JP6477308B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、乗物用シートに関する。
乗物用シートには、シートクッションにスライドレールが取付けられるとともに、スライドレールの前端部が乗物フロアに対して回動可能に取付けられて、シートクッションにシートバックを折り重ねた状態でフロアに対し起立させることができるものがある。特許文献1には、かかるタイプのシートである、いわゆるタンブルシートが開示されている。特許文献1に記載の乗物用シートにおいては、クッションフレーム上にクッション材であるクッションパッドを載置してその上から表皮材であるクッションカバーが被せつけられている。クッションフレームには、クッションカバーの端末部を通せる程度の狭い間隔を隔ててスライドレールのアッパレールが取付けられている。
特開2006−298098号公報
特許文献1に記載の技術においては、乗物用シートの起立回動操作によってシートクッションの下面(シート使用位置におけるフロアに対向する面)が視認可能となるためシールド部材等を取付けて隠し見栄えの悪化を回避していた。ここで、シートクッションの下面コーナ部は、シールド部材等で隠しにくいのでシートカバー端末に延長部を設け、その先端をフックやホグリングでシートフレームに係止してコーナ部を覆っていた。これによって、シールド部材等の隙間からクッションパッドの一部が見えて見栄えの悪化を招くことは回避できる。しかし、クッションフレームとスライドレールのアッパレールの間隔が非常に狭くシートカバー端末の延長部をそこに通す作業がしにくいという問題があった。また、延長部の先端をフックやホグリングでシートフレームに係止しているので部品点数が多くなるという問題もあった。
このような問題に鑑み本発明の課題は、スライドレールが取付けられてスライドレールと共にフロアに対して起立回動可能な乗物用シートにおいて、シートカバー端末のシートクッション下面コーナ部における取付が作業性よく行え部品点数の増加を抑制した乗物用シートを提供することにある。
本発明の第1発明は、乗物用シートであって、矩形枠状のクッションフレームと、該クッションフレームに載置されるクッションパッドと、該クッションパッドの上から被せつけられるクッションカバーと、を有し、前記クッションフレームの対向する2辺部は、フロアに対して一端が回動可能に取付けられた一対のスライドレールにそれぞれ前記クッションカバーを挿通させることができる程度の間隔を隔てて取付けられて前記フロアに対し起立回動可能に形成されており、前記クッションカバーの端末であって前記クッションフレームのコーナ部に対応する部分には、前記スライドレールのシート外側面に沿って着座面と反対方向に向って延びる第1延長部と、前記スライドレールのシート内側面に沿って前記スライドレールの長手方向中央部に向って延びる第2延長部が設けられ、前記第1延長部は、少なくとも先端部が補強されて前記第2延長部より高剛性に形成され、前記第2延長部は、前記第1延長部の一部が通されて保持される係止孔が設けられ、前記第1延長部の前記先端部が前記スライドレールと前記クッションフレームの隙間を通されて前記スライドレールのシート内側において、前記第2延長部の前記係止孔に通されて保持されることを特徴とする。
第1発明によれば、第1延長部は、少なくともその先端部が補強されて第2延長部より高剛性に形成されているので、スライドレールとクッションフレームとの間のクッションカバーを挿通させることができる程度の狭い隙間に挿入しやすく作業性がよい。また、第1延長部は、その先端部が第2延長部の係止孔に挿入されて保持されるのでクッションフレームに係止するためのフックやホグリング等の他部品が必要とされず部品点数の増加を抑制できる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記第2延長部の前記係止孔はスリットであり、前記第1延長部の前記先端部には、該スリットの周縁に係合して抜け止めとして機能する係合部が設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、クッションカバーの端末であってクッションフレームのコーナ部に対応する部分は、第2延長部のスリットの周縁に第1延長部の係合部が係合して抜け止めされることでクッションフレームに対して保持される。これによって、クッションフレームに対するクッションカバー端末部の保持をより確実にすることができる。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記クッションフレームの着座面と反対側の面はカーペットによって覆われており、前記第1延長部と前記第2延長部は、前記カーペットと同一のカーペット材料によって形成されていることを特徴とする。
第3発明によれば、乗物用シートを起立回動させたときに、クッションフレームの着座面と反対側の面を覆うカーペットのコーナ部の隙間から、第1延長部もしくは第2延長部の一部が見えても同一材料なので目立たず見栄えを悪化させにくい。
本発明の一実施形態に係る自動車用シートの斜視図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションの分解斜視図である。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションの下面コーナ部を示す斜視図である。係合前の第1延長部と第2延長部を示している。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションの下面コーナ部を示す斜視図である。係合中の第1延長部と第2延長部を示している。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションの下面コーナ部を示す斜視図である。係合後の第1延長部と第2延長部を示している。 上記実施形態に係る自動車用シートのシートクッションの下面全体を示す斜視図である。
図1〜図6は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は、自動車用シートに本発明を適用した例である。各図中、矢印により自動車のフロアFに自動車用シート1を取付けた時の自動車の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、本実施形態の自動車用シート1は、自動車用のリアシートであって、シートクッション2とシートバック3とヘッドレスト4とを備えている。シートクッション2の後端部には、リクライナ(不図示)を介してシートバック3の下端部が取付けられており、シートバック3はシートクッション2に対して角度調整が可能とされている。シートバック3は、自動車用シート1が使用状態にあるときは、シートクッション2に対して起立した姿勢位置にて保持されている。そして、シートバック3は、シートクッション2に設けられた解除レバー(図示せず)を解除する操作に連動してシートクッション2側に折畳まれるように構成されている。シートバック3、ヘッドレスト4、リクライナ及び解除レバーについては、公知の構成のものであるので説明を省略し、シートクッション2について説明していく。ここで、自動車用シート1が、特許請求の範囲の「乗物用シート」に相当する。
図2に示すように、シートクッション2は、フロアFに対して前部の回動軸を中心に上下方向に回動可能に取付けられたクッションフレームASSY10と、クッションフレームASSY10上に載置されるクッション材であるクッションパッド20と、クッションパッド20に被せつけられる表皮材であるクッションカバー30と、を備えている。
クッションフレームASSY10は、クッションパッド20を載置して支持するクッションフレーム11と、クッションフレーム11をフロアFに対して前後方向に移動可能にかつ前部の回動軸を中心に上下方向に回動可能に支持するスライド回動機構12と、を備える。クッションフレーム11は、上面視でシートクッション2の外周形状に沿った矩形枠状に形成されている。具体的には、クッションフレーム11は、左右一対の前後方向に延びる長尺な鋼板材よりなるサイドフレーム11aと、サイドフレーム11aの前端部間に架け渡し状に設けられたフロントパイプ11bと、サイドフレーム11aの後部間に架け渡し状に設けられたリアパイプ11cと、を備えている。各サイドフレーム11aは、それらの上縁部と下縁部とがシート外側に折り曲げられた形状とされて、曲げや捻りに対する強度が高められるとともに、スライドレールのアッパレールに取付ける部位として形成されている。各サイドフレーム11aの後部上端には、リクライナ(図示せず)を介してシートバック3を前後方向に回動可能に支持するロアアーム11dが取付けられている。各サイドフレーム11aの上面部間とフロントパイプ11b及びリアパイプ11cの上面部間には、クッションパッド20の着座面とは反対側の面を支えるワイヤ11eが配設されている。各サイドフレーム11a下側端部のシート外側には、前後方向に延びるカバーフック係止部11fが設けられている。カバーフック係止部11fは、後述するクッションカバー30の左右側部のかまち部33下端部に設けられた断面が略J字状の樹脂製フック(図示せず)を係止するための断面が略L字状の長尺部材である。
スライド回動機構12は、前後方向に延びる一対のスライドレール12aと、各スライドレール12aの前端部に取付けられたブラケット12bと、各スライドレール12aの後端部に取付けられたロック機構12cと、を備えている。スライドレール12aは、ブラケット12bとロック機構12cに対して取付けられるロアレール12a1と、ロアレール12a1に対して摺動可能に嵌合されるアッパレール12a2と、を備える。ロアレール12a1とアッパレール12a2との間には摺動を円滑にするためのボール、ローラ等の転動部材が配設されている。ブラケット12bは、下端部がフロアFに固定され上端部近傍に設けられた左右方向に延びる回動軸12b1によってロアレール12a1の前端部を支持している。左右の回動軸12b1は同軸線上に配置され、左右のロアレール12a1は前後方向に平行な状態でフロアFに対し上下方向に起倒可能とされている。ロック機構12cは、その上端部をロアレール12a1の後端部に前後方向に回動可能に取付けられ、その下部にはフロアFに配設された左右方向に延びるストライカ(図示せず)に係合可能なフック(図示せず)を備えている。このフックは、前述した解除レバーの操作によって出没動する構成とされている。これによって、フックをストライカに係合させた係合ロック状態と、フックをストライカから外した解除状態と、に切換えられるようになっている。そして、ロック機構12cをストライカに係合ロックさせた状態では、クッションフレームASSY10を起立回動不能とすることができる。ロック機構12cの上部とブラケット12bの上部は、リンク部材12dによってそれぞれ回動可能に連結されている。これによって、回動軸12b1を中心に各スライドレール12aを起立させたときロック機構12cはロアレール12a1の方向に折畳まれてクッションフレームASSY10の着座面と反対側の面から突出しないようになる。なお、ロック機構12c、解除レバー及びリンク部材12dの連動機構については公知のものであるため詳細な説明は省略する。
一対のスライドレール12aのアッパレール12a2に対してサイドフレーム11aを取付けることによってクッションフレームASSY10が形成される。このとき、アッパレール12a2に対してサイドフレーム11aは、クッションカバー30を挿通させることができる程度の隙間、すなわちクッションカバー30の肉厚の1〜2倍程度の隙間を前後の端部であるクッションフレーム11のコーナ部に形成して取付けられる。
図2に示すように、クッションパッド20は、ウレタン発泡体製で上面視略矩形状の部材である。クッションパッド20は、着座者の尻部及び大腿部の下面部を支持するメイン部21と、着座者の尻部及び大腿部の側面部を支持する土手部22と、を備えている。メイン部21の前後方向中央部には左右方向に延びる横溝21aが設けられ、横溝21aより前側の前メイン部21Aと横溝21aより後側の後メイン部21Bとに分けられている。土手部22は、メイン部21の左右両側において着座面に垂直な方向に向けて張り出した形状をしている。メイン部21と土手部22の境界には前後方向に延びる縦溝21bが設けられている。横溝21aと縦溝21bの底面部には、後述するクッションカバー30の吊り綿布(図示せず)を引き込んで固定するためのワイヤ(図示せず)がインサートされている。
図2に示すように、クッションカバー30は、主として布帛や皮革等の表皮材(ウレタンスラブ材等のクッション材や不織布等の裏基布を積層したものを含む)パーツを縫製により一体化して下方が開口した袋状に形成した部材である。クッションカバー30は、クッションパッド20のメイン部21の着座面側を覆う天板メイン部31と、土手部22の着座面側を覆う天板サイド部32と、クッションパッド20の前面部及び後面部と左右側面部を覆うかまち部33と、かまち部33下端部から下方に延びる延長部34と、を有する。天板メイン部31、天板サイド部32及びかまち部33は、布帛や皮革等の表皮材により形成され、延長部34はニードルパンチカーペットにより形成されている。
天板メイン部31は、前後方向略中央部において前天板メイン部31Aと後天板メイン部31Bに分けられている。前天板メイン部31Aと後天板メイン部31Bとは、左右方向に延びる横縫製部31aによって結合され、その着座面とは反対側の面には吊り綿布(図示せず)が一体縫製で取付けられている。横縫製部31aは、クッションパッド20にクッションカバー30を被せつけたとき、クッションパッド20の横溝21aに対応する位置に形成されている。天板メイン部31と左右の天板サイド部32とは、前後方向に延びる縦縫製部31bによって結合され、その着座面とは反対側の面には吊り綿布(図示せず)が一体縫製で取付けられている。縦縫製部31bは、クッションパッド20にクッションカバー30を被せつけたとき、クッションパッド20の縦溝21bに対応する位置に形成されている。左右側面部を覆うかまち部33の下端部には、クッションフレーム11に設けられたカバーフック係止部11fに係止して固定するための断面が略J字状の樹脂製フック(図示せず)が備えられている。
延長部34は、前方の両コーナ部に設けられるコーナ延長部34aと、コーナ延長部34a間に設けられコーナ延長部34aと縫製により一体化される前延長部34bと、後延長部34cと、を備える。コーナ延長部34aのクッションカバー30側面部の前後方向中央やや前寄りに相当する位置には、下方(着座面と反対方向)に向って挿通部34a1が設けられている。また、コーナ延長部34aのクッションカバー30側面部の前部に相当する下端部には、後方(挿通部34a1のある方向)に向って被挿通部34a2が設けられている。図3に示すように、挿通部34a1は、帯状部34a11の先端に二等辺三角形をした三角形状部34a12の底辺部を連結した矢印状の形状をしている。三角形状部34a12の底辺部の長さは、帯状部34a11の幅より長く帯状部34a11から庇状に張り出した底辺部が係合部34a13として形成されている。三角形状部34a12は、カーペットが二重に重ねられた状態で縫製により一体化して形成されており、一般部に比べて剛性が高く形成されている。被挿通部34a2は、帯状の部材でスライドレール12aの前端部からスライドレール12aのシート内側の面に沿って後方に向けて配置したとき、挿通部34a1に対応する位置に前後方向に延びるスリット34a21が設けられている。スリット34a21の長さは、挿通部34a1の三角形状部34a12の底辺部の長さよりわずかに長く設定されている。前延長部34bは、シート前面部のかまち部33下端部から下方(着座面と反対方向)に向って延びる部材であり、その左右方向の幅は天板メイン部31とほぼ等しい。前延長部34bの先端部には、クッションフレームASSY10の着座面と反対側の面に係止するための断面が略J字状の樹脂製フック部材34b1が取付けられている。後延長部34cは、シート後面部のかまち部33下端部から下方に向って延びる部材であり、その左右方向の幅はクッションカバー30とほぼ等しい。後延長部34cの先端部には、クッションフレームASSY10の着座面と反対側の面に係止するための断面が略J字状の樹脂製フック部材34c1が取付けられている。ここで、挿通部34a1、被挿通部34a2、スリット34a21が、それぞれ、特許請求の範囲の「第1延長部」、「第2延長部」、「係止孔」に相当する。
図2〜図6を参照して、クッションカバー30を、クッションパッド20を載置したクッションフレームASSY10に取付ける手順とともに本実施形態の作用効果について説明する。図2に示すように、クッションフレームASSY10のクッションフレーム11上にクッションパッド20を載置した状態で、上方から開口部を下方に向けたクッションカバー30を被せつける。そして、横縫製部31aの吊り綿布を、クッションパッド20の横溝21a底面部にインサートされたワイヤに、縦縫製部31bの吊り綿布を、クッションパッド20の縦溝21b底面部にインサートされたワイヤにホグリング等の手段で吊り込み固定する。次に、左右側面部を覆うかまち部33の下端部に設けられた断面が略J字状の樹脂製フックを、クッションフレーム11に設けられたカバーフック係止部11fに係止して固定する。次に、図3に示すように、コーナ延長部34aの被挿通部34a2を、スライドレール12aの前端部からスライドレール12aの右側の面(シート内側の面)に沿って後方に向けて配置する。そして、挿通部34a1を三角形状部34a12の先端からアッパレール12a2とクッションフレーム11との隙間に右側に向けて(シート内側に向けて)挿し込む。ここで、三角形状部34a12は素材であるカーペットが二重に重ねられた状態で縫製により一体化して形成されており、一般部に比べて剛性が高いのでアッパレール12a2とクッションフレーム11との狭い隙間を通しやすく作業性がよい。そして、図4に示すように、挿通部34a1の三角形状部34a12をその先端から被挿通部34a2のスリット34a21に下方から上方に向うように(着座面側に向うように)挿し込む。そして、図5に示すように、三角形状部34a12がスリット34a21を通過した状態で係合部34a13の一部をスリット34a21周縁部に係合させた状態とする。これによって、挿通部34a1と被挿通部34a2はフックやホグリング等の他部品を使用せずにクッションフレームASSY10に対して容易に外れないように保持される。次に、図6に示すように、スライド回動機構12の主要部分を隠すためのシールド13を取付ける。そして、前延長部34bの断面が略J字状の樹脂製フック部材34b1をクッションフレーム11に係止して固定するとともに、後延長部34cの断面が略J字状の樹脂製フック部材34c1をクッションフレーム11に係止して固定する。このとき、クッションフレーム11の着座面と反対側の面を覆う後延長部34cの前部コーナ部の隙間から、挿通部34a1もしくは被挿通部34a2の一部が見えても同一材料なので目立たず見栄えを悪化させにくい。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、クッションカバー30の延長部34をニードルパンチカーペットにより形成した。しかし、これに限らず布帛、合成皮革、不織布等を用いてもよいし、天板メイン部31、天板サイド部32、かまち部33と同じ布帛や皮革等を用いてもよい。
2.上記実施形態においては、挿通部34a1を帯状部34a11の先端に二等辺三角形をした三角形状部34a12の底辺部を連結した矢印状の形状とした。しかし、これに限らず、三角形状部は直角三角形の形状としてもよいし、二等辺三角形の先端部をカットした等脚台形状としてもよい。さらには、帯状部34a11の先端を、矩形もしくは円形にして素材を重ね合わせて二重に重ね合わせただけのものであってもよい。二重の重ね合わせ部は縫製により一体化してもよいし、縫製せず帯状部34a11のスリット34a21に通した後に展開するものであってもよい。また、挿通部34a1の剛性を高めるために別部材の樹脂製プレートを重ね合わせたものであってもよい。
3.上記実施形態においては、本発明を自動車のシートのシートクッションに適用したが、これに限らず、シートバックに適用してもよい。さらに、飛行機、船、電車等に搭載のシートに適用しても良い。
1 自動車用シート(乗物用シート)
2 シートクッション
10 クッションフレームASSY
11 クッションフレーム
12a スライドレール
20 クッションパッド
30 クッションカバー
34a コーナ延長部
34a1 挿通部(第1延長部)
34a11 帯状部
34a12 三角形状部
34a13 係合部
34a2 被挿通部(第2延長部)
34a21 スリット(係止孔)
F フロア


Claims (2)

  1. 乗物用シートであって、
    矩形枠状のクッションフレームと、該クッションフレームに載置されるクッションパッドと、該クッションパッドの上から被せつけられるクッションカバーと、を有し、
    前記クッションフレームの対向する2辺部は、フロアに対して一端が回動可能に取付けられた一対のスライドレールにそれぞれ前記クッションカバーを挿通させることができる程度の間隔を隔てて取付けられて前記フロアに対し起立回動可能に形成されており、
    前記クッションカバーの端末であって前記クッションフレームのコーナ部に対応する部分には、前記スライドレールのシート外側面に沿って着座面と反対方向に向って延びる第1延長部と、前記スライドレールのシート内側面に沿って前記スライドレールの長手方向中央部に向って延びる第2延長部が設けられ、
    前記第1延長部は、少なくとも先端部が補強されて前記第2延長部より高剛性に形成され、前記第2延長部は、前記第1延長部の一部が通されて保持される係止孔が設けられ、前記第1延長部の前記先端部が前記スライドレールと前記クッションフレームの隙間を通されて前記スライドレールのシート内側において、前記第2延長部の前記係止孔に通されて保持されており、
    前記第2延長部の前記係止孔はスリットであり、前記第1延長部の前記先端部には、底辺部が前記スリットの周縁に係合して抜け止めとして機能する係合部である三角形状部又は等脚台形状部が設けられている乗物用シート。
  2. 請求項1において、前記クッションフレームの着座面と反対側の面はカーペットによって覆われており、前記第1延長部と前記第2延長部は、前記カーペットと同一のカーペット材料によって形成されている乗物用シート。




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