JP6224306B2 - ワイヤハーネス固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤハーネスを、ワイヤハーネスクリップを用いてパネルに固定するワイヤハーネス固定構造に関するものである。
図16は、従来のワイヤハーネスクリップを用いてワイヤハーネスを被固定部材に固定するワイヤハーネス固定構造の説明図である。
図16に示すワイヤハーネス固定構造は、車両のボディ、各種機器、パネルなどの被固定部材201にワイヤハーネス202を取り付けるためのものであり、被固定部材201の係止孔201aに係止されるワイヤハーネスクリップ203と、ワイヤハーネスクリップ203を保持する固定用フィルム204と、を有している。
上記ワイヤハーネスクリップ203は、合成樹脂などで構成されており、被固定部材201の係止孔201aに係止されるアンカー部203aと、長方形の板状に形成された板部203bと、を有している。
上記アンカー部203aの先端には、第1の係止片203c及び第2の係止片203dが設けられている。アンカー部203aは、被固定部材201の係止孔201aに挿入されることにより、第1の係止片203c及び第2の係止片203dが弾性変形して縮み、係止孔201aを通過すると、第1の係止片203c及び第2の係止片203dが復元して係止孔201aに係止される。
上記固定用フィルム204は、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂などで構成された熱収縮フィルムであり、アンカー部203aが通される通し孔204aが形成されている。
上記ワイヤハーネスクリップ203及び上記固定用フィルム204を用いてワイヤハーネス202を被固定部材201に固定する際は、まず、図16(A)に示すように、ワイヤハーネスクリップ203のアンカー部203aを固定用フィルム204の通し孔204aに挿入し、板部203bが固定用フィルム204上に当接された状態でワイヤハーネスクリップ203を固定用フィルム204に保持する。
次に、図16(B)に示すように、固定用フィルム204の中間部上にワイヤハーネス202を配置して、固定用フィルム204を、ワイヤハーネス202を包み込むように手前に折り返す。次に、固定用フィルム204の重ねられた部分を接着、溶着、または熱圧着した上で、固定用フィルム204を加熱、収縮させることにより、ワイヤハーネスクリップ203とワイヤハーネス202とを固定する。
そして、図16(C)に示すように、ワイヤハーネスクリップ203のアンカー部203aを被固定部材201の係止孔201aに係止させることにより、ワイヤハーネス202を被固定部材201に固定する(特許文献1を参照。)。
図17は、従来の他のワイヤハーネスクリップを示す斜視図である。図18は、図17に示されたワイヤハーネスクリップがワイヤハーネスに固定された状態を示す正面図である。図19は、図17,18に示されたワイヤハーネスクリップの係止部がパネルの孔に圧入係止された状態を示す断面図である。
図17〜19に示すワイヤハーネスクリップ300は、複数の電線2aが束ねられて成るワイヤハーネス2(図18を参照。)をパネル3(図19を参照。)に固定するためのものであり、合成樹脂製のクリップ本体301と、クリップ本体301に組み付けられたパッキン302と、を有している。
上記クリップ本体301は、細長い板状に形成され、ワイヤハーネス2に沿わされる板部310と、パネル3の孔3aに圧入係止される係止部311と、パッキン302が取り付けられる羽根部315と、を有している。
上記係止部311は、板部310の中央部から立設した支柱312と、支柱312の先端から板部310側に延びた一対の係止片313と、を有している。各係止片313の先端には、段状の係止肩部314が形成されている。係止部311は、支柱312の先端側からパネル3の孔3aに圧入され、一対の係止片313の各係止肩部314が孔3aの縁に係合することにより、孔3aに係止される。
上記羽根部315は、支柱312の基端部周りに皿状に設けられており、弾力性を有している。
上記パッキン302は、羽根部315のパネル3側の表面に取り付けられており、中央部に係止部311が通される孔320が形成されている。このパッキン302は、係止部311がパネル3の孔3aに圧入係止されることにより、孔3aの外周部に密着して、孔3aからパネル3の内側(図19における板部310側)に水や埃が侵入することを防止する。
上記ワイヤハーネスクリップ300を用いてワイヤハーネス2をパネル3に固定する際は、図18に示すように、板部310をワイヤハーネス2に沿わせ、これらにテープ309を巻き付けて固定した後、係止部311をパネル3の孔3aに圧入係止することにより、ワイヤハーネス2をパネル3に固定する。
特開2007−259604号公報
しかしながら、上述したワイヤハーネスクリップ203,300を用いたワイヤハーネス固定構造においては、以下に示す問題があった。
すなわち、ワイヤハーネスクリップ203を用いたワイヤハーネス固定構造においては、板部203bの大きさが通し孔204aや係止孔201aに対して小さく、さらに、固定用フィルム204すなわち熱収縮フィルムは、一般的に弾力性や強度をあまり備えていないため、アンカー部203aが係止孔201aに係止された状態で、ワイヤハーネス202が引っ張られるなどして大きな力が加えられた場合、固定用フィルム204の板部203b近傍に荷重が集中し、固定用フィルム204が破れて板部203bから外れ、ワイヤハーネス202が被固定部材201から脱落するおそれがあるという問題があった。また、固定用フィルム204すなわち熱収縮フィルムは、一般的に弾力性が少ないことから、係止孔201aの外周部に隙間無く密着させることが困難であり、係止孔201aに対するシール性が必要となる場合は、このワイヤハーネス固定構造を用いることができないという問題があった。
また、ワイヤハーネスクリップ300を用いたワイヤハーネス固定構造においては、係止部311の直下にワイヤハーネス2が取り付けられるので、すなわちワイヤハーネス2の配索経路が係止部311の直下を通る経路となるので、この経路の延長線上に物が配置されている場合、それと干渉しないようにワイヤハーネス2を大きく迂回させる必要があり、ワイヤハーネス2が長くなってその分コストが上昇するという問題があった。また、板部310は、テープ巻きの作業性を良くするために、その長さを長く設定する必要があるので、パネル3の孔3aの近傍に物が配置されている場合、それと干渉するおそれがあるという問題があった。
さらに、ワイヤハーネスクリップ300を用いたワイヤハーネス固定構造においては、以下に示す問題があった。すなわち、板部310は、テープ巻きの作業性を良くするために、ある程度の剛性を備えているため、係止部311がパネル3の孔3aに係止された状態で、ワイヤハーネス2が引っ張られるなどして板部310に大きな力が加えられた場合、この力が係止部311に伝わり易く、係止部311が変形または破損してワイヤハーネス2がパネル3から脱落するおそれがあるという問題があった。
また、ワイヤハーネスクリップ300は、板部310の幅がその全長にわたって同一に形成されていることから、ワイヤハーネス2が引っ張られるなどして大きな力が加えられ、板部310の両端部が弾性変形した場合、この弾性変形が板部310の中央部に伝わり易く、該中央部の変形量が大きくなってしまうという問題があった。そして、板部310の中央部の変形量が大きくなるため、パッキン302のパネル3に対する密着性、すなわちシール性、が低下してしまうという問題があった。
また、ワイヤハーネスクリップ203においても、板部203bの幅がその全長にわたって同一に形成されていることから、ワイヤハーネス202が引っ張られるなどして大きな力が加えられ、板部203bの両端部が弾性変形した場合、ワイヤハーネスクリップ300と同様に、板部203bの中央部の変形量が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、ワイヤハーネスが引っ張られた際に、ワイヤハーネスクリップにおける板部の中央部の変形量を小さくすることができ、ワイヤハーネスがパネルから脱落することを防止できるワイヤハーネス固定構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、ワイヤハーネスを、ワイヤハーネスクリップを用いてパネルに固定するワイヤハーネス固定構造であって、前記ワイヤハーネスクリップが、板部と、該板部の中央部に設けられ、前記パネルの孔に圧入係止される係止部と、を有し、前記板部の長手方向両端部の幅が、中央部の幅よりも狭く形成されており、前記板部と前記ワイヤハーネスとが、粘着シートで覆われることにより固定されることを特徴とするワイヤハーネス固定構造である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記板部が、その中央部に位置する平板状のベース部と、前記ベース部の長手方向両端部から互いに離れる方向に延びた一対の延長部と、から成り、前記一対の延長部の幅が、前記ベース部の幅よりも狭く形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記板部が、その中央部から長手方向両端部に向かうにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、前記一対の延長部の長さが、前記ベース部の長さよりも短く形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載された発明において、前記係止部が、前記板部から立設した支柱と、前記支柱の先端から前記板部側に延び、先端が前記パネルの孔の縁に係合する係止片と、を有し、前記支柱に、貫通孔が形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載された発明において、前記係止部が前記パネルの孔に圧入係止した状態で、前記貫通孔の内面が、前記パネルの前記板部と反対側の面と同じ高さか、該反対側の面よりも前記板部の表面から離れた位置に位置付けられていることを特徴とするものである。
請求項7に記載された発明は、請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載された発明において、前記粘着シートが、加圧されるとその厚み方向に縮み、加圧が解除されると厚みが復元する弾力性を有し、前記粘着シートに、前記係止部が通される通し孔が形成されており、前記係止部が前記パネルの孔に圧入係止されることにより、前記板部と前記パネルとの間の前記粘着シートが圧縮されて前記孔の外周部に密着することを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、前記ワイヤハーネスクリップが、板部と、該板部の中央部に設けられ、前記パネルの孔に圧入係止される係止部と、を有し、前記板部の長手方向両端部の幅が、中央部の幅よりも狭く形成されており、前記板部と前記ワイヤハーネスとが、粘着シートで覆われることにより固定されるので、ワイヤハーネスが引っ張られるなどして粘着シートが変形し、板部の両端部に負荷が掛かった場合に、該両端部の弾性変形が中央部に伝わり難く、該中央部及び係止部の変形量を小さくすることができる。よって、ワイヤハーネスがパネルから脱落することを防止できるワイヤハーネス固定構造を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記板部が、その中央部に位置する平板状のベース部と、前記ベース部の長手方向両端部から互いに離れる方向に延びた一対の延長部と、から成り、前記一対の延長部の幅が、前記ベース部の幅よりも狭く形成されているので、ワイヤハーネスが引っ張られるなどして粘着シートが変形し、板部の両端部、すなわち一対の延長部、に負荷が掛かった場合に、一対の延長部の弾性変形が板部の中央部、すなわちベース部、に伝わり難く、該ベース部及び係止部の変形量を小さくすることができる。よって、ワイヤハーネスがパネルから脱落することを防止できるワイヤハーネス固定構造を提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記板部が、その中央部から長手方向両端部に向かうにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されているので、板部と粘着シートとの接触面積が大きくなり、パネルの孔から板部側への水や埃の侵入を防ぐ効果を高めることができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記一対の延長部の長さが、前記ベース部の長さよりも短く形成されているので、パネルの孔の近傍に物が配置されている場合でも、板部がそれと干渉することがなく、ワイヤハーネスの配索作業を容易にすることができる。
請求項5に記載された発明によれば、前記係止部が、前記板部から立設した支柱と、前記支柱の先端から前記板部側に延び、先端が前記パネルの孔の縁に係合する係止片と、を有し、前記支柱に、貫通孔が形成されているので、支柱の表面に水が溜まる事、及び、この水が支柱の表面を伝ってパネルの孔から板部側に侵入することを防止できる。
請求項6に記載された発明によれば、前記係止部が前記パネルの孔に圧入係止した状態で、前記貫通孔の内面が、前記パネルの前記板部と反対側の面と同じ高さか、該反対側の面よりも前記板部の表面から離れた位置に位置付けられているので、パネルの孔から板部側に水等が侵入することをさらに防止できる。
請求項7に記載された発明によれば、前記粘着シートが、加圧されるとその厚み方向に縮み、加圧が解除されると厚みが復元する弾力性を有し、前記粘着シートに、前記係止部が通される通し孔が形成されており、前記係止部が前記パネルの孔に圧入係止されることにより、前記板部と前記パネルとの間の前記粘着シートが圧縮されて前記孔の外周部に密着するので、請求項1の効果に加え、パネルの孔に対するシール性に優れたワイヤハーネス固定構造を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネス固定構造を構成するワイヤハーネスクリップを示す斜視図である。 図1に示されたワイヤハーネスクリップの平面図である。 図1に示されたワイヤハーネスクリップの正面図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネス固定構造を構成する自己粘着シートを示す斜視図である。 図1に示されたワイヤハーネスクリップがワイヤハーネスとともに自己粘着シートで覆われた状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネス固定構造を構成するパネルを示す斜視図である。 図6中のB−B線に沿った断面図である。 図8に示されたワイヤハーネスクリップの係止部がパネルの孔に圧入係止された状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかるワイヤハーネス固定構造を構成するワイヤハーネスクリップを示す斜視図である。 図10に示されたワイヤハーネスクリップの平面図である。 図10中のE−E線に沿った断面図である。 図10に示されたワイヤハーネスクリップが自己粘着シートで覆われた状態を示す断面図である。 図13に示されたワイヤハーネスクリップの係止部がパネルの孔に圧入係止された状態を示す断面図である。 図14中のF−F線に沿った断面図である。 従来のワイヤハーネスクリップを用いてワイヤハーネスを被固定部材に固定するワイヤハーネス固定構造の説明図である。 従来の他のワイヤハーネスクリップを示す斜視図である。 図17に示されたワイヤハーネスクリップがワイヤハーネスに固定された状態を示す正面図である。 図17,18に示されたワイヤハーネスクリップの係止部がパネルの孔に圧入係止された状態を示す断面図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態にかかる「ワイヤハーネス固定構造」を、図1ないし図9を参照して説明する。
図9に示す本発明の「ワイヤハーネス固定構造1」は、ワイヤハーネス2を、ワイヤハーネスクリップ7と、自己粘着シート4(特許請求の範囲の「粘着シート」に相当する。)と、を用いてパネル3に固定する構造である。
上記ワイヤハーネス2は、自動車に配索されるワイヤハーネスであり、複数の電線2aが束ねられて構成されている。また、本発明においては、ワイヤハーネスが、1本の電線で構成されていても良い。
上記パネル3は、前記自動車の車体パネルである。このパネル3には、図7,9に示すように、楕円形の孔3aが形成されている。また、図9において、パネル3の上側は車両の外側となり、パネル3の下側は車両の内側となる。
上記ワイヤハーネスクリップ7は、合成樹脂で構成されており、図1〜4に示すように、平板状のベース部60と前記ベース部60の長手方向両端部から互いに離れる方向に延びた一対の延長部61とから成る板部6と、ベース部60に設けられ、パネル3の孔3aに圧入係止される係止部5と、を一体に有している。すなわち、ベース部60は、板部6の長手方向中央部に位置している。
上記一対の延長部61は、図2に示すように、長さ(図2中にh7で示す)がベース部60の長さ(図2中にh8で示す)よりも短く形成されているとともに、幅(図2中にh5で示す)がベース部60の幅(図2中にh6で示す)よりも狭く形成されている。すなわち、板部6の長手方向両端部の幅は、板部6の長手方向中央部の幅よりも狭く形成されている。
上記ベース部60は、四隅に丸みが付けられて、平面視が楕円形状に形成されている。また、ベース部60は、パネル3の孔3aよりも大きい楕円形状に形成されている。
上記係止部5は、図3に示すように、ベース部60のパネル3側の表面から立設した支柱50と、支柱50の先端からベース部60側に延びた一対の係止片52と、を有している。一対の係止片52は、支柱50の先端側からベース部60側に向かうにしたがって徐々に互いの間隔を広げるように、支柱50の立設方向に対して斜め方向に延びている。各係止片52の先端には、段状の係止肩部53が形成されている。支柱50には、水抜き孔51(特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。)が形成されている。水抜き孔51は、ベース部60の幅方向に支柱50を貫通している。
このような係止部5は、支柱50の先端側からパネル3の孔3aに圧入され、一対の係止片52の各係止肩部53が孔3aの縁に係合することにより、孔3aに係止される。この際、一対の係止片52は、互いに近付く方向に弾性変形しながらパネル3の孔3aに挿入され、その後、弾性変形前の状態にある程度復元して各係止肩部53が孔3aの縁に係合する。また、本発明の係止部は、必ずしも係止片52を一対有していなくても良く、係止片52を少なくとも1つ有していれば良い。
上記ワイヤハーネスクリップ7の板部6と上記ワイヤハーネス2とは、図5に示す自己粘着シート4で覆われることにより固定される。本実施形態においては、図6に示すように、板部6とワイヤハーネス2とが互いに間隔をあけて平行に配置された状態で自己粘着シート4を介して固定される。また、本発明では、板部6をワイヤハーネス2に沿わせた状態で両者を固定するようにしても良い。
また、ワイヤハーネスクリップ7とワイヤハーネス2とを自己粘着シート4で固定したものを、本明細書では「クリップ付きワイヤハーネス」と呼び、符合10を付す。
上記自己粘着シート4は、片面が粘着面とされたシートである。この自己粘着シート4は、粘着面同士が重ね合わされることにより互いに接着される自己粘着性を有している。また、前記粘着面は、ワイヤハーネスクリップ7やワイヤハーネス2などの他部材には接着されない。さらに、自己粘着シート4には、係止部5が通される通し孔4aが形成されている。この通し孔4aは、楕円形に形成されており、パネル3の孔3aよりも小径に形成されている。
また、上記自己粘着シート4は、加圧されるとその厚み方向に縮み、加圧が解除されると厚みが復元する弾力性を有し、圧縮された状態において前記粘着面と反対側の面が防水性を発揮するものを用いている。また、本実施形態においては、材質がポリプロピレン発泡材であり、厚み(図8中にh1で示す)が2.40mmの自己粘着シート4を採用している。
また、本発明では、上述した弾力性を有し、圧縮時に防水性を発揮できれば、ポリプロピレン発泡材以外の材質、例えば、ゴム製、エラストマ製、その他の合成樹脂製、の自己粘着シートを採用することができる。また、本発明では、自己粘着シートに限らず、接着剤が塗布された粘着シート等の種々の粘着シートを採用することができるが、パネル3の孔3aに対するシール性が必要となる場合は、上述した弾力性及び圧縮時における防水性を有する粘着シートを用いることが好ましい。
このような自己粘着シート4でワイヤハーネスクリップ7とワイヤハーネス2とを固定する際は、先に通し孔4aに係止部5を通して自己粘着シート4にワイヤハーネスクリップ7を組み付けておき、この自己粘着シート4でワイヤハーネス2を覆うようにする。また、本実施形態では、自己粘着シート4を2つ折りにして、自己粘着シート4の折り返し部にワイヤハーネス2を位置付け、自己粘着シート4の両端部を重ね合わせることにより、板部6全体とワイヤハーネス2とを覆って両者を固定する。
このように、本発明では、自己粘着シート4に係止部5が通される通し孔4aが形成されているので、板部6とワイヤハーネス2とを自己粘着シート4で覆う作業を容易に行うことができ、品質にばらつきが生じないクリップ付きワイヤハーネス10及びワイヤハーネス固定構造1を提供することができる。
また、本発明では、ワイヤハーネスクリップ7及びワイヤハーネス2を自己粘着シート4で覆う際、ワイヤハーネスクリップ7とワイヤハーネス2との間隔を所望の間隔とすることができるので、ワイヤハーネス2の配索経路を最適化することができる。よって、ワイヤハーネス2の配索作業を容易にすることができる。
さらに、本発明のワイヤハーネス固定構造1は、ワイヤハーネスクリップ7が自己粘着シート4で覆われる構成であるので、従来のワイヤハーネスクリップ(図17〜19を参照。)のように、テープ巻きの作業性を考慮して板部6の長さを長く設定せずとも良く、従来品よりも短くすることができる。よって、パネル3の孔3aの近傍に物が配置されている場合でも、板部6がそれと干渉することがなく、ワイヤハーネス2の配索作業を容易にすることができる。なお、本発明のワイヤハーネスクリップ7は、板部6の全長がベース部60の長さの3倍よりも小さい。これに対して、板部にテープが巻かれる従来のワイヤハーネスクリップは、板部の全長がベース部の長さの3倍以上必要である(図18に示されたワイヤハーネスクリップ300の場合は、板部310の全長が羽根部315の長さの3倍以上必要である。)。
上述したように板部6全体とワイヤハーネス2とが自己粘着シート4で覆われることにより組み立てられたクリップ付きワイヤハーネス10は、ワイヤハーネスクリップ7の係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止されて、一対の係止片52と板部6とがパネル3を挟み込むことにより、パネル3に固定される。
また、図8に示すように、係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止される前の状態では、自己粘着シート4のパネル3側の表面と、一対の係止片52先端の係止肩部53とが弾性接触している。そして、図9に示すように、係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止されて一対の係止片52先端の係止肩部53が孔3aの縁に係合することにより、板部6とパネル3との間の自己粘着シート4が係止肩部53から離れる方向に圧縮されて孔3aの外周部に密着する。このことにより、パネル3の孔3aに対するシール性が良好に保たれる。よって、車両外から車両内への水や埃の浸入を防ぐことができる。
すなわち、ワイヤハーネス固定構造1においては、板部6とパネル3との間の自己粘着シート4が、少なくともパネル3の厚み程度、圧縮される。また、本実施形態においては、係止肩部53とベース部60との間隔(図3中にh4で示す)が1.35mmに形成され、パネル3の厚み(図9中にh3で示す)が0.70〜0.80mmに形成されており、圧縮後の自己粘着シート4の厚み(図9中にh2で示す)が0.55〜0.65mmとされている。すなわち、圧縮前の自己粘着シート4の厚み(図8中にh1で示す)は2.40mmであるので、この自己粘着シート4は、1.75〜1.85mm圧縮されている。
また、本発明では、ワイヤハーネスクリップ7の一対の延長部61の幅がベース部60の幅よりも狭く形成されていることから、係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止された状態(図9の状態)で、ワイヤハーネス2が引っ張られるなどして自己粘着シート4が変形し、板部6の両端部、すなわち一対の延長部61、に負荷が掛かった場合に、一対の延長部61の弾性変形が板部6の中央部、すなわちベース部60、に伝わり難く、該ベース部60の変形量を小さくすることができる。
このように、本発明では、ベース部60の変形量を小さくすることができるので、ベース部60に連なった係止部5の変形量も小さくすることができ、係止部5がパネル3の孔3aから外れてワイヤハーネス2がパネル3から脱落することを防止できる。また、図9に示すように、ベース部60は、自己粘着シート4をパネル3の孔3aの外周部に押し付ける部位であり(図9中の点線Cは、ベース部60の両端部を示している。)、このベース部60の変形量を小さくすることができるので、パネル3の孔3aに対するシール性を良好に保つことができる。
また、本発明では、ワイヤハーネスクリップ7の支柱50に水抜き孔51が形成されているので、支柱50の表面に水(洗浄液や雨水等)が溜まる事、及び、この水が支柱50の表面を伝ってパネル3の孔3aから車両の内側に侵入することを防止できる。また、本実施形態においては、係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止された状態において、一対の係止片52が水平方向に間隔をあけており、水抜き孔51が鉛直方向に支柱50を貫通している。このように、本発明の水抜き孔51は、係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止された状態において、鉛直方向に支柱50を貫通していることが好ましい。
また、上述した実施形態では、自己粘着シート4を2つ折りにして板部6とワイヤハーネス2とを覆っていたが、本発明のワイヤハーネス固定構造においては、自己粘着シート4を2枚以上使い、これら自己粘着シート4同士を貼り合わせることにより板部6とワイヤハーネス2とを覆うようにしても良い。この場合も、自己粘着シート4を2つ折りにして覆うのと同様の効果を得られる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態にかかる「ワイヤハーネス固定構造」を、図10ないし図15を参照して説明する。また、図10ないし図15において、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
図14に示す本発明の「ワイヤハーネス固定構造101」は、ワイヤハーネスを、ワイヤハーネスクリップ8と、自己粘着シート4(特許請求の範囲の「粘着シート」に相当する。)と、を用いてパネル3に固定する構造である。
上記ワイヤハーネスは、図示は省略するが、第1の実施形態で説明したワイヤハーネス2と同一構成のものを用いている。同様に、上記パネル3と上記自己粘着シート4も、第1の実施形態で説明したものと同一構成のものを用いている。
上記ワイヤハーネスクリップ8は、合成樹脂で構成されており、図10〜13に示すように、平板状で平面視が楕円形状のベース部90と前記ベース部90の長手方向両端部から互いに離れる方向に延びた一対の周辺部91とから成る板部9と、ベース部90に設けられ、パネル3の孔3aに圧入係止される係止部5と、を一体に有している。すなわち、ベース部90は、板部9の長手方向中央部に位置している。また、図10,11中の点線は、ベース部90の外縁部を表す仮想線である。また、ベース部90は、パネル3の孔3aよりも大きい楕円形状に形成されている。また、図11中の一点鎖線は、パネル3の孔3aの大きさ及び形状を表す仮想線である。
上記板部9は、長手方向中央部、すなわちベース部90の中央部、から長手方向両端部、すなわち一対の周辺部91のベース部90から離れた側の端部、に向かうにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されている。このように、板部9の長手方向両端部、すなわち一対の周辺部91のベース部90から離れた側の端部、の幅(図11中にh15で示す)は、長手方向中央部、すなわちベース部90の中央部、の幅(図11中にh16で示す)よりも狭く形成されている。このように、板部9は、平面視が舟形形状に形成されている。また、ベース部90の両端部から一対の周辺部91のベース部90から離れた側の端部までの長さ(図11中にh17で示す)は、ベース部90の長さ、すなわちベース部90の長軸の長さ、(図11中にh18で示す)よりも短く形成されている。
上記係止部5は、第1の実施形態と同様に、ベース部90のパネル3側の表面から立設した支柱50と、支柱50の先端からベース部90側に延びた一対の係止片52と、を有している。一対の係止片52は、支柱50の先端側からベース部90側に向かうにしたがって徐々に互いの間隔を広げるように、支柱50の立設方向に対して斜め方向に延びている。各係止片52の先端には、段状の係止肩部53が形成されている。支柱50には、水抜き孔51(特許請求の範囲の「貫通孔」に相当する。)が形成されている。
上記水抜き孔51は、図10,12,13に示すように、ベース部90の幅方向に支柱50を貫通している。また、水抜き孔51は、支柱50の立設方向に対向する2つの平らな内面51a,51bと、ベース部90の長手方向に対向する2つの平らな内面51c,51dと、を有している。
上記ワイヤハーネスクリップ8の板部9と上記ワイヤハーネスとは、第1の実施形態と同様に、自己粘着シート4で覆われることにより固定される。また、ワイヤハーネスクリップ8とワイヤハーネスとを自己粘着シート4で固定したものを、本明細書では「クリップ付きワイヤハーネス」と呼び、符合110を付す。板部9全体とワイヤハーネスとが自己粘着シート4で覆われることにより組み立てられたクリップ付きワイヤハーネス110は、第1の実施形態と同様に、ワイヤハーネスクリップ8の係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止されて、一対の係止片52と板部9とがパネル3を挟み込むことにより、パネル3に固定される。
また、本発明では、板部9の長手方向両端部の幅が長手方向中央部の幅よりも狭く形成されていることから、係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止された状態(図14の状態)で、ワイヤハーネスが引っ張られるなどして自己粘着シート4が変形し、板部9の両端部、すなわち一対の周辺部91、に負荷が掛かった場合に、一対の周辺部91の弾性変形が板部9の中央部、すなわちベース部90、に伝わり難く、該ベース部90の変形量を小さくすることができる。
このように、本発明では、ベース部90の変形量を小さくすることができるので、ベース部90に連なった係止部5の変形量も小さくすることができ、係止部5がパネル3の孔3aから外れてワイヤハーネスがパネル3から脱落することを防止できる。また、図14に示すように、ベース部90は、自己粘着シート4をパネル3の孔3aの外周部に押し付ける部位であり(図14中の点線Dは、ベース部90の両端部を示している。)、このベース部90の変形量を小さくすることができるので、パネル3の孔3aに対するシール性を良好に保つことができる。
さらに、本実施形態のワイヤハーネスクリップ8は、板部9が、その長手方向中央部から長手方向両端部に向かうにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されているので、板部9と自己粘着シート4との接触面積が第1の実施形態よりも大きくなり、パネル3の孔3aから板部9側への水や埃の侵入を防ぐ効果をさらに高めることができる。
また、上記係止部5は、第1の実施形態と同様に、パネル3の孔3aに圧入係止された状態において、一対の係止片52が水平方向に間隔をあけており、水抜き孔51が鉛直方向に支柱50を貫通している。このことにより、支柱50の表面に水(洗浄液や雨水等)が溜まる事、及び、この水が支柱50の表面を伝ってパネル3の孔3aから車両の内側に侵入することを防止できる。
さらに、本実施形態においては、図14,15に示すように、係止部5がパネル3の孔3aに圧入係止された状態で、水抜き孔51が、パネル3における板部9と反対側の面よりも板部9から離れた側に位置している。そして、上述した水抜き孔51における支柱50の立設方向に対向する2つの内面51a,51bのうち板部9側の内面51aが、パネル3における板部9と反対側の面と同じ高さに位置付けられている。また、水抜き孔51の他の内面51b,51c,51dは、当然、パネル3における板部9と反対側の面よりも板部9の表面から離れた位置に位置付けられている。このことにより、図15に示すように、支柱50の幅方向の側面がパネル3の孔3aの内面に密着し、水の侵入をさらに防止することができる。
また、本発明においては、水抜き孔51の内面51aが、パネル3における板部9と反対側の面よりも板部9の表面から離れた位置(図15中の一点鎖線で示す位置)に位置付けられていても良い。その場合、水の侵入をより一層防止することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1,101 ワイヤハーネス固定構造
2 ワイヤハーネス
3 パネル
3a 孔
4 自己粘着シート(粘着シート)
4a 通し孔
5 係止部
6,9 板部
7,8 ワイヤハーネスクリップ
50 支柱
51 水抜き孔(貫通孔)
52 係止片
60 ベース部
61 延長部

Claims (7)

  1. ワイヤハーネスを、ワイヤハーネスクリップを用いてパネルに固定するワイヤハーネス固定構造であって、
    前記ワイヤハーネスクリップが、板部と、該板部の中央部に設けられ、前記パネルの孔に圧入係止される係止部と、を有し、
    前記板部の長手方向両端部の幅が、中央部の幅よりも狭く形成されており、
    前記板部と前記ワイヤハーネスとが、粘着シートで覆われることにより固定される
    ことを特徴とするワイヤハーネス固定構造。
  2. 前記板部が、その中央部に位置する平板状のベース部と、前記ベース部の長手方向両端部から互いに離れる方向に延びた一対の延長部と、から成り、
    前記一対の延長部の幅が、前記ベース部の幅よりも狭く形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス固定構造。
  3. 前記板部が、その中央部から長手方向両端部に向かうにしたがって徐々に幅が狭くなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス固定構造。
  4. 前記一対の延長部の長さが、前記ベース部の長さよりも短く形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス固定構造。
  5. 前記係止部が、前記板部から立設した支柱と、前記支柱の先端から前記板部側に延び、先端が前記パネルの孔の縁に係合する係止片と、を有し、
    前記支柱に、貫通孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載のワイヤハーネス固定構造。
  6. 前記係止部が前記パネルの孔に圧入係止した状態で、前記貫通孔の内面が、前記パネルの前記板部と反対側の面と同じ高さか、該反対側の面よりも前記板部の表面から離れた位置に位置付けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載のワイヤハーネス固定構造。
  7. 前記粘着シートが、加圧されるとその厚み方向に縮み、加圧が解除されると厚みが復元する弾力性を有し、
    前記粘着シートに、前記係止部が通される通し孔が形成されており、
    前記係止部が前記パネルの孔に圧入係止されることにより、前記板部と前記パネルとの間の前記粘着シートが圧縮されて前記孔の外周部に密着する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載のワイヤハーネス固定構造。
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