JP6443159B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信線間でのデータの中継を行う中継装置に関する。
通信線に複数の通信装置が接続されたネットワークにおいて、通信装置が所定のスリープ条件を満たすとスリープモードに遷移することで、通信装置での消費電力を抑制するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−150346号公報
ところで、通信を行うネットワークでは、ネットワーク全体において、より消費電力を抑制することが求められている。そこで、このような要求を鑑み、通信を行うネットワークにおいて、より省電力化を実現できるようにすることを本発明の目的とする。
本発明の中継装置において、スリープ中継手段は、複数の通信線の何れかを介して、指定された通信装置を表す指定通信装置に対するスリープモードに遷移する旨の指令であるスリープ指令を受けると、指定通信装置に対してスリープ指令を中継する。また、起動判定手段は、指定通信装置が接続された通信線を表す指定通信線に、スリープモードでない通常モードである他の通信装置を表す起動通信装置が存在するか否かを判定する。そして、通信遮断手段は、指定通信線に起動通信装置が存在しない場合に、指定通信線を用いた通信を遮断する。
このような中継装置によれば、通信装置をスリープモードにするだけでなく、通信線を用いた通信も遮断するので、中継装置や通信装置を含むネットワーク全体において、省電力化を実現することができる。
なお、各請求項の記載は、可能な限りにおいて任意に組み合わせることができる。この際、一部構成を除外してもよい。
本発明が適用された通信システム1の概略構成を示すブロック図である。 スリープモードに遷移させる際の各装置の作動手順を示すラダーチャートである。 イーサネットフレームのデータ構造を示す説明図である。 イーサネットスイッチ90におけるMACアドレステーブルの一例を示す説明図である。 車両状態と通常モードであるECUとの関係の一例を示す説明図である。 通常モードに遷移させる際の各装置の作動手順を示すラダーチャートである。 MACアドレステーブルを生成する手順を示すラダーチャートである。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[本実施形態の構成]
本発明が適用された通信システム1は、例えば乗用車等の車両に搭載され、車両内の通信ネットワーク(ローカルネットワーク)を構成している。そして、通信システム1では、イーサネット(登録商標)スイッチや電子制御装置(ECU: Electronic Control Unit)をスリープモードに遷移させることで省電力化を実現している。
詳細には、図1に示すように、通信システム1は、複数のイーサネットスイッチ5,14,16,34,54,56と、複数のECU10,18,20,22、30,38、50,58,60とを備えている。各ECU10,18,20,22、30,38、50,58,60は、CPU、ROM、RAM等を有するマイコン(図示省略)の機能を備えている。
複数のECU10,18,20,22、30,38、50,58,60のうちのECU10,30,50については、イーサネットスイッチ11,31,51としての機能も備えている。すなわち、イーサネットスイッチとしての機能では、イーサネット規格を用いた通信を行う。
そして、イーサネットスイッチとしての機能では、データに含まれるMACアドレスを利用して宛先となる装置を特定し、この宛先となる装置が接続されている通信線にデータを中継する。なお、通信システム1においては、通信システム1を構成する全ての装置がイーサネット規格を用いてデータのやり取りを行う。
これらの各装置は、イーサネットスイッチ[10]5を中心に、ツリー状に配置されている。すなわち、イーサネットスイッチ[10]5は、通信線12,32,52を介してECU[1]10、ECU[2]30、ECU[3]50にそれぞれ接続されている。
また、ECU[1]10は、通信線13,15を介してイーサネットスイッチ[4]14、イーサネットスイッチ[5]16にも接続されている。また、イーサネットスイッチ[4]14は、通信線17,19を介してECU[4]18、ECU[5]20に接続されている。また、イーサネットスイッチ[5]16は、通信線21を介してECU[6]22に接続されている。
次に、ECU[2]30は、通信線33を介してイーサネットスイッチ[6]34に接続されており、イーサネットスイッチ[6]34は、通信線37を介してECU[7]38に接続されている。また、ECU[3]50は、通信線53,55を介してイーサネットスイッチ[7]54、イーサネットスイッチ[8]56にも接続されている。
また、イーサネットスイッチ[7]54は、通信線57を介してECU[8]58に接続されている。また、イーサネットスイッチ[8]56は、通信線59を介してECU[9]60に接続されている。
[本実施形態の処理]
このような構成において、ECU[1]10は、通信システム1の作動状態を管理するマスタECUとして機能する。特に、ECU[1]10は、自装置内での演算結果や外部から得られる信号に基づいて、消費電力を抑制するスリープモードや、スリープモードからウェイクアップさせた通常モードに遷移させるECUを指定し、これらのECUに対して指令を送る。なお、通常モードとは、スリープモードと比較して消費電力を抑制することなく通信を行う作動モードである。
指令を受けたECUは、指令に応じてスリープモードや通常モードに遷移する作動を行うが、データの中継を行うイーサネットスイッチについても必要に応じてスリープモードや通常モードに遷移する作動を行う。この際の処理の手順について図2を用いて説明する。
なお、図2以下における説明では、ECU[1]10をマスタECU10と表記する。また、マスタECU10を除く他のECU18,20,22、30,38、50,58,60をスレーブECU100とも表記し、イーサネットスイッチ5,14,16,34,54,56のそれぞれをまとめてイーサネットスイッチ90とも表記する。
例えば、車両のイグニッションスイッチがONされたこと等の車両情報がマスタECU10に入力されると(S10)、マスタECU10は、車両情報によって予め対応付けられたスリープ対象となるECUを抽出し、スリープ対象となるECUのMACアドレスをイーサネットフレームにセットする(S20)。
ここで、イーサネットフレームは、図3に示すように、例えば、プリアンブル、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、タイプ、データ、およびFCSから構成される。このうち、データの領域において、スリープ指示やウェイクアップ指示であることを示すスリープ/ウェイクアップインジケータ、マスタECUからのデータであることを示すマスタECUインジケータ、スリープやウェイクアップの対象となる装置を特定する対象MACアドレス情報を含む。
対象MACアドレス情報は、1または複数のものを格納できるよう設定されている。
続いて、マスタECU10は、スリープ対象となるECUのMACアドレスを含むイーサネットフレームであるスリープフレームを、接続された通信線12,13,15に対してブロードキャスト送信する(S30)。
イーサネットスイッチ90は、スリープフレームを受信すると、MACアドレステーブルを参照する。スリープフレームを受けた場合、このフレームがブロードキャストであるため、全てのポート(通信線)に対して中継するよう設定する(S40)。
続いて、受信したスリープフレームを全てのポートにそのまま送信する(S50)。そして、受信したスリープフレームに含まれるMACアドレス情報と自装置のMACアドレステーブルに記録されたMACアドレスとを比較し、MACアドレスが対応するポートがスリープ対象であるか否か判断する(S60)。
詳細には、フレームに含まれるMACアドレス情報と自装置のMACアドレステーブルに記録されたMACアドレスとが一致するか否かを判定し、一致する場合、そのポートの先に存在する装置の全てがスリープすることになるか否かを判定する。ここで、自装置のMACアドレステーブルには、例えば図4に示すように、自装置が有するポート(通信線)と、ポートの先に存在するイーサネットスイッチ90やスレーブECU100のMACアドレスが記録されている。
図4のポート2においては、1つのMACアドレス(mac004)だけが記録されている。この場合、このMACアドレスが対応する装置をスリープ状態とする場合、ポート2を遮断しても他の装置の通信には問題ないといえる。
そこで、スリープフレームに含まれるMACアドレス情報と自装置のMACアドレステーブルに記録されたMACアドレスとが一致し、かつ、そのポートの先に存在する装置の全てがスリープすることになれば、スリープ対象となるポートを遮断する(S70)。つまり、このポートに接続された通信線に、データを送信しないよう設定する。
なお、スリープフレームに含まれるMACアドレス情報と自装置のMACアドレステーブルに記録されたMACアドレスとが一致しない場合には、ポートの遮断や後述する自装置の省電力化等は実施しない。
続いて、ポートの判定を行う(S80)。この処理では、スリープさせるMACアドレス情報を含むスリープフレームを受信したポート(受信ポート)以外のポートの全てが遮断対象となったか否かを判定する。
受信ポート以外のポートの全てが遮断対象であれば、自装置であるイーサネットスイッチ90を省電力モードに遷移させる(S90)。つまり、ポートのスリープだけでなく、装置全体をスリープさせることで、さらなる省電力化をできるようにする。なお、受信ポート以外のポートの何れかに遮断対象でないものがあれば、自装置を省電力モードにすることはしない。
次に、スレーブECU100は、スリープ対象となるECUのMACアドレスを含むスリープフレームを受信すると(S50)、スリープフレームに含まれるMACアドレスと自装置(スレーブECU100)のMACアドレスとを比較する(S110)。
スリープフレームに含まれるMACアドレスと自装置のMACアドレスとが一致していれば、自装置をスリープモード(省電力モード)に遷移させる(S120)。また、スリープフレームに含まれるMACアドレスと自装置のMACアドレスとが一致しない場合には、自装置をスリープモードに遷移させることはない。
このような処理により、例えば、ECU[4]18およびECU[9]60をスリープ対象とした場合には、図1に示すようにデータが中継される。すなわち、マスタECU10は接続された全ての通信線12,13,15にECU[4]18およびECU[9]60のMACアドレスをスリープ対象としたスリープフレームを送信する。
イーサネットスイッチ[4]14では、ECU[4]18が接続されたポートを遮断するが、ECU[5]20が接続されたポートが遮断されていないので、自装置を省電力モードにはしない。イーサネットスイッチ[5]16では、ECU[4]18およびECU[9]60のMACアドレスが自装置のMACアドレステーブルに記録されていないため、フレームの中継を行うが、何れの装置もスリープさせることはない。
イーサネットスイッチ[10]5では、フレームの中継を行うが、何れのポートも何れかのECUが起動している(スリープしない)ため、何れの装置もスリープさせることはない。
ECU[2]30、およびイーサネットスイッチ[6]34は、ECU[4]18およびECU[9]60のMACアドレスが自装置のMACアドレステーブルに記録されていないため、スリープフレームの中継を行うが、何れの装置もスリープさせることはない。
ECU[3]50は、ECU[8]58が起動しているため、自装置をスリープさせることはない。ただし、ECU[9]60をスリープさせることによりイーサネットスイッチ[8]56をスリープさせることになるため、イーサネットスイッチ[8]56が接続されたポートを遮断する。
イーサネットスイッチ[8]56は、ECU[9]60をスリープさせることによりフレームを受信したポート以外の全てのポートがスリープすることになるため、自装置を省電力モードにする。
上記の例では、ECU[4]18およびECU[9]60をスリープ対象としたが、例えば、図5に示すように、車両のステータスに応じて起動させるECU、スリープさせるECUを変更してもよい。図5に示す例では、車両の電源が切られた「電源OFF」中には、ECU[1]10およびECU[2]30のみを起動させ、その他をスリープさせる。
また、車両の電源のうちのイグニッションがONである際には、ECU[1]10、ECU[2]30、ECU[3]50のみを起動させ、その他をスリープさせる。また、車両の電源のうちのスタータがONされた後において、車速が20km/h未満である場合には、ECU[4]18、ECU[5]20、ECU[6]22、ECU[7]38を起動させ、その他をスリープさせる。また、車速が20km/h以上である場合には、ECU[4]18、ECU[5]20、ECU[6]22、ECU[7]38、およびECU[8]58を起動させ、その他をスリープさせる。
なお、上記のように各ECUを起動およびスリープさせる場合には、マスタECU[1]10が通常モードとなるが、マスタECU[1]10がスリープモードとなる場合には、他のECUがマスタECUとして機能してもよい。
上記のように各ECUを作動させる場合には、イーサネットスイッチ90やスレーブECU100を起動させることも必要となる。イーサネットスイッチ90やスレーブECU100を起動させる処理について、図6を用いて説明する。
図6に示すように、例えば、車両のスタータがONされたこと等の車両情報がマスタECU10に入力されると(S210)、マスタECU10は、ウェイクアップ対象となるECUのMACアドレスを含むフレームにセットする(S220)。そして、このフレームをウェイクアップフレームとして送信する(S230)。
ウェイクアップフレームの送信では、ウェイクアップ対象となる装置のMACアドレスを指定したユニキャスト送信する処理が実施される。このためウェイクアップフレームは、ウェイクアップ対象となる装置が存在するポートのみに送信される。
イーサネットスイッチ90は、自装置が省電力モード中であれば、フレームを受けるとフレームの内容(種別)を認識し、ウェイクアップフレームを認識すると、自装置をウェイクアップさせる(S260)。つまり自装置をスリープモードから通常モードに遷移させる。なお、イーサネットスイッチ90は、スリープフレームを受信してもスリープモードから通常モードに遷移させることはない。
続いて、MACアドレステーブルを参照し、ウェイクアップさせる装置が存在するポートをデータの中継先としてセットする(S270)。続いて、ウェイクアップフレームをセットしたポートに中継する(S280)。
自装置が省電力モードでなければ、ウェイクアップさせる装置が存在するポートが遮断されているか否かを判定する(S290)。ウェイクアップさせる装置が存在するポートが遮断されていれば、ポート接続処理を行う(S310)。つまり、ポートを遮断状態からデータの送信を行える状態に遷移させる。そして、ウェイクアップフレームをこのポートに中継する(S320)。
スレーブECU100は、バスの電位を監視しており、ウェイクアップフレームが通信線に流されると(S280、S320)、バスの電位を認識して自装置をウェイクアップさせる(S360)。つまり、自装置を省電力モードから通常モードに遷移させる。
ところで、イーサネットスイッチ90にて保持されるMACアドレステーブルは、例えば、図7に示す手順で生成される。
すなわち、マスタECU10、イーサネットスイッチ90、スレーブECU100共に、イグニッションON等により初回の電源ONがされると(S410)、マスタECU10は、ECU毎にARPフレームをブロードキャスト送信する(S420)。ARPフレームは、ECUのIPアドレスを指定してMACアドレスを要求するコマンドである。
イーサネットスイッチ90は、ARPフレームを受けると(S420)、このフレームを、フレームを受信したポートを除く全てのポートに中継するようセットし(S450)、セットしたポートにARPフレームを中継する(S460)。スレーブECU100は、ARPフレームを受信すると(S460)、自装置のMACアドレスの含むARPリプライフレームを生成し(S470)、ARPリプライフレームを送信元(マスタECU10)に向けて送信する(S510)。
イーサネットスイッチ90は、ARPリプライフレームを受けると、このARPリプライフレームを受けたポートとMACアドレスとの関係をMACテーブルに記録する(S520)。そして、このフレームをマスタECU10に中継するようポートをセットし(S530)、ARPリプライフレームをセットしたポートに中継する(S540)。
その後、マスタECU10ではARPリプライフレームに従ってARPテーブルが更新されることになる。
[本実施形態による効果]
上記のイーサネットスイッチ90においては、複数の通信線の何れかを介して、指定された通信装置を表す指定通信装置(ECU)に対するスリープモードに遷移する旨の指令であるスリープ指令を受けると、指定通信装置に対してスリープ指令を中継する。また、イーサネットスイッチ90は、指定通信装置が接続された通信線を表す指定通信線に、スリープモードでない通常モードである他の通信装置を表す起動通信装置が存在するか否かを判定する。そして、イーサネットスイッチ90は、指定通信線に起動通信装置が存在しない場合に、指定通信線を用いた通信を遮断する。つまり、データを送信しない状態や、電源を落として信号が流れない状態とする。
このようなイーサネットスイッチ90によれば、通信装置をスリープモードにするだけでなく、通信線を用いた通信も遮断するので、イーサネットスイッチ90や通信装置を含むネットワーク全体において、省電力化を実現することができる。
また、上記のイーサネットスイッチ90においては、スリープ指令を受けた通信線以外の全ての通信線を用いた通信が遮断された場合、イーサネットスイッチ90を、何れの通信線からもデータを送信しないスリープモードに遷移させる。
このようなイーサネットスイッチ90によれば、スリープ指令を受けた通信線以外の全ての通信線を用いた通信が遮断された場合に、イーサネットスイッチ90を全体的にスリープさせるので、より省電力化させることができる。
また、上記のイーサネットスイッチ90においては、予め設定されたウェイクアップ条件が成立すると、当該イーサネットスイッチ90をスリープモードからデータの送信を行う起動モードに遷移させる。
このようなイーサネットスイッチ90によれば、ウェイクアップ条件が成立したときに、イーサネットスイッチ90を起動モードに遷移させることができる。
また、上記のイーサネットスイッチ90においては、ウェイクアップ条件が成立した場合として、複数の通信線の何れかからウェイクアップ指令を受けた場合に、起動モードに遷移させる。
このようなイーサネットスイッチ90によれば、通信線からの指令でイーサネットスイッチ90をウェイクアップさせることができる。
また、上記のイーサネットスイッチ90においては、データの送信を行う起動モードに遷移させる通信装置を表す対象通信装置を指定したウェイクアップ指令を受けると、対象通信装置が接続された通信線の遮断状態を解除する。
このようなイーサネットスイッチ90によれば、対象通信装置が接続された通信線の遮断状態を解除し通信できる状態にすることができる。
また、上記のイーサネットスイッチ90においては、対象通信装置が接続された通信線の電位を変化させることで該通信線に接続された対象通信装置を起動させる。
このようなイーサネットスイッチ90によれば、通信線とともに対象通信装置も起動させることができる。
また、上記のイーサネットスイッチ90においては、ある通信装置のIPアドレスを含み、この通信装置にMACアドレスを要求するARPフレームを受けると、該ARPフレームをブロードキャスト送信し、該ARPフレームに対する応答を受けると、該応答に含まれるMACアドレスに基づいてこの通信装置のIPアドレスとMACアドレスとを対応付けたMACテーブル生成する。また、ARPフレームに対する応答をARPフレームの送信元に中継する。そして、生成されたMACテーブルを用いてデータの中継を行う。
このようなイーサネットスイッチ90によれば、MACテーブルを自動生成することができる。なお、MACテーブルは異なる処理や作業者による手作業等によって生成されたものを用いてもよい。
[その他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態によって何ら限定して解釈されない。また、上記の実施形態の説明で用いる符号を特許請求の範囲にも適宜使用しているが、各請求項に係る発明の理解を容易にする目的で使用しており、各請求項に係る発明の技術的範囲を限定する意図ではない。上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
上述したイーサネットスイッチ90の他、当該イーサネットスイッチ90を構成要素とする通信システム、当該イーサネットスイッチ90としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、イーサネットスイッチを用いた通信方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
[実施形態の構成と本発明の手段との対応関係]
上記実施形態におけるイーサネットスイッチ90は本発明でいう中継装置に相当する。また、上記実施形態においてイーサネットスイッチ90が実行する処理のうちのS40,S50の処理は本発明でいうスリープ中継手段に相当し、上記実施形態においてS60の処理は本発明でいう起動判定手段に相当する。
また、上記実施形態においてS70の処理は本発明でいう通信遮断手段に相当し、上記実施形態においてS80、S90の処理は本発明でいうスリープ遷移手段に相当する。また、上記実施形態においてS230,S260の処理は本発明でいう起動遷移手段に相当し、上記実施形態においてS230,S270,S280の処理は本発明でいう遮断解除手段に相当する。
また、上記実施形態においてS420,S450,S460,S510,S520の処理は本発明でいうMACテーブル生成手段に相当し、上記実施形態においてS540の処理は本発明でいう応答中継手段に相当する。
1…通信システム、5…イーサネットスイッチ、10…マスタECU、90…イーサネットスイッチ、100…スレーブECU。

Claims (7)

  1. 複数の通信線が接続され、前記複数の通信線間でのデータの中継を行う中継装置(90)であって、
    複数の通信線の何れかを介して、指定された通信装置を表す指定通信装置に対するスリープモードに遷移する旨の指令であって該指定通信装置のMACアドレスを指定した指令であるスリープ指令を受けると、前記指定通信装置に対して前記スリープ指令を中継するスリープ中継手段(S40,S50)と、
    前記指定通信装置が接続された通信線を表す指定通信線を前記指定通信装置のMACアドレスで特定し、該指定通信線にスリープモードでない通常モードである他の通信装置を表す起動通信装置が存在するか否かを判定する起動判定手段(S60)と、
    前記指定通信線に前記起動通信装置が存在しない場合に、前記指定通信線を用いた通信を遮断する通信遮断手段(S70)と、
    を備えたことを特徴とする中継装置。
  2. 請求項1の中継装置において、
    当該中継装置に接続された複数の通信線のうちの、スリープ指令を受けた通信線以外の全ての通信線を用いた通信が遮断された場合、当該中継装置を、何れの通信線からもデータを送信しないスリープモードに遷移させるスリープ遷移手段(S80、S90)、
    を備えたことを特徴とする中継装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の中継装置において、
    予め設定されたウェイクアップ条件が成立すると、当該中継装置を、何れの通信線からもデータを送信しないスリープモードからデータの送信を行う起動モードに遷移させる起動遷移手段(S230,S260)、
    を備えたことを特徴とする中継装置。
  4. 請求項3に記載の中継装置において、
    前記起動遷移手段は、前記ウェイクアップ条件が成立した場合として、前記複数の通信線の何れかからウェイクアップ指令を受けた場合に、前記起動モードに遷移させること
    を特徴とする中継装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の中継装置において、
    データの送信を行う起動モードに遷移させる通信装置を表す対象通信装置をMACアドレスで指定したウェイクアップ指令を受けると、前記対象通信装置が接続された通信線の遮断状態を解除し、前記ウェイクアップ指令をMACアドレスで指定された対象通信装置にユニキャスト送信する遮断解除手段(S230,S270,S280)、
    を備えたことを特徴とする中継装置。
  6. 請求項5に記載の中継装置において、
    前記遮断解除手段は、前記対象通信装置が接続された通信線の電位を変化させることで該通信線に接続された対象通信装置を起動させること
    を特徴とする中継装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の中継装置において、
    ある通信装置のIPアドレスを含み、この通信装置にMACアドレスを要求するARPフレームを受けると、該ARPフレームをブロードキャスト送信し、該ARPフレームに対する応答を受けると、該応答に含まれるMACアドレスに基づいてこの通信装置のIPアドレスとMACアドレスとを対応付けたMACテーブル生成するMACテーブル生成手段(S420,S450,S460,S510,S520)と、
    前記ARPフレームに対する応答をARPフレームの送信元に中継する応答中継手段(S540)と、
    を備え、
    当該中継装置は、前記MACテーブル生成手段にて生成されたMACテーブルを用いて中継を行うこと
    を特徴とする中継装置。
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