JP4044420B2 - 用紙後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、ディジタル複合機などの画像形成装置に設けられ、画像が形成された用紙にステープル処理を行う用紙後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やディジタル複合機などの画像形成装置には、画像が印刷された用紙に、後処理としてステープル処理を施す用紙(シート)後処理装置を備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に開示されたシート後処理装置は、画像形成装置における用紙排出口の側面に設置されている。画像形成装置の用紙排出口から用紙後処理装置までは、用紙搬送路にて連結されており、印刷済の用紙がその搬送路を経て、シート後処理装置内の処理トレイ上に取り込まれる。処理トレイ上の用紙はここで整合され、さらにステープル処理された後、スタックトレイに排出される。
【0004】
しかし、特許文献1に開示されたシート後処理装置は、画像形成装置の側面に設ける構成のため、画像形成装置及びシート後処理装置の容積が大きくなってしまうという問題があった。
【0005】
上記のような問題に対して、用紙後処理装置を原稿読取り部と画像形成部との間に設置した構成のものがある(例えば、特許文献2参照。)。この構成では、画像形成装置内の画像形成部の上方に用紙後処理装置を設置しているので、画像形成装置における用紙排出側の側面に用紙後処理装置を設置したものに比べて、コンパクトな構成になっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−144370号公報(第2−6頁、第3図)
【特許文献2】
特開平10−177282号公報(第6−12頁、第1−4図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2に開示されたシート後処理装置を備えた画像形成装置では、長サイズの用紙(用紙搬送方向の長さの方が長い用紙)と短サイズの用紙(用紙搬送方向の長さの方が短い用紙)とを、同一の用紙後処理位置に搬入して整合する構成である。しかし、このような構成の場合、短サイズの用紙だけを処理する場合に比べて搬送路を長くする必要がある。そのため、長サイズ及び短サイズの用紙を処理するように搬送路を構成して、短サイズの用紙を所定枚数処理する場合は、短サイズの用紙だけを処理するように搬送路を構成して、短サイズの用紙を所定枚数処理する場合に比べて、整合完了までに長時間かかるという問題がある。
【0008】
このような問題を解決するためには、長サイズの用紙用の用紙後処理装置と、短サイズの用紙用の用紙後処理装置と、を設けることで、用紙後処理装置における短サイズの用紙の後処理位置(整合位置)までの搬送距離を短くすることができるので、後処理の速度を速くすることができる。しかしながら、用紙後処理装置のサイズが大きくなってしまう。
【0009】
また、従来の画像形成装置に配置される用紙後処理装置では、用紙束にステープル針を打ち込んでまとめるステープル処理を行うことができる。ステープル処理が施された用紙束は、排紙部に排出された時に針が用紙の他の部分や他の用紙束にひっかかることによって、用紙束のスタッキング性の低下を招来していた。また、ステープル処理を行った用紙束をシュレッダで裁断する際には、ステープル針を取り除く手間が発生していた。また、不要になった用紙束をリサイクルする際にも、ステープル針を取り除く手間が発生していた。
【0010】
そこで、本発明は、上記の問題を解決するために、装置全体のサイズがコンパクトで、用紙のサイズに拘わらず短時間で用紙を整合してステープル処理を実行でき、用紙の用途に応じたステープル処理が可能で、ステープル処理した用紙束のスタッキング性が向上し、ステープル処理した用紙束の再利用が容易である用紙後処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
【0012】
(1)画像形成装置の用紙集積部に入紙した複数の用紙の端部を揃えて、後処理を施す後処理手段を備えた用紙後処理装置において、
前記用紙に針有りステープル処理を施す針有りステープル処理手段と、
前記用紙に針無しステープル処理を施す針無しステープル処理手段と、
前記針有りステープル処理手段及び前記針無しステープル処理手段が設けられ、前記用紙の面に対して垂直に配置され伸長可能な回転軸が伸長後に回動する回動部材と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
この構成においては、回動部材に針有りステープル処理手段と針無しステープル処理手段とが配置されているので、回動部材を回動させることでステープル処理を選択することが可能となる。したがって、オペレータの印字目的に合ったステープル処理を選択可能となる。例えば、すぐに廃棄する書類に対して針無しステープル処理を施すことで、針を除去することなく容易に廃棄できる。また、長期保存する書類に対して針有りステープル処理を施すことで、書類の保存中や閲覧中に書類が簡単にばらばらになることがない。さらに、針有りステープル手段と針無しステープル手段を、用紙の面に対して垂直に配置され伸長可能な回転軸が伸長後に回動する回動部材上に配置しており、回動部材は、回動する際に用紙搬送方向に対して垂直方向に離間するので、ステープル処理を同一箇所で行うことが可能となり、後処理装置の構成を簡略化でき、整合された用紙束の端面が回動部材に当たることなく後処理手段を、用紙束のステープル処理位置や初期位置に配置できる。また、整合が完了した用紙束を変形させずステープル処理できるので、ステープル処理後の用紙束の見栄えが向上する。
【0014】
(2)前記回動部材を回動させる駆動手段と、前記駆動手段を制御して、前記針有りステープル処理手段または前記針無しステープル処理手段を、ステープル処理を行う位置に移動させて、前記用紙に対して選択的にステープル処理を施す制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
この構成においては、制御手段は駆動手段を制御して回動部材を回動させて、針有りステープル処理手段または針無しステープル処理手段をステープル処理位置に移動させ、前記用紙に対してステープル処理を施すことができる。したがって、オペレータは、所望のステープル処理を制御手段に伝えることで、容易にステープル処理を行うことができる。
【0016】
(3)前記制御手段は、前記画像形成装置における画像形成時の画像形成条件に応じて、前記用紙に対して選択的にステープル処理を施すことを特徴とする。
【0017】
この構成においては、制御手段は、印字条件情報に応じて、用紙に対して選択的にステープル処理を施す。例えば、オペレータは、プリンタモードの書類を常に針有りステープル処理を行うように設定し、FAXモードの書類を常に針無しステープル処理を行うように設定することで、針有りステープル処理及び針無しステープル処理を選択することなく、印字条件に応じた適切なステープル処理を行うことができ、プリンタモードの書類は保存が容易となり、FAXモードの書類は内容確認後に廃棄が容易となる。
【0018】
(4)前記制御手段は、前記用紙集積部に搬送される用紙の枚数、または用紙の厚みに応じて、前記用紙に対して選択的にステープル処理を施すことを特徴とする。
【0019】
この構成においては、制御手段は、用紙集積部に搬送される用紙の枚数や用紙の厚みに応じて、用紙に対して選択的にステープル処理を施す。したがって、針有りステープル処理及び針無しステープル処理を選択することなく、用紙の枚数や用紙の厚みに応じた適切なステープル処理を行うことができる。
【0020】
(5)前記制御手段は、駆動手段に加える電流若しくは電圧の通電時間、またはパルス数によって、回動部材の回動量を制御することを特徴とする。
【0021】
この構成においては、回動部材に設けた針有りステープル処理手段及び針無しステープル処理手段を用紙束のステープル処理位置に正確に移動可能であり、ステープル処理した後の用紙束の見栄えが良くなるとともに、排紙トレイに排出された複数の用紙束の整合性(スタッキング性能)の向上にも繋がる。
【0022】
(6)前記回動部材の初期位置は、前記針有りステープル処理手段及び前記針無しステープル処理手段を用紙に対向する位置から退避させた位置としたことを特徴とする。
【0023】
この構成においては、用紙搬送時や用紙整合時に回動部材を初期位置に設定することで、回動部材に設けた針有りステープル処理手段及び針無しステープル処理手段に用紙が当たることなく、スムーズに用紙を搬送できる。また、ステープル処理終了後に、回動部材を速やかに初期位置に戻すことで、用紙束を排出する際にもステープル処理装置に衝突することなく排出できるので、スタッキング性能の向上並びに排出用紙の端面破損等を防止できる。
【0026】
(7)前記針有りステープル処理手段と前記針無しステープル処理手段とは、前記回動部材の回動軸を中心として90°〜180°、望ましくは120°〜180°離間した位置に配置されたことを特徴とする。
【0027】
この構成においては、針有りステープル処理手段及び針無しステープル処理手段を回動部材に上記のように配置することで、少ない回動量でステープル処理の切換えが可能となり、短時間でステープル処理を行うことができる。
【0028】
(8)前記回動部材は、前記用紙の端部を揃えるための用紙保持部材、及び前記用紙を面方向に加圧する加圧部材を兼ねることを特徴とする。
【0029】
この構成においては、回動部材が用紙の保持部材と用紙の加圧部材とを兼ねるので、ステープル処理を行う際に、用紙を保持してから面方向に加圧して、ステープル処理を実行しやすい状態にしてからステープル処理を行うことが可能となる。したがって、用紙束端面のステープル位置の腰折れを防止でき、用紙束の見栄えの向上並びに搬送中の用紙ジャム発生を回避できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の概略を説明する。本発明の後処理装置では、画像が印刷された用紙束に対して行うステープル処理として、針を用紙束に打ち込んで用紙をまとめる針有りステープル処理装置と、針を用紙束に打ち込まずに切り込みを入れたり圧着したりして用紙束をまとめる針無しステープル処理装置と、を併設する。そして、これらのステープル処理を、用紙束の用途、枚数、種類などによって選択されるように設定する。
【0031】
また、本発明においては、針有りステープル処理装置と針無しステープル処理装置とを同一の回動部材(回動型ステープル処理装置)に配置する。これにより、ステープル処理を行う場合の用紙整合時の用紙先端位置規制板を移動せずに固定することが可能となる。
【0032】
以下、本発明の詳細について図を参照しながら説明する。まず、本発明の実施形態である後処理装置を備えた画像形成装置の構成を説明する。図1は、後処理装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す正面透視図である。図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置本体部2と用紙スタック部3とから構成され、画像形成装置本体部2には、上部から下部方向に、原稿読取り部(原稿画像読取り手段)4、用紙後処理装置5、本体トレイ6(排紙収容手段)、画像形成部(画像形成手段)7、及び給紙部8を備えた構成である。
【0033】
図2は、画像形成装置の制御系を示すブロック図である。図3は、用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置本体部2は、画像形成装置制御部161を備えている。この画像形成装置制御部161は、マイクロコンピュータを備え、原稿読取り部4、給紙部8、画像形成部7、LSU22を含む画像情報書き込み部163、定着装置44、用紙後処理装置5、各用紙搬送路を含む用紙搬送部162、及び用紙スタック部3などの動作を制御する。
【0034】
また、図3に示すように、用紙後処理装置5は、用紙後処理装置制御部181を備えている。この用紙後処理装置制御部181は、CPU182、ROM183及びRAM184からなるマイクロコンピュータを備えている。用紙後処理装置制御部181には、用紙長さ検出部185、原点センサ98、後端板72を用紙搬送方向の前後に移動させるステッピングモータ87、後端板72を倒れ状態と起き上がり状態とに駆動するソレノイド93、用紙搬送部186、サイド規制板駆動部101、先端ストッパ駆動部131、及びステープル処理装置75などが接続されている。
【0035】
用紙搬送部186は、図1に示した切換えゲート53、57やエスケープ搬送路51など、用紙後処理装置5において用紙を搬送するための構成を含む。用紙長さ検出部185は、入力情報に基づかずに、実際に検出する場合、例えば前記レジスト前検知スイッチにて構成され、後処理部52に入紙する用紙Pにおける搬送方向の長さ(サイズ)を検出する。
【0036】
用紙後処理装置制御部181は、ROM183に格納されているプログラム、及び用紙長さ検出部185や用紙検知スイッチ49などの検出結果に基づいて、用紙後処理装置制御部181に接続されている各部の動作を制御する。
【0037】
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置の原稿読取部及び画像形成部の構成の詳細について説明する。図1に示したように、原稿読取り部4は、上面に透明なガラスなどからなる原稿載置台11を有し、この原稿載置台11の下方にスキャナ光学系12を有している。スキャナ光学系12は、露光用光源13、複数の反射鏡14、結像レンズ15及びCCD16を備えている。
【0038】
露光用光源13は、原稿載置台11上に載置された原稿に光を照射する。この原稿からの反射光は、反射鏡14により、結像レンズ15を経てCCD16に導かれる。
【0039】
画像形成部7は、ドラム形状をなして矢印方向に回動する感光体17を有している。また、この感光体17の周りに、現像装置18、転写チャージャ19、クリーニング装置(図示せず)、除電装置20、主帯電器21及びレーザスキャニングユニット(以下、LSUと称する。)22が、上記矢印方向に配置されている。
【0040】
CCD16により読み取られた原稿画像データは、画像処理が施された後、LSU22に供給される。LSU22は、原稿画像データをレーザ光として感光体17の表面に照射し、静電潜像を形成する。現像装置18は、この静電潜像をトナーにより可視像に現像する。転写チャージャ19は、現像により感光体17の表面に形成されたトナー像を用紙Pに転写する。クリーニング装置は、感光体17の表面の残留トナーを除去する。除電装置20は、感光体17の表面の残留電荷を除去する。主帯電器21は、感光体17を所定の電位に帯電させる。
【0041】
給紙部8は用紙Pを収容した用紙カセット31を備えている。用紙カセット31における出紙方向の先端位置には、用紙Pを出紙するための呼込みローラ32、及び用紙さばきローラ33が設けられている。この用紙さばきローラ33は、一方向に回動するローラと逆回動するローラとからなり、用紙Pの二重送りを防止している。なお、この構成に代えて、ローラと摩擦シート部材からなる構成であってもよい。
【0042】
用紙搬送路として、給紙部8にはカセット側出紙路34が設けられている。用紙搬送路において用紙Pが上流側から下流側に流れるものとした場合、上記カセット側出紙路34の上流側端部には、前記用紙さばきローラ33が設けられている。また、用紙搬送路として、画像形成部7には、手差し給紙路35、主搬送路36、反転搬送路37及び排紙搬送路38が設けられ、用紙後処理装置5には後処理搬送路39が設けられている。
【0043】
手差し給紙路35の上流側端部には、用紙さばきローラ40が設けられ、この位置には、手差しトレイ41及び呼込みローラ42が設けられている。
【0044】
カセット側出紙路34と手差し給紙路35との下流側端部、及び反転搬送路37の一端部は、合流して主搬送路36の上流側端部と接続されている。主搬送路36は上方へ延び、下流側端部付近において反転搬送路37の他端部と合流し、さらに、その下流側において、排紙搬送路38と後処理搬送路39とに分岐している。
【0045】
主搬送路36の上流側端部にはレジストローラ43が設けられ、レジストローラ43の上流側位置には、用紙の通過を検知するレジスト前検知スイッチ(図示せず)が設けられている。画像形成装置では、上記レジスト前検知スイッチの検知信号に基づき、感光体17上のトナー像と用紙Pとの位置合わせをレジストローラ43にて行っている。
【0046】
主搬送路36における転写チャージャ19の下流側位置には、用紙P上のトナー像を加熱圧着させる定着装置44が設けられている。この定着装置44は、一対の定着ローラと、この定着ローラにおける用紙の通過を検知する定着紙検知スイッチ(図示せず)を有している。
【0047】
排紙搬送路38の下流側端部には、用紙Pを本体トレイ6に排紙する排紙ローラ45が設けられ、この排紙ローラ45の上流側位置には、排紙ローラ45における用紙の通過を検知する排紙検知スイッチ(図示せず)が設けられている。
【0048】
また、排紙搬送路38と後処理搬送路39との分岐部には、用紙Pの進行方向をこれらのいずれかの方向に切り換える切換えゲート46が設けられている。
【0049】
図1に示したように、後処理搬送路39は、用紙Pを用紙後処理装置5に導く。後処理搬送路39の中途位置には搬送ローラ47が設けられ、下流側端部には排紙ローラ48が設けられている。また、排紙ローラ48の上流側位置には、用紙後処理装置5への入紙を検知する用紙検知スイッチ(図示せず)が設けられている。この用紙検知スイッチは、機械式のスイッチまたは光学式センサなどからなる。
【0050】
用紙後処理装置5は、排紙ローラ48の下流側の上側位置に、非後処理搬送路となるエスケープ搬送路(非後処理搬送路)51を有し、下側位置に、後処理部52を有している。また、これらエスケープ搬送路51と後処理部52との分岐位置には、用紙Pの進行方向をこれらのいずれかに切り換える切換えゲート53が設けられている。
【0051】
エスケープ搬送路51は、特殊紙や小サイズ紙などのステープル処理が禁止されている用紙Pを排出する際、またはステープル処理を行わない用紙Pを多量に排出する際に使用される。一方、後処理部52は、後処理、すなわちステープル処理やトレイのオフセットによる用紙Pの仕分けを行う際に使用される。
【0052】
エスケープ搬送路51の下流側端部には用紙スタック部3の第1排出路54と第2排出路55とが接続され、後処理部52の下流側端部には用紙スタック部3の第3排出路56が接続されている。第1排出路54と第2排出路55への分岐部には、用紙Pの進行方向をこれらのいずれかの方向に切り換える切換えゲート57が設けられている。
【0053】
第1排出路54は、搬送ローラ58を有し、用紙Pを第1用紙スタックトレイ(排紙トレイ)59に排出する。第2排出路55は、排紙ローラ(排紙手段)60を有し、用紙Pを第2用紙スタックトレイ(排紙トレイ)61に排出する。
【0054】
第1用紙スタックトレイ59は、エスケープ搬送路51から搬送される特殊紙、及び小サイズ紙を含む少量の出力(用紙Pの排出)に対応している。
【0055】
第2用紙スタックトレイ61は、エスケープ搬送路51から搬送される大容量の出力(用紙Pの排出)や、後処理部52にて整合され、かつステープル処理された用紙束の出力に対応している。第2用紙スタックトレイ61は、昇降動作が可能であり、トレイの位置を検出する上限センサ(図示せず)により、その上面(用紙を積載している場合にはその用紙の上面)と排紙ローラ60との距離が常に一定となるように保持されている。これにより、第2用紙スタックトレイ61は高い排紙積載機能を維持し、大容量のスタックを可能としている。また、第2用紙スタックトレイ61は、排紙方向と直交する方向への水平往復移動などにより、排出された用紙束を所定部数毎に仕分けるためのオフセット機能を有している。
【0056】
ここで、第1用紙スタックトレイ59への排出が選択され、ステープル処理及びスタックトレイ上でのオフセット処理、すなわち上記第2用紙スタックトレイ61のオフセット移動による排出用紙束の仕分け処理が選択されていない場合、用紙Pは第1用紙スタックトレイ59に排出される。
【0057】
また、ステープル処理または上記オフセット処理が選択されている場合であっても、第2用紙スタックトレイ61への排出禁止またはステープル処理の禁止に該当するサイズの用紙Pについては、第1用紙スタックトレイ59に排出される。
【0058】
また、第1用紙スタックトレイ59への排出が選択されている場合であっても、第1用紙スタックトレイ59の許容積載量を越える大量の用紙Pを排出するという情報が図2に示した画像形成装置制御部161から図3に示した用紙後処理装置制御部181に送信されている場合には、排出先のトレイを自動的に本体トレイ6若しくは第2用紙スタックトレイ61に切り換えること、またはそのジョブを開始せずに、中止することが行われる。
【0059】
これらの場合、例えば画像形成装置本体部2における操作部の表示部(図示せず。)での表示により、オペレータに対して排紙トレイを変更したこと(排紙先トレイを含む。)や出力が不可能であることが報知される。
【0060】
ステープル処理が選択されず、第2用紙スタックトレイ61への排出またはオフセット処理が選択されている場合、用紙Pは、エスケープ搬送路51を経て第2用紙スタックトレイ61に排出される。
【0061】
用紙後処理装置5の各切換えゲート53、57の制御に使用される用紙サイズについては、用紙カセット31での用紙サイズ検知、及び手差しトレイ41での用紙サイズ検知の情報を活用する。
【0062】
なお、手差しトレイ41においては、不定形サイズ用紙の給紙が行われ、用紙サイズの検知を行わないものも存在する。このような場合は、前記レジスト前検知スイッチ(用紙サイズ検出手段)などの用紙搬送時のON時間により、用紙Pの長さ情報を得て用紙サイズを判断する。この場合、長さが同じあっても幅の異なる用紙が存在する。例えば、A5縦送りとA4横送りなどである。これに対しては、切換えゲート53の切り換え時間を考慮し、用紙の長さと移動距離から必要な距離分だけ離れた位置に、A5幅とA4幅との違いを検知できるように用紙検知スイッチ49を配する。すなわち、用紙検知スイッチ49を、A5幅は検知しないがA4幅は検知するように配置し、これを幅読み手段として兼用する。
【0063】
同様の構成を、切換えゲート46の前に設ければ、この位置にて用紙後処理装置5への進入を許可しない用紙を選別し、その用紙を本体トレイ6に排出することができる。
【0064】
用紙後処理装置5のエスケープ搬送路51は、一般的なゴムローラからなり、用紙Pの搬送方向に配置された複数個の搬送ローラ62を有している。これら搬送ローラ62は、第1用紙スタックトレイ59及び第2用紙スタックトレイ61に排紙可能として設定されている最小サイズの用紙Pにおける搬送方向長さよりも短いピッチにて配されている。
【0065】
次に、用紙後処理装置の詳細について説明する。図4は、用紙後処理装置5の概略構成を示す斜視図である。後処理部52には、ほぼ水平に、ステープルトレイ(用紙集積部)71が配置されている。このステープルトレイ71には、後端板72、サイド規制板(整合手段)73、先端ストッパ74及びステープル処理装置(後処理手段)75が設けられている。
【0066】
後端板72は、用紙搬送方向の前後方向に移動可能であり、長サイズの用紙Pに対し、ステープルトレイ71上に入紙した用紙Pの後端部を押して先端ストッパ74に押し当てることにより、用紙Pの前後方向位置の整合を行う。この長サイズの用紙Pの整合位置は、後処理位置、すなわちステープル位置である。
【0067】
また、後端板72は、短サイズの用紙Pに対し、ステープルトレイ71上に入紙した用紙Pの前端部を押してステープルトレイ71の後壁部77に押し当てることにより、用紙Pの前後方向位置の整合(予備整合)を行う。この短サイズの用紙Pの予備整合位置は、短サイズ整合位置である。
【0068】
図5は、用紙後処理装置5の動作を説明するための斜視図である。図5に示すように、後端板72は、上記予備整合を行った用紙束の後端部を押して先端ストッパ74に用紙の先端を押し当てて整合し、ステープル処理後、上記用紙束を第2用紙スタックトレイ61側へ排出する。この動作を可能とするため、後端板72は、用紙Pの搬送方向への倒れ状態と立ち上がり状態とに保持可能である。また、上記の排出動作において、後端板72は、用紙束の前端部を、排紙ローラ60が用紙束を排出可能となる位置(排紙ローラ60により用紙束の前端部が挟み込まれる位置)まで押し出す。
【0069】
ここで、本用紙後処理装置5においては、用紙Pが長サイズか短サイズかの区別を、用紙Pにおける搬送方向の長さ(用紙長さ)が、ステープルトレイ71における後壁部77の前端面から先端ストッパ74までの長さの1/2を越えるか否かにより行い、1/2を越えるものを長サイズ、1/2以下のものを短サイズとしている。また、用紙長さの識別は、プリント要求時における画像形成装置本体部2の操作部への入力、すなわち使用する用紙サイズの指定、例えばレジスト前検知スイッチによる用紙サイズの検出、または画像形成装置本体部2が接続されているコンピュータやファクシミリなどの端末装置からのプリント要求に基づいて行う。
【0070】
サイド規制板73は、ステープルトレイ71における用紙搬送方向に直交する用紙幅方向の一端側に設けられている。ステープルトレイ71には、サイド規制板73に対向して、上記一端側とは反対側に、上方に立ち上がった用紙側端規制部76が形成されている。サイド規制板73は、用紙搬送方向に直交する用紙幅方向に移動可能であり、ステープルトレイ71上に入紙した用紙Pの側端部を押して用紙側端規制部76に押し当てることにより、用紙Pの前記用紙幅方向位置の整合を行う。
【0071】
先端ストッパ74は、ステープルトレイ71における用紙搬送方向の前端側に設けられ、ステープルトレイ71上での用紙の整合位置、すなわちステープル処理される用紙の前端位置を規制して位置決めする。先端ストッパ74は、図5に示した規制位置、及びステープルトレイ71の上面から下方へ退行した退避位置に移動可能である。
【0072】
上記の動作において、長サイズの用紙Pは、ステープル処理位置にて整合されるので、1部の用紙束の整合完了後、その位置にてステープル処理を行うことができる。すなわち、整合位置からステープル処理位置まで移動させる必要がない。これにより、迅速な処理が可能となる。
【0073】
また、短サイズの用紙Pは、ステープルトレイ71上の入紙側に設定された短サイズ整合位置にて整合された後、用紙束としてステープル処理に一括して移送される。したがって、ステープルトレイ71上に入紙する短サイズの用紙Pのそれぞれをステープル処理位置にて整合する場合と比較して、短サイズの用紙Pを整合された用紙束としてステープル処理位置に配するまでの時間を短縮でき、同様に、迅速な処理が可能となる。
【0074】
[第1実施形態]
次に、回動型ステープル処理装置について詳細に説明する。図6は、回動型ステープル処理装置とステープルトレイとの位置関係を示す上面図である。図7は、回動型ステープル処理装置の状態を示す斜視図である。回動型ステープル処理装置75は、針有りステープル処理装置75aと針無しステープル処理装置75bの2種類のステープル処理装置を備え、同一の回動軸78を基に回動する。針有りステープル処理装置75a及び針無しステープル処理装置75bは、回動軸78に対する角度が少なくとも90°離間した位置に配置されている。また、回動型ステープル処理装置75は、回動軸78がソレノイドとスプリング(図示せず)により垂直方向に移動(延伸)することによって、ステープルトレイ71に対して垂直方向に離間する。さらに、回動型ステープル処理装置75の回動動作は、駆動源であるモータ(図示せず)に加える電流パルス数(または電圧パルス数)によって回動角度(回動型ステープル処理装置75の位置)が制御されている。なお、モータは、パルス数に代えて、モータに加える電流または電圧の通電時間によって回動角度を制御するようにしても良い。
【0075】
図6(A)及び図7(A)は、回動型ステープル処理装置75が初期位置(ホームポジション)に配置された状態であり、用紙搬送や用紙整合時には回動型ステープル処理装置75がこのホームポジションで用紙搬送路から退避している。そのため、用紙搬送時や用紙整合時に用紙の回動型ステープル処理装置75への衝突、こすれによる用紙の角折れ、整合不良などの不具合を回避することが可能である。
【0076】
オペレータが入力した印字要求において針無しステープル処理が要求された時には、まず要求のあった印字を終了し、用紙後処理装置の用紙束整合部材で用紙束を整合する。その後に、回動型ステープル処理装置75を保持する回動軸が伸長(上昇)する。この時、回動型ステープル処理装置75は、ステープルトレイ71上の用紙に対向しない位置に退避している。これは、回動型ステープル処理装置75が用紙上に停止していたり、回動型ステープル処理装置75が回動して用紙束上を通過したりする時に、用紙と接触して整合が完了した用紙束の変形を回避するためである。
【0077】
針無しステープル処理が要求された時には、図6(B)及び図7(B)に示したように、モータからの回動駆動力を制御して回動型ステープル処理装置75を、回動軸78を中心としてほぼ90°回動させて、針無しステープル処理装置75bを用紙Pに対向した位置に停止させて、その後要求された後処理を実施する。
【0078】
また、針有りステープル処理が要求された時には、図6(C)及び図7(C)に示したように、モータからの回動駆動力を制御して、回動型ステープル処理装置75を、回動軸78を中心としてホームポジションからほぼ180°回動させて、針有りステープル処理装置75aを用紙Pに対向した位置に停止させて、その後要求された後処理を実施する。
【0079】
オペレータから要求されたステープル処理が完了すると、回動型ステープル処理装置75は、用紙束排出時の用紙端面破損などを防止するため、上記動作とは逆の動作を行ってホームポジションに戻る。そして、ステープル処理された用紙束は、後端板72によって排出される。この動作により、ステープル処理された用紙束が排紙トレイに搬送される時に、回動型ステープル処理装置75に衝突することで発生する弊害(用紙搬送ジャム、用紙の破れなど)を回避することができる。
【0080】
図8は、回動型ステープル処理装置の配置場所を変更した例を示す図である。ここで、回動型ステープル処理装置75を設ける位置は、図8(A)に示したように、用紙の整合時に用紙の前端側角部を保持する位置に設けるようにしても良い。これにより、用紙を整合する際に用紙保持部材として回動型ステープル処理装置75を使用することができる。また、図8(B)に示したように、この位置において回動型ステープル処理装置75を、回動軸78を中心として回動させることにより、ステープル処理を用紙Pの端部に対して斜めに施すことができる。
【0081】
図9は、回動型ステープル処理装置の形状を示す図である。本発明の用紙後処理装置に設ける回動型ステープル処理装置75は、図6〜8に示したようなL字型に限るものではなく、もちろん他の形状でも良い。例えば、このタイプの回動型ステープル処理装置の場合、針有りステープル処理装置75aと針無しステープル処理装置75bとを、回動軸78を中心として90°〜180°、望ましくは120°〜180°離間するように配置すると良い。例えば、図9(A)に示すように、回動部材に配置する針有りステープル処理装置75aと針無しステープル処理装置75bとを、回動軸78を中心として120°離間させて配置する。この場合、図9(A)に示したように、針有りステープル処理装置75aと針無しステープル処理装置75bとがステープルトレイ71上を搬送される用紙P上に対向しない位置に退避した位置をホームポジションとする。これにより、図9(B)に示したように、回動型ステープル処理装置75をほぼ60°回動させることで、ステープル処理を行うことができる。
【0082】
また、図9(C)に示したように、回動型ステープル処理装置75に配置する針有りステープル処理装置75aと針無しステープル処理装置75bとを、回動軸78を中心として180°離間させて配置する。この場合、図9(C)に示したように、針有りステープル処理装置75aと針無しステープル処理装置75bとがステープルトレイ71上を搬送される用紙P上に対向しない位置に退避した位置をホームポジションとする。この場合、回動型ステープル処理装置75を用紙Pの搬送ガイド(用紙保持部材)として兼用することができる。また、図9 (D)に示したように、回動型ステープル処理装置75をほぼ90°回動させることで、ステープル処理を行うことができる。
【0083】
次に、ステープル処理装置の別の実施例について説明する。図10は、図6とは、別のステープル処理装置の概略を示す上面図である。図11は、図7とは別のステープル処理装置の概略を示した斜視図である。
【0084】
図6,7に示した回動型ステープル処理装置75は、ホームポジションが用紙Pと対向しない位置であるので、用紙搬送時に回動型ステープル処理装置75が悪影響を及ぼすことがない。しかしながら、回動型ステープル処理装置75を回動させるため、回動型ステープル処理装置75と他のものが衝突しないように、回動型ステープル処理装置75の周囲に所定の空間を設ける必要があり、画像形成装置1のサイズが大きくなる。そこで、図10及び図11に示したように、回動型ステープル処理装置75を扇型にして、針有りステープル処理装置75aと針無しステープル処理装置75bとを回動軸78に対して、90°以内にする。また、図10(B)、図11(B)に示したように、ステープルトレイ71上の用紙Pに回動型ステープル処理装置75が対向する位置を、回動型ステープル処理装置75のホームポジションにする。これにより、回動型ステープル処理装置75のサイズを小さくすることができ、また、回動型ステープル処理装置75の回動範囲を小さくすることができるので、回動型ステープル処理装置75の周囲に所定の空間を設ける必要がなくなり、画像形成装置1のサイズが小さくすることができる。
【0085】
また、回動型ステープル処理装置75の上部75cは、用紙搬送時には下部75dと離間して、用紙と接触するのを回避し、ステープル処理時や用紙整合終了時に近接して、回動型ステープル処理装置75の下部75dとの間で用紙Pを押圧するようにすると良い。これにより、用紙Pの搬送時や整合時に悪影響を及ぼすことなく、回動型ステープル処理装置75を押圧装置として兼用して、用紙Pがばらつくのを防止できる。
【0086】
次に、本発明の用紙後処理装置5では、画像形成装置1が有する処理機能(コピアモード、プリンタモード、FAXモードなど)に応じて、ステープル処理の有無、針有りステープル処理、及び針無しステープル処理の選択を予め設定しておくことで、自動的に選択可能となる。例えば、プリンタモードでは常に針有りステープル処理を行うように設定し、FAXモードでは常に針無しステープル処理を行うように設定することで、針有りステープル処理または針無しステープル処理を選択することなく、印字条件に応じた適切なステープル処理を行うことができる。
【0087】
また、本発明の用紙後処理装置5では、用紙集積部に搬送される用紙の枚数や用紙の厚みに応じて、用紙に対して選択的にステープル処理を施すことができる。ステープル処理装置の能力に応じて、例えば、ステープル処理枚数が2〜10枚程度のときには、針無しステープル処理を行うようにして、それ以上の枚数の時には針有りステープル処理を行うように設定すると良い。
【0088】
また、用紙Pは種類によって厚みが異なるため、厚みの厚い例えばケント紙などの用紙の場合は、例えば3枚までは針無しステープル処理を行い、それ以上の枚数では針有りステープル処理を行うように設定すると良い。
【0089】
このようにすることで、オペレータが針有りステープル処理及び針無しステープル処理を選択することなく、用紙の枚数や用紙の厚みに応じた適切なステープル処理を自動的に行うことができる。
【0090】
次に、用紙後処理装置備えた画像形成装置の動作をフローチャートに基づいて説明する。図12は、画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図12において、画像形成装置制御部161の処理動作には()を付記している。
【0091】
ここで、画像形成装置1は、オペレータが操作部を操作することによって制御可能である。また、LANなどのネットワークに接続された端末装置からも印字要求情報とともに画像データを送信することで操作可能である。また、画像形成装置1の画像形成装置制御部161は、通常主電源がONされた状態で待機しており、画像形成装置制御部161は、印字要求情報を検出すると、用紙後処理装置の用紙後処理装置制御部181へ、この印字要求情報を送信するように設定されている。例えば、用紙後処理装置5の画像形成装置制御部161は、画像形成装置が繋がれるネットワークの各端末装置から送信された印字要求情報を受信すると、用紙後処理装置制御部181へ、この印字要求情報を送信する。また、画像形成装置制御部161は、オペレータが画像形成装置1の操作パネルを操作したことを検出し、印字条件情報が入力されると、用紙後処理装置制御部181へこの印字要求情報を送信する。
【0092】
用紙後処理装置5の用紙後処理装置制御部181は、印字要求情報を受信すると(STEP1)、その印字要求情報中に、ステープル処理が含まれているか否かの判定を行う(STEP2)。用紙後処理装置制御部181は、ステープル処理を実行しない通常の印字の時には、何も処理を行わずに印字処理を画像形成装置制御部161に任せる。画像形成装置制御部161は、印字要求枚数の印字処理を行い(STEP3)、印字された用紙を排紙トレイに排出する(STEP4)。
【0093】
用紙後処理装置制御部181は、STEP4の処理が完了すると、次の印字要求情報を続けて受信したか否かを判断し(STEP21)、印字要求が有る場合は、STEP1以降の処理を実行する。また、印字要求が無い場合は、待機状態に移行する。
【0094】
STEP2において、印字要求の中にステープル処理が含まれていると、用紙後処理装置制御部181は以下の処理を行う。すなわち、用紙後処理装置制御部181は、ステープル処理の要求がある場合、印字要求情報中に使用ステープル種類の選択が有るか否かを確認する(STEP5)。使用ステープル種類の選択が無い時は、以下の判定を行う。すなわち、ステープル枚数(要求される印字用紙のステープル枚数)の確認を行い、針無しステープルの許容枚数以内(例えば5枚以内)であるか否かの判定を行う(STEP7)。
【0095】
用紙後処理装置制御部181は、ステープル枚数が例えば5枚以下の時には、針無しステープル処理が必要と判定する(STEP10)。また、画像形成装置制御部161は、印字処理を実行し、用紙後処理装置制御部181は、ステープルトレイ71に印字処理が完了した用紙を搬入する(STEP12)。
【0096】
一方、STEP7において、ステープル枚数の確認で、針無しステープルの許容枚数(例えば5枚)以上のステープル要求がある時は、針有りステープルの処理が必要と判定する(STEP11)。画像形成装置制御部161は、印字処理を実行し、用紙後処理装置制御部181は、ステープルトレイ71に印字処理が完了した用紙を搬入する(STEP22)。なお、上記のステープル処理枚数の閾値は一例であり、この数値に限定されるものではなく、装置に搭載される針無しステープル処理装置の許容枚数によってこの数値は変化する。
【0097】
STEP5においてステープル処理の選択がある場合、用紙後処理装置制御部181は、ステープル処理は針有りか否かを判定する(STEP6)。針無しステープル処理が選択されていると、次に、STEP7の処理を行う。用紙後処理装置制御部181は、針無しステープル処理の枚数が、例えば6枚以上の時には、針無しステープル処理が選択されているが、この処理が不適なため、針有りステープル処理が必要と判定し(STEP11)、画像形成装置制御部161は、STEP22の処理を行う。
【0098】
一方、用紙後処理装置制御部181は、ステープル処理枚数が例えば5枚以下の時には、針無しステープル処理が必要と判定する(STEP10)。画像形成装置制御部161は、印字処理を実行し、用紙後処理装置制御部181は、ステープルトレイ71に印字処理が完了した用紙を搬入する(STEP12)。そして、印字された用紙を後処理機構に搬送し、後処理機構内に配置される用紙整合部材を用いて、搬送される用紙の整合処理を行う(STEP13)。
【0099】
印字要求情報に基づく印字・用紙の搬入が全て完了して(STEP14)、後処理機構内での整合処理がすべて完了すると(STEP15)、用紙後処理装置制御部181は、上記後処理機構内に配置される複数のステープルが配置される回動型ステープル処理装置75を回動させて、針無しステープル処理装置75bを用紙束のステープル位置に移動させる(STEP16)。なお、前記のように、駆動源(ステッピングモータなど)は、電圧または電流の通電時間制御、またはパルス数制御によって、ステープル保持部材を回動移動する。
【0100】
用紙後処理装置制御部181は、この動作が完了した後に、針無しステープル処理装置に、印字された用紙束に対してステープル処理を実行させる(STEP17)。用紙後処理装置制御部181は、この処理が完了すると、前記ステープル位置に移動している針無しステープル処理装置75bを、ステープル保持部材の駆動源によって、ホームポジションに退避させる(STEP18)。
【0101】
用紙後処理装置制御部181は、用紙後端押え板を用紙先端が回動駆動している排紙ローラにチャックされるまで用紙束の後端を更に押すように制御する(STEP19)。用紙束は、先端部が排紙ローラにチャックされると、排紙トレイに排出される(STEP20)。続いて、用紙後処理装置制御部181は、STEP21以降の処理を実行する。
【0102】
他方、STEP6において使用ステープルとして針有りステープル処理が選択された場合、制御部は針有りステープル処理が必要と判定して(STEP9)、画像形成装置制御部161は、画像形成部で印字要求情報に基づいた印字処理を行う(STEP22)、用紙後処理装置制御部181は、印字された用紙を用紙後処理装置に搬送し、用紙後処理装置内に配置される用紙整合部材を用いて、搬送された用紙の整合処理を行う(STEP23)。
【0103】
用紙後処理装置制御部181は、印字要求字情報に基づいた印字が全て完了し(STEP24)、後処理機構内での整合処理がすべて完了すると(STEP25)、用紙後処理装置内に配置された回動型ステープル処理装置75を、駆動源によって回動させて、用紙束のステープル位置に針有りステープル処理装置75aを移動させる(STEP26)。用紙後処理装置制御部181は、この動作が完了した後に、印字された用紙束に対して針有りステープル処理を実行する(STEP27)。また、用紙後処理装置制御部181は、この処理が完了すると、回動型ステープル処理装置75を駆動源によって回動させてホームポジションに戻す(STEP28)。用紙後処理装置制御部181は、用紙後端押え板を、用紙先端が回動駆動している排紙ローラにチャックされるまで用紙束の後端を更に押させる(STEP29)。用紙束は、先端部が排紙ローラにチャックされると、排紙トレイに排出される(STEP30)。続いて、用紙後処理装置制御部181は、STEP21以降の処理を実行する。
【0104】
以上のように本発明によると、1つの用紙後処理装置において、針有りステープル処理と針無しステープル処理とが印字要求情報で分別処理可能となり、特に、針無しステープル処理では排紙トレイ上でのスタッキング性の向上、ステープルされた用紙の収納、廃棄時のエコ対応、用紙のリサイクル性の向上などが図れる。
【0105】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る用紙後処理装置について説明する。図13及び図14は、第2実施形態に係る用紙後処理装置の概略を示す斜視図である。なお、図4及び図5と同一部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。図13及び図14に示すように、第2実施形態に係る用紙後処理装置は、ステープル処理装置の針有りステープル処理装置及び針無しステープル処理装置をほぼ平行に配置したものである。
【0106】
ステープル処理装置175は、針有りステープル処理装置175aと針無しステープル処理装置175bとをほぼ平行に配置しているため、先端ストッパ74をステープル処理に応じて移動させる構成である。すなわち、針有りステープル処理装置175aによって針有りステープル処理を行う場合は、図13に示したように、先端ストッパ74を用紙の搬送方向の下流側に移動させる。また、針無しステープル処理装置175bによって針無しステープル処理を行う場合は、図14に示したように、先端ストッパ74を用紙の搬送方向の上流側に移動させる。
【0107】
次に、ステープル処理装置175の開口部形状について、図15〜17を用いて説明する。図15は、用紙搬送面に対する垂直方向のコーナー部にC面を設けたステープル処理装置の概略構成を示す図である。図16は、用紙搬送面に対する平行方向のコーナー部にC面を設けたステープル処理装置の概略構成を示す図である。図17は、用紙搬送面に対する垂直方向及び平行方向のコーナー部にC面を設けたステープル処理装置の概略構成を示す図である。
【0108】
ステープル処理装置175には、図15に示すように、ステープル処理装置175の開口部における用紙搬送面に対して垂直方向のコーナー部(稜線)にC面176を設けると良い。これにより、後端板72がステープルトレイ71上でスタックしている用紙束Pを所定のステープル位置まで送り出す際に、用紙束の先端角付近がステープル処理装置175に入って行く際の突っかかりを防止することができる。また、用紙束が搬送されている最中に整合状態がくずれた場合などにも、ステープル処理装置75の入り口の開口断面積が大きくなっていることで、用紙束をスムーズにステープル位置まで導くことが可能である(Q矢視図及び、開口断面積を比較した(イ)(ロ)を参照。)。
【0109】
また、ステープル処理装置175には、図16に示すように、ステープル処理装置175の開口部における用紙搬送面に対して平行方向のコーナー部(稜線)にC面177を設けると良い。これにより、用紙束の先端部分が、積み重なった各用紙間に存在する空気層によって実際の用紙枚数と紙厚の積より大きくなっている状態でも、ステープル処理装置175の入り口の開口断面積が大きくなっていることで用紙束をスムーズにステープル位置まで導くことが可能である(Q矢視図及び、開口断面積を比較した(ハ)(ニ)を参照)。
【0110】
さらに、ステープル処理装置175には、図17に示すように、ステープル処理装置175の開口部における用紙搬送面に対して垂直方向のコーナー部(稜線)及び、用紙搬送面に対して平行方向のコーナー部(稜線)にC面176,177を設けると良い。これにより、ステープル処理装置175の用紙搬送面に対して垂直方向及び、平行方向の開口断面積が大きくなっていることで図15、図16によって得られる効果より更に大きな効果を得ることができる。
【0111】
さらに、本実施例を基に、針無しステープルを複数個並列することで、前記針無しステープルの許容枚数を増大する手法を用いた上記利点の増大も図れる。
【0112】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0113】
(1)回動部材に針有りステープル処理手段と針無しステープル処理手段とが配置されているので、回動部材を回動させることでステープル処理を選択することができる。これにより、針有りステープルと針無しステープルを併設することによって、オペレータの印字目的に合ったステープル処理を選択できる。また、回動部材は、回動する際に用紙搬送方向に対して垂直方向に離間するので、整合された用紙束の端面が回動部材に当たることなく後処理手段を、用紙束のステープル処理位置や初期位置に配置できる。また、整合が完了した用紙束を変形させずステープルできるので、ステープル後の用紙束の見栄えが向上する。
【0114】
(2)オペレータは、所望のステープル処理を制御手段に伝えることで、容易にステープル処理を行うことができる。
【0115】
(3)制御手段は、印字条件情報に応じて、用紙に対して選択的にステープル処理を施すので、印字条件に応じた適切なステープル処理を行うことができる。
【0116】
(4)制御手段は、用紙集積部に搬送される用紙の枚数や用紙の厚みに応じて、用紙に対して選択的にステープル処理を施すことにより、針有りステープル処理及び針無しステープル処理を選択することなく、用紙の枚数や用紙の厚みに応じた適切なステープル処理を行うことができる。
【0117】
(5)回動部材に設けた針有りステープル処理手段及び針無しステープル処理手段を用紙束のステープル処理位置に正確に移動できるので、ステープル処理した後の用紙束の見栄えを良くすることができるとともに、排紙トレイに排出された複数の用紙束の整合性(スタッキング性能)を向上できる。
【0118】
(6)用紙搬送時や用紙整合時に回動部材を初期位置に設定することで、回動部材に設けた針有りステープル処理手段及び針無しステープル処理手段に用紙が当たることなく、スムーズに用紙を搬送できる。また、ステープル処理終了後に、回動部材を速やかに初期位置に戻すことで、用紙束を排出する際にもステープル処理装置に衝突することなく排出できるので、スタッキング性能の向上並びに排出用紙の端面破損等を防止できる。
【0119】
(7)回動部材は、回動する際に用紙搬送方向に対してほぼ垂直方向に離間するので、整合された用紙束の端面が回動部材に当たることなく後処理手段を、用紙束のステープル処理位置や初期位置に配置できる。また、整合が完了した用紙束を変形させずステープルできるので、ステープル後の用紙束の見栄えが向上する。
【0120】
(7)針有りステープル処理手段と針無しステープル処理手段とは、回動部材の回動軸を中心として90°〜180°、望ましくは120°〜180°離間した位置に配置されているので、少ない回動量でステープル処理の切換えが可能となり、短時間でステープル処理を行うことができる。
【0121】
(8)回動部材が用紙の保持部材と用紙の加圧部材とを兼ねるので、ステープル処理を行う際に、用紙を保持してから面方向に加圧して、ステープル処理を実行しやすい状態にしてからステープル処理を行うことができ、用紙束端面のステープル位置の腰折れ防止や、用紙束の見栄えの向上並びに搬送中の用紙ジャム発生を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】後処理装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す正面透視図である。
【図2】画像形成装置の制御系を示すブロック図である。
【図3】用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】用紙後処理装置5の概略構成を示す斜視図である。
【図5】用紙後処理装置5の動作を説明するための斜視図である。
【図6】回動型ステープル処理装置とステープルトレイとの位置関係を示す上面図である。
【図7】回動型ステープル処理装置の状態を示す斜視図である。
【図8】回動型ステープル処理装置の配置場所を変更した例を示す図である。
【図9】回動型ステープル処理装置の形状を示す図である。
【図10】図6とは、別のステープル処理装置の概略を示す上面図である。
【図11】図7とは別のステープル処理装置の概略を示した斜視図である。
【図12】画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】第2実施形態に係る用紙後処理装置の概略を示す斜視図である。
【図14】第2実施形態に係る用紙後処理装置の概略を示す斜視図である。
【図15】用紙搬送面に対する垂直方向のコーナー部にC面を設けたステープル処理装置の概略構成を示す図である。
【図16】用紙搬送面に対する平行方向のコーナー部にC面を設けたステープル処理装置の概略構成を示す図である。
【図17】用紙搬送面に対する垂直方向及び平行方向のコーナー部にC面を設けたステープル処理装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1−画像形成装置
5−用紙後処理装置
52−後処理部
71−ステープルトレイ
72−後端板
73−サイド規制板
74−先端ストッパ
75,175−ステープル処理装置
Claims (8)
- 画像形成装置の用紙集積部に入紙した複数の用紙の端部を揃えて、後処理を施す後処理手段を備えた用紙後処理装置において、
前記用紙に針有りステープル処理を施す針有りステープル処理手段と、
前記用紙に針無しステープル処理を施す針無しステープル処理手段と、
前記針有りステープル処理手段及び前記針無しステープル処理手段が設けられ、前記用紙の面に対して垂直に配置され伸長可能な回転軸が伸長後に回動する回動部材と、
を備えたことを特徴とする用紙後処理装置。 - 前記回動部材を回動させる駆動手段と、前記駆動手段を制御して、前記針有りステープル処理手段または前記針無しステープル処理手段を、ステープル処理を行う位置に移動させて、前記用紙に対して選択的にステープル処理を施す制御手段と、を備えた請求項1に記載の用紙後処理装置。
- 前記制御手段は、前記画像形成装置における画像形成時の画像形成条件に応じて、前記用紙に対して選択的にステープル処理を施す請求項2に記載の用紙後処理装置。
- 前記制御手段は、前記用紙集積部に搬送される用紙の枚数、または用紙の厚みに応じて、前記用紙に対して選択的にステープル処理を施す請求項2または3に記載の用紙後処理装置。
- 前記制御手段は、駆動手段に加える電流若しくは電圧の通電時間、またはパルス数によって、回動部材の回動量を制御する請求項2乃至4のいずれかに記載の用紙後処理装置。
- 前記回動部材の初期位置は、前記針有りステープル処理手段及び前記針無しステープル処理手段を用紙に対向する位置から退避させた位置とした請求項1乃至5のいずれかに記載の用紙後処理装置。
- 前記針有りステープル処理手段と前記針無しステープル処理手段とは、前記回動部材の回動軸を中心として90°〜180°、望ましくは120°〜180°離間した位置に配置された請求項1乃至6のいずれかに記載の用紙後処理装置。
- 前記回動部材は、前記用紙の端部を揃えるための用紙保持部材、及び前記用紙を面方向に加圧する加圧部材を兼ねる請求項1乃至6のいずれかに記載の用紙後処理装置。
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JP2002332691A JP4044420B2 (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 用紙後処理装置 |
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