JP6300042B2 - 癌の処置に使用するための化合物の製造方法 - Google Patents

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Description

優先権主張
本出願は2012年10月12日出願の、米国特許出願第61/713104号に優先権を主張する。前述の出願の全ての内容は、参照により本明細書に引用したものとする。
本発明は、癌などの過剰増殖性障害の処置のために有効なMEKを阻害するある化合物の製造方法に関する。そのような化合物は、WO2007044515に記載され、その全内容は参照により引用し、及び、ACS Med.Chem Lett.,2012,3,416−421を引用したものとする。
Ab1キナーゼ阻害のように、MEK1(MAPK/ERK Kinase)阻害は、異常なERK/MAPK経路のシグナル伝達に起因する癌を処置するための有望な戦略を表す(Solit et al.,2006;Wellbrock et al.,2004)。MEK−ERKシグナル伝達カスケードは、成長因子、サイトカイン及びホルモンに応答する、細胞成長、増殖、差別化、及びアポトーシスを規制する保存された経路である。この経路は、しばしば、ヒト腫瘍において発現が上方調整され、又は変異を受けるRasのダウンストリームで機能する。MEKはRas機能の重要なエフェクタである。ERK/MAPK経路は、全ての腫瘍の30%で発現上昇し、そしてK−Ras及びB−Rafにおける発癌活性化変異は、全ての癌においてそれぞれ、22%及び18%と同定されている(Allen et al.,2003;Bamford S, 2004;Davies et al.,2002;Malumbres and Barbacid, 2003)。66%(B−Raf)の悪性黒色腫;60%(K−Ras)及び4%(B−Raf)の膵臓癌;50%の大腸癌(特に、結腸:K−Ras:30%;B−Raf:15%);20%(K−Ras)の肺癌;27%(B−Raf)の乳頭及び未分化甲状腺癌;及び、10〜20%(B−Raf)の子宮内膜様卵巣癌を含む大部分のヒト癌は、活性化Ras及びRaf変異を宿る。ERK経路の阻害、及び、特に、MEKキナーゼ活性の阻害は、細胞−細胞間の接触及び運動性の低下、並びに、血管内皮成長因子(VEGF)の減少に起因して、主として、抗転移及び抗血管新生の効果をもたらす。更にその上、MEK又はERKの主要な陰性発現は、細胞培養において及び生体内でのヒト腫瘍異種移植片の原発性及び転移成長において見られる変異Rasの形質転換能力を低下させた。従って、MEK−ERKのシグナル伝達経路は、治療介入のための対象として、及びかなりの治療潜在能力を有するMEKを標的とする化合物のために適切な経路である。
従って、癌の処置のためにMEKを阻害する化合物の同定のため、並びに、そのような化合物の製造方法のために、継続的な必要性が存在する。
本明細書において、式Iの化合物を作るための方法を提供し:
Figure 0006300042
式中、環Aは、R、R、R及びRから選択される一つ、二つ、三つ、又は四つの基で、場合により置換されるアリーレン又はヘテロアリーレンであり、各々は、水素、ハロ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ、及びハロ(C−C)アルコキシから、独立して選択され;
Xは、アルキル、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、又はハロ(C−C)アルコキシであり;
、R、R、及びRは、互いに独立して、水素、(C−C)アルキル、又はハロ(C−C)アルキルであり;
は、水素、ハロ、又は(C−C)アルキルであり;
式Iの化合物を提供するために、式II−1の化合物を式II−1の化合物と接触させることを含み;
ここにX及びRは、上記で定義した通りであり、及びR10は、F、Br、 Cl、又は−OSO−CFであり、及びR11は、H又は保護基である。
Figure 0006300042
略号及び定義
次の略号及び用語は、全体を通して指示された意味を有する。
Figure 0006300042
Figure 0006300042
記号「−」は、単結合を意味し、「=」は、二重結合を意味する。
化学構造が図示又は記載されるとき、特に明示されない限り、4価の原子価に合わせるため、全ての炭素は水素置換されていると仮定する。例えば、以下の左側に図示する構造においては、9個の水素の存在を暗示する。9個の水素が右側の構造に図示される。時には、構造での特定原子が、単数又は複数の水素を有するテキスト版公式で、例えば、−CHCH−(明確に水素を定義する)として記載される。前述した技法が、別の方法では複雑な構造となる説明を単純かつ簡潔に提供するために化学技術では共通であることは、当業者には理解されるであろう。
Figure 0006300042
基「R」が、環系で「未固定」として、例えば、以下の式:
Figure 0006300042
で図示される場合、その結果、特に定義されない限り、置換基「R」は、安定な構造が形成される限り、一つの環原子から、図示され、暗示され、又は明確に定義される水素の置換基として想定される環系のいかなる原子上にも存在し得る。
基「R」が縮合環系で未固定として図示される場合、例えば、式:
Figure 0006300042
の場合、特に定義されない場合、安定な構造が形成される限り、一つの環原子から、図示された水素(例えば、上式の−NH−)、暗示された水素(例えば、上式の通り水素が示されていないが、存在すると理解される)、又は明確に定義された水素(例えば、上式において、「Z」が、=CH−の場合)の置換を想定して、置換基「R」は、縮合環系のいかなる原子上にも存在し得る。図示された例において、「R」基は、縮合環系の5員環又は6員環のいずれにも存在し得る。基「R」が飽和炭素を含む環系に存在する基として、例えば、式:
Figure 0006300042
で図示されるとき、この例において、「y」は、それぞれが、今、図示される、暗示される、又は明確に定義される環上の水素を置換することを想定して、1より多くてもよく、その結果、特に指示のない限り、生成した構造が安定していれば、二つの「R」は、同一炭素上にも存在し得る。Rがメチル基である簡単な例では、図示された環(「環状」炭素)の炭素上にジェミナルなジメチルが存在し得る。別の例において、その炭素を含む同一炭素上の二つのRは、環を形成してもよく、その結果、例えば、式:
Figure 0006300042
のように図示する環を有するスピロシクリック環(「スピロシクリル」基)を形成する。
「ハロゲン」 又は「ハロ」は、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素を意味する。
「アルキル」は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシル、及びへプチルなど1〜8個の炭素原子の分枝鎖又は直鎖の炭化水素を意味し、(C−C)アルキルが好ましい。
「アルコキシ」は、式−ORの部分を意味し、ここに、−ORは、本明細書に定義した通りの(C−C)アルキル部分である。アルコキシ部分の例は、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシなどを含むが、それに限定されない。
「アルコキシカルボニル」は、基−C(O)−Rを意味し、Rは、本明細書で定義した通り、(C−C)アルコキシである。
「アリール」は、一価で、6〜14員環の、単環又は二環の炭素環を意味し、ここで、単環は芳香族で、そして二環の内少なくとも一つの環が芳香族である。特に指示のない限り、基の結合価は、結合価のルールが許容される場合、基内のいずれかの環のいずれかの原子上にも位置し得る。代表的な例としては、フェニル、ナフチル及びインダニルなどが挙げられる。
「アリーレン」は、二価で、6〜14員環の、単環又は二環の炭素環を意味し、ここで、単環は芳香族、及び二環の内少なくとも一つの環が芳香族である。代表的な例としては、フェニレン、ナフチレン及びインダニレンなどが挙げられる。
「(C−C)シクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルなどの3〜8員環の単環、飽和の炭素環を意味する。シクロアルキルは、場合により、一つ又はそれ以上の置換基、好ましくは、一つ、二つ又は三つの置換基で置換されてもよい。好ましくは、シクロアルキルの置換基は、(C−C)アルキル、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ、ハロ(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルコキシ、ハロ、アミノ、モノ−、及びジ(C−C)アルキルアミノ、ヘテロ(C−C)アルキル、アシル、アリール、及びヘテロアリールから成るグループから選択される。
「シクロアルキルオキシカルボニル」は、−C(O)−OR基を意味し、ここに、Rは、本明細書で定義した通りの(C−C)シクロアルキルである。
「フェニルオキシカルボニル」基は、−C(O)−Oフェニルを意味する。
「ヘテロアリール」は、単環、縮合二環又は縮合三環で、−O−、−S(O)−(nは、0、1、又は2である)、−N−、−N(R)−から独立して選択される、一つ又はそれ以上で、好ましくは、一つ、二つ、三つ又は四つの環ヘテロ原子を含み、及び残存する環原子は、炭素である5〜14個の環原子を含む一価の基を意味し、ここに、単環基を含む環は芳香族であり、そして二環、三環基を含む縮合環の少なくとも一つは芳香族である。二環、三環基を含む非芳香族環の一つ又は二つの環炭素原子は、−C(O)−、−C(S)−、又は−C(=NH)−基で置換されてもよい。Rは、水素、アルキル、ヒドロキシ、アルコキシ、アシル、又はアルキルスルホニルである。特に指示のない限り、基の結合価は、結合価のルールが許容される場合、ヘテロアリール基内のいずれかの環のいずれかの原子上にも位置してもよい。特に、結合価の点が窒素原子上に位置するとき、Rは存在しない。より具体的には、用語ヘテロアリールは、1,2,4−トリアゾリル、1,3,5−トリアゾリル、フタルイミジル、ピリジニル、ピロリル、イミダゾリル、チエニル、フラニル、インドリル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル(例えば、2,3−ジヒドロ−1H−インドール−2−イル、又は2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルなどを含む)、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾジオキソール−4−イル、ベンゾフラニル、シンノリニル、インドリジニル、ナフチリジン−3−イル、フタラジン−3−イル、フタラジン−4−イル、プテリジニル、プリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、テトラゾリル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニ(例えば、テトラヒドロイソキノリン−4−イル、又はテトラヒドロイソキノリン−6−イルなどを含む)、ピロロ[3,2−c]ピリジニル(例えば、ピロロ[3,2−c]ピリジン−2−イル又はピロロ[3,2−c]ピリジン−7−イルなどを含む)、ベンゾピラニル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、及びその誘導体、又はN−オキシド体、又はその保護化誘導体を含むが、それに限定されない。
「ヘテロアリーレン」は、単環、縮合二環又は縮合三環で、−O−、−S(O)−(nは、0、1、又は2である)、−N−、−N(R19)−から独立して選択される、一つ又はそれ以上で、好ましくは、一つ、二つ、三つ又は四つの環ヘテロ原子を含み、及び残存する環原子は炭素である5〜14個の環原子を含む二価の基を意味し、ここに、単環基を含む環は芳香族であり、そして二環、三環基を含む縮合環の少なくとも一つは芳香族である。二環、三環基を含む非芳香族環の一つ又は二つの環炭素原子は、−C(O)−、−C(S)−、又は−C(=NH)−基で置換されてもよい。R19は、水素、アルキルである。特に指示のない限り、結合価は、結合価のルールが許容される場合、ヘテロアリーレン基内のいずれかの環のいずれかの原子上に位置してもよい。特に、結合価の点が窒素原子上に位置するとき、Rは存在しない。より具体的には、用語ヘテロアリールは、チエン−ジイル、ベンゾ[d]イソオキサゾール−ジイル、ベンゾ[d]イソチアゾール−ジイル、1H−インダゾール−ジイル(場合により、N1位でR19により置換される)、ベンゾ[d]オキサゾール−ジイル、ベンゾ[d]チアゾール−ジイル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−ジイル(場合により、N1位でR19により置換される)、1H−ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール−ジイル(場合により、N1位でR19により置換される)、イミダゾ[1,2−a]ピリジン−ジイル、シンノリン−ジイル、キノリン−ジイル、ピリジン−ジイル、1−オキシド−ピリジン−ジイル、[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−ジイル、及び2,3−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピリジン−ジイルなどを含むがそれに限定されない。
「不均一遷移金属水素化触媒」(水素化触媒)は、基材とは異なる相で作用する遷移金属水素化触媒を意味する。特に、遷移金属水素化触媒は、固相中にある。「担体」は、金属が表面積を増大させるために広がる表面上にのみ存在し得る。担体は、高い表面積を有する多孔質の物質であり、最も一般的には、アルミナ又は様々な種類の炭素である。担体の更なる例としては、二酸化ケイ素、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ケイ藻土、及びクレイを挙げられるが、それに限定されない。金属それ自身は、他の担体が存在しない場合、また、担体としても作用し得る。より具体的には、用語「不均一遷移金属水素化触媒」は、ラニー触媒、Pd/C、Pd(OH)/C、Pd(OAc)、ポリ尿素でミクロカプセル化したもの(NP−Pd(0):Encat(登録商標)30)、Au/TiO、 Rh/C、Ru/Al、Ir/CaCO、及びPt/C、又はその混合物を挙げられるが、それに限定されない。NP−Pd(0)Encat(登録商標)30は、ポリ尿素マトリックス中でミクロカプセル化したパラジウム(0)であり、Sigma Aldrich社から、製品番号653667で入手可能である。この触媒は、水中、約2nmのサイズで、一般的には、0.4mmol/gのPd(0)(乾燥ベース)を含むパラジウムナノ粒子の45%混合物として入手可能であり、ここで、単位重量には、水の重量を含む(参照:Ley,S.V.et.al.Org Lett.2003 Nov 27;5(24):4665−8)。特別の実施態様において、「不均一遷移金属水素化触媒」は、スルフィドでは事前処理されない。
「強塩基」は、カルバニオン、アルコキシド、アミド、水酸化物、及び水素化物のアルカリ金属塩など、pK>13で弱酸の共役塩基を意味し、特に、強塩基は、カルバニオン、アルコキシド、アミド、水酸化物及び水素化物のリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、又はセシウム塩である。より具体的には、本発明に基づく強塩基は、ナトリウム、カリウム、又はリチウムアミド又はフェニルリチウムを意味し、最も特には、ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、リチウムジエチルアミド、カリウムt−ブトキシド、リチウムt−ブロキシド、ナトリウムアミド及び水素化ナトリウムを意味し、更により特別には、強塩基は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、又はリチウムジエチルアミドである。
「強酸」は、pH≦2を有する水溶液中で完全に解離した酸を意味する。強酸は、硫酸(HSO)、ハロゲン化水素酸(即ち、HX”ここで、X”は、I、Br、Cl又はFである)、硝酸(HNO)、リン酸(HPO)及びその組合せを挙げられるが、それに限定されない。特に、強酸は、HSO、又はハロゲン化水素酸であり、X”は、Br又はClである。最も特別には、強酸はHClである。特に、水中でのHCl濃度は、10%〜90%の範囲であり、より特別には、20%〜40%であり、最も特別には、37%である。
「アミノ保護基」は。C−Cアルコキシカルボニル、C−Cシクロアルキルオキシカルボニル、フェニルオキシカルボニル、又はトルエンスルホニルなどの酸又は塩基に対して易動性のアミノ保護基を意味する。特に、「アミノ保護基」の例としては、tert−ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、p−トルエンスルホニル(Ts)及びフルオレニルメチルオキシカルボニル(FMoc)を含むが、それに限定されない。特に、「アミノ保護基」としては、tert−ブトキシカルボニルを意味する(参照:Peter G.M.Wuts & Theodora W.Greene,Greene’s Protective groups in Organic Synthesis,4th ed.(2006))。
特に、定義が上記で与えられる用語に対しては、具体的には、実施例で例示されるものである。
本明細書に記載した各々の反応に対する「収率」は、理論的収率のパーセンテージとして表される。
本明細書で開示され、及び/又は、請求される方法の段階又はシーケンスのいずれかは、不活性ガス雰囲気下で、より特別には、アルゴン又は窒素雰囲気下で実施し得る。更に、本発明の方法は、半連続又は連続方法として、より好ましくは、連続方法として実施し得る。
その上、本明細書で記載される多くの方法の段階及びシーケンスは、はめ込みが可能である。
本発明の実施態様:
一つの態様において、本発明は、式II−1を式II−1の化合物と接触することを含む、式Iの化合物を製造方法を提供し、ここで、X及びRは、上記で定義した通りであり、そして、R10は、F、Cl、Br、I、又は−OSO−CFであり、その他の変数は事前に定義した通りである。
Figure 0006300042
一つの実施態様において、式II−1の化合物におけるX及びRは、互いに独立して、F、Cl、Br、又はIである。別の実施態様において、XはFであり、RはIである。
一つの実施態様において、式II−1の化合物は、式II−2の化合物であり、
Figure 0006300042
式中、R11は、H又は保護基であり、そして、環Aは、場合により、R、R、R、及びRから選択される、一つ、二つ、三つ又は四つの基で置換され、それぞれは、ハロ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、及びハロ(C−C)アルコキシから独立して選択される。
本発明の特別の実施態様において、環Aは、フェニル又はピリジルである。より特別には、環Aは、互いに独立して、F、Cl、Br、I、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ又はハロアルコキシであるR12a及びR12bで置換されるフェニルである。
別の実施態様において、式II−1の化合物は、式II−3の化合物であり、
Figure 0006300042
式中、R11は、既に定義した通りであり、R10は、F、Cl、Br、I、又はOSOCFであり、及びR12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、Br、I、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである。
式II−1、II−2、又はII−3の化合物の一実施態様において、R10は、F、Cl、Br、又はIであり、R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、Br、I、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである。
式II−1、II−2、又はII−3の化合物の別の実施態様において、R10はFであり、R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、I、アルキル、又はアルコキシである。
式II−1、II−2又はII−3の化合物の別の実施態様において、R10はFであり、R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、I、又はアルキルである。
一つの実施態様において、本発明は、式IIの化合物を式IIの化合物と接触すること含む、式I’の化合物の製造方法を提供し、その合成は、以下に記載の通りである。
Figure 0006300042
別の実施態様において、本発明は、式IIの化合物を、強塩基の存在下で式IIの化合物と接触させることを含む式I’の化合物の製造方法を提供する。特別の実施態様において、強塩基は、ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、モノ若しくはビス置換のアルキル又は芳香族アミン、及びシリルアルキル又はシリル芳香族アミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩から成るグループから選択される。
より特定の実施態様において、強塩基は、ジイソプロピルアミン、ビス(トリメチルシリル)アミン、ジエチルアミン及びジメチルアミンのリチウム、ナトリウム又はカリウム塩から成るグループから選択される。
別の実施態様において、強塩基は、ビス(トリメチルシリル)アミンのリチウム、ナトリウム、及びカリウム塩から成るグループから選択される。
別の実施態様において、強塩基は、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、及びリチウムジエチルアミドから成るグループから選択される。より特別には、塩基は、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドである。
当業者は、これら及びその他の実施態様において、強塩基は、市場から入手可能であり、又は従来の方法を用いてその場発生させることができることを理解するであろう。
式IIの化合物の式IIの化合物との反応は、一般的に、溶媒の存在下で実施される。一般的に、溶媒は、エーテル様溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメチルアセタール、ジオキサン、又は2−メチルテトラヒドロフラン(2−MeTHF));芳香族溶媒(例えば、トルエン又はt−ブチル−ベンゼン);脂肪族炭化水素溶媒(例えば、ヘキサン、ヘプタン、又はペンタン);飽和脂環式炭化水素溶媒(例えば、シクロヘキサン又はシクロペンタン);及び極性非プロトン性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド又はジメチルスルホキシド)、又はその混合物から成るグループから選択される。好ましい溶媒は、トルエン及びテトラヒドロフランが挙げられる。特別の実施態様において、溶媒は、テトラヒドロフランである。
式IIの化合物は、一般的に、市場から入手可能であり、又は当業者に公知の方法を用いて容易に製造できる。例えば、式IIの化合物は、2−フルオロ−4−ヨード−アニリン(CASレジストリ番号(CASRN)29632−74−4)として、Sigma Aldrich社から入手可能である。
一般的な方法において、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(LiHMDS)などの強塩基が、THFなどのエーテル様溶媒中、式IIの化合物などの式II−1の化合物と2−フルオロ−4−ヨードアニリンの混合物に加えられる。 反応混合物は、一般的に、水性酸で、一般的に、水性硫酸又は塩酸でクエンチされ、そしてその後、従来法に基づき仕上げを行い、式I’のような式Iの化合物を提供する。
別の実施態様において、本発明は、式IIIの化合物の脱保護化を含む式IIの化合物を製造方法を提供する。
Figure 0006300042
一つの実施態様において、脱保護化は、好適な溶媒中、不均一水素化遷移金属触媒の存在下でHを用いて、又はMeCN若しくはNa/NHの存在下でクロロギ酸クロロエチルによる処理で達成できる。好ましくは、脱保護化は、HClなどの鉱酸又は酢酸などの有機酸若しくはその混合物の存在下での接触水素化により起こり、それは反応を加速する。より特別には、脱保護化は、塩酸又は酢酸若しくはその混合物などの酸の存在下、好適な溶媒の存在下で、水素分解を経由して達成される。最も特別には、脱保護化は、HCl及び酢酸の存在下で達成される。
不均一水素化遷移金属触媒は、当該分野で公知のそのようないかなる触媒であってもよい。触媒は、一般的に、ラニー触媒、Pd/C、Pd(OH)/C、Pd(OAc)、ポリ尿素でミクロカプセル化したもの(NP−Pd(0):Encat(登録商標)30)、Au/TiO、Rh/C、Ru/Al、Ir/CaCO、及びPt/C、又はその混合物から成るグループから選択される、不均一水素化遷移金属触媒である。NP−Pd(0)Encat(登録商標)30は、ポリ尿素マトリックス中でミクロカプセル化したパラジウム(0)で、Sigma Aldrich社から、製品番号653667として入手可能である。
より特別には、水素化触媒は、ラニー触媒、Pd/C、Pd(OH)/C、Au/TiO、Rh/C、Ru/Al、Ir/CaCO、及びPt/C、又はその混合物から成るグループから選択される。より特別には、水素化触媒は、Pd/C、Pd(OH)/C、Au/TiO、Rh/C、Ra−Ni、又はPt/Cである。最も特別には、水素化触媒は、Pd/C又はRa−Niである。パラジウムは触媒量、例えば、式IIIの化合物に対して、0.001〜0.1当量、好ましくは、0.01〜0.1当量使用される。
接触水素分解用に負荷される触媒量は、一般的に、0.1〜20重量%である、より一般的には、接触水素分解用に負荷される触媒量は、一般的に、5〜15重量%である。
指示した通り、接触水素分解は、好適な溶媒の存在下で実施し得る。好適な溶媒としては、アルコール(例えば、メタノール又はエタノール);エーテル(例えば、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメチルアセタール又はジオキサン);エステル(例えば、酢酸エチル);芳香族炭化水素(例えば、トルエン又はt−ブチル−ベンゼン);脂肪族炭化水素(例えば、ヘキサン、ヘプタン又はペンタン);飽和脂環式炭化水素(例えば、シクロヘキサン又はシクロペンタン);非プロトン性極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、又はジメチルスルホキシド)、及び鉱酸若しくは有機酸共触媒が挙げられ、それらは単独で、又は混合物としても使用される。より特別には、溶媒は、トルエン、酢酸エチル又はテトラヒドロフラン、若しくは場合により、水の存在下でのその混合物である。一つの特別の実施態様において、溶媒は、テトラヒドロフラン及び酢酸エチルの混合物である。 別の実施態様において、溶媒は、トルエンである。
接触水素分解は、0〜50℃の間の温度で実施される。より一般的には、脱保護化は、10〜40℃の間の温度で実施される。特別の実施態様において、温度は、15〜25℃の間である。
一般的に、Hは、少なくとも0.1バールの圧力で加えられ、より好ましくは、0.1〜100バールの間の圧力で加えられる。より特別には、Hは、0.2〜30バールの間の圧力で加えられ、より特別には、Hは、1〜10バールの間の圧力で加えられる。好ましい実施態様において、Hは、約2バールの圧力で加えられる。
別の実施態様において、本発明は、式IVの化合物を式IVの化合物と接触させることを含む式IIIの化合物の製造方法を提供する。
Figure 0006300042
式IV(CASRN:157373−08−5)の化合物は、一般的に、市場の供給源から入手可能であるか、又は当業者により容易に製造される。例えば、式IVの化合物は、ピリジン、ジメチルホルムアミド、トリエチルアミン、又はジイソプロピルエチルアミンなどの触媒の存在下で、チオニルクロリド又はオキサリルクロリドなどを用いて、対応するカルボン酸(CASRN:61079−72−9)から製造できる。
別の実施態様において、本発明は、塩基の存在下で式IV化合物を式IVと接触させることを含む、式IIIの化合物の製造方法を供給する。
本発明の特別の実施態様において、塩基は、無機塩基であり、アルカリ、又はアルカリ土類金属の水酸化物、リン酸塩、又は炭酸塩が好ましい。より特別には、無機塩基は、LiOH、NaOH、KOH、CsOH、NHOH、RbOH、Mg(OH)、Ca(OH)、Ba(OH)、LiCO、NaCO、KCO、CsCO、(NHCO、及びKPOから成るグループから選択される。特別の実施態様において、塩基は、KPO、KCO、又はKOHである。より特別な実施態様において、塩基は、KPO、KCO、又はKOHである。塩基は、一般的に、水中での混合物として使用される。
一つの実施態様において、反応は塩基の存在下、好適な溶媒中で実施される。 一つの実施態様において、溶媒は、エーテル(例えば、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメチルアセタール、又はジオキサン、2−MeTHF);メタノール又はエタノールなどのアルコール;トルエン;若しくはその混合物から成るグループから選択される。一つの特別な実施態様において、溶媒はトルエンである。別の特別な実施態様において、溶媒はテトラヒドロフランと水の混合物である。反応は、一般的に、約10〜20℃の温度で行われる。
別の実施態様において、本発明は、ピリジン、ジメチルホルムアミド、トリエチルアミン、又はジイソプロピルエチルアミンなどの触媒の存在下、式IVの化合物をオキサリルクロリド、チオニルクロリドなどと反応させることを含む、式IVの化合物の製造方法を提供する。
Figure 0006300042
特別の実施態様において、化合物IVのIVへの転換は、ピリジン又はジメチルホルムアミドの存在下で、特に、痕跡量のピリジンの存在下で実施され、より特別には、約0.001〜0.02当量のピリジンが使用され、最も特別には、約0.005当量のピリジンが使用される。
別の実施態様において、本発明は、式Vの化合物の脱保護化を含む式IVの化合物の製造方法を提供し、
Figure 0006300042
式中、PGは、アミノ保護基である。一つの実施態様において、アミノ保護基は、FMoc、CBz、又はBOC保護基である。特別の実施態様において、アミノ保護基は、BOC保護基である。
式Vの化合物の脱保護化は、アルコール(例えば、メタノール又はエタノール);エーテル様溶媒(例えば テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメチルアセタール、又はジオキサン);エステル様溶媒(例えば、酢酸エチル);芳香族溶媒(例えば、トルエン又はt−ブチル−ベンゼン);脂肪族炭化水素溶媒(例えば、ヘキサン、ヘプタン又はペンタン);飽和脂環式炭化水素溶媒(例えば、シクロヘキサン又はシクロペンタン);非プロトン性極性溶媒 (例えば、ジメチルホルムアミド)、又はジメチルスルホキシド、及び鉱物性若しくは有機共触媒などの溶媒の存在下で、好ましくは、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、トルエン、又はジメチルホルムアミド及び塩酸若しくは酢酸の存在下で実施し得る。
特別の実施態様において、脱保護化は、鉱酸又は有機酸の存在下で、特別には、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ルイス酸、特に、トリアルキルシリルヨージド、トリメチルシリルハライド、三フッ化ホウ素ジエチルエーテラート、ハロゲン化亜鉛、ハロゲン化スズ、又は無機酸の存在下、溶媒中で実施される。より特別には、酸は、硫酸、HBr、又はHClである。共通の条件は、HCl/ジオキサン、トリフルオロ酢酸/塩化メチレンを含む。一つの実施態様において、脱保護化は、水性HCl及びトルエンを含む不均一混合物中で行われる。
別の実施態様において、本発明は、式VIの化合物を還元することを含む、式Vの化合物の製造方法を提供し、ここに、PGはアミノ保護基である。
Figure 0006300042
一つの実施態様において、反応は還元剤の存在下で起こる。還元剤はボロヒドリドから成るグループから選択できる。特別には、還元剤は、NaBH、NaBH(OAc)、及びNaBHCNから成るグループから選択される。より特別には、還元剤は、一般的な還元アミノ化手法で使用される条件下で、NaBHCN又はNaBH及びLiCN、NaCN、又はKCNである。一般的な還元アミノ化手法は、アミンとカルボニル化合物を、NaBH、LiBH、NaBHCN、Zn(BH、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド、又はボラン/ピリジンなどの錯体金属水素化物の存在下、弱酸性条件下で、都合よくは、1〜5のpHで組み合わせることを含み、それは、その後、金属水素化物で還元される中間体のイミニウム塩生成を促進する。より好ましくは、還元剤はNaBHCNである。
式Vの化合物の製造は、アルコール溶媒(例えば、メタノール又はエタノール);エーテル様溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメチルアセタール、又はジオキサン);エステル様溶媒(例えば、酢酸エチル);芳香族溶媒(例えば、トルエン又はt−ブチル−ベンゼン);脂肪族炭化水素溶媒(例えば、ヘキサン、ヘプタン、又はペンタン);飽和脂環式炭化水素溶媒(例えば、シクロヘキサン又はシクロペンタン);非プロトン性極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド)、又はジメチルスルホキシドなどの溶媒、及び鉱物性又は有機共触媒の存在下で、好ましくは、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、トルエン,又はジメチルホルムアミドの存在下で実施し得る。
別の実施態様において、本発明は、式VIIの化合物(CASRN:106565−71−3)を式VIIと反応させることを含む、式VIの化合物の製造方法を提供し、
Figure 0006300042
式中、PGは、Fmoc、Cbz又はBocなどのアミノ保護基である。式VIIの化合物は、一般的に、市場の供給源から入手可能であるか、又は当業者に公知の方法を用いて容易に製造される(参照:例えば、Rice,K.et al.Med.Chem.Lett.2012,3,416,and Podlech,J. and Seebach, D.Helv.Chim.Acta 1995,1238)。例えば、PGがBocである式VIIの化合物は、Sigma Aldrich社から、1−Boc−アゼチジノン(3−オキソ−1−アゼチジンカルボン酸tert−ブチル、CASRN:398489−26−4)として入手可能である。同様に、式VIIの化合物は、一般的に、市場の供給源から入手可能であるか、又は当業者に公知の方法を用いて容易に製造される(参照:例えば、N.R.Guz et al.,Org.Proc.Res. Develop.2010 14(6):1476)。例えば、式VIIの化合物は、Sigma Aldrich社から、(3S,5R,8aS)−3−フェニル−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,2−a]ピリジン−カルボニトリル(CAS Reg.No.106565−71−3)として入手可能である。
一つの実施態様において、反応は、塩基の存在下で好適な溶媒中におこなわれる。一つの実施態様において、溶媒は、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、t-ブチルメチルエーテル、ジブチルエーテル、ジメチルアセタール、ジオキサン、又は2−MeTHF若しくはその混合物などのエーテルから選択される極性非プロトン性溶媒であり、それらは単独で、又は1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMPU)などの極性非プロトン性溶媒と組み合わせて使用される。特別の実施態様において、溶媒は、DMPUと組み合わせて使用されるTHFである。
これ及びその他の実施態様において、塩基は、モノ若しくはビス置換アルキル又は芳香族アミン及びシリルアルキル若しくはシリル芳香族アミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩などのアミン塩基である。特別の実施態様において、強塩基は、ジイソプロピルアミン、ビス(トリメチルシリル)アミン、ジエチルアミン、及びジメチルアミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩から成るグループから選択される。別の実施態様において、強塩基は、ビス(トリメチルシリル)アミンのリチウム、ナトリウム、及びカリウム塩から成るグループから選択される。より特別には、強塩基は、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、及びリチウムジエチルアミドから成るグループから選択される。より特別には、塩基は、リチウムジイソプロピルアミドである。
反応は、一般的に低温で実施される。一つの実施態様において、反応温度は約0〜−80℃である。別の実施態様において、反応温度は約−20〜−80℃である。より好ましい実施態様において、反応温度は約−50〜−80℃である。別の好ましい実施態様において、反応温度は約−70〜−80℃である。
別の実施態様において、本発明は、以下の段階:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を、既に記載した通り式VIIの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
及び
2)式Vの化合物を提供するために、式VIの化合物を、既に記載した還元剤で還元させる;
ことを含む式Vの化合物の製造方法を提供する。
Figure 0006300042
一つの実施態様において、段階1から段階2は、はめ込みが可能である。
別の実施態様において、本発明は式IVの化合物の製造方法を提供し、それは以下の段階を含む:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を既に記載した式VIIの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
2)式Vの化合物を提供するために式VIの化合物を既に記載した還元剤で還元する;
Figure 0006300042
及び
3)式IVの化合物を提供するために、既に記載した通り、式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう。
Figure 0006300042
特に、段階1〜3のいずれかの組合せも、又は全ての段階もはめこむことは可能である。より特別には、段階2及び3は、はめ込まれる。
別の実施態様において、本発明は、以下の段階を含む式IIIの化合物の製造方法を提供する:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を既に記載した通り式VIIの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
2)式Vの化合物を提供するために、式VIの化合物を既に記載した通り還元剤で還元する;
Figure 0006300042
3)式IVの化合物を提供するために、既に記載した通り式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう;
Figure 0006300042

及び、
4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を既に記載した通り式IVの化合物と反応させる。
Figure 0006300042
特に、段階1〜4のいずれかの組合せ、又は全ての段階は、はめ込みが可能である。より特別には、段階2〜4は、はめ込まれる。
別の実施態様において、本発明は、以下の段階を含む式IIの化合物の製造方法を提供する:
1)式VIIの化合物を既に記載した通り式VIIの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
2)式Vの化合物を提供するために、式VIの化合物を既に記載した通り還元剤で還元する;
Figure 0006300042
3)式IVの化合物を提供するために、既に記載した通り式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう;
Figure 0006300042
4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を既に記載した通り式IVの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
及び
5)式IIの化合物を提供するために、既に記載した通り式IIIの化合物の水素化をおこなう。
Figure 0006300042
段階1〜5のいずれかの組合せ又は全ての段階は、はめこみが可能である。より特別には、段階2〜5は、はめ込まれる。
別の実施態様において、本発明は、以下の段階を含む式I’の化合物製造方法を提供する:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を既に記載した通り式VIIの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
2)式Vの化合物を提供するために、式VIの化合物を既に記載した通り還元剤で還元する;
Figure 0006300042
3)式IVの化合物を提供するために、既に記載した通り式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう;
Figure 0006300042
4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を既に記載した通り式IVの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
5)式IIの化合物を提供するために、既に記載した通り式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042
及び
6)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を既に記載した通り式II化合物と反応させる。
Figure 0006300042
特に、段階1〜6のいずれかの組合せ又は全ての段階は、はめ込みが可能である。より特別には、段階2〜5は、はめ込まれる。
別の実施態様において、以下の段階を含む式I’の化合物の製造方法を提供する:
(a)式IIの化合物を提供するために、既に記載した通り式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042
及び
(b)式Iの化合物を提供するために、式IIの化合物を既に記載した通り式IIの化合物と反応させる。
Figure 0006300042
特に、段階(a)及び(b)は、はめ込み可能である。
別の実施態様において、本発明は、以下の段階を含む式I’の化合物の製造方法を提供する:
(a)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を既に記載した通り式IVの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
(b)式IIの化合物を提供するために、既に記載した通り式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042
及び
(c)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を既に記載した通り式IIの化合物と反応させる。
Figure 0006300042
特に、段階(a)〜(c)のいずれかの組合せ又は全ての段階は、はめ込みが可能である。より特別には、段階(a)及び(b)は、はめ込まれる。
別の実施態様において、本発明は、以下の段階を含む式I’の化合物の製造方法を提供する:
(a)式IVの化合物を提供するために、既に記載した通り式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう;
Figure 0006300042
(b)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を既に記載した通り式IVの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
(c)式IIの化合物を提供するために、既に記載した通り式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042
及び
(d)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を既に記載した通り式IIの化合物と反応させる。
Figure 0006300042
特に、段階(a)〜(d)のいずれかの組合せ、又は全ての段階は、はめ込みが可能である。より特別には、段階(a)及び(c)は、はめ込まれる。
別の実施態様において、本発明は、以下の段階を含む式I’の化合物の製造方法を提供する:
(a)式VIの化合物を既に記載した通り還元剤と反応させる;
Figure 0006300042
(b)既に記載した通り式Vのアゼチジニル環の脱保護化する;
Figure 0006300042
(c)式IVの化合物を既に記載した通り式IVの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
(d)式IIIの化合物を既に記載した通り水素化をおこなう;
Figure 0006300042
及び
(e)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を既に記載した通り式IIの化合物と反応させる。
Figure 0006300042
特に、段階(a)〜(e)のいずれかの組合せ、又は全ての段階は、はめ込みが可能である。より特別には、段階(a)〜(d)は、はめ込まれる。
更なる実施態様において、本発明は、既に記載したいずれかの方法及び条件により得られる式Iの化合物の製造方法を提供する。
本発明の更なる態様は、式VIの化合物を提供することであり:
Figure 0006300042
式中PGはアミノ保護基である。一つの実施態様において、PGは、tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)である。
本発明の更なる態様は、式Vの化合物を提供することであり:
Figure 0006300042
式中PGはアミノ保護基である。一つの実施態様において、PGは、tert−ブチルオキシカルボニル(Boc)である。
本発明の更なる態様は、式IVの化合物を提供することである。
Figure 0006300042
本発明の更なる態様は、式IIIの化合物を提供することである。
Figure 0006300042
本発明の更なる態様は、式IIの化合物を提供することである。
Figure 0006300042
追加の実施態様
本発明は、また、以下の追加の実施態様を含む。
実施態様1.式Iの化合物の製造方法:
Figure 0006300042
式中:
Aは、R、R、R、及びRから選択される一つ、二つ、三つ、又は四つの基で、場合により置換されるアリーレン又はヘテロアリーレンであり、各々は、独立して、水素、ハロ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ヒドロキシ、(C−C)アルコキシ及びハロ(C−C)アルコキシから選択され;
Xは、アルキル。ハロ、ハロ(C−C)アルキル、又はハロ(C−C)アルコキシであり;
、R、R、及びRは、互いに独立して、水素、(C−C)アルキル、又はハロ(C−C)アルキルであり;
は、水素、ハロ、又は(C−C)アルキルであり;
式II−1の化合物を、X及びRが上記で定義した通りである式II−1の化合物と接触させることを含み、ここに、式Iの化合物を提供するために、強塩基の存在下で、R10は、F、Br、Cl、又は−OSO−CFであり、及びR11は、H又は保護基である。
Figure 0006300042
実施態様2.実施態様1又は2のいずれかの方法:ここで、式II−1の化合物におけるX及びRは、互いに独立して F、Cl、Br、又はIである。
実施態様3.実施態様1〜3のいずれかの一つの方法:ここで、XはFであり、及びRはIである。
実施態様4.実施態様1〜3のいずれかの一つの方法:ここで式II−1の化合物は、式II−2の化合物である:
Figure 0006300042
式中、R11は、H又は保護基であり、及び環Aは、R、R、R、及びRから選択される一つ、二つ、三つ、又は四つの基で場合により置換され、それぞれは、独立して、ハロ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、及びハロ(C−C)アルコキシから選択される。
実施態様5.実施態様1〜4のいずれか一つの方法:ここに、式II−1の化合物は、式II−3の化合物であり;
Figure 0006300042
式中、R11は、既に定義した通りであり;R10は、F、Cl、Br、I、又はOSOCFであり;R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、Br、I、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである。
実施態様6.実施態様5の方法:ここに式II−3の化合物におけるR10は、F、Cl、Br、又はIであり、R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、Br、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである。
実施態様7.実施態様1〜6のいずれか一つの方法:ここに、式II−3の化合物におけるR10はFであり、R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、アルキル、又はアルコキシである。
実施態様8.実施態様1〜7のいずれか一つの方法:ここに、強塩基は、ブチルリチウム、t-ブチルリチウム、モノ若しくはビス置換アルキル又は芳香族アミン及びシリルアルキル若しくはシリル芳香族アミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩から成るグループから選択される。
実施態様9.実施態様1〜8のいずれか一つの方法:ここに、強塩基は、ジイソプロピルアミン、ビス(トリメチルシリル)アミン、ジエチルアミン、及びジメチルアミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩から成るグループから選択される。
実施態様10.実施態様1〜9のいずれか一つの方法:ここに、強塩基は、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドである。
実施態様11.実施態様1〜10のいずれか一つの方法:ここに、反応はテトラヒドロフランの溶媒の存在下で実施される。
実施態様12.実施態様1〜11のいずれか一つの方法:ここに、式II−1の化合物は、式IIの化合物であり;式II−1の化合物は、式Iの化合物であり;及び式Iの化合物は、式I’の化合物である。
Figure 0006300042
実施態様13.式IIIの化合物の脱保護化を含む式IIの化合物の製造方法:
Figure 0006300042
ここに、脱保護化は、不均一遷移金属水素化触媒の存在下でHを用いた水素化、又はMeCN又はNa/NHの存在下でのクロロギ酸クロロエチルでの処理を含む。
実施態様14.実施態様13の方法:ここに、不均一遷移金属水素化触媒は、ラニー触媒、Pd/C、Pd(OH)/C、Pd(OAc)、Au/TiO、 Rh/C、Ru/Al、Ir/CaCO、Pt/C、及び水中で約2nmサイズのパラジウムナノ粒子の45%混合物としてポリ尿素マトリックス中にマイクロカプセル化したパラジウム(0)、それは0.4mmol/gのPd(0)(乾燥基準)を含む(NP−Pd(0):Encat(登録商標)30)、から成るグループから選択される。ここに、単位重量は、水の重量又はその混合物の重量を含む。
実施態様15.実施態様14の方法:ここに不均一遷移金属水素化触媒は、Pd/Cである。
実施態様16.式IVの化合物を式IVの化合物と接触させることを含む、式IIIの化合物の製造方法。
Figure 0006300042
実施態様17.アルカリ又はアルカリ土類の水酸化物、リン酸塩、又は炭酸塩である無機塩基の存在下での実施態様16の方法。
実施態様18.実施態様16〜17のいずれか一つの方法:ここに、無機塩基はLiOH、NaOH、KOH、CsOH、NHOH、RbOH、Mg(OH)、Ca(OH)、Ba(OH)、LiCO、NaCO、KCO、CsCO、(NHCO、及びKPOから成るグループから選択される。
実施態様19.実施態様16〜18のいずれか一つの方法:ここに、無機塩基は、KPO、KCO、又はKOHである。
実施態様20.式Vの化合物の脱保護化を含む、式IVの化合物の製造方法:
Figure 0006300042
ここに、PGは、FMoc、CBz、又はBOC保護基から成るグループから選択されたアミノ保護基である。
実施態様21.保護基がBOC保護基である実施態様20の方法。
実施態様22.式VIの化合物をボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で還元することを含む、式Vの化合物の製造方法:式中、PGはアミノ保護基である。
Figure 0006300042
実施態様23.塩基の存在下、式VIIの化合物を式VIIaの化合物と反応させることを含む、式VIの化合物の製造方法:ここにPGがアミノ保護基である。
Figure 0006300042
実施態様24.以下の方法を含む、式I’の化合物の製造方法:
Figure 0006300042
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
Figure 0006300042
3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう;
Figure 0006300042
4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる;
Figure 0006300042
5)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042
及び
6)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式IIの化合物と反応させる。
Figure 0006300042
実施態様25.式I’の化合物を提供するために、強塩基の存在下、式IIの化合物を式IIの化合物と接触させることを含む式I’の化合物の製造方法。
Figure 0006300042
実施態様26.式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化段階を更に含む、実施態様25の方法。
Figure 0006300042
実施態様27.式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる段階を更に含む、実施態様26の方法。
Figure 0006300042
実施態様28.式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化の段階を更に含む、実施態様27の方法。
Figure 0006300042
実施態様29.式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元することを更に含む、実施態様28の方法。
Figure 0006300042
実施態様30.塩基の存在下で、式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させることを更に含む、実施態様29の方法。
Figure 0006300042
実施態様31.以下の化合物:
Figure 0006300042
実施態様32.式31の化合物:式中、式VI及びVの化合物のPGがBOCである。
合成:
本発明の化合物は、以下に記載する合成手法で作ることができる。これらの化合物製造時に使用する出発物質及び試薬は、Sigma Aldrich Chemical社(Milwaukee,Wis.)、又はBachem社(Torrance, Calif.)など、市場供給者から入手可能であり、又はFieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis, Volumes 1−17(John Wiley and Sons,1991);Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,Volumes 1−5 and Supplementals(Elsevier Science Publishers,1989);Organic Reactions,Volumes 1−40(John Wiley and Sons,1991),March’s Advanced Organic Chemistry,(John Wiley and Sons,4th Edition) and Larock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc.,1989)などの参考文献に説明されている当業者に公知の以下の方法で製造される。これらのスキームは、本発明の化合物が合成可能な幾つかの方法を単に例示するのみであり、そしてこれらのスキームに対する様々な改変は実施可能であり、そして、この開示を参照する当業者に示唆される。出発物質及び反応中間体は、希望すれば、濾過、蒸留、結晶化、クロマトグラフィなどを含むがそれに限定されない従来技術を用いて、単離し、精製してもよい。そのような物質は、物理的定数及びスペクトルデータを含む従来の手段を用いて特性評価し得る。
特に指示のない限り、本明細書で記載する反応は、大気圧下で、そして、約−78℃〜約150℃、より好ましくは、約0℃〜約125℃、最も好ましくは、約室温(雰囲気温度)で、例えば、約20℃の温度範囲で起こる。特に指示のない限り(水素化の場合など)、全ての反応は、窒素雰囲気下で実施される。
本明細書で開示し、特許請求した化合物は、その構造で不斉炭素原子又は第四級窒素原子を有し、そして本明細書で記載した合成を通して、単一の立体異性体、ラセミ体、並びにエナンチオマ及びジアステレオマの混合物として製造し得る。化合物は、また、幾何異性体として存在し得る。全てのそのような単一の立体異性体、ラセミ体、及びその混合物、並びに幾何異性体は、本発明の範囲内にあることを意図する。
本発明の幾つかの化合物は、互変異生体として存在し得る。例えば、ケトン又はアルデヒドが存在する場合、分子はエノール型で存在してもよく;アミドが存在する場合、分子はイミド酸として存在してもよく;及びエナミンが存在する場合、分子はイミンとして存在してもよい。全てのそのような互変異性体は、本発明の範囲内にある。
立体異性体のラセミ混合物又は非ラセミ混合物から、単一立体異性体の製造及び/又は分離及び単離用の方法は、当該分野で公知である。例えば、光学活性な(R)−及び(S)−異性体は、キラルシントン又はキラル試薬を用いて製造し、又は従来技術を用いて分割し得る。エナンチオマ(R−及びS−異性体)は、当業者に公知の方法で、例えば、分離でき得るジアステレオマ塩又は錯体の生成により;例えば、分離でき得るジアステレオマ誘導体の生成を経由した結晶化により;例えば、エナンチオマ特異性試薬による一つのエナンチオマ選択的反応を経由した結晶化により;例えば、酵素酸化又は還元、それに続く改変及び未改変エナンチオマのキラル環境下での気体−液体又は液体クロマトグラフィによる分離により;例えば、結合キラル配位子を有するシリカなどのキラル担体上で、又はキラル溶媒の存在下で分割し得る。望ましいエナンチオマが、上記で記載の分離手法の一つにより別の化学成分に転換した場合、望ましいエナンチオマ体を分離するために更なる段階が必要とされ得ることは理解されるであろう。或いは、特定のエナンチオマが、光学活性試薬、基剤、触媒又は溶媒を用いた不斉合成により、又はエナンチオマの不斉転換による別体への転換により合成できる。特定のエナンチオマを富化させたエナンチオマの混合物に対して、主成分のエナンチオマは、再結晶により更に富化され得る(収率の同時損失を伴う)。
更に、本発明の化合物は、非溶媒和の形体で、並びに、水、エタノールなどの薬学的に許容可能な溶媒との溶媒和形体でも存在できる。一般的に溶媒和形体は、本発明の目的に対して非溶媒和形体と等価であるとみなせる。
本発明の方法は、半連続、又は連続方法で、より好ましくは、連続方法で実施し得る。
上記で記載した本発明は、特に指示のない限り、一つの溶媒、又は二つ若しくはそれ以上の溶媒混合物の存在下で実施し得る。特に、溶媒は、エーテル様溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、メチルテトラヒドロフラン、ジイソプロピル エーテル、t−ブチルメチルエーテル又はジブチルエーテル);脂肪族炭化水素溶媒(例えば、ヘキサン、ヘプタン又はペンタン);飽和脂環式炭化水素溶媒(例えば、シクロヘキサン又はシクロペンタン);又は芳香族溶媒(例えば、トルエン、o−、m−若しくはp−キシレン、又はt−ブチル−ベンゼン)、若しくは、その混合物など、水性又は有機溶媒である。
本明細書で明確に開示した合成ルートを有しない出発物質及び試薬は、一般的に市場の供給源から入手可能であるか、又は当業者に公知の方法で容易に製造できる。
一般的に、この出願書類に使用される命名法は、IUPACの組織的命名法を、Beilstein Institute社がコンピュータ化したシステム、AUTONOM(登録商標)2000を基礎にしている。本明細書で示される化学構造は、MDL ISIS(登録商標)version 2.5 SP5で用意された。本明細書で記載された構造における炭素、酸素又は窒素原子上に現れるいずれかの開放原子価は、水素原子の存在を指示する。
式Iの化合物、特に、式I’の化合物は、一般的にスキーム1で図示する通りに製造できる。塩基の存在下での、市場から入手可能な(3S,5R,8aS)−3−フェニル−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,2−a]ピリジン−カルボニトリルVIIの市場から入手可能な3−オキソ−1−アゼチジンカルボン酸tert−ブチルVIIとの反応は、式VIの化合物を提供する。化合物VIは、酸の存在下で、ナトリウムシアノボロヒドリドなどのヒドリド還元剤で処理し、次いで、水性の水酸化ナトリウムで処理して、化合物Vを提供する。酸を用いたVの脱保護化で化合物IVを得て、それは、触媒量のピリジンの存在下で酸クロリドIVとカップリングする。IIIの水素化により、ピペリジン誘導体IIを提供する。最終的に、IIの2−フルオロ−4−ヨードアニリンIIとのカップリングで希望の化合物を提供する。
スキーム1
Figure 0006300042
次の例は、更に例示する目的のために提供され、本発明の特許請求範囲を限定する意図はない。
3−((3S,5R,8aS)−5−シアノ−3−フェニル−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,2−a]ピリジン−5−イル)−3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
Figure 0006300042
(3S,5R,8aS)−3−フェニル−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,2−a]ピリジン−カルボニトリル(20.0g、87.6mmol、1.0eq.)、及びジメチルテトラヒドロピリミドン(DMPU、11.3g、87.6mmol、1.0eq.)のTHF(95.1mL)中の混合物を、透明な溶液になるまで10分間撹拌した。混合物を、その後、−70〜−80℃に冷却し、リチウムジイソプロピルアミド(ヘプタン、THF及びエチルベンゼンの28%溶液)(35.2g、92 mmol、1.05eq.)を、30分かけて加え、その間、内部温度を−70〜−80℃に保持した。添加を完了した後、混合物は、−70〜−80℃で、更に2時間撹拌し、次に3−オキソ−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(16.2 g、94.6mmol、1.08eq.)のTHF(16.4g)溶液を30分間に亘って添加し、その間、内部温度を−70℃〜−80℃に維持した。添加を完了した後、反応混合物を−70℃〜−80℃で1時間撹拌した。
分別フラスコに、塩化ナトリウム(10.3g)、脱イオン水(103.0g)及び酢酸(5.29g、87.6mmol、1.0 eq.)の溶液を準備し、0℃に冷却した。反応混合物を30分間に亘ってクエンチ混合物上に投与し、その間、内部温度を10℃以下に保持した。反応混合物のフラスコをTHF(26.7g)で濯ぎ、濯ぎ液をクエンチ混合物と組み合わせた。5℃、20分間、激しく撹拌した後、撹拌を止め、層を分離させた。下方の水相を廃棄した。酢酸エチル(61.8g)と脱イオン水(68.5g)を有機相に加えた。5℃で10分間、激しく撹拌した後、撹拌を止め、層を分離させ、下方の水相を廃棄した。一回、脱イオン水(68.5g)で洗浄をおこなった。
全体積で約120mLの蒸留液を集め、黄色溶液となるまで、減圧下で(ジャケット温度:約40〜45℃;圧力:200〜180ミリバール)有機相を濃縮した。真空を開放し、ヘプタン(102.0g)を10分間に亘って加えた。 減圧下での蒸留(ジャケット温度:約35〜40℃;圧力:約250〜110ミリバール)を、残留体積を一定に保つ様な割合で、ヘプタン(177g)を加えて継続した。10分間蒸留した後、濃厚で撹拌可能な懸濁液を得た。真空を開放し、イソプロパノール(10.2g)を、35℃、15分間に亘って加えた。懸濁液を45℃に加熱し、30分間撹拌した。その後、懸濁液を、2時間に亘って0℃まで冷却し、0℃で、1時間保持した。懸濁液をガラスフィルタで濾過した。フラスコ及びフィルタケーキを、事前に冷却した(約5℃)ヘプタン(46.6g)で濯ぎ、湿潤ケーキを一定重量になるまで、減圧下、40℃で終夜乾燥し、標題化合物を若干ベージュ色の結晶として生成した。
HPLC純度:91.9%面積。Mp(DSC):外挿ピーク:151.80℃。H−NMR(600MHz,CDCl):δ7.30−7.50(m,5H),4.17−4.27(m,3H),3.94−4.01(m,2H),4.11−4.1(m,2H),4.09(d,1H),3.95(d,1H),3.87(dd,1H),3.76(dd,1H),3.54−3.70(br,1H),2.85−3.03(br,1H),2.18−2.25(m,1H),2.12(br,1H),1.97−2.04(m,1H),1.85−1.94(m,1H),1.61−1.79(m,3H),1.41(s,9H)。MS(EI):m/z=400.48([M+H],100%)。
3−ヒドロキシ−3−[(S)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−pehyl−エチル)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステルの合成
Figure 0006300042
3−((3S,5R,8aS)−5−シアノ−3−フェニル−ヘキサヒドロ−オキサゾロ[3,2−a]ピリジン−5−イル)−3−ヒドロキシ−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(12.0g、30.0mmol、1.0eq.)及びナトリウムシアノボロヒドリド(3.18g、50.6 mmol、1.68eq.)のEtOH(70mL)中の混合物を30℃に加熱し、そして酢酸(3.63ml、63.5mmol、2.1eq.)のEtOH(20mL)中に暖めた混合物(70℃)を2時間以内でゆっくり加えた。生成した混合物を、その後、70〜75℃で別に3時間撹拌した。反応を完結した後、混合物を23℃に冷却し、そしてトルエン(100mL)及びNaOH水溶液(60g、10重量%)の混合物に、30分以内で徐々に投与し、そして、15分間撹拌した。反応フラスコをクエンチ混合物で濯いだ。層を分離し、有機相をトルエン(30mL)で洗浄した。組み合わせた有機相を真空(200〜85ミリバール;ジャケット温度:35〜40℃)で、黄色の生成物溶液(80mL、70.82g)を得るまで濃縮した。HPLC純度:97.6%面積。
分析目的のために、生成物溶液を、ロータリエバポレータで完全に濃縮し、EtOHで処理して、再度完全に濃縮して泡状生成物(19.2g)を得た。残渣を酢酸エチル(30mL)とMeOH(15mL)の混合物に溶解し、溶出液として酢酸エチルを用い、シリカゲル(120g)上でのフラッシュクロマトグラフィで精製した。各々100mLの6画分の内、3〜5画分を組み合わせて、そしてロータリエバポレータで真空下完全に濃縮し、無色のフォーム(14.6g)を得た。この残渣を再度、最少量のヘプタン/酢酸エチル=2:1(体積比)の混合物に溶解し、溶出液としてヘプタン/酢酸エチル=2:1(体積比)を用い、シリカゲル(190g)上でのフラッシュクロマトグラフィで精製した。初留分700mLの後、10個の連続した画分(合計:800mL)を組合せ、ロータリエバポレータで真空下完全に蒸発させた(バス温:35℃;圧力≧20ミリバール)。残渣を一定重量になるまで、真空下35℃で、終夜乾燥し、標題化合物を無色の固体として生成した。
MP(DSC)外挿ピーク:220.9℃(発熱分解を伴う溶融)。H−NMR(600MHz,CDCl):δ7.38−7.41(m,2H),7.34−7.38(m,2H),7.27−7.30(m,1H),4.28−4.50(br,1H),4.19(dd,1H),4.11−4.1(m,2H),4.09(d,1H),3.95(d,1H),3.87(dd,1H),3.83(t,1H),3.08−3.16(m,1H),2.85(ddd,1H),2.57(ddd,1H),1.76−1.84(m,1H),1.68−1.75(m,1H),1.53−1.58(m,1H),1.41−1.48(bs,9H),1.31−1.41(m,2H),1.21−1.31(m,2H)。MS(EI):m/z=377.24([M+H],100%)。C2132の元素分析:計算値:C66.99,H8.57,N7.44;実測値:C67.38,H8.50,N7.29。
3−[(S)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル)−ピペリジン−2−イル]−アゼチジン−3−オール・二塩酸塩の合成
Figure 0006300042
3−ヒドロキシ−3−[(S)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル)−ピペリジン−2−イル]アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチルエステル(69.8g、29.6mmol、1.0eq.)のトルエン溶液を水(30.1g)及びHCl(37%、7.22g、73.3mmol、2.5 eq.)の混合物で23〜27℃、12分以内で処理し、10分間撹拌した。生成した二相混合物を50℃、30分以内で加熱し、50℃、4時間撹拌を継続した。完全な転換の後、混合物を室温まで冷却し、そして相を分離させた。 水相をトルエン(36mL)で洗浄し、そして相を分離させ、黄色の水性生成物溶液(44.2g)を得た。HPLC純度:96.3%面積。
分析目的のために、生成物溶液をロータリエバポレータで完全に濃縮した(バス温:45℃)。黄色の油状残渣をMeOH(190mL)に溶解し、再度、真空下、ロータリエバポレータで完全に濃縮した。残渣を最少量のMeOH/酢酸エチル=1:1(体積比)の混合物に取り込み、溶出液としてMeOH/酢酸エチル=1:1(体積比)の混合物を用いて、シリカゲル(150g)上でのフラッシュクロマトグラフィで精製した。初留分(400mL)を取り込み、廃棄して、その後の画分(1.5L)を組合せ、真空下(バス温:40℃、圧力:≧20ミリバール)ロータリエバポレータで完全に濃縮し、MeOH(20mL)に溶解した黄色油を得た。油を室温で酢酸エチル(80mL)に滴下し、そこに、生成物が沈殿した。固体を濾過し、酢酸エチル(30mL)で濯いだ。一定重量になるまで真空下、30℃で、終夜乾燥し、標題の化合物(22.0g)を無色の固体として得た。
Mp(DSC):T(開始):114.2℃:外挿ピーク:123.4℃。HNMR(600MHz,DMSO−d):δ9.50−9.64(br,1H),8.91−9.03(br,1H),7.78(s,1H),7.62−7.56(m,2H),7.41−7.52(m,3H),6.03(bs,1H),4.56−4.67(m,1H),4.45(dd,1H),4.25−4.33(m,2H),4.23(dd,1H),4.18(dd,1H),3.95−4.05(m,1H),3.83(dd,1H),3.45−3.54(m,1H),3.26−3.40(m,1H),1.67−1.86(m,4H),1.55−1.65(m,1H),1.37−1.51(m,1H)。MS(EI):m/z=277([M+H]:自由塩基:100%)。C1626Clの元素分析、水(9.2%−重量比)及びHCl(2.0eq.の代わりに、2.1eq.)に対する補正:計算値:C49.44,H7.80,N7.21,O16.40,Cl19.15;実測値:C48.76,H7.48,N7.36,O16.44,Cl19.11。
{3−ヒドロキシ−3−[(S)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル)−ピペリジン−2−イル]−アゼチジン−1−イル}−(2,3,4−トリフルオロ−フェニル)−メタノン
Figure 0006300042
2,3,4−トリフルオロ−ベンゾイルクロリド:
2,3,4−トリフルオロ安息香酸(100g、568mmol、1.0eq.)をトルエン(1000mL)中に懸濁させ、そしてピリジン(0.254mL、3.15mmol、0.0055eq.)で処理した。生成した懸濁液を60〜70℃に加熱し、それで混合物は透明黄色溶液になった。この温度でオキサリルクロリド(94.4g、729mmol,1.3eq.)を156分かけて徐々に加えた。添加を完了した後、混合物が一様になるまで、10分間撹拌を継続した。トルエン(360mL)を真空下での(ジャケット温度:60〜70℃;圧力:200〜100ミリバール)蒸留で部分的に除去した。溶液を室温まで冷却し、黄色の若干濁った溶液(636g)を得たが、それはN雰囲気下で保存し、そして更なる処理をせずに、後続の段階で使用した。HPLC純度:99.2%面積;
{3−ヒドロキシ−3−[(S)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル)−ピペリジン−2−イル]−アゼチジン−1−イル}−(2,3,4−トリフルオロ−フェニル)−メタノン:
3−[(S)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル)−ピペリジン−2−イル]−アゼチジン−3−オール・二塩酸塩(43.5g)の水溶液をEtOH(24mL)で処理し、室温で10分間撹拌した。この混合物に、リン酸トリカリウム(28.8g、136mmol、4.7eq.)の水溶液(261mL)を、バス温10〜20℃、14分以内で加え、そして混合物(pH11.9)を15℃で、15分間撹拌した。この溶液に、上記で記載した、2,3,4−トリフルオロ−ベンゾイルクロリド溶液(34.0g、29.8mmol、1.0 eq.)をバス温10〜20℃で32分間に亘って滴下漏斗を経由して加え、その間激しく撹拌した。滴下漏斗をトルエン(1.2ml)で濯ぎ、二相の混合物を室温で60分間撹拌した。層を分離させ、水相を廃棄した。有機相を炭酸ナトリウム(3.36g、31.5mmol、1.09eq.)の水溶液(42g)で洗浄し、室温で30分間撹拌した。層を分離させ、有機相を塩化ナトリウム水溶液(30g,10重量%)で洗浄した。ロータリエバポレータ(バス温:50℃;圧力<200ミリバール)内で、有機相を約30%の体積に濃縮した。残渣をEtOH(23mL)に取り込み、40〜50℃、5分間撹拌した。溶液を再度ロータリエバポレータ(バス温:50℃;圧力:200ミリバール未満;蒸留液:17ml)で濃縮し、非常に粘性のある油を得た。残渣を再度EtOH(23mL)に取り込み、そして10分間撹拌し、目標体積(53mL、46.06g)に到達するまで、EtOH(12mL)で再度希釈した。 HPLC純度:85.0%面積。
分析目的のために、生成物溶液(90mL)を濾過し、濾過残渣をEtOH(15ml)で洗浄した。ロータリエバポレータ(バス温:40℃;圧力<150ミリバール)内で、溶液を完全に濃縮し、残渣をMTBE(40mL)に取り込み、その後、再度完全に濃縮し、その後、酢酸エチル(29mL)及びヘプタン(40mL)の混合物に取り込み、その後、完全に濃縮し、再度MTBE(20mL)及びヘプタン(50mL)の混合物に取り込み、再度、完全に濃縮し、最終的に、フォーム状固体(32.5g)を得た。固体残渣(32.0g)を酢酸エチル(20mL)に溶解し、そして酢酸エチルを溶出液として用いるシリカゲル(150g)上でのフラッシュクロマトグラフィで精製した。初留分(200mL)の後、6画分(800mL)を組合せ、ロータリエバポレータ(バス温:40℃;圧力:≧20ミリバール)で完全に濃縮し、若干黄色の油(28.0g)を得た。室温で、油状残渣をジクロロメタン(20mL)に取り込み、ヘプタン(150mL)で希釈し、再度ロータリエバポレータで完全に濃縮し、次いで、MTBE(20mL)を溶解し、再度、ロータリエバポレータで溶媒を完全に除去し、ゴム状のフォームを得た。このフォームをトルエン(30mL;室温)に溶解し、室温で滴下漏斗により20分かけてヘプタン(400mL)に投与し、その結果生成物の沈殿が始まった。滴下漏斗をトルエン(4mL)で濯ぎ、懸濁液を室温で1時間撹拌を継続した。固体を濾過し、反応器及びフィルタケーキを2回濾液で濯ぎ、その後、ヘプタン(15mL)で濯いだ。一定重量になるまで真空下35℃で乾燥し、無色の固体(17.88g)を得た。HPLC純度:97%面積;残留溶媒:トルエン(1.2重量%)及びヘプタン(2.3重量%)。Mp(目視):T(開始):55−73℃(発熱分解を伴う溶融)。HNMR(400MHz,DMSO−d,120°C):δ7.41−7.47(m,2H),7.27−7.32(m,2H),7.21−7.26(m,2H),7.12−7.19(m,1H),5.21(bs,1H),4.35(bd,1H),4.22(bs,1H),4.05(dd,1H),3.91−4.01(m,1H),3.74−3.90(m,4H),3.01(dd,1H),2.75−2.84(m,1H),2.49−2.59(m,1H),1.68−1.81(m,1H),1.51−1.65(m,1H),1.23−1.50(m,3H),1.09−1.22(m,1H)。MS(EI):m/z=435([M+H],100%)。C2325の元素分析,残留トルエン(1.2重量%)、ヘプタン(2.3重量%)を補正;計算値:C64.38,H6.07,F12.66,N6.22;実測値:C64.01,H6.04,F12.63,N6.35。
((S)−3−ヒドロキシ−3−ピペリジン−2−イル−アゼチジン−1−イル)−(2,3,4−トリフルオロ−フェニル)−メタノン・塩酸塩の合成
Figure 0006300042
ガラスオートクレーブ(185mL)に、アルゴン雰囲気下で、Pd/C(3.37g、1.3mmol、0.04eq;水:60.2重量%;Pd/C:10重量%)、水(0.22g)及び{3−ヒドロキシ−3−[(S)−1−((S)−2−ヒドロキシ−1−フェニル−エチル)−ピペリジン−2−イル]−アゼチジン−1−イル}−(2,3,4−トリフルオロ−フェニル)−メタノンのEtOH(53mL、46g、29mmol、1.0eq.)溶液を積載した。混合物をEtOH(13mL)、酢酸(4.15mL、72mmol、2.5eq.)及び塩酸水溶液(2.5ml、37重量%、30mmol、1.0eq.)で処理した。オートクレーブを不活性化し、2バールのH圧をかけ、反応を25℃、12時間、2バールのH圧でおこなった。圧力をオートクレーブから開放し、懸濁液をMeOH(25mL)で処理し、撹拌を30分間継続し、アルゴン雰囲気下濾紙で濾過した。オートクレーブと濾過残渣をMeOH(4mL)で濯いだ。組み合わせた濾液を初期体積の約20〜30%になるまで減圧下で蒸発させた。残渣を30〜35℃でイソプロパノール(38.5mL)で処理し、1時間撹拌し、20〜25℃に冷却し、そして水(0.58g)、及び塩酸水溶液(2.5mL、37重量%、30mmol、1.0eq.)で処理した。生成した懸濁液を、真空下、25〜35℃で、約22mLの体積に到達するまで濃縮し、MTBE(31mL)を25〜35℃で加えた。最終懸濁液を5〜10℃に冷却し、1時間撹拌し、その後、濾過した。フィルタケーキを冷却したMTBE(12mL)で濯ぎ、一定重量になるまで真空下35℃で乾燥し、標題化合物(5.08g)を無色の固体として得た。HPLC純度:99.6%面積。Mp(DSC):T(開始):246.3℃、外挿ピーク:248.8℃(発熱分解を伴う溶融)。HNMR(400MHz,DMSO−d,120°C):δ8.59(bs,2H),7.14−7.48(m,2H),6.54(bs,1H),4.39(dd,1H),4.23(dd,1H),3.85−3.97(m,2H),3.27−3.35(m,1H),3.20−3.27(m,1H),2.80−2.95(m,1H),1.78−1.88(m,2H),1.64−1.78(m,2H),1.40−1.64(m,2H)。MS(EI):m/z=315([M+H]:自由塩基:100%)。C1517xHClの元素分析:計算値:C51.36,H5.17,N7.99,F16.25;実測値:C51.19,H4.89,N7.91,F16.06。
[3,4−ジフルオロ−2−(2−フルオロ−4−ヨード−フェニルアミノ)−フェニル]−((S)−3−ヒドロキシ−3−ピペリジン−2−イル−アゼチジン−1−イル)−メタノンの合成
Figure 0006300042
((S)−3−ヒドロキシ−3−ピペリジン−2−イル−アゼチジン−1−イル)−(2,3,4−トリフルオロ−フェニル)−メタノン・塩酸塩(15.0g、42.8mmol、1.0eq.)及び2−フルオロ−4−ヨード−アニリン(11.1g、47mmol、1.1eq.)のTHF(90ml)溶液に、LiHMDSのTHF(149g、20.7重量%、184mmol、4.3eq.)溶液を、20〜30℃で88分に亘って投与した。撹拌を2時間継続した。 転換を完了した後、混合物を、水(75mL)中の硫酸(12.0g、96重量%、118mmol、2.75 eq.)の混合物に投与し、撹拌を1時間継続した。層を分離させ、有機相を水(60mL)及びトルエン(96mL)の混合物で洗浄した。有機相を真空下で濃縮し、体積を約150mLにした。トルエン(250mL)を加え、残留THFを55℃のジャケット温度、84ミリバールの圧力の蒸留で除去し、その間、トルエン(400mL)の継続した投与により、バッチ体積を一定に保ち、その後生成物の穏やかな沈殿が始まった。その後、 バッチ温度を2時間以内に10℃まで低下し、懸濁液を10℃で終夜撹拌した。生成物を濾過し、ケーキを冷トルエン(150mL)で濯いだ。真空下35℃で、一定重量になるまで終夜乾燥し、標題化合物(20.66g)を無色の生成物として得た。HPLC純度:99.7%面積。MP(DSC):T(開始):166.7℃;外挿ピーク:168.2℃(91.5J/g)。HNMR(600MHz,CDCl):δ8.28−8.48(br,1H),7.39(dd,1H),7.32(ddd,1H),7.09−7.14(m,1H),6.75−6.86(br,1H),6.60(ddd,1H),4.10(d,2H),4.05−4.20(br,1H),3.93−4.04(br,1H),3.09(d,1H),2.70(d,1H),2.56−2.67(br,1H),1.68−1.87(m,1H),1.50−1.64(m,2H),1.25−1.38(m,2H),1.07−1.24(m,1H)。MS(EI):m/z=532([M+H],100%)。C212131の元素分析:計算値:C47.47,H3.98,N7.91,F10.73;実測値:C47.68,H4.00,N7.66,F10.80。
その他の実施態様
前述の開示は、明瞭さと理解を目的に、例示と実施例により、かなり詳細に記載した。発明は様々な具体的及び好ましい実施態様及び技術を参照して記載した。しかし、多くの変更及び改変は、本発明の精神及び範囲内にとどまりながら、実施できることを理解すべきであろう。変化及び改変は添付の特許請求範囲内で実施できることは当業者にとっては明白であろう。しかし、上記の記載は例示を意図し、限界を示すものではないことも理解すべきであろう。
従って、発明の範囲は、上記の記載を参照して決定されるべきでなく、代わりに、そのような特許請求項が権利を有する均等物の全範囲と共に,以下の添付の特許請求範囲を参照して決定されるべきである。
本発明の好ましい実施形態においては、例えば、以下が提供される。
(項1)
式Iの化合物の製造方法であって:
Figure 0006300042

式中:
Aは、場合により、R 、R 、R 、及びR から選択される一つ、二つ、三つ、又は四つの基で置換されるアリーレン又はヘテロアリーレンであり、各々は、水素、ハロ、(C −C )アルキル、ハロ(C −C )アルキル、ヒドロキシ、 (C −C )アルコキシ、及びハロ(C −C )アルコキシから独立して選択され;
Xは、アルキル、ハロ、ハロ(C −C )アルキル、又はハロ(C −C )アルコキシであり;
、R 、R 、及びR は、互いに独立して、水素、(C −C )アルキル、又はハロ(C −C )アルキルであり;
は、水素、ハロ、又は(C −C )アルキルであり;
式Iの化合物を提供するために、式II−1の化合物を、X及びR が上記で定義した通りである式II −1の化合物と接触させることを含み;
ここに、R 10 は、F、Br、Cl、又は−OSO −CF であり、及びR 11 は、H又は保護基である;
前記化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項2)
式II −1の化合物におけるX及びR は、互いに独立して、F、Cl、Br、又はIである、前記請求項1の方法。
(項3)
XがFであり、及びR がIである、前記請求項1又は2のいずれか一つの方法。
(項4)
式II−1の化合物は、式II−2の化合物であり:
Figure 0006300042

式中、R 11 は、H又は保護基であり、及び環Aは、場合により、R 、R 、R 、及びR から選択される一つ、二つ、三つ、又は四つの基で置換され、各々は、ハロ、(C −C )アルキル、ハロ(C −C )アルキル、(C −C )アルコキシ、及びハロ(C −C )アルコキシから独立して選択される、前記請求項1〜3のいずれか1項の方法。


(項5)
式II−2の化合物における環Aが、フェニル又はピリジルである、前記請求項1〜4のいずれか1項の方法。
(項6)
式II−1の化合物が式II−3の化合物であり:
Figure 0006300042

式中、R 11 は、既に定義した通りであり、並びに、R 10 は、F、Cl、Br、I、又はOSO CF であり、並びに、R 12a 及びR 12b は、互いに独立して、F、Cl、Br、I、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである、前記請求項1〜5のいずれか1項の方法。
(項7)
式II−3の化合物におけるR 10 が、F、Cl、Br、又はIであり、並びに、R 12a 及びR 12b は、互いに独立して、F、Cl、Br、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである、前記請求項6の方法。
(項8)
式II−3の化合物におけるR 10 が、Fであり、並びにR 12a 及びR 12b は、互いに独立して、F、Cl、アルキル、又はアルコキシである、前記請求項1〜6のいずれか1項の方法。
(項9)
式II の化合物を式IIの化合物と接触することを含む、式I’の化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項10)
強塩基を更に含む、前記請求項9の方法。
(項11)
強塩基が、ブチルリチウム、t−ブチルリチウム;モノ若しくはビス置換のアルキル又は芳香族アミン、及びシリルアルキル若しくはシリル芳香族アミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩から成るグループから選択される、前記請求項10の方法。
(項12)
強塩基は、ジイソプロピルアミン、ビス(トリメチルシリル)アミン、ジエチルアミン、及びジメチルアミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩から成るグループから選択される、前記請求項10又は11のいずれか1項の方法。
(項13)
強塩基が、好ましくは、ビス(トリメチルシリル)アミンのリチウム、ナトリウム、又はカリウム塩から成るグループから選択される、前記請求項10〜12のいずれか1項の方法。
(項14)
強塩基が、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、又はリチウムジエチルアミドから成るグループから選択される、前記請求項10〜13のいずれか1項の方法。
(項15)
強塩基が、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドである、前記請求項10〜14のいずれか1項の方法。
(項16)
反応がテトラヒドロフランである溶媒の存在下で実施される、前記請求項10〜15のいずれか1項の方法。
(項17)
式IIIの化合物の脱保護化を含む、式IIの化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項18)
脱保護化が不均一遷移金属水素化触媒の存在下でH を使用する水素化、又はMeCN若しくはNa/NH の存在下でクロロギ酸クロロエチルによる処理を含む、前記請求項17の方法。
(項19)
不均一遷移金属水素化触媒が、ラニー触媒、Pd/C、Pd(OH) /C、Pd(OAc) 、Au/TiO 、Rh/C、Ru/Al 、Ir/CaCO 、Pt/C、及び0.4mmol/gのPd(0)(乾燥基準で)を含む、水中で約2nmサイズのパラジウムナノ粒子を45%含む混合物として、ポリ尿素マトリックスでミクロカプセル化したパラジウム(0)(NP−Pd(0);Encat(登録商標)30)、ここで単位重量が水の重量を含み、又はその混合物から成るグループから選択される、前記請求項18の方法。
(項20)
HCl及び酢酸の存在下での、前記請求項18の方法。
(項21)
不均一遷移金属水素化触媒がPd/Cである、前記請求項17〜20の方法。
(項22)
式IV の化合物を式IVの化合物と接触させることを含む、式IIIの化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項23)
無機塩基の存在下での前記請求項22の方法。
(項24)
無機塩基がアルカリ又はアルカリ土類金属の水酸化物、リン酸塩又は炭酸塩である、前記請求項22の方法。
(項25)
無機塩基が、LiOH、NaOH、KOH、CsOH、NH OH、RbOH、Mg(OH) 、Ca(OH) 、Ba(OH) 、Li CO 、Na CO 、K CO 、Cs CO 、(NH CO 、及びK PO から成るグループから選択される、前記請求項22〜24のいずれか1項の方法。
(項26)
無機塩基がK PO 、K CO 、又はKOHである、前記請求項22〜25のいずれか1項の方法。
(項27)
式Vの化合物の脱保護化を含み、ここでPGがアミノ保護基である、式IVの化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項28)
保護基が、FMoc、CBz、又はBOC保護基である前記請求項27の方法。
(項29)
保護基がBOC保護基である、前記請求項26〜28のいずれか1項の方法。
(項30)
式VIの化合物を還元することを含む、ここでPGがアミノ保護基である、式Vの化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項31)
還元剤存在下での、特に前記還元剤がボロヒドリドから成るグループから選択される、前記請求項30に記載の方法。
(項32)
塩基の存在下で式VIIの化合物を式VII の化合物と反応させることを含み、PGがアミノ保護基である、式VIの化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項33)
式Vの化合物の製造方法であって:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VII の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

及び
2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
ことを含む、前記式Vの化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項34)
式IVの化合物の製造方法であって:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VII の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

2)式Vの化合物を提供するため、式VIの化合物をボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で還元する;
Figure 0006300042

及び
3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
ことを含む、前記式IVの化合物の製造方法。
Figure 0006300042

(項35)
式IIIの化合物の製造方法であって:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VII の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
Figure 0006300042

3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
Figure 0006300042

及び
4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IV の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

ことを含む、前記式IIIの化合物の製造方法。
(項36)
式IIの化合物の製造方法であって:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VII の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
Figure 0006300042

3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
Figure 0006300042

4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IV の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

及び
5)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042

ことを含む、前記式IIの化合物の製造方法。
(項37)
式I’の化合物の製造方法であって:
1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VII の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
Figure 0006300042

3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化する;
Figure 0006300042

4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IV の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

5)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042

及び
6)式I’の化合物を提供するために、式IIを化合物を式II の化合物と反応させ
る;
Figure 0006300042

ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
(項38)
式I’の化合物の製造方法であって:
a)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物を水素化すること;
Figure 0006300042

及び
b)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式II の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
(項39)
式I’の化合物の製造方法であって:
a)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IV の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

b)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042

及び
c)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式II の化合物と反応させる:
Figure 0006300042

ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
(項40)
式I’の化合物の製造方法であって:
a)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう;
Figure 0006300042

b)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IV の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

c)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042

及び
d)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式II の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
(項41)
式I’の化合物の製造方法であって:
a)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
Figure 0006300042

b)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
Figure 0006300042

c)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IV の化合物と反応させる;
Figure 0006300042
d)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
Figure 0006300042

及び
e)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式II の化合物と反応させる;
Figure 0006300042

ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
(項42)
Figure 0006300042
Figure 0006300042

である化合物。
(項43)
式Vの化合物であって:
Figure 0006300042

PGがアミノ保護基である、前記請求項42の化合物。
(項44)
式VIの化合物であって:
Figure 0006300042

PGがアミノ保護基である、前記請求項37の化合物。
(項45)
アミノ保護基が、BOCである前記請求項43又は44の化合物。
(項46)
式IV:
Figure 0006300042

である化合物。
(項47)
式III:
Figure 0006300042

である化合物。
(項48)
式II:
Figure 0006300042

である化合物。

Claims (48)

  1. 式Iの化合物の製造方法であって:
    Figure 0006300042
    式中:
    Aは、場合により、R、R、R、及びRから選択される一つ、二つ、三つ、又は四つの基で置換されるアリーレン又はヘテロアリーレンであり、各々は、ハロ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、ヒドロキシ、 (C−C)アルコキシ、及びハロ(C−C)アルコキシから独立して選択され;
    Xは、アルキル、ハロ、ハロ(C−C)アルキル、又はハロ(C−C)アルコキシであり;
    、R、R、及びRは、互いに独立して、水素、(C−C)アルキル、又はハロ(C−C)アルキルであり;
    は、水素、ハロ、又は(C−C)アルキルであり;
    式Iの化合物を提供するために、式II−1の化合物を、X及びRが上記で定義した通りである式II−1の化合物と接触させることを含み;
    ここに、R10は、F、Br、Cl、I、又は−OSO−CFであり、及びR11は、H又は保護基である;
    前記化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  2. 式II−1の化合物におけるX及びRは、互いに独立して、F、Cl、Br、又はIである、前記請求項1の方法。
  3. XがFであり、及びRがIである、前記請求項1又は2のいずれか一つの方法。
  4. 式II−1の化合物は、式II−2の化合物であり:
    Figure 0006300042
    式中、R11は、H又は保護基であり、及び環Aは、場合により、R、R、R、及びRから選択される一つ、二つ、三つ、又は四つの基で置換され、各々は、ハロ、(C−C)アルキル、ハロ(C−C)アルキル、(C−C)アルコキシ、及びハロ(C−C)アルコキシから独立して選択される、前記請求項1〜3のいずれか1項の方法。
  5. 式II−2の化合物における環Aが、フェニル又はピリジルである、前記請求項4の方法。
  6. 式II−1の化合物が式II−3の化合物であり:
    Figure 0006300042
    式中、R11は、既に定義した通りであり、並びに、R10は、F、Cl、Br、I、又はOSOCFであり、並びに、R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、Br、I、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである、前記請求項1〜5のいずれか1項の方法。
  7. 式II−3の化合物におけるR10が、F、Cl、Br、又はIであり、並びに、R12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、Br、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、又はハロアルコキシである、前記請求項6の方法。
  8. 式II−3の化合物におけるR10が、Fであり、並びにR12a及びR12bは、互いに独立して、F、Cl、アルキル、又はアルコキシである、前記請求項6の方法。
  9. 式IIの化合物を式IIの化合物と接触することを含む、式I’の化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  10. 強塩基を更に含む、前記請求項9の方法。
  11. 強塩基が、ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、リチウム、ナトリウム、若しくはカリウムモノ若しくはビス置換のアルキル又は芳香族アミド、及びリチウム、ナトリウム、若しくはカリウムアルキル若しくは芳香族シリルアミドから成るグループから選択される、前記請求項10の方法。
  12. 強塩基は、リチウム、ナトリウム、若しくはカリウムジイソプロピルアミド、ビス(トリメチルシリル)アミド、ジエチルアミド、及びジメチルアミドから成るグループから選択される、前記請求項10又は11のいずれか1項の方法。
  13. 強塩基が、リチウム、ナトリウム、若しくはカリウムビス(トリメチルシリル)アミドから成るグループから選択される、前記請求項10〜12のいずれか1項の方法。
  14. 強塩基が、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリル)アミド、又はリチウムジエチルアミドから成るグループから選択される、前記請求項10〜13のいずれか1項の方法。
  15. 強塩基が、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドである、前記請求項14の方法。
  16. 反応がテトラヒドロフランである溶媒の存在下で実施される、前記請求項14の方法。
  17. 式IIIの化合物の脱保護化を含む、式IIの化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  18. 脱保護化が不均一遷移金属水素化触媒の存在下でHを使用する水素化、又はMeCN若しくはNa/NHの存在下でクロロギ酸クロロエチルによる処理を含む、前記請求項17の方法。
  19. 不均一遷移金属水素化触媒が、ラニー触媒、Pd/C触媒、Pd(OH)/C触媒、Pd(OAc)触媒、Au/TiO触媒、Rh/C触媒、Ru/Al触媒、Ir/CaCO触媒、Pt/C触媒、及び0.4mmol/gのPd(0)(乾燥基準で)を含む、水中で約2nmサイズのパラジウムナノ粒子を45%含む混合物として、ポリ尿素マトリックスでミクロカプセル化したパラジウム(0)触媒(ここで単位重量が水の重量を含む)、又はその混合物から成るグループから選択される、前記請求項18の方法。
  20. HCl及び酢酸の存在下での、前記請求項18の方法。
  21. 不均一遷移金属水素化触媒がPd/Cである、前記請求項19〜20の方法。
  22. 式IVの化合物を式IVの化合物と接触させることを含む、式IIIの化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  23. 無機塩基の存在下での前記請求項22の方法。
  24. 無機塩基がアルカリ又はアルカリ土類金属の水酸化物、リン酸塩又は炭酸塩である、前記請求項23の方法。
  25. 無機塩基が、LiOH、NaOH、KOH、CsOH、NHOH、RbOH、Mg(OH)、Ca(OH)、Ba(OH)、LiCO、NaCO、KCO、CsCO、(NHCO、及びKPOから成るグループから選択される、前記請求項23の方法。
  26. 無機塩基がKPO、KCO、又はKOHである、前記請求項23〜25のいずれか1項の方法。
  27. 式Vの化合物の脱保護化を含み、ここでPGがアミノ保護基である、式IVの化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  28. アミノ保護基が、FMoc、CBz、又はBOC保護基である前記請求項27の方法。
  29. 保護基がBOC保護基である、前記請求項28の方法。
  30. 式VIの化合物を還元することを含む、ここでPGがアミノ保護基である、式Vの化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  31. 還元剤存在下での、前記還元剤がボロヒドリドから成るグループから選択される、前記請求項30に記載の方法。
  32. 塩基の存在下で式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させることを含み、PGがアミノ保護基である、式VIの化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  33. 式Vの化合物の製造方法であって:
    1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    及び
    2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
    ことを含む、前記式Vの化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  34. 式IVの化合物の製造方法であって:
    1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    2)式Vの化合物を提供するため、式VIの化合物をボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で還元する;
    Figure 0006300042
    及び
    3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
    ことを含む、前記式IVの化合物の製造方法。
    Figure 0006300042
  35. 式IIIの化合物の製造方法であって:
    1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
    Figure 0006300042
    3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
    Figure 0006300042
    及び
    4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    ことを含む、前記式IIIの化合物の製造方法。
  36. 式IIの化合物の製造方法であって:
    1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
    Figure 0006300042
    3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
    Figure 0006300042
    4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    及び
    5)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
    Figure 0006300042
    ことを含む、前記式IIの化合物の製造方法。
  37. 式I’の化合物の製造方法であって:
    1)式VIの化合物を提供するために、式VIIの化合物を式VIIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    2)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
    Figure 0006300042
    3)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化する;
    Figure 0006300042
    4)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    5)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
    Figure 0006300042
    及び
    6)式I’の化合物を提供するために、式IIを化合物を式IIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
  38. 式I’の化合物の製造方法であって:
    a)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物を水素化すること;
    Figure 0006300042
    及び
    b)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式IIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
  39. 式I’の化合物の製造方法であって:
    a)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    b)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
    Figure 0006300042
    及び
    c)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式IIの化合物と反応させる:
    Figure 0006300042
    ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
  40. 式I’の化合物の製造方法であって:
    a)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環の脱保護化をおこなう;
    Figure 0006300042
    b)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    c)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
    Figure 0006300042
    及び
    d)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式IIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
  41. 式I’の化合物の製造方法であって:
    a)式Vの化合物を提供するために、ボロヒドリドから成るグループから選択される還元剤で式VIの化合物を還元する;
    Figure 0006300042
    b)式IVの化合物を提供するために、式Vの化合物のアゼチジニル環を脱保護化する;
    Figure 0006300042
    c)式IIIの化合物を提供するために、式IVの化合物を式IVの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    d)式IIの化合物を提供するために、式IIIの化合物の水素化をおこなう;
    Figure 0006300042
    及び
    e)式I’の化合物を提供するために、式IIの化合物を式IIの化合物と反応させる;
    Figure 0006300042
    ことを含む、前記式I’の化合物の製造方法。
  42. Figure 0006300042
    (式中、PGは、FMoc、CBz、及びBOCからなる群から選択されるアミノ保護基である);
    Figure 0006300042

    (式中、PGは、FMoc、CBz、及びBOCからなる群から選択されるアミノ保護基である);
    Figure 0006300042

    ;又は、
    Figure 0006300042

    である化合物。
  43. 式Vの化合物であって:
    Figure 0006300042
    PGが、FMoc、CBz、及びBOCからなる群から選択されるアミノ保護基である、前記請求項42の化合物。
  44. の化合物であって:
    Figure 0006300042
    PGが、FMoc、CBz、及びBOCからなる群から選択されるアミノ保護基である、前記請求項42の化合物。
  45. アミノ保護基が、BOCである前記請求項43又は44の化合物。
  46. 式IV:
    Figure 0006300042
    である化合物。
  47. 式III:
    Figure 0006300042
    である化合物。
  48. 式II:
    Figure 0006300042
    である化合物。
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