JP6372619B2 - バンパーレインフォースメント及びそれを備えた車両 - Google Patents

バンパーレインフォースメント及びそれを備えた車両 Download PDF

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Description

本発明は、バンパーレインフォースメント及びそのバンパーレインフォースメントを備えた車両に関する。
自動車等の車両の車体は各種の構造部材を含む。構造部材の一つとして、バンパーレインフォースメント(以下、「BR」ともいう)が挙げられる。BRは、バンパービームとも称され、車両の前部に取り付けられる。BRが車両の後部に取り付けられることもある。BRによって衝突時の荷重を負担し、車両内の人の安全性を確保するためである。通常、BRは、ハット形の断面を有する鋼板からなるパネルと、平板状の鋼板からなるクロージングプレート(以下、「CP」ともいう)と、を組み合わせることによって構成される。パネルのフランジ部とCPとが重ねられ、その重なり部が溶接によって接合される。
BRには、衝突安全性と軽量化の両立が求められる。つまり、BRには、エネルギ吸収効率(EA/mass)の向上が求められる。エネルギ吸収効率は、BRの吸収エネルギをBRの重量で割算した値である。このような要求に対応するために、従来、ハット形断面を有するパネルの形状を工夫したBRが提案されている。
特表2007−521173号公報(特許文献1)には、長手方向の中央域に補強部を有するパネルを備えたバンパービームが開示されている。補強部は、2つのフランジ部のうちの少なくとも1つのフランジ部に設けられる。補強部は、フランジ部の縁から湾曲しながら突出する。特許文献1には、パネルの一部に補強部を設けることにより、バンパービーム全体のエネルギ吸収性能を向上できる、と記載されている。
特開2011−219001号公報(特許文献2)には、フランジ部に凹状のビードを有するパネルを備えたBRが開示されている。凹状のビードによって、BRの内外を連通する通路が形成される。特許文献2には、パネルのフランジ部にビードを設けることにより、BRの強度を確保しつつ、車体製造時に塗装液をBRの内部にまで流通させることが可能となる、と記載されている。
特表2007−521173号公報 特開2011−219001号公報
衝突安全性と軽量化の両立を更に図るために、従来、パネルの形状を工夫することに加え、BRの材料強度を高める方策が採用されている。
しかし、材料強度が高いと、パネルとCPとの接合部で破断が生じやすい。その原因は次のとおりである。第1に、材料強度を高めるための添加元素により、溶接による接合部の強度が局部的に低下する。第2に、衝突荷重によるBRの変形量が同等である場合、材料強度が高いほど、接合部に作用する負荷が増加する。
図9A及び図9Bは、接合部の破断を誘起するBRの変形挙動の一例を示す模式図である。図9A及び図9Bに示す例では、BRがCP81とパネル82とによって構成される。BRは、CP81が車両の外側に向くように配置される。このため、衝突荷重はCP81側から入力される。これらの図のうち、図9Aは、車両に取り付けられたBRを車両の側方から見たときの断面図である。図9Bは、車両に取り付けられたBRを車両の上方から見たときの平面図である。
衝突荷重がCP81側から入力されると、図9Aに示すように、パネル82のフランジ部が衝突荷重の進行方向に変形する。また、図9Bに示すように、CP81が波打つように撓む。これにより、接合部に剥離力が生じる。例えばスポット溶接による接合部のように接合箇所が断続的である場合、剥離力が接合部に集中し、早期に接合部が破断する。また、例えばレーザー溶接による接合部のように接合箇所が連続的である場合、剥離力の局所化が抑制され、接合部の破断に対する抑制効果が期待できる。しかしながら、接合部の破断を誘起するBRの変形自体を抑制する効果は生じない。そのため、板厚が変わらずに材料強度が高くされた場合、又は材料強度が変わらずに板厚が厚くされた場合、接合部に抵抗力以上の剥離力が生じ、接合部が破断する。
特許文献1及び2の技術によれば、図9Aに示すようなパネルのフランジ部の変形を抑制できるかもしれない。しかし、図9Bに示すようなCPの撓みを抑制することはできない。したがって、特許文献1及び2の技術によっても、接合部の破断を回避することは困難である。
接合部に破断が生じると、BR自体の耐え得る荷重が低下し、吸収エネルギが低下する。そのため、材料の高強度化による効果を十分に得ることが困難となる。
本発明は上記の実情に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、衝突時に接合部の破断を抑制でき、衝突荷重を十分に吸収できるバンパーレインフォースメント及び車両を提供することである。
本発明の実施形態によるバンパーレインフォースメントは、第1の部材と、第2の部材とを備える。第1の部材は、平板部と、2つの第1の起立部とを含む。平板部は一方向に延びる。第1の起立部は、平板部の前記一方向に沿う2つの側縁のそれぞれにつながり、且つ、平板部の側縁の全部又は一部に設けられる。第2の部材は、天板部と、2つの縦壁部と、2つのフランジ部と、2つの第2の起立部とを含む。天板部は前記一方向に延びる。縦壁部は、天板部の前記一方向に沿う2つの側縁のそれぞれにつながる。フランジ部は、2つの縦壁部のそれぞれにつながる。第2の起立部は、2つのフランジ部の前記一方向に沿う側縁のそれぞれにつながり、且つ、第1の起立部に対応するように設けられる。第2の部材の2つのフランジ部と第1の部材の平板部とが接合されている。第1の起立部が第2の部材側に起立している。
また、本発明の実施形態による車両は、上記のバンパーレインフォースメントを前部又は後部に備える。そして、第1の部材が車両の外側に向けて配置されている。
本発明の実施形態によるバンパーレインフォースメント及び車両によれば、衝突時に接合部の破断を抑制することができ、衝突荷重を十分に吸収することができる。
図1は、本実施形態のバンパーレインフォースメントの一例を示す斜視図である。 図2Aは、本実施形態のバンパーレインフォースメントの断面図である。 図2Bは、図2Aに示すバンパーレインフォースメントの一部を拡大した断面図である。 図3は、接合部の破断に関する調査に用いた本実施形態のバンパーレインフォースメントを模式的に示す断面図である。 図4は、本実施形態のバンパーレインフォースメントによる接合部の破断に関する調査結果を示す図である。 図5は、本実施形態のバンパーレインフォースメントの他の一例を示す斜視図である。 図6Aは、実施例のバンパーレインフォースメントを模式的に示す断面図である。 図6Bは、比較例1のバンパーレインフォースメントを模式的に示す断面図である。 図6Cは、比較例2のバンパーレインフォースメントを模式的に示す断面図である。 図7は、3点曲げ圧壊試験の概要を示す模式図である。 図8は、3点曲げ圧壊試験の結果をまとめた図である。 図9Aは、接合部の破断を誘起するバンパーレインフォースメントの変形挙動の一例を示す模式図であり、バンパーレインフォースメントを車両の側方から見たときの断面図である。 図9Bは、図9Aに示すバンパーレインフォースメントを車両の上方から見たときの平面図である。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記の知見を得た。バンパーレインフォースメントの接合部の破断が発生する要因は、衝突時にBRの長手方向に生じた圧縮力による接合部周辺の面外変形である。そのため、衝突時に接合部周辺の面外変形を抑制することができれば、接合部の破断を抑制でき、衝突安全性の向上が可能となる。接合部周辺の面外変形を抑制するためには、BRを構成する2つの部材(パネル及びCP)の剛性を向上すればよい。
具体的には、ハット形の断面を有する長尺なパネル(第2の部材に相当)について、パネルのフランジ部における長手方向に沿う側縁に、この側縁から起立する起立部(第2の起立部)を設ける。これにより、長手方向に沿う稜線部がパネルに形成され、パネルの剛性が向上する。更に、衝突荷重が入力される長尺なCP(第1の部材に相当)について、CPにおける長手方向に沿う側縁に、この側縁から起立する起立部(第1の起立部)を設ける。これにより、長手方向に沿う稜線部がCPに形成され、CPの剛性が向上する。パネル及びCPの両者の剛性(特に、両者の側縁部の剛性)が向上することにより、衝突時に接合部付近の変形が抑制される。その結果、接合部に生じる負荷を軽減することができ、接合部の破断を抑制することが可能となる。
本発明のバンパーレインフォースメント及び車両は、上記の知見に基づいて完成されたものである。
本発明の実施形態によるBRは、第1の部材と、第2の部材とを備える。第1の部材は、平板部と、2つの第1の起立部とを含む。平板部は一方向に延びる。第1の起立部は、平板部の前記一方向に沿う2つの側縁のそれぞれにつながる。更に第1の起立部は、平板部の側縁の全部又は一部に設けられる。第2の部材は、天板部と、2つの縦壁部と、2つのフランジ部と、2つの第2の起立部とを含む。天板部は前記一方向に延びる。縦壁部は、天板部の前記一方向に沿う2つの側縁のそれぞれにつながる。フランジ部は、2つの縦壁部のそれぞれにつながる。第2の起立部は、2つのフランジ部の前記一方向に沿う側縁のそれぞれにつながる。更に第2の起立部は、第1の起立部に対応するように設けられる。第2の部材の2つのフランジ部と第1の部材の平板部とが接合されている。第1の起立部が第2の部材側に起立している。
ここで、第1の部材は長尺なクロージングプレートに相当する。第2の部材は長尺なパネルに相当する。典型的な例では、第1の部材は金属板(例:冷延鋼板、熱延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板、アルミニウム板等)からなる。第2の部材は金属板(例:冷延鋼板、熱延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板、アルミニウム板等)からなる。第1の部材の材質と第2の部材の材質は、同じであってもよいし、異なってもよい。第1の部材はプレス加工によって適切な形状に成形できる。第2の部材はプレス加工によって適切な形状に成形できる。プレス加工は冷間加工であってもよいし、成形と同時に焼入れを行うホットスタンピングであってもよい。ただし、第1及び第2の部材を得るための加工方法は、プレス加工に限らず、他の加工方法(例:曲げ加工等)であってもよい。第2の部材の2つのフランジ部と第1の部材の平板部との接合は、抵抗スポット溶接によって行える。その接合は、レーザー溶接等の溶接によって行ってもよいし、接着剤によって行ってもよい。
BRは車両の前部又は後部に取り付けられる。そして、第1の部材が車両の外側に向けて配置される。つまり、第2の部材が車両の内側に向けて配置される。この場合、第2の部材が車両の車体に取り付けられ、衝突荷重は第1の部材側に入力される。
上記した一方向とはBRの長手方向を意味する。車両に取り付けられた状態のBRで言えば、上記した一方向とは左右方向(車幅方向)を意味する。第1の起立部は、第1の部材における平板部の2つの側縁の全部に設けられてもよいし、その側縁の一部に設けられてもよい。第1の起立部が平板部の側縁の一部に設けられる態様の典型的な例では、第1の起立部は、長手方向の中央域に設けられる。第2の起立部は、第2の部材における2つのフランジ部の側縁の全部に設けられてもよいし、その側縁の一部に設けられてもよい。第2の起立部がフランジ部の側縁の一部に設けられる態様の典型的な例では、第2の起立部は、第1の起立部の位置と一致するように、長手方向の中央域に設けられる。なお、第1の起立部が設けられる領域は、第2の起立部の領域と必ずしも一致する必要はなく、第2の起立部の領域より広くてもよい。
本実施形態のBRによれば、第1の部材(CP)における長手方向に沿う側縁に、第1の起立部が設けられる。更に、第2の部材(パネル)のフランジ部における長手方向に沿う側縁に、第1の起立部に対応するように、第2の起立部が設けられる。これにより、第1の部材及び第2の部材の両者の側縁に、長手方向に沿う稜線部が形成され、両者の剛性が向上する。そのため、衝突時に接合部付近の変形が抑制される。その結果、接合部に生じる負荷を軽減することができ、接合部の破断を抑制することが可能となる。したがって、BRは衝突荷重を十分に吸収できる。
しかも、第1の部材と第2の部材との接合がスポット溶接によって行われる場合、次に示す利点もある。接合部に求められる強度を低くすることが可能になる。そのため、溶接部(溶接打点)の数を減らすことができる。また、溶接部のナゲット径を小さくすることができる。したがって、接合(スポット溶接)に要する作業性が向上する。
本実施形態のBRにおいて、次の構成を採用することが好ましい。第1の起立部は、平板部に隣接する第1の稜線部と、第1の稜線部に隣接する第1の平坦部と、を含む。第2の起立部は、フランジ部に隣接する第2の稜線部と、第2の稜線部に隣接する第2の平坦部と、を含む。前記一方向を横切る断面において、第2の稜線部と第2の平坦部との境界と、第1の稜線部と第1の平坦部との境界と、の隙間(以下、「起立部間の隙間」ともいう)が、0mm以上9mm未満である。
起立部間の隙間は、0に限りなく近いことが好ましい。最も好ましい状況は、第2の稜線部と第2の平坦部との境界と、第1の稜線部と第1の平坦部との境界と、が接触した状態である。起立部間の隙間が小さいほど、接合部の破断に対する抑制効果が高まるからである。一方、起立部間の隙間が大きすぎると、接合部の破断に対する抑制効果が薄れる。この場合、第1の部材の幅が広がることから、第1の部材の重量が増えて、BR全体の重量が増える。また、起立部間の隙間が9mm以上であると、接合部の破断が発生するおそれがある。したがって、起立部間の隙間は0mm以上9mm未満であることが好ましい。
そのBRの場合、更に次の構成を採用することが好ましい。前記一方向を横切る断面において、第1及び第2の平坦部の長さが5mm以上である。
もっとも、第1及び第2の平坦部の長さ(以下、「平坦部長さ」ともいう)は0mmを超えればよい。ただし、平坦部長さがあまりに小さいと、接合部の破断に対する抑制効果が薄れる。したがって、平坦部長さは5mm以上であることが好ましい。平坦部長さの上限は特に限定されない。しかし、平坦部長さが大きすぎると、第1及び第2の部材の重量が増えて、BR全体の重量が増える。したがって、平坦部長さの好ましい上限は15mm程度である。
本実施形態のBRにおいて、次の構成を採用することが好ましい。第1の部材及び第2の部材のうちの少なくとも一つの引張強度が1180MPa以上である。
もっとも、第1及び第2の部材の引張強度は特に限定されない。ただし、第1の部材及び第2の部材のうちの少なくとも一つの引張強度が1180MPa以上であれば、本実施形態による効果が有効に発揮される。より好ましくは、第1の部材及び第2の部材の両方の引張強度が1180MPa以上である。ホットスタンピングによって第1及び第2の部材を成形すれば、その部材の引張強度は1470MPa〜2500MPaになる。
本発明の実施形態による車両は、上記のBRを前部又は後部に備える。そして、第1の部材が車両の外側に向けて配置されている。本実施形態の車両によれば、上記のとおり、衝突時にBRの接合部の破断を抑制することができ、衝突荷重を十分に吸収できる。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。
図1は、本実施形態のBRの一例を示す斜視図である。図2A及び図2Bは、本実施形態のBRの断面図である。ここでいう断面とは、BRの長手方向を横切る断面である。つまり、図2A及び図2Bは、車両に取り付けられたBRを車両の側方から見たときの断面図である。これらの図のうち、図2Aは断面の全域を示す。図2Bは断面の一部を示す。図2Bには、本実施形態のBRにおける第1及び第2の起立部を含む第1及び第2の部材の側縁部が示される。
図1〜図2Bに示すように、本実施形態のバンパーレインフォースメント10は、第1の部材1と、第2の部材2とを備える。第1の部材1は鋼板からなり、長尺なクロージングプレートに相当する。第2の部材2は鋼板からなり、長尺なパネルに相当する。これらの第1及び第2の部材1及び2は、プレス加工によって成形される。
第1の部材1は、平板部11と、2つの第1の起立部12とを備える。平板部11及び第1の起立部12は、一方向、すなわちBR10の長手方向に延びる。車両に取り付けられた状態のBR10で言えば、平板部11及び第1の起立部12は車幅方向に延びる(図1中の両矢印参照)。そのため、平板部11の2つの側縁は、BR10の長手方向に沿うように延びる。第1の起立部12は、平板部11の2つの側縁の全部につながる。第1の起立部12は、平板部11の側縁から折れ曲がり、平板部11に対して起立する。このような第1の部材1は、側縁部が折れ曲がった概ねC字状の断面を有する。
なお、平板部11の形状は、厳密に平らであってもよいし、多少湾曲していてもよい。また、平板部11に凹凸や穴が設けられていてもよい。
第2の部材2は、天板部24と、2つの縦壁部22と、2つのフランジ部21と、2つの第2の起立部23とを備える。天板部24、縦壁部22、フランジ部21及び第2の起立部23は、BR10の長手方向(車幅方向)に延びる。そのため、天板部24の2つの側縁は、BR10の長手方向に沿うように延びる。縦壁部22は、天板部24の2つの側縁の全部につながる。フランジ部21は、2つの縦壁部22のそれぞれにつながる。フランジ部21は、天板部24とほぼ平行である。フランジ部21の側縁は、BR10の長手方向に沿うように延びる。第2の起立部23は、2つのフランジ部21の側縁の全部につながる。第2の起立部23は、フランジ部21の側縁から折れ曲がり、フランジ部21に対して起立する。このような第2の部材2は、側縁部が折れ曲がった概ねハット形の断面を有する。
なお、天板部24及び縦壁部22の形状は、厳密に平らであってもよいし、多少湾曲していてもよい。また、天板部24及び縦壁部22に凹凸や穴が設けられていてもよい。
第1の部材1と第2の部材2は、溶接により接合されて一体化される。具体的には、第2の部材2の2つのフランジ部21と第1の部材1の平板部11とが重ねられ、その重なり部がスポット溶接によって接合される。第1の部材1と第2の部材2との接合部3は、BR10の長手方向(車幅方向)に沿って形成される(図1参照)。このようにして閉断面を有するBR10が組み立てられる。
本実施形態のBR10において、第1の起立部12は第2の部材2側に起立している。第2の起立部23は、第1の起立部12の内側に配置されている。
BR10は車両の前部に取り付けられる。この場合、第1の部材1が車両の前方(外側)に向けて配置される。そのため、第1の起立部12は車両の後方(内側)に向けて突出し、衝突荷重は第1の部材1側に入力される(図2A中の白抜き矢印参照)。第2の部材2の2つの縦壁部22は、衝突荷重の方向とほぼ平行に存在する。一方、BR10が車両の後部に取り付けられる場合、第1の部材1が車両の後方(外側)に向けて配置される。
図2Bに示すように、第1の部材1の第1の起立部12は、平板部11に隣接する第1の稜線部Rと、この第1の稜線部Rに隣接する第1の平坦部Fとを含む。つまり、第1の部材1に第1の起立部12を設けることにより、第1の部材1の側縁部に、長手方向に沿う第1の稜線部Rが形成される。更に、平板部11に対して起立した第1の平坦部Fが形成される。
同様に、第2の部材2の第2の起立部23は、フランジ部21に隣接する第2の稜線部Rと、この第2の稜線部Rに隣接する第2の平坦部Fとを含む。つまり、第2の部材2に第2の起立部23を設けることにより、第2の部材2の側縁部に、長手方向に沿う第2の稜線部Rが形成される。更に、フランジ部21に対して起立した第2の平坦部Fが形成される。
本実施形態のBR10によれば、第1の部材1(CP)の側縁部に第1の稜線部Rが形成される。更に、第2の部材2(パネル)の側縁部に第2の稜線部Rが形成される。これにより、第1の部材1及び第2の部材2の剛性が向上する。そのため、衝突時に接合部3付近の変形が抑制される。その結果、接合部3の破断を抑制することが可能となる。したがって、BR10は衝突荷重を十分に吸収できる。
ここで、第1の部材1の第1の起立部12について、平板部11に対する第1の平坦部Fの起立角度θは、60°以上180°未満であることが好ましい。同様に、第2の部材2の第2の起立部23について、フランジ部21に対する第2の平坦部Fの起立角度θは、60°以上180°未満であることが好ましい。より好ましい起立角度θ及びθの範囲は、75°以上105°以下である。起立角度θ及びθがその範囲内であれば、接合部3の破断に対する抑制効果が有効に生じる。第1の平坦部Fの起立角度θと第2の平坦部Fの起立角度θは、同じであってもよいし、異なってもよい。第1の部材1と第2の部材2の成形性、及びBR10の組立作業性を踏まえると、最も好ましい起立角度θ及びθは90°である。
第1の起立部12について、第1の稜線部Rの曲率半径は0〜10mmであることが好ましい。同様に、第2の起立部23について、第2の稜線部Rの曲率半径は0〜10mmであることが好ましい。より好ましい稜線部R及びRの曲率半径の範囲は、0〜5mmである。曲率半径がその範囲内であれば、接合部3の破断を効果的に抑制できる。第1の稜線部Rの曲率半径と第2の稜線部Rの曲率半径は、同じであってもよいし、異なってもよい。なお、稜線部R及びRの曲率半径とは、それぞれ、稜線部R及びRの内周側の輪郭の曲率半径を意味する。
第1の起立部12について、第1の平坦部Fの長さ(平坦部長さ)hは0mmを超えればよい。同様に、第2の起立部23について、第2の平坦部Fの長さ(平坦部長さ)hは0mmを超えればよい。より好ましい長さh及びhは5mm以上である。長さh及びhがあまりに小さいと、接合部3の破断に対する抑制効果が薄れるからである。ただし、長さh及びhが大きすぎると、BR10全体の重量が増える。そのため、長さh及びhの上限は15mm程度であることが好ましい。
第1の平坦部Fの長さhと第2の平坦部Fの長さhは、同じであってもよいし、異なってもよい。ただし、長さhと長さhがあまりに違いすぎると、衝突時に、第1の起立部12の変形挙動と第2の起立部23の変形挙動に大きな差が生じる。これにより、接合部3が破断するおそれがある。したがって、第2の平坦部Fの長さhと第1の平坦部Fの長さhの比(h/h)は、0.6〜1.67の範囲内であることが好ましい。より好ましい長さの比(h/h)の範囲は、0.7〜1.4である。
図2Bに示すように、第2の稜線部Rと第2の平坦部Fとの境界と、第1の稜線部Rと第1の平坦部Fとの境界と、の隙間(起立部間の隙間)dは、0mm以上であればよい。特に、起立部間の隙間dは、0に限りなく近いことが好ましい。最も好ましい状況は、境界と境界とが接触した状態(d=0)である。起立部間の隙間dが小さいほど、接合部3の破断に対する抑制効果が高まるからである。一方、隙間dが大きすぎると、接合部3の破断に対する抑制効果が薄れる。この場合、第1の部材1の幅が広がることから、BR10全体の重量が増える。以下に、接合部3の破断への隙間dの影響を調査した結果を示す。
図3は、接合部の破断に関する調査に用いた本実施形態のBRを模式的に示す断面図である。図3に示すように、供試材として、第1の部材(CP)と第2の部材(パネル)から構成されるBR10を複数準備した。複数の供試材では、起立部間の隙間dを種々変更した。第1の部材及び第2の部材は、それぞれ、冷延鋼板に室温でプレス加工を施すことによって成形した。鋼板の板厚は2mmであり、その引張強度は1310MPaであった。第1の部材と第2の部材の接合は、単相交流式のスポット溶接機を用いた溶接によって行った。スポット溶接の際、加圧力は500kgfとし、通電時間は20cycleとし、電流値は7.3kAとした。このようにして、全長が1000mmのBR10を作製した。
BR10を構成する第2の部材(パネル)において、天板部の幅は80mmであり、縦壁部の高さは60mmであった。第2の部材の全幅、すなわち一方のフランジ部の側縁から他方のフランジ部の側縁までの長さは、120mmであった。また、第1の起立部及び第2の起立部それぞれの稜線部の曲率半径は、5mmであった。第1の起立部及び第2の起立部それぞれの平坦部の起立角度は、90°であった。第1の起立部及び第2の起立部それぞれの平坦部の長さは、10mmであった。また、BR10の長手方向に沿って形成された複数の溶接部(溶接打点)の間隔は30mmであった。溶接部のナゲット径は6mmであった。起立部間の隙間dの変更は、第1の部材の全幅を変更することによって行った。
そして、起立部間の隙間dが異なる複数のBR10に対し、3点曲げ圧壊試験を実施した。なお、この試験の要領は、後述する実施例の試験での要領と同じである。その結果を図4に示す。
図4は、本実施形態のBRによる接合部の破断に関する調査結果を示す図である。図4には、起立部間の隙間dを横軸に示し、接合部が破断したときのインパクタのストロークを縦軸に示す。図4に示すように、起立部間の隙間dが9mm以上であると、接合部の破断が発生した。
これは以下の理由によると考えられる。起立部間の間隔dが大きくなると、第1の部材において、側縁部に形成された第1の稜線部と、第1の部材と第2の部材との接合部と、の距離が離れる。つまり、第1の起立部と接合部との距離が離れる。そのため、第1の部材における接合部3付近の変形抑制が効果的に生じない。その結果、接合部の破断に対する抑制効果が薄れる。
したがって、起立部間の隙間dは、0mm以上9mm未満であることが好ましい。別の観点では、第1の起立部12と接合部3との距離は、5mm以上16.5mm以下であることが好ましい。また、第2の起立部23と接合部3との距離は、6mm以上17.5mm以下であることが好ましい。
本実施形態のBR10では、第1の部材1の第1の起立部12(第1の平坦部F)と第2の部材2の第2の起立部23(平坦部F)とは、接合してはならない。つまり、第1の起立部12と第2の起立部23とは、互いに接触している場合であっても、一体化されてはならない。
第1の起立部12と第2の起立部23とが一体化されていると、BR10が衝突荷重を受けたときに、第1の起立部12と第2の起立部23の個々の変形が拘束され、両者の変形によるずれを許容することができない。そのため、接合部3にせん断応力が生じる。その結果、早期に接合部3が破断する可能性が高くなる。
なお、図1及び図2Aに示す例では、一方の第1の起立部12の断面形状と他方の第1の起立部12の断面形状が対称になっている。ただし、両者の断面形状は非対称であってもよい。同様に、一方の第2の起立部23の断面形状と他方の第2の起立部23の断面形状は、対称であってもよいし、非対称であってもよい。
また、図1及び図2Aに示す例では、BR10は、第1の部材1と第2の部材2という2つの部材によって構成されている。ただし、例えば、第1の部材1と第2の部材2の間に、補強部材として第3の部材を備えてもよい。
図5は、本実施形態のBRの他の一例を示す斜視図である。図5に示すように、本実施形態では、第1及び第2の起立部12及び23は、BR10の長手方向の中央域に設けられる。つまり、第1の起立部12は、第1の部材1における平板部11の2つの側縁の一部に設けられる。第2の起立部23は、その第1の起立部12の位置と一致するように、第2の部材2における2つのフランジ部21の側縁の一部に設けられる。このようなBR10であっても、上記したBR10と同様の効果が得られる。
通常、車体に取り付けられたBRは、その両端部を支持されている。衝突時のBRには、支持点から最も離れた部分(BRの長手方向の中心部)に高い荷重が負荷されることが多い。この場合、BRの長手方向の中心部が曲げ変形する。そのため、BRの長手方向の中心部で接合部の破断が懸念される。そこで、図5に示すように、BR10の長手方向の中央域のみに第1及び第2の起立部12及び23を設ければ、接合部の破断を抑制しつつ、BR10の重量を必要最低限に抑えることができる。したがって、図5に示すBR10は軽量であり、衝突荷重を十分に吸収できる。このBR10の場合、第1及び第2の起立部12及び23は、少なくとも、BR10の長手方向の中心部から−50mm以上、その中心部から+50mm以下の領域に設けられることが好ましい。
本実施形態による効果を確認するため、実施例、比較例1及び比較例2の3種類のBRについて3点曲げ圧壊試験を実施し、BRの衝突性能を評価した。
図6Aは、実施例のBRを模式的に示す断面図である。図6Bは、比較例1のBRを模式的に示す断面図である。図6Cは、比較例2のBRを模式的に示す断面図である。
図6Aに示すように、実施例では、第1の部材(CP)と第2の部材(パネル)から構成されるBR50を準備した。このBR50は、図1に示すBR10に準じたものである。第1の部材及び第2の部材は、それぞれ、冷延鋼板に室温でプレス加工を施すことによって成形した。鋼板の板厚は2mmであり、その引張強度は1310MPaであった。第1の部材1と第2の部材2の接合は、単相交流式のスポット溶接機を用いた溶接によって行った。スポット溶接の際、加圧力は500kgfとし、通電時間は20cycleとし、電流値は7.3kAとした。このようにして、全長が1000mmのBR50を作製した。
実施例のBR50の第2の部材において、天板部の幅は80mmであり、縦壁部の高さは60mmであった。第2の部材の全幅は120mmであった。また、第1の起立部及び第2の起立部の長さは、15mmであった。第1の起立部及び第2の起立部それぞれの稜線部の曲率半径Rは、5mmであった。第1の起立部及び第2の起立部それぞれの平坦部の起立角度は、90°であった。第1の起立部及び第2の起立部それぞれの平坦部の長さは、10mmであった。起立部間の間隔dは、いずれも0mmであった。また、BR50の長手方向に沿って形成された複数の溶接打点の間隔は、30mmであった。溶接部のナゲット径は6mmであった。
図6Bに示すように、比較例1では、第1の部材(CP)と第2の部材(パネル)から構成されるBR60を準備した。このBR60では、図6Aに示すBR50の第1の起立部及び第2の起立部はいずれも設けなかった。それ以外の構成は、図6Aに示すBR50と同様であった。
図6Cに示すように、比較例2では、第1の部材(CP)と第2の部材(パネル)から構成されるBR70を準備した。このBR70では、図6Aに示すBR50の第1の起立部は設けなかった。それ以外の構成は、図6Aに示すBR50と同様であった。
図7は、3点曲げ圧壊試験の概要を示す模式図である。なお、図7中の符号53はスポット溶接による接合部を表す。
図7に示すように、BR50(60、70)を第2の部材(パネル)側から2点92a及び92bで支持した。支持点間隔は800mmであった。BR50の長手方向の中央に、第1の部材(CP)側からインパクタ91を衝突させ、BR50を圧壊した。インパクタ91の曲率半径は150mmであった。インパクタ91の衝突速度は2500mm/secであった。その結果を図8に示す。
図8は、3点曲げ圧壊試験の結果をまとめた図である。図8には、インパクタのストロークを横軸に示し、インパクタに作用する荷重、すなわちBRが受ける荷重を縦軸に示す。また、試験後に、BR50、60及び70の接合部を観察し、破断の発生有無を確認した。
実施例のBR50では、接合部の破断は発生しなかった。一方、比較例1のBR60及び比較例2のBR70では、接合部の破断が発生した。
また、図8に示す結果から次のことが示される。実施例の最大荷重は75kNであるのに対し、比較例1の最大荷重は45kNであり、比較例2の最大荷重は62kNであった。したがって、本実施形態に基づく実施例のBRによれば、衝突時の最大荷重が向上することがわかる。
なお、スポット溶接に代えてレーザー溶接によって接合したBRを作製し、上記と同様の試験を実施した。更に、スポット溶接に代えて接着剤によって接合したBRを作製し、上記と同様の試験を実施した。これらの試験においても、上記と同様の傾向を確認できた。
以上の試験結果より、本実施形態のBR及び車両によれば、衝突時に接合部の破断を抑制でき、衝突荷重を十分に吸収できることが実証された。
10 バンパーレインフォースメント
1 第1の部材
11 平板部
12 第1の起立部
2 第2の部材
21 フランジ部
22 縦壁部
23 第2の起立部
24 天板部
3 接合部

Claims (5)

  1. 一方向に延びる平板部と、前記平板部の前記一方向に沿う2つの側縁のそれぞれから起立し、且つ、前記平板部の前記側縁の全部又は一部に設けられた2つの第1の起立部と、を含む第1の部材と、
    前記一方向に延びる天板部と、前記天板部の前記一方向に沿う2つの側縁のそれぞれにつながる2つの縦壁部と、前記2つの縦壁部のそれぞれにつながる2つのフランジ部と、前記2つのフランジ部の前記一方向に沿う側縁のそれぞれにつながり、且つ、前記第1の起立部に対応するように設けられた2つの第2の起立部と、を含む第2の部材と、を備え、
    前記第2の部材の前記2つのフランジ部と前記第1の部材の前記平板部とが接合されており、
    前記第1の起立部が前記第2の部材側に起立し、
    前記第1の起立部と前記第2の起立部が一体化されていない、バンパーレインフォースメント。
  2. 請求項1に記載のバンパーレインフォースメントであって、
    前記第1の起立部は、前記平板部に隣接する第1の稜線部と、前記第1の稜線部に隣接する第1の平坦部と、を含み、
    前記第2の起立部は、前記フランジ部に隣接する第2の稜線部と、前記第2の稜線部に隣接する第2の平坦部と、を含み、
    前記一方向を横切る断面において、前記第2の稜線部と前記第2の平坦部との境界と、前記第1の稜線部と前記第1の平坦部との境界と、の隙間が、0mm以上9mm未満である、バンパーレインフォースメント。
  3. 請求項2に記載のバンパーレインフォースメントであって、
    前記断面において、前記第1及び第2の平坦部の長さが5mm以上である、バンパーレインフォースメント。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバンパーレインフォースメントであって、
    前記第1の部材及び前記第2の部材のうちの少なくとも一つの引張強度が1180MPa以上である、バンパーレインフォースメント。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のバンパーレインフォースメントを前部又は後部に備えた車両であって、
    前記第1の部材が前記車両の外側に向けて配置されている、車両。
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