JP6159180B2 - タクシーメータ - Google Patents

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Description

本発明はタクシーメータに関し、特に、有料道路の利用料金をタクシー利用者に対して課金するための技術に関する。
近年では、高速道路等の有料道路において、通信システムを利用して利用料金の収受を電子的に行うETC(Electronic Toll Collection:電子料金収受)システムが普及している。このようなETCシステムは、車両に搭載されたETC車載器と道路側に設置された路側無線装置との間で無線通信を行い、情報の交換により利用料金の収受を電子的に行うことができる。
実際には、ETC車載器を搭載した車両が一般の道路から有料道路に進入する際に、有料道路の入口料金所の近傍に設置された路側無線装置と、ETC車載器との間で無線通信が行われ、利用料金の精算に必要な入口情報の受け渡しが行われる。また、ETC車載器に挿入されたETCカードに、通過した料金所の情報や通過日時等が書き込まれる。更に、当該車両が有料道路を出る際にも、出口料金所に設置されている路側無線装置と、ETC車載器との間で無線通信が行われる。この時、ETCカードに書き込まれた情報により入口も特定できるので、有料道路の入口と出口との間の利用料金が算出され、この料金の精算が電子的に実行される。
このような電子料金収受システムの従来技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1においては、通過した料金所の情報や通過日時等がETCカードに正しく書き込まれなかった場合でも、次の料金所を通過した際に自動で料金徴収を行うことができる電子料金収受システムについて開示している。
特開2012−113636号公報
タクシー車両の場合には、この車両が高速道路等の有料道路を走行した時に、道路に設置された出口ゲートにおいて、ETC車載器からタクシーメータに高速料金が通知され、タクシーメータがその高速料金をタクシー乗客の運賃に加算する。
ところで、ETCシステムにおいては通信の異常などにより電子的な利用料金の収受に失敗する場合がある。一般的な高速道路の入口および出口のゲートには、開閉可能なバーが設置してあり、車両の通過を禁止することができる。即ち、電子的な利用料金の収受に成功した場合にはバーを開いて車両の通過を許可し、電子的な利用料金の収受に失敗した場合にはバーが閉じた状態を維持して車両の通過を禁止する。後者の場合には、料金所の係員と車両の運転者との間でETCカードを手渡しして、特別な手作業により利用料金の収受を完了することができる。
しかし、高速道路等の有料道路には、開閉可能なバーが存在しないフリーフロー方式の出口ゲートも存在する。フリーフロー方式の出口ゲートにおいては、電子的な利用料金の収受に失敗した場合であっても、車両を止めることができないので、正常な状態で利用料金の収受を完了させることができない場合がある。
利用者から利用料金を受け取る道路事業者やクレジットカード会社側は、正常な通信ができなかった場合であっても、料金の授受を行いETCカードに対して費用を請求することができる。したがって、道路事業者やクレジットカード会社と利用者との間で特別なトラブルが生じることはない。
しかしながら、タクシー車両の場合には次のような問題が生じる。すなわち、出口ゲートにおいて、電子的な利用料金の収受に失敗した場合、ETC車載器はタクシーメータに対して高速料金を通知できない。したがって、メータに表示されない有料道路の利用料金を、タクシー運転手がタクシーの乗客に対して請求できない。このため、タクシー業者は、道路事業者からは高速料金を徴収されるものの、タクシー利用者に高速料金を請求できないということが起こり得る。
特許文献1においても、ETCカードへの書き込みの失敗により、タクシー業者がタクシー利用者に料金徴収できない状況を回避することについて言及している。しかし、特許文献1では特別な状況のみを想定している。即ち、タクシー車両が、有料道路を走行し、一旦有料道路から出て一般道路に移動し、再び別の有料道路に進入するような経路を走行する場合を想定している。したがって、同じ乗客を乗せたまま、タクシー車両が何回も料金所を通過するので、通過した料金所の情報や通過日時等がETCカードに正しく書き込まれなかった場合でも、次の料金所を通過した際に自動で料金徴収を行うことが可能である。
しかし、タクシー車両が有料道路を1回だけ走行した後で乗客に乗車料金を請求する一般的な状況においては、特許文献1の技術を利用できないので、やはり有料道路の利用料金を乗客に請求できないことになる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ETCシステムを利用した有料道路の利用料金の収受に失敗した場合であっても、タクシー業者が乗客に対して適切な料金を請求することが可能なタクシーメータを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るタクシーメータは、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) ETC車載器との間で通信可能なタクシーメータであって、
自車両が有料道路の出口ゲートを通過したことを検知した後、前記ETC車載器が出力する信号に基づいて前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態を検知した場合、
前記自車両が直前に通過した前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報と、前記自車両が前記有料道路に進入した時に通過した入口ゲートの位置を表す入口位置情報とを取得し、
前記入口位置情報及び出口位置情報と、事前に定められた有料道路料金算出ルールとに基づいて前記有料道路の利用料金を算出し、
算出した前記利用料金を、タクシー利用者に対する請求額に反映
前記自車両の現在位置を表す情報を繰り返し取得し、
取得した現在位置の情報に基づいて前記自車両が前記有料道路からそれ以外の一般道路に移動したことを検知した後、前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態が発生したか否かを識別し、異常な終了状態の有無を検知する、
こと。
) 上記()の構成のタクシーメータであって、
前記ETC車載器と道路側の通信装置との間の無線通信において異常な状態で通信が終了した場合、前記ETC車載器が道路側の通信装置から利用料金の情報を正常に受信できなかった場合、前記ETC車載器に装着されているカードに対する利用料金の情報の書き込みに失敗した場合、及び前記ETC車載器からの利用料金の情報の取得に失敗した場合の少なくとも1つの条件に該当する場合、前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態が発生したと識別する、
こと。
ETC車載器との間で通信可能なタクシーメータであって、
自車両が有料道路の出口ゲートを通過したことを検知した後、前記ETC車載器が出力する信号に基づいて前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態を検知した場合、
前記自車両が直前に通過した前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報と、前記自車両が前記有料道路に進入した時に通過した入口ゲートの位置を表す入口位置情報とを取得し、
前記入口位置情報及び出口位置情報と、事前に定められた有料道路料金算出ルールとに基づいて前記有料道路の利用料金を算出し、
算出した前記利用料金を、タクシー利用者に対する請求額に反映し
前記自車両の現在位置を表す情報を繰り返し取得し、
取得した現在位置の情報に基づいて前記自車両が前記有料道路からそれ以外の一般道路に移動したことを検知した後、
前記自車両の現在位置に最も近い位置の前記出口ゲートを特定し、前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報を取得する、
こと。
上記(1)の構成のタクシーメータによれば、自車両が有料道路の出口を通過した際に、例えばETC車載器と道路側の通信設備との間で通信エラーなどの問題が発生し、有料道路の利用料金の情報を受け取ることができなかった場合であっても、適正な利用料金を算出しタクシーメータの表示等に反映することができる。したがって、タクシー業者は乗客に対して適切な料金を請求できる。
加えて、上記(1)の構成のタクシーメータによれば、通信エラーなどの問題によって、有料道路の出口ゲートを通過したことを示す信号を受け取ることができない状況であっても、出口ゲートを通過した直後にそれを検知できるので、現在位置に近い位置の実際に通過した出口ゲートを容易に特定できる。したがって、適切な料金の算出が可能になる。
上記()の構成のタクシーメータによれば、自車両が有料道路の出口を通過した際に、様々な原因により、有料道路の利用料金の情報を受け取ることができなかった場合であっても、適正な利用料金を算出しタクシーメータの表示等に反映することができる。
上記()の構成のタクシーメータによれば、自車両が実際に通過した出口ゲートの情報に基づいて、適切な料金を算出することが可能になる。
本発明のタクシーメータによれば、ETCシステムを利用した有料道路の利用料金の収受に失敗した場合であっても、タクシー業者が乗客に対して適切な料金を請求することが可能になる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、実施形態のタクシーメータの構成例を示すブロック図である。 図2は、高速道路入口料金所におけるシステム全体の動作を示すシーケンス図である。 図3は、高速道路出口料金所におけるシステム全体の動作を示すシーケンス図である。
本発明のタクシーメータに関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<タクシーメータの構成例>
本実施形態のタクシーメータ100の構成例を図1に示す。
図1に示したタクシーメータ100は、タクシー車両に搭載される車載器として構成されており、タクシーメータ本体10とこれに接続された各種周辺機器とで構成されている。各種周辺機器については、図1に示すようにGPS(Global Positioning System)受信機20、ETC(Electronic Toll Collection)車載器30、操作部40、表示部(モニタ)50、メモリカード60、通信モジュール70、及び外部機器80が含まれている。
また、タクシーメータ本体10の内部には、マイクロコンピュータ(CPU)11、メモリ(RAM)12、メモリ(ROM)13、メモリカードインタフェース14、インタフェース(I/F)15、16、18、19、及び時計部(RTC)17が備わっている。
マイクロコンピュータ11は、予め組み込まれているプログラムを実行することにより、タクシーメータ100の全体の動作を制御する。マイクロコンピュータ11が実行する制御の内容には、一般的なタクシーメータの制御の他に、後述する特徴的な制御も含まれている。
メモリ(RAM)12は、マイクロコンピュータ11からのアクセスにより、データの読み出し及び書き込みを自由に行うことができる。このメモリ12は、様々なデータを一時的に保持するために利用される。
メモリ(ROM)13は、読み出し専用のメモリであり、マイクロコンピュータ11からのアクセスによりデータの読み出しを行うことができる。メモリ13上には、マイクロコンピュータ11が実行すべきプログラムや、制御を行う際に利用する様々な定数などの固定データが予め保持されている。
メモリカードインタフェース14は、所定の形式のメモリカード60を装着可能なスロットを有しており、メモリカード60をマイクロコンピュータ11に接続するためのインタフェースとして機能する。マイクロコンピュータ11は、メモリカードインタフェース14を介してメモリカード60にアクセスし、データの書き込み及び読み出しを行うことができる。
メモリカード60は、フラッシュメモリのように不揮発性のメモリにより構成されている。メモリカード60は、例えば、タクシー車両の運行及び営業に関して収集された情報や乗務員に関する情報を保持するために利用される。
インタフェース15は、外部機器である通信モジュール70や、外部機器80をマイクロコンピュータ11に接続するための機能を有している。通信モジュール70は、移動体通信事業者等が各地に用意した無線基地局との間で無線通信を行い、データ通信のために必要な無線通信回線を確保することができる。外部機器80については、具体的には、タクシーの乗客に対して発行すべき領収書を印刷するプリンタなどを接続することが想定される。
インタフェース16は、GPS受信機20をマイクロコンピュータ11に接続するための機能を有している。GPS受信機20は、複数のGPS衛星からの電波を受信し、受信した信号に基づいて計算により車両の現在位置(緯度/経度)の情報を生成することができる。なお、本実施形態では車両の現在位置を把握するためにGPS受信機20を利用しているが、これ以外の装置を用いて車両の現在位置を検出することも可能である。
時計部17は、リアルタイムクロック(RTC)の機能を有する集積回路であり、現在の時刻を表す情報を管理したり、経過時間などの相対的な時間を管理するために利用することができる。
インタフェース18は、ETC車載器30をマイクロコンピュータ11に接続するための機能を有している。ETC車載器30は、例えば高速道路などの有料道路において、入口ゲートや出口ゲートの近傍に設置されている道路側通信装置(210)に接近した時に、これらの間で無線通信を行い様々な情報交換を行うことができる。また、ETC車載器30に装着されるETCカードを利用して、有料道路の利用料金の支払いに関する処理を行うことができる。ETCの処理の具体例については後で説明する。
インタフェース19は、表示部50をマイクロコンピュータ11に接続するための機能を有している。表示部50は、数値や文字などの様々な情報を表示可能な画面を有しており、マイクロコンピュータ11の制御に従って、状況に応じて様々な情報を表示することができる。具体的には、タクシー車両の営業中における現在の運賃の金額を表示したり、「空車」、「賃走」、「高速」、「支払い」のようなタクシーメータの状態を表示することができる。
操作部40は、タクシーの乗務員が操作可能な様々なボタンを有しており、各ボタンのオンオフ状態を表す信号をマイクロコンピュータ11に入力することができる。具体的には、「空車」、「賃走」、「高速」、「支払い」のようなタクシーメータの状態を切り替えるための多数のボタンが操作部40に含まれている。
また、車両側から出力される車速パルス信号が、スピード入力としてマイクロコンピュータ11に入力される。この車速パルス信号を計数することにより、マイクロコンピュータ11は現在の車速を計測したり、車両の走行距離を計測することができる。
<システム全体の動作>
前述のETC車載器30及びタクシーメータ100を含むETC関連のシステム全体の動作について以下に説明する。
高速道路入口料金所(入口ゲート)におけるシステム全体の動作を図2に示す。また、高速道路出口料金所(出口ゲート)におけるシステム全体の動作を図3に示す。即ち、ETC車載器30及びタクシーメータ100を搭載したタクシー車両が高速道路入口料金所に接近した場合の動作、及び出口料金所に接近した場合の動作がそれぞれ図2及び図3に示されている。
<高速道路入口料金所付近における動作>
図2に示すように、高速道路入口料金所200にはETCシステムの構成要素である道路側通信装置210が設置されている。また、図2の例では開閉可能なゲートバー220が高速道路入口料金所200に設置されている場合を想定している。
ETC車載器30を搭載したタクシー車両が高速道路入口料金所200に接近すると、図2に示すようにETC車載器30と道路側通信装置210との間で無線通信が可能な状態になる。この状態で、図2に示すような動作が行われる。
図2に示すように、道路側通信装置210は、ETC車載器30を搭載したタクシー車両が接近すると、ETC車載器30から送信される信号を受信するため、車両の接近を検知する(S11)。
これにより、道路側通信装置210とETC車載器30との間で無線通信が開始される(S12)。ここで、道路側通信装置210はETC車載器30側から送信される情報を読み取る。この情報には、ETC車載器30に装着されているETCカード31上に保持されている情報も含まれる。ETC車載器30は、道路側通信装置210から送信される入口情報を取得する。この入口情報には、例えば高速道路入口料金所200の位置を特定する情報や、車両が入口を通過した時刻などが含まれる。
道路側通信装置210は、ETC車載器30との間のETC通信が正常か異常かを自動的に識別し(S13)、その結果を制御に反映する。即ち、ETC通信が正常に行われた場合は入口ゲートにおける車両の通過を許可するためにゲートバー220を開放する。
一方、道路側通信装置210がETC通信において何らかの異常を検知した場合には異常発生時の処理を行う。即ち、ゲートバー220を閉鎖した状態を継続し(S15)、異常発生を高速道路入口料金所200を管理している係員に報知する。
係員は、異常発生を認識すると、事前に定めた手順に従って作業を行う。即ち、手渡しにより係員が車両の乗務員からETCカード31を受け取って(S16)、このETCカード31を高速道路入口料金所200内に配置されたカードリーダ/ライタに装着する。これにより、高速道路入口料金所200内のカードリーダ/ライタが料金所の通過に必要な入口情報を直接ETCカード31に書き込む(S17)。入口情報の書き込みが完了したETCカード31は、再び手渡しにより車両の乗務員に返却され、乗務員はこのETCカード31をETC車載器30に再び装着する(S23)。また、異常発生時にもETCカード31への入口情報の書き込みが終了すると、ゲートバー220が開放され(S18)車両の通過が許可される。
一方、道路側通信装置210とETC車載器30との間のETC通信が正常に終了した場合には、ETC車載器30は、道路側通信装置210から受け取った前記入口情報をETCカード31に書き込む(S21)。この後で、ETC車載器30は、高速道路入口料金所200を通過したことを表す通行データをタクシーメータ本体10に対して送信する。この通行データは、ETC車載器30が道路側通信装置210から受け取った入口情報に基づいて送信される。したがって、ETC通信の異常が発生した場合の処理(S23)では通行データの送信は行われない。
道路側通信装置210とETC車載器30との間のETC通信が正常に終了した場合には、タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11は、ETC車載器30から通行データを受信する。
この場合、マイクロコンピュータ11は、通行データを受信した時点における車両の現在位置を表す位置データ(Pin)をGPS受信機20から取得する(S32)。また、タクシーメータ本体10上に予め登録されている多数の入口料金所の中から、取得した位置データ(Pin)の位置に最も近い1つの入口料金所を特定し、特定した入口料金所の情報を例えばメモリカード60上に格納する(S33)。
一方、道路側通信装置210とETC車載器30との間のETC通信で異常が発生した場合には、タクシー車両の乗務員は、ETCカード31をETC車載器30に再装着した後で、操作部40に備わっている「高速」ボタンを押下する。
タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11は、「高速」ボタンの押下を検知すると(S34)、この時点における車両の現在位置を表す位置データ(Pin)をGPS受信機20から取得する(S35)。また、タクシーメータ本体10上に予め登録されている多数の入口料金所の中から、取得した位置データ(Pin)の位置に最も近い1つの入口料金所を特定し、特定した入口料金所の情報を例えばメモリカード60上に格納する(S36)。
<高速道路出口料金所付近における動作>
図3に示すように、高速道路出口料金所200Bにも、ETCシステムの構成要素である道路側通信装置210が設置されている。また、道路事業者が管理している高速道路出口料金所200Bのシステムは、利用料金授受のためにクレジット会社のシステム300とも接続されている。なお、図3に示した例では、高速道路出口料金所200Bがフリーフロー方式に対応しており、車両の進行を止めるゲートバーが高速道路出口料金所200Bに存在しない場合を想定している。
ETC車載器30を搭載したタクシー車両が高速道路出口料金所200Bに接近すると、図3に示すようにETC車載器30と道路側通信装置210との間で無線通信が可能な状態になる。この状態で、図3に示すような動作が行われる。
図3に示すように、道路側通信装置210は、ETC車載器30を搭載したタクシー車両が所定の通信可能エリアまで接近すると、ETC車載器30から送信される信号を受信するため、車両の接近を検知する(S41)。
これにより、道路側通信装置210とETC車載器30との間で無線通信が開始される(S42)。そして、道路側通信装置210はETC車載器30側から送信される情報を読み取る(S43)。この情報には、ETC車載器30に装着されているETCカード31上に保持されている情報、即ち利用料金の決済に使用するETCカード31の番号や、該当する車両が高速道路入口料金所200を通過した時に書き込まれた入口情報も含まれる。
したがって、高速道路出口料金所200Bのシステムは、受信した入口情報が示す特定の高速道路入口料金所200の位置と、高速道路出口料金所200Bとの間の通行料金を事前に定めた料金表の内容に従って計算する(S44)。そして、高速道路出口料金所200Bのシステムは、算出した通行料金の金額と、ETCカード31の番号などの情報を決済のためにクレジット会社のシステム300に送信する。
クレジット会社のシステム300は、高速道路出口料金所200Bから受信した情報に基づき、該当するETCカード31を所持している特定の利用者に対して、通行料金の請求を実行し、ETC料金の授受を完了する(S60)。
高速道路出口料金所200Bの道路側通信装置210は、それまでのETC車載器30との間のETC通信が正常であったか否かを識別する(S45)。そして、ETC通信が正常の場合には、ETC車載器30は、S44で算出された通行料金の課金情報を道路側通信装置210から取得するための通信を実行する(S46)。
ETC車載器30は、通行料金の課金情報を道路側通信装置210から取得できたか否かを識別し(S47)、取得できた場合にはこの通行料金の課金情報をETCカード31に書き込む(S48)。更に、ETC車載器30はETCカード31に対して通行料金の課金情報を正しく書き込むことができたか否かを識別(S49)する。正しく書き込むことができた場合には、通行料金の課金情報をETC車載器30がタクシーメータ本体10に対して送信する(S50)。
タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11は、通行料金の課金情報をETC車載器30から取得できたか否かを識別する(S51)。通行料金の課金情報を取得できた場合には、タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11は、S50で取得したETCによる通行料金を、現在乗車している乗客の課金料金に加算する(S52)。タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11がETC車載器30から通行料金の課金情報を正しく取得できなかった場合には、その状況をETC車載器30に対して通知する。
ETC車載器30は、次の(1)〜(4)のいずれかの状況においてステップS53を実行し、ETCによる通行料金をタクシーメータの料金に課金できない状況、すなわち有料道路の利用料金収受が異常な終了状態であることをタクシーメータ本体10に対して通知する。
(1)ETC通信の異常がS45で検出された場合
(2)道路側通信装置210から通行料金の課金情報を取得できなかったことをS47で検知した場合
(3)ETCカード31に対して通行料金の課金情報を正しく書き込むことができなかったことをS49で検知した場合
(4)タクシーメータ本体10が通行料金の課金情報を取得できなかったことをS51で検知した場合
本実施形態においては、上記(1)〜(4)のいずれかの状況に該当し、タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11が、そのままではETCによる通行料金をタクシーメータの料金に課金できない状況であっても、図3に示した特別な処理PRを実行することにより、ETC料金のタクシー乗客への課金が可能になる。
処理PRの内容は次の通りである。
ステップS54では、タクシー車両が高速走行している状態において、マイクロコンピュータ11は、タクシー車両の現在位置の情報を、例えば1秒周期でGPS受信機20から繰り返し取得する。そして、取得した現在位置の情報を予め登録されている道路地図データの内容と比較して、高速道路と一般道路とを区別する。高速走行している状態から現在位置が一般道路と一致する状態になったことをS54で検知すると、次のS55に進む。
ステップS55では、タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11がETC車載器30からS53の通知を受信したか否かを識別する。通知を受信していなければ、ETC料金のタクシー料金への課金が完了しているのでそのまま処理PRを終了する。通知を受信した場合にはS56に進む。
ステップS56では、マイクロコンピュータ11が、道路地図データの中に予め登録されている各地の高速道路出口料金所200Bの中で、最寄りの出口ゲートを検索する。即ち、S54で検出した最新の車両現在位置に最も近い位置にある高速道路出口料金所200Bを特定する。
ステップS57では、マイクロコンピュータ11は、事前に登録されている料金算出ルールに基づき、通過した高速道路の通行料金を算出する。具体的には、図2のS33又はS36で特定した入口料金所の情報をメモリカード60から取得し、この入口料金所の位置と、S56で特定した出口料金所200Bの位置との間を通行する際に必要な通行料金を料金算出ルールに従って算出する。なお、料金算出ルールについては、事前に道路事業者が道路の区間毎に決定した料金の一覧を保持するテーブルを利用することが想定される。
ステップS58では、マイクロコンピュータ11は、S57で算出した通行料金を、該当するタクシー車両に現在乗車している乗客のタクシー運賃に対して加算する。
<特徴的な動作の説明>
車両がフリーフロー方式の高速道路出口料金所200Bを通過して高速道路から一般道路に移動する際に、ETC車載器30と道路側通信装置210との間のETC通信が異常な状態で終了する可能性もある。このような通信の異常が発生した場合であっても、クレジット会社のシステム300はS60で利用者に対して利用料金を請求できるため、道路事業者側が損失を被ることはない。
一方、タクシー車両の場合には、ETC車載器30と道路側通信装置210との間のETC通信が異常な状態で終了すると、タクシーメータ100が乗客のタクシー料金に対して高速道路の通行料金を課金できない可能性がある。しかし、図3に示した動作においては、ステップS45、S47、S49、S51のいずれかで異常を検出した場合に、図3に示した処理PRをタクシーメータ100が実行するので、高速道路の通行料金を、乗客のタクシー料金に対して適正な状態で課金することが可能になる。
<変形の可能性>
なお、図2及び図3に示したETC車載器30側の処理については、タクシーメータ本体10側のマイクロコンピュータ11が実行するように変更することもできる。逆に、マイクロコンピュータ11が実行する処理の一部分をETC車載器30に内蔵されている制御部が実行するように変更することもできる。
タクシーメータ本体10のマイクロコンピュータ11が参照する道路地図や、各有料道路の料金算出ルールなどのデータについては、タクシーメータ本体10に固定データとして事前に保持しておいても良いし、通信モジュール70を用いた無線通信により車両の外部から取得しても良い。またマイクロコンピュータ11が検索する代わりに、外部のサーバに検索を要求して検索結果のデータをマイクロコンピュータ11が受信するように変更しても良い。
ここで、上述した本発明に係るタクシメータの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] ETC車載器(30)との間で通信可能なタクシーメータ(10)であって、
自車両が有料道路の出口ゲートを通過したことを検知した後、前記ETC車載器(30)が出力する信号に基づいて前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態を検知した場合(S53、S55)、
前記自車両が直前に通過した前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報と、前記自車両が前記有料道路に進入した時に通過した入口ゲートの位置を表す入口位置情報とを取得し(S54、S56、S57)、
前記入口位置情報及び出口位置情報と、事前に定められた有料道路料金算出ルールとに基づいて前記有料道路の利用料金を算出し(S57)、
算出した前記利用料金を、タクシー利用者に対する請求額に反映する(S58)、
ことを特徴とするタクシーメータ(10)。
[2] [1]に記載のタクシーメータ本体(10)であって、
前記自車両の現在位置を表す情報を繰り返し取得し(S54)、
取得した現在位置の情報に基づいて前記自車両が前記有料道路からそれ以外の一般道路に移動したことを検知した後(S54)、前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態が発生したか否かを識別し(S55)、異常な終了状態の有無を検知する、
ことを特徴とするタクシーメータ本体(10)。
[3] [2]に記載のタクシーメータ本体(10)であって、
前記ETC車載器(30)と道路側の通信装置との間の無線通信において異常な状態で通信が終了した場合(S45)、前記ETC車載器(30)が道路側の通信装置から利用料金の情報を正常に受信できなかった場合(S47)、前記ETC車載器(30)に装着されているカードに対する利用料金の情報の書き込みに失敗した場合(S49)、及び前記ETC車載器(30)からの利用料金の情報の取得に失敗した場合の少なくとも1つの条件に該当する場合(S51)、前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態が発生したと識別する(S53、S55)、
ことを特徴とするタクシーメータ本体(10)。
[4] [1]から[3]のいずれか1項に記載のタクシーメータ本体(10)であって、
前記自車両の現在位置を表す情報を繰り返し取得し(S54)、
取得した現在位置の情報に基づいて前記自車両が前記有料道路からそれ以外の一般道路に移動したことを検知した後(S54)、
前記自車両の現在位置に最も近い位置の前記出口ゲートを特定し、前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報を取得する(S56)、
ことを特徴とするタクシーメータ本体(10)。
10 タクシーメータ本体
11 マイクロコンピュータ
12 メモリ(RAM)
13 メモリ(ROM)
14 メモリカードインタフェース
15,16,18,19 インタフェース
17 時計部
20 GPS受信機
30 ETC車載器
31 ETCカード
40 操作部
50 表示部(モニタ)
60 メモリカード
70 通信モジュール
80 外部機器
100 タクシーメータ
200 高速道路入口料金所
200B 高速道路出口料金所
210 道路側通信装置
220 ゲートバー
300 クレジット会社のシステム

Claims (3)

  1. ETC車載器との間で通信可能なタクシーメータであって、
    自車両が有料道路の出口ゲートを通過したことを検知した後、前記ETC車載器が出力する信号に基づいて前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態を検知した場合、
    前記自車両が直前に通過した前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報と、前記自車両が前記有料道路に進入した時に通過した入口ゲートの位置を表す入口位置情報とを取得し、
    前記入口位置情報及び出口位置情報と、事前に定められた有料道路料金算出ルールとに基づいて前記有料道路の利用料金を算出し、
    算出した前記利用料金を、タクシー利用者に対する請求額に反映
    前記自車両の現在位置を表す情報を繰り返し取得し、
    取得した現在位置の情報に基づいて前記自車両が前記有料道路からそれ以外の一般道路に移動したことを検知した後、前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態が発生したか否かを識別し、異常な終了状態の有無を検知する、
    ことを特徴とするタクシーメータ。
  2. 請求項に記載のタクシーメータであって、
    前記ETC車載器と道路側の通信装置との間の無線通信において異常な状態で通信が終了した場合、前記ETC車載器が道路側の通信装置から利用料金の情報を正常に受信できなかった場合、前記ETC車載器に装着されているカードに対する利用料金の情報の書き込みに失敗した場合、及び前記ETC車載器からの利用料金の情報の取得に失敗した場合の少なくとも1つの条件に該当する場合、前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態が発生したと識別する、
    ことを特徴とするタクシーメータ。
  3. ETC車載器との間で通信可能なタクシーメータであって、
    自車両が有料道路の出口ゲートを通過したことを検知した後、前記ETC車載器が出力する信号に基づいて前記有料道路の利用料金収受に関する異常な終了状態を検知した場合、
    前記自車両が直前に通過した前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報と、前記自車両が前記有料道路に進入した時に通過した入口ゲートの位置を表す入口位置情報とを取得し、
    前記入口位置情報及び出口位置情報と、事前に定められた有料道路料金算出ルールとに基づいて前記有料道路の利用料金を算出し、
    算出した前記利用料金を、タクシー利用者に対する請求額に反映
    前記自車両の現在位置を表す情報を繰り返し取得し、
    取得した現在位置の情報に基づいて前記自車両が前記有料道路からそれ以外の一般道路に移動したことを検知した後、
    前記自車両の現在位置に最も近い位置の前記出口ゲートを特定し、前記出口ゲート近傍の位置を表す出口位置情報を取得する、
    ことを特徴とするタクシーメータ。
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