JP6468789B2 - 離間装置 - Google Patents

離間装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6468789B2
JP6468789B2 JP2014213871A JP2014213871A JP6468789B2 JP 6468789 B2 JP6468789 B2 JP 6468789B2 JP 2014213871 A JP2014213871 A JP 2014213871A JP 2014213871 A JP2014213871 A JP 2014213871A JP 6468789 B2 JP6468789 B2 JP 6468789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive sheet
tension
support
axis direction
support means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014213871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016082139A (ja
Inventor
仁彦 河崎
仁彦 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lintec Corp filed Critical Lintec Corp
Priority to JP2014213871A priority Critical patent/JP6468789B2/ja
Publication of JP2016082139A publication Critical patent/JP2016082139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468789B2 publication Critical patent/JP6468789B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dicing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

本発明は、離間装置に関する。
従来、半導体製造工程において、半導体ウエハ(以下、単にウエハという場合がある)を所定の形状、所定のサイズに切断して複数の半導体チップ(以下、単にチップという場合がある)に個片化し、個片化した各チップの相互間隔を広げてからリードフレームや基板等の被搭載物上に搭載することが行われている。
チップ(片状体)の相互間隔を広げる離間方法としては、フィルム(接着シート)を介してフレームと一体化されたウェハ(板状部材)を支持するフレーム支持手段(支持手段)と、フィルム面支持機構(離間テーブル)とを相対移動させることが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなチップの相互間隔を広げる方法では、例えばX軸方向とY軸方向との2方向の張力を接着シートに付与し、例えば最外周に位置するチップが所定の位置に達したことを検知手段が検知することで間隔を広げる動作が完了する。
特開2012−204747号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の方法では、接着シートに対して一度に2方向の張力が付与されるため、2方向の合成方向にもチップが移動し、各チップの間隔に違いが生じ易い。しかし、このような間隔の違いは極めて微小なため、各チップは、均等に間隔が広げられたものとされ、計算で導き出される位置(以下、理論上の位置という場合がある)を基準として搬送装置やピックアップ装置等の搬送手段によって搬送され、被搭載物上に搭載されて製造物が形成される。その結果、当該製造物におけるチップと被搭載物との相対位置関係が微妙にずれてしまう場合が生じ、ワイヤボンディングの接続位置がずれたり、チップと被搭載物との端子同士の位置がずれたりして、それらの導通が取れなくなり、当該製造物の歩留まりを低下させてしまうという不都合を生じる。
なお、このような課題は、半導体装置の製造に係るだけでなく、例えば緻密な機械部品や微細な装飾品等においても発生し得る。
本発明の目的は、板状部材から形成される複数の片状体の相互間隔を広げたときに、各片状体の位置が理論上の位置からずれてしまうことを極力防止することができる離間装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の離間装置は、接着シート上の板状部材に互いに交差する少なくとも2方向の張力を付与して、前記板状部材から形成される複数の片状体の相互間隔を広げる離間装置であって、前記接着シートにおける対向し合う第1領域および第2領域をそれぞれ第1支持手段および第2支持手段で支持し、当該第1、第2支持手段を前記2方向のうちの一方向に相対移動させて前記接着シートに当該一方向への張力を付与する第1張力付与手段と、前記接着シートにおける対向し合う第3領域および第4領域をそれぞれ第3支持手段および第4支持手段で支持し、当該第3、第4支持手段を前記2方向のうちの他方向に相対移動させて前記接着シートに当該他方向への張力を付与する第2張力付与手段とを備え、前記第1、第2、第3、第4支持手段は、前記2方向で形成される所定平面内でそれぞれ回動可能に設けられ、前記第1張力付与手段で前記第1、第2支持手段を前記一方向に相対移動させ、かつ、前記第1、第2支持手段を前記所定平面内で回動させた後、前記第2張力付与手段で前記第3、第4支持手段を前記他方向に相対移動させ、かつ、前記第3、第4支持手段を前記所定平面内で回動させる、という構成を採用している。
この際、本発明の離間装置において、前記第1張力付与手段で前記一方向への張力を付与する際、前記接着シートが前記他方向に縮むことを防止する他方向縮み防止手段を有することが好ましい。
また、本発明の離間装置において、前記第2張力付与手段で前記他方向への張力を付与する際、前記接着シートが前記一方向に縮むことを防止する一方向縮み防止手段を有することが好ましい。
以上のような本発明によれば、接着シートを一方向と他方向とに段階を踏んで別々に広げるため、片状体の相互間隔を正確に一方向に広げた状態で、当該片状体の相互間隔を正確に他方向に広げることができ、2方向の合成方向に片状態が移動しにくくなる。これにより、板状部材から形成される複数の片状体の相互間隔を広げたときに、各片状体の位置が理論上の位置からずれてしまうことを極力防止することができる。
また、一方向に相対移動させるときに、接着シートが他方向に縮むことを防止したり、他方向に相対移動させるときに、接着シートが一方向に縮むことを防止したりすることで、各片状体の位置が理論上の位置からずれてしまうことをより一層防止することができる。
本発明の一実施形態に係る離間装置の側面図であり、図2のAA−AA断面BB矢視図およびCC−CC断面DD矢視図。 図1の離間装置の平面図。 (A)、(B)は本実施形態の離間装置で張力を付与した接着シートの態様図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態において、X軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向であって図1中紙面に直交する手前方向で「後」がその逆方向とする。
図1、図2において、離間装置10は、接着シートAS上の板状部材としての四角形のウエハWFに互いに交差する少なくとも2方向としてのX軸方向およびY軸方向の張力を付与して、ウエハWFから形成される複数の片状体としてのチップCPの相互間隔を広げる離間装置であって、接着シートASにおける対向し合う第1領域AS1および第2領域AS2をそれぞれ第1支持手段20および第2支持手段30で支持し、当該第1、第2支持手段20、30を2方向のうちの一方向としてのX軸方向に相対移動させて接着シートASに当該X軸方向への張力を付与する第1張力付与手段40と、接着シートASにおける対向し合う第3領域AS3および第4領域AS4をそれぞれ第3支持手段50および第4支持手段60で支持し、当該第3、第4支持手段50、60を2方向のうちの他方向としてのY軸方向に相対移動させて接着シートASに当該Y軸方向への張力を付与する第2張力付与手段70と、第1張力付与手段40でX軸方向への張力を付与する際、接着シートASがY軸方向に縮むことを防止する他方向縮み防止手段としてのY軸方向縮み防止手段80と、第2張力付与手段70でY軸方向への張力を付与する際、接着シートASがX軸方向に縮むことを防止する一方向縮み防止手段としてのX軸方向縮み防止手段90とを有している。
なお、ウエハWFは、切断刃や加圧水等のウエハ切断手段によりチップCPに個片化されるか、レーザ光や薬液等のウエハ脆弱化手段によりチップCPに個片化可能とされ、接着シートASが貼付されて一体物WKとされている。
接着シートASは、ウエハWFが貼付された被着体貼付領域AWを囲む多角形の包囲領域ACの各頂部APからそれぞれ接着シートASの外縁方向に延びて、当該包囲領域ACに対して4方向の張力の合成方向に張力が付与されることを防止する不干渉切込CUと、包囲領域ACの各辺からそれぞれX軸方向両側、Y軸方向両側に延びる第1〜第4領域AS1〜AS4とを有し、平面視にて十字形状に形成されている。
第1、第2支持手段20、30は、駆動機器としての直動回動モータ21、31の各出力軸21A、31Aに支持された下把持部材22、32と、各下把持部材22、32の上面に支持された駆動機器としての回動モータ23、33の各出力軸23A、33Aに支持された上把持部材24、34とを備えている。
第1張力付与手段40は、左右方向に1対設けられた駆動機器としてのリニアモータ41を備え、それぞれのスライダ42で直動回動モータ21、31を支持している。
第3、第4支持手段50、60は、駆動機器としての直動回動モータ51、61の各出力軸51A、61Aに支持された支持プレート52、62と、各支持プレート52、62にY軸方向縮み防止手段80の下側部分を介して支持された駆動機器としての直動モータ53、63(63は不図示)と、それらの各出力軸53A、63A(63Aは不図示)に支持された下把持バー54、64(64は不図示)と、各支持プレート52、62の上面に支持された駆動機器としての回動モータ55、65と、それらの各出力軸55A、65Aに回動アーム56、66およびY軸方向縮み防止手段80の上側部分を介して支持された駆動機器としての直動モータ57、67と、それらの各出力軸57A、67A(67Aは不図示)に支持された上把持バー58、68(68は不図示)とを備えている。
第2張力付与手段70は、前後方向に1対設けられた駆動機器としてのリニアモータ71を備え、それぞれのスライダ72で直動回動モータ51、61を支持している。
Y軸方向縮み防止手段80は、各支持プレート52、62それぞれに支持されたフレーム81に回転可能に支持された複数の下側ローラ82と、各回動アーム56、66それぞれに支持されたフレーム83に回転可能に支持された複数の上側ローラ84とを備えている。
X軸方向縮み防止手段90は、各リニアモータ41のスライダ43それぞれに支持された駆動機器としての下側の直動モータ91と、それらの各出力軸91Aに支持されたフレーム92に回転可能に支持された複数の下側ローラ93と、第1、第2支持手段20、30の上方で、左右方向に1対設けられた駆動機器としてのリニアモータ94(右側不図示)と、それらの各スライダ95(右側不図示)に支持された直動モータ96(右側不図示)と、それらの各出力軸96A(右側不図示)に支持されたフレーム97(右側不図示)に回転可能に支持された複数の上側ローラ98(右側不図示)とを備えている。
以上の離間装置10において、ウエハWFから形成される複数のチップCPの相互間隔を広げる手順を説明する。
先ず、図1中実線で示すように、各部材が初期位置で待機する離間装置10に対し、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が一体物WKを搬送し、接着シートASの第1〜第4領域AS1〜AS4を下把持部材22、32上およびY軸方向縮み防止手段80の下側ローラ82上に載置する。次いで、第1、第2支持手段20、30が回動モータ23、33を駆動し、図2に示すように、第1領域AS1および第2領域AS2を下把持部材22、32および上把持部材24、34で把持する。また、第3、第4支持手段50、60が回動モータ55、65を駆動し、同図に示すように、第3領域AS3および第4領域AS4をY軸方向縮み防止手段80の上側、下側ローラ82、84で把持する。
この後、第1張力付与手段40が各リニアモータ41を駆動し、図3(A)に示すように、第1支持手段20および第2支持手段30をそれぞれ+X軸方向および−X軸方向へ移動し、接着シートASをX軸方向に引き延ばす。これにより、ウエハWFから形成される複数のチップCPのX軸方向の相互間隔が広げられる。このとき、第3、第4領域AS3、AS4が上側、下側ローラ82、84で把持されているので、包囲領域ACは、X軸方向への伸びが許容されるものの、Y軸方向への縮みが規制され、各チップCPは、X軸方向のみに移動することとなる。そして、X軸方向の両側に位置するチップCPが所定の位置に達したことを光学センサや撮像手段等の図示しない検知手段が検知すると、第1張力付与手段40が各リニアモータ41の駆動を停止する。このとき、第1、第2支持手段20、30が直動回動モータ21、31を駆動し、それぞれの出力軸21A、31Aを所定平面内で回動させて首振り動作を行うことで、第1、第2領域AS1、AS2の伸び方向を前後方向で調整することができ、X軸方向への伸びが不均一になることを防止することができる。
その後、第1張力付与手段40およびX軸方向縮み防止手段90が各リニアモータ41、94を駆動し、図3(B)に示すように、引き延ばされた第1領域AS1および第2領域AS2の上下にそれぞれ下側、上側ローラ93、98を配置する。次いで、X軸方向縮み防止手段90が直動モータ91、96を駆動し、引き延ばされた第1領域AS1および第2領域AS2をそれぞれ下側、上側ローラ93、98で把持する(図1中右側の二点鎖線で示す部分参照)。その後、第3、第4支持手段50、60が直動モータ53、63、57、67を駆動し、下把持バー54、64および上把持バー58、68でそれぞれ第3領域AS3および第4領域AS4を把持する。そして、第1、第2支持手段20、30が回動モータ23、33を駆動し、下把持部材22、32および上把持部材24、34での第1領域AS1および第2領域AS2の把持を解除する。
次いで、第2張力付与手段70が各リニアモータ71を駆動し、図3(B)に示すように、第3支持手段50および第4支持手段60をそれぞれ+Y軸方向および−Y軸方向へ移動し、接着シートASをY軸方向に引き延ばす。これにより、ウエハWFから形成される複数のチップCPのY軸方向の相互間隔も広げられる。このとき、第1、第2領域AS1、AS2が下側、上側ローラ93、98で把持されているので、包囲領域ACは、Y軸方向への伸びが許容されるものの、X軸方向への伸みが規制され、各チップCPは、Y軸方向のみに移動することとなる。そして、Y軸方向の両側に位置するチップCPが所定の位置に達したことを光学センサや撮像手段等の図示しない検知手段が検知すると、第2張力付与手段70が各リニアモータ71の駆動を停止する。このとき、第3、第4支持手段50、60が直動回動モータ51、61を駆動し、それぞれの出力軸51A、61Aを所定面内で回動させて首振り動作を行うことで、第3、第4領域AS3、AS4の伸び方向を左右方向で調整することができ、Y軸方向への伸びが不均一になることを防止することができる。
その後、搬送装置やピックアップ装置等の図示しない搬送手段が理論上の位置を基準として各チップCPを保持して搬送し、リードフレームや基板等の被搭載物上に搭載する。その後、全てのチップCPの搬送が終了すると、各手段が各駆動機器を駆動し、離間装置10の各部材を初期位置に復帰させた後、チップCPが取り外された一体物WKを搬送手段が回収し、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、ウエハWFから形成される複数のチップCPの相互間隔を広げたときに、各チップCPの位置が理論上の位置からずれてしまうことを極力防止することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
第1〜第4支持手段20、30、50、60は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段や、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段や、接着剤、磁力等で接着シートASを支持する構成でもよい。
1対の第1張力付与手段40のうち、一方を固定しておき、他方を移動させてもよいし、他方を固定しておき、一方を移動させてもよい。また、1対の第2張力付与手段70のうち、一方を固定しておき、他方を移動させてもよいし、他方を固定しておき、一方を移動させてもよい。
一方向縮み防止手段および他方向縮み防止手段は、複数のプーリと、それらプーリに掛け回されたベルトとで構成してもよいし、接着シートと同様に伸びるゴムや樹脂等で構成してもよい。
一方向縮み防止手段および他方向縮み防止手段はなくともよい。
他方向縮み防止手段をなくして一方向縮み防止手段だけとしてもよいし、一方向縮み防止手段をなくして他方向縮み防止手段だけとしてもよい。
一方向縮み防止手段および他方向縮み防止手段は、下側、上側ローラ93、98、82、84や、プーリ、ベルトを回転駆動させる駆動機器を設けたり、接着シートと同様に伸びるゴムや樹脂等を引っ張る駆動機器を設けたりしてもよく、この場合、接着シートASがX軸方向やY軸方向に縮むことをより効率的に防止することができる上、第1、第2張力付与手段40、70が接着シートASを引っ張る張力を小さくすることもできる。
板状部材や片状体の形状は、例えば円形、楕円形、三角形や五角形以上の多角でもよく、どのような形状でもよい。
接着シートを介して板状部材に互いに交差する3方向以上の張力を付与してもよく、支持手段および張力付与手段の数は、張力を付与する方向数によって決定することができる。
接着シートの不干渉切込はなくともよい。
不干渉切込を形成する場合、接着シートを各支持手段で支持した後に形成してもよい。
不干渉切込は、各頂部APからそれぞれ接着シートASの外縁方向に延びる一本の切り込みでもよい。
不干渉切込の形成には、カッター刃、レーザカッター、熱カッター、エアカッター、圧縮水カッター等を有する多関節ロボットなどの切断手段を用いることができる。
また、本発明における接着シートASの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよい。また、接着シートASは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材と接着剤層との間に中間層を有するもの、基材の上面にカバー層を有する等3層以上のもの、さらには、基材を接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層または複層の中間層を有するものや、中間層のない単層または複層のものであってよい。さらに、板状部材としては、例えば、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品等も対象とすることができ、片状体は、それらが個片化されたものであればよい。なお、接着シートASは、機能的、用途的な読み方に換え、例えば、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ等の任意のシート、フィルム、テープ等でもよい。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、第1張力付与手段は、接着シートにおける対向し合う第1領域および第2領域をそれぞれ第1支持手段および第2支持手段で支持し、当該第1、第2支持手段を2方向のうちの一方向に相対移動させて接着シートに当該一方向への張力を付与可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10…離間装置
20…第1支持手段
30…第2支持手段
40…第1張力付与手段
50…第3支持手段、
60…第4支持手段
70…第2張力付与手段
80…Y軸方向縮み防止手段(他方向縮み防止手段)
90…X軸方向縮み防止手段(一方向縮み防止手段)
AS…接着シート
AS1…第1領域
AS2…第2領域
AS3…第3領域
AS4…第4領域
CP…チップ(片状体)
WF…ウエハ(板状部材)

Claims (3)

  1. 接着シート上の板状部材に互いに交差する少なくとも2方向の張力を付与して、前記板状部材から形成される複数の片状体の相互間隔を広げる離間装置であって、
    前記接着シートにおける対向し合う第1領域および第2領域をそれぞれ第1支持手段および第2支持手段で支持し、当該第1、第2支持手段を前記2方向のうちの一方向に相対移動させて前記接着シートに当該一方向への張力を付与する第1張力付与手段と、
    前記接着シートにおける対向し合う第3領域および第4領域をそれぞれ第3支持手段および第4支持手段で支持し、当該第3、第4支持手段を前記2方向のうちの他方向に相対移動させて前記接着シートに当該他方向への張力を付与する第2張力付与手段とを備え、
    前記第1、第2、第3、第4支持手段は、前記2方向で形成される所定平面内でそれぞれ回動可能に設けられ、
    前記第1張力付与手段で前記第1、第2支持手段を前記一方向に相対移動させ、かつ、前記第1、第2支持手段を前記所定平面内で回動させた後、前記第2張力付与手段で前記第3、第4支持手段を前記他方向に相対移動させ、かつ、前記第3、第4支持手段を前記所定平面内で回動させるように構成されていることを特徴とする離間装置。
  2. 前記第1張力付与手段で前記一方向への張力を付与する際、前記接着シートが前記他方向に縮むことを防止する他方向縮み防止手段を有することを特徴とする請求項1に記載の離間装置。
  3. 前記第2張力付与手段で前記他方向への張力を付与する際、前記接着シートが前記一方向に縮むことを防止する一方向縮み防止手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の離間装置。
JP2014213871A 2014-10-20 2014-10-20 離間装置 Active JP6468789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213871A JP6468789B2 (ja) 2014-10-20 2014-10-20 離間装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014213871A JP6468789B2 (ja) 2014-10-20 2014-10-20 離間装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016082139A JP2016082139A (ja) 2016-05-16
JP6468789B2 true JP6468789B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=55959146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014213871A Active JP6468789B2 (ja) 2014-10-20 2014-10-20 離間装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6468789B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6941022B2 (ja) * 2017-10-06 2021-09-29 株式会社ディスコ 拡張方法及び拡張装置
JP7499605B2 (ja) 2020-05-01 2024-06-14 株式会社ディスコ エキスパンド装置
JP7486345B2 (ja) 2020-05-01 2024-05-17 株式会社ディスコ エキスパンド方法及びエキスパンド装置
JP7483561B2 (ja) 2020-08-26 2024-05-15 株式会社ディスコ エキスパンド方法及びエキスパンド装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60249346A (ja) * 1984-05-24 1985-12-10 Nec Kansai Ltd 半導体ウエ−ハ引き伸ばし方法
JP2006173269A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Hamamatsu Photonics Kk 基板加工方法及びフィルム伸張装置
JP2012174954A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Panasonic Corp 半導体発光装置及びそれを用いた光源装置
JP5980600B2 (ja) * 2012-07-12 2016-08-31 株式会社ディスコ テープ拡張装置
JP6009885B2 (ja) * 2012-09-24 2016-10-19 株式会社ディスコ テープ拡張装置
JP6386866B2 (ja) * 2014-10-10 2018-09-05 リンテック株式会社 離間装置および離間方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016082139A (ja) 2016-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6408366B2 (ja) 離間装置および離間方法
JP6363947B2 (ja) 離間装置および離間方法
KR102392848B1 (ko) 정렬 장치 및 정렬 방법
JP6468789B2 (ja) 離間装置
KR102391432B1 (ko) 다이 이송 모듈 및 이를 포함하는 다이 본딩 장치
JP6386866B2 (ja) 離間装置および離間方法
JP6393596B2 (ja) 整列装置および整列方法
KR102654506B1 (ko) 웨이퍼 분리 방법 및 웨이퍼 분리 장치
CN111095493A (zh) 薄型化板状部件的制造方法以及薄型化板状部件的制造装置
JP6401608B2 (ja) 離間装置および離間方法
JP3196099U (ja) 離間装置
JP6420623B2 (ja) 離間装置および離間方法
CN107615475A (zh) 片材剥离装置及剥离方法
JP5005904B2 (ja) 転着装置及び転着方法
CN108933094B (zh) 分离装置及分离方法
JP6393575B2 (ja) 離間装置および離間方法
JP6438757B2 (ja) 離間装置および離間方法
JP6880433B2 (ja) 離間装置および離間方法
JP6427005B2 (ja) 離間装置
JP2016081973A (ja) 離間装置および離間方法
TWI769220B (zh) 離間裝置及離間方法
JP2016111187A (ja) 間隔調整装置および調整方法
JP2017157777A (ja) 処理方法および処理装置
JP2016122708A (ja) 離間装置および離間方法
KR20220157358A (ko) 박화 웨이퍼의 제조 방법 및 박화 웨이퍼의 제조 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6468789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250