で、接点111aと接点111bとが接続され、接点112aと接点112bとが接続される。これにより、電話機1及び2は、接続端子351を介して通信回線130に接続された接続状態となる。この状態において、PSTN210から通信回線130を介してCI信号の着信があると、当該CI信号が電話機1及び2に到達して電話機1及び2が鳴動する。
鳴動着信モードにおいて、電話機1及び2のフック検知(オンフック又はオフフックの検知)はSDAA104及びモデム102によって行われ、その検知結果がSOC101へ伝達される。具体的には、鳴動着信モードでは、PSTN210から供給される回線電圧(直流電圧)がHリレー110を介して電話機1及び2に印加される。電話機1又は2においてオフフックが行われると、電話機1又は2に電流が流れることによって当該電話機において電圧降下が生じる。この電圧降下をSDAA104(電圧検知部150)が検知することで、SDAA104が電話機1及び2のオフフックを検知する。
本実施形態のFAX装置100では、複数の電話機(電話機1及び2)のうちでオフフックされた電話機の判定を可能にするために、抵抗401及びショート回路402が設けられている。抵抗401は、電話機1及び2のうち、電話機2と接続端子351との間に接続されている。電話機1と接続端子351との間には、このような抵抗を設ける必要はない。また、3つ以上の電話機がFAX装置100に接続される場合には、電話機2に対する抵抗401及びショート回路402と同様に、電話機1以外の電話機に対して抵抗及びショート回路が設けられる。
ショート回路402は、抵抗401をショートしたショート状態と、当該抵抗401をショートしていない非ショート状態とを切り替え可能である。本実施形態では、SOC101が、制御信号411を用いてショート回路402を制御することにより、抵抗401についてショート回路402によるショート状態と非ショート状態との切り替えを行う。なお、SOC101に代えて、SDAA104が、(図1において点線で示す)制御信号412を用いてショート回路402を制御してもよい。
鳴動着信モードでは、SDAA104は、抵抗401についてショート回路402によりショート状態と非ショート状態との切り替えが行われた際に電圧検知部150によって検知される電圧の変化に基づいて、オフフックされた電話機を判定する。
具体的には、抵抗401と接続された電話機2がオフフックされた場合には、抵抗401のショート状態と非ショート状態との切り替えにより、電圧検知部150によって検知される電圧に変化が生じる。一方、電話機1がオフフックされた場合には、抵抗401のショート状態と非ショート状態との切り替えにより、電圧検知部150によって検知される電圧に変化は生じない。このため、本実施形態では、SDAA104(及びモデム102)は、ショート回路402による切り替えが行われた際に電圧検知部150によって検知される電圧が変化しなかった場合には、電話機1がオフフックされたと判定する。また、SDAA104(及びモデム102)は、ショート回路402による切り替えが行われた際に電圧検知部150によって検知される電圧が変化した場合には、電話機2がオフフックされたと判定する。
このように、鳴動着信モードで動作中のFAX装置100において、フォトカプラ等の特定の回路素子を必要とせずに、簡易な構成で電話機1及び2のそれぞれのフック状態を判定することが可能である。
<無鳴動着信モードにおけるフック検知>
FAX装置100が無鳴動着信モードである場合、SOC101からのHリレー駆動信号251によって、Hリレー110内で、接点111aと接点111cとが接続され、接点112aと接点112cとが接続される。これにより、電話機1及び2は、通信回線130に接続されていない(通信回線130から切断された)切断状態となる(整流/平滑回路256に接続された状態となる)。この状態において、PSTN210から通信回線130を介してCI信号の着信があっても、当該CI信号が電話機1及び2へ到達せず、電話機1及び2は鳴動しない。
無鳴動着信モードにおいて、電話機1及び2のフック検知(オンフック又はオフフックの検知)はフック検知部350によって行われ、その検知結果がフック検知信号257としてSOC101へ伝達される。SOC101は、フック検知部350から出力されるフック検知信号257に基づいて、電話機1及び2のフック状態(オンフック状態であるかオフフック状態であるか)を判定する。
本実施形態では、フック検知部350による電話機1及び2のフック検知を可能にするために、直流印加回路253から、DC/変換回路254、整流/平滑回路256及びHリレー110を介して電話機1及び2に対して直流電圧が印加される。直流印加回路253は、直流電圧をDC/AC変換回路254へ出力(印加)する。直流印加回路253は、SOC101からの制御信号252(ON/OFF信号)に従って、DC/AC変換回路254への直流電圧の印加状態をON状態とOFF状態との間で切り替える。
DC/AC変換回路254は、高電圧で駆動されるPSTN210側と、低電圧で駆動されるSOC101側との間の絶縁のための絶縁素子255を備えている。DC/AC変換回路254は、直流印加回路253から絶縁素子255の入力側に印加された直流電圧を交流電圧に変換して整流/平滑回路256へ出力する。
整流/平滑回路256は、DC/AC変換回路254から出力された交流電圧を、通信回線130に対して切断状態にある電話機1及び2に印加される直流電圧に変換する。整流/平滑回路256による変換後の直流電圧は、Hリレー110を介して電話機1及び2へ印加される。このように、DC/AC変換回路254及び整流/平滑回路256は、SOC101側とPSTN210側との間の絶縁を絶縁素子255によって実現しながら、直流印加回路253から電話機1及び2への直流電圧の印加を可能にしている。
フック検知部350は、電話機1及び2のフック検知(オンフック又はオフフックの検知)を行い、その検知結果をフック検知信号257としてSOC101へ出力する。本実施形態では、フック検知信号257は、平滑回路260からSOC101へ出力される。フック検知信号257は、電話機1及び2がHリレー110を介して整流/平滑回路256と接続されて直流電圧が印加されている場合に、電話機1及び2のフック状態(オンフック状態であるかオフフック状態であるか)に応じて変化するアナログ信号である。電話機1及び2がオンフック状態である場合には、電話機1及び2のインピーダンスが高くなる。電話機1及び2がオフフック状態である場合には、電話機1及び2のインピーダンスが低くなる。このようなインピーダンスの変化に応じて、フック検知信号257が変化する。
平滑回路260は、DC/AC変換回路254の絶縁素子255の入力側の電圧(信号259)を検知し、その検知結果をフック検知信号257としてSOC101へ出力する。具体的には、平滑回路260は、絶縁素子255の入力側の信号259に重畳した交流信号を除去し、当該信号259を直流信号に変換してフック検知信号257としてSOC101へ出力する。なお、SOC101は、アナログ信号であるフック検知信号257をデジタル値に変換するためのA/D変換器を有している。SOC101は、無鳴動着信モードにおいて、フック検知部350から出力されるフック検知信号257に基づいて、電話機1及び2のフック状態を判定する。
本実施形態では、更に、SOC101は、無鳴動着信モードにおいて、複数の電話機(電話機1及び2)のうちでオフフックされた電話機の判定を行う。SOC101は、抵抗401についてショート回路402によりショート状態と非ショート状態との切り替えが行われた際に平滑回路260によって検知される、絶縁素子255の入力側の電圧の変化に基づいて、オフフックされた電話機を判定する。具体的には、SOC101は、鳴動着信モードの場合と同様に、ショート回路402による切り替えが行われた際に検知される電圧が変化しなかった場合には、電話機1がオフフックされたと判定する。また、SOC101は、ショート回路402による切り替えが行われた際に検知される電圧が変化した場合には、電話機2がオフフックされたと判定する。
このように、無鳴動着信モードで動作中のFAX装置100においても、フォトカプラ等の特定の回路素子を必要とせずに、簡易な構成で電話機1及び2のそれぞれのフック状態を判定することが可能である。
<電話機1及び2の構成>
次に、図5を参照して、本実施形態で使用される電話機の例について説明する。本実施形態では、電話機1として、通信回線へ選択信号を送信する送信機能を有する電話機を使用し、電話機2として、通信回線へ選択信号を送信する送信機能を有しない電話機を使用する例について説明する。電話機1及び2は、FAX装置100を介して(信号線L1及びL2を介して)通信回線130に直接接続可能である。
図5(A)は、通信回線へ選択信号を送信する送信機能を有する外付けの電話機のハードウェア構成例を示すブロック図であり、本実施形態では電話機2に対応する。電話機2は、フックスイッチ501、呼出信号検出回路502、整流回路503、圧電ブザー504、回線開閉器505、通信網回路506、スピーカ507、マイク508、選択信号発生回路509、及びテンキー510を備える。
フックスイッチ501は、電話機2がオンフック状態である場合には、信号線L1と呼出信号検出回路502とを接続し、電話機2がオフフック状態である場合には、信号線L1と整流回路503とを接続するよう、接続の切り替えを行う。オンフック状態において、呼出信号検出回路502は、通信回線130からの呼び出し信号を検出し、当該呼び出し信号を検出すると、圧電ブザー504によってベル音を発生させることで、ユーザに着呼を知らせる。整流回路503は、通信回線130からの電圧を整流し、通信網回路506を動作させる。通信網回路506は、通信回線130を介して受信した信号に基づいて、スピーカ507から音声を出力させ、マイク508から入力された音声に対応する信号を、通信回線130へ送信する。
選択信号発生回路509は、テンキー510を用いたユーザの入力に応じて、通信回線130へ選択信号を送信する。選択信号には、通信回線(電話回線)に応じて、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)方式又はDP(Dial Pulse)方式の信号が用いられる。DTMF方式は、プッシュボタン方式とも呼ばれ、電話回線に2つの周波数の交流信号を送信する。DP方式では、回線開閉器505を用いて、電話回線の解放と捕捉を行うことによってパルス信号を作り出し、当該パルス信号を電話回線へ送信する。
図5(B)は、通信回線へ選択信号を送信する送信機能を有しない外付けの電話機のハードウェア構成例を示すブロック図であり、本実施形態では電話機1に対応する。図5(B)に示すように、電話機1は、回線開閉器505、選択信号発生回路509、及びテンキー510を備えていない点を除き、電話機2と同様の構成を有する。電話機1は、オプションの電話機として、FAX装置100とともにユーザに提供されうる。
<ショート回路402の構成>
図4(A)は、ショート回路402の構成例を示す回路図である。図4(A)に示すように、ショート回路402は、抵抗401の両端間に接続されたフォトMOSリレー410と、当該フォトMOSリレーを駆動するデジタルトランジスタ(駆動素子)420とで構成することが可能である。SOC101は、制御信号411を用いてデジタルトランジスタ420を制御することにより、フォトMOSリレー410を駆動する。フォトMOSリレー410に含まれるMOS FETのオン/オフにより、抵抗401がショート状態と非ショート状態との間で切り替わる。フォトMOSリレー410では、
このように、ショート回路402に、MOS FET及びLEDを含むフォトMOSリレー410を使用した場合、MOS FETとLEDとの間が絶縁されているため、LED側には大電流の回線電流が流れることはない。このため、LEDの高効率化及び小電流化が進んだ場合でも、小電力化されたLEDで構成されたフォトMOSリレーを使用し続けることが可能である。これは、製品の安定供給という点でユーザに利益をもたらしうる。
<処理手順>
次に、図6のフローチャートを参照して、FAX装置100においてSOC101によって実行される、電話機1及び2のフック状態を検知するフック検知処理の手順の例について説明する。なお、図6の各ステップの処理は、例えば、SOC101がメモリ140に格納された制御プログラムを実行することによってFAX装置100において実現される。以下の処理手順は、FAX装置100がスタンバイ状態にある場合等の、電話機1及び2のオフフックの検知が必要な場合に実行される。
まずS601で、SOC101は、制御信号411を用いて、ショート回路402をオン状態(ショート状態)にする。 これにより、抵抗401がショート回路402によってショートされる。次にS602で、SOC101は、FAX装置100の動作モードが鳴動着信モードであるか否かを判定する。SOC101は、動作モードが鳴動着信モードである場合にはS603へ処理を進め、動作モードが鳴動着信モードではない(無鳴動着信モードである)場合には、処理をS614へ進める。
(鳴動着信モードにおける処理)
FAX装置100の動作モードが鳴動着信モードである場合、S603で、SOC101は、Hリレー110により、電話機1及び2を通信回線130に接続する。その後、SOC101は、S604で、モデム102を用いた回線電圧の検知を開始し、S605で、当該検知した回線電圧が、電話機1又は2がオフフックされたと判定するための、所定の閾値以下となったか否かを判定する。SOC101は、回線電圧が閾値以下でなければ、S607で、電話機1及び2はオンフック状態であると判定し、S605の判定処理を繰り返す。SOC101は、回線電圧が閾値以下になると、S606で、電話機1又は2がオフフック状態であると判定し、S608へ処理を進める。
S608で、SOC101は、制御信号411を用いて、ショート回路402をオフ状態(非ショート状態)にする。これにより、抵抗401が電話機2及び通信回線130に接続された状態になる。その後、SOC101は、S609で、モデム102を用いたオフフック電圧の検知を開始し、S610で、当該検知した電圧が、抵抗401の接続により変化(上昇)したか否かを判定する。SOC101は、検知した電圧が、抵抗401の接続により上昇していない(変化していない)場合、S611で、(抵抗401と接続されてない)電話機1がオフフックされたと判定する。一方、SOC101は、検知した電圧が、抵抗401の接続により上昇した場合、S612で、抵抗401に対応付けられた電話機2がオフフックされたと判定する。
S611又はS612の判定の後、SOC101は、S613で、再び制御信号411を用いて、ショート回路402をオン状態(ショート状態)にする。これにより、抵抗401がショート回路402によってショートされる。
(無鳴動着信モードにおける処理)
FAX装置100の動作モードが無鳴動着信モードである場合、S614で、SOC101は、Hリレー110により、電話機1及び2を通信回線130から切断し、整流/平滑回路256(フック検知部350)へ接続する。その後、SOC101は、フック検知信号257に基づいて、直流印加回路253(フック検知部350)を用いた電圧の検知を開始し、当該検知した電圧が所定の閾値以下となったか否かを判定する。SOC101は、検知した電圧が閾値以下でなければ、S618で、電話機1及び2はオンフック状態であると判定し、S616の判定処理を繰り返す。SOC101は、検知した電圧が閾値以下になると、S617で、電話機1又は2がオフフック状態であると判定し、S619へ処理を進める。
S619で、SOC101は、制御信号411を用いて、ショート回路402をオフ状態(非ショート状態)にする。これにより、抵抗401が電話機2及びフック検知部350に接続された状態になる。その後、SOC101は、S620で、フック検知信号257に基づいて検知した電圧が、抵抗401の接続により変化(上昇)したか否かを判定する。SOC101は、検知した電圧が、抵抗401の接続により上昇していない(変化していない)場合、S621で、(抵抗401と接続されてない)電話機1がオフフックされたと判定する。一方、SOC101は、検知した電圧が、抵抗401の接続により上昇した場合、S622で、抵抗401に対応付けられた電話機2がオフフックされたと判定する。
S621又はS622の判定の後、SOC101は、S613で、再び制御信号411を用いて、ショート回路402をオン状態(ショート状態)にする。これにより、抵抗401がショート回路402によってショートされる。
<オフフック検知に基づく表示制御例>
FAX装置100(SOC101)は、S611、S612、S621又はS622におけるオフフック検知の結果に基づいて、表示器119における操作画面の表示を制御してもよい。具体的には、SOC101は、通信回線130へ選択信号を送信する送信機能を有しない電話機1のオフフックを検知した場合と、当該送信機能を有する電話機2のオフフックを検知した場合とで、異なる表示制御を行ってもよい。
図7及び図8は、表示器119に表示される操作画面の例を示す図である。SOC101は、FAX装置100がスタンバイ状態である間に、図7(A)に示す、メインメニューの操作画面700を表示器119に表示する。操作画面700には、FAX装置100が有する各機能を選択するためのボタンが含まれる。SOC101は、操作画面700の表示中に、電話機2がオフフックされたことを検知した場合には、図7(B)に示すように、電話機がオフフック状態であることを示すメッセージ702を、操作画面700上に表示する。
ここで、電話機2は、選択信号の送信機能を有しており、選択信号発生回路509により発生させた選択信号を通信回線130上へ送信することにより、相手側電話機との通話が可能となる。電話機2は、FAX装置100とは独立して動作しているため、電話機2による通話の開始により、通信回線130が電話機2によって占有される。このような場合に、ユーザは、メッセージ702の表示により、通信回線130が電話機2によって使われており、電話機2による通信回線130の使用が完了するまでFAX通信を行えないことを知ることが可能である。
一方、SOC101は、操作画面700の表示中に、電話機1がオフフックされたことを検知した場合には、メッセージ702を操作画面700上に表示しない。これは、電話機1が選択信号の送信機能を有しないため、電話機1が相手側電話機に発呼することがなく、ユーザの知らぬ間に電話機1によって通信回線130が占有されることがないためである。
また、SOC101は、FAX装置100がスタンバイ状態である間に、操作画面700のボタン701が押下されると(FAX機能が選択されると)、表示器119の表示を、図8(A)の操作画面800に切り替える。SOC101は、入力器120として設けられたテンキーを用いて入力されたダイヤル番号を、入力欄801に表示する。SOC101は、入力されたダイヤル番号を、FAX送信予約のための電話番号と認識する。
SOC101は、操作画面800の表示中に、電話機2がオフフックされたことを検知した場合には、図8(B)に示すように、電話機がオフフック状態であることを示すメッセージ802を、操作画面800上に表示する。これにより、図7(B)と同様、ユーザは、メッセージ702の表示により、通信回線130が電話機2によって使われており、電話機2による通信回線130の使用が完了するまでFAX通信を行えないことを知ることが可能である。
一方、SOC101は、操作画面800の表示中に、電話機1がオフフックされたことを検知した場合には、表示器119の表示を、図8(C)の操作画面810に切り替える。操作画面810では、入力器120として設けられたテンキーを用いて、電話機1の通話相手の電話機に対応するダイヤル番号を入力可能である。SOC101は、入力されたダイヤル番号に基づいて、SDAA104の選択信号発生部202によって選択信号を発生させ、当該選択信号を通信回線130へ送信させる。このようにして、SOCは、選択信号の送信機能を有していない電話機1の代わりに、選択信号の送信処理を行う。
以上説明したように、本実施形態のFAX装置100では、電話機1及び2のうち、電話機2と接続端子351との間に抵抗401を接続し、当該抵抗についてショート状態と非ショート状態とを切り替え可能なショート回路402を設ける。SOC101は、鳴動着信モードでは、接続端子351に対して電話機1及び2と並列に接続されたSSDA104を用いて、通信回線130の回線電圧を検知する。また、SOC101は、無鳴動着信モードでは、フック検知部350を用いて、絶縁素子255の入力側の電圧を検知する。更に、SOC101は、抵抗401についてショート回路402によりショート状態と非ショート状態との切り替えが行われた際に検知される電圧の変化に基づいて、複数の電話機のうちでオフフックされた電話機を判定する。本実施形態によれば、フォトカプラ等の特定の回路素子を必要とせずに、複数の電話機(電話機1及び2)のうちでオフフックされた電話機を識別することが可能になる。
なお、3つ以上の電話機がFAX装置100に接続される場合には、電話機1以外の電話機に対して抵抗及びショート回路が設けられる。SOC101は、電話機1以外の各電話機に対応するショート回路について、順次、ショート状態と非ショート状態との切り替えが行われた際の検知電圧に基づいて、各電話機がオフフックされたか否かを判定する。このように、本実施形態によれば、FAX装置100に接続される電話機の数よりも1少ない数の抵抗及びショート回路を設ければよいため(即ち、電話機1に対しては抵抗及びショート回路を設ける必要がないため)、装置コストを低減できる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、フック検知部350の構成として第1実施形態とは異なる構成を採用する例について説明する。以下では、第1実施形態と共通する部分についての説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
図2は、本実施形態に係るフック検知部350の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、図1のFAX装置100において、フック検知部350の構成として、図1に示す構成に代えて図2に示す構成が用いられる。
フック検知部350は、直流印加回路253、DC/AC変換回路254、整流/平滑回路256、電源回路261、スイッチ回路262、電源回路261、スイッチ回路262、フック検知回路308、及び電源回路328を備える。DC/AC変換回路254は、トランジスタ300、制御IC301、電圧レベルシフト回路302、平滑回路303、整流回路304、及び絶縁素子255を備える。絶縁素子255は、高電圧で駆動されるPSTN210側と、低電圧で駆動されるSOC101側との間の絶縁のために設けられている。
トランジスタ300は、スイッチング素子として機能するスイッチングトランジスタである。本実施形態のトランジスタ300は、Hリレー110によって電話機1及び2が通信回線130から切断された切断状態において電話機1及び2に印加される電圧レベルに対応する交流電圧を生成する。具体的には、トランジスタ300は、後述するスイッチング動作により、直流印加回路253から印加された直流電圧320から交流電圧321を生成(交流電圧321へ変換)する。トランジスタ300によって生成された交流電圧は、絶縁素子255の入力巻線306へ入力される。
本実施形態では、絶縁素子255は、一次側の入力巻線306(第1巻線)と二次側の出力巻線307(第2巻線)とを備えるトランスで構成されている。絶縁素子255は、トランジスタ300によって生成された交流電圧321が入力巻線306に入力(印加)されることによって出力巻線307から交流電圧を出力する。整流/平滑回路256は、絶縁素子255の出力巻線307と電話機1及び2との間に設けられ、出力巻線307から出力された交流電圧を、電話機1及び2に印加される直流電圧に変換する。整流/平滑回路256による変換後の直流電圧は、Hリレー110を介して電話機1及び2へ印加される。このように、DC/AC変換回路254及び整流/平滑回路256は、SOC101側とPSTN210側との間の絶縁を絶縁素子255によって実現しながら、直流印加回路253から電話機1及び2への直流電圧の印加を可能にしている。
本実施形態において、絶縁素子255は、入力巻線306に加えて、出力巻線307かの出力電圧をモニタするためのモニタ巻線305を一次側に更に備えている。モニタ巻線305は、絶縁素子255の二次側の出力巻線307に生じる電圧と同様に変化する電圧が発生するように構成される。モニタ巻線305から出力された電圧は、DC/AC変換回路254内の整流回路304へ入力されるとともに、信号線322を介してフック検知回路308へ入力される。信号線322は、モニタ巻線305とフック検知回路308(の整流回路311)とを接続している。
DC/AC変換回路254内で、整流回路304は、モニタ巻線305から出力される電圧を整流する。平滑回路303は、整流回路304から出力される電圧を平滑化する。電圧レベルシフト回路302は、平滑回路303から出力される電圧を、制御IC301に適した電圧にシフトさせる。これにより、DC/AC変換回路254から整流/平滑回路256を介して電話機1及び2へ印加される直流電圧に対応する電圧が生成され、制御IC301へ入力される。
制御IC301は、電圧レベルシフト回路302から出力される直流電圧(電話機1及び2へ印加される直流電圧に対応する電圧)に基づいて、トランジスタ300用の制御信号を生成し、トランジスタ300へ出力する。トランジスタ300は、制御IC301から出力される制御信号に従って、直流印加回路253と絶縁素子255(入力巻線306)との間の導通状態をON状態とOFF状態との間で切り替えるスイッチングを行う。これにより、トランジスタ300は、直流印加回路253から出力される直流電圧320を交流電圧321に変換可能である。
フック検知回路308は、フィルタ回路309、電圧レベルシフト回路310、及び整流回路311を備え、モニタ巻線305の出力電圧を用いて、電話機1及び2のフック検知を行う。
整流回路311は、モニタ巻線305から出力され、かつ、信号線322を介して入力された電圧を整流する。電圧レベルシフト回路310は、整流回路311から出力された電圧を、SOC101に適した電圧にシフトさせる。なお、フック検知回路308の出力電圧は、電源回路328からフック検知回路308へ供給される電力(直流電圧)によって定められる。フィルタ回路309は、電圧レベルシフト回路310から出力された信号(電圧)に対して、高周波成分を除去するためのフィルタ処理(ローパスフィルタリング)を行う。フィルタ回路309は、フィルタ処理後の電圧を、フック検知信号257としてSOC101へ出力する。
SOC101は、無鳴動着信モードにおいて、フック検知部350から出力されるフック検知信号257に基づいて、電話機1及び2のフック状態を判定する。SOC101は、例えば、モニタ巻線305から交流電圧が出力される際の、当該交流電圧の出力の継続時間に基づいて、電話機1及び2のフック状態(オンフック状態であるかオフフック状態であるか)を判定する。あるいは、SOC101は、モニタ巻線305から交流電圧が出力される際の、当該交流電圧が出力されている時間と出力されていない時間との比率に基づいて、電話機1及び2のフック状態を判定する。
また、SOC101は、電圧レベルシフト回路310の出力電圧を、信号258としてモニタすることが可能である。SOC101は、信号258に含まれる交流パルスをカウントすることによって、トランジスタ300によるON/OFF状態のスイッチングが継続して(連続して)行われた回数を測定できる。SOC101は、このスイッチング動作が継続して実行される回数に基づいて、電話機1及び2のフック状態を判定することも可能である。
本実施形態では、更に、SOC101は、無鳴動着信モードにおいて、複数の電話機(電話機1及び2)のうちでオフフックされた電話機の判定を行う。SOC101は、抵抗401についてショート回路402によりショート状態と非ショート状態との切り替えが行われた際に絶縁素子255のモニタ巻線305から出力される電圧の変化に基づいて、オフフックされた電話機を判定する。
これにより、第1実施形態と同様、無鳴動着信モードにおいても、フォトカプラを用いずに、複数の電話機(電話機1及び2)のうちでオフフックされた電話機を識別することが可能になる。また、より低いコストでFAX装置100をユーザに提供することが可能になる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、FAX装置100に外付けされた電話機2に対して、FAX装置100におけるそれぞれ異なる動作モードに対応する複数の抵抗を設け、動作モードごとに異なる抵抗を使用して、オフフックの検知を行う例について説明する。以下では、第1実施形態と共通する部分についての説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
第1実施形態のFAX装置100に設けられる抵抗401について、FAX装置100の動作モードごとに適切な抵抗値が異なりうる。これは、動作モードごとに電圧源が異なることに起因する。無鳴動着信モードでは、省エネ等のため、電話機への印加電圧が低電圧(約24V)に抑えられているのに対し、鳴動着信モードでは、高電圧(約48V)の回線電圧が電話機に印加される。また、上記の点は、オフフック検知用の入力電圧が、直流印加回路253側のオフフック検知回路とSDAA/モデムとで異なることによる影響にも起因する。即ち、SDAA/モデムは、最大で約48Vの回線電圧について検知を行うのに対し、直流印加回路253側のオフフック検知回路は、約3.3V程度の低電圧について検知を行う。更に、上記の点は、SDAA/モデムと直流印加回路253側のオフフック検知との間の検知精度の相違、及び電話回線(通信回線130)に接続される端末の規格の影響にも起因しうる。とりわけ、鳴動着信モードでは、抵抗401は通信回線130に接続されるため、通信回線130の規格を満たす必要がある。
図3は、本実施形態に係る、FAX装置100の動作モードごとに異なる抵抗を使用するためのFAX装置100の一部の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態のFAX装置100では、電話機2が接続されるMJ2とHリレー110との間に(電話機2と接続端子351との間に)、抵抗401a,401bが直列に接続される。抵抗401bは、抵抗401aとは異なる抵抗値を有している。また、抵抗401aにはショート回路402aが設けられ、抵抗401bにはショート回路402bが設けられる。
電話機1及び2が通信回線130に接続された接続状態となる鳴動着信モードでは、抵抗401aについてショート回路402aによるショート状態と非ショート状態との切り替えが行われる。ショート回路402aは、制御信号411aを用いてSOC101によって制御される。抵抗401aには、鳴動着信モードに適した抵抗値を有する抵抗素子が使用される。なお、鳴動着信モードでは、抵抗401bはショート状態に維持される。
また、電話機1及び2が通信回線130から切断された切断状態となる無鳴動着信モードでは、抵抗401bについてショート回路402bによるショート状態と非ショート状態との切り替えが行われる。ショート回路402bは、制御信号411bを用いてSOC101によって制御される。抵抗401bには、無鳴動着信モードに適した抵抗値を有する抵抗素子が使用される。なお、鳴動着信モードでは、抵抗401aはショート状態に維持される。
本実施形態のFAX装置100では、第1実施形態と同様、図6の処理手順に従ってフック検知処理を行うことが可能である。ただし、SOC101は、S601において、制御信号411a及び411bを用いて、ショート回路402a及び402bをオン状態(ショート状態)にする。また、鳴動着信モードでは、SOC101は、S608においてショート回路402aをオフ状態に切り替え、S613において、ショート回路402aをオン状態に切り替える。一方、無鳴動着信モードでは、SOC101は、S619において、ショート回路402bをオフ状態に切り替え、S613において、ショート回路402bをオン状態に切り替える。
本実施形態では、無鳴動着信モードと鳴動着信モードとで、それぞれの動作モードに適した抵抗値を有する抵抗を使用可能にする。これにより、オフフックされた電話機の判定を、より高い信頼度で実現することが可能になる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、ショート回路402の構成として第1実施形態とは異なる構成を採用する例について説明する。以下では、第1実施形態と共通する部分についての説明を省略し、第1実施形態との相違点について説明する。
図4(B)は、本実施形態のショート回路402の構成例を示す回路図である。図4(B)に示すように、本例では、ショート回路402は、抵抗401の両端間に接続されたMOS FETで構成される。ショート回路402を構成するMOS FETは、図1において点線で示すように、SDAA104によって制御信号412を用いた駆動制御が行われることで、オン/オフが行われる。MOS FETのオン/オフにより、抵抗401がショート状態と非ショート状態との間で切り替わる。
本実施形態では、ショート回路402は、通信回線130に対して一次側に設けられているSDAA104によって制御される。このため、図4(A)のフォトMOSリレーのような絶縁が不要となる。このように、ショート回路402に、フォトMOSリレーではなく、一般的に使用されているMOS FETを使用可能にすることにより、更なる低コスト化の実現につながる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:FAX装置、101:SOC、102:モデム、103:絶縁素子、104:SDAA、110:Hリレー、253:直流印加回路、350:フック検知部、401:抵抗、402:ショート回路

Claims (13)

  1. 複数の外付けの電話機を接続可能な通信装置であって、
    通信回線に接続された接続部であって、前記通信装置に接続された複数の電話機が、前記接続部を介して前記通信回線に接続される、前記接続部と、
    前記複数の電話機に含まれる第1及び第2電話機のうち、前記第2電話機と前記接続部との間に接続された抵抗と、
    前記抵抗をショートしたショート状態と、前記抵抗をショートしていない非ショート状態とを切り替え可能なショート手段と、
    前記接続部に対して前記複数の電話機と並列に接続されており、前記通信回線の回線電圧を検知する第1検知手段と、
    前記抵抗について前記ショート手段により前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えが行われた際に前記第1検知手段によって検知される電圧の変化に基づいて、前記複数の電話機のうちでオフフックされた電話機を判定する第1判定手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1判定手段は、前記第1検知手段によって検知される電圧が変化しなかった場合には、前記第1電話機がオフフックされたと判定し、当該電圧が変化した場合には、前記第2電話機がオフフックされたと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記接続部と前記複数の電話機との間に設けられ、前記複数の電話機を通信回線に接続した接続状態と、前記複数の電話機を前記通信回線から切断した切断状態とを切り替える切替手段を更に備え、
    前記第1判定手段は、前記接続状態において、前記第1検知手段によって検知される電圧の変化に基づいて、前記複数の電話機のうちでオフフックされた電話機を判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 絶縁素子を含み、前記絶縁素子の入力側に印加された直流電圧を交流電圧に変換して出力する第1変換手段と、
    前記第1変換手段から出力された前記交流電圧を、前記切断状態において前記複数の電話機に印加される直流電圧に変換して出力する第2変換手段と、
    前記絶縁素子の前記入力側の電圧を検知する第2検知手段と、
    前記切断状態において、前記抵抗について前記ショート手段により前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えを行った際に前記第2検知手段によって検知される電圧の変化に基づいて、前記複数の電話機のうちでオフフックされた電話機を判定する第2判定手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記第2判定手段は、前記第2検知手段によって検知される電圧が変化しなかった場合には、前記第1電話機がオフフックされたと判定し、当該電圧が変化した場合には、前記第2電話機がオフフックされたと判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記切断状態において前記電話機に印加される直流電圧の電圧レベルに対応する交流電圧を生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された交流電圧が一次側の第1巻線に入力されることによって二次側の第2巻線から交流電圧を出力する、トランスで構成された絶縁素子であって、前記第2巻線の出力電圧をモニタするための第3巻線を前記一次側に備える、前記絶縁素子と、
    前記絶縁素子の前記第2巻線と前記電話機との間に設けられ、前記第2巻線から出力された交流電圧を、前記電話機に印加される直流電圧に変換する変換手段と、
    前記切断状態において、前記抵抗について前記ショート手段により前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えを行った際に前記絶縁素子の前記第3巻線から出力される電圧の変化に基づいて、前記複数の電話機のうちでオフフックされた電話機を判定する第2判定手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  7. 前記絶縁素子の前記第3巻線は、前記第2巻線の出力電圧と同様に変化する電圧が発生するように構成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記第2電話機と前記接続部との間に、第1抵抗と前記第1抵抗とは抵抗値が異なる第2抵抗とが直列に接続されており、
    前記第1抵抗に対して第1ショート手段が設けられ、前記第2抵抗に対して第2ショート手段が設けられており、
    前記接続状態では、前記第1抵抗について前記第1ショート手段による前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えが行われ、
    前記切断状態では、前記第2抵抗について前記第2ショート手段による前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えが行われる
    ことを特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記ショート手段は、前記抵抗の両端間に接続されたフォトMOSリレーであり、
    前記通信装置は、前記フォトMOSリレーを駆動する駆動素子と、
    前記駆動素子を制御することにより、前記抵抗について前記ショート手段による前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えを行う制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記第1検知手段は、前記接続部に対して前記複数の電話機と並列に接続され、かつ、前記通信回線を介した通信を制御する網制御手段に含まれており、
    前記ショート手段は、前記抵抗の両端間に接続されたMOS FETであり、前記網制御手段によって駆動制御が行われる
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記複数の電話機のうち、前記通信回線へ選択信号を送信する送信機能を有しない電話機がオフフックされたと判定された場合には、前記電話機がオフフック状態であることを前記通信装置の表示部に表示せず、前記送信機能を有する電話機がオフフックされたと判定された場合には、前記電話機がオフフック状態であることを前記表示部に表示する表示制御手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 複数の外付けの電話機を接続可能な通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置は、通信回線に接続された接続部であって、前記通信装置に接続された複数の電話機が、前記接続部を介して前記通信回線に接続される、前記接続部と、前記複数の電話機に含まれる第1及び第2電話機のうち、前記第2電話機と前記接続部との間に接続された抵抗と、を備え、前記制御方法は、
    前記抵抗をショートしたショート状態と、前記抵抗をショートしていない非ショート状態とを切り替える工程と、
    前記接続部に対して前記複数の電話機と並列に接続された検知手段により、前記通信回線の回線電圧を検知する工程と、
    前記抵抗について前記ショート状態と前記非ショート状態との切り替えを行った際に前記検知手段によって検知される電圧の変化に基づいて、前記複数の電話機のうちでオフフックされた電話機を判定する工程と
    を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の通信装置の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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