JP6445431B2 - 車両用ドアライニング及びその取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車等の車両のドアに用いられる車両用ドアライニング及びその取付構造に関する。
例えば、自動車等の車両に用いられる車両用ドアにおいて、金属で形成されたドアパネルの室内側をドアライニングで覆うことで装飾性を高めることが行われている。このドアライニングは、例えば、車両用ドアを開閉させる開閉ノブの上方に装着されるアッパーパネルと、該アッパーパネルの下方に設けられアームレストを有したロアーパネルとを有している。そして、アッパーパネルの端部に設けられた第1の係合部とロアーパネルの端部に設けられた第2の係合部とを係合させることで、互いに接続して前記ドアパネルを覆う構成としている。
このようなアッパーパネル及びロアーパネルは、例えば、ドアパネルに対して車両の前後方向、幅方向及び高さ方向の3方向への相対変位がそれぞれ規制された状態で接続する必要がある。
例えば、上述したような3方向への相対変位を規制した取付構造としては、特開平10−226235号公報に開示されているように、ドアトリムを構成するウエスト部の内面に3つの係合手段が設けられ、各係合手段は、断面T字状に形成された上側係止体と、該上側係止体の下方に設けられ断面L字状に形成された下側係止体とをそれぞれ備えたものがある。この取付構造における各係合手段は、ウエスト部の長手方向に沿って互いに所定間隔離間するように配置され、該ウエスト部に取り付けられるウエストガーニッシュの係止孔にそれぞれ上側係止体が係合され、一方、前記ウエストガーニッシュの下端に形成された突片部がそれぞれ下側係止体の内部に係合される。
これにより、ウエスト部及びウエストガーニッシュは、上側係止体と係止孔との係合作用下にドアトリムの前後方向及び幅方向への相対変位が規制され、下側係止体と突片部との係合作用下に高さ方向への相対変位が規制された状態で互いに接続される。
しかしながら、上述した取付構造では、ウエスト部及びウエストガーニッシュにおいて、ドアパネルの前後方向及び幅方向に規制する第1の係合部(上側係止体及び係止孔)と、前記車両の高さ方向に係合する第2の係合部(下側係止体及び突片部)とが別々に設けられ、しかも、ドアトリムの前後方向に沿って複数箇所設けられる構成としている。そのため、第1の係合部及び第2の係合部を有したウエスト部及びウエストガーニッシュの形状が複雑となり、それに伴って、組付性が低下してしまうと共に、製造コストが増加してしまう。
また、3箇所設けられた係合部をそれぞれ係合させ、ウエスト部とウエストガーニッシュとを接続する構成としているため、両者の組付作業が煩雑になる。
本発明の一般的な目的は、簡素な構成で、容易に接続することが可能な車両用ドアライニング及びその取付構造を提供することにある。
本発明は、車両用ドアにおける車室内側に装着される車両用ドアライニングにおいて、該車両用ドアライニングの第1パネルと第2パネルとを接続する取付構造であって、
前記第1パネルに設けられる第1係合手段と、
前記第2パネルに設けられ、前記第1係合手段と係合される第2係合手段と、
を有し、
前記第1係合手段及び第2係合手段は、前記第1パネル及び第2パネルにおいてそれぞれ1箇所ずつ設けられ、前記第1係合手段と前記第2係合手段との係合作用下に、前記第1パネルと前記第2パネルにおける少なくとも2方向以上の相対的な変位を規制すると共に、
前記第1係合手段は、前記車両用ドアにおける前後方向と直交する方向に突出した突部と、前記突部とは反対方向に向かって突出した係合片とを有し、前記第2係合手段は、前記突部及び前記係合片の端部がそれぞれ係合される係合部を有し、前記係合部に対して前記突部と前記係合片とが相反する方向から係合されることを特徴とする。
本発明によれば、車両用ドアにおける車室内側に装着される車両用ドアライニングの取付構造において、該車両用ドアライニングの第1パネルに設けられる第1係合手段と、前記車両用ドアライニングの第2パネルに設けられ、前記第1係合手段と係合される第2係合手段とを有し、前記第1及び第2係合手段は、前記第1及び第2パネルにおいてそれぞれ1箇所ずつ設けられ、前記第1係合手段と前記第2係合手段との係合作用下に、前記第1パネルと前記第2パネルにおける少なくとも2方向以上の相対的な変位を規制している。
従って、車両用ドアライニングを構成する第1及び第2パネルにそれぞれ第1及び第2係合手段を設けるという簡素な構成で、前記第1パネルと第2パネルとを容易に接続することができる。
また、第1及び第2係合手段によって第1パネルと第2パネルとを互いに接続することで、前記第1及び第2パネルにおける少なくとも車両の前後方向、幅方向、並びに、高さ方向のうちの2方向以上の相対変位を1箇所の第1及び第2係合手段で規制でき、しかも、車両用ドアライニングを構成する第1及び第2パネルの接続状態における安定性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアライニングの用いられた車両用ドアの一部を示す外観斜視図である。 図1の車両用ドアライニングにおける第1パネルと第2パネルとの接続部位近傍を背面側から見た斜視図である。 図2における第1パネルの第1接続部と第2パネルの第2接続部とを離脱させた状態を示す分解斜視図である。 図3における第1パネルと第2パネルを表面側から見た分解斜視図である。 図2のV−V線に沿った断面を有した一部断面斜視図である。 図2のVI−VI線に沿った断面を有した一部断面斜視図である。 図5のVII−VII線に沿った断面を有した一部断面斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用ドアライニングの用いられた車両用ドアの一部を示す外観斜視図である。 図8の車両用ドアライニングにおける第1パネルと第2パネルとの接続部位近傍を示す斜視図である。 図9における第1パネルと第2パネルとを離脱させた状態を示す分解斜視図である。 図9のXI−XI線に沿った断面図である。 図11における第1パネルと第2パネルとの組み付け前状態を示す断面図である。
車両用ドアライニング10は、図1に示されるように、例えば、自動車等の車両の運転席(助手席)の側方に設けられた車両用ドア12の室内側を覆うように設けられ、且つ、前記車両用ドア12を開閉させるためのドアノブ14近傍に設けられる。なお、以下の説明では、図1に示されるように、車両の前後方向をX方向、前記車両の幅方向をY方向、前記車両の高さ方向をZ方向とする。
この車両用ドアライニング10は、図1〜図7に示されるように、例えば、車両用ドア12における上部に装着される第1パネル16と、該第1パネル16に隣接して車両の前方側から該第1パネル16の下方(矢印Z1方向)へと回り込むように設けられる第2パネル18とからなり、前記第1パネル16の前端部と第2パネル18との間には、ドアノブ14が収納されるノブ収納部20が形成される。
第1パネル16は、例えば、樹脂製材料から所定厚さを有したプレート状に形成され、その車両の前方側(矢印X1方向)となる前端部にはノブ収納部20の一部が後方側(矢印X2方向)に向かって窪むように形成される。また、このノブ収納部20の上方には、第2パネル18と接続される第1アッパー部22が形成される。
第1アッパー部22は、車両の前後方向(矢印X方向)に延在するように形成され、前記車両の幅方向(矢印Y方向)において車室内側(矢印Y1方向)に向かって断面湾曲状で凸状に膨出するように形成されると共に、その前端部には車室内側となる表面に対して所定深さだけ車両の幅方向(矢印Y2方向)に窪んだ第1接続部24が形成される。
第1接続部24は、図2〜図6に示されるように、第1アッパー部22と略平行な断面湾曲形状に形成されたベース部26と、該ベース部26において後述する頂部32より上方(矢印Z2方向)に設けられる第1係合手段28と、該頂部32に対して下方(矢印Z1方向)に設けられ第2パネル18のボス部78が挿入されるボス収納部30とを有する。
ベース部26は、該ベース部26において最も車室内側(矢印Y1方向)へ膨出した断面湾曲形状の頂部32と、該頂部32に対して車両の上方側(矢印Z2方向)に形成される第1平面部34と、前記頂部32に対して車両の下方側(矢印Z1方向)に形成される第2平面部36を有する。また、ベース部26は、第1平面部34と第2平面部36とが頂部32を間として互いに所定角度傾斜して形成されると共に、前記第1及び第2平面部34、36は略平面状に形成される。
第1係合手段28は、ベース部26の第1平面部34から頂部32にかかるように形成され、車両の高さ方向(矢印Z方向)に延在し、該高さ方向に沿って長尺となる断面略長方形状の凹部38と、該凹部38の内部に設けられる係合片40と、前記凹部38の内壁面から前記係合片40側に向かって突出した突部42とを有する。
この凹部38は、車両の前後方向(矢印X方向)に所定幅を有し、高さ方向に一直線上に形成され、その下端部が頂部32に設けられ、上端部が第1平面部34の上端近傍となるように形成され幅方向に貫通した貫通孔44を有する。
係合片40は、例えば、所定厚さを有した板状に形成され、貫通孔44の両側壁から等間隔離間し、その下端側が凹部38の下端部に接合されると共に、先端部が該凹部38の上端部から所定間隔離間した位置まで延在している。すなわち、係合片40は、凹部38の下端部のみで接合された片持ち構造である。
また、係合片40は、その下端部から先端部に向かって第1平面部34に接近するように所定角度だけ傾斜して形成されると共に、貫通孔44の内壁面に対して所定間隔離間するように設けられている。
この係合片40の下端部から凹部38の下端部までの間に、該凹部38の表面に対して立設した第1リブ(保持用突起)46が設けられる。第1リブ46は、凹部38から第2平面部36まで延在し、該第2平面部36の表面に対して所定高さで突出している。なお、第2平面部36において第1リブ46の高さは略一定となるように形成される。
また、係合片40の背面には、頂部32の背面を介して第2平面部36の背面まで延在する第2リブ48が設けられる。この第2リブ48は、係合片40及びベース部26に対して直立するように形成され、前記係合片40と第2平面部36とを接合している。この第2リブ48により係合片40の剛性が向上し、凹部38に対する接合部位を起点とした係合片40の下方への変形(撓み)が防止される。
突部42は、凹部38の上端部、且つ、貫通孔44の上端部の内壁面に設けられ、係合片40の幅寸法と略同一の幅寸法で断面長方形状に形成される。また、突部42の先端は、係合片40側に向かって徐々に幅狭となるテーパ状に形成される。
また、突部42は、第1平面部34と同一平面状に形成され、係合片40が前記突部42に対して該第1平面部34の背面側にオフセットして配置される。すなわち、突部42及び係合片40は、第1平面部34に正対する方向から見た場合に一直線上となり、且つ、相反する方向にそれぞれ突出するように形成され、前記正対する方向と直交する車両の前後方向(矢印X方向)から見た場合に所定距離だけオフセットして配置される。
一方、第1平面部34の背面には、貫通孔44の両側壁と連続する一組の第3リブ50がそれぞれ形成される。この第3リブ50は、前記背面に対して略一定の高さで形成され、貫通孔44の下端部から上端部近傍まで一直線状に形成される。
ボス収納部30は、例えば、第2平面部36の表面に対して所定深さだけ断面半円状に窪んで形成され、その略中央部に孔部52が形成される。
第2パネル18は、例えば、樹脂製材料から所定厚さを有したプレート状に形成され、第1パネル16における第1アッパー部22に隣接する第2アッパー部54を有し、前記第2アッパー部54の後端部に形成された第2接続部56がノブ収納部20の上方(矢印Z2方向)において第1接続部24に接続される。
この第2接続部56は、第1接続部24の表面側を覆うように設けられ、最も車室内側(矢印Y1方向)へ膨出した断面湾曲形状の頂部58と、該頂部58に対して車両の上方側(矢印Z2方向)に形成される第1平面部60と、前記頂部58に対して車両の下方側(矢印Z1方向)に形成される第2平面部62と、前記第1平面部60に設けられる第2係合手段64とを有する。
この第1平面部60と第2平面部62とが頂部58を間として互いに所定角度傾斜して形成されると共に、前記第1及び第2平面部60、62は略平面状に形成される。そして、この頂部58、第1及び第2平面部60、62は、第1接続部24における頂部32、第1及び第2平面部34、36と略同一断面形状で形成され、第2接続部56を前記第1接続部24と接続した際、前記第2接続部56の表面が、第1パネル16における第1アッパー部22の表面と略同一面となるように接続される。
第2係合手段64は、図2〜図6に示されるように、第2接続部56の背面に設けられ、第1平面部60から突出した断面L字状のフック部(係合部)66からなる。このフック部66は、背面に対して略直角に立設した脚部68と、該脚部68に対して折曲して前記第1平面部60と略平行に設けられる保持部70とからなる。脚部68は、第1平面部60の上端部側が開口した断面U字状に形成され(図7参照)、その端部を覆うように板状の保持部70が設けられる。
保持部70は、図5に示されるように、第1平面部60の上端部側に向かって徐々に薄くなるように形成されているため、フック部66は開口方向に向かって徐々に開口部が広くなるように形成されている。
また、フック部66の内部には、車両の前後方向(矢印X方向)となる幅方向中央に第1支持リブ(保持用突起)72が形成され、該第1支持リブ72は第1平面部60に対して一定高さで突出し、且つ、前記幅方向に延在する脚部68の一部から前記第1平面部60の上端部に向かって一直線状に形成される。
一方、フック部66の外側には、図4及び図5に示されるように、幅方向に延在する脚部68の一部から頂部58に向かって延在する第4リブ(規制部)74が形成される。第4リブ74は、第1平面部60に対して所定高さで突出し、且つ、前記脚部68を間にして第1支持リブ72と一直線上に形成される。
さらに、第1平面部60の背面には、フック部66に対して車両の前方側(矢印X1方向)に所定間隔離間して第2支持リブ(保持用突起)76が形成され、前記第2支持リブ76は、前記背面に対して所定高さだけ突出して一直線上に延在し、第4リブ74及び第1支持リブ72と略平行に形成される。
そして、第2パネル18の第2接続部56を第1パネル16の第1接続部24へと接続した際に、ベース部26が前記第1及び第2支持リブ72、76に当接することで保持される(図2参照)。すなわち、第1及び第2支持リブ72、76は、第1接続部24と第2接続部56とを所定間隔離間した状態で保持する保持手段として機能する。
また、第2接続部56における第2平面部62の背面には、該背面から突出した円柱状のボス部78が形成され、前記ボス部78の中心には締結ボルト(図示せず)の螺合されるねじ穴80が形成される。そして、ボス部78は、第2接続部56と第1接続部24とが接続された際、ボス収納部30に収納され、ねじ穴80が孔部52に臨むように配置される。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用ドアライニング10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に前記車両用ドアライニング10を構成する第1パネル16と第2パネル18とを接続する場合について説明する。
先ず、図示しないドアパネルの車室内側に対して第1パネル16が車両後方側(矢印X2方向)、第2パネル18が車両の前方側(矢印X1方向)となるように配置し、その第1アッパー部22の第1接続部24と第2アッパー部54の第2接続部56とが前記車両の前後方向(矢印X方向)に沿って一直線状となるように配置する。
次に、図4に示されるように、第1接続部24の表面に対して第2接続部56が上方を覆うように配置し、該第2接続部56における第1平面部60の上端部を、第1接続部24における上端部へと接近させ、該第2接続部56のフック部66を貫通孔44の内部に挿入すると共に、前記フック部66の内部に突部42を挿入させる。
この際、突部42は、その先端に向かって先細となるテーパ状に形成されているため、フック部66の内部へ容易且つ確実に挿入することが可能となる。それに加えて、フック部66の保持部70は、その開口部が外側に向かって徐々に広がるように形成されているため、突部42を内部へと挿入する際にさらに好適である。
そして、突部42がフック部66の内部に挿入された状態で、第2パネル18の下端部を第1パネル16の下端部側へと接近させることにより、係合片40の先端部が前記フック部66によって押圧され若干だけ変形し、脚部68に当接して係合される。また、同時に、ボス部78がボス収納部30に挿入されねじ穴80と孔部52とが略同軸上に配置された状態となる。
これにより、第1及び第2パネル16、18は、フック部66の内部に突部42が挿入されることで、車両の前後方向(矢印X方向)への相対的な変位、並びに、前記第1パネル16に対する前記第2パネル18の上方(矢印Z2方向)への相対的な変位が規制される。また同時に、係合片40の先端がフック部66の脚部68に係合されることで、前記第1パネル16に対する前記第2パネル18の下方(矢印Z1方向)への相対的な変位、並びに、前記車両の幅方向(矢印Y方向)への相対的な変位が規制された状態で接続される。この際、係合片40の先端は、第2パネル18の背面に形成された第4リブ74によって該第2パネル18側に変形することが規制されている。
詳細には、車両の幅方向において、第2パネル18の第1支持リブ72及び第2支持リブ76が、第1パネル16のベース部26に当接することで、該第2パネル18が前記第1パネル16側へと相対変位することが規制され、一方、第1パネル16における係合片40の先端がフック部66の脚部68に係合されることで、前記第2パネル18が前記第1パネル16から離間する方向(車室内方向)に相対変位してしまうことが規制される。
また、第1接続部24の第1平面部34は、第2接続部56の背面に設けられた第1支持リブ72及び第2支持リブ76に当接することで、前記背面に対して所定間隔離間した位置で好適に保持され、がたつき等が防止される。
なお、上述した実施の形態では、第1パネル16における第1係合手段28と第2パネル18における第2係合手段64とを互いに係合させることで、車両の前後方向(矢印X方向)、幅方向(矢印Y方向)及び高さ方向(矢印Z方向)の3方向の相対的な変位を同時に1箇所で規制する構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、第1及び第2係合手段28、64の構成をさらに簡素化し、前後方向(矢印X方向)、幅方向(矢印Y方向)及び高さ方向(矢印Z方向)のうちの2方向のみの相対変位を同時に規制可能な構成としてもよい。
以上のように、第1の実施の形態では、車両用ドアライニング10を構成する第1及び第2パネル16、18において、該第1パネルに16には、下方に向かって突出した突部42と、該突部42と対向するように形成された係合片40とを有した第1係合手段28が設けられ、一方、第2パネル18には、前記突部42及び前記係合片40の係合されるフック部66を有した第2係合手段64が設けられる。そして、第1パネル16の第1接続部24と第2パネル18の第2接続部56とを接続する際、第1係合手段28の突部42をフック部66の内部に挿入して係合させると共に、係合片40の端部を前記フック部66の脚部68に係合させることで、車両の前後方向(矢印X方向)への相対変位、前記車両の幅方向(矢印Y方向)への相対変位、並びに、前記車両の高さ方向(矢印Z方向)への相対変位を1箇所で同時に規制することができる。
その結果、車両用ドアライニング10を構成する第1及び第2パネル16、18に1箇所ずつ第1及び第2係合手段28、64を設けるという簡素な構成で、前記第1パネル16の第1接続部24と第2パネル18の第2接続部56とを容易且つ確実に組み付けることができる。
また、第1及び第2係合手段28、64によって第1パネル16と第2パネル18とを互いに接続することで、車両の前後方向(矢印X方向)、幅方向(矢印Y方向)、並びに、高さ方向(矢印Z方向)の3方向の相対変位が1箇所で確実に規制される。そのため、例えば、製造ばらつき等に起因した接続部位におけるがたつきの発生が防止され、車両用ドアライニング10を構成する第1及び第2パネル16、18の組み付け状態における安定性を向上させることができる。
さらに、従来技術において、ドアトリムを構成するウエスト部及びウエストガーニッシュにそれぞれ3箇所ずつ設けられていた係合部に対して、第1及び第2パネル16、18の1箇所に設けられた第1及び第2係合手段28、64で互いに接合できる。そのため、第1及び第2パネル16、18の構造を簡素化することが可能となり、それに伴って、前記第1及び第2パネル16、18を製造する際の製造コストの削減及び小型化を図ることができる。
さらにまた、突部42は、その先端側に向かって徐々に幅狭となるテーパ状に形成されている。そのため、第1パネル16と第2パネル18とを接続する際に、突部42をフック部66の内部へと容易に挿入することが可能となり、組付性の向上を図ることができる。
またさらに、フック部66は、保持部70の先端が開口部側に向かって徐々に薄くなるように広がって形成されているため、第1パネル16と第2パネル18とを接続する際に、前記突部42をフック部66の内部へとより容易に挿入することが可能となり、組付性のさらなる向上を図ることができる。
また、係合片40は、第1接続部24に対して下端部が接合され、板状で直線状に延在するように形成されているため、その先端側が撓みにくく、しかも、その背面側に第2平面部36に接合される第2リブ48が設けられているため、前記係合片40の撓みがさらに好適に抑制される。その結果、係合片40の撓み(変形)を抑制することで、フック部66に対する前記係合片40の係合状態が解除されてしまうことが防止され、前記係合片40と前記フック部66との係合状態を確実に維持することが可能となる。
さらに、フック部66の外側には、第1平面部60の背面に対して突出した第4リブ74が設けられ、第1パネル16と第2パネル18とを接続した際、前記第4リブ74が係合片40の先端の上方となる位置に設けられている。そのため、何らかの理由で、係合片40の先端が上方(第2パネル18側)へと押圧された場合でも、該先端が第4リブ74に当接することで変位が規制されるため、前記係合片40の先端とフック部66との係合状態が解除されることがなく、前記係合片40と前記フック部66とによる第1パネル16と第2パネル18との接続状態が確実且つ安定的に維持される。
さらにまた、第2パネル18における第1平面部60の背面に第1支持リブ72及び第2支持リブ76を突出させると共に、第1パネル16における頂部32の表面に第1リブ46を突出させる。これにより、第1パネル16の第1接続部24に第2パネル18の第2接続部56を重ね合わせるように接続した際、第1支持リブ72及び第2支持リブ76が前記第1接続部24の表面に当接し、同時に、前記第1リブ46が、前記第2接続部56の背面に当接する。その結果、第1接続部24と第2接続部56とが所定間隔離間した状態で安定的に保持され、第1パネル16と第2パネル18とががたつくことがなく安定的に接続することが可能となる。
次に、第2の実施の形態に係る車両用ドアライニング100を図8〜図12に示す。なお、上述した第1の実施の形態に係る車両用ドアライニング10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
第2の実施の形態に係る車両用ドアライニング100は、図8に示されるように、例えば、車両用ドアにおけるアームレスト102の上部側(矢印Z2方向)を構成する第1パネル104と、該第1パネル104の下方に設けられ前記アームレスト102の下部側(矢印Z1方向)を構成する第2パネル106とからなる。
この第1パネル104は、図8〜図12に示されるように、例えば、樹脂製材料から所定厚さを有した断面湾曲形状のプレート体からなり、前記第1パネル104の下端部には、第2パネル106に対して接続される第1係合手段108が設けられる。
第1係合手段108は、第1パネル104の下端部から下方(矢印Z1方向)へと突出した略矩形状のベース部(突部)110と、該ベース部110の中央に設けられる係合片112とを有する。
ベース部110は、例えば、薄板状に形成され、第1パネル104の下端部から下方に向かって延在する一組のアーム部114a、114bと、第1パネル104に接合される該アーム部114a、114bの下端同士を接合する接合部116とからなり、前記アーム部114a、114bと前記係合片112との間にはスリット118が設けられる。
一組のアーム部114a、114bは、車両の前後方向(矢印X1、X2方向)となるベース部110の幅方向に沿って互いに所定間隔離間し、その背面104b側にはそれぞれリブ120が設けられる。リブ120は、アーム部114a、114bの背面に対して略直交するように所定高さだけ突出すると共に、前記アーム部114a、114bの長さ方向の略中央から上方(矢印Z2方向)に向かって延在し、第1パネル104の下端部近傍まで延在している。また、リブ120は、アーム部114a、114bの略中央部近傍で急激に高さが低くなるように形成される。
換言すれば、リブ120は、アーム部114a、114bの長さ方向に沿った中央から下端側には設けられていない。
接合部116は、第1パネル104の下端部と略平行に形成され、該第1パネル104側となる内縁部には上方(矢印Z2方向)に向かって突出した係合片112が設けられる。また、接合部116の下端には、その先端に向かって徐々に厚さ寸法の小さくなる第1テーパ面122を有している。なお、第1テーパ面122は、第1パネル104の表面104a側に臨むように形成されている。
係合片112は、例えば、所定厚さを有した略矩形状且つ板状に形成され、その下端がベース部110の接合部116に接合されると共に、その上端となる先端部が、第1パネル104の下端部に対して所定間隔離間する位置まで延在している。すなわち、係合片112は、ベース部110における接合部116に対して下端部のみで接合され、支持部位を支点として上方側が所定角度だけ撓曲自在な片持ち構造である。
また、係合片112の表面側には、その下端部から上端部に向かって徐々に膨出した突部124が形成される。この突部124は、例えば、第1パネル104の幅方向から見て断面略三角形状に形成され、その上端部が最も厚く形成されると共に、該上端部が係合片112の延在方向と略直交した平面状に形成される(図11及び図12参照)。
一方、第2パネル106は、例えば、樹脂製材料から所定厚さを有した平板状のプレート体からなり、前記第2パネル106の上端部には、該第2パネル106の延在方向と略直交し背面106b側に向かって所定幅で延在した座部126が形成されると共に、第1パネル104に対して接続される第2係合手段128が設けられる。
この座部126には、第2パネル106において車両前後方向(矢印X1、X2方向)となる幅方向に沿って略水平状に延在し、その背面106b側となる端部には上方(矢印Z2方向)に向かって略直立した壁部130が形成されている。そして、座部126には、第2パネル106に第1パネル104が接続された際、その下端部が当接して保持される(図11参照)。
第2係合手段128は、第2パネル106の上端部において座部126の一部を貫通するように形成された係合孔132と、該係合孔132に臨むように形成された連結壁134を有し、該係合孔132は、第2パネル106の車両前後方向(矢印X1、X2方向)に沿って長尺な略長方形状に形成され、前記座部126は前記係合孔132の設けられる部位が他の部位に対して幅広状に形成される。すなわち、座部126は、係合孔132の設けられる部位だけ背面側に突出するように幅広に形成されている。
この係合孔132は、第1係合手段108のベース部110が挿入可能な幅寸法及び厚さ寸法で形成されると共に、第2パネル106側となる内壁面には、下方に向かって徐々に幅広となるように傾斜した第2テーパ面136を有している。また、第2テーパ面136に対して第2パネル106の背面106b側となる部位は、第1パネル104の突部124が係合される爪部138が形成される。
連結壁134は、係合孔132の上方、且つ、第2パネル106の背面106b側に設けられ、車両の前後方向(矢印X1、X2方向)に沿って一直線状に形成される。そして、連結壁134の両端部が、それぞれ壁部130の端部に対して接続される。換言すれば、連結壁134は、係合孔132によって分割された壁部130の端部に対してそれぞれ背面106b側に所定距離だけオフセットするように形成され、且つ、同一の高さで前記壁部130と略平行に形成される。
本発明の第2の実施の形態に係る車両用ドアライニング100は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に前記車両用ドアライニング100を構成する第1パネル104と第2パネル106とを接続する場合について説明する。
先ず、図10及び図12に示されるように、図示しないドアパネルの車室内側に対して第1パネル104が上方(矢印Z2方向)、該第1パネル104に対して第2パネル106が下方(矢印Z1方向)となるように配置し、例えば、前記第2パネル106が前記ドアパネルに固定された状態で、該第2パネル106の上端部に、前記第1パネル104の下端部を接近させ、第1係合手段108を第2係合手段128における係合孔132へと挿入する。
この第1係合手段108のベース部110及び係合片112が係合孔132へと挿入される際、ベース部110の第1テーパ面122が、前記係合孔132の内壁面に形成された第2テーパ面136へと当接しながら内部へと挿入されていき、さらに挿入することで爪部138の表面が前記第2テーパ面136に案内されながら挿入されていく。この際、係合片112は、第2テーパ面136との接触作用下に、その下端部が背面側へと弾性変形して撓みながら挿入されていく。なお、係合片112は、その下端部までリブ120が設けられていないため、好適に弾性変形させ撓ませることが可能となる。
そして、ベース部110及び係合片112が全て係合孔132の内部に挿入されることで、第2テーパ面136による前記係合片112への押圧力がなくなり、該係合片112が弾性力によって第2パネル106側へと復帰することで、突部124の上端部が爪部138へと係合される。これにより、第1係合手段108が係合孔132に対して上方(矢印Z2方向)への移動が規制され、且つ、第1係合手段108のベース部110が係合孔132において車両の前後方向(矢印X1、X2方向)に移動することが規制される。
また、この際、第1係合手段108が第2係合手段128へと挿入することで、第1パネル104の下端部が、第2パネル106の壁部130に対して表面106a側、且つ、座部126に当接するように配置され、前記係合孔132が前記第1パネル104の下端部によって覆われるため、外部から見えることがない(図8及び図11参照)。
これにより、第1及び第2パネル104、106は、係合孔132の内部にベース部110及び係合片112が挿入されることで、車両の前後方向(矢印X1、X2方向)への相対的な変位、並びに、前記第2パネル106に対する前記第1パネル104の上方(矢印Z2方向)への相対的な変位が規制された状態で接続される。
以上のように、第2の実施の形態においては、車両用ドアライニング100を構成する第1及び第2パネル104、106において、該第1パネル104の下端部には、下方(矢印Z1方向)に向かって突出したベース部110と、該ベース部110の内側に設けられた係合片112とを有した第1係合手段108が設けられ、一方、第2パネル106の上端部には、略水平状に延在した座部126に第1係合手段108の係合される第2係合手段128が設けられる。
そして、第1係合手段108のベース部110及び係合片112を、第2係合手段128の係合孔132へと挿入する際、前記係合孔132の第2テーパ面136との接触作用下に前記係合片112を好適に撓ませ弾性変形させることで、該係合片112が前記係合孔132へと完全に挿入された状態において、前記係合片112の突部124が弾性力によって所定位置へと復帰して爪部138へと係合され、これによって第1パネル104と第2パネル106とを確実に接続することが可能となる。
すなわち、第1パネル104と第2パネル106との係合箇所において、第1係合手段108を構成するベース部110及び係合片112の厚さ寸法を低減させ、しかも、前記ベース部110に設けられるリブ120の長さを、該ベース部110の高さ方向に沿った略中央部までに留めることで、該ベース部110における下端側の可撓性を高めることができる。そのため、第1及び第2パネル104、106を接続する際、第2パネル106の爪部138が、第1パネル104の下端部と係合片112との間へと入り込むことが可能となるため、第1パネル104と第2パネル106との合わせ部に生じる段付き形状を抑制することができ、車両用ドアライニング100における品質性を高めることが可能となる。
換言すれば、第1及び第2パネル104、106を接続する際、第2係合手段128の爪部138を、第1係合手段108の内部へ配置することで、前記第1パネル104の表面104aに対する前記第2パネル106の外側への突出代を抑制することが可能となる。
また、第1係合手段108を構成するベース部110の下端部に第1テーパ面122を形成し、一方、第2係合手段128を構成する係合孔132の内壁面に第2テーパ面136を形成することで、前記ベース部110を前記係合孔132へと挿入する際の挿入性を高めることができると共に、該第2テーパ面136に接触した前記ベース部110を円滑に係合孔132の内部へと案内することができるため、第1パネル104と第2パネル106との接続作業をより一層容易に行うことができる。
なお、本発明に係る車両用ドアライニング及びその取付構造は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。

Claims (12)

  1. 車両用ドアにおける車室内側に装着される車両用ドアライニング(10)において、該車両用ドアライニング(1)の第1パネル(16)と第2パネル(18)とを接続する取付構造であって、
    前記第1パネル(16)に設けられる第1係合手段(2)と、
    前記第2パネル(18)に設けられ、前記第1係合手段(28)と係合される第2係合手段(64)と、
    を有し、
    前記第1係合手段(28)及び前記第2係合手段(64)は、前記第1パネル(16)及び前記第2パネル(18)においてそれぞれ1箇所ずつ設けられ、前記第1係合手段(28)と前記第2係合手段(64)との係合作用下に、前記第1パネル(16)と前記第2パネル(18)における少なくとも2方向以上の相対的な変位を規制すると共に、
    前記第1係合手段(28)は、前記車両用ドアにおける前後方向と直交する方向に突出した突部(42)と、前記突部(42)とは反対方向に向かって突出した係合片(40)とを有し、前記第2係合手段(64)は、前記突部(42)及び前記係合片(40)の端部がそれぞれ係合される係合部(66)を有し、前記係合部(66)に対して前記突部(42)と前記係合片(40)とが相反する方向から係合されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  2. 請求項記載の取付構造において、
    前記突部(42)は、前記係合部(66)の内部に挿入され係合されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  3. 請求項又は記載の取付構造において、
    前記突部(42)は、先端に向かって徐々に幅狭となるテーパ状に形成されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  4. 請求項記載の取付構造において、
    前記係合片(40)は、板状で一直線状に形成されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  5. 請求項記載の取付構造において、
    前記第2パネル(18)には、前記係合片(40)に臨み、該係合片(40)の前記第2パネル(18)側への変位を規制する規制部(74)が形成されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  6. 請求項1記載の取付構造において、
    前記第1パネル(16)及び前記第2パネル(18)は、その接続部位が前記車両用ドアの幅方向に重ね合わせるように設けられ、前記接続部位において前記第1パネル(16)及び前記第2パネル(18)の少なくともいずれか一方の対向する面には、接続する際に互いに当接する保持用突起(72)が設けられることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  7. 請求項記載の取付構造において、
    前記係合部(66)は、前記第2パネル(18)に対して直立した断面U字状の脚部(68)と、該脚部(68)を覆う保持部(70)とを有し、前記脚部(68)及び前記保持部(70)で覆われた空間内に前記突部(42)が挿入され、前記脚部(68)に前記係合片(40)の端部が当接して係合されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  8. 車両用ドアにおける車室内側に装着される車両用ドアライニング(100)において、該車両用ドアライニング(100)の第1パネル(104)と第2パネル(106)とを接続する取付構造であって、
    前記第1パネル(104)に設けられる第1係合手段(108)と、
    前記第2パネル(106)に設けられ、前記第1係合手段(108)と係合される第2係合手段(128)と、
    を有し、
    前記第1係合手段(108)及び前記第2係合手段(128)は、前記第1パネル(104)及び前記第2パネル(106)においてそれぞれ1箇所ずつ設けられ、前記第1係合手段(108)と前記第2係合手段(128)との係合作用下に、前記第1パネル(104)と前記第2パネル(106)における少なくとも2方向以上の相対的な変位を規制すると共に、
    前記第1係合手段(108)は、前記車両用ドアにおける前後方向と直交する方向に突出した突部(110)と、前記突部(110)の内部で該突部(110)の突出方向とは反対側に向かって徐々に厚く形成された係合片(112)とを有し、前記第2係合手段(128)は、前記突部(110)及び前記係合片(112)の挿入される係合孔(132)と、前記係合片(112)が係合される爪部(138)とを有し、前記突部(110)及び前記係合片(112)が前記爪部(138)から離間する方向に弾性変形自在に設けられることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  9. 請求項記載の取付構造において、
    前記第1パネル(104)及び前記第2パネル(106)は、その接続部位が前記車両用ドアの高さ方向に重ね合わせるように設けられることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  10. 請求項8又は9記載の取付構造において、
    前記爪部(138)は、前記第1パネル(104)の下端部と前記係合片(112)との間に挿入され配置されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  11. 請求項8〜10のいずれか1項に記載の取付構造において、
    前記第2パネル(106)に臨む前記突部(110)の端部には、該第2パネル(106)に対する組み付け方向に対して傾斜した第1テーパ面(122)が形成され、一方、前記係合孔(132)の内壁面には、前記組み付け方向に対して傾斜した第2テーパ面(136)が形成されることを特徴とする車両用ドアライニングの取付構造。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の取付構造を有することを特徴とする車両用ドアライニング。
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