JP6380028B2 - インダクタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インダクタの製造方法に関する。
昨今、携帯電話、スマートフォン・タブレットPC等のモバイル機器に使用されるインダクタ(コイル部品)は、機器の多機能化に伴い益々の小型化が要求されている。
インダクタの小型化を図る構造として、薄膜型インダクタが知られている。薄膜型インダクタは、銅等の導体によって基板上に形成される導体パターンをめっきによって成長させ、基板上にコイルパターンを形成する。この構造では、めっきによってコイルパターンの断面積を増大させることで低抵抗化に繋がる。その結果、コイルの電流容量を増やすことができ、機器の高効率化を図ることができる。
特開平8−213740号公報
ところで、インダクタの基板上にコイルパターンを形成する際、めっき槽内のめっき液に含まれるめっき残渣がコイルパターンの導体間に付着する可能性があり、インダクタにショート不良が発生する虞がある。ここで、めっき槽を清掃する頻度を多くすればめっき残渣によるショート不良の懸念は少なくなるが、清掃頻度が多くなるほど清掃コストが嵩むことになる。
現状は、一定期間毎、或いは、めっき槽に投入する基板の枚数が一定枚数に至る毎にめっき槽を清掃することが行われているが、インダクタの品質と製造コストのバランスを良好に保つことは容易でない。例えば、めっき槽の清掃頻度が過剰である場合、めっき槽内が清潔に維持されるため、高品質のインダクタを製造できるが、製造コストも高くなってしまう。一方、めっき槽の清掃頻度が不足している場合、インダクタの製造コストを安価に抑えることができるが、めっき槽内がめっき残渣に汚染されることでインダクタの品質が低下する虞がある。
本件は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、インダクタの品質と製造コストのバランスを両立できるインダクタの製造方法を提供することを目的とする。
本件の一観点によると、基板上に形成された導体パターンをめっき成長させて、前記基板上にコイルパターンを形成するめっき工程と、前記コイルパターンにめっき残渣が付着している場合に、前記コイルパターンから前記めっき残渣を除去する除去工程と、前記めっき残渣を除去した除去回数又は前記めっき残渣の除去量が第1の閾値を超えた場合に、前記めっき槽の清掃を要求する清掃要求アラームを出力するアラーム工程と、を備える、インダクタの製造方法が提供される。
本件によれば、インダクタの品質と製造コストのバランスを両立できるインダクタの製造方法を提供できる。
図1は、実施形態に係るインダクタの外観斜視図である。 図2は、図1におけるA−A’矢視断面図である。 図3は、実施形態に係る絶縁基板の上面図である。 図4は、実施形態に係る絶縁基板の下面図である。 図5は、実施形態に係るインダクタの製造工程を示すフロー図である(1)。 図6は、実施形態に係るインダクタの製造工程を示すフロー図である(2)。 図7は、実施形態に係るインダクタの製造工程を説明する図である(1)。 図8は、実施形態に係るインダクタの製造工程を説明する図である(2)。 図9は、実施形態に係るインダクタの製造工程を説明する図である(3)。 図10は、実施形態に係るめっき槽を説明する図である。 図11は、実施形態に係る絶縁基板のコイルパターンの導体間にめっき残渣が付着する状況を説明する図である。 図12は、実施形態に係る絶縁基板のコイルパターンの導体間にめっき残渣が付着しているか否かを検出する方法を説明する図である。 図13は、実施形態に係るインダクタの製造工程を説明する図である(4)。 図14は、実施形態に係るインダクタの製造工程を説明する図である(5)。 図15は、実施形態に係るトリミング装置及び制御装置を示す図である。 図16は、変形例に係るインダクタの製造工程を示すフロー図である。 図17は、変形例に係るトリミング処理時におけるめっき残渣の計量方法を説明する図である。
以下、図面を参照しながら本件に関する実施形態を詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係るインダクタ1の外観斜視図である。インダクタ1は、「コイル」とも呼ばれるチップ部品である。図2は、図1におけるA−A’矢視断面図である。インダクタ1は、絶縁基板10、絶縁基板10の上面10aに形成された導体の第1コイルパターン11、絶縁基板10の下面10bに形成された導体の第2コイルパターン12、外装コア13、一対の外部電極14a,14b等を備えている。
絶縁基板10は、例えば絶縁樹脂基板である。図3は、絶縁基板10を上面10a側から眺めた上面図である。図4は、絶縁基板10を下面10b側から眺めた下面図である。図3に示すように、絶縁基板10は略矩形状の平面を有し、その中央部には略楕円形の開口10cが形成されている。開口10cは、絶縁基板10を厚さ方向に貫通している。
絶縁基板10は、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12を形成するための基材である。図3及び図4に示すように、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、平面視にてスパイラル(渦巻き、ループ)形状を有しており、図示の例では周回数が4ターンとなっているが、その周回数は特定の数に限定されない。第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、スパイラル形状にパターン形成された導体を、めっきによって成長させることで形成されており、導体の厚さを十分に確保しすることができる。これにより、コイルの低抵抗化を実現し、コイルの電流容量を増やすことで、機器の高効率化を図っている。
本実施形態における第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、図3及び図4に示すように楕円形のスパイラルとなっているが、例えば円形や矩形のスパイラルとしてもよく、あるいは、その他の形状を有していてもよい。第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、絶縁基板10の開口10cを取り囲むように配置されている。第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、平面視にて重なり合っている。
絶縁基板10の上面10a側から眺めた第1コイルパターン11は、外周端11aから内周端11bに向かって時計廻りのスパイラルを形成している。一方、絶縁基板10の下面10b側から眺めた第2コイルパターン12は、外周端12aから内周端12bに向かって時計廻りのスパイラルを形成している。また、第1コイルパターン11の内周端11bと第2コイルパターン12の内周端12bは、絶縁基板10を貫通するスルーホール導体(図示せず)を介して電気的に接続されている。
第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12を有する絶縁基板10は、外装コア13によって覆われている。外装コア13は、例えば磁性体含有樹脂である。この磁性体含有樹脂は、例えば、樹脂に金属磁性粉を混入することで形成される磁性材料である。また、磁性体含有樹脂に含まれる樹脂は、例えば絶縁性結着剤として機能する。樹脂の材料としては、例えば液状エポキシ樹脂、粉体エポキシ樹脂などを用いてもよい。図1に示す例において、外装コア13が略直方体形状となっているが、他の形状であってもよい。なお、外装コア13の表面は、絶縁被膜(図示せず)によって被覆されていてもよい。
図1に示すように、インダクタ1(外装コア13)の両端部には、一対の外部電極14a,14bが形成されている。第1コイルパターン11の外周端11aは第1引き出し電極15aによって外装コア13における一方の側面13aまで引き出され、第1引き出し電極14aを介して一方の外部電極14aに接続されている。また、第2コイルパターン12の外周端12aは第2引き出し電極15bによって外装コア13における他方の側面13bまで引き出され、第2引き出し電極15bを介して他方の外部電極14bに接続されている。
また、図2に示すように、インダクタ1の絶縁基板10には、絶縁基板10を厚さ方向に貫通するトリミング用貫通孔20が設けられている。図3及び図4に示すように、トリミング用貫通孔20は、絶縁基板10の第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12における隣接する導体間、すなわちスパイラル状に周回する各ターン同士の間に配設されている。言い換えると、トリミング用貫通孔20は、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12に沿ってスパイラル状に形成されている。完成後のインダクタ1において、トリミング用貫通孔20には絶縁樹脂16が充填されている。トリミング用貫通孔20の詳細については後述する。また、トリミング用貫通孔20は、絶縁樹脂16によって充填されなくてもよく、インダクタ1の製造完了時において、トリミング用貫通孔20が中空状となっていてもよい。
次に、実施形態に係るインダクタ1の製造工程を説明する。図5及び図6は、インダクタ1の製造工程を示すフロー図である。図7、図8に示すように、所定の箇所に開口10c及びスルーホール(図示せず)が形成された絶縁基板10を用意する(図5:S01)。図7に、第1導体パターン40が形成された絶縁基板10の上面10aを示し、図8に、第2導体パターン50が形成された絶縁基板10の下面10bを示している。絶縁基板10の上面10aには、第1導体パターン40がパターン形成されている。また、絶縁基板10の下面10bには、第2導体パターン50がパターン形成されている。第1導体パターン40は、第1スパイラル導体41と、第1引き出し電極用導体42とを含む。また
、第2導体パターン50は、第2スパイラル導体51と、第2引き出し電極用導体52とを含む。
図7に示す例では、第1スパイラル導体41は、楕円スパイラル形状を有しており、めっき成長することで図3に示した第1コイルパターン11となる。また、第1引き出し電極用導体42は、めっき成長することで、図3に示した第1引き出し電極15aとなる。また、図8に示す例では、第2スパイラル導体51は、楕円スパイラル形状を有しており、めっき成長することで図4に示した第2コイルパターン12となる。また、第2引き出し電極用導体52は、めっき成長することで図4に示した第2引き出し電極15bとなる。第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51は、平面視が同一のスパイラル形状を有しており、そのスパイラル形状は上下に重なっている。
本実施形態において、第1導体パターン40及び第2導体パターン50は、銅(Cu)によって形成されている。例えば、絶縁基板10の略全面に銅の下地膜を無電解めっき法によって形成する。このとき、絶縁基板10のスルーホール(図示せず)の内部には、銅膜が形成される。なお、このスルーホールは、第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51の内周端位置に対応する位置に設けられており、スルーホールによって第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51が電気的に接続される。その後、例えばフォトレジストを露光・現像することにより、第1導体パターン40及び第2導体パターン50をパターン形成することができる。
次に、図9に示すように、絶縁基板10にトリミング用貫通孔20を形成する(図5:S02)。図9は、上面10a側から眺めた絶縁基板10を示している。図9に示すトリミング用貫通孔20は、例えばCOレーザなどを用いたレーザ加工によって形成することができる。また、トリミング用貫通孔20は、絶縁基板10における第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51の隣接する導体(各ターン)間に配置されたスパイラル状の平面形状を有する貫通孔として形成される。
次に、図10に示すようなめっき液60が貯留されためっき槽61を用意し、絶縁基板10をめっき液60に浸漬させて電解めっきを行い、第1導体パターン40及び第2導体パターン50をめっき成長させる(図5:S03)。めっき槽61を用いた電解めっきによって、第1導体パターン40の第1スパイラル導体41及び第1引き出し電極用導体42がめっき成長する。その結果、絶縁基板10の上面10aにそれぞれ第1コイルパターン11及び第1引き出し電極15aが形成される(図3を参照)。また、第2導体パターン50の第2スパイラル導体51及び第2引き出し電極用導体52がめっき成長することで絶縁基板10の下面10bにそれぞれ第2コイルパターン12及び第2引き出し電極15bが形成される(図4を参照)。なお、図10に示す符号62は陽極、63は補助電極、64は基板用電源、65は補助電極用電源である。
めっき槽61内のめっき液60には、電解めっきが繰り返し行われることで生成されるめっき残渣が浮遊している場合がある。従って、めっき槽61から取り出した絶縁基板10においては、図11に示すように、第1コイルパターン11および第2コイルパターン12の導体間にめっき残渣66が付着する可能性がある。このように、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12の導体間に付着しためっき残渣66をそのまま放置すると、めっき残渣66の大きさによっては第1コイルパターン11や第2コイルパターン12が短絡してショート不良が発生する虞がある。また、めっき残渣66のサイズは、例えば数μm程度と微小であるため、めっき槽61から除去することが容易ではない。
そこで、本実施形態においては、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12の導体間に付着しためっき残渣66に起因するショートを抑制するため、導体間に付着し
ためっき残渣66の除去する処理(トリミング処理)を行う。具体的には、めっき槽61によるめっき処理が実施された後の絶縁基板10における第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12の導体間にめっき残渣66が付着しているか否かを検出する(図5:S04)。なお、めっき残渣66が付着しているかどうかは、例えば、図12に示す検出装置100が用いられる。検出装置100は、例えば、マイクロスコープ等の光学機器であってもよい。めっき処理後の絶縁基板10を、例えば半導体検査用に市販されている光学顕微鏡のステージに載置し、絶縁基板10における第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12を観察してもよい。例えば、光学顕微鏡は、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12を高倍率(例えば、ミクロン又はサブミクロン程度の精度)で撮像するカメラと、このカメラによって撮像した画像を表示するモニタを備えていてもよい。そして、光学顕微鏡のモニタに映した第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12の拡大画像に基づいて、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12へのめっき残渣66の付着を検出してもよい。なお、めっき残渣66の付着検出は、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12の拡大画像を目視することで行ってもよい。また、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12の拡大画像に画像処理を行うことで、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12に付着しているめっき残渣66を検出してもよい。
絶縁基板10における第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12の導体間へのめっき残渣66の付着が検出されなかった場合、図13に示すように絶縁基板10におけるトリミング用貫通孔20に絶縁樹脂16を充填する(図5:S05)。絶縁樹脂16は、例えばエポキシ樹脂であってもよい。次いで、図14に示すように、磁性体含有樹脂を含む外装コア13によって絶縁基板10を覆う(図5:S06)。例えば、絶縁基板10に磁性体含有樹脂のペーストを印刷装置(図示せず)によって印刷した後、加熱によって上記ペーストを硬化させることで外装コア13を形成してもよい。その後、外装コア13の両端部に外部電極14a,14bを形成する(図5:S07)。その結果、図1および図2に示したインダクタ1が完成する。なお、インダクタ1の製造に際して、トリミング用貫通孔20に対する絶縁樹脂16の充填は適宜省略してもよい。
一方、図5のS04において、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12における導体間へのめっき残渣66の付着が検出された場合、導体間に付着しためっき残渣66を除去するトリミング処理を行う(図6:S08)。めっき残渣66のトリミング処理は、図15に示すトリミング装置200によって行われる。トリミング装置200は、例えば、エキシマレーザ等のレーザ光を照射するレーザ照射装置であってもよい。トリミング装置200は、ステージ(図示せず)に載置された絶縁基板10における上面10a又は下面10bに向かってレーザ光を照射する。
本実施形態において、トリミング装置200は、トリミング用貫通孔20におけるスパイラル形状の一端側から他端側に向けてトリミング用貫通孔20上をなぞる様に一筆書きでトリミング用のレーザ光を照射する。例えば、絶縁基板10にアライメントマークを設けておき、トリミング装置200が備えるカメラ(図示せず)によって絶縁基板10のアライメントマークを検出してもよい。そして、トリミング装置200は、検出したアライメントマークの位置を基準位置として予め定められた軌道に沿ってレーザ光の照射点が推移するようにレーザ光を照射することにより、トリミング用貫通孔20に沿ってレーザ光を照射してもよい。なお、レーザ光の照射点の軌道は、絶縁基板10の設計仕様に基づいて予め設定しておくことができる。そして、トリミング用貫通孔20に沿ってレーザ光の照射位置が推移する過程で、第1コイルパターン11又は第2コイルパターン12に付着しているめっき残渣66にレーザ光が当たると、めっき残渣66がコイルから分離、脱落する。その結果、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12に付着していためっき残渣66をこれらから除去することができる。また、トリミング用貫通孔20上をな
ぞる様にレーザ光を照射することで、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12に付着しているめっき残渣66の数に関わらず、これらを好適に除去することができる。なお、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12から取り除かれためっき残渣66は、トリミング用貫通孔20へと落下し、このトリミング用貫通孔20を通じて絶縁基板10の下方に脱落する。
次に、めっき槽61の清掃頻度に基づくインダクタ1の品質と製造コストの関係について説明する。ここで、めっき槽61を清掃する頻度を多くすれば、めっき残渣66によるショート不良の懸念は少なくなるが、清掃頻度が多くなるほど清掃コストが嵩むことになる。従来では、めっき槽61を一定期間毎に清掃したり、めっき処理を行った絶縁基板10の枚数が一定枚数に到達するタイミングでめっき槽61の清掃を行っていた。しかしながら、このような従来の手法では、インダクタ1の品質と製造コストのバランスを良好に保つことは容易でない。例えば、めっき槽61の清掃頻度が過剰である場合、たしかに高品質のインダクタ1を製造することができるが、製造コストも高く嵩んでしまう。一方、めっき槽61の清掃頻度が不足している場合、たしかにインダクタ1の製造コストを安価に抑えることができるが、インダクタ1の品質が低下する虞がある。そこで、本実施形態では、インダクタ1の製造時に実施されるめっき残渣66のトリミング回数に基づいてめっき槽61の清掃タイミングを決定することにした。以下、その詳細について説明する。
ここで、図15の符号300はトリミング装置200の制御装置である。制御装置300はカウンタ装置を有しており、トリミング装置200によって絶縁基板10に対するめっき残渣66のトリミング処理が1回行われる毎に、そのトリミング回数Ntをカウントする(図6:S09)。制御装置300は、例えば汎用コンピュータであってもよく、所定の基準時からのめっき残渣66のトリミング回数Ntをカウントし、その記憶装置に記憶する。更に、本実施形態において、制御装置300に記憶されているトリミング回数Ntのカウント値は、めっき槽61の清掃が行われる毎にリセットされる(0に戻される)。つまり、制御装置300は、めっき槽61の清掃が前回行われた時点からトリミング装置200によって行われたトリミング処理の回数をカウントする。
トリミング装置200の制御装置300は、トリミング回数Ntが所定の基準トリミング回数Ntbを超えたか否かを判定する(図6:S10)。ここで、トリミング回数Ntが基準トリミング回数Ntbを超えていると判定された場合(Nt>Ntb)、制御装置300は、めっき槽61の清掃を要求する清掃要求アラームを出力する(図6:S11)。一方、トリミング回数Ntが基準トリミング回数Ntb以下と判定された場合(Nt≦Ntb)、図5のS05に進む。S05〜S07の各ステップについては上記の通りである。
本実施形態において、基準トリミング回数Ntbは、めっき槽61の清掃を行うべきか否かを判定するための閾値であり、第1の閾値の一例である。トリミング回数Ntが基準トリミング回数Ntbを超えている場合には、めっき槽61のめっき液60に混入しているめっき残渣66が多く、めっき液60を交換してめっき槽61の清掃を行う必要があると判断される。一方、トリミング回数Ntが基準トリミング回数Ntb以下の場合、めっき液60に混入されているめっき残渣66が少なく、めっき液60の交換及びめっき槽61の清掃を直ちに行う必要がないと判断される。そして、S11において清掃要求アラームが出力されると、めっき液60の交換及びめっき槽61の清掃が行われる(図6:S12)。
なお、制御装置300は、表示装置310に清掃要求アラームを表示させることで当該アラームを文字で出力してもよい。また、表示装置310は、図示しないスピーカから清掃要求アラームを音声出力してもよいし、その他の方法で清掃要求アラームを出力しても
よい。
次いで、制御装置300は、清掃要求アラームを出力する頻度である清掃要求出力頻度Nfを算出する(図6:S13)。清掃要求出力頻度Nfは、例えば、制御装置300が前回の清掃要求アラームを出力してから今回の同アラームを出力するまでに経過した期間を清掃要求インターバルとし、所定の基準期間を清掃要求インターバルで除した値として求めたものである。基準期間が一定の条件下では、清掃要求インターバルが短くなるほど清掃要求出力頻度Nfが大きな値となり、めっき槽61の清掃要求アラームがより頻繁に出力されることを意味する。
制御装置300は、清掃要求出力頻度Nfが、所定の基準清掃要求出力頻度Nfbを超えているか否かを判定する(図6:S14)。そして、清掃要求出力頻度Nfが基準清掃要求出力頻度Nfbを超えていると判定された場合(Nf>Nfb)、制御装置300は、めっき槽61の点検を要求する点検要求アラームを出力する(図6:S15)。ここで、制御装置300は、めっき槽61の点検要求アラームを、表示装置310に文字表示させてもよいし、スピーカから音声で出力してもよい。一方、清掃要求出力頻度Nfが基準清掃要求出力頻度Nfb以下と判定された場合(Nf≦Nfb)、図5のS05に進む。S05以降の工程については上記の通りである。また、制御装置300は、S15において、トリミング回数Ntのカウント値をリセットする(0に戻す)。
ここで、基準清掃頻度Nfbは、めっき槽61における異常の有無を確認するための異常確認点検を行うべきかどうかを判定するための閾値であり、第2の閾値の一例である。基準清掃頻度Nfbが基準清掃要求出力頻度Nfbを超えている場合には、清掃要求アラームが頻繁に出力されているため、めっき槽61に何らかの異常があると判断される。一方、基準清掃頻度Nfbが基準清掃要求出力頻度Nfb以下の場合、めっき槽61には特段の異常がないと判断される。そして、S15において、制御装置300から点検要求アラームが出力されると、めっき槽61の異常確認点検が行われる(図6:S16)。めっき槽61の異常確認点検では、例えば、めっき槽61内におけるめっき液60の水素イオン指数(pH、potential hydrogen)が異常値を示していないかどうかを確認してもよい。そして、めっき槽61の異常確認点検が終わると、図5のS05に進む。S05〜S07の各ステップについては上記の通りである。
また、清掃要求出力頻度Nfの算出は上記の例に限られない。例えば、キーボードやマウス等の入力装置320を用いてめっき槽61の清掃日時の入力を受け付ける毎に、制御装置300が基準清掃頻度Nfbを算出してもよい。この場合、例えば、直近2回分の清掃日時に基づいて前回の清掃日時から今回の清掃日時までの期間を清掃インターバルとして算出する。そして、所定の基準期間を上記清掃インターバルで除した値を清掃要求出力頻度Nfとして算出してもよい。また、上記実施形態では、清掃要求アラームの出力や点検要求アラームの出力等の各処理をトリミング装置200の制御装置300が実行しているが、これらの各処理を他のコンピュータに実行させてもよい。また、上述したインダクタ1の製造工程では、トリミング用貫通孔20を形成した後の絶縁基板10に対してめっき処理を施しているが、めっき処理を施した後の絶縁基板10にトリミング用貫通孔20を形成してもよい。
以上のように、本実施形態に係るインダクタ1の製造方法は、めっき槽61で電解めっきを行った絶縁基板10について、コイルへのめっき残渣66の付着を検出したことを契機に、めっき残渣66を除去するトリミング処理を行う。そして、所定の基準時からカウントされるトリミング回数Ntが基準トリミング回数Ntbを超えた場合に、めっき槽61の清掃要求アラームを出力し、めっき槽61の清掃を行うようにした。このように、インダクタ1の製造時におけるめっき残渣66のトリミング処理の実施情報を蓄積すること
で、めっき槽61のめっき液60にめっき残渣66がどの程度存在するかどうかを直接的に把握できる。そして、インダクタ1の製造時におけるコイルへのめっき残渣66の付着状況をモニタリングすることができる。これによれば、めっき槽61の清掃を行うべき適切な時期を容易に把握することができる。その結果、めっき液60の交換頻度、めっき槽61の清掃頻度に過不足が生じることを抑制し、インダクタ1の品質と製造コストのバランスを良好に維持することが可能となる。また、上記の通り、絶縁基板10に係るコイルへの導体間にめっき残渣66が付着しても、トリミング処理によってめっき残渣66を除去することができる。そのため、インダクタ1におけるショート不良を好適に抑制できる。
<変形例>
次に、図5及び図16を参照して、インダクタ1の製造方法に係る変形例について説明する。図16は、変形例に係るインダクタ1の製造工程を示すフロー図である。本変形例では、図6に示したフローの代わりに、図16に示すフローに従ってインダクタ1を製造する。図16において、図6で説明したステップと共通の内容については、同じステップ番号を付すことで詳しい説明を省略する。また、図5における各ステップについては上述の通りである。図5のS04において、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12における導体間へのめっき残渣66の付着が検出された場合、コイルの導体間に付着しためっき残渣66を除去するトリミング処理を行う(図16:S08)。なお、めっき残渣66のトリミング処理の内容については、図6において説明した通りである。
図17は、変形例に係るトリミング処理時におけるめっき残渣66の計量方法を説明する図である。本変形例においては、図16のS08においてトリミング処理を行う際、当該トリミング処理において絶縁基板10のコイルから除去されるめっき残渣66の除去量(以下、「めっき残渣除去量Qw」という)を計量する(図16:S17)。トリミング処理時におけるめっき残渣除去量Qwの計量は、図17に示すように、絶縁基板10の下方に配置する計量器400によって行うことができる。計量器400としては、例えばマイクロ電子天秤等を用いることができる。
計量器400は、トリミング処理時に絶縁基板10から落下するめっき残渣66を収集(格納)する計量皿410を有する。トリミング装置200がトリミング用のレーザ光を絶縁基板10に向けて照射すると、上記実施形態と同様、絶縁基板10のコイルに付着しているめっき残渣66が分離して、コイルから除去される(図17を参照)。図17に示す例において、絶縁基板10の上面10aに形成された第1コイルパターン11に付着していためっき残渣66は、レーザトリミングによってトリミング用貫通孔20に落下する。そして、めっき残渣66は、トリミング用貫通孔20を通じて絶縁基板10の下面10b側に抜け、絶縁基板10の下方に落下する。また、絶縁基板10の下面10bに形成された第2コイルパターン12に付着しているめっき残渣66は、レーザトリミングによって絶縁基板10の下方に落下する。このようにして、絶縁基板10から下方に脱落しためっき残渣66は、絶縁基板10の下方に配置されている計量皿410に集められる。そして、計量器400は、計量皿410に集められためっき残渣66の重量を測定することで、めっき残渣除去量Qwを計量することができる。
計量器400は、例えば、制御装置300と配線接続されている。制御装置300は、計量器400が計量されためっき残渣除去量Qwを計量器400から取得し、所定の基準時から現在までにおけるめっき残渣総除去量ΣQwを算出する。そして、制御装置300は、めっき残渣総除去量ΣQwが所定の基準めっき残渣総除去量ΣQwbを超えているか否かを判定する(図16:S18)。ここで、計量器400は、トリミング装置200がトリミング処理を1回行う毎に、トリミング処理が実施された絶縁基板10のコイルから除去されためっき残渣66の除去量をめっき残渣除去量Qwとして制御装置300に出力
する。つまり、めっき残渣除去量Qwは、トリミング処理1回で除去されるめっき残渣66の重量である。
なお、制御装置300は、トリミング装置200によるトリミング処理が実施される毎に、計量器400からめっき残渣除去量Qwを取得する。また、制御装置300は、新たに計量器400からめっき残渣除去量Qwを取得する毎に、所定の基準時から現在までに計量器400から取得しためっき残渣除去量Qwを合算し、めっき残渣総除去量ΣQwとして記憶装置に記憶する。なお、所定の基準時としては、めっき槽61の清掃を前回行ったときの日時等を例示できる。本変形例においては、制御装置300の記憶装置に記憶されているめっき残渣総除去量ΣQwが、めっき槽61の清掃が行われる毎にリセットされる(0に戻される)。
図16のS18において、めっき残渣総除去量ΣQwが基準めっき残渣総除去量ΣQwbを超えていると判定された場合(ΣQw>ΣQwb)、制御装置300は、めっき槽61の清掃要求をアラームとして出力する(図16:S11)。一方、S18において、めっき残渣総除去量ΣQwが基準めっき残渣総除去量ΣQwb以下であると判定された場合(ΣQw≦ΣQwb)、図5のS05に進む。S05〜S07の各ステップについては上記の通りである。
ここで、基準めっき残渣総除去量ΣQwbは、めっき槽61の清掃を行うべきか否かを判定するためのめっき残渣総除去量ΣQwに関する閾値であり、第1の閾値の一例である。めっき残渣総除去量ΣQwが基準めっき残渣総除去量ΣQwbを超えている場合、めっき槽61のめっき液60に混入しているめっき残渣66の量が比較的多く、めっき液60を交換してめっき槽61の清掃を行う必要があると判断される。一方、めっき残渣総除去量ΣQwが基準めっき残渣総除去量ΣQwb以下の場合、めっき液60に混入されているめっき残渣66の量が比較的少なく、めっき液60の交換及びめっき槽61の清掃を直ちに行う必要がないと判断される。そして、図16のS11において清掃要求アラームが出力されると、めっき液60の交換及びめっき槽61の清掃が行われる(図16:S12)。その後のS13〜S16の各ステップについては上記の通りである。なお、本変形例では、S15のステップにおいて、制御装置300がめっき残渣総除去量ΣQwの値をリセットする(0に戻す)。そして、S16においてめっき槽61の異常確認点検が行われた後、図5のS05に進み、S05〜S07の各ステップが行われる。
以上のように、本変形例では、インダクタ1の製造時に実施されるめっき残渣66のトリミング回数Ntの代わりに、めっき残渣総除去量ΣQwに基づいてめっき槽61の清掃要求アラームを出力し、めっき槽61の清掃タイミングを決定するようにした。ここで、めっき残渣除去量Qwは、トリミング処理1回で除去されるめっき残渣66の除去量であるため、絶縁基板10に実際に付着していためっき残渣66の数、重量等をよく反映している。従って、めっき槽61の清掃を前回行ってから現在までのめっき残渣除去量Qwを合算しためっき残渣総除去量ΣQwは、めっき槽61のめっき液60に含まれているめっき残渣66の量をより正確に反映したパラメータといえる。よって、本変形例によれば、めっき槽61のめっき液60にめっき残渣66がどの程度存在するかをより精度よく把握することができる。その結果、めっき槽61におけるめっき液60の交換頻度、即ちめっき槽61の清掃頻度に過不足が生じることを抑制し、インダクタ1の品質と製造コストのバランスを良好に維持することが可能となる。
以上、実施形態及び変形例に沿ってインダクタ1の製造方法について説明したが、上記実施形態及び変形例は種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者にとって自明である。例えば、上記実施形態においては、絶縁基板10の両面にコイルパターンを形成しているが、片面だけにコイルパターンを形成してもよい。また、本実施形態において
、絶縁基板10に設けられるトリミング用貫通孔20をスパイラル形状としているが、これには限られない。例えば、絶縁基板10の第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12のスパイラルが延伸する方向に沿って複数の貫通孔を断続的に配列してもよい。なお、インダクタ1は、携帯電話、スマートフォン・タブレットPC等のモバイル機器に好適に適用されるが、これらに限られず、種々の電子機器に適用することができる。
1・・・インダクタ
10・・・絶縁基板
11・・・第1コイルパターン
12・・・第2コイルパターン
20・・・トリミング用貫通孔
30・・・第2凹溝
40・・・第1導体パターン
41・・・第1スパイラル導体
50・・・第2導体パターン
51・・・第2スパイラル導体
60・・・めっき液
61・・・めっき槽
66・・・めっき残渣
100・・・検出装置
200・・・トリミング装置
300・・・制御装置
310・・・表示装置
320・・・入力装置
400・・・計量器
410・・・計量皿

Claims (5)

  1. 基板上に形成された導体パターンをめっき成長させて、前記基板上にコイルパターンを形成するめっき工程と、
    前記コイルパターンにめっき残渣が付着している場合に、前記コイルパターンから前記めっき残渣を除去する除去工程と、
    前記めっき残渣を除去した除去回数又は前記めっき残渣の除去量が第1の閾値を超えた場合に、めっき槽の清掃を要求する清掃要求アラームを出力するアラーム工程と、
    を備える、
    インダクタの製造方法。
  2. 前記アラーム工程において前記清掃要求アラームが出力された場合に、前記めっき槽の清掃を行う、
    請求項1に記載のインダクタの製造方法。
  3. 前記アラーム工程において前記清掃要求アラームが出力される頻度が第2の閾値を超えた場合に、前記めっき槽の点検を要求する点検要求アラームを出力する第2アラーム工程を、更に備える、
    請求項1又は2に記載のインダクタの製造方法。
  4. 前記コイルパターンにおいて隣接する導体間に、前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔を形成する貫通孔形成工程、を更に備え、
    前記除去工程において、前記コイルパターンに付着しているめっき残渣を前記貫通孔に落下させる、
    請求項1から3の何れか一項に記載のインダクタの製造方法。
  5. 前記貫通孔形成工程において、前記貫通孔を前記コイルパターンに沿って形成する、
    請求項4に記載のインダクタの製造方法。
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