JP6204352B2 - α−アミラーゼ変異体 - Google Patents

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Description

配列表の参照
本出願は、コンピュータ読み取り可能な形態の配列表を含んでおり、これは本明細書において参照により援用される。
本発明は、α−アミラーゼの変異体、この変異体をコードするポリヌクレオチド、この変異体の生成方法、および、この変異体の使用方法に関する。
α−アミラーゼ(α−1,4−グルカン−4−グルカノヒドロラーゼ、E.C.3.2.1.1)は、デンプンならびに他の直鎖および分岐1,4−グリコシドオリゴ糖および多糖類の加水分解を触媒する酵素群を構成する。
洗剤、製パン、醸造、例えば異性化糖の調製またはデンプンからのエタノール製造の一部におけるデンプン液化および糖化などの数々の公知の用途におけるα−アミラーゼの産業的な使用には長い歴史がある。α−アミラーゼのこれらの用途および他の用途は公知であり、特に細菌性α−アミラーゼといった微生物由来のα−アミラーゼが利用される。
用いられた最初の細菌性α−アミラーゼは、Termamylとしても知られるB.リケニホルミス(B.licheniformis)由来のα−アミラーゼであり、これは広範に特徴付けが行われ、この酵素に係る結晶構造が判明している。AA560などのアルカリ性アミラーゼが、洗剤における用途が見出された特定の一群のα−アミラーゼを形成する。これらの公知の細菌性アミラーゼの多くは、特定の用途における機能が改善されるよう修飾されている。
α−アミラーゼの耐熱性を高める方法は詳細に研究されている。Suzuki et al.(1989)には、B.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)α−アミラーゼの特定の領域がB.リケニホルミス(B.licheniformis)α−アミラーゼの対応する領域で置換されたキメラα−アミラーゼが開示されている。このキメラα−アミラーゼは、耐熱性に関わる領域を特定するために構築された。このような領域は、B.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)α−アミラーゼのアミノ酸残基177−186およびアミノ酸残基255−270を含むことが見出された。Igarashi et al.1998では、AmyS−タイプアミラーゼの耐熱性は、2つのアミノ酸残基R179−G180(AmyS番号)をループ(F178〜A184)から欠失させることにより高められることが示されている。しかしながら、Shiau et al.(2003)には、同一のループが欠失したAmyS酵素は、高温でのコーンスターチ加水分解に対して親酵素よりも特異活性が低く、AmySアミラーゼの重要な利点の一つが犠牲になっていることが示されている。
環境保護のために、洗浄、皿洗いおよび/またはクリーニングプロセス中の温度を下げることがますます重要となっている。しかしながら、アミラーゼを含む大部分の酵素の至適温度は、低温洗浄において通常用いられる温度よりも高い。α−アミラーゼは洗剤組成物において用いられる重要な酵素であり、その使用は、ランドリーの洗濯または皿洗いの最中におけるデンプン質の汚れを除去するためにますます重要となっている。従って、温度が低い場合であっても洗浄性能、汚れ除去効果および/または活性が保持されるα−アミラーゼ変異体を見出すことが重要である。しかしながら、現在の洗剤酵素組成物の効率にも関わらず、多くの汚れは完全に除去することが困難である。これらの問題は、低い洗浄温度(例えば冷水)および短期間の洗浄サイクルの使用増加により悪化している。それ故、低温下で機能することが可能であり、同時に特異活性(デンプン分解活性)、安定性および/または洗浄性能などの他の望ましい特性が維持または増加可能であるデンプン分解酵素を得ることが望ましい。
それ故、本発明は、5〜35℃の温度などの低温での洗浄、皿洗いおよび/またはクリーニングプロセスにおいて用いられることが可能であるα−アミラーゼ変異体を提供することを目的とする。さらに、本発明はまた、親α−アミラーゼと比して、または、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれかのα−アミラーゼと比して向上した洗浄性能を低温で有するα−アミラーゼ変異体を提供することを目的とする。
本発明は、配列番号1の成熟型ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する2つ以上(いくつか)の位置に改変を含む親α−アミラーゼの単離された変異体に関し、ここで、各改変は、独立して、置換、欠失または挿入であり、また、変異体は、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれかの成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%であるが100%未満の配列同一性を有し、また、変異体はα−アミラーゼ活性を有する。
本発明はまた、変異体をコードする単離されたポリヌクレオチド;核酸構築物、ベクターおよびポリヌクレオチドを含む宿主細胞;ならびに、変異体を生成する方法に関する。
本発明はまた、このような変異体を調製するための方法に関する。
本発明は、配列番号1の成熟型ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する2つ以上(いくつか)の位置に改変を含む親α−アミラーゼの単離された変異体に関し、ここで、各改変は、独立して、置換、欠失または挿入であり、また、変異体は、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれかの成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%であるが100%未満の配列同一性を有し、また、変異体はα−アミラーゼ活性を有する。
定義
α−アミラーゼ活性:「α−アミラーゼ活性」という用語は、デンプンならびに他の直鎖および分岐1,4−グリコシドオリゴ糖および多糖類の加水分解を触媒する酵素群を構成するα−1,4−グルカン−4−グルカノヒドロラーゼ(E.C.3.2.1.1)の活性を意味する。
変異体:「変異体」という用語は、改変(すなわち、置換、挿入および/または欠失)を1つまたは複数(いくつか)の位置で含むα−アミラーゼ活性を有するポリペプチドを意味する。置換とは、ある位置のアミノ酸の異なるアミノ酸による置き換えを意味し;欠失とは、ある位置のアミノ酸の除去を意味し;および、挿入とは、ある位置のアミノ酸に隣接して1〜3個のアミノ酸を付加することを意味する。
ミュータント:「ミュータント」という用語は、変異体をコードするポリヌクレオチドを意味する。
野生型酵素:「野生型」α−アミラーゼという用語は、自然界において見出されるバクテリア、イースト菌または糸状真菌などの天然微生物によって発現されたα−アミラーゼを意味する。
親または親α−アミラーゼ:「親」または「親α−アミラーゼ」という用語は、本発明の酵素変異体をもたらすために改変が行われたα−アミラーゼを意味する。親は、天然(野生型)ポリペプチドまたはその変異体であり得る。
単離された変異体:「単離された変異体」という用語は、人工的に修飾された変異体を意味する。一態様において、この変異体は、SDS−PAGEによる測定で、例えば、少なくとも5%の純度、少なくとも10%の純度、少なくとも20%の純度、少なくとも40%の純度、少なくとも60%の純度、少なくとも80%の純度および少なくとも90%の純度といった、少なくとも1%の純度である。
実質的に純粋な変異体:「実質的に純粋な変異体」という用語は、最大で10重量%、最大で8重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、最大で1重量%および最大で0.5重量%の元々関連しているかまたは組換えにより関連している他のポリペプチド材料を含有する調製物を意味する。好ましくは、この変異体は、調製物中に存在するポリペプチド材料の総重量を基準として、少なくとも92%の純度、例えば、少なくとも94%の純度、少なくとも95%の純度、少なくとも96%の純度、少なくとも97%の純度、少なくとも98%の純度、少なくとも99%、少なくとも99.5%の純度および100%の純度である。本発明の変異体は、実質的に純粋な形態であることが好ましい。これは、例えば、周知の組換え方法によって、または、古典的な精製方法によって変異体を調製することにより達成されることが可能である。
成熟型ポリペプチド:「成熟型ポリペプチド」という用語は、N末端プロセシング、C末端切断、グリコシル化、リン酸化等などの翻訳およびいずれかの翻訳後修飾に続くその最終形態にあるポリペプチドを意味する。
成熟型ポリペプチドコード配列:「成熟型ポリペプチドコード配列」という用語は、α−アミラーゼ活性を有する成熟型ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを意味する。
配列同一性:2つのアミノ酸配列間または2つのヌクレオチド配列間の関連性が、「配列同一性」というパラメータによって記載される。
本発明の目的のために、2つのアミノ酸配列間の配列同一性の程度は、好ましくはバージョン3.0.0以降のEMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends Genet.16:276−277)のNeedleプログラムにおいて実装されている、Needleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443−453)を用いて判定される。用いられる任意のパラメータは、10のギャップオープンペナルティ、0.5のギャップエクステンションペナルティおよびEBLOSUM62(BLOSUM62のEMBOSSボージョン)置換マトリックスである。Needle標識された「最長の同一性」(−nobriefオプションを用いて得られる)の出力が同一性割合として用いられ、以下のとおり算出される。
(同等の残基×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
本発明の目的のために、2つのデオキシリボヌクレオチド配列間の配列同一性の程度は、好ましくはバージョン3.0.0以降のEMBOSSパッケージ(前述のEMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000)のNeedleプログラムにおいて実装されている、Needleman−Wunschアルゴリズム(前述のNeedleman and Wunsch,1970)を用いて判定される。用いられる任意のパラメータは、10のギャップオープンペナルティ、0.5のギャップエクステンションペナルティおよびEDNAFULL(NCBI NUC4.4のEMBOSSバージョン)置換マトリックスである。Needle標識された「最長の同一性」(−nobriefオプションを用いて得られる)の出力が同一性割合として用いられ、以下のとおり算出される。
(同等のデオキシリボヌクレオチド×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
断片:「断片」という用語は、成熟型ポリペプチドのアミノおよび/またはカルボキシル末端から欠失された1つまたは複数(いくつか)のアミノ酸を有するポリペプチドを意味し;ここで、この断片はα−アミラーゼ活性を有する。
サブ配列:「サブ配列」という用語は、成熟型ポリペプチドコード配列の5’−および/または3’−末端から欠失された1つまたは複数(いくつか)のヌクレオチドを有するポリヌクレオチドを意味し;ここで、サブ配列はα−アミラーゼ活性を有する断片をコードする。
対立遺伝子変異体:「対立遺伝子変異体」という用語は、同一の染色体座を占有する遺伝子の2つ以上の代替的な形態のいずれかを意味する。対立遺伝子変異は、突然変異を介して自然に生じ、また、個体群中の多型性によりもたらされ得る。遺伝子突然変異は、サイレント(コードされるポリペプチドにおける変化無し)であることが可能であり、または、改変されたアミノ酸配列を有するポリペプチドがコードされ得る。ポリペプチドの対立遺伝子変異体は、遺伝子の対立遺伝子変異体によってコードされたポリペプチドである。
単離されたポリヌクレオチド:「単離されたポリヌクレオチド」という用語は、人工的に修飾されたポリヌクレオチドを意味する。一態様において、単離されたポリヌクレオチドは、アガロース電気泳動による測定で、少なくとも1%の純度、例えば、少なくとも5%の純度、少なくとも10%の純度、少なくとも20%の純度、少なくとも40%の純度、少なくとも60%の純度、少なくとも80%の純度、少なくとも90%の純度および少なくとも95%の純度である。ポリヌクレオチドは、ゲノム、cDNA、RNA、半合成、合成由来、または、これらのいずれかの組み合わせであり得る。
実質的に純粋なポリヌクレオチド:「実質的に純粋なポリヌクレオチド」という用語は、他の外来性または不要なヌクレオチドを含まず、および、遺伝的に操作されたポリペプチド産生系における使用に好適な形態のポリヌクレオチド調製物を意味する。それ故、実質的に純粋なポリヌクレオチドは、元々または組換え的に関連している他のポリヌクレオチド材料を最大で10重量%、最大で8重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、最大で1重量%および最大で0.5重量%含有する。しかしながら、実質的に純粋なポリヌクレオチドは、プロモータおよびターミネータなどの天然の5’−および3’−非翻訳領域を含み得る。実質的に純粋なポリヌクレオチドは、重量基準で、少なくとも90%の純度、例えば、少なくとも92%の純度、少なくとも94%の純度、少なくとも95%の純度、少なくとも96%の純度、少なくとも97%の純度、少なくとも98%の純度、少なくとも99%の純度および少なくとも99.5%の純度であることが好ましい。本発明のポリヌクレオチドは、実質的に純粋な形態であることが好ましい。
コード配列:「コード配列」という用語は、そのポリペプチド生成物のアミノ酸配列を直接的に特定するポリヌクレオチドを意味する。コード配列の境界は、一般にオープンリーディングフレームにより判定され、これは、通常は、ATG開始コドン、または、GTGおよびTTGなどの代わりの開始コドンで開始され、TAA、TAGおよびTGAなどの終止コドンで終わる。コード配列は、DNA、cDNA、合成または組換えポリヌクレオチドであり得る。
cDNA:「cDNA」という用語は、真核細胞から得られる成熟したスプライシングされたmRNA分子からの逆転写により調製されることが可能であるDNA分子を意味する。cDNAは、対応するゲノムDNA中に存在し得るイントロン配列を欠いている。初期の一次RNA転写物は、成熟型のスプライシングされたmRNAとして出現する前にスプライシングを含む一連のステップを介して処理されるmRNAの前駆体である。
核酸構築物:「核酸構築物」という用語は、一重螺旋または二重螺旋を有する核酸分子を意味し、これは、天然の遺伝子から単離されるか、もしくは、そうでなければ自然に存在しないであろう様式で核酸のセグメントを含有するよう修飾されるか、または、合成される。核酸構築物という用語は、核酸構築物が本発明のコード配列の発現に要求される制御配列を含有する場合、用語「発現カセット」と同義である。
制御配列:「制御配列」という用語は、本発明の変異体をコードするポリヌクレオチドの発現に必要なすべての成分を意味する。各制御配列は、変異体をコードするポリヌクレオチドに対して在来もしくは外来のものであっても、または、相互に在来もしくは外来のものであってもよい。このような制御配列としては、これらに限定されないが、リーダー、ポリアデニル化配列、プロペプチド配列、プロモータ、シグナルペプチド配列、および転写ターミネータが挙げられる。少なくとも、制御配列、プロモータ、ならびに、転写および翻訳終止シグナルを含む。制御配列は、変異体をコードするポリヌクレオチドのコード領域に対する制御配列の連結を促進させる特定の制限部位を導入する目的のためにリンカーを備えていてもよい。
作動可能にリンク:「作動可能にリンクされた」という用語は、制御配列がコード配列を発現させるよう、ポリヌクレオチドのコード配列と相対的に適切な位置に制御配列が位置する構造を意味する。
発現:「発現」という用語は、特にこれらに限定されないが、転写、転写後修飾、翻訳、翻訳後修飾および分泌物を含む変異体の生成に関与するいずれかのステップを含む。
発現ベクター:「発現ベクター」という用語は、変異体をコードするポリヌクレオチドを含み、また、その発現をもたらす追加のヌクレオチドに作動可能にリンクされている直鎖または環状DNA分子を含む。
宿主細胞:「宿主細胞」という用語は、本発明のポリヌクレオチドを含む核酸構築物または発現ベクターによる形質転換、形質移入、形質導入等に対する感受性を有するいずれかの細胞タイプを意味する。「宿主細胞」という用語は、複製の最中に生じる突然変異による親細胞とは等しくない親細胞の子孫のいずれかを包含する。
デンプン除去プロセス:「デンプン除去プロセス」という表現は、ランドリーなどの例えば生地クリーニングといったデンプンが生地から除去される洗浄プロセスにおけるものなどの、デンプンが除去(または転化)されるいずれかの種類のプロセスに関する。デンプン除去プロセスはまた、皿洗浄などの硬質面クリーニングであることが可能であり、または、産業上もしくは組織的なクリーニングなどの一般的なクリーニングプロセスであることが可能である。この表現はまた、一般的に、他のデンプン除去プロセスまたはデンプン転化、エタノール製造、デンプン液化、生地糊抜き、紙およびパルプ製造、ビール製造、ならびに、洗剤を含む。
向上した特性:「向上した特性」という用語は、親と比して向上した変異体に関連する特徴を意味する。このような向上した特性としては、これらに限定されないが、熱活性、耐熱性、pH活性、pH安定性、基質/補助因子特異性、向上した表面特性、生成物特異性、前処理されたバイオマスの存在下での高い安定性または溶解度、保管条件下での向上した安定性および化学安定性が挙げられる。
洗浄性能:本文脈において、「洗浄性能」という用語は、例えばランドリー、または、皿洗浄などの硬質面クリーニングの最中にクリーニングされるべき対象物に存在するデンプンまたはデンプンを含有する汚れを除去する酵素の能力として用いられる。洗浄性能は、AMSAの記載において、または、以下の方法の項におけるビーカ洗浄性能テストにおいて定義されるいわゆる強度値(Int)を算出することにより定量化され得る。
向上した洗浄性能:「向上した洗浄性能」という用語は、例えば汚れ除去の向上により、親アミラーゼの洗浄性能と相対的な、または、前記変異体と同等のアミノ酸配列を有するが1つまたは複数の特定の位置に欠失を有さないα−アミラーゼと相対的な、または、配列番号4に示されているアミノ酸配列を有するα−アミラーゼの活性と相対的なアミラーゼ変異体の洗浄性能の改変を示す変異体酵素として本明細書において定義される。「洗浄性能」という用語は、一般的なクリーニング(例えば皿洗浄における硬質面クリーニング)を含むが、ランドリーなどの生地における洗浄性能、および、産業上もしくは組織的なクリーニングをも含む。
低温:「低温」は、5〜35℃、好ましくは5〜30℃、より好ましくは5〜25℃、より好ましくは5〜20℃、最も好ましくは5〜15℃および特に5〜10℃の温度である。好ましい実施形態において、「低温」は、10〜35℃、好ましくは10〜30℃、より好ましくは10〜25℃、最も好ましくは10〜20℃および特に10〜15℃の温度である。
従来の変異体の決定
本発明の目的のために、配列番号1において開示されている成熟型ポリペプチドが、他のα−アミラーゼにおける対応するアミノ酸残基を判定するために用いられる。他のα−アミラーゼのアミノ酸配列が配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6において開示されている成熟型ポリペプチドとアラインされ、このアラインメントに基づいて、配列番号2に開示されている成熟型ポリペプチドにおけるいずれかのアミノ酸残基に対応するアミノ酸位置番号が、好ましくはバージョン3.0.0以降のEMBOSSパッケージのNeedleプログラム(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends Genet.16:276−277)において実装されているNeedleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443−453)を用いて、判定される。
他のα−アミラーゼにおける対応するアミノ酸残基の同定は、「ClustalW」(Larkin et al.,2007,Bioinformatics 23:2947−2948)を用いて複数のポリペプチド配列のアラインメントによって確認可能である。
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5または配列番号6の成熟型ポリペプチドから他の酵素が分化して、従来からの配列に基づく比較による関係の検出ができない場合(Lindahl and Elofsson,2000,J.Mol.Biol.295:613−615)、他の対配列比較アルゴリズムを用いることが可能である。配列に基づくサーチにおける感度は、データベースのサーチにポリペプチドファミリー(プロファイル)の確率表現を利用するサーチプログラムを用いることで高めることが可能である。例えば、PSI−BLASTプログラムは、反復データベースサーチプロセスを介してプロファイルを生成し、離れた相同体を検出することが可能である(Atschul et al.,1997,Nucleic Acids Res.25:3389−3402)。ポリペプチドに係るファミリーまたはスーパーファミリーがタンパク質構造データベースにおいて1つまたは複数の表現を有する場合には、感度をさらに高めることが可能である。GenTHREADER(Jones,1999,J.Mol.Biol.287:797−815;McGuffin and Jones,2003,Bioinformatics 19:874−881)などのプログラムは、問い合わせ配列に係るフォールド構造を予想するニューラルネットワークに対する入力として、多様なソース(PSI−BLAST、二次構造予測、構造アラインメントプロファイルおよび溶媒和ポテンシャル)からの情報を利用する。同様に、Gough et al.,2000,J.Mol.Biol.313:903−919による方法が、未知の構造の配列とSCOPデータベースに存在するスーパーファミリーモデルとのアラインに用いられることが可能である。次いで、これらのアラインメントを用いてポリペプチドに係る相同性モデルを生成することが可能であり、このようなモデルは、その目的のために開発された多様なツールを用いて正確に評価可能である。
公知の構造のタンパク質に関して、数々のツールおよびリソースが、構造アラインメントの検索および生成のために使用可能である。例えばタンパク質のSCOPスーパーファミリーが構造的にアラインされており、これらのアラインメントはアクセスおよびダウンロードが可能である。2つ以上のタンパク質構造は距離アラインメントマトリックス(Holm and Sander,1998,Proteins 33:88−96)または組み合わせ拡張法(Shindyalov and Bourne,1998,Protein Engineering 11:739−747)などの多様なアルゴリズムを用いてアラインすることが可能であり、これらのアルゴリズムを、可能性のある構造相同体を発見するために、対象の構造と共に問い合わせ構造データベースに対して追加的に実行することが可能である(例えば、Holm and Park,2000,Bioinformatics 16:566−567)。
本発明のα−アミラーゼ変異体の記載において、以下の命名法が参照を容易とするために採用される。公認されているIUPACの1文字または3文字のアミノ酸略記が利用されている。
置換.アミノ酸置換に関しては以下の命名法が用いられている:元のアミノ酸、位置、置換されたアミノ酸。従って、位置226でのスレオニンのアラニンでの置換は、「Thr226Ala」または「T226A」と示される。複数の突然変異は加算記号(「+」)によって分けられており、例えば、「Gly205Arg+Ser411Phe」または「G205R+S411F」とされ、それぞれ、グリシン(G)のアルギニン(R)による、および、セリン(S)のフェニルアラニン(F)による位置205および411での置換が表されている。
欠失.アミノ酸欠失に関しては以下の命名法が用いられている:元のアミノ酸、位置*。従って、位置195でのグリシンの欠失は「Gly195*」または「G195*」と示される。複数の欠失は加算記号(「+」)によって分けられており、例えば、「Gly195*+Ser411*」または「G195*+S411*」とされる。
挿入.アミノ酸挿入に関しては以下の命名法が用いられている:元のアミノ酸、位置、元のアミノ酸、挿入されたアミノ酸。従って、位置195でのグリシンの後へのリシンの挿入は、「Gly195GlyLys」または「G195GK」と示される。複数のアミノ酸の挿入は、[元のアミノ酸、位置、元のアミノ酸、挿入されたアミノ酸1番、挿入されたアミノ酸2番;等]と示される。例えば、位置195でのグリシンの後へのリシンおよびアラニンの挿入は、「Gly195GlyLysAla」または「G195GKA」と示される。
このような事例において、挿入されたアミノ酸残基には、挿入されたアミノ酸残基の前のアミノ酸残基に下付文字を付与することにより番号が付される。それ故、上記の例において配列は以下のとおりとなる。
Figure 0006204352
複数の改変.複数の改変を含む変異体は加算記号(「+」)によって分けられており、例えば、「Arg170Tyr+Gly195Glu」または「R170Y+G195E」は、それぞれ、アルギニンおよびグリシンに対する位置170および195でのチロシンおよびグルタミン酸の置換を表す。
異なる置換.1つの位置で異なる置換を導入可能である場合、異なる置換はコンマによって分けられ、例えば、「Arg170Tyr,Glu」は、アルギニンのチロシンまたはグルタミン酸による位置170での置換を表す。それ故、「Tyr167Gly,Ala+Arg170Gly,Ala」は以下の変異体を示す。
「Tyr167Gly+Arg170Gly」、「Tyr167Gly+Arg170Ala」、「Tyr167Ala+Arg170Gly」、および「Tyr167Ala+Arg170Ala」。
親α−アミラーゼ
親α−アミラーゼはまた、配列番号1の成熟型ポリペプチドSP722に対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドでもあり得る。
一態様において、この親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号1の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号1の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号1のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号1の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成されることが好ましい。
他の実施形態において、親は配列番号1の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号2の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号2のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号2の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号2の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号3の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号3の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号3の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号3のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号3の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号3の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号4の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号4の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号4の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号4のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号4の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号4の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号5の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号5の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号5の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号5のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号5の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号5の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号6の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号6の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号6の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号6のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号6の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号6の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号7の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号7の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号7の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号7のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号7の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号7の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号8の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号8の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号8の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号8のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号8の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号8の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号9の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号9のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号9の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号9の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号10の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号10の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号10の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号10のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号10の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号10の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号11の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号11の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号11の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号11のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号11の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号11の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
親α−アミラーゼはまた、配列番号12の成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%配列同一性を有するポリペプチドであり得る。
他の態様において、親は、α−アミラーゼ活性を有する配列番号12の成熟型ポリペプチドに対して、例えば、少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%または100%といった少なくとも80%の配列同一性を有する。一態様において、親のアミノ酸配列は、配列番号12の成熟型ポリペプチドとは、例えば、5個のアミノ酸、4個のアミノ酸、3個のアミノ酸、2個のアミノ酸および1個のアミノ酸といった10個以下のアミノ酸が異なっている。
親は、配列番号12のアミノ酸配列を含むか、または、これから構成されることが好ましい。他の態様において、親は、配列番号12の成熟型ポリペプチドを含むか、または、これから構成される。
他の実施形態において、親は、配列番号12の成熟型ポリペプチドの対立遺伝子変異体である。
配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12のアミノ酸配列またはその断片は、技術分野において周知である方法に従って、異なる属もしくは種の系統から親をコードするDNAを同定およびクローン化するために核酸プローブの設計に用いられ得る。特に、このようなプローブは、含まれる対応する遺伝子を同定および単離するために、標準的なサザンブロッティング法の後に、対象の属もしくは種のゲノムもしくはcDNAとのハイブリダイゼーションに用いられることが可能である。このようなプローブは配列全体よりもかなり短いことが可能であるが、例えば、長さが少なくとも25、少なくとも35または少なくとも70ヌクレオチドといった少なくとも14ヌクレオチドであるべきである。好ましくは、核酸プローブは、例えば、少なくとも200ヌクレオチド、少なくとも300ヌクレオチド、少なくとも400ヌクレオチド、少なくとも500ヌクレオチド、少なくとも600ヌクレオチド、少なくとも700ヌクレオチド、少なくとも800ヌクレオチドまたは少なくとも900ヌクレオチドの長さといった、少なくとも100ヌクレオチドの長さである。DNAおよびRNAプローブの両方が用いられることが可能である。プローブは、典型的には、対応する遺伝子を検出するために標識化される(例えば、32P、3H、35S、ビオチンまたはアビジンで)。このようなプローブは本発明によって包含される。
このような他の生体から調製したゲノムDNAもしくはcDNAライブラリは、上記のプローブとハイブリダイズし、親をコードするDNAについてスクリーニングされ得る。このような他の生体由来のゲノムまたは他のDNAは、アガロースもしくはポリアクリルアミドゲル電気泳動、または、他の分離技術によって分離され得る。これらのライブラリからのDNAまたは分離されたDNAが、ニトロセルロースもしくは他の好適なキャリア材料に移され固定化され得、これがサザンブロッティングにおいて用いられる。
本発明の目的に関して、ハイブリダイゼーションとは、低度〜きわめて高度の緊縮条件下で、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12またはそのサブ配列をコードするポリヌクレオチドに対応する標識化ヌクレオチドプローブにポリヌクレオチドがハイブリダイズすることを表す。プローブがハイブリダイズする分子は、例えば、X線フィルムまたは技術分野において公知であるいずれかの他の検出手段を用いて検出可能である。
一態様において、核酸プローブは、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12またはその断片のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドである。
長さが少なくとも100ヌクレオチドの長鎖プローブに関して、きわめて低度〜きわめて高度の緊縮条件は、最適には12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、42℃での、5×SSPE、0.3%SDS、200マイクログラム/ml断片処理および変性済みのサケ***DNA、ならびに、きわめて低度および低度の緊縮性に対しては25%ホルムアミド、中度および中度−高度の緊縮性に対しては35%ホルムアミド、または、高度およびきわめて高度の緊縮性に対しては50%ホルムアミドでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーションとして定義される。キャリア材料は、最終的には、2×SSC、0.2%SDS、45℃(きわめて低度の緊縮性)、50℃(低度の緊縮性)、55℃(中度の緊縮性)、60℃(中度−高度の緊縮性)、65℃(高度の緊縮性)または70℃(きわめて高度の緊縮性)で、15分間、3回洗浄される。
長さが約15ヌクレオチド〜約70ヌクレオチドの短い短鎖プローブに関して、緊縮条件は、最適には12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法に続く、Bolton and McCarthy(1962,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 48:1390)に従う計算を用いて算出したTmよりも約5℃〜約10℃低い温度で、0.9M NaCl、0.09Mトリス−HCl pH7.6、6mMEDTA、0.5%NP−40、1×デンハート溶液、1mMピロリン酸ナトリウム、1mMナトリウム一塩基性リン酸、0.1mM ATPおよび0.2mgのイースト菌RNA/mlでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーションとして定義される。キャリア材料は、最終的には、6X SCC中で1度、また、0.1%SDS中で15分間、および、算出したTmより5℃〜10℃低い温度で6×SSCを用いて15分間ずつ2回洗浄される。
親は、いずれかの属の微生物から得られ得る。本発明の目的のために、「〜から得られる」という用語は、本明細書において用いられるところ、所与のソースに関連して、ポリヌクレオチドによってコードされた親がソースによって、または、ソースからのポリヌクレオチドが挿入された細胞によって生成されることを意味することとする。一態様において、親は、細胞外に分泌される。
親は細菌性α−アミラーゼであり得る。例えば、親は、バチルス属(Bacillus)、クロストリジウム属(Clostridium)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)、もしくはストレプトマイセス属(Streptomyces)α−アミラーゼなどのグラム陽性細菌性ポリペプチド、または、カムピロバクター属(Campylobacter)、大腸菌(E.coli)、フラボバクテリウム属(Flavobacterium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、ヘリコバクター属(Helicobacter)、イリオバクター属(Ilyobacter)、ネイッセリア属(Neisseria)、シュードモナス属(Pseudomonas)、サルモネラ属(Salmonella)またはウレアプラズマ属(Ureaplasma)α−アミラーゼなどのグラム陰性細菌性ポリペプチドであり得る。
一態様において、親は、バチルスアルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルスアミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルスブレビス(Bacillus brevis)、バチルスシルクランス(Bacillus circulans)、バチルスクラウシイ(Bacillus clausii)、バチルスコアグランス(Bacillus coagulans)、バシラスフィルムス(Bacillus firmus)、バチルスラウツス(Bacillus lautus)、バチルスレンツス(Bacillus lentus)、バチルスリケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルスメガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルスプミルス(Bacillus pumilus)、バチルスステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、古草菌(Bacillus subtilis)またはバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)α−アミラーゼである。
他の態様において、親は、ストレプトコッカスエクイシミリス(Streptococcus equisimilis)、化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコッカスウベリス(Streptococcus uberis)またはストレプトコッカスズーエピデミカス(Streptococcus equi subsp.Zooepidemicus)α−アミラーゼである。
他の態様において、親は、ストレプトマイセスアウロモゲネス(Streptomyces achromogenes)、ストレプトマイセスアベルミチリス(Streptomyces avermitilis)、ストレプトマイセスコエリコロル(Streptomyces coelicolor)、ストレプトマイセスグリセウス(Streptomyces griseus)またはストレプトマイセスリビダンス(Streptomyces lividans)α−アミラーゼである。
親は、真菌性α−アミラーゼであり得る。例えば、親は、カンジダ属(Candida)、クルイベロマイセス属(Kluyveromyces)、ピチア属(Pichia)、サッカロマイセス属(Saccharomyces)、シゾサッカロマイセス属(Schizosaccharomyces)またはヤロウイア属(Yarrowia)α−アミラーゼなどのイースト菌α−アミラーゼであり得る。例えば、親は、アクレモニウム属(Acremonium)、アガリクス属(Agaricus)、アルテルナリア属(Alternaria)、アスペルギルス属(Aspergillus)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、ボトリオスペリア属(Botryospaeria)、セリポリオプシス属(Ceriporiopsis)、ケトミジウム属(Chaetomidium)、クリソスポリウム属(Chrysosporium)、クラビセプス属(Claviceps)、コクリオボルス属(Cochliobolus)、コプリノプシス属(Coprinopsis)、コプトテルメス属(Coptotermes)、コリナスクス属(Corynascus)、クリホネクトリア属(Cryphonectria)、クリプトコッカス属(Cryptococcus)、ジプロディア属(Diplodia)、エクシディア属(Exidia)、フィリバシジウム属(Filibasidium)、フザリウム属(Fusarium)、ギベレラ属(Gibberella)、ホロマスチゴトイデス属(Holomastigotoides)、フミコラ属(Humicola)、イルペクス属(Irpex)、レンチヌラ属(Lentinula)、レプトスパエリア属(Leptospaeria)、マグナポルテ属(Magnaporthe)、メラノカルプス属(Melanocarpus)、メリピルス属(Meripilus)、ムコール属(Mucor)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、ネオカリマスチクス属(Neocallimastix)、ニューロスポラ属(Neurospora)、パエシロマイセス属(Paecilomyces)、ペニシリウム属(Penicillium)、ファネロケーテ属(Phanerochaete)、ピロマイセス属(Piromyces)、ポイトラシア属(Poitrasia)、シュードプレクタニア属(Pseudoplectania)、シュードトリコニムファ属(Pseudotrichonympha)、リゾムコール属(Rhizomucor)、シゾフィルム属(Schizophyllum)、シタリジウム属(Scytalidium)、タラロマイセス属(Talaromyces)、テルモアスクス属(Thermoascus)、チエラビア属(Thielavia)、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、トリコデルマ属(Trichoderma)、トリコファエア属(Trichophaea)、ベルチシリウム属(Verticillium)、ボルバリエラ属(Volvariella)またはキシラリア属(Xylaria)α−アミラーゼなどの糸状真菌性α−アミラーゼであり得る。
他の態様において、親は、サッカロマイセスカルスベルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロマイセスジアスタチクス(Saccharomyces diastaticus)、サッカロマイセスドウグラシイ(Saccharomyces douglasii)、サッカロマイセスクルイベリ(Saccharomyces kluyveri)、サッカロマイセスノルベンシス(Saccharomyces norbensis)またはサッカロマイセスオビホルミス(Saccharomyces oviformis)α−アミラーゼである。
他の態様において、親は、アクレモニウムセルロリチクス(Acremonium cellulolyticus)、アスペルギルスアクレアツス(Aspergillus aculeatus)、アスペルギルスアワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルスフォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルスフミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルスジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)、クリソスポリウムイノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウムケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウムルクノウェンス(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウムメルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウムパンニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウムクイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウムトロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウムゾナツム(Chrysosporium zonatum)、フザリウムバクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウムセレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウムクロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウムクルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウムグラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウムヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウムネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウムレチクランツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウムサムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウムサルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウムスポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウムスルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウムトルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウムトリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウムベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラグリセア(Humicola grisea)、フミコラインソレンス(Humicola insolens)、フミコララヌギノサ(Humicola lanuginosa)、イルペクスラクテウス(Irpex lacteus)、ムコールミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリオフトラテルモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラクラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウムフニクロスム(Penicillium funiculosum)、ペニシリウムプルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケーテクリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)、チエラビアアクロマチカ(Thielavia achromatica)、チエラビアアルボミセス(Thielavia albomyces)、チエラビアアルボピロサ(Thielavia albopilosa)、チエラビアアウストラレインシス(Thielavia australeinsis)、チエラビアフィメティ(Thielavia fimeti)、チエラビアミクロスポラ(Thielavia microspora)、チエラビアオビスポラ(Thielavia ovispora)、チエラビアペルビアナ(Thielavia peruviana)、チエラビアセトサ(Thielavia setosa)、チエラビアスペデドニウム(Thielavia spededonium)、チエラビアスブテルモフィラ(Thielavia subthermophila)、チエラビアテルレストリス(Thielavia terrestris)、トリコデルマハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマコニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)またはトリコデルマビリデ(Trichoderma viride)α−アミラーゼである。
他の態様において、親は、例えば、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6のα−アミラーゼといったバチルス属の一種(Bacillus sp.)α−アミラーゼである。
前述の種について、本発明は、知られている種の名称に関わらず、完全および不完全世代、ならびに、例えば無性世代といった他の分類学上の均等物の両方を含むことが理解されるであろう。当業者は、適切な均等物の同一性を容易に認識するであろう。
これらの種の系統は、アメリカ合衆国培養細胞系統保存機関(ATCC:American Type Culture Collection)、ドイツ微生物細胞培養コレクション(DSM:Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH)、オランダ微生物株保存センター(CBS:Centraalbureau Voor Schimmelcultures)、および、農業研究局特許培養物コレクション(Agricultural Research Service Patent Culture Collection)、北方リサーチセンター(NRRL:Northern Regional Research Center)などの多数の微生物保存機関において公共に容易に利用可能である。
親は、上記のプローブを用いて、自然(例えば、汚染物、コンポスト、水等)から単離された微生物、または、天然材料(例えば、汚染物、コンポスト、水等)から直接的に得られたDNAサンプルを含む他のソースから同定および得られ得る。微生物およびDNAを自然環境から直接的に単離する技術は技術分野において周知である。次いで、親をコードするポリヌクレオチドは、他の微生物または混合DNAサンプルのゲノムもしくはcDNAライブラリを同じようにスクリーニングすることによりもたらされ得る。一旦、親をコードするポリヌクレオチドがプローブで検出されたら、ポリヌクレオチドは、当業者に公知の技術(例えば、前述のSambrook et al.,1989を参照のこと)を利用することにより単離またはクローン化され得る。
親は、一のポリペプチドの一部分が、他のポリペプチドの一部分のN−末端またはC−末端で融合したハイブリッドポリペプチドであり得る。
親はまた、1個のポリペプチドが他のポリペプチドのN−末端またはC−末端で融合した融合ポリペプチドまたは切断可能な融合ポリペプチドであり得る。融合ポリペプチドは、一のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを他のポリペプチドをコードするポリヌクレオチドに融合することにより生成される。融合ポリペプチドを生成する技術は、技術分野において公知であると共に、フレーム中に収まり、融合ポリペプチドの発現が同一のプロモータおよびターミネータによる制御下にあるよう、ポリペプチドをコードするコード配列を連結するステップを含む。融合タンパク質はまた、翻訳後に融合が形成されるインテインテクノロジーを用いて構築されてもよい(Cooper et al.,1993,EMBO J.12:2575−2583;Dawson et al.,1994,Science 266:776−779)。
融合ポリペプチドは、2つのポリペプチドの間に切断部位をさらに含んでいることが可能である。融合タンパク質が分泌される際に、この部位が切断されて2つのポリペプチドが遊離される。切断部位の例としては、これらに限定されないが、Martin et al.,2003,J.Ind.Microbiol.Biotechnol.3:568−576;Svetina et al.,2000,J.Biotechnol.76:245−251;Rasmussen−Wilson et al.,1997,Appl.Environ.Microbiol.63:3488−3493;Ward et al.,1995,Biotechnology 13:498−503;および、Contreras et al.,1991,Biotechnology 9:378−381;Eaton et al.,1986,Biochemistry 25:505−512;Collins−Racie et al.,1995,Biotechnology 13:982−987;Carter et al.,1989,Proteins:Structure,Function,and Genetics 6:240−248;および、Stevens,2003,Drug Discovery World 4:35−48に開示されている部位が挙げられる。
変異体の調製
本発明はまた:(a)親α−アミラーゼに、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の成熟型ポリペプチドの位置140、181、189、134、195、206、243、260、262、284、304、347、439、469、476および477に対応する2つ以上(いくつか)の位置で改変を導入するステップであって、ここで、数は配列番号1に従い、および、変異体がα−アミラーゼ活性を有するステップ;ならびに、(b)変異体を回収するステップを含む、α−アミラーゼ活性を有する変異体を入手する方法に関する。
一態様において、本発明は:(a)親α−アミラーゼに、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の成熟型ポリペプチドのW140、R181、W189、D134、N195、V206、Y243、E260、F262、W284、G304、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する2つ以上(いくつか)の位置で改変を導入するステップであって、ここで、数は、配列番号1に従い、および、変異体はα−アミラーゼ活性を有するステップ;ならびに、(b)変異体を回収するステップを含む、α−アミラーゼ活性を有する変異体を入手する方法に関する。
一実施形態において、導入される改変は置換である。
さらに他の実施形態において、本発明は:(a)親α−アミラーゼに、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の成熟型ポリペプチドのG304RKEQ、W140YF、W189EGT、D134E、E260ADCQLMFPSWVGHIKNRTY、F262GP、W284DHFYR、W347HFY、W439RG、G476EQRK、G477EQKMRに対応する2つ以上(いくつか)の位置で置換を導入するステップであって、ここで、番号は、配列番号1に従い、および、変異体はα−アミラーゼ活性を有するステップ;ならびに、(b)変異体を回収するステップを含む、α−アミラーゼ活性を有する変異体を入手する方法に関する。
好ましい実施形態において、導入された置換は、G304R、W140YF、W189EGT、D134E、E260GHIKNRTY、W284DFR、W439RG、G476EK、G477EKMRの2つ以上である。さらに好ましい実施形態において、導入された置換は、G304R、W140YF、E260GHIKNPRTYおよびG476EQRKである。さらに好ましい実施形態において、α−アミラーゼ活性を有する変異体を入手する方法は:(a)親α−アミラーゼに、G304R、W140Y、E260GおよびG476Kの置換を配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12のいずれかにおいて導入するステップであって、ここで、番号は配列番号1に従い、および、変異体はα−アミラーゼ活性を有するステップ;ならびに、(b)変異体を回収するステップを含む。変異体は、部位特異的突然変異誘発、合成遺伝子構築、半合成遺伝子構築、無作為突然変異誘発、シャッフリング等などの技術分野において公知であるいずれかの突然変異誘発法を用いて調製可能である。
部位特異的突然変異誘発は、親をコードするポリヌクレオチドにおける1つまたは複数の規定の部位で1つまたは複数(いくつか)の突然変異を形成する技術である。
部位特異的突然変異誘発は、所望の突然変異を含有するオリゴヌクレオチドプライマーが使用されるPCRによってインビトロで達成されることが可能である。部位特異的突然変異誘発はまた、親をコードするポリヌクレオチドを含むプラスミドにおける部位が制限酵素により切断され、および、その後、ポリヌクレオチドに突然変異を含有するオリゴヌクレオチドが連結されるカセット式突然変異誘発によってインビトロで行われることが可能である。通常、プラスミドおよびオリゴヌクレオチドで消化する制限酵素は同一であり、プラスミドの付着末端と挿入断片とを互いに連結させる。例えば、Scherer and Davis,1979,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 76:4949−4955;および、Barton et al.,1990,Nucleic Acids Res.18:7349−4966を参照のこと。
部位特異的突然変異誘発はまた、技術分野において公知である方法によってインビボで達成可能である。例えば、米国特許出願公開第2004/0171154号明細書;Storici et al.,2001,Nature Biotechnol.19:773−776;Kren et al.,1998,Nat.Med.4:285−290;および、Calissano and Macino,1996,Fungal Genet.Newslett.43:15−16を参照のこと。
いずれかの部位特異的突然変異誘発法が本発明において用いられることが可能である。変異体の調製に用いられることが可能である多くの市販のキットが入手可能である。
合成遺伝子構築には、対象のポリペプチドをコードするための設計されたポリヌクレオチド分子のインビトロ合成が伴う。遺伝子合成は、Tian et al.(2004,Nature 432:1050−1054)により記載されている多重マイクロチップ系テクノロジー、ならびに、オリゴヌクレオチドが合成されると共に光による制御が可能なマイクロ流体チップにアセンブルされる同様のテクノロジーなどの多数の技術を利用して行うことが可能である。
単一もしくは複数のアミノ酸置換、欠失、および/または挿入は、Reidhaar−Olson and Sauer,1988,Science 241:53−57;Bowie and Sauer,1989,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 86:2152−2156;国際公開第95/17413号パンフレット;または、国際公開第95/22625号パンフレットにより開示されているものなどの公知の突然変異誘発方法、組換え法、および/または、シャッフリング法、これに続く関連するスクリーニング法を用いて行い、テストすることが可能である。用いられることが可能である他の方法としては、エラープローンPCR、ファージディスプレイ(例えば、Lowman et al.,1991,Biochemistry 30:10832−10837;米国特許第5,223,409号明細書;国際公開第92/06204号パンフレット)、および、領域特異的突然変異誘発(Derbyshire et al.,1986,Gene 46:145;Ner et al.,1988,DNA 7:127)が挙げられる。
突然変異誘発/シャッフリング法は、宿主細胞によって発現されたクローン化突然変異誘発ポリペプチドの活性を検出するために、高スループット自動スクリーニング法と組み合わせることが可能である(Ness et al.,1999,Nature Biotechnology 17:893−896)。活性ポリペプチドをコードする突然変異誘発DNA分子は、宿主細胞から回収可能であり、技術分野における標準的な方法を用いて直ぐに配列決定されることが可能である。これらの方法では、ポリペプチドにおける個別のアミノ酸残基の重要性を直ぐに判定することが可能である。
半合成遺伝子構築は、合成遺伝子構築および/または部位特異的突然変異誘発および/またはランダム突然変異誘発および/またはシャッフリングの態様を組み合わせることにより達成される。半合成構築は、PCR技術と組み合わされる、合成されたポリヌクレオチド断片を利用するプロセスに代表される。それ故、遺伝子の定義された領域が新たに合成され得、一方で、他の領域が部位特異的突然変異誘発性プライマーを用いて増幅され得、一方で、さらに他の領域がエラープローンPCRまたは非エラープローンPCR増幅に供され得る。次いで、ポリヌクレオチドサブ配列がシャッフルされ得る。
変異体
本発明はまた、配列番号1の成熟型ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する2つ以上(いくつか)の位置に改変を含む親α−アミラーゼの変異体を提供し、ここで、各改変は、独立して、置換、挿入または欠失(好ましくは置換)であり、および、変異体はα−アミラーゼ活性を有する。これにより、親α−アミラーゼと比して、または、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のα−アミラーゼと比して、低温で向上した洗浄性能を有する変異体が提供される。
実施形態において、変異体は、親α−アミラーゼのアミノ酸配列に対して少なくとも80%、例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%または少なくとも99%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、本発明は、配列番号1の成熟型ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する2つ以上(いくつか)の位置に改変を含むα−アミラーゼの単離された変異体に関し、ここで、各改変は、独立して、置換、欠失または挿入であり、および、変異体は、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれかの成熟型ポリペプチドに対して少なくとも80%であるが100%未満の配列同一性を有し、および、変異体はα−アミラーゼ活性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号1の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号2の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号3の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号4の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号5の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号6の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号7の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号8の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号9の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号10の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号11の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
他の実施形態において、変異体は、配列番号12の成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、および少なくとも99%などの少なくとも85%、少なくとも87%、少なくとも90%、少なくとも95%であるが、100%未満の配列同一性を有する。
一態様において、本発明の変異体における改変の数は、2、3、4、5、6、7、8、9または10個の改変などの例えば2〜10および2〜5といった2〜20である。
一態様において、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する2つ以上(いくつか)の位置に改変を含む。他の態様において、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477のいずれかに対応する2つの位置に改変を含む。他の態様において、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477のいずれかに対応する3つの位置に改変を含む。他の態様において、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477のいずれかに対応する4つの位置に改変を含む。他の態様において、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477のいずれかに対応する5つの位置に改変を含む。他の態様において、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477のいずれかに対応する6つの位置に改変を含む。他の態様において、変異体は、位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する各位置に改変を含む。位置は、配列番号1の位置に対応する。改変は置換であることが好ましい。
一実施形態において、変異体は、G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477からなる群から選択される2、3または4つの位置に置換を含む。
好ましい実施形態において、変異体は、G304、W140、E260およびG476からなる群から選択される2、3または4つの位置に置換を含む。
本発明の一態様において、変異体は、G304RKEQ、W140YF、W189EGT、D134E、E260ADCQLMFPSWVGHIKNRTY、F262GP、W284DHFYR、W347HFY、W439RG、G476EQRK、G477EQKMRからなる群から選択される2つ以上(いくつか)の置換を含む。
本発明の変異体は、G304R、W140YF、E260GHIKNPRTYおよびG476EQRKからなる群から選択される2、3または4つの位置に置換を含むことが好ましい。さらに好ましい実施形態において、2、3または4つの位置における置換は、G304R、W140Y、E260GおよびG476Kからなる群から選択される。
一実施形態において、変異体は、T51IL、S52Q、N54K、G109A、E194D、N195F、V206Y、Y243F、G109A、G273DV、G337N、K72R、R181H、S303GおよびY100Iからなる群から選択される1つまたは複数の置換をさらに含む。好ましい実施形態において、1つまたは複数のさらなる置換は、N195F、V206Y、Y243Fからなる群から選択される。好ましくは、変異体は、これらの置換の2つまたは3つを含む。これにより、親α−アミラーゼと比して、または、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のα−アミラーゼと比して、低温で向上した洗浄性能、ならびに、Ca2+欠乏に対する向上した安定性を有する変異体が提供される。
本発明の他の態様において、変異体は、D134E、E260G、E260H、E260I、E260K、E260N、E260R、E260T、G109A、G273D、G273V、G337N、G476E、G477E、G477M、G477R、K72R、R181H、S303G、W140F、W140Y、W189E、W189G、W189T、W284DおよびY100Iからなる群から選択される、配列番号1、配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、配列番号10、配列番号11または配列番号12の成熟型ポリペプチドの2つ以上(いくつか)の置換を含む。
変異体は、1つまたは複数(いくつか)の他の位置に改変をさらに含んでいてもよい。例えば、変異体は、位置G182*+D183*またはD183*+G184*に対応する位置に改変を含んでいてもよい。
他の態様において、本発明は:
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D134E+G476E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
からなる群から選択される配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置に置換を含む変異体に関する。
他の態様において、本発明は:
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D134E+G476E、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
からなる群から選択される配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置における置換から構成される変異体に関する。
さらに他の態様において、本発明は:
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D183*+G184*+D134E+G476E、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183*+G184*+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
D183*+G184*+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
D183*+G184*+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
D183*+G184*+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
D183*+G184*+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
D183*+G184*+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
D183*+G184*+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
からなる群から選択される配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置に改変を含む変異体に関する。
他の態様において、本発明は:
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
D183*+G184*+D134E+G476E、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
D183*+G184*+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
D183*+G184*+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
D183*+G184*+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
D183*+G184*+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
D183*+G184*+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
D183*+G184*+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
D183*+G184*+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
からなる群から選択される配列番号1のポリペプチドの位置に対応する位置における改変から構成される変異体に関する。
親における必須アミノ酸は、部位特異的突然変異誘発またはアラニン走査突然変異誘発(Cunningham and Wells,1989,Science 244:1081−1085)などの技術分野において公知である手法に従って同定することが可能である。後者の技術においては、単一のアラニン突然変異が分子中のすべての残基に導入され、得られたミュータント分子が、分子の活性に重要であるアミノ酸残基を同定するためにα−アミラーゼ活性についてテストされる。また、Hilton et al.,1996,J.Biol.Chem.271:4699−4708を参照のこと。α−アミラーゼの活性部位または他の生物学的相互作用は、推定上の接触部位アミノ酸の突然変異が併用される、核磁気共嗚、結晶構造解析、電子回折または光親和性標識などの技術によって判定される、構造の物理的分析によって判定されることも可能である。例えば、de Vos et al.,1992,Science 255:306−312;Smith et al.,1992,J.Mol.Biol.224:899−904;Wlodaver et al.,1992,FEBS Lett.309:59−64を参照のこと。必須アミノ酸のアイデンティティは、親に関連するポリペプチドによるよるアイデンティティの分析から推測されることも可能である。
ポリヌクレオチド
本発明はまた、本発明の変異体のいずれかをコードする単離されたポリヌクレオチドに関連する。
核酸構築物
本発明はまた、制御配列に適合する条件下で好適な宿主細胞中にコード配列を発現させる1つまたは複数(いくつか)の制御配列に作動可能にリンクした本発明の変異体をコードするポリヌクレオチドを含む核酸構築物に関する。
ポリヌクレオチドは、多様な方法で処置されて変異体の発現がもたらされ得る。ベクターへ挿入される前のポリヌクレオチドの処置が、発現ベクターに応じて、望ましいか、または、必要であり得る。組換えDNA法を利用するポリヌクレオチドを修飾するための技術は技術分野において周知である。
制御配列は、ポリヌクレオチドの発現のための宿主細胞によって認識されるプロモータ配列であり得る。プロモータ配列は、変異体の発現を媒介する転写制御配列を含有する。プロモータは、ミュータント、切断およびハイブリッドプロモータを含む宿主細胞において転写活性を示すいずれかの核酸配列であり得、ならびに、宿主細胞に対して相同性または非相同性である細胞外または細胞内ポリペプチドをコードする遺伝子から得られ得る。
細菌宿主細胞において本発明の核酸構築物の転写をもたらす好適なプロモータの例は、バチルスアミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)α−アミラーゼ遺伝子(amyQ)、バチルスリケニホルミス(Bacillus licheniformis)α−アミラーゼ遺伝子(amyL)、バチルスリケニホルミス(Bacillus licheniformis)ペニシリナーゼ遺伝子(penP)、バチルスステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)マルトジェニックアミラーゼ遺伝子(amyM)、古草菌(Bacillus subtilis)レバンスクラーゼ遺伝子(sacB)、古草菌(Bacillus subtilis)xylAおよびxylB遺伝子、大腸菌(E.coli)lacオペロン、ストレプトマイセスコエリコロル(Streptomyces coelicolor)アガラーゼ遺伝子(dagA)および原核β−ラクタマーゼ遺伝子(Villa−Kamaroff et al.,1978,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:3727−3731)、ならびに、tacプロモータ(DeBoer et al.,1983,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 80:21−25)から得られるプロモータである。さらなるプロモータが、「Useful proteins from recombinant bacteria」,Gilbert et al.,1980,Scientific American 242:74−94;および、前述のSambrook et al.,1989に記載されている。
糸状真菌宿主細胞において本発明の核酸構築物の転写をもたらす好適なプロモータの例は、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)アセトアミダーゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)中性α−アミラーゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)酸安定α−アミラーゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)またはアスペルギルスアワモリ(Aspergillus awamori)グルコアミラーゼ(glaA)、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)アルカリ性タンパク分解酵素、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)トリオースリン酸イソメラーゼ、フザリウム オキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン−様タンパク分解酵素(国際公開第96/00787号パンフレット)、フザリウムベネナツム(Fusarium venenatum)アミログルコシダーゼ(国際公開第00/56900号パンフレット)、フザリウムベネナツム(Fusarium venenatum Daria)(国際公開第00/56900号パンフレット)、フザリウムベネナツム(Fusarium venenatum Quinn)(国際公開第00/56900号パンフレット)、リゾムコールミエヘイ(Rhizomucor miehei)リパーゼ、リゾムコールミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼ、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)β−グルコシダーゼ、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼI、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)セロビオヒドロラーゼII、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼI、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼII、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼIII、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼIV、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)エンドグルカナーゼV、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼI、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)キシラナーゼII、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)β−キシロシダーゼ、ならびに、NA2−tpiプロモータ(非翻訳リーダーがアスペルギリ属(Aspergilli)におけるトリオースリン酸イソメラーゼをコードする遺伝子由来の非翻訳リーダーにより置き換えられた、アスペルギリ属(Aspergilli)における中性α−アミラーゼをコードする遺伝子を含む修飾プロモータ;非限定的な例としては、非翻訳リーダーがアスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)またはアスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)におけるトリオースリン酸イソメラーゼをコードする遺伝子由来の非翻訳リーダーにより置き換えられた、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)における中性α−アミラーゼをコードする遺伝子を含む修飾プロモータが挙げられる)の遺伝子から得られたプロモータ;ならびに、そのミュータント、切断およびハイブリッドプロモータである。
イースト菌宿主において、有用なプロモータは、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ(ENO−1)、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)ガラクトキナーゼ(GAL1)、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)アルコール脱水素酵素/グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素(ADH1、ADH2/GAP)、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)トリオースリン酸イソメラーゼ(TPI)、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)メタロチオネイン(CUP1)およびサッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)3−ホスホグリセリン酸キナーゼの遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞に対する他の有用なプロモータは、Romanos et al.,1992,Yeast 8:423−488により記載されている。
制御配列はまた、宿主細胞によって認識されて転写を終結させる好適な転写ターミネータ配列であり得る。ターミネータ配列は、変異体をコードするポリヌクレオチドの3’−末端に作動可能にリンクする。宿主細胞において機能するいずれかのターミネータが用いられ得る。
糸状真菌宿主細胞の好ましいターミネータは、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)アントラニル酸シンターゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)α−グルコシダーゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼおよびフザリウムオキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン−様タンパク分解酵素の遺伝子から得られる。
イースト菌宿主細胞の好ましいターミネータは、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)チトクロムC(CYC1)およびサッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素の遺伝子から得られる。イースト菌宿主細胞の他の有用なターミネータが、前述のRomanos et al.,1992に記載されている。
制御配列はまた、宿主細胞による翻訳に重要であるmRNAの非翻訳領域である好適なリーダー配列であり得る。リーダー配列は、変異体をコードするポリヌクレオチドの5’−末端に作動可能にリンクする。宿主細胞において機能するいずれかのリーダー配列が用いられ得る。
糸状真菌宿主細胞の好ましいリーダーは、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼおよびアスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)トリオースリン酸イソメラーゼの遺伝子から得られる。
イースト菌宿主細胞の好適なリーダーは、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)エノラーゼ(ENO−1)、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)3−ホスホグリセリン酸キナーゼ、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子およびサッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)アルコール脱水素酵素/グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素(ADH2/GAP)の遺伝子から得られる。
制御配列はまた、変異体をコードする配列の3’−末端に作動可能にリンクする配列であるポリアデニル化配列であり得、転写された場合に、ポリアデノシン残基を転写されたmRNAに付加するシグナルとして宿主細胞によって認識される。宿主細胞において機能するいずれかのポリアデニル化配列が用いられ得る。
糸状真菌宿主細胞の好ましいポリアデニル化配列は、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)アントラニル酸シンターゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)α−グルコシダーゼ、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼおよびフザリウムオキシスポルム(Fusarium oxysporum)トリプシン−様タンパク分解酵素の遺伝子から得られる。
イースト菌宿主細胞の有用なポリアデニル化配列が、Guo and Sherman,1995,Mol.Cellular Biol.15:5983−5990に記載されている。
制御配列はまた、変異体のN−末端にリンクしたシグナルペプチドをコードし、および、変異体を細胞の分泌経路に送るシグナルペプチドコード領域であり得る。ポリヌクレオチドのコード配列の5’−末端は、変異体をコードするコード領域のセグメントと共に、翻訳読み枠に元々リンクしたシグナルペプチドコード領域を本質的に含有し得る。または、コード配列の5’−末端は、コード配列に対して外来性のシグナルペプチドコード領域を含有し得る。コード配列がシグナルペプチドコード領域を元々含有していない場合には、外来性のシグナルペプチドコード領域が必要とされる場合がある。または、外来性のシグナルペプチドコード領域は単に、変異体の分泌を増強するために天然シグナルペプチドコード領域を置き換えてもよい。しかしながら、発現変異体を宿主細胞の分泌経路に送るいずれかのシグナルペプチドコード領域がもちいられてもよい。
細菌宿主細胞の効果的なシグナルペプチドコード配列は、バチルス属(Bacillus)NCIB11837マルトジェニックアミラーゼ、バチルスリケニホルミス(Bacillus licheniformis)サブチリシン、バチルスリケニホルミス(Bacillus licheniformis)β−ラクタマーゼ、バチルスステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)α−アミラーゼ、バチルスステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)中性プロテアーゼ(nprT、nprS、nprM)および古草菌(Bacillus subtilis)prsAの遺伝子から得られるシグナルペプチドコード配列である。さらなるシグナルペプチドが、Simonen and Palva,1993,Microbiological Reviews 57:109−137に記載されている。
糸状真菌宿主細胞の効果的なシグナルペプチドコード配列は、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)中性アミラーゼ、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼ、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAアミラーゼ、フミコラインソレンス(Humicola insolens)セルラーゼ、フミコラインソレンス(Humicola insolens)エンドグルカナーゼV、フミコララヌギノサ(Humicola lanuginosa)リパーゼおよびリゾムコールミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼの遺伝子から得られるシグナルペプチドコード配列である。
イースト菌宿主細胞の有用なシグナルペプチドは、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子およびサッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)インベルターゼの遺伝子から得られる。他の有用なシグナルペプチドコード配列が、前述のRomanos et al.,1992により記載されている。
制御配列はまた、変異体のN−末端でプロペプチド位置をコードするプロペプチドコード領域であり得る。得られたポリペプチドは、酵素原またはプロポリペプチド(または、いくつかの場合においてチモーゲン)として公知である。プロポリペプチドは、一般に非活性であり、プロポリペプチドからのプロペプチドの触媒または自己触媒切断によって活性ポリペプチドに転換されることが可能である。プロペプチドコード領域は、古草菌(Bacillus subtilis)アルカリ性タンパク分解酵素(aprE)、古草菌(Bacillus subtilis)中性タンパク分解酵素(nprT)、ミセリオフトラテルモフィラ(Myceliophthora thermophila)ラッカーゼ(国際公開第95/33836号パンフレット)、リゾムコールミエヘイ(Rhizomucor miehei)アスパラギン酸プロテイナーゼおよびサッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)α−因子の遺伝子から得られ得る。
シグナルペプチドおよびプロペプチド領域の両方が変異体のN−末端に存在する場合、プロペプチド領域は変異体のN−末端に隣接して位置されており、また、シグナルペプチド領域は、プロペプチド領域のN−末端に隣接して位置されている。
宿主細胞の増殖に対した変異体の発現の調節を可能とする調節配列を付加することが望ましい場合もあり得る。調節系の例は、調節化合物の存在を含む化学的または物理的刺激に応じて、遺伝子の発現をオンオフさせるものである。原核系における調節系としては、lac、tac、およびtrpオペレータ系が挙げられる。イースト菌においては、ADH2系またはGAL1系が用いられ得る。糸状菌においては、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)グルコアミラーゼプロモータ、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)TAKAα−アミラーゼプロモータおよびアスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)グルコアミラーゼプロモータが用いられ得る。調節配列の他の例は、遺伝子増幅を可能とするものである。真核系において、これらの調節配列は、メトトレキセートの存在下で増幅されるジヒドロ葉酸レダクターゼ遺伝子、および、重金属を伴って増幅されるメタロチオネイン遺伝子を含む。これらの事例において、変異体をコードするポリヌクレオチドは、調節配列と作動可能にリンクしているであろう。
発現ベクター
本発明はまた、本発明のポリヌクレオチド、プロモータ、ならびに、転写および翻訳終止シグナルを含む組換え発現ベクターに関する。種々のヌクレオチドおよび制御配列が一緒になって、このような部位で変異体をコードするポリヌクレオチドの挿入または置換を可能とするために1つまたは複数(いくつか)の好都合な制限部位を含み得る組換え発現ベクターが生成される。または、ポリヌクレオチドは、ポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドを含む核酸構築物を発現に適切なベクターに挿入することにより発現され得る。発現ベクターの形成において、コード配列は、コード配列が、発現に適切な制御配列と作動可能にリンクするようベクター中に位置されている。
組換え発現ベクターは、組換えDNA法に簡便に供されることが可能であり、ポリヌクレオチドの発現をもたらすことが可能であるいずれかのベクター(例えば、プラスミドまたはウイルス)であり得る。ベクターの選択は、典型的には、ベクターが導入される宿主細胞に対するベクターの親和性に応じることとなる。ベクターは、直鎖または閉鎖された環状プラスミドであり得る。
ベクターは、例えばプラスミド、染色体外要素、微小染色体または人工染色体といった、自己複製ベクター(すなわち、染色体外のエンティティとして存在し、その複製が染色体複製とは無関係なベクター)であり得る。ベクターは、自己複製を確実とするための何らかの手段を含有し得る。または、ベクターは、宿主細胞に導入された際に、ゲノム中に統合され、および、中に統合された染色体と一緒に複製されるものであり得る。しかも、単一のベクターもしくはプラスミド、または、一緒になって、宿主細胞のゲノムに導入される全DNAを含有する2つ以上のベクターもしくはプラスミド、または、トランスポゾンが用いられてもよい。
ベクターは、形質転換、形質移入、形質導入等された細胞の選択を容易とする1つまたは複数(いくつか)の選択マーカーを含有することが好ましい。選択マーカーは、その生成物が、殺生剤またはウイルス耐性、重金属に対する耐性、栄養要求体に対する原栄養性等をもたらす遺伝子である。
細菌性選択マーカーの例は、バチルスリケニホルミス(Bacillus licheniformis)もしくは古草菌(Bacillus subtilis)由来のdal遺伝子、または、アンピシリン、クロラムフェニコール、カナマイシンまたはテトラサイクリン耐性などの抗生物質耐性を与えるマーカーである。イースト菌宿主細胞の好適なマーカーは、ADE2、HIS3、LEU2、LYS2、MET3、TRP1およびURA3である。糸状真菌宿主細胞において使用される選択マーカーとしては、これらに限定されないが、amdS(アセトアミダーゼ)、argB(オルニチンカルバモイルトランスフェラーゼ)、bar(ホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ)、hph(ハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ)、niaD(硝酸レダクターゼ)、pyrG(オロチジン−5’−リン酸デカルボキシラーゼ)、sC(硫酸アデニルトランスフェラーゼ)およびtrpC(アントラニル酸シンターゼ)、ならびに、これらの均等物が挙げられる。アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)またはアスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)のamdSおよびpyrG遺伝子、ならびに、ストレプトマイセスハイグロスコピクス(Streptomyces hygroscopicus)のbar遺伝子がアスペルギルス属(Aspergillus)細胞における使用に好ましい。
ベクターは、宿主細胞のゲノムへのベクターの統合、または、ゲノムとは無関係の細胞中のベクターの自律複製を許容する要素を含有することが好ましい。
宿主細胞ゲノムへの統合に関して、ベクターは、変異体をコードするポリヌクレオチドの配列、または、相同的もしくは非相同的組換えによるゲノムへの統合に係るベクターのいずれかの他の要素に依存し得る。または、ベクターは、染色体における正確な位置での宿主細胞のゲノムへの相同的組換えによる統合をもたらす追加のヌクレオチド配列を含有していてもよい。正確な位置で統合される可能性を高めるために、統合要素は、相同的組換えの確率を高めるために対応する標的配列に対して高度の同一性を有する、100〜10,000塩基対、400〜10,000塩基対および800〜10,000塩基対などの十分な数の核酸を含有しているべきである。統合要素は、宿主細胞のゲノム中の標的配列と相同的であるいずれかの配列であり得る。さらに、統合要素は、非コーディングまたはコーディングヌクレオチド配列であり得る。他方で、ベクターは、非相同的組換えにより宿主細胞のゲノムに統合され得る。
自律複製に関して、ベクターは、対象の宿主細胞におけるベクターの自律的な複製を可能とする複製起点をさらに含んでいてもよい。複製起点は、細胞において機能する自律複製を媒介するいずれかのプラスミドレプリケータであり得る。「複製起点」または「プラスミドレプリケータ」という用語は、インビボでのプラスミドまたはベクターの複製を可能とするヌクレオチド配列を意味する。
細菌性複製起点の例は、大腸菌(E.coli)における複製を許容するプラスミドpBR322、pUC19、pACYC177およびpACYC184の複製起点、ならびに、バチルス属(Bacillus)における複製を許容するpUB110、pE194、pTA1060およびpAMβ1の複製起点である。
イースト菌宿主細胞において用いられる複製起点の例は、2ミクロン複製起点、ARS1、ARS4、ARS1とCEN3との組み合わせ、および、ARS4とCEN6との組み合わせである。
糸状真菌細胞において有用な複製起点の例は、AMA1およびANS1(Gems et al.,1991,Gene 98:61−67;Cullen et al.,1987,Nucleic Acids Res.15:9163−9175;国際公開第00/24883号パンフレット)である。AMA1遺伝子の単離およびAMA1遺伝子を含むプラスミドまたはベクターの構築は、国際公開第00/24883号パンフレットに開示されている方法に従って達成可能である。
本発明のポリヌクレオチドの2つ以上のコピーが宿主細胞に挿入されて、変異体の生成が高められてもよい。ポリヌクレオチドのコピーの数は、配列の少なくとも1つの追加のコピーを宿主細胞ゲノムに統合することにより、または、増幅可能な選択マーカー遺伝子をポリヌクレオチドに含めることにより増加させることが可能であり、ここで、選択マーカー遺伝子の増幅されたコピー、従って、ポリヌクレオチドの追加のコピーを含有する細胞は、適切な選択可能な薬剤中で細胞を培養することにより選択可能である。
実質的に純粋な変異体を得るために、上記の要素を連結して本発明の組換え発現ベクターを構築するために用いられる手法は、当業者に周知である(例えば、前述のSambrook et al.,1989を参照のこと)。
宿主細胞
本発明はまた、本発明の変異体の生成をもたらす1つまたは複数(いくつか)の制御配列に作動可能にリンクした本発明のポリヌクレオチドを含む組換え宿主細胞に関する。ポリヌクレオチドを含む構築物もしくはベクターは、構築物もしくはベクターが染色体性組み込み体として、もしくは、既述の自己複製余剰−染色体性ベクターとして維持されるよう宿主細胞に導入される。「宿主細胞」という用語は、複製の最中に生じる突然変異により親細胞と同等ではない親細胞のいずれかの子孫を包含する。宿主細胞の選択は、変異体をコードする遺伝子およびそのソースに大きく依存することとなる。
宿主細胞は、例えば、原核生物または真核生物といった、変異体の組換え生成において有用ないずれかの細胞であり得る。
原核宿主細胞は、グラム陽性またはグラム陰性バクテリアのいずれかであり得る。グラム陽性バクテリアとしては、これらに限定されないが、バチルス属(Bacillus)、クロストリジウム属(Clostridium)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ゲオバチルス属(Geobacillus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、オセアノバチルス属(Oceanobacillus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)およびストレプトマイセス属(Streptomyces)が挙げられる。グラム陰性バクテリアとしては、これらに限定されないが、カムピロバクター属(Campylobacter)、大腸菌(E.coli)、フラボバクテリウム属(Flavobacterium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、ヘリコバクター属(Helicobacter)、イリオバクター属(Ilyobacter)、ネイッセリア属(Neisseria)、シュードモナス属(Pseudomonas)、サルモネラ属(Salmonella)およびウレアプラズマ属(Ureaplasma)が挙げられる。
細菌宿主細胞は、特にこれらに限定されないが、バチルスアルカロフィルス(Bacillus alkalophilus)、バチルスアミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルスブレビス(Bacillus brevis)、バチルスシルクランス(Bacillus circulans)、バチルスクラウシイ(Bacillus clausii)、バチルスコアグランス(Bacillus coagulans)、バシラスフィルムス(Bacillus firmus)、バチルスラウツス(Bacillus lautus)、バチルスレンツス(Bacillus lentus)、バチルスリケニホルミス(Bacillus licheniformis)、バチルスメガテリウム(Bacillus megaterium)、バチルスプミルス(Bacillus pumilus)、バチルスステアロテルモフィルス(Bacillus stearothermophilus)、古草菌(Bacillus subtilis)、およびバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)細胞を含むいずれかのバチルス属(Bacillus)細胞であり得る。
細菌宿主細胞はまた、特にこれらに限定されないが、ストレプトコッカスエクイシミリス(Streptococcus equisimilis)、化膿レンサ球菌(Streptococcus pyogenes)、ストレプトコッカスウベリス(Streptococcus uberis)、およびストレプトコッカスズーエピデミカス(Streptococcus equi subsp.Zooepidemicus)細胞のいずれかのストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞を含むいずれかのストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞であり得る。
細菌宿主細胞はまた、特にこれらに限定されないが、ストレプトマイセスアウロモゲネス(Streptomyces achromogenes)、ストレプトマイセスアベルミチリス(Streptomyces avermitilis)、ストレプトマイセスコエリコロル(Streptomyces coelicolor)、ストレプトマイセスグリセウス(Streptomyces griseus)、およびストレプトマイセスリビダンス(Streptomyces lividans)細胞を含むいずれかのストレプトマイセス属(Streptomyces)細胞であり得る。
バチルス属(Bacillus)細胞へのDNAの導入は、例えば、プロトプラスト形質転換により(例えば、Chang and Cohen,1979,Mol.Gen.Genet.168:111−115を参照のこと)、コンピテント細胞を用いることにより(例えば、Young and Spizizen,1961,J.Bacteriol.81:823−829、またはDubnau and Davidoff−Abelson,1971,J.Mol.Biol.56:209−221を参照のこと)、電気穿孔法により(例えば、Shigekawa and Dower,1988,Biotechniques 6:742−751を参照のこと)、または、接合により(例えば、Koehler and Thorne,1987,J.Bacteriol.169:5271−5278を参照のこと)行われ得る。大腸菌(E.coli)細胞へのDNAの導入は、例えば、プロトプラスト形質転換により(例えば、Hanahan,1983,J.Mol.Biol.166:557−580を参照のこと)または電気穿孔法により(例えば、Dower et al.,1988,Nucleic Acids Res.16:6127−6145を参照のこと)行われ得る。ストレプトマイセス属(Streptomyces)細胞へのDNAの導入は、例えば、プロトプラスト形質転換および電気穿孔法により(例えば、Gong et al.,2004,Folia Microbiol.(Praha)49:399−405を参照のこと)、接合により(例えば、Mazodier et al.,1989,J.Bacteriol.171:3583−3585を参照のこと)、または、形質導入により(例えば、Burke et al.,2001,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 98:6289−6294を参照のこと)行われ得る。シュードモナス属(Pseudomonas)細胞へのDNAの導入は、例えば、電気穿孔法により(例えば、Choi et al.,2006,J.Microbiol.Methods 64:391−397を参照のこと)、または、接合により(例えば、Pinedo and Smets,2005,Appl.Environ.Microbiol.71:51−57を参照のこと)行われ得る。ストレプトコッカス属(Streptococcus)細胞へのDNAの導入は、例えば、天然コンピテンスにより(例えば、Perry and Kuramitsu,1981,Infect.Immun.32:1295−1297を参照のこと)、プロトプラスト形質転換により(例えば、Catt and Jollick,1991,Microbios 68:189−2070を参照のこと)、電気穿孔法により(例えば、Buckley et al.,1999,Appl.Environ.Microbiol.65:3800−3804を参照のこと)、または、接合により(例えば、Clewell,1981,Microbiol.Rev.45:409−436を参照のこと)行われ得る。しかしながら、DNAを宿主細胞に導入するための技術分野において公知である方法のいずれかを用いることが可能である。
宿主細胞はまた、哺乳類、昆虫、植物または真菌細胞などの真核生物であり得る。
宿主細胞は、真菌細胞であり得る。本明細書において用いられるところ、「真菌」は、子嚢菌門(Ascomycota)、担子菌門(Basidiomycota)、ツボカビ門(Chytridiomycota)および接合菌門(Zygomycota)、ならびに、卵菌門(Oomycota)およびすべての栄養胞子形成真菌を含む(Hawksworth et al.,In,Ainsworth and Bisby’s Dictionary of The Fungi,8th edition,1995,CAB International,University Press,Cambridge,UKに定義されているとおり)。
真菌宿主細胞はイースト菌細胞であり得る。本明細書において用いられるところ、「イースト菌」は、子嚢菌酵母(エンドミセス目(Endomycetales))、担子菌イースト菌を含み、イースト菌は、不完全菌類(不完全酵母菌類(Blastomycetes))に属する。イースト菌の分類は将来において変更される可能性があるため、本発明の目的について、イースト菌は、Biology and Activities of Yeast(Skinner,F.A.,Passmore,S.M.,and Davenport,R.R.,eds,Soc.App.Bacteriol.Symposium Series No.9,1980)に記載されているとおりに定義されるものとする。
イースト菌宿主細胞は、クルイベロマイセスラクティス(Kluyveromyces lactis)、サッカロマイセスカルスベルゲンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロマイセスジアスタチクス(Saccharomyces diastaticus)、サッカロマイセスドウグラシイ(Saccharomyces douglasii)、サッカロマイセスクルイベリ(Saccharomyces kluyveri)、サッカロマイセスノルベンシス(Saccharomyces norbensis)、サッカロマイセスオビホルミス(Saccharomyces oviformis)またはヤロウイアリポリチカ(Yarrowia lipolytica)細胞などのカンジダ属(Candida)、ハンセヌラ属(Hansenula)、クルイベロマイセス属(Kluyveromyces)、ピチア属(Pichia)、サッカロマイセス属(Saccharomyces)、シゾサッカロマイセス属(Schizosaccharomyces)またはヤロウイア属(Yarrowia)細胞であり得る。
真菌宿主細胞は糸状真菌細胞であり得る。「糸状菌」は、真菌植物門(Eumycota)および卵菌門(Oomycota)亜門(前述のHawksworth et al.,1995で定義されているとおり)のすべてのフィラメント形を含む。糸状菌は、一般に、キチン、セルロース、グルカン、キトサン、マンナンおよび他の複雑な多糖類から組成される菌糸体壁によって特徴付けられる。栄養成長は菌糸の伸展によるものであり、および、炭素異化は絶対好気性である。対照的に、サッカロマイセスセレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)などのイースト菌による栄養成長は単細胞葉状体の出芽によるものであり、および、炭素異化は発酵性であり得る。
糸状真菌宿主細胞は、アクレモニウム属(Acremonium)、アスペルギルス属(Aspergillus)、アウレオバシジウム属(Aureobasidium)、ブエルカンデラ属(Bjerkandera)、セリポリオプシス属(Ceriporiopsis)、クリソスポリウム属(Chrysosporium)、コプリヌス属(Coprinus)、コリオルス属(Coriolus)、クリプトコッカス属(Cryptococcus)、フィリバシジウム属(Filibasidium)、フザリウム属(Fusarium)、フミコラ属(Humicola)、マグナポルテ属(Magnaporthe)、ムコール属(Mucor)、ミセリオフトラ属(Myceliophthora)、ネオカリマスチクス属(Neocallimastix)、ニューロスポラ属(Neurospora)、パエシロマイセス属(Paecilomyces)、ペニシリウム属(Penicillium)、ファネロケーテ属(Phanerochaete)、フレビア属(Phlebia)、ピロマイセス属(Piromyces)、プレウロツス属(Pleurotus)、シゾフィルム属(Schizophyllum)、タラロマイセス属(Talaromyces)、テルモアスクス属(Thermoascus)、チエラビア属(Thielavia)、トリポクラジウム属(Tolypocladium)、トラメテス属(Trametes)またはトリコデルマ属(Trichoderma)細胞であり得る。
例えば、糸状真菌宿主細胞は、アスペルギルスアワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルスフォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルスフミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルスジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)、ヤケイロタケ(Bjerkandera adusta)、セリポリオプシスアネイリナ(Ceriporiopsis aneirina)、セリポリオプシスカレギエア(Ceriporiopsis caregiea)、セリポリオプシスギルベスセンス(Ceriporiopsis gilvescens)、セリポリオプシスパンノシンタ(Ceriporiopsis pannocinta)、セリポリオプシスリブロサ(Ceriporiopsis rivulosa)、セリポリオプシススブルファ(Ceriporiopsis subrufa)、セリポリオプシススブベルミスポラ(Ceriporiopsis subvermispora)、クリソスポリウムイノプス(Chrysosporium inops)、クリソスポリウムケラチノフィルム(Chrysosporium keratinophilum)、クリソスポリウムルクノウェンス(Chrysosporium lucknowense)、クリソスポリウムメルダリウム(Chrysosporium merdarium)、クリソスポリウムパンニコラ(Chrysosporium pannicola)、クリソスポリウムクイーンスランジクム(Chrysosporium queenslandicum)、クリソスポリウムトロピクム(Chrysosporium tropicum)、クリソスポリウムゾナツム(Chrysosporium zonatum)、コプリヌスシネレウス(Coprinus cinereus)、クリオルスヒルスツス(Coriolus hirsutus)、フザリウムバクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウムセレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウムクロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウムクルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウムグラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウムヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウムネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウムレチクランツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウムサムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウムサルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウムスポロトリキオイデス(Fusarium sporotrichioides)、フザリウムスルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウムトルロスム(Fusarium torulosum)、フザリウムトリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)、フザリウムベネナツム(Fusarium venenatum)、フミコラインソレンス(Humicola insolens)、フミコララヌギノサ(Humicola lanuginosa)、ムコールミエヘイ(Mucor miehei)、ミセリオフトラテルモフィラ(Myceliophthora thermophila)、ニューロスポラクラッサ(Neurospora crassa)、ペニシリウムプルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum)、ファネロケーテクリソスポリウム(Phanerochaete chrysosporium)、フレビアラジアタ(Phlebia radiata)、プレウロツスエリンギイ(Pleurotus eryngii)、チエラビアテルレストリス(Thielavia terrestris)、トラメテスビロサ(Trametes villosa)、トラメテスベルシコロル(Trametes versicolor)、トリコデルマハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマコニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)またはトリコデルマビリデ(Trichoderma viride)細胞であり得る。
真菌細胞は、それ自体公知の様式でのプロトプラスト形成、プロトプラストの形質転換、および、細胞壁の再生を含むプロセスにより形質転換され得る。アスペルギルス属(Aspergillus)およびトリコデルマ属(Trichoderma)宿主細胞の形質転換に好適な手法は、欧州特許第238023号明細書およびYelton et al.,1984,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 81:1470−1474に記載されている。フザリウム属(Fusarium)種の形質転換に好適な方法は、Malardier et al.,1989,Gene 78:147−156および国際公開第96/00787号パンフレットに記載されている。イースト菌は、Becker and Guarente,In Abelson,J.N.and Simon,M.I.,editors,Guide to Yeast Genetics and Molecular Biology,Methods in Enzymology,Volume 194,pp 182−187,Academic Press,Inc.,New York;Ito et al.,1983,J.Bacteriol.153:163;および、Hinnen et al.,1978,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 75:1920に記載の手法を用いて形質転換され得る。
生成方法
本発明はまた:(a)本発明の宿主細胞を変異体の発現に好適な条件下で培養するステップ;および、(b)変異体を回収するステップを含む変異体を生成する方法に関する。
宿主細胞は、技術分野において公知である方法を用いて変異体の生成に好適な栄養培地中で培養される。例えば、細胞は、好適な培地中ならびにポリペプチドの発現および/または単離が許容される条件下で行われる、振盪フラスコ培養により、または、実験用もしくは産業用発酵槽における小規模もしくは大規模発酵(連続式、バッチ式、フェドバッチ式または固体状発酵を含む)により培養され得る。培養は、炭素および窒素源および無機塩を含む好適な栄養培地において、技術分野において公知である手法を用いて行われる。好適な媒体は、商業的な供給者から入手可能であるか、または、公開された組成に従って調製され得る(例えば、American Type Culture Collectionのカタログ)。変異体が栄養培地に分泌される場合、変異体は培地から直接回収可能である。変異体が分泌されない場合、細胞ライセートから回収可能である。
変異体は、変異体に特異的な技術分野において公知である方法を用いて検出され得る。これらの検出方法は、特定の抗体の使用、酵素産生物の形成、または、酵素基質の消失を含み得る。例えば、酵素アッセイを用いて変異体の活性を判定してもよい。
変異体は技術分野において公知である方法により回収され得る。例えば、変異体は、特にこれらに限定されないが、収集、遠心分離、ろ過、抽出、噴霧乾燥、蒸発または沈殿を含む従来の手法により栄養培地から回収され得る。
変異体は、実質的に純粋な変異体を得るために、特にこれらに限定されないが、クロマトグラフィ(例えば、イオン交換、親和性、疎水性、クロマトフォーカシングおよびサイズ排除)、電気泳動的手法(例えば、分取等電点電気泳動)、較差溶解度(例えば、硫酸アンモニウム沈殿)、SDS−PAGE、または、抽出(例えば、Protein Purification,J.−C.Janson and Lars Ryden,editors,VCH Publishers,New York,1989を参照のこと)を含む技術分野において公知である多様な手法によって精製され得る。
代替的な態様においては、変異体は回収されず、変異体を発現する本発明の宿主細胞が変異体のソースとして用いられ得る。
組成物
本発明はまた、本発明の変異体を含む組成物に関する。好ましくは、組成物は、このような変異体が富化されている。「富化」という用語は、組成物のα−アミラーゼ活性が、例えば1.1の富化因子で高められることを意味する。
組成物は、主な酵素成分として変異体を含み得る例えば単成分組成物である。または、組成物は、アミノペプチダーゼ、アミラーゼ、カルボヒドラーゼ、カルボキシペプチダーゼ、カタラーゼ、セルラーゼ、キチナーゼ、クチナーゼ、シクロデキストリングリコシルトランスフェラーゼ、デオキシリボヌクレアーゼ、エステラーゼ、α−ガラクトシダーゼ、β−ガラクトシダーゼ、グルコアミラーゼ、α−グルコシダーゼ、β−グルコシダーゼ、ハロペルオキシダーゼ、インベルターゼ、ラッカーゼ、リパーゼ、マンノシダーゼ、オキシダーゼ、ペクチン分解性酵素、ペプチドグルタミナーゼ、ペルオキシダーゼ、フィターゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、タンパク質分解性酵素、リボヌクレアーゼ、トランスグルタミナーゼまたはキシラナーゼなどの複数の酵素活性を含み得る。追加の酵素が、例えば、アスペルギルスアクレアツス(Aspergillus aculeatus)、アスペルギルスアワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルスフォエティダス(Aspergillus foetidus)、アスペルギルスフミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルスジャポニクス(Aspergillus japonicus)、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペルギルスニガー(Aspergillus niger)またはアスペルギルスオリゼー(Aspergillus oryzae)といったアスペルギルス属(Aspergillus);例えば、フザリウムバクテリジオイデス(Fusarium bactridioides)、フザリウムセレアリス(Fusarium cerealis)、フザリウムクロークウェレンス(Fusarium crookwellense)、フザリウムクルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウム グラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウムグラミヌム(Fusarium graminum)、フザリウムヘテロスポルム(Fusarium heterosporum)、フザリウムネグンディ(Fusarium negundi)、フザリウム オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウムレチクランツム(Fusarium reticulatum)、フザリウム ロゼウム(Fusarium roseum)、フザリウムサムブシヌム(Fusarium sambucinum)、フザリウムサルコクロウム(Fusarium sarcochroum)、フザリウムスルフレウム(Fusarium sulphureum)、フザリウムトルロセウム(Fusarium toruloseum)、フザリウムトリコテシオイデス(Fusarium trichothecioides)もしくはフザリウムベネナツム(Fusarium venenatum)といったフザリウム属(Fusarium);フミコラ属(Humicola)、例えば、フミコラインソレンス(Humicola insolens)もしくはフミコララヌギノサ(Humicola lanuginosa);または、例えば、トリコデルマハルジアヌム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマコニンギイ(Trichoderma koningii)、トリコデルマロンギブラキアツム(Trichoderma longibrachiatum)、トリコデルマレエセイ(Trichoderma reesei)またはトリコデルマビリデ(Trichoderma viride)といったトリコデルマ属(Trichoderma)に属する微生物によって例えば生成され得る。
組成物は、技術分野において公知である方法に従って調製され得、また、液体または乾燥組成物の形態であり得る。例えば、組成物は、粒質物または微粒剤の形態であり得る。変異体は、技術分野において公知である方法に従って安定化され得る。
本発明によれば、上記のα−アミラーゼ変異体は、典型的には、例えばランドリー洗剤組成物または皿洗い洗剤組成物といった洗剤組成物などのクリーニング組成物中の成分であり得る。液体ランドリー洗剤組成物が特に好ましい。
このようなクリーニング組成物は、クリーニング/洗剤補助剤、好ましくは成分の混合物を含む。典型的には、クリーニング補助剤は、0.001〜99.9重量%、さらに典型的には0.01〜80重量%の量のクリーニング補助剤で組成物中に存在するであろう。
他の好ましい態様において、組成物は、半極性および/またはアニオン性および/またはカチオン性および/または両性イオン性および/または両性および/または半極性ノニオン性および/またはこれらの混合物を含むノニオン性であり得る1種または複数種の界面活性剤を含む。界面活性剤は、典型的には、組成物の0.1%〜60重量%または0.5〜50重量%または1〜40重量%のレベルで存在する。
使用
本発明はまた、α−アミラーゼ変異体の使用方法に関する。
本発明のα−アミラーゼ変異体は、低温で、洗剤組成物、ランドリーの洗濯、皿洗いおよび/またはクリーニングプロセスにおいて有用である。
α−アミラーゼ活性判定用のpNP−G7アッセイ
α−アミラーゼ活性は、G7−pNP基質を利用する方法により判定し得る。G7−pNPは、α−アミラーゼなどのエンド−アミラーゼにより切断されることが可能であるブロックオリゴ糖(blocked oligosaccharide)である4,6−エチリデン(G7)−p−ニトロフェニル(G1)−α,D−マルトヘプタオシドに対する略記である。切断の後、キット中のα−グルコシダーゼが加水分解された基質をさらに消化して、黄色の遊離pNP分子を遊離させ、これにより、λ=405nm(400〜420nm)での可視分光法による計測が可能である。G7−pNP基質およびα−グルコシダーゼを含有するキットは、Roche/Hitachi(カタログ番号11876473)により製造されている。
試薬:
このキットのG7−pNP基質は、22mMの4,6−エチリデン−G7−pNPおよび52.4mM HEPES(2−[4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル]−エタンスルホン酸)、pH7.0)を含有する。
α−グルコシダーゼ試薬は、52.4mMのHEPES、87mMのNaCl、12.6mMのMgCl2、0.075mMのCaCl2、≧4kU/Lのα−グルコシダーゼ)を含有する。
基質処理溶液は、1mLのα−グルコシダーゼ試薬を0.2mLのG7−pNP基質と混合することにより形成される。この基質処理溶液は、使用直前に形成される。
希釈緩衝剤:50mMのMOPS、0.05%(w/v)のTriton X100(ポリエチレングリコールp−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェニルエーテル(C1422O(C24O)n(n=9〜10)))、1mMのCaCl2、pH8.0。
手法:
分析されるアミラーゼサンプルを希釈緩衝剤中に希釈して、確実に希釈サンプル中のpHを7とした。アッセイを、20μlの希釈酵素サンプルを96ウェルマイクロタイタープレートに移し、80μlの基質処理溶液を添加することにより行った。溶液を混合し、室温で1分プレインキュベートし、OD405nmで5分間にわたって20秒毎に吸収を計測する。
時間依存吸収曲線の傾斜(吸光度/分)は、所与の一連の条件下で、対象のα−アミラーゼの特異活性(活性/mg酵素)と直接的に比例する。アミラーゼサンプルは、傾斜が0.4吸光度単位/分未満であるレベルまで希釈するべきである。
ランドリー用自動機械式応力アッセイ(AMSA)
ランドリーにおける洗浄性能を評価するために、自動機械式応力アッセイ(AMSA)を用いて洗濯実験を実施する。AMSAでは、大量の小容量酵素−洗剤溶液の洗浄性能を試験可能である。AMSAプレートは、テスト溶液用の多数のスロットと、洗浄されるランドリーサンプルである生地をすべてのスロット開口部に対してしっかりと押し込む蓋とを有する。洗浄時間の間、プレート、テスト溶液、生地および蓋を激しく振盪してテスト溶液と生地とを接触させ、規則正しい周期的な振動で機械的応力を加える。さらなる説明については、国際公開第02/42740号パンフレット、特に第23〜24頁の段落「Special method embodiments」を参照のこと。
一般的な洗浄性能の説明
水(10°dH)、洗剤(例えば、以下に記載の欧州製の液体洗剤5.1g/L)および本発明の酵素(例えば0、0.8および/または1.2mg酵素タンパク質/Lの濃度)を含むテスト溶液を調製する。デンプン(例えば、Center For Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT,Vlaardingen,The Netherlands製のCS−28)で汚れた布地を加え、および、20℃で20分間洗浄した。水道からの流水で完全にすすぎ、暗中で乾燥させた後、洗浄性能の尺度として、汚れた布地の光強度または反射率値をその後に計測する。0mg酵素タンパク質/Lでのテストをブランクとして用いてΔレミッション値を得た。洗浄ステップの最中には、例えば洗浄溶液を布地と振盪、回転または攪拌する形態で機械的作用が加えられることが好ましい。
AMSA洗浄性能実験を以下に特定した実験条件下で実施した。
Figure 0006204352
アミラーゼ希釈緩衝剤:アミラーゼは、保管中のアミラーゼを安定化させる低濃度のカルシウム(0.1mM)、ならびに、容器およびピペットに酵素タンパク質が吸着する恐れを低減させる0.01%Triton X−100を含む超純水(MilliQ水)で希釈した。
CaCl2、MgCl2およびNaHCO3(Ca2+:Mg2+:HCO3 -=3:1:4.5)をテスト系に添加することにより水硬度を10°dHに調節した。洗浄した後、生地を水道水ですすぎ、乾燥させた。
洗浄性能は、洗浄した生地の色の輝度として計測される。輝度はまた、白色の光を照射した際のサンプルからの反射光の強度として表されることが可能である。サンプルが汚れている場合、きれいなサンプルのものよりも反射光の強度は低い。従って、反射光の強度を用いて洗浄性能を計測することが可能である。
色の計測は、洗浄した生地のイメージを撮像するために用いられるプロ用の平面スキャナ(Kodak iQsmart,Kodak,Midtager 29,DK−2605 Brondby,Denmark)で行われる。
スキャンしたイメージからの光強度の値を抽出するために、イメージからの24ビットピクセル値をレッド、グリーンおよびブルー(RGB)の値に変換する。強度値(Int)は、RGB値をベクターとして一緒に加算し、次いで、得られるベクターの長さから算出される。
Figure 0006204352
生地:生地サンプルCS−28(綿上の米デンプン)は、Center For Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT Vlaardingen,the Netherlandsから入手される。
異なる変異体のAMSAランドリーテストの結果が表3に示されている。結果において、指数は100である。親α−アミラーゼの性能結果が100の値とされ、変異体の結果がこの値と比較される。
AMSA洗浄性能
変異体および対応する親α−アミラーゼの洗浄性能を、方法の項において記載のとおり、AMSA−試験法によりテストした。結果は、(変異体の性能からブランクの性能を減じた差)を(親の性能からブランクの性能を減じた差)で除した商に100を乗じた積としてもたらされ、ここで、ブランクは、同一の条件ではあるが、α−アミラーゼの不在下で洗浄したことにより得られる性能である。最後に、2つの濃度(0.8および1.2Mg/L)での相対的な性能の平均を算出した。結果が表3に示されている。
Terg−O−tometer(TOM)洗浄アッセイ
Tergo−To−meter(TOM)は、12種の異なる洗浄条件を同時にテストするために適用可能であるミディアムスケールモデル洗浄系である。TOMは、基本的に、最大で12個の開口した金属製ビーカが中に浸漬される大型の温調水浴である。各ビーカは1つの小型の縦型洗濯機を構成しており、実験の最中には、これらの各々に、性能がテストされる、特定の洗剤/酵素系の溶液、ならびに、汚染された布地および汚染されていない布地が入れられることとなる。機械的応力は、各ビーカ内の液体を撹拌する、回転する攪拌アームによって達成される。TOMビーカは蓋を有していないため、TOM実験の最中にサンプルを取り出して、洗浄の最中にオンラインの情報についてアッセイすることが可能である。
TOMモデル洗浄系は主に、USまたはLA/AP洗浄条件での洗剤および酵素のミディアムスケールテストにおいて用いられる。TOM実験において、バラスト対汚染物比および布地対洗浄液比などの因子は変更することが可能である。従って、TOMは、AMSAおよび小型洗浄などの小規模実験と、縦型洗濯機におけるより長時間が必要とされるフルスケール実験との間のリンクを提供する。
器具:500または1200mLの洗剤溶液容量を有する12個のスチール製ビーカおよびビーカ当たり1本の回転アームでの水浴。5〜80℃の温度範囲。水浴は、脱イオン水で満たされていなければならない。回転速度は、70〜120rpm/分以下で設定可能である。
TOM洗浄性能
CaCl2、MgCl2およびNAHCO3の添加により、以下に記載の強度に水硬度を調節した。洗浄溶液を、以下に記載のとおり、バケツ中に、所望の量の洗剤、温度および水硬度で調製した。洗剤を10分間の磁気攪拌の最中に溶解させた。(洗浄溶液は、調製後30〜60分以内に用いた)。
Terg−O−Tometer中の水浴中の温度および回転(rpm)は、以下の設定に従って設定した。設定に従って温度を調節した場合(許容誤差は+/−0.5℃)、洗浄溶液は以下に記載した量に従ってTOMビーカに添加した。
ビーカ中での撹拌は120rpmであった。2枚の米デンプン布きれ(CS−28)および汚染物バラストをビーカの各々に加え、以下に明記した時間に従って洗浄を行った。布きれを5分間冷たい水道水中ですすいだ。布きれを一晩暗中で乾燥させた。
生地:生地サンプルCS−28(綿上の米デンプン)は、Center for Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT Vlaardingen,the Netherlandsから入手した。
汚染物バラスト:綿/ポリエステル上の汚染物バラスト米デンプン(EMPA162)は、Center for Testmaterials BV,P.O.Box 120,3133 KT Vlaardingen,the Netherlandsから入手した。Bistroグレービー(063KC)、Frijチョコレートミルクシェーク、Heinz スパゲティー(113KC)、Herseysダブルチョコレートは、Warwick Equest Ltd,Unit 55,Consett Business Park,Consett,County Durham,DH8 6BN UKから入手した。
異なる変異体のTOM洗浄テストの結果が表3に示されている。結果において、指数は100である。親α−アミラーゼ(配列番号7)の性能結果が100の値とされ、変異体の結果がこの値と比較される。
Figure 0006204352
Figure 0006204352
洗浄性能を、レミッション値で表した洗浄した生地の色の輝度として計測した。レミッション計測は、Macbeth 7000 Color Eye分光測光計を用いて行った。乾燥した布きれの各々を計測した。バックグラウンドからの干渉の恐れがあるため、レミッションの計測中は、4層の布地の上に布きれを置いた。レミッションは460nmで計測した。UVフィルタは用いなかった。布きれに対するレミッションの平均結果を算出した。
実施例1
欧州(EU)(実施例1A)および北米(実施例1B)(US)液体洗剤におけるα−アミラーゼの洗浄性能
テストした変異体および対応する親α−アミラーゼ(配列番号7)の洗浄性能を上記の通りテストした。結果は、(変異体の性能からブランクの性能を減じた差)を(親の性能からブランクの性能を減じた差)で除した商に100を乗じた積として得られ;ここで、ブランクは、同一の条件ではあるが、α−アミラーゼの不在下で洗浄したことにより得られる性能である。
実施例1A:欧州重質液体ランドリー洗剤組成物
Figure 0006204352
実施例1B:北米重質液体ランドリー洗剤組成物
Figure 0006204352
Figure 0006204352
Figure 0006204352
洗浄性能テスト結果は、テスト温度では対応する親分子(配列番号7)に対して、変異体の性能が向上していることを明らかに実証している。
実施例2
液体洗剤中のアミラーゼ変異体のフルスケール洗濯機性能評価。
I.洗剤テスト組成物の調製
この実験においては、4種のテスト組成物を、液体洗剤実施例1Aに基づいて調製した。洗剤基剤は実施例1Aから調製し、酵素は含有させず、pH8.2に仕上げた。
以下の4種の洗剤配合物を調製した。
Figure 0006204352
II.テスト布地
3種のアミラーゼ感受性汚れ;CS−28米デンプン、PCS−28米デンプンおよびCS−29タピオカデンプン(Centre For Test materials,Netherlands製)を5cm×5cmで、20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。2種のアミラーゼ感受性汚れ;BBQソースおよびFrijjチョコレートミルクシェークを直径2.5cmで、20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。8回の反復(4種の異なる機械で2回の反復)をテスト配合物の各々について用いた。
Figure 0006204352
III.テスト洗浄手法
この方法では、Western Europe Hotpoint洗濯機、モデルAquarius WF541が用いられる。上記のテスト配合物を用いて、上記のとおり混合汚染物および清浄なバラスト負荷を加えて、アミラーゼ感受性汚れを洗浄した。
洗濯機に、6g/Lのテスト配合物、13Lの10°クラーク硬度の水、ならびに、テスト布地およびバラストを入れ、15℃で、1時間15分間かかる急速綿洗浄サイクルで洗浄を行った。洗浄の後、テスト布地を屋内で干して乾燥させた。
洗浄プロセスをさらに3回の洗浄サイクルで繰り返した。
汚れ除去指数(SRI)(未洗浄対洗浄済L***値を比較することにより計測)を、次いで、洗剤組成物の汚れ除去性能を定量化するために計測した。
性能指数もまた、(実施例Cまたは実施例Dの性能から比較例Aの性能を減じた差)を(比較例Bの性能から比較例Aの性能を減じた差)で除した商に100を乗じた積を算出することにより計測した。
IV.サンプルの比較
Figure 0006204352
Figure 0006204352
実施例Aの組成物(酵素は存在せず)で洗浄したサンプルを、実施例B(Natalaseを含有する)、CおよびD(それぞれ、変異体1および2を含有する)と比較すると、汚れ除去性能が、アミラーゼ酵素の追加によって向上することが明らかである。
基準としての実施例A(無酵素)に従って、実施例Bの組成物(Natalaseを含有する)で洗浄したサンプルを、実施例CおよびD(それぞれ、変異体1および2を含有する)と比較することにより、本発明の変異体1および2の両方が、Natalase(登録商標)よりも顕著に高いレベルで汚れの除去を達成することが可能であることが明らかである。
実施例3
液体洗剤におけるアミラーゼ変異体のフルスケール洗濯機性能評価。
I.洗剤テスト組成物の調製
この実験においては、4種のテスト組成物を、上記の液体洗剤実施例1Bに基づいて調製した。洗剤基剤は実施例1Bから調製し、酵素は含有させず、pH8.2に仕上げた。
以下の4種の配合物を調製した。
Figure 0006204352
II.テスト布地
3種のアミラーゼ感受性汚れ;PCS−28米デンプン、PS−28米デンプンおよびCS−26コーンスターチ5cm×5cm(Centre For Test materials,Netherlands製)を、20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。2種のアミラーゼ感受性汚れ;BBQソースおよびチョコレートプディングベビーフードを直径2.5cmで20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。8回の反復(4種の異なる機械で2回の反復)をテスト配合物の各々について用いた。
Figure 0006204352
III.テスト洗浄法
この方法では、北米Kenmore洗濯機モデル600シリーズが用いられる。上記のテスト配合物を用いて、上記のとおり混合汚染物および清浄なバラスト負荷を加えて、アミラーゼ感受性汚れを洗浄した。
洗濯機に、0.78g/Lのテスト配合物、64Lの水(6°クラーク水硬度)、ならびに、テスト布地およびバラストを入れ、15℃で、12分間の強洗浄と1回のすすぎで洗浄を行った。洗浄の後、テスト布地を屋内で干して乾燥させた。
洗浄プロセスをさらに3回の洗浄サイクルで繰り返した。
汚れ除去指数(未洗浄対洗浄済L***値を比較することにより計測)を、次いで、洗剤組成物の汚れ除去性能を定量化するために計測した。
性能指数もまた、(実施例Cまたは実施例Dの性能から比較例Aの性能を減じた差)を(比較例Bの性能から比較例Aの性能を減じた差)で除した商に100を乗じた積を算出することにより計測した。
IV.サンプルの比較
Figure 0006204352
Figure 0006204352
実施例Aの組成物(酵素は存在せず)で洗浄したサンプルを、実施例B(Natalaseを含有する)、CおよびD(それぞれ、変異体3および4を含有する)と比較することにより、汚れ除去性能が、アミラーゼ酵素の追加によって向上することが明らかである。
基準としての実施例A(無酵素)に従って、実施例Bの組成物(Natalaseを含有する)で洗浄したサンプルを、実施例CおよびD(それぞれ、変異体3および4を含有する)と比較することにより、本発明の変異体3および4の両方が、Natalase(登録商標)よりも顕著に高いレベルで汚れの除去を達成することが可能であることが明らかである。
実施例4
液体洗剤におけるアミラーゼ変異体のフルスケール洗濯機性能評価
I.洗剤テスト組成物の調製
この実験においては、4種のテスト組成物を、以下の液体洗剤配合物4Aに基づいて調製した。洗剤基剤は配合物4Aから調製し、酵素は含有させず、pH8.2に仕上げた。
Figure 0006204352
以下の7種の洗剤配合物を調製した。
Figure 0006204352
II.テスト布地
3種のアミラーゼ感受性汚れ;PCS−28米デンプン、CS−128熟成米デンプンおよびCS−26コーンスターチ(Centre For Test materials,Netherlands製)を5cm×5cmで、20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。2種のアミラーゼ感受性汚れ;チリコンカーンおよびHeinzスパゲティーを直径2.5cmで、20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。8回の反復(4種の異なる機械で2回の反復)をテスト配合物の各々について用いた。
Figure 0006204352
III.テスト洗浄法
この方法では、Western Europe Hotpoint洗濯機、モデルAquarius WF541が用いられる。上記のテスト配合物を用いて、上記のとおり混合汚染物および清浄なバラスト負荷を加えて、アミラーゼ感受性汚れを洗浄した。
洗濯機に、6g/Lのテスト配合物、13Lの10°クラーク硬度の水、ならびに、テスト布地およびバラストを入れ、15℃で、1時間15分間かかる急速綿洗浄サイクルで洗浄を行った。洗浄の後、テスト布地を屋内で干して乾燥させた。
洗浄プロセスをさらに3回の洗浄サイクルで繰り返した。
汚れ除去指数(SRI)(未洗浄対洗浄済L***値を比較することにより計測)を、次いで、洗剤組成物の汚れ除去性能を定量化するために計測した。
性能指数もまた、(実施例C、D、E、FまたはGの性能から比較例Aの性能を減じた差)を(比較例Bの性能から比較例Aの性能を減じた差)で除した商に100を乗じた積を算出することにより計測した。
IV.サンプルの比較
Figure 0006204352
Figure 0006204352
実施例Aの組成物(酵素は存在せず)で洗浄したサンプルを、実施例B(Natalaseを含有する)、C、D、E、FおよびG(それぞれ、変異体5、6、7、8および9を含有する)と比較することにより、汚れ除去性能が、アミラーゼ酵素の追加によって向上することが明らかである。
基準としての実施例A(無酵素)に従って、実施例Bの組成物(Natalaseを含有する)で洗浄したサンプルを、実施例C、D、E、FおよびG(それぞれ、変異体5、6、7、8および9を含有する)と比較することにより、本発明の変異体5、6、7、8および9が、Natalase(登録商標)よりも顕著に高いレベルで汚れの除去を達成することが可能であることが明らかである。
実施例5
液体洗剤におけるアミラーゼ変異体のフルスケール洗濯機性能評価。
I.洗剤テスト組成物の調製
この実験においては、4種のテスト組成物を、液体洗剤配合物5Aに基づいて調製した。洗剤基剤は配合物5Aから調製し、酵素は含有させず、pH8.2に仕上げた。
Figure 0006204352
Figure 0006204352
II.テスト布地
3種のアミラーゼ感受性汚れ;PCS−28米デンプン、PS−28米デンプンおよびCS−29タピオカデンプン(Centre For Test materials,Netherlands製)を5cm×5cmで、20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。1種のアミラーゼ感受性汚れ;Heinzスパゲティーを直径2.5cmで、20cm×20cmの白色の綿メリヤス(Warwick Equest,Durham,United Kingdom製)に付着させた。1種のアミラーゼ感受性汚れ;グレービーを直径2.5cmで25cm×24cm白色の綿メリヤス(Accurate Product Development,Fairfield,Ohio,USA製)に付着させた。8回の反復(4種の異なる機械で2回の反復)をテスト配合物の各々について用いた。
Figure 0006204352
III.テスト洗浄法
この方法では、北米Kenmore洗濯機モデル600シリーズが用いられる。上記のテスト配合物を用いて、上記のとおり混合汚染物および清浄なバラスト負荷を加えて、アミラーゼ感受性汚れを洗浄した。
洗濯機に、0.78g/Lのテスト配合物、64Lの水(6°クラーク水硬度)、ならびに、テスト布地およびバラストを入れ、15℃で、12分間の強洗浄と1回のすすぎで洗浄を行った。洗浄の後、テスト布地を屋内で干して乾燥させた。洗浄プロセスをさらに3回の洗浄サイクルで繰り返した。
汚れ除去指数(未洗浄対洗浄済L***値を比較することにより計測)を、次いで、洗剤組成物の汚れ除去性能を定量化するために計測した。
性能指数もまた、(実施例C、D、EまたはFの性能から比較例Aの性能を減じた差)を(比較例Bの性能から比較例Aの性能を減じた差)で除した商に100を乗じた積を算出することにより計測した。
IV.サンプルの比較
Figure 0006204352
Figure 0006204352
実施例Aの組成物(酵素は存在せず)で洗浄したサンプルを、実施例B(Natalaseを含有する)、C、D、EおよびF(それぞれ、変異体7、8、9および10を含有する)と比較することにより、汚れ除去性能が、アミラーゼ酵素の追加によって向上することが明らかである。
基準としての比較例A(無酵素)に従って、実施例Bの組成物(Natalaseを含有する)で洗浄したサンプルを、実施例C、D、EおよびF(それぞれ、変異体7、8、9および10を含有する)と比較することにより、本発明の変異体7、8、9および10が、Natalase(登録商標)よりも顕著に高いレベルで汚れの除去を達成することが可能であることが明らかである。
本明細書に記載され、特許請求されている本発明は、本明細書に開示されている特定の態様によって範囲が限定されるべきではなく、これは、これらの態様は本発明の数々の態様の例示であることが意図されているためである。いずれかの同等の態様は本発明の範囲内であることが意図されている。実際に、本明細書に示され、記載されているものに追加した本発明の種々の改変形態が、前述の記載から当業者には明らかとなるであろう。このような改変形態もまた、添付の特許請求の範囲の範囲内に属することが意図されている。競合する場合には、定義を含む本開示が優先されることとなる。

Claims (22)

  1. 配列番号1の成熟型ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、W284、W439、G476およびG477に対応する2つ以上の位置に置換を含む親α−アミラーゼの単離された変異体であって、前記置換が、G304R、W140YF、W189EGT、D134E、E260GHIKNRTY、W284DFR、W439RG、G476EK及びG477EKMRからなる群から選択され、前記変異体が、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれかの成熟型ポリペプチドに対して少なくとも90%であるが100%未満の配列同一性を有し、および、前記変異体がα−アミラーゼ活性を有する変異体。
  2. G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477からなる群から選択される3つの位置で置換を含む、請求項1に記載の変異体。
  3. G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477からなる群から選択される4つの位置で置換を含む、請求項1又は2に記載の変異体。
  4. G304、W140、E260およびG476からなる群から選択される2、3または4つの位置で置換を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の変異体。
  5. G304R、W140YF、E260GHIKNRTYおよびG476EKからなる群から選択される2、3または4つの位置で置換を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の変異体。
  6. 2、3または4つの位置の前記置換が、G304R、W140Y、E260GおよびG476Kからなる群から選択される、請求項5に記載の変異体。
  7. N195F、V206Y、Y243F、G109A、G273DV、G337N、K72R、R181H、S303GおよびY100Iからなる群から選択される1つまたは複数の置換をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の変異体。
  8. 前記置換の数が、2〜20である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の変異体。
  9. 前記置換の数が、2〜10である、請求項8に記載の変異体。
  10. 前記置換の数が、2、3、4、5、6、7、8、9または10個である、請求項8又は9に記載の変異体。
  11. 前記配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれかの成熟型ポリペプチドに対して、少なくとも90%であるが、100%未満の配列同一性を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の変異体。
  12. W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D134E+G476E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
    N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される配列番号1の前記ポリペプチドの前記位置に対応する位置に置換を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の変異体。
  13. W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D134E+G476E、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
    W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
    N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される配列番号1の前記ポリペプチドの前記位置に対応する位置の置換から構成される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の変異体。
  14. 配列番号1の位置G182*+D183*またはD183*+G184*に対応する位置に欠失をさらに含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の変異体。
  15. D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D183*+G184*+D134E+G476E、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183*+G184*+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    D183*+G184*+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    D183*+G184*+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    D183*+G184*+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    D183*+G184*+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    D183*+G184*+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    D183*+G184*+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
    D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される配列番号1の前記ポリペプチドの前記位置に対応する位置に改変を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の変異体。
  16. D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G477E、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260T+W284D、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+W284D、
    D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260K+W284D、
    D183*+G184*+D134E+G476E、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E、
    D183*+G184*+W140Y+W189G+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+S303G、
    D183*+G184*+W140Y+W189T+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D、
    D183*+G184*+Y100I+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G337N、
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    D183*+G184*+G109A+W140Y+E194D+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    D183*+G184*+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    D183*+G184*+T51I+Y100I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G
    D183*+G184*+T51I+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W439R
    D183*+G184*+T51I+S52Q+N54K+G109A+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G476E
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+G304R+G476K
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284R+G477K
    D183*+G184*+W140Y+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284F+G477R、および
    D183*+G184*+N195F+V206Y+Y243F+E260G+W284D
    からなる群から選択される配列番号1の前記ポリペプチドの前記位置に対応する位置における改変から構成される、請求項1〜15のいずれか一項に記載の変異体。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の変異体をコードする単離されたポリヌクレオチド。
  18. 請求項17に記載のポリヌクレオチドを含む核酸構築物。
  19. 請求項17に記載のポリヌクレオチドを含む発現ベクター。
  20. 請求項17に記載のポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
  21. 親α−アミラーゼの変異体を生成する方法であって、請求項20に記載の宿主細胞を前記変異体の発現に好適な条件下で培養するステップ;および、前記変異体を回収するステップを含む方法。
  22. 親α−アミラーゼの変異体を入手する方法であって、
    前記親α−アミラーゼに、配列番号1の成熟型ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、F262、W284、W347、W439、W469、G476およびG477に対応する2つ以上の位置で置換を導入するステップと、α−アミラーゼ活性を有する前記変異体を回収するステップとを含み、
    ここで前記変異体は、配列番号1の成熟型ポリペプチドの位置G304、W140、W189、D134、E260、W284、W439、G476およびG477に対応する2つ以上の位置に置換を含む親α−アミラーゼの単離された変異体であって、前記置換が、G304R、W140YF、W189EGT、D134E、E260GHIKNRTY、W284DFR、W439RG、G476EK及びG477EKMRからなる群から選択され、前記変異体が、配列番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれかの成熟型ポリペプチドに対して少なくとも90%であるが100%未満の配列同一性を有し、および、前記変異体がα−アミラーゼ活性を有する変異体である、方法。
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