JP6287180B2 - 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 - Google Patents

画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像検査装置、画像検査システム及び画像検査方法に関し、特に、画像形成装置によって紙面上に形成された画像の検査に際する画像の位置合わせ不良を考慮した印刷物の欠陥判定に関する。
近年、印刷物の検品を行う検品装置では、印刷データから基準となるマスター画像を生成し、このマスター画像と検査対象の印刷物の読取画像とを比較することによって求められる差分の程度により印刷物の欠陥を判別している。この画像の比較は、夫々の画像を構成する画素について、対応する位置の画素の濃度を比較する処理が一般的である。これにより、画像形成出力によって画像に何らかの欠陥が生じた場合には、それを検知することができる。
このように欠陥が検知された印刷物について、検査時の解像度よりも高い解像度で欠陥部分の画像データを生成して、欠陥部分を拡大表示させる方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
印刷物の読み取りに際するマスター画像と読取画像との位置ずれを考慮し、マスター画像と読取画像とを縦横にずらしながら複数回比較処理を行い、最も差分の程度が少ない状態の比較結果を用いることも行われる。また、このように縦横に画像をずらしながら比較処理を行う際の、マスター画像と読取画像とを比較する際の開始点を可能な限り正確に設定するため、予めマスター画像と読取画像との位置合わせを行う場合もある。
また、マスター画像と検査対象の印刷物の読取画像との位置合わせは、何らかの基準点に基づいて、一方に対して回転等の補正処理を行うことにより行われる。基準点としては、例えば、裁断の目印となるトンボや画像中における何らかの特徴部分(コーナー部分等)を使用することができる。
しかしながら、画像から位置合わせに適した基準点を常に抽出できるとは限らず、位置合わせに適した基準点が抽出されなかった場合、検査対象の画像とマスター画像との位置合わせが不十分となる場合がある。位置合わせが不十分であると、両者の画像の比較領域にずれが生じているので、本来は印刷物が正常に印刷されているにも関わらず、検査において差分の程度が高く印刷物に欠陥があると判断されてしまう場合がある。
そこで、より精度よく検査するために、検査対象の画像とマスター画像との比較の際に縦横に画像をずらす範囲を広げてそれぞれの差分値を求めたり、位置合わせに適した基準点を抽出するために別の手法を使用したりすることも考えられる。しかしながら、このような処理は計算時間が多くなる場合があり、検品装置の処理能力等の関係から、検査のための処理時間に制約が設けられている場合は、これらの処理は処理時間の制約により計算途中で打ち切られ場合がある。その結果、検査処理が最後まで行われず正しい結果が得られないので、印刷物に欠陥があると判断されてしまう場合がある。
このように、検品装置による印刷物の検査においては、欠陥があると判断された印刷物の中に、真に欠陥がある印刷物と、位置合わせ不良に起因して欠陥があると判断されてしまう印刷物とが混在している場合がある。そのため、ユーザは欠陥と判断された印刷物が真に欠陥のある印刷物かを確認する必要があり、ユーザの負担が大きくなる場合がある。また、特許文献1の技術による場合であっても、欠陥があると判断された印刷物の欠陥部分の解像度を高くして拡大表示するのみであり、欠陥があると判断された印刷物が真に欠陥のある印刷物であるかを判断することはできない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、画像形成装置によって紙面上に形成された画像の検査に際する画像の位置合わせ不良を考慮した印刷物の欠陥判定を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行う位置合わせ部と、位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行う画像検査部と、前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定する位置合わせ不良判定部と、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示させる表示制御部と、前記画像検査装置による前記検査が行われていない待機状態において、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の再検査を、前記検査とは異なる処理により行う再検査部と、を含み、前記表示制御部は、再検査された前記読取画像の検査の結果に応じて表示態様を変更する、ことを特徴とする。
また、本発明の他の態様は、記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査システムであって、画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行う位置合わせ部と、位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行う画像検査部と、前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定する位置合わせ不良判定部と、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示させる表示制御部と、前記画像検査システムによる前記検査が行われていない待機状態において、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の再検査を、前記検査とは異なる処理により行う再検査部と、を含み、前記表示制御部は、再検査された前記読取画像の検査の結果に応じて表示態様を変更する、ことを特徴とする。
また、本発明の更に他の態様は、記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査方法であって、画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成し、前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行い、位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行い、前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定し、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示し前記検査が行われていない待機状態において、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の再検査を、前記検査とは異なる処理により行い、再検査された前記読取画像の検査の結果に応じて表示態様を変更する、ことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置によって紙面上に形成された画像の検査に際する画像の位置合わせ不良を考慮した印刷物の欠陥判定を行うことができる。
本発明の実施形態に係る検査装置を含む画像形成システムの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るエンジンコントローラ、プリントエンジン及び検査装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るマスター画像処理部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るコーナー抽出の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る比較検査の態様を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジン、検査装置及びスタッカの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る位置合わせ不良を考慮した欠陥判定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る位置合わせ不良を考慮した欠陥判定結果を表示する表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る再検査処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る再検査処理後の欠陥判定結果を表示する表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る再検査処理後の欠陥判定結果の詳細を表示する表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係るARによる積載位置の表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る再検査後のARによる積載位置の表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係るスタッカの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査制御部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る検査制御部の機能構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、画像形成出力による出力結果を読み取った読取画像とマスター画像とを比較することにより出力結果を検査する検査装置を含む画像検査システムにおいて、読取画像とマスター画像との位置合わせ不良を考慮して印刷物の欠陥を判定する構成に特徴を有する。図1は、本実施形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成システムは、DFE(Digital Front End)1、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4を含む。
DFE1は、受信した印刷ジョブに基づいて印刷出力するべき画像データ、即ち出力対象画像であるビットマップデータを生成し、生成したビットマップデータをエンジンコントローラ2に出力する。エンジンコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータに基づいてプリントエンジン3を制御して画像形成出力を実行させる。また、本実施形態に係るエンジンコントローラ2は、DFE1から受信したビットマップデータを、プリントエンジン3による画像形成出力の結果を検査装置4が検査する際に参照するための検査用画像の元となる情報として検査装置4に送信する。
プリントエンジン3は、エンジンコントローラ2の制御に従い、ビットマップデータに基づいて記録媒体である用紙に対して画像形成出力を実行する画像形成装置である。尚、記録媒体としては、上述した用紙の他、フィルム、プラスチック等のシート状の材料で、画像形成出力の対象物となるものであれば採用可能である。検査装置4は、エンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータに基づいてマスター画像を生成する。そして、検査装置4は、プリントエンジン3が出力した用紙を読取装置で読み取って生成した読取画像を上記生成したマスター画像と比較することにより、出力結果の検査を行う画像検査装置である。
検査装置4は、マスター画像と読取画像との比較により出力結果に欠陥があると判断した場合、欠陥として認定されたページを示す情報をエンジンコントローラ2に通知する。これにより、エンジンコントローラ2によって欠陥ページの再印刷制御が実行される。
ここで、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4の機能ブロックを構成するハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る検査装置4のハードウェア構成を示すブロック図である。図2においては、検査装置4のハードウェア構成を示すが、エンジンコントローラ2及びプリントエンジン3についても同様である。
図2に示すように、本実施形態に係る検査装置4は、一般的なPC(Personal Computer)やサーバ等の情報処理装置と同様の構成を有する。即ち、本実施形態に係る検査装置4は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス90を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60、操作部70及び専用デバイス80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、検査装置4全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが検査装置4の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが検査装置4に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス80は、エンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4において、専用の機能を実現するためのハードウェアであり、プリントエンジン3の場合は、画像形成出力対象の用紙を搬送する搬送機構や、紙面上に画像形成出力を実行するプロッタ装置である。また、エンジンコントローラ2、検査装置4の場合は、高速に画像処理を行うための専用の演算装置である。このような演算装置は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成される。また、紙面上に出力された画像を読み取る読取装置も含まれる。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がそれらのプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4の機能を実現する機能ブロックが構成される。
図3は、本実施形態に係るエンジンコントローラ2、プリントエンジン3及び検査装置4の機能構成を示すブロック図である。図3においては、データの送受信を実線で、用紙の流れを破線で示している。図3に示すように、本実施形態に係るエンジンコントローラ2は、データ取得部201、エンジン制御部202、ビットマップ送信部203を含む。また、プリントエンジン3は、印刷処理部301を含む。また、検査装置4は、読取装置400、読取画像取得部401、マスター画像処理部402、検査制御部403及び比較検査部404を含む。
データ取得部201は、DFE1から入力されるビットマップデータを取得し、エンジン制御部202及びビットマップ送信部203夫々を動作させる。ビットマップデータは、画像形成出力するべき画像を構成する各画素の情報であり、データ取得部201が画素情報取得部として機能する。エンジン制御部202は、データ取得部201から転送されたビットマップデータに基づき、プリントエンジン3に画像形成出力を実行させる。ビットマップ送信部203は、データ取得部201が取得したビットマップデータを、マスター画像生成の為に検査装置4に送信する。
印刷処理部301は、エンジンコントローラ2から入力されるビットマップデータを取得し、印刷用紙に対して画像形成出力を実行し、印刷済みの用紙を出力する。本実施形態に係る印刷処理部301は、電子写真方式の一般的な画像形成機構によって実現されるが、インクジェット方式等の他の画像形成機構を用いることも可能である。
読取装置400は、印刷処理部301によって印刷が実行されて出力された印刷用紙の紙面上に形成された画像を読み取り、読取データを出力する画像読取部である。読取装置400は、例えば印刷処理部301によって出力された印刷用紙の、検査装置4内部における搬送経路に設置されたラインスキャナであり、搬送される印刷用紙の紙面上を走査することによって紙面上に形成された画像を読み取る。
読取装置400によって生成された読取画像が検査装置4による検査の対象となる。読取画像は、画像形成出力によって出力された用紙の紙面を読み取って生成された画像であるため、出力結果を示す画像となる。
読取画像取得部401は、印刷用紙の紙面が読取装置400によって読み取られて生成された読取画像の情報を取得する。読取画像取得部401が取得した読取画像の情報は、比較検査のために比較検査部404に入力される。尚、比較検査部404への読取画像の入力は検査制御部403の制御によって実行される。その際、検査制御部403が読取画像を取得してから比較検査部404に入力する。
マスター画像処理部402は、上述したようにエンジンコントローラ2から入力されたビットマップデータを取得し、上記検査対象の画像と比較するための検査用画像であるマスター画像を生成する。即ち、マスター画像処理部402が、読取画像の検査を行うための検査用画像であるマスター画像を出力対象画像に基づいて生成する検査用画像生成部として機能する。マスター画像処理部402によるマスター画像生成処理においては、マスター画像の生成に加えて、読取画像とマスター画像との位置合わせのための基準点の抽出が行われる。
マスター画像処理部402が生成したマスター画像の情報は、比較検査のために比較検査部404に入力される。尚、比較検査部404へのマスター画像の入力は検査制御部403の制御によって実行される。その際、検査制御部403がマスター画像を取得してから比較検査部404に入力する。
検査制御部403は、検査装置4全体の動作を制御する制御部であり、検査装置4に含まれる各構成は検査制御部403の制御に従って動作する。また、検査制御部403は、本実施形態の要旨に係る構成として、位置合わせ不良判定部403a及び表示制御部403bを含む。
比較検査部404は、読取画像取得部401が取得した読取画像とマスター画像処理部402が生成したマスター画像とを比較し、意図した通りの画像形成出力が実行されているか否かを判断する。比較検査部404は、膨大な計算量を迅速に処理するために上述したようなASICによって構成される。
本実施形態においては、検査制御部403が、比較検査部404を制御することによって画像検査部として機能すると共に、比較検査部404による検査結果を取得する検査結果取得部として機能する。
次に、マスター画像処理部402によるマスター画像の具体的な生成処理について説明する。図4は、マスター画像処理部402内部の構成を示すブロック図である。図4に示すように、マスター画像処理部402は、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422、色変換処理部423及び画像出力処理部424を含む。尚、本実施形態に係るマスター画像処理部402は、図2において説明した専用デバイス80、即ち、ASICとして構成されたハードウェアが、ソフトウェアの制御に従って動作することにより実現される。
少値多値変換処理部421は、有色/無色で表現された二値画像に対して少値/多値変換処理を実行して多値画像を生成する。本実施形態に係るビットマップデータは、プリントエンジン3に入力するための情報であり、プリントエンジンはCMYK(Cyan,Magenta,Yellow,blacK)各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する。これに対して検査対象の画像である読取画像は、基本三原色であるRGB(Red,Green,Blue)各色多階調の多値画像であるため、少値多値変換処理部421により先ず二値画像が多値画像に変換される。多値画像としては、例えばCMYK各8bitで表現された画像を用いることができる。
尚、本実施形態においては、プリントエンジン3がCMYK各色二値の画像に基づいて画像形成出力を実行する場合を例とし、マスター画像処理部402に少値多値変換処理部421が含まれる場合を例とするが、これは一例である。即ち、プリントエンジン3が多値画像に基づいて画像形成出力を実行する場合は、少値多値変換処理部421は省略可能である。
解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を、検査対象の画像である読取画像の解像度に合わせるように解像度変換を行う。本実施形態においては、読取装置400a、400bは200dpiの読取画像を生成するため、解像度変換処理部422は、少値多値変換処理部421によって生成された多値画像の解像度を200dpiに変換する。
色変換処理部423は、解像度変換処理部422によって解像度が変換された画像を取得して色変換を行う。上述したように、本実施形態に係る読取画像はRGB形式の画像であるため、色変換処理部423は、解像度変換処理部422によって解像度変換された後のCMYK形式の画像をRGB形式に変換する。これにより、画素毎にRGB各色8bit(合計24bit)で表現された200dpiの多値画像が生成される。即ち、本実施形態においては、少値多値変換処理部421、解像度変換処理部422及び色変換処理部423が、検査用画像生成部として機能する。
画像出力処理部424は、色変換処理部423までの処理によって生成されたRGB8bit、200dpiの画像に対して、変倍処理を施すことにより、プリントエンジン3の読取装置400から検査装置4に入力される読取画像とマスター画像とのサイズを合わせ、画像の位置ずれを低減させる。
また、画像出力処理部424は、変倍処理が施された画像から、マスター画像と読取画像との位置合わせを行うための基準点を抽出する。図5(a)は、変倍処理が施された画像を例示する図であり、図5(b)は、図5(a)に示した画像から抽出されたコーナーを例示する図である。なお、図5(a)において斜線で示されている部分は実際にはベタ塗りの部分である。図5(a)に示した画像に対して、例えば、コーナー抽出のためのフィルタを適用することにより、図5(b)に示したコーナーが抽出される。このように抽出されたコーナーが、位置合わせを行うための基準点となる。
マスター画像処理部402は、このようにして生成されたマスター画像及び抽出された基準点を検査制御部403に対して入力する。また、検査制御部403は、マスター画像処理部402から入力されたマスター画像及び抽出された基準点を比較検査部404に対して出力する。
次に、比較検査部404による具体的な比較検査処理について説明する。まず、比較検査部404は、検査制御部403から入力されたマスター画像及び基準点を用いて、マスター画像と読取画像との位置合わせを行う。具体的には、例えば、比較検査部404は、基準点を中心として上下左右方向に予め定められた正方形の範囲(例えば、基準点を中心として上下左右方向10画素の正方形の範囲、つまり、21dot×21dotの読取画像の範囲)をマスター画像に重ね合わせる位置を縦横にずらしながら、算出される差分値が最も小さくなる位置を重ね合わせの位置として決定する。このような処理により、まず、読取画像とマスター画像との大まかな位置合わせを行うことができる(以降、この処理を「予備的な位置合わせ」とする)。つまり、比較検査部404は、読取画像とマスター画像との位置合わせを行う位置合わせ部として機能する。
そして、比較検査部404は、決定された重ね合わせの位置で読取画像とマスター画像とを重ね合わせて、RGB各色8bitで表現された200dpiの読取画像及びマスター画像を対応する画素毎に比較し、夫々の画素毎に上述したRGB各色8bitの画素値の差分値を算出する。そのようにして算出した差分値と閾値との大小関係に基づき、検査制御部403は、読取画像における欠陥の有無を判断する。即ち、検査制御部403が検査装置4に含まれる各部を制御することにより画像検査部として機能する。
尚、読取画像とマスター画像との比較に際して、比較検査部404は、図6に示すように、所定範囲毎に分割された読取画像を、分割された範囲に対応するマスター画像に重ね合わせて各画素の画素値、即ち濃度の差分算出を行う。さらに、分割された範囲をマスター画像に重ね合わせる位置を縦横にずらしながら、算出される差分値が最も小さくなる位置を正確な重ね合わせの位置として決定すると共に、その際に算出された差分値を比較結果として採用する。このような位置合わせ処理により、予備的な位置合わせにより位置合わせされた読取画像とマスター画像とのより詳細な位置合わせを行うことができる(以降、この処理を「詳細な位置合わせ」とする)。
また、このような処理により、読取画像とマスター画像とが位置合わせされた上で差分値が算出される。そして、比較検査部404は、各画素の差分値と共に、詳細な位置合わせの位置として決定した際の縦横のずれ量を出力する。その結果、検査制御部403は、夫々の分割範囲毎に、マスター画像と読取画像との縦横、即ち主走査方向と副走査方向との位置ずれ量Gを取得することができる。
また、読取画像全体をマスター画像に重ね合わせて差分値を算出するのではなく、分割された範囲毎に差分値を算出すると、ある範囲において算出された差分値の比較結果を利用することによりその近隣の分割範囲の差分値を算出する際には画像を縦横にずらす量を減らすことができるので、全体として計算量を減らすことができる。更に、読取画像全体とマスター画像全体とで縮尺に差異があったとしても、図6に示すように範囲毎に分割して位置合わせを行うことにより、縮尺の差異による影響を低減することが可能である。
尚、差分値と閾値との大小関係の比較方法として、本実施形態に係る検査制御部403は、夫々の画素について比較検査部404によって算出された差分値を、予め設定された閾値と比較する。これにより、検査制御部403は、比較結果として、夫々の画素毎にマスター画像と読取画像との差異が所定の閾値を超えたか否かを示す情報を取得する。即ち、読取画像を構成する各画素について、欠陥であるか否かを検査することができる。また、図6に示す夫々の分割範囲のサイズは、例えば、上述したようにASICによって構成される比較検査部404が一度に画素値の比較を行うことが可能な範囲に基づいて決定される。
また、上記実施形態においては、比較検査部404がマスター画像を構成する画素と読取画像を構成する画素との差分値を算出して出力し、検査制御部403において差分値と閾値との比較を行う場合を例としている。この他、比較検査部404において差分値と閾値との比較を行い、その比較結果、即ち、読取画像を構成する各画素について、マスター画像において対応する画素との差異が所定の閾値を超えたか否かを示す情報を、検査制御部403が取得するようにしても良い。
尚、上記実施形態においては、図6において説明したように、所定範囲ごとに分割され読取画像をマスター画像に重ね合わせる位置を縦横にずらしながら、差分値の算出を行う場合を例として説明した。これは、全体としての位置ずれ量を求めたとしても、マスター画像と読取画像との縮尺の差異により、分割範囲毎に位置ずれ量が異なるため、その位置ずれ量を最終的に調整する趣旨である。
これに対して、分割範囲毎に読取画像をマスター画像に重ね合わせる位置をずらす処理を省略し、各分割範囲について、差分値の算出を行う処理を1回ずつ行う態様も考えられる。この場合、マスター画像と読取画像との縮尺の差異によって生じる分割範囲毎の位置ずれ量を考慮して、各分割範囲の画像の比較処理を行う必要がある。
例えば、図5において説明したように抽出された基準点に対応する範囲毎に算出された位置ずれ量に基づき、その間の範囲の位置ずれ量を求めるような態様が考えられる。即ち、画像のある領域において求められた位置ずれ量が(X,Y)=(+1、+3)であり、他の領域において求められた位置ずれ量が(X,Y)=(+3、+5)であった場合、その間の領域における位置ずれ量は(X,Y)=(+2、+4)として求めることができる。
尚、上記実施形態においては、図5に示すような基準点が抽出され、抽出された基準点を中心とした予め定められた範囲に基づいて予備的な位置合わせを行う場合を例として説明した。その他、基準点を抽出することなく予め定められた位置の予め定められた範囲に基づいて予備的な位置合わせが行われてもよい。また、位置合わせに用いられる範囲がユーザにより指定されてもよい。
また、基準点を中心とした予め定められた範囲に基づいて予備的な位置合わせが行われるのではなく、基準点のみに基づいて予備的な位置合わせが行われてもよい。その場合、画像出力処理部424は、マスター画像と同様に、読取画像からもコーナー抽出により基準点を抽出し、比較検査部404は、両者の画像から抽出された基準点を比較して、一方の基準点の位置を他方の基準点の位置に合わせるように位置合わせを行う。
次に、プリントエンジン3及び検査装置4及びスタッカ5の機械的な構成及び用紙の搬送経路について、図7を参照して説明する。図7に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン3に含まれる印刷処理部301は、無端状移動手段である搬送ベルト101に沿って各色の感光体ドラム102Y、102M、102C、102K(以降、総じて感光体ドラム102とする)が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ103から給紙される用紙(記録媒体の一例)に転写するための中間転写画像が形成される中間転写ベルトである搬送ベルト101に沿って、この搬送ベルト101の搬送方向の上流側から順に、複数の感光体ドラム102Y、102M、102C、102Kが配列されている。
各色の感光体ドラム102の表面においてトナーにより現像された各色の画像が、搬送ベルト101に重ね合わせられて転写されることによりフルカラーの画像が形成される。そのようにして搬送ベルト101上に形成されたフルカラー画像は、図中に破線で示す用紙の搬送経路と最も接近する位置において、転写ローラ104の機能により、経路上を搬送されてきた用紙の紙面上に転写される。
紙面上に画像が形成された用紙は更に搬送され、定着ローラ105にて画像を定着された後、検査装置4に搬送される。また、両面印刷の場合、片面上に画像が形成されて定着された用紙は反転パス106に搬送され、反転された上で再度転写ローラ104の転写位置に搬送される。
読取装置400は、検査装置4内部における用紙の搬送経路において、印刷処理部301から搬送された用紙の夫々の面を読み取り、読取画像を生成して検査装置4内部の情報処理装置によって構成される読取画像取得部401に出力する。また、読取装置400によって紙面が読み取られた用紙は検査装置4内部を更に搬送され、スタッカ5に搬送され、排紙トレイ501に排出される。尚、図7においては、検査装置4における用紙の搬送経路において、用紙の片面側にのみ読取装置400が設けられている場合を例としているが、用紙の両面の検査を可能とするため、用紙の両面側に夫々読取装置400を配置しても良い。
このようなシステムにおいて印刷物の欠陥を判別する際に、画像出力処理部424において位置合わせに適した基準点が抽出されず、比較検査部404において位置合わせが不十分となる場合がある。位置合わせが不十分なまま読取画像とマスター画像との比較検査が行われると、両者の画像の比較領域にずれが生じているので、正常に印刷されているにも関わらず、印刷物に欠陥があると判断される場合がある。このような場合に、欠陥を検知したという検査結果が印刷物に欠陥があることに起因するのではなく、位置合わせ不良に起因しているという旨を通知することが本実施形態に係る要旨である。以下、本実施形態に係るシステムの処理について説明する。
図8は、本実施形態に係る位置合わせ不良を考慮した欠陥判定処理を例示するフローチャートである。図8に示すように、比較検査部404による検査が終了すると、検査制御部403は、比較検査部404から位置合わせ結果を取得する(S801)。位置合わせ結果には、比較検査部404による予備的な位置合わせ処理の際に、基準点を中心とする予め定められた正方形の範囲をマスター画像に重ね合わせる位置を縦横にずらしながら算出される各差分値が含まれる。
次に、検査制御部403は、比較検査部404から検査結果を取得する(S802)。検査結果には、印刷物が印刷されたページ番号、欠陥の有無、欠陥の有無を判定するために算出された各差分値、詳細な位置合わせ処理の際に算出された分割領域ごとの位置ずれ量G等が含まれる。
位置合わせ結果及び検査結果を取得すると、位置合わせ不良判定部403aは、取得した検査結果から各ページの欠陥の有無を順に判定する(S803)。欠陥ありとされている場合(S803/YES)、そのページに位置合わせ不良が発生しているかを判定する(S804)(位置合わせ不良の判定方法の具体例は後述)。一方、欠陥なしを示す場合(S803/NO)、位置合わせ不良判定部403aは、そのページに欠陥がないとする判定結果を、検査装置4のRAM20上に確保された記憶領域や、HDD40等の不揮発性記憶媒体に保存する(S805)。
位置合わせ不良が発生しているかを判定した位置合わせ不良判定部403aは、欠陥ありとされているページに、位置合わせ不良が発生していると判定すると(S804/YES)、位置合わせ不良が原因で欠陥ありと判断されているとする判定結果を、検査装置4のRAM20上に確保された記憶領域や、HDD40等の不揮発性記憶媒体に保存する(S806)。一方、位置合わせ不良判定部403aは、位置合わせ不良は発生していないと判定すると(S804/NO)、そのページに欠陥があるとする判定結果を、検査装置4のRAM20上に確保された記憶領域や、HDD40等の不揮発性記憶媒体に保存する(S807)。
各判定結果がRAM20等に保存されると、表示制御部403bは、取得した検査結果に含まれるすべてのページに対して位置合わせ不良に関する判定が行われた場合(S808/YES)、RAM20等に記憶されている判定結果を、検査装置4の表示部であるLCD60等に表示させて処理を終了する(S809)。一方、位置合わせ不良判定部403aは、位置合わせ不良に関する判定が行われていないページが残っている場合(S808/NO)、残りのページについて位置合わせ不良に関する判定を行う(S803〜S807)。
図9は、位置合わせ不良判定部403aによる位置合わせ不良を考慮した欠陥判定結果を表示する表示画面を例示する図である。図9に示すように、欠陥判定結果は、例えば、表示制御部403bにより検査装置4のLCD60に表示され、ページごとの欠陥有無が表示される。例えば、図9に示すように、1ページ目は欠陥が検知されず、2〜4ページ目は比較検査部404により欠陥が検知されたが、そのうち2、4ページ目は、位置合わせ不良の可能性がある旨が表示される。また、位置合わせ不良の可能性があるページについては、検査結果を保留にする旨が表示されてもよい。
次に、位置合わせ不良の判定方法の具体例を説明する。一例は、予備的な位置合わせ処理のために算出された各差分値に対する閾値を設けて判定する方法である。上述したように、算出される差分値が最も小さくなる位置が、読取画像とマスター画像との重ね合わせの位置として決定される。しかしながら、算出された差分値の中では最小であっても、その最小の値があまりにも大きい場合、そもそも位置合わせが正しく行われていないと考えられる。
そこで、位置合わせ不良判定部403aは、差分値に対する閾値を設定し、重ね合わせの位置として決定された差分値が、設定された閾値よりも大きい場合は、そもそも位置合わせが正確に行われておらず、位置合わせ不良が発生していると判定する。
別の例は、予備的な位置合わせ処理のために算出された各差分値のうち、最小の値を示す差分値が複数あるかに基づいて判定する方法である。上述したように、算出される差分値が最も小さくなる位置が、読取画像とマスター画像との重ね合わせの位置として決定される。しかしながら、最小の値を示す差分値が複数ある場合、いずれかの値を選択して、その値に対応する位置を重ね合わせの位置として決定すると、重ね合わせの位置として適切ではない場合がある。
また、そもそも重ね合わせの位置が一意に定まらないということは、位置合わせに使用する基準点の抽出が適切に行われていない等の原因による位置合わせ不良が考えられる。そこで、位置合わせ不良判定部403aは、各差分値のうち最小の値を示す差分値が複数存在する場合、位置合わせ不良が発生していると判定する。
また別の例は、位置ずれ量Gに基づいて判定する方法である。位置ずれ量Gには、ずれ方向やずれの大きさが含まれる。そして、位置ずれ量Gは、読取画像の分割範囲ごとに求められているので、読取画像全体でみると、位置ずれ量Gそれぞれのずれ方向やずれの大きさには、同じようなずれ方向や同じようなずれの大きさといった一定の傾向があると考えられる。そこで、位置合わせ不良判定部403aは、位置ずれ量Gの中に一定の傾向とははずれた位置ずれ量Gがある場合に、位置合わせ不良が発生していると判定する。
さらに別の例は、比較検査部404による欠陥の検知のために算出された差分値に対して位置合わせ不良と判定する閾値を設定して判定する方法である。位置合わせが不十分な場合、読取画像とマスター画像とが大きくずれた状態で比較されるので、算出された差分値は、正しく位置合わせされた状態で欠陥が検知された差分値よりも大きくなると考えられる。
そこで、位置合わせ不良判定部403aは、欠陥を検知する際に用いられる閾値とは別に、これより値の大きい閾値を設定し、読取画像とマスター画像との差分値が設定された閾値よりも大きい場合に位置合わせ不良が発生していると判定する。なお、閾値は、分割範囲ごとの差分値ではなく、分割範囲ごとの差分値の合算値に対して設定されてもよい。
以上説明したように、このような処理により、ユーザは、真に欠陥がある印刷物と、位置合わせ不良に起因して欠陥があると判断された印刷物とを区別して把握することができ、位置合わせ不良と判断された印刷物のみを確認することができるので、ユーザの確認負担が軽減される。
上記実施形態においては、真に欠陥がある印刷物と、位置合わせ不良に起因して欠陥があると判断された印刷物とが区別できるよう通知されるが、さらに、位置合わせ不良に起因して欠陥があると判断された印刷物に対して、欠陥の有無を再検査する構成を以下に説明する。
図10は、位置合わせ不良判定部403aが、位置合わせ不良に起因して欠陥があると判断された印刷物に対して、欠陥の有無を再検査する処理を例示するフローチャートである。位置合わせ不良判定部403aは、図8に示した処理により、位置合わせ不良が発生していると判定されたページを識別する識別情報等を、RAM20上に確保された記憶領域や、HDD40等の不揮発性記憶媒体に保存しているものとする。
図10に示すように、位置合わせ不良が発生している判定されたページの識別情報をRAM20等に保存した位置合わせ不良判定部403aは、図1に示した画像形成システムが待機状態である場合(S1001/YES)、比較検査部404に対して再検査対象のページの識別情報を入力して、欠陥の有無の再検査を行うよう制御する(S1002)。つまり、比較検査部404は、画像形成システムの待機状態中に、再検査対象のページの再検査処理を行う再検査部として機能する。画像形成システムが待機状態であるとは、画像形成システムを構成するプリントエンジン3が画像形成出力を行っていない状態や、検査装置4が検査処理を行っていない状態を示す。
また、比較検査部404は、欠陥の有無の再検査において、例えば、読取画像とマスター画像との欠陥検査の際に縦横に画像をずらす範囲を最初の検査よりも広げてそれぞれの差分値を求めたり、位置合わせに適した基準点を抽出するために別の手法(例えば、位相限定相関法)を使用したりする。このような再検査処理は、最初に行われる欠陥の有無の検査処理よりも長い計算時間を要するが、画像形成システムのリソースに余裕のある待機状態中に行われるので、処理時間に制約がなく、処理途中で打ち切られることなく行われる。
一方、位置合わせ不良判定部403aは、画像形成システムが待機状態ではない場合(S1001/NO)、待機状態になるまで待つ。比較検査部404に対して再検査を行うよう制御した位置合わせ不良判定部403aは、比較検査部404から再検査結果を取得する(S1003)。再検査結果が取得されると、表示制御部403bは、再検査結果が欠陥ありを示す場合(S1004/YES)、検査装置4の表示部であるLCD60等に欠陥がある旨を表示させる(S1005)。つまり、位置合わせ不良に起因して欠陥があると判断された印刷物は、再検査により真に欠陥が検知された印刷物であると判定される。
一方、表示制御部403bは、再検査結果が欠陥なしを示す場合(S1004/NO)、検査装置4のLCD60等に欠陥がない旨を表示させる(S1006)。つまり、位置合わせ不良に起因して欠陥があると判断された印刷物は、再検査により欠陥のない印刷物であると判定される。
図11は、比較検査部404による再検査後の欠陥判定結果を表示する表示画面を例示する図である。例えば、図11に示すように、図9に示した欠陥判定結果の2、4ページ目が再検査され、2ページ目は再検査により欠陥ありから欠陥なしに変更された旨が表示されるとともに、変更された理由を表示する「詳細情報表示」ボタンが表示される。また、4ページ目は再検査により位置合わせ不良の可能性がある旨の表示から欠陥ありの表示に変更される。
図12は、再検査により欠陥なしに変更された理由を表示する表示画面を例示する図である。図11に示した「詳細情報表示」ボタンが押下されると、図12に示すように、「2ページ目については位置合わせ不良により欠陥ありと判定されていたが、再検査により欠陥はなかった」旨が表示される。
このような構成により、画像形成システムの待機状態中に処理時間の制約を受けることなく計算時間を要する再検査処理ができるので、位置合わせ不良を考慮したより精度よい欠陥判定を行うことができる。また、ユーザはより精度よく欠陥判定が行われた結果を参照できるので、位置合わせ不良により欠陥ありと判定されている印刷物といった確認すべき印刷物を減らすことができ、確認負担が軽減される。
なお、上記実施形態においては、位置合わせ不良を考慮した欠陥判定結果や再検査結果を、図9、図11、図12に示すように検査装置4のLCD60に一覧表示させる場合を具体例として説明したが、他の態様で表示させてもよい。例えば、拡張現実(AR;Argument Reality)により、モバイル端末等の画面上に、積載された印刷物における欠陥ありと判定された印刷物及び位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物の位置が表示されてもよい。なお、モバイル端末は、カメラ(撮像機能)を有し、検査装置4と通信可能に接続されるスマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistants)等の可搬型の情報処理端末である。また、ARとは、ディスプレイに表示されている画像に、バーチャルな画像を重ねて表示させる技術である。図16は、実施形態に係る検査制御部403の構成を例示するブロック図である。図16に示すように、本実施形態に係る検査制御部403は、図3に示した検査制御部403の構成に加えて、画像取得部403c、標識画像抽出部403d及び欠陥位置算出部403eを含む。
具体的には、例えば、積載された検査済の印刷物の上に、バーコード等のパターン画像であるARマーカー(標識画像)が印刷された用紙が積載された印刷物が、モバイル端末等のカメラで撮像され、モバイル端末の表示部に表示される。すると、画像取得部403cは、撮像されて生成された撮像画像を取得する。標識画像抽出部403dは、取得された撮像画像からARマーカーを抽出する。また、欠陥位置算出部403eは、撮像された印刷物に対応する位置合わせ不良を考慮した位置合わせ不良判定部403aによる欠陥判定結果に基づいて、欠陥ありと判定された印刷物及び位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物の積載位置を算出する。
そして、表示制御部403bは、抽出したARマーカー及び算出された積載位置に基づいて、例えば、欠陥ありと判定された印刷物及び位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物の積載位置を示すラインを、表示部に表示されている印刷物に重ね合わせて表示させる。
図13は、モバイル端末の表示部に表示されている印刷物に積載位置を示すラインが重ね合わせて表示されている画面を例示する図である。図13に示すように、例えば、欠陥ありと判定された印刷物の積載位置を示すラインは実線、位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物の積載位置を示すラインは点線のように、両者の印刷物が区別できる態様で表示される。また、ラインの色で区別されるようにしてもよい。
図14は、撮像されている印刷物に対する再検査後の表示画面を例示する図である。図14に示すように、再検査により欠陥ありから欠陥なしに変更された印刷物の積載位置を示す図13に示したラインは削除されている。さらに、図14に示すように、欠陥ありから欠陥なしに変更された理由等の詳細情報が、モバイル端末の表示部に重ねて表示されてもよい。なお、再検査により欠陥ありから欠陥なしに変更された印刷物の積載位置を示すラインが削除されるのではなく、異なる色で表示されるなど、変更されたことが区別できる態様であればどのような表示方法でもよい。
また、例えば、スタッカ5に配置される指示部により、排紙トレイ501に積載される印刷物における欠陥ありと判定された印刷物及び位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物の積載位置を指示するようにしてもよい。
図15は、指示部を有するスタッカ5を例示する図である。具体的には、例えば、図15に示すように、指示部502は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子が排紙トレイ501における用紙の積載面に対して鉛直方向に予め定められた間隔で配置されて構成される。そして、指示部502は、排紙トレイ501上において欠陥ありと判定された印刷物及び位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物が積載されている高さに位置するLEDを点灯させることにより、LEDの高さによって両者の印刷物の積載位置を指し示す。なお、両者の印刷物の積載位置は、図17に示した検査制御部403の積載位置算出部403fにより、位置合わせ不良を考慮した位置合わせ不良判定部403aによる欠陥判定結果に基づいて算出される。
図15に示すように、例えば、欠陥ありと判定された印刷物の積載位置はLEDを赤色(図15においては縦縞のハッチング)、位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物の積載位置はLEDを緑色(図15においてはドットのハッチング)に点灯させるというように、両者の印刷物が区別できる態様で指し示される。また、LEDの点滅パターン等で区別されるようにしてもよい。
また、再検査により欠陥ありから欠陥なしに変更された印刷物の積載位置を指し示すLEDは消灯される。また、検査装置4のLCD60等に欠陥ありから欠陥なしに変更された理由等の詳細情報が表示されてもよい。また、再検査により欠陥ありから欠陥なしに変更された印刷物の積載位置を指し示すLEDが消灯されるのではなく、異なる色で点灯する、点滅パターンが変化するなど、変更されたことが区別できる態様であればどのような方法でもよい。
このような構成により、ユーザは欠陥ありと判定された印刷物及び位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物の積載位置を容易に把握することができる。また、再検査により欠陥ありから欠陥なしに変更された印刷物の積載位置は他の積載位置とは区別可能に示されるので、ユーザは積載されている印刷物から抜き出すべき欠陥ありと判定された印刷物の積載位置から、抜き出すべき印刷物を容易に抜き出すことができる。
また、欠陥ありと判定された印刷物を正常に出力された印刷物とは別の排紙トレイに排紙する構成において、位置合わせ不良により欠陥ありと判定された印刷物は、別の排紙トレイには排紙せず、正常に出力された印刷物が排紙されている排紙トレイに排紙される構成とすることもできる。
また、本実施形態においては、位置合わせ不良の原因が位置合わせに適した基準点が抽出されなかった場合としているが、基準点を1つも抽出できず、そもそも位置合わせができなかった場合(位置合わせ不能)と、基準点を抽出できたが位置合わせに適した基準点ではなく位置合わせ不良となった場合を区別できるような構成にしてもよい。
1 DFE
2 エンジンコントローラ
3 プリントエンジン
4 検査装置
5 スタッカ
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 専用デバイス
90 バス
101 搬送ベルト
102、102Y、102M、102C、102K 感光体ドラム
103 給紙トレイ
104 転写ローラ
105 定着ローラ
106 反転パス
201 データ取得部
202 エンジン制御部
203 ビットマップ送信部
301 印刷処理部
400 読取装置
401 読取画像取得部
402 マスター画像処理部
403 検査制御部
403a 位置合わせ不良判定部
403b 表示制御部
403c 画像取得部
403d 標識画像抽出部
403e 欠陥位置算出部
403f 積載位置算出部
404 比較検査部
405 通信制御部
406 ネットワークI/F
421 少値多値変換処理部
422 解像度変換処理部
423 色変換処理部
424 画像出力処理部
501 排紙トレイ
502 指示部
特開2006−007659号公報

Claims (9)

  1. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行う位置合わせ部と、
    位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行う画像検査部と、
    前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定する位置合わせ不良判定部と
    位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示させる表示制御部と、
    前記画像検査装置による前記検査が行われていない待機状態において、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の再検査を、前記検査とは異なる処理により行う再検査部と、
    を含み、
    前記表示制御部は、再検査された前記読取画像の検査の結果に応じて表示態様を変更する、
    ことを特徴とする画像検査装置。
  2. 前記画像検査部は、前記読取画像を複数の領域に分割し、前記領域それぞれの画像を前記検査用画像に重ね合わせる位置を予め定められた画素分縦横にずらしながら算出される差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定し、
    前記再検査部は、前記領域それぞれの画像を前記検査用画像に重ね合わせる位置を前記予め定められた画素分よりも多い画素分縦横にずらしながら算出される差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検査装置。
  3. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行う位置合わせ部と、
    位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行う画像検査部と、
    前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定する位置合わせ不良判定部と、
    を含み、
    前記画像検査部は、位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分が予め定められた欠陥判定のための閾値よりも大きい場合に、前記読取画像に欠陥があると判定し、
    前記位置合わせ不良判定部は、位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分が、前記欠陥判定のための閾値よりも値の大きい予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良と判定する、
    ことを特徴とする画像検査装置。
  4. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行う位置合わせ部と、
    位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行う画像検査部と、
    前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定する位置合わせ不良判定部と、
    位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示させる表示制御部と、
    前記画像検査装置に接続された情報処理端末が有する撮像機能により撮像されて生成された撮像画像を取得する画像取得部と、
    取得された前記撮像画像から、検査済の用紙が積載された位置と予め定められた位置関係で表示される所定の標識画像を抽出する標識画像抽出部と
    前記欠陥を判定する検査の結果に基づき、積載された前記検査済の用紙において欠陥の検知された用紙の位置を算出する欠陥位置算出部と、
    を含み
    前記表示制御部は、抽出された前記標識画像及び算出された前記欠陥の検知された用紙の位置に基づいて、位置合わせ不良と判定された前記読取画像に対応する用紙の積載位置を識別するための識別情報を、それ以外の前記欠陥が検知された前記読取画像に対応する用紙の積載位置を識別するための識別情報とは区別可能に、取得された前記撮像画像に重ね合わせて表示させる、
    ことを特徴とする画像検査装置。
  5. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査装置であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行う位置合わせ部と、
    位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行う画像検査部と、
    前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定する位置合わせ不良判定部と、
    位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示させる表示制御部と、
    前記欠陥を判定する検査の結果に基づき、前記読取画像に対応する用紙の排紙先である排紙トレイに積載された用紙において前記欠陥が検知された用紙の積載位置を算出する積載位置算出部と、
    を含み、
    前記表示制御部は、前記排紙トレイにおいて用紙が積載される方向に予め定められた間隔ごとに高さを示す指示部を、算出された前記積載位置に基づいて制御することにより、位置合わせ不良と判定された前記読取画像に対応する用紙の排紙トレイ上における積載位置を、それ以外の前記欠陥が検知された前記読取画像に対応する用紙の前記排紙トレイ上における積載位置とは区別可能に指し示す、
    ことを特徴とする画像検査装置。
  6. 前記位置合わせ部は、前記読取画像の予め定められた範囲の画像と前記検査用画像の対応する範囲の画像との差分を算出して、算出された前記差分に基づいて前記読取画像と前記検査用画像との位置合わせを行う
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像検査装置。
  7. 前記位置合わせ不良判定部は、前記位置合わせ部により算出された差分が、予め定められた閾値よりも大きい場合に、前記欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良と判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像検査装置。
  8. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査システムであって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成する検査用画像生成部と、
    前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行う位置合わせ部と、
    位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行う画像検査部と、
    前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定する位置合わせ不良判定部と
    位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示させる表示制御部と、
    前記画像検査システムによる前記検査が行われていない待機状態において、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の再検査を、前記検査とは異なる処理により行う再検査部と、
    を含み、
    前記表示制御部は、再検査された前記読取画像の検査の結果に応じて表示態様を変更する、
    ことを特徴とする画像検査システム。
  9. 記録媒体上に画像形成出力された画像を読み取った読取画像の検査を行う画像検査方法であって、
    画像形成出力するべき画像の情報に基づいて前記読取画像の検査を行うための検査用画像を生成し、
    前記読取画像と生成された前記検査用画像との位置合わせを行い、
    位置合わせされた前記読取画像と前記検査用画像との差分に基づいて前記読取画像の欠陥を判定する検査を行い、
    前記欠陥の判定において欠陥が検知された読取画像と前記検査用画像との位置合わせ不良を判定し、
    位置合わせ不良と判定された前記読取画像の検査の結果を、他の前記読取画像の検査の結果とは区別可能に表示し
    前記検査が行われていない待機状態において、位置合わせ不良と判定された前記読取画像の再検査を、前記検査とは異なる処理により行い、
    再検査された前記読取画像の検査の結果に応じて表示態様を変更する、
    ことを特徴とする画像検査方法。
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