JP6233409B2 - エレベータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータ装置に関するものである。
従来におけるエレベータ装置においては、上かご及び下かごの間隔を調整する間隔調整装置を備え、次の停止階の階床間隔に合わせて上かご及び下かごの間隔を調整するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2012/124067号 日本特開2002−338154号公報 日本特開2005−145696号公報 日本特開2012−250829号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベータ装置においては、上かご及び下かごの間隔を調整するために、間隔調整装置において現在の上かご及び下かごの間隔を把握している必要がある。このため、エレベータの据付時において、上かご及び下かごの間隔の初期値を間隔調整装置に設定する必要があって繁雑な手数がかかる。
また、例えば、停電等により間隔調整装置に設定されていた上かご及び下かごの間隔の情報が失なわれてしまうと、仮にその後に電源が復帰しても、正確な上かご及び下かごの間隔を把握することができない。このため、停電からの復帰後の運転において、上かご及び下かごの間隔調整精度が著しく低下したり、停電から復帰しても運転することができなかったりしてしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、上かご及び下かごの間隔の現在値を自動的に設定することが可能であって、エレベータの据付作業の省力化を図ることができるとともに、情報消失時においても、以前と同等の上かご及び下かごの間隔調整精度を維持して自動的に運転を復帰することができるエレベータ装置を得るものである。
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路内に昇降自在に設けられたかご枠と、前記かご枠の内側に上下移動可能に設けられた上かごと、前記かご枠の内側の前記上かごの下側において上下移動可能に設けられた下かごと、前記上かご及び前記下かごの両者を前記かご枠の内側において上下に移動させる移動手段と、現在の前記両者の間隔であるかご間隔を記憶する記憶手段と、前記両者の間隔の変化量を検出するかご間隔変化量検出手段と、前記記憶手段に記憶された現在のかご間隔と前記かご間隔変化量検出手段により検出された前記両者の間隔の変化量とに基づいて、前記移動手段により前記両者を上下に移動させて、前記両者の間隔を調整する調整手段と、前記両者の間隔が予め定められた初期かご間隔になったことを検出する初期かご間隔検出手段と、前記記憶手段に現在のかご間隔が記憶されていない場合に、前記初期かご間隔検出手段が前記両者の間隔が初期かご間隔になったことを検出するまで前記移動手段により前記両者を上下に移動させることで、かご間隔を学習する学習手段と、を備え、前記記憶手段は、前記学習手段により学習されたかご間隔の値を現在のかご間隔として記憶し、前記移動手段は、前記学習手段による学習の時に、前記両者の前記かご枠の内側における移動速度を通常時より遅くする。
この発明に係るエレベータ装置においては、上かご及び下かごの間隔の現在値を自動的に設定することが可能であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置の全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置のかご間隔学習動作を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置のかご間隔補正演算を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置のリレベル距離補正演算を説明する図である。
実施の形態1.
図1から図4は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータ装置の全体構成を模式的に示す図、図2はエレベータ装置のかご間隔学習動作を示すフロー図、図3はエレベータ装置のかご間隔補正演算を説明する図、図4はエレベータ装置のリレベル距離補正演算を説明する図である。
図1において、図示しないエレベータの昇降路内には、枠体であるかご枠10が昇降自在に設けられている。このかご枠10の内側には、乗客や荷物等を積載する上かご20及び下かご30の2つの乗りかごが上下に並んだ状態で上下動可能に設けられている。すなわち、かご枠10の内側に上下移動可能に上かご20が設けられるとともに、かご枠10の内側の上かご20の下側において上下移動可能に下かご30が設けられる。このエレベータはいわゆるダブルデッキエレベータである。
上かご20の上部には上かご吊りシーブ21が取り付けられている。下かご30の下部には下かご吊りシーブ31が取り付けられている。かご枠10の上部内側には、ロープ11の両端がそれぞれ係止されている。このロープ11の一端側は、上かご吊りシーブ21に巻き掛けられている。ロープ11の他端側は、下かご吊りシーブ31に巻き掛けられている。かご枠10の上部外側には駆動装置12が設置されている。そして、ロープ11の中間部分は、この駆動装置12の駆動シーブに巻き掛けられている。
駆動装置12は、上かご20及び下かご30をかご枠10の内側において上下に移動させる移動手段を構成している。駆動装置12が動作して駆動シーブを回転させることにより、ロープ11により吊持された上かご20及び下かご30が、かご枠10の内部において上下に移動する。
この際、上かご20及び下かご30は1本のロープ11における駆動装置12を挟んで互いに反対側の箇所において吊られているため、上かご20及び下かご30の上下移動は、同期してかつ互いに反対方向に移動するように行われることになる。したがって、駆動装置12により上かご20及び下かご30を上下に移動させることで、上かご20と下かご30との上下方向の間隔(以下、「かご間隔」という)を変化させることができる。
具体的には、駆動装置12の駆動シーブを所定の一方向へと回転させると、上かご20はかご枠10の内側を上方向に、下かご30はかご枠10の内側を下方向にそれぞれ移動し、かご間隔を拡大させることができる。また、前記一方向とは逆方向に駆動シーブを回転させることにより、上かご20はかご枠10の内側を下方向に、下かご30はかご枠10の内側を上方向にそれぞれ移動し、かご間隔を縮小させることができる。
かご間隔の変化量は、かご間隔変化量検出装置40により検出される。このかご間隔変化量検出装置40は、例えばリニアエンコーダのような直線距離の変化を検出可能な機器により構成される。かご間隔変化量検出装置40は、上かご20と下かご30との間にわたって設けられている。
このかご間隔変化量検出装置40は、駆動装置12により上かご20及び下かご30を移動させた時のかご間隔の変化量のみならず、駆動装置12を動作させていない時のかご間隔の変化量も検出することができる。なお、駆動装置12を動作させていない時のかご間隔が変化する要因としては、例えば、かごへの利用者の乗り降りによるかごにかかる荷重の変化等がある。
駆動装置12の動作は、制御部50により制御される。制御部50は、駆動装置12の動作を制御することで、上かご20及び下かご30を上下に移動させて、かご間隔を調整する。記憶部60には、現在のかご間隔が記憶されている。かご間隔の調整にあたっては、制御部50は、記憶部60に記憶されている現在のかご間隔と、かご間隔変化量検出装置40により検出されたかご間隔の変化量とから、上かご20及び下かご30の移動量を決定する。
なお、かご枠10は、既知の手段・方法によって上かご20及び下かご30をその内側に収容した状態で昇降路内を昇降する。すなわち、一例としては、かご枠10と図示しない釣合い重りとが昇降路内に図示しない主ロープによってつるべ式に吊持されている。主ロープの中間部は、昇降路頂部に設置された巻上機に巻き掛けられている。そして、巻上機によってかご枠10の昇降が駆動される。
階床に停止する際には、制御部50は、上かご20及び下かご30がそれぞれ停止する階床間の距離に合わせて、上述した要領でかご枠10内において上かご20及び下かご30を移動させて上かご20と下かご30との間隔を調整する。
すなわち、制御部50は、記憶部60に記憶されたかご間隔とかご間隔変化量検出装置40により検出されたかご間隔の変化量とに基づいて、駆動装置12(移動手段)により上かご20及び下かご30を上下に移動させて、かご間隔を調整する調整手段を構成している。
以上のような、調整手段である制御部50によるかご間隔の調整は、記憶部60にかご間隔の情報が予め記憶されていることが前提である。しかし、エレベータの据付直後、あるいは、停電等の障害により記憶部60の情報が消失してしまった場合等、記憶部60にかご間隔の情報が記憶されていない場合には、記憶部60の情報を用いた上かご20と下かご30との間隔の調整は行うことができない。
そこで、この発明の実施の形態1に係るエレベータ装置は、学習部80を備えている。この学習部80は、ある停止階の組において記憶部60に現在のかご間隔が記憶されていない場合に、現在のかご間隔を学習するためのものである。次に、この学習部80による学習に用いる構成について説明する。
上かご20及び下かご30の一方には、かご間隔検知板71が設置されている。また、上かご20及び下かご30の他方には、かご間隔検知器72が設置されている。これらのかご間隔検知板71及びかご間隔検知器72は、上かご20と下かご30との間隔が予め定められた初期かご間隔になったことを検出する初期かご間隔検出手段を構成している。
かご間隔検知板71は、前記一方から前記他方へと向けて、突出して設けられた板状の部材である。かご間隔検知器72は、かご間隔検知板71の少なくとも前記他方側の先端を検知する。このような構成により、上かご20と下かご30との間隔を変化させていった場合に、かご間隔検知器72によるかご間隔検知板71の検知状態が変化した時に、かご間隔が初期かご間隔になったことが検出される。
学習部80は、記憶部60に現在のかご間隔が記憶されていない場合に、初期かご間隔検出手段(かご間隔検知板71及びかご間隔検知器72)によりかご間隔が初期かご間隔になったことが検出されるまで、移動手段(駆動装置12)により上かご20及び下かご30を上下に移動させる。この際、移動手段は、上かご20及び下かご30の移動速度を通常時より遅くする。なお、ここでいう通常時とは、記憶部60に記憶されたかご間隔に基づいて上かご20と下かご30との間隔を調整する時のことである。
次に、学習部80は、初期かご間隔検出手段によりかご間隔が初期かご間隔になったことが検出された時点で、移動手段による上かご20及び下かごの移動を停止させる。そして、学習部80は、現在におけるかご間隔が初期かご間隔であることを学習する。学習部80により学習されたかご間隔の値、すなわち、初期かご間隔の値は、現在のかご間隔として記憶部60に記憶される。
こうして、学習部80によるかご間隔の学習以後、かご間隔変化量検出装置40は、記憶部60に記憶されているかご間隔、すなわち、初期かご間隔を基準として、かご間隔の変化量を検出することができるようになる。
次に、図2のフロー図を参照しながら、学習部80によるかご間隔の学習動作について、詳しく説明する。まず、記憶部60に現在のかご間隔が記憶されていないことが確認されると、ステップS1において、学習部80は、かご間隔の学習を開始する。かご間隔の学習が開始されると、ステップS2において、駆動装置12による上かご20及び下かご30の移動速度は、通常時より遅い学習時かご間隔調整速度に設定される。
続くステップS3において、学習部80は、かご間隔検知器72がかご間隔検知板71を検知しているか否かを確認する。かご間隔検知器72がかご間隔検知板71を検知していない場合、ステップS4へと進む。このステップS4においては、現在のかご間隔は初期かご間隔より遠いということである。そこで、そのまま、ステップS7へと進む。
一方、ステップS3において、かご間隔検知器72がかご間隔検知板71を検知している場合、ステップS5へと進む。このステップS5においては、現在のかご間隔は初期かご間隔より近いということである。そこで、ステップS6へと進み、制御部50は、かご間隔検知器72がかご間隔検知板71を検知しなくなるまで、駆動装置12により上かご20及び下かご30を移動させる。こうして、一旦、現在のかご間隔を初期かご間隔より広げた後、ステップS7へと進む。
ステップS7においては、学習部80は、かご間隔検知器72がかご間隔検知板71を検知するまで、駆動装置12により上かご20及び下かご30を、かご間隔が近づく方向へと移動させる。そして、かご間隔検知器72がかご間隔検知板71を検知した時点で、上かご20及び下かご30の移動を停止させる。
このステップS7を終えた時点で、現在のかご間隔は初期かご間隔となっている。そこで、次のステップS8において、記憶部60は、初期かご間隔を現在のかご間隔として記憶する。なお、この初期かご間隔は、予め設定されたものであり既知である。
そして、ステップS9へと進み、学習部80は、かご間隔の学習を終了する。こうして、一連のかご間隔学習動作が終了する。
以上のようなかご間隔の学習後は、かご間隔変化量検出装置40は、記憶部60に記憶されている初期かご間隔を基準にして、上かご20と下かご30との間隔の変化量を精度よく検出できるようになる。したがって、かご間隔変化量検出装置40の検出結果を用いた制御部50及び駆動装置12によるかご間隔の調整を精度よく行うことができる。
ところで、上かご20及び下かご30のかご床は、それぞれ弾性体を介して支持されている。すなわち、図1に示すように、上かご20のかご室内には、弾性体により支持された上かご床22が設けられている。下かご30のかご室内には、弾性体により支持された下かご床32が設けられている。
また、上かご床22の下には、上かご床22上の荷重を検出する上かご荷重検出装置23が設けられている。下かご30についても同様に、下かご床32の下に、下かご床32上の荷重を検出する下かご荷重検出装置33が設けられている。
上かご20及び下かご30のかご室内に積載された荷重に応じて、上かご床22及び下かご床32の沈みが発生する。上かご20及び/又は下かご30が停止する際に、このようなかご床の沈みに対処して、それぞれのかご床の位置と停止階の乗場床の位置とを精度よく合わせるため、制御部50には、かご間隔補正演算部51が備えられている。
このかご間隔補正演算部51における補正演算処理について、図3を参照しながら説明する。まず、ステップS10において、上かご20及び/又は下かご30が停止階に停止する際、制御部50は、停止階の位置に合わせて、かご間隔の調整量Cfdを演算する。
ステップS11においては、上かご荷重検出装置23は、上かご20のかご室内に積載されている荷重を検出する。そして、これに続くステップS12において、かご間隔補正演算部51は、ステップS11で検出した荷重に基づいて、上かご床22の沈み量Fuを演算する。
また、下かご30についても同様に、ステップS13において、下かご荷重検出装置33は、下かご30のかご室内に積載されている荷重を検出する。そして、これに続くステップS14において、かご間隔補正演算部51は、ステップS13で検出した荷重に基づいて、下かご床32の沈み量Flを演算する。
ステップS15においては、かご間隔補正演算部51は、ステップS10で演算したかご間隔の調整量Cfdを、ステップS12で演算した上かご床22の沈み量FuとステップS14で演算した下かご床32の沈み量Flとでもって補正する補正演算を行う。この補正演算は、具体的には、次の(1)式に基づいて行われる。
(補正後のかご間隔の調整量)=Cfd−Fu+Fl ・・・ (1)
制御部50は、このようにして求めた補正後のかご間隔の調整量に基づいて、駆動装置12により上かご20及び下かご30を移動させて、かご間隔を調整する。このようにして調整されたかご間隔は、上かご床22の沈み量及び下かご床32の沈み量が考慮されて補正されている。このため、より高精度な床合わせが可能である。
なお、かご床の沈みによる床位置のずれに対して、かご間隔補正演算部51を用いたかご間隔調整により対処することができない場合、かご枠10の位置を調整するリレベル動作によって、上かご床22及び下かご床32と、それぞれの停止階の乗場床との位置ずれを最小限にするとよい。
前述したように、かご枠10は巻上機によって昇降される。この巻上機の動作は、図示しない制御盤により制御される。この制御盤において、図4に示すような、リレベル距離の補正演算を行う。まず、ステップS20において、制御盤は、かご枠10のリレベル距離を演算する。このリレベル距離の演算は、既知の手段・方法によって実現することができる。
ステップS21においては、上かご荷重検出装置23は、上かご20のかご室内に積載されている荷重を検出する。そして、これに続くステップS22において、かご間隔補正演算部51は、ステップS21で検出した荷重に基づいて、上かご床22の沈み量Fuを演算する。
また、下かご30についても同様に、ステップS23において、下かご荷重検出装置33は、下かご30のかご室内に積載されている荷重を検出する。そして、これに続くステップS24において、かご間隔補正演算部51は、ステップS23で検出した荷重に基づいて、下かご床32の沈み量Flを演算する。
ステップS25においては、制御盤は、ステップS20で演算したリレベル距離を、ステップS22で演算した上かご床22の沈み量FuとステップS24で演算した下かご床32の沈み量Flとでもって補正する補正演算を行う。この際の補正量は、具体的には、次の(2)式に基づいて求められる。
(リレベル距離の補正量)=(Fu+Fl)/2 ・・・ (2)
このように、かご枠10のリレベル距離を、上かご床22の沈み量及び下かご床32の沈み量を考慮して補正することにより、上かご床22及び下かご床32と、それぞれの停止階の乗場床との位置ずれを最小限にすることができる。
以上のように構成されたエレベータ装置においては、学習部80は、記憶部60にかご間隔が記憶されていない場合に、初期かご間隔検出手段であるかご間隔検知板71及びかご間隔検知器72により上かご20及び下かご30の間隔が初期かご間隔になったことを検出するまで上かご20及び下かご30を移動させる。
そして、上かご20及び下かご30の間隔が初期かご間隔になったことが検出された時点において、この初期かご間隔を現在のかご間隔として記憶部60に記憶する。このため、以降の運転においては、正確な現在のかご間隔に基づいてかご間隔の調整を行うことができる。
したがって、上かご及び下かごの間隔の現在値を自動的に設定することが可能であって、エレベータの据付作業の省力化を図ることができる。また、停電等により記憶部60に記憶された情報が消失した場合においても、正確なかご間隔を再度学習して、以前と同等の上かご及び下かごの間隔調整精度を維持した状態で自動的に運転を復帰することができる。
また、移動手段である駆動装置12は、学習部0による学習の時に、上かご20及び下かご30の移動速度を通常時より遅くする。このため、初期かご間隔検出手段であるかご間隔検知板71及びかご間隔検知器72による初期かご間隔の検出精度を向上し、より正確なかご間隔の学習が可能である。
また、学習部0は、かご間隔が初期かご間隔より狭い場合には、移動手段である駆動装置12により、かご間隔を一旦初期かご間隔よりも広げさせた後、かご間隔を狭めさせる。このため、現在のかご間隔が初期かご間隔より広いか狭いかにかかわらず、正確なかご間隔の学習が可能である。
さらに、調整手段である制御部50は、かご間隔の調整量を補正する補正手段であるかご間隔補正演算部51を備えている。このかご間隔補正演算部51は、荷重検出手段である上かご荷重検出装置23及び下かご荷重検出装置33により検出されたかご室の荷重に基づいて得られる上かご20及び下かご30のそれぞれのかご床の沈下量を用いて、かご間隔の調整量を補正する。
このため、上かご20及び/又は下かご30のかご室内の乗員数が変化した場合であっても、この乗員数の変化に伴う荷重変化に起因するかご床の沈下量を考慮に入れて、精度良く乗場床と各かご床の位置を合わせることができる。
加えて、かご間隔変化量検出装置40として、駆動装置12を動作させていない時のかご間隔の変化量も検出することができるものを用いることで、乗員数の変化に伴うかご間隔の変化量を検出することができる。このため、乗員数の変化に伴うかご間隔の変化を考慮してかご間隔の調整を行うことも可能である。
この発明は、かご枠内に複数のかごが上下に配置され、これらのかごの間隔を調整する手段を備えたエレベータ装置に利用できる。
10 かご枠、 11 ロープ、 12 駆動装置、 20 上かご、 21 上かご吊りシーブ、 22 上かご床、 23 上かご荷重検出装置、 30 下かご、 31 下かご吊りシーブ、 32 下かご床、 33 下かご荷重検出装置、 40 かご間隔変化量検出装置、 50 制御部、 51 かご間隔補正演算部、 60 記憶部、 71 かご間隔検知板、 72 かご間隔検知器、 80 学習部

Claims (4)

  1. 昇降路内に昇降自在に設けられたかご枠と、
    前記かご枠の内側に上下移動可能に設けられた上かごと、
    前記かご枠の内側の前記上かごの下側において上下移動可能に設けられた下かごと、
    前記上かご及び前記下かごの両者を前記かご枠の内側において上下に移動させる移動手段と、
    現在の前記両者の間隔であるかご間隔を記憶する記憶手段と、
    前記両者の間隔の変化量を検出するかご間隔変化量検出手段と、
    前記記憶手段に記憶された現在のかご間隔と前記かご間隔変化量検出手段により検出された前記両者の間隔の変化量とに基づいて、前記移動手段により前記両者を上下に移動させて、前記両者の間隔を調整する調整手段と、
    前記両者の間隔が予め定められた初期かご間隔になったことを検出する初期かご間隔検出手段と、
    前記記憶手段に現在のかご間隔が記憶されていない場合に、前記初期かご間隔検出手段が前記両者の間隔が初期かご間隔になったことを検出するまで前記移動手段により前記両者を上下に移動させることで、かご間隔を学習する学習手段と、を備え、
    前記記憶手段は、前記学習手段により学習されたかご間隔の値を現在のかご間隔として記憶し、
    前記移動手段は、前記学習手段による学習の時に、前記両者の前記かご枠の内側における移動速度を通常時より遅くすることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記初期かご間隔検出手段は、
    前記両者の一方から他方へと向けて突出して設けられた検知板と、
    前記両者の他方に設けられ、前記検知板を検知する検知器と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記学習手段は、前記両者の間隔が初期かご間隔より狭い場合には、前記移動手段により、前記両者の間隔を一旦初期かご間隔よりも広げさせた後、前記両者の間隔を狭めさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記両者のそれぞれのかご室内に積載した荷重を検出する荷重検出手段と、を備え、
    前記調整手段は、前記荷重検出手段により検出された荷重に基づいて得られる前記両者のそれぞれのかご床の沈下量を用いて、前記両者の間隔の調整量を補正する補正手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエレベータ装置。
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