JP6318033B2 - 研削装置及び保護テープ貼着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、研削対象のウェーハに保護テープを貼着することができる研削装置、及びウェーハに保護テープを貼着する保護テープ貼着方法に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画されて表面に形成されたウェーハは、研削装置によって裏面が形成されて所定の厚さに形成された後、ダイシング装置等によって個々のデバイスに分割され、各種電子機器等に利用されている。
研削装置は、ウェーハを吸引保持するチャックテーブルと、回転可能な研削砥石を備えた研削手段と、研削手段をチャックテーブルに対して相対的に研削送りする研削送り手段とを備えており、回転する研削砥石をチャックテーブルに吸引保持されたウェーハの裏面に当接させて研削することにより、ウェーハを所望の厚さまで研削することができる。
ウェーハの裏面研削時には、ウェーハの表面に形成されたデバイスが損傷するのを防ぐために、ウェーハの表面に保護テープが貼着される。ウェーハの表面への保護テープの貼着には、保護テープ貼着装置が使用されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭61−25769号公報 特開昭62−230561号公報
しかし、保護テープ貼着装置は、研削装置とは別に、研削装置に隣接して設置されるため、工場の設置スペースを圧迫するという問題がある。また、ウェーハを研削する研削工程の前に、ウェーハの表面に保護テープを貼着する工程を実施する必要があるため、生産性を低下させるという問題もある。このような問題は、研削対象のウェーハに保護テープを貼着する場合だけでなく、他の加工の対象となるウェーハに保護テープを貼着する場合にも同様に生じる。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、工場内の設置面積を圧迫することなく、生産性を低下させずに、ウェーハに保護テープを貼着することを目的とする。
第一の発明は、ウェーハの第一の面を保持する吸着面を有するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された第二の面を研削する研削手段とを少なくとも備えた研削装置であって、表面から裏面にかけて通気性を有し表面に粘着層を備えるとともにウェーハと略同形の外形を有する保護テープの裏面をチャックテーブルの吸着面に載置する保護テープ搬送手段と、吸着面に載置された保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を載置するウェーハ搬送手段と、吸着面に吸引力を作用させ、保護テープを介してウェーハの第一の面を吸引して保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を貼着させる吸引力生成手段と、を少なくとも備えている。
保護テープの粘着層に剥離紙が貼着され、剥離紙から保護テープの裏面にかけて通気性を生じさせる複数の細孔が形成されていることが好ましい。
また、この研削装置は、保護テープを複数積層して蓄える保護テープストック手段と、チャックテーブルの吸着面に載置された保護テープの粘着層から剥離紙を剥離する剥離手段と、が配設され、保護テープ搬送手段は、保護テープストック手段からチャックテーブルの吸着面まで保護テープを搬送する構成とすることが好ましい。
第二の発明は、第一の面と第二の面とを有するウェーハの第一の面に保護テープを貼着する保護テープ貼着方法であって、表面から裏面にかけて通気性を有し表面に粘着層を備えるとともにウェーハと略同形の外形を有する保護テープの裏面をチャックテーブルの吸着面に載置する保護テープ載置ステップと、吸着面に載置された保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を載置するウェーハ搬送ステップと、吸着面に吸引力を作用させ、保護テープを介してウェーハの第一の面を吸引して保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を貼着させる吸引ステップと、を少なくとも含む。
本発明に係る研削装置は、表面から裏面にかけて通気性を有し表面に粘着層を備えるとともにウェーハと略同形の外径を有する保護テープの裏面をチャックテーブルの吸着面に載置する保護テープ搬送手段と、吸着面に載置された保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を載置するウェーハ搬送手段と、吸着面に吸引力を作用させ保護テープを介してウェーハの第一の面を吸引して保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を貼着させる吸引力生成手段とを備えており、保護テープ貼着装置を使用することなく、ウェーハに保護テープを貼着することができるため、工場の設置面積のうち保護テープ貼着装置が占有していた部分を開放することができる。また、他のウェーハを研削している間の待ち時間を利用して次に研削されるウェーハの第一の面に保護テープを貼着することができるため、生産性が良好となる。
本発明に係る保護テープ貼着方法は、通気性を有する保護テープの裏面側をチャックテーブルの吸着面に載置し、吸着面に載置された保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を載置し、吸着面に吸引力を作用させて保護テープを介してウェーハの第一の面を吸引して保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を貼着するため、保護テープ貼着装置を使用することなく、ウェーハに保護テープを貼着することができる。したがって、工場の設置面積のうち保護テープ貼着装置が占有していた部分を開放することができる。
研削装置の例を示す斜視図である。 チャックテーブルの例を示す斜視図である。 ウェーハの例を示す斜視図である。 保護テープストック手段の例を示す斜視図である。 保護テープの例を示す断面図である。 剥離紙廃棄手段の例を示す斜視図である。 保護テープを搬送する状態を示す斜視図である。 保護テープ載置ステップを示す斜視図である。 ウェーハ搬送ステップを示す斜視図である。 保護テープにウェーハが貼着された状態を示す斜視図である。 研削ステップを示す斜視図である。
1 研削装置の構成
図1に示す研削装置1は、半導体ウェーハ等の各種ウェーハを研削して所定の厚さに形成する装置である。この研削装置1は、ウェーハを研削加工する加工領域11(+Y方向側)と、加工領域11に対して研削前のウェーハを供給するとともに研削後のウェーハを加工領域11から受け取る受渡領域12(−Y方向側)とから構成されている。
加工領域11には、回転可能なターンテーブル2と、ターンテーブル2に配設された複数のチャックテーブル3と、チャックテーブル3に保持されたウェーハを研削する研削手段4a,4bと、研削手段4a、4bをZ軸方向に研削送りする研削送り手段5a、5bとが配設されている。
チャックテーブル3は、自転可能であるとともに、ターンテーブル2の回転によって公転可能となっている。図2に示すように、チャックテーブル3は、ポーラスセラミックス等により形成された円板状の吸着プレート30と、吸着プレート30を囲繞する枠体31とから構成されている。吸着プレート30の表面である吸着面33にはウェーハが載置される。吸着プレート30には、吸着面33に吸引力を作用させるための吸引力生成手段である吸引源33が接続されている。
図1に示す研削手段4a、4bは、Z軸方向の軸心を有するスピンドル40と、スピンドル40を回転させるモータ41と、スピンドル40の下端に装着されたマウント42と、マウント42に装着された研削ホイール43とから構成されている。研削ホイール43の下面には、複数の研削砥石44が円環状に固着されている。研削手段4aを構成する研削砥石44は粗研削の砥石であり、研削手段4bを構成する研削砥石は仕上げ研削用の砥石である。
研削送り手段5a、5bは、Z軸方向の軸心を有するボールネジ50と、ボールネジ50を回転させるパルスモータ51と、ボールネジ50と平行に配設された一対のガイドレール52と、ボールネジ50の回転によってガイドレール52にガイドされて昇降する昇降板53とから構成されている。昇降板53には研削手段4a,4bがそれぞれ固定されており、ボールネジ50の回転により昇降板53が昇降するのにともない、研削手段4a、4bも昇降する構成となっている。
受渡領域12には、研削前のウェーハを収容するカセット60a及び研削後のウェーハを収容するカセット60bがそれぞれ載置されるカセット載置領域6a、6bを備えている。図3に示すように、カセット60aに収容されるウェーハWは、略円形に形成されており、表面(第一の面)W1には、分割予定ラインLによって区画されて複数のデバイスDが形成されている。また、表面W1の反対面が、デバイスが形成されていない裏面(第二の面)W2となっている。ウェーハWの周縁部には、結晶方位を識別するためのマークであるノッチNが、ウェーハWの中心に向けて窪んだ状態で形成されている。
図1に示すように、カセット60aとカセット60bとの間には、研削前のウェーハWをカセット60aから搬出するとともに研削後のウェーハWをカセット60bに搬入する搬出入手段61が配設されている。搬出入手段61は、屈曲及び昇降可能なアーム部610と、アーム部610の先端に取り付けられウェーハWを吸引保持する保持部611とを備えている。保持部611の可動域には、ウェーハWを一定の位置に位置あわせする仮置きテーブル62と、研削加工後のウェーハWを洗浄する洗浄手段63とが配設されている。洗浄手段63には、洗浄対象のウェーハWを保持して回転するスピンナーテーブル630と、スピンナーテーブル630に保持されたウェーハWに対して洗浄液及び高圧エアーを噴出する図示しないノズルとを備えている。
仮置きテーブル62の近傍には、研削前のウェーハWを、仮置きテーブル62から受渡領域12に位置するチャックテーブル3に搬送するウェーハ搬送手段64が配設されている。また、ウェーハ搬送手段64に隣接して、研削後のウェーハWを、チャックテーブル3から洗浄手段63に移送する移送手段65が配設されている。ウェーハ搬送手段64は、ウェーハWを保持する保持部640と、保持部640を水平方向及び鉛直方向に移動させるアーム部641とを備えている。同様に、移送手段65は、保持部650を水平方向及び鉛直方向に移動させるアーム部651とを備えている。
受渡領域12に位置するチャックテーブル3の上方には、ウェーハWに貼着する保護テープを搬送する保護テープ搬送手段7が配設されている。保護テープ搬送手段7は、ターンテーブル2の上方をX軸方向に横切るようにして架設されたレール70と、レール70に沿ってX軸方向に移動する移動部71と、移動部71に対して昇降可能な保持部72とを備えている。保持部72は、ウェーハを吸引保持する吸引板を下端に備えている。
保護テープ搬送手段7を構成するレール70の一方の端部の近傍には保護テープストック手段8が配設され、他方の端部の近傍には剥離紙廃棄手段9が配設されている。図4に示すように、保護テープストック手段8は、保護テープ100を複数積層して蓄えることができる筒状に形成されている。
保護テープ100は、図3に示したウェーハWの表面W1に貼着されてデバイスDを保護するテープであり、図5に示すように、シート101と、シート101の表面101aに敷設された粘着層102とで構成されている。シート101の裏面101bは露出しており、この裏面101bは、保護テープ100の裏面となっている。シート101及び粘着層102には、厚さ方向に貫通する複数の細孔104が形成され、通気性を有している。この細孔104は、例えばレーザ光を保護テープ100の厚さ方向に照射することにより形成することができる。個々の細孔104の直径は、例えば0.1mmであり、隣り合う細孔104間の間隔Pは、例えば5mm程度である。この間隔は、一定であることが好ましい。なお、保護テープ100として、例えば表裏を貫通する孔がメッシュ状に形成された素材のものを利用することもできる。
粘着層102には、剥離紙103が貼着されている。剥離紙103にも、シート101及び粘着層102に形成された細孔104に対応する位置、すなわち細孔104と対面する位置に、厚さ方向に貫通する複数の細孔105が形成されており、保護テープ100及び剥離紙103は、全体として表面(剥離紙103の露出面)から裏面(シート101の裏面101b)に至る厚さ方向に通気性を有している。保護テープ100及び剥離紙103は、図2に示したウェーハWが略円形に形成されていることに対応してウェーハWと略同形の略円形状に形成されている。なお、保護テープ100は、ウェーハWに形成されているノッチNに対応する窪みを有していなくてもよい。また、ウェーハが例えば矩形に形成されている場合は、保護テープも矩形に形成される。
図6に示すように、剥離紙廃棄手段9は、図5に示した粘着層102から剥離した使用済みの剥離紙103を複数積層して収容可能な筒状に形成されている。
2 研削装置の動作
以下では、図3に示したウェーハWの表面W1に図5に示した保護テープ100を貼着し、ウェーハWの裏面W2を研削する際の研削装置1の動作について説明する。
(1)保護テープ載置ステップ
まず、図1に示した保護テープ搬送手段7の移動部71が+X方向に移動し、保持部72を保護テープストック手段8の上方に移動させる。そして、保持部72が下降し、図7に示すように、保護テープ100の剥離紙103を保持部72が吸引する。そして、その状態で保持部72を上昇させた後、移動部71を−X方向に移動させ、受渡領域12に位置するチャックテーブル3の上方に保護テープ100を位置付ける。次に、保持部72を下降させ、保護テープ100の裏面(シート101の裏面101b)をチャックテーブル3の吸着面33に載置する。
こうして吸着面33に保護テープ100の裏面が載置された後、図2に示した吸引源32から吸着面33に吸引力を作用させ、図8に示すように、保持部72が剥離紙103を吸引したままの状態で、保持部72を例えば矢印A方向に例えば数度程度回転させ、図9に示すように、剥離紙103にたるみ106を生じさせる。そしてその後、保持部72を上昇させることにより、剥離紙103を粘着層102から剥離し、粘着層102を露出させる。剥離紙103の細孔105は、保護テープ100の細孔104に対応する位置に形成されており、細孔104は、細孔105を介して大気に開放されているため、吸着面33に吸引力を作用させても、細孔104は負圧にはならない。したがって、剥離紙103が吸着面33に作用する吸引力によって吸引されることはなく、保護テープ100のみが吸引される。よって、保持部72が剥離紙103を吸引して上昇すると、剥離紙103のみが上昇するため、剥離紙103を粘着層102から円滑に剥離することができる。また、あらかじめたるみ106を生じさせて剥離紙103と粘着層102との間に隙間を形成しておくことにより、剥離紙103を粘着層102からより剥離しやすくなる。このように、保護テープ搬送手段7は、保護テープ100の粘着層102から剥離紙103を剥離する剥離手段としての機能をも有している。
剥離紙103を保持した保持部72は、−X方向に移動し、図6に示した剥離紙廃棄手段9の上方に位置付けされる。そして、保持部72を下降させ、保持部72による吸引を解除することにより、使用済みの剥離紙103を剥離紙廃棄手段9に収容する。
(2)ウェーハ搬送ステップ
一方、図1に示したカセット搬出入手段61は、研削前のウェーハWをカセット60aから搬出し、仮置きテーブル62に搬送する。そして仮置きテーブル62においてウェーハWが所定の位置に位置合わせされる。
次に、ウェーハ搬送手段64の保持部640が、仮置きテーブル62に載置されたウェーハWの裏面W2側を保持する。そして、アーム部641が上昇するとともに旋回し、受渡領域12に位置するチャックテーブル3の吸着面33に載置された保護テープ100の上方にウェーハWを位置付け、アーム部641を下降させることにより、保護テープ100の粘着層102の上にウェーハWの表面W1側を載置する。こうして、粘着層102にウェーハWの表面W1側が載置されると、保持部640は、吸引力を解除した後、上昇して退避する。
(3)吸引ステップ
次に、図2に示した吸引源33は、保護テープ100及びウェーハWが載置されたチャックテーブル3の吸着面33に吸引力を作用させる。保護テープ100に細孔104が形成されており、保護テープ100の裏面から粘着層102の上面にかけて通気性を有しているため、吸着面33に吸引力を作用させることにより、保護テープ100を介してウェーハWの表面W1を吸引することができ、これにより、保護テープ100の粘着層102にウェーハWの表面W1を貼着することができる。図10に示すように、保護テープ100の粘着層102にウェーハWの表面W1が貼着された状態では、ウェーハWの裏面W2が露出した状態となっている。
(4)研削ステップ
次に、ターンテーブル2が所定角度(図1の例では120度)回転することにより、表面W1に保護テープ100が貼着されたウェーハWを研削手段4aの下方に移動させる。そして、図11に示すように、チャックテーブル3を例えば300rpmの回転速度で矢印B方向に回転させるとともに、研削ホイール43を例えば6000rpmの回転速度で矢印C方向に回転させながら研削送り手段5aが研削手段4aを下降させ、回転する粗研削用の研削砥石44をウェーハWの裏面W2に接触させて裏面W2を粗研削する。
ウェーハWの裏面W2が所定量粗研削されると、ターンテーブル2が所定角度(120度)回転することにより、表面W1に保護テープ100が貼着され裏面W2が粗研削されたウェーハWを研削手段4bの下方に移動させる。そして、研削ホイール43を回転させながら研削送り手段5aが研削手段4aを下降させ、回転する仕上げ研削用の研削砥石44をウェーハWの裏面W2に接触させて裏面W2を仕上げ研削し、ウェーハWが所定の厚さに形成されると、研削を終了する。
このようにして粗研削、仕上げ工程が実施されているそれぞれの間に、次に研削するウェーハWについて、上述の保護テープ載置ステップ、ウェーハ搬送ステップ及び吸引ステップが実施される。ウェーハ1枚当たりの各研削に要する時間と比較すると、保護テープ載置ステップ、ウェーハ搬送ステップ及び吸引ステップに要する時間は短いため、他のウェーハWを研削している間の待ち時間を利用して、次に研削されるウェーハWの表面W1に保護テープを貼着することができ、生産性が良好となる。
(5)洗浄ステップ
次に、図1に示したターンテーブル2が所定角度(120度)回転することにより、仕上げ研削されチャックテーブル3に吸引保持されたウェーハWが受渡領域12に戻る。そして、移送手段65のアーム部651が旋回するとともに下降してウェーハWの裏面W2を吸引保持し、アーム部651が上昇及び旋回し、ウェーハWを洗浄手段63のスピンナーテーブル630の上方に移動させた後、アーム部651を下降させてウェーハWをスピンナーテーブル630に載置する。次に、スピンナーテーブル630に吸引力を作用させてウェーハWの表面W1に貼着された保護テープ100を吸引保持し、移送手段65の保持部650による吸引を解除する。
そして、スピンナーテーブル630が回転するとともに、不図示のノズルから洗浄液がウェーハWの裏面W2に向けて噴出されて研削屑が除去される。また、その後、スピンナーテーブル630が回転するとともに高圧エアーがウェーハWの裏面W2に向けて噴出されて洗浄液が除去される。
(6)収容ステップ
裏面W2が洗浄されたウェーハWは、搬出入手段61の保持部611によって保護テープ100側が保持され、アーム部610が旋回及び昇降することにより、カセット60bに収容される。
以上のように、研削装置1では、保護テープ貼着装置を使用することなく、ウェーハWに保護テープ100を貼着することができるため、工場の設置面積のうち保護テープ貼着装置が占有していた部分を開放することができる。
なお、本実施形態では、チャックテーブル3は、図1の例では3つ配設されているが、1つまたは2つでもよいし、4つ以上でもよい。チャックテーブル3が1つのみ配設されている場合は、ターンテーブル2は不要であり、その場合は、1つのチャックテーブルを受渡領域12と加工領域11との間で±Y方向に直線的に移動させる機構を有していればよい。
本実施形態では、保護テープ搬送手段7が、保護テープ100から剥離紙103を剥離する剥離手段を兼ねる構成としたが、保護テープ搬送手段7とは別に剥離手段を備える構成としてもよい。ただし、保護テープ搬送手段7が剥離手段を兼ねる構成としたほうが、装置構成をコンパクトにすることができ、好ましい。
本実施形態では、保護テープ100の粘着層102に剥離紙103を貼着し、剥離紙103を剥離してからウェーハWの表面W1を粘着層102に貼着することとしたが、保護テープ100を構成するシート101の裏面101bが剥離紙と同等の機能を有する場合は、剥離紙103は不要となる。
本実施形態では、研削装置について説明したが、ウェーハの一方の面に保護テープを貼着して加工を行う装置であれば、研削装置以外の加工装置にも本発明を適用可能である。
1:研削装置 11:加工領域 12:受渡領域
2:ターンテーブル
3:チャックテーブル 30:吸着プレート 31:枠体 32:吸引源 33:吸着面
4a,4b:研削手段
40:スピンドル 41:モータ 42:マウント 43:研削ホイール
44:研削砥石
5a,5b:研削送り手段
50:ボールネジ 51:パルスモータ 52:ガイドレール 53:昇降板
6a,6b:カセット載置領域 60a,60b:カセット
61:搬出入手段 610:アーム部 611:保持部
62:仮置きテーブル 63:洗浄手段 630:スピンナーテーブル
64:ウェーハ搬送手段 640:保持部 641:アーム部
65:移送手段 650:保持部 651:アーム部
7:保護テープ搬送手段 70:レール 71:移動部 72:保持部
8:保護テープストック手段 9:剥離紙廃棄手段
W:ウェーハ
W1:表面 W2:裏面 L:分割予定ライン D:デバイス N:ノッチ
100:保護テープ
101:シート 101a:表面 101b:裏面 102:粘着層 104:細孔
103:剥離紙 105:細孔 106:たるみ

Claims (4)

  1. ウェーハの第一の面を保持する吸着面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された第二の面を研削する研削手段とを少なくとも備えた研削装置であって、
    表面から裏面にかけて通気性を有し表面に粘着層を備えるとともにウェーハと略同形の外形を有する保護テープの裏面を該チャックテーブルの吸着面に載置する保護テープ搬送手段と、
    該吸着面に載置された保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を載置するウェーハ搬送手段と、
    該吸着面に吸引力を作用させ、保護テープを介してウェーハの第一の面を吸引して保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を貼着させる吸引力生成手段と、
    を少なくとも備えた研削装置。
  2. 保護テープの粘着層に剥離紙が貼着され、剥離紙から保護テープの裏面にかけて通気性を生じさせる複数の細孔が形成されている請求項1記載の研削装置。
  3. 保護テープを複数積層して蓄える保護テープストック手段と、
    前記チャックテーブルの吸着面に載置された保護テープの粘着層から剥離紙を剥離する剥離手段と、が配設され、
    前記保護テープ搬送手段は、該保護テープストック手段から該チャックテーブルの吸着面まで保護テープを搬送する
    請求項2記載の研削装置。
  4. 第一の面と第二の面とを有するウェーハの該第一の面に保護テープを貼着する保護テープ貼着方法であって、
    表面から裏面にかけて通気性を有し表面に粘着層を備えるとともにウェーハと略同形の外形を有する保護テープの裏面をチャックテーブルの吸着面に載置する保護テープ載置ステップと、
    該吸着面に載置された保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を載置するウェーハ搬送ステップと、
    該吸着面に吸引力を作用させ、保護テープを介してウェーハの第一の面を吸引して保護テープの粘着層にウェーハの第一の面を貼着させる吸引ステップと、
    を少なくとも含む保護テープ貼着方法。
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