JP2007132818A - 車両用指針計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体感豊かな見映えを得つつ外来光が入射しても運転者を眩惑することのない車両用指針計器を提供する。
【解決手段】目盛リング3の表面3dに拡散反射部であり多数の微小な凹凸からなるシボ面3eを形成している。目盛リング3に入射した太陽光は、シボ面3eで拡散反射されて運転者の眼に到達するこの反射光の光量は極わずかとなる。したがって、文字盤2の文字2aと目盛リング3の目盛3aとにより立体感豊かな計器の見映えを得つつ外来光が入射しても運転者を眩惑することのないコンビネーションメータ1を提供することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車等に採用するに適した車両用指針計器に関するものである。
近年、自動車に装備される車両用指針計器において、見映えのある斬新な視認性を確保するために様々な方法が採られている。たとえば、透光性材料から成り凹部を備える導光体を文字盤上に配置するとともに、光源からの光を導光体内に導き凹部で反射この反射光を計器の目盛として視認させる構成のものがある(特許文献1参照)。
このような構成により、目盛表示に立体感を持たせて斬新な見映えを得ようとするものである。
特開2003−302262号公報
しかしながら、上述の従来の車両用指針計器においては、導光体が文字盤上、すなわち文字盤の前面側に配置されるため、車両用指針計器に入射した外来光、たとえば太陽光が導光体の表面で反射し、この反射光が場合によっては運転者の眼に入射して運転者が眩惑されるという問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、立体感豊かな見映えを得つつ外来光が入射しても運転者を眩惑することのない車両用指針計器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用指針計器は、文字盤と、文字盤の裏面側に配設されて指針軸を有する回動内機と、文字盤の表面に沿い回動するように指針軸の先端部に支持される指針とを備えた車両用指針計器において、文字盤上に設けられ光を透過する材料から成る導光体と、導光体に光を入射する光源とを備え、導光体は光源から発した光を運転者が視認可能に反射する反射部を備え、導光体の表面に拡散反射部を形成したことを特徴としている。
上述の構成によれば、車両用指針計器の文字盤に外来光、たとえば太陽光が入射した場合、詳しくは文字盤上に配置された導光体に入射した場合、この光は導光体表面の拡散反射部で拡散反射されるため、運転者の眼に到達する外来光の反射光の光量は極わずかとなる。これにより、文字盤の表示と文字盤上の導光体の反射部による発光表示とにより立体感豊かな見映えを得つつ外来光が入射しても運転者を眩惑することのない車両用指針計器を提供することができる。
本発明の請求項2に記載の車両用指針計器は、拡散反射部は多数の微小な凹凸を備えることを特徴としている。
上述の構成において、多数の微小な凹凸を備える拡散反射部としてたとえばシボ面がある。ところで、導光体は一般的には樹脂材料を型成形して作られるが、導光体を作る型に予め多数の微小な凹凸を設ければ、容易に導光体表面にシボ面、つまり拡散反射部を設けることができる。
本発明の請求項3に記載の車両用指針計器は、凹凸の高低差を光源から遠ざかるに連れて大きく設定したことを特徴としている。
光源から発せられた光は導光体に入射し導光体内を進行しながら反射部で反射して導光体表面に設けられた拡散反射部としての微小な凹凸、つまりシボ面を通過して運転者に向かって進む。
導光体内を進行する光源からの光は、導光体の各部で反射する際に一部が出射する等によって光量が徐々に減少する。このため、光源に近い反射部の発光輝度は高く、光源から遠い反射部の発光輝度は低くなる。つまり、導光体が備える複数の反射部の明るさが一様でなくなる。
一方、拡散反射部としての多数の微小な凹凸、たとえばシボ面において、その光透過率はシボ面を構成する凹凸の高低差、言い換えると視認方向における凹部の深さによって変わり、高低差が大きいほど光透過率が高くなる。
したがって、本発明の請求項3に記載の車両用指針計器においては、導光体表面の光透過率が光源から遠ざかるに連れて大きくなっており、一方、反射部の発光輝度は光源から遠ざかるに連れて低くなっている。その結果、導光体表面のシボ面を通過する各反射部からの光量は一様となり、各反射部の明るさは一様に視認されるので、車両用指針計器の見映えを良好なものにすることができる。
本発明の請求項4に記載の車両用指針計器は、凹凸のピッチを光源から遠ざかるに連れて大きく設定したことを特徴としている。
拡散反射部としての多数の微小な凹凸、たとえばシボ面において、その光透過率はシボ面を構成する凹凸のピッチ、言い換えると凹凸の占有率によっても変わり、凹凸のピッチが大きい、言い換えると凹凸の占有率が低いほど光透過率が高くなる。
したがって、本発明の請求項4に記載の車両用指針計器においても、本発明の請求項3に記載の車両用指針計器の場合と同様に、導光体表面のシボ面を通過する各反射部からの光量は一様となり、各反射部の明るさを一様に視認させて、車両用指針計器の見映えを良好なものにすることができる。
請求項5に記載の車両用指針計器は、反射部は計器の表示意匠の一部を構成することを特徴としている。
このような構成によれば、導光体の反射部を計器の表示意匠の一部、たとえば目盛とすることにより、車両用指針計器の見映えを立体感豊かなものとしつつ外来光が入射しても運転者を眩惑することのない車両用指針計器を提供することができる。
本発明の請求項6に記載の車両用指針計器は、導光体の外形形状を計器の表示意匠の配列に沿うような形状とすることを特徴としている。
このような構成によれば、導光体と計器の表示意匠との一体感を強調して、車両用計器の見映えを斬新なものとすることができる。
以下、本発明による車両用指針計器を自動車用コンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
図2は、図1中のII−II線断面図である。
図3は、図1中のIII−III線断面図である。
図4は、図3中のIV部拡大図である。
図5は、本発明の一実施形態による車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の目盛板3のシボ面3bを構成する凹凸の高低差Hと光源である発光ダイオードからの距離Dとの関係を示すグラフである。
図6は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。
コンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方の運転者から視認可能な位置に配設され、図1に示すように、当該自動車の走行速度を表示するスピードメータSを備えると共に、図示しない他の計器や各種インジケータ等を備えている。運転席は、図2においてコンビネーションメータ1の左側にあり、コンビネーションメータ1は、図2において左側から視認される。
文字盤2は、図2に示すように、透光性材質からなる薄板、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等の薄板から形成されている。文字盤2は、図2に示すように、スピードメータSの表示意匠である文字2aを複数個備えている。複数個の文字2aは、共通の円弧に沿って、詳しくは後述する指針7の回転中心を中心とする円弧に沿って配列されている。文字2aは、文字盤2の表面あるいは裏面に印刷あるいはホットスタンプを施して形成されている。すなわち、文字2aを無色透明のままとする、あるいは文字2aに透光性着色層を施すとともに、文字2aの周囲部分である背景部に遮光性着色層を施している。本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、文字2a部を透光性橙色に着色するとともに、背景部を遮光性白色に着色している。なお、文字2aの輪郭部には、遮光性黒色着色層による細幅の縁取り(図示せず)を設けている。
文字盤2は、図2に示すように、その中央部に、後述するムーブメント8のシャフト8aあるいは指針7のボス部7aを挿通させるための貫通孔2bを備えている。
文字盤2の裏側(図2において右側)には、図2に示すように、文字盤2の文字2aを透過照明する光源である発光ダイオード5が配置されている。発光ダイオード5は、発光色が白色の白色発光ダイオードが用いられている。
導光体である目盛リング3は、透光性材質、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等により、図1に示すように、略C字状を成す板状に形成され、文字盤2の前面側(図2において左側)に密着配置されている。目盛リング3は、文字盤2の各文字2aの配列に沿うような形状、すなわち各文字2aの配列が成す円弧と同心上の扇形状に形成されている。目盛リング3の裏面3c(図2において右側の面)には、図2に示すように凹部が設けられ、その壁面が反射部であると同時にスピードメータSの表示意匠である目盛3aを形成している。目盛リング3の一端側は、図3に示すように折れ曲がり、文字盤2の貫通孔2cを介して文字盤2の裏側に延出している。そして、図3に示すように、目盛リング3のこの端面3bに対向して、光源である発光ダイオード4が、その光を目盛リング3の端面3bに入射可能に配置されている。目盛リング3内に入射した発光ダイオード4が発する光が目盛3aで反射し、この反射光が運転者によりスピードメータSの目盛として視認される。すなわち、目盛リング3の目盛3aを発光表示させるための発光ダイオード4は、目盛リング3の一端側にのみ配置されている。このため、目盛3aは、図3に示すように、目盛リング3の発光ダイオード4側端部に向かって傾斜する斜面として形成されている。これにより、その面全体に発光ダイオード4からの光を入射させて、目盛3a全体を発光表示することができる。本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、発光ダイオード4として発光色が青色の青色発光ダイオードを用いているので、目盛3aは、青色で発光表示される。
目盛リング3aの表面3dには、拡散反射部であり多数の微小な凹凸からなるシボ面3eが形成されている。シボ面3eは、目盛リング3の樹脂成型時にその型に形成された凹凸を目盛リング3に転写して形成される。型への凹凸形成は、たとえば、エッチングあるいはサンドブラスト等により行われる。シボ面3eを構成する凹凸の高低差、つまり、図4中に示す高低差Dは、図5に示すグラフのように、発光ダイオード4から遠ざかるに連れて大きくなるように設定されている。
文字盤2の裏側(図2において右側)には、図2に示すように、指針7を回転させるための回動内機であるムーブメント8が実装されている。ムーブメント8は、たとえば交差コイル式アクチュエータあるいはステッピングモータ等が用いられている。ムーブメント8は、外部から電圧を印加されるとトルクを発生しシャフト8aを回転させる。シャフト8aの先端には、指針7が固定されている。このシャフト8aあるいは指針7のボス部7aは、文字盤2の貫通孔2bを挿通して文字盤2の前面側に延出している。
指針7は、透光性材料、たとえば無色透明のポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂等から形成され、図2に示すように、文字盤2の表面に沿って配置されている。指針7は、ムーブメント8が駆動されてシャフト8aが回動すると、シャフト8aと一体的に回動する。指針7の裏面7aは、印刷あるいはホットスタンプ等により着色(たとえば赤色)されている。また、プリント基板6には、図2に示すように、指針7を照明するための発光ダイオード9が実装されている。発光ダイオード9が発する光は、図2中の矢印で示すように進行して、文字盤2の貫通孔2bを通過して指針7に入射する。指針7に入射した発光ダイオード9から発せられた光は、図2中の矢印で示すように進行して、指針7の反射面7cで指針7の先端方向に向けて反射され、さらにこの反射光が裏面7aで運転者の視認方向に反射される。これにより、指針7は、赤色で発光表示される。
文字盤2の裏側(図2において右側)には、図2に示すように、コンビネーションメータ1の電気回路部を形成しているプリント基板6が配置されている。プリント基板6は、たとえばガラスエポキシ基盤等からなり、各発光ダイオード4、5、9、指針7を回転させるムーブメント8が実装されている。さらに、プリント基板6には、各発光ダイオード4、5、9の点灯・消灯制御、ムーブメント8の駆動制御を行うコントローラ15が実装されている。コントローラ15は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成されている。
文字盤2とプリント基板6との間には、図2に示すように、遮光筒部11aおよび反射部11bが配置されている。遮光筒部11aは略円筒状に形成されて発光ダイオード9を覆うように配置され、発光ダイオード9が発する光が指針7以外の方向に漏れることを防止している。反射部11bは、発光ダイオード4が発する光を文字盤2に向けて反射して発光ダイオード4が発する光を文字2a照明に有効に利用しようとするものである。遮光筒部11aおよび反射部11bは、後述するケーシング11と一体的に設けられている。
以上説明した、文字盤2、目盛リング3およびプリント基板6等は、ケーシング11内に収容・固定されている。ケーシング11は、たとえば樹脂材料等から形成されている。
文字盤2の前面側(図2において右側)には、略枠状の見返し板12が装着されている。見返し板12は、たとえば樹脂材料から形成されている。見返し板12の視認者側端部には、図2に示すように、透明カバー13が装着されている。透明カバー13は、透明な樹脂あるいはガラス等の薄板から形成されている。見返し板12をおよび透明カバー13は、コンビネーションメータ1の見映えを整えるとともに、コンビネーションメータ1内部への埃、水分の侵入を防止している。
一方、ケーシング11の背後には、図2に示すように、ロアカバー14が装着されている。ロアカバー14は、たとえば樹脂材料から形成されている。
次に、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図6に基づいて説明する。
図6に示すように、コントローラ15には、バッテリ17から電力が常時供給されている。また、コントローラ15は、イグニッションスイッチ16が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。
コントローラ15には、図6に示すように、各発光ダイオード4、5、9およびムーブメント8が接続されている。
コントローラ15には、図3に示すように、自動車の走行速度を検出するための速度センサ18が検出信号を入力可能に接続されている。速度センサ18は、たとえば、電磁ピックアップ型等が用いられており、自動車の変速機の出力軸であるプロペラシャフトの回転数を検出している。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ16がON状態に切り替えられると、コントローラ15はそれを検知して、コンビネーションメータ1の作動を開始する。すなわち、発光ダイオード4、5、9を点灯させる。同時に、回転センサ18からの検出信号に基づいて自動車の走行速度を算出し、算出した走行速度を指針7が文字盤2上に指示するようにムーブメント8を駆動する。これにより、文字盤2上で、文字2aが橙色で、目盛3aが青色で、指針7が赤色でそれぞれ発光表示されるとともに、指針7がムーブメント8により回動されて自動車の走行転速度を指示する。
運転者の操作によりイグニッションスイッチ16がOFF状態に切り替えられると、コントローラ15はそれを検知して、コンビネーションメータ1の作動を停止する。すなわち、発光ダイオード4、5、9を消灯させる。同時に、指針7が文字盤2上において速度0mph(mile per hour)を指示するようムーブメント8を駆動する。あるいは、ムーブメント8への通電を停止する。ムーブメント8への通電を停止した場合は、ムーブメント8のシャフト8aは、リターンスプリング(図示せず)の弾性力等により指針7が0mphを指示する位置まで回転する。
次に、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の特徴である目盛リング3の構成およびその作用効果、特に視認性におよぼす効果について説明する。
本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、目盛リング3の表面3dに拡散反射部であり多数の微小な凹凸からなるシボ面3eを形成している。さらに、シボ面3eを構成する凹凸の高低差、つまり、図4中に示す高低差Dを、図5に示すグラフのように、発光ダイオード4から遠ざかるに連れて大きくなるように設定している。
このような構成においては、コンビネーションメータ1に外来光、たとえば太陽光が入射した場合、目盛リング3に入射した太陽光は、シボ面3eで拡散反射されるため、運転者の眼に到達するこの反射光の光量は極わずかとなる。これにより、文字盤2の文字2aと目盛リング3の目盛3aとにより立体感豊かな計器の見映えを得つつ外来光が入射しても運転者を眩惑することのないコンビネーションメータ1を提供することができる。
また、目盛リング3の各目盛3aにおける反射光の光量、つまり発光輝度は、光源である発光ダイオード4に近いものほど高く、発光ダイオード4から遠ざかるに連れて低くなっている。これに対して、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1においては、シボ面3eを構成する凹凸の高低差、つまり、図4中に示す高低差Dを、図5に示すグラフのように、発光ダイオード4から遠ざかるに連れて大きくなるように設定している。このため、シボ面3eにおける光透過率は、光源である発光ダイオード4に近い部分では低く、発光ダイオード4から遠ざかるに連れて高くなっている。すなわち、目盛リング3において、目盛3aの発光輝度が高い部分ではシボ面3eの光透過率が低く、目盛3aの発光輝度が低い部分ではシボ面3eの光透過率が高くなっている。したがって、シボ面3aから出射する目盛3aからの反射光光量、つまり視認される目盛3aの発光輝度を全ての目盛3aにおいてほぼ一様とすることができる。これにより、スピードメータSの見映えを良好なものにできる。
ところで、目盛リング3内を進行する発光ダイオード4からの光の一部は、目盛3aに入射せず、直接シボ面3eを透過して目盛リング3の外へ出射する。これにより、目盛3aが青色で明るく発光表示されると同時に、その周囲の部分も目盛3aよりは低い輝度で青色で薄明るく照明される。これにより、スピードメータSの見映えを斬新なものにすることができる。
図7に、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の変形例の部分拡大正面図を示す。
この変形例においては、文字盤2にも、図7に示すように、目盛2dを形成している。すなわち、文字盤2に、文字2aと同様に、透光性橙色着色層を設けて目盛2dを形成するとともに、目盛2dの輪郭部に遮光性黒色着色層による細幅の縁取り(図示せず)を設けている。文字盤2の目盛2dは、目盛リング3に形成された目盛3aに対して、図7に示すような位置関係となるように形成されている。
この変形例においては、橙色の目盛2dと青色の目盛3aが重なって視認され、また、運転者の姿勢の変化に伴って、運転者から目盛リング3への視線が動くと目盛2dと目盛3aとの重なり度合いが変化して視認される。これにより、スピードメータSの見映えをより斬新なものにすることができる。
なお、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、拡散反射部であるシボ面3eを構成する凹凸の高低差Dを、発光ダイオード4から遠ざかるに連れて大きくなるように設定しているが、高低差Dは一定として、凹凸のピッチ、つまり間隔を発光ダイオード4から遠ざかるに連れて大きくなるように設定してもよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、拡散反射部としてシボ面3eを形成しているが、これに限定する必要はなく、他の種類の拡散反射部、たとえば網点印刷層等を設けてもよい。網点印刷層を設ける場合は、発光ダイオード4に近い部分ほど網点の密度を高め、発行から遠ざかるに連れて網点の密度が低くなるようにすれば、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の場合と同様に、目盛3aの発光輝度を一様にすることができる。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、目盛3a発光表示用の発光ダイオード4を、目盛リング3の一方の端部にのみ配置しているが、発光ダイオード4を目盛リング3の両端に配置してもよい。この場合は、目盛3aを形成する反射面を、図8および図9に示すように、各発光ダイオード4に対向する2つの反射面を隣接させて形成すればよい。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、発光ダイオード4として青色発光ダイオードを用いているが、他の発光色の発光ダイオードを用いてもよい。この場合、目盛3aは、使用する発光ダイオード4の発光色で発光表示される。
また、以上説明した、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1では、文字盤2の文字2aを橙色、周囲部分を白色としているが、この組み合わせに限る必要はなく、文字2aおよび周囲部分の少なくとも一方を他の色に置き換えてもよい。
また、以上説明した実施形態はコンビネーションメータ1のスピードメータSを例に説明してきたが、スピードメータSに限る必要は無く、他の種類の計器、たとえば、当該自動車のエンジン回転速度を指示するタコメータ、燃料タンク内の残存燃料量を指示する燃料計、エンジン冷却水温度を指示する水温計等に適用してもよい。また、一つのコンビネーションメータ1内に計器を複数個備えてもよい。
本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の部分正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII−III線断面図である。 図3中のIV部拡大図である。 本発明の一実施形態による車両用指針計器であるコンビネーションメータ1の目盛板3のシボ面3bを構成する凹凸の高低差Hと光源である発光ダイオードからの距離Dとの関係を示すグラフである。 本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する模式図である。 本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の変形例における部分拡大正面図である。 本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の他の変形例における目盛リング3の部分拡大正面図である。 図8中のIX−IX線断面図である。
符号の説明
1 コンビネーションメータ(車両用指針計器)
2 文字盤
2a 文字(表示意匠)
2b 貫通孔
2c 貫通孔
2d 目盛
3 目盛板(導光体)
3a 目盛(反射部)
3b 端面
3c 裏面
3d 表面
3e シボ面(拡散反射部、凹凸)
4 発光ダイオード(光源)
5 発光ダイオード
6 プリント基板
7 指針
7a ボス部
7b 裏面
7c 反射面
8 ムーブメント(回動内機)
8a シャフト
9 発光ダイオード
10 遮光キャップ
11 ケーシング
11a 遮光筒部
11b 反射部
11c 貫通孔
12 見返し板
13 透明カバー
14 ロアカバー
15 コントローラ
16 イグニッションスイッチ
17 バッテリ
18 速度センサ
D 距離
H 高低差
S スピードメータ

Claims (6)

  1. 文字盤と、
    前記文字盤の裏面側に配設されて指針軸を有する回動内機と、
    前記文字盤の表面に沿い回動するように前記指針軸の先端部に支持される指針とを備えた車両用指針計器において、
    前記文字盤上に設けられ光を透過する材料から成る導光体と、
    前記導光体に光を入射する光源とを備え、
    前記導光体は前記光源から発した光を運転者が視認可能に反射する反射部を備え、
    前記導光体の表面に拡散反射部を形成したことを特徴とする車両用指針計器。
  2. 前記拡散反射部は多数の微小な凹凸を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用指針計器。
  3. 前記凹凸の高低差を前記光源から遠ざかるに連れて大きく設定したことを特徴とする請求項2に記載の車両用指針計器。
  4. 前記凹凸のピッチを前記光源から遠ざかるに連れて大きく設定したことを特徴とする請求項2に記載の車両用指針計器。
  5. 前記反射部は計器の表示意匠の一部を構成することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両用指針計器。
  6. 前記導光体は前記表示意匠の配列に沿うような形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の車両用指針計器。
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