JP6323206B2 - 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関する。
電子写真方式の画像形成装置の外部電源には、商用電源が使用される。商用電源は、電力会社の発電所から送電線を伝って、建物内の電化製品などに電力供給されているが、送電線や建物内の配電設備などにおいて落雷や鳥獣などの接触があった場合、当該商用電源側の電圧が一瞬低下(所謂、瞬低)することがある。この瞬低に伴い、建物内の電化製品の誤作動や停止等のトラブルが発生することがあり、電子写真方式の画像形成装置も例外ではない。電子写真方式の画像形成装置などの電化製品には、商用電源側の電圧の瞬低に、10msなどの短時間耐えられるように、PSU(Power Supply Unit)等の内蔵スイッチング電源装置等の変換部が備える電解コンデンサ等のコンデンサの容量を大きくしてあるものがある。また、電子写真方式の画像形成装置の電化製品には、20ms以上の長時間の停電に対して、無停電電源装置を外部接続または内蔵して、当該停電に対応するものがある。
ところで、従来の電子写真方式の画像形成装置では、当該画像形成装置が内蔵する内蔵スイッチング電源装置の電力供給能力の限界まで、内蔵スイッチング電源装置から電力を供給する方法が一般的に考えられている。しかしながら、瞬低の発生時における内蔵スイッチング電源装置の電力供給能力にはバラつきがあるため、電力供給元を内蔵スイッチング電源装置から蓄電部に切り替える際に、誤動作を生じさせることなく、内蔵スイッチング電源装置から蓄電部にスムーズに切り替えることができない可能性がある。また、従来の電子写真方式の画像形成装置では、電力供給元を内蔵スイッチング電源装置から蓄電部にスムーズに切り替えるためには、瞬低が発生した際に直ちに蓄電部からの電力の供給に切り替える必要があり、有限寿命部品であり高コストな蓄電部の浪費につながる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、充放電回数に寿命がある蓄電部の使用回数を減らし、コストが高い蓄電部の長寿命化を図ることができる画像形成装置、画像形成方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像形成装置の動作により発熱する発熱部と、外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力をコンデンサによって平滑化して負荷部に供給する変換部と、前記発熱部により発熱した熱を直流電力に変換して、当該直流電力を、前記変換部に代わって前記負荷部に供給可能な熱電変換素子と、前記外部電源から供給される交流電力の電圧を検出する検出部と、前記検出部により検出された電圧が所定の動作保証電圧以下となってからの第1経過時間が、前記コンデンサが放電可能な時間の上限より短い第1時間以下の場合、前記変換部から前記負荷部へ直流電力の供給を継続させ、前記第1経過時間が前記第1時間より長くなった場合、前記変換部に代わって、前記熱電変換素子から前記負荷部へ直流電力を供給させる制御部と、を備えた画像形成装置である。
本発明によれば、蓄電部の使用回数および使用時間を減らして、蓄電部の長寿命化を図ることができかつ蓄電部のランニングコストを抑えることができる、という効果を奏する。
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。 図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は、従来の画像形成装置による負荷部への直流電力の供給処理を説明するためのタイミングチャートである。 図4は、従来の画像形成装置による負荷部への直流電力の供給処理を説明するためのタイミングチャートである。 図5は、本実施の形態にかかる画像形成装置による負荷部への電力の供給処理を説明するためのタイミングチャートである。 図6は、本実施の形態にかかる画像形成装置による第1時間および第2時間の設定例を示す図である。 図7は、本実施の形態にかかる画像形成装置における定着ヒータの制御を説明するための図である。 図8は、本実施の形態にかかる画像形成装置における定着ヒータの制御処理のタイミングチャートである。 図9は、本実施の形態にかかる画像形成装置による第2時間の設定処理を説明するための図である。 図10は、本実施の形態にかかる画像形成装置による動作モード毎に異なるPSUおよび熱発電素子からの直流電力の供給のタイミングチャートである。 図11は、本実施の形態にかかる画像形成装置の動作モード毎に異なるPSUの出力ダウンまでの時間を説明するための図である。
以下に添付図面を参照して、画像形成装置、画像形成方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態にかかる画像形成装置1(図1参照)は、デジタル複合機等であり、複写機能、プリンタ機能およびファクシミリ機能を選択可能である。そして、画像形成装置1は、複写機能が選択された場合には、複写モードへと移行する。また、画像形成装置1は、プリンタ機能が選択された場合には、プリンタモードへと移行する。また、画像形成装置1は、ファクシミリ機能が選択された場合には、ファクシミリモードへと移行する。
次に、図1を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置1における画像形成動作の流れについて簡単に説明する。図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。本実施の形態では、画像形成装置1は、ADF(Auto Document Feeder)2と、画像読取装置3と、書込みユニット4と、プリンタユニット5と、を有する。
ADF2は、例えば複写モードへと移行した場合、複写する原稿を画像読取装置3へと送る。画像読取装置3(画像形成装置1の動作により発熱する発熱部の一例)は、ADF2から送られてきた原稿の画像を読み取る。そして、画像読取装置3は、読み取った画像の画像情報を、図示しない画像処理部を介して書込みユニット4へ送る。書込みユニット4は、画像読取装置3から受け取った画像情報に従って、図示しない帯電器により一様に帯電された感光体ドラム6に光を照射する。これにより書込みユニット4は、感光体ドラム6上に静電潜像を形成する。
プリンタユニット5は、感光体ドラム6と、現像装置7と、搬送ベルト8と、定着装置9と、を有する。現像装置7は、感光体ドラム6上に形成された静電潜像を現像してトナー像とする。搬送ベルト8は、感光体ドラム6上のトナー像に対向する位置に転写紙を搬送して、転写紙にトナー像を転写する。定着装置9は、転写紙に転写されたトナー像を加熱して定着させて、トナー像が定着した転写紙を排出する。
次に、図2を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置1の電気的な構成について説明する。図2は、本実施の形態にかかる画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。
本実施の形態にかかる画像形成装置1は、当該画像形成装置1全体を制御する入出力制御部21を有している。また、本実施の形態にかかる画像形成装置1は、外部設備側のコンセント等を介して商用電源G(外部電源の一例)に接続されている。商用電源Gは、画像形成装置1内の定着装置9およびPSU(Power Supply Unit)20に交流電力を供給する。
定着装置9は、商用電源Gから供給される交流電力によって発熱して、転写紙等の記録媒体に形成されたトナー像を定着させる定着ヒータ(画像形成装置1の動作により発熱する発熱部の一例)と、当該定着ヒータを駆動させる駆動回路と、を有している。また、定着装置9は、当該定着装置9内部(または、図示しない定着ヒータ)の温度を検出し、検出した温度を後述する入出力制御部21に入力する温度検出部91(例えば、接触式サーミスタ、非接触式センサなど)を有する。入出力制御部21は、温度検出部91により検出された温度に基づいて、定着ヒータが所定の目標温度に保たれるように、定着ヒータのオンオフを制御する。
定着装置9の近傍には、熱発電素子22およびFAN23が設けられている。熱発電素子22(熱電変換素子の一例)は、例えば、ゼーベック素子等により構成され、図示しない定着ヒータにより発熱した熱を直流電力に変換して、当該直流電力を、PSU20(後述するDC出力電圧生成回路20b)に代わって、負荷部24(例えば、ADF2、画像読取装置3、書込みユニット4、プリンタユニット5など)に供給可能である。本実施の形態では、熱発電素子22は、定着装置9が有する定着ヒータにより発熱した熱を直流電力に変換しているが、これに限定するものではなく、画像読取装置3等の発熱部により発熱した熱を直流電力に変換しても良い。FAN23は、入出力制御部21からのON/OFF指示に応じて、オンまたはオフして、熱発電素子22を冷却する。
熱発電素子22には、当該熱発電素子22への電流の逆流を防止するダイオード25と、熱発電素子22により負荷部24等に印加される電圧のリップルを軽減する(言い換えると、熱発電素子22から流れる電流を平滑化して負荷部24に流す)平滑用コンデンサ26と、が接続されている。
本実施の形態にかかる画像形成装置1は、熱発電素子22からの直流電力の供給先を、放電用DC/DC変換回路28、充電用DC/DC変換回路29または供給先無しに切り替える切替回路27を有している。切替回路27は、入出力制御部21からのON/OFF指示に応じて、熱発電素子22からの直流電力の供給先を切り替える。切替回路27は、入出力制御部21からON/OFF指示が入力されていない通常状態においては、熱発電素子22からの直流電力の供給先を無しに切り替える。
放電用DC/DC変換回路28は、熱発電素子22からの直流電力を負荷部24に供給する場合に、熱発電素子22からの直流電力を、予め設定された電圧の直流電力に変換して負荷部24に供給する。充電用DC/DC変換回路29は、熱発電素子22(または後述するDC出力電圧生成回路20b)からの直流電力を、予め設定された電圧の直流電力に変換して蓄電部31に供給する。
蓄電部31は、リチウムイオン電池等により構成される充電池31aを有し、充電用DC/DC変換回路29から供給される直流電力により充電池31aを充電する。さらに、蓄電部31は、熱発電素子22に代わって、充電池31aに蓄電された電力(直流電力)を、放電用DC/DC変換回路32を介して負荷部24に供給可能である。放電用DC/DC変換回路32は、蓄電部31から供給される直流電力を、予め設定された電圧の直流電力に変換して負荷部24に供給する。
PSU20は、商用電源Gから供給される交流電力の電圧を検出するAC検出回路20a(検出部の一例)と、商用電源Gから供給される交流電力を直流電力に変換して、当該直流電力をコンデンサ20cによって平滑化して負荷部24に供給するDC出力電圧生成回路20b(変換部の一例)と、を有している。
本実施の形態では、AC検出回路20aは、商用電源Gから供給される交流電力の電圧であるAC電圧を、DC電圧に変換して入出力制御部21に出力する。入出力制御部21は、AC検出回路20aから出力されたDC電圧に基づいて、商用電源Gから供給される交流電力のAC電圧を検出することが可能である。
本実施の形態では、DC出力電圧生成回路20bは、商用電源Gからの交流電力を、所定電圧(例えば、5Vまたは24Vなど)の直流電力に変換して、充電用DC/DC変換回路29または負荷部24に供給する。本実施の形態では、DC出力電圧生成回路20bからの直流電力の供給先は、切替回路30により切り替えられる。切替回路30は、入出力制御部21からのON/OFF指示に応じて、DC出力電圧生成回路20bからの直流電力の供給先を、充電用DC/DC変換回路29または負荷部24に切り替える。
また、本実施の形態にかかる画像形成装置1は、負荷部24と、当該負荷部24への直流電力の供給元(DC出力電圧生成回路20b、熱発電素子22、蓄電部31)との間に切替回路33を有している。切替回路33は、入出力制御部21により制御されて、負荷部24への直流電力の供給元を切り替える。
ここで、従来の画像形成装置1による負荷部24への直流電力の供給処理について説明する。図3および図4は、従来の画像形成装置による負荷部への直流電力の供給処理を説明するためのタイミングチャートである。
まず、図3を用いて、従来の画像形成装置1による負荷部24への電力の供給処理の一例について説明する。画像形成装置1には、通常、商用電源Gから供給される交流電力の電圧であるAC電圧(例えば、AC100V)が印加されているものとする。そして、従来の画像形成装置1では、入出力制御部21は、図3に示すように、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が、画像形成装置1の正常な動作が保証される電圧である所定の動作保証電圧(例えば、AC75V)より高い電圧に維持されている間、切替回路27,30,33を制御して、PSU20(DC出力電圧生成回路20b)から負荷部24へ直流電力を供給させる。
一方、入出力制御部21は、図3に示すように、商用電源Gの送電線に対する落雷や鳥獣等の接触によって、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が、所定の動作保証電圧以下に低下した場合、切替回路33を制御して、商用電源Gに代わって、蓄電部31から負荷部24へ直流電力を供給させる。このように、従来の画像形成装置1では、AC電圧が所定の動作保証電圧以下に低下した場合、PSU20のDC出力電圧生成回路20bのコンデンサ20cが充電されており、PSU20(コンデンサ20c)からの電力の供給を継続できるにも関わらず、直ちに、蓄電部31から負荷部24の電力の供給に切り替えられる。そのため、従来の画像形成装置1では、負荷部24への電力の供給元が蓄電部31に切り替えられることが多くなり、蓄電部31の使用回数および使用時間が増えて、蓄電部31の寿命が短縮される。
次に、図4を用いて、従来の画像形成装置1による負荷部24への電力の供給処理の他の例について説明する。従来の画像形成装置には、図4に示すように、入出力制御部21が、PSU20(コンデンサ20c)を放電可能な時間の上限である供給可能時間を予め計測(算出)する。入出力制御部21は、画像形成装置1の動作モード(例えば、複写モード、プリンタモード、ファクシミリモードなど)に応じて、供給可能時間を可変する。そして、入出力制御部21は、図4に示すように、商用電源Gの送電線に対する落雷や鳥獣等の接触によって、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が、所定の動作保証電圧以下に低下した場合、AC電圧が所定の動作保証電圧以下に低下してから供給可能時間、PSU20(コンデンサ20c)から負荷部24の電力の供給を継続する。
その後、入出力制御部21は、図4に示すように、AC電圧が所定の動作保証電圧以下に低下してから供給可能時間経過すると、PSU20に代わって、蓄電部31から負荷部24への電力の供給に切り替える。これにより、AC電圧が所定の動作保証電圧以下となっている状態が供給可能時間続いた場合に、初めて蓄電部31から負荷部24へと電力の供給が切り替えられるので、蓄電部31の使用回数および使用時間を短くすることができる。しかしながら、符号401に示すように供給可能時間を長くした場合、PSU20からの電力の供給が不安定になる可能性がある。一方、符号402に示すように供給可能時間を短くした場合には、蓄電部31の使用回数および使用時間が増えて、蓄電部31の寿命が短縮される。
次に、図5を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置1による負荷部24への電力の供給処理について説明する。図5は、本実施の形態にかかる画像形成装置による負荷部への電力の供給処理を説明するためのタイミングチャートである。
本実施の形態にかかる画像形成装置1では、入出力制御部21は、PSU20(コンデンサ20c)を放電可能な時間の上限である供給可能時間を予め計測(算出)する。そして、入出力制御部21は、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が動作保証電圧以下になってから、負荷部24への直流電力の供給元を熱発電素子22に切り替えるまでの時間であって、算出した供給可能時間より短い所定の第1時間を設定する。本実施の形態では、入出力制御部21は、画像形成装置1の動作モードに応じて、第1時間を変更可能である。さらに、本実施の形態では、入出力制御部21は、熱発電素子22から負荷部24への電力の供給を開始してから、負荷部24への直流電力の供給元を蓄電部31に切り替えるまでの時間である所定の第2時間を設定する。
そして、入出力制御部21(制御部の一例)は、図5に示すように、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧(例えば、45〜75V)が動作保証電圧(例えば、75V)以下となってからの経過時間(以下、第1経過時間と言う)が第1時間以下である場合、切替回路27,30,33を制御してDC出力電圧生成回路20bと負荷部24との接続を維持して、DC出力電圧生成回路20bによる負荷部24への直流電力の供給を継続させる。その後、入出力制御部21は、図5に示すように、第1経過時間が第1時間より長くなった場合、切替回路27,30,33を制御して熱発電素子22と負荷部24とを接続して、PSU20に代わって、熱発電素子22から負荷部24へ直流電力を供給させる。これにより、商用電源GのAC電圧が動作保証電圧以下となった場合に、負荷部24への直流電力の供給元が直ちに蓄電部31に切り替えられることを防止できるので、蓄電部31の使用回数および使用時間を減らして、蓄電部31の長寿命化を図ることができかつ蓄電部31のランニングコストを抑えることができる。
さらに、入出力制御部21は、図5に示すように、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が動作保証電圧以下のまま、熱発電素子22から負荷部24への直流電力の供給を開始してからの経過時間(以下、第2経過時間と言う)が第2時間に達した場合、切替回路33を制御して蓄電部31と負荷部24とを接続して、熱発電素子22に代わって、蓄電部31から負荷部24へ直流電力を供給させる。
日本国内においては、商用電源G側の電圧の一瞬の低下である瞬低が発生するケースの90%以上は、瞬低の発生から0.5s以内に終わる。そのため、入出力制御部21は、第1時間および第2時間を合わせた時間を0.5s以上に設定しておけば、蓄電部31からの電力の供給を行わなくて済むので、蓄電部31の使用回数および使用時間を減らして、蓄電部31の長寿命化を図ることができかつ蓄電部31のランニングコストを抑えることができる。
次に、図6を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置1による第1時間および第2時間の設定例について説明する。図6は、本実施の形態にかかる画像形成装置による第1時間および第2時間の設定例を示す図である。
第1時間は、上述したように、AC電圧が動作保証電圧以下になってから、負荷部24への直流電力の供給元をPSU20(DC出力電圧生成回路20b)から熱発電素子22に切り替えるまでの時間である。すなわち、第1時間は、AC電圧が動作保証電圧以下となった後に、DC出力電圧生成回路20bから安定した直流電力の供給が可能な時間である。本実施の形態では、入出力制御部21は、負荷部24における負荷が大きい動作モード(例えば、省エネルギーモード(以下、省エネモードと言う)、待機モード、稼働モード)になるに従い、第1時間を短くする。
具体的には、入出力制御部21は、図6に示すように、負荷部24における消費電力が少ない省エネモード(第1モードの一例)で画像形成装置1が動作している場合の第1時間(AC電圧が75V以下の場合:0.7秒、AC電圧が45V以下の場合:0.55秒、AC電圧が15V以下の場合:0.4秒)を、省エネモードより負荷部24における負荷が大きい(すなわち、省エネモードよりも消費電力が多い)待機モード(第2モードの一例)で画像形成装置1が動作している場合の第1時間(AC電圧が75V以下の場合:0.6秒、AC電圧が45V以下の場合:0.45秒、AC電圧が15V以下の場合:0.3秒)より長くする。
また、入出力制御部21は、図6に示すように、画像形成装置1が待機モード(第1モードの一例)で動作している場合の第1時間(AC電圧が75V以下の場合:0.6秒、AC電圧が45V以下の場合:0.45秒、AC電圧が15V以下の場合:0.3秒)を、印刷等が実行中で待機モードより負荷部24における消費電力が多い高負荷な稼働モード(第2モードの一例)で画像形成装置1が動作している場合の第1時間(AC電圧が75V以下の場合:0.4秒、AC電圧が45V以下の場合:0.25秒、AC電圧が15V以下の場合:0.1秒)より長くする。これにより、画像形成装置1が低負荷なモードで動作している場合には、熱発電素子22から負荷部24への直流電力の供給時間を長くして、蓄電部31の使用回数および使用時間を減らすことができるので、蓄電部31の長寿命化を図ることができる。
本実施の形態では、入出力制御部21は、負荷部24における負荷が大きい動作モードになるに従い、第1時間を短くすることとしたが、DC出力電圧生成回路20bから供給される直流電力の電圧であるDC電圧に応じて、第1時間を変更しても良い。具体的には、画像形成装置1に、DC出力電圧生成回路20bから供給される直流電力のDC電圧を検出可能な電圧検出部を設ける。そして、入出力制御部21は、当該電圧検出部により検出されるDC電圧が所定電圧以下である場合に、第1時間を短くする。例えば、入出力制御部21は、DC出力電圧生成回路20bから供給される直流電力のDC電圧(正常時において、24V)が、所定電圧(正常時におけるDC電圧:24Vから10%低下した電圧である21.6V)以下となった場合に、第1時間を短くする。
第2時間は、上述したように、熱発電素子22から負荷部24への直流電力の供給を開始してから、負荷部24への直流電力の供給元を熱発電素子22から蓄電部31に切り替えるまでの時間である。本実施の形態では、入出力制御部21は、定着装置9が有する定着ヒータの発熱量が多い動作モードになるに従い、第2時間を長くする。
具体的には、入出力制御部21は、図6に示すように、定着装置9が有する定着ヒータの温度制御等が実行されておらず(言い換えると、定着ヒータが発熱しておらず)熱発電素子22から直流電力を供給できない省エネモードで画像形成装置1が動作している場合、第2時間を、AC電圧の違いに関わらず、0.0秒とする。
また、入出力制御部21は、図6に示すように、待機モードおよび稼働モードにおいて定着装置9が有する定着ヒータの温度制御が実行されており(すなわち、定着ヒータが発熱しており)熱発電素子22から直流電力を供給可能な待機モードまたは稼働モードで画像形成装置1が動作している場合、第2時間を、0.1秒以上とする。その際、入出力制御部21は、図6に示すように、熱発電素子22による発熱量が待機モードよりも稼働モードが多いため、待機モードにおける第2時間(AC電圧が75V以下の場合:0.3秒、AC電圧が45V以下の場合:0.3秒、AC電圧が15V以下の場合:0.3秒)よりも、稼働モードにおける第2時間(AC電圧が75V以下の場合:0.5秒、AC電圧が45V以下の場合:0.5秒、AC電圧が15V以下の場合:0.5秒)を長くする。
本実施の形態では、定着装置9が有する定着ヒータにより発熱された熱(余熱)を熱発電素子22によって直流電力に変換し、当該直流電力を、DC出力電圧生成回路20bに代わって、負荷部24に供給しているが、定着ヒータ以外の発熱部により発熱された熱を熱発電素子22によって直流電力に変換して、負荷部24に供給しても良い。若しくは、熱以外の光や振動を直流電力に変換して、負荷部24に供給しても良い。その場合、入出力制御部21は、定着ヒータ以外の発熱部または光や振動を発する部材に応じて、第2時間を変更するものとする。
さらに、入出力制御部21は、図6に示すように、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が動作保証電圧より低くなるに従い、第1時間を短くする。本実施の形態では、入出力制御部21は、図6に示すように、AC電圧が45V以下に低下した場合の第1時間を、AC電圧が45Vより高く75V以下の場合の第1時間より短くする。また、入出力制御部21は、図6に示すように、AC電圧が15V以下に低下した場合の第1時間を、AC電圧が15Vより高く45V以下の場合の第1時間より短くする。これにより、AC電圧が低くコンデンサ20cに蓄電されている電力量が少ない場合には、コンデンサ20cからの直流電力の供給時間を短くすることができるので、熱発電素子22からの直流電力の供給に切り替えられる前に、コンデンサ20cから直流電力が供給できない状態になることを防止できる。
入出力制御部21は、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が動作保証電圧より高い状態に戻った場合、第1時間および第2時間の設定を変更することなく、第1経過時間および第2経過時間をリセットする。
次に、図7および図8を用いて、AC検出回路20aにより検出されるAC電圧が動作保証電圧以下となっている間における、定着装置9が備える定着ヒータの制御について説明する。図7は、本実施の形態にかかる画像形成装置における定着ヒータの制御を説明するための図である。図8は、本実施の形態にかかる画像形成装置における定着ヒータの制御処理のタイミングチャートである。
入出力制御部21は、AC検出回路20aにより検出されたAC電圧が動作保証電圧以下となった場合、所定の発熱停止許容時間および第1経過時間のうち短い方の時間、定着装置9が有する定着ヒータをオフする。これにより、AC電圧が動作保証電圧以下となった後、定着ヒータのオンによって突入電流が流れて、図8に示すようにAC検出回路20aによるAC電圧の検出結果が変動することを防止することができる。また、できるだけ長い時間、PSU20(DC出力電圧生成回路20b)にのみ商用電源Gからの交流電力を供給することで、DC出力電圧生成回路20bからの直流電力の供給を継続できるので、蓄電部31の使用回数および使用時間を減らすことができる。ここで、所定の発熱停止許容時間は、定着装置9が有する定着ローラをオフし続けても転写紙に対するトナー像の定着性に影響を与えない時間であり、本実施の形態では、1.0秒である。
本実施の形態では、入出力制御部21は、図7に示すように、画像形成装置1が省エネモードまたは待機モードである場合には、定着装置9による転写紙に対するトナー像の定着処理は行われておらず、当該定着処理に影響を与えることはないので、AC電圧が動作保証電圧より高くなるまで、定着ヒータをオフし続ける。一方、入出力制御部21は、図7に示すように、画像形成装置1が稼働モードである場合には、定着装置9による転写紙に対するトナー像の定着処理が行われているので、所定の発熱停止許容時間および第1経過時間のうち短い方の時間、定着装置9が有する定着ヒータをオフする。
次に、図9を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置1による第2時間の設定処理についてより詳細に説明する。図9は、本実施の形態にかかる画像形成装置による第2時間の設定処理を説明するための図である。
通常、稼働モードと待機モードとでは、定着装置9が有する定着ヒータの目標温度が異なる。例えば、定着装置9は、画像形成装置1が稼働モードである場合に、温度検出部91により検出された温度に基づいて、定着ヒータが目標温度である160℃に保たれるように、定着ヒータをオンまたはオフする。一方、定着装置9は、画像形成装置1が待機モードである場合には、温度検出部91により検出された温度に基づいて、定着ヒータが目標温度である140℃に保たれるように、定着ヒータをオンまたはオフする。そして、熱発電素子22により直流電力を供給可能な時間の上限は、定着ヒータの温度(本実施の形態では、目標温度)から逆算した時間である。
そこで、本実施の形態では、入出力制御部21は、定着装置9が有する定着ヒータの目標温度(すなわち、温度検出部91により検出される温度)に基づいて、熱発電素子22により直流電力を供給可能な時間の上限を求める。そして、入出力制御部21は、求めた上限を、第2時間とする。これにより、熱発電素子22からの直流電力の供給を出来る限り長くすることができるので、蓄電部31の使用回数を減らすことができる。
例えば、入出力制御部21は、図9に示すように、画像形成装置1が待機モードでありかつ定着ヒータの目標温度(定着温度)が150℃である場合、熱発電素子22により直流電力を供給可能な時間の上限である0.4秒を、第2時間とする。一方、入出力制御部21は、図9に示すように、画像形成装置1が待機モードでありかつ定着ヒータの目標温度(定着温度)が140℃である場合、熱発電素子22により直流電力を供給可能な時間の上限である0.3秒を、第2時間とする。
本実施の形態では、入出力制御部21は、温度検出部91により検出される温度に基づいて、熱発電素子22により直流電力を供給可能な時間の上限を求めているが、これに限定するものではなく、例えば、熱発電素子22により熱から変換された直流電力の電力量を検出し、当該検出した電力量に基づいて、熱発電素子22により直流電力を供給可能な時間の上限を求めても良い。
次に、図10を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置1による動作モード毎の第1時間および第2時間の設定処理について説明する。図10は、本実施の形態にかかる画像形成装置による動作モード毎に異なるPSUおよび熱発電素子からの直流電力の供給のタイミングチャートである。
入出力制御部21は、画像形成装置1が稼働モードである場合、負荷部24が印刷等を実行中であり高負荷な状態にある。そのため、入出力制御部21は、稼働モードにおいては、図10(a)に示すように、AC電圧が動作保証電圧以下になった後、PSU20のDC出力電圧生成回路20bからの直流電力の供給を維持する第1時間を、待機モード(図10(b)参照)より短くする。
また、入出力制御部21は、画像形成装置1が稼働モードである場合、負荷部24が印刷等の実行中であり定着装置9の定着ヒータの目標温度(定着温度)が高い状態にある。そのため、入出力制御部21は、稼働モード時においては、図10(a)に示すように、熱発電素子22から負荷部24への直流電力の供給を開始してから、負荷部24への直流電力の供給元を蓄電部31に切り替えるまでの第2時間を、待機モード(図10(b)参照)より長くする。
一方、入出力制御部21は、画像形成装置1が待機モードである場合、負荷部24が印刷等を実行しておらず低負荷な状態にある。そのため、入出力制御部21は、待機モードにおいては、図10(b)に示すように、AC電圧が動作保証電圧以下となった後、PSU20のDC出力電圧生成回路20bからの直流電力の供給を維持する第1時間を、稼働モード(図10(a)参照)より長くする。
また、入出力制御部21は、画像形成装置1が待機モードである場合、負荷部24が印刷等を実行しておらず定着装置9の定着ヒータの目標温度(定着温度)が低い状態にある。そのため、入出力制御部21は、待機モード時においては、図10(b)に示すように、熱発電素子22から負荷部24への直流電力の供給を開始してから、負荷部24への直流電力の供給元を蓄電部31に切り替えるまでの第2時間を、稼働モード(図10(a)参照)より短くする。
次に、図11を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置1の動作モード毎に異なる、瞬低が発生した場合にPSU20(DC出力電圧生成回路20b)が直流電力の供給を維持可能な時間(言い換えると、瞬低が発生した後、PSU20が直流電力を供給できなくなる出力ダウンになるまでの時間)について説明する。図11は、本実施の形態にかかる画像形成装置の動作モード毎に異なるPSUの出力ダウンまでの時間を説明するための図である。図11の縦軸は、商用電源GのAC電圧であり、図11の横軸は、瞬低が発生している時間(すなわち、AC電圧が動作保証電圧以下となってからの第1経過時間)である。
PSU20のDC出力電圧生成回路20bは、画像形成装置1が省エネモードにある場合、負荷部24が動作しておらず、低負荷な状態にあるため、AC電圧が動作保証電圧以下となってから(言い換えると、瞬低が発生してから)の負荷部24への直流電力の供給を長く維持することができる(例えば、瞬低が発生してから700ms)。また、DC出力電圧生成回路20bは、画像形成装置1が待機モードにある場合、負荷部24が省エネモードより高負荷な状態にあるため、瞬低が発生してからの負荷部24への直流電力の供給を、省エネモードよりも長く維持することができない(例えば、瞬低が発生してから600ms)。さらに、DC出力電圧生成回路20bは、画像形成装置1が稼働モードにある場合、負荷部24が待機モードより高負荷な状態にあるため、瞬低が発生してからの負荷部24への直流電力の供給を、待機モードよりも長く維持することができない(例えば、瞬低が発生してから400ms)。
以上を踏まえ、本実施の形態では、入出力制御部21は、負荷部24における負荷が大きい動作モードになるに従い、第1時間を短くする。これにより、画像形成装置1が低負荷なモードで動作している場合には、熱発電素子22から負荷部24への直流電力の供給時間を長くして、蓄電部31の使用回数および使用時間を減らすことができるので、蓄電部31の長寿命化を図ることができる。
このように本実施の形態にかかる画像形成装置1によれば、商用電源GのAC電圧が動作保証電圧以下となった場合に、負荷部24への直流電力の供給元が直ちに蓄電部31に切り替えられることを防止できるので、蓄電部31の使用回数および使用時間を減らして、蓄電部31の長寿命化を図ることができかつ蓄電部31のランニングコストを抑えることができる。
なお、本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
さらに、本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像形成装置で実行されるプログラムは、上述した各部(入出力制御部21など)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、入出力制御部21が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
1 画像形成装置
2 ADF
3 画像読取装置
4 書込みユニット
5 プリンタユニット
6 感光体ドラム
7 現像装置
8 搬送ベルト
9 定着装置(発熱部の一例)
20 PSU
20a AC検出回路(検出部の一例)
20b DC出力電圧生成回路(変換部の一例)
20c コンデンサ
21 入出力制御部(制御部の一例)
22 熱発電素子(熱電変換素子の一例)
23 FAN
24 負荷部
25 ダイオード
26 平滑用コンデンサ
27,30,33 切替回路
28,32 放電用DC/DC変換回路
29 充電量DC/DC変換回路
31 充電部
31a 蓄電池
91 温度検出部
G 商用電源(外部電源の一例)
特開2008−176288号公報

Claims (8)

  1. 画像形成装置の動作により発熱する発熱部と、
    外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力をコンデンサによって平滑化して負荷部に供給する変換部と、
    前記発熱部により発熱した熱を直流電力に変換して、当該直流電力を、前記変換部に代わって前記負荷部に供給可能な熱電変換素子と、
    前記外部電源から供給される交流電力の電圧を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された電圧が所定の動作保証電圧以下となってからの第1経過時間が、前記コンデンサが放電可能な時間の上限より短い第1時間以下の場合、前記変換部から前記負荷部へ直流電力の供給を継続させ、前記第1経過時間が前記第1時間より長くなった場合、前記変換部に代わって、前記熱電変換素子から前記負荷部へ直流電力を供給させる制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 蓄電部を備え、
    前記制御部は、前記熱電変換素子から前記負荷部への直流電力の供給を開始してからの第2経過時間が、前記熱電変換素子から前記負荷部へ直流電力を供給可能な第2時間に達した場合、前記熱電変換素子に代わって、前記蓄電部から前記負荷部へ直流電力を供給させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記画像形成装置が第1モードで動作している場合の前記第1時間を、前記負荷部における負荷が前記第1モードより大きい第2モードで前記画像形成装置が動作している場合の前記第1時間より長くする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記発熱部は、前記外部電源から供給される交流電力によって発熱し、
    前記制御部は、前記検出部により検出された電圧が前記動作保証電圧以下となった場合、所定の発熱停止許容時間および前記第1経過時間のうち短い方の時間、前記発熱部をオフする請求項1から3のいずれか一に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記発熱部の温度に基づいて、前記熱電変換素子により直流電力を供給可能な時間の上限を求め、当該上限を前記第2時間とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記検出部により検出された電圧が前記動作保証電圧より低くなるに従い、前記第1時間を短くする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置の動作により発熱する発熱部と、外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力をコンデンサによって平滑化して負荷部に供給する変換部と、前記発熱部により発熱した熱を直流電力に変換して、当該直流電力を、前記変換部に代わって前記負荷部に供給可能な熱電変換素子と、を備えた画像形成装置において実行される画像形成方法であって、
    前記外部電源から供給される交流電力の電圧を検出し、
    検出した電圧が所定の動作保証電圧以下となってからの第1経過時間が、前記コンデンサが放電可能な時間の上限より短い第1時間以下の場合、前記変換部から前記負荷部へ直流電力の供給を継続させ、
    前記第1経過時間が前記第1時間より長くなった場合、前記変換部に代わって、前記熱電変換素子から前記負荷部へ直流電力を供給させる、
    ことを含む画像形成方法。
  8. 画像形成装置の動作により発熱する発熱部と、外部電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力をコンデンサによって平滑化して負荷部に供給する変換部と、前記発熱部により発熱した熱を直流電力に変換して、当該直流電力を、前記変換部に代わって前記負荷部に供給可能な熱電変換素子と、前記外部電源から供給される交流電力の電圧を検出する検出部と、を備えた画像形成装置を制御するコンピュータを、
    前記検出部により検出された電圧が所定の動作保証電圧以下となってからの第1経過時間が、前記コンデンサが放電可能な時間の上限より短い第1時間以下の場合、前記変換部から前記負荷部へ直流電力の供給を継続させ、前記第1経過時間が前記第1時間より長くなった場合、前記変換部に代わって、前記熱電変換素子から前記負荷部へ直流電力を供給させる制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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