JP6330721B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

燃料供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6330721B2
JP6330721B2 JP2015096618A JP2015096618A JP6330721B2 JP 6330721 B2 JP6330721 B2 JP 6330721B2 JP 2015096618 A JP2015096618 A JP 2015096618A JP 2015096618 A JP2015096618 A JP 2015096618A JP 6330721 B2 JP6330721 B2 JP 6330721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
center line
injector
fuel
mounting surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015096618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016211459A (ja
Inventor
裕也 堀井
裕也 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015096618A priority Critical patent/JP6330721B2/ja
Priority to US15/144,154 priority patent/US10151288B2/en
Priority to CN201610292847.0A priority patent/CN106150803B/zh
Priority to DE102016108508.1A priority patent/DE102016108508B4/de
Publication of JP2016211459A publication Critical patent/JP2016211459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6330721B2 publication Critical patent/JP6330721B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/02Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
    • F02M63/0225Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails
    • F02M63/0275Arrangement of common rails
    • F02M63/028Returnless common rail system
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/004Joints; Sealings
    • F02M55/005Joints; Sealings for high pressure conduits, e.g. connected to pump outlet or to injector inlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • F02M55/025Common rails
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/26Fuel-injection apparatus with elastically deformable elements other than coil springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/85Mounting of fuel injection apparatus
    • F02M2200/856Mounting of fuel injection apparatus characterised by mounting injector to fuel or common rail, or vice versa
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M2200/00Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
    • F02M2200/85Mounting of fuel injection apparatus
    • F02M2200/857Mounting of fuel injection apparatus characterised by mounting fuel or common rail to engine

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

本発明は、燃料供給装置に関するものである。
特許文献1に開示される燃料供給装置は、内部空間の燃料圧力の変動を減衰させるダンパー機能を有する燃料配管と、インジェクタが挿入される筒状のインジェクタカップ(ソケット)と、燃料配管を内燃機関に取り付けるためのブラケットとを備えている。この燃料供給装置では、インジェクタカップの中心軸が燃料配管の底壁と直交するように、インジェクタカップが燃料配管の底壁に取り付けられている。また、燃料配管の底壁には、ブラケットが固定されることにより、この底壁が撓みにくくなるように補強されている。
特開2011−132828号公報
ところで、燃料供給装置が搭載される内燃機関の構造上の制約などから、インジェクタカップを、燃料配管の底壁に取り付けることができない場合がある。このような場合、インジェクタカップの周壁が燃料配管の側壁に沿うように、インジェクタカップを燃料配管の側壁に取り付ける場合がある。ここで、側壁にインジェクタカップを取り付けた燃料供給装置では、燃料配管内の燃料の圧力が高くなり、燃料配管が外側に向かって膨出するように変形したときに、インジェクタカップが、この側壁の膨出に伴って、傾いてしまう。このような場合、インジェクタカップと、同インジェクタカップに挿入されているインジェクタとの相対位置がずれることにより、インジェクタカップとインジェクタとの間に介在しているシール部材によるシール性が低下するといった事態が生じ得る。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料配管の側壁にインジェクタカップが取り付けられていても、インジェクタカップの変位を抑制することができる燃料供給装置を提供することにある。
上記課題をするための燃料供給装置は、内部に導入された燃料をインジェクタに導出する燃料配管に、前記インジェクタが挿入されるインジェクタカップと、前記燃料配管を内燃機関に固定するためのブラケットとが取り付けられている。そして、燃料供給装置の前記燃料配管は、前記インジェクタカップと前記ブラケットとが取り付けられる取り付け面を有する第1の側壁と、前記インジェクタカップと前記ブラケットとが取り付けられておらず、且つ燃料の圧力が作用することによって弾性変形する第2の側壁とを有している。また、燃料供給装置では、前記取り付け面における一端とその反対側に位置する他端との中央に位置する仮想線を中央線とした場合、前記インジェクタカップは、その周壁が、少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の位置から前記中央線よりも前記他端側の位置まで延びるとともに、前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の部位と前記中央線よりも前記他端側の部位とにおいて前記取り付け面に固定され、前記ブラケットは、内燃機関に固定される固定部と、前記固定部の延設方向の各端から同じ側へと延びる延伸部と、前記延伸部それぞれから前記固定部の延設方向の外側へと延びる鍔部とを備え、前記鍔部は、前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の位置から前記中央線よりも前記他端側の位置まで延びるとともに、前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の部位と前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端側の部位とにおいて固定されており、前記延伸部は、前記取り付け面に対して直交するように前記鍔部から立設するとともに、前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の位置から前記中央線よりも前記他端側の位置まで延びている。
燃料配管内の燃料の圧力が高くなった場合、第1の側壁及び第2の側壁を外側に膨出させるように変形させる力が作用する。ここで、第1の側壁に部材が取り付けられていない場合には、この力により、第1の側壁の中央部分、すなわち、取り付け面における中央線に相当する部位が大きく膨らみやすくなる。この点、上記構成では、インジェクタカップが、少なくとも取り付け面における中央線よりも前記一端側の位置から中央線よりも前記他端側の位置まで延びるとともに、インジェクタカップの周壁が、取り付け面における中央線よりも前記一端側の部位と前記中央線よりも前記他端側の部位とに固定されている。したがって、第1の側壁においてインジェクタカップが固定されている前記一端側の部位と他端側の部位との間に位置する部位はインジェクタカップによって補強されることになり、変形しにくくなる。その結果、燃料配管内の燃料圧力が高くなった場合に第1の側壁において大きく膨らみやすい中央部分の膨らみを抑制することができる。また、第1の側壁の取り付け面には、ブラケットも取り付けられているため、第1の側壁においてブラケットが固定されている部位の剛性も高めることができ、このことによっても第1の側壁の変形を抑制することができる。このように、上記構成によれば、第1の側壁の変形を抑制することができるため、同第1の側壁の取り付け面に取り付けられたインジェクタカップが変位することを抑制することができる。
また、第2の側壁はブラケットやインジェクタカップが取り付けられていないため、第2の側壁にブラケットやインジェクタカップが取り付けられている場合よりも第2の側壁の剛性が低くなる。そのため、燃料配管内の燃料の圧力が高くなった場合には、第2の側壁が外側に膨出するように変形して、燃料の圧力変動による脈動を減衰させることができる。
さらに、ブラケットの鍔部は取り付け面における中央線よりも一端側の部位と中央線よりも他端側の部位とにおいて取り付け面に固定され、ブラケットの延設部は取り付け面に対して直交するように鍔部から立設している。したがって、第1の側壁においてブラケットが固定されている一端側の部位と他端側の部位との間に位置する部位がブラケットによって補強され、変形しにくくなる。その結果、燃料配管内の燃料圧力が高くなった場合に大きく膨らみやすい第1の側壁の中央部分の膨らみをより好適に抑制することができる。これにより、第1の側壁の取り付け面に取り付けられたインジェクタカップが変位することをより好適に抑制することができる
燃料供給装置においては、前記インジェクタカップの周壁が、少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端に近い位置から前記一端まで延びるとともに、前記取り付け面に当接している全領域に亘って前記取り付け面に固定されていることが好ましい。
上記構成によれば、取り付け面にインジェクタカップの周壁が当接している全領域の剛性を高くすることができる。これにより、燃料配管内の燃料の圧力が高くなったとしても、第1の側壁が外側に膨出することをさらに好適に抑制することができる。したがって、インジェクタカップが変位することをさらに好適に抑制することができる。
また、燃料供給装置では、前記鍔部が、少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端に近い位置から前記一端まで延びるとともに、前記取り付け面に当接している全領域に亘って前記取り付け面に固定され、前記延伸部が、少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端に近い位置から前記一端まで延びていることが好ましい。
上記構成によれば、取り付け面にブラケットが当接している全領域の剛性を高くすることができる。これにより、燃料配管内の燃料の圧力が高くなったとしても、第1の側壁が外側に膨出することをさらに好適に抑制することができる。したがって、インジェクタカップが変位することをさらに好適に抑制することができる
燃料供給装置の一実施形態の斜視図。 同実施形態の燃料供給装置の斜視図。 図1の3−3線断面図。 図1の4−4線断面図。 比較例の燃料供給装置の斜視図。 同比較例の燃料供給装置の斜視図。 同比較例において燃料配管内の燃料圧力が高くなったときの燃料供給装置の側面図。 同実施形態において燃料配管内の燃料圧力が高くなったときの燃料供給装置の側面図。
以下、燃料供給装置の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。なお、以下では、燃料供給装置が内燃機関に取り付けられた状態を基準として、上方、下方及び横方向などの方向を説明する。
図1に示すように、燃料供給装置1は、内部に導入される燃料をインジェクタに導出する燃料配管10と、インジェクタが挿入されて固定される4つのインジェクタカップ30a,30b,30c,30dと、燃料配管10を内燃機関に固定するための2つのブラケット40a,40bとを備えている。本実施形態では、燃料配管10と、4つのインジェクタカップ30a,30b,30c,30dと、2つのブラケット40a,40bとは、鉄系の材料で構成されている。
図1及び図2に示すように、燃料配管10は略直方体状をなす筒状部材11の両端の開口を2つのキャップ12,13で塞ぐことにより形成されている。筒状部材11は円筒を押圧することにより形成されている。
図3及び図4に示すように、筒状部材11は、内燃機関に取り付けられた際に下方に位置する平板状の底壁14と、底壁14の両端にそれぞれ連続して湾曲している2つの下側湾曲部14a,14bと、底壁14と対向する平板状の上壁15と、上壁15の両端にそれぞれ連続して湾曲している2つの上側湾曲部15a,15bとを備えている。さらに、筒状部材11は、一方の下側湾曲部14aと一方の上側湾曲部15aとに連続してこれらを接続する平板状の第1の側壁16と、他方の下側湾曲部14bと他方の上側湾曲部15bとに連続してこれらを接続するとともに、第1の側壁16と対向する平板状の第2の側壁17とを備えている。
また、図1及び図2に示すように、各キャップ12,13は平板状の側壁部12a,13aと、側壁部12a,13aの外縁に連続して形成される外嵌部12b、13bとを備えている。各キャップ12,13は、外嵌部12b、13bが、筒状部材11の端部を外嵌して銅を用いてろう付けされることにより筒状部材11に固定されている。また、図1に示すように、燃料配管10の上壁15には、燃料導入管18が接続されている。燃料配管10内にはこの燃料導入管18を通じて、燃料が導入される。
燃料配管10においては、平板状の各側壁12a,13a,14,15,16,17のうち、第1の側壁16と第2の側壁17とが、燃料配管10の外側に露出している表面積が最も大きい側壁となっている。また、第1の側壁16と第2の側壁17とは、内燃機関に搭載された状態において、上下方向(図1の矢印Aに示す方向)の長さよりも横方向(図1の矢印Bに示す方向)の長さが長くなっている。そして、第1の側壁16には、第1〜第4の4つの貫通孔が長手方向の一端から他端に亘って等間隔で形成されている。本実施形態では、第1の側壁16の表面である取り付け面20に、2つのブラケット40a,40bが取り付けられるとともに、取り付け面20の第1〜第4の各貫通孔のそれぞれに対応して第1〜第4のインジェクタカップ30a,30b,30c,30dが取り付けられている。すなわち、取り付け面20における第1の貫通孔に対応する位置には第1のインジェクタカップ30aが取り付けられており、第2の貫通孔に対応する位置には第2のインジェクタカップ30bが取り付けられている。そして、取り付け面20における第3の貫通孔に対応する位置には第3のインジェクタカップ30cが取り付けられており、第4の貫通孔に対応する位置には第4のインジェクタカップ30dが取り付けられている。また、図2に示すように、第2の側壁17の表面21には何も部材が取り付けられていない。
図1及び図3に示すように、第1〜第4の各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dは、略有底筒状をなしている。第1〜第4の各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dは、筒状の周壁31a,31b,31c,31dと、同周壁31a,31b,31c,31dの一端を閉塞する閉塞部32a,32b,32c,32dと同周壁31a,31b,31c,31dの他端において開口する開口部33a,33b,33c,33dを備えている。各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dは、中心軸が第1の側壁16と平行に延びるように配設されており、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの軸方向の長さは、第1の側壁16の上下方向の長さよりも長く構成されている。また、図3に示すように、第3のインジェクタカップ30cの周壁31cには、軸方向の中央近傍であって閉塞部32c寄りの部位に、貫通孔34cが形成されている。第3のインジェクタカップ30cの周壁31cは、この貫通孔34cが、燃料配管10の第1の側壁16の第3の貫通孔20cに対応するように、取り付け面20に当接している。なお、第1、第2及び第4の各インジェクタカップ30a,30b,30dにおいても同様に、周壁31a,31b,31dに貫通孔が形成されており、各貫通孔は、燃料配管10の第1の側壁16の第1、第2及び第4の各貫通孔に対応している。これにより、燃料配管10の内部空間と、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの内部空間とが連通している。
そして、図1及び図3に示すように、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの閉塞部32a,32b,32c,32dは、第1の側壁16の取り付け面20において、上側湾曲部15aとの境界近傍、すなわち取り付け面20における上端近傍に位置している。また、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの開口部33a,33b,33c,33dは、第1の側壁16の取り付け面20における下端よりも下方に位置している。このように、本実施形態では、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dが、第1の側壁16の取り付け面20の上端近傍から下端よりも下方まで延びている。そして、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの周壁31a,31b,31c,31dは、取り付け面20における上端近傍の位置から下端までの部位に当接しており、この当接部位の全領域が銅を用いて取り付け面20にろう付けされている。すなわち、図1に示すように、取り付け面20において上端と下端との中央に位置する仮想線を中央線Cとした場合、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dは、中央線Cよりも上端に近い位置から下端まで延びるとともに、取り付け面20に当接している全領域が取り付け面20に固定されている。
なお、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dにインジェクタが固定される際には、各インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの開口部33a,33b,33c,33dからインジェクタが挿入され、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dとインジェクタとの間がOリングなどのシール部材によりシールされる。そして、燃料配管10内の燃料が、取り付け面20の貫通孔及びインジェクタカップ30a,30b,30c,30dの周壁31a,31b,31c,31dに形成される貫通孔を通じてインジェクタに供給される。
また、図1に示すように、燃料配管10の第1の側壁16の取り付け面20には、第1のブラケット40aと第2のブラケット40bとが取り付けられている。第1のブラケット40aは、第1のインジェクタカップ30aと第2のインジェクタカップ30bとの間であって、第1のインジェクタカップ30a寄りの部位に取り付けられている。また、第2のブラケット40bは、第3のインジェクタカップ30cと第4のインジェクタカップ30dとの間であって、第3のインジェクタカップ30c寄りの部位に取り付けられている。各ブラケット40a,40bは、正面視が「U」字状をなしており、下方に位置して内燃機関に固定される固定部41a,41bと、固定部41a,41bの一端から上方に延びる第1の延伸部42a,42bと、固定部41a,41bの他端から上方に延びる第2の延伸部44a,44bとを備えている。第1の延伸部42a,42bには、ブラケット40a,40bの正面視における「U」字の外側に向かって屈曲して延びる鍔部43a,43bが設けられている。また、第2の延伸部44a,44bには、ブラケット40a,40bの正面視における「U」字の外側に向かって屈曲して延びる鍔部45a,45bが設けられている。第1の延伸部42a,42b及び第2の延伸部44a,44bの上下方向の長さは同じであって、燃料配管10の第1の側壁16の上下方向の長さよりも長い。また、各鍔部43a,43b,45a,45bの上下方向の長さは、第1の側壁16の上下方向の長さよりも少し短い。
そして、図1及び図4に示すように、各ブラケット40a,40bの第1の延伸部42a,42bと第2の延伸部44a,44bの上端は、第1の側壁16の取り付け面20において、上側湾曲部15aとの境界近傍、すなわち取り付け面20における上端近傍に位置している。また、各ブラケット40a,40bの固定部41a,41bは、第1の側壁16の取り付け面20における下端よりも下方に位置している。そして、各ブラケット40a,40bの鍔部43a,43b,45a,45bは、第1の側壁16の上端近傍から下端近傍の部位に当接しており、この当接部位の全領域、すなわち取り付け面20の上端近傍の位置から下端近傍の位置に亘って、銅を用いて取り付け面20にろう付けされている。このようにして、各ブラケット40a,40bは、取り付け面20の中央線Cよりも上端側に近い位置から下端まで延びるとともに、鍔部43a,43b,45a,45bにおける取り付け面20と当接している全領域において取り付け面20に固定されている。
次に、本実施形態の燃料供給装置1の作用を、図5〜図7に示す比較例の燃料供給装置50による作用との比較を行うことにより説明する。まず、図5及び図6を参照して比較例の燃料供給装置50について説明する。
図5及び図6に示すように、比較例の燃料供給装置50は、本実施形態の燃料供給装置1における燃料配管10と同じ形状の燃料配管10を備えている。そのため、比較例においても、燃料配管10については同じ符号を用いて説明する。また、比較例の燃料供給装置50は、4つのインジェクタカップ60a,60b,60c,60dと、2つのブラケット70a,70bとを備えている。
比較例の燃料供給装置50では、図5に示すように、各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dは、略有底筒状をなしており、略円筒状の周壁61a,61b,61c,61dの一端が閉塞した閉塞部62a,62b,62c,62dとなっている一方、他端が開口した開口部63a,63b,63c,63dを備えている。各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dは、周壁61a,61b,61c,61dに形成される貫通孔が第1の側壁16の4つの貫通孔のそれぞれに対応するように取り付けられている。そして、各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dの周壁61a,61b,61c,61dの軸方向の長さは、第1の側壁16の上下方向の長さと略同じ長さに構成されている。
そして、図5に示すように、各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dの閉塞部62a,62b,62c,62dは、第1の側壁16の取り付け面20において、取り付け面20の中央線Cよりも下方に位置している。また、各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dの開口部63a,63b,63c,63dは、第1の側壁16の取り付け面20における下端よりも下方に位置している。すなわち、比較例の燃料供給装置50では、インジェクタカップ60a,60b,60c,60dが、取り付け面20における中央線Cよりも下端側の位置から取り付け面20における下端よりも下方まで延びている。そして、比較例の燃料供給装置50では、インジェクタカップ60a,60b,60c,60dの周壁61a,61b,61c,61dが、取り付け面20におけるこの中央線C近傍であって中央線Cよりも下端側の部位から下端に亘って当接しており、この当接部位の全領域がろう付けされることにより、取り付け面20に固定されている。すなわち、比較例の燃料供給装置50では、インジェクタカップ60a,60b,60c,60dが取り付け面20における中央線Cよりも下端側の部位にのみに固定されており、取り付け面20における中央線Cよりも上端側には固定されていない。
また、図6に示すように、比較例の燃料供給装置50では、燃料配管10の第2の側壁17の表面21には、第1のブラケット70aと第2のブラケット70bとが取り付けられている。各ブラケット70a,70bは、平板を「L」字に折り曲げた形状をなしており、燃料配管10の底壁14の下方に位置し、且つ内燃機関に固定される固定部71a,71bと、固定部71a,71bに連続して屈曲する延伸部72a,72bとを備えている。第1のブラケット70aは、第2の側壁17の表面21における上端と下端との中央に位置する仮想線を中央線Dとした場合、この中央線Dよりも下方の部位であって、第1の側壁16における第1のインジェクタカップ60aと第2のインジェクタカップ60bとの間に相当する部位に延伸部72aがろう付けされることに取り付けられている。また、第2のブラケット70bは、第2の側壁17の表面21において中央線Dよりも下方の部位であって、且つ第1の側壁16における第3のインジェクタカップ60cと第4のインジェクタカップ60dとの間に相当する部位に延伸部72aがろう付けされることに取り付けられている。すなわち、比較例の燃料供給装置50では、各ブラケット70a,70bが、第2の側壁17の表面21に固定されており、第1の側壁16には固定されていない。
以上のように構成された比較例の燃料供給装置50と本実施形態の燃料供給装置1において、燃料配管10内における燃料の圧力が変動した際における作用を、シミュレーションによる演算結果を用いて説明する。表1に、本実施形態と比較例とにおけるシミュレーションによるインジェクタカップの最大変位量と容積変化量との演算結果を示す。なお、表1は、燃料配管10の板厚が1.2mm、上下方向の長さが36mm、奥行が16mm、横方向の長さが321.4mm(キャップを含む横方向の長さ326mm)であり、インジェクタカップの板厚が1mm、内径が13.5mm、取り付け面20における隣接するインジェクタカップの中心軸の間隔が97mmである場合の演算結果である。
図7に示すように、比較例の燃料供給装置50では、燃料配管10内の燃料の圧力が高くなると、燃料配管10の第1の側壁16における上方の部位が二点鎖線に示すように外側に膨張する。このように、第1の側壁16におけるインジェクタカップ60a,60b,60c,60dが固定されていない上方の部位が外側に膨張すると、これに伴いインジェクタカップ60a,60b,60c,60dの閉塞部62a,62b,62c,62d側の部位も、第1の側壁16の変形に伴って燃料配管10の外側に向かって変位する。これにより、図7に示すように、インジェクタカップ60a,60b,60c,60dは、二点鎖線に示すように第1の側壁16の下端を中心として回動するように変位する。そして、表1に示すように、4つのインジェクタカップ60a,60b,60c,60dのうちの最大の変位量は、シミュレーションにより400μmと導出された。このように、インジェクタカップ60a,60b,60c,60dが変位すると、各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dに挿入されて固定されているインジェクタと各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dとの相対位置がずれてしまう。そのため、各インジェクタカップ60a,60b,60c,60dとインジェクタとの間に設けられるシール部材によるシール性が低下してしまうといった事態が生じ得る。
また、第2の側壁17の表面21において中央線Dよりも下方の部位にブラケット70a,70bが固定されているため、燃料配管10内の燃料圧力が高くなると、二点鎖線に示すように第2の側壁17において上方の部位が外側に膨張するものの、ブラケット70a,70bが固定されている下方の部位は膨張しにくい。そして、第2の側壁17は、上端から下端までの全領域において外側に膨張するように変形しないため、第2の側壁17は、燃料配管10内の燃料の圧力が高くなったときに、その圧力変動を十分に抑制することができない。そのため、表1に示すように、燃料配管10内の圧力が1MPa変動した場合の容積変化量は、シミュレーションにより1.4ccと導出された。
一方、本実施形態の燃料供給装置1では、燃料配管10内の圧力が高くなり、この圧力が各側壁12a,13a,14,15,16,17を外側に押圧するように作用すると、燃料配管10が図8に示すように変形する。
すなわち、図8に示すように、本実施形態の燃料供給装置1では、燃料配管10の第1の側壁16の取り付け面20に、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの周壁31a,31b,31c,31dが同取り付け面20の上端近傍から下端に亘ってろう付けされている。さらに、ブラケット40a,40bの鍔部43a,43b,45a,45bが、燃料配管10の第1の側壁16の取り付け面20の上端近傍から下端近傍に亘ってろう付けされている。そのため、第1の側壁16において、これらインジェクタカップ30a,30b,30c,30d及びブラケット40a,40bが固定されている上端近傍から下端までの部位の剛性が高くなる。これにより、燃料配管10内の燃料の圧力が高くなっても、第1の側壁16はほとんど変形することなく、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dが変位することが抑制される。そのため、表1に示すように、4つのインジェクタカップ30a,30b,30c,30dの最大の変位量は、シミュレーションにより、25μmと導出され、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの変位が比較例と比べて大幅に抑制されていることが分かる。
一方、図8に示すように、第2の側壁17には、インジェクタカップ30a,30b,30c,30d及びブラケット40a,40bが取り付けられていないため、上記した圧力が作用すると、二点鎖線に示すように第2の側壁17の全体が外側に膨出するように変形して、圧力変動を抑制する。そのため、表1に示すように、燃料供給装置1における燃料配管10内の圧力が1MPa変動した場合の容積変化量は、シミュレーションにより1.8ccと導出され、圧力変動が生じた場合の容積変化量が比較例よりも大きく、圧力変動による脈動を抑制することができるという結果が得られた。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施形態の燃料供給装置1では、燃料配管10が、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dとブラケット40a,40bとが取り付けられる取り付け面20を有する第1の側壁16を備えている。そして、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの周壁31a,31b,31c,31dが、少なくとも取り付け面20における中央線Cよりも下端側の位置から中央線Cよりも上端側の位置まで延びるとともに、取り付け面20における中央線Cよりも下端側の部位と中央線Cよりも上端側の部位とに固定されている。
燃料配管10内の燃料の圧力が高くなった場合、第1の側壁16及び第2の側壁17を外側に膨出させるように変形させる力が作用する。ここで、第1の側壁16に部材が取り付けられていない場合には、この力により、第1の側壁16の中央部分、すなわち、取り付け面20における中央線Cに相当する部位が大きく膨らみやすくなる。この点、本実施形態では、第1の側壁16においてインジェクタカップ30a,30b,30c,30dが固定されている部分がインジェクタカップ30a,30b,30c,30dによって補強されている。これにより、第1の側壁16において燃料圧力が高くなった場合に大きく膨らみやすい中央部分の膨らみを抑制することができる。また、第1の側壁16の取り付け面20には、ブラケット40a,40bも取り付けられているため、第1の側壁16においてブラケット40a,40bが固定されている部位の剛性も高めることができ、このことによっても第1の側壁16の変形を抑制することができる。このように、上記構成によれば、第1の側壁16の変形を抑制することができるため、同第1の側壁16の取り付け面20に取り付けられたインジェクタカップ30a,30b,30c,30dが変位することを抑制することができる。
また、本実施形態の燃料供給装置1では、燃料配管10が、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dとブラケット40a,40bとが取り付けられておらず、且つ燃料の圧力が作用することにより弾性変形する第2の側壁17を備えている。そのため、第2の側壁17にブラケット40a,40bやインジェクタカップ30a,30b,30c,30dが取り付けられている場合よりも、第2の側壁17の剛性が低くなる。これにより、燃料配管10内の燃料の圧力が高くなった場合には、第2の側壁17が外側に膨出するように変形して、燃料の圧力変動による脈動を減衰させることができる。
(2)燃料供給装置1では、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの周壁31a,31b,31c,31dは、少なくとも取り付け面20における中央線Cよりも上端に近い位置から下端まで伸びるとともに、取り付け面20に当接している全領域に亘って取り付け面20にろう付けされることにより、取り付け面20に固定されている。これにより、取り付け面20にインジェクタカップ30a,30b,30c,30dが取り付けられる部位では、第1の側壁16において取り付け面20の下端から上端近傍までの部位における剛性を高くすることができる。そのため、燃料配管10内の燃料の圧力が高くなった場合に、第1の側壁16が外側に膨出することをさらに好適に抑制することができる。これにより、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dが変位することをさらに好適に抑制することができる。
(3)燃料供給装置1では、ブラケット40a,40bは、少なくとも取り付け面20における中央線Cよりも下端側の位置から中央線Cよりも上端側の位置まで延びるとともに、取り付け面20における中央線Cよりも下端側の部位と中央線Cよりも上端側の部位とにおいて取り付け面20に固定されている。これにより、第1の側壁16においてブラケット40a,40bが固定されている部分をブラケット40a,40bによって補強することができる。そのため、燃料配管10内の燃料圧力が高くなった場合に大きく膨らみやすい第1の側壁16の中央部分の膨らみをより好適に抑制することができる。したがって、第1の側壁16の取り付け面20に取り付けられたインジェクタカップ30a,30b,30c,30dが変位することをより好適に抑制することができる。
(4)燃料供給装置1では、ブラケット40a,40bは、少なくとも取り付け面20における中央線Cよりも上端に近い位置から下端まで伸びるとともに、取り付け面20に当接している全領域に亘って取り付け面20にろう付けされることにより、取り付け面20に固定されている。これにより、取り付け面20にブラケット40a,40bが取り付けられる部位では、第1の側壁16において取り付け面20の下端から上端近傍までの部位における剛性を高くすることができる。そのため、燃料配管10内の燃料の圧力が高くなったとしても、第1の側壁16が外側に膨出することをさらに好適に抑制することができる。したがって、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dが変位することをさらに好適に抑制することができる。
(5)燃料供給装置1の燃料配管10では、平板状の各側壁12a,13a,14,15,16,17のうち、第1の側壁16と第2の側壁17とが燃料配管10の外側に露出している表面の面積が最も大きい側壁となっている。このような面積が大きい側壁の剛性が低い場合には、燃料配管10内の圧力が高くなった場合に、変形量が大きくなりやすい。この点、本実施形態では、変形量が大きくなりやすい第1の側壁16の取り付け面20にインジェクタカップ30a,30b,30c,30dとブラケット40a,40bとが取り付けられている。そのため、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dとブラケット40a,40bを上記態様で第1の側壁16の取り付け面20に固定することにより、第1の側壁16の変形を抑制するといった効果をより顕著に発揮することができる。
なお、燃料供給装置は、上記に例示した構成に限定されるものではなく、これを適宜変更した例えば次のような形態として実施することができる。また、以下の変形例において組み合わせ可能なものは、適宜組み合わせて上記実施形態に適用することもできる。
・上記実施形態の燃料供給装置1では、ブラケット40a,40bの鍔部43a,43b,45a,45bが、第1の側壁16の取り付け面20において上端近傍から下端近傍までに亘ってろう付けされている。しかしながら、ブラケット40a,40bは、少なくとも取り付け面20における中央線Cよりも下端側の位置から中央線Cよりも上端側の位置まで延びるとともに、中央線Cよりも上端側の部位及び中央線Cよりも下端側の部位においてろう付けされていればよい。また、ブラケット40a,40bの個数は2個に限定されず、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。さらに、ブラケット40a,40bは、第1の側壁16の取り付け面20に固定されていればよく、ブラケット40a,40bの形状、取り付け面20における固定部位、固定方法は上記実施形態に例示した態様に限定されない。
・上記実施形態の燃料供給装置1では、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dが、第1の側壁16の取り付け面20において上端近傍から下端までに亘ってろう付けされている。しかしながら、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの周壁31a,31b,31c,31dが、少なくとも取り付け面20における中央線Cよりも下端側の位置から中央線Cよりも上端側の位置まで延びるとともに、取り付け面20における中央線Cよりも上端側の部位と中央線Cよりも下端側の部位とにろう付けされていればよい。また、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの周壁31a,31b,31c,31dを、中央線Cよりも上端側の部位及び中央線Cよりも下端側の部位において固定する場合には、中央線Cを含む連続した部位をろう付けすることにより固定してもいし、複数の箇所を所定間隔でろう付けすることにより固定するようにしてもよい。また、固定方法は上記実施形態に例示したろう付けに限定されず、その他の方法で固定してもよい。
また、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの個数は4個に限定されず、内燃機関に設けられるインジェクタの数に応じて変更可能である。また、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dの形状は、有底筒状や筒状に限定されず、具体的な形状や寸法は、上記実施形態の態様に限定されない。すなわち、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dは、インジェクタが収容可能な形状であればよい。
・上記実施形態の燃料供給装置1では、第2の側壁17に部材が固定されていないが、例えば、第2の側壁17が、燃料配管10内の圧力変動を減衰可能な程度に変形可能であれば、第2の側壁17の外周壁の一部に、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dやブラケット40a,40b以外の部材が取り付けられていても良い。
・上記実施形態の燃料配管10では、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dとブラケット40a,40bとが取り付けられる第1の側壁16と、燃料配管10内の圧力が高くなることにより変形する第2の側壁17とが対向している。しかしながら、燃料配管10において、インジェクタカップ30a,30b,30c,30dとブラケット40a,40bとが取り付けられる第1の側壁16と、燃料配管10内の圧力が高くなることによる変形する第2の側壁17とは対向していなくてもよい。
・上記実施形態の燃料配管10では、円筒を押圧して略直方体状の筒状部材11を形成することにより形成し、その両端をキャップ12,13で閉塞することにより形成するようにしている。しかしながら、燃料配管10の形成方法は、この方法に限定されない。また、燃料配管10の各部の寸法は、上記例示した値に限定されない。また、燃料配管10は、第1の側壁16と第2の側壁17以外に平板状の側壁がなく、第1の側壁16と第2の側壁17以外の側壁は全て湾曲していてもよい。また、第1の側壁16や第2の側壁17は略平板状であればよく、部分的に凹部や凸部が形成されていてもよい。
・上記実施形態では、第1の側壁16の取り付け面20にインジェクタカップ30a,30b,30c,30dとブラケット40a,40bとが取り付けられている。しかしながら、取り付け面20には、この他の部材や、第1の側壁16の剛性を高めるための板材などが固定されていてもよい。
・なお、上記実施形態では、燃料供給装置1が内燃機関に取り付けられた状態における方向を基準として説明している。したがって、上記した第1の側壁16における下端と上端は、燃料供給装置1が内燃機関から取り外された状態においては、必ずしも下方と上方に位置している必要はない。
1…燃料供給装置、10…燃料配管、11…筒状部材、12,13…キャップ、12a,13a…側壁部、12b,13b…外嵌部、14…底壁、14a,14b…下側湾曲部、15…上壁、15a,15b…上側湾曲部、16…第1の側壁、17…第2の側壁、18…燃料導入管、20…取り付け面、20c…第3の貫通孔、21…表面、30a…第1のインジェクタカップ、30b…第2のインジェクタカップ、30c…第3のインジェクタカップ、30d…第4のインジェクタカップ、31a,31b,31c,31d…周壁、32a,32b,32c,32d…閉塞部、33a,33b,33c,33d…開口部、34C…貫通孔、40a…第1のブラケット、40b…第2のブラケット、41a,41b…固定部、42a42b…第1の延伸部、43a,43b,45a,45b…鍔部、44a,44b…第2の延伸部。

Claims (3)

  1. 内部に導入された燃料をインジェクタに導出する燃料配管に、前記インジェクタが挿入されるインジェクタカップと、前記燃料配管を内燃機関に固定するためのブラケットとが取り付けられた燃料供給装置であり、
    前記燃料配管は、前記インジェクタカップと前記ブラケットとが取り付けられる取り付け面を有する第1の側壁と、前記インジェクタカップと前記ブラケットとが取り付けられておらず、且つ燃料の圧力が作用することによって弾性変形する第2の側壁とを有し、
    前記取り付け面における一端とその反対側に位置する他端との中央に位置する仮想線を中央線とした場合、前記インジェクタカップは、周壁が少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の位置から前記中央線よりも前記他端側の位置まで延びるとともに、同周壁が前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の部位と前記中央線よりも前記他端側の部位とにおいて前記取り付け面に固定され、
    前記ブラケットは、
    内燃機関に固定される固定部と、前記固定部の延設方向の各端から同じ側へと延びる延伸部と、前記延伸部それぞれから前記固定部の延設方向の外側へと延びる鍔部とを備え、
    前記鍔部は、前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の位置から前記中央線よりも前記他端側の位置まで延びるとともに、前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の部位と前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端側の部位とにおいて固定されており、
    前記延伸部は、前記取り付け面に対して直交するように前記鍔部から立設するとともに、前記取り付け面における前記中央線よりも前記一端側の位置から前記中央線よりも前記他端側の位置まで延びている燃料供給装置。
  2. 前記インジェクタカップの周壁は、少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端に近い位置から前記一端まで延びるとともに、前記取り付け面に当接している全領域に亘って前記取り付け面に固定されている
    請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記鍔部は、少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端に近い位置から前記一端まで延びるとともに、前記取り付け面に当接している全領域に亘って前記取り付け面に固定され、
    前記延伸部は、少なくとも前記取り付け面における前記中央線よりも前記他端に近い位置から前記一端まで延びている
    請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
JP2015096618A 2015-05-11 2015-05-11 燃料供給装置 Expired - Fee Related JP6330721B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096618A JP6330721B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 燃料供給装置
US15/144,154 US10151288B2 (en) 2015-05-11 2016-05-02 Fuel supply device
CN201610292847.0A CN106150803B (zh) 2015-05-11 2016-05-05 燃料供给装置
DE102016108508.1A DE102016108508B4 (de) 2015-05-11 2016-05-09 Kraftstoffzuführvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015096618A JP6330721B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 燃料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016211459A JP2016211459A (ja) 2016-12-15
JP6330721B2 true JP6330721B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=57208961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015096618A Expired - Fee Related JP6330721B2 (ja) 2015-05-11 2015-05-11 燃料供給装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10151288B2 (ja)
JP (1) JP6330721B2 (ja)
CN (1) CN106150803B (ja)
DE (1) DE102016108508B4 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3199794B1 (de) * 2016-02-01 2018-06-27 TI Automotive (Heidelberg) GmbH Kraftstoffverteilerleiste sowie verfahren zur herstellung derselben
JP2019138240A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 トヨタ自動車株式会社 燃料配管
EP3786439B1 (en) * 2019-08-27 2022-05-11 Vitesco Technologies GmbH Fuel rail assembly for an internal combustion engine and a method of producing a fuel rail assembly

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3432727A1 (de) 1984-05-10 1985-11-14 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Kraftstoffversorgungsleitung
DE10006894A1 (de) * 1999-02-18 2000-08-24 Usui Kokusai Sangyo Kk Kraftstoffzufuhrleitungsanordnung
JP4068262B2 (ja) * 1999-05-13 2008-03-26 臼井国際産業株式会社 フユーエルデリバリパイプ
US6640783B2 (en) * 2001-02-15 2003-11-04 Delphi Technologies, Inc. Composite fuel rail with integral damping and a co-injected non-permeation layer
JP4032385B2 (ja) * 2002-04-22 2008-01-16 臼井国際産業株式会社 フユーエルデリバリパイプ
US6725839B2 (en) * 2002-05-29 2004-04-27 Millennium Industries Corp. Stamped metal fuel rail
AU2003272943A1 (en) * 2002-10-11 2004-05-04 Usui Kokusai Sangyo Kaisha, Ltd. Fuel delivery pipe
DE10322769A1 (de) 2003-05-19 2005-03-03 Winkelmann Palsis Motortechnik Gmbh & Co.Kg Vorrichtung zum Zuführen von Kraftstoff zu Einspritzventilen
JP4267473B2 (ja) * 2004-02-12 2009-05-27 三桜工業株式会社 フューエルインジェクションレールおよびインジェクタカップの位置修正方法
JP2005233085A (ja) * 2004-02-19 2005-09-02 Denso Corp 燃料供給装置
US7360524B2 (en) 2004-12-03 2008-04-22 Millenium Industries, Inc. Fuel injector retention clip
US7028668B1 (en) * 2004-12-21 2006-04-18 Robert Bosch Gmbh Self-damping fuel rail
JP4794871B2 (ja) * 2005-01-24 2011-10-19 臼井国際産業株式会社 フューエルデリバリパイプ
JP4759420B2 (ja) 2006-03-24 2011-08-31 臼井国際産業株式会社 フューエルデリバリパイプ
JP5510992B2 (ja) 2008-06-30 2014-06-04 臼井国際産業株式会社 高圧直噴内燃機関用燃料レール及びその製造方法
JP5371729B2 (ja) 2009-12-22 2013-12-18 マルヤス工業株式会社 ダンパー機能を備えた燃料デリバリパイプ
JP6141718B2 (ja) * 2013-08-09 2017-06-07 マルヤス工業株式会社 直噴エンジン用高圧燃料デリバリパイプ

Also Published As

Publication number Publication date
CN106150803A (zh) 2016-11-23
DE102016108508A1 (de) 2016-11-17
US10151288B2 (en) 2018-12-11
DE102016108508B4 (de) 2022-08-25
CN106150803B (zh) 2019-04-23
JP2016211459A (ja) 2016-12-15
US20160333840A1 (en) 2016-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6330721B2 (ja) 燃料供給装置
CN106164530B (zh) 隔振装置
US9038995B2 (en) Vibration isolator
CN105934605A (zh) 弹性止动构件和隔振装置
JP5919129B2 (ja) 防振装置
CN106884928B (zh) 防振装置
US8267799B2 (en) Device for damping vibrations
JP2014129834A (ja) 防振連結ロッド
JP2007271148A (ja) 熱交換器
JP2016180472A (ja) 防振装置および防振ユニット
JP6388441B2 (ja) 防振装置
JP6343542B2 (ja) ショックアブソーバ
JP6315782B2 (ja) 防振装置
WO2014129236A1 (ja) 内燃機関の燃料分配チューブ
JP4206346B2 (ja) フューエルデリバリアセンブリ
JP6388442B2 (ja) 防振装置
JP2016065556A (ja) 液封入式防振装置
JP2013122204A (ja) オイルレベルゲージ
JP4815409B2 (ja) 防振装置用筒状部材及び防振装置
JP6457375B2 (ja) 液体封入式制振装置
JP6228494B2 (ja) エンジンの配管構造
JP5557688B2 (ja) トルクロッドの連結構造、及びトルクロッドの連結方法
JP5859939B2 (ja) 高圧ポンプ
JP2016114145A (ja) 防振装置
JP2016065557A (ja) 液封入式防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170707

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180214

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180409

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6330721

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees