JP6200550B1 - 仮締切方法、仮締切構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】水域の構造物の構築時の施工性や構造物の品質の向上に寄与する仮締切方法等を提供する。【解決手段】井筒状の鋼管矢板4により水域3を締切った後、鋼管矢板4による井筒の内部を水中掘削する。その後、井筒内部にトラス支保工1を設置してドライアップした後構造物の構築を行う。トラス支保工1は、鋼管矢板4による井筒の内周に沿った略ロの字状の環状平面を有し、中央部が開口15となっており、且つ平面においてトラス構造を有する。トラス支保工1は上下複数段に設置され、上下2段のトラス支保工1は、トラス構造によって上下に連結される。【選択図】図4

Description

本発明は、水域の仮締切方法と仮締切構造、及びこれらに用いる支保工と支保工ユニットに関する。
水域に橋脚等の構造物を構築する際、鋼管矢板等の仮締切体を井筒状に打設して水域を締切り、その内部の地盤を所定深度まで掘削してドライアップした後、構造物の構築を行うことがある。仮締切体の内部には支保工を設置し、周囲の水圧に抵抗させる(例えば、特許文献1−3参照)。
この場合、仮締切体の内部の水位を下げながら上段の支保工を設置し、その後、水位を一定に保って所定深度まで地盤の掘削を行い、以下、水位を下げながら順次残りの支保工を設置するといった手順で支保工の設置を行うことが多い。
図23(a)は支保工100の概略を示す図であり、図23(b)は図23(a)を上から見たものである。図23(a)、(b)は全ての支保工100の設置を完了した状態を示している。
図23の例では、鋼管矢板4によって水域3を井筒状に締め切った内部で支保工100が上下複数段に配置され、上下の支保工100が水底の地盤2に下端部を埋入した中間杭110によって支持される。支保工100の平面は、鋼管矢板4による井筒の内周に沿って腹起し101を配置し、対向する位置にある腹起し101の間に切梁102を設けた形となっている。切梁102は縦横に格子状に設けられ、切梁102と腹起し101の接続部には火打ち103が設けられる。
特開平4−155010号公報 特許第2949341号 特許第3051321号
しかしながら、このような支保工100の構造では、切梁102の間隔が狭く大きな開口が無いため、他の作業に支障がでやすい。例えば、構造物の構築時に長い鉄筋の搬入ができず、短い鉄筋を継手で接続することが多くなる。その他、コンクリート打設時の型枠に使用する単管などの材料についても長さを制限する必要がある。また、掘削などの他の作業においても切梁102や火打ち103などが支障となり、作業効率が悪くなる。
また、中間杭110や切梁102等と構造物の鉄筋の干渉が生じやすく、このような箇所では中間杭110や切梁102等の鋼材に穴を空けて鉄筋を通す、あるいは鉄筋を切断し、開口補強等を実施するといったことが必要になるが、どちらの場合もコンクリート充填不足等の構造物の不具合を招く原因となり得る。また、中間杭110が構造物を貫通する箇所では、構造物を箱抜きするなどの措置も必要になる。この箇所については後に断面補修を行うが、耐久性能上の弱点となり得る。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、水域の構造物の構築時の施工性や構造物の品質の向上に寄与する仮締切方法等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、を具備し、前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、前記支保工を上方から支持するための棒状の支持材が前記支保工の外周部に取付けられ、前記支持材は、上方に行くにつれ外側に傾斜するように配置され、上端部で前記仮締切体の上端に保持されることを特徴とする仮締切方法である。
第2の発明は、仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、を具備し、前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、前記支保工は上下複数段に設置され、前記支保工を設置する工程は、下段の支保工を設置した後、その上段の支保工を設置する工程を含むことを特徴とする仮締切方法である。
第3の発明は、仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、を具備し、前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、前記支保工の外周部に、間詰用の充填材を充填するための袋体が設けられ、前記仮締切体の内部に隔壁を形成し、前記仮締切体の内部の地盤を掘削した後、前記隔壁の所定位置を切断して上方の部分を撤去することを特徴とする仮締切方法である。
第4の発明は、仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、を具備し、前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、前記仮締切体の地盤への打設時に用いた導枠を残したまま前記仮締切体の内部の地盤の水中掘削を行った後、掘削底部に底盤を構築し、前記導枠は前記仮締切体の内周に沿った内枠と前記仮締切体の外周に沿った外枠を有し、前記仮締切体の内部に隔壁を形成し、前記仮締切体の内部の地盤を掘削した後、前記隔壁の所定位置を切断して上方の部分を撤去することを特徴とする仮締切方法である。
本発明では、支保工を平面においてトラス構造を有するものとして剛性を高め、仮締切体の内部中央の構造物の構築箇所に大開口を設けることが可能となり、構造物と支保工の干渉が無くなる。また大開口から長尺の鉄筋や大型の型枠等の投入が可能となり投入資材のサイズ制限が小さく、その他大開口を利用して作業環境の大幅な改善がなされるため、作業全般において効率化を図ることができる。結果、構造物の構築時の施工性や構造物の品質が向上し、工期が短縮される。
数の支保工を仮締切体の内部で上下に設置することで、大きな水圧に抵抗することができる。また上下の支保工をトラス構造で連結することで剛性が高くなり、前記のような中間杭が不要となり構造物と中間杭の干渉が生じないので、構造物の施工性が改善され、構造物の品質も向上し耐久性が容易に確保できる。
少なくとも2段の前記支保工をトラス構造によって予め上下に連結した支保工ユニットを下降させ、前記仮締切体の内部に設置することが望ましい。
支保工の設置段数が多い場合でも、予め地上等で組立てた支保工ユニットを一括架設することにより現場作業工数を減らして工期を短縮することができ、高所作業・上下作業による事故リスクも減らすことが出来る。
また、前記支保工の上または下にトラス構造を予め取付けた支保工ユニットを下降させて前記仮締切体の内部に設置し、その後、前記支保工ユニットの当該トラス構造に別の前記支保工を取付けることも望ましい。
この場合も、ユニット化した支保工を用いることで、工期短縮などの効果が得られる。
前記支保工は、平面の一部同士を接合し環状として用いられることも望ましい。
このように、平面において小割した支保工を現場で接合して用いることで、支保工の搬入時などの負担が軽減される。
前記仮締切体の地盤への打設時の導枠を残したまま前記仮締切体の内部の地盤の水中掘削を行った後、掘削底部に底盤を構築する場合、仮締切体の内部の水位低下前に水中掘削を行うことにより、掘削時の仮締切体の変形を抑制でき大掛かりな補強が必要無くなる。そのため、仮締切体の打設時の導枠を補強工に用いて掘削時の大開口化が実現しやすくなり、掘削機との接触による補強工の損傷リスクは低減され、水中掘削が困難となる箇所も無く掘削時の作業効率が向上する。また底盤の構築後は、導枠と底盤とで仮締切体を保持することで変形等を抑制でき、地盤物性のばらつきによって仮締切体の変形が大きくなるリスクも低下する。
前記仮締切体の内部に隔壁を形成し、前記仮締切体の内部の地盤を掘削した後、前記隔壁の所定位置を切断して上方の部分を撤去する場合、隔壁を設けることで仮締切体の安定性が高まる。また隔壁は地盤の掘削前でなく掘削後に切断するので、切断後の隔壁の頭部を掘削時に傷める恐れが無くなり、当該隔壁を構造物の基礎として好適に用いることができる。また隔壁を土中から引き抜く必要が無いので撤去が容易である。
第5の発明は、閉領域を形成し、水域を締切る仮締切体と、前記仮締切体の内部に設置された支保工と、を有し、前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、前記支保工を上方から支持するための棒状の支持材が前記支保工の外周部に取付けられ、前記支持材は、上方に行くにつれ外側に傾斜するように配置され、上端部で前記仮締切体の上端に保持されることを特徴とする仮締切構造である。
前記支保工と、前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有する支保工とが、上下複数段に設置されることが望ましい。また、前記支保工と、前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有する支保工と、を含む少なくとも2段の支保工が、トラス構造によって上下に連結されていることが望ましい。
本発明により、水域の構造物の構築時の施工性や構造物の品質の向上に寄与する仮締切方法等を提供することができる。
水域3の締切等について説明する図 地盤2の掘削等について説明する図 トラス支保工1と支保工ユニット10を示す図 トラス支保工1の設置について説明する図 トラス支保工1の設置および橋脚74等の構築について説明する図 橋脚74等の構築について説明する図 仮締切構造20’を示す図 支保工ユニット10’を示す図 第2の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 支持材7の取付部および支持材受け部4aを示す図 ブラケット8’の設置方法について説明する図 間詰方法について説明する図 トラス支保工1aと支保工ユニット10aを示す図 第3の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 第3の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 第4の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 第4の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 第5の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 第5の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 第6の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 第6の実施形態における支保工の設置手順を説明する図 トラス支保工1の位置合わせ等を示す図 支保工100の概略を示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態に係る仮締切方法の手順について説明する。本実施形態では、まず図1(a)に示すように、仮締切体である鋼管矢板4を水底の地盤2に打設して平面において閉領域を形成し、工事を行う水域3を締切る。鋼管矢板4は図1(b)に示すように井筒状に設けられる。図1(b)は図1(a)を上から見た図である。
この例では、鋼管矢板4による井筒(閉領域)の内部で、鋼管矢板5を水底の地盤2に打設して隔壁を形成している。鋼管矢板5は、鋼管矢板4による井筒の対向する一組の辺同士を接続するように一列に設けられる。必要に応じて、鋼管矢板4、5の鉛直方向の所定区間(例えば後述する頂版コンクリートから敷石層付近までの区間や鋼管矢板4、5の下端部など)において鋼管内に鉄筋を配置しコンクリートを充填するなどして補強を行うことも可能である。また図示は省略するが、隣り合う鋼管矢板4、5同士は継手により接続され、井筒を形成する鋼管矢板4の継手部には止水処理が施される。
鋼管矢板4、5は導枠6を用いて打設される。導枠6は、鋼管矢板4による井筒の外周に沿って配置された外枠6aと、鋼管矢板4による井筒の内周及び鋼管矢板5による隔壁の両側に沿って配置された2つの内枠6bから構成される。各内枠6bの隅部には斜材61が配置される。鋼管矢板4、5の打設後、導枠6は鋼管矢板4、5の頂部に取り付ける。
この後、図2(a)に示すように水位を維持したまま鋼管矢板4による井筒内部の地盤2を所定深度まで水中掘削し、掘削底部に敷石層71および底盤コンクリート72を構築する。水中掘削は浚渫船(不図示)のクレーンにグラブなどの掘削機を設けて行う。鋼管矢板5は、地盤2を掘削して底盤コンクリート72を打設した後に、底盤コンクリート72の上面に当たる位置(所定位置)で切断し、その上方の部分を撤去しておく。
本実施形態では、地盤2の掘削は導枠6を残したまま行い、掘削後、後述する支保工設置時の支障とならないように内枠6bを撤去する。これにより、地盤2の掘削時に、導枠6を、周辺を航行する船舶により生じる航走波等に対し鋼管矢板4の変形等を抑制するための補強工として機能させる。底盤コンクリート72を構築して内枠6bを撤去した後は、外枠6aと底盤コンクリート72とで鋼管矢板4を保持し、鋼管矢板4の変形等を抑制する。
また後述する支保工の設置を行うため、1段目(下から数えた場合の段数をいう。以下同様とする)のブラケット8を形成する。ブラケット8は鋼材によって構成され、図2(b)に示すように、水中溶接等により鋼管矢板4に接合された直線状のブラケット受材81に、略フの字状のブラケット本体82をボルト等(不図示)を用いて取付けることで略直角三角形状に形成される。なお、後述する2段目のブラケット8の形成位置にはブラケット受材81を先付けしておく。
この後支保工の設置を行うが、本実施形態では、支保工として図3(a)に示すトラス支保工1を用いる。トラス支保工1は略ロの字状の環状平面を有し、中央部に大面積の開口15を有する。トラス支保工1の平面は、複数の縦材11および横材12を格子状に組み合わせ、格子内に斜材14を設けたトラス構造を有する。斜材14は開口15の四隅にも設けられる。
本実施形態では、図3(b)に示すようにトラス支保工1を上下2段に組合わせた支保工ユニット10を地上や水上等で予め組立てて製作する。上下2段のトラス支保工1は、複数の鉛直材16及び斜材17によるトラス構造によって連結される。斜材17は隣り合う鉛直材16の間で略X字状に配置される。鉛直材16及び斜材17、および上記の縦材11、横材12、斜材14にはH形鋼などの鋼材が用いられる。
この支保工ユニット10を現場に搬入し、起重機船のクレーン(不図示)等で上方から吊下ろして下降させ、図4(a)に示すように1段目のブラケット8上に設置し、図4(b)に示すように鋼管矢板4による井筒の内周に沿って環状に配置する。図4(b)は図4(a)を上から見たものである。また、トラス支保工1と鋼管矢板4の間にはコンクリートやモルタル等による間詰(不図示)を行う。以下の説明では省略するが、上記の間詰めは後述する各トラス支保工(支保工ユニット)の設置時において行われる。
次に、図5(a)に示すように支保工ユニット10の上方に2段目のブラケット8を形成する。前記したように、この位置にはブラケット受材81が先付けされており、ブラケット本体82をブラケット受材81に取付けることでブラケット8が形成される。
この後、図5(b)に示すように、前記と同様の手順で、2段目のブラケット8上に支保工ユニット10を設置する。これにより、鋼管矢板4による井筒内部に上下4段のトラス支保工1が2つのユニットに分けて設置された仮締切構造20が形成される。なお、図の例では各支保工ユニット10の下段のトラス支保工1をブラケット8に載せて支持しているが、各支保工ユニット10の上段のトラス支保工1に対応する位置にブラケット8を設け、当該ブラケット8による支持をさらに行ってもよい。
こうして仮締切構造20を形成した後、構造物の構築を開始する。本実施形態では構造物として頂版コンクリートの上に橋脚を構築するものとする。そこで、図5(c)に示すように鋼管矢板4による井筒内部の排水を行ってドライアップし、底盤コンクリート72の上に、鉄筋コンクリート製の頂版コンクリート73を構築する。
その後、トラス支保工1の開口15(図3(a)参照)内において、図5(d)に示すように頂版コンクリート73上に鉄筋コンクリート製の橋脚74を構築する。作業の進捗に応じて支保工ユニット10は撤去する。図5(d)は下方の支保工ユニット10を撤去した後の状態を示す。この後、図6(a)に示すように鋼管矢板4の内部に注水を行い、支保工ユニット10や外枠6aを全て撤去する。
以下、鋼管矢板4による井筒内部に土砂の埋戻しを行い、鋼管矢板4を撤去する。鋼管矢板4は、頂版コンクリート73の上面に当たる位置で切断しその上方の部分のみ撤去することで、残りの部分を鋼管矢板5と合わせて橋脚基礎として用いることが可能である。この状態を図6(b)に示す。
以上説明したように、本実施形態では、支保工として平面においてトラス構造を有するトラス支保工1を用いて剛性を高め、鋼管矢板4による井筒の内部中央の橋脚74等の構造物の構築箇所に大開口を設けることが可能となり、構造物とトラス支保工1の干渉が無くなる。また大開口から長尺の鉄筋や大型の型枠等の投入が可能となり投入資材のサイズ制限が小さく、その他大開口を利用して作業環境の大幅な改善がなされるため、作業全般において効率化を図ることができる。結果、水域3の構造物の構築時の施工性や構造物の品質が向上し、工期が短縮される。
また本実施形態では、トラス支保工1を鋼管矢板4による井筒内部で上下複数段に設置することで、大きな水圧に抵抗することができる。また上下2段のトラス支保工1をトラス構造によって上下に連結することで剛性が高くなり、前記のような中間杭が不要となり橋脚74や頂版コンクリート73等の構造物と中間杭の干渉が生じない。結果、構造物の施工性が改善され、コンクリート充填性など構造物の品質も向上し耐久性も容易に確保できる。
また、本実施形態では予めトラス支保工1をトラス構造によって上下に連結した支保工ユニット10を下降させ、鋼管矢板4による井筒内部に設置する。そのため、トラス支保工1の設置段数が多い場合でも、予め地上等で組立てた支保工ユニット10を一括架設することにより、水中の接合作業などを省略し現場作業工数を減らして現場での工期を短縮することができる。また高所作業・上下作業による事故リスクも減らすことが出来る。
さらに、本実施形態では鋼管矢板4による井筒内部の水位低下前に水中掘削を行うことにより、掘削時の鋼管矢板4の変形を抑制でき大掛かりな補強が必要無くなる。そのため、鋼管矢板4、5の打設時の導枠6を補強工に用いて掘削時の大開口化が実現しやすくなり、掘削機との接触による補強工の損傷リスクは低減され、水中掘削が困難となる箇所も無く掘削時の作業効率が向上する。また底盤コンクリート72の構築後は、導枠6のうち外枠6aと底盤コンクリート72とで鋼管矢板4を保持することで変形等を抑制でき、地盤物性のばらつきによって鋼管矢板4の変形が大きくなるリスクも低下する。
また本実施形態では鋼管矢板5による隔壁を設けることで鋼管矢板4による井筒の安定性が高まり、また鋼管矢板5は地盤2の掘削前でなく掘削後に切断するので、切断後の鋼管矢板5の頭部を掘削時に傷める恐れが無くなり、鋼管矢板5を橋脚74等の構造物の基礎として好適に用いることができる。また鋼管矢板5を土中から引き抜く必要が無いので撤去が容易であり、例えばクレーン等で吊上げる際の起重機船の仕様を軽減することが可能となる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、本実施形態ではトラス支保工1の設置後にドライアップを行ったが、全てのトラス支保工1を設置する前に水位の低下を行ってもよい。例えば、水位を所定深さ低下させるごとに上から順にトラス支保工1の設置を行うことも場合によっては可能である。また、本実施形態では導枠6を残したまま地盤2を掘削したが、掘削前に導枠6の外枠6aと内枠6bのいずれかあるいはその両方を撤去することも可能である。さらに場合によっては地盤2の掘削を省略するケースも考えられる。
また、本実施形態では上下のトラス支保工1を鉛直材16及び斜材17によるトラス構造によって連結した支保工ユニット10を施工に用い、上下4段のトラス支保工1を設置したが、これに限ることはない。例えば図7の仮締切構造20’に示すように、複数段のトラス支保工1のそれぞれを、連結すること無く単独で設置することも可能である。この例では、各段のトラス支保工1を順次個別に吊下ろし、各段のトラス支保工1の設置位置において前記と同様に形成したブラケット8でトラス支保工1を支持させることになる。さらに、トラス支保工1の段数も、1または2以上の任意の段数に定めることができる。
また、鋼管矢板4は平面において閉領域を形成していればよく、井筒状に水域3を締切るものに限らない。例えば円筒状に水域3を締切るものであってもよい。この場合、トラス支保工の平面を略円周状の環状平面とすればよい。さらに、鋼管矢板4の代わりに、鋼矢板やその他の部材を仮締切体として用いてもよい。
以下、本発明の別の例について第2〜第6の実施形態として説明する。各実施形態はそれまでに説明した実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また第1の実施形態を含め、各実施形態で説明した構成は必要に応じて組み合わせて用いることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態として、支保工の設置時の水中作業をさらに軽減する仮締切方法について説明する。なお、本実施形態では、図8に示すように鉛直材16及び斜材17の上下に水平材18を設けたトラス構造によって上下のトラス支保工1を連結し、支保工ユニット10’として用いる。水平材18としてはH形鋼などの鋼材が用いられる。また水平材18の平面は矩形枠状である。
本実施形態では、図9(a)に示すように、この支保工ユニット10’に棒状の支持材7を取付けた状態で、支保工ユニット10’を起重機船のクレーン等(不図示)から吊下げて下降させる。支持材7には総ネジの鋼棒が用いられ、下方にゆくにつれ内側へと向かうように傾斜して配置される。支保工ユニット10’の下降時には、支保工ユニット10’の平面における位置決め用のガイド(不図示)なども鋼管矢板4に取り付けて用いられる。
図10(a)、(b)は支持材7の取付部を示す図である。図10(a)は支保工ユニット10’の上部のトラス支保工1の外周部の縦材11(図3(a)参照)の長手方向と直交する断面を示す図であり、図10(b)は当該縦材11の長手方向の断面を示す図である。図10(a)は図10(b)の線B−Bによる断面であり、図10(b)は図10(a)の線A−Aによる断面である。
図に示すように、本実施形態では、支持材7が、支保工ユニット10’の上部のトラス支保工1の外周部の縦材11、および上下のトラス支保工1を連結するトラス構造の水平材18に取付けられる。
支持材7は、上記の縦材11(H形鋼)のウェブおよびウェブの上下に設けたワッシャー111の孔(不図示)に通され、下部のワッシャー111の下面および上部のワッシャー111の上面でナット112が締め込まれる。
支持材7の下端部は縦材11から下方に突出しており、上記の水平材18(H形鋼)のウェブおよびウェブの上下に設けたワッシャー181の孔(不図示)に通され、下部のワッシャー181の下面および上部のワッシャー181の上面でナット182が締め込まれる。縦材11と水平材18の下部のワッシャー111、181の下面、および縦材11と水平材18の上部のワッシャー111、181の上面は支持材7の傾斜と直交する傾斜面となっている。
図10(a)、(b)は、トラス支保工1の外周部の縦材11に支持材7を取付けた取付部であるが、トラス支保工1の外周部の横材12(図3(a)参照)に関しても同様の構成により支持材7の取付が行われる。また、縦材11や横材12、水平材18において、支持材7の取付部の近傍には、H形鋼の両フランジとウェブに接続する補強用のリブ(不図示)なども必要に応じて設けられる。
本実施形態では、支持材7として複数本の鋼棒をカプラー(不図示)等で順次継ぎ足しながら、図9(b)に示すように支保工ユニット10’を所定位置まで下降させる。なお、支保工ユニット10’の位置(高さ)は、支保工ユニット10’に取付けた検尺用のテープ(不図示)や、継ぎ足した鋼棒の長さ、本数などにより把握できる。
支保工ユニット10’が所定位置に配置されると、支持材7の上端部を鋼管矢板4の上端に設けた支持材受け部4aで保持する。図10(c)はこの支持材受け部4aを示す図である。図10(c)に示すように、支持材受け部4aは、渡し鋼材41、高さ調整材42、センターホールジャッキ43等を有する。
渡し鋼材41は隣り合う鋼管矢板4の間に架け渡されたH形鋼であり、鋼管矢板4の間に対応する部分では、上下のフランジに切欠部412が設けられる。支持材7の上端部は隣り合う鋼管矢板4の間に配置され、この切欠部412に通される。
渡し鋼材41の上部のフランジの上には、切欠部412を跨ぐようにワッシャー413が配置される。ワッシャー413は滑止め(不図示)等により当該フランジ上に固定される。ワッシャー413の上面は支持材7の傾斜と直交する傾斜面となっており、当該上面には、センターホールジャッキ43を設置するための台座414が設けられる。なお、渡し鋼材41には、H形鋼の両フランジとウェブに接続する補強用のリブ(不図示)なども必要に応じて設けられる。
高さ調整材42は、渡し鋼材41の高さ調整を行うためのものであり、鋼管矢板4の上端部の側面に取付けられる。高さ調整材42には溝形鋼などが用いられ、渡し鋼材41の下部のフランジを支持するように設けられる。
センターホールジャッキ43は、支持材7による支保工ユニット10’の吊り支持を行うために、支持材7を保持してその緊張力の調整を行うためのものである。支持材7の上端部は、ワッシャー413、台座414、センターホールジャッキ43の孔(不図示)に通され、ジャッキ上面のプレート431にナット432で締結される。
本実施形態では、複数箇所(例えば20箇所程度)から支持材7による支保工ユニット10’の支持が行われる。この際の支持材7の緊張力は管理値を超えないよう適切に管理され、最終的に全ての支持材7で同等となるように調整される。
こうして支保工ユニット10’の設置を行った後、当該支保工ユニット10’の上方で図9(c)に示すようにブラケット8’を設置する。
ブラケット8’の設置方法を示すのが図11である。本実施形態では、図11(a)に示すようにブラケット受材81aを溝形鋼等を用いた長尺のものとし、その下端に前記と同様のブラケット本体82が溶接等により気中で接合されている。ブラケット受材81aは、鋼管矢板4の上端に設けたフック等の引掛部83で仮支持される。
このブラケット8’をワイヤ(不図示)等で吊下げて鋼管矢板4に沿って下降させ、図11(b)に示すようにブラケット本体82を所定位置に配置し、ブラケット受材81aを水上の溶接部84にて鋼管矢板4に溶接して固定する。ブラケット8’の下降時は、ブラケット受材81aの上端の高さを計測しておくことで、当該計測値とブラケット受材81aの部材長からブラケット本体82の位置(高さ)を把握しつつ作業を行うことができる。
こうしてブラケット8’の設置を行った後、新たな支保工ユニット10’を前記と同様に吊下ろして下降させ、図9(d)に示すようにブラケット8’(ブラケット本体82)上に配置する。なお、安全代のため、最上段のトラス支保工1を支持する位置に前記のブラケット8と同様のブラケットを形成することも可能である。
本実施形態では、最後に各段のトラス支保工1と鋼管矢板4の間の間詰めを行う。最上段のトラス支保工1を除き、本実施形態では水中で間詰めを行うことになる。図12(a)は水中における間詰方法について示す図である。本実施形態では、図12(a)の左図に示すように、トラス支保工1の外周部の縦材11のフランジ面にプレキャストブロック31をフック32で引掛けて配置する。プレキャストブロック31は当該縦材11のフランジ面と前記した水平材18のフランジ面に渡って配置され、その前面には上部に開口を有する袋体34が設けられる。右図に示すように袋体34内にモルタルやコンクリート等の充填材33を充填すると、袋体34が鋼管矢板4の形状(円筒状)に密着するように膨らむ。
これにより、図12(b)に示すように、トラス支保工1の外周部の縦材11(および前記した水平材18)と鋼管矢板4の間に間詰めが行われる。トラス支保工1の外周部の横材12についても同様の方法で間詰めが行われ、このような間詰部分がトラス支保工1と鋼管矢板4による井筒との間に複数設けられる。
以上により、上下4段のトラス支保工1が鋼管矢板4による井筒の内周に沿って環状に配置された仮締切構造20”(図9(d)参照)が形成される。支保工の設置前および設置後の作業手順は第1の実施形態と同様であり、本実施形態でも第1の実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では前記した支持材7やブラケット8’の利用により、水中作業の負担を更に減らすことができる利点がある。
なお、間詰めの方法は図12の例に限らず、例えば水中でトラス支保工1の外周部の縦材11あるいは横材12と鋼管矢板4の間に型枠を設置して充填材を充填したり、上記縦材11あるいは横材12に袋体34と同様の袋体を取付け、当該袋体に充填材を充填するようにしてもよい。ただし、前者の方法は型枠の水中設置が必要となり施工性が低く、後者の方法は充填材の充填時に袋体が垂れ下がってうまく充填できない恐れがあり、前記の方法はこれらの問題を解決ないし軽減する点で有利である。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、図13(a)に示すように、前記のトラス支保工1を平面において半割した一対のトラス支保工1aを用い、後述する工程でこれら平面の一部分同士を接合し、略ロの字状の環状平面とする。
各トラス支保工1aは、図13(b)に示すように上部に鉛直材16と斜材17によるトラス構造を取付けて一対の支保工ユニット10aとされる。支保工ユニット10aは予め地上や水上で組立てて製作し、現場に搬入して用いる。
図14、15は第3の実施形態における支保工の設置手順を説明する図である。本実施形態では、支保工の設置時に、まず図14(a)に示すように、水上に作業用の台船9を配置して上記一対の支保工ユニット10aを地組して溶接やボルト等により気中で接合し、第1の実施形態と同様の略ロの字状の環状平面とする。鋼管矢板4の頂部には仮設のブラケット8aを設け、支保工ユニット10aはその上に設置する。ブラケット8aは引掛部(不図示)で鋼管矢板4の頂部に引掛けるなどして設置できる。
また1段目のブラケット8を第1の実施形態と同様に形成するとともに、後述する2〜4段目のブラケット8の形成位置にはブラケット受材81(図2(b)参照)を先付けしておく。
支保工ユニット10aは、例えば鋼管矢板4の頂部に設けたウインチ等の吊下機構(不図示)を用いてワイヤで吊下ろし、図14(b)に示すように1段目のブラケット8の上に設置する。支保工ユニット10aの吊下ろし時には、仮設のブラケット8aを吊下ろしの妨げとならない位置に一旦移動させ、支保工ユニット10aの吊下ろし後、元の位置に戻すようにしておく。
その後、図14(c)に示すように台船9上で一対の支保工ユニット10aを前記と同様に地組して接合する。また、2段目のブラケット8を第1の実施形態と同様にして形成する。
地組した支保工ユニット10aは先程と同様の手順で吊下ろし、図14(d)に示すように2段目のブラケット8の上に設置する。その後、この支保工ユニット10aのトラス支保工1a(別の支保工)を、下方の支保工ユニット10aの鉛直材16の上端部に溶接やボルト等により水中で接合して取付ける。
以下同様の手順で支保工ユニット10aの地組を行って図15(a)に示すように3段目のブラケット8の上に設置し、上記の接合も同様に行う。最後に、図15(b)に示すように最上部の支保工ユニット10aの鉛直材16の上端部にトラス支保工1aを気中で接合し、当該トラス支保工1aを支持する位置に4段目のブラケット8を形成する。これにより、上下4段のトラス支保工1aが鋼管矢板4による井筒の内周に沿って環状に配置された仮締切構造20aが形成される。
支保工の設置前および設置後の作業手順は第1の実施形態と同様であり、本実施形態でも支保工ユニット10aを用いることで第1の実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では平面において小割した支保工ユニット10aを現場で接合して用いるので、個々の支保工ユニット10aが軽量で済み、搬入時の負担が軽減される。なお、本実施形態では第1の実施形態のトラス支保工1を平面において半割した大きさの支保工ユニット10aとしたが、その大きさや分割数はこれに限らず、使用するクレーン等の能力に応じて定めることができる。
[第4の実施形態]
図16、17は第4の実施形態における支保工の設置手順を説明する図である。第4の実施形態でも、図16(a)に示すように、第3の実施形態と同様に一対の支保工ユニット10aを台船9上で地組して接合し、1段目のブラケット8を形成するが、このブラケット8は第3の実施形態よりも高い位置にある。
そのため、第3の実施形態と同様に支保工ユニット10aを吊下ろし、図16(b)に示すように1段目のブラケット8の上に設置すると、当該支保工ユニット10aの鉛直材16等の上端部が水面上に来るようになっている。
この後、図16(c)に示すように一対の支保工ユニット10aを台船9上で新たに地組して接合する。本実施形態では、この時、地組した支保工ユニット10aのトラス支保工1a(別の支保工)を、下方の支保工ユニット10aの鉛直材16の上端部に溶接やボルト等により気中で接合して取付ける。
次に、ブラケット8を取外してその下方に図16(d)に示すようにブラケット8を形成し、前記と同様にして支保工ユニット10aを吊下ろし、図17(a)に示すように当該ブラケット8上に設置する。この時、上方の支保工ユニット10aの鉛直材16等の上端部が水面上に来るので、以下同様の手順で新たな支保工ユニット10aの地組および下方の支保工ユニット10aの鉛直材16との接合、ブラケット8上への設置等を行う。この状態を図17(b)に示す。
この時最上部の支保工ユニット10aの鉛直材16の上端部は水上にあるので、図17(c)に示すように、当該鉛直材16の上端部にトラス支保工1aを気中で接合するとともに、2〜4段目のトラス支保工1aを支持する位置にブラケット8を形成する。これによっても、上下4段のトラス支保工1aが鋼管矢板4による井筒の内周に沿って環状に配置された仮締切構造20aが形成される。
支保工の設置前及び設置後の作業手順は第1の実施形態と同様であり、本実施形態でも支保工ユニット10aを用いることで第3の実施形態と同様の効果が得られる。また本実施形態では全ての接合を気中で行えるので、第3の実施形態と比較して作業が容易になる。
[第5の実施形態]
図18、19は第5の実施形態における支保工の設置手順を説明する図である。第5の実施形態では、図18(a)に示すように、必要な段数分(図の例では4段)のトラス支保工1aを、鉛直材16と斜材17によるトラス構造を用いて上下に連結した支保工ユニット10bを用いる。支保工ユニット10bは予め地上や水上で組立てて製作し、現場に搬入して用いる。
本実施形態では、この支保工ユニット10bを起重機船のクレーン(不図示)等で吊下ろし、図18(b)に示すように鋼管矢板4による井筒内部の所定位置に配置した後、鋼管矢板4の頂部に設けた吊下装置(不図示)からワイヤ等で吊るなどして上から支持する。そして、もう一方の支保工ユニット10bを同様に吊下ろし、図19(a)に示すように先程の支保工ユニット10bの隣に配置し、上記と同様に上から支持する。
この後、これら一対の支保工ユニット10bを溶接やボルト等によって水中で接合し、第1の実施形態と同様の略ロの字状の環状平面とする。そして、図19(b)に示すように鋼管矢板4による井筒内部を排水してドライアップした後、各段のトラス支保工1aを支持する位置にブラケット8を形成する。これにより、上下4段のトラス支保工1aが鋼管矢板4による井筒の内周に沿って環状に配置された仮締切構造20bが形成される。
支保工の設置前および設置後の作業手順は第1の実施形態と同様であり、本実施形態でも支保工ユニット10bを用いることで第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態ではトラス支保工1aを上下4段に連結した支保工ユニット10bとしたが、その段数はこれに限らず、前記と同様、使用するクレーン等の能力に応じて定めることができる。また、トラス支保工1aの平面は第1の実施形態のトラス支保工1を半割したものであるが、これに限らず、縦2つ、横2つの計4分割したものを用い、これらを水中で接合することで第1の実施形態と同様の略ロの字状の環状平面としてもよい。
[第6の実施形態]
図20、21は第6の実施形態における支保工の設置手順を説明する図である。第6の実施形態は、8段のトラス支保工1を配置する例である。
すなわち、第6の実施形態では、まず図20(a)に示すように、1段目のブラケット8を形成した後、起重機船等のクレーン(不図示)からトラス支保工1を吊下ろし、当該ブラケット8上に設置して1段目のトラス支保工1とする。なお、後述する残りの2〜4段目のブラケット8の形成位置にはブラケット受材81(図2(b)参照)を先付けしておく。
次に、図20(b)に示すように2段目のトラス支保工1をクレーン等で同様に吊下ろし、1段目のトラス支保工1の上に設置する。
この後、図20(c)に示すように2段目のブラケット8を第1の実施形態と同様に形成し、トラス支保工1の下方に鉛直材16と斜材17によるトラス構造を設けた支保工ユニット10cをクレーン等で吊下ろす。支保工ユニット10cは予め地上や水上で組立てて製作し、現場に搬入して用いる。
図20(d)に示すように支保工ユニット10cのトラス支保工1を2段目のブラケット8上に設置すると、支保工ユニット10cの鉛直材16の下端部が2段目のトラス支保工1上の所定位置に来るようになっており、この位置で当該鉛直材16の下端部に2段目のトラス支保工1(別の支保工)を接合して取付ける。
次に、支保工ユニット10cのトラス支保工1(3段目のトラス支保工1)の上に、図21(a)に示すように4段目のトラス支保工1をクレーン等で吊下ろして設置する。こうして4段分のトラス支保工1が設置される。
以下同様の手順で、図21(b)に示すように3段目、4段目のブラケット8を形成して新たに4段のトラス支保工1を設置する。これにより、計8段のトラス支保工1が鋼管矢板4による井筒の内周に沿って環状に配置された仮締切構造20cが形成される。
支保工の設置前および設置後の作業手順は第1の実施形態と同様であり、本実施形態でも、支保工ユニット10c等を用いることで第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施形態ではトラス支保工1の上にトラス支保工1を設置するが、この際図22(a)に示すように、下段のトラス支保工1に設けたガイド部材81のガイド板811に、上段のトラス支保工1に設けた突出材82をガイドさせ、両トラス支保工1の位置合わせを行うようにしてもよい。突出材82の先端は上段のトラス支保工1から下方へと突出しており、下段のトラス支保工1のガイド板811は、突出材82の先端形状に合うように配置される。
また本実施形態では支保工ユニット10cの鉛直材16を下段のトラス支保工1に取付けるが、この際も、図22(b)に示すようにトラス支保工1にガイド部材91を設け、このガイド部材91に沿って支保工ユニット10cの鉛直材16を下降させ位置合わせを行ってもよい。図22(b)の例では上方に開口した函体92をトラス支保工1に配置してその内部にガイド部材91を設けており、ガイド部材91に沿って函体92内に支保工ユニット10cの鉛直材16を配置した後、函体92内にモルタル93等の充填を行って鉛直材16を下段のトラス支保工1に固定する。
あるいは、図22(c)に示すように、トラス支保工1の上に受板93を配置し、その上にガイド部材91を設け、ガイド部材91のガイド板911によって鉛直材16をガイドさせてもよい。この例では受板93から上方にネジ94が突出しており、このネジ94を鉛直材16の底端に設けた底板161の孔(不図示)に通してナット95を締込むことで、鉛直材16が下段のトラス支保工1に固定される。
また、図22(d)の例では、トラス支保工1の上に配置した受板98上にガイド部材91a、91bが設けられる。ガイド部材91a、およびガイド部材91bは鉛直材16を挟んだ両側に配置されており、これらのガイド部材91a、91bのガイド板911に沿って支保工ユニット10cの鉛直材16がガイドされる。またこの例では、ピン96を鉛直材16の底端に設けたフランジ162の上に配置し、フランジ162を上から押さえて鉛直材16を下段のトラス支保工1に固定している。このピン96は、両端部が鉛直材16の両側のガイド91bに設けた押さえ板97によって上から押さえられており(図22(d)では手前側の押さえ板97のみ図示している)、鉛直材16の固定時以外は、ガイド91aに設けた切欠き912内に格納されている(図中符号96’参照)。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a;トラス支保工
2;地盤
3;水域
4、5;鋼管矢板
4a;支持材受け部
6;導枠
6a;外枠
6b;内枠
7;支持材
8、8’、8a;ブラケット
9;台船
10、10’、10a、10b、10c;支保工ユニット
11;縦材
12;横材
14、17、61;斜材
15;開口
16;鉛直材
18;水平材
20、20’、20a、20b、20c;仮締切構造
31;プレキャストブロック
32;フック
33;充填材
34;袋体
71;敷石層
72;底盤コンクリート
73;頂版コンクリート
74;橋脚
81、81a;ブラケット受材
82;ブラケット本体
83;引掛部
84;溶接部
100;支保工
101;腹起し
102;切梁
103;火打ち
110;中間杭

Claims (10)

  1. 仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、
    前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、
    を具備し、
    前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、
    前記支保工を上方から支持するための棒状の支持材が前記支保工の外周部に取付けられ、
    前記支持材は、上方に行くにつれ外側に傾斜するように配置され、上端部で前記仮締切体の上端に保持されることを特徴とする仮締切方法。
  2. 仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、
    前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、
    を具備し、
    前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、
    前記支保工は上下複数段に設置され、
    前記支保工を設置する工程は、下段の支保工を設置した後、その上段の支保工を設置する工程を含むことを特徴とする仮締切方法。
  3. 少なくとも2段の前記支保工をトラス構造によって予め上下に連結した支保工ユニットを下降させ、前記仮締切体の内部に設置することを特徴とする請求項に記載の仮締切方法。
  4. 前記支保工の上または下にトラス構造を予め取付けた支保工ユニットを下降させて前記仮締切体の内部に設置し、その後、前記支保工ユニットの当該トラス構造に別の前記支保工を取付けることを特徴とする請求項に記載の仮締切方法。
  5. 前記仮締切体の内部に隔壁を形成し、
    前記仮締切体の内部の地盤を掘削した後、前記隔壁の所定位置を切断して上方の部分を撤去することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の仮締切方法。
  6. 仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、
    前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、
    を具備し、
    前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、
    前記支保工の外周部に、間詰用の充填材を充填するための袋体が設けられ
    前記仮締切体の内部に隔壁を形成し、
    前記仮締切体の内部の地盤を掘削した後、前記隔壁の所定位置を切断して上方の部分を撤去することを特徴とする仮締切方法。
  7. 仮締切体による閉領域によって水域を締切る工程と、
    前記仮締切体の内部に支保工を設置する工程と、
    を具備し、
    前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、
    前記仮締切体の地盤への打設時に用いた導枠を残したまま前記仮締切体の内部の地盤の水中掘削を行った後、掘削底部に底盤を構築し、
    前記導枠は前記仮締切体の内周に沿った内枠と前記仮締切体の外周に沿った外枠を有し、
    前記仮締切体の内部に隔壁を形成し、
    前記仮締切体の内部の地盤を掘削した後、前記隔壁の所定位置を切断して上方の部分を撤去することを特徴とする仮締切方法。
  8. 閉領域を形成し、水域を締切る仮締切体と、
    前記仮締切体の内部に設置された支保工と、
    を有し、
    前記支保工は前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有し、
    前記支保工を上方から支持するための棒状の支持材が前記支保工の外周部に取付けられ、
    前記支持材は、上方に行くにつれ外側に傾斜するように配置され、上端部で前記仮締切体の上端に保持されることを特徴とする仮締切構造。
  9. 前記支保工と、
    前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有する支保工とが、
    上下複数段に設置されることを特徴とする請求項記載の仮締切構造。
  10. 前記支保工と、
    前記仮締切体の内周に沿って環状に配置され中央部が開口となっており、且つ平面においてトラス構造を有する支保工と、
    を含む少なくとも2段の支保工が、トラス構造によって上下に連結されていることを特徴とする請求項記載の仮締切構造。
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