JP6296336B2 - 用紙処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成後等の用紙に処理を施す用紙処理装置、およびこの用紙処理装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置により画像が形成された用紙に対して、綴じ(ステープル)、穴あけ(パンチ)、丁合い(ソート)、製本、折り等の後処理をおこなう用紙処理装置を画像形成装置に内蔵または外付けしたものが知られている。このような用紙処理装置による後処理において、綴じ処理や、丁合い処理などの際に、複数枚の用紙を所定の積載トレイに揃えた状態で積載する必要がある。
特許文献1には、複数の用紙を積載して整合した後にステープルをおこなうステープルトレイを有する用紙処理装置が記載されている。この用紙処理装置では、画像が形成された用紙が1枚づつ導入搬送路から導入される。導入搬送路の下流には搬送ローラが設けられており、用紙は搬送ローラにより、導入搬送路よりも下方に位置し、導入搬送路側が水平方向に対して下方となるよう緩傾斜して設置されたステープルトレイ上に落下するよう搬送される。ステープルトレイは、用紙後端を突き当てて揃えるための後端基準フェンスと、後端基準フェンスを基準に搬送方向の揃えを行うための叩きコロ、ジョガーフェンス、綴じ手段等を有している。搬送ローラによりステープルトレイ上に排出された用紙の上面に叩きコロを当接させながら揺動させることで、用紙の搬送方向を搬送ローラによる搬送方向と逆方向に切り換えて、用紙の搬送方向後端を傾斜の下方となる後端フェンスに突き当てて縦揃えを行う。次いで、用紙の幅方向端部にジョガーフェンスを突き当てて横揃えを行う。このような動作を繰り返して所定枚数の用紙が揃った状態で積載されたら、綴じ手段がシートの後端の所定位置に移動して綴じ処理をおこなう。
特許文献2には、用紙の先端を把持するグリッパなどの用紙把持手段を表面に有する無端状のベルト部材を備え、ベルト部材の下面側でグリッパにより用紙の先端を把持しつつ、ベルト部材が表面移動することで用紙を搬送する用紙処理装置が記載されている。この用紙処理装置のベルト部材による用紙搬送経路には、用紙の先端が当接して用紙をグリッパから解放させる先端ストッパ手段を有している。ベルト部材を表面移動させたまま、グリッパに把持されている用紙の先端を先端ストッパ手段に衝突させることで、用紙がグリッパから抜き取られて下方の積載トレイ上に落下する。これにより、用紙先端の位置が揃った状態で積載トレイ上に用紙が積載される。
特許文献1の用紙処理装置では、搬送ローラにより用紙を下方の水平方向に緩傾斜したステープルトレイ内に排出し、用紙の上面を叩きコロにより叩くことで用紙を排出された方向とは逆方向に移動させて緩傾斜の下方となる後端基準フェンスに突き当てて揃える。この構成では、用紙が搬送ローラから離れてステープルトレイ内に排出されるまで用紙がフリーな状態で移動するため、その時間の管理が難しい。このため、フリーな状態の用紙の挙動に応じ、余裕を見込んで叩きコロを動作させる必要があり、生産性が落ちてしまうという問題がある。また、用紙をフリーな状態にすると、その間の用紙の姿勢をコントロールできず、揃え精度に影響を及ぼしてしまう場合もある。さらに、超薄紙(25g/m紙)では、後端基準フェンスに突き当てる際、用紙が撓んでしまい揃えられないという問題があった。
一方、特許文献2の用紙処理装置のように、用紙を用紙把持手段により把持して移動させ、所定の位置で用紙を解放することにより用紙を揃える構成では、揃える位置まで用紙がフリーな状態で移動することが無い。このため、用紙を揃える位置までの時間の管理が容易である。また、紙種によらず用紙を揃えることができる。
しかし、特許文献2の用紙処理装置では、グリッパに把持されてベルト部材の表面移動により搬送されている用紙の先端を先端ストッパ手段に衝突させて、グリッパから用紙を引き抜くことで用紙を解放している。この構成では、用紙先端部に係る負荷が大きく、薄紙や超薄紙(25g/m紙)では、用紙先端部にダメージが発生してしまうという問題があった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、揃える位置までの時間管理が容易であり、且つ、用紙にダメージを与えることなく、用紙を積載トレイの所定の位置に揃えた状態で積載することのできる用紙処理装置および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、該用紙搬送手段により搬送された用紙の端部を把持して移動する用紙把持手段と、複数枚の用紙を重ねて積載可能な積載トレイとを備え、該積載トレイ上で該用紙が該用紙把持手段から解放されることで該積載トレイに該用紙を積載する用紙処理装置において、上記積載トレイの所定の位置に、該用紙の搬送方向後端部が移動してきたことを検知する用紙検知手段と、上記積載トレイ上の用紙を押さえる用紙押さえ手段とを備え、該用紙検知手段により上記用紙把持手段に把持された該用紙の搬送方向後端部が移動してきたことを検知した際、該用紙把持手段を停止させ、該用紙押さえ手段により該用紙を押さえた後に、該用紙把持手段による該用紙の把持を解除するよう制御する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、揃える位置までの時間管理が容易であり、且つ、用紙にダメージを与えることなく、用紙を積載トレイの所定の位置に揃えた状態で積載することができるという優れた効果がある。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 本実施形態に係る用紙処理装置の概略構成図。 用紙処理装置のプレスタック動作の説明図。 実施例1に係るクランプユニットの動作を説明する模式図。 実施例1に係るクランプユニットの動作を説明する模式図。 クランプユニットの概略構成図。 クランプの拡大構成図であり、(a)はクランプ閉時、(b)はクランプ開時を示す。 実施例2に係る用紙押さえ手段の構成及び動作説明のための模式図。 実施例2に係る用紙押さえ手段の押さえ部材の内部構成を示す断面図。 実施例3に係る用紙押さえ手段の概略構成図であり、(a)は斜視図、(b)は上面図。 実施例3に係る用紙押さえ手段の動作説明のための模式図。 実施例4に係る用紙移動手段の動作説明のための模式図。 実施例5に係る用紙移動手段の動作説明のための模式図。 実施例6に係る用紙押さえ手段の概略構成図であり、(a)は上面図、(b)は断面図。 実施例6に係る用紙押さえ手段の動作説明のための模式図。 実施例6に係る用紙押さえ手段の押さえコロによる、用紙押さえ動作の制御フロー図。 実施例7に係る用紙押さえ手段の動作説明のための模式図。 実施例7に係る用紙押さえ手段の押さえコロの回転動作の制御フロー図。 実施例8に係る用紙押さえ手段の用紙サイズ毎の押さえ位置の説明図であり、(a)は小サイズ、(b)は中サイズ、(b)は大サイズの説明図。 実施例8に係る用紙押さえ手段の押さえコロの、用紙サイズに合わせた移動動作の制御フロー図。
以下、本発明の一実施形態について、画像形成装置である複写機に設けた用紙処理装置に適用した例について説明する。
図1は、本実施形態に係る用紙処理装置200と、この用紙処理装置200に画像形成後のシート材である用紙Pを供給する複写機またはプリンタ等の画像形成部100とからなる画像形成装置の概略構成図である。
本実施形態の画像形成部100は、特に図示しないが、画像処理回路、感光体、光書き込み装置、現像装置、転写装置及び定着装置を備えている。
画像処理回路は、画像形成部100が複写機である場合のスキャナ部で読み取った画像データやパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像データを印字可能な画像データに変換し、変換した画像データを光書き込み装置に出力する。
光書き込み装置は、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行い感光体の表面に静電潜像を形成する。
現像装置は、光書き込みにより感光体の表面に形成された静電潜像をトナー現像する。転写装置は、現像装置によって顕像化された感光体の表面上のトナー像を用紙Pに転写する。定着装置は、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着する。
用紙処理装置200は画像形成部100の図中左側に取り付けられており、画像形成部100から排出されてきた画像形成済みの用紙Pを受け入れて、綴じ処理等の所定の後処理を用紙Pに対して施すものである。
図2は、本実施形態に係る用紙処理装置の概略構成図である。用紙処理装置200内には画像形成部100から用紙Pを受け入れて搬送する導入搬送路1が形成されている。また、導入搬送路1から分岐した3つの経路、すなわち、プルーフトレイ6へ向かう上搬送路2、シフト処理や端綴じ処理を行うストレート搬送路3、及び、中綴じ・折り処理を行う下搬送路4などが装置内に形成されている。
また、用紙処理装置200には、CPUやメモリーなどからなり、用紙処理装置200内の各種部材の動作制御などを行う図示しない制御部が設けられている。
導入搬送路1には入口センサ13が配置されており、用紙Pが用紙処理装置200内へ搬入されたことを入口センサ13によって検知する。入口センサ13よりも用紙搬送方向下流側には入口ローラ対10が設けられており、その入口ローラ対10よりも用紙搬送方向下流には用紙に孔をあける用紙穿孔ユニットBが配置されている。
さらに、導入搬送路1の用紙穿孔ユニットBよりも用紙搬送方向下流側には、搬送ローラ対11、分岐爪7及び分岐爪8が設けられている。分岐爪7や分岐爪8を回動させることにより搬送ローラ対11によって搬送される用紙Pの搬送方向を、導入搬送路1から上搬送路2、ストレート搬送路3または下搬送路4の何れかに切り換える。
ストレート搬送路3には、シフト機構を有する搬送ローラ対12が設けられている。また、ストレート搬送路3の最下流部(図2中左端部)には、排紙ローラ26、従動ローラ27、排紙センサ28、排紙ガイド32等が設けられており、装置外側の排紙トレイ5へと用紙Pを排出する排出部となっている。
排紙ローラ26は、排紙ローラ26に対し接離可能な従動ローラ27とで、ストレート搬送路3の用紙を挟持して排紙トレイ5に排出可能な対構造となっている。この対構造は、従動ローラ27を支持する排紙ガイド32を変位させることにより、用紙Pを挟持して排出可能な閉状態と、用紙Pを挟持しない開状態とを選択的に取り得るようになっている。
また、排出口近傍の排紙トレイ5上方には、排紙トレイ5の高さを制御するための検知手段としてのフィラー40が設けられている。フィラー40は、先端が排紙トレイ5にスタックされた用紙の上面に中央位置付近で接するよう回動自在で、根元付近には先端の高さ位置が一定以上になったことを検知する上面検知センサ(不図示)を備えている。これにより、排紙トレイ5にスタックされた用紙Pの紙面高さが一定以上になったことを検知できる。
排紙トレイ5上への用紙の積載枚数の増大により用紙高さが上昇して上面検知センサ(不図示)がオンすると、図示しない制御部が排紙トレイ5を上下動させる駆動手段(不図示)を制御して排紙トレイ5を下降させる。排紙トレイ5が下降し上面検知センサがオフすると排紙トレイ5の下降を停止する。排紙口から排紙トレイ5の用紙積載部までの距離を一定に保つことにより、排紙される用紙と排紙トレイ5の接触角度を一定にする。これにより、排紙トレイ5に積載される用紙の揃え品質を安定させることができる。この動作を繰り返し、排紙トレイ5が規定のトレイ満杯高さまで達すると、用紙処理装置200から画像形成部100に停止信号を出し、システムの画像形成動作を停止させる。
また、ストレート搬送路3には、搬送ローラ対12よりも下方に位置したステープルトレイ21と、用紙Pの後端を把持してステープルトレイ21の所定の位置まで搬送するクランプユニット400を備えている。クランプユニット400は、用紙把持手段としてのクランプ401、クランプ401の移動経路をガイドする無端状のクランプガイド402、クランプを移動させる駆動手段(不図示)を備えている。また、ステープルトレイ21の所定の位置までクランプによって把持された状態の用紙後端が搬送されてきたことを検知する用紙センサ25を備えている。
ステープルトレイ21は、搬送された用紙を複数枚重ねて用紙束として積載して綴じ処理を行う用紙トレイである。ステープルトレイ21には、ジョガーフェンス22,23、ステープラ50、後端フェンス24などが配置されている。ジョガーフェンス22,23は、用紙面と直交する方向に進退して、ステープルトレイ21上に積載された複数枚の用紙の幅方向の位置揃えを行うものである。ステープラ50は、紙面と直交する方向へ進退可能に設けられており、ステープルトレイ21上に積載された用紙束の下縁部の適所を綴じる綴じ手段である。後端フェンス24は、ステープルトレイ21の奥側(ステープラ50側)に設けられており、用紙Pがステープルトレイ21の奥側への飛び出すことを規制するものである。また、綴じられた用紙束を排出するための放出爪29が、タイミングベルト30により移動可能に設けられている。
下搬送路4には、搬送ローラ対61,62や中綴じステープラ51が配置されている。下搬送路4では、搬送ローラ対61,62により用紙を中綴じ位置まで搬送し中綴じステープラ51によって用紙の中央に綴じ処理を行い、中綴じされた用紙を搬送ローラ対62,63によって下搬送路4の下端に設けられたストッパ64に向けて搬送する。このように搬送された用紙はストッパ64に突き当たることで下搬送路4内に一時的にスタックさせる。そして、紙折り部の紙折りブレード71や紙折り板72により中折りされた用紙を排紙ローラ対73によって中綴じトレイ9に放出する。
下搬送路4への用紙の搬送は、導入搬送路1を通過し、用紙先端を先端検知センサ14(図3参照)で検知し、用紙後端が導入搬送路1から下搬送路4への分岐部を通過する時間を待って、分岐爪8の位置を切り換える。そして、搬送ローラ対12を逆回転し用紙をスイッチバックさせて用紙を下搬送路4へと搬送する。
ここで、用紙処理装置200では、ステープルトレイ21にスタックされた用紙束に対して端綴じステープル処理が行われている間は、次の用紙Pをステープルトレイ21に受け入れることはできない。そのため、端綴じステープル処理が行われている間に新たな用紙Pをステープルトレイ21に供給しないように、画像形成部100から用紙処理装置200への用紙Pの受け渡しを停止すると生産性が低下する。そこで、用紙処理装置200では、生産性を維持しつつ端綴じステープル処理にかかる時間を稼ぐために、用紙Pを一時的に下搬送路4に滞留させる。その後に複数枚の用紙Pを同時にステープルトレイ21へ搬送させて実質的な時間を稼ぐ、いわゆるプレスタック処理を行う。
図3はプレスタック動作の説明図であり、下搬送路4が端綴じステープル処理時のプレスタック経路として兼用される。プレスタック時は、1枚目の用紙を搬送ローラ対11,12で搬送する(図3(a))。用紙先端を先端検知センサ14で検知し用紙後端が導入搬送路1から下搬送路4への分岐部を通過する時間を待って用紙後端が分岐爪8の位置まで搬送されると(図3(b))、分岐爪8の位置が切り換わる。分岐爪8の位置が切り換わると搬送ローラ対12が逆回転し、ストレート搬送路3から下搬送路4へと用紙Pをスイッチバックさせる。スイッチバックした用紙Pは、搬送ローラ対61によって用紙先端が搬送ローラ対12を抜ける位置まで下搬送路4内を搬送される(図3(c))。
用紙先端が搬送ローラ対12から抜けてスイッチバックが完了すると搬送ローラ対61が停止し用紙Pを下搬送路4内にプレスタックする。とともに、画像形成部100から用紙処理装置200の導入搬送路1に受け入れた2枚目の用紙を搬送ローラ対11,12で搬送する(図3(d))。
そして、2枚目の用紙先端を先端検知センサ14で検知し一定量搬送すると、搬送ローラ対61を逆回転させて下搬送路4内にプレスタックされた1枚目の用紙をストレート搬送路3に向けて送り出す(図3(e))。そして、1枚目の用紙と2枚目の用紙とを重ね合わせて、クランプユニット400によりストレート搬送路3のステープルトレイ21に向けて搬送する(図3(f))。
本実施形態の用紙処理装置200では、ストレート搬送路3を用いるシフトモード、ステープルモード、ストレートモードを有している。用紙後端が搬送ローラ対11を通過後のストレート搬送路3における動作は、シフトモード、ステープルモード、ストレートモードでそれぞれ異なる。以下各モードについて説明する。
<シフトモード>
シフトモードは、用紙に対し綴じ処理を行うことなく、排紙トレイ5上にて画像形成装置側面(図2 A視)から見て左右に所定枚数毎に用紙を仕分けするモードである。シフトモードでは、用紙はストレート搬送路3に配置されたシフト機構を有する搬送ローラ対12により搬送される。搬送ローラ対12は、図示しない駆動手段により、搬送中に搬送方向と直角方向に一定量移動することによって用紙はストレート搬送路3上で一定量シフトする。用紙先端が排紙ローラ26と従動ローラ27とに到達する前は、排紙ガイド32が開状態となっている。シフト動作が完了した後、排紙ガイド32を閉状態に変位させて排紙ローラ26と従動ローラ27とにより用紙を挟持して排紙し、排紙トレイ5に順次スタックする。このような動作により、排紙トレイ5に積載されたとき、所定枚数毎に排紙位置が交互にずれて、用紙の仕分けが行われる。
排紙トレイ5の用紙処理装置200本体部への取り付け部には、排紙トレイ5上に積載された用紙を押さえるための用紙押さえ部材31が配置されている。この用紙押さえ部材31は、図示しないソレノイドのON/OFFにより用紙押さえ解除動作と用紙押さえ動作とを選択的に取り得るようになっている。すなわち、用紙の搬送にあわせてソレノイドをONして用紙押さえ部材31の押圧動作を解除し、用紙が排紙ローラ26と従動ローラ27を通過したらソレノイドをOFFして用紙押さえを行う。
<ステープルモード>
ステープルモードは、用紙を排紙する際に所定枚数毎にステープラによって綴じて、排紙するモードである。ステープルモードでは、ストレート搬送路3に搬送されてきた用紙は用紙後端が搬送ローラ対12を通過する前にクランプ401により用紙後端を把持されて、用紙搬送手段が搬送ローラ対12からクランプユニット400に受け渡される。クランプ401は用紙を把持してクランプガイド402に沿って移動することで、用紙を押し出して、下方のステープルトレイ21上に移動させる。そして、把持した用紙後端が所定に位置まで移動するとクランプ401による把持を解放して、用紙をステープルトレイ21上の所定の位置に積載する。これにより、ステープルトレイ21上で搬送方向位置(縦方向位置)が揃えられる。
ステープルトレイ21の所定位置へ積載された用紙はジョガーフェンス22,23よって幅方向位置を揃えられる。ジョガーフェンス22,23はステープルトレイ21に固定された図示しないガイド軸に挿入され、タイミングベルトを介してステッピングモータに連結され、ステッピングモータの正逆回転駆動により直線往復移動する。また、ジョガーフェンス22,23は、それぞれ独立した駆動が可能である。また、ステープルトレイ21にはジョガーフェンス22,23の待機位置を検出するホームセンサ(不図示)が設けられている。
揃えられた用紙束は、ステープラ50が紙面と直交する方向(用紙の幅方向)に移動して用紙束の下縁部の適所をステープルすることにより用紙束の端が端綴じられる。端綴じされた用紙は、タイミングベルト30に連結されたのステッピングモータ(不図示)を駆動することで、放出爪29を周回移動させて用紙束後端を押し出し、用紙束を排紙トレイ5上に排紙する。
用紙束の排紙中に図示しないソレノイドをONして用紙押さえ部材31を解除し、排紙トレイ5を一定量下降させる。また、用紙束後端が排紙センサ28を通過したタイミングで排紙ガイド32を上昇させ、次用紙の受け入れに備える。と同時に、ソレノイドをOFFして用紙押さえ部材31による用紙押さえを行う。
<ストレートモード>
ストレートモードでは、画像形成部100から受け入れた用紙に後処理なしに排紙トレイ5へ排出するモードである。ストレートモードでは、クランプユニット400は使用しない。用紙は、搬送ローラ対12、排紙ローラ26で搬送され、排紙トレイ5へ直接排紙される。
次に、本実施形態の特徴部であるクランプユニット400について実施例1に基づき説明する。
<実施例1>
図4、5は、実施例1に係るクランプユニット400の動作を説明する模式図である。用紙Pのストレート搬送路3への搬入時は、クランプ401は搬送経路の妨げにならない位置で開いた状態で待機している(図4(a))。用紙Pの用紙先端が搬送ローラ対12を通過すると、クランプ401はクランプガイド402に沿って搬送面に移動し、用紙後端を把持する(図4(b))。このとき、搬送ローラ対12は圧解除を行い、用紙Pの搬送手段を搬送ローラからクランプ401へと受け渡す。用紙後端を把持したクランプ401は、クランプガイド402に沿って移動し、クランプ401で把持された用紙Pはステープルトレイ21上へ移動する(図4(c))。
クランプ401で把持している用紙後端(クランプ401による搬送方向としては先端)がステープルトレイ21の上側に設けた用紙センサ25まで搬送して用紙センサ25に検知されると、クランプ401を停止する(図5(a))。クランプ401を停止した状態で、クランプ401による把持を解除する(図5(b))。把持解除後、クランプ401はクランプガイド402に沿って移動し、ステープルトレイ21上から退避する。これにより、用紙Pがステープルトレイ21上に積載される(図5(c))。クランプ401はクランプガイド402に沿って移動し、図4(a))の状態に戻る。
実施例1では、用紙センサ25は、用紙センサ25による用紙後端検知位置がステープルトレイ21上の後端フェンス24の用紙揃え面に一致するよう、用紙センサ25を配置している。これにより、用紙センサ25により用紙後端を検知して、クランプ401を解除することで、用紙Pは後端フェンス24に揃った状態で積載される。なお、用紙Pをクランプ401で把持する位置が異なる場合や、クランプ401で把持している用紙Pが搬送中にクランプ401内でずれる場合がある。このような場合においても、用紙センサ25にて用紙後端を検知してクランプ401を解除することで、用紙Pは常に同じ、後端フェンス24の用紙揃え面位置で解放されるため、用紙Pを搬送方向に揃って積載することができる。
図6は、クランプユニット400の構成図である。クランプユニット400は、二つのクランプ401a,401bを備えている。クランプ401a,401bが無端状のクランプガイド402に沿って移動することで、上下左右の移動を行う。クランプ401a、401bは案内部材403a、403bを有している。図示していない駆動源が回転することにより、リンク405がリンク回転中心404を支点として回転することでリンク405内を案内部材403a、403bが移動する。これにより、クランプ401a,401bが移動する。
図7は、クランプの拡大構成図であり、(a)はクランプ閉時(用紙把持時)、(b)はクランプ開時(把持解除時)を示す。なお、クランプ401a、401bは同様の構成であるため、添え字を省略して説明する。
クランプ401はベース501、突き当て部502、開閉部503とで主に構成されており。開閉部503が閉まっている場合は、トーションスプリング504によって用紙を把持できる圧がかかるようになっている。また、開閉部503を開く場合には、ベース501に備わっているソレノイド505で開閉部503の後端部を押すことで、回転中心506を支点として開閉部503を回転させる。
<実施例2>
実施例2は、実施例1のクランプユニット400において、ステープルトレイ21に積載する用紙を、上方から押さえる用紙押さえ手段700を備えたものである。
図8は、実施例2に係る用紙押さえ手段700の構成及び動作説明のための模式図である。用紙押さえ手段700は、固定された筒状のケース部材700aの内側をスライドする押さえ部材701、押さえ部材701を用紙側に付勢するための圧縮スプリング702、圧縮スプリング702に連結されたカム703等を有している。図8(a)は、押さえ部材701は上方に持ち上げられており、押さえ部材701のホームポジションを示している。図8(b)〜(d)は、図示しない側板外側にて、図示しないホームポジションセンサ、回転プーリ、回転モータによりカム703を回転させて、押さえ部材701により用紙を押さえた押圧状態を示している。図9に示すように、押さえ部材701は、上ケース701a、下ケース701bの2分割で内部に圧縮スプリング701cを設けており、圧縮スプリング701cにより押さえ時の用紙束の厚さに対応する伸縮可能な構成になっている。
用紙押さえ手段700の動作を説明する。クランプ401で把持された用紙後端(クランプ401による搬送方向としては先端)を、用紙押さえ手段700の上流側に設けた用紙センサ705で検知すると、押さえ部材701はホームポジション位置で待機する(図8(a))。用紙センサ25がクランプ401で把持された用紙後端を検知してクランプ401が停止すると、押さえ部材701を押圧状態とする(図8(b))。一定時間後、クランプ401を解除すると用紙は、整合位置で解放される(図8(c))。クランプ401は用紙整合位置から退避する(図8(d))。図8(b)〜(d)の動作で押さえ部材701が押圧状態とすることで、用紙束は整合状態を維持することができる、整合精度を向上することができる。
なお、図8では、後端フェンス24は設けていないが、整合したい位置に設けた用紙センサ25にて用紙後端を検知してクランプ401を停止させ、用紙を押圧状態に保ってクランプ401の把持解除を行うため、用紙の位置に応じて正確に用紙が解放される。このため、良好な整合が行われる。
<実施例3>
実施例3は、実施例2のクランプユニット400において、用紙押さえ手段の構成が異なるものである。実施例3の用紙押さえ手段は、押さえ部材としてパドルなどの可撓性回転部材800を用いている。図10は、実施例3の用紙押さえ手段としての可撓性回転部材800の概略構成を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は上面図である。可撓性回転部材800は、軸803に取り付けられたホルダ801の周面に弾性体であるゴム板802を有している。軸803がプーリ804、ベルト805を介して駆動源806により回転することで、ゴム板802が回転して、用紙後端に接触して押さえる。これにより、用紙をステープルトレイ21内に留める。ゴム板802は弾性体であるため、揃え時の用紙束の厚さに対応可能となっている。また、ホルダ801には検知板807を有しており、センサ808で可撓性回転部材800の位置を検出する。
図11は、実施例3に係る用紙押さえ手段である可撓性回転部材800の動作説明図である。用紙Pがステープルトレイ21に搬入前にはゴム板802が用紙束上から退避できる位置で待機している(図11(a))。用紙センサ25がクランプ401で把持された用紙後端を検知してクランプ401が停止すると、軸803が回転しゴム板802で用紙Pを押さえた押圧状態とする。この後、クランプ401は把持解除を行い、用紙Pを解放する(図8(b))。なお、実施例3では、後端フェンス24をステープルトレイ21の端部に備え、用紙センサ25の用紙検知位置を後端フェンス24の用紙揃え面に一致するよう用紙センサ25を配置している。後端フェンス24は、この位置にて用紙Pがステープルトレイ21から飛び出さないように規制している。用紙を解放したクランプ401は、用紙整合位置から退避していく。このとき、ゴム板802は用紙を押さえている状態であるため、用紙束P’は整合状態を維持することができる(図11(c))。
<実施例4>
実施例4は、実施例3と同様の可撓性回転部材800、後端フェンス24を備えた構成である。実施例4では、用紙センサ25で用紙後端を検知した際、クランプ401を停止させずに移動した状態のまま、把持を解除することで、生産性を向上させるものである。しかしながら、クランプ401を移動させながらクランプ401を解除して用紙Pをステープルトレイ21上に積載すると、用紙Pは慣性力により解除した位置よりもクランプの移動方向にずれる。このため、ずれ分を予測して所定距離はなれた位置で用紙後端を検知するよう、用紙センサ25を配置する。しかし、この方法は、クランプ401を停止させて解除する構成に比べて、積載位置のバラツキが大きくなる。バラツキを補正して用紙整合位置に揃えるために、用紙整合位置である後端フェンス24の用紙揃え面まで用紙後端を運ぶ機構として、可撓性回転部材800を用いている。
図12は、実施例4に係る用紙移動手段としての可撓性回転部材800の動作説明のための模式図である。上述のように、用紙センサ25は、慣性力による用紙のずれ分を考慮して、用紙整合位置となる後端フェンス24の用紙揃え面から一定距離離れて配置されている。クランプ401に把持されてステープルトレイ21に搬送されてきた用紙Pの用紙後端を用紙センサ25が検知する(図12(a))。用紙センサ25が用紙後端を検知すると、クランプ401は把持解除を行い用紙を解放し、動きを止めることなくステープルトレイ21上から退避する、と同時に、可撓性回転部材800を回転させる(図12(b))。可撓性回転部材800を回転させることで、解放された用紙Pの用紙後端を後端フェンス24まで運ぶ(図12(c))。なお、図12に示すように、可撓性回転部材のゴム板802は複数箇所設けても良い。
<実施例5>
実施例5は、実施例4と同様にクランプ401を停止させずに移動した状態のまま、把持を解除することで、生産性を向上させるものである。実施例5では、積載位置のバラツキを補正して用紙整合位置に揃えるため、用紙移動手段として、クランプ401が把持した用紙後端とは反対側の用紙先端を押す用紙先端押し手段900を用いている。
図13は、実施例5に係る用紙先端押し手段900の構成及び動作説明のための模式図である。用紙先端押し手段900は、押し部材901、タイミングベルト902、プーリ903等を備えている。タイミングベルト902は、プーリ903に這いまわされおり、押し部材901はタイミングベルト902と垂直をたもつためにベルトに面で取り付けられている。プーリ903は、図示しないモータにより回転可能となっている。ステープルトレイ21は、押し部材901と干渉しないように溝もしくは穴が有している。押し部材901はタイミングベルト902の回転に伴いステープルトレイ21上を、垂直をたもったままスライド可能な構成となっている。なお、図13では、タイミングベルト902とプーリ903とを、ステープルトレイ21の上方に設けているが、ステープルトレイ21の下側に配置し、下側から押し部材901を突き出す構成としても良い。また、駆動手段としては、タイミングベルト902とプーリ903とを用いた構成に限らず、ラックとピニオンによる構成などでも良い。
クランプ401に把持されてステープルトレイ21に搬送されてきた用紙Pの用紙後端を、後端フェンス24の用紙揃え面から一定距離離れて配置され用紙センサ25で検知する(図13(a))。用紙センサ25が用紙後端を検知すると、クランプ401は把持解除を行い用紙を解放し、動きを止めることなくステープルトレイ21上から退避する。クランプ401に追従するように押し部材901を移動させて、用紙先端を押す(図13(b))。押し部材901に押されることで、用紙Pの用紙後端は後端フェンス24に揃えられる(図13(c))。このときの押し部材901の移動量は用紙のサイズによって決められたものである。このため、押し部材901の移動により用紙を押して揃える際、後端フェンス24の用紙揃え面よりも用紙Pを押し込むことはなく、用紙にダメージを与えない。
次いで、押し部材901を逆方向に移動させて、押し部材901を用紙束の先端側から退避させる(図13(d))。これにより、続いてクランプ401に把持された搬送されてくる用紙との衝突を避ける。押し部材901が退避する移動量は用紙のサイズによって異なる(図13(e))。すべての用紙を揃えた後、ステープル処理を行う。用紙束を排紙する際には、押し部材901は用紙束の排紙口をあける位置まで退避する(図13(f))。
<実施例6>
実施例6は、実施例2のクランプユニット400において、用紙押さえ手段の構成に係る点が異なるものである。実施例6の用紙押さえ手段は、押さえ部材として回転自在な押さえコロ851を有したコロ回動機構850からなる。そして、用紙P先端をクランプ401で把持した状態で用紙P上面から回転自由な押さえコロ851を当てて、用紙Pを引き伸ばし撓みを解消しながら搬送し、後端フェンス24に突き当てることで用紙P全体を揃えて積載する構成になっている。
図14は、実施例6に係る用紙押さえ手段の概略構成図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。図15は、実施例6に係る用紙押さえ手段の動作説明のための模式図である。
図14(a)、(b)に示すように、実施例6の用紙押さえ手段であるコロ回動機構850は、上下に昇降可能な押さえコロ851を有している。そして、後端フェンス24で用紙束P’又は一時積載トレイとして機能するステープルトレイ21上に、クランプ401で搬送されて揃えられる用紙Pの用紙先端近傍に、押さえコロ851が接離可能なように構成されている。
具体的には、2つの押さえコロ851が、クランプ401で把持された状態で搬送される用紙Pの搬送方向に直交するコロ回転軸852に回転自在に支持されている。コロ回転軸852の長さ方向略中央を一端側に保持したコロ回動アーム853は、他端側を支点にして2の押さえコロ851を、クランプ401で把持された状態で搬送されている用紙Pに押し付けたり、用紙Pから離間したりするように回動する。このコロ回動アーム853がソレノイド(不図示)のオン/オフにより回動することで、一端側に保持された回転自在な押さえコロ851が上下に昇降することになる。
そして、図15(a)に示すように、クランプ401で把持された用紙Pの、後端フェンス24に向けて搬送されるとき(搬送が開始されるとき)には、押さえコロ851は上方に退避(離間)した状態にある。そして、図15(b)に示すように、クランプ401が押さえコロ851を通過したことを不図示のセンサで検知し、回転自由な押さえコロ851をコロ回動機構850により回動させて、搬送されている用紙Pの上面に当てて負荷をかけ始めた状態になる。その後、図15(C)に示すように、クランプ401で搬送されている用紙Pに、押さえコロ851で負荷をかけることにより搬送方向逆向きの力が作用させ、用紙Pを引き伸ばして用紙Pの撓みを解消しながら、用紙Pを搬送する状態になる。その後、図15(c)に示す状態を維持したまま用紙Pを搬送し、クランプ401で把持された用紙Pの用紙後端が、図15(d)のように後端フェンス24に到達した状態になる。
そして、用紙センサ25により、用紙Pの用紙後端が後端フェンス24に到達したことを検知すると、図15(e)に示すように、クランプ401は把持解除を行い用紙を解放し、動きを止めることなくステープルトレイ21上から退避する。また、同時に押さえコロ851も用紙Pから退避(離間)させる。その後、図15(f)に示すように、後端フェンス24に沿って用紙Pが用紙束P’に落下し積載される状態になる。
この実施例6の用紙押させ手段では、上記したように、クランプ401で用紙Pの後端が把持された状態で搬送されながら、押さえコロ851による搬送方向逆向きの力が作用することで、撓みを解消しながら用紙Pのが搬送される。また、用紙Pが搬送方向に対し引き伸ばされる方向の力を受けながら後端フェンス24に突き当てられる。このため、用紙Pの後端が揃えられると同時に、用紙Pの全体が揃えられ、その瞬間にクランプ401が用紙Pの把持を解除し退避することで、後端フェンス24に沿って用紙Pを用紙束P’に落下させ、精度良く用紙Pを積載させることができる。
上記した用紙押さえ手段(コロ回動機構850)の制御部による動作制御について、図16の制御フロー図を用いて、さらに詳しく説明する。
図16の制御フロー図に示すように、用紙Pは、クランプユニット400のクランプ401で、その後端を把持され、後端フェンス24に向けて搬送される(S101)。その後、クランプ401が押さえコロ851を通過したか否かの判断を行う(S102)。
そして、クランプ401が押さえコロ851を通過していない場合(S102のNo)には、クランプ401が押さえコロ851を通過するまでこの判断を繰り返す。
一方、クランプ401が押さえコロ851を通過した場合(S102のYes)には、コロ回動機構850を動作させて回転自由な押さえコロ851を降下させて用紙Pの上面に当てる(S103)。このように押さえコロ851を降下させて、クランプ401により搬送されている用紙Pの上面に当てることで、用紙Pに用紙搬送方向逆向きの力を作用させ、用紙Pにの撓みを解消しながら用紙Pにを搬送することができる。
その後、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達したか否かの判断を行う(S104)。
そして、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達していない場合(S104のNo)には、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達するまでこの判断を繰り返す。
一方、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達した場合(S104のYes)には、クランプ401による用紙Pの把持の解除と、コロ回動機構850を動作させて押さえコロ851を用紙Pから退避(離間)させる(S105)。これらのように、クランプ401の把持の解除と、押さえコロ851の退避を行うことで、用紙Pを後端フェンス24に沿って落下させ、用紙束P’上に積載することができる。
上記したように、実施例6では、ステープルトレイ21上に搬送されてくる用紙Pを押さえるコロ回動機構850を備え、コロ回動機構850は、上下に昇降可能な押さえコロ851を有している。そして、クランプ401により把持された状態の用紙Pに押さえコロ851を下降させて押圧する。このように構成することで、用紙Pの撓みを解消し、その状態で後端フェンス24に沿って用紙Pを用紙束P’や積載トレイに落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
また、上記した本実施例6では、クランプ401による用紙Pの把持の解除と同時に、押さえコロ851を上昇させ、用紙Pから離間させる構成について説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。クランプ401による用紙Pの把持の解除前に、押さえコロ851を上昇させ、用紙Pから離間させても良い。
これらのように、クランプ401による用紙Pの把持の解除前、または把持を解除すると共に、押さえコロ851を上昇させて用紙Pから離間させることで、次のような効果を奏することができる。後端フェンス24に沿って用紙Pを用紙束P’やステープルトレイ21上に落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
<実施例7>
実施例7は、実施例6のクランプユニット400において、用紙押さえ手段であるコロ回動機構850の構成、及び動作制御に係る点が異なるものである。実施例7のコロ回動機構850では、用紙後端を後端フェンス24に突き当て揃えた後、用紙搬送方向に対し逆回転させた押えコロ851を用紙先端付近に当てて用紙Pを引き伸ばし、撓みを解消してから積載させる構成になっている。
図17は、実施例7に係る用紙押さえ手段の動作説明のための模式図である。図18は、実施例7に係る用紙押さえ手段であるコロ回動機構850の押さえコロ851の回転動作の制御フロー図である。
本実施例7のコロ回動機構850は、上記した実施例6のものに加え、押さえコロ851に用紙Pの搬送方向に対して逆回転させる構成を備えている。
図17を用いて実施例7のコロ回動機構850の構成、及び動作について説明する。図17(a)に示すように、クランプ401にて把持された用紙Pが後端フェンス24に向けて搬送されるときには、押えコロ851はまだ停止し、退避した状態にある。その後、図17(b)に示すように、クランプ401が、押えコロ851を通過して用紙束P’(ステープルトレイ21)上まで到達したことを不図示のセンサで検知すると、押えコロ851の、用紙Pの搬送方向に対する逆回転を開始させる。このとき、コロ回動アーム853は回動されておらず、押えコロ851は退避位置で空転している状態にある。
そして、図17(c)のように、クランプ401にて搬送された用紙Pの後端が後端フェンス24に到達したことを用紙センサ25で検知すると、コロ回動アーム853を回動させ、押えコロ851を下降させて用紙Pの上面に当てる。このときクランプ401は用紙Pを把持したまま停止する。
すると、図17(d)に示すように、搬送方向に対し逆回転をしている押えコロ851を用紙Pの上面に当てたことで、用紙Pの撓みが解消され用紙Pが伸びきった状態になり、クランプ401は用紙Pを把持したまま停止する。
その後、図17(e)に示すように、クランプ401が用紙Pの把持を解除して退避するのと同時に、押えコロ851も用紙Pから退避し、図17(f)に示すように、後端フェンス24に沿って用紙Pが用紙束P’上に落下して積載される。このときクランプ401はさらに退避し、押えコロ851は退避後に停止する。
上記した用紙押さえ手段(コロ回動機構850)の制御部による動作制御について、図18の制御フロー図を用いて、さらに詳しく説明する。
図18の制御フロー図に示すように、用紙Pは、クランプユニット400のクランプ401で、その後端を把持され、後端フェンス24に向けて搬送される(S201)。その後、クランプ401が押さえコロ851を通過したか否かの判断を行う(S202)。
そして、クランプ401が押さえコロ851を通過していない場合(S202のNo)には、クランプ401が押さえコロ851を通過するまでこの判断を繰り返す。
一方、クランプ401が押さえコロ851を通過した場合(S202のYes)には、コロ回動機構850の不図示の駆動源を駆動して押さえコロ851の、用紙Pの用紙搬送方向に対する逆方向の回転を開始させる(S203)。
その後、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達したか否かの判断を行う(S204)。
そして、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達していない場合(S204のNo)には、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達するまでこの判断を繰り返す。
一方、用紙Pの後端が後端フェンス24に到達した場合(S204のYes)には、コロ回動機構850のコロ回動アーム853を回動させて、搬送方向に対し逆回転している押さえコロ851を降下させて用紙Pの上面に当てる(S205)。
上記のように用紙Pの搬送方向に対し逆回転させている押さえコロ851を降下させて、クランプ401により把持されている用紙Pの上面に、用紙のサイズ毎に予め設定した時間の間、押さえコロ851を当てる。具体的には、用紙のサイズ毎に予め設定した時間経過したか否かの判断を行い(S206)、予め設定した時間経過していない場合(S206のNo)には、予め設定した時間経過するまでこの判断を繰り返す。
そして、予め設定した時間経過したら(S206のYes)、クランプ401による用紙Pの把持を解除して退避させるのと同時に、押えコロ851を退避させ、用紙Pを後端フェンス24に沿って落下させ、用紙束P’上に積載する(S207)。
その後、押えコロ851が退避したら、その回転を停止させる(S208)。
上記したように、実施例7では、押さえコロ851を、搬送されてくる用紙Pの搬送方向とは逆方向に回転させた状態で、クランプ401により把持された状態の用紙Pに押さえコロ851を下降させる。このように構成することで、用紙Pを引き伸ばすことで撓みを解消し、その状態で後端フェンス24に沿って用紙Pを用紙束P’や積載トレイに落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
また、押さえコロ851を下降させる位置が、ステープルトレイ21上に積載される用紙P、つまり用紙束P’の先端側の位置である。このように構成することで、クランプ401で把持している側と反対側の用紙Pの端部を押えコロ851で規制でき、用紙Pの先端側を搬送方向の逆方向に引き戻し、用紙Pを引き伸ばすことができる。したがって、用紙Pの撓みを解消し、その状態で後端フェンス24に沿って用紙Pを用紙束P’やステープルトレイ21に落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
<実施例8>
実施例8は、実施例6、7のクランプユニット400において、用紙押さえ手段であるコロ回動機構850の構成、及び動作制御に係る点が異なるものである。実施例8のコロ回動機構850では、画像形成装置より出力される用紙Pの用紙サイズ情報を入手し、用紙サイズ毎に予め設定された位置に押えコロ851を移動させる構成になっている。
図19は、実施例8に係る用紙押さえ手段であるコロ回動機構850の用紙サイズ毎の押さえ位置の説明図であり、(a)は小サイズ、(b)は中サイズ、(c)は大サイズの説明図である。図20は、実施例8に係る用紙押さえ手段であるコロ回動機構850の押さえコロ851の、用紙サイズに合わせた移動動作の制御フロー図である。なお、図19(a)、(b)、(c)の各図では、上図が上面図、下図が側面図を示している。
本実施例7のコロ回動機構850は、上記した実施例6、7のものに加え、用紙サイズ毎に予め設定された位置に押えコロ851を移動させる構成を備えている。図19を用いて実施例8のコロ回動機構850で、用紙サイズ毎に予め設定された位置に押えコロ851を移動させる構成、及び動作について説明する。
図19では、用紙サイズの一例として、(a)で小サイズ、(b)で中サイズ、(c)で大サイズに対応させた位置に、押えコロ851を移動させた状態を示している。
図19(a)、(b)、(c)に示すように、実施例8のコロ回動機構850では、押さえコロ851、コロ回転軸852、コロ回動アーム853等は、キャリッジガイド856に沿って用紙Pの搬送方向に移動可能なキャリッジ855に保持されている。そして、キャリッジ855には、2つの架張ローラに架け渡されたタイミングベルトからなるキャリッジベルト857が接続されており、一端側の架張ローラを回転駆動する駆動源であるキャリッジベルト駆動源858の駆動により移動する。
このように、キャリッジ855には押さえコロ851を保持する機構を有し、キャリッジ855が移動することで押さえコロ851の位置が決まる構成である。
押さえコロ851等を移動させるキャリッジ855、キャリッジガイド856、キャリッジベルト857、キャリッジベルト駆動源858等からなる移動機構の制御部による制御は、次のように行われる。
図20の制御フロー図に示すように、まず、画像形成装置より出力される用紙の用紙サイズ情報を入手する(S301)。その後、用紙サイズを確認する。つまり、用紙サイズを確認できたか否かの判断を行う(S302)。
そして、用紙サイズを確認できていない場合(S302のNo)には、用紙サイズを確認できるまでこの判断を繰り返す。
一方、用紙サイズを確認できた場合(S302のYes)には、コロ回動機構850のキャリッジベルト駆動源858を動作させて、用紙サイズ毎に予め設定された位置にキャリッジ855を移動させる(S303)。
その後、キャリッジ855が正しい位置に移動したか確認する(S304)。この確認で、キャリッジ855が正しい位置に移動していない場合(S304のNo)には、キャリッジ855が正しい位置への移動(S303)に戻り、キャリッジ855が正しい位置に移動するまで繰り返す。
一方、キャリッジ855が正しい位置に移動できている場合(S304のYes)には、移動機構の制御を終了する。
上記したように、実施例8では、押さえコロ851は、ステープルトレイ21上に搬送されてくる用紙Pの搬送方向に移動可能であり、用紙Pの用紙サイズ情報に基づいて押さえコロ851を移動させる。そして、クランプ401により把持された状態の用紙Pに押さえコロ851を下降させる。このように構成することで、用紙サイズ毎に最適な位置に押えコロ851を配置し(移動させ)、用紙Pの撓みを解消し、精度良く用紙Pを積載させることができる。
以上、本実施形態では、クランプユニット400の構成及び動作を、ステープル処理をおこなうステープルトレイ21への搬送を用いて説明したが、これに限らない。本発明は、複数の用紙を揃えて積載する用紙積載トレイへの搬送に適用できる。また、本実施形態では、画像形成部100である複写機に外付けした用紙処理装置200に適用した画像形成装置を用いて説明したが、用紙処理装置を内蔵した構成でも構わない。
また、上記した各実施例の用紙処理装置200を内蔵することで、安価な構成で用紙揃えを行うことができる画像形成装置を提供できる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
用紙Pを搬送する用紙搬送手段と、用紙搬送手段により搬送された用紙の端部を把持して移動するクランプ401などの用紙把持手段と、複数枚の用紙を重ねて積載可能なステープルトレイ21などの積載トレイとを備え、用紙把持手段による用紙の把持を積載トレイ上で解除することで積載トレイに用紙を積載する用紙処理装置である。この用紙処理装置において、積載トレイの所定の位置に、用紙の端部が移動してきたことを検知する用紙センサ25などの用紙検知手段を備え、用紙検知手段により用紙の端部が移動してきたことを検知した際、用紙把持手段が用紙の把持を解除するよう制御する制御手段を設ける。
(態様A)によれば、用紙検知手段により積載トレイ上の所定の位置に用紙端部が移動してきたことを検知して、用紙把持手段による用紙の把持を解除することで、用紙端部を所定位置に揃えながら用紙を用紙把持手段から解放して積載トレイに積載できる。この構成は、特許文献2のように、所定の位置で用紙把持手段から用紙を解放するために、用紙先端を先端ストッパ手段に衝突させて、用紙把持手段から用紙を引き抜く構成に比べて、用紙端部への負荷が小さく、薄紙や超薄紙におけるダメージの発生を抑制できる。また、特許文献1に比較して、揃える位置までの間に用紙をフリーな状態にすることがないため揃う位置までの時間が管理可能であり、且つ、紙種によらず揃えを行うことができる。
(態様B)
(態様A)において、積載トレイの用紙把持手段による用紙の移動方向先端部が突き当たる後端フェンス24などの突き当て部材を設ける。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙Pの移動方向への飛び出しを規制でき、精度の良い整合が行える。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、制御手段は用紙検知手段により用紙把持手段により把持された用紙の端部が移動してきたことを検知した際、用紙把持手段を停止させ、用紙把持手段による該用紙の把持を解除する。これによれば、実施例1について説明したように、精度の良い用紙揃えが行える。
(態様D)
(態様C)において、積載トレイ上の用紙を押さえる用紙押さえ手段700を備え、制御手段は用紙検知手段により用紙把持手段により把持された用紙の端部が移動してきたことを検知した際、用紙把持手段を停止させ、用紙押さえ手段により用紙を押さえた後に、用紙把持手段による用紙の把持を解除する。これによれば、実施例2について説明したように、精度の良い用紙揃えが行える。
(態様E)
(態様D)において、用紙押さえ手段は可撓性回転部材800である。これによれば、実施例3について説明したように、精度の良い用紙揃えが行える。
(態様F)
(態様B)において、後端フェンス24などの突き当て部材に向かって用紙を移動させる用紙移動手段を設け、制御手段は用紙センサ25などの用紙検知手段によりクランプ401などの用紙把持手段により把持された用紙の端部が移動してきたことを検知した際、用紙把持手段を移動させたまま用紙把持手段による用紙の把持を解除し、用紙把持手段から解除された用紙を用紙移動手段により突き当て部材に向かって移動させる。これによれば、実施例4,5について説明したように、生産性を向上させつつ、整合精度を維持できる。
(態様G)
(態様F)において、用紙移動手段は可撓性回転部材800である。これによれば、実施例4について説明したように、良好な整合精度を得ることができる。
(態様H)
(態様F)において、用紙移動手段は用紙把持手段により把持された用紙後端と反対側の端部を押す用紙先端押し手段900である。これによれば、実施例5について説明したように、良好な整合精度を得ることができる。また、後端フェンス24の用紙揃え面よりも用紙Pを押し込むことはなく、用紙Pにダメージを与えない。
(態様I)
(態様A)または(態様B)において、積載トレイ上に搬送されてくる用紙を押さえるコロ回動機構850などの用紙押さえ手段を備え、用紙押さえ手段は、上下に昇降可能な押さえコロ851などの押さえコロを有し、用紙把持手段により把持された状態の用紙に押さえコロを下降させて押圧する。これによれば、用紙Pの撓みを解消し、その状態で後端フェンス24などの突き当て部材に沿って用紙Pを用紙束P’や積載トレイに落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
(態様J)
(態様I)において、押さえコロを、搬送されてくる用紙の搬送方向とは逆方向に回転させた状態で、用紙把持手段により把持された状態の用紙に押さえコロを下降させる。これによれば、用紙Pを引き伸ばすことで撓みを解消し、その状態で後端フェンス24などの突き当て部材に沿って用紙Pを用紙束P’や積載トレイに落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
(態様K)
(態様I)または(態様J)において、用紙把持手段による用紙の把持の解除前、または把持を解除すると共に、押さえコロを上昇させ、用紙から離間させる。これによれば、突き当て部材に沿って用紙Pを用紙束P’や積載トレイに落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
(態様L)
(態様I)乃至(態様K)のいずれかにおいて、押さえコロを下降させる位置が、積載トレイ上に積載される用紙の先端側の位置である。これによれば、用紙把持手段で把持している側と反対側の用紙Pの端部を押えコロで規制でき、用紙先端側を搬送方向の逆方向に引き戻し、用紙Pを引き伸ばすことができる。したがって、用紙Pの撓みを解消し、その状態で後端フェンス24などの突き当て部材に沿って用紙Pを用紙束P’や積載トレイに落下させ精度良く用紙Pを積載させることができる。
(態様M)
(態様I)乃至(態様L)のいずれかにおいて、押さえコロは、積載トレイ上に搬送されてくる用紙の搬送方向に移動可能であり、用紙の用紙サイズ情報に基づいて押さえコロを移動させ、上記用紙把持手段により把持された状態の用紙に押さえコロを下降させる。これによれば、用紙サイズ毎に最適な位置に押えコロを配置し、用紙Pの撓みを解消し、精度良く用紙Pを積載させることができる。
(態様N)
(態様A)乃至(態様M)において、積載トレイは複数枚の用紙を一時的に積載する一時積載トレイであり、積載した複数枚の用紙に綴じ処理をおこなうステープラ50などの綴じ手段と、綴じ手段により綴じ処理を行った用紙束を排出する放出爪29などの排出手段とを備えたステープルトレイ21である。
(態様O)
用紙上に画像を形成する画像形成部100と、画像形成部において画像が形成された用紙に対して処理を行う用紙処理部とを備えた画像形成装置において、用紙処理部として(態様A)乃至(態様N)の用紙処理装置を採用する。これによれば、(態様A)乃至(態様N)の用紙処理装置と同様な効果を奏することができる。また、安価な構成で、用紙揃えを行うことができる画像形成装置を提供できる。
1 導入搬送路
2 上搬送路
3 ストレート搬送路
4 下搬送路
5 排紙トレイ
6 プルーフトレイ
7、8 分岐爪
10 入口ローラ対
11 搬送ローラ対
12 搬送ローラ対
13 入口センサ
21 ステープルトレイ
22 ジョガーフェンス
24 後端フェンス
25 用紙センサ
26 排紙ローラ
27 従動ローラ
28 排紙センサ
29 放出爪
30 タイミングベルト
32 排紙ガイド
50 ステープラ
100 画像形成部
200 用紙処理装置
400 クランプユニット
401 クランプ
402 クランプガイド
404 リンク回転中心
405 リンク
501 ベース
503 開閉部
504 トーションスプリング
505 ソレノイド
506 回転中心
700 用紙押さえ手段
701 押さえ部材
702 圧縮スプリング
703 カム
800 可撓性回転部材
801 ホルダ
802 ゴム板
803 軸
804 プーリ
805 ベルト
806 駆動源
807 検知板
808 センサ
850 コロ回動機構
851 押さえコロ
852 コロ回転軸
853 コロ回動アーム
855 キャリッジ
856 キャリッジガイド
857 キャリッジベルト
858 キャリッジベルト駆動源
900 用紙先端押し手段
901 押し部材
902 タイミングベルト
903 プーリ
B 用紙穿孔ユニット
P 用紙
P’ 用紙束
特開2011−073805号公報 特許4468140号公報

Claims (11)

  1. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、該用紙搬送手段により搬送された用紙の端部を把持して移動する用紙把持手段と、複数枚の用紙を重ねて積載可能な積載トレイとを備え、該積載トレイ上で該用紙が該用紙把持手段から解放されることで該積載トレイに該用紙を積載する用紙処理装置において、
    上記積載トレイの所定の位置に、該用紙の搬送方向後端部が移動してきたことを検知する用紙検知手段と、上記積載トレイ上の用紙を押さえる用紙押さえ手段とを備え、
    該用紙検知手段により上記用紙把持手段に把持された該用紙の搬送方向後端部が移動してきたことを検知した際、該用紙把持手段を停止させ、該用紙押さえ手段により該用紙を押さえた後に、該用紙把持手段による該用紙の把持を解除するよう制御する制御手段を設けたことを特徴とする用紙処理装置。
  2. 請求項1に記載の用紙処理装置において、
    上記積載トレイに、上記用紙把持手段による用紙の搬送方向端部が突き当たる突き当て部材を設けたことを特徴とする用紙処理装置
  3. 求項1に記載の用紙処理装置において、
    上記用紙押さえ手段は可撓性回転部材であることを特徴とする用紙処理装置。
  4. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、該用紙搬送手段により搬送された用紙の端部を把持して移動する用紙把持手段と、複数枚の用紙を重ねて積載可能な積載トレイとを備え、該積載トレイ上で該用紙が該用紙把持手段から解放されることで該積載トレイに該用紙を積載する用紙処理装置において、
    上記積載トレイの所定の位置に備え、該用紙の搬送方向後端部が移動してきたことを検知する用紙検知手段と、
    該用紙検知手段により該用紙の搬送方向後端部が移動してきたことを検知した際、該用紙把持手段が該用紙の把持を解除するよう制御する制御手段と、
    上記積載トレイ上に搬送されてくる用紙を押さえる用紙押さえ手段とを設け、
    該用紙押さえ手段は、上下に昇降可能な押さえコロを有し、上記用紙把持手段により把持された状態の該用紙に該押さえコロを下降させて押圧することを特徴とする用紙処理装置。
  5. 請求項に記載の用紙処理装置において、
    上記積載トレイに、上記用紙把持手段による用紙の搬送方向端部が突き当たる突き当て部材を設けたことを特徴とする用紙処理装置。
  6. 請求項又はに記載の用紙処理装置において、
    上記押さえコロを、搬送されてくる用紙の搬送方向とは逆方向に回転させた状態で、上記用紙把持手段により把持された状態の該用紙に該押さえコロを下降させることを特徴とする用紙処理装置。
  7. 請求項乃至のいずれか一に記載の用紙処理装置において、
    上記用紙把持手段による用紙の把持の解除前、または把持を解除すると共に、上記押さえコロを上昇させ、該用紙から離間させることを特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項乃至のいずれか一に記載の用紙処理装置において、
    上記押さえコロを下降させる位置が、上記積載トレイ上に積載される用紙の先端側の位置であることを特徴とする用紙処理装置。
  9. 請求項乃至のいずれか一に記載の用紙処理装置において、
    上記押さえコロは、上記積載トレイ上に搬送されてくる用紙の搬送方向に移動可能であり、該用紙の用紙サイズ情報に基づいて該押さえコロを移動させ、上記用紙把持手段により把持された状態の該用紙に該押さえコロを下降させることを特徴とする用紙処理装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか一に記載の用紙処理装置において、
    上記積載トレイは複数枚の用紙を一時的に積載する一時積載トレイであり、該積載した複数枚の用紙に綴じ処理をおこなう綴じ手段と、該綴じ手段により綴じ処理を行った用紙束を排出する排出手段とを備えたステープルトレイであることを特徴とする用紙処理装置。
  11. 用紙上に画像を形成する画像形成部と、該画像形成部において画像が形成された用紙に対して処理を行う用紙処理部とを備えた画像形成装置において、
    上記用紙処理部として請求項1乃至10のいずれか一に記載の用紙処理装置を採用することを特徴とする画像形成装置。
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