JP6300564B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関する。
固体撮像装置は、複数の画素を有しており、各画素に対応して、基板上に形成された光電変換部と、該光電変換部の上に配されたマイクロレンズと、を備える。また、固体撮像装置は、光電変換部とマイクロレンズとの間に配されたインナーレンズをさらに備えうる。該インナーレンズは、マイクロレンズにおける周辺部分に入射した光を光電変換部に向けて屈折させる。この構造によると、各画素での光感度が向上する。
特開2006−120845号公報
ところで、インナーレンズが、画素間でレンズ高さ(インナーレンズの底面から頂部までの距離)のばらつきを有すると、画素間で光感度差が生じてしまう。このことは、例えば、固体撮像装置に一様光が入射した場合でも、各画素からの信号値が互いに異なることによる色むら等、画像の品質低下をもたらしうる。
本発明の目的は、各画素での光感度を向上させつつ画素間での光感度差を低減するのに有利な技術を提供することにある。
本発明の一つの側面は固体撮像装置の製造方法にかかり、前記固体撮像装置の製造方法は、光電変換部が設けられた基板を準備する工程と、前記基板の上に、前記光電変換部に対応するインナーレンズを形成するための誘電体膜を形成する工程と、レンズ形状、円錐形状および多角錐形状のいずれか1つを有する部材を前記誘電体膜の上に形成する工程と、前記部材および前記誘電体膜を、前記誘電体膜の平坦な上面に前記部材の一部が残存し、かつ、前記誘電体膜のうちの前記残存した一部の周辺の部分が除去されるようにエッチングして前記インナーレンズを形成する工程と、前記インナーレンズを形成する工程の後に、前記誘電体膜を除去せずに、前記誘電体膜の前記平坦な上面の上の前記部材の前記残存した一部を除去する工程と、前記部材の前記残存した一部を除去する工程の後に、前記インナーレンズの上に、前記光電変換部に対応するマイクロレンズを形成する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、各画素での光感度を向上させつつ画素間での光感度差を低減することができる。
固体撮像装置の全体構成の例を説明する図。 固体撮像装置の断面構造の例を説明する図。 固体撮像装置の製造方法の例を説明する図。 インナーレンズの形成方法の例を説明する図。 インナーレンズの形成方法の比較例を説明する図。 RGB光感度比ばらつきのインナーレンズ高さ依存性を説明する図。 インナーレンズの光学特性のインナーレンズ形状依存性を説明する図。
以下、図1〜図7を参照しながら、本発明の好適な実施形態として、固体撮像装置Iの構成例およびその製造方法の例を述べる。
(1. 固体撮像装置Iの構成例)
(1−1. 固体撮像装置Iの全体構成の例)
図1は、固体撮像装置Iの全体構成例を説明するための模式図である。固体撮像装置Iは、撮像領域R1および周辺領域R2を有する。
撮像領域R1には、例えば、複数の画素がアレイ状に配列されて画素アレイが形成されている。撮像領域R1は、受光領域R1aと遮光領域R1bとを有してもよい。受光領域R1aには、受光光量に基づく信号を読み出すための画素が配される。受光光量に基づく信号は、撮像の他、焦点検出等に使用されてもよい。遮光領域R1bには、入射光を遮光するための遮光部材と、ノイズ成分の信号を読み出すための画素とが配される。
周辺領域R2には、処理部が設けられている。処理部は、撮像領域R1の各画素を駆動するための駆動部、撮像領域R1の各画素から読み出された信号を処理する信号処理部等を含む。例えば、処理部としては、垂直走査回路VSC、増幅部Amp、アナログデジタル変換部ADC(以下、単に「AD変換部ADC」とする。)、メモリMem、水平走査回路HCS、タイミングジェネレータTG、パッド群PAD等である。
各画素は、公知の回路構成を採ればよい。各画素は、例えば、フォトダイオード等の光電変換部と、入射光量に応じて該光電変換部で生じた電荷に基づく電気信号を画素信号として読み出すための複数のMOSトランジスタと、で形成される。これら光電変換部や複数のMOSトランジスタは、シリコン等の半導体で構成された基板に、公知の半導体製造プロセスを用いて形成されればよい。
上記複数のMOSトランジスタは、例えば、転送トランジスタ、増幅トランジスタ、リセットトランジスタ等を含む。転送トランジスタは、ゲートに供給される制御信号に応答して、光電変換部の電荷を転送トランジスタのドレイン領域であるフローティングディフュージョンに転送する。増幅トランジスタは、ゲートがフローティングディフュージョンに接続されており、フローティングディフュージョンに転送された電荷量に応じた量の電流を出力する。リセットトランジスタは、ゲートに供給される制御信号に応答して、フローティングディフュージョンの電位をリセットする。複数のMOSトランジスタは、更に、選択トランジスタを含んでもよい。選択トランジスタは、ゲートに供給される制御信号に応答して、増幅トランジスタの電流量に応じたレベルの信号を画素信号として出力する。
垂直走査回路VSCは上述の制御信号を各画素に出力し、各画素は制御信号に応答して駆動され、各画素からの画素信号が増幅部Ampに入力される。増幅部Ampは、画素アレイの各列に対応して配されており、画素信号を増幅してAD変換部ADCに出力する。AD変換部ADCは、画素アレイの各列に対応して配されており、増幅部Ampからの信号をAD変換する。該画素信号は、その後、デジタル信号として処理される。メモリMemは、画素アレイの各列に対応して配されており、例えば、画素信号を保持するためのメモリと、リセット後の画素からの信号を保持するためのメモリとを含む。水平走査回路HSCは、各列から読み出された画素信号を水平転送するための信号を出力する。該画素信号は、このようにして順に外部に出力される。タイミングジェネレータTGは、例えば外部からのクロック信号に基づいて、画素信号を読み出すための制御信号を、垂直走査回路VSCや水平走査回路HSCに出力する。パッド群PADの各電極パッドは、画素信号を読み出すための電極パッドであり、読み出された画素信号を出力するための電極パッドの他、制御信号を入力するための電極パッドや電源電圧を供給するための電極パッドをも含む。
(1−2. 固体撮像装置Iの断面構造の例)
図2は、図1におけるカットラインA−Bの断面構成を示す模式図である。固体撮像装置Iは、第1の構造ST1、第2の構造ST2および第3の構造ST3を有する。
第1の構造ST1は、主に、前述の光電変換部や処理部が形成された半導体回路部である。第1の構造ST1は、基板101、基板101に形成された各素子(光電変換部PD、フローティングディフュージョンFD、トランジスタ等)、素子分離部109等を含む。
具体的には、基板101は、素子分離部109によって区画されており、該区画された基板101の各領域には、光電変換部PD、フローティングディフュージョンFD及び各トランジスタが形成されている。ウェル107およびウェル108は、前述の処理部を構成するMOSトランジスタを形成するため拡散領域である。ゲート電極110aは、転送トランジスタのゲート電極であり、ゲート電極110bは、増幅トランジスタや信号処理用の各トランジスタのゲート電極である。また、これらの上には、絶縁膜102を介して保護膜111が配され、さらに、必要に応じて、光電変換部PDの直上にエッチングストッパ117が配されている。
第2の構造ST2は、主に、絶縁部材および該絶縁部材の中に形成された配線部を含む構造である。絶縁部材は、層間絶縁膜213(213a等)を含み、配線部は、各配線層に配された配線パターン212(212a等)、コンタクトプラグ214を含む。本例では、第2の構造ST2に、更に、入射光を光電変換部PDに導くための導光路LG等が形成された場合を説明する。
具体的には、第1の構造ST1の上に、酸化シリコン等の絶縁材料で構成された層間絶縁膜213(213a〜213e)及び219と、銅やアルミニウム等の金属材料で構成された配線パターン212a及び212bとが配されている。また、各層間絶縁膜213の間には金属拡散防止膜215が配されてもよい。層間絶縁膜213aには、基板101上の各素子と配線パターン212とを電気的に接続するコンタクトプラグ214が形成される。導光路LGは、光電変換部PDの上に配され、層間絶縁膜213a〜213eに形成された開口に窒化シリコン等の屈折率の大きい透光性材料を埋設して形成される。導光路LGの上には層間絶縁膜219が配されている。層間絶縁膜219の上には、外部との電気的接続を形成するための電極230が配されている。電極230は、プラグ221を介して配線パターン212に電気的に接続されている。
第3の構造ST3は、主に、固体撮像装置Iへの入射光を集光するための光学系を形成する部分である。第3の構造ST3は、インナーレンズIL、カラーフィルタ326(326a等)、マイクロレンズML等の光学素子を含む。各光学素子と光電変換部との対応は、1対1に限らず、光学素子1つに対して2つの光電変換部が対応してもよい。
具体的には、第2の構造ST2の上に、インナーレンズILが、反射防止膜320aを介して配されている。インナーレンズILは、反射防止膜320aの上に形成されたインナーレンズ部材ILiの少なくとも一部を成形して得られる。詳細は後述するが、インナーレンズILの頂部は、平坦に形成されている。
インナーレンズILの上には、反射防止膜320bが配されている。カラーフィルタ326a及び326bは、反射防止膜320bのうちの光電変換部PDに対応する部分の上に、平坦化層325を介して配される。カラーフィルタ326a及び326bは、所定の波長の光を通過させ、例えば、赤、緑、青色等の透光性材料で構成される。さらに、その上には、平坦化層327を介してマイクロレンズMLが配されている。マイクロレンズMLは、平坦化層327の上に形成されたマイクロレンズ部材MLiの少なくとも一部を成形して得られる。
なお、周辺領域R2には、マイクロレンズ部材MLiの上面から反射防止膜320aの上面にわたって、電極230を露出する開口OPが形成されている。
(2. 固体撮像装置Iの製造方法の例)
以下、図3(A)〜3(F)を参照しながら固体撮像装置Iの製造方法の例を述べる。固体撮像装置Iは、公知の半導体製造技術を用いて製造することが可能である。
まず、図3(A)に例示されるように、前述の第1の構造ST1を準備し、第1の構造ST1の上に、層間絶縁膜と配線層とが交互に配された積層構造を形成する。具体的には、まず、例えば、シリコン等の半導体で構成されたP型の基板101に、後に形成されるべき各素子を電気的に分離する素子分離部109を形成する。素子分離部109は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法やLOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法により形成される。
その後、素子分離部109によって区画された基板101の各領域に、イオン注入及び熱処理によってウェル107及び108、光電変換部PD、フローティングディフュージョンFD、並びに、各トランジスタを形成する。光電変換部PD及びフローティングディフュージョンFDは、例えばN型で形成される。ウェル107、およびウェル108は、画素から読み出された信号を処理する信号処理部を構成するMOSトランジスタを形成するためのP型およびN型の拡散領域である。
その後、ゲート電極110a及び110bを、ウェル107ないし108上に絶縁膜を介して形成し、それらの両端にソース又はドレインとなる拡散領域(不図示)を形成して、各トランジスタを形成する。ゲート電極110aは、転送トランジスタのゲート電極であり、ゲート電極110bは、増幅トランジスタや信号処理用の各トランジスタのゲート電極である。
また、必要に応じて、各トランジスタが形成された基板101の上には、例えば絶縁膜102を介して保護膜111を形成してもよい。保護膜111は、例えば窒化シリコンで構成されてもよいし、窒化シリコンと酸化シリコンとを用いた複数の層で構成されてもよい。保護膜111は、その後の各工程による影響から光電変換部PDを保護する。また、保護層111は、光電変換部PDへの光の反射を防止する機能と、シリサイド工程による金属拡散を防止する機能とを兼ねるように構成されるとよい。
また、必要に応じて、保護膜111のうちの光電変換部PDの直上の部分を覆うように、エッチングストッパ117を形成してもよい。エッチングストッパ117は、後に為される開口216を形成するためのエッチング工程で用いられる。なお、ここまでで第1の構造ST1が得られる。
その後、第1の構造ST1の上に、層間絶縁膜と配線層とが交互に配された積層構造を形成する。例えば、酸化シリコン等で構成された層間絶縁膜213(213a〜213e)をそれぞれ形成する。各層間絶縁膜213には配線パターン212やコンタクトプラグ214が形成される。例えば、第1の層間絶縁膜213aの中には、基板101の各拡散領域と配線パターンとを電気的に接続するコンタクトプラグ214が形成される。コンタクトプラグ214には、例えばタングステン等の導電性材料が用いられる。また、例えばダマシン法によって、第2の層間絶縁膜213bの中には配線パターン212aが形成され、第3ないし第4の層間絶縁膜213c〜213dの中には配線パターン212bが形成される。配線パターン212は、例えば銅やアルミニウム等の導電性材料が用いられる。ここで、積層構造を形成する際には、少なくとも1つの層間絶縁膜に対して、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing、以下CMP)法やエッチバック法等、層間絶縁膜の上面を平坦にする平坦化処理が施されてもよい。
また、必要に応じて、各層間絶縁膜213の間には、例えば金属拡散防止膜215が形成される。金属拡散防止膜215には、例えば窒化シリコンが用いられる。また、金属拡散防止膜215は、各配線パターン212を形成するための開口を各層間絶縁膜213にエッチングによって形成する際に、エッチングストッパとしても機能しうる。
次に、図3(B)に例示されるように、上記積層構造に導光路LGを形成する。具体的には、各層間絶縁膜213及び各拡散防止膜215を含む絶縁部材のうちの、光電変換部PDの上の部分を除去し、開口216を形成する。開口216は、後に入射光を光電変換部PDに導く導光路LGが形成されるように、光電変換部PDの直上に形成され、その平面視における外形は、円形状でもよいし多角形形状や矩形形状でもよい。
開口216を形成する上記工程では、エッチングストッパ117が露出するように絶縁部材(各層間絶縁膜213及び各拡散防止膜215を含む)の一部を除去すればよいが、エッチングストッパ117は露出しなくてもよい。エッチングストッパ117には、層間絶縁膜213aよりもエッチングレートが小さい材料が用いられる。例えば、層間絶縁膜213aに酸化シリコンを用い、エッチングストッパ117に窒化シリコンや酸窒化シリコンを用いてもよい。
また、開口216を形成する上記工程では、互いにエッチング条件が異なる複数回のエッチングを行ってもよい。ここでは、撮像領域R1に開口216が形成された場合を例示しているが、必要に応じて周辺領域R2にも形成される。
次に、図3(C)に例示されるように、透光性材料で開口216を埋設し、導光路LGを形成する。この工程は、例えばCVD等の堆積法によって為され、透光性材料には、例えば層間絶縁膜213よりも屈折率の大きい窒化シリコン等が用いられる。この工程は、互いに条件が異なる複数回の堆積工程によって為されてもよい。例えば、該透光性材料の部材218iを、最初はエッチングストッパ117や各層間絶縁膜213等との密着性を考慮した条件で堆積し、その後、形成速度を優先した条件で堆積してもよいし、又は、途中で異なる材料を用いてもよい。その他、有機材料を塗布法によって形成することによって導光路LGを形成してもよい。
なお、層間絶縁膜213eの上には該透光性材料の部材218iが形成されるため、例えばCMP法による平坦化処理により、撮像領域R1から周辺領域R2にわたって部材218iの上面を平坦化するとよい。又は、層間絶縁膜213eの上面が露出するように部材218iを除去しつつ、その上面を平坦化してもよい。
次に、図3(D)に例示されるように、図3(C)の工程で得られた構造の上に層間絶縁膜219を形成する。その後、層間絶縁膜213e及び219並びに部材218iに、配線パターン212bに電気的に接続されたプラグ221及び電極230を形成する。なお、ここまでで第2の構造ST2が得られる。
その後、電極230及び層間絶縁膜219を覆うように反射防止膜320aを形成し、反射防止膜320aの上にインナーレンズ部材ILiを形成する。インナーレンズ部材ILiは、例えば窒化シリコン等、屈折率の大きい透光性材料であって、誘電体材料で構成されている。ここで、インナーレンズ部材ILiは、化学気相成長(Chemical Vapor Deposition、以下CVD)法、高密度プラズマCVD法等によって成膜される誘電体膜である。なお、塗布等の他の方法にて形成される誘電体膜であってもよい。
さらに、その後、インナーレンズ部材ILiのうちの光電変換部PDに対応する部分の上に、レジストパターンRMを形成する。レジストパターンRMは、例えば、インナーレンズ部材ILiの上に形成されたレジスト部材(「レジスト部材RMi」とする)をレンズ形状に成形することによって得られる。具体的には、例えば、レジスト部材RMiは熱可塑性の材料で構成されており、レジスト部材RMiを、リソグラフィ技術を用いてパターニングした後、該パターニングされたレジスト部材RMiを加熱(リフロー法)によってレンズ形状に成形すればよい。該成形は、感光性の材料で構成されたレジスト部材RMiを露光および現像することによって為されてもよい。該露光は、多階調フォトマスクを用いて為されうる。
次に、図3(E)に例示されるように、レジストパターンRMをエッチングしてインナーレンズ部材ILiをエッチングする。ここで、レジストパターンRMの一部RM’が残るように該エッチング処理を終了する。換言すると、この工程では、レジストパターンRMの形状の一部(レンズ形状のうちの周辺部分の形状)が、インナーレンズ部材ILiに転写される。そして、インナーレンズ部材ILiの上面のうち、レンズ形状の中央部分であってレジストパターンRMの形状が転写されていない部分がそのまま残る。つまり、インナーレンズ部材ILiである誘電体膜の上面の一部がそのまま維持される。この時、維持される上面の一部は、誘電体膜を成膜した際の上面である。これにより、上面が平坦なインナーレンズILが形成される。なお、平坦とは、誘電体膜の成膜時のばらつき、および層間絶縁膜等の平坦化処理のばらつきの範囲を含む。なお、このエッチング工程では、レジストパターンRMのエッチングレートと、インナーレンズ部材ILiのエッチングレートとは、互いに等しくてもよいし異なっていてもよい。
次に、図3(F)に例示されるように、例えばアッシングにより、残存する一部RM’を除去し、上面が平坦なインナーレンズILを得る。このようにして形成されたインナーレンズILの上面の高さは、インナーレンズ部材ILiの形成時(図3(D)の工程の時)の上面の高さと実質的に等しい。
その後、図3(F)の工程で得られた構造を覆うように、反射防止膜320bを形成し、反射防止膜320bの上に、平坦化層325を介してカラーフィルタ326(326a等)を形成する。さらに、その後、カラーフィルタ326の上に、平坦化層327を介してマイクロレンズMLを形成する。マイクロレンズMLは、平坦化層327の上に形成されたマイクロレンズ部材MLiに、レンズ形状のレジストパターンの形状を転写することによって形成されればよい。マイクロレンズMLは、円弧状ないし丘陵型のレンズ形状に形成されてもよいし、インナーレンズILと同様に、その頂部が平坦に形成されてもよい。なお、ここまでで第3の構造ST3が得られる。以上のようにして、前述の図2の構造が得られる。
なお、上述の各層、各膜または各部材は、単一の層で構成されてもよいし、2以上の層で構成されてもよい。また、該各層、各膜または各部材が形成された後には、適宜、CMP処理等の平坦化処理が為されてもよい。
固体撮像装置Iの製造方法は、上記方法に限られるものではなく、他の公知の製造プロセスによっても製造可能である。例えば、インナーレンズILの他の形成方法として、平坦にすべき頂部をレジストパターンで覆い、その後、その周辺部分に対してハーフエッチングを行って(即ち、隣接画素間に凹形状を形成して)インナーレンズILを形成してもよい。
(3. 頂部が平坦なインナーレンズについて)
以下、図4〜図7を参照しながら、インナーレンズの頂部が平坦であることによる効果等について述べる。図4の(A1)〜(A4)は、インナーレンズILの形成方法の例を示す模式図である。ここでは説明の容易化のため構造ST1及びST2を単純化して示している。
図4の(A1)の工程では、第2の構造ST2の上にインナーレンズ部材ILiを形成し、インナーレンズ部材ILiの上にレジスト部材RMiを形成する。(A2)の工程では、レジスト部材RMiをレンズ形状に成形し、レジストパターンRMを形成する。(A3)の工程では、(A2)の工程で得られたレジストパターンRMをエッチングしてインナーレンズ部材ILiをエッチングする。該エッチングは、レジストパターンRMの一部RM’が残るように終了される。(A4)の工程では、残存する一部RM’を除去し、上面が平坦なインナーレンズILを得る。
図5の(B1)〜(B3)は、比較例として、インナーレンズILの形成方法を示している。(B1)〜(B2)の工程は、図4の(A1)〜(A2)の工程と同様である。本比較例は、(B3)の工程に示されるように、レジストパターンRMの全てをエッチングしてレジストパターンRMの形状をインナーレンズ部材ILiに転写し、インナーレンズILを形成する、という点で、図4の(A3)の工程とは異なる。よって、インナーレンズILは、その周辺部から頂部まで曲面を有している。
図6は、固体撮像装置のRGB光感度比ばらつきの、インナーレンズのレンズ高さ依存性を説明するための図である。RGB光感度比ばらつきは、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)のいずれかを検知する各画素間の光感度比のばらつきを表す指標である。なお、本明細書では、ベイヤ配列にしたがう画素アレイを想定してRGB光感度比ばらつきをある評価方法に基づいて説明するが、他の評価方法で各画素の光感度差を評価してもよい。
図6(a)は、単位画素の構造を示す模式図である。ここで図示されたインナーレンズは、上記比較例(周辺部から頂部まで曲面を有するインナーレンズIL)にしたがう。インナーレンズILのレンズ高さ(底面から頂部までの距離)をH1とし、導光路LGの高さ(導光路LGの下面から上面までの距離)をH2とする。図6(b)は、RGB光感度比ばらつきのレンズ高さH1依存性を示すプロット図である。
ここで、図6(a)の構造において、インナーレンズILに入射した光の光電変換部PDまでの透過率について、
Tr:赤色光(波長630nm)の透過率、
Tg:緑色光(波長550nm)の透過率、
Tb:青色光(波長450nm)の透過率、
とする。これらは、ベイヤ配列にしたがう画素アレイの各画素を測定することにより得られる。また、
(Tr/Tg)MAX:Tr/Tgの最大値、
(Tr/Tg)MIN:Tr/Tgの最小値、
(Tb/Tg)MAX:Tb/Tgの最大値、
(Tb/Tg)MIN:Tb/Tgの最小値、
とする。
上記記号を用いると、本評価方法では、RGB光感度比ばらつきは、
SV≡{((Tr/Tg)MAX/(Tr/Tg)MIN−1)+((Tb/Tg)MAX/(Tb/Tg)MIN−1)1/2
と定義される。この定義によると、RGB光感度比ばらつきSVが大きいほど、RGB各色の画素間での光感度ばらつき量が大きいことを示し、RGB光感度比ばらつきSVが小さいほど、RGB各色の画素間での光感度ばらつき量が小さいことを示す。
なお、上記式に基づく計算において、各部材の屈折率を、
平坦化層の材料 :1.55、
酸化シリコン(SiO) :1.47、
窒化シリコン(Si):2.0、
酸窒化シリコン(SiNO):1.73、
シリコン(Si) :4.0、
とした。
ここで、導光路LGの高さH2が全画素間で100nmの範囲のばらつきを有するとし、H1およびH2以外のパラメータ(他の部材の厚さないし膜厚)については一定(固定値)とした。この場合、図6(b)のRGB光感度比ばらつきSVのインナーレンズILのレンズ高さH1依存性によると、H1=485nm近傍では、RGB光感度比ばらつきSVは小さい値をとる。一方で、H1=425nm近傍、及び、H1=540nm近傍では、RGB光感度比ばらつきSVは大きい値をとる。
即ち、インナーレンズILのレンズ高さH1が画素間で60〜70nm程度の差を有すると、RGB光感度比ばらつきSVが大きく変化してしまう。よって、インナーレンズILのレンズ高さH1ばらつきを抑制することを要する。
しかしながら、一般に、エッチングによるインナーレンズ部材のエッチング量のばらつきは、該インナーレンズ部材を堆積法等によって形成する場合の厚さないし膜厚のばらつきよりも大きい。そのため、前述の比較例(図5の(B1)〜(B3)参照)のインナーレンズILの形成方法によると、レンズ高さH1ばらつきが生じてしまう。
これに対して、本発明にかかるインナーレンズILの形成方法によると、図4の(A3)〜(A4)に示されるように、インナーレンズ部材ILiの各光電変換部PDの上の部分の上面を残ししながら該部分の周辺部分を除去する。つまり、光電変換部PDの上の部分のインナーレンズ部材ILiの上面が平坦なまま維持される。上述の例では、レンズ形状に成形されたレジストパターンRMをエッチングしてインナーレンズ部材ILiをエッチングする際、レジストパターンRMの一部RM’が残るように該エッチングを終了する。その後、残存する一部RM’は除去され、上面が平坦なインナーレンズILが得られる。よって、本形成方法によると、インナーレンズILの上面の高さは、インナーレンズ部材ILiの形成時の上面の高さと実質的に等しい。よって、本形成方法によると、インナーレンズILのレンズ高さのばらつきは、前述の比較例に対して低減される。
図7は、インナーレンズの光学特性を説明するための模式図であり、図7(a)は、インナーレンズの形状が円弧状(インナーレンズIL)の場合を示しており、図7(b)は、インナーレンズの頂部が平坦な形状(インナーレンズIL)の場合を示している。
図7(a)及び(b)において、光Lは、マイクロレンズMLを通過してインナーレンズILの中央に入射した光を示し、光Lは、光Lよりも外側の部分に入射した光を示している。なお、光Lと光Lとは、いずれも、インナーレンズILの頂部の互いに近傍の部分に入射した光であるものとし、光L及びLのインナーレンズILによる屈折については考慮しないものとする。
ここで、図7(a)の場合、光Lと光Lとでは、インナーレンズILの曲面によって光路差dが生じる。ここで、光Lの光路における光Lの光電変換部PDへの透過率が最大になるように光学系が設計されているとすると、光Lの光路では光路長が光Lとは光路差dずれており、光Lの光電変換部PDへの透過率が低下して光感度が低下しうる。
一方、図7(b)の場合、インナーレンズILの中央部分Pは、その上面が平坦になっているため、光Lと光Lとで光路長が互いに実質的に等しい(光路差dが生じない)。よって、図7(a)の場合に対して光感度が向上する。
また、中央部分Pの周辺の周辺部分Pに入射した光Lは、周辺部分Pで導光路LGに向けて屈折され、その後、導光路LGを通って光電変換部PDに導かれる。周辺部分Pは、導光路LGの外縁よりも内側に位置してもよいし、光電変換部PDの外縁よりも内側に位置してもよい。これにより、インナーレンズILへの入射光のうち、中央部分Pに入射した光は、そのまま導光路LGに導かれ、周辺部分Pに入射した光は、導光路LGに向けて効果的に屈折される。
なお、図7(b)では、周辺部分Pが所定の曲率の曲面形状を有するインナーレンズILの形状を例示したが、インナーレンズILの形状はこれに限られるものではない。例えば、インナーレンズILは、周辺部分Pが所定の傾斜角の傾斜面を有する形状でもよい(即ち、インナーレンズILの断面形状が台形形状でもよい)。例えば、レジストパターンRMを円錐形状にすれば、インナーレンズILの平面視での外形が円形で、インナーレンズILの断面形状が台形形状になる。また、例えば、レジストパターンRMを多角錐形状にすれば、インナーレンズILの平面視での外形が多角形で、インナーレンズILの断面形状が台形形状になる。
以上、本発明によると、インナーレンズILのレンズ高さのばらつきが低減され、その結果、画素間の光感度比ばらつきが低減されるとともに各画素での光感度が向上する。
なお、インナーレンズ部材ILiが形成されるまでの工程において、少なくとも1回はCMP法等による平坦化処理が行われていることが望ましい。これにより、インナーレンズILの上面の高さのばらつきを、さらに低減することができる。
また、以上では、導光路LGを有する構造を例示したが、本発明は、導光路LGを有しない構造にも適用可能であるし、裏面照射型の固体撮像装置にも適用可能である。また、2以上の光電変換部に対して1つのインナーレンズが設けられた構造では、インナーレンズの平坦な部分が、隣接画素の光電変換部と光電変換部との境界に位置する場合がある。この場合においても、本発明を、該インナーレンズに適用することが可能であり、これによって多重反射が低減される。
本発明は上記態様に限られるものでないことは言うまでもなく、目的、用途等に応じて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その一部を変更してもよい。
(撮像システム)
また、以上の実施形態は、カメラ等に代表される撮像システムに含まれる固体撮像装置について述べた。撮像システムの概念には、撮影を主目的とする装置のみならず、撮影機能を補助的に備える装置(例えば、パーソナルコンピュータ、携帯端末)も含まれる。撮像システムは、上記の実施形態として例示された本発明に係る固体撮像装置と、該固体撮像装置から出力される信号を処理する信号処理部とを含みうる。該信号処理部は、例えば、A/D変換器、および、このA/D変換器から出力されるデジタルデータを処理するプロセッサを含みうる。

Claims (15)

  1. 光電変換部が設けられた基板を準備する工程と、
    前記基板の上に、前記光電変換部に対応するインナーレンズを形成するための誘電体膜を形成する工程と、
    レンズ形状、円錐形状および多角錐形状のいずれか1つを有する部材を前記誘電体膜の上に形成する工程と、
    前記部材および前記誘電体膜を、
    前記誘電体膜の平坦な上面に前記部材の一部が残存し、かつ、
    前記誘電体膜のうちの前記残存した一部の周辺の部分が除去される
    ようにエッチングして前記インナーレンズを形成する工程と、
    前記インナーレンズを形成する工程の後に、前記誘電体膜を除去せずに、前記誘電体膜の前記平坦な上面の上の前記部材の前記残存した一部を除去する工程と、
    前記部材の前記残存した一部を除去する工程の後に、前記インナーレンズの上に、前記光電変換部に対応するマイクロレンズを形成する工程と、を有する
    ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  2. 前記誘電体膜を形成する工程において、前記誘電体膜の上面は、CVD法によって形成されることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。
  3. 前記部材は、熱可塑性の材料で構成されており、前記誘電体膜上に熱可塑性の部材を形成し、該形成された熱可塑性の部材をパターニングし、該パターニングされた熱可塑性の部材を加熱することによって形成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置の製造方法。
  4. 前記部材は、感光性の材料で構成されており、前記誘電体膜上に感光性の部材を形成し、該形成された感光性の部材を露光し、該露光された感光性の部材を現像することによって形成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置の製造方法。
  5. 前記感光性の部材を露光するのに多階調フォトマスクを用いる
    ことを特徴とする請求項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  6. 前記部材はレジストパターンである
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。
  7. 前記マイクロレンズを形成する工程は、
    前記インナーレンズの上に、前記マイクロレンズを形成するための第2の誘電体膜を形成する工程と、
    前記マイクロレンズに平坦な上面が形成されるように前記第2の誘電体膜を成形する工程と、
    を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 前記基板を準備する工程の後かつ前記誘電体膜を形成する工程の前に、
    前記基板の上に、絶縁部材と該絶縁部材の中に配された配線部とを含む構造を形成する工程と、
    前記構造の前記光電変換部と対応する部分に、導光路を形成する工程と、をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記インナーレンズは、平坦な頂部と、前記頂部の周辺にあり曲面形状を有する周辺部とを含み、前記基板に直交する入射光のうち、前記頂部に入射した部分と前記周辺部に入射した部分とのそれぞれが前記導光路の上面に到達する形状を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記インナーレンズを形成する工程では、前記残存した一部の外縁が前記導光路の外縁よりも内側になるように、前記部材および前記誘電体膜をエッチングする
    ことを特徴とする請求項9に記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 前記インナーレンズを形成する工程では、前記残存した一部の外縁が前記光電変換部の外縁よりも内側になるように、前記部材および前記誘電体膜をエッチングする
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  12. 前記インナーレンズを形成する工程では、前記残存した一部に覆われた前記平坦な上面の周辺に、前記平坦な上面に接続された曲面または傾斜面が前記誘電体膜の上面の他の一部として形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の固体撮像装置の製造方法。
  13. 基板に配列された複数の光電変換部と、
    前記基板の上に配され、絶縁部材と該絶縁部材の中に配された配線部とを含む構造と、
    前記構造に形成され、前記絶縁部材よりも高い屈折率を有する部材で構成された導光路と、
    前記構造の上に、前記複数の光電変換部に対応するように配された複数のインナーレンズと、
    前記複数のインナーレンズの上に、前記複数の光電変換部に対応するように配された複数のマイクロレンズと、を備え、
    前記複数のインナーレンズの各々は、平坦な頂部と、前記頂部の周辺にあり曲面形状を有する周辺部とを含み、前記基板に直交する光のうち、前記頂部に入射した部分と前記周辺部に入射した部分とのそれぞれが前記導光路の上面に到達する形状を有する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  14. 前記複数のマイクロレンズの各々は、その頂部が平坦である
    ことを特徴とする請求項13に記載の固体撮像装置。
  15. 請求項13または14のいずれか1項に記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置から出力される信号を処理する信号処理部と、を備える
    ことを特徴とするカメラ。
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