JP5899959B2 - 電源装置、電子機器及び画像形成装置 - Google Patents

電源装置、電子機器及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、電源装置、電子機器、画像形成装置及び電源制御方法に関する。
近年では、省エネを目的として、待機状態における消費電力を低減するための省エネモード(スリープモードともいう。)を備えた画像形成装置などの電子機器が一般的に良く知られている。
具体的には、この種の電子機器では、電源(商用電源)から供給される電力に基づいてモータなどの駆動系の負荷に24Vなどの第1の電圧を供給する第1の電圧生成部(24V生成部)と、電源から供給される電力に基づいて制御部などの制御系の負荷に5Vなどの第2の電圧を供給する第2の電圧生成部(5V生成部)とを有する直流電源装置を備え、省エネモードに移行していない通常時には、第1の電圧生成部及び第2の電圧生成部により駆動系の負荷と制御系の負荷に夫々電圧が供給され、一方、省エネモードに移行した場合には、電源から第1の電圧生成部に供給される電力を遮断して駆動系の負荷の動作を停止させ、第2の電圧生成部から供給される電圧によって制御系の負荷のみを動作可能な状態にしている。
また、この種の電子機器では、電源の突発的な瞬断(少なくとも10msの瞬断)によって駆動系の負荷及び制御系の負荷に供給される電圧が低下すると画像形成動作にトラブルが生じる可能性があるため、直流電源装置における第1の電圧生成部及び第2の電圧生成部の夫々に、電源から供給される電力に基づいて電荷(電力)を蓄積する電解コンデンサ(蓄積手段)を備え、電源の瞬断時に電解コンデンサに蓄積されている電荷を用いて各負荷に安定した電圧を供給するようになっている。
しかし、この種の電子機器においては、電源スイッチ(SW)をオフしたりして、第1の電圧生成部(24Vdc)及び第2の電圧生成部(5Vdc)に供給される電圧を遮断した場合、第1の電圧生成部の電解コンデンサには第2の電圧生成部の電解コンデンサに比べて大量の電荷が蓄積されていることで、制御系の負荷に供給される電圧(5V)の方が駆動系の負荷に供給される電圧(24V)より先に低下してしまい、その結果、誤動作が生じる可能性があるなどの問題があった。
そして、従来では、上記問題を解決するような技術として、駆動系の負荷に供給される電圧の放電を早めるために駆動系の負荷側に放電回路を設け、駆動系の負荷に供給される電圧を誤動作が生じない所定電圧以下に降下するまで放電回路で放電させ、所定電圧以下に達したら放電回路による放電を停止するという技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
しかしながら、上述の特許文献1の技術にあっては、放電回路を用いて電解コンデンサなどの蓄電手段に残る電力を無駄に消費する構成を採用しているため、省資源や省エネという観点で課題がある。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、蓄電手段に残る電力を無駄に消費する事無く有効に活用することで、省資源や省エネを図ることが可能な電源装置、電子機器、画像形成装置及び電源制御方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電源装置は、第1の平滑用コンデンサを備え、電源から供給される電力を前記第1の平滑用コンデンサで平滑化して第1の負荷へ出力する第1の電圧生成手段と、前記第1の電圧生成手段に接続され、前記第1の電圧生成手段の生成が停止制御された場合に、前記第1の電圧生成手段の出力が入力され、第2の負荷に供給する前記第1の電圧生成手段の出力電圧よりも小さい電圧を生成する第2の電圧生成手段と、前記電源から供給される電力から所定の電圧を生成して前記第2の負荷へ出力する第3の電圧生成手段を更に備え、第1の動作モード時に、前記第1の電圧生成手段から前記第1の負荷に電圧を供給し、且つ、前記第3の電圧生成手段から前記第2の負荷に電圧を供給し、前記第1の動作モードから第2の動作モードに移行した場合に、前記第1の電圧生成手段の生成が停止制御されて前記第1の電圧生成手段から前記第1の負荷への電圧供給が遮断され、前記第2の電圧生成手段が、第1の電圧生成手段の出力に基づいて前記第2の負荷に電圧を供給し、前記第2の電圧生成手段から前記第2の負荷に供給される電圧の値が所定値を下回った場合に前記第3の電圧生成手段から前記第2の負荷に電圧を供給する
また、本発明の電子機器は、前記電源装置と、前記電源装置から供給される電圧に基づいて動作する前記第1の負荷及び前記第2の負荷とを備える。
また、本発明の画像形成装置は、前記電源装置と、前記電源装置から供給される電圧に基づいて動作する前記第1の負荷及び前記第2の負荷とを備える。
本発明によれば、蓄積手段に残る電力を無駄に消費する事無く有効に活用することで、省資源や省エネを図ることができる。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 図2は、直流電源装置の構成を示すブロック図である。 図3は、図2に示す24V生成部の一構成例を示す回路図である。 図4は、画像形成装置の各動作状態における消費電力を説明するためのタイミングチャートである。 図5は、他の実施形態に係る画像形成装置の構成及び処理動作を説明するためのブロック図である。 図6は、他の実施形態に係る画像形成装置の構成及び処理動作を説明するためのブロック図である。 図7は、他の実施形態に係る画像形成装置の構成及び処理動作を説明するためのタイミングチャートである。 図8は、他の実施形態に係る画像形成装置の構成及び処理動作を説明するためのブロック図である。 図9は、他の実施形態に係る画像形成装置の構成及び処理動作を説明するためのタイミングチャートである。 図10は、他の実施形態に係る画像形成装置の構成及び処理動作を説明するためのブロック図である。 図11は、従来の画像形成装置の構成及び処理動作を説明するためのブロック図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、本発明の電源装置、電子機器、画像形成装置及び電源制御方法は、画像形成装置などの各種の電子機器に適用可能であるが、以下の実施形態の説明では、本発明を画像形成装置に適用した場合について説明する。
(第1の実施形態)
最初に、本実施形態に係る画像形成装置1の外観構成について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の外観構成を示す斜視図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、大別すると、複写動作を行う本体部2と、用紙などの記録媒体を大量に収容し、記録媒体を本体部2に供給する大容量給紙部(LCT:Large Capacity Tray)(以下、「LCT部」という。)3と、本体部2で複写された記録媒体に対して、ソート、穴あけ、綴じ込みなどの後処理を行うフィニッシャ(FIN:Finisher)(以下、「FIN部」という。)4とを主体に構成されている。
本体部2は、該本体部2の上部において開閉可能に設けられ、原稿がセットされる自動原稿供給装置(ADF:Auto Document Feeder)(以下、「ADF部」という。)21と、同じく原稿がセットされるコンタクトガラス(原稿台ガラスともいう。)22とを備えている。
即ち、この画像形成装置1では、ADF21にセットされた原稿をADF21によって図示しないスキャナ部(画像読取装置ともいう。)によるスキャン位置を通過させて原稿の画像を読み取ることが可能であるとともに、図示しない画像読取装置によってコンタクトガラス22上にセットされた原稿の画像を読み取ることが可能である。
また、本体部2は、該本体部2の上部に、各種機能を選択するためのキーアイコン、操作の状態、メッセージ等の各種情報を表示する表示パネルや、印刷部数、原稿の読み取りの指定等の各種操作を行うためのキー(ボタン)などを含む操作部23を備えている。
また、本体部2は、該本体部2の正面上部に、画像形成装置1の主電源をオンまたはオフするための主電源スイッチ24を備えている。
即ち、この画像形成装置1では、ユーザにより主電源スイッチ24がオンされることで商用電源(:AC電源)5(図2参照)から電力が供給されて起動し、その後の動作中においてユーザにより主電源スイッチ24がオフされることで電源5からの電力供給を遮断して動作を停止する。
また、本体部2は、該本体部2の上部に、画像形成装置1を省エネモード(スリープモードともいう。)に移行させるための電源サブキー(以下、「省エネボタン」という。)25を備えている。
即ち、この画像形成装置1では、後述の第1の負荷としての駆動系の負荷6及び第2の負荷としての制御系の負荷7(いずれも図2参照)のいずれにも電力が供給されている第1の動作モードとしての通常モード時においてユーザにより省エネボタン25が押下操作されたことを後述の制御部71(図2参照)が検知した場合に、画像形成装置1の待機状態における消費電力の低減(低消費電力化)を図るための第2の動作モードとしての省エネモードに移行するようになっている(移行方法1)。
また、この画像形成装置1では、上記通常モード時において操作部23の操作やADF21の開閉操作などのユーザによる画像形成装置1に対する操作を制御部71が検知しない時間が所定時間経過した場合や、通常モード時において図示しない通信ネットワークを介して外部からの印刷ジョブなどのジョブの受信を制御部71が検知しない時間が所定時間経過した場合にも、省エネモードに移行するようになっている(移行方法2)。
更に、この画像形成装置1では、上述の移行方法1又は移行方法2によって省エネモードに移行した後、ユーザにより省エネボタン25、操作部23、ADF21などに対する操作を制御部71が検知した場合やジョブの受信を制御部71が検知した場合に、省エネモードを解除して上記通常モードに移行するようになっている。
また、本体部2は、該本体部2の正面に、ジャム処理やユニット交換などを行うことを目的として開閉可能なカバーとしての前カバー26やトナーカバー27を備えている。
また、本体部2は、用紙などの記録媒体を収容する給紙トレイ28を備えている。即ち、この画像形成装置1では、LCT部3や給紙トレイ28に収容されている用紙などの記録媒体に対して画像形成(複写)を行うことが可能である。
また、本実施形態の画像形成装置1は、例えば、本体部2の内部などに、駆動系の負荷(第1の負荷)6や制御系の負荷(第2の負荷)7(いずれも図2参照)などの各負荷に電力(直流電圧)を供給する直流電源装置10を備えている。
次に、上記直流電源装置10の構成について図2及び図3を用いて説明する。図2は、直流電源装置10の構成を示すブロック図であり、図3は、24V生成部110の一構成例を示す回路図である。
図2に示す直流電源装置10は、主電源スイッチ(SW)24がON(スイッチ閉)されて商用電源5から電力(交流電源)が供給されると、所定の直流電圧(出力電圧)を生成し、該生成した出力電圧を画像形成装置1の駆動系の負荷6や制御系の負荷7などの各負荷に出力するものである。
図2に示すように、本実施形態の直流電源装置10は、24V生成部(第1の電圧生成手段)110、5V生成部(第3の電圧生成手段)120、5V生成部(第2の電圧生成手段)130、スイッチ(第3のスイッチ手段)101、スイッチ(第1のスイッチ手段)102、スイッチ(第2のスイッチ手段)103、ダイオードD1及びダイオードD2を備えている。
ここで、24V生成部110は、商用電源5から供給される電力に基づいて、用紙などの記録媒体に読み取った画像を複写する現像部(不図示)などに設けられるモータや、ソレノイドなどの駆動系の負荷6に供給する24Vの直流電圧(出力電圧)を生成するものである。
5V生成部120は、商用電源5から供給される電力に基づいて、駆動系の負荷6の画像形成に係る動作などを制御し、画像形成装置1を統括的に制御する制御部71や、その制御部71と接続される操作部23や画像処理をコントロールする画像処理コントローラ部72などの制御系の負荷7に供給する5Vの直流電圧(出力電圧)を生成するものである。
また、上述の24V生成部110及び5V生成部120には、少なくとも10msの瞬断などの商用電源5の突発的な瞬断時に、駆動系の負荷6及び制御系の負荷7の夫々に安定した直流電圧(出力電圧)を供給することができるように、商用電源5から供給される電力に基づいて電荷(電力や電気エネルギーともいう。)を蓄積する蓄積手段としての電解コンデンサ111、電解コンデンサ121が夫々設けられている。なお、電解コンデンサ111は、電解コンデンサ121に比べて大量の電荷を蓄積できるようになっている。
5V生成部130は、省エネモード時において、24V生成部110の電解コンデンサ111に蓄積されている残留電荷(電力)に基づいて制御系の負荷7に供給する約5V(例えば、「5.1V」)の直流電圧(出力電圧)を生成するものである。
そして、図2に示す直流電源装置10では、5V生成部120の出力と5V生成部130の出力とをダイオードD1及びダイオードD2を用いて合流して5Vの出力電圧を制御系の負荷7に供給するようにしている。より具体的には、図2の直流電源装置10においては、5V生成部120及び5V生成部130は、いずれも5Vの出力電圧を生成して出力するようにされているが、5V生成部130の出力電圧値の方が5V生成部120の出力電圧値より若干高めに設定されている。例えば、5V生成部120の出力電圧値を「5.0V」に設定し、5V生成部130の出力電圧値を「5.1V」に設定している。
ここで、5V生成部130の出力電圧値を5V生成部120の出力電圧値に比べて若干高めに設定する理由は、5V生成部120の出力と5V生成部130の出力をダイオードD1及びダイオードD2を用いて合流する構成(図2参照)において、5V生成部120の出力電圧に優先して5V生成部130の出力電圧を制御系の負荷7に供給させるため、即ち、省エネモード時において、24V生成部110の電解コンデンサ111に蓄積されている残留電荷(電力)を有効に活用するためである。なお、上述のように、5V生成部130の出力電圧が5V生成部120の出力電圧に優先して制御系の負荷7に供給されることは、実験にて確認済みである。
なお、以上説明したように、5V生成部130は、5V生成部120の出力電圧より高めの出力電圧を出力するようになっているが、実際には、5V生成部130は、制御系の負荷7(例えば、制御部71のCPU)が壊れない範囲での電圧値を上限として出力電圧を出力するようになっている。
次に、図2に示した24V生成部110の詳細な構成について図3を用いて説明する。
図3に示すように、24V生成部110は、ノイズフィルタ(N.F)112、ダイオードブリッジ(DB1)113、図2に示した電解コンデンサ111としての1次側の電解コンデンサ(C1)111a及び2次側の電解コンデンサ(C2)111b、トランス(T1)114、制御IC115、過電流検出回路(ISEN1)116a及び過電流検出回路(ISEN2)116b、ドライブ回路(DRIV1)117、電解効果トランジスタ(FET1)118、過電圧検出回路(VSEN2)119、整流ダイオード(D1)120、転流ダイオード(D2)121、チョークコイル(CH1)122などを備えている。
電解コンデンサ111a及び電解コンデンサ111bは、出力する電圧を平滑にする回路である。そして、電解コンデンサ111a及び電解コンデンサ111bには、5V生成部120の電解コンデンサ121に比べて大量の電荷(電力)が蓄積される。
ノイズフィルタ112は、スイッチ101に接続される入力端子(IN1)及び入力端子(IN2)を介して商用電源5から入力される交流電源をフィルタリングする回路であり、例えば、図示しないX型コンデンサ、Y型コンデンサ、コモンモードコイル、放電抵抗等で構成される。
ダイオードブリッジ113は、ノイズフィルタ112でフィルタリングされた交流電圧を全波整流する回路である。
トランス114は、電解コンデンサ111aを介して電圧が印加されると、制御IC115に供給する電圧(電源)を生成し、該生成した電圧を制御IC115に出力する。
制御IC115は、トランス(T1)114を介して電圧(電源)が供給されると起動し、ドライブ回路117を介して電解効果トランジスタ118のスイッチングを行う。なお、スイッチングの周期は、一般的には約100kHzである。そして、制御IC115は、100kHzを周期として、過電圧検出回路119からフィードバックされる電圧が定電圧になるように電解効果トランジスタ118のON/OFFを行う。また、制御IC15は、過電流検出回路116a及び過電流検出回路116bが過電流を検出した場合に、電解効果トランジスタ118のONデューティ幅を狭めたり、電解効果トランジスタ118のON制御を停止したりする。
そして、この24V生成部110では、トランス114の2次巻線が、整流ダイオード120、転流ダイオード121、チョークコイル122、電解コンデンサ111bなどで構成されるフォワード方式のコンバータを介して出力端子(Vout1)に接続されている。そして、出力端子(Voult1)は、駆動系の負荷6に接続されている。
なお、本実施形態では、この24V生成部110の出力電圧の生成を停止させる方法として、制御部7の制御に基づいて24V生成部110の入力側に設けられたスイッチ101をOFFすることで、24V生成部110の出力電圧の生成を停止させる停止方法を採用しているが、これに限定されず、制御部71の制御から制御IC115に停止信号を入力して、電解効果トランジスタ118のON/OFF制御を停止させることで24V生成部110の出力電圧の生成を停止させる停止方法を採用することも可能である。
次に、図2に示す直流電源装置10を備えた画像形成装置1における通常モード時の電力供給動作及び省エネモード時の電力供給動作について図4を参照しつつ説明する。なお、図4は、画像形成装置1の各動作状態における消費電力(特に、省エネモード時の消費電力)を説明するためのタイミングチャートである。
最初に、通常モード時における画像形成装置1の電力供給動作について説明する。
画像形成装置1では、ユーザにより主電源スイッチ24がONされると(S1)、商用電源5から5V生成部120に対して電力が供給され、5V生成部120が5Vの出力電圧を生成し、制御部71に5Vの出力電圧を供給する(S2)。すると、制御部71のCPUが起動し、CPUがスイッチ101及びスイッチ102の両者をON(スイッチ閉)する(S3)。これにより、商用電源5から24V生成部110に対して電力が供給され、24V生成部110が24Vの出力電圧を生成し、駆動系の負荷6に24Vの出力電圧を供給する(S4)。すると、制御部71が駆動系の負荷6を動かすことが可能となる。即ち、画像形成装置1においては、通常モード状態に移行し、駆動系の負荷6に含まれる定着装置(不図示)の温度が所定温度まで昇温すると、画像形成(複写)動作が可能となる。
次に、省エネモードにおける画像形成装置1の電力供給動作について説明する。
画像形成装置1では、上述のように通常モード時において上述した省エネモード(スリープモード)への移行方法1、2のいずれかの方法によって画像形成装置1を省エネモードに移行させる場合(S5)、制御部71のCPUが、5V生成部120から供給される5Vの出力電圧により動作してスイッチ101及びスイッチ102の両者をOFF(スイッチ開)する(即ち、24V生成部110の電圧生成を停止制御する)とともに(S6)、スイッチ103をON(スイッチ閉)する(S7)。すると、画像形成装置1では、商用電源5から24V生成部110に対して電力が供給されなくなり、24V生成部110が電圧の生成を停止するので、駆動系の負荷6が動作を停止する。そして、この状態において、画像形成装置1では、24V生成部110の電解コンデンサ111(111a、111b)に残留電荷(電力)が蓄積されているので、その電解コンデンサ111に蓄積されている残留電荷(電力)が5V生成部130に供給される。すると、5V生成部130が5.1Vの出力電圧を生成して出力する(S8)。
その後、画像形成装置1では、5V生成部130の出力電圧の出力電圧値が「5.1V」から減少し、5V生成部120の出力電圧値「5.0V」と同じになるまでの間(T時間)、5V生成部130の出力電圧が5V生成部120の出力電圧に優先して制御系の負荷7に供給され(S9)、5V生成部130の出力電圧値が5V生成部120の出力電圧値と同じになった場合には、5V生成部120及び5V生成部130の両者から5Vの出力電圧が制御系の負荷7に供給され、5V生成部130の出力電圧値が5V生成部120の出力電圧値を下回った場合(S10)、それ以降、省エネモードにおいては5V生成部120の出力電圧が制御系の負荷7に供給される。
そして、この画像形成装置1では、省エネモード時において、ユーザによる画像形成装置1に対する操作が行われたり、ジョブを受信したりした場合に、省エネモード(スリープモード)が解除され(S11)、該省エネモードが解除されたことを制御部71のCPUが検知すると、主電源スイッチ24がONされた場合と同様に、制御部71のCPUがスイッチ101及びスイッチ102をオン(スイッチ閉)し(S12)、且つ、スイッチ103をOFF(スイッチ開)する(S13)。それ以降、画像形成装置1では、通常モード時における処理動作を行う。
即ち、本実施形態の画像形成装置1では、省エネモードに移行した場合、5V生成部130から5.1Vの出力電圧が出力されている間は、画像形成装置1の消費電力は、例えば、5V生成部130を動かす消費電力「1W」(図4の符号A参照)だけで済む。そして、24V生成部110の電解コンデンサ111の残留電荷(電力)を有効に利用し(使い切って)、5V生成部130からの出力電圧の供給が途切れると、画像形成装置1の消費電力は、例えば、上記した5V生成部130の消費電力「1W」に、制御部71や各スイッチを動かすための消費電力を加えた消費電力「5W」(図4の符号B参照)になる。
即ち、以上説明した実施形態によれば、省エネモードに移行した場合に、24V生成部110の電解コンデンサ111(111a、111b)に蓄積されている残留電荷(電力)を無駄に消費する事無く有効に活用することができるので、従来の画像形成装置(図11参照)に比べて、より省資源や省エネを図ることができる。
次に、上記した実施形態とは異なる他の実施形態について図5〜図10を用いて説明する。
(第2の実施形態)
まず最初に、図2に示す直流電源装置10の変形形態である直流電源装置10Aを備えた第2の実施形態に係る画像形成装置1Aの構成及び処理動作について図5を用いて説明する。図5は、図2に示す直流電源装置10の変形形態である直流電源装置10Aの構成を示すブロック図である。
図5に示すように、この直流電源装置10Aは、図2に示す直流電源装置10と比較して、ダイオード17とダイオード18の代わりに、スイッチ(第4のスイッチ手段)104とスイッチ(第5のスイッチ手段)105(リレー、トランジスタ、FETなどの半導体)を備えた点が相違しており、その他の構成については同一であるため、ここでは、同一の構成については説明を省略する。
この直流電源装置10Aを備える画像形成装置1Aでは、通常モードから省エネモード(スリープモード)に移行する際、制御部71がスイッチ101及びスイッチ102をオンからオフにし、且つ、スイッチ103をオフからオンにして24V生成部110の生成を停止制御した場合、制御部71が、スイッチ104をオンからオフにし、且つ、スイッチ105をオフからオンにする。そして、上記スイッチ105がオンされてから一定時間が経過した場合に、制御部71が、スイッチ105をオフにし、且つ、スイッチ104をオンにする。
この第2の実施形態によっても、上述した効果、即ち、省エネモードに移行した場合に、24V生成部110の電解コンデンサ111に蓄積されている残留電荷(電力)を無駄に消費する事無く有効に活用することができるので、省資源や省エネを図ることができるという効果を奏することが可能である。
(第3の実施形態)
次に、図2に示す直流電源装置10の変形形態である直流電源装置10Bを備えた第3の実施形態に係る画像形成装置1の構成及び処理動作について図6及び図7を用いて説明する。図6は、図2に示す直流電源装置10の変形形態である直流電源装置10Bの構成を示すブロック図であり、図7は、図6に示す直流電源装置10Bを備えた画像形成装置1Bの各動作状態における消費電力を説明するためのタイミングチャートである。
図6に示すように、この直流電源装置10Bは、図2に示す直流電源装置10と比較して、スイッチ102が外部に設けられた点が相違しており、その他の構成については同一であるため、ここでは、同一の構成については説明を省略する。ただし、この場合、上記直流電源装置10Bを備える画像形成装置1においては、スイッチ102A及びカバー開閉検知スイッチ(SW)106を新たに有している。
より具体的には、この直流電源装置10Bを備える画像形成装置1Bでは、前カバー26やトナーカバー27(いずれも図1参照)などの各種カバーの開閉を検知するカバー開閉検知スイッチ(SW)106と、図2に示したスイッチ102と同様に、制御部71の制御のもと通常モード時にオンとされ、省エネモード移行時にオフとされ、且つ、上記カバー開閉検知スイッチ106のオン/オフに応じてオン/オフされるスイッチ102Aとを備えている。即ち、スイッチ102Aは、各種カバーが開いた場合に、利用者の手や体などに傷害を与える可能性のある稼動部品や熱発生部品(即ち、駆動系の負荷6)に対する電気の通電をオフする機能を有している。
即ち、この直流電源装置10Bを備える画像形成装置1Bでは、図7に示すように、カバーが開いた時に、カバー開閉検知スイッチ106経由で制御部71がカバー開を検出する。これにより、制御部71が、スイッチ101をオフ(スイッチ開)とし、且つ、スイッチ103をオン(スイッチ閉)とする。また、それと同時に、カバー開閉検知スイッチ106の開情報に基づいてスイッチ102Aがハード的にオフ(スイッチ開)するようになっている(S21〜25)。
なお、ハード的なオフ(スイッチ開)方法としては、スイッチ102Aにノーマルオープンリレーを採用し、且つ、カバー開閉検知スイッチ106の電圧を上記リレーのコイル部(不図示)に印加する方法がある。即ち、カバーが開いて(S21)、カバー開閉検知スイッチ106がスイッチ開となった場合(S22)、上記コイル部に電圧が印加されなくなるので、上記リレーはオフ(スイッチ開)となる(S23)。他方、カバーが閉じてカバー開閉検知スイッチ106がスイッチ閉となった時は、上記コイル部に電圧が印加された状態となるので、上記リレーはオン(スイッチ閉)となる。
即ち、この第3の実施形態によれば、カバーの開閉に連動して、24V生成部110から駆動系の負荷6に電力を供給する経路をオン/オフするためのスイッチ(102A)をオン/オフ制御することが可能となる。それにより、カバーが開いてカバー開閉検知スイッチ106がオフ(スイッチ開)となった場合に、24V生成部110の電解コンデンサ111に蓄積されている残留電荷(電力)を無駄に消費する事無く有効に活用し、省資源や省エネを図ることができる。具体的には、図7の例では、カバーが開いてカバー開閉検知スイッチ106がオフ(スイッチ開)となった場合に、画像形成装置1の消費電力は1Wで済むことになる(図7の符号C参照)。
なお、図6では、スイッチ102A及びカバー開閉検知スイッチ106が直流電源装置10Bの外部に配置される形態を示しているが、これに限定されず、スイッチ102A及びスイッチ106の少なくとも一つを直流電源装置10Bが備えるような形態とすることも可能である。
(第4の実施形態)
次に、図2に示す直流電源装置10の変形形態である直流電源装置10Cを備えた第4の実施形態に係る画像形成装置1Cの構成及び処理動作について図8及び図9を用いて説明する。図8は、図2に示す直流電源装置10の変形形態である直流電源装置10Cの構成を示すブロック図であり、図9は、図8に示す直流電源装置10Cを備えた画像形成装置1Cの各動作状態における消費電力を説明するためのタイミングチャートである。
図8に示すように、この直流電源装置10Cは、図2に示す直流電源装置10と比較して、電圧検知回路(電圧検知手段)140と、スイッチ(第6のスイッチ手段)107とを新たに備えた点が相違しており、その他の構成については同一であるため、ここでは、同一の構成については説明を省略する。
電圧検知回路140は、5V生成部130に供給される電圧の値(電圧値)を検知する回路であり、スイッチ107は、商用電源5から5V生成部120に電力を供給する経路をオン/オフするスイッチである。
即ち、この直流電源装置10Cでは、図9に示すように、図2の直流電源装置10と同様、省エネモード(スリープモード)に移行する際(S5)、制御部71によりスイッチ101及びスイッチ102がオン(スイッチ閉)からオフ(スイッチ開)にされて(S6)、24V生成部110の生成が停止制御された場合、制御部71の制御のもと、スイッチ103がオフからオンにされる(S7)。
その後、この直流電源装置10Cでは、制御部71において電圧検知回路140で検知される電圧値が所定値以上であるか否かが判定され、所定値以上であると判定された場合(即ち、5V生成部130から制御系の負荷7に対して必要な電力が充分供給できる場合)、制御部71によりスイッチ107がオフにされる(S31)。なお、スイッチ107がオフにされた場合には、画像形成装置1の消費電力はほぼ0Wとなる(図9の符号D)。
スイッチ107がオフにされた後、直流電源装置10Cでは、電解コンデンサ111に蓄積されていた残留電荷(電力)が減少し、制御部71において電圧検知回路140で検知される電圧値が所定値未満となったと判定された場合(即ち、5V生成部130から制御系の負荷7に供給できる電力がもう少しで枯渇する場合)(S32)、制御部71によりスイッチ107がオン(スイッチ閉)にされる(S33)。この時、画像形成装置1の消費電力は1Wとなる(図9の符号E)。そして、5V生成部130から制御系の負荷7に対する出力電圧が低下し、5V生成部120が供給する電圧を下回ると、5V生成部120から供給される電圧により制御系の負荷(特に、制御部71)7が動作するため、画像形成装置1の消費電力は5Wに増加する(図9の符号F)。
即ち、この第4の実施形態によれば、5V生成部130から制御系の負荷7に対して必要な電力が充分供給できる場合に5V生成部120の出力生成を停止させるようにしたため、5V生成部120で消費される電力をほぼ0Wにすることができ、それにより、より省資源や省エネを図ることができる。
(第5の実施形態)
次に、図2に示す直流電源装置10の変形形態であり、図8に示す直流電源装置10Cを新たな構成要素を追加した形態の直流電源装置10Dを備えた第5の実施形態に係る画像形成装置1Dの構成及び処理動作について図10を用いて説明する。図10は、図2に示す直流電源装置10の変形形態である直流電源装置10Dの構成を示すブロック図である。
図10に示すように、この直流電源装置10Dは、図8に示す直流電源装置10Cと比較して、スイッチ102と並列にダイオード(還流手段)150を備えたが相違しており、その他の構成については図8と同一であるため、ここでは、同一の構成については説明を省略する。
ダイオード150は、24V生成部110の出力電位が駆動系の負荷6の入力電位より小さくなった場合に、駆動系の負荷6の電解コンデンサ(蓄積手段)61に蓄積されている電荷(電力)を5V生成部130に供給するためのものである。
即ち、この直流電源装置10Dでは、24V生成部110と駆動系の負荷6との電位の大小関係が下記式(1)の関係になった場合に、駆動系の負荷6の電解コンデンサ61に溜まった残留電荷(電力)が、24V生成部110に還流される。
24V生成部110の出力部<駆動系の負荷6の入力部・・・(1)
具体的には、この直流電源装置10Dでは、図2及び図8の直流電源装置10、10Cと同様、省エネモード(スリープモード)に移行する際、制御部71によりスイッチ101及びスイッチ102がオンからオフにされて、24V生成部110の生成が停止制御された場合、制御部71の制御のもと、スイッチ103がオフからオンにされる。すると、24V生成部110の電解コンデンサ111に溜まった残留電荷(電力)が5V生成部130に供給される。そして、24V生成部110に溜まった残留電荷(電力)を供給し続けていくと、24V生成部110の出力部の電位は降下していき、24V生成部110の出力部と駆動系の負荷6の入力部との電位差が、上記式(1)に示した関係になる。その時、スイッチ102と並列に設けられたダイオード150を介して、駆動系の負荷6の入力部、即ち、電解コンデンサ61に溜まっている残留電荷(電力)が24V生成部110に向けて還流され、5V生成部130に供給される。
即ち、この第5の実施形態によれば、駆動系の負荷6の電解コンデンサ61に溜まっている残留電荷(電力)により、5V生成部130が制御系の負荷7に供給する出力電圧の生成時間を延ばすことができ、それにより、より省資源や省エネを図ることができる。
以上、例示的な実施形態に基づいて説明したが、本実施形態は、前記した実施形態により限定されるものではない。
例えば、上記した実施形態では、省エネモード(スリープ)時に生成を止める電圧を「24V」について説明したが、これは一例であり、他の電圧値であっても良く、例えば、38V、12V又は5Vなどのその他の電圧値とすることも可能である。
ただ、一般的に知られている画像形成装置のうち、複写機や複合機にあっては、24V系の出力電圧が一般的に使用され、且つ、上記複写機や複合機において高速型と呼ばれる複写速度が速い画像形成装置、例えば、A4サイズの複写を、1分間に60枚以上出力可能な複写機においては、24V系の定格出力電流値が25A〜50Aなど十分に大きく、これに対応して24V生成部内の電解コンデンサの容量は5000μF以上など大容量であるため、本発明を適用するには、上記省エネモード(スリープ)時に生成を止める電圧として「24V」が最適であると思われる。
また、上記した実施形態では、省エネモード(スリープ)時に生成を止める24V生成部110の電解コンデンサ111に蓄積されている残留電荷(電力)を用いて生成する出力電圧が「5V」の出力電圧である場合について説明したが、他の出力電圧としても良く、例えば、「1.8V」、「3.3V」、「12V」等のその他の出力電圧とすることも可能である。
また、上記した実施形態では、第2の負荷7として制御系の負荷7の場合について説明したが、これに限定されず、第2の負荷7として、ステッピングモータ、ブラシレスモータ、ファンモータなどの駆動系の負荷を適用することも可能である。
また、上記した実施形態における直流電源装置10(10A〜10D)が、24V生成部(第1の電圧生成手段)110の生成を停止制御したり、各種スイッチ(101〜107、102A)のオン/オフを制御したりする制御部(制御手段)を備えるように構成しても良い。
また、上記した実施形態の制御部71や上記した直流電源装置10(10A〜10D)の制御部における処理を実行するプログラムは、画像形成装置1や直流電源装置10の図示しないROMなどの記憶部に予め組み込んで提供することが可能である。また、上記プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶して提供することが可能である。更に、上記プログラムは、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布したりすることも可能である。
また、上記した実施形態では、本発明を画像形成装置に適用した場合について説明したが、これに限定されず、本発明は、モータなどの駆動系の負荷に24Vなどの第1の電圧を供給する第1の電圧生成部と、電源から供給される電力に基づいて制御部などの制御系の負荷に5Vなどの第2の電圧を供給する第2の電圧生成部とを備える電子機器であれば適用可能である。
また、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 画像形成装置(電子機器)
10、10A〜10D 直流電源装置(電源装置)
5 商用電源(電源)
6 駆動系の負荷(第1の負荷)
7 制御系の負荷(第2の負荷)
71 制御部(制御手段)
110 24V生成部(第1の電圧生成手段)
120 5V生成部(第3の電圧生成手段)
130 5V生成部(第2の電圧生成手段)
140 電圧検知回路(電圧検知手段)
150 ダイオード(還流手段)
111、111a、111b、121、61 電解コンデンサ(蓄積手段)
101 スイッチ(第3のスイッチ手段)
102、102A スイッチ(第1のスイッチ手段)
103 スイッチ(第2のスイッチ手段)
104 スイッチ(第5のスイッチ手段)
105 スイッチ(第4のスイッチ手段)
106 カバー開閉検知スイッチ(開閉検知スイッチ手段)
107 スイッチ(第6のスイッチ手段)
D1、D2 ダイオード
特開2002−258687号公報

Claims (14)

  1. 第1の平滑用コンデンサを備え、電源から供給される電力を前記第1の平滑用コンデンサで平滑化して第1の負荷へ出力する第1の電圧生成手段と、
    前記第1の電圧生成手段に接続され、前記第1の電圧生成手段の生成が停止制御された場合に、前記第1の電圧生成手段の出力が入力され、第2の負荷に供給する前記第1の電圧生成手段の出力電圧よりも小さい電圧を生成する第2の電圧生成手段と、
    前記電源から供給される電力から所定の電圧を生成して前記第2の負荷へ出力する第3の電圧生成手段
    を更に備え、
    第1の動作モード時に、前記第1の電圧生成手段から前記第1の負荷に電圧を供給し、且つ、前記第3の電圧生成手段から前記第2の負荷に電圧を供給し、
    前記第1の動作モードから第2の動作モードに移行した場合に、前記第1の電圧生成手段の生成が停止制御されて前記第1の電圧生成手段から前記第1の負荷への電圧供給が遮断され、前記第2の電圧生成手段が、第1の電圧生成手段の出力に基づいて前記第2の負荷に電圧を供給し、前記第2の電圧生成手段から前記第2の負荷に供給される電圧の値が所定値を下回った場合に前記第3の電圧生成手段から前記第2の負荷に電圧を供給する、電源装置。
  2. 前記第2の動作モードは、当該電源装置が設けられる電子機器の待機状態における消費電力を低減する省エネモードである、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1の電圧生成手段から前記第1の負荷に電力を供給する経路をオン/オフする第1のスイッチ手段と、
    前記第1の電圧生成手段から前記第2の電圧生成手段に電圧を供給する経路をオン/オフする第2のスイッチ手段と
    を更に備え、
    前記第1の電圧生成手段の生成が停止制御された場合、前記第1のスイッチ手段がオンからオフにされ、前記第2のスイッチ手段がオフからオンにされる、請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 前記電源から前記第1の電圧生成手段に電力を供給する経路をオン/オフする第3のスイッチ手段
    を更に備え、
    前記第3のスイッチ手段がオンからオフにされることで前記第1の電圧生成手段の生成が停止される、請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記第2の電圧生成手段の出力と前記第3の電圧生成手段の出力とがそれぞれ個別のダイオードを介して前記第2の負荷に電圧を供給する経路を有し、
    前記第2の電圧生成手段の生成する電圧の値が前記第3の電圧生成手段の生成する電圧の値に比べて大きく設定されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電源装置。
  6. 前記第2の電圧生成手段の出力と前記第3の電圧生成手段の出力とが並列に前記第2の負荷に接続される経路を有し、
    前記第2の電圧生成手段から前記並列な接続のポイントまでの経路をオン/オフする第4のスイッチ手段と、
    前記第3の電圧生成手段から前記ポイントまでの経路をオン/オフする第5のスイッチ手段と
    を更に備え、
    前記第1の電圧生成手段の生成が停止制御された場合、前記第5のスイッチ手段がオンからオフにされ、且つ、前記第4のスイッチ手段がオフからオンにされ、前記第4のスイッチ手段がオンされてから一定時間が経過した場合に、前記第4のスイッチ手段がオフにされ、且つ、前記第5のスイッチ手段がオンにされる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電源装置。
  7. 前記第2の電圧生成手段に供給される電圧の値を検知する電圧検知手段と、
    前記電源から前記第3の電圧生成手段に電力を供給する経路をオン/オフする第6のスイッチ手段と
    を更に備え、
    前記第1の電圧生成手段の生成が停止制御され、前記第1の電圧生成手段から前記第2の電圧生成手段に電圧が供給された際、前記電圧検知手段で検知される値が所定値以上である場合に、前記第6のスイッチ手段がオフにされ、前記電圧検知手段で検知される値が前記所定値未満となった場合に、前記第6のスイッチ手段がオフからオンにされる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電源装置。
  8. 前記第1の負荷が前記第1の電圧生成手段から供給される電圧に基づき電力を蓄積する蓄積手段を有し、
    前記第1の電圧生成手段の出力電位が前記第1の負荷の入力電位より小さくなった場合に、前記第1の負荷の前記蓄積手段に蓄積されている電力を前記第1の電圧生成手段に還流して前記第2の電圧生成手段に供給させる還流手段
    を更に備える請求項1〜7のいずれか一項に記載の電源装置。
  9. 当該電源装置が設けられる電子機器のカバーが開いたことが検知された場合に、前記第1のスイッチ手段及び第3のスイッチ手段がオンからオフにされ、前記第2のスイッチ手段がオフからオンにされる、請求項3に記載の電源装置。
  10. 前記第1の負荷は、駆動系の負荷であり、
    前記第2の負荷は、前記駆動系の負荷の動作を制御する制御手段を少なくとも含む制御系の負荷である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電源装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の電源装置と、
    前記電源装置から供給される電圧に基づいて動作する前記第1の負荷及び前記第2の負荷と
    を備える電子機器。
  12. 前記第1の負荷は、駆動系の負荷であり、
    前記第2の負荷は、前記電源装置及び前記駆動系の負荷の動作を制御する制御手段を少なくとも含む制御系の負荷である、請求項11に記載の電子機器。
  13. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の電源装置と、
    前記電源装置から供給される電圧に基づいて動作する前記第1の負荷及び前記第2の負荷と
    を備える画像形成装置。
  14. 前記第1の負荷は、駆動系の負荷であり、
    前記第2の負荷は、前記電源装置及び前記駆動系の負荷の画像形成に係る動作を制御する制御手段を少なくとも含む制御系の負荷である、請求項13に記載の画像形成装置。
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