JP6215891B2 - 衝撃吸収部材付き車体構造 - Google Patents

衝撃吸収部材付き車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6215891B2
JP6215891B2 JP2015204038A JP2015204038A JP6215891B2 JP 6215891 B2 JP6215891 B2 JP 6215891B2 JP 2015204038 A JP2015204038 A JP 2015204038A JP 2015204038 A JP2015204038 A JP 2015204038A JP 6215891 B2 JP6215891 B2 JP 6215891B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
vehicle body
absorbing member
bumper
shock absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015204038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017074877A (ja
Inventor
一弘 大道
一弘 大道
石崎 達也
達也 石崎
晃 北條
晃 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015204038A priority Critical patent/JP6215891B2/ja
Priority to US15/289,352 priority patent/US9855971B2/en
Priority to CN201610899291.1A priority patent/CN106585542B/zh
Publication of JP2017074877A publication Critical patent/JP2017074877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6215891B2 publication Critical patent/JP6215891B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R19/00Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
    • B60R19/02Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
    • B60R19/24Arrangements for mounting bumpers on vehicles
    • B60R19/26Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means
    • B60R19/34Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means destroyed upon impact, e.g. one-shot type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/082Engine compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R2021/0002Type of accident
    • B60R2021/0004Frontal collision
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R2021/0002Type of accident
    • B60R2021/0023Offset collision

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車体骨格部材の端部側から車体前後方向へ延びる衝撃吸収部材を備えた衝撃吸収部材付き車体構造に関する。
車体構造として、左右のフロントサイドフレームの前端部からバンパビームエクステンション(以下、衝撃吸収部材という)が突出され、左右の衝撃吸収部材にバンパビームが架け渡されるものが知られている。
車体構造によれば、軽衝突により入力する衝突荷重(軽衝突荷重という)で衝撃吸収部材を変形させて、衝撃吸収部材で軽衝突荷重の軽エネルギ吸収が可能である。これにより、フロントサイドフレームの変形を抑え、車両の修理費を軽減できる。
また、軽衝突を越えた衝突速度の高い前面衝突やオフセット衝突の場合に、衝撃吸収部材を利用して乗員を一層好適に保護することが考えられる。このため、衝撃吸収部材の剛性をある程度高くして、前面衝突やオフセット衝突の初期段階に初期エネルギを吸収する必要がある。
これにより、前面衝突やオフセット衝突の際に、乗員に加わる減速度(加速度)を低減させることが可能になる。
ところで、近年、複数の自動車の車種にプラットフォーム(車体骨格)を流用する車両が増えている。よって、各車種に対応させるために、フロントサイドフレームの配置箇所が決められている。さらに、軽衝突の場合にラジエータなどを損傷させないために、各車種のデザインによりバンパビームの形状や配置箇所が決められている。
よって、フロントサイドフレームとバンパビームとの間に介在される衝撃吸収部材の車体前後方向の長さが自動的に決まってしまう。
このため、プラットフォームを採用することにより、例えば、衝撃吸収部材の長さ寸法が車体前後方向に大きくなる場合がある。この状態において、軽衝突時の軽衝突荷重の吸収が可能で、かつ、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギの吸収が可能に衝撃吸収部材の剛性を確保すると、衝撃吸収部材の剛性がプラットフォーム(車体骨格)の耐力を超えることが考えられる。
このため、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギを吸収するように衝撃吸収部材の剛性を確保することが難しい。
そこで、車体構造のなかには、衝撃吸収部材が、断面逆U字状の上側部材、断面U字状の下側部材、および補強部材で形成されるものが提案されている。(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、断面逆U字状に形成された上側部材の内壁、断面U字状に形成された下側部材の内壁、および補強部材の内フランジの3部材が重ね合わされた状態で接合される。同様に、上側部材の外壁、下側部材の外壁および補強部材の外フランジの3部材が重ね合わされた状態で接合される。
これにより、上側部材および下側部材で略矩形状の筒体が形成され、筒体の内部に補強部材が設けられる。
さらに、筒体の前部において、上部、下部、内壁および外壁に複数のビードが車幅方向へ延びるように形成される。よって、軽衝突により入力する軽衝突荷重で筒体の前部を車体前後方向へ潰して軽衝突荷重の吸収が可能になる。
また、筒体の後部において、内壁および外壁に複数のビードが車体前後方向へ延びるように形成される。さらに、筒体の内部に補強部材が設けられている。よって、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギを吸収するように筒体の後部の剛性が確保される。
これにより、特許文献1の衝撃吸収部材によれば、軽衝突時の軽エネルギを吸収でき、かつ、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギを吸収できる。
しかし、特許文献1の衝撃吸収部材は、軽衝突時の軽エネルギや、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギの吸収を可能にするために、筒体の内部に補強部材を設ける必要がある。このため、部品点数が増えてしまい、そのことがコストや重量の増加を抑える妨げになる。
特許第5168477号公報
本発明は、補強部材を用いることなく、軽衝突時の軽エネルギの吸収が可能で、かつ、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギの吸収が可能な衝撃吸収部材付き車体構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体骨格部材の端部側から車体前後方向へ延びる衝撃吸収部材を備えた衝撃吸収部材付き車体構造において、前記衝撃吸収部材は、断面略U字状に折り曲げられる第1折曲部材と、該第1折曲部材に接合されて中空の筒体を形成するように、断面略U字状に折り曲げられる第2折曲部材と、前記第1折曲部材および前記第2折曲部材の一方の側辺に、前記筒体の外側へ張り出され、かつ、前記車体骨格部材側まで車体前後方向へ延びるフランジと、該フランジを車体前後方向で分断し、軽衝突時の変形の起点となる第1脆弱部と、該第1脆弱部より前記車体骨格部材側に形成される剛性部と、を備える衝撃吸収部材付き車体構造を提供する。
このように、第1折曲部材および第2折曲部材の一方の側端にフランジを形成した。このフランジを筒体の外側に張り出し、車体骨格部材側まで車体前後方向へ延ばした。さらに、フランジを第1脆弱部で車体前後方向に分断した。
よって、軽衝突により衝撃吸収部材の先端部に軽衝突荷重が入力した際に、第1脆弱部に応力を集中させて、第1脆弱部を衝撃吸収部材の変形の起点(トリガー)とすることができる。これにより、軽衝突により入力した軽衝突荷重で、車体骨格部材を変形させることなく、衝撃吸収部材を第1脆弱部から効率よく変形させて軽衝突荷重を好適に吸収できる。
また、第1脆弱部より車体骨格部材側に剛性部を形成した。すなわち、衝撃吸収部材のうち車体骨格部材側の部位に剛性部とフランジとが形成される。よって、補強部材を別部材として用いることなく、車体骨格部材側の部位の剛性が剛性部とフランジとで確保される。
これにより、前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重で、剛性が確保された車体骨格部材側の部位を潰すことができ、衝突荷重の初期エネルギの吸収を好適に吸収できる。
このように、補強部材を用いることなく、軽衝突時の軽エネルギを吸収でき、かつ、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギを吸収できる。
ここで、補強部材を別部材として用いることなく、車体骨格部材側の部位の剛性を確保することにより、衝撃吸収部材(すなわち、車体構造)を軽量にできる。さらに、補強部材を不要にすることにより構成が簡素になり、製造の容易化が図れる。
また、請求項に係る発明では、車体骨格部材は、車幅方向外側に配置され、車体前後方向へ延びるフロントサイドフレームであり、前記衝撃吸収部材は、前記フロントサイドフレームの前端部側に設けられるフレーム衝撃吸収部材であり、前記フロントサイドフレームの車幅方向外側にアッパメンバが設けられ、前記アッパメンバの前端部側で、かつ、前記衝撃吸収部材の車幅方向外側にメンバ衝撃吸収部材が設けられ、前記メンバ衝撃吸収部材は、車体前後方向へ延びる中空のメンバ筒体と、該メンバ筒体に形成され、前記第1脆弱部と車体前後方向で略同位置に配置される第3脆弱部を備える。
このように、アッパメンバの前端部側にメンバ衝撃吸収部材を設け、メンバ衝撃吸収部材のメンバ筒体に第3脆弱部を形成した。また、第3脆弱部を第1脆弱部と車体前後方向で略同位置に配置した。
よって、軽衝突により衝撃吸収部材やメンバ衝撃吸収部材に軽衝突荷重が入力した際に、入力した軽衝突荷重で、車体骨格部材を変形させることなく、衝撃吸収部材をフランジより衝突荷重の入力側から変形させ、メンバ衝撃吸収部材を第3脆弱部から変形させることができる。
これにより、衝撃吸収部材やメンバ衝撃吸収部材に入力した軽衝突荷重の吸収量を増すことができる。
一方、アッパメンバの前端部側にメンバ衝撃吸収部材を設けることにより、前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重に対する剛性を高くできる。これにより、衝撃吸収部材やメンバ衝撃吸収部材による衝突荷重の初期エネルギの吸収量を増すことができる。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記メンバ衝撃吸収部材は、前記第3脆弱部より前記アッパメンバ側に、前記メンバ筒体の外側へ張り出され、かつ、前記アッパメンバ側まで車体前後方向へ延びるメンバフランジと、前記第3脆弱部より前記アッパメンバ側に形成されるメンバ剛性部と、を備える。
このように、メンバ衝撃吸収部材のうち第3脆弱部よりアッパメンバ側の部位にメンバフランジを備え、メンバフランジをアッパメンバ側まで車体前後方向へ延ばした。さらに、第3脆弱部よりアッパメンバ側にメンバ剛性部を形成した。
よって、補強部材を別部材として用いることなく、アッパメンバ側の部位の剛性がメンバ剛性部とメンバフランジとで確保される。
これにより、前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重で、衝撃吸収部材の車体骨格部材側の部位や、メンバ衝撃吸収部材のアッパメンバ側の部位を潰すことができ、衝突荷重の初期エネルギの吸収量を一層増すことができる。
請求項に係る発明では、好ましくは、前記フレーム衝撃吸収部材および前記メンバ衝撃吸収部材の各先端部に傾斜部が配置されるバンパビームを備え、前記メンバ衝撃吸収部材は、車幅方向内側に内壁を備え、前記内壁は、該内壁の先端部が前記バンパビームへ向けて前記フレーム衝撃吸収部材へ近づくように湾曲状に形成される。
このように、メンバ衝撃吸収部材に内壁を備えた。さらに、内壁の先端部をバンパビームへ向けて衝撃吸収部材へ近づけるように湾曲状に形成した。よって、湾曲状に形成した先端部を、軽衝突時に入力する軽衝突荷重で潰すことができる。
これにより、メンバ衝撃吸収部材に入力した軽衝突荷重の吸収量を一層増すことができる。
請求項に係る発明では、好ましくは、前記メンバ衝撃吸収部は、前記メンバ筒体の車幅方向外側に第4脆弱部を備える。
ここで、軽衝突のうち斜め衝突の場合、軽衝突荷重がメンバ衝撃吸収部に斜め前方から入力することが考えられる。そこで、請求項において、メンバ筒体の車幅方向外側に第4脆弱部を備えた。よって、斜め前方から入力する軽衝突荷重で、メンバ衝撃吸収部を第4脆弱部を起点に効率よく曲げ変形させることができる。
これにより、メンバ衝撃吸収部に斜め前方から入力する軽衝突荷重をメンバ衝撃吸収部で好適に吸収できる。
請求項に係る発明では、好ましくは、前記フレーム衝撃吸収部材は、前記フランジより衝突荷重の入力側に第2脆弱部を備え、前記フレーム衝撃吸収部材は、前記筒体が断面略八角形に形成されることにより、前記筒体の車幅方向外側に上外側稜線部および下外側稜線部が形成され、前記上外側稜線部および前記下外側稜線部の各先端部がバンパビームへ向けて前記メンバ衝撃吸収部材へ近づくように湾曲状に形成され、前記上外側稜線部および前記下外側稜線部の各先端部において、前記筒体の車幅方向外側の外壁に前記第2脆弱部を備える。
ここで、軽衝突のうち斜め衝突の場合、軽衝突荷重が衝撃吸収部に斜め前方から入力することが考えられる。そこで、請求項において、筒体の上外側稜線部および下外側稜線部の各先端部をバンパビームへ向けてメンバ衝撃吸収部材へ近づくように湾曲状に形成した。さらに、上外側稜線部および下外側稜線部の各先端部において、筒体の車幅方向外側の外壁に第2脆弱部を備えた。
よって、斜め前方から入力する軽衝突荷重に対する剛性(すなわち、耐力)を上外側稜線部および下外側稜線部の各先端部で好適に高めることができる。これにより、斜め前方から入力する軽衝突荷重で、衝撃吸収部を第2脆弱部を起点に効率よく曲げ変形させ、軽衝突荷重の吸収量を増すことができる。
請求項に係る発明では、好ましくは、前記バンパビームは、車体前方側に形成されるバンパ前壁と、該バンパ前壁の上辺から車体後方へ張り出されるバンパ上部と、該バンパ前壁の下辺から車体後方へ張り出されるバンパ下部と、を備え、前記バンパ前壁、前記バンパ上部および前記バンパ下部で前記バンパビームが断面略U字状に形成され、前記フレーム衝撃吸収部材および前記メンバ衝撃吸収部材の各先端部が、前記バンパ前壁に当接され、前記バンパ前壁、前記バンパ上部の後辺、前記バンパ下部の後辺に溶接される。
このように、衝撃吸収部材およびメンバ衝撃吸収部材の各先端部をバンパ前壁に当接させ、各先端部をバンパ前壁、バンパ上部の後辺、バンパ下部の後辺に溶接した。よって、衝撃吸収部材およびメンバ衝撃吸収部材の各先端部にバンパ前壁を接触させることができる。これにより、バンパビームを衝撃吸収部材やメンバ衝撃吸収部材に近づけることが可能になり、車体全長を短縮できる。
また、衝撃吸収部材およびメンバ衝撃吸収部材の各先端部にバンパ前壁を接触させることにより、軽衝突による軽衝突荷重、前面衝突やオフセット衝突による衝突荷重を各衝撃吸収部材に迅速に伝えることができる。これにより、各衝撃吸収部材で軽衝突荷重や衝突荷重を早期に吸収できる。
本発明によれば、補強部材を用いることなく、軽衝突時の軽エネルギの吸収が可能で、かつ、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギの吸収が可能な衝撃吸収部材を提供できる。
本発明に係る衝撃吸収部材付き車体構造を示す斜視図である。 図1の左衝撃吸収手段およびバンパビームを示す斜視図である。 図2の左衝撃吸収手段およびバンパビームを示す分解斜視図である。 図3の左衝撃吸収手段を示す斜視図である。 図4の5矢視図である。 図4の左衝撃吸収手段を示す分解斜視図である。 図6のフレーム衝撃吸収部材を示す分解斜視図である。 図4の8−8線断面図である。 図4の左衝撃吸収手段を示す平面図である。 図9の10−10線断面図である。 図6のメンバ衝撃吸収部材を示す分解斜視図である。 本発明に係る左衝撃吸収手段で軽衝突による衝突荷重を吸収する例を説明する図である。 本発明に係る左衝撃吸収手段で前面衝突やオフセット衝突による衝突荷重を吸収する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る衝撃吸収部材付き車体構造10について説明する。以下、衝撃吸収部材付き車体構造10を「車体構造10」と略記する。
図1に示すように、車体構造10は、車両Veの車体前部構造を構成する部位である。
車体構造10は、車両Veの車幅方向左側に設けられる左フロントサイドフレーム13と、車両Veの車幅方向右側に設けられる右フロントサイドフレーム13と、各フロントサイドフレーム13の車幅方向外側に設けられる左アッパメンバ14および右アッパメンバ14とを備える。
また、車体構造10は、左フロントサイドフレーム13の後部13cおよび左アッパメンバ14の後部14b間に介在される左ダンパハウジング15と、右フロントサイドフレーム13の後部13cおよび右アッパメンバ14の後部14b間に介在される右ダンパハウジング15とを備える。
さらに、車体構造10は、左フロントサイドフレーム13の前端部(端部)13aおよび左アッパメンバ14の前端部14aを連結する左連結プレート17と、左連結プレート17に連結される左衝撃吸収手段20と、右フロントサイドフレーム13の前端部13aおよび右アッパメンバ14の前端部14aを連結する右連結プレート17と、右連結プレート17に連結される右衝撃吸収手段20と、左衝撃吸収手段20および右衝撃吸収手段20に架け渡されるバンパビーム21とを備える。
バンパビーム21の車体後方で、かつ、左フロントサイドフレーム13および右フロントサイドフレーム13間にエンジンルーム22が形成される。エンジンルーム22にパワーユニットが配置される。
なお、車体構造10は左右略対称の構造である。よって、車体構造10の左側部材および右側部材に同じ符号を付して左側部材について詳説し、右側部材の説明を省略する。
左フロントサイドフレーム13は、車幅方向左外側に配置された状態において車体前後方向へ延出され、断面略矩形状に形成される剛性の高い車体骨格部材である。左フロントサイドフレーム13の後端部13bがロアダッシュボードに接合され、ロアダッシュボードの車体後方に車室23が形成される。すなわち、車室23が、左フロントサイドフレーム13の後端部13bの車体後方に形成される。
左フロントサイドフレーム13の車幅方向外側に左アッパメンバ14が設けられる。
左アッパメンバ14は、ダンパハウジング15に後部14bが接合され、ダンパハウジング15を経て車体前方へ下り勾配に延出される。左アッパメンバ14は、断面略矩形状に形成された剛性の高い車体骨格部材である。
左アッパメンバ14の前端部14aが左フロントサイドフレーム13の前端部13aに左ガセット25を介して連結される。
左フロントサイドフレーム13の前端部13a、左アッパメンバ14の前端部14a、および左ガセット25に左連結プレート17が車体前方側から取り付けられる。左連結プレート17は正面視略矩形状に形成される。
左連結プレート17の車幅方向内側半部17aに左フロントサイドフレーム13の前端部13aが接合される。右連結プレート17の車幅方向外側半部17bに左アッパメンバ14の前端部14aが接合される。
図2、図3に示すように、左連結プレート17に左衝撃吸収手段20が取り付けられる。左衝撃吸収手段20は、左連結プレート17に車体前方から複数のボルト29で取り付けられるベース28と、ベース28の車幅方向内側に車体前方側から連結されるフレーム衝撃吸収部材(衝撃吸収部材)30と、ベース の車幅方向外側に車体前方側から連結されるメンバ衝撃吸収部材31とを備える。
すなわち、フレーム衝撃吸収部材30が左連結プレート17の車幅方向内側半部17aに車体前方側から連結される。また、メンバ衝撃吸収部材31が左連結プレート17の車幅方向外側半部17bに車体前方側から連結される。
図4、図5に示すように、フレーム衝撃吸収部材30は、左連結プレート17の車幅方向内側半部17aに車体前方側から連結される。フレーム衝撃吸収部材30は、左フロントサイドフレーム13の前端部13a側から車体前方のバンパビーム21(図2参照)まで突出されるバンパビームエクステンションである。
具体的には、フレーム衝撃吸収部材30は、中空のフレーム筒体(筒体)34、上フレームフランジ(フランジ)35、下フレームフランジ(フランジ)36(図6参照)、上第1脆弱部(第1脆弱部)37、下第1脆弱部(第1脆弱部)38(図6も参照)、内第2脆弱部(第2脆弱部)41、外第2脆弱部(第2脆弱部)42、複数のフレーム剛性部(剛性部)43,44、内接合片45および外接合片46を備える。
図6に示すように、フレーム筒体34は、断面略U字状に折り曲げられる第1フレーム折曲部材(第1折曲部材)51と、断面略U字状に折り曲げられる第2フレーム折曲部材(第2折曲部材)52とを備える。
図7、図8に示すように、第1フレーム折曲部材51は、フレーム内壁54、第1フレーム上傾斜部55、第1フレーム上部56、第1フレーム下傾斜部57および第1フレーム下部58を有する。
フレーム内壁54は、エンジンルーム22に対向する車幅方向内側に配置される。第1フレーム上傾斜部55は、フレーム内壁54の上辺から車幅方向外側へ上り勾配に折り曲げられる。第1フレーム上部56は、第1フレーム上傾斜部55の上辺から車幅方向外側へ略水平に折り曲げられる。
また、第1フレーム下傾斜部57は、フレーム内壁54の下辺から車幅方向外側へ下り勾配に折り曲げられる。第1フレーム下部58は、第1フレーム下傾斜部57の下辺から車幅方向外側へ略水平に折り曲げられる。
フレーム内壁54、第1フレーム上傾斜部55、第1フレーム上部56、第1フレーム下傾斜部57および第1フレーム下部58で第1フレーム折曲部材51が断面略U字状に形成される。
第1フレーム上部56が、バンパビーム21のバンパ上部123の裏面123a(図3も参照)に接触された状態において、バンパ上部123に第1フレーム上部56が接合される。第1フレーム下部58が、バンパビーム21のバンパ下部124の裏面124a(図3も参照)に接合された状態において、バンパ下部124に第1フレーム下部58が接合される。
第2フレーム折曲部材52は、フレーム外壁(外壁)61、第2フレーム上傾斜部62、第2フレーム上部63、第2フレーム下傾斜部64および第2フレーム下部65を有する。
フレーム外壁61は、メンバ衝撃吸収部材31に対向する車幅方向外側に配置される。さらに、フレーム外壁61は、前端部(先端部)61aがバンパビーム21へ向けてメンバ衝撃吸収部材31へ近づくように湾曲状に形成される(図9参照)。
第2フレーム上傾斜部62は、フレーム外壁61の上辺から車幅方向内側へ上り勾配に折り曲げられる。第2フレーム上部63は、第2フレーム上傾斜部62の上辺から車幅方向内側へ略水平に折り曲げられる。
また、第2フレーム下傾斜部64は、フレーム外壁61の下辺から車幅方向内側へ下り勾配に折り曲げられる。第2フレーム下部65は、第2フレーム下傾斜部64の下辺から車幅方向内側へ略水平に折り曲げられる。
フレーム外壁61、第2フレーム上傾斜部62、第2フレーム上部63、第2フレーム下傾斜部64および第2フレーム下部65で第2フレーム折曲部材52が断面略U字状に形成される。
第2フレーム上部63が第1フレーム上部56に上下方向に重ね合わされ、第1フレーム上部56および第2フレーム上部63がスポット溶接で接合される。また、第2フレーム下部65が第1フレーム下部58に重ね合わされ、第1フレーム下部58および第2フレーム下部65がスポット溶接で接合される。
よって、第1フレーム折曲部材51および第2フレーム折曲部材52が接合される。これにより、第1フレーム折曲部材51および第2フレーム折曲部材52でフレーム筒体34が中空の断面略八角形に形成される。
第1フレーム上部56および第2フレーム上部63でフレーム筒体34のフレーム上部67が形成される。また、第1フレーム下部58および第2フレーム下部65でフレーム筒体34のフレーム下部68が形成される。
また、フレーム筒体34が断面略八角形に形成されることにより、フレーム筒体34の車幅方向内側に一対の上内側フレーム稜線部71および一対の下内側フレーム稜線部72が形成される。さらに、フレーム筒体34の車幅方向外側に一対の上外側フレーム稜線部(上外側稜線部)73および一対の下外側フレーム稜線部(下外側稜線部)74が形成される。
図7、図9に示すように、上外側フレーム稜線部73の前端部(先端部)73aおよび下外側フレーム稜線部74の前端部(先端部)74aが、フレーム外壁61の前端部61aと同様に、バンパビーム21へ向けてメンバ衝撃吸収部材31へ近づくように湾曲状に形成される。
また、フレーム外壁61の前端部61aに外第2脆弱部 (第2脆弱部) (後述する)を備える。
フレーム筒体34の後端部34a(車体骨格部材側の部位)が左連結プレート17の車幅方向内側半部17aに車体前方側から溶接で接合される。この状態において、左連結プレート17の車幅方向内側半部17aからフレーム筒体34が車体前方へ延出される。
図4、図7に示すように、第1フレーム上部56の外辺(側辺)56aから上フレームフランジ35が上方へ向けて傾斜状に折り曲げられる。
上フレームフランジ35は、第1フレーム折曲部材51の前端51a側の部位51bから左フロントサイドフレーム13側の後端51cまで第1フレーム上部56の外辺56aに沿って車体後方向まで延出される。
第1フレーム下部58の外辺(側辺)58aから下フレームフランジ36が下方へ向けて傾斜状に折り曲げられる。
下フレームフランジ36は、上フレームフランジ35と同様に、第1フレーム折曲部材51の前端51a側の部位51bから左フロントサイドフレーム13側の後端51cまで第1フレーム下部58の外辺58a沿って車体後方向まで延出される。
すなわち、上フレームフランジ35および下フレームフランジ36がフレーム筒体34の外側へ張り出される。これにより、上フレームフランジ35および下フレームフランジ36により、フレーム筒体34の剛性が車体前後方向の衝突荷重に対して確保される。
フレーム筒体34のフレーム上部67において車体前後方向の中央に上第1脆弱部37が形成される。上第1脆弱部37は、フレーム上部67からフレーム筒体34の内部76へ凹み、かつ、車幅方向へ延びる凹状のビードに形成される。
上第1脆弱部37がフレーム上部67に形成されることにより、上フレームフランジ35が前上フレームフランジ35aおよび後上フレームフランジ35bに分断される。後上フレームフランジ35bがフレーム筒体34の後部34bに形成される。
また、フレーム筒体34のフレーム下部68において車体前後方向の中央に下第1脆弱部38が形成される。すなわち、下第1脆弱部38が上第1脆弱部37に対して車体前後方向において同位置に形成される。
下第1脆弱部38は、フレーム下部68からフレーム筒体34の内部76へ凹み、かつ、車幅方向へ延びる凹状のビードに形成される。下第1脆弱部38がフレーム下部68に形成されることにより、下フレームフランジ36が前下フレームフランジ36aおよび後下フレームフランジ36bに分断される。後下フレームフランジ36bがフレーム筒体34の後部34bに形成される。
このように、上第1脆弱部37および下第1脆弱部38として車幅方向に延びる凹状のビードが形成される。上第1脆弱部37および下第1脆弱部38は、軽衝突時にフレーム筒体34が変形する際の起点となる部位である。
フレーム筒体34のフレーム内壁54において、前上フレームフランジ35aや前下フレームフランジ36aより車体前方向側(すなわち、衝突荷重の入力側)の前端部54aに内第2脆弱部41が形成される。
内第2脆弱部41は、フレーム内壁54からフレーム筒体34の内部76へ凹み、かつ、上下方向へ延びる凹状のビードに形成される。
また、フレーム筒体34のフレーム外壁61において、前上フレームフランジ35aや前下フレームフランジ36aより車体前方向側(すなわち、衝突荷重の入力側)の前端部61aに外第2脆弱部42が形成される。すなわち、外第2脆弱部42が内第2脆弱部41に対して車体前後方向において同位置に形成される。
ここで、フレーム外壁61の前端部61aは、上外側フレーム稜線部73の前端部73aや下外側フレーム稜線部74の前端部74aと同様に、バンパビーム21へ向けてメンバ衝撃吸収部材31へ近づくように湾曲状に形成される(図9参照)。
外第2脆弱部42は、フレーム外壁61からフレーム筒体34の内部76へ凹み、かつ、上下方向へ延びる凹状のビードに形成される。
図7、図10に示すように、フレーム筒体34のうち、上第1脆弱部37および下第1脆弱部38より左フロントサイドフレーム13側の後部34b(図4参照)に複数のフレーム剛性部43,44が形成される。
具体的には、フレーム筒体34の後部34bのうちフレーム内壁54およびフレーム外壁61に凹状のフレーム剛性部43が形成される。また、第1フレーム上傾斜部55、第1フレーム下傾斜部57、第2フレーム上傾斜部62および第2フレーム下傾斜部64に凸状のフレーム剛性部44が形成される。
凹状のフレーム剛性部43は、フレーム内壁54、フレーム外壁61からフレーム筒体34の内部76へ凹み、かつ、車体前後方向へ延びる凹状のビードに形成される。
凸状のフレーム剛性部44は、第1フレーム上傾斜部55、第1フレーム下傾斜部57、第2フレーム上傾斜部62および第2フレーム下傾斜部64からフレーム筒体34の外部 へ突出し、かつ、車体前後方向へ延びる凸状のビードに形成される。
このように、フレーム筒体34の後部34bに複数のフレーム剛性部43,44が形成されている。さらに、フレーム筒体34の後部34bに後上フレームフランジ35bおよび後下フレームフランジ36bが形成されている。
すなわち、フレーム筒体34の後部34bが、複数のフレーム剛性部43,44、後上フレームフランジ35bや後下フレームフランジ36bで車体前方から入力する衝突荷重に対する剛性が確保される。
よって、補強部材を別部材として用いることなく、フレーム筒体34の後部34bの剛性が確保される。
これにより、図9に示すように、軽衝突を越えた衝突速度の高い前面衝突やオフセット衝突の場合に、フレーム筒体34の後部(すなわち、荷重変形領域)34bを好適に変形させて、初期エネルギの吸収量を確保できる。
また、補強部材を別部材として用いることなく、フレーム筒体34の後部34bの剛性を確保することにより、フレーム衝撃吸収部材30を軽量にできる。さらに、補強部材を不要にすることにより構成が簡素になり、製造の容易化が図れる。
ここで、フレーム筒体34の上第1脆弱部37および下第1脆弱部38より車体前方側の部位は軽衝突荷重変形領域34cである。フレーム筒体34に軽衝突荷重変形領域34cを設けることにより、軽衝突により入力した軽衝突荷重で軽衝突荷重変形領域34cを変形させて軽衝突荷重を吸収できる。
また、フレーム内壁54の前縁54bから車幅方向内側(すなわち、エンジンルーム22側)へ内接合片45が折り曲げられる。また、フレーム外壁61の前縁61bから車幅方向外側(すなわち、車両Veの外部27側)へ外接合片46が折り曲げられる。
内接合片45および外接合片46がバンパビーム21のバンパ前壁122の裏面122aに接合される。
図4に示すように、フレーム衝撃吸収部材30の車幅方向外側にメンバ衝撃吸収部材31が設けられる。メンバ衝撃吸収部材31は、左連結プレート17の車幅方向外側半部17bに車体前方側から連結される。
メンバ衝撃吸収部材31は、左アッパメンバ14の前端部14a側から車体前方のバンパビーム21(図2参照)まで突出されるバンパビームエクステンションである。
図6に示すように、メンバ衝撃吸収部材31は、中空のメンバ筒体81、上メンバフランジ(メンバフランジ)82、下メンバフランジ(メンバフランジ)83、上第3脆弱部(第3脆弱部)84、下第3脆弱部(第3脆弱部)85、上第4脆弱部(第4脆弱部)86、下第4脆弱部(第4脆弱部)87、複数のメンバ剛性部88、上接合片91および下接合片92を備える。
図8、図11に示すように、メンバ筒体81は、断面略U字状に折り曲げられる第1メンバ折曲部材94と、断面略U字状に折り曲げられる第2メンバ折曲部材95とを備える。
第1メンバ折曲部材94は、メンバ内壁(内壁)97、第1メンバ上傾斜部98、第1メンバ上部99、第1メンバ下傾斜部101および第1メンバ下部102を有する。
メンバ内壁97は、フレーム衝撃吸収部材30に対向する車幅方向内側に配置される。メンバ内壁97は、前端部(先端部)97aがバンパビーム21のバンパ傾斜部121(図9参照)へ向けてフレーム衝撃吸収部材30へ近づくように湾曲状に形成される。
第1メンバ上傾斜部98は、メンバ内壁97の上辺から車幅方向外側へ上り勾配に折り曲げられる。第1メンバ上部99は、第1メンバ上傾斜部98の上辺から車幅方向外側へ略水平に折り曲げられる。
また、第1メンバ下傾斜部101は、メンバ内壁97の下辺から車幅方向外側へ下り勾配に折り曲げられる。第1メンバ下部102は、第1メンバ下傾斜部101の下辺から車幅方向外側へ略水平に折り曲げられる。
メンバ内壁97、第1メンバ上傾斜部98、第1メンバ上部99、第1メンバ下傾斜部101および第1メンバ下部102で第1メンバ折曲部材94が断面略U字状に形成される。
第2メンバ折曲部材95は、メンバ外壁105、第2メンバ上傾斜部106、第2メンバ上部107、第2メンバ下傾斜部108および第2メンバ下部109を有する。
メンバ外壁105は、車両Veの外部27に対向する車幅方向外側に配置される。第2メンバ上傾斜部106は、メンバ外壁105の上辺から車幅方向内側へ上り勾配に折り曲げられる。第2メンバ上部107は、第2メンバ上傾斜部106の上辺から車幅方向内側へ略水平に折り曲げられる。
また、第2メンバ下傾斜部108は、メンバ外壁105の下辺から車幅方向内側へ下り勾配に折り曲げられる。第2メンバ下部109は、第2メンバ下傾斜部108の下辺から車幅方向内側へ略水平に折り曲げられる。
メンバ外壁105、第2メンバ上傾斜部106、第2メンバ上部107、第2メンバ下傾斜部108および第2メンバ下部109で第2メンバ折曲部材95が断面略U字状に形成される。
第2メンバ上部107が第1メンバ上部99に重ね合わされ、第1メンバ上部99および第2メンバ上部107がスポット溶接で接合される。また、第2メンバ下部109が第1メンバ下部102に重ね合わされ、第1メンバ下部102および第2メンバ下部109が下方からスポット溶接で接合される。
よって、第1メンバ折曲部材94および第2メンバ折曲部材95が接合される。これにより、第1メンバ折曲部材94および第2メンバ折曲部材95でメンバ筒体81が中空の断面略八角形に形成される。
メンバ筒体81が断面略八角形に形成されることにより、メンバ筒体81の車幅方向内側に一対の上内側メンバ稜線部112および一対の下内側メンバ稜線部113が形成される。さらに、メンバ筒体81の車幅方向外側に一対の上外側メンバ稜線部114および一対の下外側メンバ稜線部115が形成される。
メンバ筒体81の後端部81a(図4参照)が左連結プレート17の車幅方向外側半部17bに車体前方側から溶接で接合される。この状態において、左連結プレート17の車幅方向外側半部17bからメンバ筒体81が車体前方へ延出される。
メンバ内壁97の前端部97aがバンパビーム21のバンパ傾斜部121(図9参照)へ向けてフレーム衝撃吸収部材30へ近づくように湾曲状に形成される。
第1メンバ上部99の外辺99aから上メンバフランジ82が上方へ向けて傾斜状に折り曲げられる。上メンバフランジ82は、第1メンバ折曲部材94の車体前後方向中央の部位94aから左アッパメンバ14側の後端94bまで第1メンバ上部99の外辺99aに沿って車体後方向まで延出される。
メンバ筒体81の後部81bに上メンバフランジ82が形成されている。
第1メンバ下部102の外辺102aから下メンバフランジ83が下方へ向けて傾斜状に折り曲げられる。下メンバフランジ83は、第1メンバ折曲部材94の車体前後方向中央の部位94aから左アッパメンバ14側の後端94bまで第1メンバ下部102の外辺102aに沿って車体後方向まで延出される。
メンバ筒体81の後部81bに下メンバフランジ83が形成されている。
すなわち、上メンバフランジ82および下メンバフランジ83がメンバ筒体81の外側へ張り出される。これにより、上メンバフランジ82および下メンバフランジ83により、メンバ筒体81の剛性が車体前後方向の衝突荷重に対して確保される。
メンバ筒体81の第1メンバ上傾斜部98において車体前後方向の中央に上第3脆弱部84が形成される。上第3脆弱部84は、上第1脆弱部37(図4参照)と車体前後方向で略同位置に配置される。具体的には、上第3脆弱部84は、第1メンバ上傾斜部98からメンバ筒体81の内部117へ凹み、かつ、第1メンバ上傾斜部98に沿って車幅方向へ傾斜状に延びる凹状のビードに形成される。
メンバ筒体81の第1メンバ下傾斜部101において車体前後方向の中央に下第3脆弱部85が形成される。下第3脆弱部85は、下第1脆弱部38と車体前後方向で略同位置に配置される。具体的には、下第3脆弱部は、第1メンバ下傾斜部101からメンバ筒体81の内部117へ凹み、かつ、第1メンバ下傾斜部101に沿って車幅方向へ傾斜状に延びる凹状のビードに形成される。
上第3脆弱部84、下第3脆弱部85は、メンバ筒体81の車幅方向内側において、上メンバフランジ82や下メンバフランジ83より車体前方側に形成される。
このように、メンバ筒体81の車幅方向内側において、上第3脆弱部84および下第3脆弱部85として車幅方向に延びる凹状のビードが形成される。上第3脆弱部84および下第3脆弱部85は、フレーム筒体34の上第1脆弱部37、下第1脆弱部38(図7参照)と同様に、軽衝突時にメンバ筒体81が変形する際の起点(トリガー)となる部位である。
メンバ筒体81の第2メンバ上傾斜部106において、上メンバフランジ82の前端82aより車体後方向側に上第4脆弱部86が形成される。上第4脆弱部86は、第2メンバ上傾斜部106からメンバ筒体81の内部117へ凹み、かつ、第2メンバ上傾斜部106に沿って車幅方向へ傾斜状に延びる凹状のビードに形成される。
また、メンバ筒体81の第2メンバ下傾斜部108において、下メンバフランジ83の前端83aより車体後方向側に下第4脆弱部87が形成される。下第4脆弱部87は、第2メンバ下傾斜部108からメンバ筒体81の内部117へ凹み、かつ、第2メンバ下傾斜部108に沿って車幅方向へ傾斜状に延びる凹状のビードに形成される。
上第4脆弱部86、下第4脆弱部87は、メンバ筒体81の車幅方向外側において、上メンバフランジ82の前端82aや下メンバフランジ83の前端83aより車体後方側に形成される。
図10、図11に示すように、メンバ筒体81のうち、上第3脆弱部84、下第3脆弱部85、上第4脆弱部86および下第4脆弱部87より左アッパメンバ14側の後部81b(図4も参照)に複数のフレーム剛性部88が形成される。
具体的には、メンバ筒体81の後部81bのうちメンバ内壁97およびメンバ外壁105に凹状のメンバ剛性部88が形成される。
凹状のメンバ剛性部88は、メンバ内壁97、メンバ外壁105からメンバ筒体81の内部117へ凹み、かつ、車体前後方向へ延びる凹状のビードに形成される。これにより、メンバ筒体81の後部81bが、複数のメンバ剛性部88で車体前方から入力する衝突荷重に対する剛性が確保される。
このように、メンバ筒体81の後部81bに複数のメンバ剛性部88が形成されている。さらに、メンバ筒体81の後部81bに上メンバフランジ82および下メンバフランジ83が形成されている。
すなわち、メンバ筒体81の後部81bが、複数のメンバ剛性部88、上メンバフランジ82や下メンバフランジ83で車体前方から入力する衝突荷重に対する剛性が確保される。
よって、補強部材を別部材として用いることなく、メンバ筒体81の後部81bの剛性が確保される。
これにより、図9に示すように、軽衝突を越えた衝突速度の高い前面衝突やオフセット衝突の場合に、メンバ筒体81の後部(すなわち、荷重変形領域)81bを好適に変形させて、初期エネルギの吸収量を確保できる。
また、補強部材を別部材として用いることなく、メンバ筒体81の後部81bの剛性を確保することにより、メンバ衝撃吸収部材31を軽量にできる。さらに、補強部材を不要にすることにより構成が簡素になり、製造の容易化が図れる。
ここで、メンバ筒体81の上第3脆弱部84および下第3脆弱部85より車体前方側の部位は軽衝突荷重変形領域81cである。メンバ筒体81に軽衝突荷重変形領域81cを設けることにより、軽衝突により入力した軽衝突荷重で軽衝突荷重変形領域81cを変形させて軽衝突荷重を吸収できる。
第1メンバ上部99の前縁99bから下方へ上接合片91(図11も参照)が折り曲げられる。また、第2メンバ下部109の前縁102bから上方へ下接合片92(図11も参照)が折り曲げられる。上接合片91および下接合片92がバンパビーム21のバンパ前壁122の裏面122aに接合される。
図2、図3に戻って、フレーム衝撃吸収部材30の前端部(先端部)30aおよびメンバ衝撃吸収部材31の前端部(先端部)31aにバンパビーム21のバンパ傾斜部(傾斜部、キャンバ部)121が配置される。
バンパビーム21は、車体前方側に形成されるバンパ前壁122と、バンパ前壁122の上辺から車体後方へ張り出されるバンパ上部123と、バンパ前壁122の下辺から車体後方へ張り出されるバンパ下部124とを備える。
バンパ前壁122、バンパ上部123およびバンパ下部124でバンパビーム21が断面略U字状に形成される。バンパ傾斜部121の内部126にフレーム衝撃吸収部材30の前端部30aおよびメンバ衝撃吸収部材31の前端部31aが配置される。
バンパ傾斜部121のバンパ前壁122の上部に上溶接穴131が形成され、下部に下溶接穴132が形成される。また、バンパ上部123の後辺123bに溶接穴134が形成される。さらに、バンパ下部124の後辺124bに溶接穴135が形成される。
フレーム衝撃吸収部材30の前端部30aおよびメンバ衝撃吸収部材31の前端部31aがバンパ前壁122に当接される。この状態において、フレーム衝撃吸収部材30の内接合片45および外接合片46がバンパ傾斜部121のバンパ前壁122の裏面122aに車体後方側からミグ溶接で接合される。
また、第1フレーム上部56の前端部56bが、バンパ上部123の溶接穴134の周縁(具体的には、周縁の後片側)に上方からミグ溶接で接合される。すなわち、第1フレーム上部56の前端部56bが、バンパ傾斜部121のバンパ上部123の後辺123bに接合される。
さらに、第1フレーム下部58の前端部58bが、バンパ下部124の溶接穴135の周縁(具体的には、周縁の後片側)に下方からミグ溶接で接合される。すなわち、第1フレーム下部58の前端部58bが、バンパ傾斜部121のバンパ下部124の後辺124bに接合される。
これにより、フレーム衝撃吸収部材30の前端部30aが、バンパ傾斜部121のバンパ前壁122に当接された状態において、バンパ傾斜部121に接合される。
また、メンバ衝撃吸収部材31の上接合片91がバンパ前壁122の上溶接穴131の周縁(具体的には、周縁の上片側)に車体前方からミグ溶接で接合される。さらに、メンバ衝撃吸収部材31の下接合片92がバンパ前壁122の下溶接穴132の周縁(具体的には、周縁の下片側)に車体前方からミグ溶接で接合される。
これにより、メンバ衝撃吸収部材31の前端部31aが、バンパ傾斜部121のバンパ前壁122に当接された状態において、バンパ傾斜部121に接合される。
このように、バンパ傾斜部121のバンパ前壁122、バンパ上部123の後辺123b、バンパ下部124の後辺124bに、フレーム衝撃吸収部材30の前端部30aおよびメンバ衝撃吸収部材31の前端部31aが溶接される。
よって、フレーム衝撃吸収部材30の前端部30aおよびメンバ衝撃吸収部材31の前端部31aにバンパ傾斜部121を直接接触させることができる。これにより、バンパ傾斜部121をフレーム衝撃吸収部材30やメンバ衝撃吸収部材31に近づけることが可能になり、車両Veの車体全長を短縮できる。
つぎに、本発明に係る左衝撃吸収手段20で軽衝突により入力した軽衝突荷重を吸収する例を図12に基づいて説明する。
図12(a)に示すように、バンパビーム21に軽衝突により軽衝突荷重F1が入力する。入力した軽衝突荷重F1がバンパビーム21を経てフレーム衝撃吸収部材30およびメンバ衝撃吸収部材31に伝えられる。
すなわち、フレーム衝撃吸収部材30に軽衝突荷重F2が伝えられる。よって、上第1脆弱部37および下第1脆弱部38に応力が集中して、上第1脆弱部37および下第1脆弱部38が折れ曲がる。
これにより、軽衝突により入力した軽衝突荷重F2で、左フロントサイドフレーム13を変形させることなく、軽衝突荷重変形領域34cを効率よく変形させて軽衝突荷重(すなわち、軽エネルギ)F2を好適に吸収できる。軽衝突荷重変形領域34cは、上第1脆弱部37および下第1脆弱部38より車体前方側の部位である。
同時に、メンバ衝撃吸収部材31に軽衝突荷重F3が伝えられる。よって、上第3脆弱部84および下第3脆弱部85に応力が集中して、上第3脆弱部84および下第3脆弱部85が折れ曲がる。
これにより、軽衝突により入力した軽衝突荷重F3で、左アッパメンバ14を変形させることなく、軽衝突荷重変形領域81cを効率よく変形させて軽衝突荷重(すなわち、軽エネルギ)F3を好適に吸収できる。軽衝突荷重変形領域81cは、上第3脆弱部84および下第3脆弱部85より車体前方側の部位である。
このように、軽衝突により入力した軽衝突荷重F1を、フレーム衝撃吸収部材30やメンバ衝撃吸収部材31で好適に吸収できるので、軽衝突荷重F1の吸収量を増すことができる。
また、フレーム衝撃吸収部材30に内第2脆弱部41および外第2脆弱部42が形成されている。よって、フレーム衝撃吸収部材30に軽衝突荷重F2が伝えられる際に、伝えられる軽衝突荷重F2で、フレーム衝撃吸収部材30の軽衝突荷重変形領域34cを内第2脆弱部41および外第2脆弱部42から確実に変形させることができる。
これにより、フレーム衝撃吸収部材30に入力した軽衝突荷重F2の吸収量を増すことができる。
さらに、メンバ衝撃吸収部材31は、メンバ内壁97の前端部97aがバンパビーム21のバンパ傾斜部121へ向けてフレーム衝撃吸収部材30へ近づけるように湾曲状に形成されている。
よって、湾曲状に形成した前端部97aを、メンバ衝撃吸収部材31に伝えられる軽衝突荷重F3で好適に潰すことができる。これにより、メンバ衝撃吸収部材31に入力した軽衝突荷重F3の吸収量を増すことができる。
ここで、軽衝突が斜め衝突の場合、メンバ衝撃吸収部材31に軽衝突荷重F4が斜め前方から入力することが考えられる。そこで、メンバ衝撃吸収部材31の車幅方向外側に上第4脆弱部86および下第4脆弱部87を備えるようにした。
よって、斜め前方から入力する軽衝突荷重F4で、メンバ衝撃吸収部材31を上第4脆弱部86および下第4脆弱部87を起点に想像線で示すように効率よく曲げ変形させることができる。これにより、メンバ衝撃吸収部材31に斜め前方から入力する軽衝突荷重(すなわち、軽エネルギ)F4をメンバ衝撃吸収部材31で好適に吸収できる。
また、軽衝突が斜め衝突の場合、フレーム衝撃吸収部材30に軽衝突荷重F5が斜め前方から入力することが考えられる。
そこで、フレーム衝撃吸収部材30の上外側フレーム稜線部73の前端部73aおよび下外側フレーム稜線部74の前端部74aをバンパビーム21のバンパ傾斜部121へ向けてメンバ衝撃吸収部材31へ近づくように湾曲状に形成した。さらに、フレーム外壁61の前端部61aに外第2脆弱部42が形成されている。
よって、斜め前方から入力する軽衝突荷重F5に対する剛性(すなわち、耐力)を上外側フレーム稜線部73の前端部73aおよび下外側フレーム稜線部74の前端部74aで好適に高めることができる。
すなわち、斜め前方から入力する軽衝突荷重F5で、フレーム衝撃吸収部材30を外第2脆弱部42を起点に想像線で示すように効率よく曲げ変形させることができる。これにより、軽衝突荷重(すなわち、軽エネルギ)F5をフレーム衝撃吸収部材30で好適に吸収できる。
ついで、本発明に係る左衝撃吸収手段20で、軽衝突を越えた衝突速度の高い前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重を吸収する例を図13に基づいて説明する。
図13に示すように、フレーム衝撃吸収部材30(具体的には、フレーム筒体34)の後部34bが、複数のフレーム剛性部43,44(フレーム剛性部43は図7参照)、後上フレームフランジ35bや後下フレームフランジ36bで車体前方から入力する衝突荷重F6に対する剛性が確保されている。
これにより、前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重F6で、剛性が確保されたフレーム筒体34の後部(すなわち、荷重変形領域)34bを潰すことができ、衝突荷重F6の初期エネルギの吸収を好適に吸収できる。
さらに、フレーム衝撃吸収部材30に加えて、左アッパメンバ14の前端部14a側にメンバ衝撃吸収部材31が設けられている。よって、前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重F6に対する剛性を高くできる。
これにより、フレーム衝撃吸収部材30やメンバ衝撃吸収部材31による衝突荷重F6の初期エネルギの吸収量を増すことができる。
加えて、メンバ衝撃吸収部材31(具体的には、メンバ筒体81)の後部81bが、複数のメンバ剛性部88、上メンバフランジ82や下メンバフランジ83で車体前方から入力する衝突荷重に対する剛性が好適に確保されている。
よって、前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重F6で、メンバ筒体81の後部(すなわち、荷重変形領域)81bを潰すことができる。
これにより、前面衝突やオフセット衝突により入力した衝突荷重F6で、フレーム筒体34の後端部34aをとともにメンバ筒体81の後部81bを潰すことができ、衝突荷重F6の初期エネルギの吸収量を増すことができる。
フレーム筒体34の後端部34aやメンバ筒体81の後部81bを潰して初期エネルギを吸収した後、左フロントサイドフレーム13や左アッパメンバ14を変形させて、残りのエネルギを吸収できる。
すなわち、図12、図13に示すように、フレーム衝撃吸収部材30やメンバ衝撃吸収部材31によれば、軽衝突時の軽エネルギを吸収でき、さらに、前面衝突やオフセット衝突の初期エネルギを吸収できる。
ここで、フレーム衝撃吸収部材30の前端部30aおよびメンバ衝撃吸収部材31の前端部31aにバンパビーム21のバンパ傾斜部121が直接接触されている。よって、軽衝突による軽衝突荷重F1,F4,F5、前面衝突やオフセット衝突による衝突荷重F6をフレーム衝撃吸収部材30の前端部30aおよびメンバ衝撃吸収部材31の前端部31aに迅速に伝えることができる。
これにより、フレーム衝撃吸収部材30およびメンバ衝撃吸収部材31で軽衝突荷重F1,F4,F5や衝突荷重F6を早期に吸収できる。
なお、本発明に係る衝撃吸収部材付き車体構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、車体構造10として車体前部構造を例示したが、これに限らないで、例えば、車体構造10として車体後部構造に本発明を適用することも可能である。
また、前記実施例では、車体骨格部材として左フロントサイドフレーム13や右フロントサイドフレーム13を例示したが、これに限らないで、例えば、車体骨格部材として左リヤフレームや右リヤフレームに本発明を適用することも可能である。
さらに、前記実施例では、フレーム衝撃吸収部材30の第1フレーム折曲部材51から上フレームフランジ35および下フレームフランジ36を張り出した例について説明したが、これに限らないで、第2フレーム折曲部材52から上フレームフランジ35や下フレームフランジ36を張り出すことも可能である。
また、前記実施例では、メンバ衝撃吸収部材31の第1メンバ折曲部材94から上メンバフランジ82および下メンバフランジ83を張り出した例について説明したが、これに限らないで、第2メンバ折曲部材95から上メンバフランジ82や下メンバフランジ83を張り出すことも可能である。
さらに、前記実施例では、フレーム衝撃吸収部材30の上第1脆弱部37、下第1脆弱部38、内第2脆弱部41および外第2脆弱部42を凹状のビードで形成したが、これに限定するものではなく、各脆弱部を凸状のビードや開口で形成することも可能である。
また、前記実施例では、メンバ衝撃吸収部材31の上第3脆弱部84、下第3脆弱部85、上第4脆弱部86および下第4脆弱部87を凹状のビードで形成したが、これに限定するものではなく、各脆弱部を凸状のビードや開口で形成することも可能である。
さらに、前記実施例で示した衝撃吸収部材付き車体構造、左右のフロントサイドフレーム、左右のアッパメンバ、バンパビーム、フレーム衝撃吸収部材、メンバ衝撃吸収部材、フレーム筒体、上下のフレームフランジ、上下の第1脆弱部、内外の第2脆弱部、フレーム剛性部、第1フレーム折曲部材、第2フレーム折曲部材、メンバ筒体、上下のメンバフランジ、上下の第3脆弱部、上下の第4脆弱部およびメンバ剛性部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明の衝撃吸収部材付き車体構造は、車体骨格部材の端部側から車体前後方向へ延びる衝撃吸収部材を備えた自動車への適用に好適である。
10 衝撃吸収部材付き車体構造
13 左右のフロントサイドフレーム(車体骨格部材)
13a 左フロントサイドフレームの前端部(端部)
14 左右のアッパメンバ(車体骨格部材)
14a 左アッパメンバの前端部
20 衝撃吸収手段
21 バンパビーム
30 フレーム衝撃吸収部材(衝撃吸収部材)
30a フレーム衝撃吸収部材の前端部(先端部)
31 メンバ衝撃吸収部材
31a メンバ衝撃吸収部材の前端部(先端部)
34 フレーム筒体(筒体)
35 上フレームフランジ(フランジ)
36 下フレームフランジ(フランジ)
37 上第1脆弱部(第1脆弱部)
38 下第1脆弱部(第1脆弱部)
41 内第2脆弱部(第2脆弱部)
42 外第2脆弱部(第2脆弱部)
43,44 フレーム剛性部(剛性部)
51 第1フレーム折曲部材(第1折曲部材)
52 第2フレーム折曲部材(第2折曲部材)
56 第1フレーム上部
56a 第1フレーム上部の外辺(側辺)
58 第1フレーム下部
58a 第1フレーム下部の外辺(側辺)
61 フレーム外壁(外壁)
73 上外側フレーム稜線部(上外側稜線部)
73a 上外側フレーム稜線部の前端部(先端部)
74 下外側フレーム稜線部(下外側稜線部)
74a 下外側フレーム稜線部の前端部(先端部)
81 メンバ筒体
82 上メンバフランジ(メンバフランジ)
83 下メンバフランジ(メンバフランジ)
84 上第3脆弱部(第3脆弱部)
85 下第3脆弱部(第3脆弱部)
86 上第4脆弱部(第4脆弱部)
87 下第4脆弱部(第4脆弱部)
88 メンバ剛性部
97 メンバ内壁(内壁)
97a メンバ内壁の前端部(先端部)
121 バンパ傾斜部(傾斜部)
122 バンパ前壁
123 バンパ上部
123b バンパ上部の後辺
124 バンパ下部
124b バンパ下部の後辺
F1,F4,F5 軽衝突荷重
F6 衝突荷重

Claims (6)

  1. 車体骨格部材の端部側から車体前後方向へ延びる衝撃吸収部材を備えた衝撃吸収部材付き車体構造において、
    前記衝撃吸収部材は、
    断面略U字状に折り曲げられる第1折曲部材と、
    該第1折曲部材に接合されて中空の筒体を形成するように、断面略U字状に折り曲げられる第2折曲部材と、
    前記第1折曲部材および前記第2折曲部材の一方の側辺に、前記筒体の外側へ張り出され、かつ、前記車体骨格部材側まで車体前後方向へ延びるフランジと、
    該フランジを車体前後方向で分断し、軽衝突時の変形の起点となる第1脆弱部と、
    該第1脆弱部より前記車体骨格部材側に形成される剛性部と、
    を備え
    前記車体骨格部材は、車幅方向外側に配置され、車体前後方向へ延びるフロントサイドフレームであり、
    前記衝撃吸収部材は、前記フロントサイドフレームの前端部側に設けられるフレーム衝撃吸収部材であり、
    前記フロントサイドフレームの車幅方向外側にアッパメンバが設けられ、
    前記アッパメンバの前端部側で、かつ、前記衝撃吸収部材の車幅方向外側にメンバ衝撃吸収部材が設けられ、
    前記メンバ衝撃吸収部材は、
    車体前後方向へ延びる中空のメンバ筒体と、
    該メンバ筒体に形成され、前記第1脆弱部と車体前後方向で略同位置に配置される第3脆弱部を備えることを特徴とする衝撃吸収部材付き車体構造。
  2. 前記メンバ衝撃吸収部材は、
    前記第3脆弱部より前記アッパメンバ側に、前記メンバ筒体の外側へ張り出され、かつ、前記アッパメンバ側まで車体前後方向へ延びるメンバフランジと、
    前記第3脆弱部より前記アッパメンバ側に形成されるメンバ剛性部と、を備えることを特徴とする請求項記載の衝撃吸収部材付き車体構造。
  3. 前記フレーム衝撃吸収部材および前記メンバ衝撃吸収部材の各先端部に傾斜部が配置されるバンパビームを備え、
    前記メンバ衝撃吸収部材は、
    車幅方向内側に内壁を備え、
    前記内壁は、
    該内壁の先端部が前記バンパビームへ向けて前記フレーム衝撃吸収部材へ近づくように湾曲状に形成されることを特徴とする請求項記載の衝撃吸収部材付き車体構造。
  4. 前記メンバ衝撃吸収部は、
    前記メンバ筒体の車幅方向外側に第4脆弱部を備えることを特徴とする請求項記載の衝撃吸収部材付き車体構造。
  5. 前記フレーム衝撃吸収部材は、
    前記フランジより衝突荷重の入力側に第2脆弱部を備え、
    前記フレーム衝撃吸収部材は、
    前記筒体が断面略八角形に形成されることにより、前記筒体の車幅方向外側に上外側稜線部および下外側稜線部が形成され、
    前記上外側稜線部および前記下外側稜線部の各先端部がバンパビームへ向けて前記メンバ衝撃吸収部材へ近づくように湾曲状に形成され、
    前記上外側稜線部および前記下外側稜線部の各先端部において、前記筒体の車幅方向外側の外壁に前記第2脆弱部を備えることを特徴とする請求項記載の衝撃吸収部材付き車体構造。
  6. 前記バンパビームは、
    車体前方側に形成されるバンパ前壁と、
    バンパ前壁の上辺から車体後方へ張り出されるバンパ上部と、
    バンパ前壁の下辺から車体後方へ張り出されるバンパ下部と、を備え、
    前記バンパ前壁、前記バンパ上部および前記バンパ下部で前記バンパビームが断面略U字状に形成され、
    前記フレーム衝撃吸収部材および前記メンバ衝撃吸収部材の各先端部が、前記バンパ前壁に当接され、前記バンパ前壁、前記バンパ上部の後辺、前記バンパ下部の後辺に溶接されることを特徴とする請求項記載の衝撃吸収部材付き車体構造。
JP2015204038A 2015-10-15 2015-10-15 衝撃吸収部材付き車体構造 Active JP6215891B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015204038A JP6215891B2 (ja) 2015-10-15 2015-10-15 衝撃吸収部材付き車体構造
US15/289,352 US9855971B2 (en) 2015-10-15 2016-10-10 Vehicle body structure with impact absorbing part
CN201610899291.1A CN106585542B (zh) 2015-10-15 2016-10-14 带冲击吸收部件的车身构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015204038A JP6215891B2 (ja) 2015-10-15 2015-10-15 衝撃吸収部材付き車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017074877A JP2017074877A (ja) 2017-04-20
JP6215891B2 true JP6215891B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=58522869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015204038A Active JP6215891B2 (ja) 2015-10-15 2015-10-15 衝撃吸収部材付き車体構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9855971B2 (ja)
JP (1) JP6215891B2 (ja)
CN (1) CN106585542B (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6044624B2 (ja) * 2014-12-17 2016-12-14 マツダ株式会社 車両用フレーム構造
DE102016000605A1 (de) * 2016-01-21 2017-07-27 Gm Global Technology Operations, Llc Kraftfahrzeugheck
CN109476348B (zh) * 2016-07-21 2020-08-28 本田技研工业株式会社 车身前部构造
CN109496191B (zh) * 2016-07-21 2021-01-08 本田技研工业株式会社 车身前部构造
US10118644B2 (en) * 2017-01-12 2018-11-06 Nissan North America, Inc. Vehicle body structure
US10189503B2 (en) * 2017-01-12 2019-01-29 Nissan North America, Inc. Vehicle body structure
JP6642480B2 (ja) * 2017-02-24 2020-02-05 トヨタ自動車株式会社 サイドメンバ先端部構造
JP6760873B2 (ja) * 2017-03-24 2020-09-23 株式会社神戸製鋼所 車両用構造体
KR20180129084A (ko) * 2017-05-25 2018-12-05 현대자동차주식회사 충돌흡수 구조를 갖는 일체형 사이드 멤버
DE102017007309B4 (de) * 2017-08-02 2019-07-11 Audi Ag Stoßfängeranordnung mit einem Querträger und zwei Crashboxen
JP6706600B2 (ja) * 2017-09-05 2020-06-10 株式会社神戸製鋼所 バンパーシステム
IT201700111991A1 (it) * 2017-10-05 2019-04-05 Srt S R L Elemento ad assorbimento d’urto metallico per un veicolo a motore e relativo metodo di produzione
JP6866831B2 (ja) * 2017-11-24 2021-04-28 トヨタ自動車株式会社 車両の前部車体構造
US10518811B2 (en) * 2018-01-18 2019-12-31 Honda Motor Co., Ltd. Front side frame member for a vehicle front frame assembly
JP7003721B2 (ja) * 2018-02-20 2022-01-21 トヨタ自動車株式会社 燃料電池車両
JP6672387B2 (ja) * 2018-06-27 2020-03-25 本田技研工業株式会社 車体前部構造
US10661833B2 (en) 2018-06-29 2020-05-26 Nissan North America, Inc. Vehicle body structure
KR102663542B1 (ko) * 2019-05-07 2024-05-03 현대자동차주식회사 차량의 프런트엔드모듈 프레임
JP7115414B2 (ja) * 2019-05-08 2022-08-09 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP7085517B2 (ja) * 2019-06-11 2022-06-16 本田技研工業株式会社 車体前部構造
DE102020200096A1 (de) * 2020-01-08 2021-07-08 Ford Global Technologies, Llc Crashbox für Kraftfahrzeuge
US11407449B2 (en) 2020-02-24 2022-08-09 Nissan North America, Inc. Energy absorbing structure for vehicle frame
EP3915844A1 (en) 2020-05-27 2021-12-01 Volvo Car Corporation Vehicle front structure for improved compatibility during a frontal crash
JP7420666B2 (ja) 2020-07-02 2024-01-23 Maアルミニウム株式会社 衝撃吸収部材
WO2023095763A1 (ja) * 2021-11-29 2023-06-01 三菱自動車工業株式会社 車体構造

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4272114A (en) * 1976-12-22 1981-06-09 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Impact absorbing device
JPS61287871A (ja) * 1985-06-17 1986-12-18 Toyota Motor Corp 自動車のサイドメンバ
JPH07115586B2 (ja) * 1986-10-27 1995-12-13 一仁 深澤 車体の衝撃吸収材
US5732801A (en) * 1996-08-05 1998-03-31 Gertz; David C. Energy absorbing bumper support structure
JP3738508B2 (ja) * 1996-12-13 2006-01-25 日産自動車株式会社 車体の前部フレーム構造
DE19959701A1 (de) * 1999-12-10 2001-06-21 Daimler Chrysler Ag Vorrichtung zur Stoßenergieaufnahme bei Kraftfahrzeugen
US6814381B1 (en) * 2001-02-21 2004-11-09 Alcan Technology & Management Ltd. Vehicle with bumper and deformation element
DE50113885D1 (de) * 2001-02-21 2008-06-05 Alcan Tech & Man Ag Fahrzeug mit Stossstange und Deformationselement
JP4004924B2 (ja) * 2002-10-29 2007-11-07 アイシン精機株式会社 車両用バンパ装置
SE526196C2 (sv) * 2004-06-09 2005-07-26 Gestamp Hardtech Ab Krockbox för fordon
JP4723942B2 (ja) * 2004-09-28 2011-07-13 アイシン精機株式会社 車両の衝撃吸収具及び車両の衝撃吸収構造
CN101258057A (zh) * 2005-09-09 2008-09-03 丰田铁工株式会社 车辆用冲击吸收部件
SE527962C2 (sv) * 2005-09-23 2006-07-25 Gestamp Hardtech Ab Stötfångarbalksinfästning
JP4740210B2 (ja) * 2007-09-05 2011-08-03 本田技研工業株式会社 車両用クラッシュボックス構造
JP5168477B2 (ja) * 2008-03-26 2013-03-21 スズキ株式会社 車両のクラッシュボックス及び車体前部構造
US7677617B2 (en) * 2008-07-24 2010-03-16 Gm Global Technology Operations, Inc. Efficient joint for vehicle energy-absorbing device
JP2010076476A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Mazda Motor Corp 車両のバンパー構造
DE102009025310B4 (de) * 2009-06-15 2012-08-23 Benteler Automobiltechnik Gmbh Stoßfängersystem für ein Kraftfahrzeug
JP2011051364A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Nikkeikin Aluminium Core Technology Co Ltd バンパー構造
JP5063753B2 (ja) * 2010-08-05 2012-10-31 本田技研工業株式会社 車体前部構造
US8764104B2 (en) * 2010-09-14 2014-07-01 Honda Motor Co., Ltd. Structure of front section of vehicle body
WO2012102067A1 (ja) * 2011-01-26 2012-08-02 本田技研工業株式会社 車体前部構造
JP5864217B2 (ja) * 2011-11-04 2016-02-17 アイシン精機株式会社 バンパ補強材
JP5659185B2 (ja) * 2012-04-05 2015-01-28 豊田鉄工株式会社 車両用衝撃吸収部材
KR20140005544A (ko) * 2012-07-04 2014-01-15 현대자동차주식회사 듀얼 프론트 사이드 멤버를 가진 차량
KR101427921B1 (ko) * 2012-09-03 2014-08-11 현대자동차 주식회사 차량용 충격흡수장치
KR101826540B1 (ko) * 2012-09-03 2018-02-07 현대자동차 주식회사 차량용 충격흡수장치
JP5637203B2 (ja) * 2012-12-04 2014-12-10 トヨタ自動車株式会社 車体前部構造
JP5926875B2 (ja) * 2013-06-06 2016-05-25 豊田鉄工株式会社 クラッシュボックス
JP5867470B2 (ja) * 2013-09-11 2016-02-24 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP5983569B2 (ja) * 2013-09-11 2016-08-31 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
JP2015105024A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 トヨタ自動車株式会社 車体骨格部材

Also Published As

Publication number Publication date
CN106585542B (zh) 2019-04-09
US9855971B2 (en) 2018-01-02
CN106585542A (zh) 2017-04-26
JP2017074877A (ja) 2017-04-20
US20170106909A1 (en) 2017-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6215891B2 (ja) 衝撃吸収部材付き車体構造
JP6284556B2 (ja) 車体前部構造
JP6228180B2 (ja) 車体前部構造
JP6265342B2 (ja) 車体前部構造
JP4484920B2 (ja) 車体前部構造
JP6798457B2 (ja) バンパリインフォースメント
JP2006015859A (ja) 車両の前部車体構造
JP6226932B2 (ja) 車体前部構造
JP4966943B2 (ja) 車体前部構造
JP5692119B2 (ja) 車両用カウル構造
JP4728370B2 (ja) 車体前部構造
JP5942920B2 (ja) 車両の前部車体構造
US10343721B2 (en) Front vehicle body reinforcing structure
JP2009137523A (ja) 自動車の前部車体構造
JP5831246B2 (ja) 車体前部構造
JP2014040209A (ja) 車両の車体下部構造
JP5708564B2 (ja) 車体下部構造
JP5928880B2 (ja) 自動車のcfrp製キャビン
JP5063753B2 (ja) 車体前部構造
JP6044795B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP2020203570A (ja) 車体前部構造
JP5513904B2 (ja) 車両の前部車体構造
JP6642480B2 (ja) サイドメンバ先端部構造
JP2020203572A (ja) 車体前部構造
JP6052231B2 (ja) 車両の車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6215891

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150