JP6505442B2 - 無人車 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットなどの作業装置を自動搬送する無人車に関するものである。
従来、多種の部品を取り扱う中ロットから小ロットの生産に、双碗ロボットが使用されている(特許文献1等参照)。双碗ロボットは、部品の組立作業、部品の加工作業、部品の検査作業など、多種多様な作業を行うことが可能である。このため、少子高齢化が進み、人材の確保が困難な工場の作業現場などにおいて、人の代わりに双碗ロボットを使用することが検討されている。
部品の生産ラインにおいて、組立作業や加工作業などの複数工程の作業を双碗ロボットに行わせる場合、所定の作業の完了後に、作業者が双碗ロボットを手で押して搬送する。そして、次の作業位置に技術者が双碗ロボットを設置及び調整した後、双碗ロボットに作業を行わせるようにしている。
特開2014−121742号公報
ところが、双碗ロボットは制御装置部分を含めると総重量が150kg程度もあり重いため、人の力で移動させる場合、移動速度が遅くなる。これに加えて、所定の作業位置に双碗ロボットを正確に設置及び調整する作業にも時間がかかってしまう。それらの移動及び設置の作業には現状で40分程度の時間がかかり、その間、双碗ロボットによる作業が行えないばかりか、作業者の作業コストも必要となってしまう。また、夜間での設置及び調整する技術者も必要となる。
また、工場の生産ラインにおいて、複数台の双碗ロボットを作業工程毎に使用すれば、無人化を図ることが可能となる。しかしながら、双碗ロボットは価格が高いため、複数台の双碗ロボットを使用する場合には設備コストが嵩んでしまう。このため、中小企業等の工場では、生産ラインの無人化を図る上で価格面でも障害となっている。
また、双碗ロボット以外の他の作業装置においても、作業装置の移動が必要となる場合には、無人化を図る上で同様の問題が生じてしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業装置を自動搬送して作業装置を効率よく使用することができ、作業コストを低減することができる無人車を提供することにある。
そして上記課題を解決するための手段(手段1)としては、所定の作業を行う作業装置を搭載可能な荷台を上部に有する車体と、前記車体を移動させるべく前記車体の下部に設けられた車輪と、前記車体に設けられ前記車輪を駆動する駆動モータとを有する駆動装置とを備え、前記車輪を駆動して予め設定された作業位置まで自走し、前記作業位置にて停車して前記作業装置に所定の作業を行わせる無人車であって、前記作業位置には、複数のロケットピン受が形成された被支持体が設けられ、前記車体の下部に設けられた支持体としてのロケットピン及び前記ロケットピンを進退させるアクチュエータとしての電動モータを複数かつ同じ数だけ有し、前記作業位置にて停車した後に、複数の前記ロケットピンを側方に進出させて複数の前記ロケットピンの先端を前記作業位置にある前記被支持体の前記複数のロケットピン受に嵌め込むことで、前記所定の作業が完了するまでの間、前記車体を移動不能に支持して固定する支持固定装置を備え、前記無人車は、前記駆動装置における前記車輪の駆動及び前記支持固定装置における前記ロケットピンの進退を制御する無人車側制御装置を備え、前記作業装置は、同作業装置の動作を制御する作業装置側制御装置を備え、前記無人車側制御装置は、前記支持固定装置により前記車体を固定した後、前記所定の作業の許可信号を前記作業装置に送出し、前記所定の作業の完了後、前記作業装置から出力される完了信号を取り込み、前記支持固定装置により前記車体の固定を解除することを特徴とする無人車がある。
手段1に記載の発明によると、作業装置を車体の荷台に載せた無人車が自走することで、所定の作業位置まで作業装置が搬送される。そして、作業位置で無人車を停車させた後、支持固定装置において、アクチュエータを駆動し支持体を側方に進出させて作業位置にある被支持体に当接させることで、所定の作業が完了するまでの間、車体が移動不能に支持され固定される。このように、本発明の無人車を用いると、作業装置を迅速に移動させて所定の作業位置に正確に設置することができるため、従来と比較して作業装置の移動及び設置の作業時間を短縮することができる。また、支持固定装置によって車体が移動不能に固定されるため、作業装置により所定の作業を確実に行うことができる。従って、本発明の無人車を用いると、複数の作業位置で作業装置を効率よく使用することができ、作業コストを低減することができる。
駆動装置は、駆動モータの電源としてバッテリを備え、支持固定装置は、アクチュエータとして電動モータを備えるとともに、駆動装置のバッテリを利用して電動モータを駆動してもよい。本発明において、支持固定装置のアクチュエータとしては、エア圧や油圧で作動するものを用いてもよいが、電動モータを用いることで支持固定装置をコンパクトに構成することができる。またこの場合、駆動装置のバッテリを電動モータの電源として共通使用することにより、無人車の部品コストを低く抑えることができる。
作業装置としては特に限定されず、自動的に何らかの作業を行う装置であれば広く適用可能であり、例えば、ワークの位置を認識するための画像認識部と、画像認識部による認識結果に基づいて、所定の作業を行うためのアーム部とを備えたロボットであってもよい。また、所定の作業の開始前に、ロボットのアーム部を利用してバッテリの電源プラグをコンセントに挿入してバッテリの充電を開始するとともに、所定の作業の完了後に、アーム部を利用して電源プラグをコンセントから抜去してバッテリの充電を終了してもよい。この場合、ロボットによる作業中、つまり無人車の停車中にバッテリの充電を自動で行うことができる。この結果、工場の生産ラインなどにおいて24時間の無人化を図ることが可能となる。また、バッテリの小型化を実現することが可能となる。
ロボットは、アーム部を左右2本備えた多関節型の双碗ロボットであることが好ましい。この場合、双碗ロボットによって、ワークの組立作業、加工作業、検査作業などの作業を効率よく確実に行うことができる。また、車輪の駆動時、つまり無人車の移動時には、双碗ロボットは、アーム部の脇を締めかつ肘を折り曲げて配置した状態で停止されていることが好ましい。このようにすると、無人車の移動中にその移動ルートにある装置や部品等に双碗ロボットの各アーム部が引っ掛かることが回避され、双碗ロボットを確実に搬送することができる。
双碗ロボットは、エアを使用した作業(例えば、エア吸着による部品の把持)を行うものであり、エアを使用した作業の開始前に、ロボットのアーム部を利用してエアのカプラをエア供給源に挿入するとともに、作業の完了後に、アーム部を利用してカプラをエア供給源から抜去してもよい。このようにすると、双碗ロボットによりエアを使用した作業を自動で効率よく低価格で行うことができる。
作業装置は、所定のパラメータを自動で測定するセンサを備えた自動測定機であってもよい。この場合、無人車により予め決められた作業位置に移動し、自動測定機を使用して所定のパラメータを24時間自動で監視したり測定したりすることができる。
作業装置は、製品の在庫情報を自動で読み取る情報読み取り機を備えた在庫管理装置であってもよい。この場合、月末などの所定の期間毎や必要なときに、特に深夜などの作業者がいないときに、無人車により在庫管理装置を移動し、情報読み取りを用いて製品の在庫情報を24時間自動で読み取ることができるため、製品の在庫管理を無人で効率よく行うことができる。
支持固定装置における支持体の個数やアクチュエータの個数は限定されず任意であるが、例えば、支持体としての脚部及びアクチュエータとしての電動モータを複数かつ同じ数だけ有し、複数の脚部が床面に当接することにより車体が多点支持されるものであってもよい。この場合、車体が複数の脚部によって多点支持で固定されるため、床面から車輪を離間させて車体をより安定的に固定することができる。
本発明の支持固定装置において、支持体としての脚部を進退させる方法としては、アクチュエータによって脚部を上下方向に移動させる方法に限定されるものではなく他の方法を採用してもよい。つまり、脚部を下方に進出させて床面に当接させることができる方法であれば、脚部を回動させる方法や、脚部を伸縮させる方法などを採用してもよい。ここで「脚部を進退させる」とは、脚部の最下部の高さ位置が変化するように動かすことをいうものとする。なお、脚部の最大突出時において脚部の最下部が床面に当接している状態において、車輪は床面から離間していてもよいほか、依然として床面に当接していてもよい。
支持体としての脚部をロケットピンに変更して支持固定装置を構成してもよい。この場合、無人車が停車する作業位置には、例えばロケットピン受が形成された被支持体が設けられる。また、支持固定装置は、ロケットピン及びアクチュエータとしての電動モータを複数かつ同数だけ有し、ロケットピンの先端が被支持体のロケットピン受に嵌め込まれることにより、車体が支持され固定されるものであってもよい。このように構成しても、車体が複数のロケットピンによって支持されるため、車体を安定的に固定することができる。この支持固定装置において、支持体としてのロケットピンを進退させる方法としては、ロケットピンを側方に直線的に突出させる方法や、ロケットピンを回動させる方法などを採用してもよい。ここで「ロケットピンを進退させる」とは、ロケットピンの先端の位置が変化するように動かすことをいうものとする。なお、ロケットピンの最大突出時にロケットピンの先端が被支持体に当接している状態において、車輪は床面から離間していてもよいほか、依然として床面に当接していてもよい。
支持固定装置における支持体としての脚部は、車体をその上方から見たときの投影視において車体の外形線の内側に配置されていることが好ましい。この場合、脚部が車体の外側にはみ出さないため、脚部が他の無人車等の移動の邪魔になるといった問題を回避することができる。
車体は車高が低い偏平形状であることが好ましく、例えば、床面を基準とした荷台の高さは20cm以下であることが好ましい。一般的な双碗ロボットは人の高さに合わせて製造されている。この場合、無人車の荷台の高さを20cm以下に低くすることにより、荷台に載置される双碗ロボットの作業位置が必要以上に高くなることを防止することができる。また、双碗ロボット搭載時において重心の位置が低くなるため安定的に搬送を行うことができる。なお、本発明において、車体の扁平形状とは、少なくとも荷台の部分が平べったい形状であれば、他の一部(制御装置の設置部等)が出っ張った形状であってよい。
無人車は、駆動装置における車輪の駆動及び支持固定装置における支持体の進退を制御する制御装置を備え、制御装置は、支持固定装置により車体を固定した後、所定の作業の許可信号を作業装置に送出してもよい。また、制御装置は、所定の作業の完了後、作業装置から出力される完了信号を取り込み、支持固定装置により車体の固定を解除してもよい。このようにすると、無人車が停止した後に、作業装置の作業が開始され、作業装置の作業が完了した後に無人車を移動させることができる。従って、無人車の移動中に作業装置が誤って動き出すといった問題を確実に防止することができる。
支持固定装置としては、支持体の進退を可能とするものであれば特に限定されないが、例えば、減速機(ギヤヘッド)及び偏芯カムを有する動力伝達機構が設けられ、アクチュエータとしての電動モータは、回転軸が水平方向に延びるようモータ本体を横向きに寝かせた状態で車体内に収納されるとともに、動力伝達機構の減速機及び偏芯カムを利用して回転軸の回転を支持体の直線的な移動(脚部の上下動やロケットピンの側方への移動)に変換してもよい。このように構成すると、支持固定装置を収納する車体の薄型化が可能となるため、荷台の高さをそれほど困難なく20cm以下に低くすることができる。
支持固定装置における支持体としての脚部の突出量(即ち、進退前後での脚部下面の移動距離)は特に限定されず、無人車のサイズや路面状態等に応じて任意に設定されうるが、例えば20mm以上35mm以下とすることがよい。工場の床面は凹凸のない平坦面であるため、脚部の突出量を20mm以上35mm以下とすることにより、脚部によって床面から車輪を離間させて車体を確実に固定することが可能となる。
支持固定装置は、支持体としての複数の脚部が同じ突出量となるように複数の電動モータを同時に駆動するものであってもよい。このようにすると、1つの共通の電動モータで複数の脚部を同時駆動するようなものとは異なり、個々の電動モータの負担が少なくて済み、個々の電動モータを小型化しやすくなる。また、離間して配置された複数の脚部を同時駆動するための動力伝達機構が不要になる分、シンプルな構造とすることができる。
また、床面に凹凸がある場合、車体の荷台を水平に保つことが困難となることがある。この場合には、無人車において、荷台の水平レベルを検出する水平センサを備え、支持固定装置は、水平センサの検出結果に基づいて、荷台の水平レベルを調整すべく複数の電動モータをそれぞれ個別に駆動してもよい。このようにすると、車体の荷台を水平に保つことができるため、作業装置による作業をより正確に行うことができる。
脚部としては構造や形状は特に限定されないが、例えば、床面に接触する先端が拡径した形状を有し、その先端にゴム材が装着されていてもよい。このようにすると、脚部によって車体をより確実に支持することができる。また、作業装置の動作時等に発生する振動をゴム材によって吸収することができ、振動音を抑えつつ、作業装置による作業をより確実に行うことができる。さらに、車体の固定時において脚部の先端には大きな荷重が加わるが、その先端にゴム材を設けることにより、床面の損傷を回避することができる。
また、上記課題を解決するための別の手段として、所定の作業を行う作業装置と、作業装置を搭載した手段1に記載の無人車と、作業装置及び無人車に対し通信手段を介して動作に関する指令を発する統括指令装置とを備えた作業自動化システムを構成してもよい。このように作業自動化システムを構成すると、工場の生産ラインなどにおいて24時間の無人化を図ることが可能となる。
以上詳述したように、本発明によると、作業装置を自動搬送して作業装置を効率よく使用することができ、作業コストを低減することができる。
一実施の形態の作業自動化システムが適用される生産ラインを示す説明図。 一実施の形態の作業自動化システムが適用される生産ラインを示す説明図。 双碗ロボットを搭載した無人車を示す側面図。 双碗ロボットを搭載した無人車を示す背面図。 双碗ロボット及び荷台を取り外した状態の無人車を示す上面図。 車体ストッパを示す一部断面図。 車体ストッパを示す下面図。 車体ストッパにおける動力伝達機構及び脚部の動作を示す説明図。 無人車の制御装置が実行する各処理を示すフローチャート。 双碗ロボットのコントローラが実行する各処理を示すフローチャート。 自動測定機を搭載した別の実施の形態の無人車を示す側面図。 在庫管理装置を搭載した別の実施の形態の無人車を示す側面図。 別の実施の形態における双碗ロボットを搭載した無人車及び作業ステーションを示す側面図。 別の実施の形態の生産ライン及び無人車を示す説明図。
以下、本発明を作業自動化システムに具体化した一実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
本実施の形態の作業自動化システム1は、無人化が図られた工場の生産ラインL1,L2(図1及び図2参照)等に適用される。作業自動化システム1は、双碗ロボット2と、双碗ロボット2を自動で搬送するバッテリ式の無人車3と、所定の生産計画に基づいて双碗ロボット2及び無人車3に対し動作に関する指令を発する統括指令装置4とを備える。本実施の形態の作業自動化システム1は、双碗ロボット2及びそのロボット2を搬送する無人車3を複数台備えている。なお、1台の双碗ロボット2及び無人車3によって作業自動化システム1を構成してもよい。
図1及び図2に示される生産ラインL1,L2において、複数種類の部品組立工程や複数種類の部品加工工程の各作業を行うための設備(部品搬送コンベア5aや部品加工機5bなどの自動機器)が各作業ステーションP01,P02,…,P11,P12,…(作業位置)に設けられている。なお、図1に示す生産ラインL1は、例えば、部品W1(ワーク)の組立作業を行うための複数の作業ステーションP01,P02,…を有する。また、図2に示す生産ラインL2は、例えば、部品W1の加工作業を行うための複数の作業ステーションP11,P12,…を有する。
統括指令装置4は、周知のパーソナルコンピュータ6と、そのコンピュータ6を用いて作業自動化システム1を統括的に制御するための集中制御盤7とを有している。具体的には、統括指令装置4の集中制御盤7は、双碗ロボット2の作業順管理、双碗ロボット2の工程管理、無人車3の管理、ステーション管理、及び自動機器管理等を行う。
作業自動化システム1において、無人車3及び統括指令装置4はそれぞれ無線の通信手段8,9(具体的には、8ビットの無線センサ)を有し、それら通信手段8,9を利用して無人車3と統括指令装置4との間で無線通信を行うようになっている。また、無人車3と双碗ロボット2とはLANケーブル(図示しない有線の通信手段)を介して接続されている。本実施の形態の無人車3は、統括指令装置4から発せられた双碗ロボット2への動作に関する指令を無線通信により取得し、その指令をLANケーブルを介した有線通信によって双碗ロボット2に伝達する。そして、統括指令装置4からの指令に基づいて、無人車3は、生産ラインL1,L2において各作業を行う作業ステーションP01,P02,…,P11,P12,…に双碗ロボット2を搬送し、双碗ロボット2は、各作業ステーションP01,P02,…,P11,P12,…にて部品W1の組立作業や加工作業などの所定の作業を行うように構成されている。
図3〜図5に示されるように、無人車3は、双碗ロボット2を搭載可能な荷台11を上部に有する車体12と、車体12の下部に設けられた車輪13を駆動する駆動装置14と、車輪13の停止時に車体12を移動不能に支持して固定する支持固定装置15と、駆動装置14及び支持固定装置15を制御するための制御装置16とを備える。無人車3の車体12は偏平形状であって、床面を基準とした荷台11の高さは16cm程度である。
双碗ロボット2は、人間の上半身と同等サイズを有するロボット本体21と、ロボット本体21を載せる台座22とを備える上体ヒューマノイドロボットである。台座22の内側には、ロボット本体21のコントローラ23が収納されている。ロボット本体21は、胴体部25、2本のアーム部26、首部27及び頭部28を備え、人間の上半身と同等の動作を行うことができるように構成されている。具体的には、双碗ロボット2は、コントローラ23に記憶された所定のプログラムに従って動作する多関節型の双碗ロボットであり、胴体部25の腰、アーム部26の肩、肘、手首、及び首部27にそれぞれ関節を有している。また、頭部28における目の位置に両眼ステレオカメラ30を備えるとともに、各アーム部26の先にハンドカメラ31を備えている。双碗ロボット2は、各カメラ30,31で部品W1の位置を確認しながら2つのアーム部26等を動かし、部品W1の組立作業、加工作業、検査作業などのさまざまな作業を行えるように構成されている。
さらに、ロボット本体21内にはエア配管(図示略)が設けられている。双碗ロボット2は、そのエア配管を介して各アーム部26にエアが供給されることで、エア吸着(エアチャック)により部品W1を把持しつつ所定の作業を行えるようになっている。このロボット本体21へのエアの供給は、双碗ロボット2の台座22に設けられたエアのカプラ33に、設備側のエア供給源34(図1参照)を接続することで行われる。また、無人車3の走行中(車輪13の駆動時)には、ロボット本体21の動作は禁止される。この走行中においては、各アーム部26の脇を締めかつ肘が外側に張り出さないように各アーム部26を配置した状態で双碗ロボット2が停止されている。
無人車3には、車体12における中央部の左右に駆動操舵用の一対の車輪13が設けられている。さらに、車体12の前部には左右一対の補助輪36が設けられるとともに、車体12の後部にも左右一対の補助輪36が設けられている。本実施の形態では、左右の車輪13を個別に独立して回転駆動する左右の駆動モータ37を有している。左右の駆動モータ37は、制御装置16からの駆動信号により、正逆の各方向に車輪13を回転させる。そして、駆動操舵用の左右の車輪13の回転数を調整することで進行速度が制御されるとともに、左右の車輪13の回転数に差を設けることにより、進行方向が制御されて無人車3が操舵されるようになっている。なお、本実施の形態の無人車3において、各前後左右に設けられる4つの補助輪36は、車体12の姿勢を安定させる支えの機能を有する非駆動輪である。
また、車体12には、駆動モータ37の電源としてのバッテリ38が搭載されている。本実施の形態では、これら各車輪13と各駆動モータ37とバッテリ38とによって駆動装置14が構成されている。さらに、車体12におけるバッテリ38の近傍には、バッテリ38を充電するための充電器39が搭載されている。充電器39には、設備側のコンセント40(図1参照)に挿入される電源プラグ41を有する電源コード42が接続されている。そして、充電器39の電源コード42は、車体12の移動の邪魔にならないように、車体12や双碗ロボット2の台座22等に設けられた固定フック43に係止されている。また、本実施の形態では、双碗ロボット2は、図示しない電源コードを介してバッテリ38に接続されており、バッテリ38から駆動電源が得られるように構成されている。
無人車3の制御装置16は、CPU、ROM、RAM等を有する周知のコンピュータからなり、作業者が操作する入力操作部45と、入力操作部45の操作によって設定された入力情報や無人車3の動作状態等を表示する表示部46とを有するコントロールパネル47を備えている。コントロールパネル47は、作業者による操作性を考慮して、無人車3において床面から60cm程度の高さとなる位置に設けられている。このコントロールパネル47の上面(操作面)は、双碗ロボット2の台座22の上面とほぼ等しい位置に設けられている。
図5に示されるように、本実施の形態の支持固定装置15は、車体12を3点支持するために3つの車体ストッパ50を備える。車体12において、1つの車体ストッパ50は、車体12の後部における一対の補助輪36の間となる位置に配置され、他の2つの車体ストッパ50は、車体12の前部における各補助輪36の近傍にそれぞれ配置されている。つまり、3つの車体ストッパ50は、車体12の進行方向に延びる中心線に対して、左右対称の二等辺三角形における各頂点となる位置にそれぞれ設けられている。
図6及び図7に示されるように、車体ストッパ50は、上下方向に進退可能に設けられた支持体としての脚部51と、脚部51を駆動するアクチュエータとしての電動モータ52と、電動モータ52の回転を脚部51の上下動に変換する動力伝達機構53とを備える。支持固定装置15における各脚部51は、車体12をその上方から見たときの投影視において車体12の外形線の内側に配置されている(図5等参照)。各脚部51は、上下方向に棒状に延びるとともに床面55(図8参照)に接触する先端51aが拡径した形状(カップ形状)を有し、その先端51aにゴム製のキャップ部材51b(ゴム材)が装着されている。
電動モータ52は、回転軸52aが水平方向に延びるようモータ本体52bを横向きに寝かせた状態で車体12内に収納されている。動力伝達機構53は、減速機57(ギヤヘッド)と、減速機57の回転軸57aによって回転される偏芯カム58と、偏芯カム58の回転によって上下方向に移動されるスライドプレート59と、偏芯カム58及びスライドプレート59を収納する筐体60とによって構成される。筐体60は、押さえプレート61とスタビライザボディ62とによって形成され、減速機57の端部に固定されている。減速機57は、電動モータ52の回転軸52aに装着され、図示しない複数のギヤを用いて電動モータ52の回転を減速する。
図6及び図8に示されるように、偏芯カム58は、円板状のカムプレート58aと、そのカムプレート58aにおいて中心からずれた位置に固定されるカムフォロア58bとによって構成される。また、スライドプレート59は、長方形状をなし、その上側には長手方向(図8では横方向)に延びる細長いトラック形状の貫通孔59aが形成されている。そして、スライドプレート59における貫通孔59aに偏芯カム58のカムフォロア58bが嵌め込まれるようになっている。さらに、スライドプレート59の下側の中央部には、脚部51の基端側が固定されている。
減速機57の回転軸57aによって偏芯カム58が回転されると、図8に示されるように、偏芯カム58のカムフォロア58bは、スライドプレート59の貫通孔59a内を横方向に移動しつつ、スライドプレート59を上方向または下方向に押圧する。このとき、スライドプレート59が筐体60の内面に沿って上方向または下方向にスライドし、スライドプレート59の下側に固定されている脚部51が上下動する。そして、各脚部51を車体12の下方に進出させて床面55に当接させることで、車体12が上方に持ち上げられて、車体12が移動不能に支持され固定される。本実施の形態では、支持固定装置15における3本の脚部51が同じ突出量となるように各電動モータ52が同時に駆動される。なお、各脚部51の突出量D1(上下動の移動距離)は、28mmである。
本実施の形態の動力伝達機構53には、偏芯カム58の回転位置(脚部51の進退位置)を検出するためのセンサとしてリミットスイッチ65(図7参照)が設けられている。偏芯カム58の回転位置に応じて、脚部51が上方に位置するときに、リミットスイッチ65がオンし、そのスイッチ信号を制御装置16に出力する。制御装置16は、そのスイッチ信号に基づいて、脚部51の進退位置(脚部51が車体12内に収納されている退出位置)を検出する。
さらに、車体12の下部には、車載センサ(図示略)が設けられている。また、床面55には、光学テープまたは磁気テープからなる走行誘導テープ66(図1及び図2参照)が設けられている。制御装置16は、車載センサの検知信号に基づいて走行誘導テープ66の位置を認識し、駆動装置14の各駆動モータ37を制御することで、走行誘導テープ66に沿って無人車3を走行させる。これにより、無人車3は、予め設定された走行誘導テープ66上の走行ルートに沿って双碗ロボット2を自動搬送する。さらには、車体12の前端部の中央及び後端部の中央には、周辺情報収集センサ67がそれぞれ設けられている。周辺情報収集センサ67は、無人車3の周辺に存在する設備や別の無人車3までの距離等の情報を収集する。制御装置16は、周辺情報収集センサ67の検出信号に基づいて、作業台などの設備までの距離を把握しつつ駆動装置14の各駆動モータ37を制御する。この結果、双碗ロボット2を搬送する無人車3と設備や別の無人車3との衝突を回避したり、各作業ステーションP01,P02,…,P11,P12,…に無人車3を正確に停車させたりすることができるようになっている。
次に、上記のように構成した作業自動化システム1における動作例について図9及び図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図9の処理は、無人車3の制御装置16が実行する処理であり、図10の処理は、双碗ロボット2のコントローラ23が実行する処理である。
先ず、統括指令装置4は、予め設定された生産計画に基づいて、所定製品の生産開始時刻になったときに、双碗ロボット2及び無人車3に対して指令を発する。またこのとき、統括指令装置4は、所定の作業ステーション(例えば、作業ステーションP01)に対して作業開始を促す指示を無線で通知する。この指示を受信した作業ステーションP01は、搬送コンベア5aなどの自動機器を稼動させる。
図9に示されるように、無人車3の制御装置16は、統括指令装置4からの指令を受信すべく待機しており(ステップS100)、その指令を通信手段8を介して取り込む。制御装置16は、その指令に基づいて、双碗ロボット2の作業ステーションP01を判断し、現在位置からその作業ステーションP01までの無人車3の走行ルートを決定する。そして、制御装置16は、各駆動モータ37を制御して車輪13を駆動し、その走行ルートに沿って無人車3を走行させて作業ステーションP01まで双碗ロボット2を搬送した後、無人車3を停車させる(ステップS110)。その後、制御装置16は、支持固定装置15の各電動モータ52を駆動する。各電動モータ52の駆動により、各脚部51を下方に進出させて床面55に当接させることで、車体12を移動不能に支持して固定する(ステップS120)。
車体12の固定後、制御装置16は、作業の許可信号を双碗ロボット2に送出する(ステップS130)。またこのとき、制御装置16は、統括指令装置4からの指令に基づく作業内容(作業の種類、作業の繰り返し回数等の情報)を双碗ロボット2に伝達する。その後、制御装置16は、許可信号の送出後、双碗ロボット2からの作業の完了信号を受信するまで待機する(ステップS140及びステップS150)。
双碗ロボット2のコントローラ23は、図10に示されるように、作業の許可信号を受信するまでロボット本体21の動作を停止して待機している(ステップS200)。そして、コントローラ23は、作業の許可信号を受信したとき、各カメラ30,31を用いて、無人車3に設けられているバッテリ38の電源プラグ41の位置及び作業ステーションP01の設備側に設けられているコンセント40の位置を確認して各アーム部26等を駆動し、電源プラグ41をコンセント40に挿入する(ステップS210)。この結果、車体12に設けられた充電器39によりバッテリ38の充電が開始される。さらに、コントローラ23は、統括指令装置4からの指令に基づく作業内容を受信する。そして、作業ステーションP01においてエアを用いた作業を行う場合、コントローラ23は、各カメラ30,31を用いて、設備側のエア供給源34から延びるエア配管68のカプラ69(プラグ)の位置及び台座22に設けられているカプラ33(ソケット)の位置を確認して各アーム部26等を駆動し、エア配管68のカプラ69を台座22のカプラ33に挿入する。この結果、エア供給源34から双碗ロボット2にエアが供給され、双碗ロボット2の各アーム部26においてエア吸着による部品W1の把持が可能となる。
その後、双碗ロボット2は、統括指令装置4からの指令に基づいて作業ステーションP01での作業内容(例えば、部品W1の組立作業)を判断する。そして、双碗ロボット2は、各カメラ30,31で部品W1の位置を認識し、その認識結果に基づいて各アーム部26等を駆動して部品W1の組立作業を行う(ステップS220)。なおここでは、双碗ロボット2は、決められた部品数分の作業を繰り返し行う。そして、部品数分の組立作業の完了後に、コントローラ23は、無人車3に対して作業の完了信号を送出する(ステップS230)。
この後、コントローラ23は、各アーム部26等を駆動してコンセント40から電源プラグ41を抜去し、バッテリ38の充電を終了する(ステップS240)。さらに、コントローラ23は、各アーム部26等を駆動してエア配管68のカプラ69を台座22のカプラ33から抜去する。そして、コントローラ23は、各アーム部26の肘が車体12の外側に張り出さないように各アーム部26を折り曲げて配置した状態でロボット本体21の動作を停止させた後、図10の処理を完了する。
図9に示されるように、無人車3の制御装置16は、双碗ロボット2から出力される完了信号を取り込んだとき、支持固定装置15による車体12の固定を解除する(ステップS160)。具体的には、制御装置16は、支持固定装置15の各電動モータ52を駆動し、各脚部51を上方に退出させて床面55から離間させることで、車体12の固定を解除し各車輪13によって車体12を移動可能な状態とする。その後、無人車3は、統括指令装置4から次の指令が発せられるまで、その場で停車して待機する。そして、統括指令装置4から次の指令が発生されたとき、無人車3の制御装置16は、図9のステップS100〜S160の処理を繰り返し実行する。また、双碗ロボット2のコントローラ23も図10のステップS200〜S240の処理を繰り返し実行する。
このように、予め設定された生産計画に基づいて、複数種類の作業工程(組立工程や加工工程などの工程)を双碗ロボット2が所定の順序で行うことにより、多品種、小ロットの部品W1の生産が行われる。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の作業自動化システム1では、車体12の荷台11に双碗ロボット2を載せた無人車3を自走させることにより、所定の作業ステーションP01まで双碗ロボット2が搬送される。そして、作業ステーションP01で無人車3を停車させた後、支持固定装置15において、電動モータ52を駆動し脚部51を下方に進出させて床面55に当接させることにより、所定の作業が完了するまでの間、車体12が移動不能に支持され固定される。このように、本実施の形態の無人車3を用いると、双碗ロボット2を迅速に移動させて所定の作業ステーションP01,P02,…,P11,P12,…に正確に設置することができるため、従来と比較して双碗ロボット2の移動及び設置の作業時間を短縮することができる。具体的には、従来では40分以上の時間がかかっていた双碗ロボット2の移動及び設置の作業を30秒程度の時間で行うことができる。また、支持固定装置15によって車体12が移動不能に固定されるため、双碗ロボット2により部品W1の組立作業や加工作業などを確実に行うことができる。従って、本実施の形態の無人車3を用いることにより、複数個所の作業ステーションP01,P02,…,P11,P12,…で双碗ロボット2を効率よく使用することができ、作業コストを低減することができる。
(2)本実施の形態の無人車3において、駆動装置14は、駆動モータ37の電源としてバッテリ38を備える。また、支持固定装置15は、脚部51を駆動する電動モータ52を備えるとともに、駆動装置14のバッテリ38を利用して電動モータ52を駆動している。このように、脚部51を駆動するアクチュエータとして電動モータ52を用いることにより、支持固定装置15をコンパクトに構成することができる。またこの場合、駆動装置14のバッテリ38を電動モータ52の電源として共通使用することにより、無人車3の部品コストを低く抑えることができる。
(3)本実施の形態の作業自動化システム1において、双碗ロボット2は、作業の開始前に、各アーム部26を利用してバッテリ38の電源プラグ41をコンセント40に挿入してバッテリ38の充電を開始するとともに、作業の完了後に、各アーム部26を利用して電源プラグ41をコンセント40から抜去してバッテリ38の充電を終了している。この場合、双碗ロボット2による作業中、つまり無人車3の停車中にバッテリ38の充電を自動で行うことができる。この結果、工場の生産ラインL1,L2において24時間の無人化を図ることが可能となる。
(4)本実施の形態において、アーム部26を左右2本備えた多関節型の双碗ロボット2が無人車3の荷台に搭載され、所定の作業ステーションP01,P02,…,P11,P12,…まで自動搬送される。この場合、双碗ロボット2によって、部品W1の組立作業、加工作業など多種多様の作業を効率よく確実に行うことができる。また、車輪13の駆動時、つまり無人車3の移動時には、双碗ロボット2は、アーム部26の脇を締めかつ肘を折り曲げて配置した状態で停止されている。このようにすると、無人車3の移動中にその移動ルートにある装置や部品等に双碗ロボット2の各アーム部26が引っ掛かることが回避され、双碗ロボット2を確実に搬送することができる。
(5)本実施の形態の双碗ロボット2は、エア吸着による部品の把持を行うものであり、作業の開始前に、各アーム部26を利用してエア供給源34から延びるエアのカプラ69台座22のカプラ33挿入している。また、作業の完了後に、各アーム部26を利用してエア供給源34側のカプラ69を台座22のカプラ33から抜去している。このようにすると、エアを使用した作業を双碗ロボット2を使用して自動で効率よく行うことができる。
(6)本実施の形態の支持固定装置15は、3つの脚部51及び電動モータ52を有し、3つの脚部51が床面55に当接することにより車体12が3点支持される。このようにすると、床面55から車輪13を離間させて車体12をより安定的に固定することができる。
(7)本実施の形態の無人車3では、支持固定装置15における各脚部51は、車体12をその上方から見たときの投影視において車体12の外形線の内側に配置されている。この場合、各脚部51が車体12の外側にはみ出さないため、各脚部51が他の無人車3の移動の邪魔になるといった問題を回避することができる。また、作業ステーションP01〜P14に到るまでの経路の幅が狭くても、その位置まで無人車3を困難なく移動させて、確実に所定の作業を行わせることができる。しかも、各脚部51は進退の如何を問わずほとんど隠れた状態となるため、無人車3の外観に影響を与えることが少なく、本実施の形態の無人車3の高いデザイン性を維持することができる。
(8)本実施の形態では、支持固定装置15において、電動モータ52は、回転軸52aが水平方向に延びるようモータ本体52bを横向きに寝かせた状態で車体12内に収納されるとともに、減速機57及び偏芯カム58を利用して電動モータ52の回転軸52aの回転を脚部51の上下動に変換している。このように構成すると、支持固定装置15を収納する車体12の薄型化が可能となるため、荷台11の高さを低くすることができる。具体的には、車体12は偏平形状であって、床面55を基準とした荷台11の高さを16cm程度に低くすることができる。このように、荷台11の高さを低くすることにより、荷台11に載置される双碗ロボット2の作業位置が必要以上に高くなることを防止することができる。また、無人車3に双碗ロボット2を搭載したときにおいて、全体の重心の位置が低くなるため、安定的に搬送を行うことができる。
(9)本実施の形態の無人車3において、制御装置16は、支持固定装置15により車体12を固定した後、作業の許可信号を双碗ロボット2に送出し、作業の完了後、双碗ロボット2から出力される完了信号を取り込み、支持固定装置15による車体12の固定を解除している。このようにすると、無人車3が停止した後に、双碗ロボット2の作業が開始され、双碗ロボット2の作業が完了した後に無人車3の移動が可能となる。従って、無人車3の移動中に双碗ロボット2が誤って動き出すといった問題を確実に防止することができる。
(10)本実施の形態の無人車3において、支持固定装置15は、3本の脚部51が同じ突出量となるように各電動モータ52を同時に駆動している。このようにすると、例えば1つの共通の電動モータで複数の脚部を同時駆動するようなものとは異なり、個々の電動モータ52の負担が少なくて済み、個々の電動モータ52を小型化しやすくなる。また、離間して配置された複数の脚部51を同時駆動するための動力伝達機構が不要になる分、シンプルな構造とすることができる。さらに、脚部51ごとに電動モータ52を設けて個別に駆動するこの方式であると、脚部51の突出量や突出タイミングを必要に応じて微調整すること等も可能となる。
(11)本実施の形態の無人車3において、各脚部51は、床面55に接触する先端51aが拡径した形状を有し、その先端51aにゴム製のキャップ部材51bが装着されている。このようにすると、各脚部51によって車体12をより確実に支持することができる。また、双碗ロボット2の動作時等に発生する振動をキャップ部材51bによって吸収することができ、振動による騒音を抑えつつ、双碗ロボット2による作業をより確実に行うことができる。さらに、車体12の固定時において各脚部51の先端51aには大きな荷重が加わるが、その先端51aにキャップ部材51bを設けることにより、床面55の損傷を回避することができる。
なお、本発明の実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態の作業自動化システム1において、無人車3は床面55に設けられた走行誘導テープ66に沿って自走するものであったが、無人車3の走行の手法は適宜変更してもよい。具体的には、例えば、GPSやジャイロセンサ等を用いて、現在位置を把握しつつ所定のルートを走行するように無人車3を構成してもよい。さらに、走行ルートのコーナ部やルート近傍の壁面等に位置情報を記した標識等を設置し、その位置情報を車載カメラ等で読み取りながら、所定のルートを走行するように無人車3を構成してもよい。
・上記実施の形態では、作業装置としての双碗ロボット2を無人車3に搭載した作業自動化システム1に具体化したが、これに限定するものではない。具体的には、無人車3に搭載する作業装置としては、所定のパラメータを自動で測定するセンサ70を備えた自動測定機71(図11参照)であってもよいし、製品の在庫情報を自動で読み取る情報読み取り機80を備えた在庫管理装置81(図12参照)であってもよい。図11の自動測定機71は、距離測定用のセンサ70(例えばレーザを用いて距離を測定するレーザセンサや、超音波を用いて距離を測定する超音波センサなど)、及びセンサ70の測定方向を変更する回転器72等により構成される。この自動測定機71を用いる場合でも、無人車3は、測定を行う作業位置に自動測定機71を搬送することにより、24時間自動で距離測定を行うことができる。また、図12の在庫管理装置81は、マトリクス型二次元コード(例えばQRコード(登録商標))やバーコードなどの製品の在庫情報を読み取る情報読み取り機80、及び情報読み取り機80のスキャン方向や位置を変更する読み取り位置調整装置82等により構成される。この在庫管理装置81を用いる場合、無人車3は、製品の在庫情報が記載された製品の収納棚等がある作業位置に在庫管理装置81を搬送する。そして、収納棚等が比較的高い位置にある場合でも、読み取り位置調整装置82を駆動して情報読み取り機80を移動させることにより、24時間自動で在庫管理を効率よく行うことができる。
・上記実施の形態の作業自動化システム1では、所定の作業ステーションP01において双碗ロボット2による作業の完了後、無人車3はその作業ステーションP01で次の指令が発せられるまで待機していたが、これに限定されるものではない。例えば、生産ラインL1,L2において、統括指令装置4から離れた作業ステーションでは、統括指令装置4からの無線信号が無人車3に届かない場合も考えられる。このような場合には、統括指令装置4からの無線信号が受信可能な待機位置を予め設定しておき、所定の作業の完了後において、無人車3をその待機位置まで自走させ、統括指令装置4から次の指令が発せられるまで待機させるように作業自動化システム1を構成してもよい。また、次の作業工程を行うまで時間があく場合、作業を終えた作業ステーションから無人車3を自走させ所定の待機位置で待機するように作業自動化システム1を構成してもよい。
・上記実施の形態の作業自動化システム1において、双碗ロボット2のコントローラ23は、作業の完了信号の送出後(ステップS230後)に電源プラグ41やエア配管68のカプラ69の抜去(ステップS240)を行うものであったが、これらステップS230,S240の処理順序を逆にしてもよい。ここで、設備側のコンセント40やエア供給源34の配置によっては、双碗ロボット2による電源プラグ41の抜去やエア配管68のカプラ69の抜去のための処理時間が長くなる場合がある。また、例えば、双碗ロボット2による作業の完了後、その作業を行った作業ステーションで待機させることなく直ぐに無人車3を移動させる場合も考えられる。このような場合には、双碗ロボット2による電源プラグ41やカプラ69の抜去を行う前に、支持固定装置15による固定が解除され、無人車3が走行してしまうといった問題が懸念される。これに対して、ステップS230,S240の処理順序を逆にし、電源プラグ41やカプラ69を抜去した後に作業の完了信号の送出するよう構成すると、電源プラグ41やエア配管68のカプラ69の抜去を行った後に、支持固定装置15による固定が解除される。このため、電源プラグ41やカプラ69が抜去される前に、無人車3が走行してしまうといった問題を確実に回避することができる。
・上記実施の形態の無人車3において、走行を制御する制御装置16が支持固定装置15における車体ストッパ50の電動モータ52を駆動する構成であったが、これに限定されるものではない。無人車3の走行を制御する制御装置16とは別に、各電動モータ52を制御する支持固定装置専用の制御装置を無人車3に設けてもよい。
・上記実施の形態の無人車3では、偏芯カム58を有する動力伝達機構53(カム機構)を用いて電動モータ52の回転運動を直線運動に変換し、脚部51を上下動させる構造の支持固定装置15としたが、この構造は適宜変更してもよい。例えば、リンク機構の一種であるパンタグラフ機構を用いて電動モータの回転運動を直線運動に変換し、脚部51を上下動させる構造の支持固定装置を採用してもよい。または、リンク機構の一種であるトグルリンク機構を用いて、その節を流体圧シリンダや電動リニアアクチュエータなどで押圧してトグルリンク機構を屈伸させ、脚部51を上下動させる構造の支持固定装置を採用してもよい。あるいは、ラック・アンド・ピニオン機構を用いて電動モータの回転運動を直線運動に変換し、脚部51を上下動させる構造の支持固定装置を採用してもよい。また、流体圧シリンダや電動リニアアクチュエータなどの往復動動作部分(ロッド等)に直接脚部を接続して上下動させる構造の支持固定装置を採用してもよい。さらには、変形可能な材料により脚部を構成し、脚部自身を変形させることで最下部の高さ位置を変え、実質的に上下動させる構造の支持固定装置を採用してもよい。
・上記実施の形態の無人車3において、支持固定装置15の各車体ストッパ50は、支持体としての脚部51を下方に進出させて床面55に当接させることで、車体12を移動不能に支持して固定するものであったがこの構成に限定されるものではない。図13及び図14に示される支持固定装置15Aの各車体ストッパ50Aのように、例えば、支持体としてのロケットピン91を側方に進出させて、作業ステーションP21,P22,…(作業位置)にあるガイドレール92(被支持体)に当接させることで、車体12を移動不能に支持して固定してもよい。なお、図14においては、車体12における各車体ストッパ50Aの設置位置を分かり易く示すため、荷台11上の双碗ロボット2の図示を省略している。
より詳しくは、作業ステーションP21,P22,…において、無人車3が入り込む通路93の左右の位置にある設備94(作業台)の側面下部にガイドレール92が設置されている。また、各ガイドレール92には、位置決め用の非貫通孔であるロケットピン受92aが所定の間隔をあけて2個ずつ設けられている。一方、無人車3における車体12の下部には、各補助輪36に近接した位置であってその内側となる位置に、4つの車体ストッパ50Aが設けられている。車体ストッパ50Aは、図5〜図8に示される車体ストッパ50に対して、脚部51をロケットピン91に変更した点が異なり、ロケットピン91の基端がスライドプレート59に固定されている。各車体ストッパ50Aは、車体12の前部の左右及び後部の左右において、それぞれロケットピン91の先端が車体12の外側を向くように設けられている。なお、支持固定装置15Aにおける動力伝達機構53(偏芯カム58の直径など)は支持固定装置15よりも大きく形成されており、ロケットピン91の突出量は、例えば10cm程度となっている。
図13及び図14に示されるように、無人車3が例えば作業ステーションP21に自走して停車した後、支持固定装置15Aにおいて各車体ストッパ50Aの電動モータ52を駆動することにより、ロケットピン91を車体12の側方に進出させる。このとき、ロケットピン91の先端がガイドレール92のロケットピン受92aに嵌め込まれることで、双碗ロボット2による作業が完了するまでの間、車体12が支持され固定される。このように支持固定装置15Aを構成しても、無人車3により双碗ロボット2を迅速に移動させて作業ステーションP21,P22,…に正確に設置することができるため、双碗ロボット2の移動及び設置の作業時間を短縮することができる。なお、支持固定装置15Aは、動力伝達機構53(カム機構)を用いて電動モータ52の回転運動を直線運動に変換し、ロケットピン91を側方に進出させる構造としたが、この構造は支持固定装置15と同様に適宜変更してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)手段1において、前記作業装置は、前記アーム部を左右2本備えた多関節型の双碗ロボットであり、前記車輪の駆動時に、前記双碗ロボットは、前記アーム部の脇を締めかつ肘を折り曲げて配置した状態で停止されていることを特徴とする無人車。
(2)技術的思想(1)において、前記双碗ロボットは、前記エアを使用した作業を行うものであり、前記作業の開始前に、前記アーム部を利用して前記エアのカプラをエア供給源に挿入するとともに、前記作業の完了後に、前記アーム部を利用して前記カプラを前記エア供給源から抜去することを特徴とする無人車。
(3)手段1において、前記駆動装置における前記車輪の駆動及び前記支持固定装置における前記支持体の進退を制御する制御装置を備え、前記制御装置は、前記支持固定装置により前記車体を固定した後、前記所定の作業の許可信号を前記作業装置に送出することを特徴とする無人車。
(4)技術的思想(3)において、前記制御装置は、前記所定の作業の完了後、前記作業装置から出力される完了信号を取り込み、前記支持固定装置により前記車体の固定を解除すること特徴とする無人車。
(5)手段1において、前記支持固定装置には、減速機及び偏芯カムを有する動力伝達機構が設けられ、前記アクチュエータとしての電動モータは、回転軸が水平方向に延びるようモータ本体を横向きに寝かせた状態で前記車体内に収納されるとともに、前記動力伝達機構の前記減速機及び前記偏芯カムを利用して前記回転軸の回転を前記支持体としての脚部の上下動に変換することを特徴とする無人車。
(6)手段1において、前記支持体としての脚部の突出量は、20mm以上35mm以下であることを特徴とする無人車。
(7)手段1において、前記支持固定装置は、前記支持体としての脚部及び前記アクチュエータとしての電動モータを複数かつ同じ数だけ有し、前記複数の脚部が同じ突出量となるように前記複数の電動モータを同時に駆動することを特徴とする無人車。
(8)手段1において、前記荷台の水平レベルを検出する水平センサを備え、前記支持固定装置は、前記支持体としての脚部及び前記アクチュエータとしての電動モータを複数かつ同じ数だけ有し、前記水平センサの検出結果に基づいて、前記荷台の水平レベルを調整すべく前記複数の電動モータをそれぞれ個別に駆動することを特徴とする無人車。
(9)手段1において、前記支持体としての脚部は、前記床面に接触する先端が拡径した形状を有し、その先端にゴム材が装着されていることを特徴とする無人車。
(10)手段1において、前記作業位置には、ロケットピン受が形成された被支持体が設けられ、前記支持固定装置は、前記支持体としてロケットピン及び前記アクチュエータとしての電動モータを複数かつ同数だけ有し、前記ロケットピンの先端が前記被支持体のロケットピン受に嵌め込まれることにより、前記車体が支持され固定されることを特徴とする無人車。
(11)所定の作業を行う作業装置と、前記作業装置を搭載した手段1に記載の無人車と、前記作業装置及び前記無人車に対し通信手段を介して動作に関する指令を発する統括指令装置とを備えた作業自動化システム。
2…作業装置としての双碗ロボット
3…無人車
11…荷台
12…車体
13…車輪
14…駆動装置
15,15A…支持固定装置
16…制御装置
26…アーム部
37…駆動モータ
30…画像認識部としての両眼ステレオカメラ
31…画像認識部としてのハンドカメラ
40…コンセント
41…電源プラグ
38…バッテリ
51…支持体としての脚部
52…電動モータ
55…床面
70…センサ
71…作業装置としての自動測定機
80…情報読み取り機
81…作業装置としての在庫管理装置
91…支持体としてのロケットピン
92…作業位置にある被支持体としてのガイドレール
92a…ガイドレールに設けたロケットピン受
P01,P02,P11,P12,P13,P14,P21,P22…作業位置としての作業ステーション
W1…ワークとしての部品

Claims (6)

  1. 所定の作業を行う作業装置を搭載可能な荷台を上部に有する車体と、
    前記車体を移動させるべく前記車体の下部に設けられた車輪と、前記車体に設けられ前記車輪を駆動する駆動モータとを有する駆動装置と
    を備え、前記車輪を駆動して予め設定された作業位置まで自走し、前記作業位置にて停車して前記作業装置に所定の作業を行わせる無人車であって、
    前記作業位置には、複数のロケットピン受が形成された被支持体が設けられ、
    前記車体の下部に設けられた支持体としてのロケットピン及び前記ロケットピンを進退させるアクチュエータとしての電動モータを複数かつ同じ数だけ有し、前記作業位置にて停車した後に、複数の前記ロケットピンを側方に進出させて複数の前記ロケットピンの先端を前記作業位置にある前記被支持体の前記複数のロケットピン受に嵌め込むことで、前記所定の作業が完了するまでの間、前記車体を移動不能に支持して固定する支持固定装置を備え
    前記無人車は、前記駆動装置における前記車輪の駆動及び前記支持固定装置における前記ロケットピンの進退を制御する無人車側制御装置を備え、
    前記作業装置は、同作業装置の動作を制御する作業装置側制御装置を備え、
    前記無人車側制御装置は、前記支持固定装置により前記車体を固定した後、前記所定の作業の許可信号を前記作業装置に送出し、前記所定の作業の完了後、前記作業装置から出力される完了信号を取り込み、前記支持固定装置により前記車体の固定を解除する
    ことを特徴とする無人車。
  2. 前記駆動装置は、前記駆動モータの電源としてバッテリを備え、
    前記支持固定装置は前記駆動装置の前記バッテリを利用して前記電動モータを駆動することを特徴とする請求項1に記載の無人車。
  3. 前記作業装置は、ワークの位置を認識するための画像認識部と、前記画像認識部による認識結果に基づいて前記所定の作業を行うアーム部とを備えたロボットであり、
    前記ロボットは、前記所定の作業の開始前に、前記アーム部を利用して前記バッテリの電源プラグをコンセントに挿入して前記バッテリの充電を開始するとともに、前記所定の作業の完了後に、前記アーム部を利用して前記電源プラグを前記コンセントから抜去して前記バッテリの充電を終了することを特徴とする請求項2に記載の無人車。
  4. 前記ロボットは、前記アーム部を左右2本備えた多関節型の双碗ロボットであることを特徴とする請求項3に記載の無人車。
  5. 前記作業装置は、所定のパラメータを自動で測定するセンサを備えた自動測定機であることを特徴とする請求項1または2に記載の無人車。
  6. 前記作業装置は、製品の在庫情報を自動で読み取る情報読み取り機を備えた在庫管理装置であることを特徴とする請求項1または2に記載の無人車。
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