JP2009123907A - 回路素子形成方法 - Google Patents
回路素子形成方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009123907A JP2009123907A JP2007296126A JP2007296126A JP2009123907A JP 2009123907 A JP2009123907 A JP 2009123907A JP 2007296126 A JP2007296126 A JP 2007296126A JP 2007296126 A JP2007296126 A JP 2007296126A JP 2009123907 A JP2009123907 A JP 2009123907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support plate
- substrate
- tape
- circuit
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
Abstract
【解決手段】表面に剛性を有するサポートプレート3が貼り付けられた回路を形成した基板1を、この状態で基板1の裏面を研削して薄板化し、次いで基板1の裏面に貫通電極を含む回路を形成し、この回路を形成した裏面にダイシングテープを貼り合わせ、この後、基板1の表面からサポートプレート3を剥離し、個々の素子に切断する工程を有し、前記研削時、サポートプレート3の基板1を貼り合わせた面の反対側の面にBGテープ2を貼り合わせた後、さらにチャックテーブル上にサポートプレートの表面に貼り合せた該BGテープが接するように載せる回路素子形成方法。
【選択図】図9
Description
特許文献1に開示される方法は、先ず半導体ウェーハの回路(素子)形成面(A面)に保護テープを貼り付け、これを反転して半導体ウェーハの裏面(B面)をグラインダーで研削して薄板化し、この薄板化した半導体ウェーハの裏面をダイシングフレームに保持されているダイシングテープ上に固定し、この状態で半導体ウェーハの回路(素子)形成面(A面)を覆っている保護テープを剥離し、この後ダイシング装置によって各チップ毎に切り離すようにしている。
(1)表面に剛性を有するサポートプレートが貼り付けられた回路を形成した基板を、この状態で基板の裏面を研削して薄板化し、次いで基板の裏面に貫通電極を含む回路を形成し、この回路を形成した裏面にダイシングテープを貼り合わせ、この後、基板の表面からサポートプレートを剥離し、個々の素子に切断する工程を有し、前記研削前に、サポートプレートの基板を貼り合わせた面の反対側の面にBGテープを貼りあわせた後、さらにチャックテーブル上にサポートプレートの表面に貼り合せた該BGテープが接するように載せることを特徴とする回路素子形成方法、および、
(2)基板の裏面を研削した後、BGテープは、ウェーハ裏面(貫通電極の形成された面)を中空ステージに固定した状態で剥がすことを特徴とする(1)項記載の回路素子形成方法
を提供するものである。
ここで、「BGテープ」とは、ウェーハ表面にパターンが完成した後、そのウェーハの裏面全体を研削し、厚さを薄くするバックグラインド工程において、ウェーハ表面を保護するテープのことをいう。
また接着剤として耐熱性に優れた材料を使用できるので、裏面への回路形成が可能になる。特に、裏面に貫通電極を形成することで従来よりも大幅に厚みを小さくしたパッケージを製造することができ、携帯電話やコンピュータに組み込むパッケージの薄型化、小型化、軽量化が図れ、或いはICカードや非接触ICカード自体の薄型化、小型化、軽量化も図れる。
さらに、サポートプレート上にもしくは、研削装置のチャックテーブル上に異物等が存在した場合であっても、サポートプレート上にもしくは、研削装置のチャックテーブル上に異物等が存在した場合も、異物分の凹凸を吸収することができ、均一な裏面研削を行うことができる。
また、基板の裏面を研削する際には、バックグラインド(BC)装置のチャックテーブル6上にサポートプレート3の表面を接するように載せ、BC装置の砥石7を矢印で示すように回転させながら移動させて研削する。
また、ダイシングテープ8の端部は金属フレーム9に張り合わされる。
しかし、図8の断面による説明図に示すように、サポートプレート3上に、もしくは、研削装置のチャックテーブル6上に異物10等があった場合、異物分の凹凸を追従することができず、ウェーハ1を均一に裏面研削することができないことがある。
そのため本発明では、裏面研削前に、サポートプレートの基板を貼り合わせた面の反対側の面にBGテープを貼り合わせる。
基板1としては、通常用いられる任意の基板を用いることができる。例えば、基板としては、シリコン、サファイア、ガラス、GaN、GaAsなどの基板を用いることができる。
BGテープ2は糊(粘着剤)及び基材(プラスチックフィルム)より構成され、サポートプレート3上に、もしくは、研削装置のチャックテーブル6上に異物10等が存在した場合も、図10の断面図に示すように、異物分の凹凸を吸収することができ、均一な裏面研削を行うことができる。また、剛性のあるサポートプレート3と組み合わせることにより、25〜50μmの肉厚にしてもウェーハ1の反りは発生せず、ウェーハカセットへの収納・次工程への搬送をスムーズに行うことができる。
BGテープ2の基材フィルムは、半導体を加工するときの衝撃からの保護や水洗浄等に対する耐水性等が重要である。したがって、基材フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブテンのようなポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体およびエチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体のようなエチレン共重合体、軟質ポリ塩化ビニル、半硬質ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、天然ゴムならびに合成ゴムなどの高分子材料が好ましい。そして、これらの単層フィルム又は複層フィルムが用いられる。基材フィルムは、可視光透過性であるものが好ましく、特に後述の粘着剤層として紫外線硬化型の材料を使用する場合には紫外線透過性であるものが好ましい。
基材フィルムの厚さは、特に制限するものではないが、好ましくは10〜500μmであり、より好ましくは40〜500μm、特に好ましくは80〜250μmである。
基材の片面には、アクリル系粘着剤又はその溶液を塗布又は塗布後乾燥して得られる粘着剤層を有する。
上記サポートプレート24を半導体ウェーハ25の接着剤層23の上に重ね、貼り付け機(図示しない)を用いて貼り付ける。
先ず、半導体ウェーハ32の裏面にレジスト31を塗布し(図14(a))、露光・現像を施してパターンを形成する(図14(b))。次いで半導体ウェーハ(Si)32を酸化膜33が露出するまでエッチングし(図14(c))、更にボトム酸化膜もエッチングにて除いてA面側に形成されている回路34を露出させ(図14(d))、前記レジスト31をアッシングにて除去し薬品洗浄することでコンタクトホールとする(図14(e))。
この状態が図13(e)に示す状態に相当する。ダイシングテープ28は粘着性を有するとともにフレーム29に保持されている。
2 BGテープ(保護テープ)
3 サポートプレート
4 接着剤
5 貫通穴
6 バックグラウンド装置のチャックテーブル
7 砥石
8 ダイシングテープ
9 金属フレーム
10 異物
11 脱テープ装置のチャックテーブル
12 BGテープ剥がし方向
13 中空ステージ
14 貫通電極
15 吸気方向
21 半導体ウェーハのA面
22 接着剤液
23 接着剤層
24 サポートプレート
25 半導体ウェーハ
26 半導体ウェーハのB面
27 グラインダー
28 ダイシングテープ
29 フレーム
30 ダイシング装置
31 レジスト
32 ウェーハ(Si)
33 酸化膜
34 A面側回路
35 サポートプレート
36 BGテープ
37 ダイシングテープ
101 ベース
102 チップ
103 ワイヤボンディング
104 スペーサ
105 貫通電極
201 貫通穴
Claims (2)
- 表面に剛性を有するサポートプレートが貼り付けられた回路を形成した基板を、この状態で基板の裏面を研削して薄板化し、次いで基板の裏面に貫通電極を含む回路を形成し、この回路を形成した裏面にダイシングテープを貼り合わせ、この後、基板の表面からサポートプレートを剥離し、個々の素子に切断する工程を有し、前記研削前に、サポートプレートの基板を貼り合わせた面の反対側の面にBGテープを貼り合わせた後、さらにチャックテーブル上にサポートプレートの表面に貼り合せた該BGテープが接するように載せることを特徴とする回路素子形成方法。
- 基板の裏面を研削した後、BGテープは、ウェーハ裏面(貫通電極の形成された面)を中空ステージに固定した状態で剥がすことを特徴とする請求項1記載の回路素子形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007296126A JP2009123907A (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 回路素子形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007296126A JP2009123907A (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 回路素子形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009123907A true JP2009123907A (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=40815748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007296126A Pending JP2009123907A (ja) | 2007-11-14 | 2007-11-14 | 回路素子形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009123907A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011243907A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2011243906A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2011243901A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2011249589A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2013038274A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Semiconductor Components Industries Llc | 半導体装置の製造方法 |
KR20160007360A (ko) * | 2014-07-11 | 2016-01-20 | 가부시기가이샤 디스코 | 연삭 장치, 보호 테이프 접착 방법 및 보호 테이프 |
JP2019096768A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社ディスコ | 板状物の加工方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003303878A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-24 | Lasertec Corp | 基板保持装置 |
JP2007073929A (ja) * | 2006-06-21 | 2007-03-22 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 基板の薄板化方法及び回路素子の製造方法 |
JP2007281051A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Miraial Kk | 半導体ウエハのチップ加工方法 |
-
2007
- 2007-11-14 JP JP2007296126A patent/JP2009123907A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003303878A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-24 | Lasertec Corp | 基板保持装置 |
JP2007281051A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Miraial Kk | 半導体ウエハのチップ加工方法 |
JP2007073929A (ja) * | 2006-06-21 | 2007-03-22 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 基板の薄板化方法及び回路素子の製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011243907A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2011243906A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2011243901A (ja) * | 2010-05-21 | 2011-12-01 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2011249589A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Disco Abrasive Syst Ltd | ウエーハの加工方法 |
JP2013038274A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Semiconductor Components Industries Llc | 半導体装置の製造方法 |
KR20160007360A (ko) * | 2014-07-11 | 2016-01-20 | 가부시기가이샤 디스코 | 연삭 장치, 보호 테이프 접착 방법 및 보호 테이프 |
KR102251263B1 (ko) | 2014-07-11 | 2021-05-11 | 가부시기가이샤 디스코 | 연삭 장치, 보호 테이프 접착 방법 및 보호 테이프 |
JP2019096768A (ja) * | 2017-11-24 | 2019-06-20 | 株式会社ディスコ | 板状物の加工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5901422B2 (ja) | 半導体ウェハのダイシング方法およびこれに用いる半導体加工用ダイシングテープ | |
JP4447280B2 (ja) | 表面保護用シートおよび半導体ウエハの研削方法 | |
JP5705447B2 (ja) | 表面保護用粘着テープ | |
TWI361211B (ja) | ||
JP2005191550A (ja) | 基板の貼り付け方法 | |
TWI664078B (zh) | Mask integrated surface protection film | |
JP2009123907A (ja) | 回路素子形成方法 | |
JP2009177033A (ja) | 回路素子形成方法 | |
JP2006196705A (ja) | 回路素子の形成方法および多層回路素子 | |
JPWO2018181240A1 (ja) | 半導体ウェハ表面保護用粘着テープ及び半導体ウェハの加工方法 | |
JP2016171263A (ja) | 半導体ウェハの処理方法、半導体チップおよび半導体ウェハ処理用表面保護テープ。 | |
KR102042538B1 (ko) | 마스크 일체형 표면 보호 테이프 | |
WO2019187478A1 (ja) | 半導体チップの製造方法、表面保護テープ | |
JP2002053819A (ja) | 半導体ウエハ表面保護用粘着フィルム及びそれを用いる半導体ウエハ表面の保護方法 | |
WO2018181475A1 (ja) | 剥離ライナー付マスク一体型表面保護テープ | |
JP5583080B2 (ja) | ウエハ加工用テープおよびそれを用いた半導体加工方法 | |
WO2012157615A1 (ja) | 粘着シートおよび電子部品の製造方法 | |
WO2021215247A1 (ja) | バックグラインド用粘着性フィルムおよび電子装置の製造方法 | |
WO2022019158A1 (ja) | バックグラインド用粘着性フィルムおよび電子装置の製造方法 | |
WO2022019166A1 (ja) | 電子装置の製造方法 | |
WO2021251422A1 (ja) | 電子装置の製造方法 | |
WO2021251420A1 (ja) | 電子装置の製造方法 | |
WO2022019160A1 (ja) | 電子装置の製造方法 | |
JP2003301151A (ja) | 両面粘着シートおよびその使用方法 | |
WO2022250136A1 (ja) | 電子装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101001 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131001 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140311 |