JP6423683B2 - 光学ガラスフィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、波長450〜650nmの範囲において分光透過特性が平坦な光学ガラスフィルタに関する。
従来、ビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置を用いて画像撮影をする場合、光量が多く、レンズを絞り込んでも露出過多になってしまうときや、シャッター速度を最高にしても露出過多になってしまうときに、撮像装置のレンズに光学ガラスフィルタを装着し、透過光量を減衰させて撮影を行っている。
このような光学ガラスフィルタとしては、光線の可視スペクトル域における各波長をほぼ均等に透過するような非選択性の透過率を有するNDフィルタ(Neutral Density Filter)が知られている。また、NDフィルタとしては、入射光を反射して減衰させる反射型NDフィルタと、入射光を吸収して減衰させる吸収型NDフィルタが知られているが、反射光が問題となるレンズ光学系にNDフィルタを組み込む場合には、一般的に吸収型NDフィルタが用いられている。
また、このような吸収型NDフィルタには、基板自体に吸収物質を混ぜた色ガラスNDフィルタ(例えば、特許文献1)や、基板自体に吸収する機能はないが基板の表面に形成された薄膜で吸収する吸収型多層膜NDフィルタ(例えば、特許文献2)が存在する。
特公昭39−025560号公報 特開2014−016568号公報
特許文献2に記載の構成によれば、金属膜からなる吸収膜層と酸化物誘電体膜層とを交互に積層させることにより、薄型のNDフィルタを形成することができるが、その反面、可視スペクトル域(例えば、波長450〜650nm)で平坦な分光透過特性を得ることが難しく、また使用環境によっては薄膜が剥離するといった問題も発生する。
また、特許文献1に記載の構成によれば、薄膜が剥離するといった問題は発生しないが、例えば、透過率5%以下のNDフィルタを得ようとすると、Fe及びCoOの濃度を高めなければならないといった問題が発生する。CoOの濃度を高めると、CoOの吸収特性の影響から平坦な分光透過特性を得ることが難しくなる。また、Feの濃度を高めると、ガラス内でFeとFeOの化学平衡の移動が起こるため、Fe由来の短波長側の吸収が大きくなり、当初予定したFeの吸収とは大きく異なってしまい、FeとCoOの組み合わせだけで平坦な分光透過特性を得ることが困難となる。そして、高濃度のFeを導入すると、ガラスの熔解温度が低濃度時から変わったり、小さな雰囲気温度の変化によっても化学平衡の移動が起こり、透過率が安定しなくなるといった問題が発生する。
また、近年、撮像装置に組み込まれるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といった撮像素子の高感度化を背景に、高精度に平坦な分光透過特性を有するNDフィルタ(つまり、光学ガラスフィルタ)が求められている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、透過率が不安定になることなく、高精度に平坦な分光透過特性を有する光学ガラスフィルタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光学ガラスフィルタは、少なくともNiO、MnO 、及びCo を必須成分として含む、シリケート系ガラス組成物をベースとする光学ガラスフィルタであって、シリケート系ガラス組成物は、質量%表示で、SiO :20〜60%、B :0〜20%、Al :0〜10%、K O:0.1〜15%、Cs O:0〜5%、CaO:0〜5%、BaO:20〜60%、ZnO:0〜15%、Sb :0〜1%、を含有し、MnO の質量比を1としたとき、NiOの質量比が0.20〜6.00であり、Co の質量比が0.02〜0.70であり、光学ガラスフィルタの厚みを2mmとしたときに、シリケート系ガラス組成物の全質量に対する外割り質量%で、MnO の含有量は0.003〜2.100%であり、NiOの含有量は0.007〜0.800%であり、Co の含有量は0.001〜0.200%であり、波長450〜650nmの範囲における分光透過特性の最大偏差は、波長450〜650nmの範囲における透過率の平均が0.1%のときに、0.05〜0.15%であることを特徴とする。
このような構成によれば、従来のようにFe(またはFe、またはFeO)を含有しないため、化学平衡の移動が起こらず、透過率が不安定になることがない。また、極めて高精度に平坦な分光透過特性を有する光学ガラスフィルタが得られる。
また、光学ガラスフィルタは、CuO及びCrを任意成分としてさらに含み、MnO の質量比を1としたとき、CuOの質量比が0.00〜0.70であり、Cr の質量比が0.00〜1.40であり、光学ガラスフィルタの厚みを2mmとしたときに、シリケート系ガラス組成物の全質量に対する外割り質量%で、CuOの含有量は0.000〜0.810%であり、Cr の含有量は0.000〜0.190%であることが望ましい。MnO及びCuOを導入すると、Co(またはCoO)の濃度を低く抑えることができるため、Co(またはCoO)の濃度の上昇による分光透過特性の平坦性の悪化も避けられ、さらに高精度に平坦な分光透過特性を有する光学ガラスフィルタが得られる。
以上のように、本発明によれば、透過率が不安定になることなく、高精度に平坦な分光透過特性を有する光学ガラスフィルタが実現される。
本発明の実施の形態に係る光学ガラスフィルタに用いられる着色剤の各成分の透過率を示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.1〜5の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.6〜10の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.11〜15の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.16〜21の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.22〜27の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.28〜33の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.34〜39の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。 本発明の実施例の光学ガラスフィルタNo.40〜45の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る光学ガラスフィルタは、シリケート系ガラス組成物をベースとし(以下、シリケート系ガラス組成物を「ベースガラス組成物」という。)、該ベースガラス組成物に、少なくともNiO、MnO、及びCoを着色剤として含有するものであり、入射光を吸収して減衰させる吸収型NDフィルタとして機能するものである。
ベースガラス組成物は、必須成分としてSiO、KO、BaOを含有し、必要に応じて、B、Al、CsO、CaO、ZnO、Sbをさらに含有することができる。ベースガラス組成物を構成する各成分の望ましい組成範囲は以下の通りである。
SiO:20〜60%
:0〜20%
Al:0〜10%
O:0.1〜15%
CsO:0〜5%
CaO:0〜5%
BaO:20〜60%
ZnO:0〜15%
Sb:0〜1%
なお、各成分の含有率は、全て酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量%で示すものである。ここで、酸化物換算組成とは、本発明のガラス構成成分の原料として使用される酸化物、複合塩、金属弗化物等が熔融時に全て分解され酸化物へ変化すると仮定した場合に、当該生成酸化物の総質量を100質量%として、ガラス中に含有される各成分を表記した組成である。
SiOは、ガラスの基本構造を構成する成分である。SiOが20%より少ないと化学的耐久性が悪化し、60%より多いと熔解粘性が大きくなって製造困難となるため、20〜60%が好適である。
は、ガラスの基本構造を構成する成分であり、耐失透性や熔融性を改善するのに効果的であるが、20%より多いと化学的耐久性が極端に落ちるため、0〜20%が好適な範囲である。なお、本実施形態においては、波長450〜650nmの分光透過特性を平坦化するために、NiOの吸収を長波長側にシフトさせ(以下、「長波長シフト」ともいう。)、波長550〜580nmの吸収を作り出しているが(詳細は後述)、Bは、NiOの吸収の長波長シフトを阻害するため、0〜20%の範囲内ではできる限り少ない方が好ましい。
Alは、ガラスの基本構造を構成する成分であり、化学的耐久性を改善するのに効果的であるが、10%を超えると熔解粘性が大きくなって製造困難となるため、0〜10%が好適である。
Oは、ガラス構造の修飾剤としての役目を果たす成分であり、熔融性の改善(つまり、低融点化)と、NiOの吸収を長波長側にシフトさせるのに効果的であるが、0.1%より少ないと、NiOの吸収を長波長側にシフトさせる効果がなくなり、15%より多いと、失透傾向が増し、化学的耐久性が極端に落ちるため、0.1〜15%が好適である。なお、NiOの吸収を長波長側にシフトさせるにはKOが多い方が好ましい。
CsOは、ガラス構造の修飾剤としての役目を果たす成分であり、NiOの吸収を長波長側にシフトさせるのに効果的であるが、5%より多いと、失透傾向が増し、化学的耐久性が落ちるため、0〜5%が好適である。なお、NiOの吸収を長波長側にシフトさせるにはCsOが多い方が好ましい。
CaOは、ガラス構造の修飾剤としての役目を果たす成分であり、耐失透性や熔融性の改善(つまり、低融点化)に効果的である。NiOの吸収を長波長側にシフトさせるにはCaOが少ない方がよく、5%より多いとNiOの吸収を長波長側にシフトさせることができなくなるため、0〜5%が好適である。
BaOは、ガラス構造の修飾剤としての役目を果たす成分であり、耐失透性や熔融性の改善(つまり、低融点化)に効果的である。特に、着色剤のMnO、CuOは熔解温度を低くした方が発色しやすいことから、発色性の観点からは、BaOを比較的多く導入した方が好ましいが、60%より多いと、失透傾向が増し、化学的耐久性が極端に落ちる。また、20%より少ないと、熔解温度を低くすることができないため、20〜60%が好適である。
ZnOは、ガラス構造の修飾剤としての役目を果たす成分であり、耐失透性や熔融性の改善(つまり、低融点化)に効果的であるが、15%より多いと、失透傾向が増すため、0〜15%が好適である。
Sbは、脱泡剤としての役目を果たす成分であるが、1%より多いと、MnO、CuOの発色が悪くなるため、0〜1%が好適である。
本発明の実施の形態に係る光学ガラスフィルタは、上記で述べた成分を含有するベースガラス組成物をベースとし、これに着色剤として、少なくともNiO、MnO、及びCoをベースガラス組成物の全質量(つまり、100質量%)に対する外割り質量%で含有させたものである。また、必要に応じて、CuO及びCrをさらに含有させることもできる。また、Crに代えて、Hoを用いることもできる。
図1は、本発明の実施の形態に係る光学ガラスフィルタに用いられる着色剤の各成分(NiO、MnO、Co、CuO、Cr、Ho)の透過率を示すグラフであり、縦軸は外部透過率(%)を示し、横軸は波長(nm)を示している。
本実施形態の光学ガラスフィルタに入射される光は、光学ガラスフィルタを通過する際に着色剤の各成分によって吸収され、減衰されて出射されるため、光学ガラスフィルタの分光透過特性は、いわゆるランバート・ベールの法則によって説明することができ、着色剤の各成分の組み合わせと、それらの濃度によって定まることとなる。つまり、本実施形態の光学ガラスフィルタは、平坦な分光透過特性となるように、着色剤の各成分の組み合わせと、それらの濃度を調整したものであり、後述するように、本発明者は、波長450〜650nmの範囲において分光透過特性が平坦となる条件を見出した。
図1に示すように、NiOは、波長450〜650nmの全域において吸収があり、従来のFe(またはFe、またはFeO)の代替として機能するものである。NiOは、高濃度にしても、従来のFe(またはFe、またはFeO)のように透過率が不安定になることがないため極めて効果的である。なお、本実施形態においては、NiOの吸収は、ベースガラス組成物内のB、KO、CsO、CaOの影響により、長波長側にシフトし、波長550〜580nmの吸収が作り出されている。
MnOは、波長450〜650nmの全域において吸収があり、導入により全体的な吸収の底上げが可能となる。
Coは、波長500〜650nmの範囲において大きな吸収のピークがあるが、この吸収ピークを代替する成分が存在しない。そのため、本実施形態においては、Coの濃度をできる限り低く抑えると共に、Coの吸収ピークの凸凹を減らすために、MnOやCuOを導入している。
CuOは、波長500nm付近から長波長側に吸収端があるため、CuOを導入することによって、波長500〜650nmの範囲に吸収のあるCoを代替することができ、Coの濃度を減少させることができる。
Crは、波長500nm付近から短波長側に吸収端があるため、NiO、MnOの吸収が小さくなる波長450nm付近での吸収を補うことができる。また、Hoも波長450nm付近に吸収ピークを有するため、Crに代えてHoを用いることができる。
このように、本実施形態の光学ガラスフィルタは、平坦な分光透過特性となるように、着色剤の各成分(NiO、MnO、Co、CuO、Cr、Ho)の組み合わせと、それらの濃度を調整したものであるが、本発明者は、NiO、MnO、及びCoの混合比(つまり、組み合わせ比率)で、分光透過特性の平坦性がほぼ決定し、後述するように、MnOの含有量を1としたとき、NiOの含有量を0.20〜6.00とし、Coの含有量を0.02〜0.70とすると、波長450〜650nmの範囲において分光透過特性が平坦となることを見出した。また、任意成分としてCuO及びCrを導入することができ、MnOの含有量を1としたとき、CuOの含有量を0.00〜0.70とし、Crの含有量を0.00〜1.40とすると、波長450〜650nmの範囲において分光透過特性が平坦となることを見出した。また、このような構成によれば、従来のようにFe(またはFe、またはFeO)を含有しないため、化学平衡の移動が起こらず、透過率が不安定になることがない。また、MnO及びCuOを導入することにより、Co(またはCoO)の濃度を低く抑えることができるため、Co(またはCoO)の濃度の上昇による分光透過特性の平坦性の悪化も避けられる。
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(光学ガラスフィルタの作製方法)
原料として通常使用される硅石粉、硼酸、水酸化アルミニウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、硝酸カリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硝酸ストロンチウム、炭酸バリウム、亜鉛華、塩化カリウム、硅弗化カリウム、酸化ランタン、酸化ジルコニウム、酸化クロム、酸化ニッケル、酸化コバルト、二酸化マンガン、酸化銅、酸化ホルミウム、酸化ニオブ、リサージ、酸化チタン、酸化タングステン、塩化ナトリウム、弗化ナトリウム、硫酸ナトリウム、重クロム酸カリウム、硝酸セシウム、炭酸セシウム、三酸化アンチモン、等を用い、これらの原料が表1〜表8のガラス組成になるように、各原料を実施例毎に秤量後、得られた調合原料を白金製ルツボに入れて約1350℃で熔融し、攪拌して均質化、脱泡を行なった後、Tg温度付近に予熱した成形型に鋳込み徐冷して、計45種類の光学ガラスフィルタNo.1〜45を作製した。なお、光学ガラスフィルタNo.1〜45は、厚さ2mmにおいて、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が0.1%(設計値)となるように、着色剤の各成分の組み合わせと、それらの濃度を調整したものである。
Figure 0006423683
Figure 0006423683
Figure 0006423683
Figure 0006423683
Figure 0006423683
Figure 0006423683
Figure 0006423683
Figure 0006423683
表1〜表8に示すように、光学ガラスフィルタNo.1〜15、22〜45は、SiO、Al、KO、CsO、CaO、BaO、ZnO、Sbをそれぞれ所定量含有する同一のベースガラス組成物から構成されている。また、光学ガラスフィルタNo.16〜21は、光学ガラスフィルタNo.1〜15、22〜45とは異なる含有量のSiO、Al、KO、CsO、CaO、BaO、ZnO、Sbを含有し、さらにBを所定量含有する同一のベースガラス組成物から構成されている。
また、光学ガラスフィルタNo.1〜15、22、25、26、34〜45は、着色剤としてCo、NiO、MnO、Cr、CuOを含有し、光学ガラスフィルタNo.16〜21は、着色剤としてCo、NiO、MnO、CuOを含有し、光学ガラスフィルタNo.23、24、27〜33は、着色剤としてCo、NiO、MnO、Crを含有している。
(光学ガラスフィルタの吸収特性)
得られた光学ガラスフィルタNo.1〜45の吸収特性は、日本光学硝子工業会規格JOGIS17−82に準じ、反射損失を含まない分光透過率として、厚さ2mmにおける内部透過率τを評価した。図2〜図9は、光学ガラスフィルタNo.1〜45の厚さ2mmにおける内部透過率τを示すグラフであり、縦軸は内部透過率τ(%)を示し、横軸は波長(nm)を示している。
(考察)
表9は、図2〜図4に示す光学ガラスフィルタNo.1〜15の厚さ2mmにおける内部透過率τの、波長450〜650nmの範囲における最大値、最小値及び平均値と、各着色剤の混合比を示す表であり、表10は、図5〜図9に示す光学ガラスフィルタNo.16〜45の厚さ2mmにおける内部透過率τの、波長450〜650nmの範囲における最大値、最小値及び平均値と、各着色剤の混合比を示す表である。なお、表9及び表10において、各着色剤の混合比は、最も含有量の多いMnOを1(つまり、基準)としている。
Figure 0006423683
Figure 0006423683
表9に示すように、光学ガラスフィルタNo.1〜15の厚さ2mmにおける内部透過率τの波長450〜650nmの範囲における偏差(ばらつき)は、0.071〜0.129%の範囲にあり、平均値(つまり、設計値(0.1%))に対して、±0.03%の範囲内にあることが分かる。そして、このような分光透過特性が極めて平坦な光学ガラスフィルタは、MnOの含有量を1としたとき、NiOの含有量を0.45〜0.90とし、Coの含有量を0.05〜0.10とし、Crの含有量を0.14〜0.18とし、CuOの含有量を0.11〜0.55とすることにより得られることが分かった。
また、表10に示すように、光学ガラスフィルタNo.16〜45の厚さ2mmにおける内部透過率τの波長450〜650nmの範囲における偏差(ばらつき)は、0.050〜0.149の範囲にあり、平均値(つまり、設計値(0.1%))に対して、±0.05%の範囲内にあることが分かる。そして、このような分光透過特性が極めて平坦な光学ガラスフィルタは、MnOの含有量を1としたとき、NiOの含有量を0.20〜6.00とし、Coの含有量を0.02〜0.70とし、Crの含有量を0.00〜1.40とし、CuOの含有量を0.00〜0.70とすることにより得られることが分かった。
このように、光学ガラスフィルタNo.1〜45は、シリケート系ガラス組成物をベースとし、該シリケート系ガラス組成物に、少なくともNiO、MnO、及びCoを着色剤として含有するものであり、波長450〜650nmの範囲で平坦な分光透過特性を有している。そして、このような構成によれば、従来のようにFe(またはFe、またはFeO)を含有しないため、化学平衡の移動が起こらず、透過率が不安定になることもない。また、MnO及びCuOを導入することにより、Co(またはCoO)の濃度を低く抑えることができるため、Co(またはCoO)の濃度の上昇による分光透過特性の平坦性の悪化も避けられる。
なお、本実施例の光学ガラスフィルタNo.1〜45は、厚さ2mmにおいて、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が0.1%(設計値)となるように、着色剤の各成分の組み合わせと、それらの濃度を調整したものであるが、本発明は、このような構成に限定されるものではなく、本実施例のデータに基づいて、様々な内部透過率τの光学ガラスフィルタを形成することができる。
上述したように、光学ガラスフィルタNo.1〜45は、いわゆるランバート・ベールの法則に従うため、一般に、以下の式(1)が成立する。

A=a・C・L=−logτ ・・・(1)

ここで、Aは吸光度、aは吸光係数、Cは着色剤の濃度、Lは光学ガラスフィルタの厚さ、τは内部透過率である。
従って、光学ガラスフィルタNo.1〜45の吸光度A(つまり、−logτ)は、着色剤の濃度C(つまり、本実施形態においては、外割り質量%で示す各着色剤の含有量)と光学ガラスフィルタの厚さLに比例するため、着色剤の濃度C及び光学ガラスフィルタの厚さLを変更することにより、光学ガラスフィルタNo.1〜45の内部透過率τとは異なる様々な内部透過率τの光学ガラスフィルタを形成することができる。
以下、着色剤の濃度Cを変更して、厚さ2mm、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が0.1%とは異なる(例えば、80%、又は0.01%の)光学ガラスフィルタを形成する場合について説明する。
先ず、式(1)から内部透過率τが80%、70%、50%、10%、1%、0.1%及び0.01%のときの吸光度A(つまり、−logτ)をそれぞれ求めると、表11のようになる。ここで、表11の「吸光度Aの比率」は、内部透過率τが0.1%の場合(つまり、本実施例の光学ガラスフィルタNo.1〜45の内部透過率τの場合)の吸光度Aを1(つまり、基準)としたときの、各内部透過率τの吸光度Aの比率である。
Figure 0006423683
表11に示すように、各内部透過率τの吸光度Aは、光学ガラスフィルタNo.1〜45の内部透過率τを基準にして「吸光度Aの比率」として一義的に表すことができる。そして、式(1)より、吸光度Aは、着色剤の濃度Cに比例することから、所望する内部透過率τの光学ガラスフィルタを得るためには、光学ガラスフィルタNo.1〜45の着色剤の濃度C(つまり、各着色剤の含有量)に、所望する内部透過率τに対応する「吸光度Aの比率」を乗算すればよいことが分かる。
例えば、厚さ2mm、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が80%の光学ガラスフィルタを得ようとすれば、光学ガラスフィルタNo.1〜45の各着色剤の含有量について、「0.032333」倍したものを用いればよい。また、例えば、厚さ2mm、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が0.01%の光学ガラスフィルタを得ようとすれば、光学ガラスフィルタNo.1〜45の各着色剤の含有量について、「1.333333」倍したものを用いればよい。
表12は、光学ガラスフィルタNo.1〜45の各着色剤の含有量と、内部透過率τの平均が80%の光学ガラスフィルタの各着色剤の含有量と、0.01%の光学ガラスフィルタの各着色剤の含有量とを示す表である。
Figure 0006423683
表1〜8に示すように、厚さ2mm、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が0.1%の光学ガラスフィルタNo.1〜45は、着色剤としてCo:0.03622〜0.13983%、NiO:0.230〜0.584%、MnO:0.088〜1.539%、Cr:0.000〜0.141%、CuO:0.000〜0.604%含有している。従って、厚さ2mm、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が80%の光学ガラスフィルタを得ようとすれば、光学ガラスフィルタNo.1〜45の各着色剤の含有量について、「0.032333」倍し、表12に示す含有量を含む構成とすればよい。また、厚さ2mm、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が0.01%の光学ガラスフィルタを得ようとすれば、光学ガラスフィルタNo.1〜45の各着色剤の含有量について、「1.333333」倍し、表12に示す含有量を含む構成とすればよい。
このように、本発明によれば、本実施例のデータに基づいて、様々な内部透過率τの光学ガラスフィルタを形成することができ、例えば、厚さ2mm、波長450〜650nmの範囲における内部透過率τの平均が0.01%〜80%の光学ガラスフィルタを形成しようとすると、着色剤としてCo:約0.001〜0.200%、NiO:約0.007〜0.800%、MnO:約0.003〜2.100%、Cr:約0.000〜0.190%、CuO:約0.000〜0.810%、含有する構成とすればよい。
以上が本発明の実施の形態、及び実施例の説明であるが、本発明は、上記の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において様々な変形が可能である。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。

Claims (2)

  1. 少なくともNiO、MnO 、及びCo を必須成分として含む、シリケート系ガラス組成物をベースとする光学ガラスフィルタであって、
    前記シリケート系ガラス組成物は、質量%表示で、SiO :20〜60%、B :0〜20%、Al :0〜10%、K O:0.1〜15%、Cs O:0〜5%、CaO:0〜5%、BaO:20〜60%、ZnO:0〜15%、Sb :0〜1%、を含有し、
    MnO の質量比を1としたとき、NiOの質量比が0.20〜6.00であり、Co の質量比が0.02〜0.70であり、
    前記光学ガラスフィルタの厚みを2mmとしたときに、前記シリケート系ガラス組成物の全質量に対する外割り質量%で、MnO の含有量は0.003〜2.100%であり、NiOの含有量は0.007〜0.800%であり、Co の含有量は0.001〜0.200%であり、
    波長450〜650nmの範囲における前記分光透過特性の最大偏差は、波長450〜650nmの範囲における透過率の平均が0.1%のときに、0.05〜0.15%である
    ことを特徴とする光学ガラスフィルタ。
  2. CuO及びCrを任意成分として含み、
    MnO の質量比を1としたとき、CuOの質量比が0.00〜0.70であり、Cr の質量比が0.00〜1.40であり、
    前記光学ガラスフィルタの厚みを2mmとしたときに、前記シリケート系ガラス組成物の全質量に対する外割り質量%で、CuOの含有量は0.000〜0.810%であり、Cr の含有量は0.000〜0.190%であることを特徴とする請求項に記載の光学ガラスフィルタ。
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