JP6371595B2 - 定着金物を鉄筋に固定する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、定着金物への鉄筋の挿入長さを確認可能な、定着金物を鉄筋に固定する方法に関する。
例えば鉄筋コンクリート建造物の梁において、水平方向に延びる主筋の端部は、柱との交差部に位置する。この主筋の端部を、この交差部においてコンクリートに定着させるために、従来種々の工夫がなされているが、その一例が、特許文献1に開示されている。
特許文献1では、図7に示すように、主筋としてねじ鉄筋20を用い、このねじ鉄筋20の端部に定着金物100を取り付けている。図7に示すように、この定着金物100は、ねじ鉄筋20の端部が螺合される筒部101と、この筒部101の一端を塞ぐとともに筒部101の内部空間に連なる孔102aを有するベース102と、筒部101の外周から径方向、外方向に張り出す鍔部103とを備えている。この定着金物100をねじ鉄筋20に螺合して固定している。筒部101の内周には雌ねじ部101aが形成されており、ねじ鉄筋20の端部に螺合されるようになっている。ねじ鉄筋20の端部が定着金物100の終端に至るまで、定着金物100をねじ鉄筋20に螺合する。その後、孔102aからグラウトを注入し、定着金物100とねじ鉄筋20の隙間にグラウトを充填する。このように定着金物10をねじ鉄筋20に取り付けた状態で、コンクリートを打設する。コンクリート中に埋められた定着金物100の鍔部103が、ねじ鉄筋20の軸方向の力に対する抵抗となり、ねじ鉄筋20の定着を助けている。
ねじ鉄筋20のコンクリートへの定着強度を高めるためには、定着金物100がねじ鉄筋20から引き抜けることがないよう、定着金物100をねじ鉄筋20に十分に螺合し、必要な螺合強度が確保されている必要がある。
一端が閉塞された上記構成の定着金物100にねじ鉄筋20が挿入された場合、筒部101の内部が見えず、ねじ鉄筋20の挿入長さを外観から確認することが出来ない。そのため、ねじ鉄筋20の挿入長さを確認する場合、ベース102の孔102aから筒部11の内部を覗きこんでいた。あるいは、予めねじ鉄筋20に、必要なねじ込み長を表示しておく等の配慮が要求された。例えば、ねじ鉄筋20の端部から離れた位置の外周に塗装等により長手方向に延びるマーキングを施していた。
特許2662150号公報
上述のように、従来では、ねじ鉄筋20の挿入長さの確認のために、ベース102の孔102aから筒部11の内部を覗きこんだり、予めねじ鉄筋20にマーキングを施したりしている。しかし、筒部11の内部は暗くねじ鉄筋20の挿入長さの確認に手間取り、予めマーキングを施す作業は、治具等を用いて塗料を決められた箇所に正確に塗布したり吹き付けたりしなければならず、多くの人手を必要とし、非常に面倒であった。
本発明は、上記課題を解決したもので、鉄筋の端部が螺合される筒部と、上記筒部の一端を塞ぐとともに上記筒部の内部空間に連なる孔を有するベースと、上記筒部の外周から径方向、外方向に張り出す鍔部と、を備えた定着金物を、鉄筋に螺合して固定する方法であって、上記ベースの厚み以上の長さのピンを用意し、このピンを上記孔内に、上記孔の軸方向に移動可能に挿通した状態で、上記筒部を鉄筋に螺合し、螺合された鉄筋の端部が上記筒部内で上記ピンを押すことにより、上記ピンを上記ベースから突出させ、鉄筋の挿入長さを目視確認可能にすることを特徴とする。
上記方法によれば、定着金物を鉄筋に螺合して固定する際、鉄筋の挿入長さをベースの孔から突出したピンで確認することができるので、定着金物と鉄筋との螺合強度を引き抜けることのないレベルで得ることができる。
好ましくは、上記ピンは、両端が開口した筒形状をなし、上記螺合完了後に、上記ピンが上記ベースの孔に挿通された状態で、上記ピンの一端からグラウトを注入し、上記定着金物と上記鉄筋の隙間にグラウトを充填する。
上記方法によれば、鉄筋の挿入長さの確認に用いたピンをグラウトの注入口として使用することができる。鉄筋の挿入長さを確認しつつグラウト注入ができる。
好ましくは、上記螺合完了後に、上記ベースから突出した上記ピンを引き抜いて、上記孔からグラウトを注入し、上記定着金物と上記鉄筋の隙間にグラウトを充填する。
上記方法によれば、上記ベースの上記孔をグラウトの注入口として使用することができる。
本発明の他の態様は、鉄筋挿入長さ確認用ピンであって、上記方法で用いられる上記ピンにおいて、他端周壁にグラウトを通す切欠きが形成されている。
上記ピンによれば、上記切欠きはグラウトの流路となり、グラウトは確実に上記定着金物と上記鉄筋の隙間に充填される。
本発明の他の態様は、鉄筋挿入長さ確認用ピンであって、上記方法で用いられる上記ピンにおいて、外周から径方向、外方向に張り出す抜け止め用突部を有し、上記突部の径は、上記孔の径より大きい。
上記ピンによれば、上記突部により上記ピンが上記孔から抜け落ちることを防止できる。
本発明によれば、定着金物とねじ鉄筋との固定において、定着金物へのねじ鉄筋の挿入長さを確認できるので、定着金物がねじ鉄筋から引き抜けることのないレベルの螺合強度を得ることができる。ひいては、コンクリート内でのねじ鉄筋の定着強度を高めることができる。
本発明の第1実施形態を示す断面図であり、ねじ鉄筋の挿入長さが不足した状態を示す。 同断面図であり、ねじ鉄筋の挿入長さが満足した状態を示す。 第2実施形態に用いられているピンの縦断面図であり、定着金物の孔に挿入された状態を示す。 同実施形態を示す断面図であり、ねじ鉄筋の挿入長さが満足した状態を示す。 第3実施形態に用いられているピンの縦断面図であり、定着金物の孔に挿入された状態を示し、(A)は一方の端部に突部が形成されたピン、(B)は一方の端部に突部が形成され他方の端部にプレス部が形成されたピンをそれぞれ示す。 第3実施形態の変形例に用いられているピンの縦断面図であり、定着金物の孔に挿入された状態を示す。 従来の定着金物をねじ鉄筋の端部に装着した状態で示す断面図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1、図2は、この発明に係る定着金物を鉄筋に固定する方法の一例を示す。図1に示すように、この方法において、ねじ鉄筋20、定着金物10及びピン15が用意される。
ねじ鉄筋20の外周には、雄ねじ部21が形成されている。また、ねじ鉄筋20の外周には、径方向に対峙する2ケ所に雄ねじ部21が形成され、これら雄ねじ部21に挟まれるようにして、一対の平坦な面部が形成されてもよい。
定着金物10は鋳物からなり、図7に示す従来の定着金物100と同様に、筒部11と、この筒部11の一端に設けられたベース12とを備えている。
上記筒部11の外周は六角形状をなしており、スパナ等の治具が掛けられるようになっている。筒部11の内周には雌ねじ部11aが形成されている。上記ベース12は円板形状をなしており、筒部11と同心をなして一体に設けられている。ベース12は、筒部11から径方向,内方向に延びる部分が閉塞部13として提供され、筒部11から径方向,外方向に延びる部分が鍔部14として提供されている。閉塞部13の中央には、孔13aが形成されている。
筒部11の内部空間側の閉塞部13には、凹部31が形成されている。凹部31の径はねじ鉄筋20の雄ねじ部21の谷径より小さい。ねじ鉄筋20の端面が閉塞部13に突き当たっても、ねじ鉄筋20の端面と閉塞部13との間には隙間30が形成される。隙間30は、後述するようにグラウトの流路となるので、ねじ鉄筋20の雄ねじ部21と筒部11の雌ねじ部11aとの間のクリアランスと同程度以上にするのがよい。
上記構成の定着金物10は、ねじ鉄筋20の端部に取り付けられる。
ピン15は、円筒形状をなしており、ピン15の外周の形状及び大きさは、孔13aの内周の形状及び大きさに対応し、ピン15は孔13a内で軸方向に移動可能である。ピン15の軸方向長さDは、閉塞部13の厚みDより長い。筒部11の内部空間で、閉塞部13の端面から、定着金物10の引き抜け防止に必要な螺合強度が得られる位置までの距離をDとすると、ピン15の長さDは、閉塞部13の厚みDと距離Dとの和以下である。即ち、D、D及びDには、次の関係がある。
<D≦D+D・・・(1)
図1に示すように、定着金物10をねじ鉄筋20に固定するに際し、ピン15は、一端をベース12表面に合わせ、他端を筒部11の内部空間に突出させるようにして、ベース12の孔13a内に挿通される。
孔13aにピン15が挿通された定着金物10をねじ鉄筋20に固定するため、定着金物10の開口11bはねじ鉄筋20の端部に取り付けられる。上記定着金物10の筒部11をねじ鉄筋20の端部に螺合させ、治具を用いて定着金物10を締め付ける。図1は、定着金物10の引き抜け防止に必要な螺合強度が得られる深さまで、ねじ鉄筋が挿入されていない状態を示している。
定着金物10とねじ鉄筋20との必要な螺合強度が得られる深さまでねじ鉄筋20が筒部11内に挿入されると、筒部11の内部空間に突出したピン15の端部に、ねじ鉄筋20の端面が当たる。さらに定着金物10を締め付けると、図2に示すように、螺合された鉄筋20の端部が筒部11内でピン15を押すことにより、ピン15の一端は、閉塞部13の孔13aから定着金物10の外側に突出する。図2は、定着金物10の引き抜け防止に必要な螺合強度が得られる深さまで、ねじ鉄筋が挿入されている状態を示している。
ベース12表面からピン15の一端が突出していれば、必要な螺合強度が得られる深さまで、ねじ鉄筋20が定着金物10内に挿入されたことになる。突出したピン15により目視でねじ鉄筋20の挿入長さを確認することができる。
さらに、この突出したピン15の一端を定着金物10内に指で押して、ピン15の他端がねじ鉄筋20の端面に突き当たり移動しなければ、ねじ鉄筋20が、必要な螺合強度が得られる深さまで定着金物10内に挿入されたことの確認となる。即ち、ピン15の一端を触ってねじ鉄筋20の挿入長さの検証をすることができる。
本実施形態では、定着金物10からピン15が突出することで、ねじ鉄筋20の挿入長さを分かり易く確認することができる。突出したピン15を押し戻すことでその挿入長さの検証ができる。即ち、視覚による確認及び触覚による検証が可能であり、高い信頼性をもってねじ鉄筋20の挿入長さを知ることができる。
上記螺合状態で、ベース12から突出したピン15を孔13aから取り外して、定着金物10のベース12の孔13aから、グラウト(具体的にはセメントミルクやエポキシ樹脂等)を注入する。注入されたグラウトは、上記ねじ鉄筋20の端面と定着金物10の閉塞部13との間の隙間30を通る。隙間30から、ねじ鉄筋20の外周と定着金物10の筒部11の内周との間のクリアランスに至る経路が確保されているので、グラウトはこのクリアランスに確実に充填される。したがって、定着金物10とねじ鉄筋20との螺合強度がより向上する。
上記定着金物10をねじ鉄筋20に取り付けた状態で、コンクリートが打設される。定着金物10の鍔部14が、ねじ鉄筋20の軸方向の引っ張り力に対する抵抗となるので、ねじ鉄筋20のコンクリートへの良好な定着が可能となる。定着金物10とねじ鉄筋20とは引き抜け防止に必要な螺合強度で固定されているので、ねじ鉄筋20が引っ張られても定着金物10が引き抜けることはない。また、上述したように定着金物10とねじ鉄筋20の連結がグラウトにより強固となるので、ねじ鉄筋20のコンクリートへの定着強度をさらに向上させることができる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。これら実施形態において、第1実施形態に対応する構成部には、図中同番号を付してその詳細な説明を省略する。図3,図4に示す第2実施形態では、ピンを、鉄筋の挿入長さの確認に使用するとともにグラウトの注入口として使用するものである。図3に示すように、ピン15は、筒形状で両端に開口50、51を有している。また、ピン15の端部の周壁に切欠き52が形成されている。
本実施形態では定着金物10を鉄筋20に固定するに際し、ピン15をベース12の孔13a内に挿通する時に、ピン15の一端をベース12表面に合わせ、切欠き52が形成された他端を筒部11の内部空間に突出させる。
上述したように、必要な螺合強度が得られる深さ以上に、ねじ鉄筋20が定着金物10内に挿入されると、図4に示すように、ベース12表面からピン15の一端が突出する。定着金物10とねじ鉄筋20の螺合が完了した状態で、この突出したピン15の開口50からグラウトを注入する。注入されたグラウトは、ピン15の内部を通り、切欠き52及び開口51から閉塞部13とねじ鉄筋20との間の隙間30を通り、ねじ鉄筋20の外周と定着金物10の筒部11の内周との間のクリアランスに充填される。
本実施形態では、ねじ鉄筋20の挿入長さの確認に使用したピン15を抜かないで、ピン15を注入口として使用するので、ねじ鉄筋20が、必要な螺合強度が得られる深さまで定着金物10内に挿入されていることを目視確認しつつ、グラウトを注入することができる。
ピン15の開口51のみならず切欠き52がグラウトの流路となるので、グラウトをねじ鉄筋20の外周と定着金物10の筒部11の内周との間のクリアランスに確実に充填することができる。
次に、第3実施形態について説明する。図5に示す第3実施形態では、ピンに抜け落ち防止用の突部を設けたものである。図5(A)に示すように、ピン15は、筒形状で両端に開口50、51を有している。ピン15の一方の端部の周壁に切欠き52が形成されている。また、ピン15の一方の端部に、その外周から径方向、外方向に張り出す突部53が形成されている。突部53の径Dは、孔13aの径Dより大きい。
本実施形態では定着金物10をねじ鉄筋20に固定するに際し、ピン15を孔13a内に挿通する時に、突部53が形成されていないピン15の一端を、筒部11の内部空間から孔13a内に挿通し、ベース12表面に合わせる。
ピン15が定着金物10の外方向に移動しても、突部53が閉塞部13の凹部31に当たり、ピン15が定着金物10の外側(筒部11の内部空間の反対側)に抜け落ちることを防止できる。
また、図5(B)に示すように、ピン15を可塑性を有する金属又は樹脂等の材料から形成するとともに、ピン15の突部53と定着金物10の凹部31との間にコイルばね16を設けてもよい。このピン15を孔13a内に挿通する時に、突部53が形成されていないピン15の一端をコイルばね16に挿通するとともに、筒部11の内部空間から孔13a内に挿通し、ベース12表面から僅かに突出させる。この突出したピン15の一端を軽く押し潰すことにより、プレス部54を形成してもよい。プレス部54の幅Dは、孔13aの径Dより大きい。ピン15が筒部11の内部空間側に移動しても、プレス部54が閉塞部13に当たり、ピン15の移動が阻止される。したがって、ピン15が、定着金物10の外側だけでなく筒部11の内部空間側にも抜け落ちることがない。
コイルばね16は、その一端が凹部31に突き当たる一方、他端が突部53に突き当たっており、ピン15を筒部11の内部空間方向に付勢している。ねじ鉄筋20の螺合に伴いピン15が定着金物10の外方向に押し出されるが、ピン15が同方向にさらに移動してもコイルばね16の付勢力により元の位置に押し戻される。したがって、突出したピン15を指で押してねじ鉄筋20の挿入長さを検証することなく、突出したピン15の目視のみで、挿入長さを確認することができる。
上述したように、定着金物10とねじ鉄筋20の螺合完了後、開口50からグラウトが注入される。
本実施形態では、ねじ鉄筋20の挿入長さを目視確認しつつグラウトをその流路を確保して確実に注入することができ、しかもピン15が定着金物10から抜け落ちることもない。
本発明は、上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用することができる。
第2実施形態で中空のピン15をグラウト注入口として使用したが、ねじ鉄筋20の挿入長さ確認後に、ピン15を孔13aから取り外して、ベース12の孔13aからグラウトを注入してもよい。
第3実施形態で突部53をピン15の端部に形成したが、図6に示すように、端部から距離を置いた外周、例えば、切欠き52の頂点付近から径方向、外方向に張り出させて突部53を形成してもよい。
切欠き53は複数形成してもよい。複数形成された切欠きをピン15の周壁に放射状に配置すれば、グラウトをむらなく充填することができる。
鉄筋としてねじ鉄筋20を用いたが、ねじ鉄筋20でなくてもよい。
本発明は、ねじ鉄筋をコンクリートに定着させるために用いることができる。
10 定着金物
11 筒部
12 ベース
13 閉塞部
13a 孔
14 鍔部
15 ピン
16 コイルばね16
20 ねじ鉄筋
30 ねじ鉄筋と閉塞部との間の隙間
31 凹部
50、51 開口
52 切欠き
53 突部
54 プレス部

Claims (5)

  1. 鉄筋の端部が螺合される筒部と、上記筒部の一端を塞ぐとともに上記筒部の内部空間に連なる孔を有するベースと、上記筒部の外周から径方向、外方向に張り出す鍔部と、を備え、上記ベースの上記内部空間側に凹部が形成された定着金物を、鉄筋に螺合して固定する方法であって、
    上記ベースの厚み以上の長さのピンを用意し、
    このピンを上記孔内に、上記孔の軸方向に移動可能に挿通した状態で、上記筒部を鉄筋に螺合し、
    螺合された鉄筋の端部が上記筒部内で上記ピンを押すことにより、上記ピンを上記ベースから突出させ、鉄筋の挿入長さを目視確認可能にし、
    上記鉄筋の端部が上記ベースに突き当たったときに、上記鉄筋の端部と上記ベースとの間には上記凹部により隙間が形成され、上記孔から上記隙間を通って上記定着金物と上記鉄筋との隙間に至る経路が確保されることを特徴とする定着金物を鉄筋に固定する方法。
  2. 鉄筋の端部が螺合される筒部と、上記筒部の一端を塞ぐとともに上記筒部の内部空間に連なる孔を有するベースと、上記筒部の外周から径方向、外方向に張り出す鍔部と、を備えた定着金物を、鉄筋に螺合して固定する方法であって、
    端が開口した筒形状をなす、上記ベースの厚み以上の長さのピンを用意し、
    このピンを上記孔内に、上記孔の軸方向に移動可能に挿通した状態で、上記筒部を鉄筋に螺合し、
    螺合された鉄筋の端部が上記筒部内で上記ピンを押すことにより、上記ピンを上記ベースから突出させ、鉄筋の挿入長さを目視確認可能にし、
    上記螺合完了後に、上記ピンが上記ベースの孔に挿通された状態で、上記ピンの一端からグラウトを注入し、上記定着金物と上記鉄筋の隙間にグラウトを充填することを特徴とする定着金物を鉄筋に固定する方法。
  3. 鉄筋の端部が螺合される筒部と、上記筒部の一端を塞ぐとともに上記筒部の内部空間に連なる孔を有するベースと、上記筒部の外周から径方向、外方向に張り出す鍔部と、を備えた定着金物を、鉄筋に螺合して固定する方法であって、
    上記ベースの厚み以上の長さのピンを用意し、
    このピンを上記孔内に、上記孔の軸方向に移動可能に挿通した状態で、上記筒部を鉄筋に螺合し、
    螺合された鉄筋の端部が上記筒部内で上記ピンを押すことにより、上記ピンを上記ベースから突出させ、鉄筋の挿入長さを目視確認可能にし、
    上記螺合完了後に、上記ベースから突出した上記ピンを引き抜いて、上記孔からグラウトを注入し、上記定着金物と上記鉄筋の隙間にグラウトを充填することを特徴とする定着金物を鉄筋に固定する方法。
  4. 請求項2に記載の方法で用いられる上記ピンにおいて、
    他端周壁にグラウトを通す切欠きが形成されていることを特徴とする鉄筋挿入長さ確認用ピン。
  5. 請求項2に記載の方法で用いられる上記ピンにおいて、
    外周から径方向、外方向に張り出す抜け止め用突部を有し、上記突部の径は、上記孔の径より大きいことを特徴とする鉄筋挿入長さ確認用ピン。
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