JP6508890B2 - 画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、画像処理装置において行われるホワイトバランス処理に関する。
近年、撮像装置などの画像処理装置において行われるオートホワイトバランス処理では、所謂TTL(Through The Lens)方式が広く用いられている。TTL方式によるオートホワイトバランス処理においては、撮影の結果得られた画像に応じて光源の色を推定している。そして、ホワイトバランス(以下WBという)補正値を算出するため、画像において光源色と被写体色とを精度よく区別する必要がある。
例えば、画像を複数のエリア(ブロック領域)に分割して、当該エリア毎に求めた色情報を、光源種に対応する色分布の範囲を示す検出枠に当てはめるようにした撮像装置がある(特許文献1参照)。ここでは、検出枠毎に当てはまるエリア数、被写体の輝度レベル、および赤外線光量に応じて光源を判別して、当該判別結果に基づいてホワイトバランス制御を行っている。
さらに、白抽出範囲に含まれ無彩色にする作用が働く緑の被写体(例えば、日陰などの暗い場所で緑の草木又は芝を撮影する場合)について適切なホワイトバランス制御を行うようにした撮像装置がある(特許文献2参照)。ここでは、照度、緑の量、Rゲインを座標軸とする3次元座標系の分布に応じて、屋内の蛍光灯であるか又は屋外の日向/日陰であるかを判定して、ホワイトバランス制御を行うようにしている。
特開2003−163944号公報 特開2006−174281号公報
ところが、上述の特許文献1および2に記載の撮像装置では、同一の光源下であっても画像における被写体の色が変化してしまうと、同一のWB補正値を用いてホワイトバランス制御を行うことが困難となる。
例えば、特許文献1に記載の撮像装置においては、光源の評価値に応じてゲイン値を変化させて光源の各々に対応するWB補正値の中間値を用いることが考慮されている。ところが、特許文献1においては色分布を前提として光源の検出を行っている関係上、画像における被写体の色が変化すると、安定的にWB補正値の適用を継続することが難しい。
さらに、特許文献2に記載の撮像装置においては、光源を識別する境界からの距離に応じて、段階的にホワイトバランス制御を変更することが考慮されている。ところが、特許文献2においても、特許文献1と同様に被写体の色が変化すると、安定的にWB補正値の適用を継続することが難しい。
そこで、本発明の目的は、被写体の色の変化に左右されことが少なく、安定的にホワイトバランス制御を行うことができる画像処理装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、画像に対してホワイトバランス処理を行う画像処理装置であって、第1の画像において得られた赤外線量に応じて前記ホワイトバランス処理を行うための第1のホワイトバランス補正値を求める第1の算出手段と、前記第1の画像において得られた無彩色と推定される画素に応じて前記第1のホワイトバランス補正値と異なる第2のホワイトバランス補正値を求める第2の算出手段と、前記第1のホワイトバランス補正値および前記第2のホワイトバランス補正値を加算処理して第3のホワイトバランス補正値を求める第3の算出手段と、前記第3のホワイトバランス補正値を基準ホワイトバランス補正値として記憶する記憶手段と、前記第1の画像よりも後の撮影で得られた第2の画像について前記ホワイトバランス処理を行う際、当該第2の画像において赤外線が検出され、かつ前記第2の画像から得られた前記無彩色と推定される画素の信頼度が所定の閾値未満であると、前記第2の画像に対して前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明による制御方法は、画像に対してホワイトバランス処理を行う画像処理装置の制御方法であって、第1の画像において得られた赤外線量に応じて前記ホワイトバランス処理を行うための第1のホワイトバランス補正値を求める第1の算出ステップと、前記第1の画像において得られた無彩色と推定される画素に応じて前記第1のホワイトバランス補正値と異なる第2のホワイトバランス補正値を求める第2の算出ステップと、前記第1のホワイトバランス補正値および前記第2のホワイトバランス補正値を加算処理して第3のホワイトバランス補正値を求める第3の算出ステップと、前記第3のホワイトバランス補正値を基準ホワイトバランス補正値としてメモリに記憶する記憶ステップと、前記第1の画像よりも後の撮影で得られた第2の画像について前記ホワイトバランス処理を行う際、当該第2の画像において赤外線が検出され、かつ前記第2の画像から得られた前記無彩色と推定される画素の信頼度が所定の閾値未満であると、前記第2の画像に対して前記メモリに記憶された基準ホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行う制御ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、画像に対してホワイトバランス処理を行う画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、第1の画像において得られた赤外線量に応じて前記ホワイトバランス処理を行うための第1のホワイトバランス補正値を求める第1の算出ステップと、前記第1の画像において得られた無彩色と推定される画素に応じて前記第1のホワイトバランス補正値と異なる第2のホワイトバランス補正値を求める第2の算出ステップと、前記第1のホワイトバランス補正値および前記第2のホワイトバランス補正値を加算処理して第3のホワイトバランス補正値を求める第3の算出ステップと、前記第3のホワイトバランス補正値を基準ホワイトバランス補正値としてメモリに記憶する記憶ステップと、前記第1の画像よりも後の撮影で得られた第2の画像について前記ホワイトバランス処理を行う際、当該第2の画像において赤外線が検出され、かつ前記第2の画像から得られた前記無彩色と推定される画素の信頼度が所定の閾値未満であると、前記第2の画像に対して前記メモリに記憶された基準ホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行う制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、被写体の色の変化に左右されることが少なく、安定的にホワイトバランス制御を行うことができる。
本発明の第1の実施形態による画像処理装置を備える撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示す画像処理装置に備えられたホワイトバランス制御部の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラで行われる撮影処理を説明するためのフローチャートである。 図3に示すWB補正値の演算処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示す白判定部で行われる判定処理を説明するための図である。 図4に示す白WB補正値の信頼度算出を説明するためのフローチャートである。 図2に示すWB制御部で行われる信頼度算出に用いられるテーブルを説明するための図であり、(A)は割合信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図、(B)は距離信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図、(C)は色信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図、(D)は輝度信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図、(E)は赤外線信頼度の算出に用いられるテーブルの一例を示す図、(F)は赤外線信頼度の算出に用いられるテーブルの他の例を示す図、(G)は緑信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図、(H)は夕景信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図である。 図4に示す緑検出の一例を説明するための図であり、(A)はRAWデータが示す画像の一例を示す図、(B)は(A)に示す画像を所定の数のブロックに分割した状態を示す図である。 図4に示す赤外線判定による緑検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図2に示すWB制御部で行われるWB補正値の算出を説明するための図であり、(A)は赤外線判定に応じた緑検出に関する処理を示す図、(B)は緑検出に応じた色温度推定処理を示す図、(C)は色温度推定に応じたWB補正値の算出処理を示す図、(D)は白WB補正値および赤外線WB補正値に応じて最終的なWB補正値の算出処理を示す図である。 図4に示す緑検出に基づいた色温度推定を説明するためのフローチャートである。 図4に示す白WB補正値と赤外線WB補正値との加算処理を説明するためのフローチャートである。 図4に示す引き継ぎ処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置を備えるカメラで行われる引き継ぎ処理を説明するためのフローチャートである(その1)。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置を備えるカメラで行われる引き継ぎ処理を説明するためのフローチャートである(その2)。 図14Aおよび図14Bに示す混合WB補正値と基準WB補正値の差分と差分閾値との判定結果に応じた処理を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による画像処理装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置を備える撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
撮像装置100は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であるが、例えば、デジタルビデオカメラであってもよい。さらに、撮像装置100はカメラ機能付き携帯電話機又はカメラ付きコンピュータなどカメラ機能を備える電子機器であってもよい。
図示のカメラ100は光学系101を有しており、光学系101はレンズ、シャッター、および絞りを備えている。光学系101を介して被写体像(光学像)が撮像素子102に結像する。この際、光学系101から焦点距離、シャッター速度、および絞り値などの光学系情報が中央演算装置(以下CPUと呼ぶ)103に送られる。
撮像素子102は、例えば、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサであり、複数の画素が2次元マトリックス状に配列されている。そして、これら画素にはR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタが、例えば、ベイヤー配列で配列されている。そして、撮像素子102は光学像を画素毎の輝度情報を示すアナログ信号に変換する。
撮像素子102の出力であるアナログ信号はA/D変換器(図示せず)によってデジタル画像信号に変換される。このデジタル画像信号は現像処理前のRAWデータであり、CPU103によって一次記憶装置104に記憶される。なお、撮像素子102の電気的利得(以下ISO感度という)はCPU103によって設定される。
測光センサ105は複数の測光領域を備えており(例えば、水平方向に12、垂直方向に8の合計96個の測光領域)、光学系101を介して入射した光量に応じて測光領域毎に被写体輝度を検出する。そして、これら被写体輝度はA/D変換器(図示せず)によってデジタル輝度信号に変換されてCPU103に送られる。
なお、測光センサ105の測光領域の数については正数であればよく、上記の例には限定されない。
赤外線センサ106は、測光センサ105と同一の数の領域に分割されており、光学系101を介して入射した光量に応じで領域毎に赤外線量を検出する。そして、これら赤外線量はA/D変換器(図示せず)によってデジタル赤外線信号に変換されて、CPU103に送られる。
CPU103はカメラ100全体の制御を司り、予め記憶されたプログラムに応じてカメラ100を制御する。なお、以下の説明において、CPU103がプログラムを実行して実現する機能の少なくとも一部はASICなどの専用ハードウェアによって実現するようにしてもよい。
一次記憶装置104は、例えば、RAMなどの揮発性記憶装置であり、CPU103の作業用エリアとして用いられる。また、一次記憶装置104に記憶されたデータおよび情報は、画像処理装置107で利用され、さらには記録媒体108に記録される。
二次記憶装置109は、例えば、EEPROMなどの不揮発性記憶装置である。二次記憶装置109には、カメラ100を制御するためのプログラム(ファームウェア)および各種の設定情報が記憶されて、CPU103によって用いられる。
記録媒体108には、一次記憶装置104に記憶された画像データなどが記録される。なお、記録媒体108は、例えば、半導体メモリカードなどのようにカメラ100に対して着脱可能である。そして、記録媒体に記録された画像データなどは、パーソナルコンピュータなど他の機器で読み出すことができる。つまり、カメラ100は、記録媒体108の着脱機構および読み書き機能を有している。
表示部110には、撮影の際にビューファインダー画像が表示されるとともに、撮影の結果得られた撮影画像が表示される。さらには、表示部110には対話的な操作のためのGUI画像などが表示される。
操作部111は、ユーザ操作を受け付けてCPU103に入力情報を送る入力デバイス群である。操作部111には、例えば、ボタン、レバー、およびタッチパネルなどが備えられる。さらには、操作部111は、音声および視線などを用いた入力機器であってもよい。そして、操作部111には撮影開始を行うレリーズボタンが備えられている。
図示のカメラ100には、画像処理装置107によって行われる画像処理のパターンが複数備えられ、これら画像処理パターンを撮像モードとして操作部111で設定することができる。
画像処理装置107は、撮影の結果得られた画像データに対して、所定の画像処理を行う。例えば、画像処理装置107はホワイトバランス処理、RGBベイヤー配列の信号をRGB3プレーン信号に変換するための色補間処理、ガンマ補正処理、彩度補正、および色相補正などの現像処理と呼ばれる画像処理を行う。
なお、図示の例では、後述するように、画像処理装置107がホワイトバランスに係る演算を行うが、画像処理装置107の機能の少なくとも一部を、CPU103がソフトウェア的に実現するようにしてもよい。
図2は、図1に示す画像処理装置107に備えられたホワイトバランス制御部200の一例についてその構成を示すブロック図である。
なお、図示のホワイトバランス(WB)制御部200はホワイトバランス処理を行うための制御部である。そして、WB制御部200においては、白と推定される画素に係るホワイトバランス補正値(WB補正値:以下白WB補正値という)と赤外線量に係るWB補正値(以下赤外線WB補正値という)とに応じて混合WB補正値を算出する。
図示のように、WB制御部200は、ブロック分割部201、白判定部202、白WB補正値算出部203、白WB補正値信頼度算出部204、色判定部205、輝度判定部206、赤外線量判定部207、RGB値加算部208、および光源色推定部209を備えている。さらに、WB制御部200は赤外線WB補正値算出部210、赤外線WB補正値信頼度算出部211、WB補正値加算比率算出部212、および混合WB補正値算出部213を備えるとともに、WB補正値判定部214、WB補正値設定部215、および基準WB補正値記憶部216を備えている。なお、各ブロックで行われる処理については後述する。
図3は、図1に示すカメラ100で行われる撮影処理を説明するためのフローチャートである。
なお、前述のレリーズボタンは2段階で操作され、以下の説明において、操作部111におけるSW1はレリーズボタンの半押しをいい、操作部111におけるSW2はレリーズボタンの全押しをいう。また、図示のフローチャートに係る処理は、CPU103の制御下で行われる。
撮影処理を開始すると、CPU103は、操作部110からユーザ入力を受け付ける(ステップS301:操作部の制御)。そして、CPU103は、ユーザ入力に応じて光学系101の焦点距離、シャッター速度、および絞り値などの設定を調節する(ステップS302:光学系の制御)。
続いて、CPU103は、ユーザ入力に応じて測光センサ105における測光領域を調節する(ステップS303:測光センサの制御)。さらに、CPU103は、ユーザ入力に基づいて赤外線センサ106における測光領域を調節する(ステップS304:赤外線センサの制御)。そして、CPU103は、ユーザ入力に応じて撮像素子102のISO感度などの設定を調節する(ステップS305:撮像素子の制御)。
続いて、CPU103は、ステップS302〜S305において変更された設定に係る変更情報を表示部109に表示する(ステップS306:表示部の制御)。なお、ステップS302〜S305の処理順は、図示の例に限らず処理順を変更するようにしてもよい。
次に、CPU103は操作部111においてSW1がオン又はオフのいずれかであるかを判定する(ステップS307)。SW1がオフであると(ステップS307において、OFF)、CPU103はステップS301の処理に戻る。一方、SW1がオンであると(ステップS307において、ON)、CPU103は測光センサ105によって被写体の明るさを計測する(ステップS308)。さらに、CPU103は自動露出(AE)モードの際には、シャッター速度、絞り値、およびISO感度に応じて露出の調節を行う。
続いて、CPU103は、赤外線センサ106によって測光センサと同一の領域について領域毎の赤外線量を検出する(ステップS309)。そして、CPU103は、自動フォーカス(AF)モードが設定されている場合には、測距センサ(図示せず)によってピントの調節を行う(ステップS310)。なお、ステップS308〜S310の処理順は、図示の例に限らず処理順を変更するようにしてもよい。
次に、CPU103は操作部111のSW2がオン又はオフのいずれであるかを判定する(ステップS311)。SW2がオフであると(ステップS311において、OFF)、CPU103はステップS301の処理に戻る。一方、SW2がオンであると(ステップS311において、ON)、CPU103はシャッターを制御して撮像素子102を露光し、一次記憶装置104にRAWデータを記憶する(ステップS312)。
続いて、CPU103は、画像処理装置107を制御して、後述すようにして一次記憶装置104に記憶されたRAWデータに係るWB補正値を求める(ステップS313)。そして、CPU103は、一次記憶装置104に記憶されたRAWデータを、WB補正値によって補正して(つまり、現像して)画像データを得る(ステップS314)。
その後、CPU103は、現像後の画像データに応じた画像を表示部110に表示する(ステップS315)。CPU103は、記録媒体108に現像後の画像データを記録して(ステップS316)、撮影処理を終了する。なお、ステップS315およびS316の処理順は、図示の例に限らず処理順を変更するようにしてもよい。
図4は、図3に示すWB補正値の演算処理を説明するためのフローチャートである。
図2および図4を参照して、ブロック分割部201は、一次記憶装置104に記憶されたRAWデータ(つまり、第1の画像)を受けて、RAWデータが示す画像を水平方向および垂直方向に所定の数(例えば、水平方向に12、垂直方向に8の合計96個)のブロック領域(以下単にブロックと呼ぶ)に分割する。そして、ブロック分割部201はブロック毎のR、G、およびBの積分値を求める。
なお、ブロックの分割数は上述の例に限らず、ブロック分割数は正数であればよい。また、ここでは、ブロックの分割数およびその領域は、測光センサ105および赤外線センサ106における領域の分割数および領域に対応している。
続いて、ブロック分割部201はブロック毎にそのR、G、およびBの積分値に応じてR/GおよびB/Gを求める。そして、白判定部202は、後述するようにして、R/GおよびB/G座標に設定した白色領域に含まれるブロックについてそのR、G、およびBを積分して、積分値Rinteg、Ginteg、およびBintegを得る(ステップS401:白検出)。
図5は、図2に示す白判定部202で行われる判定処理を説明するための図である。
図5において、横軸はR/Gを示し、縦軸はG/Bを示す。ここでは、黒体輻射軌跡が参照番号501で示されている。カメラ100において日向、日陰、タングステン光、水銀灯、蛍光灯、又はフラッシュ光などの様々な光源で無彩色被写体を撮影した際のR/G、B/G値がその領域内に存在するように白色領域502が設定される。
なお、図5においては、R/GおよびB/G座標を用いて被写体から無彩色らしい画素を抽出して光源色を推定することによってWB補正値の演算を行うようにしたが、他の手法で被写体から無彩色らしい画素を抽出してWB補正値の演算を行うようにしてもよい。
再び図2および図4を参照して、白WB補正値算出部203は、白色領域502内のブロックにおいて算出したR、G、およびB積分値Rinteg、Ginteg、およびBintegに応じて、式(1)を用いてWB補正値(白WB補正値)を算出する(ステップS402)。
白WB補正値のRゲインW_WB_Rgain=Ginteg/Rinteg
白WB補正値のGゲインW_WB_Ggain=Ginteg/Ginteg
白WB補正値のBゲインW_WB_Bgain=Ginteg/Binteg
(1)
続いて、白WB補正値信頼度算出部204は、後述するようにして、白WB補正値の信頼度を算出する(ステップS403)。
図6は、図4に示す白WB補正値の信頼度算出を説明するためのフローチャートである。
白WB補正値信頼度算出部204は、ステップS401において抽出された白ブロックのブロック全体(つまり、画像全体)に対する割合に応じて割合信頼度Tratioを算出する(ステップS601)。
図7は、図2に示すWB制御部200で行われる信頼度算出に用いられるテーブルを説明するための図である。そして、図7(A)は割合信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図であり、図7(B)は距離信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図である。また、図7(C)は色信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図であり、図7(D)は輝度信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図である。さらに、図7(E)は赤外線信頼度の算出に用いられるテーブルの一例を示す図であり、図7(F)は赤外線信頼度の算出に用いられるテーブルの他の例を示す図である。加えて、図7(G)は緑信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図であり、図7(H)は夕景信頼度の算出に用いられるテーブルを示す図である。
割合信頼度Tratioを算出する際には、白WB補正値信頼度算出部204は図7(A)に示すテーブル(割合信頼度テーブル)を参照して、割合信頼度Tratio(%)を算出する。
図7(A)において、横軸は白ブロックの数、縦軸は割合信頼度Tratio(%)を示す。なお、ここでは、ブロック全体の数は96個である。図7(A)に示すブロック全体の数は一例であり、図示の例に限定するものではない。つまり、白ブロックの割合が多い程、割合信頼度Tratioが高くなるようにテーブルを設定するようにすればよい。
続いて、白WB補正値信頼度算出部204は、ステップS402で求められた白WB補正値W_WB_RgainおよびW_WB_Bgainに応じて、式(2)を用いて、図5に示すR/G,B/G座標における座標503を求める。
白WB補正値に対応するR/G=1/W_WB_Rgain
白WB補正値に対応するB/G=1/W_WB_Bgain (2)
そして、白WB補正値信頼度算出部204は、白WB補正値に対応する(R/G,B/G)座標503と黒体輻射軌跡501との最短距離504に応じて、図7(B)に示すテーブル(距離信頼度テーブル)から距離信頼度Tdist(%)を算出する(ステップS602)。
図7(B)において、横軸は白WB補正値に対応する(R/G,B/G)座標503と黒体輻射軌跡501との最短距離504を示し、縦軸は黒体輻射軌跡501からの距離信頼度Tdistを示す。なお、距離信頼度Tdistは、白WB補正値に対応する(R/G,B/G)座標503と黒体輻射軌跡501との最短距離が近い程、高くなるように設定すればよい。図7(B)における最小距離Dminと最大距離Dmaxは任意に設定する。そして、黒体輻射軌跡501に近い程、水銀灯ではなく自然光下の無彩色が検出された可能性が高いことを示す。
次に、白WB補正値信頼度算出部204は、式(3)によって割合信頼度Tratioと距離信頼度Tdistとを乗算して、白WB補正値の信頼度Twhiteを算出する(ステップS603)。そして、白WB補正値信頼度算出部204は、白WB補正値の信頼度算出を終了して、図4に示す処理に戻る。
Twhite=Tratio×Tdist/100 (3)
次に、CPU103は白WB補正値の信頼度Twhiteの判定を行う(ステップS404)。ここでは、CPU103は白WB補正値の信頼度Twhiteが所定の閾値以上であると、自然光下で無彩色が検出されているとして、信頼度Twhiteは高信頼度であるとする。一方、CPU103は白WB補正値の信頼度Twhiteが所定の閾値未満であると、信頼度Twhiteは低信頼度であるとする。
信頼度Twhiteが高信頼度であると(ステップS404において、高信頼度)、CPU103はWB補正値演算を終了して、図3に示すステップS314の処理に進む。そして、CPU103は、画像処理装置107を制御して白WB補正値に応じて、一次記憶装置104に記憶されたRAWデータを画像データに変換する。
一方、信頼度Twhiteが低信頼度であると(ステップS404において、低信頼度)、CPU103は、色判定部205、輝度判定部206、赤外線量判定部207、RGB値加算部208、および赤外線WB補正値信頼度算出部211を制御して以下の処理を行う。
ここでは、まず、CPU103の制御下で、赤外線判定に応じた緑の検出が行われる(ステップS405)。つまり、一次記憶装置104に記憶されたRAWデータが示す画像が、ブロック分割部201の処理と同様にして所定のブロックに分割される。次に、赤外線センサ106において同一の領域(つまり、ブロック)で検出された赤外線量に基づいて緑と判定されたブロックが水銀灯などの光源の影響による色か又は被写体の色かが判別される。そして、被写体の色であると判別された緑のみが積分される。
図8は、図4に示す緑検出の一例を説明するための図である。そして、図8(A)はRAWデータが示す画像の一例を示す図であり、図8(B)は図8(A)に示す画像を所定の数のブロックに分割した状態を示す図である。
図8(B)において、緑の芝のブロックを参照番号801で示し、青い空のブロックを参照番号802で示す。また、白い看板のブロックを参照番号803で示す。いま、図8(A)に示す画像が自然光下の撮影で得られたとすると、太陽光は赤外線を含むので、緑の芝のブロック801は赤外線を反射する結果被写体の色と判別されて、積分対象となる。なお、青い空のブロック802および白い看板のブロック803は、緑ではないため積分対象外となる。
一方、図8(A)に示す画像が夜間に水銀灯下の撮影で得られたとすると、水銀灯の色の影響を受けて、白い看板のブロック803が緑と判別されることがある。また、緑の芝のブロック801も水銀灯の色の影響を受けるので、本来の緑と異なる色になる。この場合、水銀灯は赤外線成分を含まないので、緑の芝のブロック801および白い看板のブロック803は水銀灯の影響による色であると判別される。この結果、緑ではあるが積分対象外となる。
図9は、図4に示す赤外線判定による緑検出処理の一例を説明するためのフローチャートである。
色判定部205は、予め設定された緑検出領域(色検出枠)に含まれる色を抽出して、図7(C)に示すテーブル(色信頼度テーブル)を参照して色信頼度Tcolorを算出する(ステップS901)。
図7(C)において、横軸はブロック毎の色に対応するR/G,B/G)座標を示し、縦軸は色信頼度Tcolorを示す。ここでは、後述するように、緑検出領域の内側に色信頼度が100%となる領域が設けられ、緑検出領域にブロックが含まれない場合には色信頼度は0%とされる。また、緑検出領域にブロックが含まれ、かつ色信頼度100%となる領域にもブロックが含まれる場合には色信頼度は100%とされる。そして、緑検出領域1001にのみブロックが含まれる場合には、線形補間によって、赤外線量に応じて徐々に色信頼度Tcolorが変化するようにする。
なお、緑検出領域の内側に色信頼度100%となる領域を設定することは一例であって、これに限定されるものではない。つまり、色信頼度Tcolorは、緑検出領域の中心部に近い程、高くなるように設定すればよい。このように、色信頼度Tcolorを考慮することによって、色のバラツキによるWB補正値の極端な差を抑制することができる。
次に、輝度判定部206は、測光センサ105で検出された被写体輝度に基づいて、色信頼度Tcolorを算出するために十分な明るさであるかについて、図7(D)に示すテーブル(輝度信頼度テーブル)を参照して輝度信頼度Tlumiを算出する(ステップS902)。
図7(D)において、横軸はブロック毎の被写体輝度に対応する(R/G,B/G)座標を示し、縦軸は輝度信頼度Tlumiを示す。ここでは、輝度信頼度Tlumiは、被写体輝度が高い程、高くなるように設定される。このように、輝度信頼度Tlumiを考慮することによって、極端に暗い夜景シーンなどにおいて自然光判定を確実に行わないようにすることができる。
続いて、赤外線量判定部207は、赤外線センサ106で検出された赤外線量に基づいて、図7(E)に示すテーブル(赤外線信頼度テーブル)を参照して赤外線信頼度Tirを算出する(ステップS903)。赤外線信頼度Tirは、例えば、無彩色の被写体が水銀灯などの緑色の光源下で撮影されたか又は草木の緑が自然光下で撮影されたかのいずれの可能性が高いかを表す信頼度である。
なお、赤外線量は測光センサ105における被写体輝度で正規化して、被写体輝度における赤外線量の比率を用いるようにすれば、明るさ変化によるバラツキを抑えることができる。
図7(E)を参照すると、最小値Iminよりも赤外線量が少ない場合には、光源の影響による色とされ、最大値Imaxよりも赤外線量が多い場合には、被写体の色とされる。そして、最小値Iminと最大値Imaxとの間においては、線形補間によって、赤外線量に応じて徐々に赤外線信頼度Tirが変化するようにする。
次に、RGB値加算部208は、処理対象ブロックのR、G、およびBの各々ついて、色信頼度Tcolor、輝度信頼度Tlumi、および赤外線信頼度Tirに応じて、式(4)によって重み付け積分を行う(ステップS904)。以下、当該重み付け積分によって得られた積分値(つまり、加算値)をそれぞれ緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAとする。なお、緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAは最初のブロックを処理する前に1度だけ0で初期化される。
RintegA=RintegA+Rij×(Tcolor/100×Tlumi/100×Tir/100)
GintegA=GintegA+Gij×(Tcolor/100×Tlumi/100×Tir/100)
BintegA=BintegA+Bij×(Tcolor/100×Tlumi/100×Tir/100)
(4)
但し、Rijは、iおよびj番目のブロック内のRの積分値、Gijは、iおよびj番目のブロック内のGの積分値であり、Bijは、iおよびj番目のブロック内のBの積分値である。また、iは水平方向のブロック数(0〜11)であり、jは垂直方向のブロック数(0〜7)である。
図10は、図2に示すWB制御部200で行われるWB補正値の算出を説明するための図である。そして、図10(A)は赤外線判定に応じた緑検出に関する処理を示す図であり、図10(B)は緑検出に応じた色温度推定処理を示す図である。また、図10(C)は色温度推定に応じたWB補正値の算出処理を示す図であり、図10(D)は白WB補正値および赤外線WB補正値に応じて最終的なWB補正値の算出処理を示す図である。
図10(A)を参照すると、ここでは、横軸をR/G、縦軸をB/Gとして、位置関係を把握しやすくするため黒体輻射軌跡501が図示されている。全信頼度が高い色1003。緑検出領域1001には含まれているが、色信頼度が100%となる領域1002には含まれない、色信頼度Tcolorが低い色1004とする。また、輝度信頼度Tlumi又は赤外線信頼度Tirが低い色を参照番号1005で示し、緑検出領域1001に含まれない色を参照番号1006で示す。そして、緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAに対応する(R/G,B/G)座標(RintegA/GintegA,BintegA/GintegA)を参照番号1007で示す。
まず、全信頼度が高い色1003は、全ての条件を満たしているので、そのまま加算される。一方、色信頼度Tcolorが低い色1004は、例えば、その5割で加算される。なお、加算される割合は、緑検出領域1001と緑検出領域1001の内側の色信頼度100%となる領域1002との間においていずれの割合の位置に存在するかに応じて決定される。
次に、輝度信頼度Tlumi又は赤外線信頼度Tirが低い色1005は、両信頼度ともに所定の閾値以上であれば、所定の割合で加算されるが、一方でも所定の閾値未満であれば、たとえ緑検出領域1001に含まれていても加算されない。最後に、緑検出領域1001に含まれない色1006については、輝度信頼度Tlumiおよび赤外線信頼度Tirの双方が高くても積分されない。
再び図9を参照して、CPU103は、緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAが更新されているか否かを判定する(ステップS905)。緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAが更新されていると(ステップS905において、YES)、CPU103は被写体の色であるとする。そして、赤外線WB補正値信頼度算出部211は被写体の色を検出したブロックにおける平均赤外線量を算出するため、該当ブロックに対応する輝度で正規化した後の赤外線量IRijを、式(5)によって累計赤外線量IRtotalに加算する(ステップS906)。なお、ここで行われる正規化処理は、ブロックの赤外線量を該当ブロックに対応する測光センサ105の輝度値で除算する処理である。また、累計赤外線量IRtotalは最初のブロックを処理する前に1度だけ0で初期化される。
IRtotal=IRtotal+IRij (5)
但し、IRijはiおよびj番目のブロック内の輝度値で正規化した後の赤外線量であり、iは水平方向のブロック数(0〜11)、jは垂直方向のブロック数(0〜7)である。
次に、赤外線WB補正値信頼度算出部211は、被写体の色を検出したブロックの画像全体に対する割合を算出するため、式(6)によって累計緑ブロック数Ntotalをカウントする(ステップS907)。なお、累計緑ブロック数Ntotalは最初のブロックを処理する前に1度だけ0で初期化される。
Ntotal=Ntotal+1 (6)
続いて、CPU103は、分割された全ブロックについて確認を行ったか否かを判定する(ステップS908)。なお、緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAの少なくとも一つが更新されていないと(ステップS905において、NO)、CPU103は被写体の色を検出できていないとして、ステップS908の処理に進む。
全ブロックについて確認していないと(ステップS908において、NO)、CPU103は次のブロックに処理を移動して(ステップS909)、ステップS901の処理に戻る。一方、CPU103が全ブロックについて確認すると(ステップS908において、YES)、赤外線WB補正値信頼度算出部211は累計赤外線量IRtotalと累計緑ブロック数Ntotalとに応じて、式(7)によって被写体の色を検出したブロックの平均赤外線量IRaveを算出する(ステップS910)。その後、CPU103は図5に示す処理に戻る。
IRave=IRtotal/Ntotal (7)
上述の処理によって算出された被写体の色であると判別されたブロックのR、G、およびB積分値RintegA、GintegA、およびBintegA、次の式(8)で算出される被写体の色であると判別されたブロックの画像全体に対する割合Nratio、そして、被写体の色であると判別されたブロックの平均赤外線量IRaveを用いて、後述するようにして次の処理が行われる。
Nratio=Ntotal/合計ブロック数×100 (8)
但し、ここでは、合計ブロック数は12×8=96である。
再び図4を参照して、光源色推定部209は、緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAに対応する座標1007に基づいて、撮影の際の光源、つまり、自然光の色温度を推定する(ステップS406)。
図11は、図4に示す緑検出に基づいた色温度推定を説明するためのフローチャートである。
図10(B)および図11を参照して、図10(B)においては、横軸をR/G、縦軸をB/Gとして、位置関係を把握しやすくするため黒体輻射軌跡501が図示されている。なお、緑検出領域1001の角の点1008〜1011は、光源の逆色温度を保持するものとする。そして、点1008は低色温度側の点、点1009は高色温度側の点、点1010は低色温度側の点、点1011は高色温度側の点である。
色温度推定処理を開始すると、光源色推定部209は低色温度側の点1008に対応する光源の逆色温度と高色温度側の点1009に対応する光源の逆色温度とを線形補間する。これによって、光源色推定部209は、緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAのR/G成分に対応する点1012における光源の逆色温度を算出する(ステップS1101)。
続いて、光源色推定部209は、低色温度側の点1010に対応する光源の逆色温度と高色温度側の点1011に対応する光源の逆色温度とを線形補間する。これによって、光源色推定部209は、緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAのR/G成分に対応する点1013における光源の逆色温度を算出する(ステップS1102)。
光源色推定部209は点1012に対応する光源の逆色温度と点1013に対応する光源の逆色温度とを線形補間する。これによって、光源色推定部209は緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAのB/G成分に対応する光源の逆色温度を算出する(ステップS1103)。
続いて、光源色推定部209は、ステップS1103で算出した光源の逆色温度を色温度に変換する(ステップS1104)。そして、光源色推定部209は色温度推定処理を終了して、図4に示すフローチャートの処理に戻る。
上述の色温度推定処理によって得られた緑検出積分値RintegA、GintegA、およびBintegAに対応する座標1007の光源色温度を用いて、次の処理が行われる。
図4および図10(C)を参照して、赤外線WB補正値算出部210は、ステップS406において推定された光源色温度に対応するWB補正値(赤外線WB補正値)を算出する(ステップS407)。
図10(C)においては、横軸をR/G、縦軸をB/Gとして、位置関係を把握しやすくするため黒体輻射軌跡501が図示されている。ここでは、赤外線を含む緑の被写体が検出されているので、自然光下における撮影と判定することができる。このため、赤外線WB補正値算出部210は、黒体輻射軌跡501上の色温度に対応する点の座標(RGg,BGg)を算出する。そして、赤外線WB補正値算出部210は、式(9)を用いて当該座標に対応する赤外線WB補正値1014を算出する。
赤外線WB補正値のRゲインIR_WB_Rgain=1/RGg
赤外線WB補正値のGゲインIR_WB_Ggain=1
赤外線WB補正値のBゲインIR_WB_Bgain=1/BGg (9)
上述のようにして求められた赤外線WB補正値1014と白WB補正値とを用いて、次の処理が行われる。ここでは、WB補正値加算比率算出部212および混合WB補正値算出部213によって、白WB補正値と赤外線WB補正値とを所定の割合で加算してWB補正値(混合WB補正値)が算出される(ステップS408)。
図12は、図4に示す白WB補正値と赤外線WB補正値との加算処理を説明するためのフローチャートである。
図10(D)および図12を参照して、図10(D)においては、横軸をR/G、縦軸をB/Gとして、位置関係を把握しやすくするため黒体輻射軌跡501が図示されている。加算処理を開始すると、WB補正値加算比率算出部212は、ステップS405において被写体の色であると判定されたブロックの平均赤外線量IRaveに基づいて、赤外線信頼度Tir2を算出する(ステップS1201)。
なお、赤外線信頼度Tir2は、図7(F)に示すテーブル(赤外線信頼度テーブル)を参照して算出されるが、当該テーブルは図7(E)に示すテーブルと同様であるので、ここでは説明を省略する。
続いて、WB補正値加算比率算出部212は、ステップS405において被写体の色であると判定されたブロックの全ブロックに対する割合Nratioに基づいて、緑信頼度Tgreenを算出する(ステップS1202)。
なお、緑信頼度Tgreenは、図7(G)に示すテーブル(緑信頼度テーブル)を参照して算出されるが、当該テーブルは図7(A)に示すテーブルと同様であるので、ここでは説明を省略する。また、図7(G)に示すテーブルにおいて、横軸の数値は一例であって、これに限定するものではない。つまり、緑ブロックの割合が多い程、緑信頼度Tgreenが高くなるように設定するようにすればよい。
次に、WB補正値加算比率算出部212は、赤外線信頼度Tir2と緑信頼度Tgreenとに基づいて、式(10)によって白WB補正値と赤外線WB補正値との加算比率Ratio_W_IRを算出する(ステップS1203)。なお、前述のステップS403で算出された白WB補正値の信頼度を加味するようにしてもよい。また、信頼度によっては、白WB補正値および赤外線WB補正値の一方を用いるように加算比率Ratio_W_IRを設定してもよい。
Ratio_W_IR=Tir2×Tgreen/100 (10)
次に、混合WB補正値算出部213は、加算比率Ratio_W_IRに基づいて、式(11)によって白WB補正値と赤外線WB補正値を加算したWB補正値(混合WB補正値)WB_Rmixを算出する(ステップS1204)。そして、処理は図4に示すフローチャートの処理に戻る。
WB_Rmix=(WB_Rw×(100−Ratio_W_IR)+WB_Rir×Ratio_W_IR)/100 (11)
但し、白WB補正値のRゲインをWB_Rwで示し、赤外線WB補正値のRゲインをWB_Rirで示す。また、混合WB補正値のRゲインをWB_Rmixで示す。なお、混合WB補正値のGゲインおよびBゲインについてもRゲインを算出する際の式と同様の式を用いて算出する。
図10(D)において、赤外線WB補正値に対応する(R/G,B/G)座標を参照番号1014で示し、白WB補正値に対応する(R/G,B/G)座標を参照番号1015で示す。また、混合WB補正値に対応する(R/G,B/G)座標を参照番号1016で示す。
(R/G,B/G)座標1014と(R/G,B/G)座標1015とを繋ぐ直線を、加算比率Ratio_W_IRに応じて分割した座標を、混合WB補正値に対応する(R/G,B/G)座標1016とする。この処理によって、白WB補正値と赤外線WB補正値との遷移を滑らかにすることができる。
再び図4を参照して、CPU103は、WB補正値判定部214、WB補正値設定部215、および基準WB補正値記憶部216を制御してWB補正値の引き継ぎ処理を行う(ステップS409)。ステップS409の処理では、CPU103は、前回以前の撮影において得られたWB補正値(以下基準ホワイトバランス補正値(基準WB補正値)という)と混合WB補正値を求める際に用いた白ブロック数および赤外線量に応じて、今回の撮影で得られた画像データ(つまり、第1の画像よりも後の撮影で得られた第2の画像)に対して用いるWB補正値を求める。
図13は、図4に示す引き継ぎ処理を説明するためのフローチャートである。
WB補正値の引き継ぎ処理を開始すると、WB補正値判定部214は、前述のステップS910の処理で求められた平均赤外線量が所定の赤外線閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1301)。なお、この赤外線閾値は、混合WB補正値において赤外線WB補正値が十分用いられるだけの赤外線量が検出されているかを判定するための閾値である。
平均赤外線量が赤外線閾値未満であると(ステップS1301において、NO)、WB補正値設定部215は画像データに適用するWB補正値として、前述のステップS403の処理で求められた白WB補正値を設定する(ステップS1302)。なお、ステップS408の処理で求められる混合WB補正値を用いるようにしてもよく、この際には、赤外線WB補正値の加算比率を低くする。
ステップS1302の処理は、常に平均赤外線量が赤外線閾値未満の場合に行われる。さらに、ステップS1302の処理は、前回以前の撮影においては平均赤外線量が赤外線閾値以であったが、赤外線閾値未満となった場合にも行われる。平均赤外線量が変化した場合には、被写体条件が変化しているので、基準WB補正値を引き継がないようにする。後述するように、基準WB補正値は、赤外線WB補正値の加算比率が極端に変化した場合に生じるWB補正値のバラツキを抑制するために用いる。よって、基準WB補正値は平均赤外線量が赤外線閾値以上でないと登録されない。
続いて、基準WB補正値記憶部216は、基準WB補正値をクリア(初期化)して、白画素検出フラグをFalseに設定する(ステップS1303)。ここでは、次に平均赤外線量が赤外線閾値以上となった際に以前の基準WB補正値を引き継がないようにする。そして、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
平均赤外線量が赤外線閾値以上であると(ステップS1301において、YES)、WB補正値判定部214は基準WB補正値が登録されているか否かを確認する(ステップS1304)。基準WB補正値が登録されていないと(ステップS1304において、NO)、つまり、初めて平均赤外線量が赤外線閾値以上となると、WB補正値判定部214はステップS601の処理で求められた白ブロックの割合信頼度が所定の白信頼度閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1305)。
白ブロックの割合信頼度が白信頼度閾値未満であると(ステップS1305において、NO)、WB補正値設定部215は画像データに適用するWB補正値として、ステップS408の処理で得られた混合WB補正値を設定する(ステップS1306)。そして、基準WB補正値記憶部216は基準WB補正値として混合WB補正値を登録して、白画素検出フラグをFalseに設定する(ステップS1307)。その後、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
白ブロックの割合信頼度が白信頼度閾値以上であると(ステップS1305において、YES)、WB補正値設定部215は、画像データに適用するWB補正値として、ステップS408の処理で得られた混合WB補正値を設定する(ステップS1308)。そして、基準WB補正値記憶部216は、基準WB補正値として当該混合WB補正値を登録して、白画素検出フラグをTrueに設定する(ステップS1309)。その後、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
この白画素検出フラグは信頼性が高く、かつある程度白画素が得られた場合にWB補正値を引き継ぐために用いられる。
基準WB補正値が登録されていると(ステップS1304において、YES)、WB補正値判定部214はステップS601の処理で求められた白ブロックの割合信頼度が所定の白信頼度閾値以上であるか否かを判定する(ステップS1310)。
白ブロックの割合信頼度が白信頼度閾値未満であると(ステップS1310において、NO)、WB補正値設定部215は画像データに適用するWB補正値として基準WB補正値を設定する(ステップS1311)。そして、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
白ブロックの割合信頼度が白信頼度閾値以上であると(ステップS1310において、YES)、WB補正値判定部214は、基準WB補正値として登録されているWB補正値を算出した際に白画素が得られたか否かを判定する。つまり、ここでは、WB補正値判定部214は白画素検出フラグがTrueであるか否かを判定する(ステップS1312)。
白画素検出フラグがTrueであると(ステップS1312において、YES)、WB補正値設定部215はステップS1311の処理を行う。一方、白画素検出フラグがFalseであると(ステップS1312において、NO)、WB補正値設定部215は画像データに適用するWB補正値としてステップS408の処理で得られた混合WB補正値を設定する(ステップS1313)。
続いて、基準WB補正値記憶部216は、当該混合WB補正値を基準WB補正値として登録して、白画素検出フラグをTrueに設定する(ステップS1314)。そして、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
このようにして、基準WB補正値が得られた際に白画素が得られていないと、次の撮影の際に白画素が得られた場合に基準WB補正値が更新されることになる。そして、こりように基準WB補正値を変更することによって、最終的には高信頼度のWB補正値を引き継ぐことができる。
なお、ステップS1312の処理においては、ステップS408で得られた混合WB補正値よりも基準WB補正値の方が白ブロックの割合信頼度が高いか否かを判定するようにしてもよい。さらには、ステップS1203で得られた白WB補正値と赤外線WB補正値との加算比率Ratio_W_IRを用いて、赤外線WB補正値の影響度が高いか否かを判定するようにしてもよい。
また、ステップS1303の処理において、基準WB補正値を初期化する条件として撮影時刻を用いるようにしてもよい。例えば、基準WB補正値に係る画像が撮影された時刻から所定の時間が経過すると(日の傾きが大きく変化するほどの時間の経過)、基準WB補正値を初期化する。これによって、明らかに光源の色温度が変化すると予測することができる場合には、基準WB補正値は引き継がないようにする。
同様にして、ステップS1313およびS1314の処理において、基準WB補正値を更新する条件として撮影時刻を用いるようにしてもよい。ここでは、今回撮影が行われた時刻から予測されるWB補正値に係る色温度と基準WB補正値に係る色温度との差が所定の温度以上の場合には、混合WB補正値を用いてWB制御を行う。これによって、明らかに撮影条件が変化している場合にはWB補正値は引き継がないようにする。
このように、本発明の第1の実施形態では、光源を特定することができた場合には、特定以降に撮影された画像における被写体の色が変化しても、光源が特定された際に得られたWB補正値を用いてWB制御を行う。これによって、被写体の色の変化に左右されることが少なく、安定的にホワイトバランス制御を行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態による画像処理装置を備えるカメラの一例について説明する。
なお、第2の実施形態に係るカメラの構成は図1に示すカメラと同様であり、また、第2の実施形態による画像処理装置に備えられたホワイトバランス制御部の構成は図2に示す例と同様である。さらに、第2の実施形態に係るカメラで行われる撮影処理は、WB補正値演算処理を除いて、図3に示す撮影処理と同様である。そして、第2の実施形態によるカメラでは、図4に示すWB補正値演算処理において、WB補正値の引き継ぎ処理が異なる。
図14Aおよび図14Bは、本発明の第2の実施形態による画像処理装置を備えるカメラで行われる引き継ぎ処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートにおいて、図13に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して、説明を省略する。
ステップS1310において、白ブロックの割合信頼度が白信頼度閾値未満であると(ステップS1310において、NO)、WB補正値判定部214は基準WB補正値として登録されているWB補正値を算出した際に、白画素(つまり、白ブロック又は白コマ)が得られたか否かを判定する。つまり、WB補正値判定部214は白画素検出フラグがTrueであるか否かを判定する(ステップS1411)。
白画素検出フラグがTrueであると(ステップS1411において、YES)、WB補正値設定部215は、ステップS1311の処理に進み、画像データに適用するWB補正値として基準WB補正値を設定する。そして、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
白画素検出フラグがFalseであると(ステップS1411において、NO)、WB補正値判定部214は混合WB補正値と基準WB補正値との差分を求める。そして、WB補正値判定部214は当該差分が所定の差分閾値未満であるか否かを判定する(ステップS1413)。
差分が差分閾値以上であると(ステップS1413において、NO)、WB補正値設定部215は画像データに適用するWB補正値として、基準WB補正値を混合WB補正値の方向に所定のシフト閾値だけシフトして新たな基準WB補正値を設定する(ステップS1414)。そして、基準WB補正値記憶部216は、新たな基準WB補正値を基準WB補正値として登録して、白画素検出フラグをFalseに設定する(ステップS1415)。その後、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
差分が差分閾値未満であると(ステップS1413において、YES)、WB補正値設定部215は画像データに適用するWB補正値として混合WB補正値に設定する(ステップS1416)。そして、基準WB補正値記憶部216は基準WB補正値として、混合WB補正値を登録して、白画素検出フラグをFalseに設定する(ステップS1417)。その後、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
ステップS1312において、白画素検出フラグがTrueであると(ステップS1312において、YES)、WB補正値判定部214は混合WB補正値と基準WB補正値の差分を算出する。そして、WB補正値判定部214は当該差分が差分閾値未満であるか否かを判定する(ステップS1419)。
差分が差分閾値以上であると(ステップS1419において、NO)、WB補正値設定部215は、画像データに適用するWB補正値として、基準WB補正値を混合WB補正値の方向に所定のシフト閾値だけシフトして新たな基準WB補正値(シフトホワイトバランス補正値)を設定する(ステップS1420)。そして、基準WB補正値記憶部216は新たな基準WB補正値を基準WB補正値として登録して、白画素検出フラグをTrueに設定する(ステップS1421)。その後、CPU103は図3に示すステップS314の処理に進む。
差分が差分閾値未満であると(ステップS1419において、YES)、WB補正値設定部215は、ステップS1313の処理に進んで、画像データに適用するWB補正値としてステップS408の処理で得られた混合WB補正値を設定する。
図15は、図14Aおよび図14Bに示す混合WB補正値と基準WB補正値の差分と差分閾値との判定結果に応じた処理を説明するための図である。
図15において、横軸はR/Gを示し、縦軸はB/Gを示す。また、基準WB補正値を参照番号1501で示し、基準WB補正値1501を中心とする差分閾値の範囲を参照番号1502で示す。さらに、ここでは、混合WB補正値として第1の混合WB補正値1503および第2の混合WB補正値1504が示され、基準WB補正値1501を第2の混合WB補正値1504の方向に所定のシフト閾値だけシフトして得られた基準WB補正値を参照番号1505で示す。
いま、図15に示す第1の混合WB補正値1503が得られたとすると、この第1の混合WB補正値1503は基準WB補正値1501を中心とする所定の閾値の範囲1502内に含まれている。よって、ここでは、第1の混合WB補正値1503が画像データに適用するWB補正値として設定されることになる。
一方、第2の混合WB補正値1504が得られたとすると、この第2の混合WB補正値1504は基準WB補正値1501を中心とする所定の閾値の範囲1502内に含まれない。よって、ここでは、基準WB補正値1501と第2の混合WB補正値1504とを結ぶ直線が基準WB補正値1501を中心とする所定の閾値の範囲1502の境界と交差する点に対応する基準WB補正値1505が画像データに適用するWB補正値として設定されることになる。
なお、基準WB補正値1501を中心とした所定の閾値の範囲1502は、例えば、WB補正値の変化が気にならない程度の範囲に設定される。
このように、本発明の第2の実施形態では、単に基準WB補正値を引き継ぐことなく、撮影の結果得られた画像データに応じて算出されたWB補正値を考慮して基準WB補正値を引き継ぐようにしたので、撮影の結果得られた画像データに応じて算出されたWB補正値を用いたWB制御による雰囲気を残すことができる。さらに、白画素検出フラグと組み合わせて基準WB補正値の影響度を制御するようにしたので、適切にWB制御を行うことができる。
上述の説明から明らかなように、図1および図2に示す例では、CPU103、ブロック分割部201、色判定部205、輝度判定部206、赤外線量判定部207、RGB値加算部208、光源色推定部209、および赤外線WB補正値算出部210が第1の算出手段として機能する。また、CPU103、ブロック分割部201、白判定部202、および白WB補正値判定部203が第2の算出手段として機能する。
さらに、CPU103、白WB補正値信頼度算出部204、赤外線WB補正値信頼度算出部211、WB補正値加算比率算出部212、および混合WB補正値算出部213が第3の算出手段として機能する。そして、CPU103、WB補正値設定部215、および基準WB補正値記憶部216が記憶手段として機能し、CPU103およびWB補正値判定部214が制御手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を画像処理装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを画像処理装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも第1の算出ステップ、第2の算出ステップ、第3の算出ステップ、記憶ステップ、および制御ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
202 白判定部
203 白WB補正値算出部
205 色判定部
206 輝度判定部
207 赤外線量判定部
210 赤外線WB補正値算出部
213 混合WB補正値算出部
214 WB補正値判定部
215 WB補正値設定部
216 基準WB補正値記憶部

Claims (11)

  1. 画像に対してホワイトバランス処理を行う画像処理装置であって、
    第1の画像において得られた赤外線量に応じて前記ホワイトバランス処理を行うための第1のホワイトバランス補正値を求める第1の算出手段と、
    前記第1の画像において得られた無彩色と推定される画素に応じて前記第1のホワイトバランス補正値と異なる第2のホワイトバランス補正値を求める第2の算出手段と、
    前記第1のホワイトバランス補正値および前記第2のホワイトバランス補正値を加算処理して第3のホワイトバランス補正値を求める第3の算出手段と、
    前記第3のホワイトバランス補正値を基準ホワイトバランス補正値として記憶する記憶手段と、
    前記第1の画像よりも後の撮影で得られた第2の画像について前記ホワイトバランス処理を行う際、当該第2の画像において赤外線が検出され、かつ前記第2の画像から得られた前記無彩色と推定される画素の信頼度が所定の閾値未満であると、前記第2の画像に対して前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2の画像において前記赤外線が検出されず、かつ前記無彩色と推定される画素の信頼度が所定の閾値以上であると、前記制御手段は、前記第2の画像について求められた第3のホワイトバランス補正値で前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2の画像における赤外線量が予め定められた閾値未満であると、前記記憶手段を初期化することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の画像において前記無彩色と推定される画素の数が前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値の算出に用いられた画像において前記無彩色と推定される画素の数よりも多いと、前記第2の画像を用いて得られた第3のホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行って、前記第2の画像を用いて得られた第3のホワイトバランス補正値で前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の画像において前記無彩色と推定される画素の数が前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値の算出に用いられた画像において前記無彩色と推定される画素の数よりも少ないと、前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の画像に応じて求められた第3のホワイトバランス補正値と前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値との差分が所定の差分閾値以上であると、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を前記第2の画像に応じて求められた第3のホワイトバランス補正値の方向に所定のシフト閾値だけシフトさせて得たシフトホワイトバランス補正値を用いて前記ホワイトバランス処理を行って、前記シフトホワイトバランス補正値で前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の画像に応じて求められた第3のホワイトバランス補正値と前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値との差分が所定の差分閾値未満であると、前記制御手段は、前記第2の画像に応じて求められた第3のホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行って、前記第2の画像に応じて求められた第3のホワイトバランス補正値で前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1の画像が得られた時刻から所定の時間が経過していると、前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を初期化することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記第2の画像における光源の色温度と前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を得た画像における光源の色温度との差が所定の温度以上であると、前記第2の画像に応じて求められた第3のホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行って、前記第2の画像に応じて求められた第3のホワイトバランス補正値で前記記憶手段に記憶された基準ホワイトバランス補正値を更新することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 画像に対してホワイトバランス処理を行う画像処理装置の制御方法であって、
    第1の画像において得られた赤外線量に応じて前記ホワイトバランス処理を行うための第1のホワイトバランス補正値を求める第1の算出ステップと、
    前記第1の画像において得られた無彩色と推定される画素に応じて前記第1のホワイトバランス補正値と異なる第2のホワイトバランス補正値を求める第2の算出ステップと、
    前記第1のホワイトバランス補正値および前記第2のホワイトバランス補正値を加算処理して第3のホワイトバランス補正値を求める第3の算出ステップと、
    前記第3のホワイトバランス補正値を基準ホワイトバランス補正値としてメモリに記憶する記憶ステップと、
    前記第1の画像よりも後の撮影で得られた第2の画像について前記ホワイトバランス処理を行う際、当該第2の画像において赤外線が検出され、かつ前記第2の画像から得られた前記無彩色と推定される画素の信頼度が所定の閾値未満であると、前記第2の画像に対して前記メモリに記憶された基準ホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行う制御ステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. 画像に対してホワイトバランス処理を行う画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    第1の画像において得られた赤外線量に応じて前記ホワイトバランス処理を行うための第1のホワイトバランス補正値を求める第1の算出ステップと、
    前記第1の画像において得られた無彩色と推定される画素に応じて前記第1のホワイトバランス補正値と異なる第2のホワイトバランス補正値を求める第2の算出ステップと、
    前記第1のホワイトバランス補正値および前記第2のホワイトバランス補正値を加算処理して第3のホワイトバランス補正値を求める第3の算出ステップと、
    前記第3のホワイトバランス補正値を基準ホワイトバランス補正値としてメモリに記憶する記憶ステップと、
    前記第1の画像よりも後の撮影で得られた第2の画像について前記ホワイトバランス処理を行う際、当該第2の画像において赤外線が検出され、かつ前記第2の画像から得られた前記無彩色と推定される画素の信頼度が所定の閾値未満であると、前記第2の画像に対して前記メモリに記憶された基準ホワイトバランス補正値を用いてホワイトバランス処理を行う制御ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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