JPH0832990A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH0832990A
JPH0832990A JP6162216A JP16221694A JPH0832990A JP H0832990 A JPH0832990 A JP H0832990A JP 6162216 A JP6162216 A JP 6162216A JP 16221694 A JP16221694 A JP 16221694A JP H0832990 A JPH0832990 A JP H0832990A
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JP
Japan
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white
data
white balance
subject
gain
Prior art date
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Pending
Application number
JP6162216A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritoshi Shibuya
文紀 渋谷
Shigeo Sakagami
茂生 阪上
Masaaki Nakayama
正明 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6162216A priority Critical patent/JPH0832990A/ja
Publication of JPH0832990A publication Critical patent/JPH0832990A/ja
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオカメラのオート・ホワイトバランス機
能において光源誤判断による有彩色の退色を解決し、良
好なホワイトバランスを得ることを目的とする。 【構成】 固体撮像素子(CCD)100にて光信号を電気
信号に変換して出力された画像信号から、被写体の色差
データB−Y,R−Yを色差データ演算手段101で演算
し、ホワイトバランス制御回路103にて絞り値(F値)検
出センサ102からのF値変化量と前記色差データとを基
にホワイトバランス・ゲインを制御し、画像信号処理回
路104にて画像信号に前記ホワイトバランス・ゲインを
乗じて出力する。前記構成により、過去の信頼度より高
い信頼度の白色データを用い、しかもF値の変化量を参
照することで、光源の変化や被写体の変化に対する誤判
断のない正確な白色データによりホワイトバランス・ゲ
インを演算して出力することで、良好なホワイトバラン
スが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いかなる光源や被写体
においても良好なホワイトバランスが可能なビデオカメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラのホワイトバランス
は自動化の傾向にあり、その正確さが重要視されてい
る。従来のホワイトバランス制御方法としては、例えば
特開平4−73356号公報に示されている。
【0003】以下に、従来のホワイトバランス制御方法
について説明する。
【0004】図18は従来のホワイトバランス制御系のブ
ロック図を示すものであり、1400は撮影レンズ、1401は
光量を制御する絞り、1402は被写体光をカラー画像信号
に変換する撮像手段、1403は前記カラー画像信号の色信
号ゲインを制御するゲイン制御手段、1404は前記撮像手
段1402による撮像画面の色温度を検出する色温度検出手
段、1405は、前記カラー画像信号の色温度補償するため
に、前記色温度検出手段1404の出力を基に色信号ゲイン
制御信号を発生し、前記ゲイン制御手段1403に出力する
色温度補償手段である。
【0005】以上のように構成されたホワイトバランス
制御系について、以下その動作について説明する。
【0006】まず、撮像手段1402によって変換されたカ
ラー画像信号をメインの信号系S1とホワイトバランス
用信号系S2とに分岐し、ホワイトバランス用信号系の
カラー画像信号S2は色温度検出手段1404によって撮像
画面の色温度データS3に変換される。
【0007】次に、色温度補償手段1405は色温度データ
S3を基にメインの信号系のカラー画像信号S1の色温度
補償するための色信号ゲイン制御信号S4を算出し、ゲ
イン制御手段1403に出力する。
【0008】ゲイン制御手段1403は色信号ゲイン制御信
号S4に基づき、メインの信号系のカラー画像信号S1の
色信号ゲインを制御し、色温度補償されたカラー画像信
号S5を出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のホワイトバランス制御系の構成では、撮像画面に白
色が存在しない場合、あるいは白色に近い有彩色が存在
している場合に、色温度検出手段1404で誤った色温度を
算出してしまい、誤った色温度補償が生じてしまうとい
う問題を有していた。
【0010】本発明は、前記従来の問題を解決するもの
で、いかなる光源や被写体においても、良好なホワイト
バランスを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のビデオカメラは、被写体からの光信号を取
り込み電気信号に変換する固体撮像素子と、絞り値を検
出する絞り値検出センサと、前記固体撮像素子により変
換された電気信号から被写体の色差データを演算する色
差データ演算手段と、ホワイトバランス・ゲインを演算
し被写体のホワイトバランスを制御するホワイトバラン
ス制御手段と、ホワイトバランス・ゲインに応じて前記
固体撮像素子からの信号を変化させて出力する画像処理
回路とを備え、前記ホワイトバランス制御手段が、前記
色差データから被写体の白色部分(以下、白色データと
いう)を検出する白色検出手段と、この白色データの白
色に対する近似度を求める白色度算出手段と、前記白色
データの個数と前記白色に対する近似度に基づいて前記
白色データが実際に白色である確率(以下、信頼度とい
う)を求める信頼度演算手段と、前回の移行時の絞り値
に対する現在の絞り値の変化量と基準変化量を比較する
絞り値変化量比較手段と、前回の移行時の前記信頼度と
現在の信頼度を比較する信頼度比較手段と、前記絞り値
の変化量が基準変化量以上、かつ現在の信頼度が前回の
移行時の信頼度以上である場合に、前記白色データによ
りホワイトバランス・ゲインを演算して画像処理回路に
出力するゲイン演算手段を備えている。
【0012】また被写体からの光信号を取り込み電気信
号に変換する固体撮像素子と、周辺光の赤外線を検出す
る赤外線検出センサと、前記固体撮像素子により変換さ
れた電気信号から被写体の色差データを演算する色差デ
ータ演算手段と、ホワイトバランス・ゲインを演算し被
写体のホワイトバランスを制御するホワイトバランス制
御手段と、ホワイトバランス・ゲインに応じて前記固体
撮像素子からの信号を変化させて出力する画像処理回路
とを備え、前記ホワイトバランス制御手段が、前記色差
データから被写体の白色部分に係る白色データを検出す
る白色検出手段と、この白色データの白色に対する近似
度を求める白色度算出手段と、前記白色データの個数と
前記白色に対する近似度に基づいて前記白色データが実
際に白色である信頼度を求める信頼度演算手段と、前記
白色データが蛍光灯下での白色、または黒体輻射軸上の
光源下の白色のどちらに近似しているかを判断する蛍光
灯判断手段と、前回の移行時の信頼度と現在の信頼度と
を比較する信頼度比較手段と、前記赤外線検出センサに
より赤外線が検出されず、かつ現在の信頼度が前回の移
行時の信頼度以上である場合、あるいは前記赤外線検出
センサにより赤外線が検出され、かつ前記蛍光灯判断手
段により前記白色データが黒体輻射軸上の光源に近似し
ていると判断され、しかも現在の信頼度が前回の移行時
の信頼度以上である場合に、前記白色データよりホワイ
トバランス・ゲインを演算して画像処理回路に出力する
ゲイン演算手段とを備えている。
【0013】また被写体からの光信号を取り込み電気信
号に変換する固体撮像素子と、周辺光のフリッカを検出
するフリッカ検出センサと、前記固体撮像素子により変
換された電気信号から被写体の色差データを演算する色
差データ演算手段と、ホワイトバランス・ゲインを演算
し被写体のホワイトバランスを制御するホワイトバラン
ス制御手段と、ホワイトバランス・ゲインに応じて前記
固体撮像素子からの信号を変化させて出力する画像処理
回路とを備え、前記ホワイトバランス制御手段が、前記
色差データから被写体の白色部分に係る白色データを検
出する白色検出手段と、この白色データの白色に対する
近似度を求める白色度算出手段と、前記白色データの個
数と前記白色に対する近似度に基づいて前記白色データ
が実際に白色である信頼度を求める信頼度演算手段と、
前記白色データが屋外光下での白色、あるいはハロゲン
下の白色に近似しているかを判断する屋外光/ハロゲン
判断手段と、前回の移行時の信頼度と現在の信頼度とを
比較する信頼度比較手段と、前記フリッカ検出センサに
よりフリッカが検出されず、かつ現在の信頼度が前回の
移行時の信頼度以上である場合、あるいは前記フリッカ
検出センサによりフリッカが検出され、かつ前記白色デ
ータが屋外光もしくはハロゲンでないと判断され、しか
も現在の信頼度が前回の移行時の信頼度以上である場合
に、前記白色データよりホワイトバランス・ゲインを演
算して画像処理回路に出力するゲイン演算手段とを備え
ている。
【0014】また被写体からの光信号を取り込み電気信
号に変換する固体撮像素子と、周辺光のRGB情報を検
出するRGBセンサと、前記固体撮像素子により変換さ
れた電気信号から被写体の色差データを演算する色差デ
ータ演算手段と、ホワイトバランス・ゲインを演算し被
写体のホワイトバランスを制御するホワイトバランス制
御手段と、ホワイトバランス・ゲインに応じて前記固体
撮像素子からの信号を変化させて出力する画像処理回路
とを備え、前記ホワイトバランス制御手段が、前記色差
データから被写体の白色部分に係る白色データを検出す
る白色検出手段と、この白色データの白色に対する近似
度を求める白色度算出手段と、前記白色データの個数と
前記白色に対する近似度に基づいて前記白色データが実
際に白色である信頼度を求める信頼度演算手段と、前記
白色検出手段により検出された白色データと前記RGB
センサにより検出されたデータの色温度を検出する色温
度検出手段と、前回の移行時の信頼度と現在の信頼度と
を比較する信頼度比較手段と、前記色温度検出手段によ
り検出された前記白色データの色温度と前記RGBセン
サにより検出されたデータの色温度が等しく、かつ現在
の信頼度が前回の移行時の信頼度以上である場合に、前
記白色データよりホワイトバランス・ゲインを演算して
画像処理回路に出力するゲイン演算手段とを備えてい
る。
【0015】また被写体からの光信号を取り込み電気信
号に変換する固体撮像素子と、周辺光の物理量を検出す
る外部センサと、前記固体撮像素子により変換された電
気信号から被写体の色差データを演算する色差データ演
算手段と、前記色差データから被写体の白色部分に係る
白色データを検出する白色検出手段と、この白色データ
の白色に対する近似度を求める白色度算出手段と、前記
白色データの個数と前記白色に対する近似度に基づいて
前記白色データが実際に白色である信頼度を求める信頼
度演算手段と、前記外部センサにより検出された周辺光
の物理量と前記信頼度演算手段により求められた確率を
基にホワイトバランス・ゲインを演算し被写体のホワイ
トバランスを制御するホワイトバランス制御手段と、ホ
ワイトバランス・ゲインに応じて前記固体撮像素子から
の信号を変化させて出力する画像処理回路とを備えてい
る。
【0016】また前記白色検出手段に、前記白色データ
のR成分,B成分を軸とした座標系に任意の光源下の白
色のR成分,B成分の軌跡を想定し、被写体の各色のR
成分,B成分によりプロットされる位置が前記軌跡の近
傍にある場合の被写体の各色のR成分,B成分のみをサ
ンプルすることで被写体の白色部分を検出する手段を備
えた。
【0017】あるいは前記白色検出手段に、前記白色デ
ータのR成分,B成分を軸とした座標系に任意の光源下
の白色のR成分,B成分の軌跡を想定し、被写体の各色
を加算平均したデータのR成分,B成分によりプロット
される位置が前記軌跡の近傍にある場合の被写体の各色
を加算平均したデータのR成分,B成分のみをサンプル
することで被写体の白色部分を検出する手段を備えた。
【0018】あるいは前記白色度算出手段がに前記白色
データのR成分,B成分を軸とした座標系に任意の光源
下の白色のR成分,B成分の軌跡を想定し、白色検出さ
れたデータのR成分,B成分によりプロットされる位置
と前記軌跡との距離を基に白色に対する近似度を算出す
る手段を備えた。
【0019】
【作用】本発明のビデオカメラは、前記構成により、被
写体からの光信号を固体撮像素子により画像信号に変換
し、この画像信号を色差データ演算手段により被写体の
色差データに変換する。白色検出手段によりこの色差デ
ータから被写体の白色部分に係る白色データを検出し、
白色度算出手段によりこの白色データの白色に対する近
似度を求め、信頼度演算手段により前記白色データの個
数と前記白色に対する近似度に基づいて、前記白色デー
タが実際に白色である信頼度(確率)を求める。信頼度比
較手段により前回の移行時の信頼度と現在の信頼度を比
較し、絞り値変化量や周辺光の種類,状態,物理量を参
照して、現在の信頼度が前回の移行時の信頼度以上であ
る場合に、前記白色データによりホワイトバランス・ゲ
インを演算して画像処理回路に出力し、画像処理回路が
ホワイトバランス・ゲインに応じて固体撮像素子より出
力される信号を変化させて出力することで光源の変化や
被写体の変化に対する誤判断のない正確な白色データに
よる良好なホワイトバランスを得る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0021】図1は本発明の第1実施例におけるホワイ
トバランス制御系のブロック図であり、100は光信号を
電気信号に変換し画像信号として出力するCCD(電荷
結合素子)等の固体撮像素子、101は画像信号から被写体
の色差データB−Y,R−Yを演算する色差データ演算
手段、102は絞り値(F値)を検出する絞り値検出セン
サ、103は絞り値変化量と色差データを基にホワイトバ
ランス・ゲインを制御する絞り値変化量を考慮したホワ
イトバランス(WB)制御回路、104は画像信号にホワイ
トバランス・ゲインを乗じる画像信号処理回路である。
【0022】以上のように構成された第1実施例の動作
を説明する。
【0023】固体撮像素子100に被写体の光信号s10が
入ると、固体撮像素子100は、電気信号に変換して画像
信号s11として出力する。画像信号s11は色差データ演
算手段101により被写体のB−Y,R−Yデータs12に
変換される。絞り値変化量を考慮したホワイトバランス
制御回路103は、B−Y,R−Yデータs12と絞り値検
出センサ102により検出されたデータs13を基にホワイ
トバランスを制御し、ホワイトバランス・ゲインs14を
演算し、画像信号処理回路104に出力する。画像信号処
理回路104は、ホワイトバランス・ゲインs14を画像信
号s11に乗じ、ホワイトバランスのとれた画像信号s15
を出力する。
【0024】図2は図1における絞り値変化量を考慮し
たホワイトバランス制御回路103の構成を示すブロック
図であり、WB20は、B−Y,R−Yを軸とした色差平
面に任意の光源下の白色のB−Y,R−Yの軌跡(以
下、光源ラインという)を記憶しているメモリ(光源テー
ブルメモリ1)、WB21は、被写体の白色部分の色差デ
ータB−Y,R−Yを抽出して加算平均した値(以下、
白色データという)と、被写体のすべての色差データB
−Y,R−Yを加算平均した値(以下、全画面データと
いう)を求める白色検出手段、WB22は前記WB20と同
様のメモリ(光源テーブルメモリ2)、WB23は白色デー
タと全画面データの白色に対する近似度(以下、白色度
という)を求める白色度算出手段、WB24は、白色デー
タの白色度と白色データの個数を基に白色データのホワ
イトバランス・ゲインを演算するための適正度(以下、
信頼度という)と、全画面データの白色度と被写体の色
差データのばらつき度を基に全画面データの信頼度を求
める信頼度演算手段であり、WB25は、前回の移行時の
絞り値と現在の絞り値との差の絶対値(以下、絞り値変
化量という)と、絞り値メモリWB26のメモリに記憶さ
れている基準変化量(固定値)を比較する絞り値変化量比
較手段、WB27は現在の信頼度と信頼度メモリWB28の
メモリに記憶されている前回の移行時の信頼度を比較す
る信頼度比較手段、WB29は前記絞り値変化量比較手段
WB25と前記信頼度比較手段WB27の出力を基にホワイ
トバランス・ゲインを演算するゲイン演算手段である。
【0025】図2,図3を参照して第1実施例のホワイ
トバランスの制御動作について説明する。図3は前記絞
り値変化量を考慮したホワイトバランス制御回路103の
アルゴリズムを示すフローチャートである。
【0026】白色検出手段WB21によりメモリWB20に
記憶されている光源ラインと被写体の色差データ(R−
Y,B−Y)s12を比較し、光源ラインの近傍の色差デー
タ(R−Y,B−Y)をピックアップすることで被写体の
白色部分の色差データ(B−Y,R−Y)を抽出して加算
平均した白色データと、被写体のすべての色差データ
(B−Y,R−Y)を加算平均した全画面データを求める
(ステップ30)。白色度算出手段WB23は白色データと全
画面データs22の白色に対する近似度である白色度をメ
モリWB22に記憶されている光源ラインと全画面データ
s22を比較して求め(ステップ31)、信頼度演算手段WB
24により白色データの白色度s25と白色データの個数s
24を基に白色データのホワイトバランス・ゲインを演算
するための適正度(以下、信頼度という)を求め、全画面
データの白色度s25と被写体の色差データ(B−Y,R
−Y)のばらつき度を基に全画面データの信頼度を求
め、白色データと全画面データの信頼度を比較し、信頼
度の高い方のデータを白色データs22と再設定する(ス
テップ32)。白色データを求めた後、絞り値変化量比較
手段WB25によりメモリWB26に記憶されている前回の
移行時の絞り値s27と現在の絞り値s13との差の絶対値
(以下、絞り値変化量という)を求め(ステップ33)、メモ
リWB26に記憶されている基準変化量(固定値)s30を比
較し(ステップ34)、信頼度比較手段WB27により現在の
白色データの信頼度s26と、メモリWB28に記憶されて
いる前回の移行時の白色データの信頼度s28を比較(ス
テップ35)した結果(図2のs210,s29)、ゲイン演算手
段WB29により、絞り値変化量が基準変化量以上(ステ
ップ34のYES)、かつ現在の白色データの信頼度が前回の
移行時の白色データの信頼度以上である場合に(ステッ
プ35のYES)、ホワイトバランス・ゲインを演算し(ステ
ップ36)、現在の絞り値をメモリWB26に、また現在の
信頼度をメモリWB28に出力し、また、それ以外ならば
ホワイトバランス・ゲインの演算,現在の絞り値の出
力,現在の信頼度の出力を禁止する。
【0027】図4は白色検出の処理内容を示す色差平面
図であり、同図にて白色検出の被写体の白色部分の色差
データB−Y,R−Yを抽出する処理の概要を説明す
る。図4(a)はB−Y,R−Yを軸とする直交座標系
で、L1,L2は任意の光源下の白色のR−Y,B−Y
の軌跡(以下、光源ラインという)であって、L1は黒体
輻射軸、L2は蛍光灯の分布軸を示しており、点A,点
Bは被写体の色差データを示している。
【0028】白色検出の処理内容を説明する。すなわ
ち、光源ラインと被写体のそれぞれの色差データ(点
A,点B)との変位量d3を求め、基準変位量δ3と比
較し、d3≦δ3である場合、つまり図の網点部分内に
データが存在する場合(点A)のデータをピックアップ
し、d3>δ3である場合(点B)のデータをピックアッ
プすることを禁止することで、光源ライン近傍のデータ
のみをピックアップして加算平均し、白色データとする
ことができる。
【0029】図5は白色度算出の処理内容を示す色差平
面図であり、同図にて白色度算出の方法を説明する。図
5はB−Y,R−Yを軸とする直交座標系で、Lは光源
ライン、点Wは被写体の白色データ、もしくは全画面デ
ータである。
【0030】白色度算出の処理内容を説明する。すなわ
ち、光源ラインLと点Wとの変位量d4を求め、基準変
位量δ4と比較し、
【0031】
【数1】d>δである場合、 白色度=0
【0032】
【数2】d≦δである場合、つまり図の網点部分内にデ
ータが存在する場合、 白色度=(δ4−d4)/δ4×100 とする。
【0033】図6は被写体の色差データのばらつき度の
算出方法を示す色差平面図であり、同図にて全画面デー
タの信頼度を求める場合に必要となるばらつき度の算出
方法を説明する。図6はB−Y,R−Yを軸とする直交
座標系で、点Aから点Hは被写体の色差データである。
【0034】ばらつき度の算出方法を説明する。すなわ
ち、(B−Y)−(R−Y)平面を色温度が4500Kの白色に
対する(B−Y),(R−Y)を原点としたx軸,y軸によ
り4象限に分割し、色差データ全体の個数に対する各象
限の被写体の色差データ数の割合の和をばらつき度とす
る。
【0035】ばらつき度は以下の(数3)で表す。
【0036】
【数3】ばらつき度=(s1/z+s2/z+s3/z+s
4/z)×100 ただし、 z…色差データ全体の個数(8個) s1…第1象限に存在する色差データ数(点A) s2…第2象限に存在する色差データ数(点B,点C,点
D) s3…第3象限に存在する色差データ数(無) s4…第4象限に存在する色差データ数(点E,点F,点
G,点H) s1/z,s2/z,s3/z,s4/zは、それぞれの値
が0.25以上になった場合、0.25とする。
【0037】図6の場合ばらつき度は、以下の(数4)の
ように、
【0038】
【数4】 ばらつき度=(1/8+3/8+0/8+4/8)×100 =(0.125+0.25+0+0.25)×100 =62.5 となる。
【0039】信頼度演算は、白色データの信頼度に対し
て前記白色度と白色データの個数を基に算出し、全画面
データの信頼度に対して前記白色度と前記ばらつき度を
基に算出する。以下の(数5)にそれぞれの信頼度の演算
式を示す。
【0040】
【数5】白色データの信頼度=(α×白色度+β×白色
データの量)/(α+β) ただし、α,βは重み付けの係数 全画面データの信頼度=(白色度+ばらつき度)/2 前記構成により、第1実施例のビデオカメラは、過去の
信頼度より高い信頼度の白色データを用い、しかし絞り
値の変化量を参照して、光源の変化や被写体の変化に対
する誤判断のない正確な白色データによりホワイトバラ
ンス・ゲインを演算することで、良好なホワイトバラン
スを得ることができる。
【0041】なお、前記実施例では白色検出として図4
(a)に示す方法を用いたが、光源の色温度枠によって白
色検出してもよい。この場合、図4(b)に示したように
色温度枠b1,b2,b3,b4,b5,b6を設け、
枠内の色差データ(点A)をピックアップし、枠外の色差
データのピックアップを禁止することで光源ライン近傍
のデータをピックアップして加算平均し、白色データと
することができる。
【0042】図7は本発明の第2実施例におけるホワイ
トバランス制御系のブロック図を示すものであり、この
第2実施例において第1実施例と異なるのは、赤外線検
出センサ702を用いる点と、赤外線を考慮したホワイト
バランス制御回路703を用いる点である。
【0043】以下に、第2実施例の動作を説明する。赤
外線検出センサ702および赤外線を考慮したホワイトバ
ランス制御回路703以外は、第1実施例と同様の動作を
行い、赤外線を考慮したホワイトバランス制御回路703
は、B−Y,R−Yデータs12と赤外線検出センサ702
により検出されたデータs73を基にホワイトバランスを
制御し、ホワイトバランス・ゲインs14を演算し、画像
信号処理回路104に出力する。
【0044】図8は本発明の第2実施例の赤外線を考慮
したホワイトバランス制御回路703の構成を示すブロッ
ク図であり、メモリWB20,白色検出手段WB21,メモ
リWB22,白色度算出手段WB23,信頼度演算手段WB
24,信頼度比較手段WB27,メモリWB28は第1実施例
と同様である。WB86は白色データs22が蛍光灯下での
白色に近似しているか黒体輻射軸に近似しているかを判
断する蛍光灯判断手段であり、WB89は前記蛍光灯判断
手段WB86と前記信頼度比較手段WB24と前記赤外線検
出セン702サの出力を基にホワイトバランス・ゲインを
演算するゲイン演算手段である。
【0045】図8,図9を参照して第2実施例のホワイ
トバランス制御について説明する。図9は第2実施例の
赤外線を考慮したホワイトバランス制御回路703のアル
ゴリズムを示すフローチャートである。ステップ30〜32
において、メモリWB20,白色検出手段WB21,メモリ
WB22,白色度算出手段WB23,信頼度演算手段WB2
4,信頼度比較手段WB27,メモリWB28の動作は、第
1実施例と同様であって、白色検出手段WB21により白
色データと全画面データs22を求め、白色度算出手段W
B23により白色データと全画面データの白色度s25を求
め、信頼度演算手段WB24により白色データと全画面デ
ータの信頼度s26を求める。ゲイン演算手段WB89は、
赤外線検出センサ702が赤外線を検出し(ステップ93のYE
S)、かつ蛍光灯判断手段WB86により白色データs22が
蛍光灯下での白色に近似していると判断されたならば
(ステップ94のYES)、ホワイトバランス・ゲインs14の
演算を禁止する。それ以外の場合、前回の移行時の白色
データの信頼度と現在の白色データの信頼度を比較し、
現在の白色データの信頼度が前回の移行時の白色データ
の信頼度以上である場合(ステップ35のYES)に、ホワイ
トバランス・ゲインs14を演算して出力し(ステップ3
6)、現在の信頼度をメモリWB28に出力し、それ以外な
らばホワイトバランス・ゲインs14の演算,現在の信頼
度の出力を禁止する。
【0046】図10は蛍光灯判断の処理内容を示す色差平
面図であり、同図にて第2実施例の赤外線を考慮したホ
ワイトバランス制御回路703の蛍光灯判断の概要を説明
する。図10(a)は、B−Y,R−Yを軸とする直交座標
系で、L1,L2は光源ラインであり、L1は黒体輻射
軸、L2は蛍光灯の分布軸、点W1〜W3は被写体の白色
データを示している。
【0047】以下に蛍光灯判断の処理内容を説明する。
光源ラインL1,L2と被写体の白色データ(点W1〜W
3)との変位量d1,d2を求め、白色データがd1>d
2である場合(点W3)、白色データが蛍光灯下の白色で
あると判断するものである。
【0048】前記構成により第2実施例のビデオカメラ
は、過去の信頼度より高い信頼度の白色データを用い、
周辺光の赤外線を参照して、蛍光灯と屋外光やハロゲン
との誤判断のない正確な白色データによりホワイトバラ
ンス・ゲインを演算することで、良好なホワイトバラン
スを得ることができる。
【0049】なお、前記実施例では蛍光灯判断として図
10(a)に示す方法を用いたが、光源の色温度枠によって
蛍光灯判断をしてもよい。この場合、図10(b)に示した
ように、白色データが蛍光灯枠内b4,b5,b6に存
在する場合(点W3)、白色データが蛍光灯下の白色であ
ると判断するものである。
【0050】図11は本発明の第3実施例におけるホワイ
トバランス制御系のブロック図を示すものであり、この
第3実施例において第1実施例と異なるのは、フリッカ
検出センサ1102を用いる点と、フリッカを考慮したホワ
イトバランス制御回路1103を用いる点である。
【0051】以下に第3実施例の動作を説明する。フリ
ッカ検出センサ1102およびフリッカを考慮したホワイト
バランス制御回路1103以外は、第1実施例と同様の動作
を行い、フリッカを考慮したホワイトバランス制御回路
1103は、B−Y,R−Yデータs12とフリッカ検出セン
サ1102により検出されたデータs113を基にホワイトバ
ランスを制御し、ホワイトバランス・ゲインs14を演算
し画像信号処理回路104に出力する。
【0052】図12は本発明の第3実施例のフリッカを考
慮したホワイトバランス制御回路1103の構成を示すブロ
ック図であり、メモリWB20,白色検出手段WB21,メ
モリWB22,白色度算出手段WB23,信頼度演算手段W
B24,信頼度比較手段WB27,メモリWB28は、第1実
施例と同様である。WB126は白色データs22が屋外光下
またはハロゲン下の白色に近似しているかを判断する屋
外光/ハロゲン判断手段であり、WB129は前記屋外光
/ハロゲン判断手段WB126と前記信頼度比較手段WB2
7と前記フリッカ検出センサ1102の出力を基にホワイト
バランス・ゲインを演算するゲイン演算手段である。
【0053】図12,図13を参照して第3実施例のホワイ
トバランス制御について説明する。図13は第3実施例の
フリッカを考慮したホワイトバランス制御回路1103のア
ルゴリズムを示すフローチャートである。ステップ30〜
32において、メモリWB20,白色検出手段WB21,メモ
リWB22,白色度算出手段WB23,信頼度演算手段WB
24,信頼度比較手段WB27,メモリWB28の動作は、第
1実施例と同様であって、白色検出手段WB21により白
色データと全画面データs22を求め、白色度算出手段W
B23により白色データと全画面データの白色度s25を求
め、信頼度演算手段WB24により白色データと全画面デ
ータの信頼度s26を求める。ゲイン演算手段WB129は、
フリッカ検出センサ1102がフリッカを検出し(ステップ1
33のYES)、かつ屋外光/ハロゲン判断手段WB126によ
り、白色データs22が屋外光源下での白色、あるいはハ
ロゲン下での白色に近似していると判断されたならば
(ステップ134のYES)、ホワイトバランス・ゲインs14の
演算を禁止する。それ以外の場合、前回の移行時の白色
データの信頼度と現在の白色データの信頼度を比較し、
現在の白色データの信頼度が前回の移行時の白色データ
の信頼度以上である場合(ステップ35のYES)に、ホワイ
トバランス・ゲインs14を演算して出力し(ステップ3
6)、現在の信頼度をメモリWB28に出力し、それ以外な
らばホワイトバランス・ゲインs14の演算、現在の信頼
度の出力を禁止する。
【0054】図14は屋外光,ハロゲンの判断を示した色
差平面図であり、同図にて第3実施例のフリッカを考慮
したホワイトバランス制御回路1103の屋外光,ハロゲン
の判断の概要を説明する。図14(a)はB−Y,R−Yを
軸とする直交座標系で、L1,L2は光源ラインであ
り、L1は黒体輻射軸、L2は蛍光灯の分布軸、点W1
〜点W3は白色データを示している。白色データが黒体
輻射軸上の高色温度側または低色温度側(図の網点部分)
に存在している場合(点W1または点W2)、それぞれ屋外
光またはハロゲンと判断するものである。
【0055】以上の構成により第3実施例のビデオカメ
ラは、過去の信頼度より高い信頼度の白色データを用
い、周辺光のフリッカを参照して、蛍光灯と屋外光やハ
ロゲン下での有彩色との誤判断のない正確な白色データ
によりホワイトバランス・ゲインを演算することで良好
なホワイトバランスを得ることができる。
【0056】なお、前記実施例では屋外光,ハロゲン判
断として図14(a)に示す方法を用いたが、光源の色温度
枠によって屋外光,ハロゲンの判断をしてもよい。この
場合、図14(b)に示したように、白色データがハロゲン
枠b1内または屋外光枠b3内に存在する場合(点W1ま
たは点W2)、それぞれ屋外光またはハロゲンと判断する
ものである。
【0057】図15は本発明の第4実施例におけるホワイ
トバランス制御系のブロック図を示すものであり、この
第4実施例において第1実施例と異なるのは、周辺光の
色温度を検出するRGBセンサ1502を用いた点と、周辺
光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回路1503を
用いた点である。
【0058】以下に第4実施例の動作を説明する。RG
Bセンサ1502、および周辺光の色温度を考慮したホワイ
トバランス制御回路1503以外は、第1実施例と同様の動
作を行い、周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス
制御回路1503は、B−Y,R−Yデータs12とRGBセ
ンサ1502により検出されたデータs153を基にホワイト
バランスを制御し、ホワイトバランス・ゲインs14を演
算し画像信号処理回路104に出力する。
【0059】図16は第4実施例の周辺光の色温度を考慮
したホワイトバランス制御回路1503の構成を示すブロッ
ク図であり、メモリWB20,白色検出手段WB21,メモ
リWB22,白色度算出手段WB23,信頼度演算手段WB
24,信頼度比較手段WB27,メモリWB28は、第1実施
例と同様である。WB166は白色データs22の色温度を判
断する色温度判断手段であり、WB169は前記色温度判
断手段WB166と前記信頼度比較手段WB27と前記RG
Bセンサ1502の出力を基にホワイトバランス・ゲインを
演算するゲイン演算手段である。
【0060】図16,図17を参照して第4実施例のホワイ
トバランス制御について説明する。図17は第4実施例の
周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回路15
03のアルゴリズムを示すフローチャートである。ステッ
プ30〜32において、メモリWB20,白色検出手段WB2
1,メモリWB22,白色度算出手段WB23,信頼度演算
手段WB24,信頼度比較手段WB27,メモリWB28の動
作は、第1実施例と同様であって、白色検出手段WB21
により白色データと全画面データs22を求め、白色度算
出手段WB23により白色データと全画面データの白色度
s25を求め、信頼度演算手段WB24により白色データと
全画面データの信頼度s26を求める。ゲイン演算手段W
B169は、色温度判断手段WB166により求められた白色
データs22の色温度s1610とRGBセンサ1502により検出
された周辺光の色温度s153を比較し(ステップ173)、周
辺光の色温度と白色データの色温度が一致し(ステップ1
73のYES)、かつ現在の白色データの信頼度が前回の移行
時の白色データの信頼度以上である場合(ステップ35のY
ES)に、ホワイトバランス・ゲインs14を演算して出力
し(ステップ36)、現在の信頼度をメモリWB28に出力
し、それ以外ならばホワイトバランス・ゲインs14の演
算、現在の信頼度の出力を禁止する。
【0061】以上の構成により、第4実施例のビデオカ
メラは、過去の信頼度より高い信頼度の白色データを用
い、周辺光の色温度を参照することで、任意の光源下で
の白色と有彩色の誤判断のない正確な白色データにより
ホワイトバランス・ゲインを演算することで良好なホワ
イトバランスを得ることができる。
【0062】なお、前記各実施例以外にも、周辺光の物
理量を検出する外部センサを備えて、既述したように、
過去の信頼度より高い信頼度の白色データを用い、しか
も検出した物理量データを参照することで、正確な白色
データによりホワイトバランス・ゲインを演算すること
も考えられる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のビデオカ
メラは、請求項1記載の構成によれば、過去の信頼度よ
り高い信頼度の白色データを用い、しかも絞り値の変化
量を参照することで、光源の変化や被写体の変化に対す
る誤判断のない正確な白色データによりホワイトバラン
ス・ゲインを演算できるので、良好なホワイトバランス
が得られる。
【0064】請求項2記載の構成によれば、過去の信頼
度より高い信頼度の白色データを用い、しかも周辺光の
赤外線を参照することで、蛍光灯と屋外光やハロゲンと
の誤判断のない正確な白色データによりホワイトバラン
ス・ゲインを演算できるので、良好なホワイトバランス
が得られる。
【0065】請求項3記載の構成によれば、過去の信頼
度より高い信頼度の白色データを用い、しかも周辺光の
フリッカを参照して、蛍光灯と屋外光やハロゲン下での
有彩色との誤判断のない正確な白色データによりホワイ
トバランス・ゲインを演算できるので、良好なホワイト
バランスが得られる。
【0066】請求項4記載の構成によれば、過去の信頼
度より高い信頼度の白色データを用い、しかも周辺光の
色温度を参照して、任意の光源下での白色と有彩色との
誤判断のない正確な白色データによりホワイトバランス
・ゲインを演算できるので、良好なホワイトバランスが
得られる。
【0067】請求項5記載の構成によれば、過去の信頼
度より高い信頼度の白色データを用い、しかも周辺光の
各種物理量を参照して誤判断のない正確な白色データに
よりホワイトバランス・ゲインを演算できるので、良好
なホワイトバランスが得られる。
【0068】請求項6記載の構成によれば、被写体の各
色のR成分,B成分のみをサンプリングすることで被写
体の白色部分を検出できる。
【0069】請求項7記載の構成によれば、被写体の各
色を加算平均したデータのR成分,B成分のみをサンプ
リングすることで被写体の白色部分を検出できる。
【0070】請求項8記載の構成によれば、白色検出さ
れたデータのR成分,B成分に基づいて白色に対する近
似度を算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオカメラの第1実施例におけるホ
ワイトバランス制御系のブロック図である。
【図2】第1実施例における絞り値変化量を考慮したホ
ワイトバランス制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】第1実施例における絞り値変化量を考慮したホ
ワイトバランス制御回路のアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【図4】第1実施例における白色検出の白色データサン
プル領域を表した色差平面図である。
【図5】第1実施例における白色度算出の際の被演算要
素を表した色差平面図である。
【図6】第1実施例における全画面データのばらつき度
を説明するための色差平面図である。
【図7】本発明の第2実施例におけるホワイトバランス
制御系のブロック図である。
【図8】第2実施例における赤外線を考慮したホワイト
バランス制御回路の構成を示すブロック図である。
【図9】第2実施例における赤外線を考慮したホワイト
バランス制御回路のアルゴリズムを示すフローチャート
である。
【図10】第2実施例における蛍光灯判断を表した色差
平面図である。
【図11】本発明の第3実施例におけるホワイトバラン
ス制御系のブロック図である。
【図12】第3実施例におけるフリッカを考慮したホワ
イトバランス制御回路の構成を示すブロック図である。
【図13】第3実施例におけるフリッカを考慮したホワ
イトバランス制御回路のアルゴリズムを示すフローチャ
ートである。
【図14】第3実施例における屋外光,ハロゲン判断を
表した色差平面図である。
【図15】本発明の第4実施例におけるホワイトバラン
ス制御系のブロック図である。
【図16】第4実施例における周辺光の色温度を考慮し
たホワイトバランス制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図17】第4実施例における周辺光の色温度を考慮し
たホワイトバランス制御回路のアルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。
【図18】従来例のビデオカメラのホワイトバランス制
御系のブロック図である。
【符号の説明】
100…固体撮像素子、 101…色差データ演算手段、 10
2…絞り値検出センサ、103…絞り値を考慮したホワイト
バランス制御回路、 104…画像信号処理回路、702…赤
外線検出センサ、 703…赤外線を考慮したホワイトバ
ランス制御回路、1102…フリッカ検出センサ、 1103…
フリッカを考慮したホワイトバランス制御回路、 1502
…RGBセンサ、 1503…周辺光の色温度を考慮したホ
ワイトバランス制御回路、 WB20,WB22…光源テー
ブルメモリ、 WB21…白色検出手段、 WB23…白色
度算出手段、 WB24…信頼度演算手段、 WB25…絞
り値変化量比較手段、 WB26…絞り値メモリ、 WB
27…信頼度比較手段、WB28…信頼度メモリ、 WB2
9,WB89,WB129,WB169…ゲイン演算手段、 W
B86…蛍光灯判断手段、 WB126…屋外光/ハロゲン
判断手段、WB166…色温度判断手段。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光信号を取り込み電気信号
    に変換する固体撮像素子と、絞り値を検出する絞り値検
    出センサと、前記固体撮像素子により変換された電気信
    号から被写体の色差データを演算する色差データ演算手
    段と、ホワイトバランス・ゲインを演算し被写体のホワ
    イトバランスを制御するホワイトバランス制御手段と、
    ホワイトバランス・ゲインに応じて前記固体撮像素子か
    らの信号を変化させて出力する画像処理回路とを備え、
    前記ホワイトバランス制御手段が、前記色差データから
    被写体の白色部分に係る白色データを検出する白色検出
    手段と、この白色データの白色に対する近似度を求める
    白色度算出手段と、前記白色データの個数と前記白色に
    対する近似度に基づいて前記白色データが実際に白色で
    ある確率を求める信頼度演算手段と、前回の移行時の絞
    り値に対する現在の絞り値の変化量と基準変化量とを比
    較する絞り値変化量比較手段と、前回の移行時の前記確
    率と現在の確率とを比較する信頼度比較手段と、前記絞
    り値の変化量が基準変化量以上、かつ現在の確率が前回
    の移行時の確率以上である場合に、前記白色データによ
    りホワイトバランス・ゲインを演算して画像処理回路に
    出力するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とするビ
    デオカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体からの光信号を取り込み電気信号
    に変換する固体撮像素子と、周辺光の赤外線を検出する
    赤外線検出センサと、前記固体撮像素子により変換され
    た電気信号から被写体の色差データを演算する色差デー
    タ演算手段と、ホワイトバランス・ゲインを演算し被写
    体のホワイトバランスを制御するホワイトバランス制御
    手段と、ホワイトバランス・ゲインに応じて前記固体撮
    像素子からの信号を変化させて出力する画像処理回路と
    を備え、前記ホワイトバランス制御手段が、前記色差デ
    ータから被写体の白色部分に係る白色データを検出する
    白色検出手段と、この白色データの白色に対する近似度
    を求める白色度算出手段と、前記白色データの個数と前
    記白色に対する近似度に基づいて前記白色データが実際
    に白色である確率を求める信頼度演算手段と、前記白色
    データが蛍光灯下での白色、または黒体輻射軸上の光源
    下の白色のどちらに近似しているかを判断する蛍光灯判
    断手段と、前回の移行時の前記確率と現在の確率とを比
    較する信頼度比較手段と、前記赤外線検出センサにより
    赤外線が検出されず、かつ現在の確率が前回の移行時の
    確率以上である場合、あるいは前記赤外線検出センサに
    より赤外線が検出され、かつ前記蛍光灯判断手段により
    前記白色データが黒体輻射軸上の光源に近似していると
    判断され、しかも現在の確率が前回の移行時の確率以上
    である場合に、前記白色データよりホワイトバランス・
    ゲインを演算して画像処理回路に出力するゲイン演算手
    段とを備えたことを特徴とするビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体からの光信号を取り込み電気信号
    に変換する固体撮像素子と、周辺光のフリッカを検出す
    るフリッカ検出センサと、前記固体撮像素子により変換
    された電気信号から被写体の色差データを演算する色差
    データ演算手段と、ホワイトバランス・ゲインを演算し
    被写体のホワイトバランスを制御するホワイトバランス
    制御手段と、ホワイトバランス・ゲインに応じて前記固
    体撮像素子からの信号を変化させて出力する画像処理回
    路とを備え、前記ホワイトバランス制御手段が、前記色
    差データから被写体の白色部分に係る白色データを検出
    する白色検出手段と、この白色データの白色に対する近
    似度を求める白色度算出手段と、前記白色データの個数
    と前記白色に対する近似度に基づいて前記白色データが
    実際に白色である確率を求める信頼度演算手段と、前記
    白色データが屋外光下での白色、あるいはハロゲン下の
    白色に近似しているかを判断する屋外光/ハロゲン判断
    手段と、前回の移行時の前記確率と現在の確率とを比較
    する信頼度比較手段と、前記フリッカ検出センサにより
    フリッカが検出されず、かつ現在の確率が前回の移行時
    の確率以上である場合、あるいは前記フリッカ検出セン
    サによりフリッカが検出され、かつ前記白色データが屋
    外光もしくはハロゲンでないと判断され、しかも現在の
    確率が前回の移行時の確率以上である場合に、前記白色
    データよりホワイトバランス・ゲインを演算して画像処
    理回路に出力するゲイン演算手段とを備えたことを特徴
    とするビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 被写体からの光信号を取り込み電気信号
    に変換する固体撮像素子と、周辺光のRGB情報を検出
    するRGBセンサと、前記固体撮像素子により変換され
    た電気信号から被写体の色差データを演算する色差デー
    タ演算手段と、ホワイトバランス・ゲインを演算し被写
    体のホワイトバランスを制御するホワイトバランス制御
    手段と、ホワイトバランス・ゲインに応じて前記固体撮
    像素子からの信号を変化させて出力する画像処理回路と
    を備え、前記ホワイトバランス制御手段が、前記色差デ
    ータから被写体の白色部分に係る白色データを検出する
    白色検出手段と、この白色データの白色に対する近似度
    を求める白色度算出手段と、前記白色データの個数と前
    記白色に対する近似度に基づいて前記白色データが実際
    に白色である確率を求める信頼度演算手段と、前記白色
    検出手段により検出された白色データと前記RGBセン
    サにより検出されたデータの色温度を検出する色温度検
    出手段と、前回の移行時の前記確率と現在の確率とを比
    較する信頼度比較手段と、前記色温度検出手段により検
    出された前記白色データの色温度と前記RGBセンサに
    より検出されたデータの色温度が等しく、かつ現在の確
    率が前回の移行時の確率以上である場合に、前記白色デ
    ータよりホワイトバランス・ゲインを演算して画像処理
    回路に出力するゲイン演算手段とを備えたことを特徴と
    するビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 被写体からの光信号を取り込み電気信号
    に変換する固体撮像素子と、周辺光の物理量を検出する
    外部センサと、前記固体撮像素子により変換された電気
    信号から被写体の色差データを演算する色差データ演算
    手段と、前記色差データから被写体の白色部分に係る白
    色データを検出する白色検出手段と、この白色データの
    白色に対する近似度を求める白色度算出手段と、前記白
    色データの個数と前記白色に対する近似度に基づいて前
    記白色データが実際に白色である確率を求める信頼度演
    算手段と、前記外部センサにより検出された周辺光の物
    理量と前記信頼度演算手段により求められた確率を基に
    ホワイトバランス・ゲインを演算し被写体のホワイトバ
    ランスを制御するホワイトバランス制御手段と、ホワイ
    トバランス・ゲインに応じて前記固体撮像素子からの信
    号を変化させて出力する画像処理回路とを備えたことを
    特徴とするビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 前記白色検出手段が、前記白色データの
    R成分,B成分を軸とした座標系に任意の光源下の白色
    のR成分,B成分の軌跡を想定し、被写体の各色のR成
    分,B成分によりプロットされる位置が前記軌跡の近傍
    にある場合の被写体の各色のR成分,B成分のみをサン
    プルすることで被写体の白色部分を検出する手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1,2,3,4または5
    記載のビデオカメラ。
  7. 【請求項7】 前記白色検出手段が、前記白色データの
    R成分,B成分を軸とした座標系に任意の光源下の白色
    のR成分,B成分の軌跡を想定し、被写体の各色を加算
    平均したデータのR成分,B成分によりプロットされる
    位置が前記軌跡の近傍にある場合の被写体の各色を加算
    平均したデータのR成分,B成分のみをサンプルするこ
    とで被写体の白色部分を検出する手段を備えていること
    を特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のビデ
    オカメラ。
  8. 【請求項8】 前記白色度算出手段が、前記白色データ
    のR成分,B成分を軸とした座標系に任意の光源下の白
    色のR成分,B成分の軌跡を想定し、白色検出されたデ
    ータのR成分,B成分によりプロットされる位置と前記
    軌跡との距離を基に白色に対する近似度を算出する手段
    を備えていることを特徴とする請求項1,2,3,4ま
    たは5記載のビデオカメラ。
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