JP6426836B2 - 部品取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両シート等の車装部品を、車体パネル等の被取付部に取付けるための、部品取付具に関する。
例えば、車両シート等の車装部品を車体パネル等の被取付具部に取付ける際に、取付具が用いられている。すなわち、車両シート下方から延設した係止部を、取付具に挿入して係止部に係止させると共に、該取付具を車体パネルの取付孔に挿入して固定されることで、取付具を介して車両シートが車体パネルに取付けられるようになっている。
従来のこの種の取付具として、例えば、下記特許文献1には、車体に取付けられ、車両用シートのU字状の係止具が挿入される装置本体ブロック(以下、「本体」)と、本体に、係止具の挿入方向と交差する方向にスライド変位可能に組み付けられ、U字状係止具の枠部内に挿入され、本体からの係止具の抜けを規制するロックレバー(以下、「レバー」)とを備え、本体とレバーと間に、レバーの抜け方向のスライド変位を規制する第1突起部と第1凹部とを設けた、車両用シートの固定装置が記載されている。
本体外周には、楔状のクリップ爪が一体形成されていると共に、下部フランジが延設されており、同本体をフロアの取付孔に挿入すると、その裏側周縁にクリップ爪が係合し、表側周縁にフランジ部が当接して、本体がフロアに取付られている。また、上記レバーは、ロッド部と一対のばね部とを有しており、ロッド部は、ばね部により本体内に向けて付勢され、該ロッド部が係止具内に入り込んで抜け止めをなしている。そして、フロアからシートを取外したい場合には、ばね部の付勢力に抗してレバーを引っ張って、ロッド部を係止具から外し、その状態を維持しつつ、シートを上方に持ち上げることで、シートをフロアから取外すことができる。
特開2011−51388号公報
しかしながら、上記特許文献1の固定装置は、本体とレバーとの2部品で構成されているので、部品点数が多く製造コストが増大するという不都合があった。また、本体は、楔状のクリップ爪が取付孔の裏側周縁に係合し、下部フランジが取付孔の表側周縁に当接しているので、基本的に取付孔から本体を取外すことが可能な構造とはなっていない。そのため、シートをフロアから取外した状態では、取付孔に本体が係止したまま残っており、取付孔から本体を取外すことは難しい。
したがって、本発明の目的は、部品点数を少なくすることができると共に、被取付部から容易に取外すことができる、部品取付具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、係止部を有する車装部品の、前記係止部に係止されると共に、車体に設けられた被取付部の取付孔に挿入されて固定され、前記車装部品を前記被取付部に取付けるための、部品取付具であって、前記係止部を挿通可能な開口部を有すると共に、対向して配置された壁部、及び、該壁部の対向方向に交差して配置された少なくとも一対の側壁部を有する枠状をなしており、前記車装部品の係止部を収容し、かつ、前記取付孔に挿入される収容部と、前記収容部の壁部に延設され、前記収容部に収容された前記係止部に係止する係止片と、前記収容部の一対の側壁部に、撓み可能にそれぞれ延設された一対の弾性係合片とを有しており、各弾性係合片は、前記取付孔の裏側周縁に係合する係合爪と、該係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で前記取付孔の表側に配置されると共に、前記弾性係合片を収容部内方に撓ませて、前記係合爪と前記取付孔の裏側周縁との係合を解除可能とする、操作ノブとを有していることを特徴とする。
本発明の部品取付具においては、前記一対の弾性係合片は、前記一対の側壁部から外方に延出されており、前記収容部の内方に向けて撓ませたときに、前記側壁部、又は、前記収容部に収容された前記車装部品の係止部に当接して、その撓みが規制されるように構成されていることが好ましい。
本発明の部品取付具においては、前記収容部の側壁部は、前記弾性係合片を設けた一対の外側枠状部と、該一対の外側枠状部に対して所定間隔をあけて内側に配置された一対の内側壁部とを有しており、前記弾性係合片を内方に撓ませたときに、前記内側壁部に当接して、同弾性係合片の撓みが規制されるように構成されていることが好ましい。
本発明の部品取付具においては、前記操作ノブは、前記弾性係合片の係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で、前記取付孔の表側周縁から所定間隙を設けて配置されるように構成されていることが好ましい。
本発明の部品取付具においては、前記操作ノブの、操作時の把持面は、前記係合爪から離れる方向に向けて拡径した傾斜面をなしていることが好ましい。
本発明の部品取付具においては、前記係止片と前記係止部との係止状態を解除する係止解除手段を更に有しており、該係止解除手段は、前記収容部の、前記係止片を設けた壁部に対向する壁部に形成された、工具の先端部を挿通可能な工具挿通孔からなることが好ましい。
本発明の部品取付具においては、前記係止片と前記係止部との係止状態を解除する係止解除手段を更に有しており、該係止解除手段は、前記収容部の、前記係止片を設けた壁部に形成され、工具の先端部を係止可能な溝部からなることが好ましい。
本発明の部品取付具においては、前記一対の弾性係合片は、前記収容部の側壁部の、前記取付孔への挿入方向先端側から、同挿入方向基端側に向けて、斜め外方にそれぞれ延設されていることが好ましい。
本発明の部品取付具においては、前記収容部の側壁部の、前記弾性係合片の両側には、リブがそれぞれ形成されており、各リブは、前記取付孔への挿入方向先端側に向けて先細テーパ状をなした部分を有しており、前記収容部が前記取付孔に挿入され、前記一対の弾性係合片の係合爪が、前記取付孔の裏側周縁にそれぞれ係合した状態で、一方の前記弾性係合片を内方に撓ませる方向に、前記収容部に偏心荷重が作用したとき、他方の弾性係合片が前記取付孔の裏側周縁から係合解除される前に、一方の弾性片係合片側の前記リブが、前記取付孔の内周に当接するように構成されていることが好ましい。
本発明によれば、被取付部から部品取付具を取り外したい場合には、操作部を操作して、弾性係合片を内方に撓ませることで、係合爪と取付孔の裏側周縁との係合を解除することができるので、被取付部から、部品取付具を取外すことができる。また、係止部に係止する係止片と、取付孔に係合する係合爪を有する弾性係合片とが、収容部から延出されて一体的に形成されているので、部品点数を少なくしてコストを低減することができる。
本発明の部品取付具の一実施形態を示しており、同部品取付具を用いて、車装部品を被取付部に取付ける際の状態を示す、斜視図である。 同部品取付具の斜視図である。 同部品取付具の、図2とは異なる方向から見た斜視図である。 同部品取付具の断面斜視図である。 同部品取付具の横断面図である。 同部品取付具を用いて、係止部を介して車装部品を被取付部に取付けた状態を示す断面説明図である。 同部品取付具を用いて、係止部を介して車装部品を被取付部に取付けた状態を示しており、図6とは異なる方向から見た断面説明図である。 車装部品を被取付部に取付けた状態から、係止部を引き抜こうとする場合の断面説明図である。 被取付部の取付孔から、部品取付具ごと車装部品を取外した状態を示す断面説明図である。 同部品取付具を車装部品の係止部から取外す状態を示しており、(a)は工具挿通孔を通して工具先端部を係止片に当接させた状態の説明図、(b)は工具で係止片を撓み変形させた状態の説明図、(c)は係止片と係止部との係止状態を解除した状態の説明図である。 本発明の部品取付具の、他の実施形態を示す斜視図である。 同部品取付具の縦断面図である。 同部品取付具を車装部品の係止部から取外す状態を示しており、(a)は工具先端部を溝部に係止させた説明図、(b)は工具で係止片を撓み変形させ、係止片と係止部との係止状態を解除した状態の説明図である。 本発明の部品取付具の、更に他の実施形態を示す斜視図である。 同部品取付具の正面図である。 同部品取付具の側面図である。 同部品取付具の断面図である。 同部品取付具の、取付工程を示す説明図である。 同部品取付具において、図17とは異なる取付工程を示す説明図である。 同部品取付具を用いて、係止部を介して車装部品を被取付部に取付けた状態を示す断面説明図である。 (a)は同部品取付具を取付孔に取付けた状態の横断面図、(b)は(a)の状態から横荷重が作用した状態の横断面図である。 本発明の部品取付具の、更にもう一つの実施形態を示しており、その断面説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の部品取付具の一実施形態について説明する。
図1、図6及び図7に示すように、この実施形態の部品取付具10(以下、単に「取付具10」という)は、車装部品1の係止部3に係止されると共に、車体に設けられた被取付部5の取付孔7に挿入されて固定されて、車装部品1を被取付部5に取付けるためのものである。この実施形態における車装部品1としては、車両のリアシートであり、その下方から、断面円形のワイヤをU字状に折り曲げてなるU字フック状の係止部3が延設されている。ただし、車装部品としては、係止部を有するものであれば、特に限定はされないまた、係止部3の形状も特に限定はない。更に、被取付部5としては、例えば、車体パネルや車体フレーム等が挙げられるが、これも特に限定はされない。なお、被取付部5に設けた取付孔7は、長孔状をなしている。
図2、図4及び図7に示すように、この実施形態の取付具10は、車装部品1の係止部3に適合した長尺状の開口部21を有し、かつ、複数の壁部で囲まれた枠状をなしており、車装部品1の係止部3を収容すると共に、取付孔7に挿入される収容部20を有している。また、この収容部20の、開口部21の上方周縁部からは、斜め上方に向けて次第に広がるガイド部23が延設されており、前記係止部3を収容部20内に収容しやすくなっている。更に、収容部20の、取付孔7への挿入方向の先端部寄りの部分であって、開口部21の長手方向に沿った壁部からは、取付孔7の表側周縁に当接する一対のフランジ部25,25が延設されている。
また、図2〜5に示すように、この実施形態における収容部20は、前記開口部21が設けられた枠状をなすと共に、その内部に係止部3を収容する内側枠状部30と、この内側枠状部30の、少なくとも前記開口部21の長手方向両側の内側壁部33,33に対して、所定間隔をあけて配置された外側枠状部50とから構成されている。なお、本発明における「収容部」は、対向して配置された壁部、及び、該壁部の対向方向に交差して配置された少なくとも一対の側壁を有する枠状をなしていればよく、本実施形態のように、内側枠状部や外側枠状部を設けなくともよい(これについては図14〜21に示す実施形態で説明する)。
まず、内側枠状部30の構造について説明する。図5に示すように、この内側枠状部30は、開口部21の長手方向に沿って互いに平行に対向して配置されると共に、前記フランジ部25が配置された前後一対の壁部31,32と、これら一対の壁部31,32の対向方向に交差して(ここでは開口部21の長手方向に交差して)配置されると共に、前記一対の壁部31,32の両端どうしを連結する、やや丸みを帯びた円弧状曲面をなす左右一対の内側壁部33,33とからなる枠状をなしている。なお、この一対の内側壁部33,33は、後述する一対の外側壁部51,51に対して所定間隔をあけて内側に配置されている(図5参照)。
また、図3及び図6に示すように、内側枠状部30の、取付孔7への挿入方向の先端側、すなわち、前記壁部31,32及び内側壁部33,33で囲まれた先端側開口には、中央に抜き孔34aを設けた底壁34が配置されており、内側枠状部30内に収容された係止部3を受け止める部分となっている。
図4及び図6に示すように、前記壁部31からは、内側枠状部30に収容された前記係止部3に係止する係止片37が延設されている。この実施形態では、壁部31の幅方向中央部に、前記フランジ部25よりも開口部21寄りの位置であって、かつ、同フランジ部25に隣接した位置に、略コ字状をなしたスリット35を介して、係止片37が撓み可能に形成されている。
図4、図6及び図7に示すように、この係止片37は、壁部31の開口部21側に一端部が固定され、スリット35を介して壁部31の軸方向に沿って延びる撓み可能な帯状片38と、該帯状片38の先端側から収容部内方に向かって直角に突出し、前記係止部3の屈曲部3aの内側に挿入されて、同係止部3に係止する係止爪39とからなり、断面が略L字状をなしている。
また、図6に示すように、この係止爪39の先端側であって、前記開口部21側には、開口部21から離れる方向に向けて次第に突出高さが高くなるテーパ面39aが形成されており、図10(a)に示すように、工具9の先端部9aで係止片37が押されたときに、係止部3の屈曲部3aから抜きやすくして係止解除を容易にさせる部分である(図10(b)参照)。更に、係止爪39の先端側であって、前記開口部21とは反対側には、開口部21から離れる方向に向けて次第に突出高さが高くなる逆テーパ面39bが形成され、係止部3に係止する部分となっている(図6参照)。
また、図4及び図6に示すように、前記帯状片38と係止爪39との収容部側の内面であって、その幅方向両側には、三角板状をなした一対のリブ41,41が突設されており、その間には凹部43が設けられている。前記一対のリブ41,41は、内側枠状部30内に係止部3が収容されるときに、係止部3に押圧されて係止片37を撓ませると共に、係止片37の補強を図るものである。一方、前記凹部43は、係止部3と係止片37との係止解除用の、工具9の先端部9a(図10参照)が挿入配置されると共に、同先端部9aの位置ずれ防止を図るものである。
一方、図4及び図6に示すように、係止片37を設けた壁部31に対向する壁部32には、工具9の先端部9aを挿通可能な工具挿通孔45が形成されている。この実施形態では、壁部32の幅方向中央であって、前記係止片37の係止爪39よりも開口部21寄りの位置に、内側枠状部30内に連通する矩形孔状の工具挿通孔45が形成されている。図10(a),(b)に示すように、工具9の先端部9aは、この工具挿通孔45に挿通されて、係止片37の内面側の前記凹部43に挿入配置されて、工具9の押し込みによって係止片37が収容部外方に撓んで、係止爪39と係止部3との係止状態が解除されるようになっている。すなわち、この実施形態では、前記工具挿通孔45が、本発明における「係止解除手段」をなしている。
次に、外側枠状部50の構造について説明する。図5に示すように、この実施形態の外側枠状部50は、前記内側枠状部30の内側壁部33に対して所定間隔をあけて外側に配置された外側壁部51と、各外側壁部51の両側部から互いに平行に延出し、前記内側枠状部30の壁部31,32の外側に、対向して配置された一対の壁部53,53とからなる、略断面略コ字型の枠状をなしている。そして、一対の外側枠状部50,50が、内側枠状部30の長手方向両側部の外側を囲むように、所定間隔をあけてそれぞれ配置されており、内側枠状部30の一対の内側壁部33,33に対して、所定間隔をあけて外側に一対の外側壁部51,51が配置された二重壁構造をなしている。
また、図2及び図3に示すように、一対の外側枠状部50,50の、取付孔7への挿入方向の先端部どうしは、先端壁部55で連結されて一体化されている。更に図3〜5に示すように、各外側枠状部50の両壁部53,53及び前記先端壁部55が、連結壁57を介して内側枠状部30の壁部31,32に連結されて、内側枠状部30の長手方向両側部の外側に、一対の外側枠状部50,50が配置されるようになっている。このように、内側枠状部30に対して外側枠状部50が配置されることで、内側枠状部30の壁部31,32の幅方向中央部が露出して、収容部外方から壁部32の工具挿通孔45に工具9の先端部9aを挿通可能となっている(図2及び図3参照)。なお、各外側枠状部50の外側壁部51は、壁部53よりも先端側に伸びていると共に、同外側枠状部50の壁部53の先端部及び前記先端壁部55の外面はテーパ状をなしており、取付孔7への収容部20の挿入性が高められている(図2及び図3参照)。
また、この実施形態の外側枠状部50は、断面コ字枠状に形成され、内側枠状部30の長手方向両側部のみを覆う構造となっているが、この構造に限定されない。例えば、外側枠状部を、内側枠状部30の全周を囲む枠状として、収容部20全体を二重枠構造としてもよい。なお、外側枠状部50を配置するのではなく、内側枠状部30の一対の内側壁部33,33に対して、所定間隔をあけて外側に、一対の外側壁部51,51のみを設けてもよい。
また、この実施形態においては、前記内側枠状部30の一対の内側壁部33,33、及び、外側枠状部50の一対の外側壁部51,51が、本発明における「一対の側壁部」をなしている。
そして、一対の外側枠状部50,50の、内側枠状部30の一対の内側壁部33,33の外側に配置された外側壁部51,51には、撓み可能な一対の弾性係合片60,60がそれぞれ延設されている。
図2及び図3に示すように、各弾性係合片60は、略コ字状をなしたスリット61を介して、自由端側が開口部21側に配置され、固定端側が収容部20の先端側に配置された、撓み可能な帯状片63を有している。
そして、図2、図3及び図7に示すように、この帯状片63の、前記フランジ部25よりも収容部20先端側の外面には、取付孔7の裏側周縁に係合する係合爪65が突設されている。なお、係合爪65の外面には、収容部先端側に向けて次第に高さが低くなるテーパ面65aが形成され、取付孔7への挿入性を高めている。
また、図2、図3及び図7に示すように、前記帯状片63の自由端側の外面には、取付孔7の表側に配置されると共に、弾性係合片60を収容部内方に向けて撓ませて、係合爪65と取付孔7の裏側周縁との係合を解除可能とする、操作ノブ67が突設されている。この操作ノブ67は取付孔7の表側に配置され、操作者が把持可能で弾性係合片60を操作できるようになっているが、この実施形態における操作ノブ67は、特に取付孔7の裏側周縁に前記係合爪65が係合して、取付孔7に取付具10が固定された状態で、取付孔7の表側周縁から所定間隙Cを設けて配置されるように構成されている(図7参照)。
上記の一対の弾性係合片60,60は、一対の側壁部(ここでは外側壁部51,51)から外方に延出しており、収容部20の内方に向けて撓ませたときに、同側壁部に当接して、その撓みが規制されるように構成されている。なお、一対の弾性係合片は、収容部に収容された車装部品1の係止部3に当接して、その撓みが規制されるように構成してもよい(これについては図22に示す実施形態で説明する)。また、弾性係合片を側壁部に当接させる場合には、側壁部には弾性係合片が入り込む開口部が設けられず、弾性係合片を収容部に収容された車装部品1の係止部3に当接させる場合には、側壁部には弾性係合片が入り込む開口部が設けられることになる。
この実施形態では、操作ノブ67の外面である把持面69を把持して、図8に示すように、一対の弾性係合片60,60を収容部内方に向けて最大限に撓ませたときに、内側枠状部30の一対の内側壁部33,33に当接して、これらの弾性係合片60,60の撓みが規制されるようになっている。更に図7に示すように、この実施形態の操作ノブ67の、操作時の把持面69は、係合爪65から離れる方向に向けて次第に拡径した傾斜面をなしており、図8に示すように、一対の弾性係合片60,60を最大限撓ませて、一対の弾性係合片60,60が内側枠状部30の一対の内側壁部33,33に当接した場合であっても、その把持面69,69を互いにほぼ平行か(図8参照)、或いは、係合爪65から離れる方向に向けて次第に拡径した傾斜状をなすように構成されている(図8の二点鎖線参照)。
次に、上記構造からなる取付具10の使用方法及び作用効果について説明する。
まず、取付具10の収容部20の開口部21の長手方向の向きに、車装部品1の係止部3を整合させた後、同係止部3を内側枠状部30内に収容すべく押し込んでいく。すると、ガイド部23部により案内されつつ開口部21を通じて、内側枠状部30内に係止部3が入り込むと共に、同係止部3が係止片37の内面側のリブ41,41を押圧して、係止片37が収容部外方に向けて撓む。その後、係止部3がテーパ面39aを介して係止爪39を乗り越えると、係止片37が弾性復帰して、係止爪39が係止部3の屈曲部3aの内側に入り込むので、係止爪39の逆テーパ面39bに係止部3が係止して、係止部3に取付具10が抜け止めされた状態で装着することができる(図6及び図7参照)。
続いて、被取付部5の長孔状の取付孔7に、取付具10の収容部20の長手方向の向きを整合させて、取付孔7の表側から挿入していく。すると、外側枠状部50,50の先端部が取付孔7に挿入されると共に、取付孔7の内周に、テーパ面65aを介して係合爪65が押圧されて、一対の弾性係合片60,60が収容部内方に向けた撓んでいき、係合爪65が取付孔7の裏側周縁に至ると、一対の弾性係合片60,60がそれぞれ弾性復帰して、その係合爪65,65が取付孔7の裏側周縁に係合すると共に、一対のフランジ部25,25が取付孔7の表側周縁に当接して、取付孔7に取付具10が固定され、その結果、取付具10を介して被取付部5に車装部品1を取付けることができる(図7参照)。
なお、上記説明では、係止部3に取付具10を係止させた後、被取付部5の取付孔7に挿通して固定するようにしたが、先に、被取付部5の取付孔7に取付具10を挿通固定させておき、その後、取付具10の内側枠状部30内に係止部3を収容して、係止部3に取付具10を係止させるようにしてもよく、特に限定はされない。
そして、修理やメンテナンス、交換等の理由で、被取付部5から車装部品1を取外したい場合には、図8に示すように、操作ノブ67,67の把持面69,69を把持して、一対の弾性係合片60,60を収容部内方に向けて撓ませる。この実施形態では、一対の弾性係合片60,60が、内側枠状部30の一対の内側壁部33,33に当接するまで撓ませる(図8参照)。すると、弾性係合片60に設けられた係合爪65,65が、取付孔7の裏側周縁から外れるので、係合爪65と取付孔7の裏側周縁との係合を解除することでき(図8参照)、この状態を保持しつつ、図9に示すように、取付孔7から取付具10の収容部20を引き抜くことで、係止部3が係止片37に係止した状態を維持しつつ、被取付部5の取付孔7から、取付具10ごと車装部品1を取外すことができる。
また、この実施形態においては、一対の弾性係合片60,60は、一対の側壁部(ここでは外側壁部51,51)から外方に延出しており、収容部20の内方に向けて撓ませたときに、同側壁部に当接して、その撓みが規制されるので、一対の弾性係合片60,60の撓み量を均等にすることができ、係合爪65と取付孔7の裏側周縁との係合解除を確実に行うことができ、取付孔7から取付具10を取外しやすくすることができる。
より具体的に説明すると、この実施形態においては、図9に示すように、操作ノブ67,67を把持して一対の弾性係合片60,60を収容部内方に撓ませたときに、内側枠状部30の一対の内側壁部33,33に当接して、各弾性係合片60の撓みが規制されるので、係合爪65と取付孔7の裏側周縁との係合を解除して、取付孔7から収容部20を引き抜くときに、係止部3と係止片37との係止状態に影響を与えることを防止することができ、車装部品1に取付具10が取付けられた状態を維持しつつ、被取付部5の取付孔7から取付具10ごと車装部品1を、より確実に取外すことができる。また、一対の弾性係合片60,60の撓み量を一定にすることができるので、係合爪65と取付孔7の裏側周縁との係合解除をより確実に行うことができる。
更に、上記のように操作ノブ67を把持して弾性係合片60を撓み操作するときに、図7に示すように、操作ノブ67は、取付孔7の表側周縁から所定間隙Cを設けて配置されているので、操作ノブ67を摘みやすくすることができると共に、一対の弾性係合片60,60を収容部内方に撓ませたときに、操作ノブ67が被取付部5に摺接することを防止することができ、係合爪65と操作ノブ67との距離を比較的長く確保して、弾性係合片60を撓ませやすくすることができる。
また、図9に示すように、操作ノブ67の把持面69は、係合爪65から離れる方向に向けて拡径した傾斜面をなしているので、手探りで操作ノブ67を把持しようとするときに、操作者の指を案内しやすくすると共に、引っ掛けやすくすることができ、更に、弾性係合片60を撓ませやすくすることができる。更にまた、一対の弾性係合片60,60を最大限撓ませた状態でも、図9に示すように、操作ノブ67,67の把持面69,69を互いにほぼ平行か、それよりも角度のある逆ハの字形状(係合爪65から離れる方向に向けて次第に拡径した傾斜状)となるため(図8の二点鎖線参照)、操作者の指を滑りにくくして、被取付部5の取付孔7から取付具10を引き抜きやすくすることができる。
そして、車装部品1の係止部3から取付具10自体を取外したい場合には、図10(a)に示すように、内側枠状部30の壁部32に設けた工具挿通孔45から、工具9の先端部9aを挿通して、壁部31側の係止片37の内面側の凹部43に当接させて配置した後、そのまま工具9の先端部9aを押し込んでいく。すると、図10(b)に示すように、工具9の先端部9aにより係止片37が押圧されて、収容部外方に向けて撓み変形して、係止爪39のテーパ面39aが、係止部3の屈曲部3aの内面を滑るようにして抜き出されていく。そして、係止爪39のテーパ面39aが係止部3の屈曲部3aの外面に当接するまで押し込まれると、係止片37の弾性復帰が規制されるので(図10(b)参照)、後は、図10(c)に示すように、係止部3を内側枠状部30から引き上げて、開口部21から引き抜くことで、係止部3から取付具10を取外すことができる。
したがって、この取付具10においては、係止解除手段をなす工具挿通孔45を利用して、係止片37と係止部3との係止状態を解除することで、車装部品1の係止部3から取付具10を取外すことができ、取付具10の再使用を図ることができる。
また、この実施形態においては、係止片37と係止部3との係止状態を解除する係止解除手段は、上述したように、内側枠状部30の、係止片37を設けた壁部31に対向する壁部32に形成された、工具9の先端部9aを挿通可能な工具挿通孔45からなるので、この工具挿通孔45から工具9の先端部9aを挿通して、上記のように、係止片37を収容部外方に向けて撓み変形させるだけの簡単な作業で、係止部3との係止をスムーズに解除することができ、取付具10を係止部3から容易に取外すことができる。
更に、この取付具10においては、車装部品1の係止部3に係止する係止片37と、被取付部5の取付孔7に係合する係合爪65を有する弾性係合片60とが、収容部20を構成する内側枠状部30の内側壁部33や、外側枠状部50の外側壁部51から延出されていて、収容部20に一体的に形成されているので、部品点数を少なくしてコストを低減することができる。
図11〜13には、本発明の部品取付具の、他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の部品取付具10A(以下、単に「取付具10A」という)は、前記実施形態の取付具10に対して、係止片37と係止部3との係止解除手段が異なっている。
図11に示すように、この取付具10Aでは、前記取付具10に設けたフランジ部25よりも、開口部21寄りの位置からフランジ部25が延設されている。また、図12に示すように、内側枠状部30の内側壁部33には、前記フランジ部25よりも、収容部20の先端部寄りの位置(開口部21とは反対側の位置)に、スリット35を介して係止片37Aが撓み可能に形成されている。この係止片37Aは、帯状片38と、帯状片38の内面側から収容部内方に向けて突設した係止爪39Aとからなり、係止爪39Aには、前記実施形態の係止爪39と同様に、開口部21側にテーパ面39aが形成され、その反対側に逆テーパ面39bが形成されている。そして、係止爪39Aの開口部21とは反対側であって、その基端部には、工具9の先端部9aを係止可能な溝部47が形成されている(図12参照)。この溝部47には、収容部20の外方から前記スリット35を通過して、工具9の先端部9aを係止させることが可能となっている(図13参照)。この溝部47が、本発明における係止片と係止部との係止状態を解除する「係止解除手段」をなしている。
そして、この取付具10Aにおいて、係止片37Aと車装部品1の係止部3との係止状態を解除する際には、まず、図13(a)に示すように、壁部31に設けたスリット35から工具9の先端部9aを差し込んで、その先端部9aを係止爪39Aの溝部47に係止させる。その後、図13(b)に示すように、工具9の先端部9aを、外側枠状部50,50どうしを連結する先端壁部55に載置して、ここを支点として梃子のようにして、係止片37Aを抉るように、収容部外方に向けて撓み変形させることで、テーパ面39aを介して係止爪39が係止部3の屈曲部3aの内側から抜け出て、係止部3と係止爪39Aとの係止状態を解除することができ、取付具10Aを係止部3からスムーズに取外すことができる。
図14〜21には、本発明の部品取付具の、更に他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の部品取付具10B(以下、単に「取付具10B」という)は、前記実施形態と比べて、収容部及び弾性係合片の構造が異なっている。
図14〜17及び図21に示すように、この取付具10Bの収容部20Bは、二重壁構造をなした前記実施形態と異なり、一重壁(単体壁)構造をなしている。すなわち、この収容部20Bは、開口部21の長手方向に沿って互いに平行に対向して配置されると共に、フランジ部25が配置された前後一対の壁部26,26(図21参照)と、これら一対の壁部26,26の対向方向に交差して配置されると共に、一対の壁部26,26の両端どうしを連結する、左右一対の側壁部27,27とからなる枠状をなし、各壁部を囲む外壁が存在しない一重壁構造となっている。
また、図14や図21に示すように、各壁部26の幅方向両側部の外面側には、収容部20Bの軸方向に沿って伸びる、所定幅の突条をなした当接部24がそれぞれ突設されている。この当接部24は、収容部20Bが取付孔7に挿入配置された状態で、取付孔7の内周に当接して、収容部20Bのガタツキを抑制するものである。なお、図14に示すように、当接部24の、取付孔7への挿入方向先端側の外面には、挿入方向先端側が低く基端側に向けて次第に高くなるテーパ面24aが形成されており、取付孔7への挿入性が確保されている。
更に、収容部20Bの、取付孔7への挿入方向の先端側には、中央に抜き孔28aを設けた底壁28が配置されている(図17参照)。また、収容部20Bの、一方の壁部26には前記係止片37が延設され、他方の壁部26には前記工具挿通孔45が形成されている。
そして、一対の側壁部27,27からは、撓み可能な一対の弾性係合片70,70が外方に延出されており、該一対の弾性係合片70,70を収容部20Bの内方に向けて撓ませたときに、側壁部27,27にそれぞれ当接して、その撓みが規制されるように構成されている。
各弾性係合片70は、側壁部27の外面側であって、取付孔7への挿入方向先端側から、同挿入方向基端側に向けて斜め外方に、かつ、側壁部27の外側に空隙Eを介して配設されている(図14及び図17参照)。
より具体的には、この実施形態の各弾性係合片70は、図17に示すように、側壁部27の外面先端側から斜め外方に延びる傾斜部73と、該傾斜部73の延出方向途中の外面に設けられ、取付孔7の裏側周縁に係合する係合爪75と、前記傾斜部73の基部側から、側壁部27とほぼ平行に延びて、取付孔7の内周に挿入配置される挿入部76と、該挿入部76の外側に連設され、弾性係合片70を収容部内方に撓ませる操作ノブ77とを有している。前記操作ノブ77は、取付孔7の裏側周縁に前記係合爪75が係合し、取付孔7に取付具10Bが固定された状態で、取付孔7の表側周縁に所定間隙Cを設けて配置される基部77aと、該基部77aの一端部から収容部20Bの開口部21側に向けて所定高さで突出した突出部77bとを有しており、側方から見て略L字状をなしている。なお、操作ノブ77の外面には、前記実施形態と同様の把持面69が設けられている。
そして、図20の想像線で示すように、一対の弾性係合片70,70を収容部内方に向けて最大限撓ませたときに、収容部20Bの側壁部27,27にそれぞれ当接して、一対の弾性係合片70,70の撓みが規制されるようになっている。
また、収容部20Bの各側壁部27の外面側であって、上記弾性係合片70の両側(側壁部27の幅方向両側)には、収容部20Bの軸方向に沿って伸びる、リブ29がそれぞれ形成されている。各リブ29は、取付孔7への挿入方向先端側に向けて先細テーパ状をなした部分を有している。ここでは、各リブ29の、取付孔7への挿入方向先端部の外面に、先細テーパ状のテーパ部29aが設けられている。
更に図14や図16に示すように、収容部20Bの、フランジ状に広がるガイド部23の、各弾性係合片70の両側に設けた一対のリブ29,29に整合する箇所には、切欠き23a,23aがそれぞれ形成されている。各リブ29は、その基端部が、切欠き23aの裏側周縁にそれぞれ連結されている。また、収容部20Bの側壁部27と、その外側に配設された弾性係合片70と、その両側に設けられた一対のリブ29,29とで囲まれた空隙Eが、前記切欠き23に連通している(図17参照)。
また、弾性係合片70の両側に設けた一対のリブ29,29は、図21(a)に示すように、収容部20Bが取付孔7に挿入され、一対の弾性係合片70,70の係合爪75,75が、取付孔7の裏側周縁にそれぞれ係合した状態で、一方の弾性係合片70を内方に撓ませる方向に、収容部20Bに偏心荷重が作用したとき、図21(b)に示すように、他方の弾性係合片70が取付孔7の裏側周縁から係合解除される前に、一方の弾性係合片70側の一対のリブ29,29が、取付孔7の内周に当接するように構成されている。
なお、上記の「偏心」とは、一対の弾性係合片70,70の係合爪75,75が取付孔7の裏側周縁に係合した状態における、収容部20Bの、取付孔中心に整合する位置(通常、収容部20の中心位置)が、取付孔中心から位置ずれすること(より簡単に述べると、収容部中心が取付孔中心に対して位置ずれすること)をいう。また、本発明における「偏心荷重」とは、上記のように、収容部中心を取付孔中心に対して偏心させる際に作用する荷重、例えば、収容部20Bに対して、被取付部5の面方向に沿った方向に付与される横荷重や、取付孔中心に対して斜め方向に付与される斜め荷重等の、予期し得ない外力や衝撃力などをいう。
次に、上記構造からなる取付具10Bの作用効果について説明する。
すなわち、図18に示すように、取付具10Bの収容部20Bの開口部21に、車装部品1の係止部3を挿入して、係止片37の係止爪39を係止させて、係止部3に取付具10Bを抜け止め状態で装着した後、収容部20Bを取付孔7に挿入していく。なお、収容部20Bの挿入時には、係止部3から係止片37の係止爪39が外れる。そして、収容部20Bの当接部24のテーパ面24aや、リブ29のテーパ部29a、更に一対の弾性係合片70,70の傾斜部73,73によりガイドされながら、取付孔7の内周に一対の弾性係合片70,70が押圧されて内方に撓みつつ、収容部20Bが挿入されていく。その後、各弾性係合片70の係合爪75が取付孔7の裏側周縁に至ると、一対の弾性係合片70,70が弾性復帰して、係合爪75,75が取付孔7の裏側周縁に係合すると共に、一対のフランジ部25,25が取付孔7の表側周縁に当接することによって、取付孔7に取付具10Bが固定され、取付具10Bを介して被取付部5に車装部品1を取付けることができる(図20参照)。
このとき、この実施形態においては、一対の弾性係合片70,70は、収容部20Bの側壁部27,27の、取付孔7への挿入方向先端側から挿入方向基端側に向けて、斜め外方にそれぞれ延設されているので、取付孔7に収容部20Bを挿入していくときに、一対の弾性係合片70,70が挿入ガイドとなると共に、取付孔内周に各弾性係合片70が徐々に押圧されて縮径することとなり、取付孔7に収容部20Bを挿入しやすくすることができる。
また、この実施形態においては、収容部20Bの側壁部27に設けた弾性係合片70の両側に、リブ29,29がそれぞれ形成され、各リブ29は、取付孔7への挿入方向先端側に向けて先細テーパ状をなしたテーパ部29aを有しているので、上述したように、取付孔7に収容部20Bを挿入していくときに、取付孔7内に挿入しやすく、かつ、同リブ29が取付孔7の内周に当接して挿入ガイドとすることができ、取付孔7への収容部20Bの挿入性を向上させることができる。
ところで、この取付具10Bにおいては、図19に示すように、取付孔7に取付具10Bを挿入固定した後、同取付具10Bの収容部20Bの開口部21に車装部品1の係止部3を挿入し、係止爪39を介して係止部3に取付具10Bを係止させることによって、取付具10Bを介して被取付部5に車装部品1を取付けることもできる。
すなわち、この実施形態では、収容部20Bに車装部品1の係止部3を挿入係止させた後、収容部20Bを取付孔7に挿入することができると共に(図18参照)、収容部20Bを取付孔7に挿入固定した後、同収容部20Bに車装部品1の係止部3を挿入することもできるので(図19参照)、取付孔7に対する取付具10Bの取付け作業性を向上することができる。
そして、この実施形態においては、収容部20Bの一対の側壁部27,27から延出された一対の弾性係合片70,70を収容部内方に向けて撓ませたときに、該一対の側壁部27,27に当接させるように構成したので、収容部20Bの側壁部27,27を一重壁(単体壁)構造とすることができ、コンパクト化を図ることができる。
ところで、上記取付具10においては、収容部20Bが取付孔7に挿入されて、一対の弾性係合片70,70の係合爪75,75が、取付孔7の裏側周縁に係合した状態では、図21(a)に示すように、各弾性係合片70の両側に設けた一対のリブ29,29が、長孔状をなした取付孔7の、短辺側の内周に対向して配置されている。なお、この状態では、収容部20Bに設けた複数の当接部24は、取付孔7の、長辺側の内周に当接している。
上記状態から、収容部20Bを所定の取付位置(図20及び図21参照)から位置ずれさせる方向に荷重(例えば、被取付部5の面方向に沿った向きの横荷重や、被取付部5の面方向に沿わずとも収容部20Bを位置ずれさせる斜め荷重等)が作用し、一方の弾性係合片70を内方に撓ませる方向に、収容部20Bに偏心荷重が作用したとき、図21(b)に示すように、他方の弾性係合片70の係合爪75が取付孔7の裏側周縁から係合解除される前に、一方の弾性係合片70側の一対のリブ29,29が取付孔7の短辺側内周に当接する。その結果、収容部20Bのそれ以上の位置ずれが規制されるので、一方の弾性係合片70の撓みが規制され、同弾性係合片70の係合爪75が、取付孔7の裏側周縁から外れることを防止すると共に、他方の弾性係合片70の係合爪75が、取付孔7の裏側周縁から外れることを防止することができ、取付孔7から取付具10Bが外れることを確実に防止することができる。
図22には、本発明の部品取付具の、更にもう一つの実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の部品取付具10C(以下、単に「取付具10C」という)は、図14〜21に示す実施形態と比べて、弾性係合片70の形成構造が異なっている。
すなわち、この実施形態の取付具10Cにおいては、収容部20Bの一対の側壁部27,27に、図1〜10に示す実施形態における略コ字状をなしたスリット61と同様に、略コ字状をなしたスリット27aが形成されており、該スリット27aを介して、弾性係合片70が撓み可能に形成されている。
そして、一対の弾性係合片70,70を収容部20Bの内方に向けて撓ませたときに、収容部20B内に収容された車装部品1の係止部3にそれぞれ当接して、その撓みが規制されるように構成されている。
したがって、この実施形態においても、収容部20Bの側壁部27,27を一重壁(単体壁)構造とすることができ、コンパクト化を図ることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
1 車装部品
3 係止部
3a 屈曲部
5 被取付部
7 取付孔
9 工具
9a 先端部
10,10A,10B,10C 部品取付具(取付具)
20,20B 収容部
21 開口部
23 ガイド部
25 フランジ部
26 壁部
27 側壁部
29 リブ
29a テーパ部
30 内側枠状部
31 壁部
31,32 壁部
33 内側壁部
37,37A 係止片
39,39A 係止爪
45 工具挿通孔
47 溝部
50 外側枠状部
51 外側壁部
53 壁部
60 弾性係合片
65 係合爪
69 把持面
70 弾性係合片
75 係合爪
77 操作ノブ

Claims (8)

  1. 係止部を有する車装部品の、前記係止部に係止されると共に、車体に設けられた被取付部の取付孔に挿入されて固定され、前記車装部品を前記被取付部に取付けるための、部品取付具であって、
    前記係止部を挿通可能な開口部を有すると共に、対向して配置された壁部、及び、該壁部の対向方向に交差して配置された少なくとも一対の側壁部を有する枠状をなしており、前記車装部品の係止部を収容し、かつ、前記取付孔に挿入される収容部と、
    前記収容部の壁部に延設され、前記収容部に収容された前記係止部に係止する係止片と、
    前記収容部の壁部に延設され、前記取付孔の裏側周縁に当接する一対のフランジ部と、
    前記収容部の一対の側壁部から外方に、撓み可能にそれぞれ延設された一対の弾性係合片とを有しており、
    各弾性係合片は、前記取付孔の裏側周縁に係合する係合爪と、該係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で前記取付孔の表側に配置されると共に、前記弾性係合片を収容部内方に撓ませて、前記係合爪と前記取付孔の裏側周縁との係合を解除可能とする、操作ノブとを有しており、
    前記操作ノブを操作して、前記一対の弾性係合片を前記収容部の内方に向けて撓ませたときに、前記一対の弾性係合片は、前記側壁部、又は、前記収容部に収容された前記車装部品の係止部に当接して、前記係合爪の、前記取付孔の裏側周縁への係合が解除された状態で、その撓みが規制されるように構成されていることを特徴とする部品取付具。
  2. 係止部を有する車装部品の、前記係止部に係止されると共に、車体に設けられた被取付部の取付孔に挿入されて固定され、前記車装部品を前記被取付部に取付けるための、部品取付具であって、
    前記係止部を挿通可能な開口部を有すると共に、対向して配置された壁部、及び、該壁部の対向方向に交差して配置された少なくとも一対の側壁部を有する枠状をなしており、前記車装部品の係止部を収容し、かつ、前記取付孔に挿入される収容部と、
    前記収容部の壁部に延設され、前記収容部に収容された前記係止部に係止する係止片と、
    前記収容部の一対の側壁部に、撓み可能にそれぞれ延設された一対の弾性係合片とを有しており、
    各弾性係合片は、前記取付孔の裏側周縁に係合する係合爪と、該係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で前記取付孔の表側に配置されると共に、前記弾性係合片を収容部内方に撓ませて、前記係合爪と前記取付孔の裏側周縁との係合を解除可能とする、操作ノブとを有しており、
    前記収容部の側壁部は、前記弾性係合片を設けた一対の外側枠状部と、該一対の外側枠状部に対して所定間隔をあけて内側に配置された一対の内側壁部とを有しており、前記操作ノブを操作して、前記一対の弾性係合片を前記収容部の内方に向けて撓ませたときに、前記一対の弾性係合片は、前記内側壁部に当接して、前記係合爪の、前記取付孔の裏側周縁への係合が解除された状態で、その撓みが規制されるように構成されていることを特徴とする部品取付具。
  3. 係止部を有する車装部品の、前記係止部に係止されると共に、車体に設けられた被取付部の取付孔に挿入されて固定され、前記車装部品を前記被取付部に取付けるための、部品取付具であって、
    前記係止部を挿通可能な開口部を有すると共に、対向して配置された壁部、及び、該壁部の対向方向に交差して配置された少なくとも一対の側壁部を有する枠状をなしており、前記車装部品の係止部を収容し、かつ、前記取付孔に挿入される収容部と、
    前記収容部の壁部に延設され、前記収容部に収容された前記係止部に係止する係止片と、
    前記収容部の一対の側壁部に、撓み可能にそれぞれ延設された一対の弾性係合片と、
    前記係止片と前記係止部との係止状態を解除する係止解除手段とを有しており、
    各弾性係合片は、前記取付孔の裏側周縁に係合する係合爪と、該係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で前記取付孔の表側に配置されると共に、前記弾性係合片を収容部内方に撓ませて、前記係合爪と前記取付孔の裏側周縁との係合を解除可能とする、操作ノブとを有しており、
    前記係止解除手段は、前記収容部の、前記係止片を設けた壁部に対向する壁部に形成された、工具の先端部を挿通可能な工具挿通孔からなることを特徴とする部品取付具。
  4. 係止部を有する車装部品の、前記係止部に係止されると共に、車体に設けられた被取付部の取付孔に挿入されて固定され、前記車装部品を前記被取付部に取付けるための、部品取付具であって、
    前記係止部を挿通可能な開口部を有すると共に、対向して配置された壁部、及び、該壁部の対向方向に交差して配置された少なくとも一対の側壁部を有する枠状をなしており、前記車装部品の係止部を収容し、かつ、前記取付孔に挿入される収容部と、
    前記収容部の壁部に延設され、前記収容部に収容された前記係止部に係止する係止片と、
    前記収容部の一対の側壁部に、撓み可能にそれぞれ延設された一対の弾性係合片と、
    前記係止片と前記係止部との係止状態を解除する係止解除手段とを有しており、
    各弾性係合片は、前記取付孔の裏側周縁に係合する係合爪と、該係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で前記取付孔の表側に配置されると共に、前記弾性係合片を収容部内方に撓ませて、前記係合爪と前記取付孔の裏側周縁との係合を解除可能とする、操作ノブとを有しており、
    前記係止解除手段は、前記収容部の、前記係止片を設けた壁部に形成され、工具の先端部を係止可能な溝部からなることを特徴とする部品取付具。
  5. 係止部を有する車装部品の、前記係止部に係止されると共に、車体に設けられた被取付部の取付孔に挿入されて固定され、前記車装部品を前記被取付部に取付けるための、部品取付具であって、
    前記係止部を挿通可能な開口部を有すると共に、対向して配置された壁部、及び、該壁部の対向方向に交差して配置された少なくとも一対の側壁部を有する枠状をなしており、前記車装部品の係止部を収容し、かつ、前記取付孔に挿入される収容部と、
    前記収容部の壁部に延設され、前記収容部に収容された前記係止部に係止する係止片と、
    前記収容部の一対の側壁部に、撓み可能にそれぞれ延設された一対の弾性係合片とを有しており、
    各弾性係合片は、前記取付孔の裏側周縁に係合する係合爪と、該係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で前記取付孔の表側に配置されると共に、前記弾性係合片を収容部内方に撓ませて、前記係合爪と前記取付孔の裏側周縁との係合を解除可能とする、操作ノブとを有しており、
    前記収容部の側壁部の、前記弾性係合片の両側には、リブがそれぞれ形成されており、各リブは、前記取付孔への挿入方向先端側に向けて先細テーパ状をなした部分を有しており、
    前記収容部が前記取付孔に挿入され、前記一対の弾性係合片の係合爪が、前記取付孔の裏側周縁にそれぞれ係合した状態で、一方の前記弾性係合片を内方に撓ませる方向に、前記収容部に偏心荷重が作用したとき、他方の弾性係合片が前記取付孔の裏側周縁から係合解除される前に、一方の弾性片係合片側の前記リブが、前記取付孔の内周に当接するように構成されていることを特徴とす部品取付具。
  6. 前記操作ノブは、前記弾性係合片の係合爪が前記取付孔の裏側周縁に係合した状態で、前記取付孔の表側周縁から所定間隙を設けて配置されるように構成されている請求項1〜5のいずれか1つに記載の部品取付具。
  7. 前記操作ノブの、操作時の把持面は、前記係合爪から離れる方向に向けて拡径した傾斜面をなしている請求項1〜6のいずれか1つに記載の部品取付具。
  8. 前記一対の弾性係合片は、前記収容部の側壁部の、前記取付孔への挿入方向先端側から、同挿入方向基端側に向けて、斜め外方にそれぞれ延設されている請求項1〜7のいずれか1つに記載の部品取付具。
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