JP6133338B2 - 自動二輪車の前部構造 - Google Patents

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本発明は、物品の収納空間を備えた自動二輪車の前部構造の改良に関する。
物品の収納空間を備えた自動二輪車の前部構造が知られている(例えば、特許文献1(図3、図4)参照。)。
特許文献1の図3及び図4に示すように、レッグシールド(L)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)は、上部インナーパネル(6)と下部インナーパネル(7)とが上下に組み合わわされ、上下に組み合わせた部分に屈曲部(20)が形成され、この屈曲部(20)の後方位置に、上部インナーパネル(6)の斜面部(6b)と下部インナーパネル(7)の囲壁部(7b)とによって、小物などの物品を収納するインナーラック(P)(以下、「収納ポケット」と言う。)が形成される。
ところで、利用者にとって、収納ポケットの収納容量は大きいものが好まれる傾向にある。収納ポケットの収納容量を大きくしようとすると、インナーカバーは、後方へ大きく張り出し足載せスペースが狭くなることにより跨ぎ性が低下する。
特開2006−36013公報
本発明は、後方へ大きく張り出すことを抑制して跨ぎ性を確保できるとともに、収納ポケットの収納容量を大きくすることができる自動二輪車の前部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前輪を操向自在に支えるヘッドパイプと、このヘッドパイプを車両前方から覆うフロントカウルと、このフロントカウルに対向するように設けられヘッドパイプを車両後方から覆うインナーカバーと、このインナーカバーの車両後方に設けられインナーカバーとの間で、且つヘッドパイプに対し車幅方向の少なくとも一方側にオフセットした位置でインナーカバーの後面との間にて収納空間を形成するポケットカバーとを備える自動二輪車の前部構造であって、車両側面視でインナーカバーは、前輪の上方に屈曲部を備えると共に、フロントカウルとの合わせ面は、屈曲部の上方まで延び、車幅方向に垂直な断面において、ポケットカバーは、下辺が長い略L字状を呈し、車両後方に向け膨出するように配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前輪を操向自在に支えるヘッドパイプと、このヘッドパイプを車両前方から覆うフロントカウルと、このフロントカウルに対向するように設けられヘッドパイプを車両後方から覆うインナーカバーと、このインナーカバーの車両後方に設けられインナーカバーとの間で、且つヘッドパイプに対し車幅方向の少なくとも一方側にオフセットした位置でインナーカバーの後面との間にて収納空間を形成するポケットカバーとを備える自動二輪車の前部構造であって、車両側面視でインナーカバーは、前輪の上方に屈曲部を備えると共に、フロントカウルとの合わせ面は、屈曲部の上方まで延び、収納空間において、インナーカバーの車幅方向中心側に、車幅方向内側に凹ませた段部が形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、収納空間において、インナーカバーの車幅方向中心側に、車幅方向内側に凹ませた段部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ポケットカバーは、インナーカバーに着脱可能に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、インナーカバーは、屈曲部の上方まで延びている。屈曲部の下方から屈曲部の上方まで収納空間を連続して形成すれば、インナーカバーとポケットカバーとの間に形成される収納空間(収納ポケット)を広くとることができる。結果、後方へ大きく張り出すことを抑制して跨ぎ性を確保できるとともに、収納ポケットの収納容量を大きくできる。また、ポケットカバーは、略L字状を呈し、車両後方に向け膨出するように配置される。これにより、インナーカバーとポケットカバーとの間に形成される収納空間も略L字状に形成可能になる。収納空間が略L字状に形成されることで、収納部の上方から収納空間の奧を見え難くすることができる。加えて、長尺物をL字収納の下辺部に収納すれば、物品の上下方向の動きが規制されて飛び出し難くできる。
請求項2に係る発明では、インナーカバーは、屈曲部の上方まで延びている。屈曲部の下方から屈曲部の上方まで収納空間を連続して形成すれば、インナーカバーとポケットカバーとの間に形成される収納空間(収納ポケット)を広くとることができる。結果、後方へ大きく張り出すことを抑制して跨ぎ性を確保できるとともに、収納ポケットの収納容量を大きくできる。また、収納空間において、インナーカバーに、車幅方向内側に凹ませた段部が形成されている。インナーカバーの中心側に、車幅方向内側に凹ませた分だけ収納空間の容積をかせぐことができ、収納空間の容積を増やすことが可能になる。
請求項3に係る発明では、収納空間において、インナーカバーに、車幅方向内側に凹ませた段部が形成されている。インナーカバーの中心側に、車幅方向内側に凹ませた分だけ収納空間の容積をかせぐことができ、収納空間の容積を増やすことが可能になる。
請求項4に係る発明では、ポケットカバーは、着脱可能に設けられている。車幅方向に直角な断面で略L字状を呈する収納空間の奧などに溜まったごみなどの異物を容易に除去することができるなど収納空間のメンテナンス性を高めることが可能になる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 車両前部に係る図1の要部拡大図である。 図1の3矢視図であって収納ポケット及びその周辺部の後面図である。 インナーカバーの背面図である。 インナーカバーの側面図である。 本発明に係る自動二輪車前部の平面図である。 図3の7−7線断面図である。 図3の8−8線断面図である。 図3の9−9線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から下方へ延びるダウンフレーム13と、このダウンフレーム13の後端から水平後方へ延びるアンダフレーム14と、このアンダフレーム14の後端に設けられるピボット部15と、アンダフレーム14から斜め後上方へ延びるリヤフレーム16とから車体フレーム11を構成する。
ヘッドパイプ12に回動自在にステアリング軸21が設けられ、このステアリング軸21の下端から所定のキャスタ角をもって下方へフロントフォーク22が延び、このフロントフォーク22の下端に回転自在に前輪23が取付けられ、ステアリング軸21の上端から上方へ乗員が操向操作を行う操向ハンドル26が延びている。ヘッドパイプ12は、前輪23を操向自在に支えている。
ピボット部15には、車幅方向水平にピボット軸26が延びており、このピボット軸26に、ユニットスイング27が揺動可能に取付けられ、このユニットスイング27の後端とリヤフレーム16の後端近傍の間にリヤクッション28が渡される。ユニットスイング27とは、パワーユニット29と、このパワーユニット29によって駆動される後輪24とが一体的に設けられ、ピボット軸26にスイング自在に支持されるものである。
次に車体カバー類について説明する。車体カバー30は、ヘッドパイプ12を車両前方から覆うフロントカウル31と、このフロントカウル31に対向するように設けられヘッドパイプ12を車両後方から覆うインナーカバー32と、このインナーカバー32の車両後方に設けられインナーカバー32との間で、収納空間Aを形成するポケットカバー33と、操向ハンドル26の上部を覆うように操向ハンドル26に取付けられるハンドルカバー34と、インナーカバー32の下端から車両後方に延びてアンダフレーム14を覆い上面に乗員が足を置く足置き部35を備えるアンダカバー36と、このアンダカバー36の後部の上方に設けられリヤフレーム16を覆うリヤサイドカバー37とを主要素とする。
リヤサイドカバー37の上方位置で足置き部35の後方に乗員が座るシート41が設けられている。ここで、インナーカバー32は、シート41に座る乗員の脚の前方を覆い走行中に受ける走行風をよける機能を有する。
フロントフォーク22に、前輪23ではねた泥をよけるフロントフェンダ42が取付けられ、リヤフレーム16に、後輪24ではねた泥をよけるリヤフェンダ43が取付けられている。ハンドルカバー34の前部にヘッドライト44が取付けられている。ハンドルカバー34にバックミラー45が取付けられている。車両後端にてリヤフェンダ43の上方に、テールライト46が設けられている。フロントカウル31の前方にかご状に形成した前荷物入れ47が設けられ、リヤフレーム16の後端に取付けられるリアキャリア49にかご状に形成した後荷物入れ48が設けられている。次図以降では、バックミラー及び前後の荷物入れは省略される。
次に、車両前部における車体カバーの構造等について説明する。
図2に示すように、ヘッドパイプ12は、車両前方からフロントカウル31によって覆われ、ヘッドパイプ12は、車両後方からフロントカウル31に対向するように設けられるインナーカバー32で覆われ、このインナーカバー32の車両後方にポケットカバー33が配置され、このポケットカバー33とインナーカバー32との間で、収納空間Aが形成されている。
インナーカバー32は、前輪23の上方に屈曲部51を備えると共に、この屈曲部51の上方まで延び、さらには、ハンドルカバー34の下端34b近傍まで延びている。車両側面視で、インナ−カバー32とフロントカウル31の合わせ面Sは、インナーカバー32の屈曲部51近傍から後上方に向けて延びるように形成されている。インナーカバー32の車両前方は、フロントカウル31で覆われている。インナーカバー32は、屈曲部51の上方からフロントカウル31の下端31bよりも上方へ延びている。
インナーカバー32は、足置き部35に両足を置いた場合の車両前方を覆うレッグシールド部32Aと、左右のレッグシールド部32Aの間に形成されるセンターカバー部32Bと、左右のレッグシールド部32Aの反対側の面に形成されるフロントロアサイドカバー部32Cとを備える。フロントロアサイドカバー部32Cは、屈曲部51の上方まで延びてフロントカウル31に接続している。
車両側面視で、屈曲部51は、インナーカバー32の高さ方向略中間部に設けられ車両前方にとがった部位である。インナーカバー32は、屈曲部51を起点に車両前方から後方に向け、斜め上方へ延びている斜上壁53と、屈曲部51を起点に車両前方から後方に向け、斜め下方へ延びている斜下壁54とを有する。屈曲部51を跨ぐようにしてポケットカバー33が取付けられている。ポケットカバー33は、第1斜壁55と、第2斜壁56と、この第2斜壁56と第1斜壁55の間を滑らかにつなぐ曲がり壁57とを有する。
インナーカバー32の斜上壁53と斜下壁54の内側には、各々、斜上内面63と斜下内面64とが形成される。また、ポケットカバー33の第1斜壁55と第2斜壁56の内側に、各々、第1内面65と第2内面66と曲がり内面67とが形成される。上方に開口部58を有するインナーカバー32の収納空間Aは、車両側面視で、インナーカバー32の斜上内面63と斜下内面64と、ポケットカバー33の第1内面65と曲がり内面67と第2内面66とで形成されることになる。
図3に示すように、インナーカバー32の車両後方に、インナーカバー32との間で、且つ車幅方向中心軸Zの高さ方向に延びているヘッドパイプ12に対し車幅方向左側にオフセットした位置にて収納空間Aを形成するポケットカバー33が設けられている。
インナーカバー32は、車両前方に向け凹ませたシールド壁部59を有し、このシールド壁部59の後面にて、ポケットカバー33に対応する領域に、車両前方に向け凹ませたシールド曲面69が形成されている。
なお、本実施例では、ポケットカバーは、車幅方向左側に設けられているが、車幅方向右側に設けても良いし、車幅方向左右両側に設けることは差し支えない。
図4及び図5に示すように、車両後方及び車両側方から見たときに、インナーカバー32は、乗員の脚を覆うことができる幅と高さをもつ部材であり、車幅方向略中央にてインナーカバー32の上部に、ヘッドパイプ12(図1参照)から車両後方へ延びるヘッドパイプステー71(図1参照)に取付けられる車体側取付座部72が形成されている。
図3を併せて参照し、車体側取付座部72と略同じ高さで車幅方向左側に、ポケットカバー33の上部が取付けられる左右のポケットカバー取付座部73L、73Rが形成されている。
左右のポケットカバー取付座部73L、73Rの下方に、係合孔84a、84b、84cが車幅方向内側から外側へこの順に形成され、これらの係合孔84a、84b、84cに、ポケットカバー33の下端に付設される突起74a、74b、74cが各々係合されている。
左右のポケットカバー取付座部73L、73Rは、車両後方へ突出されポケットカバー33が取付けられる座部であり、これらの左右のポケットカバー取付座部73L、73Rのうちの右のポケットカバー取付座部73Rに連続するように、ポケットカバー33の内側面の右縁を支える支え面75を有するリブ部76が下方へ延びている。このリブ部76の車幅方向外側に向く面は、第1面77とこの第1面77の下端から車幅方向内方へ延びる第2面78と、この第2面78の車幅方向内側端から下方へ延びる第3面79とを有する。これら第1面77、第2面78及び第3面79は、インナーカバー32にポケットカバー33を装着したときに、収納ポケット(収納空間A)(図3参照)の内側に位置する。すなわち、収納空間Aを形成したときに、第1面77と第3面79との間で、インナーカバー32の車幅方向中心側に、車幅方向内側に凹ませた段部80が形成されている。
インナーカバー32の上端近傍左右に、車両前方からフロントカウル31の上部が取付けられるフロントカウル取付座部81L、81Rが形成されている。図7に進み、左のフロントカウル取付座部81Lにおいて、車両前方に向いた面81Laに車両前方からフロントカウル31の取付リブ81aが当接され、車両後方からねじ込んだ取付ねじ82により、インナーカバー32にフロントカウル31が取付けられる。車幅方向右側のフロントカウル31の取付構造についても上記と同様なものであり、説明を省略する。
図6に示すように、車両前部を上から見たときに、操向ハンドル26に、メータ類を含む計器部85が備えられている。操向ハンドル26及び計器部85は、乗員の手で握る握り部26gを除きハンドルカバー34で覆われている。このハンドルカバー34の下方にインナーカバー32が位置する。
次の図7〜9では、インナーカバーとポケットカバーとで形成される収納空間(収納ポケット)の構造等について説明する。
図7及び図8に示すように、車幅方向に直角な断面において、ポケットカバー33は、上から下に車両後面側に向く第1斜壁55と、この第1斜壁55の下方に位置する第2斜壁56と、第1斜壁55と第2斜壁56の間を滑らかにつなぐ曲がり壁57とを備える。すなわち、ポケットカバー33は、第1斜壁55と第2斜壁56と曲がり壁57とで略L字状を呈し、車両後方に向け膨出するように配置されている。
次に、ポケットカバーの取付構造について説明する。
図9に示すように、右のポケットカバー取付座部73Rに車両後方からポケットカバー33の右取付部33taを当接し、車両前方から後方へねじ83を締結することで、インナーカバー32にポケットカバー33が取付けられる。
図7に戻り、左のポケットカバー取付座部73Lに車両後方からポケットカバー33の左取付部33tbを当接し、車両前方から後方へねじ83を締結することで、インナーカバー32にポケットカバー33が取付けられる。
図3、図4及び図9を併せて参照し、ポケットカバー33の取付に際しては、インナーカバー32に開けた複数の係合孔84a、84b、84cにポケットカバー33の下端に突設した複数の突起74a、74b、74cを各々係合させた後、左右のポケットカバー取付座部73L、73Rにねじ83を介してポケットカバー33がインナーカバー32に取付けられる。
以上に述べた収納ポケットを備えた自動二輪車の作用を次に述べる。
図2に戻り、インナーカバー32は、屈曲部51の上方まで延びており、屈曲部51の内面61から斜め上方へ延びる斜上内面63と斜め下方へ延びる斜下内面64とを有し、これらの斜上内面63と斜下内面64と、ポケットカバー33の内面に形成される第1内面65及び第2内面66と曲がり内面67とが組み合わされ、収納空間Aが形成される。屈曲部51の下方から屈曲部51の上方まで収納空間Aを連続して形成すれば、インナーカバー32とポケットカバー33との間に形成される収納空間A(収納ポケット)を広くとることができる。結果、収納ポケットの収納容量を大きくできる。
また、ポケットカバー33は、略L字状を呈し、車両後方に向け膨出するように配置される。これにより、インナーカバー32に形成される斜上内面63と相まって、インナーカバー32とポケットカバー33との間に形成される収納空間Aについても、車両側面視で略L字状に形成可能になる。収納空間Aが略L字状に形成されることで、収納空間Aの上方から収納空間Aの奧を見え難くすることができ、収納した物品を見え難くできる。加えて、収納空間Aの奧に物品を収納することで、走行中に物品が飛び出すことを防止することができる。
図4、図7〜9を併せて参照し、ポケットカバー33は、インナーカバー32に着脱可能に設けられている。インナーカバー32からポケットカバー33を取外すことで、車幅方向に直角な断面で略L字状を呈する収納空間Aの奧などに溜まったごみなどの異物を容易に除去することができる。結果、収納空間Aのメンテナンス性を高めることが可能になる。
図4、図7及び図8に示すように、収納空間Aにおいて、インナーカバー32の車幅方向中心側に、車幅方向内側に凹ませた段部80が形成されている。インナーカバー32の車幅中心側に、車幅方向内側に凹ませた分だけ収納空間Aの容積をかせぐことができ、収納空間Aの容積を増やすことが可能になる。
収納空間Aを形成する収納ポケットの詳細について以下に説明する。図3に戻り、車両後面視で、収納ポケットの入口幅をH1とし、収納ポケット内の最大幅をH2とするとき、H1<H2の関係がある。これにより車幅方向で入口よりも奥の方が広い収納ポケットとすることができ、収納容量が稼げる。
図2に戻り、車両側面視で、収納ポケットの入口幅をH3とし、収納ポケット内の最大幅をH4とするとき、H3<H4の関係がある。これにより、車幅方向に加えて車両長手方向においても、入口よりも奥の方が広い収納ポケットとすることができ、収納容量を一層稼ぐことができる。
尚、本発明は、実施の形態では車両前部にインナーカバーを備え、このインナーカバーに収納ポケットが備えられているスクータ型車両(自動二輪車)に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、車両前部に収納ポケットが備えられている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、12…ヘッドパイプ、23…前輪、31…フロントカウル、32…インナーカバー、33…ポケットカバー、51…屈曲部、80…段部、A…収納空間。

Claims (4)

  1. 前輪(23)を操向自在に支えるヘッドパイプ(12)と、
    このヘッドパイプ(12)を車両前方から覆うフロントカウル(31)と、
    このフロントカウル(31)に対向するように設けられ前記ヘッドパイプ(12)を車両後方から覆うインナーカバー(32)と、
    前記ヘッドパイプ(12)に対し車幅方向の少なくとも一方側にオフセットした位置でインナーカバー(32)の後面との間にて収納空間(A)を形成するポケットカバー(33)とを備える自動二輪車の前部構造であって、
    車両側面視で前記インナーカバー(32)は、前記前輪(23)の上方に屈曲部(51)を備えると共に、前記フロントカウル(31)との合わせ面(S)は、前記屈曲部(51)の上方まで延び
    車幅方向に垂直な断面において、前記ポケットカバー(33)は、下辺が長い略L字状を呈し、車両後方に向け膨出するように配置されることを特徴とする自動二輪車の前部構造。
  2. 前輪(23)を操向自在に支えるヘッドパイプ(12)と、
    このヘッドパイプ(12)を車両前方から覆うフロントカウル(31)と、
    このフロントカウル(31)に対向するように設けられ前記ヘッドパイプ(12)を車両後方から覆うインナーカバー(32)と、
    前記ヘッドパイプ(12)に対し車幅方向の少なくとも一方側にオフセットした位置でインナーカバー(32)の後面との間にて収納空間(A)を形成するポケットカバー(33)とを備える自動二輪車の前部構造であって、
    車両側面視で前記インナーカバー(32)は、前記前輪(23)の上方に屈曲部(51)を備えると共に、前記フロントカウル(31)との合わせ面(S)は、前記屈曲部(51)の上方まで延び、
    前記収納空間(A)において、前記インナーカバー(32)の車幅方向中心側に、車幅方向内側に凹ませた段部(80)が形成されていることを特徴とする自動二輪車の前部構造。
  3. 前記収納空間(A)において、前記インナーカバー(32)の車幅方向中心側に、車幅方向内側に凹ませた段部(80)が形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部構造。
  4. 前記ポケットカバー(33)は、前記インナーカバー(32)に着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動二輪車の前部構造。
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