JP2002166073A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2002166073A
JP2002166073A JP2000365534A JP2000365534A JP2002166073A JP 2002166073 A JP2002166073 A JP 2002166073A JP 2000365534 A JP2000365534 A JP 2000365534A JP 2000365534 A JP2000365534 A JP 2000365534A JP 2002166073 A JP2002166073 A JP 2002166073A
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cover
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JP2000365534A
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Katsumi Muraguchi
勝美 村口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底蓋を誰もが簡単に脱着できる構造として、
安価に多量生産する。 【解決手段】 電気かみそりは、ケース11の下端開口
部を脱着できる底蓋3で閉塞している。底蓋3は、プラ
スチックで別々に成形されてなる本体蓋3Aおよびイン
ナーパーツ3Bと、弾性金属板10とを備える。弾性金
属板10は、ケース11に収納される電池の電極に接触
される接点端子10Aを有し、本体蓋3Aとインナーパ
ーツ3Bとに挟まれる状態で底蓋3に固定されている。
さらに、底蓋3は、本体蓋3Aとインナーパーツ3Bの
いずれかに、底蓋3をケース11に引っかけて係止する
係止フック8を一体成形して設けている。弾性金属板1
0には、係止フック8を弾性的に押圧し、あるいは係止
フック8に当接するアーム10Bを設けており、接点端
子10Aを設けている弾性金属板10の一部を係止フッ
ク8を弾性的に押圧する部材に併用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケースの底を開口し
て、ここに底蓋を脱着できるように装着している電気か
みそりに関する。
【0002】
【従来の技術】電池を交換できるタイプの電気かみそり
は、ケースの底を開口して、ここに脱着できるように底
蓋を装着している。底蓋を外して乾電池や充電できる電
池を交換するためである。この構造の電気かみそりは、
底蓋をケースの開口部にしっかりと固定する必要があ
る。
【0003】底蓋を固定するために、底蓋に回転するツ
マミを設け、このツマミを回転して、底蓋をケースにロ
ックする構造の電気かみそりが開発されている。この電
気かみそりは、ツマミで底蓋をしっかりと固定できる
が、脱着するときにツマミを回転するので、簡単に脱着
できない欠点がある。電気かみそりは、種々の使用者に
使用されるので、誰もが簡単に底蓋を外せる構造が大切
である。ツマミを回転する構造は、特定の方向に回転し
て底蓋を外し、また、底蓋を装着する状態でツマミを特
定の方向にロックするまで回転する必要があるので、誰
もが簡単かつ容易に、しかも速やかに底蓋を脱着できな
い欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この欠点を解消する電
気かみそりとして、底蓋を弾性的に変形する係止フック
に引っかける構造の電気かみそりも開発されている。こ
の電気かみそりは、しっかりと確実に底蓋を係止するた
めに、弾性変形する小さいコイルスプリングを内蔵し
て、係止部を弾性的に押圧している。この構造は、底蓋
を引っ張ってケースから外すことができ、また、ケース
に押し付けて装着できるので、簡単に脱着できる。しか
ながら、弾性変形する部分に小さいスプリングを内蔵す
るので、構造が複雑で組み立てに手間がかかり、製造コ
ストが高くなる欠点がある。
【0005】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、極めて簡単な構造で安価に多量生産できると共に、
誰もが簡単に底蓋を脱着できる電気かみそりを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気かみそり
は、ケース11の下端開口部を脱着できる底蓋3で閉塞
している。底蓋3は、プラスチックで別々に成形されて
なる本体蓋3Aおよびインナーパーツ3Bと、弾性金属
板10とを備える。弾性金属板10は、ケース11に収
納される電池の電極に接触される接点端子10Aを有
し、本体蓋3Aとインナーパーツ3Bとに挟まれる状態
で底蓋3に固定されている。さらに、底蓋3は、本体蓋
3Aとインナーパーツ3Bのいずれかに、底蓋3をケー
ス11に引っかけて係止する係止フック8を一体成形し
て設けている。弾性金属板10には、係止フック8を弾
性的に押圧、または係止フック8に当接するアーム10
Bを設けており、接点端子10Aを設けている弾性金属
板10の一部を係止フック8を弾性的に押圧する部材に
併用している。
【0007】係止フック8は、インナーパーツ3Bに一
体成形して設けることができる。本体蓋3Aは、周縁か
ら突出するつまみ31を設けることができる。つまみを
有する底蓋3は、この部分を摘んで、簡単に底蓋3を脱
着できる。
【0008】底蓋3は、好ましくは、Oリング27を装
着する周壁12を有する。この周壁12は、本体蓋3A
に一体成形されてなる本体周壁12Aと、インナーパー
ツ3Bに一体成形してなるインナー周壁12Bとで構成
することができる。インナー周壁12Bは、本体周壁1
2Aの内側に配設されると共に、先端縁には本体周壁1
2Aの外側に突出しているフランジ26を設けて、この
フランジ26でもって、周壁12の外周にOリング27
を入れるパッキン溝28を設けることができる。この構
造の底蓋3は、本体蓋3Aとインナーパーツ3Bとを連
結する状態で、周壁12の周囲に、極めて簡単にパッキ
ン溝28を設けることができる。この電気かみそりは、
パッキン溝28に配設されるOリング27によって、底
蓋3をケース11に水密に連結できる。
【0009】さらに、底蓋3は、本体蓋3Aの底面で外
側面に、周縁に沿って溝33を設けることができる。こ
の底蓋3は、溝33によって外観を良くできる特長があ
る。とくに、本体蓋3Aの底の表面にできやすいパート
ラインを目だたなくできる特長がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電気かみそりを例示する
ものであって、本発明は電気かみそりを以下のものに特
定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0012】図1と図2に示す電気かみそりは、ケース
11の上端に外刃4を連結している。外刃4の内側に
は、内面を摺動しながら往復運動して、外刃4の髭剃り
穴を貫通するひげをカットする内刃5を配設している。
ケース11は、外ケース1と、この外ケース1の内部に
固定している内フレーム2とを備える。外ケース1は、
プラスチックでもって、下端を開口する筒状に成形され
る。外ケース1の両側面は、図3の水平断面図に示すよ
うに、電池収納部6に収納する乾電池7の円筒面に沿う
ように湾曲面としている。外ケース1は、下端開口部を
底蓋3で閉塞している。底蓋3は、乾電池7を交換する
ために、脱着できるように外ケース1の下端開口部に装
着している。
【0013】ケース11は、図4の断面図に示すよう
に、底蓋3を下端開口部にしっかりと装着するために、
底蓋3に設けている係止フック8を引っかける係止部9
を下部に設けている。電気かみそりは、図12に示すよ
うに、内フレーム2の下部に一対の係止穴24を設けて
係止部9を設けている。係止穴24は、図4または図5
に示すように、係止フック8に設けている係止凸部8A
を引っかけて、底蓋3が抜け落ちるのを阻止する位置に
開口される。ケース11に設けられる係止部9は、必ず
しも係止穴とする必要はない。係止フック8の係止凸部
8Aを引っかけることができる全ての構造とすることが
できる。
【0014】底蓋3は、図7の分解断面図と図12の分
解斜視図等に図示されるように、プラスチックで独立す
る別々のパーツとして成形している本体蓋3Aおよびイ
ンナーパーツ3Bと、本体蓋3Aとインナーパーツ3B
に挟着して固定している弾性金属板10とを備える。弾
性金属板10は、図6に示されるように、金属板を折曲
して作られたもので、両端に接点端子10Aを設けてい
る。この接点端子10Aは、ケース11に収納されるふ
たつの乾電池7の電極に弾性的に接触して、乾電池7を
直列に接続する。
【0015】底蓋3は、外ケース1にしっかりと装着す
るために、係止フック8を設けている。図の底蓋3は、
プラスチック製のインナーパーツ3Bに一体成形して係
止フック8を設けている。ただ、図示しないが、係止フ
ックをプラスチック製の本体蓋に一体成形して設けるこ
ともできる。図のインナーパーツ3Bは、底蓋3の内面
に突出して一対の係止フック8を設けている。係止フッ
ク8は、ケース11の内フレーム2の係止部9に挿入し
て係止できるように、両側に突出する係止凸部8Aを先
端部に設けている。他の例としては、係止フック8を図
5に示すように、対向する内側に係止凸部8Aを設ける
こともできる。
【0016】係止フック8は、以下に示す構造により、
これを成形しているプラスチックの弾性に加えて、弾性
金属板10のアーム10Bの弾性でもって、ケース11
の係止部9にしっかりと引っかけられる。弾性金属板1
0は、このことを実現するために、1枚の金属板を折曲
加工して、アーム10Bを設けている。アーム10B
は、係止フック8の係止凸部8Aをケース11の係止部
9に向かって弾性的に押圧又は係止フック8に当接して
いる。図の電気かみそりは、一対の係止フック8の外側
に係止凸部8Aを設けているので、アーム10Bを係止
フック8の内側に配設している。上述した他の例の図5
においては、内側に係止凸部8Aを有する係止フック8
は、外側にアーム10Bを配設する。すなわち、アーム
10Bは、係止フック8の表面に接近して、係止凸部8
Aを設けているのとは反対側に配設される。
【0017】次に、上述の弾性金属板10について、図
6の斜視図を用いて説明する。この図の弾性金属板10
は、両端部を上方に折曲して接点端子10Aを設け、中
央部分を上方に直角に折曲してアーム10Bとしてい
る。さらに、図の弾性金属板10は、底蓋3の決められ
た位置に正確に固定するために、位置決貫通孔10Cを
設けている。この弾性金属板10は、図7の分解断面図
に示すように、本体蓋3Aに設けている位置決凸部25
を位置決貫通孔10Cに入れて、本体蓋3Aの決められ
た位置に固定される。弾性金属板10は、ケース11に
収納される乾電池7を電気接続する接点端子10Aを設
けるためのものであるが、その一部にアーム10Bを設
けているので、1枚の弾性金属板10を接点端子10A
と、係止フック8を弾性的に押圧する部材に併用でき
る。
【0018】接点端子10Aが、乾電池7に押しつぶさ
れるのを防止するために、底蓋3は周縁に沿って、乾電
池7を支持する周壁12を内面に突出して設けている。
周壁12は、乾電池7の端面の周囲に接触して乾電池7
を支持する。また、同様に接点端子10Aが、乾電池7
に押し潰されるのを防止するため、底蓋3は、周壁12
と同一の高さの柱体39を有している。接点端子10A
は、周壁12の内側に配設されて、その上端は周壁12
の上端より突出して電極に弾性的に接触する。このよう
に、この底蓋3は、乾電池7を周壁12で支持して定位
置に保持する状態で、電極に接点端子10Aを接触させ
る。
【0019】次に、本実施例の電気かみそりを、防水状
態とするための底蓋3におけるOリングに関する構造を
説明する。図4と図7に示す底蓋3は、周壁12を、本
体蓋3Aに一体成形している本体周壁12Aと、インナ
ーパーツ3Bに一体成形しているインナー周壁12Bと
で構成している。インナー周壁12Bは、本体周壁12
Aの内側に沿って配設される形状で、先端縁には、本体
周壁12Aの外側に突出するフランジ26を設けてい
る。フランジ26が本体周壁12Aから突出して、周壁
12の外周にOリング27を入れるパッキン溝28を設
けている。図の底蓋3は、本体周壁12Aの先端縁の外
側に沿って段差部を設け、この段差部をパッキン溝28
としている。
【0020】次に、底蓋3における本体蓋3Aとインナ
ーパーツ3Bとの固着方法について説明する。インナー
パーツ3Bは、図8に示すように、本体蓋3Aの決めら
れた位置に固定するために、複数の固定穴29を貫通し
て設けている。本体蓋3Aは、この固定穴29に挿通さ
れる固定凸部30を一体成形して設けている。この構造
の底蓋3は、本体蓋3Aの決められた位置に弾性金属板
10をセットした後、本体蓋3Aの固定凸部30をイン
ナーパーツ3Bの固定穴29に入れて、本体蓋3Aとイ
ンナーパーツ3Bを決められた位置で連結し、この状態
で固定凸部30を加熱押圧して、インナーパーツ3Bを
本体蓋3Aに溶着して正確な位置に簡単に固定できる。
溶着される本体蓋3Aとインナーパーツ3Bは熱可塑性
のプラスチックで成形される。この構造は、接着剤を使
用することなく、本体蓋3Aとインナーパーツ3Bと弾
性金属板10とを正確な位置に確実に固定できる特長が
ある。ただ、本体蓋3Aとインナーパーツ3Bとは接着
して固定し、あるいはネジ止して固定するなど、全ての
固定構造で固定することができる。
【0021】さらに、底蓋3は、ケース11に簡単に脱
着できるように、本体蓋3Aに一対のつまみ31を一体
成形して設けている。図2と図7の底蓋3は、本体蓋3
Aの周縁から突出して、ケース11の両面に設けている
凹部32に嵌入されるつまみ31を設けている。この構
造の底蓋3は、つまみ31をケース外側の凹部32に嵌
入し、Oリング27を固定している周壁12をケース1
1の内面に挿入する。この構造でケース11に装着され
る底蓋3は、周壁12とつまみ31でケース11を両面
から挟着するので、Oリング27をケース11の内面に
隙間なく密着させて、理想的な状態で水密構造にでき
る。それは、つまみ31がOリング27に押されてケー
ス11が拡開されるのを阻止するからである。
【0022】図の本体蓋3Aは、本体周壁12Aを一体
成形して設けているが、必ずしも全体を一緒に成形する
とは限らない。金型で本体周壁を成形した後、本体蓋に
連結して本体周壁以外の部分を成形することもできる。
この状態で成形される本体蓋は、内面に本体周壁を連結
して成形するので、底の表面にパートラインができるこ
とがある。パートラインを目だたなくするために、図9
の本体蓋3Aは、パートラインができる部分に沿って、
すなわち、本体蓋3Aの底面であって外側面に、周縁に
沿って溝33を設けている。溝33を設けることによ
り、パートラインを目だたなくできる。
【0023】内フレーム2は、全体をプラスチックで一
体成形して製作される。この内フレーム2は、内刃5を
駆動するモーター13を中央に装着している。モーター
13を定位置に装着するために、内フレーム2は、図1
4の斜視図に示すように、2列の縦リブ2Aを設けてい
る。縦リブ2Aの間を嵌着溝2aとして、嵌着溝2aに
モーター13を嵌着して固定している。縦リブ2Aの上
端部には水平プレート2Bを一体成形している。水平プ
レート2Bには、モーター13の軸受部13Aを嵌入す
る切欠部2bを設けており、水平プレート2Bを貫通す
る止ネジ14でモーター13を固定している。さらに、
水平プレート2Bには、電池収納部6に挿入される乾電
池7の電極に接触する電極端子15を固定している。電
極端子15は、内フレーム2に固定しているプリント基
板16に接続される。
【0024】水平プレート2Bは、さらに上方に突出し
て一対の固定ロッド2Cを一体成形して設けている。固
定ロッド2Cには、内刃5を往復運動させる振動台17
を連結している。振動台17は、内刃5を連結する連結
部17Aの両側に弾性変形アーム17Bを有し、この弾
性変形アーム17Bの両端を固定ロッド2Cの先端に固
定している。詳細な説明、図示は周知技術なので省略す
るが、連結部17Aは、スリットを有し、このスリット
にモーター13の回転軸に固定し偏心運動するクランク
ピン18を摺動できるように案内している。モーター1
3が回転されると、クランクピン18がスリットを摺動
して、振動台17の連結部17Aを横方向に往復運動さ
せる。
【0025】内フレーム2は、縦リブ2Aの両側に以下
の湾曲面保持部2cを備える電池収納部6を設けてい
る。内フレーム2は、縦リブ2Aと、この縦リブ2Aの
両側に一体成形して設けているホルダープレート部2D
とを一体成形して設けており、この縦リブ2Aとホルダ
ープレート部2Dを乾電池7の表面に沿う湾曲面保持部
2cとしている。縦リブ2Aとホルダープレート部2D
の内面は、乾電池7の表面に沿う曲率半径で湾曲してい
る。図3の電池収納部6は、縦リブ2Aとホルダープレ
ート部2Dからなる湾曲面保持部2cで、乾電池7の全
周の約40%を保持している。さらに、図の内フレーム
2は、図10に示すように、縦リブ2Aの下端部におい
て、ホルダープレート部2Dと対向する位置、図におい
て下側にホルダー凸部2Eを一体成形して設けてる。ホ
ルダー凸部2Eも、内面を乾電池7表面に沿う曲率半径
で湾曲している。ホルダー凸部2Eは、電池収納部6の
乾電池挿入部にあって、電池収納部6に入れる乾電池7
を案内する。縦リブ2Aとホルダープレート部2Dから
湾曲面保持部2cと、ホルダー凸部2Eでもって、乾電
池7の全周の50%以上を保持する。
【0026】電池収納部6は、内フレーム2のみで構成
されない。電池収納部6は、内フレーム2と外ケース1
の両方で構成される。図3に示すように、乾電池7の側
面の一部を内フレーム2で保持し、他方の側面の一部を
外ケース1で保持する。この図において、左側に位置す
る乾電池7の左下部分と、右側に位置する乾電池7の右
下部分の側面を外ケース1で保持し、その他の部分を内
フレーム2に設けている、縦リブ2Aとホルダープレー
ト部2Dからなる湾曲面保持部2cとホルダー凸部2E
で保持している。
【0027】内フレーム2には、プリント基板16を固
定している。プリント基板16には、押しボタンスイッ
チ素子20を固定している。プリント基板16と押しボ
タンスイッチ素子20概略の位置を図1等に示す。押し
ボタンスイッチ素子20は、外ケース1に固定している
押しボタン19が押されると、オン信号を出力し、押さ
れない状態でオフ状態に保持される。プリント基板16
には、押しボタンスイッチ素子20でモーター13をオ
ンオフに切り換える回路部品(図示せず)を実装してい
る。図11は、押しボタンスイッチ素子20でモーター
13をオンオフに切り換えるスイッチング回路を示す。
この図のスイッチング回路は、モーター13と直列に接
続しているFET21と、このFET21のゲートに接
続されてFET21をオンオフに切り換える集積回路2
2と、集積回路22に接続されて集積回路22の出力を
切り換える押しボタンスイッチ素子20と、電池圧力が
設定電圧よりも低下するときにモーター13をオフに制
御する電圧検出回路23とを備えている。
【0028】このスイッチング回路は以下の動作をし
て、モーター13の運転を制御する。押しボタンスイッ
チ素子20が押されると、一時的に”High”信号が
集積回路22に入力される。集積回路22は、”Hig
h”が入力される毎に、FET21をオンオフに切り換
える信号を出力する。したがって、最初に押しボタンス
イッチ素子20が押されると、FET21がオンになっ
てモーター13が回転される。その後、押しボタンスイ
ッチ素子20が押されると、FET21は、オフに切り
換えられる。その後、押しボタンスイッチ素子20が押
されるごとに、モーター13は運転と停止を繰り返すよ
うに制御される。電池電圧が設定電圧よりも低くなる
と、電圧検出回路23は、集積回路22にFET21を
オフに保持する信号を入力する。したがって、この状態
になると、押しボタンスイッチ素子20が押されてもモ
ーター13は回転せず、停止状態に保持される。
【0029】電圧検出回路23により、電池電圧が設定
電圧(望ましくは約1.8V)以下で動作しないので、
電圧不足で、押しボタンスイッチ素子20の動作が不安
定となることがなく、電池が過放電となり液漏れ等のト
ラブルが発生することがない。
【0030】また、電源に乾電池を使用する場合、以下
の問題点がある。スイッチをONして使用中に、ちょっ
とした衝撃で乾電池が接点から外れると、一瞬電源供給
が切れた状態となるので、スイッチがOFFとなる。ま
た、Ni−Cd電池の放電特性は電圧が一定であるので
問題ないが、乾電池(一次マンガン電池)においては、
電圧が容量の減少と共に低下するので、電池電圧が低下
して設定電圧付近において使用する場合、スイッチをO
Nして、モーターを起動したとき、モーターに流れる突
入電流によって、電池の電源電圧が設定電圧を下回り、
OFFとなる場合がある。本実施例においては、このよ
うな問題を解消するために、回路図に示すように、電圧
検出回路23と並列にコンデンサーC1、集積回路22
の電源供給ラインと並列にコンデンサーC2を接続して
いる。
【0031】図15に、本実施例の電気かみそりを、上
方から装着するカバーケース40の斜視図を示す。詳細
な構造の説明は省略するが、電気かみそりに装着した状
態で、電気かみそりの表面上の係合箇所とカバーケース
40の係合箇所が係合して、携帯した時に、外れない構
造となっている。
【0032】そして、図に示すように、底蓋3の前後の
つまみに対向して、カバーケース40には、切り欠き部
40Aが設けてあり、カバーケース40の着脱時に、切
り欠き部40Aにて、指で電気かみそりの底蓋3のつま
み31を挟んで、着脱できる。また、カバーケース40
を装着した状態においては、電気かみそりの押しボタン
19の位置に対向した部分には、カバーケース40が被
っているので、携帯中に、誤って押しボタン19が押圧
されることがない。
【0033】
【発明の効果】本発明の電気かみそりは、極めて簡単な
構造で安価に多量生産できると共に、誰もが簡単に底蓋
を脱着できる特長がある。それは、本発明の電気かみそ
りが、ケースの下端開口部を閉塞する底蓋を、プラスチ
ックで別々に成形された本体蓋およびインナーパーツ
と、これらに挟まれる状態で固定されると共に、電池の
電極に接触される接点端子を有する弾性金属板とで構成
しており、本体蓋とインナーパーツのいずれかに、底蓋
をケースに引っかけて係止する係止フックを一体成形し
て設けると共に、弾性金属板には、係止フックを弾性的
に押圧し、あるいは係止フックに当接するアームを設け
て、弾性金属板の一部を係止フックを弾性的に押圧する
部材に併用しているからである。このように、別々の部
材である本体蓋およびインナーパーツとで、接点端子を
有する弾性金属板を挟着して固定する構造は、組み立て
にかかる手間を極減して、能率良く、安価に多量生産で
きる。しかも、この底蓋は、係止フックでケースに引っ
かける構造としており、さらに、弾性金属板のアームで
係止フックを弾性的に押圧したり、係止フックに当接し
ているので、係止フックの弾性力、耐久力を向上させる
ことができる。したがって、従来のように、底蓋をケー
スに脱着させる機構を複雑にすることなく、極めて簡単
な構造として、しかも簡単な操作で確実に底蓋をケース
に脱着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気かみそりの正面図
【図2】図1に示す電気かみそりの分解背面図
【図3】図1に示す電気かみそりのA−A線断面図
【図4】図3に示す電気かみそりのB−B線断面図
【図5】係止フックと係止部の他の一例を示す要部拡大
断面図
【図6】底蓋に配設される弾性金属板の斜視図
【図7】図1に示す電気かみそりの下部の分解横断面図
【図8】図2に示す電気かみそりの底蓋の平面図
【図9】図2に示す電気かみそりの底蓋の底面図
【図10】図2に示す電気かみそりの内フレームの底面
【図11】本発明の実施例の電気かみそりのスイッチン
グ回路を示す回路図
【図12】図1に示す電気かみそりの底蓋の分解斜視図
【図13】図1に示す電気かみそりの底蓋の斜視図
【図14】図2に示す電気かみそりの内フレームの斜視
【図15】図1に示す示す電気かみそりに装着されるカ
バーケースの斜視図
【符号の説明】
1…外ケース 2…内フレーム 2A…縦リブ 2B…
水平プレート 2C…固定ロッド 2D…ホルダープレート部 2E…ホルダー凸部 2a…嵌着溝 2b…切欠部 2c…湾曲面保持部 3…底蓋 3A…本体蓋 3B…
インナーパーツ 4…外刃 5…内刃 6…電池収納部 7…乾電池 8…係止フック 8A…係止凸部 9…係止部 10…弾性金属板 10A…接点端子 10B
…アーム 10C…位置決貫通孔 11…ケース 12…周壁 12A…本体周壁 12B
…インナー周壁 13…モーター 13A…軸受部 14…止ネジ 15…電極端子 16…プリント基板 17…振動台 17A…連結部 17B
…弾性変形アーム 18…クランクピン 19…押しボタン 20…押しボタンスイッチ素子 21…FET 22…集積回路 23…電圧検出回路 24…係止穴 25…位置決凸部 26…フランジ 27…Oリング 28…パッキン溝 29…固定穴 30…固定凸部 31…つまみ 32…凹部 33…溝 39…柱体 40…カバーケース 40A…切り欠き部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(11)の下端開口部を脱着できる底
    蓋(3)で閉塞している電気かみそりにおいて、 底蓋(3)が、プラスチックで別々に成形されてなる本体
    蓋(3A)およびインナーパーツ(3B)と、本体蓋(3A)とイン
    ナーパーツ(3B)とに挟まれる状態で底蓋(3)に固定され
    て、ケース(11)に収納される電池の電極に接触される接
    点端子(10A)を有する弾性金属板(10)とを備え、 本体蓋(3A)とインナーパーツ(3B)のいずれかに、底蓋
    (3)をケース(11)に引っかけて係止する係止フック(8)を
    一体成形して設けると共に、弾性金属板(10)には、係止
    フック(8)を弾性的に押圧又は係止フック(8)に当接する
    アーム(10B)を設けていることを特徴とする電気かみそ
    り。
  2. 【請求項2】 インナーパーツ(3B)に係止フック(8)を
    一体成形して設けている請求項1に記載される電気かみ
    そり。
  3. 【請求項3】 本体蓋(3A)が周縁から突出するつまみ(3
    1)を有する請求項1に記載される電気かみそり。
  4. 【請求項4】 底蓋(3)がOリング(27)を装着する周壁
    (12)を有し、この周壁(12)は本体蓋(3A)に一体成形され
    てなる本体周壁(12A)と、インナーパーツ(3B)に一体成
    形してなるインナー周壁(12B)とで構成され、インナー
    周壁(12B)は本体周壁(12A)の内側に配設されると共に、
    かつ、先端縁には本体周壁(12A)の外側に突出している
    フランジ(26)を有し、このフランジ(26)でもって、周壁
    (12)の外周にOリング(27)を入れるパッキン溝(28)を設
    けている請求項1に記載される電気かみそり。
  5. 【請求項5】 本体蓋(3A)の底面で外側面に、周縁に沿
    って溝(33)を設けている請求項1に記載される電気かみ
    そり。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005177284A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Matsushita Electric Works Ltd 電気かみそり器
JP2010088686A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Sanyo Electric Co Ltd 電池を電源とする携帯機器
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CN109015769A (zh) * 2018-07-20 2018-12-18 浙江美森电器有限公司 刀头可拆卸的剃须刀

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