JP6300226B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、往復式電気かみそりに関する。
例えば特許文献1、2に記載されるように、内刃台に支持された断面視逆U字状の内刃が、外刃の内面に摺接しつつ往復動する往復式電気かみそりが知られている。
特許第4650871号公報 特許第4224132号公報
ここで、特許文献1に例示される往復式電気かみそりにおいては、金属製の内刃を内刃台に固定して内刃ユニットを形成する際に、内刃に設けられた係合爪を、内刃台に設けられた抜止凹部に対して折り曲げることによって形成している。そのため、係合爪を折り曲げる工程が必要となり、加工工数が増加して、生産効率の低下と生産コストの増加を生じるという課題があった。
一方、特許文献2に例示される往復式電気かみそりにおいては、内刃に設けられた係合爪を、内刃台に設けられた抜止凹部に対して折り曲げる構成を有しないため、組み付け時に、内刃台に設けられた補足爪を、内刃に設けられた装着穴に対して、スナップフィット係合させる構成とすることで、加工工数が増加しないようにする効果が得られる。ここで、特許文献2に例示される構成は、内刃を内刃台に組み付ける際に、補足爪の上部に設けられた斜めガイド面によって、当該補足爪が短手方向の内側へ変形し、組み付けが完了すると外側へ復帰する構成となっている。しかしながら、内刃の下端部の端面は鋭いエッジ状であるため、そのエッジ部分が補足爪の斜めガイド面に食い込んでしまって、爪が変形せず、組み付けを行うことができないという課題が生じていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、より少ない加工工数によって内刃を内刃台に組み付けることができ、生産効率の向上と生産コストの低減を可能とすると共に、組み付け時に内刃が内刃台に食い込んで組み付け不能となってしまうことを防止して、確実な組み付けを可能とする往復式電気かみそりを提供することを目的とする。
一実施形態として、以下に開示するような解決手段により、前記課題を解決する。
開示の往復式電気かみそりは、内刃台に支持された断面視逆U字状の内刃が、外刃の内面に摺接しつつ往復動する往復式電気かみそりにおいて、前記内刃は、側縁部の下端に下方に向かって開口する取付溝を有し、前記取付溝は、内周部に前記側縁部の壁面の面内方向で且つ前記内刃の長手方向に窪む係合溝が形成されており、前記内刃台は、前記内刃の前記取付溝に対応する位置に突起部を有し、前記突起部は、前記側縁部の壁面の面内方向で且つ前記内刃の長手方向に弾性変形可能で且つ該突起部の先端に設けられて前記内刃の長手方向に突出する係合爪が前記係合溝に進入して係合可能に形成されており、前記係合爪が前記係合溝に係合されることにより、前記内刃が前記内刃台に固定されていることを要件とする。
開示の往復式電気かみそりによれば、組み付けの際に内刃の折り曲げ工程を必要とせず、より少ない加工工数によって内刃を内刃台に組み付けることができるため、生産効率を向上させ、生産コストを低減することが可能となる。さらに、組み付け時に内刃が内刃台に食い込んで組み付け不能となってしまうことを防止することができるため、確実な組み付けを行うことが可能となり、不良品の発生や、生産工程におけるダウンタイムの発生を防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係る往復式電気かみそりの例を示す概略図である。 図1に示す往復式電気かみそりのヘッド部の例を示す概略図(分解図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの内刃ユニットの例を示す概略図(斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの内刃および内刃台の例を示す概略図(斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの内刃ユニットの例を示す概略図(正面図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの内刃および内刃台の例を示す概略図(正面図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの内刃と内刃台との組み付け工程を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の第一の実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形態に係る往復式電気かみそり1の例を示す概略図(斜視図)である。また、図2は、往復式電気かみそり1のヘッド部3の例を示す概略図(分解斜視図)である。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
本実施形態に係る往復式電気かみそり1は、図1、2に示すように、多数の髭進入口が形成された外刃22と、外刃22の下面に摺接しつつ往復動する内刃42とを備えて構成されて、髭進入口に進入した髭を外刃22と内刃42とでカットする往復式電気かみそりである。なお、外刃22と内刃42との組合せを二組有する往復式電気かみそりを例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
図1において符号2は本体部であり、略円柱状のケース10を備えている。このケース10の内部には、内刃42を往復動させるためのモータ、当該モータの電源となる電池、および当該モータの駆動制御を行う制御回路基板等(いずれも不図示)が収容されている。また、ケース10の前面には電源スイッチ11が取り付けられている。
また、内刃42を往復動させる駆動力を伝達する偏心ピン(不図示)がケース10の上面からヘッド部3(後述)の方向へ突出して、後述の振動体16A、16Bに係合されている。
一方、図1、2において符号3はヘッド部である。本実施形態に特徴的な構成として、ヘッド部3は本体部2に傾動可能に保持されている。なお、ヘッド部3の本体部2への保持方式は傾動不能の固定式としてもよい。
図2に示すように、ヘッド部3は、本体部2のケース10の上部に連結されるヘッドカバー12が設けられ、当該ヘッドカバー12には下方から外刃ユニット24が外刃ケース(不図示)を介して取り付けられる。一方、ヘッドカバー12の内部には内刃ユニット44、および当該内刃ユニット44を駆動するギア(不図示)や内刃駆動軸等からなる駆動機構(不図示)が配設されている。ここで、外刃ユニット24は外刃22が外刃台23に固定された構成であり、内刃ユニット44は内刃42が内刃台43に固定された構成である。なお、本実施形態は、前述の通り、外刃ユニット24と内刃ユニット44との組合せ(すなわち刃ユニット18)を二組備える場合の例であるが、当該組合せが二組以外の場合においても基本的な構成は同様に考えればよい。
本実施形態に係る外刃22は、ステンレス鋼等からなる所定厚さの金属板をアーチ状すなわち長手方向Aに垂直な面による断面視が逆U字状の形状に湾曲させて、外刃台23に固定した構成となっている。当該外刃22のアーチ状湾曲部(すなわち所定の頂上部および周辺部)には髭を導入するための多数の開口(髭進入口)が金属板を貫通して形成されている。これにより、当該髭進入口に入った髭を外刃22の下面(内面)と内刃42とで挟み込むようにしてカットすることが可能となる。なお、髭進入口は、丸孔形状や、スリット形状、あるいはそれらの組み合わせ等、様々な形状を採用することができる。
一方、内刃42は詳細について後述するが、ステンレス鋼等からなる所定厚さの金属板をアーチ状すなわち長手方向Aに垂直な面による断面視が逆U字状の形状に湾曲させて、内刃台43に固定した構成となっている。図2に示すように内刃42は、多数のアーチ状の小刃46(図3参照)が一体に形成されており、内刃42すなわち各小刃46のアーチ状の上面(外周面)は前記外刃10の内面に摺接する曲面となっている。
上記の内刃台43は、保持部材14に首振り可能かつ上下動可能に保持されている。本実施形態は、二組の外刃22、22を外刃台23、23に平行に保持した構成であると共に、当該外刃22、22に対応して、二組の内刃42、42、内刃台43、43、保持部材14、14が設けられる構成となっている。
ここで、図2に示すように、振動体16A、16Bが本体部2の上部に設けられている。より詳しくは、振動体16A、16Bは、本体部2に保持されて内刃42、42の往復方向に揺動可能に構成されている。また、当該振動体16A、16Bには、モータの回転軸に固定した偏心ピン(不図示)が係合しており、これによって、振動体16A、16Bは互いに180[°]の位相差をもって往復動する。したがって、当該振動体16A、16Bに固定された前記保持部材14、14も同様に往復動するため、二組の内刃42、42が互いに180[°]の位相差をもって往復動する作用が得られる。
なお、外刃台23に固定された外刃22は、外刃ケース(不図示)によって下方へ沈み込み可能に保持されており、一方、内刃台43に固定された内刃42は、保持部材14によって上向きに弾圧保持されている。この構成によって、内刃42は外刃22の内面に摺接しつつ往復動する作用が得られる。
次に、本実施形態に特徴的な内刃42の構成について詳しく説明をする。内刃42を内刃台43に固定した内刃ユニット44の構成の概略斜視図を図3に示し、概略正面図を図5に示す。また、それぞれを分離させた状態の分解斜視図を図4に示し、分解正面図を図6に示す。
内刃42は図3〜図6に示すように、所定形状に形成されたステンレス鋼等からなる厚さ0.3[mm]程度の金属板をアーチ状すなわち長手方向Aに垂直な面による断面視が逆U字状の形状に湾曲させた構成を備えている。当該金属板には、エッチング加工、プレス加工など適宜の加工方法を施すことにより、多数の小刃46が一体形成されている。
小刃46は内刃42の往復方向(各図における矢印A方向)に対して直交し往復方向に所定ピッチで並んでいる。一例として、隣接する2つの小刃46、46の両端は集合部47、47で連結された形状となっている。これらの集合部47、47は連結部48、48によって両側に設けられる側縁部50、50にそれぞれ連結されている。
ここで、内刃42には、側縁部50の下端において、下方に向かって開口する取付溝52が形成されている。本実施形態においては、一例として、二つの(両側の)側縁部50、50のそれぞれにおいて、取付溝52が二箇所ずつ設けられている(図3〜図6参照)。
また、取付溝52には、内周部において、側縁部50の壁面の面内方向で且つ内刃42の長手方向(図中のA方向)に窪む(すなわち切り欠かれた)係合溝54が形成されている。本実施形態においては、一例として、後述の係合爪56が係合可能な段付部54aが設けられた正面視逆L字状に形成されている。また、一つの側縁部50における二つの取付溝52に設けられる二つの係合溝54は、相互に内方を向くように形成されている。なお、後述するように、変形例として、二つの係合溝54が相互に外方を向くように形成される構成としてもよい。
一方、内刃42が固定される内刃台43には、内刃42の取付溝52に対応する位置において、当該取付溝52に進入可能な形状を有する突起部55が形成されている。より詳しくは、突起部55と取付溝52とは、長手方向(A方向)における位置が一致し、且つ、短手方向(B方向)における位置が一致するように形成されている(図3、5参照)。
ここで、内刃台43は内刃42の固定状態において、短手方向(B方向)の幅(側壁部57間の幅)が、内刃42の短手方向(B方向)の幅(側縁部50間の幅)と一致するように設定されている。したがって、内刃台43の突起部55は、内刃台43の側壁部57から短手方向(B方向)の外方に突出した位置に設けられる(図4参照)。これにより、当該突起部55を、内刃42の取付溝52に対して短手方向(B方向)に一致させることができる。なお、内刃台43を形成する材料には、一例として、所定の強度を有しつつ、所定部位(ここでは、突起部55)の弾性変形を可能とする合成樹脂が用いられる。
さらに、突起部55は、側縁部50の壁面の面内方向(すなわち側壁部57の壁面の面内方向)で且つ内刃42(内刃台43)の長手方向(A方向)に弾性変形可能で且つ当該突起部55の先端に設けられた係合爪56が、内刃42の取付溝52に設けられた係合溝54に進入して係合可能に形成されている。ここで、突起部55が弾性変形をしながら取付溝52内に進入して、先端の係合爪56が係合溝54に進入して係合されるまでの状態を図7(a)〜図7(d)の順に示す。
なお、突起部55が弾性変形可能に構成されていることによって、内刃42を内刃台43に組み付ける際に、取付部分(すなわち取付溝52および突起部55)の長手方向(A方向)における寸法誤差を吸収することができるという効果も奏される。
また、本実施形態において、突起部55は、その下端部が側壁部57に固定されて、上方に向かって突出する形状に形成されている(図4、6参照)。これによれば、突起部55の固定構造が簡素で、且つ、組み付け時に内刃42から受ける下向きの力にも容易に耐え得る構成が実現できる。また、組み付け時に短手方向(B方向)の変形および回転モーメントを発生させないため、突起部55への負荷が少なく、折損等の発生を防止することができる。なお、突起部55は、内刃台43と一体に形成されているが、別体に形成される構成としてもよい。また、突起部55を下方に向かって吊り下げる形状とする変形例も考えられる。
上記の通り、係合爪56が係合溝54に係合されることによって、内刃42が内刃台43に固定された状態となる。本実施形態に係る内刃42および内刃台43の構成によれば、従来の特許文献1等に例示される構成のように、内刃に設けられた係合爪を、内刃台に設けられた抜止凹部に対して折り曲げる工程を設ける必要がないため、より少ない加工工数によって内刃を内刃台に組み付けることができる。その結果、生産効率を向上させ、生産コストを低減することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、内刃42の短手方向(B方向)の幅(側縁部50間の幅)を、内刃台43の短手方向(B方向)の幅(側壁部57間の幅)よりも、微小長さ(例えば0.5[mm]前後)狭く形成して、組み付けが行われた状態で、内刃42の側縁部50の内面が、内刃台43の側壁部57の外面に密着してガタつきが生じないように構成されている。
ここで、本実施形態においては、内刃42の下方から内刃台43を進入させるだけで、内刃台43の両端の案内面59によって内刃42の両側の側縁部50が短手方向(B方向)外方に微小長さ押し広げられて、組み付けが可能となっている。したがって、組み付け時に製造用の装置・治具等を用いて、内刃42の両側の側縁部50を短手方向(B方向)外方に押し広げる工程が不要となり、装置コストの低減と、生産効率の向上を図ることが可能となる。また、当該製造用の装置・治具等を用いずに組み付けが可能となることによって、内刃42の短手方向(B方向)の幅(側縁部50間の幅)を、従来よりもさらに狭く形成することができるため、往復式電気かみそりにおいて、刃ユニットを二組以上(例えば、五組等)設ける場合にも、短手方向の厚みの増加を抑えて、コンパクトに形成することが可能となる。
ここで、本実施形態においては、取付溝52は、開口縁部(下端における開口の縁の部分)52aが曲線状に形成すなわち曲面加工がなされた構成となっている(図4、6参照)。なお、これに限定されず、開口縁部52aを、傾斜状に形成すなわち角取(面取)加工がなされた構成としてもよい。これによれば、突起部55の先端に設けられた傾斜面55aが、開口縁部52aに当接して、非常にスムーズに弾性変形が誘起されるため、突起部55の先端(傾斜面55a)が側縁部50に一切、引っ掛かることなく係合溝54に進入させることが可能となる(図7参照)。また、取付溝52の開口縁部52aの加工は、小刃46を形成する際にプレス加工、エッチング加工等によって同時に行うことができるため、特別の加工工程を設ける必要がないというメリットも得られる。
従来の特許文献2等に例示される構成においては、側縁部の下端部が内刃加工の工程上、エッジが鋭い構成とならざるを得なかった。そのため、エッジの鋭い下端部が係合突起に引っ掛かってしまう不具合が発生して内刃と内刃台との組み付けを良好に行うことができないという課題が生じていた。仮に、工程の増加(すなわち生産コストの増加、且つ、生産効率の低下)を容認して、エッジを丸める加工を行うとしても、側縁部の板厚が非常に薄いため、曲面加工にも限界があった。
これに対して、本実施形態に係る取付溝52および突起部55の構成、すなわち突起部55が側縁部50(側壁部57)の壁面の面内方向で且つ内刃42(内刃台43)の長手方向(A方向)に弾性変形可能で、且つ当該突起部55の先端に設けられた係合爪56が内刃42の取付溝52に設けられた係合溝54に進入して係合する構成によれば、上記の課題を解決することが可能となる。さらに、取付溝52の開口縁部52aの構成は、より一層、当該課題解決に有利に作用する。
すなわち、本実施形態によれば、組み付け時に内刃42の下端部が内刃台43の突起部55に食い込んで組み付け不能となってしまうことを防止することができるため、確実な組み付けを行うことが可能となる。その結果、不良品の発生や、生産工程におけるダウンタイムの発生を防止することが可能となる。
また、本実施形態に係る往復式電気かみそり1に特徴的な構成として、内刃台43において、内刃42の取付溝52に対応する位置に左右固定リブ58が設けられている。左右固定リブ58は、取付溝52における係合溝54が形成された内周部52bと対向する内周部52cに密着する形状に形成されている(図5、6参照)。
ここで、左右固定リブ58は、二つの前記側壁部57のそれぞれにおいて、各二つ設けられており、二つの内周部52cと密着する周壁部58aが相互に外方を向くように形成されている。これによれば、二つの周壁部58aが相互に外方を向くように、二つの内周部52cと密着するため、内刃42が内刃台43に対して、長手方向(A方向)に位置ずれを生じることを防止でき、確実に相互の固定を行うことができる。
なお、変形例として、二つの係合溝54が、相互に外方を向くように形成されている場合には、二つの内周部52cと密着する位置が相互に内方を向くように形成される構成とすればよい。この構成によっても上記と同様に、内刃42が内刃台43に対して、長手方向(A方向)に位置ずれを生じることを防止でき、確実に相互の固定を行うことができる。
以上、説明した通り、本発明に係る往復式電気かみそり1によれば、組み付けの際に内刃の折り曲げ工程を必要とせず、より少ない加工工数によって内刃を内刃台に組み付けることができるため、生産効率を向上させ、生産コストを低減することが可能となる。
また、組み付け時に内刃が内刃台に食い込んで組み付け不能となってしまうことを防止することができるため、確実な組み付けを行うことが可能となり、不良品の発生や、生産工程におけるダウンタイムの発生を防止することが可能となる。
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。特に、刃ユニットを二組有する往復式電気かみそりを例に挙げて説明を行ったが、これに限定されるものではなく、刃ユニットを例えば、三組以上有する往復式電気かみそりにおいても好適に適用することができる。
1 往復式電気かみそり
2 本体部
3 ヘッド部
10 ケース
12 ヘッドカバー
14 保持部材
16A、16B 振動体
18 刃ユニット
22 外刃
23 外刃台
24 外刃ユニット
42 内刃
43 内刃台
44 内刃ユニット
46 小刃
50 側縁部
52 取付溝
54 係合溝
55 突起部
56 係合爪
57 側壁部
58 左右固定リブ
59 案内面

Claims (5)

  1. 内刃台に支持された断面視逆U字状の内刃が、外刃の内面に摺接しつつ往復動する往復式電気かみそりにおいて、
    前記内刃は、側縁部の下端に下方に向かって開口する取付溝を有し、
    前記取付溝は、内周部に前記側縁部の壁面の面内方向で且つ前記内刃の長手方向に窪む係合溝が形成されており、
    前記内刃台は、前記内刃の前記取付溝に対応する位置に突起部を有し、
    前記突起部は、前記側縁部の壁面の面内方向で且つ前記内刃の長手方向に弾性変形可能で且つ該突起部の先端に設けられて前記内刃の長手方向に突出する係合爪が前記係合溝に進入して係合可能に形成されており、
    前記係合爪が前記係合溝に係合されることにより、前記内刃が前記内刃台に固定されること
    を特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 前記取付溝は、開口縁部が曲線状もしくは傾斜状に形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  3. 前記内刃台は、前記内刃の前記取付溝に対応する位置にさらに左右固定リブを有し、
    前記左右固定リブは、前記取付溝における前記係合溝が形成された内周部と対向する内周部に密着する形状に形成されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の往復式電気かみそり。
  4. 前記取付溝、前記突起部、および前記左右固定リブは、二つの前記側縁部のそれぞれにおいて、各二つ設けられており、
    一つの前記側縁部における二つの前記取付溝に設けられる二つの前記係合溝が相互に内方を向くようにもしくは相互に外方を向くように形成されていること
    を特徴とする請求項記載の往復式電気かみそり。
  5. 前記突起部は、下端部が前記内刃台の側壁部に固定されて、上方に向かって突出する形状に形成されていること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の往復式電気かみそり。
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