JP6323648B2 - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズル開口から液体を噴射する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に液体としてインクを噴射するインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
液滴を噴射する液体噴射ヘッドの代表例であるインクジェット式記録ヘッドとしては、例えば、ノズル開口と、ノズル開口に連通する圧力発生室等の流路とを具備し、圧力発生手段によって圧力発生室内のインクに圧力変化を生じさせることで、ノズル開口からインク滴を噴射させるものがある。
かかるインクジェット式記録ヘッドでは、ノズル開口からインクに含まれる成分が蒸発することで、インクが増粘し、インク滴の噴射特性が時間の経過と共にばらつきが生じ、液体の噴射品質を一定に保つことができない。また、インクに含まれる成分が沈降し、連続して噴射させた場合のインク滴の成分と、時間を空けて噴射させた場合のインク滴の成分とに差異が生じることでも液体の噴射品質にばらつきが生じてしまう。
このため、複数の圧力発生室が共通して連通する共通液体室であるマニホールドにインクを供給すると共に、マニホールドからインクを回収して、供給と回収とを繰り返すことでインクを循環させて、インクの増粘及びインクに含まれる成分の沈降を抑制したインクジェット式記録ヘッドが提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかしながら、マニホールド内のインクを循環させても、マニホールド内のインクの流れの中心の温度と、マニホールドからインクが供給された圧力発生室内のインクの温度とで温度差(温度勾配)が生じ、マニホールド内を所望の温度のインクが循環したとしても、圧力発生室内のインクの温度がマニホールド内のインクの温度よりも低くなり、最適な温度でインクを噴射させることができずに、最適な噴射特性を得ることができないという問題がある。
また、マニホールドの容積を小さくすると、マニホールド内の液体噴射面側と液体噴射面と反対側とのインクの温度勾配や、圧力発生室の並設方向のインクの温度勾配を小さくすることができるものの、圧力損失が増大し、圧力発生手段の圧力変化をマニホールド側で吸収できなくなり、クロストークが発生するなどの問題が生じてしまう。
このため、マニホールド内に突起部を設けることで、マニホールドの容積を著しく小さくすることなく、マニホールド内のインクの温度勾配を抑制するようにした構成が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2009−247938号公報 特許第3161095号公報 特開2013−230659号公報
しかしながら、特許文献3では、マニホールド内に突起部を設けることで、マニホールド内を流れるインクの流れの中心を移動させて、マニホールド内のインクの温度勾配を抑制することができるものの、突起部とマニホールドの壁面とによって形成された角部等に気泡が滞留し、気泡が予期せぬタイミングで圧力発生室等に入り込み、インク噴射不良等の不具合が発生する虞があるという問題がある。
また、マニホールド内に滞留した気泡が成長すると、気泡に相対向する領域でマニホールドに連通する圧力発生室では、気泡がバッファーとなって圧力発生室の圧力変動に影響を及ぼし、気泡に相対向する領域でマニホールドに連通する圧力発生室と、気泡に相対向しない領域でマニホールドに連通する圧力発生室との間で圧力変動にばらつきが生じ、インク滴の噴射特性にばらつきが生じてしまう虞があるという問題がある。
なお、このような問題は、インクジェット式記録ヘッドだけではなく、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにおいても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、マニホールド内の液体の温度勾配を抑制することができると共に、マニホールド内の気泡排出性を向上することができる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室と、該圧力発生室に圧力変化を生じさせる圧力発生手段と、複数の前記圧力発生室が連通するマニホールドと、前記マニホールド内に設けられたリブと、を具備し、該リブは、前記マニホールド内の液体の流れと交差する方向に当該マニホールドを横切って形成され、前記リブには、前記マニホールド内の流れを2つに分断する切り欠き部が設けられており、前記マニホールドは、第1の部材に設けられた凹部を第2の部材により蓋をして形成されており、前記蓋は、前記第1の部材に前記凹部の開口に設けられた梁部に接合され、前記リブの一端は前記梁部に接続されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、マニホールド内にリブを設けることで、マニホールド内の液体の流れを二分して、温度勾配を抑制することができる。また、マニホールド内の液体の流れを二分するため、気泡が滞留し難く、気泡排出性を向上することができる。
また、マニホールドは、第1の部材に設けられた凹部を第2の部材により蓋をして形成されていることで、第1の部材に容積の大きなマニホールドを形成することができる。
ここで、前記マニホールドは、液体を流れる方向を横断する方向において、相対向する第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び第2辺の相対向する方向と交差する方向で相対向する第3辺及び第4辺と、を具備し、前記マニホールドと前記圧力発生室とは、当該マニホールドの前記第1辺及び前記第4辺とが接続される角部側で連通しており、前記リブは、一端が前記第1辺及び前記第3辺の少なくとも一方に接続され、他端が前記第1辺及び前記第3辺の他方、前記第2辺及び前記第4辺から選択される少なくとも一辺に接続されていることが好ましい。これによれば、リブによってマニホールドが形成された部材の剛性を向上することができると共に、気泡排出性を向上することができる。
また、前記リブは、前記マニホールド内の液体の流れと直交する断面における対角線上を横切って形成されていることが好ましい。これによれば、リブによってマニホールドが形成された部材の剛性を向上することができる。
また、前記マニホールド内の液体を流出するための流出路を有することが好ましい。これによれば、マニホールド内を所望の温度に加熱した液体を循環させることができる。
また、前記マニホールド内には、前記液体の流れる方向に沿って並んで複数の前記リブが設けられており、前記液体の流れる方向を上流側から見て、複数の前記リブの前記液体の流れる方向における位置が互いに異なるように配置されていることが好ましい。これによれば、マニホールド内の液体をさらに拡散して、温度勾配を抑制することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、マニホールド内の液体の温度勾配を抑制することができると共に、マニホールド内の気泡排出性を向上することができる。
また、複数の前記液体噴射ヘッドが、前記ノズル開口が開口する液体噴射面が互いに交差する方向に設けられていることが好ましい。これによれば、液体噴射ヘッドを傾けることによって気泡が停滞し易くなっても、気泡排出性を向上することができる。
他の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室と、該圧力発生室に圧力変化を生じさせる圧力発生手段と、複数の前記圧力発生室が連通するマニホールドと、前記マニホールド内に設けられたリブと、を具備し、該リブは、前記マニホールド内を流れる液体に交差する方向に当該マニホールドを跨いで形成され、前記リブには、前記マニホールド内の流れを2つに分断する切り欠き部が設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる態様では、マニホールド内にリブを設けることで、マニホールド内の液体の流れを二分して、温度勾配を抑制することができる。また、マニホールド内の液体の流れを二分するため、気泡が滞留し難く、気泡排出性を向上することができる。
ここで、前記マニホールドは、液体を流れる方向を横断する方向において、相対向する第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び第2辺の相対向する方向と交差する方向で相対向する第3辺及び第4辺と、を具備し、前記マニホールドと前記圧力発生室とは、当該マニホールドの前記第1辺及び前記第4辺とが接続される角部側で連通しており、前記リブは、一端が前記第1辺及び前記第3辺の少なくとも一方に接続され、他端が前記第1辺及び前記第3辺の他方、前記第2辺及び前記第4辺から選択される少なくとも一辺に接続されていることが好ましい。これによれば、リブによってマニホールドが形成された部材の剛性を向上することができると共に、気泡排出性を向上することができる。
また、前記リブは、前記マニホールドを流れる方向から見て、当該マニホールドの対角線上を跨いで形成されていることが好ましい。これによれば、リブによってマニホールドが形成された部材の剛性を向上することができる。
また、前記マニホールドは、第1の部材に設けられた凹部を第2の部材により蓋をして形成されていることが好ましい。これによれば、第1の部材に容積の大きなマニホールドを形成することができる。
また、前記マニホールド内の液体を流出するための流出路を有することが好ましい。これによれば、マニホールド内を所望の温度に加熱した液体を循環させることができる。
また、前記マニホールド内には、前記液体の流れる方向に向かって複数の前記リブが設けられており、前記液体の流れる方向から見て、複数の前記リブの位置が異なる位置に配置されていることが好ましい。これによれば、マニホールド内の液体をさらに拡散して、温度勾配を抑制することができる。
さらに、本発明の他の態様は、上記態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる態様では、マニホールド内の液体の温度勾配を抑制することができると共に、マニホールド内の気泡排出性を向上することができる。
ここで、複数の前記液体噴射ヘッドが、前記ノズル開口が開口する液体噴射面が互いに交差する方向に設けられていることが好ましい。これによれば、液体噴射ヘッドを傾けることによって気泡が停滞し易くなっても、気泡排出性を向上することができる。
実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 実施形態1及び比較した記録ヘッド内の液体の流れを示す断面図である。 比較した記録ヘッド内の液体の流れを示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドのリブの変形例を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドのリブの変形例を示す断面図である。 実施形態1に係る記録ヘッドのリブの変形例を示す断面図である。 実施形態1に係るリブの変形例を示す断面図である。 実施形態1に係るリブの変形例を示す断面図である。 一実施形態に係るリブの変形例を示す平面図である。 一実施形態に係る記録装置の概略構成を示す図である。 一実施形態に係る記録装置の概略構成を示す図である。 一実施形態に係る記録ヘッド内の液体の流れを示す断面図である。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドの一例を示すインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドの断面図であり、図3は、図2のA−A′線断面図であり、図4及び図5は、図3のB−B′線に準じた断面図であり、図4(b)は本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの要部断面図、図4(a)及び図5は比較したインクジェット式記録ヘッドの要部断面図である。
図示するように、インクジェット式記録ヘッド1は、ヘッド本体11、第1の部材であるケース部材40等の複数の部材を備え、これら複数の部材が接着剤等によって接合されている。本実施形態では、ヘッド本体11は、流路形成基板10と、連通板15と、ノズルプレート20と、保護基板30と、コンプライアンス基板91と、を具備する。
図2及び図3に示すように、ヘッド本体11を構成する流路形成基板10には、複数の圧力発生室12が複数のノズル開口21が並設される方向に沿って並設されている。以降、この方向を圧力発生室12の並設方向、又は第1の方向Xと称する。また、流路形成基板10には、圧力発生室12が第1の方向Xに並設された列が複数列、本実施形態では、2列設けられている。この圧力発生室12の列が複数列設された列設方向を、以降、第2の方向Yと称する。なお、圧力発生室12が第1の方向Xに並設された2列は、一方の圧力発生室12の列に対して、他方の圧力発生室12の列は第1の方向Xで隣り合う圧力発生室12の間隔の半分だけ第1の方向Xにずれた位置に配置されている。これにより、詳しくは後述するノズル開口21も同様に、ノズル開口21の2列が半分の間隔だけ第1の方向Xにずれて配置されて、第1の方向Xの解像度を2倍にしている。もちろん、2列の圧力発生室12の第1の方向Xの位置を同じ位置として、圧力発生室12の列毎に異なるインクが供給されるようにしてもよい。また、本実施形態では、第1の方向X及び第2の方向Yに直交する方向を第3の方向Zと称する。
なお、流路形成基板10には、圧力発生室12の第2の方向Yの一端部側に当該圧力発生室よりも開口面積が狭く、圧力発生室12に流入するインクの流路抵抗を付与する供給路等が設けられていてもよい。
流路形成基板10の第3の方向Zの液体噴射面20a側であるZ1側の面には、連通板15が接合されている。また、連通板15の第3の方向ZのZ1側には、ノズル開口21が設けられたノズルプレート20が接合されている。本実施形態では、ノズルプレート20のノズル開口21が開口する第3の方向ZのZ1側の面が液体噴射面20aとなっている。
連通板15には、圧力発生室12とノズル開口21とを連通するノズル連通路16が設けられている。連通板15は、流路形成基板10よりも大きな面積を有し、ノズルプレート20は流路形成基板10よりも小さい面積を有する。このようにノズルプレート20の面積を比較的小さくすることでコストの削減を図ることができる。なお、ここで言う面積とは、第1の方向X及び第2の方向Yを有する面内方向における面積のことである。
また、連通板15には、マニホールド100の一部を構成する第1マニホールド部17と、第2マニホールド部18とが設けられている。
第1マニホールド部17は、連通板15を第3の方向Zに貫通して設けられている。
また、第2マニホールド部18は、連通板15を第3の方向Zに貫通することなく、連通板15のノズルプレート20側、すなわちZ1側に開口して第3の方向Zの途中まで設けられている。
さらに、連通板15には、圧力発生室12の第2の方向Yの一端部に連通する供給連通路19が、各圧力発生室12毎に独立して設けられている。この供給連通路19は、連通板15を第3の方向Zに貫通して第2マニホールド部18と圧力発生室12とを連通する。
一方、流路形成基板10の連通板15とは反対面側、すなわち、Z2側には、振動板が形成されている。また、振動板上には、第1電極と圧電体層と第2電極とが順次積層されることで、本実施形態の圧力発生手段である圧電アクチュエーター300が構成されている。一般的には圧電アクチュエーター300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層を各圧力発生室12毎にパターニングして構成する。
また、流路形成基板10の圧電アクチュエーター300側、すなわちZ2側の面には、流路形成基板10と略同じ大きさを有する保護基板30が接合されている。保護基板30は、圧電アクチュエーター300を保護するための空間である保持部31を有する。また、保護基板30には、第3の方向Zに貫通する貫通孔32が設けられている。圧電アクチュエーター300の電極から引き出されたリード電極90の端部は、この貫通孔32内に露出するように延設され、リード電極90と駆動IC等の駆動回路120を実装した配線基板121とが、貫通孔32内で電気的に接続されている。
また、保護基板30及び連通板15には、複数の圧力発生室12に連通するマニホールド100をヘッド本体11と共に画成するケース部材40が固定されている。ケース部材40は、第3の方向Zからの平面視において上述した連通板15と略同一形状を有し、保護基板30に接合されると共に、上述した連通板15にも接合されている。具体的には、ケース部材40は、保護基板30側に流路形成基板10及び保護基板30が収容される深さの凹部41を有する。この凹部41は、保護基板30の流路形成基板10に接合された面よりも広い開口面積を有する。そして、凹部41に流路形成基板10等が収容された状態で凹部41のノズルプレート20側の開口面が連通板15によって封止されている。また、ケース部材40の凹部41は、第2の方向Yの側面に開口して設けられており、凹部41の第2の方向Yの開口は、第2の部材である蓋部材49によって封止されている。これにより、流路形成基板10の外周部には、ケース部材40とヘッド本体11と蓋部材49とによって第3マニホールド部42が画成されている。このように第3マニホールド部42を形成する凹部41を第2の方向Yの側面に開口させて、この開口を蓋部材49で封止することで、第3マニホールド部42を比較的大きな容積で形成することができる。また、本実施形態では、凹部41のケース部材40の第2の方向Yの側面への開口は、第3の方向ZのZ1側の端面からZ2側に所定の距離だけ離れた位置に位置している。すなわち、凹部41のケース部材40の第2の方向Yの開口は、第3の方向ZのZ1側の端面にはつながっていない。これにより、ケース部材40には、第2の方向Yの側面と第3の方向ZのZ1側の端面との角部に梁部46が形成されている。本実施形態の梁部46は、凹部41の第2の方向Yの開口及び第3の方向ZのZ1側の開口を第1の方向Xに亘って横断するように設けられている。このように梁部46を設けることで、ケース部材40の剛性を向上することができると共に、梁部46に蓋部材49を接着するだけで凹部41の開口を容易に封止することができる。つまり、梁部46を設けずに、凹部41を第2の方向Yの側面と第3の方向ZのZ1側の端面とに亘って連続して開口すると、ケース部材40の剛性が低下すると共に蓋部材49の接着領域がなくなり、蓋部材49の接着が困難になる。
そして、このようにケース部材40とヘッド本体11と蓋部材49とによって形成された第3マニホールド部42と、連通板15に設けられた第1マニホールド部17及び第2マニホールド部18と、によって本実施形態のマニホールド100が構成されている。なお、本実施形態では、ヘッド本体11の第2の方向Yを挟んだ両側にマニホールド100を形成するようにした。もちろん、マニホールド100は、特にこれに限定されず、例えば、第3マニホールド部42のみで構成されていてもよく、第2マニホールド部18と第3マニホールド部42とで構成されていてもよい。ただし、本実施形態のようにマニホールド100を第1マニホールド部17、第2マニホールド部18及び第3マニホールド部42で構成することで、インクジェット式記録ヘッド1を大型化することなく、比較的大きな容積のマニホールド100を形成することができる。
また、ケース部材40には、保護基板30の貫通孔32に連通してケース部材40を第3の方向Zに貫通する接続口43が設けられている。この接続口43を挿通した配線基板121が貫通孔32に挿通されて、リード電極90と接続されている。
さらに、図3に示すように、ケース部材40には、マニホールド100に連通してマニホールド100にインクを供給する流入路44と、マニホールド100に連通してマニホールド100内のインクを流出させる流出路45と、が設けられている。流入路44は、ヘッド本体11の第1の方向Xの一方側に設けられており、流出路45は、ヘッド本体11の第1の方向Xの他方側に設けられている。本実施形態の流入路44は、インクジェット式記録ヘッド1の外部に設けられた液体貯留手段5に供給管8を介して接続される側は1カ所で接続されており、当該流入路44は途中で2つに分岐されてヘッド本体11の第2の方向Yの両側のマニホールド100にそれぞれ連通する。また、2つのマニホールド100にそれぞれ連通する2つの流出路45は、途中で1つに合流して回収管9に接続されている。すなわち、同じインクが供給された流入路44は、途中で2つに分岐して同じインクを2つのマニホールド100に供給する。また、マニホールド100内のインクは、それぞれに連通する流出路45が途中で合流して1つの出口から流出される。もちろん、流入路44を途中で分岐することなく、各マニホールド100毎に独立して設けるようにしてもよく、流出路45を途中で合流することなく、各マニホールド100毎に独立して設けるようにしてもよい。
また、図2に示すように、連通板15の第1マニホールド部17及び第2マニホールド部18が開口する面には、コンプライアンス基板91が設けられている。このコンプライアンス基板91が、第1マニホールド部17と第2マニホールド部18の開口を封止している。
このようなコンプライアンス基板91は、本実施形態では、封止膜92と、固定基板93と、を具備する。封止膜92は、可撓性を有する薄膜(例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)やステンレス鋼(SUS)等により形成されている。また、固定基板93は、ステンレス鋼(SUS)等の金属等の硬質の材料で形成される。この固定基板93のマニホールド100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部94となっているため、マニホールド100の一方面は可撓性を有する封止膜92のみで封止された可撓部であるコンプライアンス部95となっている。
ここで、図2、図3及び図4(b)に示すように、マニホールド100内、本実施形態では、第3マニホールド部42内には、インクの流れる方向、すなわち、流入路44のX1から流出路45のX2に向かう途中に、マニホールド100内を流れるインクの流れる方向である第1の方向Xに交差する方向に当該マニホールド100を跨ぐリブ110が設けられている。本実施形態では、1つのマニホールド100に第1の方向Xに向かって一定の間隔で複数、例えば、4個のリブ110を設けた。
リブ110は、マニホールド100内を流れるインクの流れを2つに分割するものである。すなわち、図4(b)に示すように、インクの流れを横断する断面で示した際に、リブ110の一端110a及び他端110bがマニホールド100、本実施形態では、第3マニホールド部42の辺に接続されている。つまり、リブ110がマニホールド100を跨ぐとは、リブ110の一端110a及び他端110bがマニホールド100の辺に接続されていることを言う。具体的には、本実施形態のマニホールド100を構成する第1マニホールド部17、第2マニホールド部18及び第3マニホールド部42のうち、ケース部材40に設けられた第3マニホールド部42は、インクが流れる方向を横断する方向、すなわち、第2の方向Yと第3の方向Zとを含む面内方向において、第2の方向Yで相対向する第1辺42a及び第2辺42bと、この第1辺42a及び第2辺42bの相対向する方向である第2の方向Yと交差する方向、すなわち、第3の方向Zで相対向する第3辺42c及び第4辺42dとを有する。本実施形態では、第1辺42a及び第2辺42bが相対向する方向と、第3辺42c及び第4辺42dが相対向する方向とは、それぞれ第2の方向Y及び第3の方向Zであるため、直交している。したがって、第3マニホールド部42は断面が略矩形状を有する。なお、本実施形態では、上述のように、第3マニホールド部42には、梁部46が設けられているため、断面が矩形状となる空間の1つの角部を矩形状の梁部46によって切り欠いた形状を有する。また、本実施形態では、第1の方向X、第2の方向Y及び第3の方向Zはそれぞれ直交する方向で配置されているが、特にこれに限定されず、直交する方向以外の交差する方向であってもよい。
そして、本実施形態のリブ110は、一端110aが第1辺42aと第3辺42cとに跨がって、すなわち、第1辺42aと第3辺42cとで形成される角部に接続されて設けられている。また、リブ110の他端110bは、第4辺42dに接続されて設けられている。ちなみに、本実施形態では、梁部46が設けられているが、第2辺42bは、第1辺42aに相対向する辺のことであるため、第2辺42bは、梁部46の第1辺42aに相対向する面も含むものである。同様に、第4辺42dは、第3辺42cに相対向する辺であり、梁部46の第3辺42cに相対向する面も含むものである。また、本実施形態の第3マニホールド部42の第1辺42a〜第4辺42dは、空間の辺を示すものであり、内壁面を示すものではない。つまり、第3マニホールド部42は、第3の方向ZのZ1側で第1マニホールド部17と連通しているため、第3マニホールド部42の第4辺42dには壁面が存在しない。そして、本実施形態では、リブ110の他端部は、梁部46によって形成された第4辺42dに接続されている。つまり、リブ110の他端部は、梁部46の第3の方向ZのZ2側の面である第4辺42dに接続されて設けられている。すなわち、リブ110は、第3マニホールド部42の対角を結ぶように形成されている。
また、リブ110には、第3マニホールド部42の第2辺42bと第3辺42cとの角部を塞がないように切り欠いた切り欠き部111が形成されている。つまり、切り欠き部111を有するリブ110によって、第3マニホールド部42を第1の方向Xに流れるインクは2つに分断される。なお、切り欠き部111は、液体噴射面20aとは反対側の角部において、マニホールド100の中心から離れた角部に設けられていればよい。ちなみに、マニホールド100の中心とは、インクの流れの中心である。本実施形態では、切り欠き部111は、第3マニホールド部42の第2辺42bと第3辺42cとの角部を塞がずに当該角部を露出するように設けた。これにより、詳しくは後述するが、切り欠き部111によって、インクの流れが停滞し易く、気泡が流れ難い領域、すなわち、液体噴射面20aとは反対側の角部において、マニホールド100の中心から離れた角部に沿ってインクの流れを形成することができ、マニホールド100内の気泡の排出性を向上することができる。
ちなみに、本実施形態では、マニホールド100から圧力発生室12へのインクの供給は、第3マニホールド部42の第1辺42aと第4辺42dとの角部近傍に設けられた供給連通路19を介して行われる。
そして、リブ110を設けることによって、マニホールド100内を第1の方向Xに向かって流れるインクの流れの中心を圧力発生室12に連通する側、すなわち、第1辺42aと第4辺42dとの角部側に向かって移動させることができる。本実施形態では、切り欠き部111が設けられているため、マニホールド100内のインクの流れは、リブ110の両側に2つに分断される。このとき、マニホールド100全体の開口、すなわち、マニホールド100の第1の方向X及び第2の方向Yの断面における開口に対して切り欠き部111の開口面積を小さくすれば、リブ110の切り欠き部111とは反対側、すなわち、第3マニホールド部42の第1辺42aと第4辺42dとの角部近傍に設けられた供給連通路19側に多くのインクを流すことができる。つまり、供給連通路19側にインクの流れの中心を移動させることができる。
ここで、マニホールド100内を流れるインクの流れについて図4及び図5を参照して説明する。なお、図4(a)及び図5は比較したインクジェット式記録ヘッドの要部断面図であり、図4(b)は本実施形態のインクジェット式記録ヘッドの要部断面図である。
図4(a)に示すように、マニホールド100内にリブ110を設けない場合、マニホールド100を流れるインクの流れの中心Cになるのに対し、本実施形態のマニホールド100内にリブ110を設けた場合、図4(b)に示すように、マニホールド100を流れるインクの流れの中心Cは、リブ110を設けない中心Cよりも圧力発生室12に連通する側、つまり、第1辺42a及び第4辺42dの角部に移動する。
したがって、マニホールド100内にリブ110を設けることで、マニホールド100内を流れるインクの流れの中心Cを圧力発生室12に連通する側に配置することができ、圧力発生室12に供給されるインクが、マニホールド100内を流れる中心Cのインクに近くなり、中心Cを流れるインクの温度、すなわち、流入路44を介して供給されたインクの温度と、圧力発生室12に供給されるインクの温度との温度勾配を減少することができる。つまり、マニホールド100内に加温されたインクが供給された際に、加温されたインクの流れの中心がCの場合、流れの中心Cの温度と、この中心Cから離れた領域、特に圧力発生室12に連通する領域の温度とに温度差が生じてしまう(温度勾配の増大)。これに対して、図4(b)に示すように、加温されたインクの流れの中心Cを圧力発生室12に連通する領域側に移動させることで、流れの中心Cの温度と圧力発生室12に連通する領域の温度との温度差を減少させることができる(温度勾配の減少)。すなわち、マニホールド100内を循環している所望の温度のインクを圧力発生室12に温度が低下するのを抑制した状態で供給することができ、所望の温度でインクを噴射させることができるため、インク噴射特性が低下するのを抑制することができる。
また、リブ110は、マニホールド100の容積を著しく低下することがないため、圧力損失の増大を抑制することができ、マニホールド100の容積不足による圧力損失の増大による供給不良や、圧電アクチュエーター300の駆動によってマニホールド100側にインクが移動して発生するクロストークなどが生じるのを抑制することができる。
また、本実施形態のように、リブ110をマニホールド100、特に第3マニホールド部42の対角を結ぶ線上に設けることで、第3マニホールド部42などの空間が設けられたケース部材40をリブ110によって補強することができ、ケース部材40の歪み等の発生を抑制することができる。本実施形態では、ケース部材40に連通板15が接合される面及び蓋部材49が接合する側の面に開口する第3マニホールド部42を設けたため、特にケース部材40の剛性が低下してしまう虞があるが、ケース部材40にリブ110を設けることでケース部材40の剛性を向上することができる。これにより、ケース部材40のハンドリング時などに歪みが生じるのを抑制して、歪んだ状態で他の部材が接合されるなどの不良を抑制することができる。また、ケース部材40に連通板15や蓋部材49を接合した後の接合体においても、リブ110を設けることによって、ケース部材40及びその他の部材の接合体の全体における剛性を向上することができる。特に本実施形態では、リブ110によって梁部46の剛性を向上して、梁部46に連通板15や蓋部材49を接合する際の応力によって梁部46が変形や破壊されるのを抑制することができる。
また、図5に示すように、リブ130を第3マニホールド部42の辺に沿って形成した場合、つまり、リブ130を第3辺42cから第4辺42dに向かって突出する突起部131と、第2辺42bから第1辺42aに向かって突出する突起部132と、によってリブ130を形成した場合、マニホールド100内を流れるインクの中心Cを圧力発生室12に連通する側に移動してCとすることができるが、マニホールド100の第2辺42bと第3辺42cとの角部に沿ってインクが流れないことから、気泡200が滞留し、気泡200が成長するなどして予期せぬタイミングで気泡200が圧力発生室12等に侵入し、インク噴射不良が発生してしまう虞がある。
これに対して、図4(b)に示すように、リブ110には、切り欠き部111が形成されているため、マニホールド100の第2辺42bと第3辺42cとの角部をインクが流れる。したがって、気泡200が浮力によって上昇したとしても、第2辺42bと第3辺42cとの角部を流れるインクによって排出路から気泡はインクと共に排出される。特に気泡200は、液体噴射面20aとは反対側、つまりZ2側で、最もインクの流れが停滞し易いマニホールド100の中心から離れた角部である第3辺42cと第2辺42bとの角部に滞留し易いが、切り欠き部111がこの角部を露出することで、角部に沿ってインクの流れを形成することができ、気泡を流出路45を介して外部に排出することができる。
なお、本実施形態では、リブ110は、一端110aが第1辺42a及び第3辺42cに跨がって接続され、他端110bが第4辺42dに接続されるようにしたが、特にこれに限定されるものではない。リブ110は、一端110aが第1辺42a及び第3辺42cの少なくとも一辺に接続され、他端110bが第1辺42a及び第3辺42cの他方、第2辺42b及び第4辺42dの少なくとも一辺に接続されていればよい。
ここで、リブ110の変形例について、図6〜図10を参照して説明する。なお、図6〜図10はリブの変形例を示すインクジェット式記録ヘッドの要部断面図である。
図6(a)に示すように、リブ110Aの一端110aは、第1辺42aと第3辺42cとに跨がって接続され、リブ110Aの他端110bは、第2辺42bに接続されている。本実施形態では、リブ110Aの他端は、梁部46に接続されており、リブ110Aを設けることで、梁部46の剛性が向上される。また、リブ110Aには、第3マニホールド部42の第3辺42cと第2辺42bとの角部を切り欠いた切り欠き部111が設けられているため、インクの滞留が発生し難く、気泡排出性を向上することができる。さらに、リブ110Aを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
図6(b)に示すように、リブ110Aの一端110aは、第1辺42aと第3辺42cとに跨がって接続され、リブ110Aの他端110bは、第2辺42bに接続されている。本実施形態では、リブ110Aの他端は、梁部46に接続されていない。このような構成としても、リブ110Aの他端に蓋部材49を接合することで、ケース部材40と蓋部材49との接合体の剛性をリブ110Aによって向上することができる。また、リブ110Aには、第3マニホールド部42の第3辺42cと第2辺42bとの角部を切り欠いた切り欠き部111が設けられているため、インクの滞留が発生し難く、気泡排出性を向上することができる。さらに、リブ110Aを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
図6(c)に示すように、リブ110Aの一端110aは、第1辺42aと第3辺42cとに跨がって接続され、リブ110Aの他端110bは、第4辺42dに接続されている。本実施形態では、リブ110Aの他端は、梁部46に接続されていない。このような構成としても、リブ110Aには、第3マニホールド部42の第3辺42cと第2辺42bとの角部を切り欠いた切り欠き部111が設けられているため、インクの滞留が発生し難く、気泡排出性を向上することができる。さらに、リブ110Aを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、リブの一端は、第1辺42a又は第3辺42cのみに接続されていてもよい。例えば、図7及び図8は、リブ110Bの一端110aが第1辺42aのみに接続された構成であり、図9及び図10は、リブ110Cの一端110aが第3辺42cのみに接続された構成である。
具体的には、図7(a)に示すように、リブ110Bの一端110aは第1辺42aに接続され、リブ110Bの他端110bは第4辺42d、本実施形態では梁部46に接続されている。このような構成では、リブ110Bによってケース部材40の剛性が向上すると共に、ケース部材40に蓋部材49や連通板15を接合した接合体の剛性を向上することができる。また、リブ110Bには、第3辺42cと第2辺42bとの角部及び第3辺42cと第1辺42aとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Bを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、図7(b)に示すように、リブ110Bの一端110aは第1辺42aに接続され、リブ110Bの他端110bは第3辺42c、本実施形態では梁部46に接続されている。このような構成では、リブ110Bによってケース部材40の剛性が向上すると共に、ケース部材40に蓋部材49や連通板15を接合した接合体の剛性を向上することができる。また、リブ110Bには、第3辺42c側に切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第3マニホールド部42の第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Bを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、図7(c)に示すように、リブ110Bの一端110aは第1辺42aに接続され、リブ110Bの他端110bは第2辺42bに接続されている。ただし、リブ110Bの他端は、梁部46に接続されていない。このような構成では、リブ110Bの他端に蓋部材49が接合されることで、ケース部材40に蓋部材49を接合した接合体の剛性を向上することができる。また、リブ110Bには、第3辺42cと第2辺42bとの角部及び第3辺42cと第1辺42aとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Bを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、図8(a)に示すように、リブ110Bの一端110aは第1辺42aに接続され、リブ110Bの他端110bは第4辺42dに接続されている。ただし、リブ110Bの他端は、梁部46に接続されていない。このような構成であっても、リブ110Bには、第3辺42cと第2辺42bとの角部及び第3辺42cと第1辺42aとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Bを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、図8(b)に示すように、リブ110Bの一端110aは第1辺42aに接続され、リブ110Bの他端110bは第3辺42cに接続されている。つまり、図8(b)のリブ110Bは、両端部がケース部材40から連続して形成されている。このような構成では、リブ110Bを設けることで、ケース部材40の剛性が向上する。また、リブ110Bには、第3辺42cと第1辺42aとの角部を露出する切り欠き部111が有するため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Bを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
さらに、図9(a)に示すように、リブ110Cの一端110aは第3辺42cに接続され、リブ110Bの他端110bは第4辺42d、本実施形態では梁部46に接続されている。このような構成では、リブ110Cによってケース部材40の剛性が向上すると共に、ケース部材40に蓋部材49や連通板15を接合した接合体の剛性を向上することができる。また、リブ110Cには、第3辺42cと第2辺42bとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Cを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、図9(b)に示すように、リブ110Cの一端110aは第3辺42cに接続され、リブ110Bの他端110bは第2辺42b、本実施形態では梁部46に接続されている。このような構成では、リブ110Cによってケース部材40の剛性が向上すると共に、ケース部材40に蓋部材49や連通板15を接合した接合体の剛性を向上することができる。また、リブ110Cには、第3辺42cと第2辺42bとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Cを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、図9(c)に示すように、リブ110Cの一端110aは第3辺42cに接続され、リブ110Cの他端110bは第2辺42bに接続されている。ただし、リブ110Cの他端は、梁部46に接続されていない。このような構成では、リブ110Cの他端に蓋部材49が接合されることで、ケース部材40に蓋部材49を接合した接合体の剛性を向上することができる。また、リブ110Cには、第3辺42cと第2辺42bとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Cを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
また、図10に示すように、リブ110Cの一端110aは第3辺42cに接続され、リブ110Bの他端110bは第4辺42dに接続されている。ただし、リブ110Cの他端は、梁部46に接続されていない。このような構成であっても、リブ110Cには、第3辺42cと第2辺42bとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、切り欠き部111によって第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部がインクの流れる方向に遮られていない。したがって、気泡が浮力によって浮上したとしても、鉛直方向上側となる第1辺42aと第3辺42cとの角部及び第2辺42bと第3辺42cとの角部に気泡が滞留するのを抑制することができる。さらに、リブ110Cを設けることで、マニホールド100内を流れるインクは2つに分断されると共に、インクの流れの中心が圧力発生室12に連通する側に移動するため、マニホールド100内に供給された流れの中心のインクの温度と圧力発生室12内に供給されたインクの温度との温度差を低減することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した一実施形態では、リブ110〜110Cを第3の方向Zに対して傾斜して設けるようにしたが、特にこれに限定されず、リブ110〜110Cを第3の方向Zに平行に設けてもよく、また、第2の方向Yに平行に設けてもよい。さらに、リブ110〜110Cの他端は、第1辺42a及び第3辺42cの他方、第2辺42b及び第4辺42dの少なくとも一辺に接続されていればよいため、例えば、第1辺42aと第4辺42dとに跨がって、つまり角部に接続されていてもよく、第2辺42bと第3辺42cとの角部に接続されていてもよく、第3辺42cと第4辺42dとの角部に接続されていてもよい。
また、上述した例では、リブ110〜110Cを第3マニホールド部42内に設けるようにしたが、リブ110〜110Cは、マニホールド100内にインクの流れである第1の方向Xに交差する方向に、マニホールド100を跨いで形成されていればよい。したがって、リブ110〜110Cの他端110bが、連通板15の第1マニホールド部17の4辺の何れかまで延設されていてもよい。また、リブ110〜110Cの他端110bが、第2マニホールド部18の4辺の何れかまで延設されていてもよい。
また、上述した一実施形態では、マニホールド100に設けられた複数のリブ110〜110Cを同じ位置、すなわち、リブ110〜110Cの第2の方向Y及び第3の方向Zの位置を同じ位置としたが、特にこれに限定されない。例えば、1つのマニホールド100に設けられた複数のリブ110〜110Cにおいて、各リブ110〜110Cの一端110aが接続される位置及び他端110bが接続される位置を異なる配置としてもよい。具体的には、例えば、図11に示すように、上述した図6(b)に示すリブ110Aの他端の位置を、第3の方向Zで異なる位置に配置する。これにより、マニホールド100内のインクの流れをリブ110に合わせて蛇行させることができるため、マニホールド100内のインクを攪拌して、マニホールド100内全体におけるインクの温度勾配を低減することができる。なお、図11では、図6(b)の変形例を示したが、特にこれに限定されず、上述したリブ110〜110Cの何れであっても適用することができる。また、リブ110〜110Cを組み合わせるようにしてもよい。
また、上述した実施形態1では、流入路44からマニホールド100内に流入したインクは、流出路45を介して排出される構成としたが、特にこれに限定されず、流入路44からマニホールド100内に流入したインクは、圧力発生室12やノズル連通路16を通過した上で流出路45から排出されるようにしてもよい。すなわち、圧力発生室12やノズル連通路16へインクを流入させるための第1のマニホールド100Aと、圧力発生室12やノズル連通路16からインクを流出させる第2のマニホールド100Bとを設け、第1のマニホールド100Aには流入路44を、第2のマニホールド100Bには流出路45を連通させてもよい。
また、流出路45を設けなくてもよい。つまり、流入路44からマニホールド100内にインクが流入するだけであっても、リブ110〜110Cを設けるだけで、マニホールド100内の温度勾配を抑制することができると共に、気泡排出性を向上して、ケース部材40又はケース部材40に他の部材が接合された接合体の剛性を向上することができる。
さらに、例えば、上述した一実施形態では、連通板15を有するインクジェット式記録ヘッド1の構成及びコンプライアンス基板91が連通板15のZ1側の面に配置された構成を例示したが、連通板15の有無は特にこれに限定されず、また、コンプライアンス基板91の位置も特にこれに限定されない。例えば、コンプライアンス基板91は、マニホールド100に対して第2の方向Yの壁面側に設けられていてもよく、第3の方向ZのZ2側に設けられていてもよい。
また、上述した一実施形態では、圧力発生室12に圧力変化を生じさせる圧力発生手段として、圧電アクチュエーター300を用いて説明したが、圧電アクチュエーター300は、例えば、成膜及びリソグラフィー法によって形成される薄膜型であっても、また、グリーンシートを貼付する等の方法により形成される厚膜型であってもよい。また、電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型の圧電アクチュエーターを用いることもできる。さらに、圧力発生手段として、圧力発生室内に発熱素子を配置して、発熱素子の発熱で発生するバブルによってノズル開口から液滴を噴射するものや、振動板と電極との間に静電気を発生させて、静電気力によって振動板を変形させてノズル開口から液滴を噴射させるいわゆる静電式アクチュエーターなどを使用することができる。
また、これら上述したインクジェット式記録ヘッド1は、インクジェット式記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図12は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
本実施形態のインクジェット式記録装置Iは、装置本体にインクジェット式記録ヘッド1を固定し、ノズル開口21の並設方向に対して直交する方向、すなわち、第2の方向Yに記録用紙等の被噴射媒体を搬送することで被噴射媒体への印刷を行う、いわゆるライン式のインクジェット式記録装置である。
具体的には、図12に示すように、インクジェット式記録装置Iは、インクジェット式記録ヘッド1を具備するインクジェット式記録ヘッドユニット2と、装置本体3と、紙などの被噴射媒体Sを給紙するローラー4と、液体貯留手段5とを備えている。
インクジェット式記録ヘッドユニット2(以下、ヘッドユニット2とも言う)は、複数のインクジェット式記録ヘッド1と、複数のインクジェット式記録ヘッド1を保持する板状のベースプレート6と、を具備する。このヘッドユニット2は、ベースプレート6に取り付けられたフレーム部材7を介して装置本体3に固定されている。
また、装置本体3にはローラー4が設けられている。ローラー4は、装置本体3に給紙された紙等の被噴射媒体Sを搬送し、被噴射媒体Sをインクジェット式記録ヘッド1の液体噴射面20aに相対向させて通過させる。
また、各インクジェット式記録ヘッド1には、装置本体3に固定されてインクを貯留する液体貯留手段5がフレキシブルチューブ等の供給管8及び回収管9を介して接続されている。液体貯留手段5からのインクは、供給管8を介して各インクジェット式記録ヘッド1の流入路44に供給され、インクジェット式記録ヘッド1で噴射されなかったインクは流出路45から回収管9を介して液体貯留手段5に回収される。また、回収管9の途中にはポンプ9aが設けられており、液体貯留手段5からのインクは、ポンプ9aの圧力によってインクジェット式記録ヘッド1内の流入路、マニホールド100及び流出路を通過して通過して循環する。さらに、特に図示していないが、液体貯留手段5には貯留されたインクを加熱するヒーター等の加熱手段が設けられている。もちろん、加熱手段は、供給管8やインクジェット式記録ヘッド1に設けられていてもよい。
このようなインクジェット式記録装置Iでは、ローラー4により搬送方向に被噴射媒体Sが搬送されると共に、ヘッドユニット2のインクジェット式記録ヘッド1によってインクが噴射されて被噴射媒体にインク滴が着弾して画像等が印刷される。
また、上述した実施形態では、複数のインクジェット式記録ヘッド1は液体噴射面20aが同じ方向、すなわち、複数のインクジェット式記録ヘッド1間で第3の方向Zを一致させ、インク滴を鉛直方向下側に向かって噴射するように配置したが、特にこれに限定されず、インクジェット式記録ヘッド1の液体噴射面20aの面方向が互いに交差する方向に配置されていてもよい。ここで、このような例を図13に示す。
図示するように、インクジェット式記録装置Iは、円柱形状を有する支持部材140と、支持部材140にインクを噴射する液体噴射面が相対向するように配置された複数のインクジェット式記録ヘッド1A〜1Dと、インクジェット式記録ヘッド1A〜1Dに共通して供給するインクが貯留された液体貯留手段5と、を具備する。
支持部材140は、図示しない搬送手段によって搬送された紙や記録シート等の被噴射媒体Sのインク滴が着弾する面とは反対面側を支持するものである。支持部材140による被噴射媒体Sの保持方法は特に限定されず、例えば、支持部材140の表面に被噴射媒体Sの着弾面とは反対面を吸引吸着させる方法が挙げられる。また、他の保持方法としては、例えば、被噴射媒体Sの外周面を帯電させて、誘電分極の作用により支持部材140上に吸着させる方法が挙げられる。もちろん、支持部材140の表面との間で被噴射媒体Sを支持する押さえローラー等を設けるようにしてもよい。
また、支持部材140は、周方向に向かって回転するように回転軸141に軸支されている。なお、支持部材140は、図示しない駆動モーター等の駆動手段によって回転駆動される。
複数のインクジェット式記録ヘッド1A〜1Dは、支持部材140に支持された被噴射媒体Sのインク滴が着弾する面に相対向して液体噴射面20aが異なる設置角度、つまり液体噴射面20aの面方向が交差するように配置されている。
具体的には、本実施形態では、支持部材140の周囲に4つの第1インクジェット式記録ヘッド1A、第2インクジェット式記録ヘッド1B、第3インクジェット式記録ヘッド1C及び第4インクジェット式記録ヘッド1Dが設けられている。そして、4つの第1インクジェット式記録ヘッド1A〜1D間で第3の方向Zを一致させていない。第1インクジェット式記録ヘッド1Aは、液体噴射面20aが、鉛直方向に直交する水平方向に向かって配置されている。つまり、第1インクジェット式記録ヘッド1Aの液体噴射面20aは面方向が鉛直方向となるように配置されている。これに対して、第2インクジェット式記録ヘッド1Bは、液体噴射面20aが、鉛直方向に対して傾斜した角度、例えば、45度となる角度で支持部材140に相対向するように配置されている。また、第3インクジェット式記録ヘッド1Cは、液体噴射面20aが鉛直方向に対して傾斜した角度、例えば、45度となる角度で支持部材140に相対向するように配置されている。ちなみに、第2インクジェット式記録ヘッド1Bと第3インクジェット式記録ヘッド1Cとは、液体噴射面20aが異なる角度、本実施形態では、例えば、90度異なる角度で配置されている。また、第4インクジェット式記録ヘッド1Dは、液体噴射面20aが、鉛直方向に直交する水平方向に向かって配置されている。なお、第1インクジェット式記録ヘッド1Aと、第4インクジェット式記録ヘッド1Dとは、支持部材140に対して90度異なる角度で相対向する。このように、第1インクジェット式記録ヘッド1Aと第4インクジェット式記録ヘッド1Dとは、液体噴射面20aの面方向が同じ鉛直方向であり、交差するものではないが、第1インクジェット式記録ヘッド1A及び第4インクジェット式記録ヘッド1Dは、他のインクジェット式記録ヘッド1B、1Cの液体噴射面20aの面方向とは交差する。
また、各インクジェット式記録ヘッド1A〜1Dには、液体貯留手段5がフレキシブルチューブ等の供給管8及び回収管9を介して接続されている。液体貯留手段5からのインクは、供給管8を介して各インクジェット式記録ヘッド1A〜1Dの流入路44に供給され、インクジェット式記録ヘッド1A〜1Dで噴射されなかったインクは流出路45から回収管9を介して液体貯留手段5に回収される。また、回収管9の途中にはポンプ9aが設けられており、液体貯留手段5からのインクは、ポンプ9aの圧力によってインクジェット式記録ヘッド1内の流入路、マニホールド100及び流出路を通過して通過して循環する。さらに、特に図示していないが、液体貯留手段5には貯留されたインクを加熱するヒーター等の加熱手段が設けられている。もちろん、加熱手段は、供給管8やインクジェット式記録ヘッド1A〜1Dに設けられていてもよい。
このように配置された第1インクジェット式記録ヘッド1Aと第2インクジェット式記録ヘッド1Bとの要部断面図を図14に示す。
図14(a)に示すように、第1インクジェット式記録ヘッド1Aのマニホールド100は、液体噴射面20aの角度に合わせて傾斜して設けられる。このとき、マニホールド100の第3辺42cと第2辺42bとの角部が鉛直方向の上側に配置されるが、上述した実施形態1のリブ110には、第3辺42cと第2辺42bとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、気泡200が浮力によって鉛直方向の上側に移動し、気泡200を切り欠き部111を通過させて排出することができる。
また、図14(b)に示すように、第2インクジェット式記録ヘッド1Bにおいても同様に、第2インクジェット式記録ヘッド1Bのマニホールド100は、液体噴射面20aの角度に合わせて傾斜して設けられる。このとき、マニホールド100の第3辺42cと第2辺42bとの角部が鉛直方向の上側に配置されるが、上述した実施形態1のリブ110には、第3辺42cと第2辺42bとの角部を露出する切り欠き部111が設けられているため、気泡200が浮力によって鉛直方向の上側に移動し、気泡200を切り欠き部111を通過させて排出することができる。
つまり、インクジェット式記録ヘッド1A〜1Dのように、インクジェット式記録ヘッド1A〜1Dを鉛直方向に対して傾けて配置させた場合に、上述した図5のようなリブ130を設けた場合、特に気泡200が滞留し易くなるが、本実施形態のようにリブ110に切り欠き部111を設けることで、滞留し易い気泡200を排出し易くすることができる。
なお、インクジェット式記録ヘッド1A、1Bには、2つのマニホールド100が設けられているため、図14(a)及び図14(b)に示す一方のマニホールド100ではない、他方のマニホールド100においては、鉛直方向の上側となる角部を塞がないリブ、例えば、上述したリブ110〜110Cを適宜用いればよい。また、第3インクジェット式記録ヘッド1C及び第4インクジェット式記録ヘッド1Dにおいても同様で、鉛直上側となる角部を露出する切り欠き部111を有するリブ、例えば、リブ110〜110Cを適宜選択すれば、気泡排出性に優れたインクジェット式記録ヘッド1A〜1Dとすることができる。
なお、上述した例では、回収管9は液体貯留手段5に接続されてインクを循環するようにしたが、特にこれに限定されず、回収管9を液体貯留手段5とは別に排出されたインクを貯留する排出液体貯留部等に接続し、排出されたインクを排出液体貯留部に貯留するようにしてもよい。
また、上述した例では、インクジェット式記録ヘッド1が固定されて被噴射媒体Sを搬送するだけで印刷を行う、いわゆるライン式のインクジェット式記録装置Iを例示したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、被噴射媒体Sの搬送方向と交差する主走査方向に移動するキャリッジにインクジェット式記録ヘッド1を搭載し、インクジェット式記録ヘッド1を主走査方向に移動させながら印刷を行う、いわゆるシリアル型のインクジェット式記録装置にも本発明を適用することができる。
また、本実施形態では、液体貯留手段5が装置本体3に固定されたタイプのインクジェット式記録装置Iを例示したが、特にこれに限定されず、例えば、インクカートリッジ等の液体貯留手段を各インクジェット式記録ヘッド1、インクジェット式記録ヘッドユニット2又はキャリッジ等に固定するタイプのインクジェット式記録装置にも本発明を適用することができる。
また、上述した例では、インクジェット式記録ヘッドのマニホールド内をインクが循環する構成を例示したが、特にこれに限定されず、例えば、圧力発生室12を通過したインクが循環される構成であってもよい。また、マニホールドや圧力発生室12をインクが循環しないインクジェット式記録ヘッドであっても、上述した実施形態1と同様のリブを設けることで、ケース部材の剛性を向上することができ、供給路からマニホールド100内に供給されたインクの流れを圧力発生室12に供給する側で流すことができると共に気泡の排出性を向上することができる。
さらに本実施形態では、液体噴射装置の一例としてインクジェット式記録装置を挙げて説明したが、本発明は広く液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドを具備する液体噴射装置にも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンター等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレイ等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
I インクジェット式記録装置(液体噴射装置)、 1、1A〜1D インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、 12 圧力発生室、 20 ノズルプレート、 20a 液体噴射面、 21 ノズル開口、 40 ケース部材、 42 第3マニホールド部、 42a 第1辺、 42b 第2辺、 42c 第3辺、 42d 第4辺、 44 流入路、 45 流出路、 100 マニホールド、 110、110A〜110C リブ、 111 切り欠き部、 120 駆動回路、 121 配線基板、 200 気泡、 300 圧電アクチュエーター(圧力発生手段)

Claims (7)

  1. ノズル開口に連通する圧力発生室と、
    該圧力発生室に圧力変化を生じさせる圧力発生手段と、
    複数の前記圧力発生室が連通するマニホールドと、
    前記マニホールド内に設けられたリブと、を具備し、
    該リブは、前記マニホールド内の液体の流れと交差する方向に当該マニホールドを横切って形成され、
    前記リブには、前記マニホールド内の流れを2つに分断する切り欠き部が設けられており、
    前記マニホールドは、第1の部材に設けられた凹部を第2の部材により蓋をして形成されており、
    前記蓋は、前記第1の部材に前記凹部の開口に設けられた梁部に接合され、
    前記リブの一端は前記梁部に接続されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 前記マニホールドは、液体を流れる方向を横断する方向において、相対向する第1辺及び第2辺と、前記第1辺及び第2辺の相対向する方向と交差する方向で相対向する第3辺及び第4辺と、を具備し、
    前記マニホールドと前記圧力発生室とは、当該マニホールドの前記第1辺及び前記第4辺とが接続される角部側で連通しており、
    前記リブは、一端が前記第1辺及び前記第3辺の少なくとも一方に接続され、他端が前記第1辺及び前記第3辺の他方、前記第2辺及び前記第4辺から選択される少なくとも一辺に接続されていることを特徴とする請求項1記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記リブは、前記マニホールド内の液体の流れと直交する断面における対角線上を横切って形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記マニホールド内の液体を流出するための流出路を有することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記マニホールド内には、前記液体の流れる方向に沿って並んで複数の前記リブが設けられており、前記液体の流れる方向を上流側から見て、複数の前記リブの前記液体の流れる方向における位置が互いに異なるように配置されていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1〜の何れか一項に記載の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
  7. 複数の前記液体噴射ヘッドが、前記ノズル開口が開口する液体噴射面が互いに交差する方向に設けられていることを特徴とする請求項記載の液体噴射装置。
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