JPH11185073A - 有料道路の料金収受システム - Google Patents
有料道路の料金収受システムInfo
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- JPH11185073A JPH11185073A JP9357786A JP35778697A JPH11185073A JP H11185073 A JPH11185073 A JP H11185073A JP 9357786 A JP9357786 A JP 9357786A JP 35778697 A JP35778697 A JP 35778697A JP H11185073 A JPH11185073 A JP H11185073A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】路側機と車載器との間の通信による課金処理に
おいて、路側機側で車載器の処理が正しく行なわれたか
否かを確認でき、２重の課金処理を防止する。 【解決手段】料金所の路側に設置された路側機１０と車
両に搭載された車載器２０との無線通信により、通過車
両より通行料金を収受する料金収受システムにおいて、
車載器２０に同車載器が直前に正常に処理を完了した通
信処理を特定する特定情報を記録する。路側機１０は、
車載器２０との通信処理の異常を検知した際、上記車載
器２０に記録されている特定情報を読み取り、直前の処
理が車載器２０により正常に終了したか否かを判定し、
その判定結果に従って課金処理を実行するか否かを決定
する。
おいて、路側機側で車載器の処理が正しく行なわれたか
否かを確認でき、２重の課金処理を防止する。 【解決手段】料金所の路側に設置された路側機１０と車
両に搭載された車載器２０との無線通信により、通過車
両より通行料金を収受する料金収受システムにおいて、
車載器２０に同車載器が直前に正常に処理を完了した通
信処理を特定する特定情報を記録する。路側機１０は、
車載器２０との通信処理の異常を検知した際、上記車載
器２０に記録されている特定情報を読み取り、直前の処
理が車載器２０により正常に終了したか否かを判定し、
その判定結果に従って課金処理を実行するか否かを決定
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、料金所の路側に設
置された路側機と車両に搭載された車載器との無線通信
により、通過車両から通行料金を収受する有料道路の料
金収受システムに関する。
置された路側機と車両に搭載された車載器との無線通信
により、通過車両から通行料金を収受する有料道路の料
金収受システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、有料道路の自動料金収受システム
として、車両に無線通信機能を備えた車載器を搭載し、
車両が料金所を通過する際、上記車載器と料金所に設置
されている地上側設備との間で無線通信を行なうことに
より、通行料金の自動収受処理を行ない、車両がノンス
トップで料金所を通過できるようにしたシステムが開発
されている。
として、車両に無線通信機能を備えた車載器を搭載し、
車両が料金所を通過する際、上記車載器と料金所に設置
されている地上側設備との間で無線通信を行なうことに
より、通行料金の自動収受処理を行ない、車両がノンス
トップで料金所を通過できるようにしたシステムが開発
されている。
【０００３】図４は、上記ノンストップ自動料金収受シ
ステムの概略を示したものである。同図に示すように、
有料道路を走行する車両１には、無線通信機能を備えた
車載器２が搭載される。この車載器２には、予め車種情
報、金額情報等が書き込まれており、料金所を通過する
際に通行経路情報、課金情報等が書き込まれるようにな
っている。
ステムの概略を示したものである。同図に示すように、
有料道路を走行する車両１には、無線通信機能を備えた
車載器２が搭載される。この車載器２には、予め車種情
報、金額情報等が書き込まれており、料金所を通過する
際に通行経路情報、課金情報等が書き込まれるようにな
っている。
【０００４】一方、料金所には、路側機４として例えば
上記車載器２との間で信号の送受信を行なう路側アンテ
ナ５、この路側アンテナ５を介して通信を行なう路側通
信装置６、車載器２との送受信データを処理する路側処
理装置７等が設けられる。
上記車載器２との間で信号の送受信を行なう路側アンテ
ナ５、この路側アンテナ５を介して通信を行なう路側通
信装置６、車載器２との送受信データを処理する路側処
理装置７等が設けられる。
【０００５】上記車載器２を搭載した車両１は、料金所
を通過する際、車載器２と路側機４との無線通信によ
り、通行料金の収受処理を自動的に行なうことができ、
ノンストップで料金所を通過することができる。
を通過する際、車載器２と路側機４との無線通信によ
り、通行料金の収受処理を自動的に行なうことができ、
ノンストップで料金所を通過することができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記有料道路の料金収
受システムでは、対距離料金制道路の入口、出口及び均
一料金制道路等の通過車線の種類に応じて異なった通信
処理が行なわれるが、一般に路側機４が通信エラーを検
知した場合、車載器２での当該通信処理が正常に終了し
たか否かは不定である。
受システムでは、対距離料金制道路の入口、出口及び均
一料金制道路等の通過車線の種類に応じて異なった通信
処理が行なわれるが、一般に路側機４が通信エラーを検
知した場合、車載器２での当該通信処理が正常に終了し
たか否かは不定である。
【０００７】図５は、残額を車載器２に保持する前納方
式の均一料金制道路の路側機と車載器２のメッセージ交
換により行なわれる通信処理の例を示したものである。
路側機４は、車両１が料金所に進入して通信エリアに達
すると、車載器情報読み取り要求を送信し、車載器２か
ら車載器情報及び金額情報（残額）を読み取り、車載器
情報のチェックして通行料金を計算すると共に残額をチ
ェックする。次いで、路側機４は、計算した通行料金に
基づいて車載器２に課金要求を送信する。車載器２は、
路側機４からの課金要求に従って残額の引き去り処理を
実行し、課金結果を路側機４に送信する。
式の均一料金制道路の路側機と車載器２のメッセージ交
換により行なわれる通信処理の例を示したものである。
路側機４は、車両１が料金所に進入して通信エリアに達
すると、車載器情報読み取り要求を送信し、車載器２か
ら車載器情報及び金額情報（残額）を読み取り、車載器
情報のチェックして通行料金を計算すると共に残額をチ
ェックする。次いで、路側機４は、計算した通行料金に
基づいて車載器２に課金要求を送信する。車載器２は、
路側機４からの課金要求に従って残額の引き去り処理を
実行し、課金結果を路側機４に送信する。
【０００８】上記の通信処理において、路側機４が課金
結果メッセージを正常に受信できない場合、路側機４で
は課金要求メッセージが正しく車載器２に到達していな
いのか、あるいは同メッセージは車載器２に到達したが
車載器２からの課金結果メッセージが路側機４に到達し
ていないのかの何れか分からない。すなわち、路側機４
は、車載器２が正常に残額の引き去り処理を行なったか
否かの区別がつかない。このような場合、路側機４が再
度同じ通信処理を車載器２に対して行なうと、２回分の
通行料金の引き去りを行なうことになりかねない。
結果メッセージを正常に受信できない場合、路側機４で
は課金要求メッセージが正しく車載器２に到達していな
いのか、あるいは同メッセージは車載器２に到達したが
車載器２からの課金結果メッセージが路側機４に到達し
ていないのかの何れか分からない。すなわち、路側機４
は、車載器２が正常に残額の引き去り処理を行なったか
否かの区別がつかない。このような場合、路側機４が再
度同じ通信処理を車載器２に対して行なうと、２回分の
通行料金の引き去りを行なうことになりかねない。
【０００９】また、車載器２が一旦料金所のある車線の
路側機４で通信による課金処理を終了した後、同機能を
持つ他の車線の路側機４とたまたま通信するようなこと
があった場合、その路側機４により再度の課金処理が行
なわれると、２重に課金処理が行なわれることになる。
路側機４で通信による課金処理を終了した後、同機能を
持つ他の車線の路側機４とたまたま通信するようなこと
があった場合、その路側機４により再度の課金処理が行
なわれると、２重に課金処理が行なわれることになる。
【００１０】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、路側機と車載器との間の通信処理がエラー
となった場合、あるいは通信による課金処理を終了した
後、同機能を持つ他の車線の路側機と通信するようなこ
とがあっても、２重の課金処理が行なわれることを確実
に防止し得る有料道路の料金収受システムを提供するこ
とを目的とする。
れたもので、路側機と車載器との間の通信処理がエラー
となった場合、あるいは通信による課金処理を終了した
後、同機能を持つ他の車線の路側機と通信するようなこ
とがあっても、２重の課金処理が行なわれることを確実
に防止し得る有料道路の料金収受システムを提供するこ
とを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】第１の発明は、料金所の
路側に設置された路側機と車両に搭載された車載器との
無線通信により、通過車両より通行料金を収受する有料
道路の料金収受システムにおいて、前記車載器に同車載
器が直前に正常に処理を完了した通信処理を特定する特
定情報を記録し、前記路側機が車載器との通信時に同車
載器に記録された前記特定情報を読み取り、同車載器に
おける直前の処理が正常に終了したか否かを判定するこ
とを特徴とする。
路側に設置された路側機と車両に搭載された車載器との
無線通信により、通過車両より通行料金を収受する有料
道路の料金収受システムにおいて、前記車載器に同車載
器が直前に正常に処理を完了した通信処理を特定する特
定情報を記録し、前記路側機が車載器との通信時に同車
載器に記録された前記特定情報を読み取り、同車載器に
おける直前の処理が正常に終了したか否かを判定するこ
とを特徴とする。
【００１２】第２の発明は、料金所の路側に設置された
路側機と車両に搭載された車載器との無線通信により、
通過車両より通行料金を収受する有料道路の料金収受シ
ステムにおいて、前記路側機が車載器との無線通信によ
り課金処理を実行する際、路側機ＩＤ及び同課金処理を
特定する特定情報を課金要求と共に車載器に送信する手
段と、前記課金要求により車載器が課金処理を正常に終
了したときに前記路側機からの路側機ＩＤ及び特定情報
を更新記録する手段と、前記路側機が車載器と通信する
際、同車載器に記録されている路側機ＩＤ及び特定情報
を読み取り、同車載器における直前の処理が正常に終了
したか否かを判定する手段とを具備したことを特徴とす
る。
路側機と車両に搭載された車載器との無線通信により、
通過車両より通行料金を収受する有料道路の料金収受シ
ステムにおいて、前記路側機が車載器との無線通信によ
り課金処理を実行する際、路側機ＩＤ及び同課金処理を
特定する特定情報を課金要求と共に車載器に送信する手
段と、前記課金要求により車載器が課金処理を正常に終
了したときに前記路側機からの路側機ＩＤ及び特定情報
を更新記録する手段と、前記路側機が車載器と通信する
際、同車載器に記録されている路側機ＩＤ及び特定情報
を読み取り、同車載器における直前の処理が正常に終了
したか否かを判定する手段とを具備したことを特徴とす
る。
【００１３】第３の発明は、料金所の路側に設置された
路側機と車両に搭載された車載器との無線通信により、
通過車両より有料道路の通行料金を収受する有料道路の
料金収受システムにおいて、前記車載器に同車載器が直
前に正常に処理を完了した通信処理を特定する特定情報
を記録する手段と、前記路側機が車載器と無線通信によ
り課金処理を実施するとき、同車載器に記録された前記
特定情報を読み取って該課金処理が重複実施か否かを判
断し、その判断結果に基づいて課金処理を実施するか否
かを決定することを特徴とする。
路側機と車両に搭載された車載器との無線通信により、
通過車両より有料道路の通行料金を収受する有料道路の
料金収受システムにおいて、前記車載器に同車載器が直
前に正常に処理を完了した通信処理を特定する特定情報
を記録する手段と、前記路側機が車載器と無線通信によ
り課金処理を実施するとき、同車載器に記録された前記
特定情報を読み取って該課金処理が重複実施か否かを判
断し、その判断結果に基づいて課金処理を実施するか否
かを決定することを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。 ［第１実施形態］第１実施形態は、料金所の路側に設置
された路側機と車両に搭載された車載器との無線通信に
より、料金所を通過する車両から通行料金を収受する料
金収受システムにおいて、上記車載器に同車載器が直前
に正常に処理を完了した通信処理を特定する特定情報を
記録し、路側機が車載器との通信により課金処理を実施
する際、上記車載器に記録されている特定情報を読み取
り、直前の処理が車載器により正常に終了したか否かを
判定し、その判定結果に基づいて課金処理を実施するか
否かを決定することを特徴とするものである。
施形態を説明する。 ［第１実施形態］第１実施形態は、料金所の路側に設置
された路側機と車両に搭載された車載器との無線通信に
より、料金所を通過する車両から通行料金を収受する料
金収受システムにおいて、上記車載器に同車載器が直前
に正常に処理を完了した通信処理を特定する特定情報を
記録し、路側機が車載器との通信により課金処理を実施
する際、上記車載器に記録されている特定情報を読み取
り、直前の処理が車載器により正常に終了したか否かを
判定し、その判定結果に基づいて課金処理を実施するか
否かを決定することを特徴とするものである。
【００１５】以下、料金所に設置される路側機、及び車
両に搭載される車載器の構成について説明する。この実
施形態では、料金支払いの残額を車載器に保持する前納
方式の均一料金制道路の課金処理を例として説明する。
両に搭載される車載器の構成について説明する。この実
施形態では、料金支払いの残額を車載器に保持する前納
方式の均一料金制道路の課金処理を例として説明する。
【００１６】図１は、料金所に設置される路側機１０の
概略構成を示すブロック図である。路側機１０は、アン
テナ１１、無線通信機能を持った無線通信部１２、デー
タの送受信を行なう制御部１３により構成され、車両に
搭載された車載器と無線によるデータの送受信を行な
う。
概略構成を示すブロック図である。路側機１０は、アン
テナ１１、無線通信機能を持った無線通信部１２、デー
タの送受信を行なう制御部１３により構成され、車両に
搭載された車載器と無線によるデータの送受信を行な
う。
【００１７】上記制御部１３は、全体の制御を行なうＣ
ＰＵ１４、上記無線通信部１２に対する無線通信部Ｉ／
Ｆ（インタフェース）１５、及び各種データを格納する
メモリ１６からなっている。このメモリ１６は、当該路
側機１０を一意的に特定可能な路側機ＩＤ、及び処理時
に付番される処理番号を保持する。この路側機ＩＤ及び
処理番号は、課金処理時に車載器に送られて記録され
る。
ＰＵ１４、上記無線通信部１２に対する無線通信部Ｉ／
Ｆ（インタフェース）１５、及び各種データを格納する
メモリ１６からなっている。このメモリ１６は、当該路
側機１０を一意的に特定可能な路側機ＩＤ、及び処理時
に付番される処理番号を保持する。この路側機ＩＤ及び
処理番号は、課金処理時に車載器に送られて記録され
る。
【００１８】図２は、車両に搭載されて、上記路側機１
０とデータの送受信を行なう車載器２０の概略構成を示
すブロック図である。この車載器２０は、データの送受
信を行なう制御部２１、無線通信部２２、アンテナ２
３、及び表示部２４により構成される。上記制御部２１
は、全体の制御を行なうＣＰＵ３１、上記無線通信部２
２に対する無線通信部Ｉ／Ｆ（インタフェース）３２、
上記表示部２４に対する表示部Ｉ／Ｆ３３、及び各種デ
ータを格納するメモリ３４からなっている。このメモリ
３４は、車載器２０のＩＤ、同車載器２０が最後に正常
に処理を終了した路側機１０から受信した路側機ＩＤ及
び処理番号、並びに料金支払いの残額を保持している。
０とデータの送受信を行なう車載器２０の概略構成を示
すブロック図である。この車載器２０は、データの送受
信を行なう制御部２１、無線通信部２２、アンテナ２
３、及び表示部２４により構成される。上記制御部２１
は、全体の制御を行なうＣＰＵ３１、上記無線通信部２
２に対する無線通信部Ｉ／Ｆ（インタフェース）３２、
上記表示部２４に対する表示部Ｉ／Ｆ３３、及び各種デ
ータを格納するメモリ３４からなっている。このメモリ
３４は、車載器２０のＩＤ、同車載器２０が最後に正常
に処理を終了した路側機１０から受信した路側機ＩＤ及
び処理番号、並びに料金支払いの残額を保持している。
【００１９】次に、上記実施形態における課金処理動作
について説明する。図３は、路側機１０と車載器２０と
の間で行なわれる通信処理のメッセージ交換の例を示し
たものである。
について説明する。図３は、路側機１０と車載器２０と
の間で行なわれる通信処理のメッセージ交換の例を示し
たものである。
【００２０】路側機１０は、車両に搭載された車載器２
０が通信領域に進入すると、ＣＰＵ１４の制御により車
載器２０との通信リンクを確立し（ステップＡ１）、車
載器２０に対して車載器情報読み取り要求を送信する
（ステップＡ２）。
０が通信領域に進入すると、ＣＰＵ１４の制御により車
載器２０との通信リンクを確立し（ステップＡ１）、車
載器２０に対して車載器情報読み取り要求を送信する
（ステップＡ２）。
【００２１】車載器２０は、上記車載器情報読み取り要
求を受信すると、制御部２１内のメモリ３４に保持して
いる車載器ＩＤ、路側機ＩＤ、処理番号、残額をＣＰＵ
３１により読み出し、無線通信部Ｉ／Ｆ３２、無線通信
部２２、及びアンテナ２３を介して路側機１０に送信す
る（ステップＢ１）。
求を受信すると、制御部２１内のメモリ３４に保持して
いる車載器ＩＤ、路側機ＩＤ、処理番号、残額をＣＰＵ
３１により読み出し、無線通信部Ｉ／Ｆ３２、無線通信
部２２、及びアンテナ２３を介して路側機１０に送信す
る（ステップＢ１）。
【００２２】路側機１０は、車載器２０から送られてく
る情報を受信すると（ステップＡ３）、その受信した路
側機ＩＤ及び処理番号を自己のメモリ１６に保持してい
る路側機ＩＤ及び処理番号と比較し、一致していた場
合、同路側機１０の直前に行なわれた通信処理が正常に
完了したものと判断し、これから行なおうとしている通
信処理を中止する（ステップＡ４）。
る情報を受信すると（ステップＡ３）、その受信した路
側機ＩＤ及び処理番号を自己のメモリ１６に保持してい
る路側機ＩＤ及び処理番号と比較し、一致していた場
合、同路側機１０の直前に行なわれた通信処理が正常に
完了したものと判断し、これから行なおうとしている通
信処理を中止する（ステップＡ４）。
【００２３】上記の比較で、路側機ＩＤ及び処理番号が
一致していなかった場合は、同路側機１０による通信処
理は未だ行なわれていないので、以下の処理を実行する
（ステップＡ５）。
一致していなかった場合は、同路側機１０による通信処
理は未だ行なわれていないので、以下の処理を実行する
（ステップＡ５）。
【００２４】（ａ）路側機１０のメモリ１６に保持して
いる処理番号を「＋１」する。 （ｂ）別途の手段により得られる車種情報に基づいて通
行料金を算出する。上記車種情報を取得する手段として
は、例えば車載器２０に車種を記録しておき、それを路
側機１０に読み出す手段、あるいは路側機１０側で車種
を計測する手段等があるが、どの手段を用いてもよい。
いる処理番号を「＋１」する。 （ｂ）別途の手段により得られる車種情報に基づいて通
行料金を算出する。上記車種情報を取得する手段として
は、例えば車載器２０に車種を記録しておき、それを路
側機１０に読み出す手段、あるいは路側機１０側で車種
を計測する手段等があるが、どの手段を用いてもよい。
【００２５】（ｃ）残額のチェック等を行なう。 （ｄ）車載器２０に課金要求として、上記（ｂ）で求め
た通行料金、当該路側機ＩＤ、上記（ａ）で更新された
新処理番号を送信する。
た通行料金、当該路側機ＩＤ、上記（ａ）で更新された
新処理番号を送信する。
【００２６】車載器２０は、路側機１０から課金要求を
受信すると、メモリ３４に保持している残額より通行料
金を引き去り、メモリ３４内の路側機ＩＤ及び処理番号
を、路側機１０から受信したものに更新し、課金応答結
果を路側機１０へ送信する（ステップＢ２）。
受信すると、メモリ３４に保持している残額より通行料
金を引き去り、メモリ３４内の路側機ＩＤ及び処理番号
を、路側機１０から受信したものに更新し、課金応答結
果を路側機１０へ送信する（ステップＢ２）。
【００２７】路側機１０は、車載器２０から送られてく
る課金結果応答を受信すると、車載器２０での課金処理
が正常に終了したことを確認する（ステップＡ６）。上
記の処理手順で、路側機１０が課金要求を車載器２０に
送信後、一定時間内に課金応答結果を受信できない場
合、路側機１０は通信処理を一旦中断し、上記処理を再
度繰り返して行なうことにより、直前の通信処理が正し
く車載器２０により完了したか否かを知ることができ
る。また、車載器２０の処理が完了していない場合は、
路側機１０は再度上記の処理を行なうことができる。
る課金結果応答を受信すると、車載器２０での課金処理
が正常に終了したことを確認する（ステップＡ６）。上
記の処理手順で、路側機１０が課金要求を車載器２０に
送信後、一定時間内に課金応答結果を受信できない場
合、路側機１０は通信処理を一旦中断し、上記処理を再
度繰り返して行なうことにより、直前の通信処理が正し
く車載器２０により完了したか否かを知ることができ
る。また、車載器２０の処理が完了していない場合は、
路側機１０は再度上記の処理を行なうことができる。
【００２８】［第２実施形態］次に本発明の第２実施形
態について説明する。この第２実施形態は、図４（ａ）
に示すように、路側機１０のメモリ１６内に第１実施形
態における路側機ＩＤ及び処理番号の代わりに当該路側
機が属する料金所番号を一意的に特定可能な処理ＩＤ及
び現在時刻を保持し、課金処理が正常に行なわれた際
に、上記処理ＩＤ及び現在時刻を路側機１０から車載器
２０へ送信する。なお、上記処理ＩＤには必要に応じて
車両の通過方向を付加してもよい。また、車載器２０の
メモリ３４には、第１実施形態における路側機ＩＤ及び
処理番号の代わりに、図４（ｂ）に示すように路側機１
０から送られてくる上記処理ＩＤ及び処理時刻を正常処
理時に更新して保持する。
態について説明する。この第２実施形態は、図４（ａ）
に示すように、路側機１０のメモリ１６内に第１実施形
態における路側機ＩＤ及び処理番号の代わりに当該路側
機が属する料金所番号を一意的に特定可能な処理ＩＤ及
び現在時刻を保持し、課金処理が正常に行なわれた際
に、上記処理ＩＤ及び現在時刻を路側機１０から車載器
２０へ送信する。なお、上記処理ＩＤには必要に応じて
車両の通過方向を付加してもよい。また、車載器２０の
メモリ３４には、第１実施形態における路側機ＩＤ及び
処理番号の代わりに、図４（ｂ）に示すように路側機１
０から送られてくる上記処理ＩＤ及び処理時刻を正常処
理時に更新して保持する。
【００２９】そして、路側機１０と車載器２０との通信
処理は、次の手順により実行する。（１）路側機１０
は、車両に搭載された車載器２０が通信領域に進入する
と、車載器２０との通信リンクを確立し、車載器２０に
対して車載器情報読み取り要求を送信する。
処理は、次の手順により実行する。（１）路側機１０
は、車両に搭載された車載器２０が通信領域に進入する
と、車載器２０との通信リンクを確立し、車載器２０に
対して車載器情報読み取り要求を送信する。
【００３０】（２）車載器２０は、上記車載器情報読み
取り要求を受信すると、制御部２１内のメモリ３４に保
持している車載器ＩＤ、処理ＩＤ、処理時刻、残額を読
み出して路側機１０に送信する。
取り要求を受信すると、制御部２１内のメモリ３４に保
持している車載器ＩＤ、処理ＩＤ、処理時刻、残額を読
み出して路側機１０に送信する。
【００３１】（３）路側機１０は、車載器２０から送ら
れてくる処理ＩＤと当該路側機が保持している処理ＩＤ
とを比較し、また、車載器２０から受信した処理時刻と
現在時刻とにより経過時間を求める。
れてくる処理ＩＤと当該路側機が保持している処理ＩＤ
とを比較し、また、車載器２０から受信した処理時刻と
現在時刻とにより経過時間を求める。
【００３２】処理ＩＤが一致し、経過時間が一定時間よ
り小さい場合、路側機１０は当該車載器２０に対する再
度の処理は不要として通信処理を中断する。 （４）上記（３）で比較した処理ＩＤが異なっている場
合、あるいは経過時間が一定時間より大きい場合は、路
側機１０は当該車載器２０に対する処理が必要と判断
し、課金処理を行なう。
り小さい場合、路側機１０は当該車載器２０に対する再
度の処理は不要として通信処理を中断する。 （４）上記（３）で比較した処理ＩＤが異なっている場
合、あるいは経過時間が一定時間より大きい場合は、路
側機１０は当該車載器２０に対する処理が必要と判断
し、課金処理を行なう。
【００３３】（５）路側機１０は、課金処理を行なう場
合、車種情報に基づいて通行料金を算出し、残額をチェ
ックした後、課金要求として、通行料金、処理ＩＤ、現
在時刻を車載器２０へ送信する。
合、車種情報に基づいて通行料金を算出し、残額をチェ
ックした後、課金要求として、通行料金、処理ＩＤ、現
在時刻を車載器２０へ送信する。
【００３４】車載器２０は、課金要求に従って残額の引
き去り処理を行ない、引き去り処理が正常に終了する
と、メモリ３４内の処理ＩＤ及び処理時刻を路側機１０
から受信したものに更新する。
き去り処理を行ない、引き去り処理が正常に終了する
と、メモリ３４内の処理ＩＤ及び処理時刻を路側機１０
から受信したものに更新する。
【００３５】上記の処理手順により、路側機１０が課金
要求を車載器２０に送信後、一定時間内に課金結果応答
を受信できない場合、路側機１０は通信処理を一旦中断
し、上記処理を再度繰り返し行なうことにより、直前の
通信処理が正しく車載器２０により完了したか否かを知
ることができる。また、ある料金所車線の路側機での課
金処理が正常に完了した後に、車載器２０が同一料金所
内の隣接する他の路側機１０とたまたま通信したような
場合にも、２重の課金処理が行なわれるのを防止するこ
とができる。また、処理ＩＤが一致しても、経過時間が
一定時間より大きい場合は、当該車両が料金所を出た
後、再び同一料金所に入ってきた場合など考えられるの
で、路側機１０は当該車載器２０に対して課金処理を行
なう。
要求を車載器２０に送信後、一定時間内に課金結果応答
を受信できない場合、路側機１０は通信処理を一旦中断
し、上記処理を再度繰り返し行なうことにより、直前の
通信処理が正しく車載器２０により完了したか否かを知
ることができる。また、ある料金所車線の路側機での課
金処理が正常に完了した後に、車載器２０が同一料金所
内の隣接する他の路側機１０とたまたま通信したような
場合にも、２重の課金処理が行なわれるのを防止するこ
とができる。また、処理ＩＤが一致しても、経過時間が
一定時間より大きい場合は、当該車両が料金所を出た
後、再び同一料金所に入ってきた場合など考えられるの
で、路側機１０は当該車載器２０に対して課金処理を行
なう。
【００３６】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、料
金所の路側に設置された路側機と車両に搭載された車載
器との無線通信により、料金所を通過する車両から通行
料金を収受する料金収受システムにおいて、上記車載器
に同車載器が直前に正常に処理を完了した通信処理を特
定する特定情報を記録し、路側機が車載器との通信によ
り課金処理を実施する際、上記車載器に記録されている
特定情報を読み取り、直前の処理が車載器により正常に
終了したか否かを判定するようにしたので、路側機と車
載器との間の通信により課金処理を実施する際、車載器
における直前の処理が正常に終了したか否かを識別して
課金処理を正しく実施することができる。
金所の路側に設置された路側機と車両に搭載された車載
器との無線通信により、料金所を通過する車両から通行
料金を収受する料金収受システムにおいて、上記車載器
に同車載器が直前に正常に処理を完了した通信処理を特
定する特定情報を記録し、路側機が車載器との通信によ
り課金処理を実施する際、上記車載器に記録されている
特定情報を読み取り、直前の処理が車載器により正常に
終了したか否かを判定するようにしたので、路側機と車
載器との間の通信により課金処理を実施する際、車載器
における直前の処理が正常に終了したか否かを識別して
課金処理を正しく実施することができる。
【００３７】また、本発明は、車載器に同車載器が直前
に正常に処理を完了した通信処理を特定する特定情報を
記録し、路側機が車載器と無線通信により課金処理を実
施する際、同車載器に記録された前記特定情報を読み取
って今回の通信処理と前回の通信処理が重複しているか
否かを判別するようにしたので、課金処理の重複実施を
確実に防止することができる。
に正常に処理を完了した通信処理を特定する特定情報を
記録し、路側機が車載器と無線通信により課金処理を実
施する際、同車載器に記録された前記特定情報を読み取
って今回の通信処理と前回の通信処理が重複しているか
否かを判別するようにしたので、課金処理の重複実施を
確実に防止することができる。
【図１】本発明の一実施形態に係る有料道路の料金収受
システムの路側機の構成を示すブロック図。
システムの路側機の構成を示すブロック図。
【図２】同実施形態における車載器の構成を示すブロッ
ク図。
ク図。
【図３】同実施形態における路側機と車載器との間の通
信処理例を示す図。
信処理例を示す図。
【図４】ノンストップ自動料金収受システムの概略を示
す図。
す図。
【図５】従来の料金収受システムにおける路側機と車載
器との間における通信処理例を示す図。
器との間における通信処理例を示す図。
１０ 路側機 １１ アンテナ １２ 無線通信部 １３ 制御部 １４ ＣＰＵ １５ 無線通信部Ｉ／Ｆ １６ メモリ ２０ 車載器 ２１ 制御部 ２２ 無線通信部 ２３ アンテナ ２４ 表示部 ３１ ＣＰＵ ３２ 無線通信部Ｉ／Ｆ ３３ 表示部Ｉ／Ｆ ３４ メモリ
Claims (3)
- 【請求項１】 料金所の路側に設置された路側機と車両
に搭載された車載器との無線通信により、通過車両より
通行料金を収受する有料道路の料金収受システムにおい
て、 前記車載器に同車載器が直前に正常に処理を完了した通
信処理を特定する特定情報を記録し、前記路側機が車載
器との通信時に同車載器に記録された前記特定情報を読
み取り、同車載器における直前の処理が正常に終了した
か否かを判定することを特徴とする有料道路の料金収受
システム。 - 【請求項２】 料金所の路側に設置された路側機と車両
に搭載された車載器との無線通信により、通過車両より
通行料金を収受する有料道路の料金収受システムにおい
て、 前記路側機が車載器との無線通信により課金処理を実行
する際、路側機ＩＤ及び同課金処理を特定する特定情報
を課金要求と共に車載器に送信する手段と、 前記課金要求により車載器が課金処理を正常に終了した
ときに前記路側機からの路側機ＩＤ及び特定情報を更新
記録する手段と、 前記路側機が車載器と通信する際、同車載器に記録され
ている路側機ＩＤ及び特定情報を読み取り、同車載器に
おける直前の処理が正常に終了したか否かを判定する手
段とを具備したことを特徴とする有料道路の料金収受シ
ステム。 - 【請求項３】 料金所の路側に設置された路側機と車両
に搭載された車載器との無線通信により、通過車両より
有料道路の通行料金を収受する有料道路の料金収受シス
テムにおいて、 前記車載器に同車載器が直前に正常に処理を完了した通
信処理を特定する特定情報を記録する手段と、 前記路側機が車載器と無線通信により課金処理を実施す
るとき、同車載器に記録された前記特定情報を読み取っ
て該課金処理が重複実施か否かを判断し、その判断結果
に基づいて課金処理を実施するか否かを決定することを
特徴とする有料道路の料金収受システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357786A JPH11185073A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 有料道路の料金収受システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9357786A JPH11185073A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 有料道路の料金収受システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11185073A true JPH11185073A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=18455919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9357786A Pending JPH11185073A (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 有料道路の料金収受システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11185073A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003016041A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-17 | Sony Corp | 通信システム、サーバ装置、クライアント装置、携帯電話機、通信方法、連携処理提供方法、連携処理方法、課金代行方法、コンテンツ有効化方法、プログラムおよび記録媒体 |
| JP2004046449A (ja) * | 2002-07-10 | 2004-02-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ドライブレコーダ |
| US6959282B2 (en) * | 1998-10-09 | 2005-10-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Charging device for transferring information relating to the collection of a toll on a moving body |
| JP2005332065A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Toshiba Corp | 車線制御装置および車載装置 |
| JP2007058629A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Denso Corp | 料金収受用車載器 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP9357786A patent/JPH11185073A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6959282B2 (en) * | 1998-10-09 | 2005-10-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Charging device for transferring information relating to the collection of a toll on a moving body |
| JP2003016041A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-17 | Sony Corp | 通信システム、サーバ装置、クライアント装置、携帯電話機、通信方法、連携処理提供方法、連携処理方法、課金代行方法、コンテンツ有効化方法、プログラムおよび記録媒体 |
| JP2004046449A (ja) * | 2002-07-10 | 2004-02-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ドライブレコーダ |
| JP2005332065A (ja) * | 2004-05-18 | 2005-12-02 | Toshiba Corp | 車線制御装置および車載装置 |
| JP2007058629A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Denso Corp | 料金収受用車載器 |
| JP4618047B2 (ja) * | 2005-08-25 | 2011-01-26 | 株式会社デンソー | 料金収受用車載器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041021 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041026 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |