JP6434221B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP6434221B2
JP6434221B2 JP2014078341A JP2014078341A JP6434221B2 JP 6434221 B2 JP6434221 B2 JP 6434221B2 JP 2014078341 A JP2014078341 A JP 2014078341A JP 2014078341 A JP2014078341 A JP 2014078341A JP 6434221 B2 JP6434221 B2 JP 6434221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
conductor
conductive path
harness
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014078341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015201285A (ja
Inventor
貴裕 齊藤
貴裕 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2014078341A priority Critical patent/JP6434221B2/ja
Publication of JP2015201285A publication Critical patent/JP2015201285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6434221B2 publication Critical patent/JP6434221B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される高電圧の機器間を電気的に接続するワイヤハーネス、及び/又は、一般的な自動車も含めこのような自動車に搭載される低電圧の機器間を電気的に接続するワイヤハーネスに関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される高電圧の機器間を電気的に接続する従来のワイヤハーネスとしては、例えば下記特許文献1に開示されたものが知られる。ワイヤハーネスは、三本の柔軟な高圧電線と、この三本の高圧電線を一本ずつ収容して保護するための三本の外装部材とを備えて構成される。外装部材は、断面円形状の金属パイプであって、このような外装部材に高圧電線を挿通した後、高圧電線の端末にコネクタ等が取り付けられる。また、ワイヤハーネスの配索対象箇所の形状に合わせて外装部材に曲げ加工が施される。
特開2004−224156号公報
上記従来技術にあっては、柔軟な高圧電線を用いる構成のワイヤハーネスであることから、配索対象箇所の形状(配索経路の形状)に合わせてワイヤハーネスを作業性よく配索するためには、金属パイプにて形状保持をした上で配索する必要があった。すなわち、従来技術にあっては金属パイプが必要な構成であった。
従来技術のワイヤハーネスにあっては、金属パイプが必要であることから、その分ワイヤハーネスの外径が大きくなってしまうことになる。従って、配索対象箇所が狭い場合にワイヤハーネスの配索が困難になってしまうという問題点を有する。また、従来技術のワイヤハーネスにあっては、金属パイプが必要であることから、その分重量が嵩んでしまうことになる。従って、重量のあるワイヤハーネスでは、配索に係る作業性に支障を来してしまうという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、狭い箇所でも配索することが可能であり、また、配索に係る作業性等の向上を図ることも可能なワイヤハーネスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のワイヤハーネスは、ハーネス本体の一方のハーネス端末から他方のハーネス端末にかけてのび且つ導体と該導体を被覆する絶縁体とで構成される断面円形状の導電路を備え、該導電路自身は、前記導体の構造が棒線になり且つ配索経路に沿った形状保持が可能な剛性を有するとともに、前記導電路の中間に前記絶縁体の外側から前記導体を押し潰すように形成された偏平部を一又は複数箇所有し、該偏平部は、前記導体の潰れた面に垂直方向の力に対し曲がり易くする部分且つ前記ハーネス本体の幅を狭くする部分として形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、導電路自身で配索経路に沿った形状保持をすることが可能である。また、本発明によれば、形状保持に金属パイプを用いる必要がないことから、例えば外径が大きくならず、結果、狭い場所であっても配索することが可能である。さらに、本発明によれば、上記の如く形状保持に金属パイプを用いる必要がないことから、軽量化を図ることが可能である。
また、本発明によれば、偏平部を有することで狭い箇所でも配索することが可能である。
請求項に記載の本発明は、請求項に記載のワイヤハーネスにおいて、当該ワイヤハーネスは、車両床下を含んで配索され、前記偏平部は、前記車両床下の幅狭部及び/又は曲がり部の位置に合わせて配置形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、長尺なワイヤハーネスであり、少なくとも車両床下に配索される部分を配索経路に沿った形状に保持することが可能である。また、偏平部にて車両床下の狭い箇所等でも配索することが可能である。本発明によれば、剛性のある導体であっても偏平部を形成することにより、曲げ易くすることが可能である(後述する実施例参照)。
請求項に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のワイヤハーネスにおいて、前記導体は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製であることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、導体自身が軽くなることから、更に軽量化を図ることが可能である。
請求項1に記載された本発明によれば、剛性を有する導電路にて予め配索経路に沿った形状に保持しておくことができる。従って、従来例のような金属パイプを用いなくてもワイヤハーネスの配索作業をスムーズに行うことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、従来例のような金属パイプを不要とすることから、例えば小径のワイヤハーネスとして提供することができ、結果、狭い箇所があってもワイヤハーネスの配索をすることができるという効果を奏する。さらに、本発明によれば、上記の如く金属パイプを不要にすることから、その分の重量を軽くすることができ、以て配索に係る作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、導電路の中間に一又は複数の偏平部を有することから、狭い箇所があってもその箇所に偏平部を配置しておくことでワイヤハーネスの配索をすることができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、車両床下に狭い箇所等があっても偏平部にてワイヤハーネスを配索することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、車両床下に配索される部分の形状を予め配索経路に沿った形状に保持しておけるので、長尺なワイヤハーネスであってもその配索作業をスムーズに行うことができるという効果を奏する。
請求項に記載された本発明によれば、請求項1又は2の効果に加え次のような効果を更に奏する。すなわち、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導体を採用することから、更に軽量化されたワイヤハーネスを提供することができるという効果を奏する。
本発明のワイヤハーネスに係る図であり、(a)はワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は車両床下で配索経路に沿った形状に保持される中間部の状態を示す模式図である(実施例1)。 図1のワイヤハーネスの構成を示す模式図である(実施例1)。 図2のワイヤハーネスをC視方向から見た図である(実施例1)。 図2のワイヤハーネスの断面図であり、(a)は図2のD−D線断面図、(b)は図2のE−E線断面図である(実施例1)。 図2の導電路の端末処理状態を示す斜視図である(実施例1)。 他の例となるワイヤハーネスの配索状態及び構成を示す模式図である(実施例2)。
ワイヤハーネスは、導電路を備えて構成される。この導電路は、導体の構造が棒線になり且つ配索経路に沿った形状保持が可能な剛性を有する。導電路の中間には、偏平部が一又は複数箇所形成される。偏平部は、導電路の導体を押し潰すような状態に形成される。
ワイヤハーネスは、導電路を構成する導体がアルミニウム製又はアルミニウム合金製であることが好ましい。また、ワイヤハーネスは、偏平部が車両床下の幅狭部及び/又は曲がり部の位置に合わせて配置形成されることが好ましい。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明のワイヤハーネスに係る図であり、(a)はワイヤハーネスの配索状態を示す模式図、(b)は車両床下で配索経路に沿った形状に保持される中間部の状態を示す模式図である。また、図2は図1のワイヤハーネスの構成を示す模式図、図3は図2のワイヤハーネスをC視方向から見た図、図4は図2のワイヤハーネスの断面図であり、(a)は図2のD−D線断面図、(b)は図2のE−E線断面図、図5は図2の導電路の端末処理状態を示す斜視図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車等であってもよい)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用する。
図1(a)において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよい)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧の(高電圧用の)ワイヤハーネス8により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両床下11に配索される。また、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディであるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段が電気的に接続される。また、ワイヤハーネス9とインバータユニット4は、前端側のハーネス端末13に配設されたシールドコネクタ14等の外部接続手段を介して電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを含んで構成される。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含んで構成される。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成される。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成される。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化することによりる。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能である。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないのは勿論である。
車両床下11を通って配索される長尺なワイヤハーネス9は、ハーネス本体15と、このハーネス本体15の両端、すなわちハーネス端末13にそれぞれ配設される外部接続手段としてのシールドコネクタ14とを備えて構成される。また、ワイヤハーネス9は、所定位置に配索するための図示しない複数の固定部材(例えばクランプ等)と、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。
先ず、上記構成のようなワイヤハーネス9の特徴を概略説明すると、ワイヤハーネス9は、車両床下11に配索される中間部10の部分で、例えば図1(b)に示すような配索経路に沿った形状に保持することができる。また、狭い箇所があってもその箇所に後述する導電路偏平部21(導体偏平部22)を配置しておくことでワイヤハーネス9の配索をすることができる。ワイヤハーネス9は、以下の説明で分かるようになるが、導電路16に形状保持機能を持たせるとともに、導電路16の中間所定位置に導電路偏平部21(導体偏平部22)を配置形成してなるものである。
尚、上記形状保持機能がなく導電路16が柔らかい場合を考えると、図1(b)に示すような複雑に曲がった形状に作業現場でいちいち配索していくことは非常に困難である。特に長尺になればなるほど困難である。従って、有用な発明になるのは勿論である。
次に、ワイヤハーネス9の上記構成について図2ないし図5を順に参照しながら説明をする。
図2及び図3において、ハーネス本体15は、複数本(本実施例では二本。本数は一例である)の導電路16と、この複数本の導電路16を一括して覆うシールド部材17と、シールド部材17の外側に設けられる保護部材18とを備えて構成される。導電路16は、導電性の導体19と、この導体19を被覆する絶縁性の絶縁体20とを備えて構成される。このような構成からなる導電路16の中間には、導電路偏平部21が複数箇所形成される。先ず導電路16の上記構成について説明をし、次いで導電路偏平部21について説明をする。
導体19は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により製造される。本実施例においては、安価且つ軽量であるというメリットを有するアルミニウム製のものが採用される(一例である)。導体19の導体構造に関しては、断面円形状の棒線である丸棒(又は断面矩形状の角棒)が採用される。尚、丸棒(又は角棒)は、丸単心(又は平角単心)とも呼ばれる。導体19は、配索経路に沿った形状保持が可能な剛性を有する。導体19の剛性は、多少の外力が加わったとしも塑性変形が維持されるような剛性であって、そのため公知の高圧電線の撚り線導体と比較すると硬いものになる。
絶縁体20は、熱可塑性樹脂材料を用いて導体19の外周面に押出成形することにより断面円形状の被覆として形成される。絶縁体20は、所定の厚みを有して形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
図2ないし図4において、導電路偏平部21は、図示しないローラー等で絶縁体20の外側から導体19を押し潰すようにして形成される。すなわち、導電路偏平部21は、導体19の所定位置に導体偏平部22を生じさせるようにして形成される。導電路偏平部21(導体偏平部22)の形成により、それまで断面円形状であった部分が潰れて偏平な状態に変形し、結果、幅が狭くなる部分に変化する。導電路偏平部21は、ハーネス本体15の幅が狭い部分として形成されることになる。
導電路偏平部21(導体偏平部22)は、車両床下11の図示しない幅狭部の位置に合わせて配置形成される。尚、導電路偏平部21(導体偏平部22)は、潰れた面に垂直方向の力に対し曲がり易い形状になることから、車両床下11の幅狭部に限らず曲がり部の位置に合わせて配置されるのも有効である(所定の曲率で曲げが施される)。
導電路偏平部21(導体偏平部22)は、上記の如く潰れて偏平な形状になることから、捻りを施すことも可能になる。従って、配索対象箇所の形状(配索経路の形状)が幅狭であったり、曲がったりする他、例えば段違いであっても導電路偏平部21(導体偏平部22)により対応することが可能である。
尚、導電路偏平部21(導体偏平部22)の配置は、車両床下11に限らずハーネス端末13側を含む配置であってもよい。
以上のような導電路偏平部21(導体偏平部22)に関し、この形成は任意である。すなわち、上記図示しない幅狭部が存在しなければ、押し潰しのない導電路16であっても十分に対応可能であるからである。
シールド部材17は、ワイヤハーネス9に電磁シールド機能を持たせるために備えられる。シールド部材17は、導電路16を二本並べた状態でこれらを一括して覆うことができるような部材に形成される。シールド部材17は、導電性を有する編組又は金属箔からなる。本実施例においては、編組からなるものが採用される。シールド部材17としての編組は、極細の素線を編み込んでこれを筒状にすることにより形成される。
尚、上記金属箔を採用した場合は、二本の導電路16の外側に巻き付けるような形状に形成してもよい。シールド部材17の端末は、シールドコネクタ14の後述するシールドシェル24に接地される。シールド部材17は、柔軟性を有する。
保護部材18は、ハーネス本体15を外部から保護するために備えられる。保護部材18は、熱収縮チューブや、熱可塑性樹脂材料を用いての押出成形、樹脂製のシート部材の巻き付けなどにより所定の厚みで形成される。保護部材18は、導電路偏平部21を形成する目的が達成できれば特に限定されないものとする。保護部材18は、少なくとも外部に対する保護が必要な範囲に配置形成される。保護部材18は、図1(b)に示すような複雑に曲がった形状にしても破損等が生じない材質のものが採用される。
図2及び図3において、以上のようなハーネス本体15の端末(ハーネス端末13)にそれぞれ配設されるシールドコネクタ14は、導電性の端子金具23(図5参照)と、絶縁性の図示しないハウジングと、導電性のシールドシェル24と、金属製の加締めリング25とを備えて構成される。
図5において、端子金具23は、導電路16の端末に設けられる。すなわち、導電路16の端末加工をした後に加締めによって取り付けられる。端子金具23は、金属板をプレス加工することにより例えば図示形状に形成される。端子金具23は、電気接触部26と導体接続部27とを有する。
電気接触部26は、例えばインバータユニット4(図1参照)の図示しない端子台に対し接続固定するための部分として形成される。電気接触部26には、ボルト挿通孔28が形成される。導体接続部27は、導体19との接続部分として形成される。導体接続部27には、一対の加締め片29が形成される。以上のような端子金具23は、上記図示しないハウジング内に収容保持される。
図2及び図3に戻り、シールドシェル24は、上記図示しないハウジングの外側に設けられる金属製の部材であって、図示しない固定部を有し、この固定部を介してインバータユニット4やジャンクションブロック12(図1参照)のシールドケース等に組み付けられる。シールドシェル24は、シールド部材17の端末が被せられる筒状部分を有する。加締めリング25は、シールド部材17の端末をシールドシェル24の上記筒状部分に接地させるために設けられる。加締めリング25は、加締めにて固定される。
上記構成及び構造において、導電路偏平部21(導体偏平部22)を複数箇所有するハーネス本体15を製造した後、ハーネス本体15の端末(ハーネス端末13)でシールドコネクタ14の組み付けを行うと、ワイヤハーネス9の製造が完了する。
以上、図1ないし図5を参照しながら説明してきたように、ワイヤハーネス9によれば、剛性を有する導電路16にてハーネス本体15を予め配索経路に沿った形状に保持しておくことができることから、結果、車両床下11に対するワイヤハーネス9の配索作業をスムーズに行うことができるという効果を奏する。また、ワイヤハーネス9によれば、従来例のような金属パイプを不要とすることから小径であり、狭い箇所があってもワイヤハーネス9の配索をすることができるという効果を奏する。さらに、ワイヤハーネス9によれば、導電路16の中間に複数の導電路偏平部21(導体偏平部22)を有することから、より一層狭い箇所があってもその箇所に導電路偏平部21を配置しておくことでワイヤハーネス9の配索をすることができるという効果を奏する。
この他、ワイヤハーネス9によれば、従来例のような金属パイプを不要とすることから、その分の重量を軽くすることができ、以て配索に係る作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。また、ワイヤハーネス9によれば、アルミニウム製(又はアルミニウム合金製)の導体19を採用することから、軽量化を図ることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図6は他の例となるワイヤハーネスの配索状態及び構成を示す模式図である。
図6において、引用符号51はワイヤハーネスを示す。ワイヤハーネス51は、低圧の(低電圧用の)ものであって、例えばハイブリッド自動車1における自動車後部7の低圧バッテリー52と、自動車前部53に搭載される補器54(機器)とを電気的に接続するために備えられる。
ワイヤハーネス51は、本実施例において車両床下11を通って配索される(一例である。車室側を通って配索されてもよい)。ワイヤハーネス51は、二本並んだ状態の導電路55、55と、これらの各端末に設けられるコネクタ56、56と、図示しない複数の固定部材(例えばクランプ等)と、図示しない止水部材(例えばグロメット等)とを備えて構成される。
導電路55は、導電性の導体57と、この導体57を被覆する絶縁性の絶縁体58とを備えて構成される。このような構成からなる導電路57の中間には、導電路偏平部59が複数箇所形成される。尚、上記構成に係る材質や構造、機能は、実施例1の導体19と、絶縁体20と、導電路偏平部21と同じであるものとし、ここでの説明は省略する(導電路偏平部59の形成に関しては、実施例1と同様に任意である)。導電路55は、前端側の(一方の)ハーネス端末60から後端側の(他方の)ハーネス端末60にかけてのびるように形成される。
以上、図6を参照しながら説明してきたように、実施例2のワイヤハーネス51よれば、剛性を有する導電路55にて予め配索経路に沿った形状に保持しておくことができることから、結果、車両床下11に対するワイヤハーネス51の配索作業をスムーズに行うことができるという効果を奏する。また、ワイヤハーネス51によれば、従来例のような金属パイプを不要とすることから小径であり、狭い箇所があってもワイヤハーネス51の配索をすることができるという効果を奏する。さらに、ワイヤハーネス51によれば、導電路55の中間に複数の導電路偏平部59を有することから、より一層狭い箇所があってもその箇所に導電路偏平部59を配置しておくことでワイヤハーネス51の配索をすることができるという効果を奏する。
この他、ワイヤハーネス51によれば、従来例のような金属パイプを不要とすることから、その分の重量を軽くすることができ、以て配索に係る作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。また、ワイヤハーネス51によれば、アルミニウム製(又はアルミニウム合金製)の導体57を採用することから、軽量化を図ることができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ジャンクションブロック、 13…ハーネス端末、 14…シールドコネクタ、 15…ハーネス本体、 16…導電路、 17…シールド部材、 18…保護部材、 19…導体、 20…絶縁体、 21…導電路偏平部(偏平部)、 22…導体偏平部、 23…端子金具、 24…シールドシェル、 25…加締めリング、 26…電気接触部、 27…導体接続部、 28…ボルト挿通孔、 29…加締め片、 51…ワイヤハーネス、 52…低圧バッテリー、 53…自動車前部、 54…補器(機器)、 55…導電路、 56…コネクタ、 57…導体、 58…絶縁体、 59…導電路偏平部、 60…ハーネス端末

Claims (3)

  1. ハーネス本体の一方のハーネス端末から他方のハーネス端末にかけてのび且つ導体と該導体を被覆する絶縁体とで構成される断面円形状の導電路を備え、
    該導電路自身は、前記導体の構造が棒線になり且つ配索経路に沿った形状保持が可能な剛性を有するとともに、前記導電路の中間に前記絶縁体の外側から前記導体を押し潰すように形成された偏平部を一又は複数箇所有し、
    該偏平部は、前記導体の潰れた面に垂直方向の力に対し曲がり易くする部分且つ前記ハーネス本体の幅を狭くする部分として形成される
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、
    当該ワイヤハーネスは、車両床下を含んで配索され、
    前記偏平部は、前記車両床下の幅狭部及び/又は曲がり部の位置に合わせて配置形成される
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  3. 請求項1又は2に記載のワイヤハーネスにおいて、
    前記導体は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
JP2014078341A 2014-04-07 2014-04-07 ワイヤハーネス Active JP6434221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014078341A JP6434221B2 (ja) 2014-04-07 2014-04-07 ワイヤハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014078341A JP6434221B2 (ja) 2014-04-07 2014-04-07 ワイヤハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015201285A JP2015201285A (ja) 2015-11-12
JP6434221B2 true JP6434221B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=54552379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014078341A Active JP6434221B2 (ja) 2014-04-07 2014-04-07 ワイヤハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6434221B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6319752B2 (ja) * 2016-02-05 2018-05-09 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス
JP6480514B2 (ja) * 2017-07-13 2019-03-13 株式会社フジクラ 被覆電線及び束電線
CN110364296A (zh) * 2019-06-26 2019-10-22 南安圣克褀商贸有限公司 一种基于网结构轻量化柔性环保型汽车线束用电缆
CN111009347B (zh) * 2019-12-19 2021-11-05 北京航星机器制造有限公司 一种扁平电缆
JP7160791B2 (ja) * 2019-12-27 2022-10-25 矢崎総業株式会社 電線

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01307109A (ja) * 1988-06-03 1989-12-12 Yazaki Corp 自動車用成形電線
JP5235108B2 (ja) * 2008-06-25 2013-07-10 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス配索構造
JP5727172B2 (ja) * 2010-08-24 2015-06-03 矢崎総業株式会社 ワイヤハーネス
JP6014910B2 (ja) * 2011-01-21 2016-10-26 矢崎総業株式会社 高圧導電路及びワイヤハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015201285A (ja) 2015-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5740146B2 (ja) ワイヤハーネス
JP5864228B2 (ja) 高圧導電路及びワイヤハーネス
JP6076318B2 (ja) ワイヤハーネス
JP6118773B2 (ja) ワイヤハーネス用の外装部材、及びワイヤハーネス
JP6434221B2 (ja) ワイヤハーネス
US9616825B2 (en) Wire harness
JP2015201284A (ja) ワイヤハーネス
JP6156636B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2016032388A (ja) ワイヤハーネス
JP2016136460A (ja) ワイヤハーネス
JP5835893B2 (ja) ワイヤハーネス
JP6708353B2 (ja) シールド端末処理方法及びワイヤハーネス
WO2014034896A1 (ja) ワイヤハーネス及びその製造方法
JP6045618B2 (ja) 外装部材及びワイヤハーネス
JP6211039B2 (ja) ワイヤハーネスの配索構造
JP6594128B2 (ja) ワイヤハーネス
JP6319752B2 (ja) ワイヤハーネス
JP6145437B2 (ja) ワイヤハーネス用の外装部材、及びワイヤハーネス
JP6328594B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2016019343A (ja) ワイヤハーネス用の外装部材、及びワイヤハーネス
JP6594127B2 (ja) ワイヤハーネス
WO2016006638A1 (ja) ワイヤハーネス用の外装部材、及びワイヤハーネス
JP6308669B2 (ja) ワイヤハーネス用の外装部材、及びワイヤハーネス
JP2016136458A (ja) 端子金具、ワイヤハーネス、及び端子金具の製造方法
JP2015167116A (ja) ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6434221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250