JP6169216B1 - 車両用回転電機 - Google Patents

車両用回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP6169216B1
JP6169216B1 JP2016084264A JP2016084264A JP6169216B1 JP 6169216 B1 JP6169216 B1 JP 6169216B1 JP 2016084264 A JP2016084264 A JP 2016084264A JP 2016084264 A JP2016084264 A JP 2016084264A JP 6169216 B1 JP6169216 B1 JP 6169216B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
axial direction
peripheral wall
module
electrical machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016084264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017195696A (ja
Inventor
裕也 園山
裕也 園山
藤田 暢彦
暢彦 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2016084264A priority Critical patent/JP6169216B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6169216B1 publication Critical patent/JP6169216B1/ja
Publication of JP2017195696A publication Critical patent/JP2017195696A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、空気導入機能と防水機能とを兼ね備えた保護カバーを単純な構成を実現し、ハウジングの軸方向外方に配置された発熱部品の冷却性と防水性を確保できる安価な車両用回転電機を得る。【解決手段】保護カバー30は、インバータアッセンブリ120の外周部を囲繞する筒状の周壁部31と、周壁部の一側開口を塞口し、上記インバータアッセンブリの軸方向一側に相対する底部32と、を有し、通風穴のない一枚板に構成されており、上記インバータアッセンブリを覆うようにハウジングの軸方向一側に装着され、上記周壁部の他側開口端の少なくとも一部が上記ハウジングと離間して、ファンの駆動時に、空気導入部35を構成する。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば電動機や発電機などの車両用回転電機に関し、特に、固定子および回転子が内蔵されたハウジングの軸方向外方に配置された整流器、ブラシ装置などの発熱部品を保護する保護カバーの構造に関するものである。
従来の第1の回転電機では、固定子がフロントブラケットとリヤブラケットとの間に挟み込まれるように固定され、回転子がフロントブラケットとリヤブラケットとに回転可能に支持されて固定子の内周側に配置され、整流回路やブラシ装置がリヤブラケットの軸方向外側に配置され、有底円筒状のリヤカバーが整流回路やブラシ装置を覆うようにリヤブラケットに装着されていた。そして、外気を導入するための吸気孔が、リヤカバーの底壁および周壁に多数形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の第2の回転電機では、固定子と、固定子の内周側に配置された回転子と、固定子および回転子を保持するとともに、側部に冷却風吐出窓が形成されたフロント側ハウジングおよびリヤ側ハウジングと、これらのハウジングの外周側に配置された防水カバーと、を備え、防水カバーは、冷却風吐出窓の傾斜角度と異なる傾斜角度に形成された複数の通風口を有していた(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2011/148825号公報 特開2005−143152号公報
従来の第1の回転電機では、多数の吸気孔がリヤカバーに形成されているので、回転子に取り付けられた冷却ファンが駆動されると、外気が吸気孔から効果的にリヤカバーおよびリヤブラケット内に導入され、発熱部品の冷却に供されていた。しかし、従来の第1の回転電機を車両に搭載した場合、タイヤにより跳ね上げられた泥水などが吸気孔を通って侵入し、リヤカバー内の発熱部品に付着して、電気部品の腐食を促進させる、あるいはブラシの異常摩耗を引き起こすという課題があった。
従来の第2の回転電機では、防水カバーに形成された通風口と、ハウジングの側部に形成された冷却風吐出窓との傾斜角度を異ならせて、タイヤの跳ね上げなどにより通風口から侵入した泥水などの冷却風吐出窓からハウジング内への侵入を阻止していた。しかしながら、従来の第2の回転電機では、防水カバーが別途必要となるので、部品点数や組み立て工数が増大し、コストが増大するという課題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、空気導入機能と防水機能とを兼ね備えた保護カバーを単純な構成で実現し、ハウジングの軸方向外方に配置された発熱部品の冷却性と防水性を確保できる安価な車両用回転電機を得ることを目的とする。
この発明による車両用回転電機は、ハウジングに支持された回転軸に固着されて上記ハウジング内に回転可能に配設された回転子、上記回転子を囲繞するように上記ハウジングに保持された固定子、および上記回転子の軸方向一端に固着されたファンを有するモータ部と、直流電力と交流電力との間の電力変換を行う整流器モジュール、界磁電流を制御する界磁モジュール、上記整流器モジュールと上記界磁モジュールの動作を制御する制御モジュール、および上記整流器モジュール、上記界磁モジュールおよび上記制御モジュールが一面側に搭載された、中心穴を有するヒートシンクを有し、上記ハウジングから軸方向一側に突出する上記回転軸の端部が上記中心穴内に位置している状態で、上記ヒートシンクの一面側を軸方向一側に向けて上記ハウジングの軸方向一側に配置されたインバータアッセンブリと、上記ハウジングから軸方向一側に突出する上記回転軸の端部を囲繞するように配置されたスリンガ部、およびスリンガ部から径方向外方に突出するホルダ部を有し、上記ヒートシンクの上記中心穴内に配置されたブラシホルダと、上記回転軸の端部に装着されたスリップリングに摺動可能に上記ホルダ部に装着されたブラシと、上記インバータアッセンブリを覆うように上記ハウジングの軸方向一側に装着された保護カバーと、を備え、上記保護カバーは、上記インバータアッセンブリの外周部を囲繞する筒状の周壁部と、上記周壁部の一側開口を塞口し、上記インバータアッセンブリの軸方向一側に相対する底部と、を有し、通風穴のない一枚板に構成されており、上記周壁部の他側開口端の少なくとも一部が上記ハウジングと離間して、上記ファンの駆動時に、空気導入部を構成する。
この発明によれば、インバータアッセンブリを覆うようにハウジングの軸方向一側に装着された保護カバーが、通風穴のない一枚板に構成されている。そこで、タイヤにより跳ね上げられた泥水などの保護カバー内への侵入がなく、保護カバー内の電気部品の腐食を防止することができる。また、周壁部の他側開口端の少なくとも一部がハウジングと離間して、ファンの駆動時に、空気導入部を構成するので、ファンの駆動により、空気が保護カバー内に導入され、発熱部品の冷却に供せられる。このように、冷却性と放水性とを兼ね備えた保護カバーを単純な構成で実現でき、低コスト化が図られる。
この発明の実施の形態1に係る車両用回転電機を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用回転電機の突起部周りを示す要部断面図である。 この発明の実施の形態1に係る車両用回転電機を示すリヤ側端面図である。
以下、本発明による車両用回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る車両用回転電機を示す縦断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る車両用回転電機の突起部周りを示す要部断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る車両用回転電機を示すリヤ側端面図である。
図1から図3において、車両用回転電機100は、モータ部110と、インバータアッセンブリ120と、を備えている。
モータ部110は、それぞれ略椀形状の金属製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるハウジング1と、フロントブラケット2とリヤブラケット3に軸受8,9を介して回転可能に支持された回転軸4に固定されてハウジング1の内部に配設された回転子5と、軸方向の両側からフロントブラケット2とリヤブラケット3に挟持されて、回転子5を囲繞して、回転軸4と同軸にハウジング1に保持された固定子10と、フロントブラケット2から突出する回転軸4の端部に固着されて、内燃機関と双方向にトルクを授受するプーリ13と、リヤブラケット3から突出する回転軸4の端部の外周面に配設され、回転子5の界磁巻線7に界磁電流を供給する一対のスリップリング14と、ブラシホルダ15に保持されて、一対のスリップリング14に摺動する一対のブラシ16と、回転子5の回転状態を検出する磁極位置検出センサ19と、を備える。
回転子5は、界磁鉄心6と、界磁鉄心6内に配設された界磁巻線7と、を備え、界磁鉄心6の軸心位置に挿入された回転軸4に固着されて、ハウジング1内に回転可能に配設される。そして、ファン17,18が界磁鉄心6の軸方向の両端面に固着されている。
固定子10は、円環状の固定子鉄心11と、固定子鉄心11に装着された固定子巻線12と、を備える。
磁極位置検出センサ19は、回転軸4の軸受9とスリップリング14との間に回転軸4に同軸に配置されたセンサロータ19aと、センサロータ19aを囲繞するように配設されたセンサステータ19bと、を備え、回転子5の磁極位置を検出する。
インバータアッセンブリ120は、駆動時の固定子電流の供給および発電時の固定子電流の整流を行うためのスイッチング素子をその周辺回路とともにまとめて構成された整流器モジュール20と、界磁電流を制御するためのスイッチング素子をその周辺回路とともにまとめて構成された界磁モジュール21と、銅、アルミニウムなどの良熱伝導性金属材料を用いて中心穴22aを有する、外形形状を略長方形とする平板に作製され、整流器モジュール20と界磁モジュール21が絶縁層(図示せず)を介して一面に搭載されたヒートシンク22と、整流器モジュール20と界磁モジュール21の電力系の端子と接続されるターミナルがインサート成形された電気絶縁性の樹脂製のケース23と、整流器モジュール20と界磁モジュール21の動作を制御するための制御回路が構成された制御モジュール24と、を備える。そして、放熱フィン22bが、ヒートシンク22の他面に立設されている。さらに、磁極位置検出センサ19のセンサステータ19bが、ヒートシンク22に装着され、磁極位置検出センサ19の信号線が制御モジュール24に接続される。
ケース23が、整流器モジュール20、界磁モジュール21および制御モジュール24を囲むようにヒートシンク22の一面に装着される。そして、ケース23にインサート成形されたターミナル23aの一端が整流器モジュール20の交流出力端子20aに溶接により接合される。防水用樹脂25が、ケース23内に充填され、整流器モジュール20、界磁モジュール21、制御モジュール24および電気接続部が防水保護される。
コネクティングボード26は、図示されていないが、固定子巻線12の口出し線と整流器モジュール20を接続するためのターミナルをインサート成形して構成され、リヤブラケット3の軸方向外側にねじ38で固定されている。そして、口出し線がリヤブラケット3から軸方向外側に引き出され、ターミナルの一端に溶接などにより接合される。
ブラシホルダ15は、円筒状のスリンガ部15aと、スリンガ部15aから径方向外方に突出するホルダ部15bと、を有する。ブラシホルダ15は、スリンガ部15a内に回転軸4を通して、ヒートシンク22の中心穴22a内に配置されて、ねじによりヒートシンク22に固定される。ブラシ16が、ホルダ部15bに装着されて、スリップリング14に摺動可能となっている。
インバータアッセンブリ120は、ヒートシンク22の一面を軸方向外方に向けて、回転軸4を中心穴22a内に通して、ヒートシンク22の一面が回転軸4と直交するように、リヤブラケット3の軸方向外側に配置され、ヒートシンク22をリヤブラケット3から軸方向外方に突出するボス部3cにねじ37により固定される。そこで、コネクティングボード26にインサート成形されたターミナルの他端がケース23にインサート成形されたターミナル23aの他端にねじで固定され、電気的に接続される。さらに、出力端子ボルト27が、ナット28を締め付けて、ケース23にインサート成形されて、整流器モジュール20の正極端子に接続されているバスバー(図示せず)に電気的に接続される。また、絶縁性キャップ29がナット28により締着固定され、出力端子ボルト27とバスバーとの電気接続部を絶縁保護している。
保護カバー30は、通風穴のない一枚板に構成された樹脂成形体であり、筒状の周壁部31と、周壁部31の一側開口を塞口する底部32と、からなる有底筒状に作製されている。周壁部31の周方向の少なくとも一部の領域が、口開き状に形成されている。また、突起部33が、底部32の内壁面の中央位置に口開き状に形成されている。さらに、肉厚部34が、それぞれ、底部32の内壁面の突起部33の外周側の部位を突き出して、周方向に複数形成されている。なお、出力端子ボルト27が底部32を貫通して軸方向外方に突出しているが、ナット28により締着固定された絶縁性キャップ29が、出力端子ボルト27の底部32の貫通部を塞口している。そこで、保護カバー30は、通風穴のない1枚板で構成された樹脂成形体と見なすことができる。
このように構成された保護カバー30は、インバータアッセンブリ120を内部に収納するようにリヤブラケット3の軸方向外方に装着され、ねじ39によりリヤブラケット3に締着固定されている。そして、突起部33が、切り欠き部(図示せず)にブラシホルダ15のホルダ部15bを挿入して、ブラシホルダ15のスリンガ部15aの先端側を囲繞している。また、周壁部31の開口端の軸方向の位置は、リヤブラケット3のリヤ側外端面と略一致している。また、周壁部31の口開き状部とリヤブラケット3との間には隙間が形成されている。この周壁部31の口開き状部とリヤブラケット3との間の隙間が、ファン18の駆動時に、空気導入部35となる。
つぎに、このように構成された車両用回転電機100の動作について説明する。
車両用回転電機100は、プーリ13およびベルト(図示せず)を介してエンジンのクランク軸(図示せず)に連結されている。そして、バッテリ(図示せず)の正極が端子ボルトに接続される。また、フロントブラケット2とリヤブラケット3が接地されアース電位に保持されている。制御モジュール24は、界磁モジュール21を制御して回転子5の界磁巻線7に流す界磁電流を調整する。そして、車両用回転電機100は、エンジンを始動するための電動機能と、発電のための電動機能とを有している。
ここで、エンジンの始動時には、直流電力がバッテリから出力端子ボルト27を介して整流器モジュール20に給電される。そして、制御モジュール24が整流器モジュール20のスイッチング素子をON/OFF制御し、直流電力が三相交流電力に変換される。この三相交流電力が、固定子巻線12に供給される。そして、界磁モジュール21により界磁電流が供給されている回転子5の界磁巻線7に回転磁界が与えられ、回転子5が回転駆動される。この回転子5の回転トルクが回転軸4、プーリ13およびベルトを介してエンジンに伝達され、エンジンが点火、始動される。
一方、エンジンが始動されると、エンジンの回転トルクがクランク軸、ベルトおよびプーリ13を介して車両用回転電機100に伝達される。これにより、回転子5が回転され、固定子巻線12に三相交流電圧が誘起される。そこで、制御モジュール24が整流器モジュール20のスイッチング素子をON/OFF制御し、固定子巻線12に誘起された三相交流電力を直流電力に変換し、バッテリや電気負荷に供給される。
また、磁極位置検出センサ19の信号出力は、制御モジュール24に送られ、回転子5の回転位置検出に用いられ、車両用回転電機100の発電動作およびエンジンの始動動作時の制御情報として利用される。
また、ファン17,18が回転子5の回転に連動して回転し、ハウジング1内の空気が排気孔2b、3bから外部に排出され、ハウジング1の内部が負圧になる。これにより、フロント側では、空気が吸気孔2aからフロントブラケット2内に流入する。そして、フロントブラケット2内に流入した空気は、ファン17により遠心方向に曲げられて、固定子巻線12のコイルエンドを冷却した後、排気孔2bから外部に排出される。
一方、リヤ側では、空気が空気導入部35から保護カバー30内に導入される。保護カバー30内に導入された空気の一部は、ヒートシンク22の他面に立設された放熱フィン22bに沿って径方向内方に流れる。そこで、ヒートシンク22に実装された発熱部品での発熱が、放熱フィン22bに沿って流れる空気に放熱される。
また、保護カバー30内に導入された空気の残部は、保護カバー30の内壁面に沿って径方向内方に流れた後、ヒートシンク22の中心穴22aを通って軸方向にリヤブラケット3側に流れる。そこで、ヒートシンク22に実装された発熱部品での発熱が、保護カバー30の内壁面に沿って流れる空気に放熱される。さらに、ブラシ16とスリップリング14との摺動部での発熱が、中心穴22aを通る空気に放熱される。
そして、中心穴22aを通って軸方向にリヤブラケット3側に流れた空気は、リヤブラケット3の端面に沿って径方向内方に流れてきた空気と合流して、吸気孔3aからリヤブラケット3内に流入する。リヤブラケット3内に流入した空気は、ファン18により遠心方向に曲げられ、固定子巻線12のコイルエンドを冷却した後、排気孔3bから外部に排出される。
このように構成された車両用回転電機100では、インバータアッセンブリ120は樹脂封止されているので、整流器モジュール20、界磁モジュール21、制御モジュール24、さらには樹脂封止前に接続された電気接続部は絶縁保護されている。しかし、樹脂封止後に行われる電気接続部、例えば、整流器モジュール20の交流出力端子20aに接続されたターミナル23aとコネクティングボード26にインサート成形されたターミナルとの電気接続部や、コネクティングボード26にインサート成形されたターミナルと固定子巻線12の口出し線との電気接続部などは、絶縁保護されていない。そこで、このような絶縁保護されていない電気接続部への被水対策が必要となる。さらに、スリップリング14とブラシ16との摺動部に泥水などが浸入すると、ブラシ16の異常摩耗を引き起こすので、スリップリング14とブラシ16との摺動部への被水対策が必要となる。
この実施の形態1によれば、保護カバー30は、インバータアッセンブリ120の外周部を囲繞する筒状の周壁部31と、周壁部31の一側開口を塞口し、インバータアッセンブリ120の軸方向一側に相対する底部32と、を有し、通風穴のない一枚板に構成されている。そこで、タイヤの跳ね上げなどによる保護カバー30内への泥水の侵入が阻止される。これにより、新たな防水カバーを装着する必要がなく、部品点数や組立工数を削減でき、低コスト化が図られる。また、車両の被水対策毎に、保護カバー30を変更する必要がなく、低コスト化が図られる。
また、泥水がインバータアッセンブリ120の電気接続部に付着して、電気接続部が腐食するような事態や、泥水がスリップリング14とブラシ16との摺動部に付着して、ブラシ16が異常摩耗するような事態の発生が抑制される。また、風通穴が保護カバー30に設けられていないので、保護カバー30の強度を高めることができる。
また、周壁部31の開口端の少なくとも一部がリヤブラケット3と離間して、ファン18の駆動時に、空気導入部35を構成している。そこで、ファン18の駆動時に、空気が、周壁部31の開口端とリヤブラケット3との間の空気導入部35から保護カバー30内に導入されるので、保護カバー30内やリヤブラケット3内の発熱部品を効果的に冷却することができる。
このように、実施の形態1によれば、冷却性と放水性とを兼ね備えた保護カバー30を単純な構成で実現でき、低コスト化が図られる。
また、空気導入部35を構成する周壁部31の開口端に至る周壁部31の領域が、口開き状に、すなわち軸方向の他側に向かって漸次径方向外方に変位する傾斜面に形成されているので、異物などが周壁部31の内壁面上に溜まりにくくなる。そこで、空気導入部35が狭められることによる冷却性の悪化を抑制できる。
肉厚部34が底部32に形成されているので、保護カバー30の厚みを全体的に厚くすることなく、保護カバー30の強度が高められる。
スリンガ部15aの軸方向一端側を囲繞する筒状の突起部33が、底部32の内壁面に形成されている。そこで、仮に泥水が保護カバー30内に浸入し、底部32の内壁面を伝って下降して、底部32の中央部に到達しても、泥水は突起部33の外周面上を周方向に流れるので、スリップリング14とブラシ16との摺動部への泥水の侵入が防止される。
また、筒状の突起部33がリヤブラケット3側に向かって口開き状に形成されているので、突起部33に到達し、突起部33の開口端側に流れようとした泥水は、突起部33の傾斜によって根元部側に戻される。そこで、突起部33の開口端側への泥水の流出が阻止され、スリップリング14とブラシ16との摺動部への泥水の侵入が確実に防止される。
なお、上記実施の形態1では、保護カバーが樹脂製であるとしているが、保護カバーは金属製でもよい。
また、上記実施の形態1では、周壁部の開口端の軸方向の位置がリヤブラケット3のリヤ側外端面と略一致しているが、周壁部の開口端の軸方向の位置は、インバータアッセンブリよりリヤブラケット側に位置していればよい。
また、上記実施の形態1では、車両用発電電動機について説明しているが、本発明は、車両用電動機や車両用発電機などの車両用回転電機に適用しても、同様の効果を奏する。
1 ハウジング、4 回転軸、5 回転子、10 固定子、15 ブラシホルダ、15a スリンガ部、15b ホルダ部、16 ブラシ、18 ファン、20 整流器モジュール、21 界磁モジュール、22 ヒートシンク、22a 中心穴、24 制御モジュール、30 保護カバー、31 周壁部、32 底部、33 突起部、34 肉厚部、35 空気導入部、110 モータ部、120 インバータアッセンブリ。

Claims (4)

  1. ハウジングに支持された回転軸に固着されて上記ハウジング内に回転可能に配設された回転子、上記回転子を囲繞するように上記ハウジングに保持された固定子、および上記回転子の軸方向一端に固着されたファンを有するモータ部と、
    直流電力と交流電力との間の電力変換を行う整流器モジュール、界磁電流を制御する界磁モジュール、上記整流器モジュールと上記界磁モジュールの動作を制御する制御モジュール、および上記整流器モジュール、上記界磁モジュールおよび上記制御モジュールが一面側に搭載された、中心穴を有するヒートシンクを有し、上記ハウジングから軸方向一側に突出する上記回転軸の端部が上記中心穴内に位置している状態で、上記ヒートシンクの一面側を軸方向一側に向けて上記ハウジングの軸方向一側に配置されたインバータアッセンブリと、
    上記ハウジングから軸方向一側に突出する上記回転軸の端部を囲繞するように配置されたスリンガ部、およびスリンガ部から径方向外方に突出するホルダ部を有し、上記ヒートシンクの上記中心穴内に配置されたブラシホルダと、
    上記回転軸の端部に装着されたスリップリングに摺動可能に上記ホルダ部に装着されたブラシと、
    上記インバータアッセンブリを覆うように上記ハウジングの軸方向一側に装着された保護カバーと、を備え、
    上記保護カバーは、上記インバータアッセンブリの外周部を囲繞する筒状の周壁部と、上記周壁部の一側開口を塞口し、上記インバータアッセンブリの軸方向一側に相対する底部と、を有し、通風穴のない一枚板に構成されており、上記周壁部の他側開口端の少なくとも一部が上記ハウジングと離間して、上記ファンの駆動時に、空気導入部を構成する車両用回転電機。
  2. 上記空気導入部を構成する上記周壁部の他側開口端に至る上記周壁部の領域は、軸方向の他側に向かって漸次径方向外方に変位する傾斜面に形成されている請求項1記載の車両用回転電機。
  3. 上記スリンガ部の軸方向一端側を囲繞する筒状の突起部が、上記底部の内壁面に形成されている請求項1又は請求項2記載の車両用回転電機。
  4. 肉厚部が上記底部に形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用回転電機。
JP2016084264A 2016-04-20 2016-04-20 車両用回転電機 Active JP6169216B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016084264A JP6169216B1 (ja) 2016-04-20 2016-04-20 車両用回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016084264A JP6169216B1 (ja) 2016-04-20 2016-04-20 車両用回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6169216B1 true JP6169216B1 (ja) 2017-07-26
JP2017195696A JP2017195696A (ja) 2017-10-26

Family

ID=59384305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016084264A Active JP6169216B1 (ja) 2016-04-20 2016-04-20 車両用回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6169216B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110022652A (zh) * 2019-05-30 2019-07-16 温州博技科技有限公司 一种汽车车身电子控制模块
JP2021175235A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 三菱電機株式会社 回転電機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7068433B1 (ja) 2020-12-16 2022-05-16 三菱電機株式会社 制御装置一体型回転電機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03235644A (ja) * 1990-02-07 1991-10-21 Hitachi Ltd 車両用交流発電機
JP5769848B1 (ja) * 2014-04-23 2015-08-26 三菱電機株式会社 回転電機
JP6067087B1 (ja) * 2015-11-06 2017-01-25 三菱電機株式会社 車両用回転電機
JP6099726B1 (ja) * 2015-11-12 2017-03-22 三菱電機株式会社 車両用回転電機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110022652A (zh) * 2019-05-30 2019-07-16 温州博技科技有限公司 一种汽车车身电子控制模块
JP2021175235A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 三菱電機株式会社 回転電機
JP7094320B2 (ja) 2020-04-22 2022-07-01 三菱電機株式会社 回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017195696A (ja) 2017-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5202573B2 (ja) 車両用制御装置一体型回転電機
US7888828B2 (en) Starter generator
CN107534369B (zh) 车用交流发电机
JP4754009B2 (ja) 車両用回転電機
US7456532B2 (en) Dynamoelectric machine
JP4549924B2 (ja) 車両用回転電機
JP2000262013A (ja) 車両用交流発電機
KR20060089749A (ko) 제어장치 일체형 회전 전기기계
JP4089623B2 (ja) 回転電機
JP6169216B1 (ja) 車両用回転電機
JP4543057B2 (ja) 車両用回転電機
US9906089B2 (en) Rotating electric machine
JP3815059B2 (ja) 車両用交流発電機
JP2003274611A (ja) 車両用交流発電機の整流装置
WO2013080258A1 (ja) 車両用回転電機
JP2002136076A (ja) 交流発電機
WO2016174731A1 (ja) 回転電機
JP3543876B2 (ja) 交流発電機
JP2010239727A (ja) 車両用交流発電機及び車両用発電電動装置
JP4745493B2 (ja) 交流発電機
JP2006271014A (ja) 車両用交流発電機
JP4186838B2 (ja) 車両用発電機
JP4607114B2 (ja) 交流発電機の電圧制御装置
JP4609445B2 (ja) 車両用交流発電機
JP7113945B1 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6169216

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250