JP6319169B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両を制御する車両制御装置の技術分野に関する。
車両の排気管内では、例えば排気熱回収機において凝縮水が発生することがある。凝縮水は、通常は排気の流れにより排気管外に排出されるが、低負荷運転時には排気管外に排出されないまま滞留してしまうこともある。排気管内に滞留した凝縮水は、例えば低温環境化で凝固し排気管閉塞等の原因となる可能性がある。
このため特許文献1では、エンジンが置かれた環境の温度及びエンジン冷却水温度が所定値以下の場合には、凝縮水が凍結するのを防止するために、エンジンを停止させないようにするという技術が開示されている。
他方、特許文献2では、本願発明と関連する技術として、エンジン停止時のエンジン温度が半暖機判定温度より低い場合には、氷結と判断してエンジンの点火時期をリタードさせるという技術が開示されている。
特開2006−220076号公報 特開2015−034519号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような技術では、環境温度や冷却水温度といった温度情報だけで凝縮水の凍結を予測しているため、実際に凝縮水の凍結が発生しているか否かを正確に検出することができない。このため、凝縮水を解凍するための制御が不適切なタイミングで(即ち、実際には凝縮水の凍結が発生していない場合にも)実行されてしまい、不要なエンジン制御が実行されてしまうという技術的問題点が生ずる。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、凝縮水の凍結を正確に検出し、適切なタイミングで凝縮水の解凍を実現可能な車両制御装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する車両制御装置は、内燃機関及び前記内燃機関をモータリング可能な電動機を備える車両の制御装置であって、前記車両の起動後における最初の内燃機関始動時の前記電動機のモータリングトルクを検出する検出手段と、前記検出手段で検出された前記モータリングトルクが所定値以上である場合に、前記内燃機関の点火時期を遅角するように制御する制御手段とを備える。
本発明に係る車両制御装置は、例えばガソリンエンジン等の内燃機関を動力源として備える車両を制御する。また本発明に係る車両は、内燃機関の始動時に内燃機関をモータリング可能な電動機を備えている。即ち、内燃機関の始動時には、電動機から内燃機関に対してモータリングトルクが出力される。電動機は、例えばモータジェネレータ等として構成される。
本発明に係る車両制御装置は、このような車両を制御する制御装置であって、例えば、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、各種プロセッサ又は各種コントローラ、或いは更にROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、バッファメモリ又はフラッシュメモリ等の各種記憶手段等を適宜に含み得る、単体の或いは複数のECU(Electronic Control Unit)等の各種処理ユニット、各種コントローラ或いはマイコン装置等各種コンピュータシステム等の形態を採り得る。
内燃機関は燃焼によって動力を出力するが、その際に排出されるガスは、排気管を介して外部に排出される構成となっている。このような構成では、例えば排気管内に設けられた排気熱回収機において凝縮水が生ずることがある。凝縮水は、排気管外に排出されないまま滞留することで凝固し、例えば排気管閉塞等の原因となる可能性がある。このため本発明に係る車両制御装置は、排気管内で凝固した凝縮水が好適に解凍されるように車両を制御することが可能に構成されている。
本発明に係る車両制御装置の動作時には、車両の起動後における最初の内燃機関始動時において、検出手段により電動機のモータリングトルクが検出される。なお、検出手段でモータリングトルクを正確に検出するためには、モータリングが比較的長めに実施されることが好ましい。
モータリングトルクが検出されると、制御手段において、検出されたモータリングトルクが所定値以上であるか否かが判定される。なお、ここでの「所定値」とは、車両起動後の最初の内燃機関始動時における排気管内の凝縮水の凝固の度合いが不都合を発生させるまでに高い状態であるか否かを判定するための閾値であり、予め実験等により設定されている。例えば、排気管内の凝縮水の凝固の度合いが高くなると、排気管内が詰まった状態となり、結果としてモータリングトルクは増加する。このため、モータリングトルクを利用して、凝縮水の凝固の度合いを正確に判定することが可能となる。
モータリングトルクが所定値以上である場合、制御手段により、内燃機関の点火時期が遅角するよう制御される。点火時期が遅角されると、それに応じて内燃機関からの排気温度は上昇する。このため、排気管内の凝縮水の解凍が促進されることとなる。
なお、内燃機関を始動直後の低温状態で点火遅角運転させることは難しいとされている。このため、点火時期を遅角させる制御は、内燃機関の燃焼が安定するのを待ってから実行されてもよい。
以上説明したように、本発明に係る車両制御装置によれば、凝縮水の凍結を正確に検出し、適切なタイミングで凝縮水を解凍するための制御を実施することができる。従って、凝縮水の凝固に起因して発生する不都合を好適に回避することが可能である。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施形態から更に明らかにされる。
第1実施形態に係るハイブリッド車両の構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係るハイブリッド車両の動作(特に、凝縮水を解凍するための動作)の流れの一例を示すフローチャートである。 点火遅角制御による排気温度の上昇を示すグラフである。 第2実施形態に係るハイブリッド車両の構成の一例を示すブロック図である。 第2実施形態に係るハイブリッド車両の動作(特に、凝縮水を解凍するための動作)の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の車両制御装置の実施形態について説明する。なお、以下では、本発明の車両制御装置の実施形態が適用されたハイブリッド車両10を用いて説明を進める。
<第1実施形態>
先ず、図1から図3を参照して、第1実施形態に係る車両制御装置について説明する。
<ハイブリッド車両の構成>
はじめに、図1を参照して、第1実施形態に係るハイブリッド車両10の構成について説明する。ここに図1は、第1実施形態に係るハイブリッド車両10の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態に係るハイブリッド車両10は、車軸11と、車輪12と、「車両制御装置」の一具体例であるECU(Electronic Control Unit)100と、「内燃機関」の一具体例であるエンジンENGと、「電動機」の一具体例であるモータジェネレータMG1と、モータジェネレータMG2と、動力分割機構300と、インバータ400と、バッテリ500とを備えて構成されている。
車軸11は、エンジンENG及びモータジェネレータMG2から出力された動力を車輪に伝達するための伝達軸である。車輪12は、車軸11を介して伝達される動力を路面に伝達する手段である。
ECU100は、ハイブリッド車両10の動作全体を制御することが可能に構成された電子制御ユニットである。本実施形態では特に、ECU100は、その内部に実現される論理的な又は物理的な処理ブロックとして、「検出手段」の一具体例であるモータリングトルク検出部101と、「制御手段」の一具体例であるモータリングトルク判定部102及び点火時期遅角制御部103とを備えて構成されている。
モータリングトルク検出部101は、ハイブリッド車両10の起動後における最初のエンジンENG始動時のモータリングトルク(後述するモータジェネレータMG1から出力されるトルク)を検出する。モータリングトルク検出部101で検出されたモータリングトルクの値は、モータリングトルク判定部に出力される構成となっている。
モータリングトルク判定部102は、モータリングトルク検出部101で検出されたモータリングトルクが所定値以上であるか否かを判定する。モータリングトルク判定部102は、排気管内における凝縮水の凝固の度合いを判定するための閾値として、予め実験等により求められた所定値を記憶している。モータリングトルク判定部102の判定結果は、点火時期遅角制御部103に出力される構成となっている。
点火時期遅角制御部103は、モータリングトルク判定部102の判定結果に基づいて、エンジンENGの点火時期を制御する。具体的には、モータリングトルクが所定値以上である場合に、エンジンENGの点火時期を遅角するように制御する。
エンジンENGは、ガソリンや軽油等の燃料を燃焼することで駆動する。エンジンENGは、ハイブリッド車両10の主たる動力源として機能する。加えて、エンジンENGは、後述するモータジェネレータMG1の回転軸を回転させる(言いかえれば、駆動する)ための動力源として機能する。
モータジェネレータMG1は、エンジンENGの始動時にモータリングを行うモータとして機能する。即ち、モータジェネレータMG1は、エンジンENGに対してモータリングトルクを出力可能に構成されている。また、モータジェネレータMG1は、バッテリ500を充電するための発電機として機能する。モータジェネレータMG1が発電機として機能する場合には、モータジェネレータMG1の回転軸は、エンジンENGの動力によって回転する。但し、モータジェネレータMG1は、バッテリ500に蓄積された電力を用いて駆動することで、ハイブリッド車両10の動力を供給する電動機として機能してもよい。
モータジェネレータMG2は、バッテリ500に蓄積された電力を用いて駆動することで、ハイブリッド車両10の動力を供給する電動機として機能する。加えて、モータジェネレータMG2は、バッテリ500を充電するための発電機として機能してもよい。モータジェネレータMG2が発電機として機能する場合には、モータジェネレータMG2の回転軸は、車軸11からモータジェネレータMG2に伝達される動力によって回転する。
動力分割機構300は、図示せぬサンギア、プラネタリキャリア、ピニオンギア、及びリングギアを備えた遊星歯車機構である。サンギアの回転軸はモータジェネレータMG1の回転軸に連結されている。リングギアの回転軸は、モータジェネレータMG2の回転軸に連結されている。サンギアとリングギアの中間にあるプラネタリキャリアの回転軸はエンジンENGの回転軸(つまり、クランクシャフト)に連結されている。エンジンENGの回転は、プラネタリキャリア及びピニオンギアによって、サンギア及びリングギアに伝達される。つまり、エンジンENGの動力は、2系統に分割される。ハイブリッド車両10において、リングギアの回転軸は、ハイブリッド車両10における車軸11に連結されており、この車軸11を介して車輪12に駆動力が伝達される。
インバータ400は、バッテリ500から取り出した直流電力を交流電力に変換してモータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2に供給する。更に、インバータ400は、モータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ500に供給する。尚、インバータ400は、所謂PCU(Power Control Unit)の一部として構成されていてもよい。
バッテリ500はモータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2が駆動するための電力をモータジェネレータMG1及びモータジェネレータMG2に供給する電力供給源である。バッテリ500は、充電可能な蓄電池である。
尚、バッテリ500は、ハイブリッド車両10の外部の電源から電力の供給を受けることで充電されてもよい。つまり、ハイブリッド車両10は、いわゆるプラグインハイブリッド車両であってもよい。
<動作説明>
続いて、図2及び図3を参照しながら、第1実施形態に係るハイブリッド車両10が実行する凝縮水を解凍するための動作について詳細に説明する。ここに図2は、第1実施形態に係るハイブリッド車両の動作(特に、凝縮水を解凍するための動作)の流れの一例を示すフローチャートである。また図3は、点火遅角制御による排気温度の上昇を示すグラフである。
図2に示すように、本実施形態のハイブリッド車両10が起動されると、先ず外気温が0℃より低いか否かが判定される(ステップS101)。そして、外気温が0℃より低い場合には(ステップS101:YES)、ステップS102以降の処理が実行される。なお、外気温が0℃以上の場合には(ステップS101:NO)、凝縮水が凝固して排気管閉塞が発生する可能性は低いと判断し、ステップS102以降の処理は実行されない。
外気温が0℃より低いと判定された場合には、前回のトリップ時において点火遅角運転中に(即ち、エンジンENGの点火時期が通常より遅角された状態で)Ready−OFFとされたか否かが判定される(ステップS102)。
点火遅角運転中にReady−OFFされたと判定された場合(ステップS102:YES)、以降のステップS103からS105が省略される。一方で、点火遅角運転中にReady−OFFされていない(言い換えれば、点火遅角されていない状態でReady−OFFされた)と判定された場合(ステップS102:NO)、モータリングトルク検出部101(図1参照)により、初回のモータリングトルクが検出される(ステップS103)。
モータリングトルクが検出されると、モータリングトルク判定部102(図1参照)により、検出されたモータリングトルクが所定値以上であるか否かが判定される(ステップS104)。ここで、モータリングトルクが所定値以上でない場合(ステップS104:NO)、凝縮水の凝固は発生していない(或いは、その可能性が低い)と判断できる。このため、以降の処理は省略されることになる。一方で、モータリングトルクが所定値以上である場合(ステップS104:YES)、凝縮水の凝固が発生している(或いは、その可能性が高い)と判断できる。このため、ステップS105以降の処理が開始される。
モータリングトルクが所定値以上である場合、エンジンENGの燃焼が安定しているか否かが判定される(ステップS105)。エンジンENGの燃焼が安定していると判定された場合(ステップS105:YES)、閉塞回避運転として、点火時期遅角制御部103(図1参照)により、点火時期の遅角制御が実行される。一方で、エンジンENGの燃焼が安定していないと判定された場合(ステップS105:NO)、閉塞回避運転は実行されない。このように、エンジンENGの燃焼が安定しているか否かを予め判定しておけば、エンジンENGの燃焼が不安定な状況で点火時期の遅角制御が実行され、新たな不都合が発生してしまうことを防止できる。
図3に示すように、閉塞回避運転を実行すれば、エンジンENGの点火時期の遅角制御により、エンジンENGから排出される排気温度が上昇する。これにより、排気管内で凝固している凝縮水の解凍を促進させることができる。
以上説明したように、第1実施形態に係るハイブリッド車両10では、適切なタイミングで好適に凝縮水を解凍するための処理を実行できる。従って、凝縮水に起因する不具合を好適に抑制することが可能である。
<第2実施形態>
次に、図4及び図5を参照して、第2実施形態に係る車両制御装置について説明する。なお、第2実施形態は、上述した第1実施形態と比較して一部の構成及び動作が異なるのみであり、その他の部分については概ね第1実施形態と同様である。このため、以下では第1実施形態と異なる部分について詳細に説明し、重複する部分については適宜説明を省略するものとする。
<ハイブリッド車両の構成>
先ず、図4を参照して、第2実施形態に係るハイブリッド車両10bの構成について説明する。ここに図4は、第2実施形態に係るハイブリッド車両10bの構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、第2実施形態に係るハイブリッド車両10bは、第1実施形態と比べて、ECU100の構成が一部異なっている。具体的には、第2実施形態に係るECU100は、その内部に実現される論理的な又は物理的な処理ブロックとして、排気脈動検出部104と、排気脈動判定部105及び点火時期遅角制御部103とを備えて構成されている。
排気脈動検出部104は、例えば筒内燃焼圧センサ、吸気管又は排気管に設けられた脈動センサを利用して、初期燃焼状態の排気脈動を検出する。排気脈動検出部101で検出された排気脈動を示す情報は、排気脈動判定部102に出力される構成となっている。
排気脈動判定部105は、排気脈動検出部104において検出された排気脈動を示す情報に基づいて、排気脈動が正常状態であるか否かを判定する。排気脈動判定部105における判定結果は、点火時期遅角制御部103に出力される構成となっている。
点火時期遅角制御部103は、排気脈動判定部105の判定結果に基づいて、エンジンENGの点火時期を制御する。具体的には、排気脈動が正常状態でない場合に、エンジンENGの点火時期を遅角するように制御する。
<動作説明>
続いて、図5を参照しながら、第2実施形態に係るハイブリッド車両10bが実行する凝縮水を解凍するための動作について詳細に説明する。ここに図5は、第2実施形態に係るハイブリッド車両の動作(特に、凝縮水を解凍するための動作)の流れの一例を示すフローチャートである。
図5に示すように、本実施形態のハイブリッド車両10bが起動されると、先ず外気温が0℃より低いか否かが判定される(ステップS201)。そして、外気温が0℃より低い場合には(ステップS201:YES)、ステップS202以降の処理が実行される。なお、外気温が0℃以上の場合には(ステップS201:NO)、凝縮水が凝固して排気管閉塞が発生する可能性は低いと判断し、ステップS202以降の処理は実行されない。
外気温が0℃より低いと判定された場合には、前回のトリップ時において点火遅角運転中に(即ち、エンジンENGの点火時期が通常より遅角された状態で)Ready−OFFとされたか否かが判定される(ステップS202)。
点火遅角運転中にReady−OFFされたと判定された場合(ステップS202:YES)、以降のステップS203からS205が省略される。一方で、点火遅角運転中にReady−OFFされていない(言い換えれば、点火遅角されていない状態でReady−OFFされた)と判定された場合(ステップS202:NO)、排気脈動検出部104(図4参照)により、初期燃焼状態の排気脈動が検出される(ステップS203)。
排気脈動が検出されると、排気脈動判定部105(図4参照)により、検出された排気脈動が正常状態ではなくなっているか否かが判定される(ステップS204)。ここで、排気脈動が正常状態である場合(ステップS204:NO)、凝縮水の凝固は発生していない(或いは、その可能性が低い)と判断できる。このため、以降の処理は省略されることになる。一方で、排気脈動が正常状態でない場合(ステップS204:YES)、凝縮水の凝固が発生している(或いは、その可能性が高い)と判断できる。このため、ステップS205以降の処理が開始される。
排気脈動が正常状態でない場合、エンジンENGの燃焼が安定しているか否かが判定される(ステップS205)。エンジンENGの燃焼が安定していると判定された場合(ステップS205:YES)、閉塞回避運転として、点火時期遅角制御部103(図4参照)により、点火時期の遅角制御が実行される。一方で、エンジンENGの燃焼が安定していないと判定された場合(ステップS205:NO)、閉塞回避運転は実行されない。このように、エンジンENGの燃焼が安定しているか否かを予め判定しておけば、エンジンENGの燃焼が不安定な状況で点火時期の遅角制御が実行され、新たな不都合が発生してしまうことを防止できる。
既に図3で説明したように、閉塞回避運転を実行すれば、エンジンENGの点火時期の遅角制御により、エンジンENGから排出される排気温度が上昇する。これにより、排気管内で凝固している凝縮水の解凍を促進させることができる。
以上説明したように、第2実施形態に係るハイブリッド車両10bにおいても、第1実施形態と同様に、適切なタイミングで好適に凝縮水を解凍するための処理を実行できる。従って、凝縮水に起因する不具合を好適に抑制することが可能である。
なお、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う車両制御装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
10 ハイブリッド車両
11 車軸
12 車輪
100 ECU
101 モータリングトルク検出部
102 モータリングトルク判定部
103 点火時期遅角制御部
104 排気脈動検出部
105 排気脈動判定部
300 動力分割機構
400 インバータ
500 バッテリ
ENG エンジン
MG1、MG2 モータジェネレータ

Claims (1)

  1. 内燃機関及び前記内燃機関をモータリング可能な電動機を備える車両の制御装置であって、
    前記車両の起動後における最初の内燃機関始動時の前記電動機のモータリングトルクを検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記モータリングトルクが所定値以上である場合に、前記内燃機関の点火時期を遅角するように制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
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