JP6183282B2 - 車両用発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車やトラック等に搭載される車両用発電機に関する。
従来から、整流素子としてのMOSトランジスタを用いた整流器と、固定子巻線の相電圧に基づいて回転検出を行う励磁制御回路(発電制御装置)とを備えた車両用回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、この発電制御装置には、通信線を介してECU(外部制御装置)が接続されており、ECUから車両用回転電機に対して各種の発電指示を行うことが可能となる。
特開2012−90454号公報
ところで、特許文献1に開示された車両用回転電機では、固定子巻線の相電圧に基づいて回転検出および発電状態判定を行っているため、励磁制御回路には固定子巻線の出力端が接続されている。一方、整流器にはMOSトランジスタが含まれ、このMOSトランジスタをオンオフすることにより整流動作が行われるため、固定子巻線の出力端に現れる電圧には、MOSトランジスタをオンオフする際に発生するサージ電圧(スイッチングサージ)が重畳される場合がある。MOSトランジスタのオンオフに伴って過大なサージ電圧が発生すると、励磁制御回路に誤動作が生じるおそれがあり、励磁制御回路内部あるいは外部に抵抗あるいはコンデンサを設けてこのサージ電圧を吸収するなどの対策が行われるが、搭載スペースやコストの観点から構造的にサージ電圧による影響を排除する工夫が望まれている。
なお、ECUから発電開始指示やその後の発電制御を行うこともできるが、その場合には、通信遮断や通信ノイズ等によって発電開始やその後の発電制御ができなくなるおそれがあるため、その対策も必要になる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、外部装置からの指示によらずに発電を開始することができ、整流動作時のスイッチングサージに起因する励磁制御回路の誤動作を防止することができる車両用発電機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の車両用発電機は、固定子巻線、スイッチング素子、整流制御回路、励磁巻線、励磁制御回路を備える。固定子巻線は、複数の出力端を有する。スイッチング素子は、固定子巻線の複数の出力端のそれぞれに接続されてそれぞれの出力端に現れる電圧を整流する。整流制御回路は、スイッチング素子をオンオフする制御を行うとともに、出力端に現れる電圧に対応した特定周波数を有する第1のPWM信号を出力する。励磁巻線は、固定子巻線に回転磁界を与える。励磁制御回路は、外部装置から発電開始指示を受信したとき、または、整流制御回路から出力される第1のPWM信号が第1の通信線を介して入力されたときに、励磁巻線に対して励磁電流の供給を開始する。
また、整流制御回路は、固定子巻線の出力端に現れる電圧が所定値以上に上昇したとき、あるいは、固定子巻線の出力端から出力される電流が検出されたときに、第1のPWM信号とは電圧変化幅またはデューティ値が異なる第2のPWM信号を第1の通信線に出力する。励磁制御回路は、整流制御回路から第1の通信線を介して第2のPWM信号が入力されたときに、整流出力電圧を安定化するための励磁電流制御を行う
励磁制御回路は、外部装置から送られてくる発電開始指示を受信した場合だけでなく、整流制御回路から出力される第1のPWM信号に基づいて励磁(発電)を開始することができる。特に、励磁制御回路では、スイッチングサージが重畳しやすい固定子巻線の出力端を直接励磁制御回路に接続する必要がなくなるため、このスイッチングサージに起因する誤動作を防止することができる。
第1の実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 U相の整流器モジュールの構成を示す図である。 RC通信回路の構成を示す図である。 第1のPWM信号の具体例を示す図である。 第2のPWM信号の具体例を示す図である。 車両用発電機の回転数と第1および第2のPWM信号の周波数との関係を示す図である。 第3のPWM信号の具体例を示す図である。 V相の整流器モジュールの構成を示す図である。 励磁制御回路の構成を示す図である。 第4のPWM信号の具体例を示す図である。 第4のPWM信号送信の動作手順を示す流れ図である。 第2の実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 第2の実施形態の整流器モジュールの構成を示す図である。 第3の実施形態の車両用発電機の構成を示す図である。 第3の実施形態の整流器モジュールの構成を示す図である。 温度に応じて特定値を変更する第2のPWM信号の説明図である。 第1のPWM信号の変形例を示す図である。
以下、本発明を適用した一実施形態の車両用発電機について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、第1の実施形態の車両用発電機1は、励磁巻線2、固定子巻線3、整流器4、励磁制御回路5、ツェナーダイオード6、コンデンサ7を含んで構成されている。
励磁巻線2は、固定子鉄心の内周側に対向配置された界磁極(図示せず)に巻装されて回転子を構成している。励磁巻線2に電流(励磁電流)を流すことにより、界磁極が磁化される。界磁極が磁化されたときに発生する回転磁界によって固定子巻線3が交流電圧を発生する。固定子巻線3は、多相巻線(例えばU相巻線、V相巻線、W相巻線からなる三相巻線)であって、固定子鉄心(図示せず)にY結線にて巻装されている。
整流器4は、固定子巻線3に接続されており、全体で三相全波整流回路(ブリッジ回路)が構成され、固定子巻線3に誘起される交流電流を直流電流に変換する。この整流器4は、固定子巻線3の相数に対応する数(三相巻線の場合には3個)の整流器モジュール41、42、43を備えている。整流器モジュール41は、固定子巻線3に含まれるU相巻線の一方端(出力端)に接続されている。整流器モジュール42は、固定子巻線3に含まれるV相巻線の一方端(出力端)に接続されている。整流器モジュール43は、固定子巻線3に含まれるW相巻線の一方端(出力端)に接続されている。これら3個の整流器モジュール41、42、43と励磁制御回路5は、相互に通信線RC(第1の通信線)を介して接続されている。
励磁制御回路5は、F端子を介して接続された励磁巻線2に流す励磁電流を整流出力電圧(整流器4の出力電圧)に応じて制御しており、励磁電流を調整することにより出力電圧(各整流器モジュール41、42、43の出力電圧)Vb が調整電圧Vreg になるように制御する。例えば、励磁制御回路5は、出力電圧Vb が調整電圧Vreg よりも高くなったときに励磁巻線2への励磁電流の供給を停止(あるいは低減)し、出力電圧Vb が調整電圧Vreg よりも低くなったときに励磁巻線2に励磁電流の供給を再開(あるいは増加)することにより、出力電圧Vb が調整電圧Vreg になるように制御する。また、励磁制御装置5は、LIN端子および通信線を介してECU8と接続されており、ECU8との間で双方向のデジタル通信(例えば、LIN(Local Interconnect Network)プロトコルを用いたLIN通信)を行い、通信メッセージを送信あるいは受信する。なお、この例では、LIN通信によって通信メッセージの送受信を行ったが、CAN(Controller Area Network)プロトコルを用いたCAN通信や、その他の通信プロトコルを用いた通信によって通信メッセージをECU8との間で送受信するようにしてもよい。
ツェナーダイオード6は、整流器4の出力に並列接続されている。具体的には、車両用発電機1の出力端子(B端子)側がカソード、アース(GND)側がアノードとなるようにツェナーダイオード6が接続されている。コンデンサ7は、整流器4の出力に並列接続されており、車両用発電機1の出力端子に現れるノイズを吸収する。
本実施形態の車両用発電機1はこのような構成を有しており、次に、整流器モジュール41、42、43の詳細について説明する。
図2に示すように、U相巻線に対応する整流器モジュール41は、2つのMOSトランジスタ60、61、温度センサ62、63、整流制御回路64、電流センサ69を備えている。
一方のMOSトランジスタ60は、ソースが固定子巻線3のU相巻線に接続され、ドレインが充電線12(図1)を介してバッテリ9の正極端子や電気負荷10に接続された上アーム(ハイサイド側)のスイッチング素子である。他方のMOSトランジスタ61は、ドレインがU相巻線に接続され、ソースがバッテリ9の負極端子(アース)に接続された下アーム(ローサイド側)のスイッチング素子である。また、MOSトランジスタ60、61のそれぞれのソース・ドレイン間にはダイオードが並列接続されている。このダイオードはMOSトランジスタ60、61の寄生ダイオード(ボディダイオード)によって実現されるが、別部品としてのダイオードをさらに並列接続するようにしてもよい。なお、上アームおよび下アームの少なくとも一方を、MOSトランジスタ以外のスイッチング素子を用いて構成するようにしてもよい。
一方の温度センサ62は、MOSトランジスタ60の近傍に設けられてMOSトランジスタ60の温度を検出する。この温度センサ62は、MOSトランジスタ60とは別に設置する場合の他に、MOSトランジスタ60とともにパッケージ化されて一体となったものを用いるようにしてもよい。他方の温度センサ63は、MOSトランジスタ61の近傍に設けられてMOSトランジスタ61の温度を検出する。この温度センサ63は、MOSトランジスタ61とは別に設置する場合の他に、MOSトランジスタ61とともにパッケージ化されて一体となったものを用いるようにしてもよい。電流センサ69は、U相巻線の出力電流(U相出力電流)が発生したか否かを検出するためのものである。例えば、電流センサ69をシャント抵抗を用いて構成し、このシャント抵抗の両端電圧に基づいて電流の有無および大小を検出する場合が考えられる。
整流制御回路64は、U相電圧検出回路65、動作電圧生成回路66、RC通信回路67、MOS制御回路68を含んで構成されている。
U相電圧検出回路65は、U相巻線の一方端に現れる相電圧を検出するためものであり、電源回路65Aおよび電圧比較器65Bを有する。電源回路65Aは、電圧比較器65Bの動作電圧と所定のしきい値電圧Vrを生成する。電圧比較器65Bは、U相巻線の相電圧(U相電圧)Vuとしきい値電圧Vrを比較し、Vu>Vrのときに出力をハイレベルに、Vu<Vrのときに出力をローレベルにする。このしきい値電圧Vrは、励磁巻線2に励磁電流を流していない状態で回転子が回転したときに、界磁極の残留磁化のみで発生する微小なU相電圧Vuを検出するためのものである。U相電圧Vuの振幅がこのしきい値電圧Vrを超えると、電圧比較器65Bの出力は、回転子の回転数に応じた周期でハイレベルとローレベルを繰り返す。
動作電圧生成回路66は、複数のトランジスタ66A〜66Eと、コンデンサ66Fと、複数の抵抗およびツェナーダイオードとを有する。U相電圧検出回路65内の電圧比較器65Bの出力がハイレベルになるとトランジスタ66A、66Bが順にオンされ、コンデンサ66Fが充電される。したがって、U相電圧VuがU相電圧検出回路64によって検出されると周期的にコンデンサ66Fが充電され、その両端電圧が徐々に上昇する。そして、コンデンサ66Fの両端電圧が所定値に達すると、トランジスタ66C、66Dが順にオンされ、動作電圧生成回路66の出力端MからRC通信回路67およびMOS制御回路68に対して動作電圧Vccの供給が開始される。
また、このような動作電圧Vccの生成は、通信線RCを介して整流器モジュール41の外部から所定のPWM信号(後述する第1、第2および第3のPWM信号)が入力された場合にも、同様にして行われる。所定のPWM信号が入力されると、トランジスタ66Eがオンされ、これによりトランジスタ66Bがオンされてコンデンサ66Fが充電される。したがって、PWM信号がハイレベルの期間にコンデンサ66Fが充電され、その両端電圧が徐々に上昇する。そして、上述したように、コンデンサ66Fの両端電圧が所定値に達すると、トランジスタ66C、66Dが順にオンされ、動作電圧生成回路66の出力端MからRC通信回路67およびMOS制御回路68に対して動作電圧Vccの供給が開始される。
RC通信回路67は、動作電圧生成回路66から動作電圧が供給されて動作を開始し、回転子の回転状態や固定子巻線3の発電状態に応じたPWM信号の送受信や、MOSトランジスタ60、61の異常検出等を行う。
図3に示すように、RC通信回路67は、PWM信号生成部67A、送受信部67B、MOS温度異常検出部67C、MOS異常判定部67D、保護判定部67Eを含んで構成されている。
PWM信号生成部67Aは、U相電圧Vuが印加されており、このU相電圧Vuが第1のしきい値電圧Vth1 を超えたときにU相電圧Vuの周期的な電圧変化に対応した周波数を有する第1のPWM信号を生成する。この第1のPWM信号は、励磁巻線2に励磁電流を流していない状態で回転子が回転したときに、界磁極の残留磁化のみで発生する微小なU相電圧Vuに基づいて回転検出を行うためのものであり、第1のしきい値電圧Vth1 はこのような回転検出に適した値が設定される。図4に示す例では、第1のPWM信号として、周波数がU相電圧Vuの周波数に比例し、デューティが50%、電圧変化幅が5Vの信号が生成される。この第1のPWM信号が生成された後に、この第1のPWM信号を検出した励磁制御回路5によって、励磁巻線2に対する励磁が開始される(例えば、出力電圧Vbが調整電圧Vreg になるまで、数秒をかけて励磁電流を増加させる。)。
また、PWM信号生成部67Aは、U相電圧Vuが第2のしきい値電圧Vth2 を超えたとき、あるいは、U相巻線の出力端から出力される相電流が発生(この相電流の発生はMOSトランジスタ60、61のドレイン・ソース間電圧、または電流センサ69を用いて検出することができる)したときに、U相電圧Vuの周期的な電圧変化に対応した周波数を有する第2のPWM信号を生成する。ここで用いられる第2のしきい値電圧Vth2 は、正常に発電を開始したことを確認するためのものであり、上述した第1のしきい値電圧Vth1 よりも大きい値(例えば、正常発電動作時の出力電圧Vbの1/2程度)が用いられる。図5に示す例では、第2のPWM信号として、周波数がU相電圧Vuの周波数に比例し、デューティが50%、電圧変化幅が出力電圧と同じVbの信号が生成される。この第2のPWM信号は、第1のPWM信号に対して電圧変化幅が異なっている。第1および第2のPWM信号の周波数は、図6に示すように、例えば車両用発電機1の回転数Naの所定範囲に対応して、下限値f0と上限値f1の間で連続的に変化する。第2のPWM信号が生成された後に、この第2のPWM信号を検出した励磁制御回路5によって、整流出力電圧(出力電圧Vb)を安定化するための励磁電流制御が実施される。
また、PWM信号生成部67Aは、MOSトランジスタ60、61に異常が生じたときにこれを知らせる第3のPWM信号を生成する。この異常には、MOSトランジスタ60、61の短絡異常や温度異常が含まれる。図7に示す例では、第3のPWM信号として、第1および第2のPWM信号の最大周期よりも長い時間t0(>1/f0)の間、出力電圧と同じ電圧Vbを維持し、その後、異常が発生したMOSトランジスタ60、61のいずれかを特定するH−MOS異常信号あるいはL−MOS異常信号が出力される。H−MOS異常信号は、上アームのMOSトランジスタ60に異常が発生したことを知らせるためのものであり、電圧振幅が出力電圧と同じVbであって周期t0でデューティが50%より大、例えば80%の信号が用いられる。L−MOS異常信号は、下アームのMOSトランジスタ61に異常が発生したことを知らせるためのものであり、電圧振幅が出力電圧と同じVbであって周期t0でデューティが50%未満、例えば20%の信号が用いられる。
送受信部67Bは、PWM信号生成部67Aから出力される第1、第2、第3のPWM信号を通信線RCを介して送信するとともに、この通信線RCを介して他の整流器モジュール42等から送られてくる第2、第3および第4のPWM信号(第4のPWM信号は励磁制御回路5から通信線RCに送信される信号であり、詳細については後述する)を受信する。例えば、送受信部67Bは、通信線RCを監視し、通信線RCに他の整流器モジュール42等から各種のPWM信号が送信されていないことを確認した後に、PWM信号生成部67Aによって生成された第1または第2のPWM信号を送信することにより、通信線RC上でPWM信号が衝突しないようにしている。上述したように、第3のPWM信号は、MOSトランジスタ60、61の異常発生時にその旨を知らせるためのものであり、送受信部67Bは、この第3のPWM信号を通信線RCを介して受信すると、この信号で通知された異常発生箇所(MOSトランジスタ60、61のどちらに異常が発生したか)を保護判定部67Eに向けて出力する。
MOS温度異常検出部67Cは、温度センサ62、63の出力信号を監視しており、MOSトランジスタ60、61の温度が正常動作可能な上限値としての所定値を超えたときに温度異常を検出する。検出結果は、MOS異常判定部67Dに入力される。
MOS異常判定部67Dは、正常発電開始後(送受信部67Bが第2のPWM信号を受信した後)にU相電圧Vuを監視し、一定期間第1の基準値以上の場合には上アームのMOSトランジスタ60に短絡異常が発生した旨の判定を行い、一定期間第2の基準値以下の場合には下アームのMOSトランジスタ61に短絡異常が発生した旨の判定を行う。
MOS異常判定部67Dは、U相電圧Vuに基づいて上アームのMOSトランジスタ60の短絡異常を検出したとき、あるいは、MOS温度異常検出部67CによってMOSトランジスタ60の温度異常が検出されたときに、MOSトランジスタ60に異常が発生したことをPWM信号生成部67Aおよび保護判定部67Eに通知する。PWM信号生成部67Aでは、この通知を受けて、第3のPWM信号として、時間t0の間ハイレベル(電圧Vb)を維持した後に周期t0でデューティが50%より大のH−MOS異常信号が生成される。
また、MOS異常判定部67Dは、U相電圧Vuに基づいて下アームのMOSトランジスタ61の短絡異常を検出したとき、あるいは、MOS温度異常検出部67CによってMOSトランジスタ61の温度異常が検出されたときに、MOSトランジスタ61に異常が発生したことをPWM信号生成部67Aおよび保護判定部67Eに通知する。PWM信号生成部67Aでは、この通知を受けて、第3のPWM信号として、時間t0の間ハイレベル(電圧Vb)を維持した後に周期t0でデューティが50%未満のL−MOS異常信号が生成される。
保護判定部67Eは、MOS異常判定部67Dによる判定結果や、送受信部67Bによって通信線RCを介して送られてくる第3あるいは第4のPWM信号に基づいて、保護動作(具体的には発電抑制制御)の実施の有無を判定する。保護判定部67Eは、異常発生箇所としてMOSトランジスタ60、61のいずれかを特定した上で、保護動作の実施をMOS制御回路68に対して指示する。
MOS制御回路68(図2)は、回転数に応じた所定のタイミングでMOSトランジスタ60、61をオンオフする同期制御を行うとともに、RC通信回路67内の保護判定部67Eから保護動作の実施が指示された場合には発電抑制制御を行う。これらの同期制御や発電抑制制御については、従来から行われている様々な手法を用いることができる。具体的には、特開2011−151903号公報や特開2012−90454号公報に開示された方法を用いる場合が考えられる。
例えば、異常発生箇所として上アームのMOSトランジスタ60(整流器モジュール41内のMOSトランジスタ60に異常が生じた場合の他に、他の整流器モジュール42、43内のMOSトランジスタ60(後述する)に異常が生じた場合も含まれる)が特定されて保護動作の実施が保護判定部67Eから指示される。この場合には、MOS制御回路68は、MOSトランジスタ61をオフするとともに、RC通信回路67から第3のPWM信号を送信し、他の整流器モジュール42、43内のMOSトランジスタ61をオフ、MOSトランジスタ60をオンさせる。このような制御は、他の整流器モジュール42、43でも行われる。
一方、異常発生箇所として下アームのMOSトランジスタ61(整流器モジュール41内のMOSトランジスタ61に異常が生じた場合の他に、他の整流器モジュール42、43内のMOSトランジスタ61(後述する)に異常が生じた場合も含まれる)が特定されて保護動作の実施が保護判定部67Eから指示される。この場合には、MOS制御回路68は、MOSトランジスタ60をオフするとともにRC通信回路67から第3のPWM信号を送信し、他の整流器モジュール42、43内のMOSトランジスタ60をオフ、MOSトランジスタ61をオンさせる。このような制御は、他の整流器モジュール42、43でも行われる。
なお、励磁制御回路5から送られてくる第4のPWM信号を受信した場合に行われる発電抑制制御としては、異常発生箇所がMOSトランジスタ60の場合に行われる第1の発電抑制制御と、異常発生箇所がMOSトランジスタ61の場合に行われる第2の発電抑制制御のどちらを実施するようにしてもよい。
また、第4のPWM信号を受信して発電抑制制御を実施する際のMOSトランジスタ60、61のオン動作あるいはオフ動作は、サージ電圧が発生しないタイミングで行われる。具体的には、MOSトランジスタ60、61に大電流が流れる期間あるいは流れている期間にはこれらをオン、オフしないように発電抑制制御の実施タイミングが調整される。
他の整流器モジュール42、43は、上述した整流器モジュール41と類似した構成を有する。具体的には、図8に示すように、整流器モジュール42は、2つのMOSトランジスタ60、61、温度センサ62、63、整流制御回路164、電流センサ69を備えている。図2に示したMOSトランジスタ60、61、温度センサ62、63、電流センサ69がU相巻線に対応するものであるのに対し、図8に示したMOSトランジスタ60、61、温度センサ62、63、電流センサ69がV相巻線に対応するものである点で異なっているが、これらの動作自体は同じであるため、詳細な説明は省略する。
整流制御回路164は、V相電圧検出回路165、動作電圧生成回路66、RC通信回路67、MOS制御回路68を含んで構成されている。この整流制御回路164は、図2に示した整流制御回路64に対して、U相電圧検出回路65をV相電圧検出回路165に置き換えた点が異なっており、その他の構成が共通する。共通する構成については同じ符号が付されており、詳細な説明は省略する。
V相電圧検出回路165は、V相巻線の一方端に現れる相電圧を検出するためものであり、ツェナーダイオード165Aと2つの抵抗165B、165Cを含んで構成されている。これらのツェナーダイオード165Aと2つの抵抗165B、165Cは、直列接続されており、ツェナーダイオード165のカソード側がV相巻線側になるように、V相巻線とグランド端子との間に接続されている。2つの抵抗165B、165Cの接続点から出力される電圧が、後段の動作電圧生成回路66のトランジスタ66Aのベースに入力される。これら2つの抵抗165B、165Cのそれぞれの抵抗値を調整することにより、第2のPWM信号の生成を行うための第2のしきい値Vth2 をV相電圧が超えたときに(厳密に一致させる必要はない)、動作電圧生成回路66内のトランジスタ66Aが断続的にオンされるようになっている。
W相巻線の出力端に接続された整流器モジュール43は、上述したV相巻線の出力端に接続された整流器モジュール42と同じ構成を有しており、詳細な説明は省略する。
次に、励磁制御回路5の詳細について説明する。図9に示すように、励磁制御回路5は、MOSトランジスタ50、還流ダイオード51、電源回路53、電圧制御回路54、ゲート駆動回路55、判定回路56、LIN通信回路57を備えている。
MOSトランジスタ50は、励磁巻線2に直列に接続されており、オンすることにより励磁巻線2に励磁電流を供給する。還流ダイオード51は、励磁巻線2に並列に接続されており、MOSトランジスタ50がオフされたときに励磁巻線2に流れる励磁電流を還流させる。電源回路53は、励磁制御回路5に含まれる各回路に動作電圧を供給する。
電圧制御回路54は、初期励磁制御、通常発電開始、通常発電制御、発電抑制制御などを行う。例えば、ECU8から送信された発電開始指示をLIN通信回路57が受信したときに、初期励磁制御が行われる。この初期励磁制御では、電圧制御回路54は、通常の発電動作時に比べて少ない励磁電流(例えば、0.5A)になるように、MOSトランジスタ50の駆動デューティを設定する。初期励磁制御により、車両用発電機1の回転子が回転したときに発生するU、V、W相電圧が、界磁極の残留磁化のみで発生する場合よりも大きな値となり、整流器モジュール41が低回転で回転検出を行うことができる。
電圧制御回路54は、整流器モジュール41から通信線RCに出力された第1のPWM信号を判定回路56によって検出すると、初期励磁から通常発電開始制御となり、励磁電流を増加させる。増加した励磁電流によってU、V、W相電圧が第2のしきい値Vth2以上になり、整流器モジュール41〜43から通信線RCに出力された第2のPWM信号を判定回路56によって検出すると、通常発電制御が行われる。この通常発電制御では、電圧制御回路54は、B端子に現れる出力電圧Vbと調整電圧Vreg とを比較し、例えば、調整電圧Vreg の方が出力電圧Vbよりも高い場合にはハイレベルの信号を出力し、反対に調整電圧Vreg の方が出力電圧Vbよりも低い場合にはローレベルの信号を出力する。なお、出力電流の急激な変動を抑えるために、励磁電流を徐々に変化させる徐励制御等を電圧制御回路54によって行うようにしてもよい。
また、整流器モジュール41〜43から通信線RCに出力された第3のPWM信号を判定回路56によって検出したとき、あるいは、判定回路56が励磁系統の異常を検出したときに発電抑制制御が行われる、この発電抑制制御では、電圧制御回路54は、励磁電流を低減(停止する場合も含まれる)する制御が行われる。ゲート駆動回路55は、電圧制御回路54の出力に基づいて決定した駆動デューティを有する駆動信号でMOSトランジスタ50をオンオフ制御する。
判定回路56は、通信線RCに出力される第1、第2および第3のPWM信号によって車両用発電機1の回転数、相電圧の発電状態および整流器モジュール41〜43の異常発生信号を検出するとともに、F端子の電圧(あるいは電流)を監視して励磁系統の異常(例えば、MOSトランジスタ50の短絡異常や励磁巻線2の短絡異常など)の有無を判定する。異常有りの場合には、判定回路56は、励磁系統の異常を通知する第4のPWM信号(図10)を生成して通信線RCに送信する。図10に示す例では、第4のPWM信号は、時間t0の間、出力電圧と同じ電圧Vbを維持し、次の時間t0の間、出力電圧よりも低い電圧(例えば5V)を維持し、さらに次の時間t0の間、出力電圧と同じ電圧Vbを維持している。その後、周期t0で所定のデューティとなる。
なお、この第4のPWM信号は、整流器モジュール41においてMOSトランジスタ60、61の異常発生時に出力される第3のPWM信号と同じ信号(L−MOS異常信号、H−MOS異常信号のいずれであってもよい)をそのまま用いるようにしてもよい。
また、上述した第4のPWM信号は、判定回路56において励磁系統の異常を検出した場合だけでなく、ECU8から所定の指示(発電抑制指示あるいはトルク発生指示)が送られてきた場合にも生成されて通信線RCに出力される。このようにすることで、追加配線を行うことなくECU8によるトルク発生制御(整流出力電圧の過度の上昇を抑制しつつトルクを発生させる制御)を行うことができ、エンジン停止時の停止位置制御などに利用することが可能となる。
判定回路56によるMOSトランジスタ50の短絡異常検出および第4のPWM信号の送信は、例えば図11に示す動作手順にしたがって行うことができる。まず、判定回路56は、MOSトランジスタ50をオフする(ステップ100)。次に、判定回路56は、F端子の電圧VFが所定のしきい値電圧VthFより高いか否かを判定する(ステップ102)。このしきい値電圧VthFは、MOSトランジスタ50をオフしたときF端子の電圧が正常に低下するか、すなわち、オフ指示したにもかかわらず短絡異常によってMOSトランジスタ50のオン状態が継続してF端子の電圧が低下しないことを検出するためのものである。VFがVthF以下に低下した場合にはステップ102の判定において否定判断が行われ、処理が終了する。
また、VFがVthFよりも高い場合にはステップ102の判定において肯定判断が行われる。次に、判定回路56は、出力電圧Vbが調整電圧Vreg よりも高い所定のしきい値電圧Vthbよりもさらに高いか否かを判定する(ステップ104)。このしきい値電圧Vthbは、MOSトランジスタ50の短絡異常によって出力電圧Vbが過電圧状態になっていることを検出するためのものである。VbがVthb以下に低下した場合にはステップ104の判定において否定判断が行われ、処理が終了する。
また、VbがVthbよりも高い場合にはステップ104の判定において肯定判断が行われる。次に、判定回路56は、第4のPWM信号を生成して通信線RCに出力する(ステップ106)。その後、判定回路56は、出力電圧Vbが、しきい値電圧(Vthb−dV)よりも低くなったか否かを判定する(ステップ108)。このしきい値電圧(Vthb−dV)はしきい値電圧VbよりもdV分だけ低く設定されている。Vbが(Vthb−dV)以上を維持している場合にはステップ108の判定において否定判断が行われ、ステップ106に戻って第4のPWM信号の出力が継続される。
また、Vbが(Vthb−dV)よりも低くなるとステップ108の判定において肯定判断が行われる。この場合は、判定回路56は、第4のPWM信号の出力を停止する(ステップ110)。その後、ステップ104に戻って、出力電圧Vbの過電圧状態の判定が繰り返される。
LIN通信回路57は、ECU8との間でLIN通信を行う。これにより、ECU8から送られてくる調整電圧Vreg 等のデータや各種指令信号などを受信するとともに、判定回路56が検出した回転数情報、相電圧の発電状態の情報、あるいは整流器モジュール41、42、43のいずれかに含まれるMOSトランジスタ60、61に異常が発生したとき(判定回路56が第3のPWM信号を検出したとき)に異常発生箇所を含む異常発生信号をECU8に向けて送信することができる。ECU8から送られてくる調整電圧Vreg のデータを受信すると、このデータが電圧制御回路54に入力され、ECU8によって指定された調整電圧Vreg が電圧制御回路54による制御に用いられる。
このように、本実施形態の車両用発電機1では、励磁制御回路5は、外部装置としてのECU8から送られてくる発電開始指示を受信した場合だけでなく、整流器モジュール41から出力される第1のPWM信号に基づいて励磁(発電)を開始することができる。特に、励磁制御回路5では、スイッチングサージが重畳しやすい固定子巻線3の出力端を直接励磁制御回路5に接続する必要がなくなるため、このスイッチングサージに起因する誤動作を防止することができる。
また、従来の励磁制御回路では、例えば固定子巻線の相電圧が調整電圧の1/2から10Vの範囲内で定められたしきい値(中間電圧)を超えたときに正常発電に移行したと判断していたが、相電圧の中間電圧は、固定子巻線の形態によっては電圧発生の挙動の相違があり、固定子巻線に合わせて調整が必要になる場合があった。これに対し、本実施形態の車両用発電機1では、固定子巻線3の相電圧を励磁制御回路5が直接検出せず、整流器モジュール41〜43から通信線RCを介して送られてくる第2のPWM信号に応じて通常発電制御等を行っているため、励磁制御回路5ではこのような調整が不要であって、励磁制御回路5の汎用性を向上させることができる。
また、全ての整流器モジュール41〜43と励磁制御回路5とが通信線RCを介して接続されており、第1および第2のPWM信号が2つ以上の整流器モジュールから同時に出力されないようにしているため、通信線RC上でのPWM信号の競合を防止し、第1および第2のPWM信号を励磁制御回路において確実に検出することができる。
また、整流器モジュール41〜43のそれぞれは、MOSトランジスタ60、61の異常発生時に、第1および第2のPWM信号と異なる第3のPWM信号を、他の整流器モジュールおよび励磁制御回路5に向けて出力している。これにより、相電圧の電圧および回転数情報を励磁制御回路5に知らせる通信線と各整流器モジュール内のMOSトランジスタ60、61で発生した異常を知らせる通信線とを共通の通信線で他の整流器モジュールや励磁制御回路5に知らせることが可能となる。
また、各整流器モジュール41〜43は、他の整流器モジュールから第2のPWM信号が入力されている場合に、接続されている固定子巻線3の出力端の電圧が一定期間第1の基準値以上のときに上アームのMOSトランジスタ60に短絡異常が発生した旨の判定を行い、一定期間第2の基準値以下のときに下アームのMOSトランジスタ61に短絡異常が発生した旨の判定を行っている。このように、第2のPWM信号と固定子巻線3の出力端の電圧(相電圧)とを用いることにより、正確にMOSトランジスタ60、61の短絡異常および異常発生箇所を判定することができる。
また、第3のPWM信号で通知する異常として、短絡異常だけでなく温度異常も含んでいる。これにより、短絡異常や温度異常等の発生とともに異常発生箇所を他の整流器モジュールや励磁制御回路5に知らせることができ、異常発生箇所に対応した対策を講じることが可能となる。
また、各整流器モジュール41〜43は、他の整流器モジュールから第1、第2、第3のPWM信号のいずれかが入力されたとき、または、接続されている固定子巻線3の出力端の電圧が所定のしきい値電圧よりも大きくなったときに、回路動作を開始している。これにより、MOSトランジスタ60、61に異常が発生して自らの相電圧が上昇しない場合であっても、入力されるPWM信号に応じて回路動作を開始することができ、異常検出を行うことが可能となる。
また、異常発生時に、励磁制御回路によって励磁電流を低減する発電抑制を行うとともに、各整流器モジュール41〜43において、異常発生箇所に対応するMOSトランジスタ60、61のいずれか一方を導通し、他方を遮断する発電抑制を行っている。これにより、異常発生箇所側の全てのMOSトランジスタを導通することで、固定子巻線3の相電流の偏りをなくすとともに、励磁電流を低減することにより、発熱を防止することができる。
また、励磁系統で異常が発生したときにその旨を知らせる第4のPWM信号を励磁制御回路5から通信線RCに出力し、各整流器モジュール41〜43では、同じ側のMOSトランジスタ60、61のいずれか一方を導通し、他方を遮断する発電抑制を行っている。これにより、励磁巻線2に励磁電流を供給するMOSトランジスタ50の短絡異常が発生した場合であっても、整流出力電圧(出力電圧Vb)が過度に上昇することを防止することができる。
また、整流器モジュール41〜43によって発電抑制を行うタイミングを、サージ電圧が発生しないタイミングとしている。固定子巻線3の出力端を短絡する制御をサージレス制御とすることにより、ECU8や各種電気負荷10の誤動作を防止することができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、全ての整流器モジュール41〜43と励磁制御回路5とを通信線RCを介して相互に接続したが、1つの整流器モジュール41(他の整流器モジュール42、43であってもよい)と励磁制御回路5とを通信線RCを介して接続し、整流器モジュール41と他の整流器モジュール42、43とを通信線C(第2の通信線)を介して相互に接続するよういにしてもよい(図12)。このような接続を実現するためには、図2に示した整流器モジュール41を図13に示した整流器モジュール41Aに置き換えればよい。
図13に示す整流器モジュール41Aは、図2に示す整流器モジュール41に対して、PWM転送回路167を追加した点が異なっている。第2の実施形態の車両用発電機では、整流器モジュール41A、42、43に含まれる各RC通信回路67は、相互の通信線Cを介して接続される。また、励磁制御回路5が接続された通信線RCとこの通信線Cとの間にPWM転送回路167が挿入されている。このPWM転送回路167は、通信線Cに第1、第2、第3のPWM信号が出力されたときにこれらを通信線RCに転送するとともに、通信線RCに第3または第4のPWM信号が出力されたときにこれを通信線Cに転送する。
このように、一つの整流器モジュール41Aのみを通信線RCを介して励磁制御回路5に接続し、残りの整流器モジュール42、43との接続を通信線Cを介して行っているため、励磁制御回路5との間の通信と整流器モジュール41〜43間での通信とが競合することを防止することができる。
また、通信線Cに第3のPWM信号が出力された場合には、PWM転送回路167が通信線RCの電圧を接地電圧として、励磁制御回路5の励磁が初期励磁となるとともに、回転停止のLIN信号をECU8に送信することで、第3のPWM信号に対応する制御をもたない励磁制御回路5を使用することもできる。
(第3の実施形態)
上述した第1および第2の実施形態では、固定子巻線3の各出力端毎(各相巻線毎)に整流器モジュール41〜43を設けたが、例えば、固定子巻線3の2相分の整流動作を行う整流器モジュール(整流制御回路)を設けるようにしてもよい。図14に示す例では、U相巻線とV相巻線に対応して1つの整流器モジュール40が設けられている。図15に示すように、この整流器モジュール40は、U相巻線の出力端の電圧VuとV相巻線の出力端の電圧Vvの差分を作動増幅器65Dで増幅しており、この増幅出力が後段の動作電圧生成回路66やRC通信回路67に入力される。なお、図15に示す例では、その他の構成(MOS制御回路68U、68Vや各MOSトランジスタ等は、U相巻線用とV相巻線用を別々に備えたが、これらをまとめるようにしてもよい。RC通信回路67では、作動増幅器65Dの出力に基づいて第1のPWM信号等を生成しているため、U相電圧VuやV相電圧Vvがリーク電流等によって変動する影響を低減することができ、追加配線を行うことなく2相間の電位差に基づく高精度の回転検出が可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、1つの固定子巻線3を備える車両用発電機1について説明したが、2つの固定子巻線とそれぞれに対応する整流器モジュールを備える車両用発電機についても本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、Y結線された3相の固定子巻線3について説明したが、3相以外の場合や、Y結線以外の場合(例えばΔ結線や複数の結線方法の組み合わせ)について本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、上アームと下アームの両方にMOSトランジスタを用いたが、下アームのみをMOSトランジスタ61とし、上アームをダイオードで構成するようにしてもよい。あるいは、上アームのみをMOSトランジスタ60とし、下アームをダイオードで構成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、第2のPWM信号は、各整流器モジュールにおいて正常発電を開始したことを通知するために用いたが、MOSトランジスタ60、61の温度に応じて第2のPWM信号の特性値を変更することにより、整流器モジュール41等から励磁制御回路5に第2のPWM信号を用いてMOSトランジスタ60、61の温度を通知するようにしてもよい。例えば、図16に示すように、デューティが50%のときに温度異常なしを、デューティが50〜90%のときにデューティに比例した温度を通知する第2のPWM信号を用いる場合が一例として考えられる。このような第2のPWM信号を用いることにより、追加配線を行うことなく整流器モジュール(MOSトランジスタ60、61)の温度に応じた励磁制御が可能となる。特に、温度が高くなり始めたときに徐々に励磁電流を低減するなどの温度対策が可能となる。
また、上述した実施形態では、第1のPWM信号に対して第2のPWM信号の電圧変化幅を変更したが、デューティを異ならせるようにしてもよい。例えば、図17に示すように、第1のPWM信号のデューティを50%未満(例えば25%)とし、第2のPWM信号のデューティを50%としてこれら2つのPWM信号を識別可能にする場合が考えられる。
上述したように、本発明によれば、励磁制御回路は、外部装置から送られてくる発電開始指示を受信した場合だけでなく、整流制御回路から出力される第1のPWM信号に基づいて励磁(発電)を開始することができる。特に、スイッチングサージが重畳しやすい固定子巻線の出力端を直接励磁制御回路に接続する必要がなくなるため、このスイッチングサージに起因する誤動作を防止することができる。
2 励磁巻線
3 固定子巻線
5 励磁制御回路
8 ECU
60、61 MOSトランジスタ
64 整流制御回路

Claims (14)

  1. 複数の出力端を有する固定子巻線(3)と、
    前記固定子巻線の複数の出力端のそれぞれに接続されてそれぞれの出力端に現れる電圧を整流するスイッチング素子(60、61)と、
    前記スイッチング素子をオンオフする制御を行うとともに、前記出力端に現れる電圧に対応した特定周波数を有する第1のPWM信号を出力する整流制御回路(64、164、264)と、
    前記固定子巻線に回転磁界を与える励磁巻線(2)と、
    外部装置(8)から発電開始指示を受信したとき、または、前記整流制御回路から出力される前記第1のPWM信号が第1の通信線を介して入力されたときに、前記励磁巻線に対して励磁電流の供給を開始する励磁制御回路(5)と、
    を備え、前記整流制御回路は、前記固定子巻線の出力端に現れる電圧が所定値以上に上昇したとき、あるいは、前記固定子巻線の出力端から出力される電流が検出されたときに、前記第1のPWM信号とは電圧変化幅またはデューティ値が異なる第2のPWM信号を前記第1の通信線に出力し、
    前記励磁制御回路は、前記整流制御回路から前記第1の通信線を介して前記第2のPWM信号が入力されたときに、整流出力電圧を安定化するための励磁電流制御を行うことを特徴とする車両用発電機。
  2. 請求項において、
    前記整流制御回路が複数備わっており、
    複数の前記整流制御回路と前記励磁制御回路とが前記第1の通信線を介して接続されており、
    複数の前記整流制御回路の中の一つから前記第1の通信線に前記第1および第2のPWM信号が出力されることを特徴とする車両用発電機。
  3. 請求項において、
    前記整流制御回路が複数備わっており、
    一つの前記整流制御回路が、前記励磁制御回路と前記第1の通信線を介して接続されるとともに、残りの前記整流制御回路と第2の通信線を介して接続されることを特徴とする車両用発電機。
  4. 請求項またはにおいて、
    前記整流制御回路は、前記スイッチング素子の異常発生時に、前記第1および第2のPWM信号と異なる第3のPWM信号を、他の前記整流制御回路および前記励磁制御回路に向けて出力することを特徴とする車両用発電機
  5. 請求項において、
    前記スイッチング素子には、上アームに対応する第1のスイッチング素子(60)と、下アームに対応する第2のスイッチング素子(61)とが含まれ、
    前記整流制御回路は、異常発生箇所として前記第1または第2のスイッチング素子を特定する前記第3のPWM信号を出力することを特徴とする車両用発電機。
  6. 請求項において、
    前記整流制御回路は、他の整流制御回路から前記第2のPWM信号が入力されている場合に、接続されている前記固定子巻線の出力端の電圧が一定期間第1の基準値以上のときに前記第1のスイッチング素子に短絡異常が発生した旨の判定を行い、一定期間第2の基準値以下のときに前記第2のスイッチング素子に短絡異常が発生した旨の判定を行うことを特徴とする車両用発電機。
  7. 請求項において、
    前記スイッチング素子の異常は、短絡異常あるいは温度異常であることを特徴とする車両用発電機。
  8. 請求項のいずれか一項において、
    前記整流制御回路は、他の整流制御回路から前記第1または第2のPWM信号が入力されたとき、または、接続されている前記固定子巻線の出力端の電圧が所定のしきい値電圧よりも大きくなったときに、回路動作を開始することを特徴とする車両用発電機。
  9. 請求項のいずれか一項において、
    前記励磁制御回路は、前記第3のPWM信号が入力されたときに、前記外部装置に向けて異常発生を知らせるとともに、励磁電流を低減する発電抑制を行い、
    前記整流制御回路は、異常発生箇所に対応する前記第1および第2のスイッチング素子のいずれか一方を導通し、他方を遮断する発電抑制を行うことを特徴とする車両用発電機。
  10. 請求項において、
    前記励磁制御回路は、励磁系統の異常により整流出力電圧が調整電圧よりも高い所定のしきい値電圧よりもさらに高くなったときに、励磁系統の異常発生を知らせる第4のPWM信号を前記第1の通信線に出力し、
    複数の前記整流制御回路は、同じ側の前記第1および第2のスイッチング素子のいずれか一方を導通し、他方を遮断する発電抑制を行うことを特徴とする車両用発電機。
  11. 請求項または10において、
    前記整流制御回路は、前記第1および第2のスイッチング素子を導通あるいは遮断して発電抑制を行うタイミングを、サージ電圧が発生しないタイミングとすることを特徴とする車両用発電機。
  12. 請求項11のいずれか一項において、
    前記励磁制御回路は、前記外部装置から所定の指示が入力されたときに、前記第4のPWM信号を前記第1の通信線に出力することを特徴とする車両用発電機。
  13. 請求項12のいずれか一項において、
    前記整流制御回路は、前記固定子巻線の2つの出力端のそれぞれに対応する前記スイッチング素子のオンオフを制御するとともに、これら2つの出力端間の電圧に基づいて前記第1のPWM信号を生成することを特徴とする車両用発電機。
  14. 請求項13のいずれか一項おいて、
    前記整流制御回路は、前記スイッチング素子の温度に応じて前記第2のPWM信号の特性値を変更し、
    前記励磁制御回路は、前記第2のPWM信号に基づいて前記スイッチング素子の温度に応じて制御内容を変更することを特徴とする車両用発電機。
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