JP6405742B2 - コイル部品、及びコイル部品の製造方法 - Google Patents

コイル部品、及びコイル部品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コイル部品、及びコイル部品の製造方法に関する。
昨今、携帯電話、スマートフォン・タブレットPC等のモバイル機器に使用されるコイル部品(インダクタ)は、機器の多機能化に伴い益々の小型化が要求されている。
コイル部品の小型化を図る構造として、薄膜型コイル部品が知られている。薄膜型コイル部品は、銅等の導体によって基板上に形成される導体パターンをめっきによって成長させ、基板上にコイルパターンを形成する。この構造では、めっきによってコイルパターンの断面積を増大させることで低抵抗化に繋がる。その結果、コイルの電流容量を増やすことができ、機器の高効率化を図ることができる。
特開平10−125533号公報 特開2006−32976号公報 特開平10−261531号公報 特開2008−103482号公報
コイルパターンにおける導体間のショート不良を防止するためには導体間の隙間寸法(ギャップ寸法)を確保することが重要であるが、コイル部品の小型化が進められるほど、導体間の隙間寸法を確保することが難しくなる。
ところで、導体パターンをめっき成長させる際に用いるめっき槽のめっき液には、めっき残渣等の異物が混入している場合がある。そのような場合、コイル部品のコイルパターンの導体間に付着した異物によってショート不良が発生する虞がある。
本件は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、コイルパターンの導体間におけるショート不良を抑制可能なコイル部品及びコイル部品の製造方法を提供することを目的とする。
本件の一観点によると、基板と、前記基板上に形成される導体のコイルパターンと、前記基板の表面に開口する開口部と、を備え、前記開口部は、前記コイルパターンにおける隣接する導体間に配置され、且つ、前記導体間の隙間寸法以上の深さを有する凹溝又は前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔として形成されている、コイル部品が提供される。
また、本件の他の観点によると、基板上に導体のコイルパターンを形成する工程と、前記基板の表面に開口する開口部を形成する工程と、を有し、前記開口部を形成する工程において、前記コイルパターンにおける隣接する導体間に配置されるように前記開口部を形成し、且つ、前記導体間の隙間寸法以上の深さを有する凹溝又は前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔として前記開口部を形成する、コイル部品の製造方法が提供される。
本件によれば、コイルパターンの導体間におけるショート不良を抑制可能なコイル部品及びコイル部品の製造方法を提供できる。
図1は、実施形態に係るコイル部品の外観斜視図である。 図2は、図1におけるA−A’矢視断面図である。 図3は、実施形態に係る絶縁基板の上面図である。 図4は、実施形態に係る絶縁基板の下面図である。 図5は、実施形態に係るコイル部品の絶縁基板の詳細構造を説明する図である。 図6は、実施形態に係るコイル部品の製造工程を説明する工程図である。 図7は、実施形態に係るコイル部品の製造工程を説明する工程図である。 図8は、実施形態に係る絶縁基板に電解めっきを行う工程を示す工程図である。 図9は、コイルパターンの導体間にめっき残渣が付着する状況を説明する図である。 図10は、実施形態に係るコイル部品における第1凹溝及び第2凹溝の機能について説明する図である。 図11は、第1変形例に係るコイル部品を説明する図である。 図12は、第2変形例に係るコイル部品を説明する図である。 図13は、第3変形例に係るコイル部品を説明する図である。 図14は、第4変形例に係るコイル部品を説明する図である。 図15は、第4変形例に係る絶縁基板の上面図である。 図16は、第4変形例に係る絶縁基板の下面図である。 図17は、第4変形例に係るコイル部品の断面図である。
以下、図面を参照しながら本件に関する実施形態を詳細に説明する。
<実施形態>
図1は、実施形態に係るコイル部品1の外観斜視図である。コイル部品1は、「インダクタ」とも呼ばれるチップ部品である。図2は、図1におけるA−A'矢視断面図である
。コイル部品1は、絶縁基板10、絶縁基板10の上面10aに形成された導体の第1コイルパターン11、絶縁基板10の下面10bに形成された導体の第2コイルパターン12、外装コア13、一対の外部電極14a,14b等を備えている。
絶縁基板10は、例えば絶縁樹脂基板である。図3は、絶縁基板10を上面10a側から眺めた上面図である。図4は、絶縁基板10を下面10b側から眺めた下面図である。図3に示すように、絶縁基板10は略矩形状の平面を有し、その中央部には略楕円形の開口10cが形成されている。開口10cは、絶縁基板10を厚さ方向に貫通している。
絶縁基板10は、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12を形成するための基材である。図3及び図4に示すように、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、平面視にてスパイラル(渦巻き、ループ)形状を有しており、図示の例では周回数が4ターンとなっているが、その周回数は特定の数に限定されない。第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、スパイラル形状にパターン形成された導体を、めっきによって成長させることで形成されており、導体の厚さを十分に確保しすることができる。これにより、コイルの低抵抗化を実現し、コイルの電流容量を増やすことで、機器の高効率化を図っている。
本実施形態における第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、図3及び図4に示すように楕円形のスパイラルとなっているが、例えば円形や矩形のスパイラルとしてもよく、あるいは、その他の形状を有していてもよい。第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、絶縁基板10の開口10cを取り囲むように配置されている。第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、平面視にて重なり合っている。
絶縁基板10の上面10a側から眺めた第1コイルパターン11は、外周端11aから内周端11bに向かって時計廻りのスパイラルを形成している。一方、絶縁基板10の下面10b側から眺めた第2コイルパターン12は、外周端12aから内周端12bに向かって時計廻りのスパイラルを形成している。また、第1コイルパターン11の内周端11bと第2コイルパターン12の内周端12bは、絶縁基板10を貫通するスルーホール導体(図示せず)を介して電気的に接続されている。
第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12を有する絶縁基板10は、外装コア13によって覆われている。外装コア13は、例えば磁性体含有樹脂である。この磁性体含有樹脂は、例えば、樹脂に金属磁性粉を混入することで形成される磁性材料である。また、磁性体含有樹脂に含まれる樹脂は、例えば絶縁性結着剤として機能する。樹脂の材料としては、例えば液状エポキシ樹脂、粉体エポキシ樹脂などを用いてもよい。図1に示す例において、外装コア13が略直方体形状となっているが、他の形状であってもよい。なお、外装コア13の表面は、絶縁被膜(図示せず)によって被覆されていてもよい。
図1に示すように、コイル部品1(外装コア13)の両端部には、一対の外部電極14a,14bが形成されている。第1コイルパターン11の外周端11aは第1引き出し電極15aによって外装コア13における一方の側面13aまで引き出され、第1引き出し電極14aを介して一方の外部電極14aに接続されている。また、第2コイルパターン12の外周端12aは第2引き出し電極15bによって外装コア13における他方の側面13bまで引き出され、第2引き出し電極15bを介して他方の外部電極14bに接続されている。
次に、絶縁基板10の詳細構造について説明する。図5は、実施形態に係るコイル部品1の絶縁基板10の詳細構造を説明する図である。図5には、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12が形成された絶縁基板10の部分断面図が概略的に示されている。図5において、外装コア13の図示を省略している。図5に示すように、絶縁基板10の上面10a及び下面10bには、第1凹溝20及び第2凹溝30がそれぞれ設けられている。第1凹溝20は絶縁基板10の上面10a側に設けられ、第2凹溝30は絶縁基板10の下面10b側に設けられている。
図3に示すように、絶縁基板10の上面10aに開口する第1凹溝20は、第1コイルパターン11における隣接する導体間、すなわちスパイラル状に周回する各ターン同士の間に配設されている。第1凹溝20は、第1コイルパターン11と平面視が同一のスパイラル形状を有しており、第1コイルパターン11のスパイラルに沿って第1凹溝20のスパイラルが周回している。一方、図4に示すように、絶縁基板10の下面10bに開口する第2凹溝30は、第2コイルパターン12における隣接する導体間、すなわちスパイラル状に周回する各ターン同士の間に配設されている。第2凹溝30は、第2コイルパターン12と平面視が同一のスパイラル形状を有しており、第2コイルパターン12のスパイラルに沿って第2凹溝30のスパイラルが周回している。
ここで、第1コイルパターン11における隣接する導体間における隙間寸法(離れ寸法)を「第1コイル導体間隔W1」と呼ぶ。また、第2コイルパターン12における隣接す
る導体間における隙間寸法を「第2コイル導体間隔W2」と呼ぶ。また、第1凹溝20及び第2凹溝30の深さ寸法を、それぞれ「第1凹溝深さD1」及び「第2凹溝深さD2」と呼ぶ。本実施形態において、第1コイルパターン11は、その外周端11aから内周端11bに亘って第1コイル導体間隔W1が一定となっている。また、第2コイルパターン12は、その外周端12aから内周端12bに亘って第2コイル導体間隔W2が一定となっている。また、第1凹溝深さD1及び第2凹溝深さD2は、それぞれ第1凹溝20及び第2凹溝30におけるスパイラルの延伸方向に沿って一定である。そして、第1凹溝20の第1凹溝深さD1は、第1コイルパターン11における第1コイル導体間隔W1以上の寸法として設定されている。また、第2凹溝30の第2凹溝深さD2は、第2コイルパターン12における第2コイル導体間隔W2以上の寸法として設定されている。本実施形態では、第1凹溝深さD1及び第2凹溝深さD2が互いに同一であり、第1凹溝深さD1及び第2凹溝深さD2が互いに同一となっているが、これには限定されない。第1凹溝20及び第2凹溝30は、基板の表面に開口すると共に凹溝として形成される開口部の一例である。
図6及び図7は、実施形態に係るコイル部品1の製造工程を説明する工程図である。図6、図7に示すように、まず、所定の箇所に開口10c及びスルーホール(図示せず)が形成された絶縁基板10を用意する。そして、絶縁基板10の上面10aに第1導体パターン40をパターン形成し(図6を参照)、絶縁基板10の下面10bに第2導体パターン50をパターン形成する(図7を参照)。図6に、第1導体パターン40が形成された絶縁基板10の上面10aを示し、図7に、第2導体パターン50が形成された絶縁基板10の下面10bを示している。第1導体パターン40は、第1スパイラル導体41と、第1引き出し電極用導体42とを含む。また、第2導体パターン50は、第2スパイラル導体51と、第2引き出し電極用導体52とを含む。
図6に示すように、第1スパイラル導体41は、楕円スパイラル形状を有しており、めっき成長することで図3に示す第1コイルパターン11となる。また、第1引き出し電極用導体42は、めっき成長することで、図3に示す第1引き出し電極15aとなる。また、図7に示すように、第2スパイラル導体51は、楕円スパイラル形状を有しており、めっき成長することで図4に示す第2コイルパターン12となる。また、第2引き出し電極用導体52は、めっき成長することで図4に示す第2引き出し電極15bとなる。第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51は、平面視が同一のスパイラル形状を有しており、そのスパイラル形状は上下に重なっている。
本実施形態において、第1導体パターン40及び第2導体パターン50は、銅(Cu)によって形成されている。例えば、絶縁基板10の略全面に銅の下地膜を無電解めっき法によって形成する。このとき、絶縁基板10のスルーホール(図示せず)の内部には、銅膜が形成される。なお、このスルーホールは、第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51の内周端位置に対応する位置に設けられており、スルーホールによって第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51が電気的に接続される。その後、例えばフォトレジストを露光・現像することにより、第1導体パターン40及び第2導体パターン50をパターン形成することができる。
次に、電解めっきを行い、第1導体パターン40及び第2導体パターン50をめっき成長させる。具体的には、図8に示すようなめっき槽61を用意し、第1導体パターン40及び第2導体パターン50が表面に形成された絶縁基板10をめっき槽61に貯留されためっき液60に浸漬させた状態で、電解めっきを行う。その結果、第1導体パターン40の第1スパイラル導体41及び第1引き出し電極用導体42がめっき成長することで絶縁基板10の上面10aにそれぞれ第1コイルパターン11及び第1引き出し電極15aが形成される(図3を参照)。また、第2導体パターン50の第2スパイラル導体51及び
第2引き出し電極用導体52がめっき成長することで絶縁基板10の下面10bにそれぞれ第2コイルパターン12及び第2引き出し電極15bが形成される(図4を参照)。なお、図8に示す符号62は陽極、63は補助電極、64は基板用電源、65は補助電極用電源である。
次に、図3〜図5で説明した第1凹溝20及び第2凹溝30を、絶縁基板10の上面10a及び下面10bにそれぞれ形成する。第1凹溝20及び第2凹溝30は、例えばレーザ加工によって形成することができる。次に、絶縁基板10における第1凹溝20及び第2凹溝30に、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂16を充填した後、磁性体含有樹脂を含む外装コア13によって絶縁基板10を覆う。例えば、絶縁基板10に磁性体含有樹脂のペーストを印刷装置(図示せず)によって印刷した後、加熱によって上記ペーストを硬化させることで外装コア13を形成してもよい。その後、外装コア13の両端部に外部電極14a,14bを形成することで、図1〜5において説明したコイル部品1が完成する。なお、コイル部品1において、第1凹溝20及び第2凹溝30に対する樹脂16の充填は適宜省略してもよい。
次に、コイル部品1における絶縁基板10に形成される第1凹溝20及び第2凹溝30の機能について説明する。上記のように、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、めっき槽61において第1スパイラル導体41及び第2スパイラル導体51をめっき成長させることで形成される。その際、めっき槽61のめっき液60内にめっき残渣等の異物が混入されている場合がある。その場合、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12を形成する過程で、図9に示すように第1コイルパターン11や第2コイルパターン12の導体間にめっき残渣66が付着する可能性がある。そして、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12の導体間に付着しためっき残渣66をそのまま放置すると、めっき残渣66の大きさによっては第1コイルパターン11や第2コイルパターン12がショートに至ることが懸念される。また、めっき残渣66のサイズは、例えば数μm程度と微少であるため、めっき槽61から除去することが容易ではない。そこで、コイル部品1は、めっき液60にめっき残渣66が存在する場合であっても第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12にショート不良が起こることを抑制するために、絶縁基板10に第1凹溝20及び第2凹溝30を設置する構造を採用している。
ここで、図9を参照して詳しく説明すると、符号Aを併記するめっき残渣66は、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12の導体間を架け渡すように隣接する導体の双方に接触した状態で付着している。一方、符号Bを併記するめっき残渣66は、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12において隣接する導体の一方のみに付着している(他方の導体には接触していない)。ここで、めっき残渣66Aに起因するショート不良については、サプライヤー(部品メーカー)がコイル部品を出荷する際の出荷検査等を実施することで発見できる可能性が高い。しかしながら、めっき残渣66Bがコイル導体に付着した状態のままコイル部品を製造・出荷した場合、それを購入したベンダーがコイル部品を電子機器に組み込む過程でコイルのショート不良が起こる可能性がある。例えば、コイル部品を電子機器の基板に半田実装する際、リフロー時の熱ストレスに起因してコイル部品が収縮することによって、コイル導体間がめっき残渣66Bによって短絡する場合等が想定される。後者のショート不良は、サプライヤーの出荷後に発生するため、出発見することが困難になるという不都合が生じる。
これに対して、本実施形態に係るコイル部品1は、図10に示すように、絶縁基板10の上面10a及び下面10bのそれぞれに、めっき残渣66を格納する格納部として機能する第1凹溝20及び第2凹溝30を有している。これによれば、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12に付着しているめっき残渣66を第1凹溝20及び第2凹溝30に格納することができる。そのため、第1コイルパターン11及び第2コイルパター
ン12のそれぞれの導体間がめっき残渣66によって短絡することを抑制できる。
本実施形態における絶縁基板10において、第1凹溝20の第1凹溝深さD1が、第1コイルパターン11における第1コイル導体間隔W1以上の寸法として設定されている。ここで、第1凹溝20の第1凹溝深さD1を第1コイル導体間隔W1と等しいか、それより大きくするのは、最大で第1コイル導体間隔W1と同じサイズのめっき残渣66を外部に突出させることなく第1凹溝20に格納するためにある。これは、第1コイル導体間隔W1よりも大きなサイズのめっき残渣66によって第1コイルパターン11の隣接する導体間が短絡しても、その場合にはコイル部品1の出荷検査時にショート不良を発見できることを考慮したものである。本実施形態では、第1コイル導体間隔W1以下のサイズのめっき残渣66を、外部に突出させることなく第1凹溝20に格納することができる。これにより、出荷検査時に発見することが難しい第1コイル導体間隔W1以下のサイズのめっき残渣66に起因する第1コイルパターン11のショート不良を好適に抑制することができる。
第2凹溝30についても同様に、本実施形態においては、第2凹溝深さD2を第2コイル導体間隔W2と等しいか、それより大きな寸法に設定するようにした。そのため、最大で第2コイル導体間隔W2と同じサイズのめっき残渣66を第2凹溝30から外部に突出させずに格納できる。これにより、出荷検査時に発見することが難しい第2コイル導体間隔W2以下のサイズのめっき残渣66に起因する第2コイルパターン12のショート不良を好適に抑制することができる。
なお、コイル部品1の製造工程において、絶縁基板10を磁性体含有樹脂によって封止する際に、この磁性体含有樹脂が第1凹溝20及び第2凹溝30に充填される。従って、第1凹溝20及び第2凹溝30内に落下しためっき残渣66は、これら凹溝20,30内に格納された状態で絶縁樹脂16によって封止されることになる。これにより、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12のショート不良をより好適に抑制することができる。なお、本実施形態においては、めっき処理によって第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12を絶縁基板10に形成する前に、第1凹溝20及び第2凹溝30を絶縁基板10に形成しておいてもよい。
また、本実施形態においては、図5に示すように、絶縁基板10における第1凹溝20の幅寸法が第1コイルパターン11の第1コイル導体間隔W1と略等しく、第2凹溝30の幅寸法が第2コイルパターン12の第2コイル導体間隔W2と略等しい。これによれば、めっき残渣66の格納容積を十分に確保することができると共に、めっき残渣66の形状に拘わらずめっき残渣66を第1凹溝20及び第2凹溝30に格納できる。つまり、第1凹溝20及び第2凹溝30の幅寸法を確保することで、幅が広い形状のめっき残渣66も第1凹溝20及び第2凹溝30に格納できるという利点がある。
また、本実施形態における第1凹溝20及び第2凹溝30は、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12それぞれの導体間にセンター配置されている。つまり、第1コイルパターン11における導体間中央位置と第1凹溝20の幅方向中央位置とが一致し、第2コイルパターン12における導体間中央位置と第2凹溝30の幅方向中央位置とが一致している。これによれば、第1コイルパターン11において隣接する一組の導体のそれぞれと、その間に位置する第1凹溝20に格納されためっき残渣66との離間寸法が均等になる。同様に、第2コイルパターン12において隣接する一組の導体のそれぞれと、その間に位置する第2凹溝30に格納されためっき残渣66との離間寸法が均等になる。これにより、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12のショート不良の発生をより好適に抑制することができる。
上述した実施形態は種々の変更、改良を加えることができる。以下、本実施形態におけるコイル部品1の変形例を説明する。実施形態1においては、絶縁基板10の両面にコイルパターンを形成しているが、片面だけにコイルパターンを形成してもよい。その場合、コイルパターンを形成する方の面に、コイルパターンの導体間にめっき残渣66を格納する凹溝を形成すればよい。また、図3及び図4等に示した第1凹溝20(第2凹溝30)は、それぞれの平面形状を第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)と同様のスパイラル形状としているが、これには限られない。例えば、第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)のスパイラルが延伸する方向に沿って、複数の第1凹溝20(第2凹溝30)を直列(断続的)に配列してもよい。
また、図11に示す第1変形例のように、絶縁基板10における第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)における第1コイル導体間隔W1(第2コイル導体間隔W2)が場所によって異なっていてもよい(W1#a≠W1#b,W2#a≠W2w#b)。この場合、第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)における第1コイル導体間隔W1(第2コイル導体間隔W2)の最大寸法を基準とし、それ以上の寸法として第1凹溝深さD1(第2凹溝深さD2)を設定してもよい。図11の例では、W1#a<W1#b,W2#a<W2w#bの大小関係となってため、第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)の第1コイル導体間隔W1(第2コイル導体間隔W2)の最大寸法であるW1#b(W2w#b)を基準とする。そして、第1凹溝深さD1(第2凹溝深さD2)をW1#b(W2w#b)以上の寸法に設定するとよい。なお、第1凹溝深さD1及び第2凹溝深さD2は、対応する第1コイル導体間隔W1及び第2コイル導体間隔W2以上とする限りにおいて、その深さを場所によって変化させてもよい。
また、図12に示す第2変形例のように、絶縁基板10における第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)の隣接する導体間に、複数の第1凹溝20(第2凹溝30)を形成してもよい。また、上述までの実施形態及び変形例では、絶縁基板10の上面10a側に形成される第1凹溝20と下面10b側に形成される第2凹溝30とが平面視で重なるように形成されているが、図13に示す第3変形例のように配置位置をずらしてもよい。図13に示す例では、第1凹溝20及び第2凹溝30が上下に重なり合わないように、コイル導体に対して偏心配置されている。これによれば、第1凹溝20(第2凹溝30)の第1凹溝深さD1(第2凹溝深さD2)を第1コイル導体間隔W1(第2コイル導体間隔W2)以上確保しつつ、絶縁基板10の厚さを薄く(小さく)することができる。
また、上述までの実施形態及び変形例では、絶縁基板10における第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)の隣接する導体間に第1凹溝20及び第2凹溝30を非貫通孔として形成しているが、絶縁基板10を貫通する貫通孔を形成してもよい。図14に示す第4変形例では、絶縁基板10における第1コイルパターン11(第2コイルパターン12)の隣接する導体間に、絶縁基板10を厚さ方向に貫通する貫通孔70が形成されている。貫通孔70は、第1凹溝20及び第2凹溝30と同様、レーザによって形成される。貫通孔70は、基板の表面に開口すると共に溝状又は孔状に形成される開口部の一例である。なお、本変形例における第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12は、図3及び図4で説明した態様と同様であり、平面視にて重なり合うスパイラル形状を有している。また、図15及び図16に示すように、貫通孔70は、第1コイルパターン11及び第2コイルパターン12と平面視が同一のスパイラル形状を有し、これらの隣接する導体間に挟まれるように形成されている。図15は、第4変形例に係る絶縁基板の上面図であり、図3に対応する図である。図16は、第4変形例に係る絶縁基板の下面図であり、図4に対応する図である。
ここで、図5に示した第1凹溝20及び第2凹溝30等といった溝状の開口部の代わりに貫通孔70を絶縁基板10に設けることで、貫通孔70を通じてめっき残渣66を絶縁
基板10から脱落させ、除去できるという利点がある。例えば、図14に示すように、絶縁基板10の上面10a側に位置する第1コイルパターン11の導体間に位置するめっき残渣66は、貫通孔70を抜けて絶縁基板10の下方に落下する。本変形例によれば、めっき工程後にめっき残渣66のトリミングを行い、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12の導体に付着しているめっき残渣66を除去することができる。なお、絶縁基板10に対するレーザ加工によって貫通孔70を形成する際、第1コイルパターン11や第2コイルパターン12の導体間に位置するめっき残渣66は、レーザの熱によって溶融し、除去される。
なお、本変形例のように、絶縁基板10に貫通孔70を設ける場合には、貫通孔70の深さDを、必ずしも第1コイル導体間隔W1及び第2コイル導体間隔W2以上確保しなくてもよい。これは、貫通孔70の深さに関わらず、貫通孔70を通じて第1コイルパターン11や第2コイルパターン12の導体に付着しているめっき残渣66を落下させ、除去できるからである。ここで、貫通孔70の深さは絶縁基板10の厚さと等しいため、本変形例によれば絶縁基板10の厚さ寸法を薄く(小さく)することが可能となる。なお、図17は、第4変形例に係るコイル部品1の断面図であり、図2に対応する図である。本変形例においても、めっき残渣66のトリミングが行われた後、貫通孔70に樹脂16が充填され、更に、磁性体含有樹脂を含む外装コア13によって絶縁基板10が覆われている。
以上、実施形態及び変形例に沿ってコイル部品、及びその製造方法について説明したが、上記実施形態及び変形例は種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者にとって自明である。なお、上述までの実施形態及び変形例に係るコイル部品は、携帯電話、スマートフォン・タブレットPC等のモバイル機器に好適に適用されるが、これらに限られず、種々の電子機器に適用することができる。
1・・・コイル部品
10・・・絶縁基板
11・・・第1コイルパターン
12・・・第2コイルパターン
13・・・外装コア
16・・・樹脂
20・・・第1凹溝
30・・・第2凹溝
40・・・第1導体パターン
41・・・第1スパイラル導体
50・・・第2導体パターン
51・・・第2スパイラル導体
60・・・めっき液
61・・・めっき槽
66・・・めっき残渣
70・・・貫通孔

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成される導体のコイルパターンと、
    前記基板の表面に開口する開口部と、
    を備え、
    前記開口部は、前記コイルパターンにおける隣接する導体間に配置され、且つ、前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔として形成されている、
    コイル部品。
  2. 前記コイルパターンはスパイラル形状を有し、
    前記開口部は、前記コイルパターンと同一形状のスパイラル形状を有し、前記コイルパターンにおけるスパイラルの延伸方向に沿って形成されている、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記開口部に樹脂が充填されている、請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 基板上に導体のコイルパターンを形成する工程と、
    前記基板の表面に開口する開口部を形成する工程と、
    を有し、
    前記開口部を形成する工程において、前記コイルパターンにおける隣接する導体間に配置されるように前記開口部を形成し、且つ、前記基板を厚さ方向に貫通する貫通孔として前記開口部を形成する、
    コイル部品の製造方法。
  5. 基板と、
    前記基板の上面上に形成される導体の第1のコイルパターンと、
    前記基板の下面上に形成される導体の第2のコイルパターンと、
    前記基板の前記上面に開口する第1の開口部と、
    前記基板の前記下面に開口する第2の開口部と、
    を備え、
    前記第1の開口部は、前記第1のコイルパターンにおける隣接する導体間に配置され、且つ、前記導体間の隙間寸法以上の深さを有する第1の凹溝として形成され、
    前記第2の開口部は、前記第2のコイルパターンにおける隣接する導体間に配置され、且つ、前記導体間の隙間寸法以上の深さを有する第2の凹溝として形成され、
    前記第1の凹溝と前記第2の凹溝とが平面視で重ならない、
    コイル部品。
  6. 基板の上面上に導体の第1のコイルパターンを形成する工程と、
    前記基板の下面上に導体の第2のコイルパターンを形成する工程と、
    前記基板の前記上面に開口する第1の開口部を形成する工程と、
    前記基板の前記下面に開口する第2の開口部を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1の開口部を形成する工程において、前記第1のコイルパターンにおける隣接する導体間に配置されるように前記第1の開口部を形成し、且つ、前記導体間の隙間寸法以上の深さを有する第1の凹溝として前記第1の開口部を形成し、
    前記第2の開口部を形成する工程において、前記第2のコイルパターンにおける隣接する導体間に配置されるように前記第2の開口部を形成し、且つ、前記導体間の隙間寸法以上の深さを有する第2の凹溝として前記第2の開口部を形成し、
    前記第1の凹溝と前記第2の凹溝とを平面視で重ねない、
    コイル部品の製造方法。
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