JP6447335B2 - A/d変換回路 - Google Patents
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Description
請求項2に記載した変換制御回路は、A/D変換を終了するタイミングを決定する変換データ出力処理信号を出力し、その時の周回数差計測部が出力する差分値をアナログ入力電圧に対するA/D変換データとして出力する。信号比率変更回路は、アナログ入力電圧から基準電圧を減算した電圧を差分電圧とし、その差分電圧に第1比例係数を乗じた第1差分電圧と基準電圧を加算した電圧を第1出力端子から出力するとともに、差分電圧に第1比例係数と同符号で且つ値が異なる第2比例係数を乗じた第2差分電圧を基準電圧から減算した電圧を第2出力端子から出力する。第1パルス周回回路の遅延ユニットは、信号比率変更回路の第1出力端子とグランド線とから電源電圧の供給を受ける。第2パルス周回回路の遅延ユニットは、信号比率変更回路の第2出力端子とグランド線とから電源電圧の供給を受ける。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図11を参照して説明する。
また、全差動増幅回路12は、反転出力端子から下記(2)式に示す電圧を出力する。ただし、A2は、可変抵抗器16の端子a−c間の抵抗値R3および端子b−c間の抵抗値R4により定まる増幅率である。
従って、全差動増幅回路11の非反転出力端子は、信号比率変更回路2の第1出力端子に相当し、全差動増幅回路12の反転出力端子は、信号比率変更回路2の第2出力端子に相当する。なお、全差動増幅回路13、14の出力電圧も、上記(1)、(2)式により表すことができる。ただし、この場合、ΔVは、設定電圧Vsetから基準電圧Vrefを減算した差分電圧となる。
図7は、4系統のパルス周回回路31〜34への印加電圧および単位時間当たりの周回数の関係を概念的に表した図である。A/D変換回路1の構成によれば、系統Aのパルス周回回路31に印加される電源電圧をxとし、系統Bのパルス周回回路32に印加される電源電圧をx′とすると、基準電圧xrefに対し常に(3)式と(4)式が成り立つ。
x′=xref−r・Δx …(4)
すなわち、系統Aのパルス周回回路31の印加電圧が「Δx」だけ増加したとき、系統Bのパルス周回回路32の印加電圧が「r・Δx」だけ減少し、系統A、Bのパルス周回回路31、32の印加電圧が等しくなったときの電圧がxrefとなる。ここで、rは、全差動増幅回路11、12の増幅率A1、A2の比率であり、下記(5)式で表される。
また、図7に示す系統A〜Dのパルス周回回路の特性は、任意の基準電圧xrefを中心にして(6)式、(7)式に示す2次関数で近似できる(僅かに2次成分を有している)。ただし、y、y′は、それぞれ系統A、Bのパルス周回回路31、32に電源電圧x、x′を印加したときの単位時間当たりの周回数である。また、係数AはΔxに対する2次係数であり、係数BはΔxに対する1次係数である。
y′=A・(−r・Δx)2+B・(−r・Δx)+yref …(7)
上記(6)式および(7)式により、次の(8)式が成り立つ。
上記(8)式によれば、単位時間当たりの周回数差「y−y′」は、yrefと無関係であることが分かる。また、「r=1」、つまり「増幅率A1=増幅率A2」であれば、電圧変化Δxに対する非直線性成分である2次成分((8)式の右辺第1項)は「0」となり、従来技術の構成と同様に、良好な直線性が得られる。そして、「r≠1」、つまり「増幅率A1≠増幅率A2」とすれば、非直線性が得られることが分かる。
続いて、本実施形態による非直線性補正の試算結果およびセンサ非直線性補正への利用方法を説明する。
例えば、センサの非直線性が「+0.4%」であれば、A/D変換回路1の非直線性を「−0.4%」に設定すれば、センサの非直線性を完全に相殺することができる。なお、A/D変換回路1の非直線性を「−0.4%」に設定する場合、増幅率の比率rを「1.75」程度(増幅率A1≒5.7、増幅率A2=10)とすればよい。
(1)4系統のパルス周回回路31〜34を同一の半導体チップ上に互いに近接して配置する。この配置によれば、反転回路Na〜Nxの温度が等しくなり、温度特性が相殺される。
(2)4系統のパルス周回回路31〜34を同一形状・同一寸法に配置する。この配置によれば反転回路Na〜Nxの特性が等しくなり、温度特性が良好に相殺される。
(3)4系統のパルス周回回路31〜34を同一方向に配置する。この配置によれば、半導体プロセスでの出来栄えが同じになり、温度特性が良好に相殺される。
(4)4系統のパルス周回回路31〜34のサイズをできるだけ大きくする。これにより、半導体プロセスでの寸法ばらつきが相対的に小さくなり、温度特性が良好に相殺される。
(5)第1、第2カウンタ42、43、コンパレータ44などの周辺回路も、同一チップ上でパルス周回回路31〜34の近くに配置する。この配置によれば、配線に伴う寄生容量を低減でき、信号遅延に基づく誤動作を回避することができる。
以下、本発明の第2の実施形態について図12〜図14を参照して説明する。
図12に示す本実施形態のA/D変換回路61は、第1の実施形態のA/D変換回路1に対し、被変換電圧が差動形式である点などが異なる。すなわち、A/D変換回路61は、差動形式のアナログ入力電圧Vin+、Vin−(被変換電圧)を基準電圧Vrefとの差分に応じたデジタル値に変換し、それをA/D変換データDTとして出力する。なお、この場合、ラッチ&エンコーダ37、39は設けられていない(設けてもよい)。
以下、本発明の第3の実施形態について図15を参照して説明する。
図15に示すように、本実施形態のA/D変換回路71が有する信号比率変更回路72は、第1の実施形態の信号比率変更回路2に対し、図2に示した可変抵抗器15〜18に代えて抵抗R71〜R78を備えている点が異なる。抵抗R71、R72および全差動増幅回路11は、次のような形態で接続されている。すなわち、抵抗R71の一方の端子には、基準電圧Vrefが与えられている。抵抗R71の他方の端子は、全差動増幅回路11の反転入力端子に接続されるとともに、抵抗R72を介して全差動増幅回路11の非反転出力端子に接続されている。抵抗R73、R74および全差動増幅回路12、抵抗R75、R76および全差動増幅回路13、抵抗R77、R78および全差動増幅回路14も、抵抗R71、R72および全差動増幅回路11と同様の形態で接続されている。
以下、本発明の第4の実施形態について図16を参照して説明する。
図16に示すように、本実施形態のA/D変換回路81は、第1の実施形態のA/D変換回路1に対し、周回数差計測部3の具体的な構成が異なっている。A/D変換回路81は、図2に示した系統A、Bの第1カウンタ42に替えて、第1、第2パルス周回回路31、32のそれぞれに対するカウンタ84、85を備えており、カウントアップ値とカウントダウン値を得るために設けられる。ラッチ86はカウンタ84のカウンタ値を保持し、ラッチ87はカウンタ85のカウンタ値を保持するように設けられ、これによりカウンタ84、85とラッチ86、87は2対備えられている。対をなすカウンタ84、85は、ラッチ86、87および減算器88を伴い、例えば8ビットの第2種類のアップダウンカウンタ89をなしている。リセットパルスRPが入力されるとカウント値を0にリセットし、第1パルス周回回路31と第2パルス周回回路32の出力信号によりそれぞれカウントアップする。
以下、本発明の第5の実施形態について図17を参照して説明する。
図17に示す本実施形態のA/D変換回路91は、第1の実施形態のA/D変換回路1に対し、図2に示した信号比率変更回路2に代えて信号比率変更回路92を備えている点などが異なる。なお、この場合、ラッチ&エンコーダ37、39は設けられていない(設けてもよい)。
そして、OPアンプ93の出力電圧は、下記(12)式により表すことができる。ただし、ΔVは、アナログ入力電圧Vinから基準電圧Vrefを減算した差分電圧である。
また、OPアンプ94は、非反転増幅回路として動作する。この場合における増幅率A1は、下記(13)式により表すことができる。ただし、可変抵抗器98の端子a−c間の抵抗値をR3とし、端子b−c間の抵抗値をR4とする。
そして、OPアンプ94の出力電圧は、下記(14)式により表すことができる。
OPアンプ94の出力電圧=Vref+A1・ΔV …(14)
従って、OPアンプ93の出力端子は、信号比率変更回路92の第2出力端子に相当し、OPアンプ94の出力端子は、信号比率変更回路92の第1出力端子に相当する。なお、OPアンプ95、96の出力電圧も、上記(12)、(14)式により表すことが出来る。ただし、この場合、ΔVは、設定電圧Vsetから基準電圧Vrefを減算した差分電圧となる。また、本実施形態では、可変抵抗器97、98が信号比率調整手段に相当する。
以下、本発明の第6の実施形態について図18を参照して説明する。
図18に示す本実施形態のA/D変換回路111は、第5の実施形態のA/D変換回路91に対し、被変換電圧が差動形式である点などが異なる。すなわち、A/D変換回路111は、差動形式のアナログ入力電圧Vin+、Vin−(被変換電圧)を基準電圧Vrefとの差分に応じたデジタル値に変換し、それをA/D変換データDTとして出力する。なお、この場合、ラッチ&エンコーダ37、39は設けられていない(設けてもよい)。
このような構成のA/D変換回路111についても、第2の実施形態のA/D変換回路61と同様、ピエゾ抵抗効果を利用した圧力センサ、磁気抵抗素子を用いた電流センサ、磁気センサなどと組み合わせることができる。
以下、本発明の第7の実施形態について図19を参照して説明する。
図19に示すように、本実施形態のA/D変換回路121が有する信号比率変更回路122は、第5の実施形態の信号比率変更回路92に対し、可変抵抗器97〜100に代えて抵抗R121〜R128を備えている点が異なる。抵抗R121、R122およびOPアンプ93は、次のような形態で接続されている。すなわち、抵抗R121の一方の端子には、アナログ入力電圧Vinが与えられている。抵抗R121の他方の端子は、OPアンプ93の反転入力端子に接続されるとともに、抵抗R122を介してOPアンプ93の出力端子に接続されている。
以下、本発明の第8の実施形態について図20〜図23を参照して説明する。図20に示すA/D変換回路131は、第2の実施形態のA/D変換回路61に対し、全差動増幅回路11、12に代えて全差動増幅回路11aを備え、全差動増幅回路13、14に代えて全差動増幅回路13aを備えるところが主に異なるところである。第2の実施形態では差動入力としたが、本実施形態ではシングルエンド入力としている。また、ラッチ&エンコーダ37及び39は設けられていない(設けてもよい)。
× (Vo+ − Vo-) …(16)
第2差動対回路部220は、第1差動対回路部198と同様にフォールデッドカスコード接続の形態を有し、トランジスタ224〜235から構成されている。トランジスタ224、225は差動対を構成し、トランジスタ226、227は定電流回路を構成している。トランジスタ232と234およびトランジスタ233と235は、差動対に対する能動負荷236を構成している。トランジスタ228、229は定電流回路237を構成している。
Vo- = Vref − ΔVo- …(18)
( ΔVo- / ΔVo+ ) = (R14/R13) …(19)
上記(17)式の第3差分電圧ΔVo+は、例えば第1の実施形態で説明した第1差分電圧に相当し、(18)式の第4差分電圧ΔVo-は第2差分電圧に相当する。このため、第1の実施形態では次式が成り立つ。
= (A2/A1) = r …(20)
よって、(19)式は(20)式の、(A2/A1)を(R14/R13)と置き換えたものであることがわかる。また、(20)式の(A2/A1)は(5)式の増幅率の比率rと等価である。このことから、下記(21)式が成り立ち、図9および図10の関係を適用できる。
すなわち、本実施形態は例えば第1の実施形態と同様の作用効果を得られる。この結果、信号比率変更回路132は、系統A及び系統Bに電圧出力する回路を、全差動増幅回路11a及び抵抗15aにより構成することができ、系統C及び系統Dに電圧出力する回路も同様に全差動増幅回路13a及び抵抗17aにより構成できる。
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
第4の実施形態を除く各実施形態においても、第4の実施形態に示すように、第1カウンタ42に替えてカウンタ84、85を備えた構成としてもよい。
第3および第4パルス周回回路33、34、第2カウンタ43などを主体とする温度特性を相殺する(温度補償する)ための構成は、必ずしも設けなくともよい。また、温度補償を行うための各種の工夫についても同様である。その場合、変換制御回路4は、任意のタイミングで変換データ出力処理信号Saを出力する構成とすればよい。
また、センサではなく、マイクロプロセッサ(マイクロコントローラ)、DSP(Digital Signal Processor)などのデジタル信号処理装置の周辺回路として搭載することも可能である。
Claims (13)
- アナログ入力電圧と基準電圧との差分に応じたA/D変換データを出力するA/D変換回路(1、61、71、81、91、111、121、131)であって、
入力信号を電源電圧に応じて定まる遅延時間だけ遅延させて出力する複数の遅延ユニットがリング状に接続されて構成され、これら遅延ユニットにパルス信号を周回させる第1パルス周回回路(31)および第2パルス周回回路(32)と、
前記第1パルス周回回路におけるパルス信号の周回数と前記第2パルス周回回路におけるパルス信号の周回数をカウントしその差分値を出力する周回数差計測部(3)と、
A/D変換を終了するタイミングを決定する変換データ出力処理信号を出力し、その時の前記周回数差計測部が出力する差分値を前記アナログ入力電圧に対するA/D変換データとして出力する変換制御回路(4)と、
前記アナログ入力電圧から前記基準電圧を減算した電圧を差分電圧とし、前記差分電圧に第1比例係数を乗じた第1差分電圧と前記基準電圧を加算した電圧を第1出力端子から出力するとともに、前記差分電圧に前記第1比例係数と同符号の第2比例係数を乗じた前記第2差分電圧を前記基準電圧から減算した電圧を第2出力端子から出力する信号比率変更回路(2、62、72、92、112、122、132)と、
を備え、
前記第1比例係数及び前記第2比例係数の少なくとも一方は可変できるように構成され、
前記第1パルス周回回路の遅延ユニットは、前記信号比率変更回路の前記第1出力端子とグランド線とから電源電圧の供給を受け、
前記第2パルス周回回路の遅延ユニットは、前記信号比率変更回路の前記第2出力端子とグランド線とから電源電圧の供給を受けるように構成されていることを特徴とするA/D変換回路。 - アナログ入力電圧と基準電圧との差分に応じたA/D変換データを出力するA/D変換回路(1、61、71、81、91、111、121、131)であって、
入力信号を電源電圧に応じて定まる遅延時間だけ遅延させて出力する複数の遅延ユニットがリング状に接続されて構成され、これら遅延ユニットにパルス信号を周回させる第1パルス周回回路(31)および第2パルス周回回路(32)と、
前記第1パルス周回回路におけるパルス信号の周回数と前記第2パルス周回回路におけるパルス信号の周回数をカウントしその差分値を出力する周回数差計測部(3)と、
A/D変換を終了するタイミングを決定する変換データ出力処理信号を出力し、その時の前記周回数差計測部が出力する差分値を前記アナログ入力電圧に対するA/D変換データとして出力する変換制御回路(4)と、
前記アナログ入力電圧から前記基準電圧を減算した電圧を差分電圧とし、前記差分電圧に第1比例係数を乗じた第1差分電圧と前記基準電圧を加算した電圧を第1出力端子から出力するとともに、前記差分電圧に前記第1比例係数と同符号で且つ値が異なる第2比例係数を乗じた前記第2差分電圧を前記基準電圧から減算した電圧を第2出力端子から出力する信号比率変更回路(2、62、72、92、112、122、132)と、
を備え、
前記第1パルス周回回路の遅延ユニットは、前記信号比率変更回路の前記第1出力端子とグランド線とから電源電圧の供給を受け、
前記第2パルス周回回路の遅延ユニットは、前記信号比率変更回路の前記第2出力端子とグランド線とから電源電圧の供給を受けるように構成されていることを特徴とするA/D変換回路。 - 前記アナログ入力電圧は、前記第1出力端子の電圧が前記基準電圧より高い範囲で上に凸となる非線形の特性を有するセンサ(63、65)から出力されるものであり、
前記第1差分電圧の絶対値は、前記第2差分電圧の絶対値より小さく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のA/D変換回路。 - 前記アナログ入力電圧は、前記第1出力端子の電圧が前記基準電圧より高い範囲で下に凸となる非線形の特性を有するセンサ(65)から出力されるものであり、
前記第1差分電圧の絶対値は、前記第2差分電圧の絶対値より大きく設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のA/D変換回路。 - 前記信号比率変更回路(2、62、72、92、112、122)は、
前記第1出力端子を備え、前記差分電圧に第1比例係数を乗じた第1差分電圧と前記基準電圧を加算した電圧を前記第1出力端子から出力する第1増幅回路(11、94)と、
前記第2出力端子を備え、前記差分電圧に前記第1比例係数と同符号の第2比例係数を乗じた前記第2差分電圧を前記基準電圧から減算した電圧を前記第2出力端子から出力する第2増幅回路(12、93)と、
を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のA/D変換回路。 - 前記信号比率変更回路(132)は、
前記第1出力端子及び前記第2出力端子を備え、前記第1出力端子の出力電圧と前記基準電圧との差分を第3差分電圧とし、前記第2出力端子の出力電圧と前記基準電圧との差分を第4差分電圧としたとき、前記第3差分電圧と前記第4差分電圧の比率を前記第1比例係数と前記第2比例係数の比率と同一となる条件を満たす電圧を前記第1出力端子及び前記第2出力端子からそれぞれ出力する全差動増幅回路(11a)を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のA/D変換回路。 - 前記信号比率変更回路(2、62、92、112、132)は、前記第1比例係数と、前記第2比例係数と、を調整する信号比率調整手段(15、16、97、98、15a、219)を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のA/D変換回路。
- 前記変換データ出力処理信号の出力時における前記第1および第2パルス周回回路の内でのパルス位置をそれぞれ検出する第1および第2周回位置検出回路(5、6)を備え、
前記変換制御回路は、前記変換データ出力処理信号の出力時において、前記第1パルス周回回路の内でのパルス位置と前記第2パルス周回回路の内でのパルス位置との差分を所定ビット数に対応させてA/D変換データの下位データとし、前記周回数差計測部が出力する差分値と前記下位データからの繰り上がり(正の値)、あるいは繰り下がり(負の値)分の和をA/D変換データの上位データとすることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のA/D変換回路。 - 前記周回数差計測部は、前記第1および第2パルス周回回路において互いに同位置に配された遅延ユニットからパルス信号が出力される毎にそれぞれカウントアップおよびカウントダウンするように構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のA/D変換回路。
- 前記周回数差計測部は、カウント停止端子とカウントアップ入力端子とカウントダウン入力端子とを備え、カウントアップ入力端子とカウントダウン入力端子のいずれにパルス信号が入力されたかに応じてカウントアップまたはカウントダウンを行い、カウント停止端子に前記変換データ出力処理信号が入力されたことに応じてカウント動作を停止する第1種類のアップダウンカウンタ(42)、および、カウントアップ値とカウントダウン値を得るためのカウンタ(84、85)とそのカウント値を前記変換データ出力処理信号が入力されたことに応じて保持するラッチ(86、87)を2対備え、前記2つのラッチに保持されているカウント値の差分を出力する第2種類のアップダウンカウンタ(89)のいずれかの種類の構成を備えていることを特徴とする請求項9に記載のA/D変換回路。
- 前記第1種類のアップダウンカウンタは、入力したパルス信号に応じてカウント信号とカウントアップ/カウントダウンを指示するモード信号を生成する入力部(45)と、前記カウント信号を前記モード信号に従ってカウントアップまたはカウントダウンするカウンタ部(46)とを備え、
前記入力部は、重なり検出部(49)とカウント信号出力部(50)とを備え、
前記重なり検出部は、前記カウントアップ入力端子と前記カウントダウン入力端子にパルス信号が同時に入力された重なり状態の有無を監視し、重なり状態の発生を検出すると重なり検出信号を出力し、重なった当該2つのパルス信号がともに終了した時点から、さらに少なくとも前記カウント信号出力部が有する入出力間の遅延時間分の時間が経過した後に前記重なり検出信号の出力を停止するように構成され、
前記カウント信号出力部は、前記重なり検出部から前記重なり検出信号が入力されていない時、前記カウントアップ入力端子または前記カウントダウン入力端子に入力されたパルス信号が終了したことに応じて前記カウンタ部にカウント信号を出力し、前記重なり検出信号が入力されている時、前記カウンタ部へのカウント信号を出力しないように構成されていることを特徴とする請求項10に記載のA/D変換回路。 - 前記アナログ入力電圧は、ピエゾ抵抗効果を利用した圧力センサ(63)から出力されるものであることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のA/D変換回路。
- 前記アナログ入力電圧は、磁気センシング素子としてMREまたはGMRを用いたセンサ(65)から出力されるものであることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のA/D変換回路。
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