JP6349394B2 - スライドファスナー用スライダー - Google Patents

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Description

本発明は、スライドファスナー用スライダーに関する。
従来のスライドファスナー用スライダーとしては、スライダー胴体と、スライダー胴体の上翼板の上面に形成される引手取付部に取り付けられる引手と、を備え、引手取付部が、スライダー胴体の幅方向に沿った門型形状に形成されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
日本国特開2009−056076号公報
ところで、上記特許文献1に記載のスライドファスナー用スライダーでは、引手取付部に紐状部材を有する引手を取り付ける場合、引手取付部が門型形状であるため、引手取付部内に引手の紐状部材を挿入し難く、引手取付部への引手の取り付けが困難であった。また、引手取付部が幅の小さい門型形状であるため、引手取付部の強度が低かった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、引手を引手取付部に容易に取り付けることができ、また、引手取付部の強度を向上することができるスライドファスナー用スライダーを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)上翼板と下翼板とが案内柱により前端側で連結されたスライダー胴体と、上翼板に形成される引手取付部に取り付けられる引手と、を備えるスライドファスナー用スライダーであって、引手取付部は、上翼板の上面に突設される左右一対の第1部材と、左右一対の第1部材間を連結する第2部材と、を有し、第1部材は、基部と、基部から前方及び後方の少なくとも一方に向けて延設される壁部と、を有し、基部は、第1部材において、第1部材と第2部材が連結する部分から、第2部材の前後方向幅と同じ寸法で左右方向及び上下方向に延設された部分であり、引手が紐状部材を有し、左右一対の第1部材、第2部材、及び上翼板の上面により、引手の紐状部材を挿入するための引手挿通路が前後方向に沿って形成され、その紐状部材は、引手挿通路内に前方又は後方から挿入され、引手取付部に取り付けられることを特徴とするスライドファスナー用スライダー。
(2)壁部は、基部から前方及び後方の両方に向けて延設されることを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー用スライダー。
(3)左右一対の第1部材の互いに対向する側面が傾斜面にそれぞれ形成され、左右の傾斜面の上端部間の間隔が、左右の傾斜面の下端部間の間隔よりも大きく設定されることを特徴とする(1)又は(2)に記載のスライドファスナー用スライダー。
(4)第2部材は、第1部材の左右方向幅が最大となる位置に配置されることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(5)第1部材の上面は、第1部材の上下方向幅が前端側及び後端側に向かって漸減するように形成され、第2部材は、第1部材の上下方向幅が最大となる位置に配置されることを特徴とする(2)〜(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
(6)第2部材に凹部が形成されることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つに記載のスライドファスナー用スライダー。
本発明によれば、引手取付部は、上翼板の上面に突設される左右一対の第1部材と、左右一対の第1部材間を連結する第2部材と、を有し、第1部材は、基部と、基部から前方及び後方の少なくとも一方に向けて延設される壁部と、を有し、基部は、第1部材において、第1部材と第2部材が連結する部分から、第2部材の前後方向幅と同じ寸法で左右方向及び上下方向に延設された部分であり、引手が紐状部材を有し、左右一対の第1部材、第2部材、及び上翼板の上面により、引手の紐状部材を挿入するための引手挿通路が前後方向に沿って形成され、その紐状部材は、引手挿通路内に前方又は後方から挿入され、引手取付部に取り付けられる。このため、引手を引手取付部に取り付ける際に、引手の紐状部材が左右の第1部材の壁部により案内されるので、引手の紐状部材を引手取付部内に容易に挿入することができ、引手を引手取付部に容易に取り付けることができる。また、第1部材が壁部を有するため、引手取付部の強度を向上することができる。なお、引手取付部の強度とは、引手を操作する際の引張強度や、金属で形成したスライダー胴体に対してバレル研磨を施す場合などに引手取付部が破壊されるのを防ぐ強度である。
本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第1実施形態が使用されたスライドファスナーを説明する表面図である。 図1に示すスライダーの斜視図である。 図2に示すスライダーの上面図である。 図3のA−A線断面図である。 図2に示すスライダーの後面図である。 本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第2実施形態を説明する斜視図である。 図6に示すスライダーの上面図である。 図7のB−B線断面図である。 本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第3実施形態を説明する斜視図である。 図9のC−C線断面図である。 図10に示す引手を前方に移動した状態の図10に対応する断面図である。 図10のD−D線断面図である。 本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第4実施形態を説明する斜視図である。 図13のE−E線断面図である。 図14のF−F線断面図である。
以下、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの各実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明において、スライダーに関しては、上側とは図3の紙面に対して手前側、下側とは図3の紙面に対して奥側、前側とは図3の紙面に対して上側、後側とは図3の紙面に対して下側、右側とは図3の紙面に対して右側、左側とは図3の紙面に対して左側とする。また、左右方向は幅方向とも言う。より詳細には、スライダーにおいてファスナーエレメントが分離して出てくる側を前側、ファスナーエレメントが噛合して出てくる側を後側とし、スライダーの摺動方向を前後方向(長さ方向)、前後方向と直交且つファスナーテープと平行な方向を左右方向(幅方向)、前後方向及び左右方向に直交する方向を上下方向とする。
(第1実施形態)
まず、図1〜図8を参照して、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの第1実施形態について説明する。
まず、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10(以下、単に「スライダー10」とも言う)が採用されたスライドファスナーSFについて説明する。このスライドファスナーSFは、図1に示すように、左右一対のファスナーテープFTと、左右のファスナーテープFTの対向するテープ側縁部に取り付けられる左右一対のファスナーエレメント列ELと、左右のファスナーエレメント列ELを噛合・分離させる本実施形態のスライダー10と、を備える。
本実施形態のスライダー10は、自動停止機能のない自由スライダーであって、図1に示すように、スライダー胴体20と、スライダー胴体20に取り付けられる引手11と、を備える。
引手11は、図1に示すように、略中央で折り返されてループ状になっている紐状部材12と、紐状部材12の揃えられた両端に形成される把持部13と、を備える。本実施形態の紐状部材12は丸紐である。把持部13は、例えば、合成樹脂の射出成形により形成されている。なお、把持部13はなくてもよく、その場合、紐状部材12の揃えられた両端は縛られるものとする。
スライダー胴体20は、図2〜図5に示すように、上下方向に離間して並行に配置される上翼板21及び下翼板22と、上翼板21及び下翼板22を前端部において連結する案内柱23と、下翼板22の左右両側縁に沿って上方に向けて突設されるフランジ24と、を備える。これにより、スライダー胴体20の前部には案内柱23により分離された左右の肩口25が形成され、スライダー胴体20の後部には後口26が形成される。そして、上翼板21と下翼板22との間には、左右の肩口25と後口26とを連通する略Y字状のエレメント案内路27が形成され、このエレメント案内路27は、不図示のファスナーエレメント列を挿通させる通路を構成する。また、スライダー胴体20は、合成樹脂製又は金属製である。
そして、図1及び図2に示すように、スライダー胴体20の上翼板21の上面には、引手11を取り付けるための引手取付部30が形成されている。
引手取付部30は、図2〜図5に示すように、上翼板21の上面に突設される左右一対の縦材(第1部材)31L,31Rと、左右の縦材31L,31Rの上端部間を左右方向に連結する横材(第2部材)32と、を有する。そして、上翼板21の上面と左右の縦材31L,31Rにより、引手11の紐状部材12を挿通させるための引手挿通路28が形成される。
縦材31L,31Rは、横材32により連結される基部33と、基部33から前方及び後方の両方に向けて延設される壁部34と、を有する。なお、図3及び図4中の一点鎖線は、基部33と前方の壁部34との境界線、及び基部33と後方の壁部34との境界線である。そして、横材32の前後方向幅L2は、縦材31L,31Rの前後方向幅L1に比べて小さく形成される。また、基部33は、縦材31L,31Rにおいて、縦材31L,31Rと横材32が連結する部分から、横材32の前後方向幅L2と同じ寸法で左右方向及び上下方向に延設された部分である。
そして、図3及び図5に示すように、左右の縦材31L,31Rの互いに対向する側面(幅方向内側面)は傾斜面35にそれぞれ形成されており、左右の傾斜面35の上端部間の間隔S1は、左右の傾斜面35の下端部間の間隔S2よりも大きく設定されている。また、左右の縦材31L,31Rの幅方向外側面は、左右方向内側に凹となる凹曲面36にそれぞれ形成される。
また、図4に示すように、左右の縦材31L,31Rの上面37は、縦材31L,31Rの上下方向幅Tが前端側及び後端側に向かって漸減するように形成されている。
また、図3及び図4に示すように、横材32は、縦材31L,31Rの左右方向幅Wが最大となる位置、且つ縦材31L,31Rの上下方向幅Tが最大となる位置に配置されている。また、横材32は、左右方向中央の上下方向幅が最も高くなるようにアーチ状に形成されている。
そして、引手11は、その紐状部材12の折り返し部を引手挿通路28内に後方から挿入した後、紐状部材12の折り返し部を横材32の上方を通過させつつ横材32よりも後方に引き出し、引き出された折り返し部に引手11の把持部13を挿通させることにより、横材32に取り付けられる。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、引手取付部30は、上翼板21の上面に突設される左右一対の縦材31L,31Rと、左右一対の縦材31L,31Rの上端部間を左右方向に連結する横材32と、を有し、縦材31L,31Rは、横材32により連結される基部33と、基部33から前方及び後方の両方に向けて延設される壁部34と、を有し、引手11の紐状部材12が横材32に取り付けられる。このため、引手11を横材32に取り付ける際に、引手11の紐状部材12が左右の縦材31L,31Rの壁部34により案内されるので、引手11の紐状部材12を引手取付部30内に容易に挿入することができ、引手11を引手取付部30に容易に取り付けることができる。また、縦材31L,31Rが壁部34を有するため、引手取付部30の強度を向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、縦材31L,31Rが前方及び後方の両方に向けて延びる壁部34を有する。このため、引手11を横材32に取り付ける際に、前方及び後方のどちらから挿入したとしても引手11の紐状部材12が壁部34により案内されるので、引手11の紐状部材12を引手取付部30内に更に容易に挿入することができ、引手11を引手取付部30に更に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、左右の縦材31L,31Rの互いに対向する側面が傾斜面35にそれぞれ形成され、左右の傾斜面35の上端部間の間隔S1が、左右の傾斜面35の下端部間の間隔S2よりも大きく設定されるため、左右の縦材31L,31Rの上端部側が下端部側より広く形成されている。これにより、傾斜面35により引手11の紐状部材12が案内されるため、引手11の紐状部材12を引手取付部30内に更に容易に挿入することができ、引手11を引手取付部30に更に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、横材32が、縦材31L,31Rの左右方向幅Wが最大となる位置に配置されるため、引手取付部30の強度を更に向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、縦材31L,31Rの上面37が、縦材31L,31Rの上下方向幅Tが前端側及び後端側に向かって漸減するように形成されるため、スライダー10の手触りと意匠性を向上することができる。また、横材32が、縦材31L,31Rの上下方向幅Tが最大となる位置に配置されるため、横材32と上翼板21との間隔を大きくすることができる。これにより、引手11の紐状部材12を引手取付部30内に更に容易に挿入することができ、引手11を引手取付部30に更に容易に取り付けることができる。さらに、横材32が、縦材31L,31Rの上下方向幅Tが最大となる位置に配置されるため、横材32の上下方向の厚さの設計の自由度を向上することができる。なお、横材32の厚さを大きくすると、引手取付部30の強度を向上することができる。
次に、本実施形態の変形例として、図6〜図8に示すように、引手11の代わりに引手11Bを使用してもよい。この引手11Bは、紐状部材である帯状部材12Bを有し、この帯状部材12Bは、織製された折り曲げ可能な帯状体であり、把持部としてスライダー前後方向に配置される第1帯部14aと、第1帯部14aよりも前後方向長さの短い第2帯部14bと、第1及び第2帯部14a,14b間を連結し、第1及び第2帯部14a,14bよりも幅の狭い折返し部14cと、を有する。
また、第1帯部14aの一方面には、複数のループ14dが形成され、第2帯部14bの一方面には、第1帯部14aの複数のループ14dと係脱可能な複数のフック14eが形成されており、第1及び第2帯部14a,14bにより面ファスナーが構成されている。なお、第1帯部14aに複数のフック14eを形成し、第2帯部14bに複数のループ14dを形成しても構わない。指先などで把持した際の手触りを向上するには、把持部となる第1帯部14aにループ14dを形成することが好ましい。
そして、引手11Bは、第1帯部14aを引手挿通路28内に後方から挿入した後、第1帯部14aを横材32の上方を通るように後方に折り返し、第1帯部14aのループ14dと第2帯部14bのフック14eとを係合させることにより、横材32に取り付けられる。
また、本変形例では、図6〜図8に示すように、引手取付部30の横材32の前面及び後面に凹部32aがそれぞれ形成されている。これにより、横材32に取り付けられた引手11Bが凹部32a内に嵌り込むため、引手11Bを左右方向中央に位置決めすることができる。また、本変形例では、左右の縦材31L,31Rの幅方向外側面は、左右方向外側に凸となる凸曲面38にそれぞれ形成される。
(第2実施形態)
次に、図9〜図12を参照して、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの引手の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一或いは同等符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態では、図9及び図10に示すように、スライダー胴体20の上翼板21の上面に、上記引手取付部30の代わりに引手取付部40が形成されており、この引手取付部40に引手11Cが取り付けられている。
引手取付部40は、図9〜図12に示すように、上翼板21の上面に突設される左右一対の縦材(第1部材)41L,41Rと、左右の縦材41L,41Rの上端部間を左右方向に連結する横材(第2部材)42と、を有する。そして、上翼板21の上面と左右の縦材41L,41Rにより、引手11の紐状部材12を挿通させるための引手挿通路28が形成される。
縦材41L,41Rは、横材42により連結される基部43と、基部43から後方に向けて延設される壁部44と、を有する。また、縦材41L,41Rの前端面と横材42の前端面は面一に形成されている。また、本実施形態の基部43は、上記第1実施形態の基部33よりもスライダー前方に配置されている。なお、図10中の一点鎖線は、基部43と壁部44との境界線である。
引手11Cは、図9〜図11に示すように、引手取付部40の引手挿通路28に挿入される紐状部材12Cと、紐状部材12Cの前端部に取り付けられる第1引手主体部15aと、紐状部材12Cの後端部に取り付けられる第2引手主体部15bと、を備える。第1及び第2引手主体部15a,15bは、合成樹脂製であり、紐状部材12Cに接着、溶着、射出成形などにより取り付けられる。
第1引手主体部15aは、略直方体形状であり、図10に示すように、引手11Cが引手取付部40から抜けないように、引手11Cが後方に引っ張られた際に縦材41L,41Rの前端面と横材42の前端面に当接するように構成されている。
第2引手主体部15bは、略直方体形状であり、図11に示すように、引手11Cが引手取付部40から抜けないように、引手11Cが前方に引っ張られた際に横材42の後端面に当接するように構成されている。また、第2引手主体部15bは、引手11Cが前方に引っ張られた際に左右の縦材41L,41Rの壁部44間に嵌り込むように形成されている。
また、図9〜図12に示すように、引手取付部40の横材42の下面に凹部42aが形成されている。これにより、引手取付部40に挿通された引手11Cの紐状部材12Cが凹部42a内に嵌り込むため、紐状部材12Cが左右方向中央に位置決めされ、引手11Cの前後の移動を案内することができる。
また、図12に示すように、左右の縦材41L,41Rの互いに対向する側面(幅方向内側面)は傾斜面45にそれぞれ形成されており、左右の傾斜面45の上端部間の間隔S1は、左右の傾斜面45の下端部間の間隔S2よりも大きく設定されている。また、左右の縦材41L,41Rの幅方向外側面は、左右方向内側に凹となる凹曲面46にそれぞれ形成される。
また、図9及び図10に示すように、左右の縦材41L,41Rの上面47は、縦材41L,41Rの上下方向幅Tが後端側に向かって漸減するように形成されている。
また、図10及び図12に示すように、横材42は、縦材41L,41Rの左右方向幅Wが最大となる位置、且つ縦材41L,41Rの上下方向幅Tが最大となる位置に配置されている。また、横材42は、左右方向中央の上下方向幅が最も高くなるようにアーチ状に形成されている。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、引手取付部40は、上翼板21の上面に突設される左右一対の縦材41L,41Rと、左右一対の縦材41L,41Rの上端部間を左右方向に連結する横材42と、を有し、縦材41L,41Rは、横材42により連結される基部43と、基部43から後方に向けて延設される壁部44と、を有し、引手11Cの紐状部材12Cが横材42に取り付けられる。このため、引手11の紐状部材12Cを引手取付部40内に挿入する際に、紐状部材12Cが左右の縦材41L,41Rの壁部44により案内されるので、引手11Cの紐状部材12Cを引手取付部40内に容易に挿入することができ、引手11Cを引手取付部40に容易に取り付けることができる。また、縦材41L,41Rが壁部44を有するため、引手取付部40の強度を向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、左右の縦材41L,41Rの互いに対向する側面が傾斜面45にそれぞれ形成され、左右の傾斜面45の上端部間の間隔S1が、左右の傾斜面45の下端部間の間隔S2よりも大きく設定されるため、左右の縦材41L,41Rの上端部側が下端部側より広く形成されている。これにより、傾斜面45により引手11Cの紐状部材12Cが案内されるため、引手11Cの紐状部材12Cを引手取付部40内に更に容易に挿入することができ、引手11Cを引手取付部40に更に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、横材42が、縦材41L,41Rの左右方向幅Wが最大となる位置に配置されるため、引手取付部40の強度を更に向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、縦材41L,41Rの上面47が、縦材41L,41Rの上下方向幅Tが後端側に向かって漸減するように形成されるため、スライダー10の手触りと意匠性を向上することができる。また、横材42が、縦材41L,41Rの上下方向幅Tが最大となる位置に配置されるため、横材42と上翼板21との間隔を大きくすることができる。これにより、引手11Cの紐状部材12Cを引手取付部40内に更に容易に挿入することができ、引手11Cを引手取付部40に更に容易に取り付けることができる。さらに、横材42が、縦材41L,41Rの上下方向幅Tが最大となる位置に配置されるため、横材42の上下方向の厚さの設計の自由度を向上することができる。なお、横材42の厚さを大きくすると、引手取付部40の強度を向上することができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図13〜図15を参照して、本発明に係るスライドファスナー用スライダーの引手の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一或いは同等符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態では、図13及び図14に示すように、スライダー胴体20の上翼板21の上面に、上記引手取付部30の代わりに引手取付部50が形成されている。また、本実施形態では、引手取付部50に、例えば、図1に示す引手11が取り付けられるものとする。
引手取付部50は、図13〜図15に示すように、上翼板21の上面に突設される左右一対の縦材(第1部材)51L,51Rと、左右の縦材51L,51Rの上端部間を左右方向に連結する横材(第2部材)52と、を有する。そして、上翼板21の上面と左右の縦材51L,51Rにより、引手11の紐状部材12を挿通させるための引手挿通路28が形成される。
縦材51L,51Rは、横材52により連結される基部53と、基部53から前方及び後方の両方に向けて延設される壁部54と、を有する。なお、図14中の一点鎖線は、基部53と前方の壁部54との境界線、及び基部53と後方の壁部54との境界線である。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、引手取付部50は、上翼板21の上面に突設される左右一対の縦材51L,51Rと、左右一対の縦材51L,51Rの上端部間を左右方向に連結する横材52と、を有し、縦材51L,51Rは、横材52により連結される基部53と、基部53から前方及び後方の両方に向けて延設される壁部54と、を有し、引手11の紐状部材12が横材52に取り付けられる。このため、引手11を横材52に取り付ける際に、引手11の紐状部材12が左右の縦材51L,51Rの壁部54により案内されるので、引手11の紐状部材12を引手取付部50内に容易に挿入することができ、引手11を引手取付部50に容易に取り付けることができる。また、縦材51L,51Rが壁部54を有するため、引手取付部50の強度を向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー用スライダー10によれば、縦材51L,51Rが前方及び後方の両方に向けて延びる壁部54を有する。このため、引手11を横材52に取り付ける際に、前方及び後方のどちらから挿入したとしても引手11の紐状部材12が壁部54により案内されるので、引手11の紐状部材12を引手取付部50内に更に容易に挿入することができ、引手11を引手取付部50に更に容易に取り付けることができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
なお、本発明は上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
10 スライドファスナー用スライダー
11 引手
11B 引手
11C 引手
12 紐状部材
12B 帯状部材(紐状部材)
12C 紐状部材
20 スライダー胴体
21 上翼板
22 下翼板
23 案内柱
28 引手挿通路
30 引手取付部
31L 縦材(第1部材)
31R 縦材(第1部材)
32 横材(第2部材)
32a 凹部
33 基部
34 壁部
35 傾斜面
37 上面
40 引手取付部
41L 縦材(第1部材)
41R 縦材(第1部材)
42 横材(第2部材)
42a 凹部
43 基部
44 壁部
45 傾斜面
47 上面
50 引手取付部
51L 縦材(第1部材)
51R 縦材(第1部材)
52 横材(第2部材)
53 基部
54 壁部

Claims (6)

  1. 上翼板(21)と下翼板(22)とが案内柱(23)により前端側で連結されたスライダー胴体(20)と、前記上翼板(21)に形成される引手取付部(30,40,50)に取り付けられる引手(11,11B,11C)と、を備えるスライドファスナー用スライダー(10)であって、
    前記引手取付部(30,40,50)は、前記上翼板(21)の上面に突設される左右一対の第1部材(31L,31R,41L,41R,51L,51R)と、前記左右一対の第1部材(31L,31R,41L,41R,51L,51R)間を連結する第2部材(32,42,52)と、を有し、
    前記第1部材(31L,31R,41L,41R,51L,51R)は、基部(33,43,53)と、前記基部(33,43,53)から前方及び後方の少なくとも一方に向けて延設される壁部(34,44,54)と、を有し、
    前記基部(33,43,53)は、前記第1部材(31L,31R,41L,41R,51L,51R)において、前記第1部材(31L,31R,41L,41R,51L,51R)と前記第2部材(32,42,52)が連結する部分から、前記第2部材(32,42,52)の前後方向幅(L2)と同じ寸法で左右方向及び上下方向に延設された部分であり、
    前記引手(11,11B,11C)が紐状部材(12,12B,12C)を有し、
    前記左右一対の第1部材(31L,31R,41L,41R,51L,51R)、前記第2部材(32,42,52)、及び前記上翼板(21)の上面により、前記引手(11,11B,11C)の前記紐状部材(12,12B,12C)を挿入するための引手挿通路(28)が前後方向に沿って形成され、
    前記紐状部材(12,12B,12C)は、前記引手挿通路(28)内に前方又は後方から挿入され、前記引手取付部(30,40,50)に取り付けられることを特徴とするスライドファスナー用スライダー(10)。
  2. 前記壁部(34,54)は、前記基部(33,53)から前方及び後方の両方に向けて延設されることを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  3. 前記左右一対の第1部材(31L,31R,41L,41R)の互いに対向する側面が傾斜面(35,45)にそれぞれ形成され、
    前記左右の傾斜面(35,45)の上端部間の間隔(S1)が、前記左右の傾斜面(35,45)の下端部間の間隔(S2)よりも大きく設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  4. 前記第2部材(32,42)は、前記第1部材(31L,31R,41L,41R)の左右方向幅(W)が最大となる位置に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  5. 前記第1部材(31L,31R,41L,41R)の上面(37,47)は、前記第1部材(31L,31R,41L,41R)の上下方向幅(T)が前端側及び後端側に向かって漸減するように形成され、
    前記第2部材(32,42)は、前記第1部材(31L,31R,41L,41R)の上下方向幅(T)が最大となる位置に配置されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
  6. 前記第2部材(32,42)に凹部(32a,42a)が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスライドファスナー用スライダー(10)。
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