JP6282156B2 - 画像装置、画像処理方法、制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像装置、画像処理方法、制御プログラム及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6282156B2
JP6282156B2 JP2014072496A JP2014072496A JP6282156B2 JP 6282156 B2 JP6282156 B2 JP 6282156B2 JP 2014072496 A JP2014072496 A JP 2014072496A JP 2014072496 A JP2014072496 A JP 2014072496A JP 6282156 B2 JP6282156 B2 JP 6282156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
limit value
correction
upper limit
dynamic range
image processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014072496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015195498A (ja
Inventor
潤二 多田
潤二 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014072496A priority Critical patent/JP6282156B2/ja
Priority to CN201510146524.6A priority patent/CN104954771B/zh
Priority to US14/674,282 priority patent/US9838658B2/en
Publication of JP2015195498A publication Critical patent/JP2015195498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6282156B2 publication Critical patent/JP6282156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/646Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/71Circuitry for evaluating the brightness variation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/81Camera processing pipelines; Components thereof for suppressing or minimising disturbance in the image signal generation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/82Camera processing pipelines; Components thereof for controlling camera response irrespective of the scene brightness, e.g. gamma correction
    • H04N23/83Camera processing pipelines; Components thereof for controlling camera response irrespective of the scene brightness, e.g. gamma correction specially adapted for colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • H04N23/88Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals for colour balance, e.g. white-balance circuits or colour temperature control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/202Gamma control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/68Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits
    • H04N9/69Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits for modifying the colour signals by gamma correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • H04N23/843Demosaicing, e.g. interpolating colour pixel values

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

本発明は、撮像装置で撮影した撮影データの画像処理に関し、特に未現像の撮影データとして記憶されているダイナミックレンジを撮影データに応じて適応的に現像結果へ反映させることができる技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、撮像データの階調を自動的に目標の階調に補正する明るさ調整が行われている。例えば、撮影データの暗部と明部の階調等を解析し、全体が好適な階調になるように自動的に階調補正を行う技術が知られている。具体的には、撮像対象の明るさが変化した場合に、撮像対象を所定の明るさで表示するように階調補正を行う手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、未現像の撮影データに対して、撮影時の露出の基準値に基づいて階調補正を行う手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−359773号公報 特開2005−268952号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に記載された技術では、シーンによっては全体的な明るさを大きく補正するため、撮影時の画像の雰囲気が損なわれてしまうという問題がある。
本発明は、撮影時の画像の雰囲気を損なうことなく適切な階調補正を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本発明に係る現像装置は、未現像の撮影データを現像する画像処理装置であって、前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整手段と、前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整手段により決定された前記入力下限値と前記入力上限値の少なくとも一方に基づいて算出する補正量調整手段と、前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整手段により算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影時の画像の雰囲気を損なうことなく適切な階調補正を行うことができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 現像部が備えるWB調整部によるWB調整処理の一例を示す図である。 現像部で実行される階調補正量の第1の決定方法のフローチャートである。 現像部が有する補正量調整部が図3のステップS307で実行するガンマカーブの適レベルの算出処理を模式的に示す図である。 図3のステップS307で用いる補正係数Kと輝度ヒストグラムの低輝度側の偏り度合い(var1)との関係を示すテーブルである。 図3のステップS308で用いる暗部補正度合いテーブルと明部補正度合いテーブルの例である。 図3のステップS308で用いる暗部補正量テーブルと明部補正量テーブルの例である。 現像部で実行される階調補正量の第2の決定方法のフローチャートである。 現像部が有する補正量調整部が図8のステップS807で実行するガンマカーブの適レベルの算出処理を模式的に示す図である。 図8のステップS807で用いる補正係数Kと輝度ヒストグラムの高輝度側の偏り度合い(var2)との関係を示すテーブルである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。撮像装置100は、典型的には、動画撮影機能を備えるデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラであるが、これに限られず、カメラ機能(撮像素子を用いて画像(映像)を取得する撮影機能)を備える各種の電子機器であってもよい。例えば、撮像装置100は、カメラ機能付き携帯通信端末(携帯電話、スマートフォン等)、カメラ機能付き携帯型コンピュータ(タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ等)、カメラ機能付き携帯ゲーム機等であってもよい。
撮像装置100は、大略的に、撮像部1、現像部2及び記憶再生部3から構成される。なお、撮像装置100は、撮像装置100の全体的な制御を行う不図示の中央制御部(CPU)を備える。撮像部1、現像部2及び記憶再生部3は、中央制御部(CPU)の制御下において、所定の動作や処理を実行する。
撮像部1は、ズームレンズやフォーカスレンズ等の各種レンズや絞り、CMOSイメージセンサ等の撮像素子、A/D変換器、測光センサ等を備え、未現像の撮影データ(以下「RAWデータ」という)を生成する。現像部2は、撮像部1で生成したRAWデータを現像し、現像データを生成する。記憶再生部3は、撮像部1が生成したRAWデータや現像部2が生成した現像データを記憶媒体に記憶し、また、記憶媒体に記憶したRAWデータや現像データを読み出す。なお、撮像装置100では、記憶再生部3に記憶されたRAWデータを任意のタイミングで読み出して、現像することも可能である。
現像部2は、ホワイトバランス調整部10(以下「WB調整部10」と記す)を有する。WB調整部10は、各色信号の信号値にホワイトバランス係数(以下「WB係数」と記する)を乗算することで、グレーの被写体を各色信号のレベルが揃ったグレーとして出力するよう各色信号のレベルを調整する。WB係数とは、色信号毎に異なるゲインである。撮像部1は、RAWデータとして撮像素子からの信号値と共にWB係数を記憶しており、各色信号の信号値にWB係数を乗算することにより、グレーの被写体の各色信号が同じ信号値となる。
なお、WB係数は、標準的な光源下での撮影を想定して記憶しておいてもよい。また、WB係数は、ユーザが入力した色温度に基づいて算出することができ、また、RAWデータ又は現像データの一部領域から各色信号の信号値を抽出して算出することもできる。WB調整部10は、RAWデータに記憶されているWB係数を使用せず、現像時にユーザが指定した方法で算出して用いることもできる。
図2は、WB調整部10によるWB調整処理の一例を示す図である。図2において、縦軸は、信号値の大きさを示している。図2に示す信号値20は、RAWデータに記憶されている各色信号の信号値である。センサ飽和値21は、撮像素子の分光感度特性、撮像部1の処理精度及び所定の閾値によって定まる信号値20の上限値である。図2の例では、各色信号のセンサ飽和値21を同一に設定しているが、センサ飽和値21は、色信号毎に異なっていても構わない。
図2に示す信号値22は、各色信号の信号値20にWB調整部10がWB係数を乗算したWB調整後の信号値である。信号値20にWB係数を乗算することにより、各色信号の上限値が変わる。図2の例では、R信号のWB係数を2、B信号のWB係数を1.5、G信号のWB係数を1としている。よって、R信号飽和レベル23はセンサ飽和値21の2倍の大きさになり、B信号飽和レベル24はセンサ飽和値21の1.5倍の大きさとなり、G信号飽和レベル25はセンサ飽和値21と等しくなる。
現像部2は、光学補正部11、色補間部12、ダイナミックレンジ調整部13(以下、「Dレンジ調整部13」と記す)、置換処理部14、ノイズ除去部15を有する。また、現像部2は、補正量調整部16、ガンマ補正部17、階調補正部18、シャープネス処理部19及び色処理部110を有する。なお、現像部2が有するこれら各部(WB調整部10を含む)の一部は撮像部1が備えていてもよく、また、現像部2は更に別の処理部を有していてもよい。また、現像部2が有する各部は、中央制御部自体の機能ブロックであってもよいし、中央制御部からの制御下で所定の機能を実行する機能ブロックであってもよい。
光学補正部11は、撮像部1の各種レンズに起因する周辺光量の減光や倍率色収差、軸上色収差の除去、歪曲等を補正する。色補間部12は、単色の信号で構成された各画素をデベイヤ処理する。Dレンジ調整部13は、現像に使用する輝度値の入力下限値Bkと入力上限値Wt(つまり、ガンマカーブの入力下限値Bkと入力上限値Wt)を決定する。置換処理部14は、各画素について、飽和付近の色信号を他の色信号に置換する。ノイズ除去部15は、フィルタ処理や階層処理等によって輝度ノイズや色ノイズを取り除く。
補正量調整部16は、入力信号(後述するステップS301〜S303の処理が行われてステップS307での処理対象となる撮影データ)に対して施すガンマカーブの基準レベルを算出し、階調補正テーブルを生成する。なお、基準レベルとは、ガンマ補正処理後の信号が目標とするレベルとなる入力信号のレベルを指している。本実施形態では、ガンマ補正処理後の信号が目標とするレベルを、適正露出とする輝度値(輝度レベル)、具体的には、反射率18%のグレーを撮影したときの輝度値(輝度レベル)に設定した場合を説明する。そのため、以降では、基準レベルのことを適レベルと表現する。なお、目標とするレベルは、上記以外でもよく、撮影シーンに応じて設定してもユーザが設定してもよい。
ガンマ補正部17は、Dレンジ調整部13によって決定された入力下限値Bk及び入力上限値Wtと補正量調整部16により決定されたガンマカーブとを用いて、撮影画像全体のコントラストとダイナミックレンジを調整するガンマ補正処理を行う。
階調補正部18は、補正量調整部16で生成した階調補正テーブルに従って、暗部のみ又は明部のみの局所的な輝度の階調補正を行う。シャープネス処理部19は、エッジを強調することで、画像全体のシャープネスを調整する。色処理部110は、色相の調整や高輝度部の色曲がりを抑圧する。なお、図1では、現像部2の構成について、好ましい処理の順序に即して各処理部を示しており、同順序を採用することにより、ノイズの低減やエッジ部の色付き軽減等の効果が得られるが、これらの順序は限定されるものではない。
<階調補正量の第1の決定方法>
図3乃至図7を参照して、階調補正量の第1の決定方法について説明する。図3は、現像部2で実行される階調補正量の第1の決定方法のフローチャートである。なお、撮像装置100の全体的な制御を行う不図示の中央制御部(CPU)が、所定のプログラムを実行し、現像部2を構成する各部の動作を制御することにより、図3に示す各処理が実行される。
ステップS301では、WB調整部10が、RAWデータの各色信号の信号値に対してWB係数を乗算することにより、WB調整を行う。ステップS302では、置換処理部14が、飽和付近の色信号を他の色信号で置換する。この置換処理には、周知の技術(例えば、特開2004−328564号公報、特開2012−85360号公報等に記載された技術)を用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
ステップS303では、ガンマ補正部17が、ステップS302の処理後の撮影データに対してガンマ補正処理を行う。ここでは、Dレンジ調整部13が決定した入力下限値Bk及び入力上限値Wtによって算出されるガンマカーブによる階調変換を行う。入力下限値Bkと入力上限値Wtはそれぞれ、例えば、撮影データの下位1%、上位1%の輝度値とすることができる。
ステップS304では、補正量調整部16が、ステップS303の処理後の撮影データの輝度ヒストグラムを算出する。具体的には、ステップS303でのガンマ補正後のRGB信号を輝度値(Y)に変換し、撮影データ全体における輝度ヒストグラムを算出する。なお、RGB信号から輝度値(Y)への変換には、例えば、下記の式1を用いることができる。
ステップS305では、補正量調整部16が、輝度ヒストグラムの偏り度合いを算出する偏り算出手段として、中心輝度よりも低輝度側の偏り度合いと高輝度側の偏り度合いを算出する。輝度ヒストグラムの偏り度合いは、例えば、下記の式2,3を用いることができる。式2,3はそれぞれ、輝度ヒストグラムの偏り度合いとして、階調数が256の輝度ヒストグラムの中心輝度よりも低輝度側の偏り度合い(var1)と高輝度側の偏り度合い(var2)を算出するための式である。なお、式2,3において、“Y[i]”は、輝度値iのヒストグラムの度数である。
ステップS306では、補正量調整部16が、Dレンジ調整部13で決定された入力下限値Bk及び入力上限値Wtによる調整後のダイナミックレンジが調整前のダイナミックレンジよりも大きいか(調整によりダイナミックレンジが拡張したか)否かを判定する。ダイナミックレンジが大きくなっている場合(S306でYES)、処理はステップS307へ進められ、ダイナミックレンジが大きくなっていない場合(S306でNO)、処理はステップS308へ進められる。
ステップS307では、補正量調整部16が、ガンマカーブの適レベルを算出する。図4は、ステップS307でのガンマカーブの適レベルを算出する処理を模式的に示す図である。図4には、3本のガンマカーブ、即ち、第1のガンマカーブ40、第2のガンマカーブ41及び第3のガンマカーブ42が示されている。第1のガンマカーブ40は、ダイナミックレンジ調整を行わないガンマカーブである。第2のガンマカーブ41は、適レベルはダイナミックレンジ調整前と同じで、入力下限値と上限値を調整したガンマカーブである。第3のガンマカーブ42は、第2のガンマカーブ41に対して適レベルの調整を行ったガンマカーブである。
図4において、入力下限値43は、第1のガンマカーブ40の入力下限値であり、入力下限値44は、第2のガンマカーブ41と第3のガンマカーブ42の入力下限値である。適レベル45は、第1のガンマカーブ40と第2のガンマカーブ41の適レベルであり、適レベル46は、第3のガンマカーブ42の適レベルである。入力上限値47は、第1のガンマカーブ40のガンマカーブである。入力上限値48は、第2のガンマカーブ41と第3のガンマカーブ42の入力上限値である。なお、これらの値(43〜48)は、ログスケールでの値で示されている。出力上限値49は、ガンマ補正後の出力上限値である。
第1のガンマカーブ40から適レベルを変えずにダイナミックレンジを拡張するように調整を行った第2のガンマカーブ41の場合、適レベルよりも高輝度側で傾きが小さくなるため、この輝度領域における階調が乏しくなってしまう。これに対して、第3のガンマカーブ42では、適レベルを調整して高輝度側にシフトさせることで、高輝度側の階調性をダイナミックレンジ調整を行わない場合の第1のガンマカーブ40に近付ける(傾きを一定に保つ)ことができている。また、第3のガンマカーブ42では、適レベルを高輝度側にシフトさせることで、低輝度側の階調性もダイナミックレンジ調整を行わない場合の第1のガンマカーブ40に近付けることができている。適レベルの算出式の一例を下記の式4に示す。
上記の式4において、“Bk1”は入力下限値43の、“Bk2”は入力下限値44の、“Wt1”は入力上限値47の、“Wt2”は入力上限値48の各値(輝度値)を示している。また、“Mid”はシフト前の適レベル(適レベル45)の、“MidNew”はシフト後の適レベル(適レベル46)の各値(輝度値)を示している。
“K”は、0〜1の範囲の値を持つ補正係数であり、ダイナミックレンジ拡張分を適レベルの低輝度側と高輝度側とにそれぞれ割り振る割合を決定する。よって、上記の式4によれば、適レベルは、ダイナミックレンジ調整の前後における適レベルよりも低輝度側のダイナミックレンジの比と、適レベルよりも高輝度側のダイナミックレンジの比の少なくとも一方に基づいて調整されることなる。適レベルは、適レベルよりも低輝度側のダイナミックレンジと適レベルよりも高輝度側のダイナミックレンジとの比がガンマ補正の前後で一定に保たれるように調整することが望ましい。
補正係数Kの値は、ステップS305で算出した輝度ヒストグラムの低輝度側の偏り度合い(var1)に応じて決定する。図5に、補正係数Kと輝度ヒストグラムの低輝度側の偏り度合い(var1)との関係を示すテーブルを示す。図5に示す第1の閾値50及び第2の閾値51は、補正係数Kの値を切り替えるための閾値であり、後段のステップS308での階調補正量を考慮して前もって設定される。
輝度ヒストグラムの低輝度側の偏り度合い(var1)が小さい場合には、補正係数K=1に設定され、こうしてダイナミックレンジ拡張分を低輝度側にのみ割り振ることにより、高輝度側の階調を維持する。しかし、この場合、図4の第3のガンマカーブ42のように、ガンマ出力値が全体的に低輝度に補正されるため、暗部を明るく補正したいシーンにおいては逆効果になってしまう。そこで、輝度ヒストグラムの低輝度側の偏り度合い(var1)が大きい場合には、ステップS308で算出される暗部の階調補正量が大きくなるため、補正係数Kを予め小さく設定することにより、適レベルのシフト量を控え目にし、画像が暗くならないようにしておく。簡易的には、常に補正係数K=0.5としておくことで、ダイナミックレンジ拡張分を低輝度側と高輝度側に均等に割り振ることができる。
上記式4での算出結果であるMidNewがMidから大きく変わることのないように、適レベルのシフト量(算出の前後での適レベルの値の変化量)には制限を設けておくことが望ましい。厳密には、ステップS307で適レベルを変更したことによりガンマ形状が変わるため、ステップS304,S305を再度行い、輝度ヒストグラムの中心輝度からの偏り度合いを算出し直してから、ステップS308の暗部・明部の階調補正量の算出を行うことが望ましい。なお、適レベルのシフト量が小さい場合には、画質に与える影響が小さいため、このような処理を省略しても構わない。
ステップS308では、補正量調整部16が、暗部・明部の階調補正量を算出(階調補正テーブルを決定)する。ステップS308では、先ず、補正量調整部16は、暗部・明部のそれぞれについて、暗部補正度合いテーブルと明部補正度合いテーブルに従って補正度合いを決定する。暗部補正度合いテーブルと明部補正度合いテーブルの例を図6に示す。図6に示す閾値60,61,62,63はそれぞれ、補正度合いを決定する閾値であり、予め固定値として設定されている。ここでは、輝度ヒストグラムの低輝度側の偏り度合い(var1)と輝度ヒストグラムの高輝度側の偏り度合い(var2)のそれぞれについて、偏り度合いが小さい場合に補正度合いを小さく、偏り度合いが大きい場合に補正度合いを大きくするように設定している。これは、輝度ヒストグラムを平準化することを目標としているためである。
ステップS308では、続いて、補正量調整部16は、予め保持している暗部補正量テーブルと明部補正量テーブルに従って、階調補正テーブルを決定する。暗部補正量テーブルと明部補正量テーブルの例を図7に示す。補正テーブル70,71,72,73,74はそれぞれ、暗部の補正度合いが0%,25%,50%,75%,100%の場合の補正量を示している。また、補正テーブル75,76,77,78,79はそれぞれ、明部の補正度合いが0%,25%,50%,75%,100%の場合の補正量を示している。補正量調整部16は、先に決定した補正度合いに対応する補正テーブルを選択することで、階調補正部18が用いる階調補正テーブルを決定する。
なお、決定された補正量で階調補正部18が階調補正を行う方法は、トーンカーブ補正であってもよいし、局所的なコントラストを維持したまま補正を行う覆い焼き補正のようなものであってもよい。また、ユーザが補正の強度を「弱め」、「標準」、「強め」等から選択可能なインタフェースを準備しておき、ユーザにより選択された設定によって図5のテーブルと図7のテーブルをそれぞれ同様の別のテーブルに切り替えるようにしてもよい。ステップS308の実行により本処理は終了となる。
以上の説明の通り、階調補正量の第1の決定方法では、ダイナミックレンジを拡張した場合に、ガンマカーブの適レベルを高輝度側にシフトするように制御する。これにより、撮影時の明るさの雰囲気を損なわない範囲で、階調性が乏しくなるのを抑制することができる。
<階調補正量の第2の決定方法>
図8乃至図10を参照して、階調補正量の第2の決定方法について説明する。図8は、現像部2で実行される階調補正量の第2の決定方法のフローチャートである。なお、撮像装置100の全体的な制御を行う不図示の中央制御部(CPU)が、所定のプログラムを実行し、現像部2を構成する各部の動作を制御することにより、図8に示す各処理が実行される。
図8のステップS801〜S805,S808の処理は、図3のステップS301〜S305,S308の処理と同じであるので、ここでの説明を省略する。ステップS806では、補正量調整部16が、Dレンジ調整部13で算出された入力下限値Bk及び入力上限値Wtによる調整後のダイナミックレンジが所定のダイナミックレンジよりも小さいか否かを判定する。調整後のダイナミックレンジが所定のダイナミックレンジよりも小さい場合(S806でYES)、処理はステップS807へ進められる。一方、調整後のダイナミックレンジが所定のダイナミックレンジよりも小さくない場合(S806でNO)、処理はステップS808へ進められる。
ステップS807では、補正量調整部16が、ガンマカーブの適レベルを算出する。図9は、ステップS807でのガンマカーブの適レベルを算出する処理を模式的に示す図である。図9において、第1のガンマカーブ90は、ダイナミックレンジ調整を行わないガンマカーブである。第2のガンマカーブ91は、適レベルがダイナミックレンジ調整前と同じで、入力下限値及び入力上限値を調整したガンマカーブである。第3のガンマカーブ92は、第2のガンマカーブ91に対して適レベルの調整を行ったガンマカーブである。
入力下限値93は、第1のガンマカーブ90の入力下限値である。入力下限値94は、第2のガンマカーブ91及び第3のガンマカーブ92の入力下限値である。適レベル95は、第3のガンマカーブ92の適レベルである。適レベル96は、第1のガンマカーブ90及び第2のガンマカーブ91の適レベルである。入力上限値97は、第2のガンマカーブ91と第3のガンマカーブ92の入力上限値である。入力上限値98は、第1のガンマカーブ90の入力上限値である。閾値910は、適レベルをシフトさせる入力上限値の閾値であり、予め設定される値である。これらの各値(93〜98,910)はログスケールでの値を示す。出力上限値99は、ガンマ補正後の出力上限値である。
図9の第2のガンマカーブ91に示されるように、適レベルを変えずにダイナミックレンジを圧縮するように調整を行った場合、適レベルよりも高輝度側のガンマカーブの傾きが大きくなることがわかる。ここで、傾きが大きくなり過ぎると、階調の変化が急峻になりすぎることで不自然な画像になりやすい。そのため、予め閾値910を設定しておき、入力上限値が閾値910より小さくなる場合に、適レベルを低輝度側にシフトさせることにより、ガンマカーブの傾きを抑える。この場合の適レベルの算出式の一例を下記の式5に示す。
上記の式5において、“Wt2”は入力上限値97の、“Wt_th”は図9の閾値910の各値(輝度レベル)である。また、“Mid”はシフト前の適レベル(適レベル96)の、“MidNew”はシフト後の適レベル(適レベル95)の各値(輝度値)を示している。“K”は、0〜1の範囲の値を持つ補正係数であり、閾値910以下に入力上限値を設定した量に対して、適レベルをシフトする割合を制御する。補正係数Kの値は、ステップS805で算出した輝度ヒストグラムの高輝度側の偏り度合い(var2)に応じて決定する。
つまり、先述した第1の決定方法では、適レベルを高輝度側にシフトさせると画像が暗くなるために、暗部を明るく階調補正したい画像については、適レベルのシフト量を抑えるように補正係数Kを設定した。これとは逆に、第2の決定方法では、適レベルを低輝度側にシフトさせると画像が明るくなるため、明部を暗く階調補正したい画像については、シフト量を抑えるように補正係数Kを設定する。図10は、補正係数Kと輝度ヒストグラムの高輝度側の偏り度合い(var2)との関係を示すテーブルである。図10に示す第1の閾値150及び第2の閾値160はそれぞれ、補正係数Kの値を切り替える閾値であり、後段のステップS808での階調補正量を考慮して前もって設定される。
以上の説明の通り、階調補正量の第2の決定方法では、ダイナミックレンジを所定値以上に圧縮した場合に、ガンマカーブの適レベルを低輝度側にシフトするように制御する。これにより、撮影時の明るさの雰囲気を損なわない範囲で、階調がつきすぎて不自然な画像になってしまうのを抑制することができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
例えば、上記本実施形態では、画像処理装置として、撮像部1、現像部2及び記憶再生部3からなる撮像装置100を取り上げた。しかし、これに限られず、撮像部1、現像部2及び記憶再生部3をそれぞれ、通信可能な別装置で構成してもよい。例えば、カメラが撮影し、生成したRAWデータをネットワーク等を介して外部の画像処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)に送信し、画像処理装置で現像を行い、画像処理装置に通信可能に接続された記憶装置に現像データを記憶する構成としてもよい。また、現像部2は、リアルタイムにカメラで撮影されたRAWデータを処理する必要はなく、記憶媒体に記憶されたRAWデータを読み出して、上記説明の通りの現像処理を行うことができる装置、例えば、一般的なパーソナルコンピュータであってもよい。
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
2 現像部
10 ホワイトバランス(WB)調整部
13 ダイナミック(D)レンジ調整部
16 補正量調整部
17 ガンマ補正部
18 階調補正部
100 撮像装置

Claims (18)

  1. 未現像の撮影データを現像する画像処理装置であって、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整手段と、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整手段により決定された前記入力下限値と前記入力上限値の少なくとも一方に基づいて算出する補正量調整手段と、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整手段により算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正量調整手段は、前記基準レベルより低輝度側のダイナミックレンジと前記基準レベルより高輝度側のダイナミックレンジとの比を前記ガンマ補正の前後で一定に保つように、前記基準レベルを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正量調整手段は、前記ダイナミックレンジ調整手段による調整の前後における前記基準レベルよりも低輝度側のダイナミックレンジの比と高輝度側のダイナミックレンジの比の少なくとも一方に基づいて前記基準レベルを調整することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正量調整手段は、前記輝度ヒストグラムについて前記輝度ヒストグラムの中心輝度よりも低輝度側の偏り度合いを算出し、前記低輝度側の偏り度合いに基づいて前記基準レベルを算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 未現像の撮影データを現像する画像処理装置であって、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整手段と、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整手段による調整後の入力上限値と所定の閾値との比に基づいて算出する補正量調整手段と、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整手段により算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記補正量調整手段は、前記輝度ヒストグラムについて前記輝度ヒストグラムの中心輝度よりも高輝度側の偏り度合いを算出し、前記高輝度側の偏り度合いに基づいて前記基準レベルを算出することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記撮影データの暗部と明部の輝度の階調を階調補正テーブルにしたがって補正する階調補正手段をさらに有し、
    前記補正量調整手段は、予め保持している暗部補正量テーブルおよび明部補正量テーブルとに基づいて、前記階調補正手段が用いる前記階調補正テーブルを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記ダイナミックレンジ調整手段および前記補正量調整手段のそれぞれの補正の度合いを切り替える設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記補正量調整手段は、前記基準レベルの算出時に制限を設けることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記基準レベルは、前記ガンマ補正後の信号が目標とするレベルとなる入力信号のレベルであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記ガンマ補正後の信号が目標とするレベルは、反射率18%のグレーを撮影したときの輝度レベルであることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記撮影データの各色信号のレベルを調整するホワイトバランス調整手段をさらに有し、
    前記ダイナミックレンジ調整手段は、前記ホワイトバランス調整手段により各色信号のレベルが調整された前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、前記入力下限値と前記入力上限値を決定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 未現像の撮影データの画像処理方法であって、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整ステップと、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整ステップで決定された前記入力下限値と前記入力上限値の少なくとも一方に基づいて算出する補正量調整ステップと、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整ステップで算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正ステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  14. 未現像の撮影データの画像処理方法であって、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整ステップと、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整ステップで調整後の入力上限値と所定の閾値との比に基づいて算出する補正量調整ステップと、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整ステップで算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正ステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  15. 未現像の撮影データを現像する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整ステップと、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整ステップで決定された前記入力下限値と前記入力上限値の少なくとも一方に基づいて算出する補正量調整ステップと、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整ステップで算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正ステップと、を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  16. 未現像の撮影データを現像する画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整ステップと、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整ステップで調整後の入力上限値と所定の閾値との比に基づいて算出する補正量調整ステップと、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整ステップで算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正ステップと、を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  17. 未現像の撮影データを現像する画像処理装置で用いられる制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整ステップと、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整ステップで決定された前記入力下限値と前記入力上限値の少なくとも一方に基づいて算出する補正量調整ステップと、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整ステップで算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正ステップと、を実行させる制御プログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
  18. 未現像の撮影データを現像する画像処理装置で用いられる制御プログラムを記憶した記憶媒体であって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データの輝度ヒストグラムに基づいて、現像に使用する輝度値の入力下限値と入力上限値を決定するダイナミックレンジ調整ステップと、
    前記撮影データに対してガンマ補正を行うためのガンマカーブの基準レベルを、前記ダイナミックレンジ調整ステップで調整後の入力上限値と所定の閾値との比に基づいて算出する補正量調整ステップと、
    前記入力下限値および前記入力上限値と前記補正量調整ステップで算出された前記基準レベルに応じたガンマカーブを用いて前記撮影データのガンマ補正を行うガンマ補正ステップと、を実行させる制御プログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
JP2014072496A 2014-03-31 2014-03-31 画像装置、画像処理方法、制御プログラム及び記憶媒体 Active JP6282156B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014072496A JP6282156B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 画像装置、画像処理方法、制御プログラム及び記憶媒体
CN201510146524.6A CN104954771B (zh) 2014-03-31 2015-03-31 进行色阶校正的图像处理设备和图像处理方法
US14/674,282 US9838658B2 (en) 2014-03-31 2015-03-31 Image processing apparatus that performs tone correction, image processing method, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014072496A JP6282156B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 画像装置、画像処理方法、制御プログラム及び記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015195498A JP2015195498A (ja) 2015-11-05
JP6282156B2 true JP6282156B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=54169070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014072496A Active JP6282156B2 (ja) 2014-03-31 2014-03-31 画像装置、画像処理方法、制御プログラム及び記憶媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9838658B2 (ja)
JP (1) JP6282156B2 (ja)
CN (1) CN104954771B (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6624889B2 (ja) * 2015-10-30 2019-12-25 キヤノン株式会社 映像処理装置、映像処理方法、及び映像処理プログラム
CN105872406A (zh) * 2015-12-08 2016-08-17 乐视移动智能信息技术(北京)有限公司 一种伽马参数的动态调整方法及装置
JP2017139678A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 Necプラットフォームズ株式会社 画像データ変換装置、画像データ変換方法、画像データ変換用プログラム、pos端末装置、及びサーバ
CN105809647B (zh) * 2016-03-31 2020-06-05 北京奇虎科技有限公司 一种自动去雾拍照方法、装置和设备
JPWO2018003937A1 (ja) * 2016-06-30 2019-05-23 アイキューブド研究所株式会社 映像信号処理装置、映像信号処理方法、およびプログラム
CN106960419A (zh) * 2016-07-25 2017-07-18 浙江大华技术股份有限公司 一种图像伽马校正方法及装置
JP6797716B2 (ja) * 2017-02-28 2020-12-09 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
JP6789877B2 (ja) * 2017-04-28 2020-11-25 キヤノン株式会社 情報処理装置、画像処理システム、制御システム及び情報処理方法
JP7071084B2 (ja) * 2017-10-10 2022-05-18 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム、記憶媒体
JP7242185B2 (ja) * 2018-01-10 2023-03-20 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム、および、記憶媒体
JP7340772B2 (ja) * 2019-04-02 2023-09-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置、および、画像調整方法
CN110428377B (zh) * 2019-07-26 2023-06-30 北京康夫子健康技术有限公司 数据扩充方法、装置、设备和介质
JP2022018276A (ja) * 2020-07-15 2022-01-27 株式会社Jvcケンウッド 撮像制御装置、撮像制御方法及びプログラム
CN112446841B (zh) * 2020-12-14 2022-05-31 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种自适应图像恢复方法
CN112288661B (zh) * 2020-12-28 2021-04-09 成都索贝数码科技股份有限公司 一种图像色彩校正方法
CN114038371B (zh) * 2021-11-17 2023-12-29 Tcl华星光电技术有限公司 伽马调校方法、相关装置及存储介质

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4240236B2 (ja) * 1996-11-13 2009-03-18 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムを記録した媒体および印刷装置
JP2002359773A (ja) 2001-05-31 2002-12-13 Seiko Epson Corp 画像入出力装置、画像変換方法および画像変換プログラム
JP4271978B2 (ja) * 2003-04-18 2009-06-03 株式会社日立製作所 映像表示装置
JP2005227897A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Fuji Photo Film Co Ltd 画像表示方法、画像表示装置及び画像表示プログラム
JP4875833B2 (ja) 2004-03-16 2012-02-15 オリンパス株式会社 撮像装置、画像処理装置、画像処理システム、及び画像処理方法
KR100608814B1 (ko) * 2004-07-16 2006-08-08 엘지전자 주식회사 엘씨디 장치의 입력 영상 표시 방법
CN1753506A (zh) 2005-10-07 2006-03-29 南京大学 Cmos图像实时增强预处理实现方法
TWI315151B (en) * 2006-11-10 2009-09-21 Ind Tech Res Inst System and method of performing multi-scaled clocks for dynamic gamma correction
JP4992507B2 (ja) * 2007-03-28 2012-08-08 ソニー株式会社 撮像装置、映像信号処理装置及び映像信号処理方法
CN103327219B (zh) * 2012-03-21 2016-12-14 浙江大华技术股份有限公司 一种视频图像对比度调整方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9838658B2 (en) 2017-12-05
JP2015195498A (ja) 2015-11-05
CN104954771A (zh) 2015-09-30
US20150281664A1 (en) 2015-10-01
CN104954771B (zh) 2017-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6282156B2 (ja) 画像装置、画像処理方法、制御プログラム及び記憶媒体
US10412296B2 (en) Camera using preview image to select exposure
US20160371821A1 (en) Image processing device, imaging device, image processing method, and program
JP6415062B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体
JP5897776B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP2011228807A (ja) 画像処理プログラム、画像処理装置、および画像処理方法
JP6375806B2 (ja) 画像処理装置、方法、及び撮像装置
JP6278736B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体
JP6611543B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6415063B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体
JP5365881B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP6786273B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP6631161B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、制御プログラム
JP2016051982A (ja) 画像処理装置、カメラおよび画像処理プログラム
JP2008227959A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理システム
JP2020057039A (ja) 画像処理装置およびその制御方法ならびにプログラム
JP2013127804A (ja) 画像処理プログラム、画像処理装置、および画像処理方法
JP7344648B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、プログラム、記憶媒体
JP6462996B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体
JP6849351B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP6292870B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2021086269A (ja) 画像処理装置、その制御方法及びプログラム
JP2019176486A (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2018207429A (ja) 撮像装置
JP2019068334A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム、記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170323

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180123

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6282156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151